JP2024020688A - 弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体が弁体に衝突することによる圧力損失を低減し、又、流体の通路抵抗を低減できる弁装置を提供する。【解決手段】流体を通す上流側通路12a及び下流側通路13a,上流側通路と下流側通路の間に介在する作動室C及び弁座面11dを画定するハウジング10と、弁座面に対して着座及び離脱するべく作動室において往復動する弁体20と、弁体に連結されたシャフト40を有し弁体を駆動する駆動ユニットUを備えた弁装置において、上流側通路12a及び下流側通路13aは同一の軸線L上に配列され、弁座面11dは軸線Lを中心として軸線Lに対して傾斜して配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、流体の通路を開閉する弁装置に関し、特に、通路の途中に配置された弁座に対して弁体が着座及び離脱するように往復動することにより、通路を開閉する弁装置に関する。
従来の弁装置としては、流体が流入する上流側通路、流体が流出する下流側通路、上流側通路と下流側通路を接続するU字状又はクランク状の屈曲通路、屈曲通路の途中において通路に垂直に形成された弁座面、弁座面に対して着座及び離脱するように往復動する弁体、弁体を駆動するソレノイド等を備えた電磁制御弁又は電磁弁が知られている(例えば、特許文献1~3を参照)。
上記電磁制御弁又は電磁弁においては、上流側通路から流入した流体は、屈曲通路において弁体に正面から衝突し、その後、弁体を回避するように弁体の周りを流れて下流側通路に流れ出る。すなわち、流体が弁体に衝突することにより、流体の圧力損失が大きくなる。また、上流側通路と下流側通路が屈曲通路により接続されているため、直線状の通路に比べて通路抵抗が増加し、同様に流体の圧力損失を助長することになる。
特開昭62-56679号公報 特開平3-172694号公報 特開2002-250460号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、流体が弁体に衝突することによる流体の圧力損失の低減又通路抵抗の低減を図れる弁装置を提供することにある。
本発明の弁装置は、流体を通す上流側通路及び下流側通路,上流側通路と下流側通路の間に介在する作動室及び弁座面を画定するハウジングと、弁座面に対して着座及び離脱するべく作動室において往復動する弁体と、弁体に連結されたシャフトを有し弁体を駆動する駆動ユニットを備え、上流側通路及び下流側通路は、同一の軸線上に配列され、弁座面は、軸線を中心として軸線に対して傾斜して配置されている、構成となっている。
上記弁装置において、弁座面は、内側の輪郭が楕円形状に形成され、弁体は、円形状に形成されている、構成を採用してもよい。
上記弁装置において、弁体には、弁座面に当接し得る円環状のシール部材が装着されている、構成を採用してもよい。
上記弁装置において、弁座面は、上流側通路の下流端に形成され、弁体は、上流側通路から流れ込む流体に対抗する向きに閉弁する、構成を採用してもよい。
上記弁装置において、駆動ユニットは、シャフトに駆動力を及ぼす電磁アクチュエータを含む、構成を採用してもよい。
上記弁装置において、電磁アクチュエータは、固定子と、励磁用のコイルと、シャフトが連結されてコイルの通電により作動位置に移動しコイルの非通電により休止位置に戻る可動子を含む、構成を採用してもよい。
上記弁装置において、休止位置は、弁体が弁座面から離脱した開弁位置に対応し、作動位置は、弁体が弁座面に着座した閉弁位置に対応する、構成を採用してもよい。
上記弁装置において、シャフトは、上流側通路及び下流側通路が配列された軸線に対して垂直方向に往復動するように配置されている、構成を採用してもよい。
上記弁装置において、シャフトは、弁座面に対して垂直方向に往復動するように配置されている、構成を採用してもよい。
