JP2024017558A - 半導体光素子およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024017558000001
【課題】消費電力を抑制し、かつ光の波長を制御することが可能な半導体光素子およびその製造方法を提供する。
【解決手段】光導波路および凹部を有する基板と、前記基板の上面であって前記光導波路の上に接合され、光学利得を有する利得部と、電極と、を具備し、前記基板はシリコン層を有し、前記シリコン層は前記光導波路および前記凹部を有し、前記凹部は前記光導波路に隣接し、前記シリコン層のうち第1領域は、前記凹部の底面に設けられ、前記光導波路に比べて高いドーパント濃度を有し、前記電極は前記第1領域に電気的に接続されている半導体光素子。
【選択図】 図2A

Description

本開示は半導体光素子およびその製造方法に関するものである。
SOI(Silicon On Insulator)基板(シリコンフォトニクス)などの基板に、金属のヒータを形成する技術が知られている(例えば非特許文献1および非特許文献2)。
SOI基板に光導波路を設け、かつSOI基板に光学利得を有する素子を接合することで、半導体光素子を形成することができる。ヒータに電流を流すことでヒータを発熱させ、基板に設けられた光導波路を加熱する。光導波路の屈折率を変化させ、光の波長を変えることができる。金属製のヒータによる光の吸収を抑制するために、ヒータを光導波路から遠ざける。しかし、ヒータから光導波路へと熱が伝わりにくくなり、ヒータの消費電力が増加してしまう。そこで、消費電力を抑制し、かつ光の波長を制御することが可能な半導体光素子およびその製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係る半導体光素子は、光導波路および凹部を有する基板と、前記基板の上面であって前記光導波路の上に接合され、光学利得を有する利得部と、電極と、を具備し、前記基板はシリコン層を有し、前記シリコン層は前記光導波路および前記凹部を有し、前記凹部は前記光導波路に隣接し、前記シリコン層のうち第1領域は、前記凹部の底面に設けられ、前記光導波路に比べて高いドーパント濃度を有し、前記電極は前記第1領域に電気的に接続されている。
本開示に係る半導体光素子の製造方法は、光導波路および前記光導波路に隣接する凹部を有する基板のうち、前記凹部の底面に第1領域を形成する工程と、前記基板の上面であって前記光導波路の上に、光学利得を有する利得部を接合する工程と、前記第1領域に接続される電極を形成する工程と、を有し、前記基板はシリコン層を有し、前記シリコン層は、前記光導波路、および前記凹部を有し、前記第1領域を形成する工程は、前記シリコン層のうち前記凹部の底面にドーピングを行うことで、前記光導波路よりも高いドーパント濃度を有する前記第1領域を形成する工程である。
本開示によれば消費電力を抑制し、かつ光の波長を制御することが可能である。
図1は第1実施形態に係る半導体光素子を例示する平面図である。 図2Aは基板を拡大した平面図である。 図2Bは図2Aの線A-Aに沿った断面図である。 図2Cは図2Aの線B-Bに沿った断面図である。 図3Aはドーピング濃度と電気抵抗との関係を例示する図である。 図3Bは電圧と発熱量との関係を例示する図である。 図4Aは半導体光素子の製造方法を例示する平面図である。 図4Bは図4Aの線A-Aに沿った断面図である。 図4Cは図4Aの線B-Bに沿った断面図である。 図5Aは半導体光素子の製造方法を例示する平面図である。 図5Bは図5Aの線A-Aに沿った断面図である。 図5Cは図5Aの線B-Bに沿った断面図である。 図6Aは半導体光素子の製造方法を例示する平面図である。 図6Bは図6Aの線A-Aに沿った断面図である。 図6Cは図6Aの線B-Bに沿った断面図である。 図7Aは半導体光素子の製造方法を例示する平面図である。 図7Bは図7Aの線A-Aに沿った断面図である。 図7Cは図7Aの線B-Bに沿った断面図である。 図8Aは半導体光素子の製造方法を例示する平面図である。 図8Bは図8Aの線A-Aに沿った断面図である。 図8Cは図8Aの線B-Bに沿った断面図である。 図9Aは半導体光素子の製造方法を例示する平面図である。 図9Bは図9Aの線A-Aに沿った断面図である。 図9Cは図9Aの線B-Bに沿った断面図である。 図10Aは第2実施形態に係る半導体光素子を例示する平面図である。 図10Bは図10Aの線C-Cに沿った断面図である。 