JP2024015291A - ステビアブレンドを含む濃縮物および使用 - Google Patents

ステビアブレンドを含む濃縮物および使用 Download PDF

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Abstract

【課題】飲料シロップ濃縮物に好適な水溶解度を有するステビオール配糖体ブレンドが本明細書で提供される。前記ブレンドから濃縮物を調製する方法もまた提供され、それらは、飲料シロップおよび飲料である。溶解度を改善しステビアブレンドの泡立ちを低減させる方法もまた、提供される。【解決手段】本発明の一態様のステビアブレンドは、(i)reb Mを含む約20wt%~約70wt%未満のステビオール配糖体混合物および(ii)約25wt%~約80wt%のreb Nを含むステビアブレンドであって、前記ブレンドは、reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンドと比べて0.25wt%-0.4wt%で優れた水溶解度を示す、ステビアブレンド。【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年3月14日に出願された米国仮特許出願第62/643,037号および2018年6月1日に出願された米国仮特許出願第62/679,193号に対し優先権を主張する。上述の出願の内容は、それらの全体が、参照により組み込まれる。
発明の分野
本発明は、一般に、飲料シロップ、最終的に、飲料を調製するのに好適なステビオール配糖体、および任意で、モグロシドの濃縮溶液に関する。濃縮溶液から飲料シロップおよび飲料を調製する方法もまた、本明細書で提供される。
ステビアは、ブラジルおよびパラグアイ原産の、キク科(Asteracae(Compositae))ファミリーの多年生低木である、ステビア・レバウディアナ(Bertoni)についての一般名である。ステビアの葉、葉の水性抽出物、およびステビアから単離された精製ステビオール配糖体は、ノンカロリーおよび天然由来の両方として望ましい甘味料として開発されている。ステビア・レバウディアナから単離されたステビオール配糖体は、ステビオシド、レバウジオシドA、レバウジオシドC、ズルコシドA、ルブソシド、ステビオールビオシド、レバウジオシドB、レバウジオシドDおよびレバウジオシドFを含む。
Reb M(レバウジオシドXとも呼ばれる)、(13-[(2-O-β-D-グルコピラノシル-3-O-β-D-グルコピラノシル-β-D-グルコピラノシル)オキシ]entカウラ-16-エン-19-酸-[(2-O-β-D-グルコピラノシル-3-O-β-D-グルコピラノシル-β-D-グルコピラノシル)エステル]がステビア・レバウディアナから単離され、特徴付けられた:
多くのステビオール配糖体がステビア・レバウディアナ中に微量に存在し、Reb Mを含み、これは、葉の約0.05重量%-0.5重量%を表すにすぎない。近年、Reb Mは、飲料用の甘味料として使用できることが見出された。
少なくとも0.25%(%w/w)の濃度が、飲料シロップに有用である。そのような濃度を有するシロップは容易に希釈して飲料にできる。しかしながら、結晶性レバウジオシドM組成物は不十分な水溶解度および飲料配合物中での溶解性質を有する。例えば、重量により、約75-90%レバウジオシドMおよび約25-10%レバウジオシドDを含有する特定結晶性組成物は、室温で0.1-0.15%(%w/w)の濃度を超えて溶解され得ない。
エタノールなどの共溶媒の添加のように、ステビオール配糖体溶液の温度の増加は溶解度を増加させることができる。しかしながら、これらは、シロップ製造プロセスと適合可能な望ましいアプローチではない。
reb M投与スキッド(skid)が、シロップを全強度飲料中に瓶詰め業者段階で配合する時の溶解度問題に対処するために開発されてきたが、そのような機器は高価であり、瓶詰め業者毎に設置しなければならない。
従って、飲料シロップに特有のステビオール配糖体甘味料の濃縮溶液を提供する方法が依然として必要である。
本発明は一般に、関連飲料シロップ濃度(約0.25-0.4wt%)で配合できない不十分な溶解度を有する特定のステビアブレンドの溶解度を改善するための、ある量での、reb N、モグロシドVおよびシアメノシドIの使用に関する。特に、reb N、モグロシドVおよびシアメノシドIの使用は、reb Mを、任意でreb A、reb B、reb D、reb E、reb Oおよびそれらの組み合わせのいずれかと組み合わせて含有するステビアブレンドの溶解度を改善する。本明細書で記載されるreb N、モグロシドVおよびシアメノシドIの使用は溶解度を改善するだけでなく、reb Mおよび/またはRebM80と比べて同様の味覚プロファイルを有するブレンドを提供する。その上、いくつかの実施形態では、本明細書で記載されるreb N、モグロシドVおよびシアメノシドIの使用は泡立ちを低減させる。
本発明はまた一般に、結晶性reb MまたはRebM80単独と比べて、関連飲料シロップ濃度(約0.25-0.4wt%)で優れた水溶解度を示すブレンドに関する。水溶解度の増加は、これらの濃縮物から調製される飲料の製造を可能にし、製造中のスキッド、加熱工程および/または追加の可溶化試薬に対する必要性を排除する。得られた飲料は、reb MまたはRebM80で甘くした飲料と同様の味覚プロファイルを有する。いくつかの実施形態では、濃縮物から調製された飲料シロップは、飲料中に配合される時に、飲料シロップと比べて、少ない泡立ちを示す。
本発明のブレンドは、ダイエット飲料を調製するために飲料シロップを配合するのに必要とされるステビオール配糖体濃度、例えば約0.25wt%~約0.4wt%(最大で約600ppm)を有する濃縮物中に配合できる。濃縮物は、目視検査により透明である。従って、本発明は、水および本発明のブレンドを含む、約0.25wt%~約0.4wt%のステビオール配糖体含量を有する濃縮物を提供する。
本発明はまた、(i)混合物を提供するために本発明のブレンドおよび水を室温で合わせることであって、ブレンドおよび水の両方が、所望のステビオール配糖体濃度/wt%(例えば約2%)を提供するのに必要な量で存在する、合わせること、および(ii)混合物を室温で少なくとも10分間攪拌すること、により調製された、約1wt%~約10wt%のステビオール配糖体含量を含む超濃縮物を提供する。得られた超濃縮物は濁っており、すなわち溶液ではない。
超濃縮物は、飲料シロップに特有の濃度、例えば約0.25-0.4wt%に希釈でき、目視検査による透明な濃縮物を提供する。このプロセスは、加熱、可溶化剤の添加または高価なスキッドなしで実施される。したがって、濃縮物は、(i)超濃縮物を水で所望のステビオール配糖体濃度/wt%(例えば、約0.25wt%)に希釈すること、および、(ii)少なくとも約10分間混合すること、により調製される。
飲料シロップは飲料シロップ材料成分の添加により濃縮物から調製できる。あるいは、濃縮物が飲料シロップである。
本発明の飲料シロップは、瓶詰め施設において見出される典型的な機器を使用して、飲料中に配合できる。飲料を調製する方法は、本発明の飲料シロップをある量の希釈水と混合することを含む。シロップ対水の体積比率は、典型的には約1:3~約1:8である。
特定の実施形態では、本発明の飲料はカロリーが低減された、またはゼロカロリーの炭酸飲料であり、ブレンドは唯一の甘味料である。
100、300および500ppmの総濃度での最終飲料中での、Reb A+MogVブレンドの泡高を示す。XおよびY軸は、それぞれ、各ブレンド中のMogVのパーセンテージおよび泡高(mL)を示す。 100、300および500ppmの総濃度での最終飲料中での、RebM+MogVブレンドの泡高を示す。XおよびY軸は、それぞれ、各ブレンド中のMogVのパーセンテージおよび泡高(mL)を示す。 100、300および500ppmの総濃度での最終飲料中での、Reb A+MogVブレンドの泡が消える時間を示す。XおよびY軸は、それぞれ、各ブレンド中のMogVのパーセンテージおよび泡が消える時間(s)を示す。 100、300および500ppmの総濃度での最終飲料中での、RebM+MogVブレンドの泡が消える時間を示す。XおよびY軸は、それぞれ、各ブレンド中のMogVのパーセンテージおよび泡が消える時間(s)を示す。 100、300および500ppmの総濃度での最終飲料中での、Reb A+シアメノシドIブレンドの泡高を示す。XおよびY軸は、それぞれ、各ブレンド中のシアメノシドIのパーセンテージおよび泡高(mL)を示す。 100、300および500ppmの総濃度での最終飲料中での、RebM+シアメノシドIブレンドの泡高を示す。XおよびY軸は、それぞれ、各ブレンド中のシアメノシドIのパーセンテージおよび泡高(mL)を示す。 100、300および500ppmの総濃度での最終飲料中での、Reb A+シアメノシドIブレンドの泡が消える時間を示す。XおよびY軸は、それぞれ、各ブレンド中のシアメノシドIのパーセンテージおよび泡が消える時間(s)を示す。 100、300および500ppmの総濃度での最終飲料中での、RebM+シアメノシドIブレンドの泡が消える時間を示す。XおよびY軸は、それぞれ、各ブレンド中のシアメノシドIのパーセンテージおよび泡が消える時間(s)を示す。
I.定義
「飲料」は、本明細書では、ヒトの飲食に好適な液体を指す。
「溶液」は、本明細書では、微量成分(溶質)が主成分(溶媒)内に均一に分配される液体混合物を示す。溶液は透明であり、懸濁液または濁った混合物と対照的に、微粒子状物質を含有しない。
「シロップ」または「飲料シロップ」は、本明細書では、流体、典型的には水、が添加されて、レディ・トゥ・ドリンク飲料、または「飲料」を形成する飲料前駆体を指す。典型的には、シロップ対水の体積比率は1:3~1:8、より典型的には、1:4~1:6である。シロップ対水の体積比率はまた、「スロー(throw)」として表される。1:5比率(飲料業界内で一般的に使用される比率である)は、「1+5スロー」として知られている。
「reb Mを含むステビオール配糖体混合物」は、本明細書では、例えば、少なくとも約85重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約95重量%、少なくとも約97重量%またはその間の任意の範囲などの、少なくとも約80重量%のreb Mを含有す
る混合物を指す。
reb Mを含むステビオール配糖体混合物はRebM80であってよい。「RebM80」は、少なくとも80重量%のreb Mを含有するステビオール配糖体混合物を指す(残りの大半はReb DおよびReb Aである)。混合物の総ステビオール配糖体含量は少なくとも95%である。reb Mを含むステビオール配糖体混合物はまた、95%のreb M、すなわち、約95重量%でreb Mを含むステビオール配糖体混合物であってもよい。
「reb Aを含むステビオール配糖体混合物」は、本明細書では、例えば、少なくとも約85重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約95重量%、少なくとも約97重量%またはその間の任意の範囲などの、少なくとも約80重量%のreb Aを含有する混合物を指す。1つの例では、reb Aを含むステビオール配糖体混合物はまた、95%のreb A、すなわち、約95重量%でreb Aを含むステビオール配糖体混合物であってもよい。
II.ブレンド
A.Reb N含有ブレンド
いくつかの実施形態では、本発明のブレンドは、reb Mおよびreb Nを含有する。1つの態様では、ステビオール配糖体ブレンドは、(i)約20wt%~約70wt%未満の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および(ii)約20wt%~約80wt%のreb Nを含む。
ブレンドは、限定はされないが、reb A、reb B、reb C、reb G、reb N、reb D、reb E、reb O、reb J、isorebM、reb Iおよびそれらの組み合わせを含む他のステビオール配糖体をさらに含んでよい。特に指定がない限り、rebの純度は、例えば、少なくとも約95重量%などの、少なくとも約90重量%である。
本発明のブレンドは、reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンド、例えば95%reb MまたはRebM80と比べて、約0.25wt%~約0.4wt%で優れた水溶解度を示す。1つの実施形態では、0.25wt%-0.4wt%での本ブレンドの水溶解度は、reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンドの水溶解度より、例えば、少なくとも約1.7x多い、または少なくとも約2.0x多いなど、少なくとも約1.5x多い。
本発明のブレンドは、reb Nなしのブレンドと比べて、0.25wt%-0.4wt%で優れた水溶解度を示す。1つの実施形態では、本発明のブレンドの溶解度は、0.25wt%-0.4wt%で、reb Nなしのブレンドの水溶解度より、例えば、少なくとも約1.7x多い、または少なくとも約2.0x多いなど、少なくとも約1.5x多い水溶解度を有する。
本発明のブレンドはまた、reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンドと同様の(統計的に差異がない)味覚プロファイルを示す。ブレンドが飲料中に配合されると、本発明のブレンドから調製される飲料は、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、例えば95% reb MまたはRebM80で甘くした対応飲料と同様の味覚プロファイルを有する。例えば、本発明の飲料は、reb Mを含むステビオール配糖体混合物で甘くした対応飲料と同じ属性の1つ以上を有する:甘味、甘味の残味、苦味、甘草香味、食感、時間的プロファイル、甘味の開始、など。これらの属性を決定する方法は当業者によく知られている。
好ましい実施形態では、本発明のブレンドは、(i)シロップ濃度(例えば、約0.25wt%~約0.4wt%)で、reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンド、例えば95%reb MまたはRebM80と比べて、優れた水溶解度を示し、
(ii)飲料中に配合されると、reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンドと比べて、同様の味覚プロファイルを有する。
いくつかの実施形態では、本発明のブレンドはまた、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンド、例えば95%reb MまたはRebM80および/または(ii)reb Aおよび/または(iii)reb Nなしのブレンドと比べて、低減された瓶詰め中の泡立ちを示す。すなわち、ブレンドが、濃縮物または飲料シロップ中に、0.25wt%-0.4wt%で配合され、その後、飲料に希釈されると、本発明のブレンドを含有する濃縮物または飲料シロップから調製された飲料は、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンド、例えば95%reb MまたはRebM80および/または(ii)reb A、および/または、reb Nなしのブレンドで甘くした対応飲料と比べて、低減された泡立ちを示す。
泡立ちは、泡高(試料をビーカーに注ぎ込んだ時のビーカーの周囲全体にわたる均一な泡のレベル)および泡が消える時間(試料が容器の底に到達した時から、泡が消えて、所望の飲料体積レベルを提供する時)の両方により測定できる。泡高および泡が消える時間の両方を決定する方法は当業者に知られている。
本発明のブレンドを含有する濃縮物または飲料シロップから調製される飲料は、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンド、例えば95%reb MまたはRebM80または(ii)reb Aで甘くした対応飲料と比べて、少なくとも約5%少ない、少なくとも約10%少ない、少なくとも約20%少ないまたは少なくとも約40%少ない、泡が消える時間を示す。
泡立ちの低減は、reb Bをかなりの(すなわち、微量ではない)量で含有するブレンドに当てはまらないことに注意すべきである。
本発明のブレンドは、飲料シロップに好適なステビオール配糖体含量、例えば、約0.25wt%~約0.4wt%、例えば、約0.25wt%、約0.30wt%、約0.35wt%または約0.4wt%などを有する水溶液(濃縮物)中に配合できる。
本発明のブレンドは、約70%未満のreb M、約35%未満のreb A、25%未満のreb B、約70%未満のreb N、約20%未満のreb D、約30%未満のrebE、約20%未満のreb O、および約35%未満のreb Jを含む。
本発明のブレンドは、約0.1%~約70%のreb M、約0.1%~約35%のreb A、約0.1%~約25%のreb B、約0.1%~約70%のreb N、約0.1%~約20%のreb D、約0.1%~約30%のrebE、約0.1%~約20%のreb O、および約0.1%~約35%のreb Jを含む。
本発明の1つのジブレンド(diblend)は、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物および(ii)reb Nを含む。より特定的な実施形態では、ジブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物および(ii)reb Nから本質的に構成される。さらにいっそう特定的な実施形態では、ジブレンドは(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物および(ii)reb Nから構成される。