上記構成をなす弁装置によれば、流体が弁体に正面から衝突するのを防止することができる。それ故に、流体の圧力損失を低減することができ、又、通路抵抗を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る弁装置を示す外観斜視図である。 第1実施形態に係る弁装置を、上流側通路及び下流側通路の中心を通る軸線及び弁体が連結されたシャフトの軸線を含む面で切断した斜視断面図である。 第1実施形態に係る弁装置に含まれるハウジングを示す斜視図である。 第1実施形態に係る弁装置を、上流側通路及び下流側通路の中心を通る軸線及び弁体が連結されたシャフトの軸線を含む面で切断したものであり、弁体が弁座面から離脱した開弁状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る弁装置を、上流側通路及び下流側通路の中心を通る軸線及び弁体が連結されたシャフトの軸線を含む面で切断したものであり、弁体が弁座面に着座した閉弁状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る弁装置において、弁座面に平行な面にて切断して弁座面に垂直な方向から視た断面図である。 本発明の第2実施形態に係る弁装置を示す外観斜視図である。 第2実施形態に係る弁装置を、上流側通路及び下流側通路の中心を通る軸線及び弁体が連結されたシャフトの軸線を含む面で切断した斜視断面図である。 第2実施形態に係る弁装置に含まれるハウジングを示す斜視図である。 第2実施形態に係る弁装置を、上流側通路及び下流側通路の中心を通る軸線及び弁体が連結されたシャフトの軸線を含む面で切断したものであり、弁体が弁座面から離脱した開弁状態を示す断面図である。 第2実施形態に係る弁装置を、上流側通路及び下流側通路の中心を通る軸線及び弁体が連結されたシャフトの軸線を含む面で切断したものであり、弁体が弁座面に着座した閉弁状態を示す断面図である。 第2実施形態に係る弁装置において、弁座面に平行な面にて切断して弁座面に垂直な方向から視た断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
本発明に係る弁装置は、例えば、車両の冷却水循環システム等において、流体としての冷却水の流れを調整するために適用されるものである。
第1実施形態に係る弁装置M1は、図1ないし図5に示すように、ハウジング10、弁体20、シール部材30、ハウジング10に固定された駆動ユニットUを備えている。
駆動ユニットUは、シャフト40及び電磁アクチュエータAを備えている。
ハウジング10は、樹脂材料等により形成され、本体部11、軸線L上に中心をもつ上流側パイプ部12、及び軸線L上に中心をもつ下流側パイプ部13を備えている。
本体部11は、図3に示すように、軸線Lに垂直な軸線Sを中心とする円筒壁11a、開口部11b、フランジ部11cを備えている。また、本体部11は、内部において、弁体20が着座し得る弁座面11d、弁体20が往復動する作動室Cを画定する。
円筒壁11aは、軸線Lに垂直な軸線Sを中心とする円筒状に形成され、径方向において上流側パイプ部12及び下流側パイプ部13が軸線L方向に伸長する。
開口部11bは、作動室Cを外側に向けて開口する領域であり、駆動ユニットUが接合されることにより閉塞される。
フランジ部11cは、駆動ユニットUを接合して固定する領域であり、開口部11bの周りにおいて略矩形状の輪郭に形成され、シール部材30を嵌め込む環状溝11c、締結ネジbを捩じ込む四つの雌ネジ穴11cを備えている。
弁座面11dは、図4及び図5に示すように、軸線Lを中心として軸線Lに対して所定の角度θだけ傾斜した平坦面として形成されている。そして、弁座面11dは、図3に示すように、上流側通路12aの下流端において開口する開口部12aの周りを取り囲む。開口部12aは、軸線L方向から視た場合は円形であるが、図6に示すように、弁座面11dに垂直な方向から視た場合は楕円形状をなす。したがって、弁座面11dは、内側の輪郭が楕円形状をなすように形成されている。
上流側パイプ部12は、適用対象物の流体導入配管が接続される領域であり、軸線Lを中心とする円形断面の上流側通路12aを画定する。
上流側通路12aは、軸線L上に配置され、その下流端において、本体部11の弁座面11dと同一面上に開口する開口部12aに通じる。
下流側パイプ部13は、適用対象物の流体導出配管が接続される領域であり、軸線Lを中心とする円形断面の下流側通路13aを画定する。
下流側通路13aは、軸線L上に配置され、その上流端において、本体部11の円筒壁11aに開口する開口部13aに通じる。
上記ハウジング10において、上流側通路12a及び下流側通路13aは、直線的に並ぶように同一の軸線L上に配列され、弁座面11dは、軸線Lを中心として軸線Lに対して角度θ(ここでは、45度)をなして傾斜して配置されている。
また、作動室Cは、シャフト40の軸線S方向において、弁体20が所定範囲を往復動し得る空間として形成され、軸線L上において上流側通路12aと下流側通路13aとの間に介在する。