図11Aは半導体光素子の製造方法を例示する平面図である。 図11Bは図11Aの線C-Cに沿った断面図である。 図12Aは半導体光素子の製造方法を例示する平面図である。 図12Bは図12Aの線C-Cに沿った断面図である。 図13Aは半導体光素子の製造方法を例示する平面図である。 図13Bは図13Aの線C-Cに沿った断面図である。 図14Aは半導体光素子の製造方法を例示する平面図である。 図14Bは図14Aの線C-Cに沿った断面図である。 図15Aは半導体光素子の製造方法を例示する平面図である。 図15Bは図15Aの線C-Cに沿った断面図である。 図16Aは半導体光素子の製造方法を例示する平面図である。 図16Bは図16Aの線C-Cに沿った断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
本開示の一形態は、(1)光導波路および凹部を有する基板と、前記基板の上面であって前記光導波路の上に接合され、光学利得を有する利得部と、電極と、を具備し、前記基板はシリコン層を有し、前記シリコン層は前記光導波路および前記凹部を有し、前記凹部は前記光導波路に隣接し、前記シリコン層のうち第1領域は、前記凹部の底面に設けられ、前記光導波路に比べて高いドーパント濃度を有し、前記電極は前記第1領域に電気的に接続されている半導体光素子である。電極を用いて第1領域に電流を流すことで、第1領域は発熱する。第1領域で発生する熱が光導波路に伝わることで、光導波路の温度が変化し、屈折率も変化する。屈折率の変化によって光の波長を制御することができる。シリコン層の熱伝導率が高いため、第1領域から光導波路に熱が伝わりやすい。第1領域を高温に加熱しなくてよいため、消費電力を抑制することができる。
(2)上記(1)において、前記シリコン層の上に設けられ、前記光導波路および前記凹部を覆う絶縁膜を具備してもよい。絶縁膜を設けることで、光導波路に光を強く閉じ込めることができる。シリコン層の熱伝導率は絶縁膜の熱伝導率より高い。第1領域で発生する熱が光導波路に伝わりやすい。波長を制御することが可能で、消費電力を抑制することができる。
(3)上記(1)または(2)において、前記光導波路の両側に前記凹部が設けられ、前記第1領域は、前記光導波路の両側の前記凹部のそれぞれに設けられてもよい。両側から光導波路に熱が伝わるため、効果的に温度を変化させることができる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記第1領域のドーピング濃度は、2×1020cm-3以上、1×1022cm-3以下でもよい。第1領域の電気抵抗を適切な値とすることができる。第1領域の電気抵抗を適切な値とすることで、第1領域に電流が流れやすくなる。電流が流れることで、第1領域が発熱する。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記第1領域の電気抵抗は1000Ω以下でもよい。第1領域の電気抵抗を適切な値とすることで、第1領域に電流が流れやすくなる。電流が流れることで、第1領域が発熱する。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記光導波路と前記第1領域との間の距離は100nm以上でもよい。第1領域のキャリアによる光の吸収を抑制することができる。
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、前記光導波路はリング共振器を形成し、前記凹部のうち前記リング共振器に隣接する部分に前記第1領域が設けられてもよい。リング共振器の温度を変化させることで、光の波長を制御することができる。
(8)上記(1)から(7)のいずれかにおいて、前記光導波路のうち前記利得部が接合される部分には、回折格子が設けられ、前記第1領域は、前記凹部のうち前記回折格子に沿う部分に設けられてもよい。回折格子の温度を変化させることで、光の波長を制御することができる。
(9)上記(1)から(8)のいずれかにおいて、前記第1領域は接続部を有し、前記接続部は前記光導波路とは反対に位置し、前記電極は前記接続部に接続されてもよい。電極による光の吸収を抑制することができる。
