JP2024027334A - 転がり軸受および鉄道車両用車軸軸受 - Google Patents

転がり軸受および鉄道車両用車軸軸受 Download PDF

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Abstract

【課題】転がり軸受において従来の軸受部品構成は変更せず、軸受内部の空間容積を最適化することで、必要な潤滑寿命を満足するグリース封入量を確保可能な転がり軸受および鉄道車両用車軸軸受を提供する。【解決手段】密封装置内の静止空間の容積をA、A’とし、一対の内輪間と、これに対向する外輪内面との間の静止空間の容積をBとし、保持器ところが通過する空間から保持器及びころ自体の体積を省いた動空間の容積をA1、A1’とし、軸受の全空間容積をVとしたときに、V=(A+A’+B+A1+A1’)とし、15V%≦(A1+A1’)≦45V%とした。【選択図】図1

Description

本発明は、転がり軸受および鉄道車両用車軸軸受に関する。
鉄道車両用軸受は、図4に示すように、外輪1と、一対の内輪2、2と、複列をなす転動体としての円すいころ3と、各列の円すいころ3を円周方向で所定の間隔に保持する保持器4と、外輪1の両端に取り付けられる密封装置Sとを主要な構成要素として備える。
外輪1は、図示しない軸箱に組み込まれ、一対の内輪2、2は車軸5の軸端部に嵌合される。一対の内輪2、2を挟んで、車軸5の一端側には油切り6が配設され、その反対側(他端側)には後蓋7が配設されている。
密封装置Sは、シールケース10とこのシールケース10に収納状となるオイルシールを含むシール部材11とで構成される。シールケース10は金属製で、この図例では、大径部10aと中径部10bと小径部10cの三段円筒形状をなす。このうち、大径部10aは外輪1の内周に例えば圧入を伴って嵌合固定され、これにより密封装置Sが外輪1に固定されるようになっている。
ところで、近年の鉄道車両用車軸軸受においては、使用時は加減速が広範囲な回転数で繰り返され、作用荷重が常に変動し、しかも、様々な気象条件下で使用されるため、定期的なメンテナンスが必要となり、省メンテナンス化によるメンテナンスコスト低減が求められている。
そこで、車両のメンテナンス周期延伸が注目されており、軸受においては長寿命化が求められている。鉄道車両用車軸軸受に用いられる密封型複列円すいころ軸受の寿命は、軸受の転がり疲労寿命の影響よりも潤滑剤の劣化による潤滑寿命の影響の方が大きいため、軸受内部にあらかじめ封入するグリースなどの潤滑剤の封入量を多くすることで、長寿命化が期待される。一方で、グリースが多すぎると、グリースの攪拌抵抗やグリースの巻き込みによる発熱が生じて、グリースの劣化を促進してしまう問題がある。
従来には、鉄道車両に組み込まれた使用中の軸受装置に対して、外部から新たなグリースを軸受内部に補充するための機構を備えたものが提案されている(特許文献1)。この場合、軸受内部に封入される既存潤滑剤に補助潤滑材を供給する中間給脂機構を有するものである。また、中間給脂機構は、液体を袋体に充填し、その袋体の経年劣化により袋体から液体を滲出させ、液体との接触により膨張体の体積を増加させ、その膨張体の体積増加により補助潤滑剤を軸受の内部へ押し出す構造を有するものである。
これにより、軸受装置を車軸に組み付けた後、所定期間が経過すると、中間給脂機構から自動的に供給される新たな補助潤滑剤が、軸受内部の既存潤滑剤による潤滑に寄与するので、その補助潤滑剤により軸受の潤滑性を維持することができる。このようにして、軸受装置に組み込まれた中間給脂機構という簡便な自動給脂手段により、軸受装置の潤滑寿命を延伸させることができる。その結果、中間給脂を行うためのメンテナンス工数および設備費の削減を実現することが容易となる。
特開2020-148321号公報
