JP2024027254A - システム - Google Patents

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勝利 扇浦
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Abstract

【課題】来店客に対する特典の付与を効率よく行えるシステムを提供する。【解決手段】来店客に来店ポイントを付与する特典付与手段(ステップ1-3~1-9、ステップ2-1~2-3、ステップ3-1~3-1を実行するPOS装置20、顧客情報管理サーバ170、携帯端末100など)と、取引に関する情報を印刷する印刷手段(レシート印字部など)と、来店人数を設定する設定手段(ステップ1-1を実行する受付端末、携帯端末など)と、来店人数が所定条件(例えば二人以上)を満たしているか否かを判定する判定手段(ステップ1-7を実行するPOS装置20など)とを備えるシステムである。印刷手段は、判定手段が所定条件(例えば二人以上)を満たしていると判定した場合に、特典付与手段による来店ポイントを受けるための識別情報(来店特典用コード付きレシートR1中の2次元コード)を印刷する。【選択図】図5

Description

本発明は、来店客に特典を付与するシステムに関するものである。
従来、来店したことで来店ポイントを付与するシステムを設置した店舗がある。
特開2021-105855号公報
しかし、従来、来店客に対する特典の付与が効率的に行われているとは言えなかった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、来店客に対する特典の付与を効率よく行うことができるシステムを提供することにある。
本発明は、来店客に特典を付与する特典付与手段と、取引に関する情報を出力する出力手段と、来店人数を設定する設定手段と、前記来店人数が所定条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、を備え、前記出力手段は、前記判定手段が前記所定条件を満たしていると判定した場合に、前記特典付与手段による特典を受けるための識別情報を出力するシステムにある。
システム1の一例を示す概略構成図である。 店内サーバ10の機能ブロックの一例を示す図である。 POS装置20の機能ブロックの一例を示す図である。 携帯装置100(130)の機能ブロックの一例を示す図である。 来店ポイントを付与する方法の一例を示す概略動作フロー図である。 小計画面G11上に特典付与案内画面G13を表示した図である。 図7(a)はホーム画面G21、図7(b)は特典画面G31を示す図である。 会員識別コード画面G41を示す図である。 特典付与表示画面G51を示す図である。 図10(a)は来店特典用コード付きレシートR1を示す図、図10(b)は来店特典用コードなしレシートR2を示す図である。 コード読込画面G61を示す図である。 同伴者が来店ポイントを取得する方法の一例を示す概略動作フロー図である。 来店人数に応じてPOS装置20で2次元コードG411を読み込む場合と読み込まない場合とでのレシートの場合分けを示す図である。 セルフ精算装置200の一例を示す外観構成図である。 セルフ精算装置200の構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明を適用するシステム1の一例を示す概略構成図である。このシステム1は、店内で飲食した後に精算したり、テイクアウトで商品を精算したりする商品販売データ処理システムである。同図に示すように、システム1は、複数の店舗別のシステム1A,1B,1C,・・と、店外の客用携帯装置100,・・と、クラウドサーバ150と、顧客情報管理サーバ170とを、インターネットなどのネットワーク160によって接続して構成されている。
各店舗別のシステム1A,1B,1C,・・は何れも同様の構成なので、システム1Aについて説明する。システム1Aは、店内サーバ(管理装置、ストアコントローラ)10と、POS装置(精算装置)20と、受付端末40と、アクセスポイント50と、厨房装置60と、客用携帯装置(室内)100と、店員用携帯装置130とを具備し、各機器をLAN140によって通信可能に接続して構成されている。このシステム1Aは、例えば飲食店内に設置される。
店内で使用される客用携帯装置100と店外で使用される客用携帯装置100は同様の構成である。これら客用携帯装置100には、顧客が所有する携帯電話やスマートホンやタブレットPCなどが含まれ、本発明にかかるサービスの提供を受ける場合は、会員登録用のアプリケーションをダウンロードなどする。
なお店内サーバ10の代わりに、クラウドサーバ(外部サーバ)150などを用いても良い。この場合はクラウドサーバ150が管理装置となる。LAN140の接続形態は、有線であっても良いし、無電であっても良い。またアクセスポイント50は、無線LANにより、客用携帯装置(店内)100及び店員用携帯装置130と接続されている。
店内サーバ10は、システム1Aを制御するコンピュータであって、メニューマスタファイル(商品マスタファイル)や会員情報ファイルや特典情報ファイルなどの種々の情報を管理する。図2は店内サーバ10の機能ブロックの一例を示す図である。同図に示すように、店内サーバ10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、表示部14と、ハードディスク15と、操作部16と、通信部17とを有しており、これら各構成要素を互いに通信回線18を介して接続して構成されている。CPU11は、ROM12に記憶された制御プログラムを実行することにより、店内サーバ10の動作を制御する。ROM12は、前記制御プログラムなどの各種情報を記憶する。RAM13は、種々の情報を一時記憶する。表示部14は、例えば液晶ディスプレイであり、店内サーバ10を操作する店員に対して情報を表示する。ハードディスク15は、種々のファイル(例えば、メニューファイル、会員情報ファイル、特典情報ファイル、印字フォーマットファイル、注文データファイル、会計ファイル等)などを記憶する記憶手段である。操作部16は、店内サーバ10を操作する店員から種々の指示を受けるための各種キーなどを有している。通信部17は、LAN140を介して各種外部機器と通信するための通信インターフェースである。