(10)光導波路および前記光導波路に隣接する凹部を有する基板のうち、前記凹部の底面に第1領域を形成する工程と、前記基板の上面であって前記光導波路の上に、光学利得を有する利得部を接合する工程と、前記第1領域に接続される電極を形成する工程と、を有し、前記基板はシリコン層を有し、前記シリコン層は、前記光導波路、および前記凹部を有し、前記第1領域を形成する工程は、前記シリコン層のうち前記凹部の底面にドーピングを行うことで、前記光導波路よりも高いドーパント濃度を有する前記第1領域を形成する工程である半導体光素子の製造方法である。電極を用いて第1領域に電流を流すことで、第1領域は発熱する。第1領域で発生する熱が光導波路に伝わることで、光導波路の温度が変化し、屈折率も変化する。屈折率の変化によって光の波長を制御することができる。シリコン層の熱伝導率が高いため、第1領域から光導波路に熱が伝わりやすい。第1領域を高温に加熱しなくてよいため、消費電力を抑制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係る半導体光素子およびその製造方法の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態に係る半導体光素子100を例示する平面図である。図1に示すように、半導体光素子100は基板10および利得部30を有するハイブリッド型の波長可変レーザ素子である。基板10は例えばSOI(Silicon on Insulator)基板である。利得部30は光学利得を有する発光素子である。
図1に示すように、基板10の2つの辺はX軸に平行である。基板10の別の2つの辺はY軸に平行である。X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向は互いに直交する。基板10の上面はXY平面に平行である。基板10の上面はクラッド層32(絶縁膜)で覆われているが、図1ではクラッド層32を透視している。
基板10は上面に光導波路20が設けられている。光導波路20は、ループミラー22および24、リング共振器26および28を有する。光導波路20が湾曲しループミラー22およびループミラー24が形成される。光導波路20がリング状になりリング共振器26および28が形成される。基板10の1つの端部10aから反対の端部10bに向けて、ループミラー22、リング共振器26、リング共振器28、およびループミラー24がこの順番に配置されている。光導波路20の1つの端部20aは基板10の端部10bに位置し、光の出射ポートとして機能する。
光導波路20のうちリング共振器26とリング共振器28との間の部分を部分23とする。部分23はX軸に沿って直線状に延伸し、当該部分に利得部30が接合される。利得部30はX軸方向の両端にテーパ部31を有する。光導波路20は、利得部30のテーパ部31と重なる部分にテーパ部21を有する。テーパ部21および31は、利得部30から離れるほど細くなる。
利得部30は、例えばIII-V族化合物半導体で形成されている。利得部30は、n型のクラッド層、活性層、p型のクラッド層を有する。n型のクラッド層は例えばn型のインジウムリン(n-InP)で形成される。p型のクラッド層は例えばp型のインジウムリン(p-InP)で形成される。活性層は多重量子井戸構造(MQW:Multi Quantum Well)を有し、複数の井戸層およびバリア層を含む。井戸層およびバリア層は例えばアンドープのガリウムインジウム砒素(i-GaInAs)で形成される。n型クラッド層にn型の電極34が接続される。p型クラッド層にp型の電極36が接続される。電極34は金、ゲルマニウムおよびNiの合金(AuGeNi)などの金属で形成される。電極36はチタン、白金および金の積層体(Ti/Pt/Au)などの金属で形成される。電極34および電極36はAuの配線層を有してもよい。
リング共振器26の近傍、リング共振器28の近傍、光導波路20の部分23の近傍のそれぞれに、領域40(第1領域)が設けられている。領域40はヒータとして機能し、図1では網掛けで示されている。
図2Aは基板10を拡大した平面図である。図2Aではクラッド層32を透視している。図2Bは図2Aの線A-Aに沿った断面図である。図2Cは図2Aの線B-Bに沿った断面図である。図2Bおよび図2Cに示すように、基板10は、基板12、ボックス層14およびシリコン(Si)層16を有する。基板12、ボックス層14およびSi層16が、Z軸の方向にこの順番で積層されている。基板12およびSi層16はSiで形成されている。ボックス層14およびクラッド層32は例えば酸化シリコン(SiO)で形成されている。ボックス層14の厚さは例えば2μmである。Si層16の厚さは例えば220nmである。Si層16の上面はクラッド層32に覆われる。クラッド層32の厚さは例えば1.2μmである。