前記した特許文献1に記載のように、中間給脂機構を備えたものでは、補助グリースが途中で給脂されることにより、軸受潤滑寿命の延伸が可能であり、車両のメンテナンス周期の延伸につながると考えられる。しかし、補助グリースの給脂タイミングは軸受の発熱による袋体の劣化に依存するため袋体の材質や厚さなどを使用条件毎に精査する必要があり、コントロールが煩雑となる。また、軸受内部の劣化グリースが軸受外部に排出されないため、軸受内部のグリース封入容量が増加することで、グリースの巻き込みによる昇温の機会が増える懸念や、軸受内部に補充された直後の補助グリースの撹拌により、一時的に軸受の昇温が発生する可能性が考えられる。
そこで、本発明は、転がり軸受において従来の軸受部品構成は変更せず、軸受内部の空間容積を最適化することで、必要な潤滑寿命を満足するグリース封入量を確保可能な転がり軸受および鉄道車両用車軸軸受を提供する。
本発明の転がり軸受は、内輪と、外輪と、内外輪間に介在する転動体と、内外輪間に配設されて前記転動体を保持する保持器と、内外輪間の開口部を密封する密封装置とを備えた転がり軸受であって、前記密封装置内の静止空間の容積をA、A’とし、一対の内輪間と、これに対向する外輪内面との間の静止空間の容積をBとし、保持器と転動体が通過する空間から保持器及び転動体自体の体積を省いた動空間の容積をA1、A1’とし、軸受の全空間容積をVとしたときに、V=(A+A’+B+A1+A1’)とし、15V%≦(A1+A1’)≦45V%としたものである。
本発明の転がり軸受では、15V%≦(A1+A1’)≦45V%としたことによって、動空間からはじき出されるグリース量に対し、ある程度の静止空間(密封装置の静止空間)の容量が確保されているため、軸受の発熱がある程度抑制され、若干の潤滑寿命延伸の効果が得られる。全空間容積Vに対する動空間の容積(A1+A1’)の割合が45%より大きい場合、動空間からはじき出されるグリース量に対し、静止空間(密封装置の静止空間)の容量が不十分であり、使用時に動空間側にグリースが再度戻ってくることによるグリースの再巻き込みが頻繁に発生してしまう。発熱を抑えるために、初期のグリース封入量を制限した場合は、グリース量不足による潤滑寿命の低下が発生する。全空間容積Vに対する動空間の容積(A1+A1’)の割合が15%より小さい(15%未満)場合、動空間に存在するグリースが転動体による掻き分けや遠心力の影響により静止空間(密封装置の静止空間)にグリースが蓄積するが、この割合の場合ははじき出されるグリース量は少なく、グリースの再巻き込み等による発熱の影響は少ない。しかし、軸受全体の空間容積に対して、転動体が占める割合が少なくなり、軸受寸法に対する定格荷重が低くなりすぎてしまう。
全空間容積Vに対する動空間の容積(A1+A1’)の割合が15%以上30%未満の場合、動空間からはじき出されるグリース量に対し、十分な静止空間(密封装置の静止空間)の容量が確保されているため、軸受の発熱が抑制され、潤滑寿命延伸の効果が得られる。また、全空間容積Vに対する動空間の容積(A1+A1’)の割合が30%以上45%以下の場合、動空間からはじき出されるグリース量に対し、ある程度の静止空間(密封装置の静止空間)の容量が確保されているため、軸受の発熱がある程度抑制され、若干の潤滑寿命延伸の効果が得られる。
軸受の全空間容積をVとし、前記密封装置内の静止空間の容積をA、A’とし、一対の内輪間と、これに対向する外輪内面との間の静止空間の容積をBとしたときに、30V%≦(A+A’)≦60V%とし、BをVの15%以上とするのが好ましい。
全空間容積Vに対する密封装置内の静止空間の容積(A+A’)の割合が30%未満の場合、使用時に遠心力の影響及び転動体がグリースを掻き分ける影響で、密封装置内の静止空間にグリースが蓄積するが、そのスペースが少なく、飛ばされたグリースが動空間の範囲に戻ってきて、グリース巻き込みによる発熱が頻繁に生じてしまう。発熱を抑えるためにグリースの封入量を少なくした場合、潤滑寿命が低下する。全空間容積Vに対する密封装置内の静止空間の容積(A+A’)の割合が60%より大きい場合、遠心力等により飛ばされたグリースの留まるスペースを十分に確保でき、軸受の発熱を抑制できる。しかしながら、軸受全体の空間容積に対して、転動体が占める割合が少なくなり、軸受寸法に対する定格荷重が低くなりすぎてしまう。
