JP2024019954A - 不整地走行用の二輪車用タイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】優れたロール特性を発揮し得る不整地走行用の二輪車用タイヤを提供する。【解決手段】トレッド部2を有する不整地走行用の二輪車用タイヤである。トレッド部2は、タイヤ赤道Cと、第1トレッド端T1と、第1ブロック11とを備えている。複数の第1ブロック11のそれぞれは、踏面11sと、外側側壁13とを備えている。踏面11sは、外側エッジ15を含む。外側エッジ15は、突出部18と、第1部分16と、第2部分17とを含む。第1部分16と第2部分17とは、これらの間かつ第1トレッド端T1側に劣角を形成するように配されている。【選択図】図2
Description
本発明は、不整地走行用の二輪車用タイヤに関する。
下記特許文献1には、トレッド部に複数のブロックが設けられたブロックパターンを有する不整地走行用の自動二輪車用タイヤが提案されている。このタイヤの前記ブロックの少なくとも1つは、タイヤ軸方向に延びる一対の横エッジを有する踏面上でタイヤ軸方向に延びる一対の横細溝部と、前記横エッジと前記横細溝部との間に区分された一対のエッジ側片とを含んでいる。また、前記一対のエッジ側片の少なくとも一方は、タイヤ周方向の長さが最も小さい幅狭部からタイヤ軸方向の両側に向かってタイヤ周方向の長さが大きくなっている。
上述のタイヤは、旋回時に車両を倒し込むときのロール特性(ロール時の軽快性やロール時の手応えを含む特性である。)について、改善の余地があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、優れたロール特性を発揮し得る不整地走行用の二輪車用タイヤを提供することを主たる課題としている。
本発明は、トレッド部を有する不整地走行用の二輪車用タイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ赤道と、第1トレッド端と、前記タイヤ赤道よりも前記第1トレッド端側に配された複数の第1ブロックとを備え、前記複数の第1ブロックのそれぞれは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面と、前記第1トレッド端側の外側側壁とを備え、前記踏面は、前記踏面と前記外側側壁との間の外側エッジを含み、前記外側エッジは、前記第1トレッド端側に局所的に突出した突出部と、前記突出部のタイヤ周方向の一方側に位置する第1部分と、前記突出部のタイヤ周方向の他方側に位置する第2部分とを含み、前記第1部分と前記第2部分とは、これらの間かつ前記第1トレッド端側に劣角を形成するように配されている、不整地走行用の二輪車用タイヤである。
本発明の不整地走行用の二輪車用タイヤは、上記の構成を採用したことによって、優れたロール特性を発揮することができる。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1には、本実施形態の不整地走行用の二輪車用タイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1の正規状態におけるトレッド部2の横断面図が示されている。図2は、タイヤ1のトレッド部2を平面に展開した展開図である。図1は、図2のA-A線断面図に相当する。
「正規状態」とは、各種の規格が定められたタイヤの場合、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。各種の規格が定められていないタイヤの場合、前記正規状態は、タイヤの使用目的に応じた標準的な使用状態であって無負荷の状態を意味する。本明細書において、特に断りがない場合、各部の寸法等は、前記正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、例えば、モトクロス競技用のタイヤとして好適に用いられる。本実施形態のタイヤ1は、例えば、モトクロス車両の後輪用のタイヤとして好適に用いられる。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。本実施形態のタイヤ1のトレッド部2は、横断面において、その外面がタイヤ半径方向外側に凸の円弧状に湾曲している。
本実施形態のタイヤ1は、例えば、カーカス及びトレッド補強層(図示省略)を具えている。これらには、公知の構成が適宜採用される。
図2に示されるように、本発明のタイヤ1のトレッド部2は、回転方向Rが指定された方向性パターンを具えている。回転方向Rは、例えば、サイドウォール部3(図1に示す)に、文字又は記号で表示される。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。
トレッド部2は、例えば、クラウン領域Cr、ミドル領域Mi及びショルダー領域Shに区分されている。