reb Mを含むステビオール配糖体混合物およびreb Nの相対量は、関連飲料シロップ濃度、すなわち約0.25wt%~約0.4wt%での水溶解度に影響する。沈殿または他の溶解度問題なしに、この濃度を達成するには、ジブレンドは、下記を含む:約20wt%~約60wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約40wt%のreb N、例えば、約20wt%~約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約50wt%のreb N;約20wt%~約40wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約60wt%のreb N;約20wt%~約30wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約80%~約70wt%のreb N;約30wt%~約60wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約40wt%のreb N;約30wt%~約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約50wt%のreb N;約30wt%~約40wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約60wt%のreb N;約40wt%~約60wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約40wt%のreb N;約40wt%~約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約50wt%のreb N;ならびに約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約50wt%のreb Nなど。
本発明の1つのトリブレンド(triblend)は、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Aおよび(iii)reb Nを含む。より特定的な実施形態では、トリブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Aおよび(iii)reb Nから本質的に構成される。さらにいっそう特定的な実施形態では、トリブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Aおよび(iii)reb Nから構成される。
reb Mを含むステビオール配糖体混合物、reb Aおよびreb Nの相対量は、関連飲料シロップ濃度、すなわち約0.25wt%~約0.4wt%での水溶解度に影響する。沈殿または他の溶解度問題なしに、この濃度を達成するには、トリブレンドは、約40wt%~約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、約10wt%~約20wt%のreb Aおよび約40wt%~約50wt%のreb Nを含む。より特定的な実施形態では、トリブレンドは、約40wt%~約50wt%のRebM80、約10wt%~約20wt%のreb Aおよび約40wt%~約50wt%のreb Nを含む。
本発明の別のトリブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Nおよび(iii)reb Dを含む。より特定的な実施形態では、トリブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Nおよび(iii)reb Dから本質的に構成される。さらにいっそう特定的な実施形態では、トリブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Nおよび(iii)reb Dから構成される。
reb Mを含むステビオール配糖体混合物、reb Nおよびreb Dの相対量は、関連飲料シロップ濃度、すなわち約0.25wt%~約0.4wt%での水溶解度に影響する。沈殿または他の溶解度問題なしに、この濃度を達成するには、トリブレンドは、約40wt%~約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、約45wt%~約55wt%のreb Nおよび約1wt%~約10wt%のreb Dを含む。より特定的な実施形態では、トリブレンドは、約40wt%~約50wt%のRebM80、約45wt%~約55wt%のreb Nおよび約1wt%~約10wt%のreb Dを含む。
本発明のさらに別のトリブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Aおよび(iii)reb Bを含む。より特定的な実施形態では、トリブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Aおよび(iii)reb Bから本質的に構成される。さらにいっそう特定的な実施形態では、トリブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Aおよび(iii)reb Bから構成される。1つの実施形態では、reb Mを含むステビオール配糖体混合物は少なくとも約95重量%のreb Mを含有する。
reb Mを含むステビオール配糖体混合物、reb Aおよびreb Bの相対量は、関連飲料シロップ濃度、すなわち約0.25wt%~約0.4wt%での水溶解度に影響する。沈殿または他の溶解度問題なしに、この濃度を達成するには、トリブレンドは、約45wt%~約55wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、約30wt%~約40wt%のreb Aおよび約5wt%~約20wt%のreb Bを含む。
本発明のさらに別のトリブレンドは、(i)reb A、(ii)reb Nおよび(iii)reb Bを含む。より特定的な実施形態では、トリブレンドは、(i)reb A、(ii)reb Nおよび(iii)reb Bから本質的に構成される。さらにいっそう特定的な実施形態では、トリブレンドは、(i)reb Aを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Nおよび(iii)reb Bを含む。
reb A、reb Nおよびreb Bの相対量は、関連飲料シロップ濃度、すなわち約0.25wt%~約0.4wt%での水溶解度に影響する。沈殿または他の溶解度問題なしに、この濃度を達成するには、トリブレンドは、約30wt%~約40wt%のreb A、約45wt%~約55wt%のreb Nおよび約5wt%~約20wt%のreb Bを含む。
本発明のさらなるトリブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Nおよび(iii)reb Bを含む。より特定的な実施形態では、トリブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Nおよび(iii)reb Bから本質的に構成される。より特定的な実施形態では、トリブレンドは(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Nおよび(iii)reb Bから構成される。
(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb Nおよび(iii)reb Bの相対量は、関連飲料シロップ濃度、すなわち約0.25wt%~約0.4wt%での水溶解度に影響する。沈殿または他の溶解度問題なしに、この濃度を達成するには、トリブレンドは、約35wt%~約45wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、約35wt%~約45wt%のreb Nおよび約5wt%~約25wt%のreb Bを含む。
本発明の1つの4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb N、(iii)reb Dおよび(iv)reb Oを含む。より特定的な実施形態では、4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb N、(iii)reb Dおよび(iv)reb Oから本質的に構成される。さらにいっそう特定的な実施形態では、4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb N、(iii)reb Dおよび(iv)reb Oから構成される。
reb Mを含むステビオール配糖体混合物、reb N、reb Dおよびreb Oの相対量は、関連飲料シロップ濃度、すなわち約0.25wt%~約0.4wt%での水溶解度に影響する。沈殿または他の溶解度問題なしに、この濃度を達成するには、4成分ブレンドは、約30wt%~約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、約30wt%~約40wt%のreb N、約5wt%~約15wt%のreb Dおよび約10wt%~約20wt%のreb Oを含む。より特定的な実施形態では、4成分ブレンドは、約30wt%~約50wt%のRebM80、約30wt%~約40wt%のreb N、約5wt%~約15wt%のreb Dおよび約15wt%~約20wt%のreb Oを含む。
本発明の別の4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb N、(iii)reb Dおよび(iv)reb Eを含む。より特定的な実施形態では、4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb N、(iii)reb Dおよび(iv)reb Eから本質的に構成される。さらにいっそう特定的な実施形態では、4成分ブレンドは(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物、(ii)reb N、(iii)reb Dおよび(iv)reb Eから構成される。
reb Mを含むステビオール配糖体混合物、reb N、reb Dおよびreb Eの相対量は、関連飲料シロップ濃度、すなわち約0.25wt%~約0.4wt%での水溶解度に影響する。沈殿または他の溶解度問題なしに、この濃度を達成するには、4成分ブレンドは、約35wt%~約45wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、約35wt%~約45wt%のreb N、約5wt%~約15wt%のreb Dおよび約5wt%~約20wt%のreb Eを含む。より特定的な実施形態では、4成分ブレンドは、約35wt%~約45wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、約35wt%~約45wt%のreb N、約5wt%~約15wt%のreb Dおよび約10wt%~約20wt%のreb Eを含む。
さらに別の4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体ブレンド、(ii)reb A、(iii)reb Bおよび(iv)reb Dを含む。より特定的な実施形態では、4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体ブレンド、(ii)reb A、(iii)reb Bおよび(iv)reb Dから本質的に構成される。さらにいっそう特定的な実施形態では、4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体ブレンド、(ii)reb A、(iii)reb Bおよび(iv)reb Dから構成される。
reb Mを含むステビオール配糖体混合物、reb A、reb Bおよびreb Dの相対量は、関連飲料シロップ濃度、すなわち約0.25wt%~約0.4wt%での水溶解度に影響する。沈殿または他の溶解度問題なしに、この濃度を達成するには、4成分ブレンドは、約35wt%~約45wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、約30wt%~約40wt%のreb A、約5wt%~約25wt%のreb Bおよび約5wt%~約15wt%のreb Dを含む。
さらに別の4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体ブレンド、(ii)reb D、(iii)reb Nおよび(iv)reb Bを含む。より特定的な実施形態では、4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体ブレンド、(ii)reb D、(iii)reb Nおよび(iv)reb Bから本質的に構成される。さらにより特定的な実施形態では、4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体ブレンド、(ii)reb D、(iii)reb Nおよび(iv)reb Bから構成される。
reb Mを含むステビオール配糖体混合物、reb D、reb Nおよびreb Bの相対量は、関連飲料シロップ濃度、すなわち約0.25wt%~約0.4wt%での水溶解度に影響する。沈殿または他の溶解度問題なしに、この濃度を達成するには、4成分ブレンドは、約30wt%~約40wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、約1wt%~約15wt%のreb D、約35wt%~約45wt%のreb Nおよび約5wt%~約25wt%のreb Bを含む。
さらなる4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体ブレンド、(ii)reb D、(iii)reb Nおよび(iv)reb Oを含む。より特定的な実施形態では、4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体ブレンド、(ii)reb D、(iii)reb Nおよび(iv)reb Oから本質的に構成される。さらにより特定的な実施形態では、4成分ブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体ブレンド、(ii)reb D、(iii)reb Nおよび(iv)reb Oから構成される。
reb Mを含むステビオール配糖体混合物、reb D、reb Nおよびreb Oの相対量は、関連飲料シロップ濃度、すなわち約0.25wt%~約0.4wt%での水溶解度に影響する。沈殿または他の溶解度問題なしに、この濃度を達成するには、4成分ブレンドは、約30wt%~約40wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、約1wt%~約10wt%のreb D、約35wt%~約45wt%のreb Nおよび約1wt%~約20wt%のreb Oを含む。
B.モグロシドV含有ブレンド
いくつかの実施形態では、本発明のブレンドは、reb MおよびモグロシドVを含有する。1つの態様では、ブレンドは、(i)約20wt%~約70wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、および(ii)約20wt%~約80wt%のモグロシドVを含む。別の態様では、ブレンドは、(i)約20wt%~約70wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および(ii)約20wt%~約80wt%のモグロシドVを含む。
ブレンドは、限定はされないが、reb A、reb M、reb B、reb C、reb G、reb N、reb D、reb E、reb O、reb J、isorebM、reb Iおよびそれらの組み合わせを含む他のステビオール配糖体をさらに含んでよい。特に指定がない限り、rebおよび/またはモグロシドVの純度は少なくとも約90重量%、例えば、少なくとも約95重量%などである。
reb MおよびモグロシドVを含有する本発明のブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンド、例えば95%reb MまたはRebM80および/または(ii)モグロシドVなしのブレンドと比べて、瓶詰め中の低減された泡立ちを示す。すなわち、ブレンドが、濃縮物または飲料シロップ中に、0.25wt%-0.4wt%で配合され、その後、飲料に希釈されると、本発明のブレンドを含有する濃縮物または飲料シロップから調製された飲料は、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンド、例えば95%reb MまたはRebM80および/または(ii)モグロシドVなしのブレンドで甘くした対応飲料と比べて、低減された泡立ちを示す。
reb MおよびモグロシドVを含有する本発明のブレンドは、(i)reb Aを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンドおよび/または(ii)モグロシドVなしのブレンドと比べて、瓶詰め中の低減された泡立ちを示す。すなわち、ブレンドが、濃縮物
