JP2024034604A - ドア開口の浸水抑止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドア開口に対する止水効果を出すために扉体が閉められる必要が無く、パテ等で扉体とドア枠の隙間を塞ぐ必要もないドア開口の浸水抑止具を提供する。【解決手段】ドア開口の浸水抑止具1は、ドア枠83の左右の縦戸当たり83aの下部側およびドア枠83の下部の沓摺83bの各々の屋外側面に対向する縁部を有し、ドア開口81の下部側を封鎖するように配置される止水板11と、止水板11の上記縁部の屋内側面に位置するシール部材12と、ドア枠83の左右の縦戸当たり83aの下部側の屋内側面に対向する縁部を有し、止水板11に対向して配置される少なくとも1本の横棒部材13と、止水板11の屋内側で横棒部材13を支持する横棒支持体14と、横棒支持体14に装着され、横棒部材13を押圧し、止水板11をドア枠83側に引き寄せる移動操作部材15と、を備える。【選択図】図5

Description

この発明は、ドア開口からの外水の浸入を抑止する浸水抑止具に関する。
特許文献1には、ドア枠に開き戸式の扉体が開閉可能に取り付けられ、下枠の内側に下部戸当りが凸設され、ドア枠、戸当りおよび扉体に対して着脱可能な板材が戸当りに立て掛けられ、板材の下端部に沿って下部シールが設けられ、板材の側端部に沿って側部シールが設けられ、扉体が閉じた状態において板材の下端部と下部シールとが戸当りと扉体との間に挟持され、板材の側端部と側部シールとが戸当りと扉体との間に挟持される防水ドア構造が開示されている。
特開2014-218794号公報
しかしながら、上記防水ドア構造は、上記扉体が閉じた状態において、上記板材の下端部と上記下部シールとが上記戸当りと上記扉体との間に挟持され、上記板材の側端部と上記側部シールとが上記戸当りと上記扉体との間に挟持される構造であるため、上記ドア開口に対する止水効果を出すためには、扉体が閉められている必要がある。このため、屋内から屋外へ避難する必要が生じた場合に、この屋外への避難が困難になるおそれがある。
また、パテ等でドアとドア枠の隙間を塞ぐ対策では、外水が引いた後にパテを撤去する必要があり、この撤去作業に手間がかかる等の欠点がある。
この発明は、ドア開口に対する止水効果を出すために扉体が閉められる必要が無く、パテ等で扉体とドア枠の隙間を塞ぐ必要もないドア開口の浸水抑止具を提供することを課題とする。
この発明のドア開口の浸水抑止具は、ドア開口を開閉する扉体を支持するドア枠に取り付けられるドア開口の浸水抑止具であって、
上記ドア枠の左右の縦部材の下部側および上記ドア枠の下部の横部材の各々の屋外側面に対向する縁部を有し、上記ドア開口の下部側を封鎖するように配置される止水板と、
上記止水板の上記縁部の屋内側面に位置するシール部材と、
上記ドア枠の左右の縦部材の下部側の屋内側面に対向する縁部を有し、上記止水板に対向して配置される少なくとも1本の横棒部材と、
上記止水板の屋内側で上記横棒部材を支持する横棒支持体と、
上記横棒支持体に装着され、上記横棒部材を押圧して上記止水板を上記ドア枠側に引き寄せる移動操作部材と、
を備えることを特徴とする。
上記の構成であれば、上記移動操作部材によって、上記止水板が上記ドア枠側に引き寄せられるので、上記ドア開口に対する止水効果を出すために扉体が閉められている必要は無く、屋内から屋外へ避難する必要が生じた場合には、上記ドア開口から避難することができる。また、上記シール部材が、上記止水板の上記縁部の屋内側面に位置するので、パテ等で扉体とドア枠の隙間を塞がなくても、外水が上記止水板をすり抜けて屋内に浸水するのを抑止することができる。
上記横棒支持体は、当該横棒支持体の上面部で上記横棒部材を支持してもよい。これによれば、上記横棒部材を上記横棒支持体に簡単にセットすることができる。
上記横棒支持体は、上記上面部の屋内端側で立ち上がる立上部を有しており、上記移動操作部材は、上記立上部に螺合された螺合部材からなっていてもよい。これによれば、上記横棒部材を上記横棒支持体上に置いて、上記移動操作部材である上記螺合部材の回転操作によって上記止水板が上記ドア枠側に引き寄せられ、簡単に上記ドア開口に対する止水効果を出すことができる。
上記止水板の屋内側の上部側の両側の各縁部と、上記各縁部に近接する上記ドア枠の左右の縦部材の屋内側の部位とを連結し、上記止水板の上記各縁部を上記ドア枠側に引き寄せる上部縁側固定具を備えてもよい。これによれば、上記止水板の上部側において上記横棒部材を省略した簡易構造とすることができる。