クラウン領域Crは、タイヤ赤道Cを中心とする、トレッド展開幅TWeの1/3の幅を有する領域である。ショルダー領域Shは、第1トレッド端T1又は第2トレッド端T2からタイヤ赤道C側にトレッド展開幅TWeの1/6の幅を有する領域である。ミドル領域Miは、クラウン領域Crとショルダー領域Shとの間の領域である。
トレッド展開幅TWeは、トレッド部2を平面に展開したときの第1トレッド端T1から第2トレッド端T2までのタイヤ軸方向の距離である。第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2は、トレッド部2に配されたブロックの内、最もタイヤ軸方向外側に位置するブロック列に含まれるブロックのタイヤ軸方向外側の端縁を意味する。図2において、第1トレッド端T1が左側のトレッド端、第2トレッド端T2が右側のトレッド端として示されているが、このような態様に限定されるものではない。
トレッド部2は、ベース面4と、ベース面4からタイヤ半径方向外側に隆起した複数のブロック5とを含む。各ブロック5のタイヤ半径方向の外側を向く踏面は、ベース面4と平行に延びている。本実施形態のブロック5は、タイヤ赤道C側の複数のクラウンブロック6と、第1トレッド端T1又は第2トレッド端T2側の複数のショルダーブロック8と、これらの間に配された複数のミドルブロック7とを含む。クラウンブロック6は、タイヤ半径方向の外側の踏面(平面上でタイヤを走行させたときに接地する面を意味し、以下、同様である。)の図心がクラウン領域Cr内に位置している。ミドルブロック7は、踏面の図心がミドル領域Mi内に位置している。ショルダーブロック8は、踏面の図心がショルダー領域Shに位置している。なお、踏面に溝が設けられている場合、前記図心は、溝を全て埋めた状態の踏面の図心を意味する。
本発明のトレッド部2は、タイヤ赤道Cよりも第1トレッド端T1側に配された複数の第1ブロック11を備えている。本実施形態の第1ブロック11は、ミドル領域Miに配されたミドルブロック7として構成されているが、第1ブロック11は、ショルダー領域Shに配されても良い。
本実施形態の第1ブロック11は、例えば、相対的にタイヤ赤道C側に配された複数の内側第1ブロック11Aと、これらよりも第1トレッド端T1側に配された複数の外側第1ブロック11Bとを含む。内側第1ブロック11Aは、全体がミドル領域Mi内に配されているのに対し、外側第1ブロック11Bは、ミドル領域Mi及びショルダー領域Shに跨るように配されている。望ましい態様では、内側第1ブロック11Aと外側第1ブロック11Bとがタイヤ周方向に交互に設けられている。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。以下、第1ブロック11の構成が、主に内側第1ブロック11Aを例に説明される。
図3には、第1ブロック11の拡大斜視図が示されており、図4には、第1ブロック11の拡大平面図が示されている。本明細書において、図4で示されるようなブロックの踏面を示す拡大平面図では、主にブロックの踏面の輪郭を明瞭に示している一方、ブロックの側面や根本の構成は、ブロックの平面視において観察できるものであっても、省略されている場合がある。
図3及び図4に示されるように、複数の第1ブロック11のそれぞれは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面11sと、第1トレッド端T1側の外側側壁13とを備えている。また、踏面11sは、踏面11sと外側側壁13との間の外側エッジ15を含む。外側エッジ15は、踏面11sと外側側壁13との間に形成される稜線に想到する。踏面11sと外側側壁13とが微小な湾曲面を形成して連なる場合、外側エッジ15は、前記湾曲面の断面で観察される円弧の中心位置の集合に想到する。
図3に示されるように、外側エッジ15は、突出部18と、第1部分16と第2部分17とを含む。突出部18は、第1トレッド端T1側に局所的に突出している。第1部分16は、突出部18のタイヤ周方向の一方側に位置している。第2部分17は、突出部18のタイヤ周方向の他方側に位置している。
図4に示されるように、第1部分16と第2部分17とは、これらの間かつ第1トレッド端T1側に劣角を形成するように配されている。すなわち、第1部分16と第2部分17とで形成される、タイヤ赤道C側の共役角、及び、第1トレッド端T1側の共役角のうち、第1トレッド端T1側の共役角が、180°よりも小さい角度となっている。本発明のタイヤ1は、上記の構成を採用したことによって、優れたロール特性を発揮することができる。
なお、ロール特性とは、旋回時において車両をロールさせるときに運転者が感じ得る総合的な印象を意味する。このため、ロール特性には、少なくとも、ロール時の軽快性や、ロール時の手応え等が含まれる。ロール時の軽快性とは、車両をより小さい力でロールできる特徴を意味する。ロール時の手応えとは、ロール時に運転者が車両から適度な反力を受け、かつ、前記反力がリニアである特徴を意味する。「ロール特性が優れている」とは、これらの特性がバランス良く備わっており、ひいてはモトクロス競技等において優れた結果が期待できることを意味する。
