JP2024027809A - 光学表示ユニットおよび光学表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外景光の明るさ低下を抑制できる光学表示ユニットおよび光学表示装置を提供する。【解決手段】本発明の光学表示ユニットは、画像光を射出する画像表示素子と、画像表示素子から射出された画像光を偏向する偏向部材と、対物レンズと接眼レンズとを含むレンズ群を収容する鏡筒に対して少なくとも偏向部材を着脱自在に取り付け可能な取付部材と、を備え、偏向部材は、取付部材が鏡筒に取り付けられた場合に、レンズ群の光軸と重なる位置に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、光学表示ユニットおよび光学表示装置に関する。
下記特許文献1には、ディスプレイから射出された光を対物レンズと接眼レンズとの間に設けられた半透過反射性を有するビームスプリッターで反射させることで使用者の眼に導くようにする光学装置が開示されている。
特開2019-174569号公報
上記光学装置ではビームスプリッターを取り外しすることができず、ディスプレイで映像を表示しない場合であっても外景からの光はビームスプリッターを透過する。このため、外景光の明るさが常に低下するという問題があった。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様によれば、画像光を射出する画像表示素子と、前記画像表示素子から射出された前記画像光を偏向する偏向部材と、対物レンズと接眼レンズとを含むレンズ群を収容する鏡筒に対して少なくとも前記偏向部材を着脱自在に取り付け可能な取付部材と、を備え、前記偏向部材は、前記取付部材が前記鏡筒に取り付けられた場合に、前記レンズ群の光軸と重なる位置に配置される、光学表示ユニットが提供される。
また、本発明の一つの態様によれば、対物レンズと接眼レンズとを含むレンズ群を収容する鏡筒を有する光学機器と、上記態様の光学表示ユニットとを備える、光学表示装置が提供される。
第1実施形態の光学表示装置の概略構成を示す図である。 光学表示装置の断面構成を示す図である。 第2実施形態の光学表示装置の断面構成を示す図である。 第3実施形態の光学表示装置の断面構成を示す図である。 図4のV-V線方向に光学表示装置を視た図である。 第4実施形態の光学表示装置の断面構成を示す図である。 図6のVII-VII線方向に光学表示装置を視た図である。 変形例の光学表示装置の断面構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
図1は本実施形態の光学表示装置の概略構成を示す図である。
図1に示すように本実施形態の光学表示装置100は、双眼鏡(光学機器)2と、光学表示ユニット3と、を備えている。双眼鏡2は、左右一対の鏡筒20R,20Lと、各鏡筒20R,20Lを互いに連結する連結部21とから構成されている。各鏡筒20R,20Lは、いずれも略円筒形状を有している。鏡筒20Rの内部には右眼用レンズ群22Rが収容され、鏡筒20Lの内部には左眼用レンズ群22Lが収容されている。右眼用レンズ群22Rおよび左眼用レンズ群22Lは双眼鏡光学系を構成しており、各々の光軸PR,PLは互いに平行である。
以下の説明では、必要に応じてXYZ座標系を用いて光学表示装置100の各部材の配置を説明する。本実施形態において、X軸に沿う方向は接眼レンズを覗く双眼鏡2の使用者Mから視た左右方向に対応し、Y軸に沿う方向は使用者Mから視た前後方向に対応し、Z軸に沿う方向はX軸およびY軸に直交し、使用者Mから視た上下方向に対応する。以下の説明においては、X軸方向と平行な方向を左右方向Xと呼び、Y軸方向と平行な方向を前後方向Yと呼び、Z軸方向と平行な方向を上下方向Zと呼ぶ。また、X軸方向のうち+X側を「左側」と呼び、Y軸方向のうち-X側を「右側」と呼ぶ。また、Y軸方向のうち+Y側を「前側」と呼び、Y軸方向のうち-Y側を「後側」と呼ぶ。また、Z軸方向のうち+Z側を「上側」と呼び、Z軸方向のうち-Z側を「下側」と呼ぶ。
右眼用レンズ群22Rは、対物レンズ23R、接眼レンズ24Rおよびプリズムを含む。左眼用レンズ群22Lは右眼用レンズ群22Rと同様の構成を有する。左眼用レンズ群22Lは、対物レンズ23L、接眼レンズ24Lおよびプリズムを含む。
対物レンズ23R,23Lおよび接眼レンズ24R,24Lは、いずれも複数枚のレンズで構成されてもよいし、1枚のレンズで構成されてもよい。
本実施形態の場合、プリズムは、例えば一対のダハプリズムで構成される。対物レンズ23Rおよび接眼レンズ24Rの間および対物レンズ23Lおよび接眼レンズ24Lの光路はプリズムによってそれぞれ折り曲げられるが、対物レンズ23Rおよび接眼レンズ24Rの光軸PRおよび対物レンズ23Lおよび接眼レンズ24Lの光軸PLは直線状とされている。本実施形態の双眼鏡2はいわゆるダハプリズムタイプとなっている。
光学表示ユニット3は双眼鏡2の鏡筒20Rに取り付けた状態で使用される。図1に示すように、光学表示ユニット3の少なくとも一部は双眼鏡2から取り外し可能である。光学表示ユニット3は、双眼鏡2により観察される外景の観察像に所望の画像光を重ね合わせて表示することができる。
図2は光学表示装置100の断面構成を示す図である。図2は、双眼鏡2に光学表示ユニット3を取り付けた状態の図である。
図2に示すように、本実施形態の光学表示ユニット3は、画像光GLを射出する画像表示部101と、画像表示部101から射出された画像光GLを導光させる導光部材102と、導光部材102内を伝搬する画像光GLを偏向することで導光部材102の外部に取り出す偏向部材103と、取付部材104と、筐体固定部105と、位置決め部材106と、を備える。
