JP2014092337A - 湿度調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の湿度調整装置では、ファンが停止され、湿度調整運転(加湿運転、除湿運転)が停止された状態において、湿度の誤検出によって、加湿運転の必要がない場合に加湿運転が開始されるという問題がある。
【解決手段】ファン及び加湿ユニット(湿度調整手段)がいずれも停止される停止時間(t1〜t2、t4〜t5、t7〜・・・)において、湿度検出センサで検出される湿度が所定範囲外に変化した場合、ファンの運転を開始する(t8)。そして、ファンの運転が開始された後の湿度が所定範囲外である場合に、加湿ユニットの加湿ロータを回転駆動して、加湿運転を開始する(t9)。
【選択図】図9

Description

本発明は、加湿運転及び除湿運転の少なくとも一方を行う湿度調整装置に関する。
加湿運転を行う加湿装置としては、ファンと、空気を加湿する加湿手段と、空気の湿度を検出する湿度検出センサと、ファン及び加湿手段を制御する制御手段とを備えたものがある。この加湿装置においては、湿度検出センサで検出された湿度が所定範囲内の湿度である場合に、ファン及び加湿手段が停止され、加湿運転が停止される。また、ファン及び加湿手段が停止され、加湿運転が停止された状態において、湿度検出センサで検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合には、ファン及び加湿手段が駆動され、加湿運転が開始される。
特開2006−57942号公報
かかる加湿装置では、湿度検出センサは、加湿装置のケーシング内に配置されるが、ファンが停止している場合、ケーシング内を空気が流れないため、湿度検出センサによって湿度を正確に検出できないことがある。この場合、湿度の誤検出によって、加湿運転の必要がない場合に加湿運転が開始されるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、ファンが停止され、湿度調整運転(加湿運転、除湿運転)が停止された状態において、湿度の誤検出によって湿度調整運転が開始されることを抑制できる湿度調整装置を提供することである。
第1の発明にかかる湿度調整装置は、吸込口と吹出口を有するケーシングと、前記ケーシング内に配置されたファンと、前記ファンによって発生した空気流の湿度を調整する湿度調整手段と、前記ケーシング内において湿度を検出する湿度検出手段と、前記ファン及び前記湿度調整手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段が、前記湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲内の湿度である場合に、前記ファン及び前記湿度調整手段がいずれも停止される停止時間を含む運転状態に、前記ファン及び前記湿度調整手段を制御するとともに、前記停止時間において前記湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合には、前記ファンの運転を開始して、その後の前記湿度が所定範囲外の湿度である場合に、前記湿度調整手段の運転を開始することを特徴とする。
この湿度調整装置では、ファン及び湿度調整手段がいずれも停止される停止時間において、湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合に、ファンの運転を開始し、その後の湿度が所定範囲外の湿度である場合に、湿度調整手段の運転を開始するので、ファンの運転を開始した後の湿度に基づいて、湿度調整運転を開始するか否か判断できる。したがって、湿度の誤検出によって湿度調整運転(加湿運転、除湿運転)が開始されることを抑制できる。
第2の発明にかかる湿度調整装置では、第1の発明にかかる湿度調整装置において、前記制御手段が、前記湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲内の湿度である場合に、運転及び停止が交互に繰り返されるように前記ファンを制御するとともに、前記ファンが停止しているときに、前記湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合には、前記ファンの運転を開始することを特徴とする。
この湿度調整装置では、湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲内の湿度である場合に、ファンが間欠運転されると共に、ファンが停止しているときに、湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合には、ファンの運転が開始される。そのため、湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲内の湿度である場合に、間欠的にケーシング内を空気が流れるため、ファンが間欠運転されず常に停止される場合と比べて、ファンの運転が開始された後の湿度の誤検出を抑制できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、ファン及び湿度調整手段がいずれも停止される停止時間において、湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合に、ファンの運転を開始し、その後の湿度が所定範囲外の湿度である場合に、湿度調整手段の運転を開始するので、ファンの運転を開始した後の湿度に基づいて、湿度調整運転を開始するか否か判断できる。したがって、湿度の誤検出によって湿度調整運転(加湿運転、除湿運転)が開始されることを抑制できる。