すなわち、上流側通路12a及び下流側通路13aは、弁座面11d及び作動室Cを介在させた状態で、従来のような屈曲通路を経ることなく、直線的に連通するようになっている。したがって、弁座面11dを含む通路の領域において、通路抵抗による流体の圧力損失を低減することができる。
弁体20は、ステンレス鋼等の金属材料を用いて円板状に形成され、図2に示すように、シャフト40が嵌合される嵌合孔21、外縁領域において環状溝22を備えている。
嵌合孔21には、シャフト40の一端部41が溶接又は圧入により連結されている。
環状溝22には、弁座面11dに当接し得る環状のシール部材Srが装着されている。
シール部材Srは、ゴム材料等により、円環状に形成され、弁体20が閉弁位置に位置するとき、弁座面11dに密接して開口部12aを閉塞する役割をなす。
ここで、弁座面11dは、図6に示すように、開口部12aを画定する内側の輪郭が楕円形状をなすように形成されているが、弁体20は楕円形状ではなく円形状の平板として形成され、シール部材Srは円環状に形成されている。
このように、弁体20を円形状とすることにより、楕円形状とする場合に比べて、弁体20の製造コストを低減することができる。
シール部材30は、弾性変形可能な薄膜状のゴム材料等により、円板状に形成され、環状嵌合部31、中央連結部32、連通孔33を備えている。
連通孔33は、異物等を通さない大きさに形成され、通気孔として調圧作用に寄与するものである。
そして、シール部材30は、中央連結部32にシャフト40が通されて連結され、環状嵌合部31がハウジング10の環状溝11cに嵌め込まれて、駆動ユニットUのケーシング(第2固定子60)が接合されて挟持されるようになっている。
この組付け状態において、シール部材30は、ハウジング10と駆動ユニットUとの接合面においてシール機能をなすと共に、シャフト40と一体的に移動するべく弾性変形して流体内の異物等が電磁アクチュエータA側に侵入するのを防止するようになっている。尚、シール部材30は、シャフト40の移動を阻害しないように、弾性変形する際に連通孔33を通して調圧作用がなされる。
駆動ユニットUは、シャフト40と、電磁アクチュエータAを備えている。
電磁アクチュエータAは、ケーシングを画定する固定子としての第1固定子50及び第2固定子60、可動子70、付勢部材80、コイルモジュール90を備えている。
コイルモジュール90は、ボビン91、励磁用のコイル92、ボビン91及びコイル92を埋設した成形部93を備えている。
シャフト40は、ステンレス鋼等の金属材料を用いて、軸線S方向に長尺な円柱状に形成され、弁体20に連結される一端部41、可動子70に連結される他端部42を備えている。一端部41は、弁体20の嵌合孔21に圧入により嵌合され又は嵌合孔21に嵌合されて溶接されている。他端部42は、可動子70の嵌合孔71に圧入により嵌合されている。そして、シャフト40は、弁体20及び可動子70と一体的に、軸線S方向に往復動する。
ここで、シャフト40は、上流側通路12a及び下流側通路13aが配列された軸線Lに対して垂直方向(軸線S方向)に往復動する。すなわち、弁体20は、弁座面11dに対して(90度-θ)の角度をなす方向において、弁座面11dに着座し又弁座面11dから離脱するようになっている。
したがって、シャフト40は、弁体20が着座する際に径方向(ラジアル方向)の力を反作用として受ける。そこで、第2固定子60のガイド孔61aは、シャフト40の傾きを規制し得る長さに設定されている。
第1固定子50は、軟鉄等を用いて機械加工又は鍛造により形成され磁力線を通す磁路として機能するものであり、図2に示すように、有底円筒状に形成され、内側円筒部51、外側円筒部52、フランジ部53、切欠き部54を備えている。
内側円筒部51は、軸線Sを中心とする有底円筒状に形成され、可動子70を軸線S方向において移動自在に収容する。
外側円筒部52は、軸線Sを中心とする有底円筒状に形成され、内側においてコイルモジュール90を収容する。
フランジ部53は、ハウジング10のフランジ部11cに対応するべく、略矩形状の外輪郭をなす平板状に形成され、締結ネジbを通す四つの円孔(不図示)を備えている。
切欠き部54は、コイルモジュール90の一部(コネクタ93a)を露出させるべく矩形状に形成されている。
第2固定子60は、軟鉄等を用いて機械加工又は鍛造により形成され、磁力線を通す磁路として機能すると共にコイル92の通電時に可動子70を吸引する固定鉄心として機能するものであり、図2に示すように、内側円筒部61、フランジ部62を備えている。