画像表示部101は、画像表示素子1010と、投射光学系1011と、表示部用筐体(第2筐体部)1012と、を有する。画像表示素子1010は、例えばトップエミッション型の有機ELパネルで構成されている。これにより、画像表示素子1010は、フルカラーの画像光GLを射出することができる。投射光学系1011は、例えば凸レンズで構成され、画像表示素子1010から射出された画像光GLを平行化して後述の導光部材102に入射させる。表示部用筐体1012は、画像表示素子1010および投射光学系1011を内部に収容する筐体である。表示部用筐体1012は、例えば、ねじ等の筐体固定部105を介して鏡筒20Rに支持されている。表示部用筐体1012は、投射光学系1011から投射された画像光GLを射出させるための開口1012aが設けられている。
画像表示部101は鏡筒20Rの光入射側の端部に支持される。すなわち、表示部用筐体1012は鏡筒20Rにおける対物レンズ23R側に配置されている。表示部用筐体1012は、鏡筒20Rの光入射側の外周面210における下側(-Z側)に配置されている。
導光部材102は板状の導光部1020と、導光部1020の長さ方向の一端側に設けられた光入射部1021と、導光部1020の長さ方向の他端側に設けられた光射出部1022と、を備えている。本実施形態において、導光部1020、光入射部1021および光射出部1022は例えば、ガラスやプラスチックなどの透光性部材で一体に構成されている。
導光部1020は、画像光GLを全反射により伝播させる。導光部1020は、互いに対向する第1面1020aおよび第2面1020bを有する。
光入射部1021は、画像表示部101からの画像光GLを導光部材102内に入射させる。光入射部1021は、画像光GLが入射する入射面1021aと、入射面1021aから入射した画像光GLの進行方向を偏向させる入射側の偏向部材1021bと、を有する。入射面1021aは導光部1020の第1面1020aの一部で構成される。入射側の偏向部材1021bは、例えば、回折素子、ホログラムやミラー等の光学素子で構成され、画像光GLの光路を所定方向に回折、つまり、画像光GLの光路を偏向させる。入射側の偏向部材1021bで偏向された画像光GLは、第1面1020aおよび第2面1020b間で全反射されることで導光部1020内を伝搬する。
光射出部1022は、導光部1020内を全反射により伝播する画像光GLを反射させて導光部材102の外部に取り出す。光射出部1022は画像光GLを射出する射出面1022aを有する。射出面1022aは導光部1020の第1面1020aの一部で構成される。
本実施形態において、射出側の偏向部材103は導光部1020の第2面1020bのうちの射出面1022aに対向する位置に設けられる。偏向部材103は、例えば、反射型体積ホログラムや回折素子で構成され、画像光GLの光路を所定方向に回折、つまり、画像光GLの光路を偏向させつつ、偏向部材103は光透過性を有する。
取付部材104は、導光部材102に設けられている。
図1に示したように、導光部材102は、取付部材104を介して双眼鏡2の鏡筒20Rの光入射側に対して着脱自在に取り付け可能である。本実施形態において、偏向部材103は導光部材102に設けられる。このため、偏向部材103は、取付部材104を介して導光部材102とともに対物レンズ23Rの光入射側に着脱自在に取り付け可能とされている。
導光部材102は鏡筒20Rに取り付けられた状態において、鏡筒20Rおよび表示部用筐体1012を覆う外形形状を有している。このため、導光部材102を装着した際に、鏡筒20Rおよび表示部用筐体1012が導光部材102の背面側に露出しないため、導光部材102の装着時の外観の見栄えを向上することができる。
取付部材104は、導光部材102の外側面102aを囲む枠体で構成される。取付部材104は鏡筒20R側に突出した突出部1040を有する。突出部1040の内面1040aは、鏡筒20Rおよび表示部用筐体1012の外側面に対応した形状を有している。取付部材104は、突出部1040の内面1040aに鏡筒20Rおよび表示部用筐体1012の外側面が嵌合される。これにより、導光部材102は、取付部材104を介して鏡筒20Rに取り付けられる。本実施形態の取付部材104は、鏡筒20Rおよび表示部用筐体1012の外側面に嵌合可能とされるため、ねじ部材などの固定部材を用いる必要が無い。よって、取付部材104は鏡筒20Rに対して容易に着脱することができる。
偏向部材103は、取付部材104が鏡筒20Rに取り付けられた場合に、鏡筒20R内に収容された右眼用レンズ群22Rの光軸PRと重なる位置に配置される。つまり、偏向部材103で偏向されて導光部材102の光射出部1022(射出面1022a)から射出された画像光GLは右眼用レンズ群22Rに効率良く入射できる。
本実施形態において、偏向部材103および導光部材102は光透過性を有する。このため、外景光OLは偏向部材103および導光部材102を通過することができる。本実施形態の光学表示装置100では、導光部材102を鏡筒20Rに取り付けた状態においても外界のシースルー視が可能であり、使用者は外景に画像光GLを重ねた像を視認できる。
一方、光学表示ユニット3において、画像光GLを表示させない状態で外景を視認する場合がある。このように外景のみを視認する場合、対物レンズ23Rの光入射側に導光部材102が設けられていると、導光部材102を透過する分だけ双眼鏡2の使用者の眼EYに視認される外景の明るさが低下してしまう。