第2の発明では、湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲内の湿度である場合に、ファンが間欠運転されると共に、ファンが停止しているときに、湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合には、ファンの運転が開始される。そのため、湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲内の湿度である場合に、間欠的にケーシング内を空気が流れるため、ファンが間欠運転されず常に停止される場合と比べて、ファンの運転が開始された後の湿度の誤検出を抑制できる。
本発明の実施形態に係る湿度調整装置の斜視図である。 図1に示す湿度調整装置の側面図である。 図1に示す湿度調整装置における送風の経路を示す概念図である。 図1に示す湿度調整装置の分解図である。 図4に示す湿度調整装置の正面図である。 図1に示す湿度調整装置の操作部の概略図である。 図1に示す湿度調整装置の機能ブロック図である。 本実施形態に示す湿度調整装置の動作を示すフローチャートである。 本実施形態に示す湿度調整装置の動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態に示す湿度調整装置の動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態に示す湿度調整装置の動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態に示す湿度調整装置の動作を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
[湿度調整装置(加湿装置1)の構成]
本発明の実施形態に係る湿度調整装置として、加湿運転を行う加湿装置1を用いた場合を例にとって説明する。加湿装置1は、図1〜図4、及び図7に示すように、本体ケース2aと前パネル2bとからなるケーシング2と、電気集塵装置3と、ストリーマ放電ユニット4と、ファン5と、塵埃検出センサ6と、臭い検出センサ7と、温度検出センサ8と、湿度検出センサ9(湿度検出手段)と、フィルタ部20と、加湿ユニット30(湿度調整手段)と、操作部70と、表示部80と、制御部(制御手段)90とを備えている。
図1に示すように、加湿装置1の正面は、前パネル2bで覆われている。正面の下方には、前パネル2bに覆われていない部分があり、当該部分に下吸込口11が設けられている。図2に示すように、加湿装置1の側面の一部は、本体ケース2aの一部分である合成樹脂製の側方吸込口形成部材2cにより覆われている。側方吸込口形成部材2cには、空気を取り込む第1側方吸込口12が縦方向に延びるように形成されている。つまり、第1側方吸込口12は、縦の寸法の方が、横の寸法よりも大きい。また、図示されていないが、加湿装置1の反対側の側面の一部も同様に側方吸込口形成部材2cにより覆われている。側方吸込口形成部材2cには、第1側方吸込口12に対向する位置に第2側方吸込口13が縦方向に延びるように形成されている。第2側方吸込口13の縦横の寸法は、第1側方吸込口12の寸法と同じである。以下、第1側方吸込口12、第2側方吸込口13、及び下吸込口11の全てを指す場合は、吸込口10と記載する。
加湿装置1内に吸い込まれた空気が吹き出される吹出口14は、図1及び図4に示すように加湿装置1の上面に設けられている。
図3に示すように、ファン5によって吸込口10から吹出口14に至る空気の流れ15が発生する。吸込口10から吸込まれた室内空気は、フィルタ部20で塵埃や臭い成分などが取り除かれ、ファン5から清浄な空気が吹き出される。
<電気集塵装置3>
図4に示すように、電気集塵装置3は、縦に長い筒状の形状をしており、第1側方吸込口12及び第2側方吸込口13の近傍に1つずつ、それぞれの吸込口10に沿って縦に、着脱可能に設置されている。第1側方吸込口12の近傍に配置されている電気集塵装置3は、電気集塵装置3Lである。第2側方吸込口13の近傍に配置されている電気集塵装置3は、電気集塵装置3Rである。電気集塵装置3の縦横それぞれの寸法は、吸込口10の縦横それぞれの寸法よりも大きく、電気集塵装置3は側方吸込口形成部材2cと、その間になるべく隙間ができないように接しているので、吸込口10から吸い込まれる空気は、全て電気集塵装置3を通るように構成されている。
電気集塵装置3は、吸い込まれた空気の中に浮遊している比較的小さな塵埃を帯電させる。具体的には、電気集塵装置3内には、正負2つの電極があり、正負2つの電極のうちの正極であるタングステン製のイオン化線に高電圧を印加すると、当該2つの電極間に電位差が生じ、コロナ放電が生じる。そして、この放電により電気集塵装置3を通る空気中の塵埃は帯電する。
<フィルタ部20>
図3に示すように、フィルタ部20は、プレフィルタ21と、HEPA(High Efficiency Particulate Air Filter)フィルタ22(以下、集塵フィルタ22と記載する)と、脱臭フィルタ23とで構成されている。まず、最も上流側に配置されたプレフィルタ21によって大きな塵埃が取り除かれる。次に、集塵フィルタ22によってさらに微細な塵埃が取り除かれる。さらに、集塵フィルタ22を通過した空気は、活性炭などを含み最も下流側に配置された脱臭フィルタ23によってホルムアルデヒドや臭い成分などが分解され、或いは吸着される。
<ストリーマ放電ユニット4>
ファン5から吹き出される空気のうちの一部が、図3に示す支流16としてストリーマ放電ユニット4に送られる。この支流16がストリーマ放電ユニット4を通過するときに、ストリーマ放電によって活性種が供給される。活性種の供給された支流16は、複数の分流となって放出口17からプレフィルタ21の前に吹き出される。
複数の分流は、プレフィルタ21から吸い込まれる室内空気に合流して集塵フィルタ22及び脱臭フィルタ23にまで到達する。脱臭フィルタ23にまで達する活性種によって消臭効果が高められる。
ストリーマ放電ユニット4は、正極であるタングステン製の針状の電極と、当該針状電極の近傍に位置し、当該電極に対向する板状の電極(対向電極)を有する。針状電極に高電圧を印加することによりプラズマ放電の一種であるストリーマ放電が発生する。当該放電発生の際に酸化分解力の高い活性種が生成される。これらの活性種には、高速電子、イオン、水酸化ラジカル及び励起酸素分子などが含まれ、これらの活性種は、アンモニア類や、アルデヒド類、窒素酸化物等の小さな有機分子からなる空気中の有害成分や臭気成分を分解する。
