JP2024016532A - コンパクト容器 - Google Patents

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和寿 吉村
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Abstract

Figure 2024016532000001
【課題】塗布具が容器本体から飛び出す不具合を防止し、容器本体に収めた塗布具を容易に取り出すことができ、鏡のサイズを大きくすることができるコンパクト容器を提案する。
【解決手段】コンパクト容器10は、内容物を収容した中皿5と内容物を塗布する塗布具6とを収める容器本体1Aと、容器本体1Aに対して揺動可能であり内面に鏡4を備える蓋体3と、容器本体1Aに対して蓋体3とは別異に揺動可能な中蓋7とを備え、中蓋7は、閉姿勢において塗布具6を覆う中蓋天壁7aと、中蓋天壁7aに設けられて塗布具6を保持する保持部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンパクト容器に関する。
例えば化粧料とともに塗布具を携帯する際に使用される容器として、塗布具等を収容する容器本体と、容器本体に対して揺動する蓋体とを備えるコンパクト容器が既知である(例えば特許文献1参照)。
ところで特許文献1に示された如きコンパクト容器は、蓋体を勢いよく開いた場合、その反動で塗布具が容器本体から飛び出して落下してしまうことがある。また、塗布具を取り出す際、容器本体の内側に指が入らずに取り出しにくいこともある。
このような問題を解決するものとして、塗布具を固定する着脱部を蓋体の内側に設けたコンパクト容器も知られている(例えば特許文献2参照)。特許文献2のコンパクト容器は、蓋体を閉じるとこの着脱部が塗布具と一体化してそれにより塗布具を固定する。そして蓋体を開くと、蓋体に固定された状態で塗布具を容器本体から取り出すことができる。
特開2005-278823号公報 特開2021-104242号公報
ところでコンパクト容器には一般に、蓋体の内側に鏡が設けられている。ここで特許文献1の如きコンパクト容器は、蓋体の内側の全面に亘って鏡を設けることが可能である。しかし特許文献2の如きコンパクト容器は、蓋体の内側に着脱部を設けているため、鏡はこの着脱部を避けた部位に設けなければならず、その分鏡のサイズを小さくせざるを得ない。
このような点に鑑み、本発明は、塗布具が容器本体から飛び出す不具合を防止するとともに容器本体に収めた塗布具を容易に取り出すことができ、また着脱部を備える従来のものよりも鏡のサイズを大きくすることができるコンパクト容器を提案することを目的とする。
本発明は、
内容物を収容した中皿と該内容物を塗布する塗布具とを収める容器本体と、
前記容器本体に対して揺動可能であり内面に鏡を備える蓋体と、
前記容器本体に対して前記蓋体とは別異に揺動可能な中蓋と、を備え、
前記中蓋は、閉姿勢において前記塗布具を覆う中蓋天壁と、該中蓋天壁に設けられて該塗布具を保持する保持部とを有するコンパクト容器である。
前記保持部は、前記中蓋を閉姿勢にした状態において前記中蓋天壁から前記容器本体の底壁に向けて突出して前記塗布具を挟持する一対の突起部であることが好ましい。
前記中蓋天壁は、前記塗布具と重なる部位に切欠き部を有することが好ましい。
前記容器本体は、載置した前記塗布具を滑動させて該塗布具を所定の場所に位置させる傾斜部を有することが好ましい。
本発明のコンパクト容器によれば、中蓋に設けた保持部によって塗布具を保持することができるため、塗布具が容器本体から飛び出す不具合を防止することができる。また中蓋は容器本体に対して揺動するため、中蓋を開くことによって塗布具を容器本体から取り出すことができる。また保持部は中蓋に設けられているため、着脱部を備える従来のものに比して蓋体に設ける鏡のサイズを大きくすることができる。