内側円筒部61は、軸線Sを中心とするガイド孔61a、軸線Sを中心とする環状凹部61bを備えている。
ガイド孔61aは、軸線S方向において、シャフト40を摺動自在にガイドするものであり、弁体20のリフト量の二倍以上の長さに設定されている。これにより、ガイド孔61aは、シャフト40の傾きを規制しつつ、シャフト40を円滑にガイドすることができる。
環状凹部61bは、付勢部材80の一端部81を受けると共に軸線Sに垂直な方向において一端部81を位置決めする役割をなす。
フランジ部62は、ハウジング10のフランジ部11cに対応するべく、略矩形状の外輪郭をなす平板状に形成され、締結ネジbを通す四つの円孔(不図示)を備えている。
可動子70は、磁力線を通す磁路として機能すると共にコイル92の通電時に軸線S方向に移動する可動鉄心として機能するものであり、快削鋼(SUM)等を用いて、機械加工又は鍛造により円筒状に形成され、図2に示すように、嵌合孔71、環状凹部72を備えている。
嵌合孔71は、シャフト40の他端部42が圧入される領域であり、シャフト40の外径寸法よりも僅かに小さい内径に形成されている。
環状凹部72は、付勢部材80の他端部82を受けると共に軸線Sに垂直な方向において他端部82を位置決めする役割をなす。
尚、可動子70の移動を円滑にするために、例えば、外周面において軸線S方向に伸長する溝孔を形成して、可動子70が移動する際に、前後の圧力が調整されるようにしてもよい。
付勢部材80は、圧縮型のコイルバネであり、一端部81が第2固定子60の環状凹部61bに当接し、他端部82が可動子70の環状凹部72に当接した状態で、軸線S方向に伸縮自在に配置される。そして、付勢部材80は、鉛直方向(軸線S方向)に移動する可動子70を下方から支持する。
コイルモジュール90は、前述の通り、ボビン91、励磁用のコイル92、成形部93を備えている。
ボビン91は、樹脂材料を用いて形成され、図2に示すように、第1固定子50の内側円筒部51と第2固定子60の内側円筒部61の周りに嵌め込まれる。
コイル92は、通電により磁力を生じる励磁用のものであり、ボビン91に巻回され、二つの端子(不図示)に接続されている。
成形部93は、樹脂材料を用いてモールドされたものであり、ボビン91にコイル92を巻回しかつ二つの端子を接続した状態で、全体を覆うと共に二つの端子をコネクタ93a内に露出させるように成形されている。
次に、第1実施形態に係る弁装置M1の動作について説明する。
先ず、コイル92が通電されない非通電の状態において、図4に示すように、可動子70及びシャフト40は、付勢部材80の付勢力により休止位置に位置付けられる。この休止位置において、弁体20は、弁座面11dから離脱して開口部12aを開放した開弁位置に位置する。
この開弁位置において、上流側通路12aから流れ込んだ流体は、傾斜した弁体20の面に沿うように流れ、又、弁体20から外れた領域Caを弁体20に衝突することなく直線的に流れて、下流側通路13aに流れる。
したがって、従来のように流体が弁体に正面から衝突する場合に比べて、流体の圧力損失を低減することができる。また、上流側通路12aと下流側通路13aとは、同一の軸線L上に配列されているため、流体に直線的な流れを生じさせることができ、通路抵抗の低減により流体の圧力損失を低減することができる。
尚、ストロークの大きな駆動ユニットを採用し、弁体20のリフト量を大きくして、開弁位置において、弁体20が上流側通路12a及び下流側通路13aを直線的に接続する領域から外れる位置に位置付けられるようにすることもできる。
これによれば、上流側通路12aから流れ込んだ流体は、弁体20に衝突することなく、下流側通路13aに向けて直線的に流れることになる。よって、流体の圧力損失をさらに低減することができる。
一方、コイル92が通電されると、図5に示すように、第1固定子50から可動子70を経由して第2固定子60に向かう磁力線(電磁力)が生じ、可動子70及びシャフト40は、付勢部材80の付勢力に抗して作動位置に位置付けられる。この作動位置において、弁体20は、弁座面11dに着座して開口部12aを閉塞した閉弁位置に位置する。
この閉弁位置において、弁体20は、上流側通路12aから流れ込む流体に対抗する向きに閉弁している。すなわち、上流側通路12aから流れ込んだ流体は、弁座面11dから弁体20を離脱させる向きに圧力を及ぼす状態になっている。
したがって、弁体20を開弁させるべき状態において、仮に駆動ユニットUのシャフト40がスティック現象等により不動になっても、流体の圧力が上昇して弁体20を開弁させることができる。このように、流体の圧力により弁体20を開弁させるフェールセーフ機能を得ることができる。
