JP2024032177A - 防水装置、サッシ、及び防水装置の設置方法 - Google Patents

防水装置、サッシ、及び防水装置の設置方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2024032177000001
【課題】開口の下端が地面より高い位置にある開口部に対して設置することができる防水装置の提供。
【解決手段】開口の下端が地面より高い位置にある開口部に対して設置される防水装置であって、開口部の少なくとも下部側を覆うことで、開口部の少なくとも下部側の防水性を向上する止水シート11と、止水シート11を、シートをコンパクト化した収納状態からシートを展開した展開状態とすることができるように保持するシート保持部12と、開口部の周囲の外壁に対して、止水シート11を押さえつける押さえ部材16と、を備える、防水装置1。
【選択図】図3

Description

本発明は、開口の下端が地面より高い位置にある開口部に対して設置される防水装置、当該防水装置を備えたサッシ、及び防水装置の設置方法に関する。
従来、水害時における、建物等の開口部からの浸水を抑止若しくは低減させるための、開口部に設置する防水装置若しくは止水装置(以下「防水装置」という)が用いられている。
特許文献1には、このような防水装置として、防水シート若しくは止水シート(以下「止水シート」という)を用いるものに関する技術が開示されており、特許文献2には、防水板を用いるものに関する技術が開示されている。
特開2015-140563号公報 特開2017-061793号公報
従来の防水装置は、建物等の開口部のうち、特に入口(即ち、基本的に開口の下端が地面と略同一レベルである箇所)に設けられるものであり、建物等の窓(開口の下端が地面よりも高い位置に形成されている開口部)に対して設けられる防水装置はなかった。
本発明は、上記の点に鑑み、開口の下端が地面より高い位置にある開口部に対して設置することができる防水装置を提供することを目的とする。
(構成1)
開口の下端が地面より高い位置にある開口部に対して設置される防水装置であって、前記開口部の少なくとも下部側を覆うことで、前記開口部の少なくとも下部側の防水性を向上する止水シートと、前記止水シートを、シートをコンパクト化した収納状態からシートを展開した展開状態とすることができるように保持するシート保持部と、前記開口部にパネル体を設置するための枠体、前記パネル体、前記開口部の周囲の外壁若しくは基礎の何れかに対して、前記止水シートを押さえつける押さえ部材と、を備える、防水装置。
(構成2)
前記シート保持部が、前記止水シートを巻き取る、回転可能な巻き芯を備えている、構成1に記載の防水装置。
(構成3)
前記シート保持部が、前記収納状態において前記止水シートを内部に収めるケース部材を備える、構成1又は2に記載の防水装置。
(構成4)
前記シート保持部が、前記開口部の下部に設置されるものである、構成1から3の何れかに記載の防水装置。
(構成5)
前記シート保持部が、土台水切り部材よりも下方に設置されるものである、構成4に記載の防水装置。
(構成6)
前記シート保持部が、前記開口部の側部又は上部に設置されるものである、構成1から3の何れかに記載の防水装置。
(構成7)
構成1から6の何れかに記載の防水装置を備えたサッシ。
(構成8)
構成1から6の何れかに記載の防水装置の設置方法であって、前記シート保持部を、前記開口部の周辺に設置するステップと、前記止水シートを展開して、前記開口部の少なくとも下部側を覆うステップと、前記押さえ部材によって、前記枠体、前記パネル体、前記外壁若しくは前記基礎の何れかに対して、前記止水シートを押さえつけるステップと、を備える、防水装置の設置方法。
(構成9)
前記止水シートを、前記シート保持部が設置される前記開口部の周辺において、前記枠体、前記外壁若しくは前記基礎又はこれらの周囲の部材の何れかに対して止水可能に取り付けるステップと、前記止水シートの展開を、前記シート保持部を移動させながら行うステップと、を備える、構成8に記載の防水装置の設置方法。
本発明の防水装置、サッシ、又は防水装置の設置方法によれば、開口の下端が地面より高い位置にある開口部に対して防水装置を設置することができる。