全空間容積Vに対する密封装置内の静止空間の容積(A+A’)の割合が30%以上40%未満の場合、遠心力等により飛ばされたグリースの留まるスペースはある程度確保されているため、軸受の発熱はある程度抑えられ、若干の潤滑寿命延伸の効果が得られる。また、全空間容積Vに対する密封装置内の静止空間の容積(A+A’)の割合が40%以上60%以下の場合、遠心力等により飛ばされたグリースの留まるスペースを十分に確保でき、軸受の発熱を抑制できるため、潤滑寿命延伸の効果が得られる。
全空間容量Vに対して静止空間(内輪間の静止空間)の容積Bが占める割合が15%未満の場合、グリースの封入量が少なくなる。このため、全空間容量Vに対して静止空間(内輪間の静止空間)Bが占める割合を15%以上とするのが好ましい。
なお、動空間の容積(A1+A1’):静止空間の容積(A+A’):静止空間の容積B=0.15:0.30:0.55であってもよい。このように設定しても、軸受機能上の問題は生じない。
前記密封装置内の静止空間の容積をA、A’とし、一対の内輪間と、これに対向する外輪内面との間の静止空間の容積をBとしたときに、軸受内部へのグリース封入量をGとしたときに、30(A+A’+B)%≦G≦80(A+A’+B)%とすることができる。
静止空間の容積(A+A’+B)に対するグリース封入量の割合が30%未満の場合、動空間中に存在していたグリースが軸受の回転により掻き分けられ、遠心力により飛ばされたグリースの移動後のスペースは十分に確保可能であり、グリースの巻き込みなどによる発熱は抑制されるものの、グリース不足により潤滑寿命も短くなってしまうため推奨しない。
静止空間の容積(A+A’+B)に対するグリース封入量の割合が30%以上70%以下の場合、動空間からはじき出されるグリース量に対し、十分な静止空間の容量が確保されており、発熱が抑制される。また、静止空間の容積(A+A’+B)に対するグリース封入量の割合が70%より大きく80%以下の場合、動空間からはじき出されるグリース量に対し、ある程度の静止空間の容量が確保されているため、ある程度発熱は抑制される。静止空間の容積(A+A’+B)に対するグリース封入量の割合が80%より大きい場合、動空間からはじき出されるグリース量に対し、静止空間の容量が不十分であり、グリースの再巻き込み等による発熱が頻繁に発生してしまう。
本発明に係る鉄道車両用車軸軸受は、前記転がり軸受を備えたものである。本発明に係る鉄道車両用車軸軸受は、従来の軸受部品構成を変更することなく、軸受内部の空間容積を最適化することで、必要な潤滑寿命を満足するグリース封入量を確保可能となる。
鉄道車両用車軸軸受として、内周に複列の軌道を有する外輪と、そのそれぞれの外周に軌道を有する一対の内輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在する複列の円すいころと、各列の円すいころを円周方向で所定間隔に保持する保持器とを備えたものが好ましい。
本発明では、従来の軸受部品構成を変更することなく、軸受内部の空間容積を最適化することで、必要な潤滑寿命を満足するグリース封入量を確保可能となる。
本発明に係る転がり軸受を用いた鉄道車両用車軸軸受を示す断面図である。 一方の密封装置の拡大断面図である。 他方の密封装置の拡大断面図である。 従来の鉄道車両用車軸軸受を示す断面図である。
以下本発明の実施の形態を図1~図3に基づいて説明する。図1は本発明の鉄道車両車軸用軸受の要部拡大断面図を示している。鉄道車両車軸用軸受は、車軸20の小径端部20aに装着されるものであって、外輪21と、一対の内輪22、22と、複数の転動体23を主要な構成要素としている。外輪21は内周に二列の軌道21a、21aを形成した複列外輪である。各内輪22、22は外周に軌道22a、22aが形成してある。外輪21の軌道21aと内輪22の軌道22aとの間に二列の転動体23を転動自在に介在させている。なお、転動体23は円すいころ23aにて構成され、各列の円すいころ23aは保持器24によって円周方向に所定の間隔に保持される。
外輪21は軸箱(図示省略)に固定され、その軸箱は軸ばねを介して台車枠等に固定される。一対の内輪22、22の一方の軸端側に前蓋25が配設されるとともに、一対の内輪22、22の他方の軸端側に後蓋26が配設されている。また、内輪22は、その軌道22aの大径側に大鍔22bを有し、その軌道22aの小径側に小鍔22cを有する。