図3はPOS装置(精算装置)20の機能ブロックの一例を示す図である。POS装置20は、店内での飲食やテイクアウトする客が精算を行う場合などに使用する。同図に示すように、POS装置20は、このPOS装置20の動作を制御するCPU21と、顧客の買上情報などを記憶するハードディスク22と、CPU21が実行するプログラムを記憶するROM23と、種々の情報(例えば店内サーバ10より取得したメニューファイルや、下記するスキャナ部25で読み取った会員情報など)を一時記憶するRAM24と、商品などに付されているバーコードや下記する会員情報を記録した2次元コードG411などを光学的に読み取るスキャナ部25と、各種表示を行う表示部26と、レシート印字部28と、現金や金券などを保管するドロワ部29と、LAN140を経由して店内サーバ10などの外部機器と通信する通信部30と、POS装置20を動作させる各種操作ボタンなどからなる操作部31とを備えている。各構成要素は互いに通信回線32を介して接続されている。
厨房装置60は、この例では、注文された料理(商品)の調理指示データを画面に表示するキッチンモニタであり、一般に厨房(調理場)近傍に設置される。厨房で調理する店員は、厨房装置60に表示される調理指示内容に従って調理を行う。厨房装置60は、店員用携帯装置130などで調理の注文を受けた際に送信される調理指示命令を受け取り、調理指示内容を表示する。厨房装置60は、キッチンモニタの代わりに、調理指示内容をレシートにプリントアウトするキッチンプリンタであっても良いし、両者を設置しても良い。
受付端末40は、例えば店舗の入口付近に設置され、来店人数や希望する席の種類(カウンター・テーブル)などを入力する装置である。
客用携帯装置100は、何れも一般に客が所有しているスマートホンなどの携帯装置であり、また店員用携帯装置130は、店舗用の携帯装置またはスマートホンなどである。携帯装置100,130は、何れも図1に示すように、その表面にタッチパネル107,137を有している。客用の携帯端末100と店員用の携帯端末130の機能ブロック構成は略同一なので、以下、まとめて説明する。
図4は携帯装置100(130)の機能ブロックの一例を示す図である。同図に示すように携帯装置100(130)は、CPU101(131)と、ROM103(133)と、RAM105(135)と、タッチパネル(表示部兼操作部)107(137)と、通信部109(139)と、操作ボタン部111(141)と、撮像部113(143)とを、通信回線115(145)によって相互に接続して構成されている。CPU101(131)は各種プログラムを実行する。ROM103(133)は、例えば、CPU101(131)において実行される各種プログラムや、タッチパネル107(137)において表示される画像データなどを記憶する。RAM105(135)は、例えば店内サーバ10から受信した各種ファイル(例えばメニューファイル)や、CPU101(131)が生成したデータを一時記憶する。タッチパネル107(137)は、液晶パネルのような種々の画像を表示する表示装置と、タッチパッドのような位置入力装置とを組み合わせた装置であり、画面上の表示を押下(タッチ)することで所定のサービスを選択する選択手段(入力装置)となっている。通信部109(139)はアクセスポイント50(店外の客用携帯装置100の場合はネットワーク160)を経由して他の外部装置と送受信を行う送受信手段である。操作ボタン部111(141)は、例えば電源スイッチボタンや操作ボタンなどから構成され、操作者である顧客や店員からの入力操作を受け付ける。撮像部113(143)は撮影を行うものであり、例えばバーコードや2次元コードなどの認証情報を撮影し、当該認証情報に記載されている情報を取り出す機能、即ちスキャン機能も有するスキャナ部でもある。
上記構成のシステム1において、来店した顧客に対して来店したことによる特典(来店ポイント)を付与するサービスがある。来店ポイントは、顧客が所持する客用携帯端末100に対して付与される。即ち予め客用携帯装置100に、当該店舗単独または当該店舗の系列店または当該店舗の提携するグループ店などにおいて使用可能な会員用プログラム(アプリケーション)を例えばネットワーク160などを介してインストールしておき、当該会員用プログラムを用いて特典の取り込みや使用を行う。この例では、特典は来店した顧客それぞれに対して付与できる構成としている。
図5は来店ポイントを付与する方法の一例を示す概略動作フロー図である。同図では、POS装置20における特典処理フローと、顧客情報管理サーバ170における特典処理フローと、客用携帯端末100における特典処理フローとが記載されている。
同図に示すように、来店した顧客は、例えば受付端末40において、来店人数や希望する席の種類などを入力する。これによって例えば店内サーバ10やPOS装置20は、来店人数を記憶する(ステップ1-1)。
次に、当該来店客は、着席した席などにおいて、店員の所持する携帯端末130によって注文を受け付ける。店員による注文受け付けの代わりに、客自らが、席に設置してある(または店舗内において別途当該客用として貸与される)タブレットPCなどの携帯装置130を操作することで注文しても良い。このとき、前記受付端末40の代わりに、来店人数を入力しても良い。即ち、例えば受付端末40が設置されていない場合は、携帯端末130によって店員または客自らが来店人数を入力しても良い(ステップ1-1)。即ち、来店人数の入力は、顧客自身が行っても良いし、店員が受付端末40や店員用携帯装置130を使って行っても良く、また入力時期は来店時、席への着席時、注文受付時など種々のパターンがある。当該来店人数は座席案内や最初の注文を受け付けた時点で生成される取引番号と関連付けて記憶される。各テーブルには、精算時に取引番号をコード化した会計札が渡されるため、顧客はPOS装置20に当該会計札を持参し、POS装置20のスキャナ部25で当該コードを読み取ることで、取引情報を呼び出すことができる。取引情報には、登録した商品情報や金額情報とともに、来店人数情報も含まれる。