本発明に係る実施形態の防水装置を説明するための概略垂直断面図 実施形態の防水装置を説明するための概略水平断面図 実施形態の防水装置を説明するための概略正面図 実施形態の防水装置の別の例を説明するための概略垂直断面図 実施形態の防水装置の別の例を説明するための概略垂直断面図 実施形態の防水装置の別の例を説明するための概略水平断面図 実施形態の防水装置の別の例を説明するための概略正面図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するものではない。
図1~図3は、本発明に係る実施形態の防水装置を説明するための概略図であり、図1:概略垂直断面図、図2:概略水平断面図、図3:概略正面図である。
本実施形態の防水装置1は、サッシ窓に対して設置される防水装置であって、サッシ窓は「開口の下端が地面より高い位置にある開口部」である。
防水装置1は、サッシ窓(開口部)の少なくとも下部側を覆うことで、開口部の少なくとも下部側の防水性を向上する止水シート11と、
止水シート11を、シートをコンパクト化した収納状態からシートを展開した展開状態とすることができるように保持するシート保持部12と、
開口部にガラス窓等のパネル体(外障子SD1、内障子SD2)を設置するための枠体であるサッシ枠、パネル体(外障子SD1、内障子SD2)、開口部の周囲の外壁OW若しくは基礎の何れかに対して、止水シート11を押さえつける押さえ部材15、16と、を備えている。
サッシ窓は、家屋の壁(外壁OWが取り付けられている壁面W)に形成された開口部に取り付けられた、上枠21、下枠22、及び左右一対の竪枠23によって構成されるサッシ枠に対して、ガラス窓等の外障子SD1と内障子SD2が設置されている、引き違い窓である。また、本実施形態におけるサッシ窓は、下枠22が、家屋の土台Bに対して設置され、窓の内側の額縁(化粧窓枠)Fの下側の額縁が、床面と同一レベル(或いは、下側の額縁Fがフローリング材等の床面そのもの)となる掃き出し窓である。
下枠22には、それぞれ下端に戸車を有する外障子SD1、内障子SD2、網戸(特に図示せず)の走行をそれぞれガイドするレール部材222、レール部材223、レール部材221が形成されている。
なお、サッシ窓自体に関しては、従来の任意のサッシ窓に対して本実施形態の防水装置の概念を適用できるものであるため、サッシ窓自体に関するこれ以上の詳しい説明を省略する。
本実施形態の防水装置1は、止水シートによってサッシ窓(開口部)の下部側を覆うものであって、止水シート11を保持するシート保持部をサッシ(開口部)の周辺に設置し、シート保持部から止水シート11を引き出すように展開させることで、水害予想時等における止水シートの設置の容易化及び収納の容易化が図られた防水装置である。
止水シート11は、例えばポリ塩化ビニル等の、遮水性及び可撓性を有する部材で形成される。
本実施形態の防水装置1では、平時はシート保持部12がサッシ窓の下部に設置されており、水害予想時等において、シート保持部12を下部から上部へ持ち上げるようにして、止水シート11を引き出し(展開し)て、サッシ窓(開口部)の下部側を止水シート11によって覆うものである。
止水シート11は、その一端側(展開時の下部側)が、サッシ窓より下の外壁OWに対して止水性を有して取り付けられており、幅方向(図2の左右方向)の寸法は、図2からも理解されるように、サッシ窓の外形形状に沿って、サッシ窓の両脇の外壁OWに至るように形成されている。これにより、止水シート11を引き出すようにして上部へ展開した際に、サッシ窓を外側から覆うようにして配することが可能な構成を有している。
なお、ここでは、止水シート11の一端側(展開時の下部側)が、外壁OWに対して取り付けられるものを例としているが、サッシ枠(枠体)、建物の基礎や、土台水切り等のこれらの周辺に設けられる部材に対して取り付けられるものであってもよい。即ち、「止水シートを、シート保持部が設置される開口部の周辺において、枠体、外壁若しくは基礎又はこれらの周囲の部材の何れかに対して止水可能に取り付ける」ものである。
シート保持部12は、止水シート11を内部に収納するケース部材121と、ケース部材121内で回転可能に保持され、止水シート11を巻き取る巻き芯122と、を備えている。止水シート11の他端側(展開時の上部側)が接続されている巻き芯122は、ロールスクリーン等と同様の構成により、止水シート11を巻き取るように(回転するように)付勢されている。これらにより、シート保持部12は、シートを巻き取って内部に収めた収納状態からシートを引き出して展開した展開状態とすることができる。
