JP2024017493A - ダイアフラムポンプ及びそれを備えた液体吐出装置。 - Google Patents

ダイアフラムポンプ及びそれを備えた液体吐出装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】 アクチュエータを複数設けることなく、供給される流体の脈動を低減するダイアフラムポンプ及びそれを備えた液体吐出装置を提供する。【解決手段】 第1の面4及びその裏面の第2の面5を有するアクチュエータ100と、第1の面及び第2の面に接合されるダイアフラム203と、ダイアフラムと面し、第1の面側に形成される第1のポンプ室301aと、ダイアフラムと面し、第2の面側に形成される第2のポンプ室301bと、を有し、ダイアフラムの変形により、第1のポンプ室及び第2のポンプ室の容積を変化させることで流体を流動させるダイアフラムポンプ1において、ダイアフラムが第1のポンプ室の方向に凸状に変位すると、第2のポンプ室に流体が流入し第1のポンプ室から流体が流出し、ダイアフラムが第2のポンプ室の方向に凸状に変位すると、第1のポンプ室に流体が流入し第2のポンプ室から流体が流出することを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本発明は、ダイアフラムポンプ及びそれを備えた液体吐出装置に関する。
印刷機器のインク供給等の技術分野においては、高い精度で定量の液体を圧送する小型ポンプが用いられている。そのような小型ポンプとしては、いわゆるダイアフラムポンプが知られている。
ダイアフラムポンプは一般に、入力されたエネルギーを物理的な運動へと変換するアクチュエータと、アクチュエータの変形に伴って変形するダイアフラムと、ダイアフラムの変形に伴って変形するポンプ室とを備えている。ダイアフラムポンプではダイアフラムの変形に伴って、ポンプ室の容積が連続的に拡大と縮小を繰り返す。このとき、ポンプ室の圧力は減少または増加するため、ポンプの外部からポンプ室への流体の流入と、ポンプの外部への流体の流出を繰り返す。また、ダイアフラムポンプでは、流体がポンプ室に流入する流入口及び液体がポンプ室から流出する流出口に逆止弁を配置することで,一方通行の流れを作っている。この状態でダイアフラムを繰り返し動作させることにより、ポンプとして流体の吸入と排出が可能となる。
ただし、1サイクルで考えると、流体の吸入時にはポンプからの流体の排出は停止し、流体の排出時にはポンプへの流体の吸入は停止する。このため、ダイアフラムポンプにより供給される流体は脈動が起こるという課題がある。
この課題を解決するために特許文献1では、ポンプ室内をメインポンプ室及びサブポンプ室に分け、各ポンプ室をメインアクチュエータ及びサブアクチュエータにより変動させ、液体を均一に供給するダイアフラムポンプが開示されている。
特開2019-112992号公報
しかしながら、特許文献1のダイアフラムポンプでは、メインポンプ室及びサブポンプ室毎にアクチュエータを設ける必要が存在するため、装置が複雑化し、コストが増加する。
本発明は、上記課題を鑑み、比較的簡易な構成で、供給される流体の脈動を低減するダイアフラムポンプ及びそれを備えた液体吐出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、第1の面及びその裏面の第2の面を有するアクチュエータと、前記第1の面及び前記第2の面に接合されるダイアフラムと、前記ダイアフラムと面し、前記第1の面側に形成される第1のポンプ室と、前記ダイアフラムと面し、前記第2の面側に形成される第2のポンプ室と、を有し、前記ダイアフラムの変形により、前記第1のポンプ室及び前記第2のポンプ室の容積を変化させることで流体を流動させるダイアフラムポンプにおいて、前記ダイアフラムが前記第1のポンプ室の方向に凸状に変位すると、前記第2のポンプ室が拡張するとともに前記第1のポンプ室が収縮することで、前記第2のポンプ室に流体が流入し前記第1のポンプ室から流体が流出し、前記ダイアフラムが前記第2のポンプ室の方向に凸状に変位すると、前記第1のポンプ室が拡張するとともに前記第2のポンプ室が収縮することで、前記第1のポンプ室に流体が流入し前記第2のポンプ室から流体が流出することを特徴とする。
本発明によれば、比較的簡易な構成で、供給される流体の脈動を低減するダイアフラムポンプ及びそれを備えた液体吐出装置を提供することができる。
ダイアフラムポンプの外観斜視図。 図1のA-A′線における断面図。 第1のポンプ単体の断面図。 第1のポンプ単体の上面図。 第1のポンプ単体の下面図。 第1のポンプ単体の分解図 圧電素子の伸縮時におけるダイアフラム挙動模式図。 第2のポンプ室側にダイアフラムが湾曲した際における流体流れの模式図 第1のポンプ室側にダイアフラムが湾曲した際における流体流れの模式図。 第1のポンプ単体時における流出流量と時間の関係図。 本発明のダイアフラムポンプにおける流出流量と時間の関係図。 ダイアフラムポンプの配管接続模式図。 ダイアフラムポンプを液体吐出装置に接続した際の配管接続模式図。 ダイアフラムポンプを循環型の液体吐出装置に接続した際の配管接続模式図。 第2の実施形態におけるダイアフラムポンプの断面図