これに対して本実施形態の光学表示装置100では、双眼鏡2の鏡筒20Rに対して導光部材102が着脱自在とされるため、導光部材102を容易に取り外すことができる。導光部材102を取り外した場合、導光部材102を経由することなく対物レンズ23Rに直接入射した外景の光を使用者が視認することができる。よって、双眼鏡2の使用者は明るい外景の光を視認することができる。
位置決め部材106は、取付部材104が鏡筒20Rに取り付けられた場合に、導光部材102の光入射部1021と画像表示素子1010との位置を規定する。位置決め部材106によって光入射部1021と画像表示素子1010とが位置決めされることで、画像表示素子1010から射出された画像光GLが光入射部1021を介して導光部材102内に効率良く入射される。
位置決め部材106は、第1磁石1061と、第2磁石1062と、を含む。第1磁石1061は表示部用筐体1012に設けられる。
第1磁石1061は、表示部用筐体1012の開口1012aの左右方向Xの両側を挟むように設けられている。第1磁石1061は、開口1012aの左側(+X側)に設けられ上側(+Z側)から下側(-Z側)に向かってN極およびS極が並んだ第1部位1061aと、開口1012aの右側(-X側)に設けられ上側(+Z側)から下側(-Z側)に向かってS極およびN極が並んだ第2部位1061bと、で構成される。
第2磁石1062は、導光部材102に設けられ第1磁石1061とは異なる極性を有している。第2磁石1062は、第1磁石1061の第1部位1061aに対応する第3部位1062aと、第1磁石1061の第2部位1061bに対応する第4部位1062bと、で構成される。第3部位1062aは、上側(+Z側)から下側(-Z側)に向かってS極およびN極が並んでおり、第1部位1061aと反対の極性を有する。第4部位1062bは、上側(+Z側)から下側(-Z側)に向かってN極およびS極が並んでおり、第2部位1061bと反対の極性を有する。
図2に示すように、取付部材104が鏡筒20Rに取り付けられた場合に、位置決め部材106は、第1磁石1061と第2磁石1062とが吸着する。第1磁石1061および第2磁石1062の吸着面、つまり、第1磁石1061および第2磁石1062において互いに対向する面61a,62aはXZ面と平行である。
第1磁石1061および第2磁石1062の吸着面である面61a,62aに沿うXZ面は、Y軸と平行である右眼用レンズ群22Rの光軸PRと直交する。このため、位置決め部材106は、第1磁石1061および第2磁石1062が吸着すると、導光部材102の光入射部1021と画像表示素子1010との前後方向Yの位置を規制することができる。
本実施形態の位置決め部材106において、第1磁石1061および第2磁石1062はそれぞれ左右方向Xに離間して設けられため、第1磁石1061および第2磁石1062が吸着すると、導光部材102の光入射部1021と画像表示素子1010との左右方向Xの位置を2箇所で規制することができる。このため、位置決め部材106は、光入射部1021および画像表示素子1010の左右方向Xの位置をより高精度で規制することができる。
また、図1に示したように、第1磁石1061および第2磁石1062はそれぞれ上下方向Zに2つの極性が並んでいる。このため、第1磁石1061および第2磁石1062が吸着すると、導光部材102の光入射部1021と画像表示素子1010との上下方向Zの位置を2箇所で規制することができる。よって、光入射部1021および画像表示素子1010の上下方向Zの位置精度を簡便な構成で高めることができる。
以上のように本実施形態の光学表示ユニット3は、画像光GLを射出する画像表示素子1010と、画像表示素子1010から射出された画像光GLを偏向する偏向部材103と、対物レンズ23Rと接眼レンズ24Rとを含む右眼用レンズ群22Rを収容する鏡筒20Rに対して偏向部材103を着脱自在に取り付け可能な取付部材104と、を備え、偏向部材103は、取付部材104が鏡筒20Rに取り付けられた場合に、右眼用レンズ群22Rの光軸PRと重なる位置に配置される。
本実施形態の光学表示ユニット3によれば、画像表示部101が対物レンズ23Rの光入射側に配置された構造の場合でも、取付部材104を介して導光部材102とともに偏向部材103を鏡筒20Rから容易に着脱することができる。このため、双眼鏡2として外景を観察する場合に、右眼用レンズ群22Rの光軸PR上に導光部材102および偏向部材103が配置されないため、接眼レンズ24Rから射出された外景の光を使用者の眼EYに直接入射させることができる。よって、本実施形態の光学表示ユニット3は、双眼鏡2の使用者に明るい外景を視認させることができる。
本実施形態の光学表示装置100は、対物レンズ23Rと接眼レンズ24Rとを含む右眼用レンズ群22Rを収容する鏡筒20Rを有する双眼鏡2と、上記光学表示ユニット3と、を備える。
本実施形態の光学表示装置100によれば、取付部材104を鏡筒20Rに着脱することで、双眼鏡2の使用者の眼EYに画像光GLを視認させる状態と、双眼鏡2の使用者の眼EYに明るい外景光OLを視認させる状態とを容易に切り替えることができる。よって、双眼鏡2における外景の明るさ低下を抑制するとともに、外景に画像光GLを重ね合わせた光を視認させる付加価値の高い表示装置を提供することができる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態に係る光学表示装置の構成を説明する。本実施形態と第1実施形態との違いは双眼鏡2の鏡筒20Rに対する光学表示ユニット3の取り付け位置であり、それ以外の構成は共通である。このため、以下、第1実施形態と共通の構成あるいは部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図3は本実施形態の光学表示装置200の断面構成を示す図である。
