JP2024021107A - 空間浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極部の劣化度合いを判定可能な空間浄化装置を提供すること。
【解決手段】電解槽14と、電解槽14にて次亜塩素酸水を生成する電極部17と、次亜塩素酸水濃度を検出する次亜塩素酸水センサ26と、電極部17による通電を制御する通電制御部40と、電極部17にて通電される電流値を取得する電流取得部41と、通電前次亜塩素酸水濃度と、通電後次亜塩素酸水濃度と、に基づいて次亜塩素酸濃度の増加量を算出する増加量算出部42と、電流取得部41により取得された電流値と、次亜塩素酸濃度の増加量と、に基づいて、電極部17の劣化度合いを判定する劣化判定部44と、を備えることにより上記課題を解決する。
【選択図】図5

Description

本発明は、空間浄化装置に関する。
空気の除菌や脱臭を行うために、二枚の電極による電気分解によって次亜塩素酸等を含む電解水を生成して放出する空間浄化装置としての加湿器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-052699号公報
二枚の電極である電極部による電気分解を繰り返すと電極部の劣化が進行する。電極部の劣化が進行するほど、同じ電流値で同じ時間通電した場合の次亜塩素酸の生成量が少なくなる。即ち、次亜塩素酸の生成効率が悪くなる。そこで、生成効率の悪化に対する制御を行うために、電極部の劣化度合いを判定することが望まれる。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、電極部の劣化度合いを判定可能な空間浄化装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る空間浄化装置は、電解促進剤と水とを混合する電解槽と、電解槽にて混合された電解促進剤と水との混合水から次亜塩素酸水を生成する電極部と、電解槽の次亜塩素酸水濃度を検出する次亜塩素酸水センサと、次亜塩素酸水を生成するための電極部による通電を制御する通電制御部と、電極部にて通電される電流値を取得する電流取得部と、電極部による通電前に次亜塩素酸水センサにより検出された通電前次亜塩素酸水濃度と、電極部による通電後に次亜塩素酸水センサにより検出された通電後次亜塩素酸水濃度と、に基づいて電解槽の次亜塩素酸濃度の増加量を算出する増加量算出部と、電極部による通電中に電流取得部により取得された電流値と、増加量算出部により算出された次亜塩素酸濃度の増加量と、に基づいて、電極部の劣化度合いを判定する劣化判定部と、を備えており、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、電極部の劣化度合いを判定可能な空間浄化装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る空間浄化装置の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空間浄化装置のパネルを開いた状態における斜視図である。 図2の空間浄化装置のX平面における断面図である。 図2の空間浄化装置のY平面における断面図である。 本発明の実施の形態に係る空間浄化装置の概略機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る第一テーブルのデータ構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係る第二テーブルのデータ構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御部の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本開示を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するために例示するものであって、本発明は以下のものに特定しない。特に実施の形態に記載されている材質、形状、構成要素、構成要素の配置及び相対的配置等は一例であって、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
まず、本発明の実施の形態に係る空間浄化装置Dについて説明する。空間浄化装置Dは、所定空間内に設置され、空間浄化装置Dが設置されている所定空間に存在する空気の浄化を行う装置である。空間浄化装置Dは、所定空間に次亜塩素酸を含んだ空気を放出することで、所定空間に存在する空気の浄化を行うことができる。所定空間に限定はないが、例えば居室である。
図1は、空間浄化装置Dの斜視図である。図2は、図1のパネル3を開いた状態における空間浄化装置Dの斜視図である。