受け付けられた注文メニューは、店内サーバ10やPOS装置20に記憶されると同時に、厨房端末60に送信され、厨房端末60の画面に調理指示データを表示することで、調理が行われ、顧客に提供される。
食事が終了した顧客は、POS装置20において精算処理を行う(ステップ1-2)。精算は先に説明したように会計札などを使い取引情報をPOS装置20に呼び出すことで実行される。金額情報に基づき精算が行われるとともに、値引きや割引、クーポン利用等もこのタイミングで処理され、最終的な精算金額が決定される。同時に来店人数情報を受信することで何人まで特典を付与できるのか、の上限値を設定することができる。精算中に、例えばPOS装置20に表示した図示しない特典付与ボタンを押下すると(ステップ1-3の「Y」)、例えば図6に示すように、小計画面G11上に、ポップアップ画面として特典付与案内画面G13を表示する(ステップ1-4)。特典付与案内画面G13には、「スマートホン画面から会員コードを読み取ってください」との案内文G131と、OKボタンG133が表示されているので、これを読んだ店員は、顧客の一人(精算を行っている代表者)に対して、当該顧客が所持する携帯端末100に会員コードを表示するように促す。ただし、来店ポイントを毎回付与する運用であれば、「特典付与ボタン」のようなものを用意し店員の操作を受け付けるのではなく、精算処理時に必ず特典付与案内画面を経由するようにしてもよい。店内混雑時や代表精算者がアプリケーションを素早く提示できないと判断した場合には、当該特手付与案内画面をスキップする操作を行えばよい。
当該顧客は、スマートホンなどの客用携帯端末100にダウンロードした店舗アプリケーションを起動し、図7(a)に示すホーム画面G21を表示し、当該ホーム画面G21中の来店ポイントボタンG211を押下する。これによって図8に示す会員識別コード画面G41が表示される。また例えば図7(a) に示すホーム画面G21中の特典ボタンG213を押下することでまず図7(b)に示す特典画面G31を表示し、特典画面G31中の来店ポイントボタンG311を押下することで、図8に示す会員識別コード画面G41を表示するように構成しても良い。
そして店員は、当該顧客が提示した会員識別コード画面G41中の会員識別コードを記録した2次元コードG411を、POS装置20のスキャナ部25によって読み取る(ステップ1-5)。読み取った2次元コードG411中の会員識別コード(会員識別番号)の情報は、これを特典付与情報の一つとして、顧客情報管理サーバ170に送信する(ステップ1-6)。
顧客情報管理サーバ170に送信された特典付与情報は、当該顧客情報管理サーバ170が受信・記憶し(ステップ2-1)、当該顧客情報管理サーバ170においてポイント付与処理が行われる(ステップ2-2)。即ち、上記会員識別コード画面G41を提示した顧客にポイントを付与する。そして当該ポイント付与処理が完了すると当該特典付与完了情報を前記顧客の携帯端末100に通知する(ステップ2-3)。
前記顧客の携帯端末100は、前記特典付与完了情報を受信すると(ステップ3-1)、特典が付与されたことを顧客の携帯端末100のタッチパネル107に表示する(ステップ3-2)。図9は当該タッチパネル107に表示された特典付与表示画面G51を示す図である。特典付与表示画面G51には、当該顧客に特典が付与されたことが表示されている。
これによって、1グループの来店客の内の一人の顧客(代表精算者)に対しては、来店ポイントが付与されたことになる。
次に、上記したステップ1-6において特典付与情報(この情報には来店客数の情報も含まれている)を顧客情報管理サーバ170に送信した後、ステップ1-7に移行し、POS装置20では、POS装置20で来店ポイントを付与できる人数の上限に達しているか否を判断する。1グループあたりのPOS装置20の専有時間を抑えることで店舗全体の客捌きの効率を上げることができるため、POS装置20で特典付与の対象とする客数は抑えたい。一方で、POS装置20で1人の顧客にも特典を付与しない場合、後述するレシートに印字される来店特典用コードを顧客自身で読み取ってもらうことになるが、これら印刷されるコードには位置情報や制限時間を設ける等の不正を防ぐ機能が実装されていることが多く、代表精算者すら特典を得る機会を失いかねない。よって、POS装置20で特典を付与する人数を予め設定し、POS装置20経由付与とレシート経由付与とを併存させるようにしている。そのためにもPOS装置20で付与できる人数の上限設定は重要となる。以下ではこの上限設定人数が1である前提で説明している。即ちこの例の場合、来店人数が上限設定人数である一人より多い複数人であった場合は、ステップ1-7の「Y」からステップ1-8に移行し、POS装置20のレシート印字部28から、図10(a)に示すような来店特典用コード付きレシートR1を印字・出力する。一方、来店人数が上限設定人数以下の一人であった場合は、ステップ1-7の「N」からステップ1-9に移行し、POS装置20のレシート印字部28から、図10(b)に示すような来店特典用コードなしレシートR2を印字・出力する。これによって精算手続が完了する。
来店特典用コード付きレシートR1には、精算内容表示欄R11の他に、来店特典付与済み情報表示欄R12と同伴者来店特典付与方法案内表示欄R13とが表示されている。来店特典付与済み情報表示欄R12には、来店ポイントが付与されたことを示す表示が行われている。同伴者来店特典付与方法案内表示欄R13には、同伴者(代表者以外の来店客)の特典取得方法が表示されている。即ち、同伴者来店特典付与方法案内表示欄R13には、表示された2次元コードR15を読み込むことで来店ポイントが取得できることと、取得できる期間は会計時間から所定の時間内(30分間)であることが案内・表示されている。
一方、来店特典用コードなしレシートR2には、来店ポイントを付与する同伴者がいない場合なので(既に来店ポイントを精算を行った顧客に付与しているので)、精算内容表示欄R21と来店特典付与済み情報表示欄R22のみが表示されている。