または飲料シロップ中に、0.25wt%-0.4wt%で配合され、その後、飲料に希釈されると、本発明のブレンドを含有する濃縮物または飲料シロップから調製された飲料は、(i)reb Aを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンドおよび/または(ii)モグロシドVなしのブレンドで甘くした対応飲料と比べて、低減された泡立ちを示す。
泡高および泡が消える時間を測定する方法は以上で記載され、当技術分野で知られている。reb MおよびモグロシドVを含むブレンドを含有する濃縮物または飲料シロップから調製される飲料は、reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンド、例えば95%reb MまたはRebM80で甘くした対応飲料と比べて、少なくとも約5%少ない、少なくとも約10%少ない、少なくとも約20%少ない、または少なくとも約40%少ない、泡が消える時間を示す。reb AおよびモグロシドVを含むブレンドを含有する濃縮物または飲料シロップから調製される飲料は、reb Aを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンドで甘くした対応飲料と比べて、少なくとも約5%少ない、少なくとも約10%少ない、少なくとも約20%少ない、または少なくとも約40%少ない、泡が消える時間を示す。
本発明の1つのジブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物および(ii)モグロシドVを含む。より特定的な実施形態では、ジブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物および(ii)モグロシドVから本質的に構成される。さらにいっそう特定的な実施形態では、ジブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物および(ii)モグロシドVから構成される。
reb Mを含むステビオール配糖体混合物およびモグロシドVの相対量は泡立ちに影響する。好ましくは、ジブレンドは、下記を含む:約20wt%~約70wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約30wt%~約80wt%のモグロシドV、例えば、約20wt%~約60wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約30wt%のモグロシドV;約20wt%~約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約50wt%のモグロシドV;約20wt%~約40wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約80%~約60wt%のモグロシドV;約20wt%~約30wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約70wt%のモグロシドV;約30wt%~約70wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約30wt%のモグロシドV;約30wt%~約60wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約40wt%のモグロシドV;約30wt%~約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約50wt%のモグロシドV;約30wt%~約40wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約60wt%のモグロシドV;約40wt%~約70wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約30wt%のモグロシドV;約40wt%~約60wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約40wt%のモグロシドV;約40wt%~約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約50wt%のモグロシドV;ならびに約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約50wt%のモグロシドVなど。
本発明の別のジブレンドは、(i)reb Aを含むステビオール配糖体混合物および(ii)モグロシドVを含む。より特定的な実施形態では、ジブレンドは、(i)reb Aを含むステビオール配糖体混合物および(ii)モグロシドVから本質的に構成される。さらにいっそう特定的な実施形態では、ジブレンドは、(i)reb Aを含むステビオール配糖体混合物および(ii)モグロシドVから構成される。
reb Aを含むステビオール配糖体混合物およびモグロシドVの相対量は泡立ちに影響する。好ましくは、ジブレンドは、下記を含む:約20wt%~約70wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約30wt%~約80wt%のモグロシドV、例えば、約20wt%~約60wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約40wt%のモグロシドV;約20wt%~約50wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約50wt%のモグロシドV;約20wt%~約40wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約80%~約60wt%のモグロシドV;約20wt%~約30wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約70wt%のモグロシドV;約30wt%~約70wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約30wt%のモグロシドV;約30wt%~約60wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約40wt%のモグロシドV;約30wt%~約50wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約50wt%のモグロシドV;約30wt%~約40wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約60wt%のモグロシドV;約40wt%~約70wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約30wt%のモグロシドV;約40wt%~約60wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約40wt%のモグロシドV;約40wt%~約50wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約50wt%のモグロシドV;ならびに約50wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約50wt%のモグロシドVなど。
C.シアメノシドI含有ブレンド
いくつかの実施形態では、本発明のブレンドは、reb MおよびシアメノシドIを含有する。1つの態様では、ブレンドは、(i)約20wt%~約70wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および(ii)約30wt%~約80wt%のシアメノシドIを含む。別の態様では、ブレンドは、(i)約20wt%~約70wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および(ii)約30wt%~約80wt%のシアメノシドIを含む。
ブレンドは、限定されないが、reb A、reb M、reb B、reb C、reb G、reb N、reb D、reb E、reb O、reb J、isorebM、reb Iおよびそれらの組み合わせを含む他のステビオール配糖体をさらに含んでよい。特に指定がない限り、rebおよび/またはシアメノシドIの純度は少なくとも約90重量%、例えば、少なくとも約95重量%などである。
reb MおよびシアメノシドIを含有する本発明のブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンド、例えば95%reb MまたはRebM80および/または(ii)シアメノシドIなしのブレンドと比べて、瓶詰め中の低減された泡立ちを示す。すなわち、ブレンドが、濃縮物または飲料シロップ中に、0.25wt%-0.4wt%で配合され、その後、飲料に希釈されると、本発明のブレンドを含有する濃縮物または飲料シロップから調製された飲料は、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンド、例えば95%reb MまたはRebM80および/または(ii)シアメノシドIなしのブレンドで甘くした対応飲料と比べて、低減された泡立ちを示す。
reb AおよびシアメノシドIを含有する本発明のブレンドは、(i)reb Aを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンドおよび/または(ii)シアメノシドIなしのブレンドと比べて、瓶詰め中の低減された泡立ちを示す。すなわち、ブレンドが、濃
縮物または飲料シロップ中に、0.25wt%-0.4wt%で配合され、その後、飲料に希釈されると、本発明のブレンドを含有する濃縮物または飲料シロップから調製された飲料は、(i)reb Aを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンドおよび/または(ii)シアメノシドIなしのブレンドで甘くした対応飲料と比べて、低減された泡立ちを示す。
泡高および泡が消える時間を測定する方法は以上で記載され、当技術分野で知られている。reb MおよびシアメノシドIを含むブレンドを含有する濃縮物または飲料シロップから調製される飲料は、reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンド、例えば95%reb MまたはRebM80で甘くした対応飲料と比べて、少なくとも約5%少ない、少なくとも約10%少ない、少なくとも約20%少ない、または少なくとも約40%少ない、泡が消える時間を示す。reb AおよびシアメノシドIを含むブレンドを含有する濃縮物または飲料シロップから調製される飲料は、reb Aを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンドで甘くした対応飲料と比べて、少なくとも約5%少ない、少なくとも約10%少ない、少なくとも約20%少ない、または少なくとも約40%少ない、泡が消える時間を示す。
本発明の1つのジブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物および(ii)シアメノシドIを含む。より特定的な実施形態では、ジブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物および(ii)シアメノシドIから本質的に構成される。さらにいっそう特定的な実施形態では、ジブレンドは、(i)reb Mを含むステビオール配糖体混合物および(ii)シアメノシドIから構成される。
reb Mを含むステビオール配糖体混合物およびシアメノシドIの相対量は泡立ちに影響する。好ましくは、ジブレンドは、下記を含む:約20wt%~約70wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約30wt%~約80wt%のシアメノシドI、例えば、約20wt%~約60wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約40wt%のシアメノシドI;約20wt%~約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約50wt%のシアメノシドI;約20wt%~約40wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約80%~約60wt%のシアメノシドI;約20wt%~約30wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約70wt%のシアメノシドI;約30wt%~約70wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約30wt%のシアメノシドI;約30wt%~約60wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約40wt%のシアメノシドI;約30wt%~約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約50wt%のシアメノシドI;約30wt%~約40wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約60wt%のシアメノシドI;約40wt%~約70wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約30wt%のシアメノシドI;約40wt%~約60wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約40wt%のシアメノシドI;約40wt%~約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約50wt%のシアメノシドI;ならびに約50wt%の、reb Mを含むステビオール配糖体混合物および約50wt%のシアメノシドIなど。
本発明の別のジブレンドは、(i)reb Aを含むステビオール配糖体混合物および(ii)シアメノシドIを含む。より特定的な実施形態では、ジブレンドは、(i)reb Aを含むステビオール配糖体混合物および(ii)シアメノシドIから本質的に構成される。さらにいっそう特定的な実施形態では、ジブレンドは、(i)reb Aを含むステビオール配糖体混合物および(ii)シアメノシドIから構成される。
reb Aを含むステビオール配糖体混合物およびシアメノシドIの相対量は泡立ちに影響する。好ましくは、ジブレンドは、下記を含む:約20wt%~約70wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約30wt%~約80wt%のシアメノシドI、例えば、約20wt%~約60wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約40wt%のシアメノシドI;約20wt%~約50wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約50wt%のシアメノシドI;約20wt%~約40wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約80%~約60wt%のシアメノシドI;約20wt%~約30wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約80wt%~約70wt%のシアメノシドI;約30wt%~約70wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約30wt%のシアメノシドI;約30wt%~約60wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約40wt%のシアメノシドI;約30wt%~約50wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約50wt%のシアメノシドI;約30wt%~約40wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約70wt%~約60wt%のシアメノシドI;約40wt%~約70wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約30wt%のシアメノシドI;約40wt%~約60wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約40wt%のシアメノシドI;約40wt%~約50wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約60wt%~約50wt%のシアメノシドI;ならびに約50wt%の、reb Aを含むステビオール配糖体混合物および約50wt%のシアメノシドIなど。
III.濃縮物およびその調製方法
本発明はまた、以上で記載されるブレンドを含む超濃縮物および濃縮物を提供する。
超濃縮物は、約1wt%~約10wt%、例えば、約2wt%、約3wt%、約4wt%、約5wt%、約6wt%、約7wt%、約8wt%、約9wtおよびその間の任意の範囲などのブレンド濃度を有する。特定の実施形態では、超濃縮物は約2wt%~約5wt%のブレンド濃度を有する。
濃縮物は、約0.25wt%またはそれを超える、例えば、少なくとも約0.3wt%、0.4wt%、少なくとも約0.5wt%または少なくとも約1.0wt%などのブレンド濃度を有する。1つの実施形態では、濃縮物は、約0.25wt%~約0.4wt%のブレンド濃度を有する。濃縮物は溶液であり、すなわち、それらは濁っておらず、微粒子は存在しない。