図1、2に示す通り、空間浄化装置Dは、本体ケース1を備える。
本体ケース1は、略箱形状の箱体であり、吸気口2と、吹出口6と、パネル3とを備える。
吸気口2は、本体ケース1の両側面に設けられ、本体ケース1内に本体ケース1外の空気を取り入れる格子状の開口である。
吹出口6は、本体ケース1の天面の背面側に設けられる。吹出口6は、吸気口2より本体ケース1内に取り入れられた空気を本体ケース1外に吹き出すための開閉式の開口である。図1、2では、吹出口6は閉じた状態である。
パネル3は、本体ケース1の前面視において右側の側面である本体側面1Aに設けられる。パネル3は、開閉可能なカバーであり、主にプラスチック樹脂によって形成されている。パネル3における本体ケース1の前面側には二つの吸気口2のうちの一つを有している。パネル3の内側が本体ケース1内となる。
また、図2に示すように空間浄化装置Dは、制御部20を備える。
制御部20は、空間浄化装置Dの制御を行うが、その制御内容については後述する。
図3は、図2の空間浄化装置DのX平面における断面図で、空間浄化装置Dを正面視した場合の右側、つまりパネル3側から見た図である。図3では、電解水生成に関する周辺構成などを示している。
図2,3に示すように、空間浄化装置Dは、本体ケース1内に次亜塩素酸水生成部5を備える。
次亜塩素酸水生成部5は、電解槽14と、電極部17と、電解促進剤投入部25とを備える。
電解槽14は、天面を開口した箱形状をしており、水供給部15から供給される水を貯水できる構造となっている。電解槽14は、本体ケース1の下部に配置され、本体ケース1に対して水平方向にスライドすることで本体ケース1に着脱可能となっている。電解槽14は、タンク保持部14aと、水位検知部18と、次亜塩素酸水センサ26とを備える。
タンク保持部14aは、電解槽14の底面に設けられる。そして、タンク保持部14aの上部には水供給部15が装着される。
水位検知部18は、電解槽14の水位を検知する。例えば、内部に浮力を有するフロート付き磁石と、フロート付き磁石と対向する位置にあり磁石の磁力を検知する磁力検知部とで構成される。ただし、水位が検知できればこの構成でなくてもよい。
次亜塩素酸水センサ26は、電解槽14の水または次亜塩素酸水に浸漬するように設置され、電解槽14の次亜塩素酸水濃度を検出する。次亜塩素酸水センサ26は例えば、センサ用電極と濃度検出回路を備えており、センサ用電極に通電した際の抵抗値の変化から濃度検出回路が次亜塩素酸水濃度を検出する。ただし、次亜塩素酸水センサ26は、次亜塩素酸水濃度を検出することができれば他の構成でもよい。
電極部17は、電極部材を備えており、この電極部材が電解槽14の水に浸漬するように設置される。電極部17は、この電極部材に通電することにより、電解槽14の塩化物イオンを含む水、即ち電解水を電気化学的に電気分解し、次亜塩素酸水を生成する。
電極部17は、電気分解するために電極部材へ通電を行う通電時間と、通電停止後の時間、つまり通電を行っていない時間である非通電時間を一周期として、その一周期を複数回繰り返すことで、次亜塩素酸水を生成する。つまり、電極部材に対し非通電時間を設けることで、電極部材の寿命を延ばすことができる。本実施の形態では通電時間は一定として説明する。
電解促進剤投入部25は、電解槽14に電解促進剤を投入する。電解促進剤投入部25は、錠剤投入ケース25aと、錠剤投入カバー25bとを備える。本実施の形態では、電解促進剤は錠剤である。
錠剤投入ケース25aは、電解槽14に投入するための電解促進剤が格納されるケースであり、本体ケース1内から取り出し可能である。
錠剤投入カバー25bは、錠剤投入ケース25aの上部に着脱自在に設けられたカバーである。ユーザは、錠剤投入カバー25bを外すことで、錠剤投入ケース25a内に電解促進剤を格納できる。
電解促進剤投入部25は、電解促進剤を電解槽14へ投入する場合に、錠剤投入ケース25a内に設けた錠剤投入部材を回動させる。錠剤投入部材が回動すると、電解促進剤が錠剤投入ケース25aの底面の落下開口より電解槽14に落下する。電解促進剤投入部25は、錠剤投入ケース25aから電解槽14に落下された電解促進剤の個数をカウントし、錠剤投入ケース25aから電解槽14に電解促進剤が一錠落下したと判断すると、錠剤投入部材の回転を停止する。そして、電解促進剤が電解槽14の水に溶け込むことにより、塩化物イオンを含む水が生成される。つまり、電解槽14は、電解促進剤と水とを混合する。そして、電極部17が電解槽14にて混合された電解促進剤と水との混合水から次亜塩素酸水を生成する。電解促進剤の一例としては、塩化ナトリウムが挙げられる。
また、空間浄化装置Dは、本体ケース1内に水供給部15を備える。