生成された活性種を含む空気は、図3に示すような2つの鉛直風通路部材18へ流入する。加湿装置1の第1側方吸込口12及び第2側方吸込口13は、上述のとおり鉛直方向に長い開口であるが、2つの鉛直風通路部材18は第1側方吸込口12及び第2側方吸込口13に沿って配置されている。各鉛直風通路部材18には、複数の放出口17が第1側方吸込口12及び第2側方吸込口13の鉛直方向に沿うように形成されている。鉛直風通路部材18へ流入した活性種を含む空気は、当該放出口17からフィルタ部20のプレフィルタ21の前に吹き出される。
<ファン5>
ファン5は、ケーシング2内に配置されており、より詳しくは、加湿ユニット30と吹出口14との間に配置されている。ファン5には、ファンモータ5aが接続されており、制御部90によりファンモータ5aが駆動されることでファン5が回転する。
<塵埃検出センサ6>
塵埃検出センサ6は、加湿装置1内の上部に設けられており、加湿装置1の周辺の空気に含まれる塵埃量を検出する。
<臭い検出センサ7>
臭い検出センサ7は、加湿装置1内の上部に設けられており、加湿装置1の周辺の空気の臭い強度を検出する。
<温度検出センサ8>
温度検出センサ8は、加湿装置1内の上部に設けられており、加湿装置1の周辺の空気の温度を検出する。
<湿度検出センサ9>
湿度検出センサ9(湿度検出手段)は、加湿装置1内の上部に設けられており、加湿装置1の周辺の空気の湿度を検出する。
<加湿ユニット30>
加湿ユニット30(湿度調整手段)は、フィルタ部20とファン5との間に配置されており、図5に示すように、加湿ロータ31と、貯水タンク32と、水トレー33とを備えている。
加湿ロータ31は、空気に水を供給して空気を加湿する加湿フィルタ34と、加湿フィルタ34に水を掛けて加湿フィルタ34を浸水状態とする水掛装置35とを有する。加湿フィルタ34は、例えば不織布で円板状に成形され、水掛装置35の旋回枠41に取り付けられている。この旋回枠41と共に加湿フィルタ34が回転しながら、水トレー33から供給された水が蒸発する。加湿フィルタ34は、水トレー33の満水時の水位よりも上方に配置されているので、水トレー33内の水とは直接接触していないようになっている。
水掛装置35は、上述した旋回枠41と、複数の水掛部42と、駆動モータ43(図7参照)とを有する。旋回枠41は、その中心部に位置する回転軸44が、水トレー33の軸受部33aに着脱可能かつ回転可能に支持されており、その結果、加湿ロータ31が水トレー33に着脱可能かつ回転可能に支持される。
水掛部42は、旋回枠41の外枠部45に等間隔に複数設置される。この水掛部42は、内部に水を溜めることが可能なように凹状に形成されており、加湿ロータ31の回転により、各水掛部42が順次水トレー33内に浸水した後上昇し、また、浸水するといった動作を繰り返す。水掛部42が浸水することで水掛部42内に水が流入し、水掛部42が上昇することで水掛部42内に溜まった水が、旋回枠41に形成されている開口(図示省略)を介して加湿フィルタ34に向かって流れる。これにより、加湿フィルタ34に水が供給され、加湿フィルタ34が浸水する。
駆動モータ43は、水掛装置35を回転駆動させるためのモータである。この駆動モータ43は、制御部90によって駆動制御される。なお、詳細は後述するが、加湿ロータ31は、加湿運転が行われている場合にのみ回転する。したがって、空気清浄運転(以下、空清運転と記載する)のみが行われている場合には、加湿ロータ31は停止しており、加湿ロータ31に水トレー33から水が供給されなくなる。このため、加湿ロータ31の回転停止後には、加湿ロータ31が吸着していた水が空気に供給されて加湿ロータ31が乾燥する。その結果、加湿ロータ31から空気に水が供給されなくなる。
貯水タンク32は、加湿装置1から着脱可能であり(図1参照)、加湿装置1に装着される場合には加湿装置1に収納される。また、貯水タンク32の下部には注水口(図示省略)が設けられており、水トレー33内の水位の減少により、貯水タンク32内の水が注水口を介して水トレー33内に流出する。
水トレー33は、加湿ロータ31に水を供給するためのトレーであり、水が貯水されている。この水トレー33には、水トレー33内の水量が所定量以上であるか否かを判断するフロート50が設置されている。
このフロート50は、水トレー33内に貯水された水に浮くフロート本体51と、フロート検知部52とを有する。
フロート検知部52は、フロート本体51に固定されフロート本体51の移動に伴って移動する被検知体53と、水トレー33外部の所定位置に固定されている検知素子54とを有する。被検知体53は、磁石である。これにより、水トレー33外部に対する水トレー33内のフロート本体51の位置が変化することで、検知素子54に対する被検知体53の位置が変化するとともに、水トレー33内の水位が下がることによって検知素子54に対する被検知体53の位置が変化する。検知素子54は、被検知体53からの距離に依拠して被検知体54の検知を行うリードスイッチであって、被検知体53からの磁界の影響を受けてオン・オフする接点部(図示せず)を含む。また、検知素子54は、フロート本体51が水に浮いた状態にある場合には被検知体53を検知可能であり、フロート45本体51が下がった状態にある場合には被検知体53を検知できない位置に配置されている。さらに、検知素子54は、水トレー33が加湿装置1に収納されていない状態である場合には、被検知体53を検知できない位置に配置されるように設計されている。
<空気清浄動作(加湿動作)>
図3を参照しながら、加湿装置1による空気清浄動作(加湿動作)について説明する。第1側方吸込口12及び第2側方吸込口13から吸い込まれた空気は、電気集塵装置3に到達し、空気は電気集塵装置3の放電部を通過する。その際、空気に含まれる塵埃等がプラス電荷に帯電する。そして、空気は、フィルタ部20に到達する。他方、下吸込口11から吸い込まれた空気は、フィルタ部20に到達する。