上記上部縁側固定具は、上記止水板の屋内側の上部側の両側の各縁部に設けられた第1支持部と、上記各縁部に近接する上記ドア枠の左右の縦部材側の部位に設けられた第2支持部と、上記第1支持部と上記第2支持部とを跨ぐ交差部材と、上記第1支持部に装着され、上記交差部材を押圧し、上記止水板を上記ドア枠側に引き寄せる上部縁部移動操作部材と、を備えてもよい。
上記第2支持部に上記交差部材が可動に設けられており、上記止水板の屋内側の上部側の両側の各縁部と当該各縁部に近接する上記ドア枠の左右の縦部材の屋内側の部位との間を跨ぐ第1状態と、跨がない第2状態と、を切り替えてもよい。これによれば、上記第2支持部に上記交差部材が別個に設けられる構成で生じるおそれのある上記交差部材の紛失等を回避することができる。
上記交差部材は、上記止水板に平行な面内の直線動作または回動動作によって上記第1状態と上記第2状態とを切り替えてもよい。これによれば、上記ドア枠の屋内側への上記交差部材の突出量を低減できる。
上記止水板の底部に底部シール部材を有してもよい。これによれば、外水が上記止水板の底側から浸入して上記シール部材に至るのを、上記底部シール部材によって抑制することができる。
本発明であれば、ドア開口に対する止水効果を出すために扉体が閉められている必要が無いので、屋内から屋外へ避難する必要が生じた場合には、上記ドアから避難することができ、また、パテ等で扉体とドア枠の隙間を塞ぐ必要もないという効果を奏する。
実施形態のドア開口の浸水抑止具および当該浸水抑止具が取り付けられた玄関ドアを示した概略の斜視図である。 同図(A)は扉体が開けられた状態の玄関ドアの水平断面図であり、同図(B)は扉体が閉じられた状態の玄関ドアの水平断面図である。 実施形態のドア開口の浸水抑止具の平面図、正面図、側面図である。 玄関ドアに取り付けられた実施形態の浸水抑止具の屋内側から見た正面図である。 図4のA-A矢視の概略の拡大縦断面図である。 実施形態のドア開口の浸水抑止具の設置手順を示した説明図である。 同図(A)および同図(B)は、それぞれ浸水抑止具の変形例を示した説明図である。 同図(A)および同図(B)は、それぞれ浸水抑止具の変形例を示した説明図である。 同図(A)および同図(B)は、それぞれ浸水抑止具のブラケットを例示した説明図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1に示すように、実施形態のドア開口の浸水抑止具1は、例えば、玄関ドア8に取り付けて用いられる。浸水抑止具1の玄関ドア8への取り付けは、例えば、豪雨により自宅への外水の接近が予想される場合に行われる。通常時においては、浸水抑止具1は、専用のバッグに収納されるか、或いは、玄関等に設けた収納ボックス等に収納することができる。
玄関ドア8は、図2(A)および図2(B)にも示すように、ドア開口81を開閉する扉体82がヒンジ84によって回動可能にドア枠83に支持される構造を有する。上記ドア枠83は、上側戸当たり(図示せず)と、左右の縦部材としての縦戸当たり83aと、下部の横部材としての沓摺83bと、を有する。
上記の上側戸当たり、縦戸当たり83a、および沓摺83bの各々の屋外側面には、風雨の屋内への浸入を阻止するゴムパッキン85が貼付されている。このゴムパッキン85は、例えば、内部が空洞で変形容易であり、上記扉体82が閉じられることで、この扉体82に押圧されて変形し、扉体82の縁部の屋内面側と、上記上側戸当たり、縦戸当たり83a、および沓摺83bの各々の屋外側面との間を封止する。なお、一般に、ゴムパッキン85によって、外水の屋内への浸入を阻止することは困難である。
浸水抑止具1は、図3および図4にも示すように、止水板11と、シール部材12と、横棒部材13と、横棒支持体14と、移動操作部材15と、を備える。
止水板11は、例えば、腐食しにくいステンレスやアルミニウム合金を素材として形成された板材であり、高さは、例えば20cm~50cm程度とされ、上記ドア開口81の下部側を封鎖するように配置される。また、止水板11は、その横幅が上記ドア開口81の横幅(左右の縦戸当たり83a・83aの内側面間)よりも広幅であり、上記ドア枠83の左右の縦戸当たり83aの下部側および沓摺83bの各々の屋外側面に対向する縁部を有する。なお、止水板11は、外水を受ける際の押圧力で変形を生じない程度の剛性を有するのが望ましい。
シール部材12は、止水板11における上記縁部の屋内側面に予め貼付されている。なお、シール部材12を止水板11とは別体のものとし、浸水抑止具1をドア枠83に取り付ける際に、上記止水板11に取り付けるようにしてもよい。シール部材12は、例えば、EPDM(エチレンプロピレンジエン)ゴムを材料としたテープ等からなる。また、シール部材12は、一例として、ドア枠83の左右の縦戸当たり83aの突出量(横幅)よりも広い幅を有しており、また、厚さは1cm程度とされ、浸水抑止具1がドア枠83に取り付けられた際に、上記ゴムパッキン85に覆い被さるようになっている。なお、シール部材12は、EPDMゴムに限らないが、容易に変形してシール性を確保できる部材であるのが望ましい。