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。尚、以下の実施形態は本発明事項を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。尚、同一の構成要素には同一の参照番号を付す。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るダイアフラムポンプ1の外観斜視図である。ダイアフラムポンプの中心を通る図1におけるA-A′線での断面図を図2に示す。ダイアフラムポンプ1は第1の面4及びその裏面の第2の面5を有するアクチュエータ100を備えている。アクチュエータ100は、入力されたエネルギーを物理的な運動へと変換する。アクチュエータ100の第1の面4側には第1のポンプ2、第2の面5側には第2のポンプ3が設けられている。第1のポンプ2及び第2のポンプ3は、締結用ボルト601及び締結用ナット602によりアクチュエータ100を挟むように締結されている。
アクチュエータ100の第1の面4に第1のダイアフラム203aが、第2の面5に第2のダイアフラム203bがそれぞれ接合されている。本実施形態では、第1のダイアフラム203aと第2のダイアフラム203bとは別体となっているが、アクチュエータ100の第1の面4及び第2の面5を覆うように一体となっていても良い。
また、本実施形態において第1のポンプ2と第2のポンプ3は、第1のダイアフラム203a及び第2のダイアフラム203bの厚みが異なる他は実質的に同様の構成となっている。すなわち、一つのダイアフラムポンプと、180°回転させた一つのダイアフラムポンプがアクチュエータ100を挟んで配置された構成となっている。このように本発明は、二つのダイアフラムポンプに対してアクチュエータが一つとなっており、アクチュエータ100の上下面夫々にダイアフラムポンプが接着固定されている。
次に、単体のダイアフラムポンプの構成について第1のポンプ2を例に説明する。図3は、第1のポンプ単体の断面図、図4は第1のポンプ単体の上面図、図5は第1のポンプ単体の下面図、図6は第1のポンプ単体の分解図である。
第1のポンプ2は、アクチュエータ100に接続され、主にダイアフラムボディ200、ポンプボディ300、ジョイントボディ400を有している。以下に各部品の構成について詳述する。
(アクチュエータ構成)
本実施形態では、アクチュエータ100として圧電アクチュエータを例にして説明するが、アクチュエータ100はこれに限られず、入力されたエネルギーを物理的な運動へと変換できるものであればよい。アクチュエータ100は圧電素子101上に上電極102、下電極103が形成されている。上電極102及び下電極103上にはんだ104を介して配線105が接続される。配線105は図示していない制御ユニットに接続され、制御ユニットより所定の周波数の電圧が圧電素子101に上電極102及び下電極103を介して印可される。これにより圧電素子101は伸縮する。本実施形態では、上電極102及び下電極103は銀ペーストから形成されており、厚みは数μm程度であるが、上電極102及び下電極103はこれに限られず、圧電アクチュエータに電位差を与えられれば良い。
アクチュエータ100は、ダイアフラムボディ200に接着剤201を介して固定される。ダイアフラムボディ200は接着剤201を充填する接着用溝202が形成されている。この接着用溝202に接着剤201を充填後、アクチュエータ100を接着用溝202に押し込むことで接着を行う。このときアクチュエータ100の上下面にはんだ104が形成されているため接着剤201は、はんだ104を覆う厚さが必要となる。本実施形態では接着剤201の厚みは約0.7mm程度であり、接着剤材料はエポキシ樹脂剤を用いている。これに限られず接着剤201は、アクチュエータ100とダイアフラムボディ200を固定できれば何れであってもよい。
(ダイアフラムボディ構成)
本実施形態では、ダイアフラムボディ200は樹脂を射出成形して形成される。アクチュエータ100と接する面側には、接着剤201を充填するための接着用溝202が形成されている。ダイアフラムボディ200はこの接着用溝202の底面の厚みが薄くなっており、この部分が第1のダイアフラム203aとして機能する。ダイアフラムは、アクチュエータの振動に伴って変形(振動)し、ポンプ室301の容積を拡大または縮小させるための振動膜である。また、ダイアフラム203は単層または多層のいずれで形成されていてもよい。
尚、アクチュエータ100の第1の面4及び第2の面5にそれぞれ設けられた第1のダイアフラム203a及び第2のダイアフラム203bは厚さが異なる。これらの厚さが異なると、第1のダイアフラム203aと第2のダイアフラム203bの剛性に差が生じる。この剛性の差により、圧電素子101の伸縮時にダイアフラムを所定の方向に湾曲させることが出来る。詳細については後述する。本実施形態では、第1のダイアフラム203aと第2のダイアフラム203bの厚みは、それぞれ0.5mmと0.3mmである。
