JP2024021872A - 牽引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業車両に作業装置を連結させる牽引装置において、作業装置を安定して牽引可能な牽引装置を提供する。
【解決手段】作業車両に作業装置を連結させる牽引装置であって、作業車両側へ拡開し、当該拡開側の2つの端部が作業車両に枢支連結される二又状の第1連結ロッドと、第1連結ロッド側から作業装置側に向かって延在し、当該作業装置側の端部が作業装置に枢支連結される第2連結ロッドと、第1連結ロッドと第2連結ロッドの作業車両側の端部とを連結する中間連結部と、を備え、第1連結ロッドおよび中間連結部相互間に、作業装置側から作業車両側に向かって延在するロール支軸が設けられ、第1連結ロッドおよび中間連結部の少なくとも一方は、ロール支軸に対して当該ロール支軸回りに回動可能に連結支持されている。
【選択図】図4
【解決手段】作業車両に作業装置を連結させる牽引装置であって、作業車両側へ拡開し、当該拡開側の2つの端部が作業車両に枢支連結される二又状の第1連結ロッドと、第1連結ロッド側から作業装置側に向かって延在し、当該作業装置側の端部が作業装置に枢支連結される第2連結ロッドと、第1連結ロッドと第2連結ロッドの作業車両側の端部とを連結する中間連結部と、を備え、第1連結ロッドおよび中間連結部相互間に、作業装置側から作業車両側に向かって延在するロール支軸が設けられ、第1連結ロッドおよび中間連結部の少なくとも一方は、ロール支軸に対して当該ロール支軸回りに回動可能に連結支持されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、トラクタ等の作業車両にベーラー等の作業装置を連結し、牽引させる牽引装置に関する。
従来、作業車両に作業装置を連結して牽引させる牽引装置として、特許文献1に開示された農作業機の連結具が知られている。
特許文献1に開示された連結具は、作業車両(走行車)に連結される第1の連結部と、作業装置(農作業機)に連結される第2の連結部とを備えている。第1の連結部は、作業車両側に向かって拡開する半円状の拡開支持杆と、拡開連結杆の開放側の端部にそれぞれ、作業車両の車軸と平行な軸を中心として回転自在に軸支される連結体と、上記連結体の作業車両側の端部にて上記車軸と平行に突設される連結軸とを有しており、上記連結軸がそれぞれ作業車両に対して回転自在に連結される。このものでは、作業車両および作業装置が圃場や圃場周りの凹凸を乗り越える際に、上記連結体が上下に揺動するから、走行時の上下方向への衝撃が緩和される。
ところで、上記のように作業車両が作業装置を牽引して凹凸を走行する際、その牽引装置には、上下方向だけでなく、作業車両および作業装置が左右にロールする方向、即ち、ねじれ方向にも大きな負荷が加わる。しかしながら、上記従来の連結具(牽引装置)では、連結体の上下動によって上下方向への負荷は吸収できるものの、上記ねじれ方向への負荷については十分に吸収できず、作業装置の姿勢が安定しない問題があった。また、経年的なねじれ方向への負荷によって連結具の各部材の変形や部材間接続部のがたつきが大きくなり、作業装置の性能に影響を与える虞もある。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、作業装置を安定して牽引可能な牽引装置の提供を目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明の一態様に係る牽引装置は、作業車両に作業装置を連結させる牽引装置であって、前記作業車両側へ拡開し、当該拡開側の2つの端部が前記作業車両に枢支連結される二又状の第1連結ロッドと、前記第1連結ロッド側から前記作業装置側に向かって延在し、当該作業装置側の端部が前記作業装置に枢支連結される第2連結ロッドと、前記第1連結ロッドと前記第2連結ロッドの前記作業車両側の端部とを連結する中間連結部と、を備え、前記第1連結ロッドおよび前記中間連結部相互間に、前記作業装置側から前記作業車両側に向かって延在するロール支軸が設けられ、前記第1連結ロッドおよび前記中間連結部の少なくとも一方は、前記ロール支軸に対して当該ロール支軸回りに回動可能に連結支持されている。
上記牽引装置は、前記中間連結部と前記第2連結ロッドの前記作業車両側の端部との接続部に、前記ロール支軸の軸線方向に対して垂直な上下方向に延在するヨー支軸が設けられ、前記中間連結部および前記第2連結ロッドの少なくとも一方は、前記ヨー支軸に対して当該ヨー支軸回りに回動可能に連結されてもよい。
前記第1連結ロッドまたは前記中間連結部は、前記第1連結ロッドおよび前記中間連結部相互が相対的に所定の範囲内でのみ回動可能となるように、当該第1連結ロッドまたは中間連結部の回動を制限する回動規制部を有してもよい。
前記回動規制部は、前記第1連結ロッドの前記作業装置側の端面と前記中間連結部の前記作業車両側の端面との合わせ面部に設けられてもよい。