図3に示すように、本実施形態の光学表示装置200において、画像表示部101は鏡筒20Rの光射出側の端部に支持される。すなわち、表示部用筐体1012は鏡筒20Rにおける接眼レンズ24R側に配置されている。表示部用筐体1012は、鏡筒20Rの光射出側の下側(-Z側)に筐体固定部105を介して取り付けられている。
導光部材102は取付部材104を介して鏡筒20Rの光射出側に着脱自在に取り付けられる。本実施形態の導光部材102において、入射面1021aは導光部1020の第1面1020aの一部で構成され、射出面1022aは導光部1020の第2面1020bの一部で構成される。偏向部材103は導光部1020の第1面1020aのうちの射出面1022aに対向する位置に設けられる。つまり、本実施形態の場合、偏向部材103および画像表示部101は導光部材102の同一面(第1面1020a)側に配置されている。本実施形態において、偏向部材103は、取付部材104を介して導光部材102とともに接眼レンズ24Rの光射出側に着脱自在に取り付け可能とされている。
本実施形態の光学表示装置200によれば、画像表示部101が接眼レンズ24R側に配置された構造においても導光部材102を鏡筒20Rから容易に着脱することができる。このため、双眼鏡2として外景を観察する場合に、右眼用レンズ群22Rの光軸PR上に導光部材102および偏向部材103が配置されないため、接眼レンズ24Rから射出された外景光OLを使用者の眼に直接入射させることができる。よって、双眼鏡2の使用者は明るい外景を視認することができる。
また、本実施形態の場合、画像表示部101が接眼レンズ24Rの光射出側に配置されるため、画像表示部101からの画像光GLが右眼用レンズ群22Rを経由することなく使用者の眼に直接入射する。このため、使用者はより明るく鮮明な画像光GLを視認できる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態に係る光学表示装置の構成を説明する。本実施形態と第1実施形態との違いは光学表示ユニットの構成である。以下、第1実施形態と共通の構成あるいは部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図4は本実施形態の光学表示装置300の断面構成を示す図である。図5は図4のV-V線矢視による光学表示装置300の断面図である。
図4に示すように、本実施形態の光学表示装置300において、光学表示ユニット301は、画像表示素子1010と、投射光学系1011と、表示素子用筐体(第1筐体部)302と、画像表示素子1010から射出された画像光GLを偏向する偏向部材303と、取付部材304と、を備える。
表示素子用筐体302は、画像表示素子1010、投射光学系1011および偏向部材303を内部に収容する筐体である。表示素子用筐体302は、取付部材304に設けられている。表示素子用筐体302は、外景の光を偏向部材303に入射させる第1開口302aと、第1開口302aから入射し偏向部材303を透過した外景の光および偏向部材303で偏向された画像光GLを外部に射出する第2開口302bと、が設けられている。
偏向部材303は、画像光GLの主光線に対して45°の角度をなすように配置される。本実施形態の偏向部材303は、例えば、ハーフミラーで構成される。このため、偏向部材103は、画像光GLの一部を反射、つまり、画像光GLの一部を偏向するとともに画像光GLの一部の残りを透過させる。偏向部材303を透過した画像光GLは表示素子用筐体302内に設けられた不図示の遮光部材により遮光される。
偏向部材303は、後述のように取付部材304が鏡筒20Rに取り付けられた場合に、鏡筒20R内に収容された右眼用レンズ群22Rの光軸PRと重なる位置に配置される。つまり、偏向部材303で偏向されて表示素子用筐体302の第2開口302bから射出された画像光GLは右眼用レンズ群22Rに効率良く入射できる。
取付部材304は、表示素子用筐体302を保持する保持部3040と、保持部3040に設けられ鏡筒20Rに係止する係止片3041と、係止片3041と鏡筒20Rとを固定するねじ部材(第1固定部材)3042と、を有する。保持部3040は、表示素子用筐体302を保持する。本実施形態の場合、表示素子用筐体302が取付部材304(保持部3040)に取り付けられる。このため、本実施形態の取付部材304は、画像表示素子1010、投射光学系1011および偏向部材303を鏡筒20Rの光入射側に着脱自在に取り付け可能である。
係止片3041は、鏡筒20Rの外周面210の一部を覆う筒状部305と、筒状部305における画像表示部101側の先端から鏡筒20Rの径方向内側に突出し、鏡筒20Rの先端部20R1に係止する係止部306と、を有する。係止部306は、鏡筒20Rの先端部20R1に当接することで取付部材304における前後方向Yの後側(-Y)の位置を規制する。
図5に示すように、ねじ部材3042は、係止片3041を貫通するねじ穴307に設けられている。本実施形態のねじ部材3042は、例えば、蝶ねじで構成される。ねじ部材3042をねじ穴307に締め込むとねじ部材3042の先端が鏡筒20Rの外周面に接触することで、鏡筒20Rと係止片3041とがねじ部材3042を介して固定される。上述のように係止片3041および表示素子用筐体302は保持部3040に固定される。