横棒部材13は、例えば、ステンレスやアルミニウム合金を素材として形成された角パイプである。また、横棒部材13は、上記ドア開口81の横幅(左右の縦戸当たり83a・83aの内側面間)よりも長く、上記ドア枠83の左右の縦戸当たり83aの下部側の屋内側面に対向する縁部を有する。横棒部材13は、止水板11の下部側と上部側とにそれぞれ1本ずつ取り付けられる。各横棒部材13は、ドア枠83の左右の縦戸当たり83aを挟んで止水板11に対向するように配置される。
横棒支持体14は、止水板11の屋内側に取り付けられており、横方向に二列に並ぶ複数の横棒支持体14によって上下2本の横棒部材13を支持する。この実施形態では、各横棒支持体14は、止水板11に溶接または接着された金属製のブラケットからなり、上面部で横棒部材13を支持する。さらに、各横棒支持体14は、上記上面部の屋内端側に立上部14aを有している。この立上部14aには、水平方向に雌螺子が切られている。
なお、横棒支持体14は、図9(A)に示すように、立上部14aおよび止水板11に取り付く面部が、他の箇所の板厚よりも厚くされた構造でもよいし、図9(B)に示すように、立上部14aおよび止水板11に取り付く面部の上部側が、三角形状をなす構造でもよい。
移動操作部材15は、例えばボルト(螺合部材)であり、立上部14aの上記雌螺子に螺合される。移動操作部材15を回してその先端を横棒部材13に押し当てると、この横棒部材13に対して横棒支持体14が屋内方向に移動し、止水板11がドア枠83側に引き寄せられる。
上記浸水抑止具1の玄関ドア8への取り付けは、上記扉体82を開けた状態で、図5および図6に示すように、上記ドア枠83の左右の縦戸当たり83aを挟んで屋外側に止水板11を配置し、屋内側において、横棒支持体14の上面側に横棒部材13を配置する。この配置状態において、移動操作部材15を回すと、止水板11がドア枠83側に引き寄せられ、シール部材12およびゴムパッキン85は押しつぶされ、シール部材12がゴムパッキン85に覆い被さる。
上記の構成であれば、移動操作部材15によって、止水板11がドア枠83側に引き寄せられるので、ドア開口81に対する止水効果を出すために扉体82が閉められている必要は無く、屋内から屋外へ避難する必要が生じた場合には、ドア開口81から避難することができる。また、シール部材12が、止水板11の縁部の屋内側面に位置するので、パテ等で扉体82とドア枠83の隙間を塞がなくても、外水が止水板11をすり抜けて屋内に浸水するのを抑止することができる。
横棒支持体14が、当該横棒支持体14の上面部で横棒部材13を支持すると、この横棒部材13を横棒支持体14に簡単にセットすることができる。
横棒支持体14が立上部14aを有しており、移動操作部材15が立上部14aに螺合されたボルト(螺合部材)からなると、横棒部材13を横棒支持体14上に置いて、上記螺合部材の回転操作によって止水板11がドア枠83側に引き寄せられ、簡単にドア開口81に対する止水効果を出すことができる。
横棒支持体14は、上面部で横棒部材13を支持するものに限らない。図7(A)に示すように、横棒支持体14は、止水板11の屋内面において屋内方向に突出する螺子部材14Aでもよく、横棒部材13Aに水平方向に形成された貫通孔13aに、螺子部材14Aが通されることで、横棒部材13Aが螺子部材14Aに支持されてもよい。そして、螺子部材14Aの先端螺子が横棒部材13Aよりも屋内側に突出しており、この先端螺子に移動操作部材15としてナット15Aを螺合させてもよい。
或いは、横棒支持体14として上面部で横棒部材13を支持する上記ブラケットを用いる一方で、移動操作部材15として立上部14aに螺合されたボルトを用いるのではなく、図6(B)に示すように、楔15Bを用いてもよい。すなわち、横棒部材13と立上部14aとの間に移動操作部材15として楔15Bを上から打ち込むことで、横棒支持体14を屋内側に移動させるようにしてもよい。
また、少なくとも、止水板11における縁部(ドア枠83の左右の縦戸当たり83aの下部側および沓摺83bの各々の屋外側面に対向する縁部)および横棒支持体14が装着される領域が板材からなっていればよい。すなわち、止水板11は、その全体が板材からなるものに限らず、上記縁部および横棒支持体14が装着される領域が板材からなり、この板材に例えば防水シートが水密状態に接着された構造のものでもよい。