本発明のタイヤ1が優れたロール特性を発揮できる理由は、以下の通りである。本発明では、第1ブロック11の踏面11sが突出部18を含むことにより、ロール時における第1ブロック11の変形(ブロックが第1トレッド端側に過度に倒れこむような変形)を抑制できる。これにより、運転者はロール時に十分な手応えが得られる。他方、本発明のタイヤ1では、外側エッジ15の第1部分16と第2部分17とが、これらの間かつ第1トレッド端T1側に劣角を形成するように配されている。これにより、旋回時において外側エッジ15が接地するときには、前記劣角が大きくなる様に外側エッジ15及び外側側壁13が適度に変形する。このような作用は、ロール時の軽快性を高めるのに役立ち、突出部18の上記効果と相俟って、優れたロール特性が得られる。
以下、本実施形態のさらに詳細な構成が説明される。なお、以下で説明される構成は、本実施形態の具体的態様を示すものである。したがって、本発明は、以下で説明される構成を具えないものであっても、上述の効果を発揮し得るのは言うまでもない。また、上述の特徴を具えた本発明のタイヤに、以下で説明される各構成のいずれか1つが単独で適用されても、各構成に応じた性能の向上は期待できる。さらに、以下で説明される各構成のいくつかが複合して適用された場合、各構成に応じた複合的な性能の向上が期待できる。
図3に示されるように、第1部分16、第2部分17及び突出部18は、直線状に延びている。また、本実施形態の外側側壁13は、これらのエッジに連なる平面状の第1側壁部21、第2側壁部22及び突出側壁23を含んでいる。第1側壁部21は、第1部分16から第1ブロック11の根本に向かって延びている。第2側壁部22は、第2部分17から前記根本に向かって延びている。突出側壁23は、突出部18から第1ブロック11の根本に向かって延びている。本実施形態の外側側壁13は、第1側壁部21及び第2側壁部22によってタイヤ赤道C側に凹んだ形状となっている。また、突出側壁23が外側側壁13の底部分から局所的に突出している。
図4に示されるように、本実施形態の第1ブロック11の踏面11sには、1本の細溝25が設けられている。この細溝25は、両端が外側側壁13で開口する半環状である。また、第1ブロック11は、細溝25で囲まれた突出ブロック片26を含む。本実施形態では、この突出ブロック片26が、突出部18を含んでいる。但し、本発明はこのような態様に限定されるものではない。すなわち、細溝25や突出ブロック片26が構成されていない場合でも、踏面11sが上述の第1部分16、第2部分17及び突出部18を備えるものであれば、上述の効果は期待できる。
踏面11sの平面視において、突出部18は、第1部分16及び第2部分17から、ブロック幅方向外側に1mm以上突出している。すなわち、第1部分16又は第2部分17の突出部18側の端から、突出部18の第1トレッド端T1側の端までのタイヤ軸方向の距離L1が、1mm以上である。望ましい態様では、前記距離L1が1.0~3.0mmとされる。これにより、突出部18付近が適度に変形し易くなり、例えば、マッド路面走行時において、第1ブロック11の周辺に付着した泥や土を効果的に排出することができる。
突出側壁23のタイヤ周方向の最大の長さL3は、例えば、第1ブロック11の踏面11sのタイヤ周方向の最大の長さL2の5%~75%である。望ましい態様では、突出側壁23の前記長さL3は、第1ブロック11の踏面11sの前記長さL2の5%~25%であり、より望ましくは5%~15%である。これにより、突出ブロック片26が適度な剛性を有してタイヤ周方向に大きな反力を発揮でき、トラクション性能が向上する。
図2に示されるように、第1部分16と第2部分17との間の劣角の角度θ1は、例えば、140~160°である。これにより、上述の効果が確実に得られる。
図5には、第1部分16、第2部分17及び突出部18を示す第1ブロック11の拡大側面図(図2の矢視Bで観察される側面図である。)が示されている。図5に示されるように、突出部18は、第1部分16及び第2部分17よりも第1ブロック11の高さ方向に突出した部分を含む。望ましい態様では、突出部18の全体が、第1部分16及び第2部分17よりも前記高さ方向に突出している。より望ましい態様では、突出ブロック片26の踏面26sの全体が、他の部分よりも前記高さ方向に突出している。第1ブロック11の突出部18で測定されたときの最大の高さh1は、第1ブロック11の第1部分16又は第2部分17で測定されたときの最大の高さh2の102%~120%である。本実施形態では、突出部18と第1部分16又は第2部分17との高さの関係が、突出ブロック片26の踏面26sで測定された高さと、踏面11sのそれ以外の部分で測定された高さとの関係に適用される。このような第1ブロック11は、ロール特性を向上させつつ、突出ブロック片26によって大きなグリップ力を発揮し、トラクション性能及びコーナリング性能も向上させる。