図2Aから図2Cに示すように、Si層16は、光導波路20、凹部25、テラス27を有する。凹部25は光導波路20に隣接し、光導波路20の両側に設けられている。テラス27は凹部25の外側に位置する。すなわち、光導波路20は凹部25の間に位置する。光導波路20および凹部25は、2つのテラス27の間に位置する。凹部25にはクラッド層32が埋め込まれている。光導波路20の上面および側面はクラッド層32で覆われる。図示しないが、凹部25のうち利得部30の下の部分は、クラッド層32で充填されず、空洞である。
光導波路20の上面、凹部25の底面およびテラス27の上面は、Si層16で形成されている。光導波路20の上面およびテラス27の上面は、Z軸方向において同一の高さに位置する。凹部25の底面は、光導波路20の上面およびテラス27の上面よりも窪んでいる。凹部25の底面から光導波路20およびテラス27の上面までの距離(凹部25の深さD1)は例えば190nmである。凹部25の幅W1は例えば5μmである。光導波路20の幅W2は例えば500nmである。
2つの凹部25それぞれの底面に領域40が設けられている。光導波路20は2つの領域40に挟まれる。領域40は、Si層16の光導波路20よりも高いドーピング濃度を有する。ドーパントは例えばホウ素(B)、リン(P)である。
図2Aに示すように、領域40は光導波路20と同じ方向に延伸する。X軸方向における領域40の長さL1は例えば100μmである。領域40は光導波路20およびテラス27から離間する。領域40と光導波路20との間の距離L2は例えば100nmである。領域40の幅W3は例えば2μmである。領域40の厚さT1は例えば30nmである。
領域40は光導波路20から離れる方向に延伸し、当該延伸した端部に接続部42を有する。2つの接続部42のそれぞれに電極44が電気的に接続される。電極44は領域40の接続部42に接触し、かつパッド45に接続される。パッド45はテラス27の上面に設けられる。図2Bに示すように、電極44およびパッド45は、クラッド層32から露出する。電極44は銀(Ag)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)などの金属で形成される。クラッド層32は光導波路20の上面および側面を覆う。クラッド層32は、半導体光素子100の表面のうち金属部分以外の全体を覆ってもよい。
図2Aから図2Cでは光導波路20の部分23付近を図示した。リング共振器26および28の付近にも領域40、電極44およびパッド45が設けられる。
電極34および電極36に電圧を印加することで、利得部30に電流を流す。利得部30に電流を流すと、利得部30の活性層にキャリアが注入される。キャリアの注入によって、利得部30は発光する。利得部30と基板10の光導波路20とはエバネッセント光結合している。テーパ部21および31が設けられているため、光の反射は抑制され、光が利得部30から光導波路20に遷移し、光導波路20を伝搬する。光導波路20はクラッド層32で覆われている。Siの光導波路20は、SiOのクラッド層32に比べて高い屈折率を有する。光を光導波路20に強く閉じ込めることができるため、光の損失は抑制される。
光の波長はリング共振器26および28によって選択される。光は2つのループミラー22および24により繰り返し反射されることで、レーザ発振する。光の一部はループミラー24を透過し、端部20aから半導体光素子100の外に向けて出射される。
光の波長を変化させる場合、図2Aに示すパッド45および電極44を用いて、領域40に電圧を印加する。領域40は、Si層16のうち領域40以外の部分よりも高いドーピング濃度を有しているため、低い電気抵抗を有する。電圧の印加によって、領域40に電流が流れる。電流が流れると領域40にジュール熱が発生する。熱は領域40から光導波路20に伝わり、光導波路20の温度を変化させる。温度変化によって光導波路20の屈折率が変化する。図1の半導体光素子100において、光導波路20の部分23の屈折率、リング共振器26および28の屈折率を変化させることができる。屈折率の変化により光路長も変化する。これにより光の発振波長を調整することができる。