上記動作例では、レシートR1,R2に出力する態様を説明したが、その代わりに電子レシートに出力する態様とすることもできる。即ち、代表精算者は、紙レシートを受け取る代わりに電子レシートを受け取る(受信)ことも可能である。例えば、精算の際に代表精算者が来店ポイントを受けるところまでは上記と同様に、来店ポイントを受け取るために会員識別コードG41を表示し、POS装置20で当該情報を取得する。取得により来店ポイントを付与し、その後の精算に応じて電子レシートを生成し、当該代表精算者の携帯端末100のアプリケーションへ当該精算内容を電子レシートとして配信する。配信された電子レシートには、図10の来店特典用コード付きレシートR1と同様に2次元コードR15が表示され、同伴者はこの電子レシート画面に表示された2次元コードR15を撮像することで、特典を受けることができる。来店特典用コードなしレシートR2の場合も同様で、電子レシートとして配信することも可能である。さらには、紙レシートであるか電子レシートであるかを問わず、代表精算者の携帯端末100のアプリケーション画面上に同伴者特典付与用の2次元コードを表示可能とし、同様に設定された来店人数に達するまで同伴者に来店ポイントを付与することも可能である。
図12は同伴者用の携帯端末100において、当該同伴者が来店ポイントを取得する方法の一例を示す概略動作フロー図である。1グループ中の同伴者が各人の携帯端末100に来店ポイントを取得するには、まず当該同伴者の携帯端末100に、上述の場合と同様に、図7(a)に示すホーム画面G21又は図7(b)に示す特典画面G31を表示してその来店ポイントボタンG211又はG311を押下することで、図8に示す会員識別コード画面G41を表示し、さらに会員識別コード画面G41中のコード読込ボタンG413を押下し、これによって図11に示すコード読込画面G61を表示する(ステップ4-1)。
次に、当該コード読込画面G61(携帯端末100の撮像部113)を用いて、前記図10(a)に示す来店特典用コード付きレシートR1中の2次元コードR15を撮像し、そのコードを読み込む(ステップ4-2)。電子レシートの場合は、代表精算者の携帯端末100に表示された2次元コードR15のコードを読み込む。
次に、読み込んだコード情報を含む特典付与情報を顧客情報管理サーバ170に送信する(ステップ4-3)。顧客情報管理サーバ170に送信された特典付与情報は、当該顧客情報管理サーバ170が受信・記憶し(図5のステップ2-1)、当該顧客情報管理サーバ170においてポイント付与処理が行われる(ステップ2-2)。即ち、この携帯端末100を所持する同伴者にポイントを付与する。そして当該ポイント付与が完了すると当該特典付与完了情報を前記同伴者の携帯端末100に通知する(ステップ2-3)。
前記同伴者の携帯端末100は、前記特典付与完了情報を受信すると(図12のステップ4-4)、特典が付与されたことを当該同伴者の携帯端末100のタッチパネル107に表示する(ステップ4-5)。表示する画面は、前記図9に示す特典付与表示画面G51と同様の画面である。
これによって、1グループの来店客の内の一人の同伴者に対して、来店ポイントが付与されたことになる。
同伴者がさらにいる場合は、上記と同様に、当該同伴者の携帯端末100によって前記来店特典用コード付きレシートR1中の2次元コードR15を撮像し、そのコードを読み込むことで、来店ポイントを獲得する操作が行われる。来店ポイントの付与は、顧客情報管理サーバ170において、同伴者の人数分可能としておき、それ以上の回数、2次元コードR15を読み込んでも来店ポイントは付与されないようにする。同伴者の人数に関する情報は、例えば上記POS装置20から顧客情報管理サーバ170に送信される特典付与情報中の一つの情報としておけばよい(ステップ1-6→ステップ2-1)。
同伴者による来店ポイントが取得できる期間は、この例では、上述のように、会計時間から所定の時間内(30分間)である。このように時間を限定した理由は、当該来店ポイントを、来店していない会員に付与してしまう虞を抑止するためである。同様の理由で、例えば、携帯端末100が有するGPS機能を用いて、会計を行った店舗を含む所定のエリア(例えば当該店舗を中心に半径300mの範囲)を超えた場所では来店ポイントを取得することができない構成としても良い。さらに来店ポイントを付与しない条件として、例えば1日に取得できる来店ポイントを2回以内に制限したり、前回の来店スタンプの取得から6時間が経過していることを条件にしたり、同一携帯端末の別アカウントでの取得を制限したりするなどが考えられる。
以上のようにして、全ての同伴者に対する来店ポイントの付与が終了すると、一連の来店ポイント付与動作は終了する。
上記動作例では、POS装置20によって2次元コードG411を読み込む人数を一人(代表者のみ)としたが、上述のように、その人数を二人以上の複数人に設定することもできる。この場合、来店特典用コード付きレシートR1中の2次元コードR15を読み込むのは、当該複数人を超える同伴者となる。また上記例では、識別情報として2次元コードG411,R15を用いたが、バーコード等の他の識別コードを用いても良い。
上記動作例では、顧客の一人(精算を行っている代表者)がPOS装置20のスキャナ部25で当該顧客が所持する携帯端末100に表示した2次元コードG411を読み込むことで来店ポイントを取得し、それ以外の同伴者は来店特典用コード付きレシートR1中の2次元コードR15を読み込むことで来店ポイントを取得する構成としているが、上記顧客の一人(精算を行っている代表者)もPOS装置20のスキャナ部25を用いず、同伴者と同様に来店特典用コード付きレシートR1中の2次元コードR15を読み込むことで来店ポイントを取得する構成としてもよい。例えば精算を行う顧客が、精算時には会員登録しておらず、精算後に会員登録して2次元コードR15を読み込むような場合がこれに該当する。