図4に示されるように、突出ブロック片26の踏面26sは、突出部18の長さと同じ幅でタイヤ赤道側に延びる定幅部31と、タイヤ周方向の幅がタイヤ赤道C側に向かって大きくなっている拡幅部32とを含む。本実施形態では、第1ブロック11の踏面11sの平面視において、拡幅部32の全体が細溝25に囲まれている。また、前記平面視において、定幅部31の大半(定幅部31の面積の80%以上)が、第1部分16の突出部18側の端と第2部分17の突出部18側の端とを結んだ仮想線(図示省略)よりも第1トレッド端T1側に位置している。このような踏面26sを有する突出ブロック片26は、定幅部31のエッジがタイヤ周方向にグリップ力を提供し、トラクション性能を高めることができる。
拡幅部32の面積は、定幅部31の面積よりも大きいのが望ましい。拡幅部32の面積は、例えば、定幅部31の面積の3.0~4.0倍である。これにより、突出ブロック片26の損傷が効果的に抑制される。
拡幅部32は、直線状に延びる2つのエッジ32eを含む。これらの2つのエッジ32eは、非平行に延びている。これら2つのエッジ32eの間の角度θ2は、例えば、20~40°であり、望ましくは25~35°である。このような拡幅部32は、突出ブロック片26の第1トレッド端T1側への過度な倒れ込みを防ぐことができ、ロール時の手応えを向上させることができる。
細溝25は、2つの横溝部35と、1つの縦溝部36とを含む。2つの横溝部35のそれぞれは、外側側壁13からタイヤ赤道C側に延びている。縦溝部36は、一方の横溝部35のタイヤ赤道C側の端部から、他方の横溝部35のタイヤ赤道C側の端部まで延びている。また、横溝部35及び縦溝部36は、それぞれ、直線状に延びている。また、横溝部35と縦溝部36とは、鋭角を構成するように連なっている。
2つの横溝部35は、タイヤ赤道C側に向かって互いに離れる向きに傾斜して延びている。2つの横溝部35の間の角度は、拡幅部32の2つのエッジ32eの間の角度θ2と実質的に同じとされる。
縦溝部36は、第1ブロック11の中央部に配されるのが望ましい。この観点から、本実施形態では、細溝25を埋めた状態の踏面11sを、タイヤ周方向に平行に延びる2本の仮想直線によって面積が均等となるように3つの領域に区分したときの中央の領域に、縦溝部36の少なくとも一部が配置される。より望ましい態様では、前記中央の領域に、縦溝部36の全体が配置される。このような縦溝部36の配置は、第1ブロック11の偏摩耗を抑制するのに役立つ。
細溝25の最大の溝幅W1は、突出側壁23のタイヤ周方向の最大の長さL3の70%~90%であるのが望ましい。このような細溝25は、ブロックの偏摩耗を抑制しつつ、マッド路面でのグリップ性能を高めるのに役立つ。
第1ブロック11は、タイヤ赤道C側の内側側壁14を含んでいる。内側側壁14は、第1トレッド端T1側に向かって凹んでいるのが望ましい。具体的には、踏面11sが、踏面11sと内側側壁14との間の内側エッジ20を含み、この内側エッジ20が、タイヤ赤道C側に劣角を形成するように配された2本の直線エッジによって構成されている。また、内側側壁14は、2本の直線エッジから第1ブロック11の根本に延びる2つの平面を含んでいる(図示省略)。このような内側側壁14は、とりわけマッド路面での旋回時においてタイヤ軸方向に大きな反力を提供し、旋回性能を高めることができる。
望ましい態様では、内側エッジ20が構成する劣角の角度θ3が、外側エッジ15の第1部分16と第2部分17との間の劣角の角度θ1(図2に示す)よりも大きい。具体的には、前記劣角の角度θ3は、150~170°である。これにより、ロール時の手応えの変化がリニアになり、ロール特性がより一層向上する。
図6には、外側第1ブロック11Bの拡大平面図が示されている。図6に示されるように、外側第1ブロック11Bには、上述の第1ブロック11(内側第1ブロック11A)の特徴を適用することができる。
外側第1ブロック11Bは、内側第1ブロック11Aと比較して、タイヤ周方向に縦長状に形成されている。このため、踏面11sのタイヤ周方向の最大の長さを、踏面11sのタイヤ軸方向の最大の長さで除した縦横比に関し、外側第1ブロック11Bの前記縦横比は、内側第1ブロック11Aの前記縦横比よりも大きい。具体的には、内側第1ブロック11Aの前記縦横比が1.25~1.40であるのに対し、外側第1ブロック11Bの前記縦横比が1.40~1.50となっている。これにより、外側第1ブロック11Bがタイヤ軸方向に大きな反力を提供でき、コーナリング性能が向上する。
図2に示されるように、外側第1ブロック11Bの外側エッジ15の第1部分16と第2部分17との間の劣角の角度θ4は、内側第1ブロック11Aの前記角度θ1よりも大きいのが望ましい。具体的には、前記角度θ4は165~170°とされ、前記角度θ4と前記角度θ1との差は、10~25°とされる。これにより、様々な路面状態において優れたロール特性が得られる。