本発明に係るコンパクト容器の第一実施形態に関し、蓋体を開いた開蓋姿勢での平面図である。 図1に示したコンパクト容器を蓋体を閉じた閉蓋姿勢で示した図であって、(a)は閉蓋姿勢でのA-Aに沿う断面図であり、(b)は閉蓋姿勢でのB-Bに沿う断面図である。 図1に示したコンパクト容器に関し、(a)は中蓋を開いた状態でのA-Aに沿う断面図であり、(b)は開いた中蓋から塗布具を取り外す状態を示した図である。 本発明に係るコンパクト容器の第二実施形態に関し、蓋体を開いた開蓋姿勢での平面図である。 図4に示したコンパクト容器を閉蓋姿勢で示した図であって、(a)は閉蓋姿勢でのC-Cに沿う断面図であり、(b)は閉蓋姿勢でのD-Dに沿う断面図である。 図4に示した中蓋の斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係るコンパクト容器の一実施形態について説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図面に示した向きで説明することとする。すなわち「上」とは、図2に示すようにコンパクト容器10が水平面に載置される状態において蓋体3が位置する側であり、「下」とは容器本体1Aが位置する側である。また「後」は、図1に示すように切欠き部1cを設けた側であり、「前」とは、その逆側である。また「左」、「右」とは、前方から後方に向かって見る際の左右方向である。
図1~図3は、本発明に係るコンパクト容器の第一実施形態であるコンパクト容器10を示した図である。コンパクト容器10は、容器本体1Aと、軸体2と、蓋体3と、鏡4と、中皿5と、塗布具6と、中蓋7を備えている。
容器本体1Aは、図1、図2に示すように概略的に平面視で矩形状であって有底筒状をなすものであって、平板状の底壁1aと、底壁1aの外縁部に設けられる周壁1bとを備えている。容器本体1Aにおける後側中央には、切欠き部1cが設けられている。切欠き部1cの左右両側には、左右方向に容器本体1Aを貫通する円形の容器側軸孔1dが設けられている。容器側軸孔1dには、円柱状になる軸体2が挿通される。そして容器本体1Aの前側中央には、前方に向けて突出する閉蓋係合部1eが設けられている。
容器本体1Aの周壁1bの内側は、図1、図2に示すように複数の領域に区画されている。本実施形態においては、容器本体1Aの後側に中皿5が収められる中皿収容部1fが設けられ、容器本体1Aの前側に塗布具6が収められる塗布具収容部1gが設けられている。
塗布具収容部1gの左側には、図1、図2(a)に示すように、軸支持部1hが設けられている。また塗布具収容部1gの中央には、傾斜部(前側傾斜部1jと後側傾斜部1k)が設けられている。図2(b)に示すように前側傾斜部1jは、塗布具収容部1gを区画する前側壁から後側に向かって下向きに傾斜していて、後側傾斜部1kは、塗布具収容部1gを区画する後側壁から前側に向かって下向きに傾斜している。本実施形態の前側傾斜部1jと後側傾斜部1kは、図1に示すように対向する配置で設けられていて、対向する前側傾斜部1jと後側傾斜部1kは、左右方向に間隔をあけて合計2組設けられている。
蓋体3は、図2に示すように、これを閉じた際に容器本体1Aの上方を覆う矩形状の蓋体天壁3aと、蓋体天壁3aの外縁部に設けられる蓋体周壁3bとを備えている。蓋体3の後端部には、図1に示すように切欠き部1cに収まる支持部3cが設けられている。支持部3cの左右方向両端部には、軸体2が挿通される円形の蓋体側軸穴3dが設けられている。上述した容器側軸孔1dと蓋体側軸穴3dの何れか一方は、軸体2を保持するものであり、何れか他方は、軸体2に対して摺動するものであって、これにより蓋体3は、容器本体1Aに対して揺動可能に支持されている。なお、容器本体1Aに対して蓋体3を揺動可能に支持する構成は上述したものに限られず、例えば支持部3cの左右方向両端部に円柱状の突起を設け、この突起が容器側軸孔1dに挿入されるものでもよい。
そして図2(b)に示すように蓋体3の前側中央には、後方に向けて突出する蓋体側係合部3eが設けられている。蓋体3を閉じた際、蓋体側係合部3eは閉蓋係合部1eに係合するため、蓋体3を閉蓋姿勢で保持することができる。
鏡4は、図1に示すように平面視で矩形状をなしていて、蓋体天壁3aの内面に対して例えば両面テープや接着剤を用いて固定される。本実施形態の鏡4は、図1に示すように蓋体天壁3aの内面の略全域に亘るサイズである。鏡4は種々のものが採用可能であって、ガラス製のものでもよいし合成樹脂製のものでもよい。