即ちこの場合は、ステップ1-3において、POS装置20での特典付与をキャンセルし(ステップ1-3の「N」)、直接ステップ1-8に移行し、POS装置20のレシート印字部28から、図10(a)に示すような来店特典用コード付きレシートR1を印字・出力する。この場合の来店特典用コード付きレシートR1の2次元コードR15には、これを読み込むことで、同伴者だけでなく、精算を行った代表者に対しても来店ポイントが取得できるようにする。このように構成すれば、POS装置20において何れの顧客にも来店ポイントを付与する必要が無くなるので、さらにPOS装置20における精算処理の効率化を図ることができる。なおこの場合、図10に示す来店特典用コード付きレシートR1の同伴者来店特典付与方法案内表示欄R13中の「同伴者の方はこちらから読み取ってください」の記載を、例えば「来店者の方はこちらから読み取ってください」の記載に変更などしておけばよい。
また上記動作例では、精算を行う顧客(代表者)は、図8に示すような会員識別コード画面G41中の2次元コードG411をスキャナ部25に読み込ませることで特典を取得したが、その代わりに、精算を行う顧客(代表者)の携帯端末100に図11に示すようなコード読込画面G61を表示し、このコード読込画面G61に、例えばPOS装置20の客側画面に表示した2次元コードや、近傍に予め設置しておいた2次元コード印刷シート中の当該2次元コードを読み込ませることで、当該携帯端末100に特典を取得するように構成しても良い。
図13は、この例のようにPOS装置20で来店ポイントを付与する上限設定人数を一人と設定した場合において、来店人数に応じてPOS装置20で2次元コードG411を読み込む場合と読み込まない場合とでの、発行するレシートの場合分けを示す図である。同図に示すように、来店人数が上限設定人数である一人の場合は、POS装置20で2次元コードG411を読み込んだ場合はレシートとして来店特典用コードなしレシートR2を発行し、POS装置20で2次元コードG411を読み込まない場合はレシートとして来店特典用コード付きレシートR1を発行する。一方、来店人数が上限設定人数を超える複数人の場合は、POS装置20で2次元コードG411を読み込んだ場合も読み込まない場合も、レシートとして来店特典用コード付きレシートR1を発行する。
図13についてさらに説明すれば、一人来店客が小計画面G11において2次元コードG411の読み取りを実行した場合、来店者数「1」のカウントが減算され、レシート印刷時には残「0」となっている。残「0」の場合には、2次元コードG411はレシートに印刷されない。一方、一人来店者が小計画面G11において2次元コードG411の読み取りを実行しない場合、来店者数「1」のカウントが減算されていないため、残「1」のままであることから、レシートに2次元コードG411が印刷される。つまりレシート印刷時に来店者数減算結果が「1」以上であれば、レシートに2次元コードG411が印刷される。よって、来店人数に応じて2次元コードG411の有無が決定されるのではなく、取引中に特典付与し尽くしたか否かによって2次元コードG411の印字有無が決定される。
一般的に言うと、POS装置20で来店ポイントを付与する上限人数をn人と設定した場合は、n人で来店してn人すべてがPOS装置20でコードを読み取った場合はレシートにコードは印刷されず、n人を超える人数で来店した場合や、来店人数はn人以下であってもPOS装置20でコードを読み取った人数が当該来店人数以下の場合は、レシートにコードを印刷する。
以上説明したように、上記システム1によれば、来店客に特典を付与する特典付与手段(ステップ1-3~1-9、ステップ2-1~2-3、ステップ3-1~3-2、ステップ4-1~4-5を実行するPOS装置20、顧客情報管理サーバ170、携帯端末100など)と、取引に関する情報を出力する出力手段(レシート印字部28など。電子レシートを表示・出力する携帯端末100等も含む)と、来店人数を設定する設定手段(来店人数を設定する受付端末40や携帯端末130など)と、前記来店人数が所定条件(例えば複数人)を満たしているか否かを判定する判定手段(ステップ1-7を実行するPOS装置20など)と、を備え、前記出力手段は、前記判定手段が前記所定条件(例えば複数人)を満たしていると判定した場合に、前記特典付与手段による特典を受けるための識別情報(来店特典用コード付きレシートR1中の2次元コードR15など)を出力する。
これによって、来店客に対する特典の付与を、出力手段(レシート印字部28など)によって印刷・表示された識別情報(2次元コードR15)を用いて行うことができるので、特典の付与を顧客自らが行うことができ、例えばPOS装置20を用いて精算を行う店員がそれぞれの顧客に対して特典付与作業を行う必要がなくなり、精算における店員の負担を軽減できるばかりか、精算待ちの渋滞などを防止でき、効率よく特典付与を行うことができる。
また上記システム1によれば、前記取引に関する情報を報知する報知手段(レシートR1,R2)を備え、前記報知手段は、前記判定手段が前記所定条件を満たしていると判定した場合に、前記特典付与手段による特典を受けるための案内を報知する(例えば来店特典用コード付きレシートR1に、来店ポイントが取得できることを報知する同伴者来店特典付与方法案内表示欄R13を表示する)構成としているので、来店客自らが特典取得操作を行うことで特典を取得できることと、その取得方法を容易に認識することができる。報知手段の他の例としては、POS装置20の表示部26において報知を行ったり、POS装置20の図示しないスピーカにおいて報知を行ったりしても良い。
上記例では、店員が操作するPOS装置20を用いたシステム1を例に説明したが、本発明は、POS装置20の代わりに、またはPOS装置20とともに、セルフ精算装置を用いたシステムにおいても同様に適用できる。
図14はセルフ精算装置(登録精算装置)200の一例を示す外観構成図である。また図15はセルフ精算装置200の構成の一例を示すブロック図である。このセルフ精算装置200は、店員と顧客が対面しながら、購入しようとする商品の登録を店員が行い、登録した商品の精算を顧客が行う対面セルフPOS装置(セミセルフPOS装置)として使用することもできるし、登録と精算の両者を同一面側から行う顧客操作のフルセルフPOS装置として使用することもできる装置である。即ちこのセルフ精算装置200は、取引の精算に当たり店舗店員の介在を必要とする対面セルフPOS装置(第1のモード)と、取引の精算に当たり店舗店員の介在を必要としないフルセルフPOS装置(第2のモード)とを有する精算装置である。またこのセルフ精算装置200は、商品の登録のみを行う登録装置として使用することもできるし、精算のみを行う精算装置として使用することもできるし、登録と精算の両者を同一面側から行う店員操作のPOS装置として使用することもできる。