同様の観点から、図6に示されるように、外側第1ブロック11Bの内側エッジ20が構成する劣角の角度θ5は、内側第1ブロック11Aの内側エッジ20が構成する劣角の角度θ3(図4に示す)よりも大きいのが望ましい。具体的には、前記角度θ5は、165~175°とされ、前記角度θ3と前記角度θ5との差は、5~10°とされる。
図2に示されるように、クラウン領域Crには、例えば、複数のクラウンブロック6が設けられている。本実施形態では、形状の異なる第1クラウンブロック6Aと第2クラウンブロック6Bとがタイヤ周方向に交互に設けられている。
第1クラウンブロック6Aは、略矩形状の踏面を有しており、この踏面には溝が設けられていない。一方、第2クラウンブロック6Bは、2つのブロック片41とこれらをつなぐタイバー42とを含む。但し、クラウンブロック6は、このような態様に限定されるものではない。
トレッド部2の平面視において、内側第1ブロック11Aをタイヤ軸方向に平行にタイヤ赤道C側に延長した仮想領域43が、第1クラウンブロック6Aの少なくとも一部と重複するのが望ましい。同様に、外側第1ブロック11Bをタイヤ軸方向に平行にタイヤ赤道C側に延長した仮想領域44が、第2クラウンブロック6Bの少なくとも一部と重複するのが望ましい。このようなブロックの配置は、マッド路面走行時、クラウンブロック6と第1ブロック11とが協働してタイヤ周方向に大きな反力を提供し、トラクション性能を向上させるのに役立つ。
ショルダー領域Shには、複数のショルダーブロック8が設けられている。本実施形態では、トレッド部2の平面視において、第1ブロック11(内側第1ブロック11A及び外側第1ブロック11Bの双方を含む)をタイヤ軸方向に平行にタイヤ赤道C側に延長した仮想領域45が、ショルダーブロック8と重複していない。このようなブロックの配置は、第1ブロック11とショルダーブロック8との間に土や泥が保持され難くなり、優れたロール特性を持続して発揮することができる。
本実施形態のトレッド部2は、タイヤ赤道Cよりも第2トレッド端T2側に配された複数の第2ブロック12を含む。これらの第2ブロック12は、上述の第1ブロック11と実質的に同じ特徴を備えている。
以上、本発明の不整地走行用の二輪車用タイヤの望ましい態様が詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図2の基本パターンを有する不整地走行用の二輪車用の後輪タイヤが試作された。比較例として、図7に示されるトレッドパターンを有するタイヤが試作された。図7に示されるように、比較例のタイヤは、図2で示されるトレッドパターンを基に、第1ブロック及び第2ブロックに代替して、本発明の特徴を備えていないブロックaが配されたものである。比較例のタイヤは、上記の事項を除き、実施例のタイヤと実質的に同じである。これらのテストタイヤについて、ロール特性がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
使用車両:排気量450cc モトクロス競技車両
タイヤサイズ:120/80-19
リムサイズ:2.15WM
内圧:80kPa
テスト方法は以下の通りである。
使用車両:排気量450cc モトクロス競技車両
タイヤサイズ:120/80-19
リムサイズ:2.15WM
内圧:80kPa
テスト方法は以下の通りである。
<ロール特性>
上記テスト車両でモトクロスコースを走行したときのロール特性が、テストライダーの官能により評価された。なお、ロール特性は、ロール軽快性及びロール時の手応えの評点の合計であり、これらの項目は5点法で評価された。数値が大きい程、各項目の特性が優れていることを示す。
テストの結果が表1に示される。
上記テスト車両でモトクロスコースを走行したときのロール特性が、テストライダーの官能により評価された。なお、ロール特性は、ロール軽快性及びロール時の手応えの評点の合計であり、これらの項目は5点法で評価された。数値が大きい程、各項目の特性が優れていることを示す。
テストの結果が表1に示される。
表1に示されるように、実施例のタイヤは、優れたロール特性を発揮していることが確認できた。
[付記]
本発明は以下の態様を含む。
本発明は以下の態様を含む。
[本発明1]
トレッド部を有する不整地走行用の二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ赤道と、第1トレッド端と、前記タイヤ赤道よりも前記第1トレッド端側に配された複数の第1ブロックとを備え、
前記複数の第1ブロックのそれぞれは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面と、前記第1トレッド端側の外側側壁とを備え、
前記踏面は、前記踏面と前記外側側壁との間の外側エッジを含み、