図3Aはドーピング濃度と電気抵抗との関係を例示する図である。領域40の形状は直方体としている。領域40の長さL1は100μm、厚さT1は30nm、幅W3は2μmとして、電気抵抗を計算している。図3Aの横軸は領域40におけるドーピング濃度を表す。縦軸は領域40の電気抵抗を表す。図3Aに示すように、ドーピング濃度が高くなると領域40の電気抵抗は低下する。ドーピング濃度が2×1020cm-3以上の場合、電気抵抗は1000Ω以下になる。ドーピング濃度が8×1020cm-3の場合、電気抵抗は約300Ωになる。
図3Bは電圧と発熱量との関係を例示する図である。横軸は領域40に印加される電圧を表す。縦軸は領域40の発熱量を表す。領域40の形状およびサイズは図3Aのシミュレーションに用いたものと同じである。図3Bの実線の例では領域40の電気抵抗が300Ωである。点線の例では電気抵抗が500Ωである。破線の例では電気抵抗が1000Ωである。同一の電圧においては、電気抵抗が低いほど、領域40に流れる電流が増加し、発熱量も増加する。電圧を高くすると発熱量は増加する。発熱量は電圧の二乗に比例する。
(製造方法)
図4Aから図9Cは半導体光素子100の製造方法を例示する図であり、図2Aから図2Cに対応した平面図および断面図である。図1に示す利得部30は、基板10とは別のウェハから製造される。
図4Aから図4Cに示すように、基板10のSi層16に例えばドライエッチングを行うことで、凹部25を形成する。ドライエッチングはSi層16の途中まで進み、凹部25の底面(Si層16の面)が形成される。Si層16のうちドライエッチングされない部分は光導波路20およびテラス27となる。
図5Aから図5Cに示すように、Si層16の上面にレジスト50を形成する。レジストパターニングを行い、レジスト50に開口部50aを形成する。開口部50aは凹部25の上に位置し、レジスト50を貫通する。開口部50aから凹部25の底面が露出する。
図6Aから図6Cに示すように、凹部25の底面にイオンを注入することで、領域40を形成する。イオンはホウ素(B)イオンおよびリン(P)イオンなどである。イオンが注入される深さは例えば30nmである。凹部25の底面からSi層16とボックス層14との界面までイオンが注入され、領域40が形成される。領域40は、Si層16の領域40以外の部分に比べて高いドーピング濃度を有し、低い電気抵抗を有する。Si層16のうちレジスト50で覆われた部分にはイオンが注入されない。すなわち、領域40はドーピングされた部分である。Si層16のうち領域40以外の部分には意図的なドーピングが行われない。イオン注入の後、レジスト50は除去される。
基板10のSi層16の表面および利得部30の下面を、プラズマ照射などで活性化する。利得部30をSi層16に接触させ、加圧することで、図1に示した利得部30を基板10に接合する。エッチングなどにより利得部30にメサおよびテーパ部31を形成する。
図7Aおよび図7Cに示すように、例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Depostion、化学気相成長法)法などにより、クラッド層32を形成する。クラッド層32は凹部25の内側を埋め、光導波路20の上面および側面を覆う。図7Bに示すように、領域40の接続部42を含む断面において、クラッド層32は光導波路20の上面および側面を覆う。領域40の接続部42を含む断面において、凹部25の途中からテラス27の途中までの範囲には、クラッド層32は形成されない。領域40の一部(接続部42)はクラッド層32から露出する。利得部30の上にもクラッド層32は形成されない。
図8Aから図8Cに示すように、基板10およびクラッド層32の上にレジスト52を設ける。レジストパターニングを行い、レジスト52に開口部52aを形成する。開口部52aは領域40の接続部42の上に位置し、レジスト52を貫通する。開口部52aから領域40の接続部42が露出する。
図9Aおよび図9Bに示すように、例えば真空蒸着およびリフトオフにより、接続部42に電極44を形成する。レジスト52を除去する。電極44と接続されるパッド45をSi層16に形成する(図2Aおよび図2B参照)。利得部30に接続される電極も真空蒸着などで形成する。以上の工程で半導体光素子100が形成される。