上記牽引装置は、前記中間連結部における前記ロール支軸の外周外側位置に、前記ロール支軸の軸線方向に対して垂直な左右方向両側に延在する一対のフランジ部が設けられ、前記回動規制部は、前記フランジ部の先端寄りの位置に設けられた第1爪受孔または第1係合爪と、前記第1連結ロッドの前記作業装置側の端面における前記フランジ部との対向位置に設けられ、前記第1爪受孔に係合可能な第2係合爪または前記第1係合爪に係合可能な第2爪受孔と、を有してもよい。
前記ロール支軸は、前記中間連結部の前記作業車両側の端面に突設されると共に、前記第1連結ロッドのロール軸受孔に前記作業装置側から挿通され、前記第1連結ロッドは、前記ロール支軸に対して当該ロール支軸回りに回動可能に連結されてもよい。
前記第1連結ロッドにおける前記ロール軸受孔の外周外側位置に、外部から前記ロール支軸の外周部へ潤滑材を供給可能な給脂ニップルが設けられてもよい。
前記ロール軸受孔の内周内側に、前記ロール支軸を回動自在に保持する転がり軸受が設けられてもよい。
前記ロール軸受孔の内周内側に、前記ロール支軸を回動自在に保持するブッシュが設けられてもよい。
前記作業車両は、当該作業車両から前記作業装置に動力を伝達する伝達軸を有し、前記ロール支軸は、前記伝達軸の軸線方向に対して垂直な上下方向において、当該伝達軸と離間して配置されてもよい。
前記第1連結ロッドは、前記ロール支軸の軸線方向に対して垂直な左右方向両側に向かって延在する第1フレームと、前記第1フレームの左右方向両端から前記作業車両側に向かって延在し、前記第1連結ロッドの前記拡開側の端部を構成する一対の第2フレームと、を有し、前記第2フレーム相互の拡開幅は、前記作業車両側から前記作業装置側に亘って略一定であるものとしてもよい。
上記牽引装置によれば、凹凸走行時にねじれ方向に加わる負荷を軽減できるから、作業装置の姿勢安定性が格段に向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態の牽引装置1は、トラクタ等の作業車両Aにスクエアベーラーやロールベーラー等の作業装置Bを連結し、牽引させる牽引装置である。牽引装置1は、一端部が作業車両Aの後部に設けられた牽引ブラケットA1に連結され、他端部が作業装置Bの前部に設けられた牽引用連結部B1に連結されている。即ち、牽引装置1は、作業車両Aおよび作業装置B相互を前後に連結している。
尚、本実施形態では、作業車両Aが前進後退する方向(図1~図4の矢視X1,X2方向)を前後方向、作業車両Aが前進後退する方向に対して垂直な横方向(図1、図2の手前側奥側方向、図3、図4の矢視Y1,Y2方向)を左右方向、作業車両Aが前進後退する方向に対して垂直な縦方向(図1、図2、図4の矢視Z1,Z2方向)を上下方向として説明する。また、牽引装置1や作業車両A、作業装置B等の各部材が前後方向に延びる軸線回りに回転する方向をロール方向、上記各部材が左右方向に延びる軸線回りに回転する方向をピッチ方向、上記各部材が上下方向に延びる軸線回りに回転する方向をヨー方向として説明する。
本実施形態で例示する作業車両Aは、作業車両Aに搭載された図示しない原動機の動力を外部に出力可能な出力部A2、所謂PTO軸を有している。出力部A2は、作業車両Aの後部に設けられている。出力部A2には、上記動力を外部装置に伝達するための伝達軸C、例えばユニバーサルジョイントが連設されている。伝達軸Cは、出力部A2から後方に向かって延設され、作業装置Bの前部に設けられた入力部B2、所謂PIC軸に連結されている。
尚、作業車両Aは、車体を移動可能に支持する走行装置A3を有しているが、走行装置A3は、ホイールであってもよいし、クローラであってもよい。また、作業車両Aは、出力部A2を有していれば、トラクタに限定されず、他の種類の作業車両であってもよい。また、作業装置Bは、入力部B2を有していれば、スクエアベーラーやロールベーラーに限定されず、他の種類の作業装置であってもよい。
牽引装置1は、伝達軸Cの軸線方向に対して垂直な上下方向、即ち、伝達軸Cの下方位置において、作業車両Aおよび作業装置B相互間に連結されている。図1~図6に示すように、牽引装置1は、第1連結ロッド2と、第2連結ロッド3と、中間連結部4とを備えている。第1連結ロッド2は、車両連結軸5によって作業車両Aの牽引ブラケットA1に連結されている(図1参照)。第2連結ロッド3は、装置連結軸6によって作業装置Bの牽引用連結部B1に連結されている(図1参照)。また、牽引装置1は、第1連結ロッド2を中間連結部4に枢支連結するロール支軸7と、第2連結ロッド3を中間連結部4に枢支連結するヨー支軸8とを備えている。ロール支軸7は、伝達軸Cの下方に離間して設けられている(図1参照)。
図3~図6に示すように、第1連結ロッド2は、縦断面略矩形状の枠体であり、前方(作業車両A側)へ拡開する二又状に形成されている。第1連結ロッド2は、中間連結部4の前方位置にて左右方向両側に向かって延在する第1フレーム21と、第1フレーム21の左右方向両端からそれぞれ前方に向かって延在する左右一対の第2フレーム22と、第2フレーム22の前端に連設される車両連結部23とを有している。