ねじ部材3042は鏡筒20Rの周方向において複数、本実施形態の場合、3つ設けられている。このため、各ねじ部材3042を均等に締め込むことで係止片3041の中心軸と鏡筒20Rの中心軸(光軸PR)とを簡便且つ精度良く位置合わせすることができる。
本実施形態の取付部材304によれば、鏡筒20Rに偏向部材303を取り付けることで右眼用レンズ群22Rの光軸PR上に偏向部材303を配置することができる。
本実施形態において、表示素子用筐体302は第1開口302aおよび第2開口302bにより外景の光を透過させ、ハーフミラーからなる偏向部材303は外景の光を透過可能である。このため、外景光OLは第1開口302aを介して偏向部材303を透過した後、第2開口302bを介して鏡筒20R内の右眼用レンズ群22Rに入射することができる。このため、本実施形態の光学表示装置300では、取付部材304によって表示素子用筐体302が鏡筒20Rに取り付けられた状態でも外界のシースルー視が可能であり、使用者は外景に画像光GLを重ねた像を視認できる。
一方、本実施形態の光学表示装置300では、ねじ部材3042を緩めることで係止片3041と鏡筒20Rとの固定状態が解除され、取付部材304を鏡筒20Rの軸方向に容易に取り外すことができる。本実施形態の場合、取付部材304とともに画像表示素子1010、投射光学系1011、偏向部材303および表示素子用筐体302が鏡筒20Rから取り外される。
本実施形態の光学表示装置300では、双眼鏡2として外景を観察する場合、取付部材304を鏡筒20Rから取り外すことで、右眼用レンズ群22Rの光軸PR上から偏向部材303を取り除かれる。これにより、双眼鏡2の使用者の眼には、接眼レンズ24Rから射出された外景の光が直接入射するので、使用者は明るい外景を視認することができる。
(第4実施形態)
続いて、本発明の第4実施形態に係る光学表示装置の構成を説明する。本実施形態と第3実施形態との違いは取付部材の構成である。以下、第1実施形態と共通の構成あるいは部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図6は本実施形態の光学表示装置400の断面構成を示す図である。図7は、図6のVII-VII線方向に光学表示装置400を視た図である。
図6に示すように、本実施形態の光学表示装置400において、光学表示ユニット401は、画像表示素子1010と、投射光学系1011と、表示素子用筐体302と、画像表示素子1010から射出された画像光GLを偏向する偏向部材303と、取付部材404と、を備える。
取付部材404は、表示素子用筐体302を保持する保持部4040と、保持部4040に設けられ鏡筒20Rに係止する係止片4041と、鏡筒20Rに対する係止片4041の位置を調整して鏡筒20Rと保持部4040とを固定するねじ部材(第2固定部材)4042と、を有する。取付部材404は、画像表示素子1010、投射光学系1011および偏向部材303を鏡筒20Rの光入射側に着脱自在に取り付け可能である。
係止片4041は、鏡筒20Rの外周面の一部を覆う筒状部405と、筒状部405における画像表示部101側の先端から鏡筒20Rの径方向内側に突出し、鏡筒20Rの先端部20R1に係止する係止部406と、を有する。係止部406は、延出部406aと爪部406bとを有する。延出部406aは、鏡筒20Rの径方向内側に延びるように設けられる。爪部406bは、延出部406aの先端から鏡筒20Rの軸方向一方側(画像表示部101と反対の-Y側)に延びるように設けられる。筒状部405の内面と爪部406bの内面との隙間は鏡筒20Rの先端部20R1の厚さよりも大きく設定されている。これにより、係止片4041は、径方向において鏡筒20Rの先端部20R1に爪部406bを引っ掛けた状態とされている。
本実施形態のねじ部材4042は、例えば、蝶ねじで構成される。ねじ部材4042は、保持部4040に設けられた貫通孔404a1に挿入されている。貫通孔404a1から突出したねじ部材4042の先端は、係止片4041の筒状部405に取り付けられている。このため、ねじ部材4042を締め込むと係止片4041が径方向外側に引き上げられ、係止片4041の爪部406bの内面406b1が鏡筒20Rの先端部20R1の内面に接触する。これにより、鏡筒20Rと係止片4041とがねじ部材3042を介して固定される。上述のように係止片4041および表示素子用筐体302は保持部4040に固定される。
図7に示すように、ねじ部材4042は鏡筒20Rの周方向において複数、本実施形態の場合、3つ設けられている。このため、各ねじ部材4042を均等に締め込むことで係止片4041の中心軸と鏡筒20Rの中心軸(光軸PR)とを簡便且つ精度良く位置合わせすることができる。
本実施形態の取付部材404によれば、鏡筒20Rに偏向部材303を取り付けることで右眼用レンズ群22Rの光軸PR上に偏向部材303を簡便に配置することができる。
本実施形態の光学表示装置400では、ねじ部材4042を緩めることで係止片4041と鏡筒20Rとの固定状態が解除され、取付部材404を鏡筒20Rの軸方向に容易に取り外すことができる。本実施形態の場合、取付部材404とともに画像表示素子1010、投射光学系1011、偏向部材303および表示素子用筐体302が鏡筒20Rから取り外される。
本実施形態の光学表示装置400は、双眼鏡2として外景を観察する場合、取付部材304を鏡筒20Rから取り外すことで、右眼用レンズ群22Rの光軸PR上から導光部材102および偏向部材303が取り除かれる。これにより、双眼鏡2の使用者の眼には、接眼レンズ24Rから射出された外景の光が直接入射するので、使用者は明るい外景を視認することができる。