尚、同様の理由から、第1のダイアフラム203aと第2のダイアフラム203bのように別体となっておらず、ダイアフラムが一体となっている場合であっても、第1の面4と第2の面5と接合されるダイアフラムは剛性に差が生じていることが好ましい。
(ポンプボディ構成)
本実施形態では、ポンプボディ300は樹脂を射出成形して形成される。ポンプボディ300は、ダイアフラムと面し、アクチュエータ100の第1の面側に形成されるポンプ室301aを有している。ポンプ室301aは第1のポンプ室とも称する。尚、第2のポンプ3においては、ダイアフラムと面し、アクチュエータ100の第2の面側に形成されるポンプ室301bを有しており、第2のポンプ室とも称する。尚、ダイアフラムと第1のポンプ室、ダイアフラムと第2のポンプ室は直接的に面している必要はなく、ダイアフラムの変位の振動が第1のポンプ及び第2のポンプに伝わるような構成であればよい。例えば、ダイアフラムとそれぞれのポンプ室の間にフィルムを有していても良い。
ポンプボディ300とダイアフラムボディ200との間にゴムシート500を配置し、締結用ボルト601と締結用ナット602を利用して締結することで、第1のポンプ室301aが形成される。
第1のポンプ室301aに接続する流路としては、ポンプボディ入口流路302、ポンプボディ出口流路303がポンプボディ300を貫通するように形成されている。ポンプボディ300の第1のポンプ室が形成されている面の反対側の面は、ジョイントボディ400と接続される。ポンプボディ300のこちらの面には、逆止弁406aが開閉できるように、入口用逆止弁開閉部304が形成されている。本実施形態では、ポンプボディ300とジョイントボディ400との接続は、レーザー溶着を用いて行う。そのため、ポンプボディ300はレーザーの透過材となる材料から形成されていることが好ましい。
(ジョイントボディ構成)
本実施形態では、ジョイントボディ400は樹脂を射出成形して形成される。ジョイントボディ400はポンプボディ300とレーザー溶着で接続される。そのため、ジョイントボディ400のポンプボディ300と接する面には、溶着用の溶着リブ401が形成されている。ジョイントボディ400がレーザー溶着でポンプボディ300と接続されることで、内部の密閉性が保たれる。ジョイントボディ400は溶着によりポンプボディ300と接続されるため、ジョイントボディ400はレーザーの吸収剤となる材料から形成されていることが好ましい。ジョイントボディ400のポンプボディ300と反対側の面には、配管等を接続するための入口接続部404、出口接続部405が形成されている。
ジョイントボディ400には、流体の流路となるポンプボディ入口流路302、ポンプボディ出口流路303と連通するように、ジョイントボディ400を貫通するジョイントボディ入口流路402、ジョイントボディ出口流路403が形成されている。ジョイントボディ400のうちポンプボディ300と接する面側には、入口流路側の逆止弁406a及び出口流路側の逆止弁406bを配置するための逆止弁配置溝407が形成されている。さらに、ジョイントボディ出口流路403側には、出口用逆止弁開閉部408が形成されている。逆止弁406aは、ポンプボディ300に入口用逆止弁開閉部304が形成されており、入口用逆止弁開閉部304側にのみ開く構成となっている。一方、逆止弁406bは、ジョイントボディ400に出口用逆止弁開閉部408が形成されており、出口用逆止弁開閉部408側にのみ開く構成となっている。
ここで、第1のポンプ室301aに流体を流入する部分、すなわち、ポンプボディ入口流路302、入口用逆止弁開閉部304、逆止弁配置溝407、ジョイントボディ入口流路402を合わせて第1の流入口と称する。また、第1のポンプ室301aから液体を流出する部分、すなわち、ポンプボディ出口流路303、逆止弁配置溝407、出口用逆止弁開閉部408、ジョイントボディ出口流路403を合わせて第1の流出口と称する。尚、第1の流入口及び第1の流出口は各構成要素全てを含んでいる必要はなく、それぞれ第1のポンプ室に流体を流入する部分と第1のポンプ室から流体を流出する部分を称している。また、第1の流入口を開閉する逆止弁406aを第1の逆止弁、第1の流出口を開閉する逆止弁406bを第2の逆止弁とも称する。
第2のポンプにおいても同様であり、第2のポンプ室301bに流体を流入する部分を第2の流入口、第2のポンプ室301bから流体を流出する部分を第2の流出口と称する。また、第2の流入口を開閉する逆止弁を第3の逆止弁、第2の流出口を開閉する逆止弁を第4の逆止弁と称する。第1、第2の流入口と第1、第2の流出口の流体の流れについて、及びそれぞれの逆止弁の働きについては後に詳述する。
(第1のポンプと第2のポンプの配置)