前蓋25は、図1と図2に示すように、リング形状の本体部25aと、この本体部25aの内面外径側から軸受内部側へ突出する短円筒形状の突起部25bとを備えている。この場合、突起部25bが車軸20の端部に外嵌された状態となる。また、前蓋25の本体部25aと、前蓋25側の内輪22との間に油切り29が介在されている。この油切り29は、短円筒形状の本体部29aと、この本体部29aの内輪に当接する内鍔部29bとを有するものである。なお、内鍔部29bの内径面が車軸20の端部の外径面に接触している。
後蓋26は、図1と図3に示すように、内面に、テーパ部26aと反軸受内部側の切欠き部26bとが形成された筒体からなり、外径面に、小径部26cと大径部26dとが形成されている。
また、本転がり軸受の軸方向開口部には、図1に示すように、その開口部を密封する密封装置S(Sa、Sb)が配設されている。なお、密封装置Sa、Sbは、ほぼ同一構造であるので、まず、前蓋25側の密封装置Saについて説明する。
密封装置Saは、図2に示すように、外輪21の内径側の軸方向端部に装着されるシールケース40と、このシールケース40内に配設されるシール部材43とを備えたものである。
シールケース40は、大径部40aと中径部40bと小径部40cとを有する段付き円筒形状体からなり、大径部40aと中径部40bとの間に段付き部40dが設けられ、中径部40bと小径部40cとの間に段付き部40eが設けられる。大径部40aが外輪21の端部に設けられた周方向切欠部21bに嵌入されている。また、シールケース40の小径部40cは、前蓋25の軸受内方側の端面の外径側に設けられた凹溝25a1に、遊嵌状に嵌入している。
シールケース40内には、断面倒立L字形状の枠体41が収容されている。枠体41は、シールケース40の中径部40bに内嵌される短筒体からなる第1部41aと、この第1部41aの軸受内部側から内径側に伸びる平板リング形状の第2部41bとからなる。シール部材43は、芯金44と、この芯金44に付設されるシールリップ部45を備える。芯金44は、枠体41の第1部41aに内嵌される短円筒形状の第1部44aと、この第1部44aの軸受外方端から内径方向に延びる第2部44bとからなり、第2部44bにシールリップ部45が装着されている。
他方の密封装置も、図3に示すように、大径部40a、中径部40b、小径部40c、及び段付き部40d、40eを有するシールケース40と、このシールケース40内に配設されるシール部材43とを備えたものである。また、大径部40aが外輪21の端部に設けられた周方向切欠部21cに嵌入されている。後蓋26の外面の段付き面26eに周方向凹溝26e1が設けられ、この凹溝26e1にシールケース40の小径部40cが遊嵌状に嵌入されている。
さらに、シールケース40内には、断面倒立L字形状の枠体41が収容され、シール部材43も、芯金44と、この芯金44に付設されるシールリップ部45を備えるものである。なお、枠体41も、第1部41aと、第2部41bとからなり、芯金44は、枠体41の第1部41aに内嵌される短円筒形状の第1部44aと、この第1部44aの軸受外方端から内径方向に延びる第2部44bとからなり、第2部44bにシールリップ部45が装着されている。
この転がり軸受の軸受内部には、グリースが封入される。ここで、グリースとは、潤滑油の粘度を調整して半固体状にした潤滑剤のことをいい、グリースの成分は、基本的には、基油(原料油)と、増ちょう剤と、添加剤の3つからなる。基油とは、オイルやグリースの基材となる油のことで、基油は、鉱油と合成油に大別される。合成油は、高温安定性や温度ー粘度特性等が優れており、鉱油では対応できない条件では合成油が使用され、基油はグリースの潤滑性、耐熱性、酸化安定性、低温性、対ゴム性、対樹脂性に大きく影響する主成分である。増ちょう剤はグリースを半固体又は固体状に維持させるもので、主に金属(Li、Ca)石けんが主流であるが、非石けん系の有機化合物(ウレア)も多く使用され、構造維持の他にも耐熱性、耐水性、機械安定性に影響を与える。