前記外側エッジは、前記第1トレッド端側に局所的に突出した突出部と、前記突出部のタイヤ周方向の一方側に位置する第1部分と、前記突出部のタイヤ周方向の他方側に位置する第2部分とを含み、
前記第1部分と前記第2部分とは、これらの間かつ前記第1トレッド端側に劣角を形成するように配されている、
不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明2]
前記踏面の平面視において、前記突出部は、前記第1部分及び前記第2部分から、ブロック幅方向外側に1mm以上突出している、本発明1に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明3]
前記外側側壁は、前記突出部から前記第1ブロックの根本に向かって延びる突出側壁を含み、
前記突出側壁のタイヤ周方向の最大の長さは、前記第1ブロックの前記踏面のタイヤ周方向の最大の長さの5%~75%である、本発明1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明4]
前記突出部は、前記第1部分及び前記第2部分よりも前記第1ブロックの高さ方向に突出した部分を含む、本発明1ないし3のいずれか1項に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明5]
前記第1ブロックの前記突出部で測定されたときの最大の高さは、前記第1ブロックの前記第1部分又は前記第2部分で測定されたときの最大の高さの102%~120%である、本発明4に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明6]
前記踏面には、1本の細溝が設けられており、
前記細溝は、両端が前記外側側壁で開口する半環状であり、
前記第1ブロックは、前記突出部を含み、かつ、前記細溝で囲まれた突出ブロック片を含む、本発明1ないし5のいずれか1項に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明7]
前記第1ブロックは、タイヤ赤道側の第2側壁を含み、
前記第2側壁は、前記第1トレッド端側に向かって凹んでいる、本発明1ないし6のいずれか1項に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
トレッド部を有する不整地走行用の二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ赤道と、第1トレッド端と、前記タイヤ赤道よりも前記第1トレッド端側に配された複数の第1ブロックとを備え、
前記複数の第1ブロックのそれぞれは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面と、前記第1トレッド端側の外側側壁とを備え、
前記踏面は、前記踏面と前記外側側壁との間の外側エッジを含み、
前記外側エッジは、前記第1トレッド端側に局所的に突出した突出部と、前記突出部のタイヤ周方向の一方側に位置する第1部分と、前記突出部のタイヤ周方向の他方側に位置する第2部分とを含み、
前記第1部分と前記第2部分とは、これらの間かつ前記第1トレッド端側に劣角を形成するように配されている、
不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明2]
前記踏面の平面視において、前記突出部は、前記第1部分及び前記第2部分から、ブロック幅方向外側に1mm以上突出している、本発明1に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明3]
前記外側側壁は、前記突出部から前記第1ブロックの根本に向かって延びる突出側壁を含み、
前記突出側壁のタイヤ周方向の最大の長さは、前記第1ブロックの前記踏面のタイヤ周方向の最大の長さの5%~75%である、本発明1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明4]
前記突出部は、前記第1部分及び前記第2部分よりも前記第1ブロックの高さ方向に突出した部分を含む、本発明1ないし3のいずれか1項に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明5]
前記第1ブロックの前記突出部で測定されたときの最大の高さは、前記第1ブロックの前記第1部分又は前記第2部分で測定されたときの最大の高さの102%~120%である、本発明4に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明6]
前記踏面には、1本の細溝が設けられており、
前記細溝は、両端が前記外側側壁で開口する半環状であり、
前記第1ブロックは、前記突出部を含み、かつ、前記細溝で囲まれた突出ブロック片を含む、本発明1ないし5のいずれか1項に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明7]
前記第1ブロックは、タイヤ赤道側の第2側壁を含み、