水供給部15は、電解槽14の上部に配置され、電解槽14に水を供給する。水供給部15は、電解槽14に着脱可能な構造となっており、本体ケース1内から取り出すことができる。水供給部15は、タンク15aと、蓋15bを備える。
タンク15aは、中空の容器であり水を貯水する。
蓋15bは、タンク15aの下部に位置する開口に設けられる。蓋15bの中央には開閉部を有しており、開閉部が開くと、タンク15a内の水が、電解槽14へ供給される。具体的には、タンク15aの開口を下向きにして、水供給部15を電解槽14のタンク保持部14aに取り付けると、タンク保持部14aによって開閉部が開く。つまり、水供給部15に水を入れてタンク保持部14aに取り付けると、開閉部が開いて電解槽14に給水され、電解槽14内に水が溜まる。電解槽14内の水位が上昇して蓋15bの位置まで到達すると、水供給部15の開口が水封されるので給水が停止し、水供給部15の内部には水が残る。そして、電解槽14内の水位が下がった場合には都度、タンク15a内部の水が電解槽14に給水される。即ち、電解槽14内の水位は一定に保たれる。
図4は、図2の空間浄化装置DのY平面における断面図で、空間浄化装置Dを正面視した場合の右側、つまりパネル3側から見た図である。図4では、空間浄化装置Dの風路構成などを示している。
図4に示すように、空間浄化装置Dは、本体ケース1内にさらに、送風部7と、浄化部19と、風路8とを備えている。
送風部7は、本体ケース1の中央部に設けられ、モータ部9と、ファン部10と、ケーシング部11とを備えている。
モータ部9は、例えばDCモータでありケーシング部11に固定される。
ファン部10は、例えばシロッコファンであり、モータ部9の動力により回転する。ファン部10は、モータ部9から水平方向に延びた回転軸9aに固定される。モータ部9の回転軸9aは、本体ケース1内の前面側から背面側に延びている。
ケーシング部11は、モータ部9とファン部10を囲んでおりスクロール形状である。ケーシング部11は、吸込口13と吐出口12とを備えている。
吸込口13は、ケーシング部11の本体ケース1における背面側に設けられており、吸気口2から本体ケース1内に取り込まれた空気をケーシング部11内に取り入れる開口である。
吐出口12は、ケーシング部11の本体ケース1における上面側に設けられており、吸込口13よりケーシング部11内に取り入れられた空気をケーシング部11外へ吐き出すための開口である。
浄化部19は、電解槽14の次亜塩素酸水を用いて空間の浄化を行う。浄化部19は、フィルター部16を備える。
フィルター部16は、電解槽14に貯留された次亜塩素酸水と、送風部7によって本体ケース1内に流入した空間の空気とを接触させる円筒状の部材である。フィルター部16は、気液接触フィルター部16aを備えている。
気液接触フィルター部16aは、フィルター部16の円周部分に配置され、空気が流通可能な孔が設けられている。
フィルター部16は、その一端が電解槽14の次亜塩素酸水に浸漬され、保水されるように配置されている。フィルター部16は、気液接触フィルター部16aの中心軸を回転中心として駆動部により回転され、次亜塩素酸水と空気を連続的に接触させる構造となっている。
風路8は、吸気口2と吹出口6とを連通する。風路8は、吸気口2から下流側へ、フィルター部16、送風部7、吹出口6をこの順に備える。制御部20がモータ部9を制御することによりファン部10が回転すると、吸気口2から吸い込まれ風路8内に入った外部の空気は、順に、気液接触フィルター部16a、送風部7、吹出口6を介して、空間浄化装置Dの外部へ吹き出される。これにより、電解槽14にて生成された次亜塩素酸水が外部へ放出される。なお、空間浄化装置Dは、必ずしも次亜塩素酸水そのものを撒くものでなくてもよく、結果的に生成した次亜塩素酸水由来(揮発を含む)の次亜塩素酸を放出するものであってもよい。
また、本体ケース1の天面には、通知表示部27を備える。
通知表示部27は、使用者に電極交換を促すためのものである。通知表示部27は、例えばLEDであり、制御部20からの指示に応じてLEDが点灯することにより使用者に電極交換を促す。
次いで、図5を参照して本発明の実施の形態に係る制御部20の各機能について説明する。図5は制御部20及び周辺部の概略機能ブロック図である。
制御部20は、通電制御部40と、電流取得部41と、増加量算出部42と、劣化判定部44と、記憶部47と、通電量決定部43と、寿命判定部45と、通知制御部46と、を備える。
通電制御部40は、次亜塩素酸水を生成するために電極部17による通電を制御する。本実施の形態では通電の制御の一例として、電極部17に通電される電流値の制御を行う。通電の制御に使用する電流値は後述する通電量決定部43により決定される。
電流取得部41は、電極部17にて通電される電流値を取得する。電流取得部41による電流取得方法の一例としては、シャント抵抗が用いられる。電流取得部41は、シャント抵抗間の電位差からシャント抵抗に流れる電流を算出し、算出した電流値を取得する。