本実施形態では、上述した第1のポンプと実質的に同様の構成の第2のポンプが、アクチュエータ100を挟んで180°回転した状態で配置された構成となっている。換言すれば、第1の流入口と第2の流出口は、アクチュエータ100を挟んで対向する位置に形成され、第1の流出口と第2の流入口は、アクチュエータ100を挟んで対向する位置に形成されている。すなわち、第1のポンプ2と第2のポンプ3は、アクチュエータ100を共有している。第1のポンプ2は、アクチュエータ100の下電極103側に接着剤201を介してダイアフラムボディ200が固定されることで形成される。同様に、第2のポンプ3は、アクチュエータ100の上電極102側に接着剤201を介してダイアフラムボディ200と固定されることで形成される。第1のポンプ2と第2のポンプ3の固定に用いる接着剤201は、同じ接着材を使用している。
固定方法としては、先に第1のポンプ側にアクチュエータ100を接着固定しておき、第2のポンプ側の接着用溝202に接着剤201を充填し、反転させてアクチュエータ100に対してダイアフラムボディ200を押し付ける。このとき上下のダイアフラムボディ200がずれないように外側から位置を制御して固定を行う。アクチュエータ100に対して第2のポンプ3のダイアフラムボディ200が固定されたら、ゴムシート500、ポンプボディ300、ジョイントボディ400を反転した形で配置する。このときポンプボディ300、ジョイントボディ400はあらかじめ逆止弁を内部に封入した状態でレーザー溶着を用いて固定しておく。最後に各部に締結用ボルト601を通し、逆側より締結用ナット602を用いて締結を行う。図4に示すように、締結用ボルト601は円周上に4本配置される。各締結用ボルト601の締め付けの度合いが異なると、ダイアフラムポンプ1全体がたわみ、本来のポンプ性能が発揮されなくなる。そのため、締結用ボルト601の締め付け力は図示しないトルクレンチを用いて管理する必要がある。
(第1のポンプと第2のポンプの動作説明)
図7(a)及び図7(b)は圧電素子の伸縮時におけるダイアフラムの挙動模式図である。圧電アクチュエータの圧電素子101に交流電圧を印可すると、圧電素子101は周波数に応じて伸縮を繰り返す。ダイアフラムポンプ1は、圧電素子101の伸縮によるダイアフラムの変形により、第1のポンプ室及び第2のポンプ室の容積を変化させることで流体を流動させるものである。ここでは、第1のポンプ2及び第2のポンプ3からなるダイアフラムポンプ1の動作と流体の流れを説明する。
初めに図7(a)のように、圧電素子101が伸びた場合について説明する。圧電素子101は伸びることが出来るのに対して、アクチュエータ100に接合された第1のダイアフラム203aと第2のダイアフラム203bは伸びることが出来ない。そのため、第1のダイアフラム203a及び第2のダイアフラム203bは、圧電素子101に引っ張られて変形する。本実施形態では、第1のダイアフラム203aと第2のダイアフラム203bでは厚さがそれぞれ0.5mmと、0.3mmになっているため剛性が異なる。すなわち、第2のダイアフラム203bの方が変形しやすく、第1のダイアフラム203aは変形しにくい。
したがって、圧電素子101が伸びた場合には、第1のダイアフラム203aに対して、第2のダイアフラム203bより変形する方向、すなわち、第2のポンプ室301bの方向に凸状に変位する。このとき、第1のポンプ室301aが拡張するとともに第2のポンプ室301bが縮小する。
図8に、第2のポンプ室側にダイアフラムが湾曲した際における流体流れの模式図を示す。初めに、第1のポンプ2内の流体の流れを説明する。第1のポンプ室301aが拡張するとともに第2のポンプ室301bが縮小すると、第1のポンプ室301a内の圧力は小さくなる。これにより、第1の流入口を閉じていた第1の逆止弁406aは開き、第1の流出口を閉じていた逆止弁406bは開かない。したがって、第1のポンプ室301aに第1の流入口から流体が流入し、第1の流出口からは流体が流出しない。
次に、第2のポンプ3内の流体の流れを説明する。第1のポンプ室301aが拡張するとともに第2のポンプ室301bが縮小すると、第2のポンプ室301b内の圧力は大きくなる。これにより、第2の流出口を閉じていた第4の逆止弁406dは開き、第2の流入口を閉じていた第3の逆止弁406cは開かない。したがって、第2の流出口を通って第2のポンプ室301bから流体が流出し、第2の流入口からは流体が流入しない。
以上より、ダイアフラムが第2のポンプ室の方向に凸状に変位すると、第1のポンプ室が拡張するとともに第2のポンプ室が収縮することで、第1のポンプ室に流体が流入し第2のポンプ室から流体が流出する。
次に、図7Aの状態から図7Bのように、圧電素子101が縮んだ場合について説明する。圧電素子101が縮むことが出来るのに対して、アクチュエータ100に接合された第1のダイアフラム203a及び第2のダイアフラム203bは縮むことが出来ない。そのため、圧電素子101が縮んだ場合も伸びた場合と同様に、第1のダイアフラム203a及び第2のダイアフラム203bは、圧電素子101に引っ張られ変形する。本実施形態では、第1のダイアフラム203aは第2のダイアフラム203bよりも厚みが大きく、剛性が強いが、圧電素子が図7(a)の状態から図7(b)の状態になる際には、それぞれのダイアフラムに慣性が働く。そのため、初めに圧電素子が伸びた場合に、第2のポンプ室側にダイアフラムが凸状に変位したのに対して、次に圧電素子が縮んだ場合には、第1のポンプ室の方向にダイアフラムが凸状に変位する。このとき、第2のポンプ室301bが拡張するとともに第1のポンプ室301aが縮小する。