前記第2側壁は、前記第1トレッド端側に向かって凹んでいる、本発明1ないし6のいずれか1項に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
2 トレッド部
11 第1ブロック
11s 踏面
13 外側側壁
15 外側エッジ
16 第1部分
17 第2部分
18 突出部
T1 第1トレッド端
C タイヤ赤道
11 第1ブロック
11s 踏面
13 外側側壁
15 外側エッジ
16 第1部分
17 第2部分
18 突出部
T1 第1トレッド端
C タイヤ赤道
ショルダー領域Shには、複数のショルダーブロック8が設けられている。本実施形態では、トレッド部2の平面視において、第1ブロック11(内側第1ブロック11A及び外側第1ブロック11Bの双方を含む)をタイヤ軸方向に平行に第1トレッド端T1側に延長した仮想領域45が、ショルダーブロック8と重複していない。このようなブロックの配置は、第1ブロック11とショルダーブロック8との間に土や泥が保持され難くなり、優れたロール特性を持続して発揮することができる。
[本発明1]
トレッド部を有する不整地走行用の二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ赤道と、第1トレッド端と、前記タイヤ赤道よりも前記第1トレッド端側に配された複数の第1ブロックとを備え、
前記複数の第1ブロックのそれぞれは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面と、前記第1トレッド端側の外側側壁とを備え、
前記踏面は、前記踏面と前記外側側壁との間の外側エッジを含み、
前記外側エッジは、前記第1トレッド端側に局所的に突出した突出部と、前記突出部のタイヤ周方向の一方側に位置する第1部分と、前記突出部のタイヤ周方向の他方側に位置する第2部分とを含み、
前記第1部分と前記第2部分とは、これらの間かつ前記第1トレッド端側に劣角を形成するように配されている、
不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明2]
前記踏面の平面視において、前記突出部は、前記第1部分及び前記第2部分から、ブロック幅方向外側に1mm以上突出している、本発明1に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明3]
前記外側側壁は、前記突出部から前記第1ブロックの根本に向かって延びる突出側壁を含み、
前記突出側壁のタイヤ周方向の最大の長さは、前記第1ブロックの前記踏面のタイヤ周方向の最大の長さの5%~75%である、本発明1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明4]
前記突出部は、前記第1部分及び前記第2部分よりも前記第1ブロックの高さ方向に突出した部分を含む、本発明1ないし3のいずれか1項に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明5]
前記第1ブロックの前記突出部で測定されたときの最大の高さは、前記第1ブロックの前記第1部分又は前記第2部分で測定されたときの最大の高さの102%~120%である、本発明4に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明6]
前記踏面には、1本の細溝が設けられており、
前記細溝は、両端が前記外側側壁で開口する半環状であり、
前記第1ブロックは、前記突出部を含み、かつ、前記細溝で囲まれた突出ブロック片を含む、本発明1ないし5のいずれか1項に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明7]
前記第1ブロックは、タイヤ赤道側の内側側壁を含み、
前記内側側壁は、前記第1トレッド端側に向かって凹んでいる、本発明1ないし6のいずれか1項に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
トレッド部を有する不整地走行用の二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ赤道と、第1トレッド端と、前記タイヤ赤道よりも前記第1トレッド端側に配された複数の第1ブロックとを備え、
前記複数の第1ブロックのそれぞれは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面と、前記第1トレッド端側の外側側壁とを備え、
前記踏面は、前記踏面と前記外側側壁との間の外側エッジを含み、
前記外側エッジは、前記第1トレッド端側に局所的に突出した突出部と、前記突出部のタイヤ周方向の一方側に位置する第1部分と、前記突出部のタイヤ周方向の他方側に位置する第2部分とを含み、
前記第1部分と前記第2部分とは、これらの間かつ前記第1トレッド端側に劣角を形成するように配されている、