増加量算出部42は、電極部17による通電前に次亜塩素酸水センサ26により検出された通電前次亜塩素酸水濃度と、電極部17による通電後に次亜塩素酸水センサ26により検出された通電後次亜塩素酸水濃度と、に基づいて電解槽14の次亜塩素酸濃度の増加量Aを算出する。先述したように電極部17は通電と非通電を繰り返す。増加量算出部42は、一回の通電における通電前次亜塩素酸水濃度と、通電後次亜塩素酸水濃度と、に基づいて次亜塩素酸濃度の増加量Aを算出する。具体的には、増加量算出部42は、通電後次亜塩素酸水濃度から通電前次亜塩素酸水濃度を減算することにより次亜塩素酸濃度の増加量Aを算出する。
劣化判定部44は、電極部17による通電中に電流取得部41により取得された電流値と、増加量算出部42により算出された次亜塩素酸濃度の増加量Aと、に基づいて、電極部17の劣化度合いを判定する。
劣化度合いとは、劣化がどれほど進行しているかの程度を表すものである。ここで、電極部17の劣化について説明する。電極部17による通電を繰り返すと電極部17の劣化が進行する。電極部17の劣化が進行するほど、同じ電流値で同じ時間通電した場合の次亜塩素酸の生成量が少なくなる。即ち、電極部17の劣化度合いが大きいほど、同じ電流値で同じ時間通電した場合の次亜塩素酸の生成量が少なくなる。
本実施の形態では一例として、電極部17により所定の電流値で所定時間通電した場合の次亜塩素酸生成量がG1である場合を電極部17の劣化度合い0%とし、同じ電流値で同じ時間通電した場合の次亜塩素酸生成量がG1の50%である場合を電極部17の劣化度合い100%とする。同様に、同じ電流値で同じ時間通電した場合において、次亜塩素酸生成量がG1の95%である場合を劣化度合い10%、次亜塩素酸生成量がG1の90%である場合を劣化度合い20%、次亜塩素酸生成量がG1の85%である場合を劣化度合い30%、次亜塩素酸生成量がG1の80%である場合を劣化度合い40%、次亜塩素酸生成量がG1の75%である場合を劣化度合い50%、次亜塩素酸生成量がG1の70%である場合を劣化度合い60%、次亜塩素酸生成量がG1の65%である場合を劣化度合い70%、次亜塩素酸生成量がG1の60%である場合を劣化度合い80%、次亜塩素酸生成量がG1の55%である場合を劣化度合い90%とする。本実施の形態では上記のように定義したがあくまで一例であり、上記に限定されるものではない。劣化判定部44による判定方法の詳細については後述する。
記憶部47は、いわゆるメモリであり、本実施の形態では第一テーブルおよび第二テーブルを記憶する。
第一テーブルについて図6を用いて説明する。図6は、第一テーブルのデータ構造を示す図であり、第一テーブルの一例である。第一テーブルは、電極部17にて通電される電流値と、次亜塩素酸濃度の増加量Aと、電極部17の劣化度合いと、を関連付けたものである。第一テーブルには、所定の電流値と所定の範囲の次亜塩素酸濃度の増加量Aに対応する所定の電極部17の劣化度合いが複数格納されている。複数の所定の劣化度合いにおいて複数の所定の電流値で通電した際の次亜塩素酸濃度の増加量Aを予め実験等により測定し、測定結果として所定の電流値と所定の範囲の次亜塩素酸濃度の増加量Aに対応する所定の電極部17の劣化度合いが第一テーブルとして格納されている。
本実施の形態では、電流値が500mAの場合、次亜塩素酸水濃度の増加量A>A1であれば電極部17の劣化度合いは20%、次亜塩素酸水濃度の増加量A2<A≦A1であれば電極部17の劣化度合いは30%、次亜塩素酸水濃度の増加量A3<A≦A2であれば電極部17の劣化度合いは40%、次亜塩素酸水濃度の増加量A4<A≦A3であれば電極部17の劣化度合いは50%、次亜塩素酸水濃度の増加量A≦A4であれば電極部17の劣化度合いは60%とする。ここで、A1>A2>A3>A4である。つまり、同じ電流値において、次亜塩素酸水濃度の増加量Aが小さいほど電極部17の劣化度合いは大きくなる。同様に500mA以外の電流値の場合についても第一テーブルに格納される。同じ範囲の次亜塩素酸水濃度の増加量Aにおいては、電流値が大きいほど電極部17の劣化度合いは大きくなる。
第二テーブルについて図7を用いて説明する。図7は、第二テーブルのデータ構造を示す図であり、第二テーブルの一例である。第二テーブルは、電極部17の劣化度合いと、当該電極部17の劣化度合いで所定時間通電を行うことで所定濃度の次亜塩素酸濃度を実現するための電流値と、を関連付けたテーブルである。
第二テーブルには、所定の電極部17の劣化度合いと当該所定の電極部17の劣化度合いで所定時間通電を行うことで所定濃度の次亜塩素酸濃度を実現するための電流値が複数格納されている。複数の所定の劣化度合いにおいて当該所定の電極部17の劣化度合いで所定時間通電を行うことで所定濃度の次亜塩素酸濃度を実現するための電流値を予め実験等により測定し、測定結果として第二テーブルに格納されている。