図9に、第1のポンプ室側にダイアフラムが湾曲した際における流体流れの模式図を示す。初めに、第1のポンプ2内の流体の流れを説明する。第2のポンプ室301bが拡張するとともに第1のポンプ室301aが収縮すると、第1のポンプ室301a内の圧力は大きくなる。これにより、第1の流入口を開いていた第1の逆止弁406aは閉じ、第1の流出口を閉じていた第2の逆止弁406bは開く。したがって、第1の流入口から第1のポンプ室301aへの流体の流入は中断され、第1の流出口から第1のポンプ室301a内の流体が流出する。
次に、第2のポンプ3内の流体の流れを説明する。第2のポンプ室301bが拡張するとともに第1のポンプ室301aが縮小すると、第2のポンプ室5内の圧力は小さくなる。これにより、第2の流入口を閉じていた第3の逆止弁406cは開き、第2の流出口を開いていた第4の逆止弁406dは閉じる。したがって、第2の流入口を通って第2のポンプ室301bに流体が流入し、第2の流出口から第2のポンプ室301b内の流体の流出は中断される。
以上より、ダイアフラムが第1のポンプ室の方向に凸状に変位すると、第2のポンプ室が拡張するとともに第1のポンプ室が収縮することで、第2のポンプ室に流体が流入し第1のポンプ室から流体が流出する。
次に、流体供給先へダイアフラムポンプ1から流出する流体の流量と時間の関係を説明する。初めに、図10に第1のポンプ単体時の流出流量と時間の関係図を示す。上述したように第1のポンプ2単体の場合、ダイアフラム203aが第1のポンプ室301aを拡張する方向に凸状に変位するとき、第1の流入口を開閉する第1の逆止弁406aは開き、第1の流出口を開閉する第2の逆止弁406bは閉まる。一方、ダイアフラム203aが第1のポンプ室301aを縮小する方向に凸状に変位するとき、第1の流入口を開閉する第1の逆止弁406aは閉まり、第1の流出口を開閉する第2の逆止弁406bは開く。したがって、第1のポンプ2に流体が流入するとき、流体の流出は中断され、第1のポンプ2から流体が流出するとき、流体の流入は中断される。そのため、図10のように時間の経過に伴い、第1のポンプ2から流出する流体の流量は脈動する。
図11に本発明のダイアフラムポンプにおける流出流量と時間の関係図を示す。上述したように、ダイアフラムが第2のポンプ室301bの方向に凸状に変位すると、第1のポンプ室301aが拡張するとともに第2のポンプ室が収縮することで、第1のポンプ室から流体は流出せずに、第2のポンプ室から流体が流出する。一方、ダイアフラムが第1のポンプ室301aの方向に凸状に変位すると、第2のポンプ室301bが拡張するとともに第1のポンプ室が収縮することで、第2のポンプ室から流体は流出せずに、第1のポンプ室から流体が流出する。したがって、圧電素子101が伸縮するとき、第1のポンプ2または第2のポンプ3の何れかから流体が流出することになる。換言すると、本発明のダイアフラムポンプ1は、図11のように時間の経過に伴い流出する流量が変化しないため、アクチュエータを複数設ける必要なく、比較的簡易な構成でダイアフラムポンプ1から供給される流体の脈動を低減することが出来る。
(ダイアフラムポンプの接続先)
次に、第1のポンプ2と第2のポンプ3が、流体供給元及び流体供給先とどのように接続されるかを説明する。図12に本発明の実施形態に係るダイアフラムポンプの配管接続構成を説明する模式図を示す。配管接続をわかりやすく説明するために第1のポンプ2と第2のポンプ3とを分離した構成で説明する。流体供給元801は第1のポンプ及び第2のポンプとそれぞれ第1の流入口411及び第2の流入口413を介して接続する。すなわち、流体供給元801から第1の流入口411及び第2の流入口413を介してそれぞれ第1のポンプ2及び第2のポンプ3に流体が流入する。また、第1の流出口412及び第2の流出口414は流体供給先と接続している。すなわち、第1のポンプ2及び第2のポンプ3は、第1の流出口412及び第2の流出口414を介して流体供給先802に流体を流出する。
図13は、ダイアフラムポンプ1を液体吐出装置800に接続した際の配管接続模式図である。図13では、流体供給元が液体を貯留するサブタンク(液体貯留部)803であり、流体供給先が液体を吐出するための液体吐出ヘッド804である。図13では液体吐出装置800は、筐体805の内部に液体吐出ヘッド804及び液体貯留部803を備えているが、液体貯留部は筐体805の内部にあっても外部にあってもよい。本発明のダイアフラムポンプ1は、液体吐出ヘッド804の外部であり、筐体805の内部に設けられている。