不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明2]
前記踏面の平面視において、前記突出部は、前記第1部分及び前記第2部分から、ブロック幅方向外側に1mm以上突出している、本発明1に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明3]
前記外側側壁は、前記突出部から前記第1ブロックの根本に向かって延びる突出側壁を含み、
前記突出側壁のタイヤ周方向の最大の長さは、前記第1ブロックの前記踏面のタイヤ周方向の最大の長さの5%~75%である、本発明1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明4]
前記突出部は、前記第1部分及び前記第2部分よりも前記第1ブロックの高さ方向に突出した部分を含む、本発明1ないし3のいずれか1項に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明5]
前記第1ブロックの前記突出部で測定されたときの最大の高さは、前記第1ブロックの前記第1部分又は前記第2部分で測定されたときの最大の高さの102%~120%である、本発明4に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明6]
前記踏面には、1本の細溝が設けられており、
前記細溝は、両端が前記外側側壁で開口する半環状であり、
前記第1ブロックは、前記突出部を含み、かつ、前記細溝で囲まれた突出ブロック片を含む、本発明1ないし5のいずれか1項に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
[本発明7]
前記第1ブロックは、タイヤ赤道側の内側側壁を含み、
前記内側側壁は、前記第1トレッド端側に向かって凹んでいる、本発明1ないし6のいずれか1項に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
Claims (7)
- トレッド部を有する不整地走行用の二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ赤道と、第1トレッド端と、前記タイヤ赤道よりも前記第1トレッド端側に配された複数の第1ブロックとを備え、
前記複数の第1ブロックのそれぞれは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面と、前記第1トレッド端側の外側側壁とを備え、
前記踏面は、前記踏面と前記外側側壁との間の外側エッジを含み、
前記外側エッジは、前記第1トレッド端側に局所的に突出した突出部と、前記突出部のタイヤ周方向の一方側に位置する第1部分と、前記突出部のタイヤ周方向の他方側に位置する第2部分とを含み、
前記第1部分と前記第2部分とは、これらの間かつ前記第1トレッド端側に劣角を形成するように配されている、
不整地走行用の二輪車用タイヤ。 - 前記踏面の平面視において、前記突出部は、前記第1部分及び前記第2部分から、ブロック幅方向外側に1mm以上突出している、請求項1に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
- 前記外側側壁は、前記突出部から前記第1ブロックの根本に向かって延びる突出側壁を含み、
前記突出側壁のタイヤ周方向の最大の長さは、前記第1ブロックの前記踏面のタイヤ周方向の最大の長さの5%~75%である、請求項1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。 - 前記突出部は、前記第1部分及び前記第2部分よりも前記第1ブロックの高さ方向に突出した部分を含む、請求項1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
- 前記第1ブロックの前記突出部で測定されたときの最大の高さは、前記第1ブロックの前記第1部分又は前記第2部分で測定されたときの最大の高さの102%~120%である、請求項4に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
- 前記踏面には、1本の細溝が設けられており、
前記細溝は、両端が前記外側側壁で開口する半環状であり、
前記第1ブロックは、前記突出部を含み、かつ、前記細溝で囲まれた突出ブロック片を含む、請求項1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。 - 前記第1ブロックは、タイヤ赤道側の第2側壁を含み、
前記第2側壁は、前記第1トレッド端側に向かって凹んでいる、請求項1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
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