グリースが封入される軸受内部とは、密封装置Sa、Sb内の静止空間S1、S2と、保持器24ところ23aが通過する空間から保持器24及びころ23a自体の体積を省いた動空間S3、S4と、一対の内輪22、22間と、これに対向する外輪21内面との間の静止空間S5とである。
この場合、一方の密封装置Saの静止空間S1とは、シールケース40の大径部40a乃至中径部40bと、枠体41と、油切り29の外径面と、内輪22の大鍔22bの一部と、ころ23a及び保持器24で構成されるころ・保持器アセンブリ42の軸方向外方側とで囲まれる空間である。
また、他方の一方の密封装置Sbの静止空間S2とは、シールケース40の大径部40a乃至中径部40bと、枠体41と、後蓋26の外径面の小径部26cと、内輪22の大鍔22bの一部と、ころ23a及び保持器24で構成されるころ・保持器アセンブリ42の軸方向外方側とで囲まれる空間S2である。
また、静止空間S5とは、一対の内輪22、22外面と、一対の内輪22、22間の間座27外面と、これに対向する外輪21内面と、ころ23a、23a及び保持器24、24で構成されるころ・保持器アセンブリ42、42の軸方向内方側とで囲まれる空間S5である。なお、間座27を有しない場合、静止空間S5とは、一対の内輪22、22外面と、これに対向する外輪21内面と、ころ23a、23a及び保持器24、24で構成されるころ・保持器アセンブリ42、42の軸方向内方側とで囲まれる空間S5である。
静止空間S5を粗いクロスハッチングで示し、静止空間S1、S2を細かいクロスハッチングで示している。また、軸受の全空間とは、静止空間S1、S1と、動空間S3、S4と、静止空間S5とを加えたものである。
密封装置Sa、Sb内の静止空間S1、S2の容積をA、A’とし、一対の内輪22、22間と、これに対向する外輪21内面との間の静止空間S5の容積をBとし、保持器ところが通過する空間から保持器及びころ自体の体積を省いた動空間S3、S4の容積をA1、A1’とし、軸受の全空間容積をVとしたときに、V=(A+A’+B+A1+A1’)とし、15V%≦(A1+A1’)≦45V%とし、好ましくは、15V%≦(A1+A1’)≦30V%とする。
15V%≦(A1+A1’)≦45V%としたことによって、動空間からはじき出されるグリース量に対し、ある程度の静止空間(密封装置の静止空間)の容量が確保されているため、軸受の発熱がある程度抑制され、若干の潤滑寿命延伸の効果が得られる。全空間容積Vに対する動空間の容積(A1+A1’)の割合が45%より大きい場合、動空間からはじき出されるグリース量に対し、静止空間(密封装置の静止空間)の容量が不十分であり、使用時に動空間側にグリースが再度戻ってくることによるグリースの再巻き込みが頻繁に発生してしまう。発熱を抑えるために、初期のグリース封入量を制限した場合は、グリース量不足による潤滑寿命の低下が発生する。全空間容積Vに対する動空間の容積(A1+A1’)の割合が15%より小さい(15%未満)場合、動空間に存在するグリースがころによる掻き分けや遠心力の影響により静止空間(密封装置の静止空間)にグリースが蓄積するが、この割合の場合ははじき出されるグリース量は少なく、グリースの再巻き込み等による発熱の影響は少ない。しかし、軸受全体の空間容積に対して、ころが占める割合が少なくなり、軸受寸法に対する定格荷重が低くなりすぎてしまう。
全空間容積Vに対する動空間の容積(A1+A1’)の割合が15%以上30%未満の場合、動空間からはじき出されるグリース量に対し、十分な静止空間(密封装置の静止空間)の容量が確保されているため、軸受の発熱が抑制され、潤滑寿命延伸の効果が得られる。また、全空間容積Vに対する動空間の容積(A1+A1’)の割合が30%以上45%以下の場合、動空間からはじき出されるグリース量に対し、ある程度の静止空間(密封装置の静止空間)の容量が確保されているため、軸受の発熱がある程度抑制され、若干の潤滑寿命延伸の効果が得られる。