本実施の形態では、電極部17の劣化度合いが0%の際、電流値400mAで所定時間通電を行うことで所定濃度の次亜塩素酸濃度を実現することができる。電極部17の劣化度合いが10%である場合、電流値450mAで同じ時間通電を行うことで同じ濃度の次亜塩素酸濃度を実現することができる。同様に、電極部17の劣化度合いが20%である場合、電流値500mAで同じ時間通電を行うことで同じ濃度の次亜塩素酸濃度を実現することができる。同様に、電極部17の劣化度合いが30%である場合、電流値550mAで同じ時間通電を行うことで同じ濃度の次亜塩素酸濃度を実現することができる。同様に、電極部17の劣化度合いが40%である場合、電流値600mAで同じ時間通電を行うことで同じ濃度の次亜塩素酸濃度を実現することができる。同様に、電極部17の劣化度合いが50%である場合、電流値650mAで同じ時間通電を行うことで同じ濃度の次亜塩素酸濃度を実現することができる。つまり、電極部17の劣化度合いが大きいほど、所定時間通電を行うことで所定濃度の次亜塩素酸濃度を実現するための電流値は大きくなる。
ここで、劣化判定部44による判定方法の一例について説明する。本実施の形態では、劣化判定部44は、電流取得部41により取得された電流値と、増加量算出部42により算出された次亜塩素酸濃度の増加量Aと、記憶部47に記憶されている第一テーブルと、に基づいて、電極部17の劣化度合いを判定する。具体的には、劣化判定部44は、電流取得部41により取得された電流値と、増加量算出部42により算出された次亜塩素酸濃度の増加量Aと、第一テーブルと、に基づいて、電極部17の劣化度合いを取得する。劣化判定部44は、取得した電極部17の劣化度合いを電極部17の劣化度合いとして判定する。例えば、電流取得部41により取得された電流値が500mAで、増加量算出部42により算出された次亜塩素酸濃度の増加量AがA3<A≦A2の範囲であれば、劣化判定部44は第一テーブルから電極部17の劣化度合い40%を取得し、電極部17の劣化度合いを40%と判定する。
通電量決定部43は、劣化判定部44により判定された電極部17の劣化度合いに基づいて、次回の電解槽14の次亜塩素酸濃度を所定濃度にするための電流値を決定する。以降、次回の電解槽14の次亜塩素酸濃度を所定濃度にするための電流値を次回電流値と記載する。そして、通電制御部40は、通電量決定部43により決定された次回電流値にて、電極部17による次回の通電を行う。つまり通電制御部40は、通電を行った後の次亜塩素酸濃度が所定濃度になるように制御を行う。これにより、所定空間に安定的な次亜塩素酸量を放出することができる。即ち、所定空間内を安定的に浄化することができる。
通電量決定部43による通電量決定方法について説明する。本実施の形態では一例として、通電量決定部43は、劣化判定部44により判定された電極部17の劣化度合いと記憶部47に記憶されている第二テーブルと、に基づいて、次回電流値を決定する。具体的には、通電量決定部43は、劣化判定部44により判定された電極部17の劣化度合いと、第二テーブルと、に基づいて、電流値を取得する。通電量決定部43は、取得した電流値を次回電流値に決定する。例えば、劣化判定部44により判定された電極部17の劣化度合いが40%であれば、通電量決定部43は、第二テーブルから電流値600mAを取得し、次回電流値を600mAに決定する。
制御部20は、電極部17にて通電を行う毎に、劣化判定部44による電極部17の劣化度合いの判定および通電量決定部43による次回電流値の決定と、を繰り返す。通電制御部40は、通電量決定部43により決定された次回電流値にて次回の通電を制御する。つまり通電制御部40は、通電を行った後の次亜塩素酸濃度が毎回所定濃度に近づくように制御を行う。これにより、所定空間に継続して安定的な次亜塩素酸量を放出することができる。即ち、継続して所定空間内を安定的に浄化することができる。
寿命判定部45は、電極部17の寿命を判定する。具体的には、寿命判定部45は、劣化判定部44により判定される電極部17の劣化度合いが所定の劣化度合い以上であれば、電極部17の寿命と判定する。所定の劣化度合いは実験等により予め決められた値であり、任意に設定可能である。本実施の形態では一例として寿命判定部45は、劣化判定部44により判定される電極部17の劣化度合いが60%以上であれば、電極部17の寿命と判定する。
通知制御部46は、通知表示部27の制御を行う。通知制御部46は、寿命判定部45により電極部17の寿命との判定が行われると、通知表示部27を介してユーザに電極部17が寿命である旨を通知する。本実施の形態では、通知制御部46は、通知表示部27のLEDを点灯させることで、ユーザに電極部17が寿命である旨を通知する。ユーザは電極部17が寿命である旨の通知を受けて電極部17の交換を行う。