シート保持部12は、取付部材13によって、着脱可能に保持されることで、平時はサッシ窓の下部に設置されている。図1や3からも理解されるように、水害予想時等においては、シート保持部12を取付部材13から取り外して上方へ持ち上げるようにすることで、容易に止水シート11を展開することができる。即ち、「止水シートの展開を、前記シート保持部を移動させながら行う」ことができるものである。
取付部材13は、サッシ窓の下部の外壁OW、サッシ枠(枠体)、建物の基礎や、土台水切り等のこれらの周辺に設けられる部材の何れかに対して取り付けられ、シート保持部12を保持するフック部材等を備えることにより、シート保持部12を着脱可能に保持する。
止水シート11の展開時には、サッシ窓の周囲の止水性を得るために、止水シート11を外壁OWに対して押さえつける押さえ部材16を取り付ける。
本実施形態では、サッシ窓の下部側については、前述のように、止水シート11の一端側(展開時の下部側)が、サッシ窓の下の外壁OWに対して止水性を有して予め取り付けられているため、これと連続した止水性を得られるように、サッシ窓の両側において押さえ部材16が取り付けられることで、サッシ窓の下部側の三方を囲うようにした止水性が得られることとなる。
本実施形態の押さえ部材16は、鋼材等によって構成され、ねじ等の締結部材によって外壁OWに対して取り付けられ、押さえ部材16と外壁OWとの間で止水シート11を挟み込むようにすることで、止水性を得るものである。なお、直接外壁OWに押さえ部材16を取り付けるものであってもよいが、外壁OWに(予め若しくは随時)取り付けた下地材に対して、押さえ部材16を取り付けるようにするものであってよい。下地材としては、押さえ部材16を締結させるためのねじ穴が形成された下地プレート若しくは磁性体で形成された下地プレート等が挙げられ、これに対して押さえ部材16をねじ止め若しくは磁石で形成された押さえ部材をつけるようにするもの等であってよい(磁石と磁性体の関係は反対としてもよい)。下地材の外壁面への取り付けは、必要に応じてシーリング材等を介して取り付けること等により、止水性能が得られるように取り付けられる。
止水シート11の展開時の上部側を保持する押さえ部材15については、止水機能を持ってシートを押さえつけているというものではなく、シートのたるみ等を防止するために保持するものである。
本実施形態の押さえ部材15は、磁石によって構成され、図2に示されるようにパネル体(外障子SD1、内障子SD2)の表裏から、ガラス窓と一緒に止水シート11を挟み込むようにすることで、止水シート11の上部側を保持する。なお、図3からも理解されるように、上部側に移動させたシート保持部12を保持することによって、止水シート11の上部側を保持することができるため、押さえ部材15に替えて、シート保持部12を保持するための部材を設けるように(例えば、押さえ部材16の上部にシート保持部12を係止させる係止部を設ける等)してもよい。
なお、押さえ部材15、16は、外壁、サッシ枠(枠体)、パネル体(障子)、開口部の周囲の部材(外壁若しくは基礎又は、土台水切り等のこれらの周辺に設けられる部材)の何れかに対して取り付けられるものであってよい。
本実施形態の防水装置1は、上述のように、平時はシート保持部12がサッシ窓の下部に設置されており、水害予想時等において、シート保持部12を下部から上部へ持ち上げるようにして、止水シート11を引き出し(展開し)て、サッシ窓(開口部)の下部側を止水シート11によって覆い、押さえ部材15,16によって止水シート11を押さえつけるようにするものである。
即ち、防水装置の設置方法として、
シート保持部を、開口部の周辺に設置するステップと、
止水シートを展開して、開口部の少なくとも下部側を覆うステップと、
押さえ部材によって、枠体、パネル体、外壁若しくは基礎の何れかに対して、止水シートを押さえつけるステップと、
を有しているものである。
なお、本実施形態では、サッシ窓の下部に予め(常時)シート保持部を設置しておく(予め、止水シート11の一端側(展開時の下部側)が、外壁OW等に対して止水性を有して取り付けられている)ものとしているが、シート保持部(及び止水シート)の取り付けを水害予想時等に随時行うものであってもよい。
以上のごとく、本実施形態の防水装置1によれば、既存のサッシ窓(開口の下端が地面より高い位置にある開口部)に対して、安価かつ手軽に止水対策を行うことができる。