中皿5は、例えば粉体の化粧料を固形化したプレストパウダーの如き内容物を収容するものである。本実施形態の中皿5は、有底筒状であって平面視で矩形状になるものであって、図2(b)に示すように中皿収容部1fに収められる。なお、本実施形態の中皿5は1種類の内容物を収容するものであって内側に仕切は設けられていないが、中皿5は内側に仕切を設けて複数の内容物を収容するものでもよい。また、中皿5は小型のものでもよく、小型の中皿5が中皿収容部1fの内側に複数収まるように構成してもよい。
塗布具6は、中皿5に収容された内容物を塗布する際に使用される。本実施形態の塗布具6は、塗布具6を指で持つ際に使用される把持部6aと、把持部6aの両端部に設けられる2つの塗布部6bを備えている。本実施形態の把持部6aは、図2(b)に示すように横断面形状が扁平状になるように形作られている。より詳細に説明すると、把持部6aの横断面形状は、前後方向の長さに対して上下方向の長さが短くなっていて、上下の外周ラインは緩やかな円弧状であり、前後の外周ラインは直線状であり、四隅の角は円弧状になる角丸矩形状になるように形作られている。また塗布部6bは、本実施形態では例えばスポンジやシリコーンで形成されるチップである。なお塗布部6bはこれに限らず、例えば毛束状になるブラシでもよい。塗布具6は、図示したように塗布具収容部1gに収められる。
中蓋7は、本実施形態では合成樹脂製であって、射出成形等によって形成されている。中蓋7は、平板状になる中蓋天壁7aを備えている。中蓋天壁7aは、図1に示すように中皿収容部1fに収められた中皿5の全域と、塗布具収容部1gに収められた塗布具6の左側部分を覆う形状で形作られている。なお中蓋天壁7aの右前側には切欠き部7bが設けられていて、切欠き部7bを設けたところで塗布具6の右側部分は平面視で露出している。
中蓋天壁7aの左前側における下方には、図2(a)に示すように円柱状の軸部7cが設けられている。軸部7cは、軸支持部1hに揺動可能に支持されるため、容器本体1Aに対して中蓋7を揺動させることができる。
そして中蓋天壁7aの前側には、塗布具6を保持する保持部が設けられている。本実施形態の保持部は、図1、図2に示すように中蓋天壁7aが中皿5と塗布具6を覆う閉姿勢の状態において、中蓋天壁7aの下面から底壁1aに向けて突出する一対の突起部7dにより構成されている。突起部7dは板状であって、下端部は相手側の突起部7dに向かって膨出している。また突起部7d同士の間隔は、把持部6aの前後方向の幅と略同等であって、一対の突起部7dによって把持部6aを挟持することができる。
このような形態になるコンパクト容器10は、図2(b)に示したように蓋体3を閉じると、蓋体側係合部3eが閉蓋係合部1eに係合して蓋体3は閉蓋姿勢で容器本体1Aに保持される。すなわち、塗布具6等を収容した状態のコンパクト容器10を鞄等に入れて持ち運ぶことができるため、例えば外出先でも塗布具6を用いて中皿5に収容した内容物を塗布することができる。また塗布具6は突起部7dで保持されているため、コンパクト容器10を持ち運ぶ際に塗布具収容部1gで移動することがない。すなわち、塗布具6が移動すると、塗布部6bに付着した内容物が塗布具収容部1gを区画する壁部に付着することが懸念されるが、本実施形態では塗布具6が突起部7dで保持されているため、塗布部6bに付着した内容物によって塗布具収容部1gが汚れる不具合が有効に防止できる。またこの状態において、中蓋天壁7aは中皿5を覆っているため、中皿5に収容した内容物の一部が粉状になっている場合でも、この粉状の内容物で鏡4が汚れる不具合を有効に防止することができる。
内容物を塗布するにあたっては、蓋体3の前側に指を押し当ててこれを上方に向けて引き上げる。これにより蓋体3が揺動し、蓋体側係合部3eと閉蓋係合部1eとの係合が外れて蓋体3を開蓋姿勢に変位させることができる。その後は中蓋7の右側に指をかけてこれを引き上げると、図3(a)に示すように中蓋7を開姿勢に変位させることができる。このとき中蓋7は、一対の突起部7dによって塗布具6を保持しているため、中蓋7によって塗布具6を塗布具収容部1gから取り出すことができる。塗布具収容部1gから取り出した塗布具6は、把持部6aを指で摘まんで中蓋7から引き上げることにより、挟持されている一対の突起部7dから取り外すことができる。なお、把持部6aを指で摘まむにあたり、中蓋天壁7aに対して垂直方向から指を近づけると、中蓋天壁7aが邪魔になって指を深く差し込むことができないために把持部6aを安定的に摘まむことが難しいことがある。特に爪を伸ばしている状態では、把持部6aを浅く摘まむことになるため、把持部6aを不安定な状態で摘まむおそれがある。一方、本実施形態の中蓋7は、図3(b)に示すように切欠き部7bを備えているため、切欠き部7bを設けたところでは中蓋天壁7aに対して平行になるように指を近づけることができる。すなわち把持部6aを容易に且つ安定的に摘まむことができるため、中蓋7から塗布具6を取り外す作業が行いやすくなる。