なお、上述した第3実施形態の光学表示装置300あるいは第4実施形態の光学表示装置400において、右眼用レンズ群22Rの光軸PR上に偏向部材303を精度良く配置することが望ましい。光軸PRに対する偏向部材303の位置精度は、例えば、ねじ部材3042、4042の締め込み度合い、取付部材304,404の組付け精度等の影響を受ける。
ここで、第3実施形態の光学表示装置300の変形例について説明する。本変形例の光学表示装置と第3実施形態の光学表示装置300との違いは取付部材の構成であり、それ以外の構成は共通である。このため、以下では取付部材の構成を主に説明し、その他の構成については説明を省略する。
(変形例)
図8は変形例の光学表示装置1300の断面構成を示す図である。
図8に示すように、変形例の光学表示装置1300における取付部材1304は、保持部3040、係止片3041およびねじ部材3042に加えて、保持部3040に対する表示素子用筐体302の位置を調整する位置調整機構3043をさらに有する。
位置調整機構3043は、表示素子用筐体302と保持部4040とを接続する。位置調整機構3043は、表示素子用筐体302を少なくともXYZ軸のいずれかに移動可能な機構であればよく、例えば、ステージ機構やボールねじを用いたスライド機構等で構成される。
本変形例の光学表示装置1300によれば、位置調整機構3043を備えるため、保持部4040に対する表示素子用筐体302の位置を調整することができる。このため、例えば、ねじ部材4042の締め込み度合い、保持部4040に対する表示素子用筐体302および係止片4041の組付け精度等の影響によらず、保持部4040に対する表示素子用筐体302の位置を調整することで右眼用レンズ群22Rの光軸PR上に偏向部材303を精度良く配置できる。よって、画像表示部101からの画像光GLが偏向部材303で偏向されて右眼用レンズ群22Rの光軸PRに精度に入射するので、使用者は高画質の画像光GLを視認することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
その他、光源装置を構成する各種構成要素の数、配置、形状および材料等の具体的な構成は、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。
上記第1実施形態において、位置決め部材106として磁石を用いる場合を例に挙げて説明したが、導光部材102と表示部用筐体1012との隙間を一定に保持するスペーサー部材を位置決め部材として用いてもよい。スペーサー部材は導光部材102および表示部用筐体1012の一方あるいは両方に設けられてもよい。
上記各実施形態では、ダハプリズムタイプの双眼鏡を例に挙げて説明したが、ポロプリズムタイプやガリレオタイプの双眼鏡にも本発明を適用することができる。また、光学機器として双眼鏡を例に挙げて説明したが、単眼鏡、ファインダーおよび顕微鏡にも本発明を適用することができる。
上記各実施形態では、光学表示ユニット3が双眼鏡2の右眼用の鏡筒20Rに取り付け可能とする場合を例に挙げたが、左眼用の鏡筒20Lに取り付ける場合にも本発明は適用可能である。
上記実施形態では、画像表示素子1010として有機ELパネルを用いる場合を例に挙げたが、画像表示素子1010は有機ELパネルに限ることなく、無機ELパネル、マイクロLEDパネル等の自発光型パネルを用いてもよい。また、液晶表示パネルを用いてもよい。
上記各実施形態では、画像表示素子1010から射出された画像光GLを反射する偏向部材103として反射型回折素子を用いる場合を例に挙げたが、導光部材102内部に埋め込んだ複数のハーフミラーで反射部材を構成してもよい。反射部材を構成する複数のハーフミラーは、導光部材102のうちの光射出部1022に対応する部分に埋め込まれた誘電体多層膜で構成される。
上記各実施形態では、画像表示素子1010から射出した画像光GLを導光部材102の入射面1021aから入射させた後、入射側の偏向部材1021bで画像光GLの光路を偏向させて導光部材102の内部を全反射で伝搬させる場合を例に挙げたが、本発明はこれに限られない。例えば、入射側の偏向部材1021bを用いることなく、画像光GLを導光部1020の第1面1020aに対して斜め方向から入射させ、第1面1020aによる光の屈折を利用して画像光GLを導光部1020内に入射させ、全反射を利用して画像光GLを導光部材102内に伝搬させてもよい。
以下、本開示のまとめを付記する。
(付記1)
画像光を射出する画像表示素子と、
前記画像表示素子から射出された前記画像光を偏向する偏向部材と、
対物レンズと接眼レンズとを含むレンズ群を収容する鏡筒に対して少なくとも前記偏向部材を着脱自在に取り付け可能な取付部材と、を備え、
前記偏向部材は、前記取付部材が前記鏡筒に取り付けられた場合に、前記レンズ群の光軸と重なる位置に配置される、
ことを特徴とする光学表示ユニット。
この構成の光学表示ユニットによれば、取付部材を例えば、双眼鏡などの光学機器の鏡筒に着脱することで、双眼鏡の使用者の眼に画像光を視認させる状態と明るい外景の光を視認させる状態とを容易に切り替えることができる。よって、双眼鏡における外景の明るさ低下を抑制するとともに、外景に画像光を重ね合わせた光を視認させる付加価値の高い表示装置を提供できる。
(付記2)
前記画像表示素子を収容する第2筐体部と、
前記第2筐体部を前記鏡筒に固定する筐体固定部と、をさらに備え、