フィルタ部20では、空気は、先ずプレフィルタ21を通過する。その際、比較的大きなホコリや塵が、プレフィルタ21により空気中から除去される。
プレフィルタ21を通った空気は、集塵フィルタ22を通過する。当該空気中の帯電した塵埃等は、集塵フィルタ22に吸着される。
集塵フィルタ22を通過した空気は、脱臭フィルタ23を通過し、この際脱臭される。
その後、当該空気は、加湿ユニット30の加湿ロータ31に到達する。空気は、加湿ロータ31を通過し、加湿される。
フィルタ部20及び加湿ロータ31を通過して清浄された空気は、吹出口14から室内へと吹き出される。また、清浄された空気の一部は、室内へと吹き出されることなく支流16となって、ストリーマ放電ユニット4へ導入される。
ストリーマ放電ユニット4におけるストリーマ放電により活性種が生成される。活性種を含む空気は、2つの鉛直通風路部材18内を通り、各鉛直通風路部材18に形成された複数の放出口17からプレフィルタ21の前に放出される。活性種を含む空気は、吸込空気と混ざり合ってプレフィルタ21及び集塵フィルタ22に吸い込まれる。これらの活性種を含んだ空気は、ウィルスやカビ菌、細菌などを不活化または消滅させる。
<操作部70>
操作部70は、加湿装置1の上面に設けられている。この操作部70は、図6に示すように、運転入/切スイッチ71と、加湿入/切スイッチ72と、加湿切換スイッチ73と、ECO節電スイッチ74と、風量変更スイッチ75とを備えている。
運転入/切スイッチ71は、加湿装置1の運転又は停止を選択するスイッチである。加湿装置1が停止した状態で、運転入/切スイッチ71が押されるとファン5を駆動させる空清運転が開始される。一方、空清運転が行われている状態で運転入/切スイッチ71が押されると運転が停止する。
加湿入/切スイッチ72は、加湿切モードと、加湿入モードを切り換えるスイッチである。加湿切の状態で、加湿入/切スイッチ72が押されると、加湿入モードに変化する。その際、加湿入モードであることを表示するランプが点灯する。一方、加湿入モードで、加湿入/切スイッチ72が押されると、加湿切の状態に変化する。その際、当該ランプは消灯する。本実施形態において、加湿切モードでは、湿度の大きさにかかわらず加湿運転が行われないで空清運転だけが行われる。一方、加湿入モードでは、連続運転モードが設定されたとき、湿度の大きさにかかわらず空清運転と加湿運転が行われ、自動運転モードが設定されたとき、湿度の大きさによって、空清運転だけが行われる場合と、空清運転と加湿運転が行われる場合がある。加湿入モードにおいて、加湿入/切スイッチ72が押されて、加湿入モードから加湿切モードに切り換えられても、空清運転は継続する。
加湿切換スイッチ73は、加湿運転のモードを切り換えるスイッチである。加湿運転のモードとしては、自動運転モードと連続運転モードとが含まれる。加湿入の状態で、加湿切換スイッチ73が押されると、制御部90の制御により、これらモードが切り換わるようになっている。
自動運転モードとは、目標湿度(例えば、湿度50%)を目安に、加湿装置1が加湿運転と空清運転を自動で切り換えるモードである。本実施形態では、加湿入モードで自動運転モードに切り換えられると、ファン5が駆動され、かつ加湿ロータ31の回転駆動が停止された加湿ロータ停止状態と、ファン5が駆動され、かつ加湿ロータ31が回転駆動された加湿ロータ駆動状態とが自動的に切り換わる。したがって、加湿ロータ停止状態では、加湿運転は行われないで空清運転が行われ、加湿ロータ駆動状態では、空清運転と共に加湿運転が行われる。具体的には、湿度検出センサ9で検出される空気中の湿度と目標湿度とを比較して、加湿運転の運転又は停止を判断し、判断結果に基づいて加湿運転の運転又は停止を実行する。したがって、湿度検出センサ9で検出される空気中の湿度が目標湿度より小さい場合、加湿運転が行われ、湿度検出センサ9で検出される空気中の湿度が目標湿度以上である場合、加湿運転が停止される。一方、連続運転モードとは、連続運転モード中、ファン5が駆動され、かつ加湿ロータ31が回転駆動された加湿ロータ駆動状態を継続するモードである。
ECO節電スイッチ74とは、省エネ運転を実行するか否かを選択するスイッチである。加湿運転が行われている場合において、ECO節電スイッチ74が押されると、省エネ運転モードに変化し、省エネ運転モードであることを示すランプが点灯する。一方、省エネ運転モードで、ECO節電スイッチ74が押されると、省エネ運転モードが停止され、省エネ運転モードに切り換わる前の状態に戻り、当該ランプが消灯する。
省エネ運転モードとしては、みはり運転モードと通常運転モードの2つの運転モードがある。みはり運転モードとは、ファン5の運転及び停止が交互に繰り返されるファン間欠運転が行われ、かつ加湿ロータ31の回転駆動が停止される運転である。通常運転モードとは、ファン5が駆動され、かつ加湿ロータ31が駆動される運転である。即ち、通常運転モードでは、空清運転と共に加湿運転が行われる。
なお、本実施形態において、ファン間欠運転とは、みはり運転モードが解除されるまで、ファン5が、5分間の停止と2分間の駆動を繰り返す運転を言う。なお、以下においては、ファン間欠運転中において、ファン5が駆動された状態をファンON状態と称し、ファン5が停止された状態をファンOFF状態と称する。
省エネ運転モードでは、みはり運転モードと通常運転モードが自動的に切り換わる。具体的には、通常運転モード時において、下記(i)〜(iv)の全ての条件を満たした場合に、通常運転モードからみはり運転モードに切り換わる。
(i)湿度検出センサ9で検出される空気中の湿度が、所定範囲内(例えば、50%以上)の湿度であること
(ii)「空気汚れ度」が「きれい」の状態であること
(iii)(i)、(ii)を満たした後、「空気汚れ度」が「きれい」の状態が所定時間T1(例えば、10分)継続したこと
(iv)「空気汚れ度」が「きれい」の状態が所定時間T1継続した場合において、所定時間T1経過時の湿度が所定範囲内の湿度であること