濃縮物は、超濃縮物から調製される。超濃縮物は、(i)本発明の関連ブレンドおよび水を室温で合わせて、混合物を提供すること(本発明のブレンドおよび水のどちらも、所望の濃度/wt%を提供するのに必要な量で存在する)および(ii)混合物を室温で少なくとも10分間攪拌すること、により調製される。攪拌時間は、使用されるブレンドおよび水の両方の量によって変動し得る。従って、混合物は、少なくとも1時間、少なくとも3時間、少なくとも5時間、少なくとも10時間または少なくとも24時間攪拌されてよい。得られた超濃縮物は濁った混合物であり、すなわち、溶液ではない。
本発明の濃縮物は、(i)超濃縮物を水で所望の濃度/wt%に希釈することおよび(ii)少なくとも10分間混合すること、により調製される。再び、混合時間は変動し得る。従って、混合物は、少なくとも1時間、少なくとも24時間または少なくとも90時間攪拌されてよい。
得られた濃縮物は目視検査により透明であり、すなわち、調製後少なくとも約6時間、微粒子材料が観察されない。いくつかの実施形態では、濃縮物は、少なくとも1日、少なくとも4日、少なくとも14日または少なくとも1ヶ月間、目視検査により透明である。
0.25wt%-0.4wt%で本発明のブレンドを含有する濃縮物は優れた水溶解度を示す。1つの実施形態では、濃縮物は、ステビオール配糖体混合物のみを含有する濃縮物と比べて、優れた溶解度を示す。1つの実施形態では、本発明の濃縮物は、ステビオール配糖体混合物のみの濃縮物の水溶解度より少なくとも約1.5x多い、例えば、少なくとも約1.7x多い、または少なくとも約2.0x多いなどの、水溶解度を有する。
0.25wt%-0.4wt%で本発明のブレンドを含有する濃縮物は、reb Nなしのブレンドを含有する濃縮物に比べ、優れた水溶解度を示す。1つの実施形態では、本発明の濃縮物は、reb Nなしのブレンドの濃縮物の水溶解度より少なくとも約1.5x多い、例えば、少なくとも約1.7x多い、または少なくとも約2.0x多いなどの、水溶解度を有する。
本発明のブレンドを含有する濃縮物はまた、飲料中に配合された時に、ステビオール配糖体混合物を含有する濃縮物と同様の(統計的に差異がない)味覚プロファイルを示す。すなわち、本発明の濃縮物から調製される飲料は、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、例えば95% reb MまたはRebM80を用いて調製された対応飲料と同様の味覚プロファイルを有する。例えば、本発明の飲料は、reb Mを含むステビオール配糖体混合物だけを含有する対応飲料と同じ属性の1つ以上を有する:甘味、甘味の残味、苦味、甘草香味、食感、時間的プロファイル、甘味の開始、など。これらの属性を決定する方法は当業者によく知られている。
いくつかの実施形態では、本発明のブレンドを含有する濃縮物はまた、(i)ステビオール配糖体混合物cのみおよび/または(ii)reb Aおよび/または(iii)reb N、モグロシドVもしくはシアメノシドIなしのブレンド(ブレンドによる)を含有する濃縮物と比べて、瓶詰め中の低減された泡立ちを示す。本発明の濃縮物から調製される飲料は、(i)ステビオール配糖体混合物のみおよび/または(ii)reb Aおよび/または(iii)reb N、モグロシドVもしくはシアメノシドIなしのブレンド(ブレンドによる)を含有する濃縮物から調製された対応飲料と比べて、少なくとも約5%少ない、少なくとも約10%少ない、少なくとも約20%少ない、または少なくとも約40%少ない、泡が消える時間を示す。
低減された泡立ちは、reb Bをかなりの(すなわち、微量ではない)量で含有する濃縮物には当てはまらないことに注意すべきである。
IV.飲料シロップおよびその製造方法
本発明はまた、本明細書で記載される濃縮物を使用して調製される飲料シロップおよび飲料シロップを製造するための方法を提供する。
1つの実施形態では、飲料シロップを製造する方法は、飲料シロップ材料成分を濃縮物と合わせることを含む。1つの実施形態では、飲料シロップ材料成分が濃縮物に添加されて、飲料シロップを提供する。
他の実施形態では、濃縮物は飲料シロップ材料成分と合わせる前に希釈されてよい。希釈は一度に、または連続して実施できる。希釈のための温度は好ましくは、飲料シロップ材料成分が配合されるのと同じ温度であり、典型的には室温であるが、ステビオール配糖体または他の感熱材料成分のために約70℃を超えない。
当業者は、飲料シロップ材料成分は、単独で、または、組み合わせて添加できることを認識する。または、乾燥飲料シロップ材料成分の溶液を作製し、これを使用してバルク量の水に添加できる。飲料シロップ材料成分は典型的には、材料成分間の可能性のある有害相互作用または材料成分に対する可能性のある有害作用を最小に抑える順で、バルク量の水に添加される。例えば、温度感受性である栄養分は、製造プロセスの終わり頃の比較的低い温度部分中に添加され得る。同様に、香味料および香味化合物はしばしば、シロップの完了直前に添加されて、揮発性成分の可能性のある損失を最小に抑え、および、いかなる形態での香味損失を最小に抑える。しばしば、酸性化は最終工程の1つであり、典型的には、温度感受性、揮発性、および香味材料が添加される前に、実施される。よって、香味料または香味成分または他の揮発性材料および栄養分は典型的には、適切な時間に、適切な温度で添加される。
飲料シロップ材料成分としては、追加の甘味料、機能性材料成分および添加物が挙げられるが、それらに限定されない。
追加の甘味料は、天然甘味料、天然強力甘味料または合成甘味料であってよい。
本明細書では、「天然強力甘味料」という句は、自然界で天然に見出される任意の甘味料を指し、特質上、スクロース、フルクトース、またはグルコースより大きな甘味効力を有するが、より低いカロリーを有する。天然強力甘味料は、純粋化合物として、または、抽出物の一部として、提供されてよい。本明細書では、「合成甘味料」という句は、自然界で天然に見出されず、特質上、スクロース、フルクトース、またはグルコースより大きな甘味効力を有するが、より低いカロリーを有する任意の組成物を指す。
1つの実施形態では、甘味料は炭水化物甘味料である。好適な炭水化物甘味料としては、限定はされないが、スクロース、グリセルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン、エリトロース、トレオース、エリトルロース、アラビノース、リキソース、リボース、キシロース、リブロース、キシルロース、アロース、アルトロース、ガラクトース、グルコース、グロース、イドース、マンノース、タロース、フルクトース、プシコース、ソルボース、タガトース、マンノヘプツロース、セドヘプツロース(sedoheltulose)、オクトロース(octolose)、フコース、ラムノース、アラビノース、ツラノース、シアロース(sialose)およびそれらの組み合わせからなる群が挙げられる。
他の好適な甘味料としては、シアメノシド、モナチンおよびその塩(モナチンSS、RR、RS、SR)、クルクリン、モグロシド、グリチルリチン酸およびその塩、タウマチン、モネリン、マビンリン、ブラゼイン、ヘルナンズルチン、フィロズルチン、グリシフィリン(glycyphyllin)、フロリジン、トリロバチン、バイユノシド、オスラジン、ポリポドシド(polypodoside)A、プテロカリオシド(pterocaryoside)A、プテロカリオシド(pterocaryoside)B、ムクロジオシド、フロミソシド(phlomisoside)I、ペリアンドリン(periandrin)I、アブルソシド(abrusoside)A、ステビオールビオシドおよびシクロカリオシド(cyclocarioside)I、糖アルコール、例えば、エリスリトール、スクラロース、カリウムアセスルファム、アセスルファム酸およびその塩、アスパルテーム、アリターム、サッカリンおよびその塩、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、サイクラミン酸、シクラミン酸およびその塩、ネオテーム、アドバンテーム、グルコシル化ステビオール配糖体(GSG)およびそれらの組み合わせが挙げられる。
1つの実施形態では、甘味料は、高カロリー甘味料または高カロリー甘味料の混合物である。別の実施形態では、高カロリー甘味料は、スクロース、フルクトース、グルコース
、高フルクトーストウモロコシ/デンプンシロップ、テンサイ糖、甘蔗糖、およびそれらの組み合わせから選択される。
別の実施形態では、甘味料は、アルロース、グロース、コージビオース、ソルボース、リキソース、リブロース、キシロース、キシルロース、D-アロース、L-リボース、D-タガトース、L-グルコース、L-フコース、L-アラビノース、ツラノースおよびそれらの組み合わせから選択される希少糖である。
飲料シロップ中の追加の甘味料の量は変動し得る。1つの実施形態では、飲料シロップは、約1ppm~約10wt%の追加の甘味料を含む。
例示的な機能性材料成分としては、サポニン、抗酸化剤、食物繊維源、脂肪酸、ビタミン、グルコサミン、ミネラル、保存料、水分補給剤、プロバイオティクス、プレバイオティクス、体重管理剤、骨粗鬆症管理剤、フィトエストロゲン、長鎖第一級脂肪族飽和アルコール、フィトステロールおよびそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。
ある実施形態では、機能性材料成分は、少なくとも1つのサポニンである。本明細書では、少なくとも1つのサポニンは、単一のサポニンまたは複数のサポニンを含んでもよい。サポニンは、アグリコン環構造および1つ以上の糖部分を含むグリコシド天然植物生成物である。本発明の特定の実施形態において使用するための特定のサポニンの非限定的な例としては、グループAアセチルサポニン、グループBアセチルサポニン、およびグループEアセチルサポニンが挙げられる。いくつかの一般的なサポニン源としては、大豆(乾燥重量でおよそ5%のサポニン含量を有する)、サボンソウ植物(サポナリア)(その根は歴史的に石けんとして使用された)、ならびにアルファルファ、アロエ、アスパラガス、ブドウ、ヒヨコマメ、ユッカ、および様々な他のマメおよび草が挙げられる。サポニンは、当業者によく知られている抽出技術を使用することにより、これらの起源から得ることができる。従来の抽出技術の記載は、米国特許出願第2005/0123662号において見出すことができる。
ある実施形態では、機能性材料成分は少なくとも1つの抗酸化剤である。本明細書では、「抗酸化剤」は、細胞および生体分子への酸化的損傷を阻害する、抑制する、または低減する任意の物質を示す。
この発明の実施形態のための好適な抗酸化剤の例としては、下記が挙げられるが、それらに限定されない:ビタミン、ビタミン補助因子、ミネラル、ホルモン、カロテノイド、カロテノイドテルペノイド、非カロテノイドテルペノイド、フラボノイド、フラボノイドポリフェノール類(例えば、バイオフラボノイド)、フラボノール、フラボン、フェノール、ポリフェノール、フェノールのエステル、ポリフェノールのエステル、非フラボノイドフェノール類、イソチオシアネート、およびそれらの組み合わせ。いくつかの実施形態では、抗酸化剤は、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ユビキノン、セレン鉱物、マンガン、メラトニン、α-カロテン、β-カロテン、リコピン、ルテイン、ゼアンチン(zeanthin)、クリプトキサンチン(crypoxanthin)、レセルバトロール(reservatol)、オイゲノール、ケルセチン、カテキン、ゴシポール、ヘスペレチン、クルクミン、フェルラ酸、チモール、ヒドロキシチロソール、ウコン、タイム、オリーブ油、リポ酸、グルタチノン(glutathinone)、グタミン(gutamine)、シュウ酸、トコフェロール由来化合物、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、tert-ブチルヒドロキノン、酢酸、ペクチン、トコトリエノール、トコフェロール、補酵素Q10、ゼアキサンチン、アスタキサンチン、カンタキサンチン(canth
axantin)、サポニン、リモノイド、ケンフェロール(kaempfedrol)、ミリセチン、イソラムネチン、プロアントシアニジン、ケルセチン、ルチン、ルテオリン、アピゲニン、タンゲリチン(tangeritin)、ヘスペレチン、ナリンゲニン、エロジクチオール(erodictyol)、フラバン-3-オール(例えば、アントシアニジン)、ガロカテキン、エピカテキンおよびその没食子酸エステル形態、エピガロカテキンおよびその没食子酸エステル形態(ECGC)テアフラビンおよびその没食子酸エステル形態、テアルビジン、イソフラボン、フィトエストロゲン、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテイン、アニトシアニン(anythocyanin)、シアニジング(cyaniding)、デルフィニジン、マルビジン、ペラルゴニジン、ペオニジン、ペツニジン、エラグ酸、没食子酸、サリチル酸、ロスマリン酸、桂皮酸およびその誘導体(例えば、フェルラ酸)、クロロゲン酸、チコリ酸、ガロタンニン、エラジタンニン、アントキサンチン、ベタシアニンおよび他の植物顔料、シリマリン、クエン酸、リグナン、反栄養素、ビリルビン、尿酸、R-α-リポ酸、N-アセチルシステイン、エンブリカニン(emblicanin)、リンゴ抽出物、リンゴ皮抽出物(アップルフェノン)、ルイボス抽出物レッド、ルイボス抽出物グリーン、ホーソンベリー抽出物、レッドラズベリー抽出物、グリーンコーヒー抗酸化剤(GCA)、アロニア抽出物20%、ブドウ種子抽出物(VinOseed)、ココア抽出物、ホップ抽出物、マンゴスチン抽出物、マンゴスチン外皮抽出物、クランベリー抽出物、ザクロ抽出物、ザクロ外皮抽出物、ザクロ種子抽出物、ホーソンベリー抽出物、ポメラザクロ抽出物、桂皮抽出物、ブドウの皮抽出物、ビルベリー抽出物、松樹皮抽出物、ピクノジェノール、エルダーベリー抽出物、クワ根抽出物、クコ(gogi)抽出物、ブラックベリー抽出物、ブルーベリー抽出物、ブルーベリー葉抽出物、ラズベリー抽出物、ウコン抽出物、シトラスバイオフラボノイド、クロフサスグリ、ショウガ、アサイー粉末、グリーンコーヒー豆抽出物、緑茶抽出物、およびフィチン酸、またはそれらの組み合わせである。別の実施形態では、抗酸化剤は、例えば、ブチル化ヒドロキシトルエンまたはブチル化ヒドロキシアニソールなどの合成抗酸化剤である。この発明の実施形態に好適な抗酸化剤の他の源としては、果実、野菜、茶、ココア、チョコレート、スパイス、ハーブ、コメ、家畜の内臓肉、酵母、全粒、または穀物粒が挙げられるが、それらに限定されない。
特定の抗酸化剤はポリフェノール(「ポリフェノール類」としても知られている)と呼ばれる植物栄養素のクラスに属し、これは植物中に見られる化学物質の群であり、1分子当たり1を超えるフェノール基の存在により特徴付けられる。この発明の実施形態に好適なポリフェノールとしては、カテキン、プロアントシアニジン、プロシアニジン、アントシアニン、クェルセリン(quercerin)、ルチン、レセルバトロール(reservatrol)、イソフラボン、クルクミン、プニカラギン、エラジタンニン、ヘスペリジン、ナリンギン、シトラスフラボノイド、クロロゲン酸、他の同様の材料、およびそれらの組み合わせが挙げられる。
1つの実施形態では、抗酸化剤は、例えば、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)などのカテキンである。別の実施形態では、抗酸化剤は、プロアントシアニジン、プロシアニジンまたはそれらの組み合わせから選択される。特定の実施形態では、抗酸化剤はアントシアニンである。さらに他の実施形態では、抗酸化剤は、ケルセチン、ルチンまたはそれらの組み合わせから選択される。1つの実施形態では、抗酸化剤はレセルバトロール(reservatrol)である。別の実施形態では、抗酸化剤はイソフラボンである。さらに別の実施形態では、抗酸化剤はクルクミンである。さらに別の実施形態では、抗酸化剤は、プニカラギン、エラジタンニンまたはそれらの組み合わせから選択される。さらに別の実施形態では、抗酸化剤はクロロゲン酸である。
ある実施形態では、機能性材料成分は少なくとも1つの食物繊維である。組成および結合の両方において顕著に異なる構造を有する多くのポリマー炭水化物が食物繊維の定義に
含まれる。そのような化合物は当業者によく知られており、その非限定的な例としては、非デンプン多糖、リグニン、セルロース、メチルセルロース、ヘミセルロース、β-グルカン、ペクチン、ガム、粘液、ワックス、イヌリン、オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、シクロデキストリン、キチン、およびそれらの組み合わせが挙げられる。食物繊維は一般に植物源に由来するが、キチンなどの消化しにくい畜産物も食物繊維に分類される。キチンは、セルロースの結合と同様のβ(1-4)結合によって結合されたアセチルグルコサミン単位で構成される多糖である。
ある実施形態では、機能性材料成分は少なくとも1つの脂肪酸である。本明細書では、「脂肪酸」は、任意の直鎖モノカルボン酸を指し、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、長鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、短鎖脂肪酸、脂肪酸前駆体(ω9脂肪酸前駆体を含む)、およびエステル化脂肪酸を含む。本明細書では、「長鎖多価不飽和脂肪酸」は、長い脂肪族尾部を有する任意の多価不飽和カルボン酸または有機酸を指す。本明細書では、「ω3脂肪酸」は、その炭素鎖末端メチル端部から3番目の炭素-炭素結合として第1の二重結合を有する任意の多価不飽和脂肪酸を指す。特定の実施形態では、ω3脂肪酸は長鎖ω3脂肪酸を含み得る。本明細書では、「ω6脂肪酸」は、その炭素鎖末端メチル端部から6番目の炭素-炭素結合として第1の二重結合を有する任意の多価不飽和脂肪酸を示す。