第1実施形態によれば、基板10のSi層16は光導波路20および領域40を有する。領域40は凹部25に設けられ、光導波路20に比べて高いドーピング濃度を有する。領域40の電気抵抗は光導波路20の電気抵抗よりも低い。電極44から領域40に電流を流すことで、領域40にジュール熱が発生する。つまり領域40がヒータとして機能する。領域40で発生する熱が光導波路20に伝わることで、光導波路20の温度が変化し、屈折率も変化する。光導波路20の屈折率が変化することで、光導波路20を伝搬する光の位相が変化し、光の波長が変化する。光の波長を制御することが可能であり、かつ消費電力を抑制することができる。
図2Cに示すように、クラッド層32はSi層16の上に設けられ、光導波路20および凹部25を覆う。クラッド層32は例えばSiOで形成され、Si層16より低い屈折率を有する。クラッド層32を設けることで光導波路20に光を閉じ込め、損失を抑制することができる。一方、クラッド層32の熱伝導率はSi層16よりも低い。金属のヒータをクラッド層32の上に設けると、ヒータからの熱が光導波路20に伝わりにくい。クラッド層32上のヒータを用いて光導波路20の温度変化を行うには、ヒータを高温に加熱する。このためヒータの消費電力が増大する。高温環境での信頼性が低下する恐れもある。
第1実施形態によれば、Si層16の領域40がヒータとして機能する。Si層16の熱伝導率はクラッド層32の熱伝導率の約100倍である。領域40から光導波路20に熱が伝わりやすい。このため消費電力を抑制することができる。Si層16の熱伝導率が高いため、金属のヒータに比べて領域40を高温に加熱しなくてよい。高温環境での信頼性が向上する。
図2Aに示すように、凹部25は光導波路20の両側に設けられ、領域40も光導波路20の両側に設けられる。光導波路20の両側に領域40が設けられることで、2つの領域40から効率的に熱が伝わる。光導波路20の温度変化を効率的に行うことができる。領域40は光導波路20の左側および右側のうち一方に設けられ、もう一方には設けられなくてもよい。つまり、領域40は光導波路20の両側のうち少なくとも一方に設けられてもよい。
図6Aから図6Cに示すように、Si層16にイオンを注入して領域40を形成することができるため、領域40を製造するための工程が簡単である。
領域40のドーピング濃度は例えば2×1020cm-3以上、1×1022cm-3以下でもよい。領域40の電気抵抗は1000Ω以下、数十Ω以上となる。領域40に電流が流れ、発熱する。発熱量を増加させるためには領域40のドーピング濃度を高め、電気抵抗を下げればよい。例えば、領域40のドーピング濃度を8×1020cm-3、電気抵抗を300Ωとする。電気抵抗を適切な値とすることで、領域40に電流が流れやすくなる。電流が流れることで、領域40が発熱する。
光導波路20と領域40との距離L2が小さくなると、領域40から光導波路20に熱が伝わりやすくなる。領域40のキャリア密度は、Si層16の領域40以外の部分に比べて高い。距離L2が小さくなると、光が領域40のキャリアに吸収されやすくなる。距離L2を大きくすると、光の吸収は抑制される。領域40がn型イオンでドーピングされ、領域40の電気抵抗が300Ω、距離L2=100nmのとき、光の損失は0.001dB/cmである。L2=100nmで光の損失は低く抑えることができる。距離L2を100nm以上とすることで、光の損失を抑制することができる。
図1に示すように、領域40は光導波路20の部分23、リング共振器26および28の近傍に設けられる。光導波路20の部分23の屈折率が変化する。リング共振器26および28の屈折率が変化する。光の波長を調整することができる。領域40は基板10の上記以外の位置に設けられてもよい。
領域40は接続部42を有する。接続部42は光導波路20とは反対に位置し、電極44が接続される。電極44を通じて領域40に電流を流すことで、領域40が発熱する。接続部42は光導波路20から離れる方向に延伸するため、電極44は光導波路20から離間する。金属の電極44による光の吸収を抑制することができる。
<第2実施形態>
図10Aは第2実施形態に係る半導体光素子200を例示する平面図である。図10Bは図10Aの線C-Cに沿った断面図である。第1実施形態と同じ構成については説明を省略する。
図10Aおよび図10Bに示すように、基板10に光導波路20が設けられている。光導波路20は直線状であり、基板10の1つの端部から反対の端部までX軸方向に延伸する。光導波路20は、X軸方向の中央部に回折格子55を有する。Si層16の上面に周期的に設けられた凹凸が回折格子55として機能する。回折格子55の上に利得部30が接合されている。半導体光素子200は、分布帰還型(DFB:Distributed Feedback)レーザ素子である。