図14に示すように、セルフ精算装置200の顧客操作側(正面側)は、基台201の上方にタッチパネルからなる顧客操作面203を設置し、顧客操作面203の下部に顧客用スキャナ部205とレシート発行口207aを設置し、顧客操作面203の側部にクレジットカードやプリペイドカードやモバイル端末などの非現金決済手段によって精算を行う非現金決済処理部209を設置し、基台201の正面側に紙幣投入口211を設置し、紙幣投入口211の斜め下側に硬貨投入口213を設置し、紙幣投入口211の下方にお釣り排出口215を設置して構成されている。
またセルフ精算装置200の店員操作面(背面側)は、基台201の上方にタッチパネルからなる店員操作画面204を設置し、また店員用スキャナ260(図14には示さず。図15参照)を設置して構成されている。
図15はセルフ精算装置200の構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、セルフ精算装置200は、CPU251と、ROM253と、RAM255と、店員操作画面204と、店員用スキャナ260と、顧客操作画面203と、顧客用スキャナ205と、印刷部207と、通信部257と、音声出力部259と、現金決済処理部261と、非現金決済処理部209とを備え、これらを通信回路263によって相互に接続して構成されている。
CPU251はROM253に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、セルフ精算装置200の動作を制御する。ROM253はプログラムなどを記憶する。RAM255は種々の情報、例えば商品ファイルや会員情報や来店ポイントなどの会員特典情報などの各種情報を記憶する。店員用スキャナ260と顧客用スキャナ205は、例えば商品に付されたバーコード等のコード情報(例えば商品登録情報)や、携帯端末100の表示画面(会員識別コード画面G41)に表示した2次元コードG411などを光学的に取得する取得手段である。
店員操作画面204と顧客操作画面203をそれぞれ構成するタッチパネルは、店員や顧客に対して種々の情報を表示する表示部と、画面にタッチすることで各種命令を入力する入力部の機能を有している。印刷部207は、この例ではレシートに印字を行ってレシート発行口207aから印刷済みのレシートを発行するものである。通信部257は、前記LAN140を介して、他の装置と通信する。音声出力部259は、顧客に各種操作情報などを音声で報知等する。
現金決済処理部261は、釣銭釣札機や、その制御部等を備えて構成されていて、現金による決済処理を行うものである。釣銭釣札機は前記紙幣投入口211、前記硬貨投入口213、前記お釣り排出口215を備えている。非現金決済処理部209は、クレジットカードリーダや電子マネーリーダ等を備えている。
そして、このセルフ精算装置200を、対面セルフPOS装置として使用する場合は、登録操作面側(図14の背面側)に店員、精算操作面側(図14の正面側)に顧客が対面して位置し、店員が商品の登録を行い、その登録が完了した後に顧客が精算を行う。また顧客操作のフルセルフPOS装置として使用する場合は、精算操作面側に顧客が位置し、顧客が商品の登録と精算を行う。
次にセルフ精算装置200を第1モードで使用する場合と、第2モードで使用する場合に分けて説明する。
〔セルフ精算装置200を、店員と顧客が対面しながら商品の登録を店員が行い且つ登録した商品の精算を顧客が行う対面セルフPOS装置として使用する場合〕
即ちこのセルフ精算装置200を取引の精算に当たり店舗店員の介在を必要とする対面セルフPOS装置(第1のモード)として使用する場合は、例えば上記受付端末40において来店人数を設定し(ステップ1-1)、飲食などを行い、その後セルフ精算装置200の前に移動して店員が登録などの各種会計処理を行い、次に、顧客自らが精算を行う(ステップ1-2)。
そしてこの顧客及びその同伴者に特典を付与する場合は、ステップ1-3の「Y」からステップ1-4に移行して図6に示す特典付与案内画面G13と同等の特典付与案内画面を顧客操作画面203(及び店員操作画面204)に表示し、当該顧客の携帯端末100に表示した会員識別コード(2次元コードG411)を、顧客用スキャナ部205を用いて入力する(ステップ1-5)。これによって上記と同様にして当該携帯端末100に来店ポイントを付与する(ステップ1-6,2-1~2-3,3-1~3-2)。
次に、来店客が上限人数(この例の場合は一人)より多い複数人であった場合は、ステップ1-7の「Y」からステップ1-8に移行し、来店特典用コード付きレシートR1を印字・出力する。一方、来店客が上限人数以下の一人であった場合は、ステップ1-7の「N」からステップ1-9に移行し、来店特典用コードなしレシートR2を印字・出力する。
〔登録と精算の両者を同一面側から行う顧客操作のフルセルフPOS装置として使用する場合〕
即ちこのセルフ精算装置200を取引の精算に当たり店舗店員の介在を必要としないフルセルフPOS装置(第2のモード)として使用する場合は、例えば上記受付端末40において来店人数を設定し(ステップ1-1)、飲食などを行い、その後セルフ精算装置200の前に移動して顧客自らが登録・精算処理を行う(ステップ1-2)。
そしてこの場合はステップ1-3~ステップ1-7,9を省略してステップ1-8に移行し、セルフ精算装置200の印刷部207から、図10(a)に示すような来店特典用コード付きレシートR1を印字・出力する。
顧客は、精算を行った代表者を含めその全員が図12に示す動作フローに従って、自己の携帯端末100を操作して来店ポイントを取得する。
即ちフルセルフPOS装置として使用する場合、店員が精算を行う代表者の携帯端末100の会員識別コード等を取得すること(またはその指示を行うこと)ができないので、全ての顧客に対して来店特典用コード付きレシートR1に表示した2次元コードR15を用いて来店ポイントを取得するように構成している。