また、以上の実施形態では、上下に2本の横棒部材13を配置する構造としたが、これに限らず、上側の横棒部材13に代えて、図8(A)に示すように、上部縁側固定具5を備えてもよい。
上部縁側固定具5は、止水板11の屋内側の上部側の両側の各縁部と、上記各縁部に近接するドア枠83の左右の縦戸当たり83aの屋内側の部位とを連結し、止水板11の上記各縁部をドア枠83側に引き寄せる。
例えば、上部縁側固定具5は、止水板11の屋内側の上部側の両側の各縁部に設けられた第1支持部51と、上記各縁部に近接するドア枠83の左右の縦戸当たり83aの屋内面の部位に設けられた第2支持部52と、第1支持部51と第2支持部52とを跨ぐ交差部材53と、第1支持部51に装着され、交差部材53を押圧し、止水板11をドア枠83側に引き寄せる上部縁部移動操作部材54と、を備える。
第1支持部51としては、例えば、横棒支持体14として用いられた立上部14a付きのブラケットと同様の立上部51aを有するものを用いることができる。第2支持部52は、同様にブラケットを用いて構成されるものであり、上面側が開放され、且つ、立上部52aを有しており、交差部材53を上方側から設置することを可能とし、且つ、交差部材53の屋内側方向への移動を阻止する。交差部材53は、例えば、横棒部材13を短尺にしたものである。上部縁部移動操作部材54は、例えば、ボルトであり、第1支持部51の立上部51aの雌螺子に螺合される。
交差部材53を第1支持部51および第2支持部52に掛け渡し、上部縁部移動操作部材54を操作すると、第1支持部51が屋内方向に移動し、止水板11をドア枠83側に引き寄せることができる。
第1支持部51は、立上部51a付きのブラケットに限らず、止水板11の屋内面において屋内方向に突出する螺子部材でもよく、交差部材53に水平方向に形成された貫通孔が上記螺子部材に通されることで、交差部材53が上記螺子部材に支持されてもよい。そして、上記螺子部材の先端螺子を交差部材53よりも屋内側に突出させ、この先端螺子に上部縁部移動操作部材54としてナットを螺合させてもよい(図7(A)の構造参照)。
或いは、第1支持部51として上面部で交差部材53を支持するブラケットを用いる一方で、上部縁部移動操作部材54として立上部51aに螺合されたボルトを用いるのではなく、楔を用いてもよい。すなわち、交差部材53と立上部51aとの間に移動操作部材15として上記楔を上から打ち込むことで、横棒支持体14を屋内側に移動させるようにしてもよい(図7(B)の構造参照)。
また、上部縁側固定具5は、第2支持部52に交差部材53が可動に設けられており、止水板11の屋内側の上部側の両側の各縁部と当該各縁部に近接する上記ドア枠83の左右の縦戸当たり83aの屋内側の部位との間を跨ぐ第1状態と、跨がない第2状態と、を切り替える構成であってもよい。そして、この第1状態の交差部材53を、上部縁部移動操作部材54によって押圧してもよい。
例えば、図8(B)に示すように、交差部材53は、止水板11に平行な面内の水平直線動作によって第2支持部52内から突出して上記第1状態を形成し、第2支持部52内に没入して上記第2状態を形成する。このような切替可能な部材としては、ドアガード用の可動フック部材がある。なお、このような直線動作ではなく、止水板11に平行な面内の回動動作によって上記第1状態と上記第2状態とを切り替えてもよい。このような回動動作とする構成では、例えば、止水板11の屋内面において屋内方向に突出する上記螺子部材を用い、この螺子部材で交差部材53を回動支持することができる。
なお、この実施形態の浸水抑止具1は、止水板11をドア開口81に取り付けた状態でも、扉体82を通常通り閉めことができるという利点があるが、このような形態の浸水抑止具1に限られない。ドア開口81に対する止水効果を出すために扉体82は閉められる必要は無いので、止水板11をドア開口81に取り付けた状態では扉体82が閉じられない態様としてもよい。
また、上述したように、上記ゴムパッキン85が変形性に優れたものである場合には、シール部材12は、上記変形に追従してシール性を確保できる素材から成るのが望ましいが、上記ゴムパッキン85としてあまり変形しないものが用いられる場合には、シール部材12は変形追従性が低いものでもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :浸水抑止具
5 :上部縁側固定具
8 :玄関ドア
11 :止水板
12 :シール部材
13 :横棒部材
13A :横棒部材
13a :貫通孔
14 :横棒支持体
14A :螺子部材
14a :立上部
15 :移動操作部材
15A :ナット
15B :楔