上記2つの第2フレーム22は、左右方向に離間して並設されており、第1連結ロッド2の拡開側の端部2aを構成している。第2フレーム22相互の拡開幅は、前端側(作業車両A側)から基端側(作業装置B側)に亘って略一定に設定されている。即ち、第1連結ロッド2は、上方視略角型U字状に形成されている。尚、牽引装置1は、第2フレーム22相互の内側空間が作業車両Aの後部に設けられた出力部A2の下方に位置するようにして作業車両Aに連結される。
車両連結部23は、略L字状の板体であり、第2フレーム22の前端に固定されている。詳しくは、車両連結部23は、第2フレーム22の前方に突出する端板23aを有しており、端板23aを第1連結ロッド2の左右方向中央側に面して配した状態で第2フレーム22の前端に固定されている(図3参照)。端板23aは、作業車両Aの牽引ブラケットA1に対して左右方向から車両連結軸5によって枢支連結される(図1参照)。これにより、第1連結ロッド2の拡開側の端部2aは、作業車両Aの牽引ブラケットA1に対して車両連結軸5回り(ピッチ方向)に回動可能に連結される。
また、図5~図7に示すように、第1連結ロッド2は、ロール軸受孔24と、給脂孔25と、給脂ニップル26とを有している。ロール軸受孔24は、第1フレーム21の左右方向の中央位置に設けられている。また、ロール軸受孔24は、第1フレーム21の後面部21bから前面部21aに亘って貫設されている。ロール支軸7は、ロール軸受孔24に前後方向から貫挿される。
ロール軸受孔24の内周内側には、ブッシュ24Eが設けられている。ブッシュ24Eは、円筒体であり、ロール支軸7の外周に環設される。また、ブッシュ24Eは、前後に一対所定の間隙を存して並設されている。尚、ロール軸受孔24の内側には、ブッシュ24Eに代えて、ローラベアリングやボールベアリング等のベアリングが設けられてもよい。
給脂孔25は、第1フレーム21の上面部21cにおける左右方向中央位置に設けられている。また、給脂孔25は、第1フレーム21の上面部21cからロール軸受孔24の内側に亘って貫設されており、ロール軸受孔24内の2つのブッシュ24E相互の間隙に連通している。
給脂ニップル26は、外部の図示しない給脂装置からロール支軸7の外周部へグリス等の潤滑材を供給するための管継手であり、給脂孔25に第1フレーム21の上面外側から接続固定されている。従って、上記給脂装置から給脂ニップル26を介して給脂孔25に導入される潤滑材は、2つのブッシュ24E相互の間隙を通してロール支軸7の外周部へ適切に供給される。
また、図6に示すように、第1連結ロッド2は、係合爪(第1係合爪)27を有している。係合爪27は、第1連結ロッド2における第1フレーム21の後面部21bに設けられている。即ち、係合爪27は、第1連結ロッド2の後面部(作業装置B側の端面)21bと中間連結部4の前面部(作業車両A側の端面)4aとの合わせ面部に設けられている。
本実施形態の係合爪27は、左右方向に長い略四角柱状の突起であり、第1連結ロッド2の後面部21bにおけるロール軸受孔24の左右側方位置に一対設けられている。また、係合爪27は、第1連結ロッド2の左右の側面寄りの位置に設けられている。即ち、係合爪27は、ロール支軸7の軸心を通るロール軸線L1から左右方向へ離れた位置に設けられている。本実施形態では、2つの係合爪27は、ロール軸線L1を挟んで左右対称位置に設けられている。
図2~図6に示すように、第2連結ロッド3は、前後方向に延伸する縦断面略矩形筒状の第3フレーム31と、第3フレーム31の前端部(作業車両A側の端部)に設けられる側方視略U字状の連結ブラケット32とを有している。第3フレーム31の後端部(作業装置B側の端部)3bは、作業装置Bの牽引用連結部B1に対して上下方向から装置連結軸6によって枢支連結される(図1参照)。これにより、第2連結ロッド3の後端部3bは、作業装置Bの牽引用連結部B1に対して装置連結軸6回り(ヨー方向)に回動可能に連結される。
連結ブラケット32は、上下に離間して並ぶ一対の前端板32aと、それら前端板32a相互を支持する端板支持部32bと、端板支持部32bの左右方向外側に設けられる一対の当接板32cとを有している。2つの前端板32aは、上下方向に所定の間隔を存して対面配置されている。中間連結部4は、これら前端板32a相互間に嵌挿保持される。即ち、連結ブラケット32は、2つの前端板32aによって中間連結部4を上下方向から挟持している。
図5~図7に示すように、前端板32aは、軸挿通孔33を有している。ヨー支軸8は、上下に並ぶ2つの前端板32a相互の軸挿通孔33に上下方向から貫挿される。即ち、前端板32aは、中間連結部4に対して上下方向からヨー支軸8によって枢支連結される。中間連結部4の下側に配される前端板32aの下面部には、ヨー支軸8の回り留め用のリブ34が設けられている。
端板支持部32bは、側方視略U字状の枠体であり、開放側の端縁を前方へ向けて第3フレーム31の前端に連結固定されている。端板支持部32bの上面部および下面部を構成する上下の支持板35は何れも、上方視偏平台形状に形成されており、第3フレーム31の側面よりも左右方向外側に張り出して設けられている(図3参照)。前端板32aは、支持板35の左右方向中央からそれぞれ前方に向かって平行に延設されている。尚、前端板32aは、支持板35と一体形成されてもよいし、支持板35と別体で構成されてもよい。