本発明の実施形態において使用するのに好適なω3脂肪酸は、例えば、藻類、魚、動物、植物、またはこれらの組み合わせに由来してよい。好適なω3脂肪酸の例としては、リノレン酸、α-リノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ステアリドン酸、エイコサテトラエン酸およびそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。いくつかの実施形態では、好適なω3脂肪酸は、魚油、(例えば、メンヘーデン油、マグロ油、サケ油、カツオ油、およびタラ油)、微細藻類ω3油またはそれらの組み合わせ中で提供され得る。特定の実施形態では、好適なω3脂肪酸は、Microalgae DHA油(Martek, Columbia,MDから)、OmegaPure(Omega Protein, Houston,TXから)、Marinol C-38(Lipid Nutrition, Channahon,ILから)、Bonito油およびMEG-3(Ocean Nutrition, Dartmouth,NSから)、Evogel(Symrise, Holzminden, Germanyから)、マグロまたはサケからのMarine Oil(Arista Wilton,CTから)、OmegaSource2000、メンハーデンからのMarine OilおよびタラからのMarineOil(OmegaSource,RTP,NCから)などの市販のω3脂肪酸油に由来し得る。
好適なω6脂肪酸としては、リノール酸、γリノレン酸、ジホモ-γリノレン酸、アラキドン酸、エイコサジエン酸、ドコサジエン酸、アドレン酸、ドコサペンタエン酸およびそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。
本発明の実施形態に好適なエステル化脂肪酸としては、ω3および/またはω6脂肪酸を含有するモノアシルグリセロール、ω3および/またはω6脂肪酸を含有するジアシルグリセロール、またはω3および/またはω6脂肪酸を含有するトリアシルグリセロール、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。
ある実施形態では、機能性材料成分は少なくとも1つのビタミンである。好適なビタミンとしては、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンBl、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB7、ビタミンB9、ビタミンB12、およびビタミンCが挙げられる。
様々な他の化合物が当局によってビタミンに分類されている。これらの化合物はプソイ
ド-ビタミンと呼ばれることもあり、ユビキノン(補酵素Q10)、パンガミン酸、ジメチルグリシン、タエストリル(taestrile)、アミグダリン(amygdaline)、フラバノイド、パラ-アミノ安息香酸、アデニン、アデニル酸、およびs-メチルメチオニンなどの化合物を含むが、それらに限定されない。本明細書では、ビタミンという用語はプソイドビタミンを含む。いくつかの実施形態では、ビタミンは、ビタミンA、D、E、Kおよびそれらの組み合わせから選択される脂溶性ビタミンである。他の実施形態では、ビタミンは、ビタミンBl、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、パントテン酸、ビタミンCおよびそれらの組み合わせから選択される水溶性ビタミンである。
ある実施形態では、機能性材料成分はグルコサミンであり、任意でコンドロイチン硫酸をさらに含む。
ある実施形態では、機能性材料成分は少なくとも1つのミネラルである。ミネラルは、本発明の教示によると、生体によって必要とされる無機化学元素を含む。ミネラルは広範囲の組成物(例えば、元素、単塩、および複合ケイ酸塩)で構成され、結晶構造も大きく異なる。これらは食品および飲料中に天然に存在するか、サプリメントとして添加されるか、あるいは食品または飲料とは別個に消費または投与され得る。
ミネラルは、比較的大量に必要とされる多量ミネラルか、あるいは比較的少量で必要とされる微量ミネラルのいずれかに分類できる。多量ミネラルは一般に1日当たり約100mg以上の量で必要とされ、微量ミネラルは、1日当たり約100mg未満の量で必要とされるものである。
1つの実施形態では、ミネラルは、多量ミネラル、微量ミネラルまたはそれらの組み合わせから選択される。多量ミネラルの非限定的な例としては、カルシウム、塩素、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウム、および硫黄が挙げられる。微量ミネラルの非限定的な例としては、クロム、コバルト、銅、フッ素、鉄、マンガン、モリブデン、セレン、亜鉛、およびヨウ素が挙げられる。ヨウ素は一般に微量ミネラルに分類されるが、それは他の微量ミネラルよりも大量に必要とされ、多量ミネラルと分類されることも多い。
特定の実施形態では、ミネラルは、ヒトの栄養に必要であると考えられる微量ミネラルであり、その非限定的な例としては、ビスマス、ホウ素、リチウム、ニッケル、ルビジウム、ケイ素、ストロンチウム、テルル、スズ、チタン、タングステン、およびバナジウムが挙げられる。
本明細書において具体化されるミネラルは、当業者に知られている任意の形態であり得る。例えば、1つの実施形態では、ミネラルは、正または負電荷を有するそのイオン形態であり得る。別の実施形態では、ミネラルはその分子形態であり得る。例えば、硫黄およびリンは、硫酸塩、硫化物、およびリン酸塩として天然に見出されることが多い。
ある実施形態では、機能性材料成分は少なくとも1つの保存料である。特定の実施形態では、保存料は、抗菌薬、抗酸化剤、抗酵素剤またはそれらの組み合わせから選択される。抗菌薬の非限定的な例としては、亜硫酸塩、プロピオン酸塩、安息香酸塩、ソルビン酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、バクテリオシン、塩、糖、酢酸、二炭酸ジメチル(DMDC)、エタノール、およびオゾンが挙げられる。1つの実施形態では、保存料は、亜硫酸塩である。亜硫酸塩としては、二酸化硫黄、亜硫酸水素ナトリウム、および亜硫酸水素カリウムが挙げられるが、それらに限定されない。別の実施形態では、保存料はプロピオン酸塩である。プロピオン酸塩としては、プロピオン酸、プロピオン酸カルシウム、およびプロピオン酸ナトリウムが挙げられるが、それらに限定されない。さらに別の実施形態では、保
存料は安息香酸塩である。安息香酸塩としては、安息香酸ナトリウムおよび安息香酸が挙げられるが、それらに限定されない。さらに別の実施形態では、保存料はソルビン酸塩である。ソルビン酸塩としては、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カルシウム、およびソルビン酸が挙げられるが、それらに限定されない。さらに別の実施形態では、保存料は、硝酸塩および/または亜硝酸塩である。硝酸塩および亜硝酸塩としては、硝酸ナトリウムおよび亜硝酸ナトリウムが挙げられるが、それらに限定されない。別の実施形態では、少なくとも1つの保存料は、例えば、ナイシンなどのバクテリオシンである。さらに別の実施形態では、保存料はエタノールである。さらに別の実施形態では、保存料はオゾンである。本発明の特定の実施形態において保存料として使用するのに好適な抗酵素剤の非限定的な例としては、アスコルビン酸、クエン酸、およびエチレンジアミン四酢酸(EDTA)などの金属キレート剤が挙げられる。
ある実施形態では、機能性材料成分は、少なくとも1つの水分補給剤である。特定の実施形態では、水分補給剤は電解質である。電解質の非限定的な例としては、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩化物、リン酸塩、重炭酸塩、およびそれらの組み合わせが挙げられる。この発明の特定の実施形態における使用に好適な電解質は、米国特許第5,681,569号にも記載されている。1つの実施形態では、電解質は対応する水溶性塩から得られる。塩の非限定的な例としては、塩化物、炭酸塩、硫酸塩、酢酸塩、重炭酸塩、クエン酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩、酒石酸塩、ソルビン酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、またはそれらの組み合わせが挙げられる。他の実施形態では、電解質は、ジュース、果実抽出物、野菜抽出物、茶、または茶抽出物によって提供される。
別の特定の実施形態では、水分補給剤は、筋肉によって燃焼されるエネルギー貯蔵を補うための炭水化物である。この発明の特定の実施形態で使用するのに好適な炭水化物は、米国特許第4,312,856号、4,853,237号、5,681,569号、および6,989,171号に記載されている。好適な炭水化物の非限定的な例としては、単糖、二糖、オリゴ糖、複合多糖またはそれらの組み合わせが挙げられる。特定の実施形態で使用するのに好適な型の単糖の非限定的な例としては、トリオース、テトロース、ペントース、ヘキソース、ヘプトース、オクトース、およびノノースが挙げられる。具体的な型の好適な単糖の非限定的な例としては、グリセルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン、エリトロース、トレオース、エリトルロース、アラビノース、リキソース、リボース、キシロース、リブロース、キシルロース、アロース、アルトロース、ガラクトース、グルコース、グロース、イドース、マンノース、タロース、フルクトース、プシコース、ソルボース、タガトース、マンノヘプツロース、セドヘプツロース(sedoheltulose)、オクトロース(octolose)、およびシアロース(sialose)が挙げられる。好適な二糖の非限定的な例としては、スクロース、ラクトース、およびマルトースが挙げられる。好適なオリゴ糖の非限定的な例としては、サッカロース、マルトトリオースおよびマルトデキストリンが挙げられる。他の特定の実施形態では、炭水化物は、コーンシロップ、テンサイ糖、甘蔗糖、ジュース、または茶によって提供される。
別の特定の実施形態では、水分補給剤は、細胞の再水和を提供するフラバノールである。フラバノールは植物中に存在する天然物質の類であり、一般に、1つ以上の化学部分に付着された2-フェニルベンゾピロン分子骨格を含む。この発明の特定の実施形態での使用に好適なフラバノールの非限定的な例としては、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、没食子酸エピカテキン、エピガロカテキン3-ガラート、テアフラビン、テアフラビン3-ガラート、テアフラビン3’-ガラート、テアフラビン3,3’ガラート、テアルビジンまたはそれらの組み合わせが挙げられる。フラバノールのいくつかの共通の源には、茶樹、果実、野菜、および花が含まれる。好ましい実施形態では、フラバノールは緑茶から抽出される。
特定の実施形態では、水分補給剤は、運動の耐久性を高めるためのグリセロール溶液である。グリセロール含有溶液の摂取は、血液体積の拡大、心拍数の低下、および直腸温度の低下などの有益な生理学的効果を提供することが示されている。
ある実施形態では、機能性材料成分は、少なくとも1つのプロバイオティクス、プレバイオティクスおよびこれらの組み合わせから選択される。プロバイオティクスは人体の天然に存在する胃腸内細菌叢に影響する有益な微生物である。プロバイオティクスの例としては、ヒトに有益な効果を与える、ラクトバチルス、ビフィドバクテリウム、ストレプトコッカス属の細菌、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。本発明の特定の実施形態では、少なくとも1つのプロバイオティクスは、ラクトバチルス属から選択される。この発明の他の特定の実施形態によれば、プロバイオティクスは、ビフィドバクテリウム属から選択される。特定の実施形態では、プロバイオティクスは、ストレプトコッカス属から選択される。
この発明に従って使用され得るプロバイオティクスは当業者によく知られている。プロバイオティクスを含む食料品の非限定的な例は、ヨーグルト、ザウワークラウト、ケフィア、キムチ、発酵野菜、および腸内マイクロバランスを改善することによって宿主動物に有益な影響を与える微生物要素を含有する他の食料品を含む。
プレバイオティクスは、この発明の実施形態によると、ムコ多糖、オリゴ糖、多糖、アミノ酸、ビタミン、栄養素前駆体、タンパク質およびそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。この発明の特定の実施形態によると、プレバイオティクスは、多糖およびオリゴ糖を含むがこれらに限定されない食物繊維から選択される。この発明の特定の実施形態に従ってプレバイオティクスに分類されるオリゴ糖の非限定的な例としては、フラクトオリゴ糖、イヌリン、イソマルトオリゴ糖、ラクチロール(lactilol)、ラクトスクロース、ラクツロース、ピロデキストリン(pyrodextrin)、大豆オリゴ糖、トランスガラクトオリゴ糖、およびキシロオリゴ糖が挙げられる。他の実施形態では、プレバイオティクスはアミノ酸である。多くの既知のプレバイオティクスは分解してプロバイオティクスのための炭水化物を提供するが、いくつかのプロバイオティクスは栄養素のためにアミノ酸も必要とする。
プレバイオティクスは様々な食品中に天然に見出され、バナナ、ベリー、アスパラガス、ニンニク、コムギ、カラスムギ、オオムギ(および他の全粒)、亜麻仁、トマト、キクイモ、タマネギおよびチコリ、葉野菜(例えば、タンポポの若葉、ホウレンソウ、コラードの若葉、フダンソウ、ケール、カラシナ、カブラ菜)、ならびにマメ科植物(例えば、レンズマメ、インゲンマメ、ヒヨコマメ、白インゲンマメ、白豆、黒豆)を含むが、これらに限定されない。
ある実施形態では、機能性材料成分は少なくとも1つの体重管理剤である。本明細書では、「体重管理剤」は、食欲抑制剤および/または熱産生剤を含む。本明細書では、「食欲抑制剤」、「食欲満足組成物」、「満腹剤」、および「満腹材料成分」という句は同義である。「食欲抑制剤」という句は、有効量で送達されたときに、人の食欲を抑制、阻害、低減するか、そうでなければ削減する主要栄養素、ハーブ抽出物、外因性ホルモン、食欲低下薬、食欲不振誘発薬、医薬品、およびこれらの組み合わせを説明する。「熱産生剤」という句は、有効量で送達されたときに、人の熱産生または代謝を活性化するか、そうでなければ増強する主要栄養素、ハーブ抽出物、外因性ホルモン、食欲低下薬、食欲不振誘発薬、医薬品、およびそれらの組み合わせを説明する。
好適な体重管理剤はタンパク質、炭水化物、食事性脂肪、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される主要栄養素を含む。タンパク質、炭水化物、および食事性脂肪の
消費は、食欲抑制効果のあるペプチドの放出を刺激する。例えば、タンパク質および食事性脂肪の消費は消化管ホルモンのコレサイトカイニン(cholecytokinin)(CCK)の放出を刺激し、炭水化物および食事性脂肪の消費はグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)の放出を刺激する。
好適な主要栄養素体重管理剤はまた、炭水化物を含む。炭水化物は一般に、エネルギーのために身体によりグルコースに変換される糖、デンプン、セルロースおよびガムを含む。炭水化物は、消化可能な炭水化物(例えば、単糖、二糖、およびデンプン)と、非消化性炭水化物(例えば、食物繊維)との2つの種類に分類されることが多い。研究は、非消化性炭水化物、ならびに小腸での吸収および消化性が低減された複合ポリマー炭水化物が、食物摂取を阻害する生理学的応答を刺激するということを示している。したがって、本明細書において具体化される炭水化物は望ましくは、非消化性炭水化物または消化性が低減された炭水化物を含む。このような炭水化物の非限定的な例としては、ポリデキストロース;イヌリン;エリスリトール、マンニトール、キシリトール、およびソルビトールなどの単糖由来のポリオール;イソマルト、ラクチトール、およびマルチトールなどの二糖由来のアルコール;ならびに水素化デンプン加水分解物が挙げられる。炭水化物については本明細書中で以下に、より詳細に説明される。
別の特定の実施形態では、体重管理剤は食事性脂肪である。食事性脂肪は、飽和脂肪酸および不飽和脂肪酸の組み合わせを含む脂質である。多価不飽和脂肪酸は、モノ不飽和脂肪酸よりも大きい満腹力を有することが示されている。したがって、本明細書において具体化される食事性脂肪は多価不飽和脂肪酸を含むことが望ましく、その非限定的な例としては、トリアシルグリセロールが挙げられる。
別の特定の実施形態では、体重管理剤はハーブ抽出物である。多数の型の植物からの抽出物は、食欲抑制特性を有することが確認されている。その抽出物が食欲抑制特性を有する植物の非限定的な例としては、フーディア、トリコカウロン(Trichocaulon)、カラルマ(Caralluma)、スタペリア(Stapelia)、オルベア(Orbea)、アスクレピアス(Asclepias)およびカメリア(Camelia)属の植物が挙げられる。他の実施形態は、ギムネマシルベスタ、コーラ・ナッツ、シトラス・アウランチウム(Citrus Auran tium)、イエルバ・マテ(Yerba Mate)、グリフォニア・シンプリシフォリア(Griffonia Simplicifolia)、ミルラ、ググル脂質(guggul Lipid)、およびクロフサスグリ(black current)種子油由来の抽出物を含む。