以上説明したように、このセルフ精算装置(精算装置)200においては、第2のモードである場合は、印刷部(印刷手段、出力手段)207は、来店人数が所定条件を満たしているか否かに関わらず、即ち上限設定人数である一人であっても、前記特典付与手段による特典を受けるための識別情報を印刷(出力)するように構成している。第2のモードの場合、精算処理に店舗店員が介在しないので、店舗店員が顧客の識別コードを入力(またはその指示)して特典を付与することができない。この例では、そのような場合であっても、1又は複数の顧客(1グループ)の全てが、店員によらず、印刷(出力)された識別情報を用いることで、特典付与手段による特典を受けることができる。
もちろんセルフ精算装置200をフルセルフモードで使用したとしても顧客用スキャナ205は使用できるので、代表者が自己の携帯端末100に表示した2次元コードG411を顧客用スキャナ205にかざすことで読み取り、前記ステップ1-3~ステップ1-7,9をも用いた上記第1モードと同様の動作フローで処理を行っても良い。
また上記実施形態では、来店ポイントという特典について説明したが、来店ポイント以外の他の各種特典に対しても本システム1を適用させることができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの構成であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。また、上記記載及び各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、上記記載及び各図の記載内容は、その一部であっても、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は上記記載及び各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
《実施形態の総括》
[技術分野]
本発明は、来店客に特典を付与するシステムに関するものである。
[背景技術]
従来、来店したことで来店ポイントを付与するシステムを設置した店舗がある。この種のシステムにおいては、例えば当該店舗で飲食などを行った後の精算時に、店員が操作するPOS装置(精算装置)を用いて、来店した1又は複数の顧客それぞれに対して来店ポイントを付与する。
特許文献1には、来店情報を受信することで、特典を付与するシステムについて開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2021-105855号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかし、上記来店ポイントの付与を、店員が操作するPOS装置において行うと、当該POS装置において混雑が生じる虞があった。特に複数人で来店している顧客それぞれに来店ポイントを付与するような場合は問題となる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、来店客に対する特典の付与を効率よく行うことができるシステムを提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明は、来店客に特典を付与する特典付与手段と、取引に関する情報を出力する出力手段と、来店人数を設定する設定手段と、前記来店人数が所定条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、を備え、前記出力手段は、前記判定手段が前記所定条件を満たしていると判定した場合に、前記特典付与手段による特典を受けるための識別情報を出力するシステムにある。
特典としては、例えば来店したことを条件に付与される来店ポイントなどがある。例えば複数人で来客した場合は、複数人それぞれに来店ポイントが付与される。ポイントを付与するのは、当該店舗に関する会員登録を行っている顧客に限っても良い(ポイントの付与を受けるために来店時または来店後に新規に会員になった客を含めても良い)。
出力手段によって取引に関する情報を出力するのは、例えば精算時のレシートや電子レシートなどである。
設定手段による来客人数の設定は、例えば、(1)対象となる1又は複数の顧客(1グループ)が入店したときに、店頭に設置した予約用端末に来店人数を入力したり、(2)入店時に店員が所持する携帯端末に入力したり、(3)着席したテーブルにおいて店員が注文を取る時に店員の注文端末に入力したり、(4)テーブルに設置されている注文端末に顧客自らが人数を入力したりすることによって行われる。
識別情報とは、例えば精算用のレシートに印刷(出力)されたり、電子レシートに表示(出力)されるバーコードや2次元コード等をいう。
判定手段が判定する所定条件とは、出力手段に特典を受けるための識別情報を出力する必要があるか否かなどをいう。例えば精算のための処理を行っているときに特典の付与が対象となる1又は複数の顧客(1グループ)全てに対して終了しているような場合は特典を受けるための識別情報を出力する必要が無いので、上記所定条件を満たさないとして、当該識別情報を出力しない。
このように構成すれば、例えば複数人のグループで来店して飲食などした後に、代表者一人が精算を行い、当該代表者は当該精算機によって自己の携帯端末に特典を入力し、一方その精算用レシート(電子レシートでもよい)には残りの顧客用の識別情報を出力し、当該残りの顧客は各顧客の所持する携帯端末に前記識別情報を読み込むことでそれぞれ特典を入力するなどすることができる。
本発明によれば、来店客に対する特典の付与を、出力手段によって出力された識別情報を用いて行うことができるので、特典の付与を顧客自らが行うことができ、例えばPOS装置を用いて精算を行う店員がそれぞれの顧客に対して特典付与作業を行う必要がなくなり、精算における店員の負担を軽減できるばかりか、精算待ちの渋滞などを防止でき、効率よく特典付与を行うことができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記取引に関する情報を報知する報知手段を備え、前記報知手段は、前記判定手段が前記所定条件を満たしていると判定した場合に、前記特典付与手段による特典を受けるための案内を報知することを特徴としている。