当接板32cは、略長方形状の板体であり、前端板32aの左右外側位置に設けられている。詳しくは、当接板32cは、一方の板面部36を前方へ向けて上下の支持板35の前縁相互間に架設されている。
中間連結部4は、左右方向に長い箱体であり、前面部4aを第1連結ロッド2の後面部21bに後方から対面させた向きで第2連結ロッド3の連結ブラケット32に連結支持されている。ロール支軸7は、中間連結部4の前面部4aにおける左右方向中央に連結固定され、中間連結部4の前方に向かって延設されている。即ち、ロール支軸7は、中間連結部4の前面部4aに固定されており、第1連結ロッド2のロール軸受孔24に後方から貫挿される。これにより、第1連結ロッド2は、中間連結部4に対してロール支軸7回り(ピッチ方向)に回動可能に連結される。
尚、ロール支軸7は、ロール軸受孔24に対して第1連結ロッド2の前方からナット7Nにより抜け止め状態で貫挿保持される。本実施形態のナット7Nは、片面に複数の溝部が設けられたキャッスルナットであって、ピンを上記溝部に嵌挿させると共にロール支軸7のピン挿通孔に挿通させることで、ロール支軸7に対して回り止め状態で固定される。
中間連結部4の左右両側部には、フランジ部4fが設けられている。フランジ部4fは、中間連結部4の前面部4aと同一平面上を、ロール支軸7の外周外側に向かって左右方向に延設されている。このように、フランジ部4fは、中間連結部4の前面部4aを構成しており、第1連結ロッド2の後面部21bに後方から対面して設けられている。尚、係合爪27は、第1連結ロッド2におけるフランジ部4fの前方対向位置に設けられている。
また、中間連結部4は、連結部本体40と、ヨー軸受孔41と、爪受孔(第2爪受孔)42とを有している。さらに、図6、図7に示すように、中間連結部4は、給脂孔43と、給脂ニップル44とを有している。
連結部本体40の後面部40bは、左右方向に延在している。連結部本体40の後面部40bには、軸受外筒部45の一部が露出して設けられている。連結部本体40の左右の側面部を構成する連結部側板46はそれぞれ、左右方向の外側前方から内側後方に向かって斜めに延設されている。即ち、連結部側板46は、外側面を左右斜め後方へ向けて設けられている。また、左右の連結部側板46は、ヨー軸受孔41の軸心を通るヨー軸線L2から左右方向外側へ等距離離れた位置に設けられている。
ヨー軸受孔41は、連結部本体40の左右方向の中央位置に設けられている。また、ヨー軸受孔41は、連結部本体40の上面部4cから下面部4dに亘って貫設されている。ヨー支軸8は、第2連結ロッド3の前端板32aに設けられた軸挿通孔33を介して、ヨー軸受孔41に上下方向から貫挿される。これにより、第2連結ロッド3の連結ブラケット32は、中間連結部4に対してヨー支軸8回り(ヨー方向)に回動可能に連結される。
尚、連結部側板46は、第2連結ロッド3および中間連結部4相互がヨー軸線L2を中心にヨー方向へ回動したときに、連結ブラケット32の左右の当接板32cの板面部36に面接触する位置に設けられている。本実施形態では、連結部側板46は、連結部本体40の後面部40bよりも左右外側前方へ略51度傾斜した面に形成されている(図3参照)。従って、第2連結ロッド3および中間連結部4相互は、ヨー軸線L2を中心としてヨー方向へ相対的に略102度の範囲内でのみ回動可能に制限される。
また、ヨー支軸8は、ヨー軸受孔41に対して中間連結部4の上方からナット8Nにより抜け止め状態で貫挿保持される。本実施形態のナット8Nは、片面に複数の溝部が設けられたキャッスルナットであって、ピンを上記溝部に嵌挿させると共にヨー支軸8のピン挿通孔に挿通させることで、ヨー支軸8に対して回り止め状態で固定される。また、ヨー支軸8の端部には、略D字板状のヘッド部8aが設けられており、ヨー支軸8は、ヘッド部8aの外周端面が連結ブラケット32の前端板32aのリブ34に当接することで、連結ブラケット32に対して回り留め状態で保持される。
ヨー軸受孔41の内周内側には、ベアリング(転がり軸受)41Eが設けられている。本実施形態のベアリング41Eは、ローラベアリングであり、ヨー支軸8の外周に環設される。また、ベアリング41Eは、上下に一対所定の間隙を存して並設されている。尚、ヨー軸受孔41の内側には、ベアリング41Eに代えて、円筒状のブッシュが設けられてもよい。
図5~図8に示すように、爪受孔42は、フランジ部4fに設けられている。即ち、爪受孔42は、第1連結ロッド2の後面部21bと中間連結部4の前面部4aとの合わせ面部に設けられている。また、爪受孔42は、中間連結部4における係合爪27の後方対向位置に設けられている。従って、係合爪27は、爪受孔42に中間連結部4の前方から嵌挿される。