上記第1実施形態に係る弁装置M1によれば、流体を通す上流側通路12a及び下流側通路13a,上流側通路12aと下流側通路13aの間に介在する作動室C及び弁座面11dを画定するハウジング10と、弁座面11dに対して着座及び離脱するべく作動室Cにおいて往復動する弁体20と、弁体20に連結されたシャフト40を有し弁体20を駆動する駆動ユニットUを備え、上流側通路12a及び下流側通路13aが同一の軸線L上に配列され、弁座面11dが軸線Lを中心として軸線Lに対して傾斜して配置されている。これによれば、開弁状態において、流体が弁体20に衝突しないで流れる領域Caを確保することができ、又、流体が上流側通路12aから下流側通路13aに向けて直線的に流れることができ、流体の圧力損失を低減することができる。
また、内側の輪郭が楕円形状に形成された弁座面11dに対して、弁体20が円形状に形成されているため、弁体20の製造が容易であり、楕円形状に形成する場合に比べて製造コストを低減することができる。
また、弁体20には、弁座面11dに当接し得る円環状のシール部材Srが装着されているため、閉弁状態においてシール性を向上させることができる。
また、弁座面11dが上流側通路12aの下流端に形成され、弁体20が上流側通路12aから流れ込む流体に対抗する向きに閉弁するため、駆動ユニットUのシャフト40がスティック現象等により不動になっても、流体の圧力により弁体20を開弁させることができ、フェールセーフ機能を得ることができる。
また、駆動ユニットUが、シャフト40に駆動力を及ぼす電磁アクチュエータAを含むため、電磁アクチュエータAが生じる電磁力のオン/オフを適宜制御することにより、弁体20の開閉動作を円滑に行うことができる。
特に、電磁アクチュエータAが、固定子(第1固定子50及び第2固定子60)と、励磁用のコイル92と、シャフト40が連結されてコイル92の通電により作動位置に移動しコイル92の非通電により休止位置に戻る可動子70を含むため、簡単な構造にて所望する駆動力を得ることができる。
また、可動子70の休止位置を、弁体20が弁座面11dから離脱した開弁位置に対応させ、可動子70の作動位置を、弁体20が弁座面11dに着座した閉弁位置に対応させることにより、流体を流すのが基本モードの場合において、必要なときにコイル92に通電して閉弁させることができ、消費電力を抑制することができる。
さらに、駆動ユニットUのシャフト40が、上流側通路12a及び下流側通路13aの中心線である軸線Lに対して垂直方向に往復動するように配置されることにより、ハウジング10に対して駆動ユニットUをコンパクトに形成することができ、弁装置M1全体の小型化を達成することができる。
図6ないし図12は、本発明の第2実施形態に係る弁装置M2を示すものであり、前述の第1実施形態に係る弁装置M1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係る弁装置M2は、ハウジング110、弁体120、シール部材30、ハウジング110に固定された駆動ユニットU2を備えている。
駆動ユニットU2は、シャフト140及び電磁アクチュエータA(第1固定子50及び第2固定子60、可動子70、付勢部材80、コイルモジュール90)を備えている。
ハウジング110は、樹脂材料等により形成され、本体部111、軸線L2上に中心をもつ上流側パイプ部112、及び軸線L2上に中心をもつ下流側パイプ部113を備えている。
本体部111は、図9に示すように、軸線L2に対して傾斜して交差する軸線S2を中心とする円筒壁111a、開口部111b、フランジ部111cを備えている。また、本体部111は、内部において、弁体120が着座し得る弁座面111d、弁体120が往復動する作動室C2を画定する。
円筒壁111aは、軸線S2を中心とする円筒状に形成されている。
開口部111bは、作動室C2を外側に向けて開口する領域であり、駆動ユニットU2が接合されることにより閉塞される。
フランジ部111cは、駆動ユニットU2を接合して固定する領域であり、開口部111bの周りにおいて略矩形状の輪郭に形成され、シール部材30を嵌め込む環状溝111c、締結ネジbを捩じ込む四つの雌ネジ穴111cを備えている。
弁座面111dは、図9ないし図11に示すように、軸線L2を中心として軸線L2に対して所定の角度θだけ傾斜した平坦面として形成されている。そして、弁座面111dは、上流側通路112aの下流端において開口する開口部112aの周りを取り囲む。