制御部20の各機能ブロックは、ハードウェアとしては、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェアとしてはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックである。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組み合わせによって様々な形で実現することができる。
上記構成において、制御部20により実行される制御について図8のフローチャートを用いて説明する。図8は、本実施の形態に係る制御部20により実行される制御を示すフローチャートである。ここで、フローチャートではSを頭文字にして番号を割り振った。例えばS01などは処理ステップを指す。但し、処理ステップを示す数値の大小と処理順序は関係しない。
まず、通電量決定部43は次回電流値として初期電流値を決定する(S01)。本実施の形態では一例として、初期電流値は400mAとする。
増加量算出部42は、通電開始前の通電前次亜塩素酸水濃度を取得する(S02)。
通電制御部40は、通電量決定部43により決定された次回電流値にて電極部17による通電を開始する(S03)。通電開始時に通電制御部40は、電流値が次回電流値となるように制御する。電流取得部41は、通電中における電流値を取得する。例えば、電流取得部41は、通電中の電流値が安定した状態における電流値を取得する。電流値が安定した状態とは、例えば一定期間における電流値の変化量が所定量以下の際の電流値である。また、電流取得部41は通電開始から所定時間経過後の電流値を取得してもよい。電流取得部41は、電流値が通電量決定部43により決定された電流値(次回電流値)になった際の電流値を取得してもよい。
あらかじめ設定されている通電時間経過後、通電制御部40は電極部17による通電を終了する(S04)。これにより所定濃度近傍の次亜塩素酸水を生成することができる。
増加量算出部42は、通電終了後の通電後次亜塩素酸水濃度を取得する(S05)。
増加量算出部42は、通電後次亜塩素酸水濃度から通電前次亜塩素酸水濃度を減算することにより次亜塩素酸濃度の増加量Aを算出する(S06)。これにより、通電による次亜塩素酸濃度の増加量を把握することができる。
劣化判定部44は、電流取得部41により取得された電流値と、増加量算出部42により算出された次亜塩素酸濃度の増加量Aと、第一テーブルと、に基づいて、電極部17の劣化度合いを判定する(S07)。これにより、電極部17の劣化度合いを把握することができる。
寿命判定部45は、電極部17が寿命であるか否かを判定する(S08)。寿命判定部45は、劣化判定部44により判定された電極部17の劣化度合いが所定の劣化度合いである60%以上であれば、電極部17の寿命と判定する(S08のYes→S11)。これにより、電極部17の寿命を判定することができる。寿命判定部45により電極部17の寿命との判定が行われると、通知制御部46は、通知表示部27のLEDを点灯させることで、ユーザに電極部17が寿命である旨を通知する(S12)。これにより、ユーザは電極部17が寿命であること、および、電極部17の交換が必要であることを把握することができる。
寿命判定部45は、劣化判定部44により判定された電極部17の劣化度合いが所定の劣化度合いである60%未満であれば、電極部17の寿命ではないと判定する(S08のNo→S09)。通電量決定部43は、劣化判定部44により判定された電極部17の劣化度合いと第二テーブルと、に基づいて、次回電流値を決定する。
その後、制御部20は、あらかじめ設定されている非通電時間待機する(S10)。そして、寿命判定部45により電極部17の寿命との判定が行われるまで、ステップS02~ステップS10を繰り返す。
ここで、本実施の形態において、劣化度合いの判定結果と次回電流値の決定結果がどのように時系列で変化していくのかの一例を説明する。まず、電極部17の初期劣化度合いは0%である。そして、初期電流値である400mAで通電を行った場合、次亜塩素酸水濃度の増加量AはA>A1となる。これにより、次回電流値は400mAとなる。その後、しばらく400mAによる通電が繰り返されると電極部17の劣化が進行していく。これにより、次回電流値が400mAの状態において、どこかのタイミングで電流値400mAにて通電を行った際の次亜塩素酸水濃度の増加量AはA2<A≦A1となる。これにより、劣化度合いの判定結果は10%となる。そして、次回電流値は450mAとなる。