ダイアフラムポンプ1は液体貯留部803及び液体吐出ヘッド804と接続している。具体的には、液体吐出装置800は、第1の流入口411と液体貯留部803を接続する第1の流入流路701及び第2の流入口413と液体貯留部803を接続する第2の流入流路703を有している。つまり、液体貯留部803の液体は、第1の流入流路701及び第2の流入流路703を介してそれぞれ第1のポンプ2及び第2のポンプ3に流入する。また、第1のポンプ2及び第2のポンプ3から流出した液体は、それぞれ第1の流出流路702及び第2の流出流路704を介して、液体吐出ヘッド804に供給される。
本発明におけるダイアフラムポンプ1を液体吐出装置800に設けることで、液体吐出ヘッド804に供給される液体のポンプによる脈動を低減することが出来る。
図14は、本発明におけるダイアフラムポンプ1を循環型の液体吐出装置に接続した際の配管接続模式図である。図13と異なる点は、液体吐出ヘッドから吐出されなかった液体を回収する回収流路705を備えている。これにより、液体吐出ヘッド804から吐出されなかった液体は、回収流路705を通って、再びダイアフラムポンプ1に流入する。液体吐出装置800において液体が循環することで、液体の増粘の低減やインクに含まれる顔料の沈降を抑制することが出来る。また液体を吐出する吐出口近傍の領域(圧力室等)を循環することで吐出不良を低減することができる。
図14では、回収流路705は一端が液体吐出ヘッド804と接続され、他端が液体貯留部803と接続しているが、他端の接続先はこれに限られない。すなわち、液体吐出ヘッド804を下流と見たときに、ダイアフラムポンプ1よりも上流に回収流路705の他端が接続されていればよい。例えば、回収流路705の他端は、第1の流入流路701または第2の流入流路703と接続しても良い。
また、液体吐出装置800は、液体を吐出する液体吐出ヘッド804を備える液体吐出ヘッドユニットを有し、液体吐出ヘッドユニットがダイアフラムポンプ1を有する構成となっていてもよい。すなわち、液体吐出ヘッド804とダイアフラムポンプ1が一体構成となって、液体吐出ユニットを形成する構成となってもよい。このような構成の場合、液体吐出ヘッド804とダイアフラムポンプ1の距離を近づけることができ、効率的に液体を循環させることが出来る。また、従来のダイアフラムポンプを液体吐出ヘッド804と一体にした場合には、液体供給量の脈動を抑制するために圧力調整機構を設ける必要があった。一方、本発明のダイアフラムポンプ1は、上述の通り圧力調整機構を設けずとも液体供給量の脈動を抑制できる。これにより、ダイアフラムポンプ1が液体吐出ヘッド804と一体となった液体吐出ヘッドユニットの小型化が可能になるため、本発明はダイアフラムポンプと液体吐出ヘッドが一体となった液体吐出装置に好適である。
また、上述のように、本発明のダイアフラムポンプは液体吐出ヘッドユニットの小型化が可能なため、液体吐出ヘッドユニットを搭載する搭載部(キャリッジ)を有し、搭載部が記録媒体に対して往復移動するいわゆるシリアル型の液体吐出装置により好適である。
以上の構成によれば、本発明のダイアフラムポンプは、圧電素子101が伸縮するときにおいて、第1のポンプ2または第2のポンプ3のいずれかが流体を流出する。したがって、アクチュエータを複数設けることなく、比較的簡易な構成でポンプから供給される流体の脈動を低減することが出来る。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態におけるダイアフラムポンプの構成を説明する。尚、以降の説明においては、主として第1の実施形態と異なる部分のみを説明し、第1の実施形態と同様の部分については説明を省略する。
図15に第2の実施形態におけるダイアフラムポンプの構成を示す。第1の実施形態では、第1のダイアフラムと第2のダイアフラムの厚みを変えることで、各ダイアフラムの剛性を異ならせている。
一方、第2の実施形態では、第1のダイアフラムと第2のダイアフラムの厚みは実質的に同じとし、互いの材質を異ならせることにより剛性に差を設けている。第2の実施形態では、第1のダイアフラムとして厚さ0.2mmの金属板を用いており、第2のダイアフラムとして厚さ0.2mmの樹脂板を用いている。上述のように、第1のダイアフラムと第2のダイアフラムとの剛性に差が生じていると、圧電素子101の伸縮に応じて、所定の方向にダイアフラムを凸状に変位させることができる。ただし、第1のダイアフラムの剛性が大きすぎると、圧電素子101の変位に伴うダイアフラムの変位が小さくなってしまうため、ダイアフラムポンプ1の流体の流入及び流出効率が下がってしまう。そのため、金属板としては黄銅板204が好ましい。黄銅板204の縦弾性係数は100GPaなのに対し、樹脂材の縦弾性係数は材料にもよるが約10GPa以下となるため、黄銅板は金属板として好適である。換言すると、金属板と樹脂材料の組み合わせとしては、剛性が大き過ぎない金属板と、ダイアフラムとなり得る程度の剛性を備える樹脂材料と、を採用することが好ましい。黄銅板204は、ダイアフラムボディ200に設けられた黄銅板接着溝205に充填された接着剤201によって接着固定される。
また、上述した各実施形態における構成を適宜組み合わせた形態も適用可能である
以上、本発明を整理すると、本発明は以下の構成を含むものである。
(構成1)