開口部112aは、軸線L2方向から視た場合は円形であるが、図12に示すように、弁座面111dに垂直な軸線S2方向から視た場合は楕円形状をなす。したがって、弁座面111dは、内側の輪郭が楕円形状をなすように形成されている。
上流側パイプ部112は、適用対象物の流体導入配管が接続される領域であり、軸線L2を中心とする円形断面の上流側通路112aを画定する。
上流側通路112aは、軸線L2上に配置され、その下流端において、本体部111の弁座面111dと同一面上に開口する開口部112aに通じる。
下流側パイプ部113は、適用対象物の流体導出配管が接続される領域であり、軸線L2を中心とする円形断面の下流側通路113aを画定する。
下流側通路113aは、軸線L2上に配置され、その上流端において、本体部111の円筒壁111aに開口する開口部113aに通じる。
上記ハウジング110において、上流側通路112a及び下流側通路113aは、直線的に並ぶように同一の軸線L2上に配列され、弁座面111dは、軸線L2を中心として軸線L2に対して角度θ(ここでは、45度)をなして傾斜して配置されている。
また、作動室C2は、シャフト140の軸線S2方向において、弁体120が所定範囲を往復動し得る空間として形成され、軸線L2上において上流側通路112aと下流側通路113aとの間に介在する。
すなわち、上流側通路112a及び下流側通路113aは、弁座面111d及び作動室C2を介在させた状態で、従来のような屈曲通路を経ることなく、直線的に連通するようになっている。したがって、弁座面111dを含む通路の領域において、通路抵抗による流体の圧力損失を低減することができる。
弁体120は、ステンレス鋼等の金属材料を用いて円板状に形成され、図8に示すように、シャフト140が嵌合される嵌合孔121、外縁領域において環状溝122を備えている。
嵌合孔121には、シャフト140の一端部141が溶接又は圧入により連結されている。
環状溝122には、弁座面111dに当接し得る環状のシール部材Srが装着されている。
ここで、弁座面111dは、図12に示すように、開口部112aを画定する内側の輪郭が楕円形状をなすように形成されているが、弁体120は楕円形状ではなく円形状の平板として形成され、シール部材Srは円環状に形成されている。
このように、弁体120を円形状とすることにより、楕円形状とする場合に比べて、弁体120の製造コストを低減することができる。
シャフト140は、ステンレス鋼等の金属材料を用いて、軸線S2方向に長尺な円柱状に形成され、弁体120に連結される一端部141、可動子70に連結される他端部142を備えている。一端部141は、弁体120の嵌合孔121に圧入により嵌合され又は嵌合孔121に嵌合されて溶接されている。他端部142は、可動子70の嵌合孔71に圧入により嵌合されている。そして、シャフト140は、弁体120及び可動子70と一体的に軸線S2方向に往復動する。
ここで、シャフト140は、軸線L2に対して(90度-θ)の角度をなす方向、すなわち、弁座面111dに対して垂直方向に往復動する。
したがって、シャフト140は、弁体120が着座する際に軸線S2方向の力を反作用として受けるため、シャフト140を傾かせるような力は作用しない。
次に、第2実施形態に係る弁装置M2の動作について説明する。
先ず、コイル92が通電されない非通電の状態において、図10に示すように、可動子70及びシャフト140は、付勢部材80の付勢力により休止位置に位置付けられる。この休止位置において、弁体120は、弁座面111dから離脱して開口部112aを開放した開弁位置に位置する。
この開弁位置において、上流側通路112aから流れ込んだ流体は、傾斜した弁体120の面に沿うように流れ、又、弁体120から外れた領域Caを弁体120に衝突することなく直線的に流れて、下流側通路113aに流れる。
したがって、従来のように流体が弁体に正面から衝突する場合に比べて、流体の圧力損失を低減することができる。また、上流側通路112aと下流側通路113aとは、同一の軸線L2上に配列されているため、流体に直線的な流れを生じさせることができ、通路抵抗の低減により流体の圧力損失を低減することができる。
尚、ストロークの大きな駆動ユニットを採用し、弁体120のリフト量を大きくして、開弁位置において、弁体120が上流側通路112a及び下流側通路113aを直線的に接続する領域から外れる位置に位置付けられるようにすることもできる。