その後は、取り外した塗布具6の塗布部6bを使って、中皿5に収容した内容物を顔等に塗布することができる。ここで鏡4は、図1に示すように蓋体天壁3aの内面の略全域に亘る程度まで大きくすることができ、これにより鏡4に写る部分が広がるため、内容物の塗布が行い易くなる。
内容物を塗布して塗布具6を塗布具収容部1gに収める際、図2(b)に示すように本実施形態においては前側傾斜部1jと後側傾斜部1kを設けているため、塗布具収容部1gにおける図示した所定の場所に塗布具6を収容することができる。例えば塗布具収容部1gにおける前側寄りに塗布具6を載置すると、把持部6aが前側傾斜部1jを滑動して塗布具6は後側に移動する。そして図示したように前側傾斜部1jと後側傾斜部1kに接触する場所で塗布具6は停止する。また塗布具収容部1gにおける後側寄りに塗布具6を載置すると、把持部6aが後側傾斜部1kを滑動して塗布具6は前側に移動し、前側傾斜部1jと後側傾斜部1kに接触する場所で塗布具6は停止する。なお塗布具6が前側傾斜部1jや後側傾斜部1kに載置される際、その向きが図2(b)に示す状態に対して傾いていても(把持部6aが横断面における中心軸回りに回転していて、例えば把持部6aにおける円弧状の下面が後側傾斜部1kに接触するように傾いていても)、滑動した把持部6aが前側傾斜部1jと後側傾斜部1kの両方に接触することで塗布具6の傾きは解消される。すなわち、塗布具6を塗布具収容部1gに収める際は、塗布具6を塗布具収容部1gにおける所定の場所に且つ所定の向きで位置させることができるため、特に注意を払わずに中蓋7を閉じても、一対の突起部7dで把持部6aを保持することができる。
次に、図4~図6を参照しながら本発明に係るコンパクト容器の第二実施形態であるコンパクト容器20について説明する。コンパクト容器20は、容器本体1Bと、軸体2と、蓋体3と、鏡4と、中皿5と、塗布具6と、中蓋27を備えている。なお、以下の説明はコンパクト容器10と相違する部分を中心に行うこととし、共通する部分については図面に同一の符号を付して説明を省略する。
容器本体1Bは、基本的には容器本体1Aの軸支持部1hを省略したものであり、それ以外は容器本体1Aと同様の構成となっている。
中蓋27は、本実施形態ではシート材を所定の形状に成形したシート成形体である。シート成形体としての中蓋27を形成するにあたっては、例えば真空成形(バキュームフォーミング)や圧空成形(プレッシャーフォーミング)等のサーモフォーミング成形を利用することができる。
本実施形態の中蓋27は、平板状であって、図4に示すように中皿収容部1fに収められた中皿5の全域と、塗布具収容部1gに収められた塗布具6の左側部分を覆う形状で形作られた中蓋天壁27aを備えている。中蓋天壁27aの右前側には、平面視で塗布具6の右側部分を露出させる切欠き部27bが設けられている。
そして中蓋天壁27aの前側には、塗布具6を保持する保持部が設けられている。本実施形態の保持部は、図4、図5に示すように中蓋天壁27aが中皿5と塗布具6を覆う閉姿勢の状態において、中蓋天壁27aの下面から底壁1aに向けて突出する一対の突起部27dにより構成されている。突起部27dは、中蓋天壁27aを下向き凹状になるように賦形させて形作られていて、突起部27dの下端部は、相手側の突起部27dに向かって膨出している。また突起部27d同士の間隔は、把持部6aの前後方向の幅と略同等であって、一対の突起部27dによって把持部6aを挟持することができる。
