JP2014035144A - 加湿機能付き空気清浄機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加湿機能付き空気清浄機において、加湿切モード時のファン最大回転数が、加湿入モード時のファン最大回転数より大きい回転数に設定されており、加湿入モードから加湿切モードに切り換わる際のファン回転数を、加湿切モード時のファン最大回転数より小さい上限回転数以下に制限する。
【選択図】図8
Description
本発明の第1実施形態に係る加湿機能付き空気清浄機1は、図1〜図4、及び図7に示すように、本体ケース2aと前パネル2bとからなるケーシング2と、電気集塵装置3と、ストリーマ放電ユニット4と、ファン5と、塵埃検出センサ6と、臭い検出センサ7と、温度検出センサ8と、湿度検出センサ9と、フィルタ部20と、加湿ユニット30と、操作部70と、表示部80と、制御装置(制御手段)90とを備えている。
図4に示すように、電気集塵装置3は、縦に長い筒状の形状をしており、第1側方吸込口12及び第2側方吸込口13の近傍に1つずつ、それぞれの吸込口10に沿って縦に、着脱可能に設置されている。第1側方吸込口12の近傍に配置されている電気集塵装置3は、電気集塵装置3Lである。第2側方吸込口13の近傍に配置されている電気集塵装置3は、電気集塵装置3Rである。電気集塵装置3の縦横それぞれの寸法は、吸込口10の縦横それぞれの寸法よりも大きく、電気集塵装置3は側方吸込口形成部材2cと、その間になるべく隙間ができないように接しているので、吸込口10から吸い込まれる空気は、全て電気集塵装置3を通るように構成されている。
図3に示すように、フィルタ部20は、プレフィルタ21と、HEPA(High Efficiency Particulate Air Filter)フィルタ22(以下、集塵フィルタ22とも記載する)と、脱臭フィルタ23(空清フィルタ)とで構成されている。まず、最も上流側に配置されたプレフィルタ21によって大きな塵埃が取り除かれる。次に、集塵フィルタ22によってさらに微細な塵埃が取り除かれる。さらに、集塵フィルタ22を通過した空気は、活性炭などを含み最も下流側に配置された脱臭フィルタ23によってホルムアルデヒドや臭い成分などが分解され、或いは吸着される。
ファン5から吹き出される空気のうちの一部が、図3に示す支流16としてストリーマ放電ユニット4に送られる。この支流16がストリーマ放電ユニット4を通過するときに、ストリーマ放電によって活性種が供給される。活性種の供給された支流16は、複数の分流となって放出口17からプレフィルタ21の前に吹き出される。
ファン5は、ケーシング2内に配置されており、より詳しくは、加湿ユニット30と吹出口14との間に配置されている。ファン5には、ファンモータ5aが接続されており、制御装置90によりファンモータ5aが駆動されることでファン5が回転する。
塵埃検出センサ6は、空気清浄機1内の上部に設けられており、空気清浄機1の周辺の空気に含まれる塵埃量を検出する。
臭い検出センサ7は、空気清浄機1内の上部に設けられており、空気清浄機1の周辺の空気の臭い強度を検出する。
温度検出センサ8は、空気清浄機1内の上部に設けられており、空気清浄機1の周辺の空気の温度を検出する。
湿度検出センサ9は、空気清浄機1内の上部に設けられており、空気清浄機1の周辺の空気の湿度を検出する。
加湿ユニット30は、フィルタ部20とファン5との間に配置されており、図5に示すように、加湿ロータ31と、貯水タンク32と、水トレー33(水貯留部)とを備えている。
図3を参照しながら、空気清浄機1による空気清浄動作(加湿動作)について説明する。第1側方吸込口12及び第2側方吸込口13から吸い込まれた空気は、電気集塵装置3に到達し、空気は電気集塵装置3の放電部を通過する。その際、空気に含まれる塵埃等がプラス電荷に帯電する。そして、空気は、フィルタ部20に到達する。他方、下吸込口11から吸い込まれた空気は、フィルタ部20に到達する。
図6は、図1に示す空気清浄機1の操作部70の概略図である。操作部70は、空気清浄機1の上面に設けられている。この操作部70は、図6に示すように、運転入/切スイッチ71と、加湿入/切スイッチ72と、加湿切換スイッチ73と、ECO節電スイッチ74と、風量変更スイッチ75とを備えている。
表示部80は、塵埃検出センサ6で検出された塵埃量、臭い検出センサ7で検出された臭い強度、温度検出センサ8で検出された温度、湿度検出センサ9で検出された湿度を表示する。この表示部80は、図1に示すように、前パネル1bに設けられている。塵埃量は、その大小に応じて、例えば3色の点灯で表示する。臭い強度は、その強弱に応じて例えば3色の点灯で表示する。
温度は、例えば、1℃刻みで表示し、湿度は、例えば、1%刻みで表示する。
図7は、図1に示す空気清浄機1の機能ブロック図である。制御装置90は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの複数のハードウェアから構成されている。ROMには、制御装置90の動作を制御する制御プログラムなどが格納されている。そして、この制御装置90は、ファン制御部91、加湿ロータ制御部92、及び目標ファン回転数決定部93を有し、電気集塵装置3、ストリーマ放電ユニット4、ファン5のファンモータ5a、塵埃検出センサ6、臭い検出センサ7、温度検出センサ8、湿度検出センサ9、加湿ロータ31の駆動モータ43、フロート50のフロート検知部52、フィルタ検知スイッチ60、操作部70、及び表示部80と電気的に接続されている。
次に、図8を参照して本実施形態に係る空気清浄機1の動作(フロー)について説明する。
本実施形態の空気清浄機1では、加湿入モードから加湿切モードに切り換わる際のファン回転数が、加湿入モード時のファン最大回転数T1’ 以下に制限されるので、加湿フィルタからの水飛びを防止できる。
2 ケーシング
5 ファン
10 吸込口
14 吹出口
22 集塵フィルタ(空気清浄部)
23 脱臭フィルタ(空気清浄部)
34 加湿フィルタ
35 水掛装置(水供給装置)
33 水トレー(水貯留部)
90 制御装置(制御手段)
Claims (4)
- 吸込口と吹出口を有するケーシングと、
前記ケーシング内に配置されたファンと、
前記吸込口から吸い込んだ空気を浄化する空気清浄部と、
前記吸込口から吸い込んだ空気を加湿する加湿フィルタと、
前記加湿フィルタに供給する水を貯留する水貯留部と、
前記水貯留部から前記加湿フィルタに水を供給する水供給装置と、
前記ファン及び前記水供給装置を制御する制御手段とを備え、
非加湿モード時のファン最大回転数が、加湿モード時のファン最大回転数より大きい回転数に設定されており、
前記制御手段は、
加湿モードから非加湿モードに切り換わる際のファン回転数を、非加湿モード時のファン最大回転数より小さい上限回転数以下に制限することを特徴とする加湿機能付き空気清浄機。 - 加湿モードから非加湿モードに切り換わった後で所定時間が経過すると、非加湿モード時のファン回転数の上限制限が解除されることを特徴とする請求項1に記載の加湿機能付き空気清浄機。
- 前記上限回転数が、加湿モード時のファン最大回転数と同一であることを特徴とする請求項2に記載の加湿機能付き空気清浄機。
- 温度を検出する温度検出手段と、
湿度を検出する湿度検出手段とを備え、
前記所定時間が、前記温度検出手段で検出された温度、前記湿度検出手段で検出された湿度及び非加湿モード時のファン回転数の少なくとも1つに基づいて変更されることを特徴とする請求項2または3に記載の加湿機能付き空気清浄機。
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