これによれば、上流側通路112aから流れ込んだ流体は、弁体120に衝突することなく、下流側通路113aに向けて直線的に流れることになる。よって、流体の圧力損失をさらに低減することができる。
一方、コイル92が通電されると、図11に示すように、可動子70及びシャフト140は、付勢部材80の付勢力に抗して作動位置に位置付けられる。この作動位置において、弁体120は、弁座面111dに着座して開口部112aを閉塞した閉弁位置に位置する。
この閉弁位置において、弁体120は、上流側通路112aから流れ込む流体に対抗する向きに閉弁している。すなわち、上流側通路112aから流れ込んだ流体は、弁座面111dから弁体120を離脱させる向きに圧力を及ぼす状態になっている。
したがって、弁体120を開弁させるべき状態において、仮に駆動ユニットU2のシャフト140がスティック現象等により不動になっても、流体の圧力が上昇して弁体120を開弁させることができる。このように、流体の圧力により弁体120を開弁させるフェールセーフ機能を得ることができる。
上記第2実施形態に係る弁装置M2によれば、流体を通す上流側通路112a及び下流側通路113a,上流側通路112aと下流側通路113aの間に介在する作動室C2及び弁座面111dを画定するハウジング110と、弁座面111dに対して着座及び離脱するべく作動室C2において往復動する弁体120と、弁体120に連結されたシャフト140を有し弁体120を駆動する駆動ユニットU2を備え、上流側通路112a及び下流側通路113aが同一の軸線L2上に配列され、弁座面111dが軸線L2を中心として軸線L2に対して傾斜して配置されている。
これによれば、開弁状態において、流体が弁体120に衝突しないで流れる領域Caを確保することができ、又、流体が上流側通路112aから下流側通路113aに向けて直線的に流れることができ、流体の圧力損失を低減することができる。
また、内側の輪郭が楕円形状に形成された弁座面111dに対して、弁体120が円形状に形成されているため、弁体120の製造が容易であり、楕円形状に形成する場合に比べて製造コストを低減することができる。
また、弁体120には、弁座面111dに当接し得る円環状のシール部材Srが装着されているため、閉弁状態においてシール性を向上させることができる。
また、弁座面111dが上流側通路112aの下流端に形成され、弁体120が上流側通路112aから流れ込む流体に対抗する向きに閉弁するため、駆動ユニットU2のシャフト140がスティック現象等により不動になっても、流体の圧力により弁体120を開弁させることができ、フェールセーフ機能を得ることができる。
また、駆動ユニットUが、シャフト140に駆動力を及ぼす電磁アクチュエータAを含むため、電磁アクチュエータAが生じる電磁力のオン/オフを適宜制御することにより、弁体20の開閉動作を円滑に行うことができる。
また、可動子70の休止位置を、弁体120が弁座面111dから離脱した開弁位置に対応させ、可動子70の作動位置を、弁体120が弁座面111dに着座した閉弁位置に対応させることにより、流体を流すのが基本モードの場合において、必要なときにコイル92に通電して閉弁させることができ、消費電力を抑制することができる。
さらに、駆動ユニットUのシャフト140が、弁座面111dに対して垂直方向に往復動するように配置されることにより、シャフト140を傾かせるような力は作用せず、高精度に往復動させることができる。
上記実施形態においては、弁体20,120に連結されたシャフト40,140を有し弁体20,120を駆動する駆動ユニットとして、電磁アクチュエータAを含む駆動ユニットU,U2を示したが、これに限定されるものではなく、シャフトを往復動させるネジ機構等を備えた駆動ユニット、ネジ機構を手動にて操作する操作部を備えた駆動ユニットを採用してもよい。
上記実施形態においては、弁体20,120とシャフト40,140の連結構造として、嵌合及び又は溶接等の手法を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、シャフトに対して弁体が所定の角度範囲で揺動可能となるリンク機構による連結手法を採用してもよい。
上記実施形態においては、駆動ユニットU,U2に含まれる電磁アクチュエータAの固定子として、上記形態をなす第1固定子50及び第2固定子60を示したが、その他の形態をなす第1固定子及び第2固定子を採用してもよい。
上記実施形態においては、駆動ユニットUに含まれる電磁アクチュエータAの可動子70が鉛直方向に移動する場合を示したが、これに限定されるものではない。