近年の水害による被害の甚大化に伴い、床上浸水の被害も増大しており、床上浸水の被害を防止若しくは低減することのニーズが高まっている。床上浸水の被害を防止若しくは低減するためには、掃き出し窓における止水が不可欠であるが、引き違い窓等の引き戸式の窓においては、その構造上、止水をすることが容易でない面がある。これに対して、本実施形態の防水装置1によれば、既存のサッシ窓に対して、安価かつ手軽に止水対策を行うことができるため、非常に有用である。
また、可撓性を有する止水シートによって、サッシ窓を覆うようにして設置するものであるため、サッシ窓の種別の相違に基づく各所の具体的な形状や構造の相違にとらわれることなく、適用することが可能であるため、汎用性が高い。
また、図1や図2等からも理解され得るように、水害時に水位が上がってきて水圧がかかると、止水シート11を外壁やサッシ枠(下枠22,竪枠23)等に押し付ける力が働くことになる。これによって、例えば止水シート11とサッシ枠(下枠22,竪枠23)が密着してここでの止水効果も得ることができるため、高い止水機能を得ることができる。
なお、実施形態では、サッシ窓のすぐ下において、シート保持部12が設置され、止水シート11の一端側(展開時の下部側)がサッシ窓のすぐ下に取り付けられるものを例としたが、これらを土台水切り部材よりも下方で行うようにしてもよい。
図4(概略垂直断面図)にはこのようなものの一例を示した。
図4に示した防水装置は、基本的に実施形態1の防水装置1と同様の構成を有するものであるが、シート保持部12の設置位置が土台水切り部材3の下方となっている(図示は省略しているが、取付部材13が土台水切り部材3若しくは基礎BFに対して取り付けられ、これに対してシート保持部12が着脱可能に設置されている)。また、止水シート11の一端側(展開時の下部側)も、土台水切り部材3の通気孔Hよりも下方において、土台水切り部材3若しくは基礎BF等に対して止水性を有して取り付けられている。
土台水切り部材3には、床下の通気のための通気孔Hが形成されているが、水害時にはここから浸水が生じることになる。これに対し、図4の防水装置によれば、止水シート11が設けられる範囲における通気孔Hからの浸水を防止若しくは低減することができるため、有用である。
実施形態では、サッシ窓の下側においてシート保持部が設置され、これを引き上げるようにして止水シートでサッシ窓を覆うものを例としているが、本発明をこれに限るものではない。
図5~7には、一例として、サッシ窓の側部にシート保持部を設置し、これを横方向に移動することで止水シートを横方向に展開し、サッシ窓を覆うものを示した。それぞれ、図5:概略垂直断面図、図6:概略水平断面図、図7:概略正面図である。
図5~7で示される防水装置1-1の、止水シート11-1は、サッシ窓の側部(本実施形態では正面視における左側(図7))において、その一端側が外壁OWに対して予め止水性を有して取り付けられており、その展開方向が左右方向になる点において実施形態と異なっているが、概念的には実施形態の止水シート11と同様のものである。
また、シート保持部12-1についても、その設置位置がサッシ窓の側部(本実施形態では正面視における左側(図7))となり、横方向に移動されるものである点で異なっているが、概念的には実施形態の止水シート11と同様のものである。
押さえ部材15,16は、実施形態で説明したものと同様の概念である。押さえ部材17は、横方向に展開した止水シート11の下部側を外壁OW等に対して止水するように押さえつける部材であり、設置位置が異なるだけで、概念的には押さえ部材16と同様のものである。押さえ部材17は、サッシ窓の側部に予め取り付けてある止水シート11-1の一端部と、押さえ部材16との間で連続性をもって止水するものであり、これによって、サッシ窓の下部側の三方を囲うようにした止水性が得られることとなる。
なお、押さえ部材16と押さえ部材17が一体的に構成されるものであってもよい。また、止水シート11-1の一端部を予め外壁に止水性を有して取り付けておくのではなく、止水シート11-1の一端部(図7の右側)についても押さえ部材16を用いるようにしてもよい。同様に、実施形態においても、止水シート11の一端部(展開時の下側)を予め止水可能に取り付けておくのではなく、押さえ部材17を用いて水害予報時等において取り付けるようにするものであってもよい。
なお、図5~7では、正面視で左側にシート保持部12-1が設置され、右側へと展開するものを例としているが、左右逆の取り付け位置とするものであっても勿論よい。