第1の面及びその裏面の第2の面を有するアクチュエータと、前記第1の面及び前記第2の面に接合されるダイアフラムと、前記ダイアフラムと面し、前記第1の面側に形成される第1のポンプ室と、前記ダイアフラムと面し、前記第2の面側に形成される第2のポンプ室と、を有し、前記ダイアフラムの変形により、前記第1のポンプ室及び前記第2のポンプ室の容積を変化させることで流体を流動させるダイアフラムポンプにおいて、前記ダイアフラムが前記第1のポンプ室の方向に凸状に変位すると、前記第2のポンプ室が拡張するとともに前記第1のポンプ室が収縮することで、前記第2のポンプ室に流体が流入し前記第1のポンプ室から流体が流出し、前記ダイアフラムが前記第2のポンプ室の方向に凸状に変位すると、前記第1のポンプ室が拡張するとともに前記第2のポンプ室が収縮することで、前記第1のポンプ室に流体が流入し前記第2のポンプ室から流体が流出することを特徴とするダイアフラムポンプ。
(構成2)
前記第1のポンプ室に流体を流入する第1の流入口と、前記第1のポンプ室から流体を流出する第1の流出口と、前記第2のポンプ室に流体を流入する第2の流入口と、前記第2のポンプ室から流体を流出する第2の流出口と、を有する構成1に記載のダイアフラムポンプ。
(構成3)
前記第1の流入口を開閉する第1の逆止弁と、前記第1の流出口を開閉する第2の逆止弁と、前記第2の流入口を開閉する第3の逆止弁と、前記第2の流出口を開閉する第4の逆止弁と、を有する構成2に記載のダイアフラムポンプ。
(構成4)
前記ダイアフラムが前記第1のポンプ室の方向に凸状に変位すると、前記第2の逆止弁及び前記第3の逆止弁は開き、且つ前記第1の逆止弁及び前記第4の逆止弁は閉まり、前記ダイアフラムが前記第2のポンプ室の方向に凸状に変位すると、前記第1の逆止弁及び前記第4の逆止弁は開き、且つ前記第2の逆止弁及び前記第3の逆止弁は閉まる構成3に記載のダイアフラムポンプ。
(構成5)
前記ダイアフラムは、前記第1の面に接合される第1のダイアフラムと、前記第2の面に接合される第2のダイアフラムと、を含む構成1乃至4のいずれか1つに記載のダイアフラムポンプ。
(構成6)
前記第1の流入口と前記第2の流出口は、前記アクチュエータを挟んで対向する位置に形成され、前記第1の流出口と前記第2の流入口は、前記アクチュエータを挟んで対向する位置に形成されている構成2乃至4のいずれか1つに記載のダイアフラムポンプ。
(構成7)
前記第1のダイアフラムと前記第2のダイアフラムとは、剛性が異なる構成5に記載のダイアフラムポンプ。
(構成8)
前記第1のダイアフラムと前記第2のダイアフラムとは、厚さが異なる構成5または7に記載のダイアフラムポンプ。
(構成9)
前記第1のダイアフラムと前記第2のダイアフラムとは、材質が異なる構成7または8に記載のダイアフラムポンプ。
(構成10)
前記第1のダイアフラムは金属板で構成され、前記第2のダイアフラムは樹脂板で構成される構成7乃至9のいずれか1つに記載のダイアフラムポンプ。
(構成11)
前記第1のダイアフラムは黄銅板で構成される構成7乃至10のいずれか1つに記載のダイアフラムポンプ。
(構成12)
前記アクチュエータは圧電アクチュエータである構成1乃至11のいずれか1つに記載のダイアフラムポンプ。
(構成13)
液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドを内部に備える筐体と、液体を貯留する液体貯留部と、前記液体吐出ヘッドの外部であり、前記筐体の内部に設けられた構成2乃至4のいずれか1つに記載のダイアフラムポンプと、を有することを特徴とする液体吐出装置。
(構成14)
前記第1の流入口と前記液体貯留部を接続する第1の流入流路と、前記第2の流入口と前記液体貯留部を接続する第2の流入流路と、前記第1の流出口から前記液体吐出ヘッドに液体を流出する第1の流出流路と、前記第2の流出口から前記液体吐出ヘッドに液体を流出する第2の流出流路と、をさらに有する構成13に記載の液体吐出装置。
(構成15)
前記液体吐出ヘッドから吐出されなかった液体を回収する回収流路をさらに有する構成13または14に記載の液体吐出装置。
(構成16)
液体を吐出する液体吐出ヘッドを備える液体吐出ヘッドユニットを有する液体吐出装置であって、前記液体吐出ヘッドユニットは、構成2乃至4のいずれか1つに記載のダイアフラムポンプを有することを特徴とする液体吐出装置。
(構成17)
前記第1の流出口及び前記第2の流出口は液体吐出ヘッドに液体を流出し、
前記第1の流入口及び前記第2の流入口は前記液体吐出ヘッドから液体を流入する構成16に記載の液体吐出装置。
(構成18)
前記液体吐出ヘッドユニットを搭載する搭載部を有し、前記搭載部は記録媒体に対して往復移動する構成16または17に記載の液体吐出装置。
1 ダイアフラムポンプ
4 第1の面
5 第2の面
100 アクチュエータ
203 ダイアフラム
203a 第1のダイアフラム
203b 第2のダイアフラム
301 ポンプ室
301a ポンプ室(第1のポンプ室)
301b ポンプ室(第2のポンプ室)
406 逆止弁
406a 第1の逆止弁
406b 第2の逆止弁