軸受の全空間容積をVとし、密封装置内の静止空間の容積をA、A’とし、一対の内輪間と、これに対向する外輪内面との間の静止空間の容積をBとしたときに、30V%≦(A+A’)≦60V%とし、BをVの15%以上とするのが好ましい。
このように構成することにより、全空間容積Vに対する密封装置内の静止空間の容積(A+A’)の割合が30%未満の場合、使用時に遠心力の影響及びころがグリースを掻き分ける影響で、密封装置内の静止空間にグリースが蓄積するが、そのスペースが少なく、飛ばされたグリースが動空間の範囲に戻ってきて、グリース巻き込みによる発熱が頻繁に生じてしまう。発熱を抑えるためにグリースの封入量を少なくした場合、潤滑寿命が低下する。全空間容積Vに対する密封装置内の静止空間の容積(A+A’)の割合が60%より大きい場合、遠心力等により飛ばされたグリースの留まるスペースを十分に確保でき、軸受の発熱を抑制できる。しかしながら、軸受全体の空間容積に対して、ころが占める割合が少なくなり、軸受寸法に対する定格荷重が低くなりすぎてしまう。
全空間容積Vに対する密封装置内の静止空間の容積(A+A’)の割合が30%以上40%未満の場合、遠心力等により飛ばされたグリースの留まるスペースはある程度確保されているため、軸受の発熱はある程度抑えられ、若干の潤滑寿命延伸の効果が得られる。また、全空間容積Vに対する密封装置内の静止空間の容積(A+A’)の割合が40%以上60%以下の場合、遠心力等により飛ばされたグリースの留まるスペースを十分に確保でき、軸受の発熱を抑制できるため、潤滑寿命延伸の効果が得られる。
全空間容量Vに対して静止空間(内輪間の静止空間)Bの容積が占める割合が15%未満の場合、グリースの封入量が少なくなる。このため、全空間容量Vに対して静止空間(内輪間の静止空間)Bが占める割合を15%以上とするのが好ましい。
なお、動空間(A1+A1’):静止空間(A+A’):静止空間B=0.15:0.30:0.55であってもよい。このように設定しても、軸受機能上の問題は生じない。
前記密封装置S内の静止空間の容積をA、A’とし、一対の内輪22,22間と、これに対向する外輪内面との間の静止空間の容積をBとしたときに、軸受内部へのグリース封入量をGとしたときに、30(A+A’+B)%≦G≦80(A+A’+B)%とすることができる。
静止空間の容積(A+A’+B)に対するグリース封入量の割合が30%未満の場合、動空間中に存在していたグリースが軸受の回転により掻き分けられ、遠心力により飛ばされたグリースの移動後のスペースは十分に確保可能であり、グリースの巻き込みなどによる発熱は抑制されるものの、グリース不足により潤滑寿命も短くなってしまうため推奨しない。
静止空間の容積(A+A’+B)に対するグリース封入量の割合が30%以上70%以下の場合、動空間からはじき出されるグリース量に対し、十分な静止空間の容量が確保されており、発熱が抑制される。また、静止空間の容積(A+A’+B)に対するグリース封入量の割合が70%より大きく80%以下の場合、動空間からはじき出されるグリース量に対し、ある程度の静止空間の容量が確保されているため、ある程度発熱は抑制される。静止空間の容積(A+A’+B)に対するグリース封入量の割合が80%より大きい場合、動空間からはじき出されるグリース量に対し、静止空間の容量が不十分であり、グリースの再巻き込み等による発熱が頻繁に発生してしまう。
本発明では、従来の軸受部品構成を変更することなく、軸受内部の空間容積を最適化することで、必要な潤滑寿命を満足するグリース封入量を確保可能となる。
本発明に係る鉄道車両用車軸軸受は、前記転がり軸受を備えたものである。このため、本発明に係る鉄道車両用車軸軸受は、従来の軸受部品構成を変更することなく、軸受内部の空間容積を最適化することで、必要な潤滑寿命を満足するグリース封入量を確保可能となる。