なお、「空気汚れ度」が「きれい」の状態とは、塵埃検出センサ6で検出される空気中の塵埃量が所定量未満であることを言う。
一方、みはり運転モード時においては、下記(v)〜(viii)のいずれかの条件を満たした場合に、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わる。
(v)湿度検出センサ9で検出される空気中の湿度が所定範囲外(例えば、50%未満)の湿度であって、かつ、ファン間欠運転のファンON状態(ファン5が駆動された状態)が所定時間T2(例えば、20秒)以上継続して行われている状態であること
(vi)「空気汚れ度」が「きれい」の状態でないこと
(vii)所定時間T1内に、「空気汚れ度」が「きれい」の状態でなくなったこと
(viii)「空気汚れ度」が「きれい」の状態が所定時間T1継続した場合において、所定時間T1経過時の湿度が所定範囲外の湿度であること
なお、所定時間T2の計測は、ファン間欠運転がファンON状態となった時点から開始される。また、ファン間欠運転が再スタート(詳細は後述)された場合には、所定時間T2の計測は、ファン間欠運転が再スタートされた時点から開始される。したがって、ファン間欠運転が再スタートされる直前の状態が、ファン間欠運転のファンON状態であって、所定時間T2の計測が開始されている場合であっても、所定時間T2の計測がリスタートされる(図11参照)。
また、本実施形態では、ECO節電スイッチ74が押されると、最初に、通常運転モードに入る。
風量変更スイッチ75は、風量を設定するスイッチである。風量設定には、風量変更スイッチ75の操作によりユーザが風量を選択できる手動設定と、風量が自動で設定される自動設定とがある。手動設定においては、ユーザは、ターボ、強、標準、弱、しずかの5段階を選択できる。なお、風量として自動が設定された場合、塵埃検出センサ6で検出された塵埃量及び臭い検出センサ7で検出された臭い強度に基づいて、風量が自動的に変更される。したがって、塵埃検出センサ6で検出された塵埃量や臭い検出センサ7で検出された臭い強度が大きい場合に、風量が大きく変更されるとともに、塵埃検出センサ6で検出された塵埃量及び臭い検出センサ7で検出された臭い強度が小さい場合に、風量が小さく変更される。
<表示部80>
表示部80は、塵埃検出センサ6で検出された塵埃量、臭い検出センサ7で検出された臭い強度、温度検出センサ8で検出された温度、湿度検出センサ9で検出された湿度を表示する。この表示部80は、図1に示すように、前パネル1bに設けられている。塵埃量は、その大小に応じて、例えば3色の点灯で表示する。臭い強度は、その強弱に応じて例えば3色の点灯で表示する。
温度は、例えば、1℃刻みで表示し、湿度は、例えば、1%刻みで表示する。なお、みはり運転モード中においては、誤検出した湿度が表示されることを防止するため、湿度の表示は行われない。
<制御部90>
制御部90(制御手段)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの複数のハードウェアから構成されている。ROMには、制御部90の動作を制御する制御プログラムなどが格納されている。そして、この制御部90は、タイマ部91を有し、電気集塵装置3、ストリーマ放電ユニット4、ファン5のファンモータ5a、塵埃検出センサ6、臭い検出センサ7、温度検出センサ8、湿度検出センサ9、加湿ロータ31の駆動モータ43、操作部70、及び表示部80等と電気的に接続されている。
タイマ部91は、「空気汚れ度」が「きれい」の状態が所定時間T1継続したか否か、ファン5の運転が所定時間T2以上継続して行われているか否かを判断する際の各所定時間T1、T2を計測するためのタイマを駆動制御する。
<フロー>
次に、図8を参照して本実施形態に係る加湿装置1の動作(フロー)について説明する。なお、スタート時においては、省エネ運転モードに入っており、通常運転モード中であるものとする。
まず、省エネ運転モード中であるか否かを判断する(S1)。そして、省エネ運転モード中である場合(S1:Yes)、湿度検出センサ9で検出される空気中の湿度が所定範囲内(例えば、50%以上)か否かを判断する(S2)。一方、省エネ運転モード中でない場合(S1:No)、ステップS1を繰り返す。
空気中の湿度が所定範囲内である場合(S2:Yes)、「空気汚れ度」が「きれい」の状態か否かを判断する(S3)。一方、湿度が所定範囲外(例えば、50%未満)の場合(S2:No)、みはり運転モード中であるか否かを判断する(S4)。みはり運転モード中である場合(S4:Yes)、ステップS15に進む。みはり運転モード中でない場合(S4:No)、ステップS11に進む。
「空気汚れ度」が「きれい」の状態である場合(S3:Yes)、その後、「空気汚れ度」が「きれい」の状態が所定時間T1(例えば、10分)継続したか否かを判断する(S5)。一方、「空気汚れ度」が「きれい」の状態でない場合(S3:No)、ステップS11に進む。
「空気汚れ度」が「きれい」の状態が所定時間T1継続した場合(S5:Yes)、所定時間T1経過時の湿度が所定範囲内か否か判断する(S6)。そして、湿度が所定範囲内である場合(S6:Yes)、上記(i)〜(iv)の全ての条件を満たしているので、みはり運転モード中でなければ(S7:No)、通常運転モードからみはり運転モードに切り換わる(S8)。一方、みはり運転モード中である場合(S9:Yes)、ステップS1へ戻り、みはり運転モードを継続する。
なお、通常運転モードからみはり運転モードに切り換わると、ファン間欠運転が開始されると共に(S9)、加湿ロータ31の回転駆動が停止され(S10)、加湿運転が停止される。即ち、制御部90が、ファン5の駆動及び停止が交互に繰り返されるように、ファン5のファンモータ5aを制御すると共に、加湿ロータ31の駆動モータ43を停止する。ファン間欠運転が開始されると、まず、ファンOFF状態となり、その後、ファンON状態とファンOFF状態が交互に繰り返される。