406c 第3の逆止弁
406d 第4の逆止弁

Claims (18)

  1. 第1の面及びその裏面の第2の面を有するアクチュエータと、
    前記第1の面及び前記第2の面に接合されるダイアフラムと、
    前記ダイアフラムと面し、前記第1の面側に形成される第1のポンプ室と、
    前記ダイアフラムと面し、前記第2の面側に形成される第2のポンプ室と、を有し、
    前記ダイアフラムの変形により、前記第1のポンプ室及び前記第2のポンプ室の容積を変化させることで流体を流動させるダイアフラムポンプにおいて、
    前記ダイアフラムが前記第1のポンプ室の方向に凸状に変位すると、前記第2のポンプ室が拡張するとともに前記第1のポンプ室が収縮することで、前記第2のポンプ室に流体が流入し前記第1のポンプ室から流体が流出し、
    前記ダイアフラムが前記第2のポンプ室の方向に凸状に変位すると、前記第1のポンプ室が拡張するとともに前記第2のポンプ室が収縮することで、前記第1のポンプ室に流体が流入し前記第2のポンプ室から流体が流出することを特徴とするダイアフラムポンプ。
  2. 前記第1のポンプ室に流体を流入する第1の流入口と、
    前記第1のポンプ室から流体を流出する第1の流出口と、
    前記第2のポンプ室に流体を流入する第2の流入口と、
    前記第2のポンプ室から流体を流出する第2の流出口と、
    を有する請求項1に記載のダイアフラムポンプ。
  3. 前記第1の流入口を開閉する第1の逆止弁と、
    前記第1の流出口を開閉する第2の逆止弁と、
    前記第2の流入口を開閉する第3の逆止弁と、
    前記第2の流出口を開閉する第4の逆止弁と、
    を有する請求項2に記載のダイアフラムポンプ。
  4. 前記ダイアフラムが前記第1のポンプ室の方向に凸状に変位すると、前記第2の逆止弁及び前記第3の逆止弁は開き、且つ前記第1の逆止弁及び前記第4の逆止弁は閉まり、
    前記ダイアフラムが前記第2のポンプ室の方向に凸状に変位すると、前記第1の逆止弁及び前記第4の逆止弁は開き、且つ前記第2の逆止弁及び前記第3の逆止弁は閉まる請求項3に記載のダイアフラムポンプ。
  5. 前記ダイアフラムは、前記第1の面に接合される第1のダイアフラムと、前記第2の面に接合される第2のダイアフラムと、を含む請求項1に記載のダイアフラムポンプ。
  6. 前記第1の流入口と前記第2の流出口は、前記アクチュエータを挟んで対向する位置に形成され、
    前記第1の流出口と前記第2の流入口は、前記アクチュエータを挟んで対向する位置に形成されている請求項2に記載のダイアフラムポンプ。
  7. 前記第1のダイアフラムと前記第2のダイアフラムとは剛性が異なる請求項5に記載のダイアフラムポンプ。
  8. 前記第1のダイアフラムと前記第2のダイアフラムとは厚さが異なる請求項7に記載のダイアフラムポンプ。
  9. 前記第1のダイアフラムと前記第2のダイアフラムとは材質が異なる請求項7に記載のダイアフラムポンプ。
  10. 前記第1のダイアフラムは金属板で構成され、
    前記第2のダイアフラムは樹脂板で構成される請求項9に記載のダイアフラムポンプ。
  11. 前記第1のダイアフラムは黄銅板で構成される請求項10に記載のダイアフラムポンプ。
  12. 前記アクチュエータは圧電アクチュエータである請求項1に記載のダイアフラムポンプ。
  13. 液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを内部に備える筐体と、
    液体を貯留する液体貯留部と、
    前記液体吐出ヘッドの外部であり、前記筐体の内部に設けられた請求項2に記載のダイアフラムポンプと、を有することを特徴とする液体吐出装置。
  14. 前記第1の流入口と前記液体貯留部を接続する第1の流入流路と、
    前記第2の流入口と前記液体貯留部を接続する第2の流入流路と、
    前記第1の流出口から前記液体吐出ヘッドに液体を流出する第1の流出流路と、
    前記第2の流出口から前記液体吐出ヘッドに液体を流出する第2の流出流路と、
    をさらに有する請求項13に記載の液体吐出装置。
  15. 前記液体吐出ヘッドから吐出されなかった液体を回収する回収流路をさらに有する請求項13または14に記載の液体吐出装置。
  16. 液体を吐出する液体吐出ヘッドを備える液体吐出ヘッドユニットを有する液体吐出装置であって、
    前記液体吐出ヘッドユニットは請求項2に記載のダイアフラムポンプを有することを特徴とする液体吐出装置。
  17. 前記第1の流出口及び前記第2の流出口は液体吐出ヘッドに液体を流出し、
    前記第1の流入口及び前記第2の流入口は前記液体吐出ヘッドから液体を流入する請求項16に記載の液体吐出装置。
  18. 前記液体吐出ヘッドユニットを搭載する搭載部を有し、
    前記搭載部は記録媒体に対して往復移動する請求項16または17に記載の液体吐出装置。
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