本実施形態の爪受孔42は、ロール支軸7の径方向に所定の幅を有する略円弧状の貫通孔であり、中間連結部4の前面部4aにおけるロール支軸7の左右側方位置に一対設けられている。また、爪受孔42は、左右のフランジ部4fの先端寄りの位置にそれぞれ設けられている。即ち、爪受孔42は、ロール軸線L1から左右方向へ離れた位置に設けられている。本実施形態では、2つの爪受孔42は、ロール軸線L1を中心とする同心円弧状に形成されており、ロール軸線L1を挟んで左右対称位置に設けられている。
また、爪受孔42は、ロール軸線L1を中心とする所定角度範囲の円弧状に形成されており、係合爪27は、爪受孔42に対して所定角度範囲内でロール方向へ移動可能に係合保持される。本実施形態では、係合爪27は、ロール軸線L1に直交し且つ左右方向に延びる水平線L3上の基準位置よりも上下方向へそれぞれ略13度の範囲内で移動可能に構成されている。これにより、第1連結ロッド2および中間連結部4相互は、ロール軸線L1を中心にロール方向へ相対的に略26度の範囲内(図8に示す仮想線Lx相互のなす角度範囲内)でのみ回動可能に制限される。
図6、図7に示すように、給脂孔43は、軸受外筒部45の外周後部における上下方向中央位置に設けられている。また、給脂孔43は、軸受外筒部45の外周面からヨー軸受孔41の内側に亘って貫設されており、ヨー軸受孔41内の2つのベアリング41E相互の間隙に連通している。
給脂ニップル44は、外部の図示しない給脂装置からヨー支軸8の外周部へ潤滑材を供給するための管継手であり、給脂孔43に軸受外筒部45の外周後方から接続固定されている。従って、上記給脂装置から給脂ニップル44を介して給脂孔43に導入される潤滑材は、2つのベアリング41E相互の間隙を通してヨー支軸8の外周部へ適切に供給される。
<他の実施形態>
尚、上記実施形態では、ロール軸受孔24は、第1連結ロッド2に設けられており、第1連結ロッド2が中間連結部4に支持固定されたロール支軸7に対して回動可能に連結支持されているが、ロール軸受孔24は、中間連結部4に設けられており、中間連結部4が第1連結ロッド2に支持固定されたロール支軸7に対して回動可能に連結支持された構成としてもよい。
尚、上記実施形態では、ロール軸受孔24は、第1連結ロッド2に設けられており、第1連結ロッド2が中間連結部4に支持固定されたロール支軸7に対して回動可能に連結支持されているが、ロール軸受孔24は、中間連結部4に設けられており、中間連結部4が第1連結ロッド2に支持固定されたロール支軸7に対して回動可能に連結支持された構成としてもよい。
また、上記実施形態では、ヨー支軸8は、第2連結ロッド3の連結ブラケット32および中間連結部4に上下方向から貫挿させることによって、第2連結ロッド3および中間連結部4相互を回動可能に連結しているが、ヨー支軸8は、第2連結ロッド3の連結ブラケット32に支持固定され、当該ヨー支軸8に中間連結部4が枢支連結されてもよい。或いは、ヨー支軸8は、中間連結部4に支持固定され、当該ヨー支軸8に第2連結ロッド3の連結ブラケット32が枢支連結されてもよい。
また、上記実施形態では、第1連結ロッド2または中間連結部4の回動を制限する回動規制部として、第1連結ロッド2の後面部21bと中間連結部4の前面部4aとの合わせ面部に、係合爪27および爪受孔42が設けられているが、図9に示すように、第1連結ロッド2の上部または下部に係合爪28が突設され、当該係合爪28によって第1連結ロッド2および中間連結部4相互の相対的な回動を制限するように構成されてもよい。
詳しくは、図9に示すように、係合爪28は、略L字状の板片であり、第1連結ロッド2の第1フレーム21の上面部21cから上後方に向かって延設されている。また、係合爪28は、第1連結ロッド2の左右の側面寄りの位置に設けられている。即ち、係合爪28は、ロール軸線L1から左右方向へ離れた位置に一対設けられている。また、2つの係合爪28は、ロール軸線L1を挟んで左右対称位置に設けられている。
係合爪28の先端部28eは、第1連結ロッド2の後面部21bよりも後方へ突出している。即ち、係合爪28の先端部28eは、上方視において中間連結部4(連結部本体40)の上面部4cと重なる位置まで突出形成されている。従って、第1連結ロッド2および中間連結部4相互がロール軸線L1を中心にロール方向へ回動したとき、係合爪28の先端部28eは、中間連結部4の上面部4cに掛合する。これにより、第1連結ロッド2および中間連結部4相互は、ロール軸線L1を中心としてロール方向へ相対的に所定の範囲内でのみ回動可能に制限される。
また、図9に示した牽引装置1において、係合爪28は、第1フレーム21の下面部に突設されており、係合爪28の先端部28eが中間連結部4の下面部に掛合することで、第1連結ロッド2および中間連結部4相互の回動が制限されるように構成されてもよい。或いは、係合爪28は、中間連結部4の上面部4cまたは下面部に突設されており、係合爪28の先端部28eが第1フレーム21の上面部21cまたは下面部に掛合することで、第1連結ロッド2および中間連結部4相互の回動が制限されるように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、第1連結ロッド2の後面部21bに係合爪(第1係合爪)27が設けられる一方、中間連結部4の前面部4aに爪受孔(第2爪受孔)42が設けられ、これら係合爪27および爪受孔42相互が係合するように構成されているが、第1連結ロッド2の後面部21bに爪受孔(第1爪受孔)が設けられる一方、中間連結部4の前面部4aに係合爪(第2係合爪)が設けられ、これら爪受孔および係合爪相互が係合するように構成されてもよい。