一方、ステップS5において、「空気汚れ度」が「きれい」の状態でなくなった場合(S5:No)、ステップS11に進む。また、ステップS6において、所定時間T1経過時の湿度が所定範囲外である場合も(S6:No)、ステップS11に進む。
ステップS11では、通常運転モード中であるか否かを判断する。そして、通常運転モード中でない場合(S11:No)、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わる(S12)。一方、通常運転モード中である場合(S5:Yes)、ステップS1へ戻り、通常運転モードを継続する。なお、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わると、ファン5が常に駆動されるファン連続運転が開始されると共に(S13)、加湿ロータ31が駆動され(S14)、加湿運転が開始される。即ち、制御部90がファン5のファンモータ5a及び加湿ロータ31の駆動モータ43を駆動させる。
ステップS15では、ファン間欠運転のファンON状態が所定時間T2(例えば、20秒)以上継続して行われている状態であるか否かを判断する。そして、ファン間欠運転のファンON状態が所定時間T2以上継続して行われている場合(S15:Yes)、ファン5の運転によりケーシング2内に長時間空気が流れ、湿度の誤検出がほとんど生じない状態であるので、ステップS2において空気中の湿度が所定範囲外であったことが誤検出ではないと判断し、湿度がステップS11、ステップS12と進み、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わる。
一方、ファン間欠運転のファンON状態が所定時間T2経過していない場合(S15:No)、即ち、ファン間欠運転において、ファンOFF状態であるか、ファンON状態となって間もない(所定時間T2未満)場合、ファン間欠運転が再スタート中であるか否かを判断し(S16)、再スタート中でなければ(S16:No)、ファン間欠運転をファンON状態から再スタートさせる(S17)。
即ち、ファン間欠運転のファンON状態が所定時間T2経過していない場合(S15:No)、ファン5が停止しているためケーシング2内に空気が流れていない状態、あるいはファン5の運転が開始されたばかりで、空気が流れ始めたばかりの状態であるので、空気中の湿度の誤検出が生じやすい状態と判断し、ステップS2において空気中の湿度が所定範囲外であっても、すぐにはみはり運転モードから通常運転モードに切り換えず、ファン間欠運転をファンON状態から再スタートさせて、湿度の誤検出がほとんど生じない状態となるのを待つ。
なお、ファンON状態から再スタートさせるとは、ファン間欠運転が再スタートされると、まず、ファンON状態となり、その後、ファンOFF状態とファンON状態が交互に繰り返されることを意味する。したがって、ファン間欠運転が再スタートされると、ファン間欠運転が再スタートされる直前の状態が、ファン間欠運転のファンON状態であっても、ファンOFF状態であっても、ファンON状態からファン間欠運転が再スタートされる。一方、ファン間欠運転が再スタート中である場合(S16:Yes)、ステップS1に戻る。
ここで、上記の所定時間T2の長さは、空気中の湿度の誤検出が生じるか否かの観点から定められる。即ち、所定時間T2の長さは、ファン5の運転によりケーシング2内に空気が流れ、湿度の誤検出がほとんど生じない状態となる時間より長い時間に設定される。
次に、図9〜図12(タイミングチャート)を参照して加湿装置1の動作(フロー)について説明する。
図9〜図10は、みはり運転モード中において、ファンOFF状態(ファン5が停止された状態)の時に、湿度検出センサ9で検出される空気中の湿度が所定範囲内から所定範囲外に変化した場合の加湿装置1の動作を示す。
まず、図9に示すように、t1時に、通常運転モードからみはり運転モードに切り換わり、みはり運転が開始されたとする。みはり運転が開始されると、加湿ロータ31は停止し、ファン5は、間欠運転を開始する(t1)。みはり運転モードが開始されると、まず、t1〜t2の間(例えば、5分間)において、ファン5が停止され、ファンOFF状態となる。そして、t2〜t4の間(例えば、2分間)において、ファン5が駆動され、ファンON状態となる。その後、ファンOFF状態とファンON状態が交互に繰り返される。なお、図9において、ハッチング部分は、ファン5の運転が所定時間T2(例えば、20秒)以上継続して行われている時間帯を示している。
そして、ファンOFF状態にあたるt8(t7〜t8の時間は5分未満)において、湿度検出センサ9で検出される湿度が所定範囲外となった場合、ファン5の間欠運転をファンON状態から再スタートする(t8)。そして、ファン5の間欠運転が再スタートされてから、ファン5の運転が所定時間T2以上継続して行われている状態となった時に(t9)、湿度が所定範囲外である場合、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わる。その結果、加湿運転を行う通常運転が開始される(t9)。通常運転が開始されると、ファン5が駆動されると共に、加湿ロータ31が回転駆動される(t9)。
一方、図10に示すように、ファン5の間欠運転が再スタートされてから、ファン5の運転が所定時間T2以上継続して行われている状態となった時に(t9)、湿度が所定範囲内に戻っていた場合には(t9)、ファンOFF状態での湿度の検出が誤検出であったとみなして、みはり運転モードから通常運転モードへの切り換えは行われず、みはり運転が継続される。
したがって、図9及び図10より、湿度検出センサ9で検出される湿度が所定範囲外に変化した場合において、湿度が所定範囲外に変化した時が、ファンOFF状態である場合、すぐに加湿運転を開始せず、いったんファン5だけの運転を開始するので、ファン5の運転を開始した後の湿度に基づいて、みはり運転モードから通常運転モードに切り換えるかどうかを判断できることが分かる。したがって、図10に示すように、ファンOFF状態での空気中の湿度の検出結果が誤検出であった場合において、湿度の誤検出によって加湿運転が開始されることが抑制される。