鉄道車両用車軸軸受として、内周に複列の軌道21a、21aを有する外輪21と、そのそれぞれの外周に軌道22a、22aを有する一対の内輪22と、内輪22と外輪21との間に介在する複列の円すいころ23aと、各列の円すいころ23aを円周方向で所定間隔に保持する保持器とを備えたものが好ましい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、実施形態における転がり軸受では、一対の内輪22、22間に間座27を介在させていたが、間座27を介在させないタイプであってもよい。鉄道車両車軸用軸受に適用した実施例を例にとってこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、添付図面に示し、かつ、上に述べた実施の形態に限らず、特許請求の範囲にから外れることなく種々の改変を加えて実施をすることが可能である。
一例を挙げるならば、ここでは複列円すいころ軸受を用いた場合を例にとったが、複列円筒ころ軸受を用いた場合にも同様に適用することができる。その場合、円すいころを円筒ころと読み替え、大つばをつばと読み替えるなど、適宜の読み替えをすべきことは言うまでもない。また、用途に関しても鉄道車両用に限られない。
密封装置Sも、ここに図示し、かつ述べたものに限らず、とくにリップの形状や構造については任意の形状、構造を採用することができる。例えばJIS B2402-1:2013に規定されたオイルシールの中から選択して採用してもよい。
図1に示す構成の鉄道車両車軸軸受において、全容積Vに対する動空間S3、S4の容積(A1+A1’)の割合について調べた。この場合、動空間S3、S4の容積A1、A1’が全容積の15%未満、動空間S3、S4の容積A1、A1’が、全容積の15%以上30%未満、動空間S3、S4の容積A1、A1’が、全容積の30%以上45%以下、および動空間S3、S4の容積A1、A1が、45V%より大きい場合について調べ、その結果について次の表1に記載した。
Figure 2024027334000002
判定の〇は、潤滑寿命延伸効果有りを示し、この場合、潤滑寿命延伸効果有りとは、潤滑寿命が、このような比率に設定しない潤滑寿命延伸効果が無い軸受に比べて、20%以上延びたものである。判定の△は、潤滑寿命延伸効果若干有りを示し、若干有りとは、このような比率に設定しない潤滑寿命延伸効果が無い軸受に比べて、10~20%程度延びたものである。▲は、潤滑寿命延伸効果有りであるが、軸受定格荷重が小さくなりすぎるものである。軸受定格荷重が小さくなりすぎるとは、判定が▲以外の軸受よりも95%以下となることである。×は、潤滑寿命延伸効果無しを示している。
この結果から、30%×全空間容積≦(動空間S3、S4の容積A1、A1’)≦45%が好ましいことが分かり、特に、15%以上30%未満がよいことが分かる。
図1に示す構成の鉄道車両車軸軸受において、静止空間S1、S2の容積(A+A’)の割合について調べた。この場合、静止空間S1、S2の容積(A+A’)が全空間容積の30%未満、静止空間S1、S2の容積(A+A’)が全空間容積Vの30%以上40%未満、静止空間S1、S2の容積(A+A’)が全空間容積Vの40%以上60%以下、及び静止空間S1、S2の容積(A+A’)が全空間容積Vの60%より大きい場合について調べて、その結果を次の表2に示した。
Figure 2024027334000003
この場合の判定における〇、△、▲、及び×は、前記表1に示す判定の〇、△、▲、及び×と同様である。このように、30%×全空間容積≦(静止空間S1、S2の容積A、A’)≦60%が好ましいことが分かり、特に、40%以上60%以下がよいことが分かる。
静止空間S1、S2、Sの容積(A+A’+B)に対するグリース封入量の割合について調べた。この場合、静止空間S1、S2、Sの容積(A+A’+B)に対するグリース封入量を30%未満、静止空間S1、S2、Sの容積(A+A’+B)に対するグリース封入量を30%以上70%以下、静止空間S1、S2、Sの容積(A+A’+B)に対するグリース封入量を70%より多く80%以下、静止空間S1、S2、Sの容積(A+A’+B)に対するグリース封入量を80%より多くした場合について調べ、その結果を次の表3に示した。
Figure 2024027334000004