ハーブ抽出物は、任意の型の植物材料または植物バイオマスから調製され得る。植物材料およびバイオマスの非限定的な例としては、茎、根、葉、植物材料から得られる乾燥粉末、および樹液または乾燥樹液が挙げられる。ハーブ抽出物は一般に、植物から樹液を抽出し、次いで樹液を噴霧乾燥することによって調製される。あるいは、溶媒抽出手順が使用されてもよい。初期抽出に続いて、活性が増強されたハーブ抽出物を得るために、初期抽出物をさらに分画する(例えば、カラムクロマトグラフィによる)ことが望ましいかもしれない。このような技術は当業者によく知られている。
1つの実施形態では、ハーブ抽出物は、フーディア属の植物に由来する。P57として知られるフーディアのステロールグリコシドは、フーディア種の食欲抑制効果に関与すると考えられている。別の実施形態では、ハーブ抽出物は、カラルマ属の植物に由来し、その非限定的な例としては、カラツベルシドA、カラツベルシドB、ボウセロシドI、ボウセロシドII、ボウセロシドIII、ボウセロシドIV、ボウセロシドV、ボウセロシドVI、ボウセロシドVII、ボウセロシドVIII、ボウセロシドIX、およびボウセロシドXが挙げられる。別の実施形態では、少なくとも1つのハーブ抽出物は、トリコカウ
ロン(Trichocaulon)属の植物に由来する。トリコカウロン(Trichocaulon)植物は、フーディアと同様に一般に南アフリカ原産の多肉植物であり、T.ピリフェルム(T.piliferum)種およびT.オフィシナレ(T.officinale)種を含む。別の実施形態では、ハーブ抽出物は、スタペリア(Stapelia)またはオルベア(Orbea)属の植物に由来する。どの理論にも束縛されることは望まないが、食欲抑制活性を示す化合物はプレグナングリコシドなどのサポニンであると考えられ、スタバロシド(stavaroside)A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、およびKを含む。別の実施形態では、ハーブ抽出物は、アスクレピアス(Asclepias)属の植物に由来する。どの理論にも束縛されることは望まないが、抽出物は、プレグナングリコシドおよびプレグナンアグリコンなどの食欲抑制効果を有するステロイド系化合物を含むと考えられている。
別の特定の実施形態では、体重管理剤は、体重管理効果を有する外因性ホルモンである。このようなホルモンの非限定的な例としては、CCK、ペプチドYY、グレリン、ボンベシンおよびガストリン放出ペプチド(GRP)、エンテロスタチン、アポリポタンパク質A-IV、GLP-1、アミリン、ソマスタチン(somastatin)、およびレプチンが挙げられる。
別の実施形態では、体重管理剤は医薬品である。非限定的な例としては、フェンテニム(phentenime)、ジエチルプロピオン、フェンジメトラジン、シブトラミン、リモナバント、オキシントモジュリン、フロキセチン(floxetine)塩酸塩、エフェドリン、フェネチルアミン、または他の刺激剤が挙げられる。
ある実施形態では、機能性材料成分は少なくとも1つの骨粗鬆症管理剤である。ある実施形態では、骨粗鬆症管理剤は少なくとも1つのカルシウム源である。特定の実施形態によると、カルシウム源は、塩錯体、可溶化種、および他の形態のカルシウムを含むカルシウムを含有する任意の化合物である。カルシウム源の非限定的な例としては、アミノ酸キレートカルシウム、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、クエン酸カルシウム、リンゴ酸カルシウム、クエン酸リンゴ酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、酒石酸カルシウム、乳酸カルシウム、これらの可溶化種、およびそれらの組み合わせが挙げられる。
特定の実施形態によると、骨粗鬆症管理剤はマグネシウム源である。マグネシウム源は、塩錯体、可溶化種、および他の形態のマグネシウムを含むマグネシウムを含有する任意の化合物である。マグネシウム源の非限定的な例としては、塩化マグネシウム、クエン酸マグネシウム、グルセプト酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、乳酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、マグネシウムピコラート(magnesium picolate)、硫酸マグネシウム、これらの可溶化種、およびそれらの混合物が挙げられる。別の特定の実施形態では、マグネシウム源は、アミノ酸キレートまたはクレアチンキレートマグネシウムを含む。
他の実施形態では、骨粗鬆症剤は、ビタミンD、C、K、これらの前駆体および/またはβカロテンおよびそれらの組み合わせから選択される。
多くの植物および植物抽出物がまた骨粗鬆症の予防および治療において有効であることが確認されている。骨粗鬆症管理剤として好適な植物および植物抽出物の非限定的な例としては、米国特許出願公開第2005/0106215号に開示されるようなタンポポ(Taraxacum)属およびザイフリボク(Amelanchier)属の種、ならびに米国特許出願公開第2005/0079232号に開示されるようなクロモジ(Lin
dera)属、ヨモギ(Artemisia)属、ショウブ(Acorus)属、ベニバナ(Carthamus)属、カルム(Carum)属、ハマゼリ(Cnidium)属、クルクマ(Curcuma)属、カヤツリグサ(Cyperus)属、ビャクシン(Juniperus)属、プルヌス(Prunus)属、アヤメ(Iris)属、キクニガナ(Cichorium)属、ドドナエア(Dodonaea)属、イカリソウ(Epimedium)属、エリゴヌム(Erigonoum)属、ダイズ(Soya)属、メンタ(Mentha)属、オシマム(Ocimum)属、ティムス(thymus)属、タナセタム(Tanacetum)属、オオバコ(Plantago)属、スペアミント(Spearmint)属、ベニノキ(Bixa)属、ビティス(Vitis)属、ロスマリヌス(Rosemarinus)、ヌルデ(Rhus)属、およびイノンド(Anethum)属の種が挙げられる。
ある実施形態では、機能性材料成分は少なくとも1つのフィトエストロゲンである。フィトエストロゲンは植物中に見られる化合物であり、フィトエストロゲンを有する植物または植物部位の摂取によって人体内に典型的に送達され得る。本明細書では、「フィトエストロゲン」は、体内に導入されたときに任意の程度のエストロゲン様効果を引き起こす任意の物質を指す。例えば、フィトエストロゲンは体内のエストロゲン受容体に結合し、小さいエストロゲン様効果を有し得る。
この発明の実施形態のために好適なフィトエストロゲンの例としては、イソフラボン、スチルベン、リグナン、レソルシル酸ラクトン(resorcyclic acid lactone)、クメスタン、クメストロール、エクオール、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。好適なフィトエストロゲン源としては、全粒、穀類、繊維、果実、野菜、ブラックコホシュ、リュウゼツランの根、クロフサスグリ、ブラックホー、チェストベリー、クランプバーク、トウキの根、アメリカハリブキの根、フォルスユニコーンの根、朝鮮人参の根、グランドセルハーブ、甘草、ライフルート(liferoot)ハーブ、マザーワートハーブ、シャクヤクの根、ラズベリー葉、バラ科植物、セージ葉、サルサパリラの根、液果をつけたノコギリヤシ、自然薯の根、ノコギリソウの花、マメ科植物、大豆、大豆製品(例えば、みそ、大豆粉、豆乳、大豆ナッツ、大豆タンパク質単離物、テンペ(tempen)、またはとうふ)、ヒヨコマメ、ナッツ、レンズマメ、種子、クローバー、ムラサキツメクサ、タンポポ葉、タンポポ根、コロハ種子、緑茶、ホップ、赤ワイン、亜麻仁、ニンニク、タマネギ、アマニ、ルリジサ、ヤナギトウワタ、キャラウェー、チェストツリー、バイテックス、ナツメヤシ、ディル、ウイキョウ種子、ゴツコラ、マリアアザミ、ペニーロイヤル、ザクロ、サザンウッド、大豆粉、エゾヨモギギク、およびクズの根(葛根)など、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。
イソフラボンは、ポリフェノールと呼ばれる植物栄養素の群に属する。一般に、ポリフェノール(「ポリフェノール類」としても知られている)は、1分子当たり1を超えるフェノール基の存在を特徴とする、植物中に見られる化学物質の群である。
この発明の実施形態に従って好適なフィトエストロゲンイソフラボンは、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテイン、ビオカニンA、ホルモノネチン、それらの個々の天然に存在するグリコシドおよびグリコシド抱合体、マタイレシノール、セコイソラリシレシノール、エンテロラクトン、エンテロジオール、組織状植物性タンパク質、およびそれらの組み合わせを含む。
この発明の実施形態に好適なイソフラボン源としては、大豆、大豆製品、マメ科植物、アルファルファもやし、ヒヨコマメ、ピーナツ、およびムラサキツメクサが挙げられるが、それらに限定されない。
ある実施形態では、機能性材料成分は少なくとも1つの長鎖第一級脂肪族飽和アルコールである。長鎖第一級脂肪族飽和アルコールは、有機化合物の多様な群である。アルコールという用語は、これらの化合物が炭素原子に結合したヒドロキシル基(-OH)を特徴とするという事実を指す。本発明の特定の実施形態で使用するための特定の長鎖第一級脂肪族飽和アルコールの非限定的な例としては、炭素原子8個の1-オクタノール、炭素9個の1-ノナノール、炭素原子10個の1-デカノール、炭素原子12個の1-ドデカノール、炭素原子14個の1-テトラデカノール、炭素原子16個の1-ヘキサデカノール、炭素原子18個の1-オクタデカノール、炭素原子20個の1-エイコサノール、炭素22個の1-ドコサノール、炭素24個の1-テトラコサノール、炭素26個の1-ヘキサコサノール、炭素27個の1-ヘプタコサノール、炭素28個の1-オクタノソール、炭素29個の1-ノナコサノール、炭素30個の1-トリアコンタノール、炭素32個の1-ドトリアコンタノール、および炭素34個の1-テトラコンタノールが挙げられる。
1つの実施形態では、長鎖第一級脂肪族飽和アルコールはポリコサノールである。ポリコサノールは、主に、炭素28個の1-オクタノソールおよび炭素30個の1-トリアコンタノールと、より低濃度の、炭素22個の1-ドコサノール、炭素24個の1-テトラコサノール、炭素26個の1-ヘキサコサノール、炭素27個の1-ヘプタコサノール、炭素29個の1-ノナコサノール、炭素32個の1-ドトリアコンタノール、および炭素34個の1-テトラコンタノールなどの他のアルコールとで構成される長鎖第一級脂肪族飽和アルコールの混合物に対する用語である。
ある実施形態では、機能性材料成分は、少なくとも1つのフィトステロール、フィトスタノールまたはそれらの組み合わせである。本明細書では、「スタノール」、「植物スタノール」および「フィトスタノール」という句は同義である。植物ステロールおよびスタノールは、多くの果実、野菜、ナッツ、種子、穀類、マメ科植物、植物油、木の皮および他の植物源において、天然に少量で存在する。ステロールは、C-3にヒドロキシル基を有するステロイドのサブグループである。一般に、フィトステロールはコレステロールのようにステロイド核内に二重結合を有するが、フィトステロールはまた、C-24のエチルまたはメチル基などの置換側鎖(R)、あるいは付加的な二重結合を含んでいてもよい。フィトステロールの構造は当業者によく知られている。
少なくとも44の天然に存在するフィトステロールが発見されており、一般にトウモロコシ、大豆、コムギ、および桐油などの植物に由来するが、それらはまた、天然のものと同一であるか天然に存在するフィトステロールと同様の特性を有する組成物を形成するように、合成的に製造されてもよい。非限定的な好適なフィトステロールとしては、4-デスメチルステロール(例えば、β-シトステロール、カンプエステロール、スチグマステロール、ブラシカステロール、22-デヒドロブラシカステロール、およびΔ5-アベナステロール)、4-モノメチルステロール、および4,4-ジメチルステロール(トリテルペンアルコール)(例えば、シクロアルテノール、24-メチレンシクロアルタノール、およびシクロブラノール)が挙げられるが、それらに限定されない。
本明細書では、「スタノール」、「植物スタノール」および「フィトスタノール」という句は同義である。フィトスタノールは天然にほんの微量しか存在しない飽和ステロールアルコールであり、フィトステロールの水素化などによって合成的に製造され得る。好適なフィトスタノールとしては、β-シトスタノール、カンペスタノール、シクロアルタノール、および他のトリテルペンアルコールの飽和形態が挙げられるが、それらに限定されない。
フィトステロールおよびフィトスタノールはいずれも、本明細書で使用される場合、α
およびβ異性体などの種々の異性体を含む。本発明のフィトステロールおよびフィトスタノールはまたそのエステル形態であってもよい。フィトステロールおよびフィトスタノールのエステルを誘導するための好適な方法は当業者によく知られており、米国特許第6,589,588号、6,635,774号、6,800,317号、および米国特許公開第2003/0045473号に開示されている。好適なフィトステロールおよびフィトスタノールエステルの非限定的な例としては、酢酸シトステロール、オレイン酸シトステロール、オレイン酸スチグマステロール、およびこれらの対応するフィトスタノールエステルが挙げられる。本発明のフィトステロールおよびフィトスタノールはまた、それらの誘導体を含み得る。
飲料シロップ中の機能性材料成分の量は変動し得る。1つの実施形態では、飲料シロップは、約1ppm~約10wt%の機能性材料成分を含む。
例示的な添加物は、限定されないが、炭水化物、ポリオール、アミノ酸およびその対応する塩、ポリアミノ酸およびその対応する塩、糖酸およびその対応する塩、ヌクレオチド、有機酸、無機酸、有機酸塩および有機塩基塩を含む有機塩、無機塩、苦味化合物、カフェイン、着香剤および香味材料成分、渋味化合物、タンパク質またはタンパク質加水分解物、界面活性剤、乳化剤、植物抽出物、フラボノイド、アルコール、ポリマーおよびそれらの組み合わせを含む。
1つの実施形態では、シロップは、1つ以上のポリオールをさらに含む。「ポリオール」という用語は、本明細書では、1を超えるヒドロキシル基を含有する分子を指す。ポリオールはジオール、トリオール、またはテトラオールであってもよく、それぞれ2、3、および4つのヒドロキシル基を含有する。またポリオールは4つ以上のヒドロキシル基を含有してもよく、例えば、ペンタオール、ヘキサオール、ヘプタオールなどであり、それぞれ5、6、または7つのヒドロキシル基を含有する。加えて、ポリオールはまた、糖アルコール、多価アルコール、またはポリアルコール(炭水化物の還元形態である)であってもよく、この場合、カルボニル基(アルデヒドまたはケトン、還元糖)は第1級または第2級ヒドロキシル基に還元されている。いくつかの実施形態におけるポリオールの非限定的な例としては、マルチトール、マンニトール、ソルビトール、ラクチトール、キシリトール、イソマルト、プロピレングリコール、グリセロール(グリセリン)、トレイトール、ガラクチトール、パラチノース、還元イソマルトオリゴ糖、還元キシロオリゴ糖、還元ゲンチオオリゴ糖、還元マルトースシロップ、還元グルコースシロップ、および糖アルコールまたは味に悪影響を与えることなく還元できる任意の他の炭水化物が挙げられる。
好適なアミノ酸添加物としては、アスパラギン酸、アルギニン、グリシン、グルタミン酸、プロリン、スレオニン、テアニン、システイン、シスチン、アラニン、バリン、チロシン、ロイシン、アラビノース、trans-4-ヒドロキシプロリン、イソロイシン、アスパラギン、セリン、リジン、ヒスチジン、オルニチン、メチオニン、カルニチン、アミノ酪酸(α-、β-、および/またはδ-異性体)、グルタミン、ヒドロキシプロリン、タウリン、ノルバリン、サルコシン、およびそれらの塩形態、例えば、ナトリウム塩またはカリウム塩または酸塩が挙げられるが、それらに限定されない。アミノ酸添加物はまた、D-またはL-配置であり、同じかまたは異なるアミノ酸のモノ-、ジ-、またはトリ-形態であり得る。加えて、アミノ酸は、適切な場合にはα-、β-、γ-および/またはδ-異性体であり得る。上記アミノ酸およびその対応する塩(例えば、そのナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム塩または他のアルカリもしくはアルカリ土類金属塩、または酸塩)の組み合わせも、いくつかの実施形態では好適な添加物である。アミノ酸は天然でも合成でもよい。アミノ酸はまた、修飾されていてもよい。修飾アミノ酸は、少なくとも1つの原子が付加、除去、置換されているか、あるいはこれらの組み合わせである任意のアミノ酸(例えば、N-アルキルアミノ酸、N-アシルアミノ酸、またはN