光導波路20の両側に凹部25が設けられている。凹部25の外側にテラス27が設けられている。2つの凹部25の底面に領域40が設けられている。領域40は、利得部30および回折格子55の両側に位置している。クラッド層32は、利得部30の上、電極44およびパッド45の近傍には設けられていないが、光導波路20および凹部25の上に設けられている。
利得部30はクラッド層60、活性層62、クラッド層64およびコンタクト層66を有する。クラッド層60は基板10のSi層16の上面に接合されている。クラッド層60の上に活性層62、クラッド層64およびコンタクト層66がこの順番で積層されている。クラッド層60および活性層62は、光導波路20、凹部25、テラス27の上に設けられている。利得部30はメサ67を有する。メサ67はクラッド層64およびコンタクト層66で形成されている。メサ67は、クラッド層60および活性層62よりも小さな幅を有し、光導波路20および凹部25の上に位置する。
利得部30は絶縁膜61に覆われる。絶縁膜61はメサ67から離間した位置に開口部を有し、メサ67の上に盛開口部を有する。電極34は、メサ67から離間した位置に設けられ、クラッド層60に電気的に接続される。電極36は、メサ67の上に位置し、コンタクト層66に電気的に接続される。
クラッド層60は例えばn型インジウムリン(n-InP)で形成されている。クラッド層64は例えばp-InPで形成されている。コンタクト層66は例えばp型のインジウムガリウム砒素(p-InGaAs)などで形成されている。活性層62は多重量子井戸構造(MQW:Multi Quantum Well)を有し、複数の井戸層および複数のバリア層を含む。井戸層およびバリア層は、例えばアンドープのガリウムインジウム砒素(i-GaInAs)で形成される。
図10Aおよび図10Bに示すように、凹部25の底面には高ドープの領域40が設けられている。図10Bに示す断面では、光導波路20の上面はクラッド層60の下面に接触している。図10Aに示すように光導波路20は、利得部30に重なる部分に回折格子55を有する。
電極34および電極36に電圧印加することで、利得部30に電流を流す。キャリアの注入によって、利得部30は発光する。光の発振波長は回折格子55によって決まる。光の波長を変化させる場合、パッド45および電極44を用いて、領域40に電圧を印加する。電流が流れると領域40にジュール熱が発生する。熱は領域40から回折格子55に伝わり、回折格子55の温度を変化させる。温度変化によって回折格子55の屈折率が変化する。屈折率の変化により光の発振波長を調整することができる。
(製造方法)
図11Aから図16Bは半導体光素子200の製造方法を例示する図であり、図10Aおよび図10Bに対応した平面図および断面図である。図11Aおよび図11Bに示すように、基板10のSi層16にドライエッチングを行い凹部25および回折格子55を形成する。
図12Aおよび図12Bに示すように、Si層16の上面にレジスト70を形成する。レジスト70は凹部25の上に開口部70aを有する。イオン注入を行い、凹部25の底面に領域40を形成する。イオン注入の後、レジスト70は除去する。
図13Aおよび図13Bに示すように、利得部30を接合する。利得部30のクラッド層60の下面、およびSi層16の上面を、プラズマ照射によって活性化する。クラッド層60とSi層16とを接触させることで、利得部30をSi層16に接合する。
図14Aおよび図14Bに示すように、例えばドライエッチングなどで利得部30にメサ67を形成する。図15Aおよび図15Bに示すように、例えばプラズマCVD法などにより、利得部30の表面に絶縁膜61を形成する。Si層16の上面にクラッド層32を形成する。絶縁膜61とクラッド層32とは同じ材料で形成されてもよく、単一の工程で同時に形成されてもよい。
図16Aおよび図16Bに示すように、真空蒸着などで、領域40の上面に電極44を形成する。絶縁膜61にエッチングなどで開口部を形成する。当該開口部に、真空蒸着などで、電極34および電極36を形成する。メッキ処理などによって、パッド45を形成する。以上の工程で半導体光素子200が形成される。
第2実施形態によれば、基板10のSi層16は領域40を有する。領域40で発生する熱によって、回折格子55の温度を変化させ、屈折率を変化させることができる。回折格子55の屈折率が変化することで、光導波路20を伝搬する光の位相が変化し、光の波長を変化させることができる。Si層16に領域40を設けることで、金属のヒータに比べて消費電力を低減することができる。