図11は、みはり運転モード中において、ファンON状態であって、かつファン5の運転が所定時間T2(例えば、20秒)を経過していない場合に、湿度検出センサ9で検出される空気中の湿度が所定範囲内から所定範囲外に変化した場合の加湿装置1の動作を示す。
ファンON状態であって、かつファン5の運転が所定時間T2を経過していない場合にあたるt12において、湿度検出センサ9で検出される湿度が所定範囲外となった場合、ファン5の間欠運転をファンON状態から再スタートする(t12)。そして、ファン間欠運転が再スタートされてから、ファン5の運転が所定時間T2以上継続して行われている状態となった時に(t13)、湿度が所定範囲外である場合、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わる。その結果、加湿運転を行う通常運転が開始される(t13)。通常運転が開始されると、ファン5が駆動されると共に、加湿ロータ31が回転駆動される(t13)。
したがって、図11より、湿度検出センサ9で検出される湿度が所定範囲外に変化した場合において、湿度が所定範囲外に変化した時が、ファンON状態であって、かつファン5の運転が所定時間T2経ってない状態である場合には、すぐに加湿運転を開始せずに、いったんファン5だけの運転を開始するので、ファン5の運転を開始した後の湿度に基づいて、みはり運転モードから通常運転モードに切り換えるかどうかを判断できることが分かる。したがって、ファンON状態であっても、ケーシング2内に空気が流れ始めたばかりで、湿度の誤検出が生じやすい状態であるときに、湿度の誤検出によって加湿運転が開始されることが抑制される。
図12は、みはり運転モード中において、ファン5の運転が所定時間T2(例えば、20秒間)以上継続して行われている状態の時に、湿度検出センサ9で検出される空気中の湿度が所定範囲内から所定範囲外に変化した場合の加湿装置1の動作を示す。
ファン5の運転が所定時間T2以上継続して行われている状態にあたるt14において、湿度検出センサ9で検出される湿度が所定範囲外となった場合、すぐにみはり運転モードから通常運転モードに切り換わる。その結果、加湿運転を行う通常運転が開始される(t14)。通常運転が開始されると、ファン5が駆動されると共に、加湿ロータ31が回転駆動される(t14)。
したがって、図12より、湿度検出センサ9で検出される湿度が所定範囲外に変化した場合において、湿度が所定範囲外に変化した時が、ファン5の運転が所定時間T2以上継続して行われている状態である場合には、すぐに加湿運転を行う通常運転が開始されることが分かる。したがって、ファンON状態が所定時間T2以上継続していることにより、ケーシング2内に長い時間空気が流れ、湿度の誤検出がほとんど生じない状態であるときに、ファン間欠運転を再スタートとして、再度湿度を検出するという無駄な動作を省略できることが分かる。
<本実施形態の加湿装置1の特徴>
本実施形態の加湿装置1では、図9に示すように、ファン5及び加湿ユニット30(湿度調整手段)の加湿ロータ31がいずれも停止される停止時間(t1〜t2、t4〜t5、t7〜・・・)において、湿度検出センサ9(湿度検出手段)で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合に、ファン間欠運転をファンON状態から再スタートする。そして、ファン間欠運転が再スタートされた後の湿度が所定範囲外の湿度である場合に、加湿ユニット30の加湿ロータ31を駆動して加湿運転を開始する。そのため、ファン5の運転を開始した後の湿度に基づいて、加湿ユニット30を制御できる。したがって、図10に示すように、湿度の誤検出が生じた場合であっても、湿度の誤検出によって加湿運転が開始されることを抑制できる。
また、本実施形態の加湿装置1では、湿度検出センサ9で検出された湿度が所定範囲内であることを含む所定の条件(上記(i)〜(iv)の全て)を満たした場合に、ファン5が間欠運転されると共に、ファン5が停止しているときに、湿度検出センサ9で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合には、ファン間欠運転をファンON状態から再スタートさせる。そのため、湿度検出センサ9で検出された湿度が所定範囲内の湿度である場合に、間欠的にケーシング2内を空気が流れるため、ファン5が間欠運転されず常に停止される場合と比べて、ファン5の運転を開始した後の湿度の誤検出を抑制できる。
また、本実施形態の加湿装置1では、図11に示すように、湿度検出センサ9で検出される湿度が所定範囲外に変化した場合において、湿度が所定範囲外に変化した時が、ファンON状態であって、かつファン5の運転が所定時間T2以上継続して行われていない状態である場合には、すぐに加湿運転を行う通常運転を開始せずに、いったんファン5だけの運転を開始するので、ファン5の運転を開始した後の湿度に基づいて、加湿運転を開始するか否かを判断できる。したがって、ケーシング2内に空気が流れ始めたばかりで、湿度の誤検出が生じやすい状態であるときに、湿度の誤検出によって加湿運転が開始されることを抑制できる。
また、本実施形態の加湿装置1では、図12に示すように、湿度検出センサ9で検出される湿度が所定範囲外に変化した場合において、湿度が所定範囲外に変化した時が、ファン5の運転が所定時間T2以上継続して行われている状態である場合には、すぐに加湿運転が開始される。したがって、ケーシング2内に長時間空気が流れ、湿度の誤検出が生じにくい状態であるときに、再度ファン5の駆動を開始し、再度湿度を検出するという無駄な動作を省略できる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
本実施形態では、みはり運転モードを、ファン5の運転及び停止が交互に繰り返されるファン間欠運転が行われ、かつ加湿ロータ31の回転駆動が停止される運転モードとしたが、みはり運転モードが、湿度検出センサ9で検出される空気中の湿度が所定範囲内の場合に、ファン5の運転及び加湿ロータ31の回転駆動が停止され、湿度検出センサ9で検出される空気中の湿度が所定範囲外に変化した場合に、ファン5が駆動され、かつ加湿ロータ31の回転駆動が停止される運転(ファン連続運転)とされてもよい。