次回電流値が450mAとなることで、次亜塩素酸水濃度の増加量Aは再びA>A1となる。その後、しばらく450mAによる通電が繰り返されると、さらに電極部17の劣化が進行していく。これにより、次回電流値が450mAの状態において、どこかのタイミングで電流値450mAにて通電を行った際の次亜塩素酸水濃度の増加量AはA2<A≦A1となる。これにより、劣化度合いの判定結果は20%となる。そして、次回電流値は500mAとなる。
同様に、次回電流値が500mAとなることで、次亜塩素酸水濃度の増加量Aは再びA>A1となる。その後、しばらく500mAによる通電が繰り返されると、さらに電極部17の劣化が進行していく。これにより、次回電流値が500mAの状態において、どこかのタイミングで電流値500mAにて通電を行った際の次亜塩素酸水濃度の増加量AはA2<A≦A1となる。これにより、劣化度合いの判定結果は30%となる。そして、次回電流値は550mAとなる。
同様に、次回電流値が550mAの状態において、どこかのタイミングで劣化度合いの判定結果が40%となる。これにより、次回電流値は600mAとなる。
同様に、次回電流値が600mAの状態において、どこかのタイミングで劣化度合いの判定結果が50%となる。これにより、次回電流値は650mAとなる。
同様に、次回電流値が650mAの状態において、どこかのタイミングで劣化度合いの判定結果が60%となる。そして、寿命判定部45により電極部17の寿命との判定が行われる。
寿命判定部45により電極部17の寿命との判定が行われるまでは、制御部20は次亜塩素酸水濃度の増加量AをA>A1である所定の増加量に維持しようとする。つまり、寿命判定部45により電極部17の寿命との判定が行われるまで、ステップS02~ステップS10を繰り返すことで、通電後の次亜塩素酸濃度を毎回所定濃度に出来るだけ近づけることができる。これにより、所定空間に継続して安定的な次亜塩素酸量を放出することができる。即ち、継続して所定空間内を安定的に浄化することができる。さらに、一回あたりの通電時間を延ばすことなく通電後の次亜塩素酸水濃度をほぼ一定に維持することができる。通電時間を延ばすことは、次亜塩素酸濃度を所定濃度に出来るだけ近づけるまでの時間が長くなり、所定空間への安定的な次亜塩素酸量の放出を妨げる要因となる。そのため、一回あたりの通電時間を延ばすことなく通電後の次亜塩素酸水濃度をほぼ一定に維持することが、安定的な次亜塩素酸量の放出の観点では望ましい。
以上、本開示を実施の形態をもとに説明した。本実施の形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(発明の概要)
本発明に係る空間浄化装置は、電解促進剤と水とを混合する電解槽と、電解槽にて混合された電解促進剤と水との混合水から次亜塩素酸水を生成する電極部と、電解槽の次亜塩素酸水濃度を検出する次亜塩素酸水センサと、次亜塩素酸水を生成するための電極部による通電を制御する通電制御部と、電極部にて通電される電流値を取得する電流取得部と、電極部による通電前に次亜塩素酸水センサにより検出された通電前次亜塩素酸水濃度と、電極部による通電後に次亜塩素酸水センサにより検出された通電後次亜塩素酸水濃度と、に基づいて電解槽の次亜塩素酸濃度の増加量を算出する増加量算出部と、電極部による通電中に電流取得部により取得された電流値と、増加量算出部により算出された次亜塩素酸濃度の増加量と、に基づいて、電極部の劣化度合いを判定する劣化判定部と、を備える。これにより、電極部の劣化度合いを判定することができる。
また、電極部にて通電される電流値と、次亜塩素酸濃度の増加量と、電極部の劣化度合いと、を関連付けた第一テーブルを記憶する記憶部を備え、劣化判定部は、電流取得部により取得された電流値と、増加量算出部により算出された次亜塩素酸濃度の増加量と、記憶部に記憶されている第一テーブルとに基づいて、電極部の劣化度合いを判定してもよい。これにより、第一テーブルを用いて電極部の劣化度合いを精度よく判定することができる。
また、劣化判定部により判定された電極部の劣化度合いに基づいて、次回の電解槽の次亜塩素酸濃度を所定濃度にするための電流値を決定する通電量決定部を備えてもよい。これにより、劣化度合いに応じた次回の電解槽の次亜塩素酸濃度を所定濃度にするための電流値を決定することができる。
また、記憶部は、電極部の劣化度合いと、電極部の劣化度合いで所定時間通電を行うことで所定濃度の次亜塩素酸濃度を実現するための電流値と、を関連付けた第二テーブルを備え、通電量決定部は、劣化判定部により判定された電極部の劣化度合いと記憶部に記憶されている第二テーブルと、に基づいて、次回の電解槽の次亜塩素酸濃度を所定濃度にするための電流値を決定してもよい。これにより、第二テーブルを用いて次回の電解槽の次亜塩素酸濃度を所定濃度にするための電流値を精度よく決定することができる。