-メチルアミノ酸)を指す。修飾アミノ酸の非限定的な例としては、トリメチルグリシン、N-メチル-グリシン、およびN-メチル-アラニンなどのアミノ酸誘導体が挙げられる。本明細書では、修飾アミノ酸は、修飾および非修飾アミノ酸の両方を包含する。本明細書では、アミノ酸はまた、グルタチオンおよびL-アラニル-L-グルタミンなどのペプチドおよびポリペプチド(例えば、ジペプチド、トリペプチド、テトラペプチド、およびペンタペプチド)の両方ともを包含する。好適なポリアミノ酸添加物は、ポリ-L-アスパラギン酸、ポリ-L-リジン(例えば、ポリ-L-α-リジンまたはポリ-L-ε-リジン)、ポリ-L-オルニチン(例えば、ポリ-L-α-オルニチンまたはポリ-L-ε-オルニチン)、ポリ-L-アルギニン、アミノ酸の他のポリマー形態、ならびにそれらの塩形態(例えば、カルシウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、またはマグネシウム塩、例えば、L-グルタミン酸モノナトリウム塩)を含む。ポリアミノ酸添加物はまた、D-またはL-配置であり得る。加えて、ポリアミノ酸は、適切な場合にはα-、β-、γ-、δ-、およびε-異性体であり得る。上記ポリアミノ酸およびその対応する塩(例えば、そのナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム塩または他のアルカリもしくはアルカリ土類金属塩または酸塩)の組み合わせもまた、いくつかの実施形態では好適な添加物である。本明細書で記載されるポリアミノ酸はまた、異なるアミノ酸のコポリマーを含んでもよい。ポリアミノ酸は、天然でも合成でもよい。またポリアミノ酸は、少なくとも1つの原子が付加、除去、置換されるか、あるいはこれらの組み合わせであるように修飾されてもよい(例えば、N-アルキルポリアミノ酸またはN-アシルポリアミノ酸)。本明細書では、ポリアミノ酸は、修飾および非修飾ポリアミノ酸の両方を包含する。例えば、修飾ポリアミノ酸は、様々な分子量(MW)のポリアミノ酸、例えば、MW1,500、MW6,000、MW25,200、MW63,000、MW83,000、またはMW300,000を有するポリ-L-α-リジンを含むが、それらに限定されない。
好適な糖酸添加物としては、アルドン酸、ウロン酸、アルダル酸、アルギン酸、グルコン酸、グルクロン酸、グルカル酸、ガラクタル酸、ガラクツロン酸、およびそれらの塩(例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム塩または他の生理学的に許容可能な塩)、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。
好適なヌクレオチド添加物としては、イノシン一リン酸(「IMP」)、グアノシン一リン酸(「GMP」)、アデノシン一リン酸(「AMP」)、シトシン一リン酸(CMP)、ウラシル一リン酸(UMP)、イノシン二リン酸、グアノシン二リン酸、アデノシン二リン酸、シトシン二リン酸、ウラシル二リン酸、イノシン三リン酸、グアノシン三リン酸、アデノシン三リン酸、シトシン三リン酸、ウラシル三リン酸、それらのアルカリまたはアルカリ土類金属塩、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。本明細書に記載されるヌクレオチドはまた、ヌクレオチド関連添加物、例えば、ヌクレオシドまたは核酸塩基(例えば、グアニン、シトシン、アデニン、チミン、ウラシル)を含み得る。
好適な有機酸添加物は、-COOH部分を含む任意の化合物、例えば、C2-C30カルボン酸、置換ヒドロキシルC2-C30カルボン酸、酪酸(エチルエステル)、置換酪酸(エチルエステル)、安息香酸、置換安息香酸(例えば、2,4-ジヒドロキシ安息香酸)、置換桂皮酸、ヒドロキシ酸、置換ヒドロキシ安息香酸、アニス酸置換シクロヘキシルカルボン酸、タンニン酸、アコニット酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、イソクエン酸、グルコン酸、グルコヘプトン酸、アジピン酸、ヒドロキシクエン酸、リンゴ酸、フルーツ酸(fruitaric acid)(リンゴ酸、フマル酸、および酒石酸のブレンド)、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、クロロゲン酸、サリチル酸、クレアチン、コーヒー酸、胆汁酸、酢酸、アスコルビン酸、アルギン酸、エリソルビン酸、ポリグルタミン酸、グルコノデルタラクトン、およびそれらのアルカリまたはアルカリ土類金属塩誘導体などを含む。加えて、有機酸添加物はまた、D-またはL-配置のいずれかであってもよい。
好適な有機酸添加物塩としては、全ての有機酸のナトリウム、カルシウム、カリウム、およびマグネシウム塩、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸(例えば、乳酸ナトリウム)、アルギン酸(例えば、アルギン酸ナトリウム)、アスコルビン酸(例えば、アスコルビン酸ナトリウム)、安息香酸(例えば、安息香酸ナトリウムまたは安息香酸カリウム)、ソルビン酸およびアジピン酸の塩が挙げられるが、それらに限定されない。記載される有機酸添加物の例は任意で、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、カルボキシル、アシル、アシルオキシ、アミノ、アミド、カルボキシル誘導体、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、スルホ、チオール、イミン、スルホニル、スルフェニル、スルフィニル、スルファミル、カルボキサルコキシ(carboxalkoxy)、カルボキサミド、ホスホニル、ホスフィニル、ホスホリル、ホスフィノ、チオエステル、チオエーテル、無水物、オキシイミノ、ヒドラジノ、カルバミル、ホスホル((phosphor)またはホスホナトから選択される少なくとも1つの基によって置換されてもよい。
好適な無機酸添加物としては、リン酸、亜リン酸、ポリリン酸、塩酸、硫酸、炭酸、リン酸二水素ナトリウム、およびそれらのアルカリまたはアルカリ土類金属塩(例えば、イノシトール六リン酸Mg/Ca)が挙げられるが、それらに限定されない。
好適な苦味化合物添加物としては、カフェイン、キニーネ、尿素、橙皮油、ナリンギン、ニガキ、およびそれらの塩が挙げられるが、それらに限定されない。
好適な着香剤および香味材料成分添加物としては、バニリン、バニラ抽出物、マンゴー抽出物、シナモン、シトラス、ココナツ、ショウガ、ビリジフロロール、アーモンド、メンソール(ミントなしのメンソールを含む)、ブドウの皮抽出物、およびブドウ種子抽出物が挙げられるが、それらに限定されない。
「着香剤」および「香味材料成分」は同義であり、天然もしくは合成物質またはそれらの組み合わせを含んでよい。着香剤はまた、香味を付与する任意の他の物質も含み、一般的に許容可能な範囲で使用される場合にヒトまたは動物に安全である天然または非天然(合成)物質を含み得る。独占所有権のある着香剤の非限定的な例としてはDoehler(商標)Natural Flavoring Sweetness Enhancer K14323(Doehler(商標)、Darmstadt、Germany)、Symrise(商標)Natural Flavor Mask for Sweeteners 161453および164126(Symrise(商標)、Holzminden、Germany)、Natural Advantage(商標)Bitterness Blockers1、2、9および10(Natural Advantage(商標)、Freehold、New Jersey、U.S.A.)、ならびにSucramask(商標)(Creative Research Management、Stockton、California、U.S.A.)が挙げられる。
好適なポリマー添加物としては、キトサン、ペクチン、ペクチン、ペクチニン酸(pectinic)、ポリウロン酸、ポリガラクツロン酸、デンプン、食品親水コロイドまたはその粗抽出物(例えば、アカシアセネガルガム(Fibergum(商標))、アカシアセイヤルガム、カラゲナン)、ポリ-L-リジン(例えば、ポリ-L-α-リジンまたはポリ-L-ε-リジン)、ポリ-L-オルニチン(例えば、ポリ-L-α-オルニチンまたはポリ-L-ε-オルニチン)、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ(エチレングリコールメチルエーテル)、ポリアルギニン、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ポリエチレンイミン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール、およびポリエチレングリコールアルギニン酸ナトリウム、ヘ
キサメタリン酸ナトリウムおよびその塩、ならびに他のカチオン性ポリマーおよびアニオン性ポリマーが挙げられるが、それらに限定されない。
好適なタンパク質またはタンパク質加水分解物添加物としては、ウシ血清アルブミン(BSA)、乳清タンパク質(90%インスタント乳清タンパク質単離物、34%乳清タンパク質、50%加水分解乳清タンパク質、および80%乳清タンパク質濃縮物などのその画分または濃縮物を含む)、可溶性コメタンパク質、大豆タンパク質、タンパク質単離物、タンパク質加水分解物、タンパク質加水分解物の反応生成物、糖タンパク質、および/またはアミノ酸(例えば、グリシン、アラニン、セリン、スレオニン、アスパラギン、グルタミン、アルギニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、ノルバリン、メチオニン、プロリン、チロシン、ヒドロキシプロリン、など)を含有するプロテオグリカン、コラーゲン(例えば、ゼラチン)、部分加水分解コラーゲン(例えば、加水分解魚コラーゲン)、ならびにコラーゲン加水分解物(例えば、ブタコラーゲン加水分解物)が挙げられるが、それらに限定されない。
好適な界面活性剤添加物としては、ポリソルベート(例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(ポリソルベート80)、ポリソルベート20、ポリソルベート60)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジオクチルスルホスクシナートまたはジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、塩化セチルピリジニウム(塩化ヘキサデシルピリジニウム)、臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、コール酸ナトリウム、カルバモイル、塩化コリン、グリココール酸ナトリウム、タウロデオキシコール酸ナトリウム、ラウリン酸アルギナート(lauric arginate)、ステアロイル乳酸ナトリウム、タウロコール酸ナトリウム、レシチン、スクロースオレイン酸エステル、スクロースステアリン酸エステル、スクロースパルミチン酸エステル、スクロースラウリン酸エステル、および他の乳化剤、などが挙げられるが、それらに限定されない。
好適なフラボノイド添加物は、フラボノール、フラボン、フラバノン、フラバン-3-オール、イソフラボン、またはアントシアニジンに分類される。フラボノイド添加物の非限定的な例としては、カテキン(例えば、Polyphenon(商標)60、Polyphenon(商標)30、およびPolyphenon(商標)25などの緑茶抽出物(Mitsui Norin Co., Ltd.,Japan)、ポリフェノール、ルチン(例えば、酵素修飾ルチンSanmelin(商標)AO(San-fi Gen F.F.I., Inc., Osaka, Japan)、ネオヘスペリジン、ナリンギン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、などが挙げられるが、それらに限定されない。
好適なアルコール添加物としては、エタノールが挙げられるが、それに限定されない。
好適な渋味化合物添加物としては、タンニン酸、塩化ユウロピウム(EuCl)、塩化ガドリニウム(GdCl)、塩化テルビウム(TbCl)、ミョウバン、タンニン酸、およびポリフェノール(例えば、茶ポリフェノール)が挙げられるが、それらに限定されない。
飲料シロップ中の添加物の量は変動し得る。1つの実施形態では、飲料シロップは、約1ppm~約10wt%の添加物を含む。
飲料シロップのpHは、典型的には約2.0~約5、例えば、例として、約2.5~約4である。pHは、限定されないがリン酸、クエン酸、または水酸化ナトリウムなどの好適な酸または塩基の添加により調整され得る。
得られた飲料シロップはパッケージ化され、保存され得る。飲料シロップは、典型的には、流通のためにパッケージ化されている飲料を製造するために本質的に直ちに使用され得る。飲料シロップはまた、瓶詰め業者に分配でき、彼らは水および、おそらく炭酸化のような他の材料の添加により、製造された飲料をパッケージする。
飲料シロップは、完全カロリー飲料シロップであってよく、そのため、飲料シロップから調製されるレディ・トゥ・ドリンク飲料は、1人分8オンス当たり最高で約120カロリーを有する。
飲料シロップは、中カロリー飲料シロップであってよく、そのため、飲料シロップから調製されるレディ・トゥ・ドリンク飲料は、1人分8オンス当たり最高で約60カロリーを有する。
飲料シロップは、低カロリー飲料シロップであってよく、そのため、飲料シロップから調製されるレディ・トゥ・ドリンク飲料は、1人分8オンス当たり最高で約40カロリーを有する。
飲料シロップは、ゼロカロリー飲料シロップであってよく、そのため、飲料シロップから調製されるレディ・トゥ・ドリンク飲料は、1人分8オンス当たり約5カロリー未満を有する。
本発明の飲料シロップから調製される飲料は、reb Mを含むステビオール配糖体混合物、例えば95% reb MまたはRebM80を用いて調製された対応飲料と同様の味覚プロファイルを有する。例えば、本発明の飲料は、reb Mを含むステビオール配糖体混合物だけを含有する対応飲料と同じ属性の1つ以上を有する:甘味、甘味の残味、苦味、甘草香味、食感、時間的プロファイル、甘味の開始、など。これらの属性を決定する方法は当業者によく知られている。
いくつかの実施形態では、本発明のブレンドを含有する飲料シロップは、(i)ステビオール配糖体のみおよび/または(ii)reb Aおよび/または(iii)reb N、モグロシドVまたはシアメノシドなしのブレンドを含有する飲料シロップと比べて、瓶詰め中の低減された泡立ちを示す。
V.飲料およびその製造方法
本発明はまた、本明細書で記載される飲料シロップから調製されるレディ・トゥ・ドリンク飲料およびレディ・トゥ・ドリンク飲料を調製する方法を提供する。いくつかの実施形態では、飲料シロップは、本発明の濃縮物であり、すなわち追加の飲料材料成分を有しない。
レディ・トゥ・ドリンク飲料は炭酸および非炭酸飲料を含む。
炭酸飲料としては、凍結炭酸飲料、強化発泡飲料、コーラ、果物風味発泡飲料(例えばレモン-ライム、オレンジ、ブドウ、イチゴおよびパイナップル)、ジンジャーエール、ソフトドリンクおよびルートビールが挙げられるが、それらに限定されない。
非炭酸飲料としては、フルーツジュース、果物風味ジュース、ジュース飲料、ネクター、野菜ジュース、野菜風味ジュース、スポーツドリンク、エナジードリンク、強化水飲料、ビタミン強化水、ニアウオーター飲料(例えば、天然または合成着香剤を有する水)、ココナツ水、茶タイプの飲料(例えば紅茶、緑茶、ルイボス茶、ウーロン茶)、コーヒー
、ココア飲料、酪農飲料、牛乳成分を含有する飲料(例えば、乳飲料、牛乳成分を含有するコーヒー、カフェオレ、ミルクティー、フルーツ乳飲料)、穀類抽出物を含有する飲料およびスムージーが挙げられるが、それらに限定されない。
飲料を調製する方法は、本明細書で記載される飲料シロップを適切な量の希釈水と混合することを含む。
典型的には、シロップ対水の体積比率は1:3~1:8、例えば、1:3~1:8、1:3~1:7、1:3~1:6、1:3~1:5、1:3~1:4、1:4~1:8、1:4~1:7、1:4~1:6、1:4~1:5、1:5~1:8、1:5~1:7、1:5~1:6、1:6~1:8、1:6~1:7および1:7~1:8などである。特定の実施形態では、シロップ対水の体積比率は約1:5.5である。
混合が実施される温度は好ましくは、ステビオール配糖体の分解を最小に抑えるために約70℃未満である。
1つの実施形態では、飲料は炭酸飲料(例えば、清涼飲料水またはソフトドリンク)であり、希釈水は炭酸水である。飲料は典型的にはすぐに消費するために分配される。
飲料製造において典型的な、飲料を調製するために使用される他の型の水は、例えば、脱イオン水、蒸留水、逆浸透水、炭素処理水、精製水、脱ミネラル化水およびそれらの組み合わせである。
本発明の濃縮物および飲料シロップは、瓶詰め施設において見出される典型的な機器により、飲料中に配合できる。reb Mを可溶化するためのスキッドは必要ない。
飲料は、本発明のステビオール配糖体ブレンドを、約50ppm~約1,000ppm、例えば、約100ppm~約600ppm、約100ppm~約600ppm、約100ppm~約500ppm、約100ppm~約400ppm、約100ppm~約300ppm、約100ppm~約200ppm、約200ppm~約600ppm、約200ppm~約500ppm、約200ppm~約400ppm、約200ppm~約300ppm、約300ppm~約600ppm、約300ppm~約500ppm、または約300ppm~約400ppmなどの濃度で含有する。
特定の実施形態では、飲料は、かなり高濃度のステビオール配糖体ブレンド、すなわち約400ppm~約600ppmのブレンド、例えば、約400ppm~約500ppm、約500ppm~約600ppmまたは約550~約600ppmなどを含有する。