或いは、第1連結ロッド2の後面部21bおよび中間連結部4の前面部4aの双方に係合爪が設けられ、それら係合爪が係合することで、第1連結ロッド2および中間連結部4相互のロール支軸7回りへの回動が制限されるように構成されてもよい。
また、係合爪27および爪受孔42は、第1連結ロッド2および中間連結部4相互のロール支軸7回りへの回動を制限可能であれば、ロール軸線L1を挟んで左右非対称の位置、即ち、ロール軸線L1から左右方向外側へそれぞれ異なる距離離れた位置に設けられてもよいし、ロール軸線L1の左右何れか一方にのみ設けられてもよい。或いは、係合爪27および爪受孔42は、ロール軸線L1を挟んで上下位置にそれぞれ設けられてもよいし、ロール軸線L1の上下何れか一方にのみ設けられてもよい。また、係合爪27は、略四角柱状に限定されず、略円柱状に形成されてもよいし、他の形状であってもよい。
また、上記実施形態では、爪受孔42は、フランジ部4fの前後面間に亘って貫通する孔に形成されているが、係合爪27に対して適切に係合可能であれば、爪受孔42は、フランジ部4fの前面から後方に向かって凹没する窪み状に形成されてもよい。
<効果>
このように、上記実施形態の牽引装置1は、作業車両Aに作業装置Bを連結させる牽引装置であって、作業車両A側へ拡開し、当該拡開側の2つの端部2aが作業車両Aに枢支連結される二又状の第1連結ロッド2と、第1連結ロッド2側から作業装置B側に向かって延在し、当該作業装置B側の端部3bが作業装置Bに枢支連結される第2連結ロッド3と、第1連結ロッド2と第2連結ロッド3の作業車両A側の端部(連結ブラケット32)とを連結する中間連結部4とを備え、第1連結ロッド2および中間連結部4相互間に、作業装置B側から作業車両A側に向かって延在するロール支軸7が設けられ、第1連結ロッド2および中間連結部4の少なくとも一方は、ロール支軸7に対してロール支軸7回りに回動可能に連結支持されている。
このように、上記実施形態の牽引装置1は、作業車両Aに作業装置Bを連結させる牽引装置であって、作業車両A側へ拡開し、当該拡開側の2つの端部2aが作業車両Aに枢支連結される二又状の第1連結ロッド2と、第1連結ロッド2側から作業装置B側に向かって延在し、当該作業装置B側の端部3bが作業装置Bに枢支連結される第2連結ロッド3と、第1連結ロッド2と第2連結ロッド3の作業車両A側の端部(連結ブラケット32)とを連結する中間連結部4とを備え、第1連結ロッド2および中間連結部4相互間に、作業装置B側から作業車両A側に向かって延在するロール支軸7が設けられ、第1連結ロッド2および中間連結部4の少なくとも一方は、ロール支軸7に対してロール支軸7回りに回動可能に連結支持されている。
この構成によれば、作業車両Aが凹凸を走行する際に、第1連結ロッド2および中間連結部4相互がロール支軸7回りに回動することで、牽引装置1に対するロール方向への負荷が吸収されるから、作業装置Bの姿勢安定性が格段に向上する。
また、上記牽引装置1は、中間連結部4と第2連結ロッド3の作業車両A側の端部(連結ブラケット32)との接続部に、ロール支軸7の軸線L1方向に対して垂直な上下方向に延在するヨー支軸8が設けられ、中間連結部4および第2連結ロッド3の少なくとも一方は、ヨー支軸8に対してヨー支軸8回りに回動可能に連結されている。
この構成によれば、作業車両Aが凹凸を走行する際、第1連結ロッド2および中間連結部4相互がロール支軸7回りに回動すると共に、中間連結部4および第2連結ロッド3相互がヨー支軸8回りに回動することで、牽引装置1に対するロール方向およびヨー方向への負荷が吸収されるから、作業装置Bの姿勢安定性が一層向上する。しかも、中間連結部4および第2連結ロッド3相互がヨー支軸8回りに回動することで、作業車両Aの旋回移動に対して作業装置Bをより円滑に追従させることが可能となる。これにより、比較的狭い圃場での作業性も向上するし、走行性も向上する。
また、第1連結ロッド2または中間連結部4は、第1連結ロッド2および中間連結部4相互が相対的に所定の範囲内でのみ回動可能となるように、第1連結ロッド2または中間連結部4の回動を制限する回動規制部(係合爪27、爪受孔42)を有している。
この構成によれば、作業車両Aや作業装置Bに連結する際に、第1連結ロッド2および中間連結部4相互が必要以上に回動するのを制限できるから、走行時の作業装置Bの姿勢安定性に加え、使い勝手も向上する。
また、上記回動規制部は、第1連結ロッド2の作業装置B側の端面(後面部)21bと中間連結部4の作業車両A側の端面(前面部)4aとの合わせ面部に設けられている。