それによって、湿度検出センサ9で検出された湿度が所定範囲内の湿度である場合に、ファン間欠運転を行わずに、ファン5を常に停止させる場合であっても、湿度の誤検出によって湿度調整運転が開始されることを抑制できる。
また、本実施形態では、みはり運転中に湿度検出センサ9で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合において、ファン5の運転が所定時間T2(例えば、20秒)以上継続して行われている状態でない場合、間欠運転を再スタートすることとしたが、ファン5が駆動され、かつ加湿ロータ31の回転駆動が停止される運転(ファン連続運転)を開始してもよい。
また、本実施形態では、みはり運転中に湿度検出センサ9で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合において、ファン5の運転が所定時間T2(例えば、20秒)以上継続して行われている状態でない場合、間欠運転を再スタートすることとしたが、間欠運転を再スタートさせずに、これまで行われていた間欠運転を継続させてもよい。即ち、みはり運転中に湿度検出センサ9で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合に、すぐにファンの運転を開始させる必要はない。
また、本実施形態では、通常運転モードからみはり運転モードに切り換わる条件として、上記(i)〜(iv)の全ての条件を満たす必要があることとしたが、上記(i)の条件を満たしただけで、通常運転モードからみはり運転モードに切り換わってもよい。
また、本実施形態では、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わる条件として、上記(v)〜(viii)のいずれかの条件を満たした場合に、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わることとしたが、上記(vi)〜(viii)の条件を満たしても、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わらないようにしてもよい。
また、本実施形態では、ファン5を駆動して加湿ロータ31は駆動しない空清運転と、ファン5及び加湿ロータ31を駆動する加湿運転とを行う加湿装置1について説明したが、ファン5及び加湿ロータ31を駆動する加湿運転を行う加湿装置であればよい。
また、本実施形態では、湿度調整装置として、加湿ユニットを備え、加湿運転を行う加湿装置1を例にとって説明したが、湿度調整装置は、除湿ユニット(湿度調整手段)を備え、除湿運転を行う除湿装置であってもよいし、加湿ユニット及び除湿ユニットを備え、加湿運転と除湿運転のどちらの運転も可能な装置であってもよい。なお、湿度調整装置として、除湿運転を行う除湿装置を用いる場合、湿度の所定範囲内とは、例えば、50%未満とされ、所定範囲外とは、例えば、50%以上とされる。
また、本実施形態では、塵埃検出センサ6で検出される空気中の塵埃量が所定量未満である場合を、「空気汚れ度」が「きれい」の状態としたが、塵埃検出センサ6で検出される空気中の塵埃量が所定量未満であって、かつ臭い検出センサ7で検出される空気中の臭い汚れが所定値未満の場合を、「空気汚れ度」が「きれい」の状態としてもよい。
本発明を利用すれば、湿度の誤検出によって湿度調整運転(加湿運転、除湿運転)が開始されることを抑制できる。
1 湿度調整装置(加湿装置)
2 ケーシング
5 ファン
9 湿度検出センサ(湿度検出手段)
10 吸込口
14 吹出口
30 加湿ユニット(湿度調整手段)
31 加湿ロータ
90 制御部(制御手段)

Claims (2)

  1. 吸込口と吹出口を有するケーシングと、
    前記ケーシング内に配置されたファンと、
    前記ファンによって発生した空気流の湿度を調整する湿度調整手段と、
    前記ケーシング内において湿度を検出する湿度検出手段と、
    前記ファン及び前記湿度調整手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段が、
    前記湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲内の湿度である場合に、前記ファン及び前記湿度調整手段がいずれも停止される停止時間を含む運転状態に、前記ファン及び前記湿度調整手段を制御するとともに、
    前記停止時間において前記湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合には、前記ファンの運転を開始して、その後の前記湿度が所定範囲外の湿度である場合に、前記湿度調整手段の運転を開始することを特徴とする湿度調整装置。
  2. 前記制御手段が、
    前記湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲内の湿度である場合に、運転及び停止が交互に繰り返されるように前記ファンを制御するとともに、
    前記ファンが停止しているときに、前記湿度検出手段で検出された湿度が所定範囲外の湿度に変化した場合には、前記ファンの運転を開始することを特徴とする請求項1に記載の湿度調整装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110058623A (zh) * 2017-12-27 2019-07-26 发那科株式会社 设备的控制装置
CN112224673A (zh) * 2020-07-15 2021-01-15 广东富信科技股份有限公司 湿度控制方法、装置、存储介质以及养护储藏装置

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