例えば、可動子が鉛直方向以外の方向において往復動するように使用される場合は、休止位置において、可動子が付勢部材により付勢されて第1固定子に設けられたストッパ部に当接して停止するように構成された電磁アクチュエータを採用してもよい。これによれば、休止状態において可動子すなわち弁体の振動等を防止することができる。
上記実施形態においては、流体内の異物等が電磁アクチュエータA側に侵入するのを防止するべく、ダイヤフラムと類似の構造をなすシール部材30を採用したが、これに限定されるものではなく、第2固定子の端部において例えばリップ型シールを嵌め込み、シャフトの周りをシールするようにしてもよい。これによれば、流体の圧力が可動部分に作用しないため、可動子及び弁体をより小さい電磁力で駆動することができる。
以上述べたように、本発明の弁装置は、流体が弁体に正面から衝突するのを防止して、流体の圧力損失を低減することができ、又、通路抵抗を低減することができるため、車両等の冷却水循環システムに適用できるのは勿論のこと、その他の分野における流体の流れを制御する機器等においても有用である。
M1 弁装置
L 軸線
S 軸線Lに対して垂直方向
10 ハウジング
11d 弁座面
12a 上流側通路
13a 下流側通路
20 弁体
Sr 環状のシール部材
U 駆動ユニット
30 シール部材
40 シャフト(駆動ユニット)
A 電磁アクチュエータ(駆動ユニット)
50 第1固定子(固定子)
60 第2固定子(固定子)
70 可動子
90 コイルモジュール
92 コイル
M2 弁装置
L2 軸線
S2 弁座面に対して垂直方向
110 ハウジング
111d 弁座面
112a 上流側通路
113a 下流側通路
120 弁体
U2 駆動ユニット
140 シャフト(駆動ユニット)

Claims (9)

  1. 流体を通す上流側通路及び下流側通路,前記上流側通路と前記下流側通路の間に介在する作動室及び弁座面を画定するハウジングと、
    前記弁座面に対して着座及び離脱するべく前記作動室において往復動する弁体と、
    前記弁体に連結されたシャフトを有し前記弁体を駆動する駆動ユニットを備え、
    前記上流側通路及び前記下流側通路は、同一の軸線上に配列され、
    前記弁座面は、前記軸線を中心として前記軸線に対して傾斜して配置されている、
    ことを特徴とする弁装置。
  2. 前記弁座面は、内側の輪郭が楕円形状に形成され、
    前記弁体は、円形状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
  3. 前記弁体には、前記弁座面に当接し得る円環状のシール部材が装着されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の弁装置。
  4. 前記弁座面は、前記上流側通路の下流端に形成され、
    前記弁体は、前記上流側通路から流れ込む流体に対抗する向きに閉弁する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
  5. 前記駆動ユニットは、前記シャフトに駆動力を及ぼす電磁アクチュエータを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
  6. 前記電磁アクチュエータは、固定子と、励磁用のコイルと、前記シャフトが連結されて前記コイルの通電により作動位置に移動し前記コイルの非通電により休止位置に戻る可動子を含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載の弁装置。
  7. 前記休止位置は、前記弁体が前記弁座面から離脱した開弁位置に対応し、
    前記作動位置は、前記弁体が前記弁座面に着座した閉弁位置に対応する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の弁装置。
  8. 前記シャフトは、前記軸線に対して垂直方向に往復動するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし7いずれか一つに記載の弁装置。
  9. 前記シャフトは、前記弁座面に対して垂直方向に往復動するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし7いずれか一つに記載の弁装置。


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