この構成によれば、草や土などの外物が回動規制部(係合爪27、爪受孔42)に噛み込み難いから、第1連結ロッド2および中間連結部4相互の円滑な回動を維持することが可能となる。これにより、走行時の作業装置Bの姿勢安定性が一層向上する。
また、上記牽引装置1は、中間連結部4におけるロール支軸7の外周外側位置に、ロール支軸7の軸線L1方向に対して垂直な左右方向両側に延在する一対のフランジ部4fが設けられ、上記回動規制部は、フランジ部4fの先端寄りの位置に設けられた第1爪受孔42(または第1係合爪)と、第1連結ロッド2の作業装置B側の端面21bにおけるフランジ部4fとの対向位置に設けられ、第1爪受孔42に係合可能な第2係合爪27(または第1係合爪に係合可能な第2爪受孔)とを有している。
この構成によれば、中間連結部4におけるロール支軸7の外周外側位置に設けられたフランジ部4fの先端寄りの位置、即ち、ロール支軸7から離れた位置にて第1連結ロッド2および中間連結部4相互の回動を阻止できるから、ロール支軸7に加わるロール方向への負荷を一層軽減できる。
また、ロール支軸7は、中間連結部4の作業車両A側の端面21bに突設されると共に、第1連結ロッド2のロール軸受孔24に作業装置B側から挿通され、第1連結ロッド2は、ロール支軸7に対してロール支軸7回りに回動可能に連結されている。
この構成によれば、中間連結部4にロール軸受孔24を設けるのに比べて、第1連結ロッド2および中間連結部4相互の連結構造を簡素化することが可能となるから、中間連結部4周辺の十分な剛性を維持することができる。これにより、作業装置Bの姿勢安定性が一層向上する。
また、上記牽引装置1は、第1連結ロッド2におけるロール軸受孔24の外周外側位置に、外部からロール支軸7の外周部へ潤滑材を供給可能な給脂ニップル26が設けられている。
この構成によれば、ロール支軸7の外周部に対して潤滑材を適切に供給できるから、第1連結ロッド2および中間連結部4相互の円滑な回動を長期に亘って維持することが可能となる。これにより、走行時の作業装置Bの姿勢安定性がより一層向上する。
また、上記牽引装置1は、ロール軸受孔24の内周内側に、ロール支軸7を回動自在に保持する転がり軸受(ベアリング)が設けられている。或いは、ロール軸受孔24の内周内側に、ロール支軸7を回動自在に保持するブッシュ24Eが設けられている。
この構成によれば、ロール軸受孔24とロール支軸7との摩擦抵抗を低減できるから、第1連結ロッド2および中間連結部4相互の円滑な回動を維持することが可能となる。これにより、走行時の作業装置Bの姿勢安定性がより一層向上する。
また、作業車両Aは、作業車両Aから作業装置Bに動力を伝達する伝達軸Cを有し、ロール支軸7は、伝達軸Cの軸線方向(前後方向)に対して垂直な上下方向において、伝達軸Cと離間して配置されている。
この構成によれば、作業車両Aが凹凸を走行する際、ロール支軸7の周辺が伝達軸Cに接触し難いから、第1連結ロッド2および中間連結部4相互の円滑な回動を維持できる。これにより、走行時の作業装置Bの姿勢安定性がより一層向上する。
また、第1連結ロッド2は、ロール支軸7の軸線L1方向に対して垂直な左右方向両側に向かって延在する第1フレーム21と、第1フレーム21の左右方向両端から作業車両A側に向かって延在し、第1連結ロッド2の拡開側の端部2aを構成する一対の第2フレーム22とを有し、第2フレーム22相互の拡開幅は、作業車両A側から作業装置B側に亘って略一定に構成されている。
この構成によれば、圃場や圃場周りの凹凸が大きく、作業車両Aおよび作業装置Bが大きくロール方向へ傾倒した場合でも、第1連結ロッド2の左右の第2フレーム22が伝達軸Cや作業車両Aの後部に設けられた出力部A2に接触し難いから、第1連結ロッド2および中間連結部4相互の円滑な回動を維持できる。これにより、走行時の作業装置Bの姿勢安定性がより一層向上する。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 牽引装置
2 第1連結ロッド
2a 拡開側の端部
3 第2連結ロッド
4 中間連結部
5 車両連結軸
6 装置連結軸
7 ロール支軸
8 ヨー支軸
21 第1フレーム
22 第2フレーム
23 車両連結部
24 ロール軸受孔
24E ブッシュ
25 給脂孔
26 給脂ニップル
27 係合爪
41 ヨー軸受孔
42 爪受孔
43 給脂孔
44 給脂ニップル
A 作業車両
B 作業装置
C 伝達軸
L1 ロール軸線
L2 ヨー軸線
2 第1連結ロッド
2a 拡開側の端部
3 第2連結ロッド
4 中間連結部
5 車両連結軸
6 装置連結軸
7 ロール支軸
8 ヨー支軸
21 第1フレーム
22 第2フレーム
23 車両連結部
24 ロール軸受孔
24E ブッシュ
25 給脂孔
26 給脂ニップル
27 係合爪
41 ヨー軸受孔
42 爪受孔
43 給脂孔
44 給脂ニップル
A 作業車両
B 作業装置
C 伝達軸
L1 ロール軸線
L2 ヨー軸線
Claims (11)
- 作業車両に作業装置を連結させる牽引装置であって、