前記取付部材は、前記鏡筒および前記第2筐体部に嵌合する、
ことを特徴とする付記1に記載の光学表示ユニット。
この構成によれば、ねじ部材などの固定部材を用いることなく、鏡筒に対する取付部材の着脱を容易に行うことができる。
(付記3)
前記画像表示素子および前記偏向部材を収容するとともに前記取付部材に設けられた第1筐体部をさらに備える、
ことを特徴とする付記1に記載の光学表示ユニット。
この構成によれば、取付部材とともに第1筐体部を鏡筒に着脱することで、画像表示素子および偏向部材を一体的に鏡筒に着脱可能とする構成を実現できる。
(付記4)
前記取付部材は、前記第1筐体部を保持する保持部と、前記保持部に設けられ前記鏡筒に係止する係止片と、前記係止片と前記鏡筒とを固定する第1固定部材と、を有する、
ことを特徴とする付記3に記載の光学表示ユニット。
この構成によれば、第1固定部材によって係止片と鏡筒との固定状態が解除され、取付部材を鏡筒の軸方向に容易に取り外すことができる。
(付記5)
前記取付部材は、前記第1筐体部を保持する保持部と、前記保持部に設けられ前記鏡筒に係止する係止片と、前記鏡筒に対する前記係止片の位置を調整して前記第1筐体部と前記保持部とを固定する第2固定部材と、を有する、
ことを特徴とする付記3に記載の光学表示ユニット。
この構成によれば、第2固定部材によって係止片と鏡筒との固定状態が解除され、取付部材を鏡筒の軸方向に容易に取り外すことができる。
(付記6)
前記取付部材は、前記保持部に対する前記第1筐体部の位置を調整する位置調整機構をさらに有する、
ことを特徴とする付記4または付記5に記載の光学表示ユニット。
この構成によれば、位置調整機構によって保持部に対する第1筐体部の位置を調整することでレンズ群の光軸上に偏向部材を精度良く配置することができる。よって、画像表示素子からの画像光が偏向部材で偏向されることでレンズ群の光軸に精度に入射するため、使用者は高画質の画像光を視認することができる。
(付記7)
前記画像表示素子からの前記画像光が入射する光入射部と、前記光入射部から入射した前記画像光を反射により伝播させる導光部と、前記導光部を伝搬し前記偏向部材で偏向された前記画像光を射出する光射出部と、を含む導光部材と、をさらに備え、
前記偏向部材は前記導光部材に設けられ、
前記偏向部材および前記導光部材は、前記取付部材を介して前記鏡筒に取り付けられる、
ことを特徴とする付記1に記載の光学表示ユニット。
この構成によれば、取付部材とともに導光部材を鏡筒に着脱することで導光部材とともに偏向部材をレンズ群の光軸上に着脱可能とする構成を実現できる。また、反射を利用して画像光を内部に伝播させる導光部材を備えるため、ミラーを用いて画像光を伝搬する構成に比べて光学表示ユニットの薄型化および軽量化を図ることができる。
(付記8)
前記取付部材が前記鏡筒に取り付けられた場合に、前記導光部材の前記光入射部と前記画像表示素子とを位置決めする位置決め部材をさらに備える、
ことを特徴とする付記7に記載の光学表示ユニット。
この構成によれば、位置決め部材を備えることで、導光部材の光入射部と画像表示素子とを簡便且つ精度良く位置決めすることができる。よって、画像表示素子から射出された画像光を導光部材の光入射部に効率良く入射させることができる。
(付記9)
前記画像表示素子を収容する第2筐体部をさらに備え、
前記位置決め部材は、
前記第2筐体部に設けられた第1磁石と、前記導光部材に設けられ前記第1磁石と異なる極性を有する第2磁石と、を含み、
前記取付部材が前記鏡筒に取り付けられた場合に、前記第1磁石と前記第2磁石とが吸着する、
ことを特徴とする付記8に記載の光学表示ユニット。
この構成によれば、第1磁石と第2磁石とが吸着することで、光入射部および画像表示素子の位置合わせを簡便且つ高精度に行うことができる。
(付記10)
前記第1磁石および前記第2磁石の吸着面は、前記レンズ群の前記光軸と直交する、
ことを特徴とする付記9に記載の光学表示ユニット。
この構成によれば、位置決め部材は、第1磁石および第2磁石を吸着させることで、導光部材の光入射部と画像表示素子との光軸に沿う方向の位置を規制することができる。
(付記11)
前記偏向部材は、前記取付部材が前記鏡筒に取り付けられた場合に、前記対物レンズの光入射側に配置される、
ことを特徴とする付記1から付記10のいずれか一つに記載の光学表示ユニット。
この構成によれば、偏向部材が対物レンズの光入射側に配置されるため、取付部材を取り付けた場合に偏向部材と使用者の顔とが接触することがない。このため、取付部材の着脱前後において接眼レンズ周辺の構造が変化しないため、取付部材の取付時に使用者に与える違和感を低減することができる。
(付記12)
前記偏向部材は、前記取付部材が前記鏡筒に取り付けられた場合に、前記接眼レンズの光射出側に配置される、
ことを特徴とする付記1から付記10のいずれか一つに記載の光学表示ユニット。
この構成によれば、偏向部材が接眼レンズの光射出側に配置されるため、画像表示素子からの画像光がレンズ群を経由することなく使用者の眼に直接入射する。このため、使用者はより明るく鮮明な画像光を視認できる。
(付記13)
対物レンズと接眼レンズとを含むレンズ群を収容する鏡筒を有する光学機器と、
付記1から付記12のうちのいずれか一つに記載の光学表示ユニットと、を備える、
ことを特徴とする光学表示装置。
この構成の光学表示装置によれば、取付部材を鏡筒に着脱することで、双眼鏡などの光学機器の使用者の眼に画像光を視認させる状態と使用者の眼に明るい外景の光を視認させる状態とを容易に切り替えることができる。よって、光学機器における外景の明るさ低下を抑制しつつ外景に画像光を重ね合わせた光を視認できる付加価値の高い光学表示装置を提供できる。