また、実施形態では、下部から上部へと展開するものを例としているが、シート保持部をサッシ窓の上部に設置し、下方向に止水シートを展開するものであってもよい。
実施形態では、シート保持部を移動させることで、止水シートが展開されるものを例としているが、本発明をこれに限るものではない。例えば、シート保持部をサッシ窓の周辺に固定しておき、このシート保持部から止水シートを引き出すようにして、止水シートを展開するものであってもよい(シート保持部をサッシ窓の上部に設置する場合には、この方式の方が好ましい)。
また、実施形態では、シート保持部に止水シートが巻き取られて収納されているものを例としているが、本発明をこれに限るものではなく、例えば、止水シートが、引き出し可能なように、アコーディオン状に折り畳まれてシート保持部に収納されているようなものであってもよい。
実施形態では、シート保持部が止水シートのみを収納するものを例としているが、本発明をこれに限るものではなく、シート保持部が止水シート以外の部材(特に、本発明に係る防水装置に関する部材)も収納可能に構成されているものであってもよい。例えば、シート保持部によって、各押さえ部材も収納若しくは係止できるように構成することによって、より利便性を向上することができる。
また、実施形態では、防水装置として、サッシ窓(開口部)の下部側(サッシ窓の一部)を覆うものを例としているが、本発明をこれに限るものではなく、サッシ窓(開口部)の全体を覆うようにするもの(止水シートを、サッシ窓の全体を覆う大きさで形成するもの)であってもよい。
実施形態においては、引き違いのサッシ窓について説明したが、本発明をこれに限るものでは無い。例えば、片開きのサッシ窓の他、任意の引き戸式の窓に対して、上記説明した概念を適用することができる。
また、掃き出し窓を例として説明したが、本発明をこれに限るものではなく、腰高窓等に対しても、上記説明した概念を適用することができる。
1...防水装置
11...止水シート
12...シート保持部
121...ケース部材
122...巻き芯
15,16...押さえ部材
21...上枠(枠体)
22...下枠(枠体)
23...竪枠(枠体)
3...土台水切り部材
SD1、SD2...障子(パネル体)
OW...外壁
BF...基礎

Claims (9)

  1. 開口の下端が地面より高い位置にある開口部に対して設置される防水装置であって、
    前記開口部の少なくとも下部側を覆うことで、前記開口部の少なくとも下部側の防水性を向上する止水シートと、
    前記止水シートを、シートをコンパクト化した収納状態からシートを展開した展開状態とすることができるように保持するシート保持部と、
    前記開口部にパネル体を設置するための枠体、前記パネル体、前記開口部の周囲の外壁若しくは基礎の何れかに対して、前記止水シートを押さえつける押さえ部材と、
    を備える、防水装置。
  2. 前記シート保持部が、前記止水シートを巻き取る、回転可能な巻き芯を備えている、請求項1に記載の防水装置。
  3. 前記シート保持部が、前記収納状態において前記止水シートを内部に収めるケース部材を備える、請求項1に記載の防水装置。
  4. 前記シート保持部が、前記開口部の下部に設置されるものである、請求項1に記載の防水装置。
  5. 前記シート保持部が、土台水切り部材よりも下方に設置されるものである、請求項4に記載の防水装置。
  6. 前記シート保持部が、前記開口部の側部又は上部に設置されるものである、請求項1に記載の防水装置。
  7. 請求項1から6の何れかに記載の防水装置を備えたサッシ。
  8. 請求項1から6の何れかに記載の防水装置の設置方法であって、
    前記シート保持部を、前記開口部の周辺に設置するステップと、
    前記止水シートを展開して、前記開口部の少なくとも下部側を覆うステップと、
    前記押さえ部材によって、前記枠体、前記パネル体、前記外壁若しくは前記基礎の何れかに対して、前記止水シートを押さえつけるステップと、
    を備える、防水装置の設置方法。
  9. 前記止水シートを、前記シート保持部が設置される前記開口部の周辺において、前記枠体、前記外壁若しくは前記基礎又はこれらの周囲の部材の何れかに対して止水可能に取り付けるステップと、
    前記止水シートの展開を、前記シート保持部を移動させながら行うステップと、
    を備える、請求項8に記載の防水装置の設置方法。
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