また、電極部にて通電を行う毎に、劣化判定部による電極部の劣化度合いの判定および通電量決定部による次回の電解槽の次亜塩素酸濃度を所定濃度にするための電流値の決定を繰り返してもよい。これにより、電極部の劣化度合いに応じて次回の電解槽の次亜塩素酸濃度を所定濃度にするための電流値を更新することができ、継続的に次回の電解槽の次亜塩素酸濃度を所定濃度にするための電流値を決定することができる。
通電制御部は、通電量決定部により決定された次回の電解槽の次亜塩素酸濃度を所定濃度にするための電流値にて、次回の電極部による通電を行ってもよい。通電量決定部により決定された電流値にて通電が行われるので、通電後の次亜塩素酸濃度を所定濃度に近づけることができる。
また、劣化判定部により判定される電極部の劣化度合いが所定の劣化度合い以上であれば、電極部の寿命と判定する寿命判定部を備えてもよい。これにより、電極部の寿命を判定することができる。
本発明は、電極部を備える空間浄化装置として有用である。
D 空間浄化装置
1 本体ケース
1A 本体側面
2 吸気口
3 パネル
5 次亜塩素酸水生成部
6 吹出口
7 送風部
8 風路
9 モータ部
9a 回転軸
10 ファン部
11 ケーシング部
12 吐出口
13 吸込口
14 電解槽
14a タンク保持部
15 水供給部
15a タンク
15b 蓋
16 フィルター部
16a 気液接触フィルター部
17 電極部
18 水位検知部
19 浄化部
20 制御部
25 電解促進剤投入部
25a 錠剤投入ケース
25b 錠剤投入カバー
26 次亜塩素酸水センサ
27 通知表示部
40 通電制御部
41 電流取得部
42 増加量算出部
43 通電量決定部
44 劣化判定部
45 寿命判定部
46 通知制御部
47 記憶部

Claims (7)

  1. 電解促進剤と水とを混合する電解槽と、
    前記電解槽にて混合された前記電解促進剤と前記水との混合水から次亜塩素酸水を生成する電極部と、
    前記電解槽の次亜塩素酸水濃度を検出する次亜塩素酸水センサと、
    前記次亜塩素酸水を生成するための前記電極部による通電を制御する通電制御部と、
    前記電極部にて通電される電流値を取得する電流取得部と、
    前記電極部による通電前に前記次亜塩素酸水センサにより検出された通電前次亜塩素酸水濃度と、前記電極部による通電後に前記次亜塩素酸水センサにより検出された通電後次亜塩素酸水濃度と、に基づいて前記電解槽の次亜塩素酸濃度の増加量を算出する増加量算出部と、
    前記電極部による通電中に前記電流取得部により取得された電流値と、前記増加量算出部により算出された前記次亜塩素酸濃度の増加量と、に基づいて、前記電極部の劣化度合いを判定する劣化判定部と、を備える空間浄化装置。
  2. 前記電極部にて通電される電流値と、前記次亜塩素酸濃度の増加量と、前記電極部の劣化度合いと、を関連付けた第一テーブルを記憶する記憶部を備え、
    前記劣化判定部は、
    前記電流取得部により取得された電流値と、前記増加量算出部により算出された前記次亜塩素酸濃度の増加量と、前記記憶部に記憶されている前記第一テーブルと、に基づいて、前記電極部の劣化度合いを判定する請求項1記載の空間浄化装置。
  3. 前記劣化判定部により判定された前記電極部の劣化度合いに基づいて、次回の前記電解槽の次亜塩素酸濃度を所定濃度にするための電流値を決定する通電量決定部を備える請求項1または2記載の空間浄化装置。
  4. 前記記憶部は、
    前記電極部の劣化度合いと、当該電極部の劣化度合いで所定時間通電を行うことで前記所定濃度の前記次亜塩素酸濃度を実現するための電流値と、を関連付けた第二テーブルを備え、
    前記通電量決定部は、
    前記劣化判定部により判定された前記電極部の劣化度合いと前記記憶部に記憶されている前記第二テーブルと、に基づいて、前記次回の前記電解槽の次亜塩素酸濃度を前記所定濃度にするための電流値を決定する請求項3記載の空間浄化装置。
  5. 前記電極部にて通電を行う毎に、
    前記劣化判定部による前記電極部の劣化度合いの判定および前記通電量決定部による前記次回の前記電解槽の次亜塩素酸濃度を前記所定濃度にするための電流値の決定を繰り返す請求項3または4記載の空間浄化装置。
  6. 前記通電制御部は、
    前記通電量決定部により決定された前記次回の前記電解槽の次亜塩素酸濃度を前記所定濃度にするための電流値にて、次回の前記電極部による通電を行う請求項3から5のいずれかに記載の空間浄化装置。
  7. 前記劣化判定部により判定される前記電極部の劣化度合いが所定の劣化度合い以上であれば、前記電極部の寿命と判定する寿命判定部を備える請求項1から6のいずれかに記載の空間浄化装置。
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