中蓋天壁27aの左側には、図6に示すように中蓋天壁27aに対して下向きに折れ曲がる連結壁27eが設けられていて、連結壁27eの下端部には、連結壁27eに対して右向きに折れ曲がる下壁27fが設けられている。連結壁27eと下壁27fは、中皿5を中皿収容部1fに収容する前に中皿収容部1fへ収められる。そして図4、図5に示すように中皿5を中皿収容部1fに収容した状態において、下壁27fは、中皿5の下側壁と底壁1aの間に位置し、連結壁27eは、中皿5の左側壁と周壁1bの左側壁の間に位置する。すなわち中蓋27は、中皿5を中皿収容部1fに収容した状態において、下壁27fと連結壁27eが容器本体1Bと中皿5によって保持されているため、連結壁27eと中蓋天壁27aとの連結部を起点として、容器本体1Bに対して中蓋天壁27aを揺動させることができる。
このような形態になるコンパクト容器20は、蓋体3を開蓋姿勢に変位させた状態で中蓋天壁27aを引き上げると、一対の突起部27dによって塗布具収容部1gに収容した塗布具6を取り出すことができる。また中蓋天壁27aには切欠き部27bが設けられている。このため、突起部27dによって取り出された塗布具6を、切欠き部27bを設けたところで容易に摘まむことができるため、中蓋27から塗布具6を簡単に取り外すことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、上記の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば上述した実施形態の構成は、適宜追加、削除が可能であり、また一の実施形態の構成を他の実施形態に設けることも可能である。また、上記の実施形態における効果は、本発明から生じる効果を例示したに過ぎず、本発明による効果が上記の効果に限定されることを意味するものではない。
例えば上述した中蓋7、27において、塗布具6を保持する保持部は一対の突起部7d、27dであったが、保持部はこれに限られず、例えば塗布具6に凹部を設け、中蓋7、27にはこの凹部に嵌合する凸部を設けてこの凸部を保持部としてもよい。また塗布具6を所定の場所に位置させる傾斜部は、上述した対向配置で設けられる前側傾斜部1jと後側傾斜部1kに限られず、塗布具収容部1gを区画する後側壁と前側傾斜部1jとによってもこの機能は実現可能であり、塗布具収容部1gを区画する前側壁と後側傾斜部1kとによってもこの機能は実現可能である。また中蓋27を容器本体1Bと中皿5で保持するにあたっては、下壁27fを省略して容器本体1Bと中皿5で連結壁27eを挟持するように構成してもよい。また本実施形態の中蓋7、27は、閉姿勢で中皿5の全域を覆っていたが、中皿5の一部を覆うようにしてもよいし、中皿5を覆わずに塗布具6のみを覆うようにしてもよい。また中蓋27における中蓋天壁27aは薄板状であって強度が比較的小さいため、中蓋天壁27aに対して補強リブとして機能を持つ凹凸を付けてもよい。
1A、1B:容器本体
1a:底壁
1b:周壁
1c:切欠き部
1d:容器側軸孔
1e:閉蓋係合部
1f:中皿収容部
1g:塗布具収容部
1h:軸支持部
1j:前側傾斜部
1k:後側傾斜部
2:軸体
3:蓋体
3a:蓋体天壁
3b:蓋体周壁
3c:支持部
3d:蓋体側軸穴
3e:蓋体側係合部
4:鏡
5:中皿
6:塗布具
6a:把持部
6b:塗布部
7:中蓋
7a:中蓋天壁
7b:切欠き部
7c:軸部
7d:突起部(保持部)
10、20:コンパクト容器
27:中蓋
27a:中蓋天壁
27b:切欠き部
27d:突起部(保持部)
27e:連結壁
27f:下壁

Claims (4)

  1. 内容物を収容した中皿と該内容物を塗布する塗布具とを収める容器本体と、
    前記容器本体に対して揺動可能であり内面に鏡を備える蓋体と、
    前記容器本体に対して前記蓋体とは別異に揺動可能な中蓋と、を備え、
    前記中蓋は、閉姿勢において前記塗布具を覆う中蓋天壁と、該中蓋天壁に設けられて該塗布具を保持する保持部とを有するコンパクト容器。
  2. 前記保持部は、前記中蓋を閉姿勢にした状態において前記中蓋天壁から前記容器本体の底壁に向けて突出して前記塗布具を挟持する一対の突起部である、請求項1に記載のコンパクト容器。
  3. 前記中蓋天壁は、前記塗布具と重なる部位に切欠き部を有する請求項1に記載のコンパクト容器。
  4. 前記容器本体は、載置した前記塗布具を滑動させて該塗布具を所定の場所に位置させる傾斜部を有する請求項1に記載のコンパクト容器。
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