前記作業車両側へ拡開し、当該拡開側の2つの端部が前記作業車両に枢支連結される二又状の第1連結ロッドと、
前記第1連結ロッド側から前記作業装置側に向かって延在し、当該作業装置側の端部が前記作業装置に枢支連結される第2連結ロッドと、
前記第1連結ロッドと前記第2連結ロッドの前記作業車両側の端部とを連結する中間連結部と、を備え、
前記第1連結ロッドおよび前記中間連結部相互間に、前記作業装置側から前記作業車両側に向かって延在するロール支軸が設けられ、
前記第1連結ロッドおよび前記中間連結部の少なくとも一方は、前記ロール支軸に対して当該ロール支軸回りに回動可能に連結支持されている牽引装置。 - 前記中間連結部と前記第2連結ロッドの前記作業車両側の端部との接続部に、前記ロール支軸の軸線方向に対して垂直な上下方向に延在するヨー支軸が設けられ、
前記中間連結部および前記第2連結ロッドの少なくとも一方は、前記ヨー支軸に対して当該ヨー支軸回りに回動可能に連結されている請求項1に記載の牽引装置。 - 前記第1連結ロッドまたは前記中間連結部は、前記第1連結ロッドおよび前記中間連結部相互が相対的に所定の範囲内でのみ回動可能となるように、当該第1連結ロッドまたは中間連結部の回動を制限する回動規制部を有している請求項1に記載の牽引装置。
- 前記回動規制部は、前記第1連結ロッドの前記作業装置側の端面と前記中間連結部の前記作業車両側の端面との合わせ面部に設けられている請求項3に記載の牽引装置。
- 前記中間連結部における前記ロール支軸の外周外側位置に、前記ロール支軸の軸線方向に対して垂直な左右方向両側に延在する一対のフランジ部が設けられ、
前記回動規制部は、前記フランジ部の先端寄りの位置に設けられた第1爪受孔または第1係合爪と、前記第1連結ロッドの前記作業装置側の端面における前記フランジ部との対向位置に設けられ、前記第1爪受孔に係合可能な第2係合爪または前記第1係合爪に係合可能な第2爪受孔と、を有している請求項4に記載の牽引装置。 - 前記ロール支軸は、前記中間連結部の前記作業車両側の端面に突設されると共に、前記第1連結ロッドのロール軸受孔に前記作業装置側から挿通され、
前記第1連結ロッドは、前記ロール支軸に対して当該ロール支軸回りに回動可能に連結されている請求項1~5のいずれか1項に記載の牽引装置。 - 前記第1連結ロッドにおける前記ロール軸受孔の外周外側位置に、外部から前記ロール支軸の外周部へ潤滑材を供給可能な給脂ニップルが設けられている請求項6に記載の牽引装置。
- 前記ロール軸受孔の内周内側に、前記ロール支軸を回動自在に保持する転がり軸受が設けられている請求項6に記載の牽引装置。
- 前記ロール軸受孔の内周内側に、前記ロール支軸を回動自在に保持するブッシュが設けられている請求項6に記載の牽引装置。
- 前記作業車両は、当該作業車両から前記作業装置に動力を伝達する伝達軸を有し、
前記ロール支軸は、前記伝達軸の軸線方向に対して垂直な上下方向において、当該伝達軸と離間して配置されている請求項6に記載の牽引装置。 - 前記第1連結ロッドは、前記ロール支軸の軸線方向に対して垂直な左右方向両側に向かって延在する第1フレームと、前記第1フレームの左右方向両端から前記作業車両側に向かって延在し、前記第1連結ロッドの前記拡開側の端部を構成する一対の第2フレームと、を有し、
前記第2フレーム相互の拡開幅は、前記作業車両側から前記作業装置側に亘って略一定である請求項10に記載の牽引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022125021A JP2024021872A (ja) | 2022-08-04 | 2022-08-04 | 牽引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022125021A JP2024021872A (ja) | 2022-08-04 | 2022-08-04 | 牽引装置 |
Publications (1)
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JP2024021872A true JP2024021872A (ja) | 2024-02-16 |
Family
ID=89855409
Family Applications (1)
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JP2022125021A Pending JP2024021872A (ja) | 2022-08-04 | 2022-08-04 | 牽引装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2024021872A (ja) |
-
2022
- 2022-08-04 JP JP2022125021A patent/JP2024021872A/ja active Pending
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