2…双眼鏡(光学機器)、3,301,401…光学表示ユニット、20L,20R…鏡筒、23L,23R…対物レンズ、24L,24R…接眼レンズ、61a,61a…面(吸着面)、100,200,300,400,1300…光学表示装置、102…導光部材、103,303…偏向部材、104,304,404,1304…取付部材、105…筐体固定部、106…位置決め部材、302…表示素子用筐体(第1筐体部)、1010…画像表示素子、1012…表示部用筐体(第2筐体部)、1020…導光部、1021…光入射部、1022…光射出部、1061…第1磁石、1062…第2磁石、3040,4040…保持部、3041,4041…係止片、3042…ねじ部材(第1固定部材)、3043,4043…位置調整機構、4042…ねじ部材(第2固定部材)、GL…画像光、PL,PR…光軸。

Claims (13)

  1. 画像光を射出する画像表示素子と、
    前記画像表示素子から射出された前記画像光を偏向する偏向部材と、
    対物レンズと接眼レンズとを含むレンズ群を収容する鏡筒に対して少なくとも前記偏向部材を着脱自在に取り付け可能な取付部材と、を備え、
    前記偏向部材は、前記取付部材が前記鏡筒に取り付けられた場合に、前記レンズ群の光軸と重なる位置に配置される、
    ことを特徴とする光学表示ユニット。
  2. 前記画像表示素子を収容する第2筐体部と、
    前記第2筐体部を前記鏡筒に固定する筐体固定部と、をさらに備え、
    前記取付部材は、前記鏡筒および前記第2筐体部に嵌合する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学表示ユニット。
  3. 前記画像表示素子および前記偏向部材を収容するとともに前記取付部材に設けられた第1筐体部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学表示ユニット。
  4. 前記取付部材は、前記第1筐体部を保持する保持部と、前記保持部に設けられ前記鏡筒に係止する係止片と、前記係止片と前記鏡筒とを固定する第1固定部材と、を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光学表示ユニット。
  5. 前記取付部材は、前記第1筐体部を保持する保持部と、前記保持部に設けられ前記鏡筒に係止する係止片と、前記鏡筒に対する前記係止片の位置を調整して前記第1筐体部と前記保持部とを固定する第2固定部材と、を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光学表示ユニット。
  6. 前記取付部材は、前記保持部に対する前記第1筐体部の位置を調整する位置調整機構をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の光学表示ユニット。
  7. 前記画像表示素子からの前記画像光が入射する光入射部と、前記光入射部から入射した前記画像光を反射により伝播させる導光部と、前記導光部を伝搬し前記偏向部材で偏向された前記画像光を射出する光射出部と、を含む導光部材と、をさらに備え、
    前記偏向部材は前記導光部材に設けられ、
    前記偏向部材および前記導光部材は、前記取付部材を介して前記鏡筒に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学表示ユニット。
  8. 前記取付部材が前記鏡筒に取り付けられた場合に、前記導光部材の前記光入射部と前記画像表示素子とを位置決めする位置決め部材をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項7に記載の光学表示ユニット。
  9. 前記画像表示素子を収容する第2筐体部をさらに備え、
    前記位置決め部材は、
    前記第2筐体部に設けられた第1磁石と、前記導光部材に設けられ前記第1磁石と異なる極性を有する第2磁石と、を含み、
    前記取付部材が前記鏡筒に取り付けられた場合に、前記第1磁石と前記第2磁石とが吸着する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の光学表示ユニット。
  10. 前記第1磁石および前記第2磁石の吸着面は、前記レンズ群の前記光軸と直交する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の光学表示ユニット。
  11. 前記偏向部材は、前記取付部材が前記鏡筒に取り付けられた場合に、前記対物レンズの光入射側に配置される、
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項10のうちのいずれか一項に記載の光学表示ユニット。
  12. 前記偏向部材は、前記取付部材が前記鏡筒に取り付けられた場合に、前記接眼レンズの光射出側に配置される、
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項10のうちのいずれか一項に記載の光学表示ユニット。
  13. 対物レンズと接眼レンズとを含むレンズ群を収容する鏡筒を有する光学機器と、
    請求項1、請求項2、請求項10のうちのいずれか一項に記載の光学表示ユニットと、を備える、
    ことを特徴とする光学表示装置。
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