報知手段としては、例えば精算を行う際に操作される精算装置の表示画面や、上記取引に関する情報を印刷したレシートなどがこれに該当する。即ち、精算装置の表示画面や、レシートなどによって取引に関する情報が報知されると共に、特典を受けるための案内が報知される。
特典を受けるための案内の報知の内容としては、例えば「レシートのバーコードを読み込んで来店ポイントをGET!!(同伴者の方はこちらから読み取ってください)」などが考えられる。
また顧客へ正しく特典取得方法を伝えるため、精算装置の表示画面(案内画面)や、顧客側を向く客用表示画面(案内画面)に、特典付与方法をアニメーション表示するなどしてもよい。
本発明によれば、特典を受けるための案内を来店客に確実に知らせることができる。
また本発明は、上記特徴に加え、取引の精算に当たり店舗店員の介在を必要とする第1のモードと、取引の精算に当たり店舗店員の介在を必要としない第2のモードと、を有する精算装置を備え、前記出力手段は、前記精算装置が第2のモードである場合は、前記来店人数が所定条件を満たしているか否かに関わらず、前記特典付与手段による特典を受けるための識別情報を出力することを特徴としている。
この精算装置は、店舗店員が精算処理に介在する第1のモードと、介在しない第2のモードを切り替えられる精算装置である。
第1のモードの場合、店舗店員が精算処理に介在するので、店舗店員が特典を付与することができるが、第2のモード(店員不在で顧客が登録と精算を全て自身で行うフルセルフモードなど)の場合は、精算処理に店舗店員が介在しないので、たとえ画面報知や音声報知を行ったとしても、店員介在時に比べて来店客がまごつく可能性が高い。この発明では、そのような場合であっても、1又は複数の顧客(1グループ)の全てが、出力された識別情報を用いることで、店員によらず、特典付与手段による特典を受けることができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記特典付与手段は、前記設定手段による来店人数に応じた特典を付与することを特徴としている。
本発明によれば、来店した人数分の特典を付与するので、特典の不正取得を防止することができる。
なお、上述のシステム1としての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムとしてのシステム1(店内サーバ10やPOS装置20や受付端末40やクラウドサーバ150や顧客情報管理サーバ170やセルフ精算装置200など)に読み込ませ、実行することにより、上記のシステム1としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバ(クラウドサーバ)からアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置(情報端末)で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1(1A,1B,1C)…システム、10…店内サーバ(管理装置、ストアコントローラ)、20…POS装置、25…スキャナ部、26…表示部、28…レシート印字部(出力手段)、40…受付端末、50…アクセスポイント、60…厨房装置、100…客用携帯装置、130…店員用携帯装置、107,137…タッチパネル、113,143…撮像部、140…LAN、150…クラウドサーバ、160…ネットワーク、170…顧客情報管理サーバ、G11…小計画面、G13…特典付与案内画面、G21…ホーム画面、G211…来店ポイントボタン、G213…特典ボタン、G31…特典画面、G311…来店ポイントボタン、G41…会員識別コード画面、G411…2次元コード、G51…特典付与表示画面、R1…来店特典用コード付きレシート、R11…精算内容表示欄、R12…来店特典付与済み情報表示欄、R13…同伴者来店特典付与方法案内表示欄、R15…2次元コード、R2…来店特典用コードなしレシート、R21…精算内容表示欄、R22…来店特典付与済み情報表示欄、G411…2次元コード、G413…コード読込ボタン、G61…コード読込画面、200…セルフ精算装置(登録精算装置)、203…顧客操作画面(タッチパネル)、205…顧客用スキャナ、207…印刷部(出力手段)

Claims (4)

  1. 来店客に特典を付与する特典付与手段と、
    取引に関する情報を出力する出力手段と、
    来店人数を設定する設定手段と、
    前記来店人数が所定条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記出力手段は、前記判定手段が前記所定条件を満たしていると判定した場合に、前記特典付与手段による特典を受けるための識別情報を出力するシステム。
  2. 前記取引に関する情報を報知する報知手段を備え、
    前記報知手段は、前記判定手段が前記所定条件を満たしていると判定した場合に、前記特典付与手段による特典を受けるための案内を報知することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 取引の精算に当たり店舗店員の介在を必要とする第1のモードと、
    取引の精算に当たり店舗店員の介在を必要としない第2のモードと、
    を有する精算装置を備え、
    前記出力手段は、前記精算装置が第2のモードである場合は、前記来店人数が所定条件を満たしているか否かに関わらず、前記特典付与手段による特典を受けるための識別情報を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記特典付与手段は、前記設定手段による来店人数に応じた特典を付与することを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。
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