図10Aに示すように、凹部25は回折格子55の両側に設けられ、領域40も回折格子55の両側に設けられる。回折格子55の両側に領域40が設けられることで、2つの領域40から効率的に熱が伝わる。温度変化を効率的に行うことができる。領域40は回折格子55の両側のうち少なくとも一方に設けられてもよい。
回折格子55の上に利得部30が接合される。このため、回折格子55の近傍に金属のヒータを設けることは難しい。第2実施形態によれば、凹部25のうち回折格子55の近傍の部分に領域40を設ける。領域40で発生する熱によって回折格子55の温度を変化させることができる。基板10が回折格子55とリング共振器とを有してもよい。回折格子55の近傍およびリング共振器の近傍に領域40を設けてもよい。
以上、本開示の実施形態について詳述したが、本開示は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本開示の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10、12 基板
10a、10b、20a 端部
14 ボックス層
16 Si層
20 光導波路
21、31 テーパ部
22、24 ループミラー
23 部分
25 凹部
26、28 リング共振器
27 テラス
30 利得部
34、36、44 電極
45 パッド
32、60、64 クラッド層
40 領域
42 接続部
50、52、70 レジスト
50a、52a、70a 開口部
55 回折格子
61 絶縁膜
62 活性層
66 コンタクト層
67 メサ
100、200 半導体光素子

Claims (10)

  1. 光導波路および凹部を有する基板と、
    前記基板の上面であって前記光導波路の上に接合され、光学利得を有する利得部と、
    電極と、を具備し、
    前記基板はシリコン層を有し、
    前記シリコン層は前記光導波路および前記凹部を有し、
    前記凹部は前記光導波路に隣接し、
    前記シリコン層のうち第1領域は、前記凹部の底面に設けられ、前記光導波路に比べて高いドーパント濃度を有し、
    前記電極は前記第1領域に電気的に接続されている半導体光素子。
  2. 前記シリコン層の上に設けられ、前記光導波路および前記凹部を覆う絶縁膜を具備する請求項1に記載の半導体光素子。
  3. 前記光導波路の両側に前記凹部が設けられ、
    前記第1領域は、前記光導波路の両側の前記凹部のそれぞれに設けられる請求項1または請求項2に記載の半導体光素子。
  4. 前記第1領域のドーピング濃度は、2×1020cm-3以上、1×1022cm-3以下である請求項1または請求項2に記載の半導体光素子。
  5. 前記第1領域の電気抵抗は1000Ω以下である請求項1または請求項2に記載の半導体光素子。
  6. 前記光導波路と前記第1領域との間の距離は100nm以上である請求項1または請求項2に記載の半導体光素子。
  7. 前記光導波路はリング共振器を形成し、
    前記凹部のうち前記リング共振器に隣接する部分に前記第1領域が設けられる請求項1または請求項2に記載の半導体光素子。
  8. 前記光導波路のうち前記利得部が接合される部分には、回折格子が設けられ、
    前記第1領域は、前記凹部のうち前記回折格子に沿う部分に設けられる請求項1または請求項2に記載の半導体光素子。
  9. 前記第1領域は接続部を有し、
    前記接続部は前記光導波路とは反対に位置し、
    前記電極は前記接続部に接続されている請求項1または請求項2に記載の半導体光素子。
  10. 光導波路および前記光導波路に隣接する凹部を有する基板のうち、前記凹部の底面に第1領域を形成する工程と、
    前記基板の上面であって前記光導波路の上に、光学利得を有する利得部を接合する工程と、
    前記第1領域に接続される電極を形成する工程と、を有し、
    前記基板はシリコン層を有し、
    前記シリコン層は、前記光導波路、および前記凹部を有し、
    前記第1領域を形成する工程は、前記シリコン層のうち前記凹部の底面にドーピングを行うことで、前記光導波路よりも高いドーパント濃度を有する前記第1領域を形成する工程である半導体光素子の製造方法。

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