各判定は、軸受のメンテナンス期間に相当する時間運転した結果であり、〇は、グリースに起因する発熱が無かったことを示し、△はグリースに起因する発熱が若干あったことを示し、若干あったとは、0~5℃の昇温であり、▲はグリースに起因する発熱は無かったが、軸受寿命が短くなったことを示し、寿命が短くなるとは、このようなグリース比率に設定しない軸受に比べて、同等以下に短くなったことを示している。×はグリースに起因する発熱があったことを示している。
この結果から、30%×静止空間(A+A’+B)≦(グリース封入量)≦30%×静止空間(A+A’+B)≦80%が好ましいことが分かり、特に、30%以上70%以下がよいことが分かる。
S、Sa、Sb密封装置
S1、2 静止空間
S3、4 動空間
S5 静止空間
21 外輪
21a 軌道
22 内輪
22a 軌道
23 転動体
23 外輪
24 保持器
27 間座

Claims (9)

  1. 内輪と、外輪と、内外輪間に介在する転動体と、内外輪間に配設されて前記転動体を保持する保持器と、内外輪間の開口部を密封する密封装置とを備えた転がり軸受であって、
    前記密封装置内の静止空間の容積をA、A’とし、一対の内輪間と、これに対向する外輪内面との間の静止空間の容積をBとし、保持器と転動体が通過する空間から保持器及び転動体自体の体積を省いた動空間の容積をA1、A1’とし、軸受の全空間容積をVとしたときに、V=(A+A’+B+A1+A1’)とし、15V%≦(A1+A1’)≦45V%としたことを特徴とする転がり軸受。
  2. 軸受の全空間容積をVとし、保持器と転動体が通過する空間から保持器及び転動体自体の体積を省いた動空間の容積をA1、A1’としたときに、15V%≦(A1+A1’)≦30V%としたことを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 軸受の全空間容積をVとし、前記密封装置内の静止空間の容積をA、A’とし、一対の内輪間と、これに対向する外輪内面との間の静止空間の容積をBとしたときに、30V%≦(A+A’)≦60V%とし、BをVの15%以上としたことを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  4. 軸受の全空間容積をVとし、前記密封装置内の静止空間の容積をA、A’とし、一対の内輪間と、これに対向する外輪内面との間の静止空間の容積をBとしたときに、40V%≦(A+A’)≦60V%とし、BをVの15%以上としたことを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  5. 前記密封装置内の静止空間の容積をA、A’とし、一対の内輪間と、これに対向する外輪内面との間の動空間の容積をBとしたときに、軸受内部へのグリース封入量をGとしたときに、30(A+A’+B)%≦G≦80(A+A’+B)%としたことを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  6. 前記密封装置内の静止空間の容積をA、A’とし、一対の内輪間と、これに対向する外輪内面との間の動空間の容積をBとしたときに、軸受内部へのグリース封入量をGとしたときに、30(A+A’+B)%≦G≦70((A+A’+B)%としたことを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  7. 前記一対の内輪間に間座が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  8. 請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の転がり軸受を用いたことを特徴とする鉄道車両車軸軸受。
  9. 内周に複列の軌道を有する外輪と、そのそれぞれの外周に軌道を有する一対の内輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在する複列の円すいころと、各列の円すいころを円周方向で所定間隔に保持する保持器とを備えた鉄道車両車軸軸受であって、前記請求項1~請求項8に記載の転がり軸受を用いたことを特徴とする鉄道車両車軸軸受。

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