51 :第1支持部
51a :立上部
52 :第2支持部
52a :立上部
53 :交差部材
54 :上部縁部移動操作部材
81 :ドア開口
82 :扉体
83 :ドア枠
83a :縦戸当たり
83b :沓摺
84 :ヒンジ
85 :ゴムパッキン

Claims (9)

  1. ドア開口を開閉する扉体を支持するドア枠に取り付けられるドア開口の浸水抑止具であって、
    上記ドア枠の左右の縦部材の下部側および上記ドア枠の下部の横部材の各々の屋外側面に対向する縁部を有し、上記ドア開口の下部側を封鎖するように配置される止水板と、
    上記止水板の上記縁部の屋内側面に位置するシール部材と、
    上記ドア枠の左右の縦部材の下部側の屋内側面に対向する縁部を有し、上記止水板に対向して配置される少なくとも1本の横棒部材と、
    上記止水板の屋内側で上記横棒部材を支持する横棒支持体と、
    上記横棒支持体に装着され、上記横棒部材を押圧して上記止水板を上記ドア枠側に引き寄せる移動操作部材と、
    を備えることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
  2. 請求項1に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記横棒支持体は、当該横棒支持体の上面部で上記横棒部材を支持することを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
  3. 請求項2に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記横棒支持体は、上記上面部の屋内端側で立ち上がる立上部を有していることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
  4. 請求項3に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記移動操作部材は、上記立上部に螺合された螺合部材からなることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
  5. 請求項1に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記止水板の屋内側の上部側の両側の各縁部と、上記各縁部に近接する上記ドア枠の左右の縦部材の屋内側の部位とを連結し、上記止水板の上記各縁部を上記ドア枠側に引き寄せる上部縁側固定具を備えることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
  6. 請求項5に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記上部縁側固定具は、上記止水板の屋内側の上部側の両側の各縁部に設けられた第1支持部と、上記各縁部に近接する上記ドア枠の左右の縦部材側の部位に設けられた第2支持部と、上記第1支持部と上記第2支持部とを跨ぐ交差部材と、上記第1支持部に装着され、上記交差部材を押圧し、上記止水板を上記ドア枠側に引き寄せる上部縁部移動操作部材と、を備えることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
  7. 請求項6に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記第2支持部に上記交差部材が可動に設けられており、上記止水板の屋内側の上部側の両側の各縁部と当該各縁部に近接する上記ドア枠の左右の縦部材の屋内側の部位との間を跨ぐ第1状態と、跨がない第2状態と、を切り替えることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
  8. 請求項7に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記交差部材は、上記止水板に平行な面内の直線動作または回動動作によって上記第1状態と上記第2状態とを切り替えることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
  9. 請求項1に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記止水板の底部に底部シール部材を有することを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
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