本発明の飲料は、reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンド、例えば95%reb MまたはRebM80を含有する飲料と同様の(統計的に差異がない)味覚プロファイルを示す。例えば、本発明の飲料は、reb Mを含むステビオール配糖体混合物だけを含有する対応飲料と同じ属性の1つ以上を有する:甘味、甘味の残味、苦味、甘草香味、食感、時間的プロファイル、甘味の開始、など。これらの属性を決定する方法は当業者によく知られている。
飲料は、1人分8オンス当たり最高で約120カロリーを有する完全カロリー飲料であり得る。
飲料は、1人分8オンス当たり最高で約60カロリーを有する中カロリー飲料であり得る。
飲料は、1人分8オンス当たり最高で約40カロリーを有する低カロリー飲料であり得る。
飲料は、1人分8オンス当たり約5カロリー未満を有するゼロカロリーであり得る。
特定の実施形態では、飲料はダイエット飲料、すなわち、低カロリーまたはゼロカロリー飲料である。より特定的な実施形態では、飲料はダイエット炭酸飲料である。特に望ましいダイエット炭酸飲料はコーラ飲料およびレモン-ライム風味飲料である。
1つの実施形態では、本発明は、本発明のブレンドを、約400ppm~約600ppm、または約500ppm~約600ppmの濃度で含むダイエット炭酸飲料を提供する。
いくつかの実施形態では、飲料は、本発明のブレンドが唯一の甘味料、すなわち検出可能な甘味、を提供する唯一の物質である、炭酸飲料である。そのような炭酸飲料、例えばコーラはゼロカロリーである。
V.方法
本発明はまた、reb Mを含むステビオール配糖体ブレンドのいくらかの部分をreb Nと置換することを含む、reb Mを含むステビオール配糖体ブレンドの水溶解度を改善する方法を提供する。例えば、reb Mを含むステビオール配糖体混合物の約20wt%~約80%、例えば、約30wt%~約60wt%、約30wt%~約50wt%または約40wt%~約60wt%などを、reb Nで置き換えることができる。
本発明はまた、reb Mを含むステビオール配糖体ブレンドのいくらかの部分を、reb N、モグロシドV、シアメノシドIおよびそれらの組み合わせからなる群より選択される化合物と置換することを含む、reb Mまたはreb Aを含むステビオール配糖体ブレンドを含む飲料の泡立ち(泡高および/または泡が消える時間)を低減させる方法を提供する。例えば、reb Mまたはreb Aを含むステビオール配糖体混合物の約20wt%~約80%、例えば、約20wt%~約70wt%、約20wt%~約60wt%、約20wt%~約50wt%、約20wt%~約40wt%、約20wt%~約30wt%、約30wt%~約80wt%、約30wt%~約70wt%、約30wt%~約60wt%、約30wt%~約50wt%、約30wt%~約40wt%、約40wt%~約80wt%、約40wt%~約70wt%、約40wt%~約60wt%、約40wt%~約50wt%、約50wt%~約80wt%、約50wt%~約70wt%、約50wt%~約60wt%、約60wt%~約80wt%、約60wt%~約70wt%および約70wt%~約80wt%などを置換できる。
本発明のブレンドを含む飲料についての泡が消える時間は、レバウジオシドN、モグロシドVおよび/またはシアメノシドIなしの飲料よりも、少なくとも5%少ない、例えば、少なくとも約10%少ない、少なくとも約20%少ない、少なくとも約30%少ない、少なくとも約40%少ない、または少なくとも約50%少ない。本発明のブレンドを含む飲料についての泡高は、レバウジオシドN、モグロシドVおよび/またはシアメノシドIなしの飲料よりも、少なくとも5%少ない、例えば、例として、少なくとも約10%少ない、少なくとも約20%少ない、少なくとも約30%少ない、少なくとも約40%少ない、または少なくとも約50%など少ない。
実施例
下記実施例では、「RebM80」は、少なくとも80重量%のReb M(残りの大
半はReb DおよびReb Aである)を含有するステビオール配糖体混合物を指す。混合物の総ステビオール配糖体含量は少なくとも95%である。
実施例1:RebM80、Reb AおよびReb Nのトリブレンド
2wt%のステビオール配糖体含量を含有する超濃縮物を、下記で示される量のRebM80、reb Aおよびreb Nを水と室温で合わすことにより調製した。混合物を1時間混合し、濁った混合物を提供した。
次いで、2wt%超濃縮物を、水で5.5+1シロップ濃度(0.3wt%)に希釈し、室温で90時間混合し、透明溶液を得た。最終シロップ濃度を下記で提供する:
実施例2:RebM80およびReb Nのジブレンド
2wt%のステビオール配糖体含量を含有する超濃縮物を、下記で示される量のRebM80およびreb Nを水と合わせることにより調製した。混合物を1時間混合し、濁った混合物を得た。
次いで、2wt%超濃縮物を、水で5.5+1シロップ濃度(0.3wt%)に希釈し、室温で90時間混合した。最終シロップ濃度を下記で提供する:
表4からわかるように、Reb NまたはRebM80のみの使用は、濁った0.3wt%シロップ濃縮物をもたらす。70%のRebM80を含有する試料もまた、濁った0.3wt%シロップ濃縮物をもたらした。
実施例3:本発明のステビアブレンドの溶解度、味覚プロファイルおよび脱泡
表5で特定されるブレンドで甘くした飲料(クエン酸緩衝マトリクス)の官能プロフィルをreb Aのみまたはreb Mのみのいずれかで甘くした飲料と比較した。ブレン
ドで甘くした飲料の泡立ちもまた、研究した。
各試料を注ぎ入れたビーカーの周囲全体にわたって泡のレベルが均一になった時に泡高を測定した(mLで)
**各試料がビーカーの底に達した時と試料全体のレベルが350mLラインに達した時の間で泡が消える時間を測定した
***RebM80および95% Reb Mの両方を評価し、それらは同様の結果を示した
実施例4:官能データ
高純度(≧95%)のステビオール配糖体、すなわちレバウジオシドA、B、D、N、M、およびOを、完成飲料中500ppmの濃度で酸性化クエン酸緩衝液、レモンライムおよびコーラ炭酸飲料において評価した。
1.1模擬飲料(クエン酸緩衝液)
濾過水を使用して、個々のステビオール配糖体ならびにブレンドを溶解して、500ppmの総ステビオール配糖体濃度を送達した。
試料を供給し、周囲温度で評価した。
1.2.レモン-ライム炭酸飲料
下記表は、レモンライムシロップ(5.5+1)中の、材料成分およびそれらの量を示す。
材料成分を濾過水に溶解してシロップを構成し、次いで、適切なシロップ量を秤量すること、および1部シロップ+5.5部炭酸水の比率を使用して炭酸水を添加することにより、最終飲料を作製した。最終飲料を300mlガラス瓶に充填し、次いで、3日間、35℃で熟成させ、その後、冷却し、冷やして供した(4℃)。Reb-Mを有する対照を、水を約47℃まで加熱し次いでReb-Mを溶解させることにより作製した。完全溶解後、濃縮Reb-M溶液を周囲温度に冷却し、その後、材料成分の残りを添加した。他のブレンドはシロップ系で可溶であり、加熱を必要としなかった。
1.3.コーラ炭酸飲料
下記表は、コーラシロップ(5.5+1)中の、材料成分およびそれらの量を示す。
材料成分を濾過水に溶解してシロップを構成し、次いで、適切なシロップ量を秤量すること、および1部シロップ+5.5部炭酸水の比率を使用して炭酸水を添加することにより、最終飲料を作製した。最終飲料を300mlガラス瓶に充填し、次いで、3日間、35℃で熟成させ、その後、冷却し、冷やして供した(4℃)。Reb-Mを有する対照を、水を約47℃まで加熱し、次いでReb-Mを溶解させることにより作製した。完全溶解後、濃縮Reb-M溶液を周囲温度に冷却し、その後、材料成分の残りを添加した。他のブレンドはシロップ系で可溶であり、加熱を必要としなかった。
2.官能検査
飲料は、少なくとも5人の専門パネリストにより盲検的に評価された。彼らは、日常的に作業しステビオール配糖体で甘味が付与された飲料を試飲している。試料をコード化し、無作為に、パネリストに提示した。パネリストは、前と、試料間に、無塩クラッカーを食べ、口を水ですすぐように指示された。各セッションについての最大試料は、疲労を回避するために、5試料で設定された。各試料について、パネリストは3口すすり、次いで、彼らの評価コメントを書き留めるように指示された。模擬飲料は周囲温度で試飲されたが、炭酸飲料(ダイエットレモンライムおよびコーラ)は4℃で試飲された。
2.1.模擬飲料のための官能検査
下記表は、異なるレベル(ppm)でのブレンド中のステビオール配糖体、模擬シロップにおけるそれらの溶解性および盲検味覚試飲後のパネリストコメントを示す。
パネリストコメントから、ブレンドが許容される全体の味覚プロファイルを示し、いくつかは、Reb-Mだけと比べてさらにすっきりした味覚を示すことが明らかに見られる。
2.2.ダイエットレモンライム炭酸飲料のための官能検査
下記表は、異なるレベル(ppm)でのブレンド中のステビオール配糖体、パネリスト格付け(l=最も好ましい、5=最も好ましくない)ならびにパネリストコメントを示す。
ブレンドはダイエットレモンライム炭酸飲料において、パネリストにより、Reb-Mのみよりも好まれた。
2.3.ダイエットコーラ炭酸飲料のための官能検査
下記表は、異なるレベル(ppm)でのブレンド中のステビオール配糖体、パネリスト格付け(l=最も好ましい、5=最も好ましくない)、ならびにパネリストコメントを示す。
実施例5:ベンチトップ溶解度および味覚評価
下記ブレンドをクエン酸/カラメル系飲料中で評価した:
スロー4.4+1;>45°F(瓶詰め業者でのシロップ操作温度)
512ppm RebM80はシロップ中で可溶でなかったが、reb A/reb B/reb D/rebM80およびNSF-03を含有するブレンドはどちらも、シロップ中で可溶であり、RebM80のみの飲料と同様の味がした。
実施例6:Reb A/Reb M泡立ちに対するシアメノシドIおよびモグロシドVの影響
1.高甘味度甘味料または2つの高甘味度甘味料のブレンドをDI水に溶解して、最大で500ppmの濃度を有するシロップを作製した。各シロップを4.5℃で冷蔵保存した
2.45mLの各シロップを10オンスガラス瓶に添加して、225mLの炭酸水(CO体積:4.6)を添加し、飲料試料を作製した(3.8CO体積および5:1スロー比率)
3.各飲料試料を4.5℃で少なくとも1時間冷蔵した
4.各飲料瓶をねじって開け、回転クランプを使用して、逆さにして飲料を1000mLガラスビーカー中に注ぎ入れた。瓶を、その開口が45°角で、ビーカーの上面に当たるまで回転させた。このプロセス全体を泡高および泡が消える時間測定のために録画した。
5.泡高を、ビーカー壁上の泡のメニスカスが均一に下がり始めた時に、mLで測定する
6.泡が消える時間を、飲料が最初にビーカーの底に達した時と、泡のメニスカスが350mLラインに達した時の間で、秒で測定する
(1)レバウジオシドA+モグロシドV、(2)レバウジオシドM+モグロシドV、(3)レバウジオシドA+シアメノシド(Siamenosiode)I、および(4)レバウジオシドM+シアメノシド(Siamenosiode)Iをそれぞれ、最終飲料中100、300および500ppmの総濃度で調製する。
RebAまたはRebMを有するモグロシドVブレンド
モグロシドVをReb AまたはRebMとブレンドした場合、泡高および泡が消える時間の両方が、3つ全ての総濃度(100、300および500ppm)でモグロシドVのパーセンテージの増加と共に低減した。しかしながら、これらの2つの異なるブレンド、すなわちRebA+MogV対RebM+MogVの低減プロファイルは、図1-4において示されるように著しく異なり;RebA+MogVブレンドは、MogVのパーセンテージが40%を超えた時により急激な変化を示し、一方、RebM+MogVブレンドは、泡高および泡が消える時間においてずっと徐々に減少した。
RebAまたはRebMを有するシアメノシドIブレンド
シアメノシドIをRebAまたはRebMとブレンドした場合、泡高および泡が消える時間の両方が、3つ全ての総濃度(100、300および500ppm)で、シアメノシドIのパーセンテージの増加と共に低減した。しかしながら、これらの2つの異なるブレンド、すなわちRebA+シアメノシドI対RebM+シアメノシドIの低減プロファイルは、図5-8において示されるように著しく異なり;Reb A+シアメノシドIブレンドは、シアメノシドIのパーセンテージが50%超えた時により急激な変化を示し、一方、RebM+シアメノシドIブレンドは、泡高および泡が消える時間において30%後、徐々に減少する。

Claims (20)

  1. (i)reb Mを含む約20wt%~約70wt%未満のステビオール配糖体混合物および(ii)約25wt%~約80wt%のreb Nを含むステビアブレンドであって、前記ブレンドは、reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンドと比べて0.25wt%-0.4wt%で優れた水溶解度を示す、ステビアブレンド。
  2. 前記ステビアブレンドは、reb Mを含むステビオール配糖体混合物のみのブレンドの水溶解度の少なくとも約1.5xである0.25wt%-0.4wt%での水溶解度を有しおよび/または前記ステビアブレンドは、reb Nなしのブレンドの水溶解度の少なくとも約1.5xである0.25wt%-0.4wt%での水溶解度を有する、請求項1に記載のステビアブレンド。
  3. reb A、reb B、reb C、reb G、reb N、reb D、reb E、reb O、reb J、isorebM、reb Iおよびそれらの組み合わせからなる群より選択される1つ以上のステビオール配糖体をさらに含む、請求項1に記載のステビアブレンド。
  4. 水および約0.25wt%~約0.4wt%の請求項1-3のいずれかに記載のステビアブレンドを含有する濃縮物であって、目視検査により透明である、濃縮物。
  5. 前記ステビオール配糖体ブレンドは、reb Mを含む約20wt%~約60wt%のステビオール配糖体混合物および約80wt%~約40wt%のreb Nを含む、請求項4に記載の濃縮物。
  6. 前記ステビオール配糖体ブレンドは、reb Mを含む約40wt%~約50wt%のステビオール配糖体混合物、約10wt%~約20wt%のreb Aおよび約40wt%~約50wt%のreb Nを含む、請求項4に記載の濃縮物。
  7. 前記ステビオール配糖体ブレンドは、reb Mを含む約40wt%~約50wt%のステビオール配糖体混合物、約45wt%~約55wt%のreb Nおよび約1wt%~約15wt%のreb Dを含み、前記濃縮物は、約0.25wt%~約0.4wt%のステビオール配糖体濃度を有しかつ目視検査により透明である、請求項4に記載の濃縮物。
  8. 前記ステビオール配糖体ブレンドは、reb Mを含む約45wt%~約55wt%のステビオール配糖体混合物、約30wt%~約40wt%のreb Aおよび約5wt%~約20wt%のreb Bを含む、請求項4に記載の濃縮物。
  9. 前記ステビオール配糖体ブレンドは、reb Mを含む約35wt%~約45wt%のステビオール配糖体混合物、約35wt%~約45wt%のreb Nおよび約5wt%~約25wt%のreb Bを含む、請求項4に記載の濃縮物。
  10. 前記ステビオール配糖体ブレンドは、reb Mを含む約30wt%~約50wt%のステビオール配糖体混合物、約30wt%~約40wt%のreb N、約5wt%~約15wt%のreb Dおよび約10wt%~約20wt%のreb Oを含む、請求項4に記載の濃縮物。
  11. 前記ステビオール配糖体ブレンドは、reb Mを含む約35wt%~約45wt%のステビオール配糖体混合物、約35wt%~約45wt%のreb N、約5wt%~約
    15wt%のreb Dおよび約5wt%~約20wt%のreb Eを含む、請求項4に記載の濃縮物。
  12. 前記ステビオール配糖体ブレンドは、reb Mを含む約30wt%~約40wt%のステビオール配糖体混合物、約1wt%~約10wt%のreb D、約35wt%~約45wt%のreb Nおよび約5wt%~約25wt%のreb Bを含む、請求項4に記載の濃縮物。
  13. 前記ステビオール配糖体ブレンドは、reb Mを含む約30wt%~約40wt%のステビオール配糖体混合物、約1wt%~約10wt%のreb D、約35wt%~約45wt%のreb Nおよび約1wt%~約10wt%のreb Oを含む、請求項4に記載の濃縮物。
  14. a.水および約1wt%~約10wt%の請求項1-3のいずれかに記載のステビアブレンドを含む超濃縮物を提供すること;
    b.前記超濃縮物を水で約0.25wt%~約0.4wt%に希釈することおよび;
    c.濃縮物を提供するために少なくとも10分間室温で混合することであって、前記濃縮物は、目視検査により透明である、混合すること
    を含む飲料配合に好適な濃縮物を調製する方法。
  15. a.請求項4-13のいずれかに記載の濃縮物を提供すること;
    b.任意で1つ以上の飲料材料成分を添加すること;
    c.飲料を提供するために前記濃縮物を水と混合することであって、濃縮物対水の体積比率は、約1:3~約1:8である、混合すること
    を含む飲料を調製する方法。
  16. 前記濃縮物対水の体積比率は、約1:4.4~約1:6である、請求項16に記載の方法。
  17. 前記飲料は、ゼロカロリーまたは中カロリー炭酸飲料から選択される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記飲料は、強化発泡飲料、コーラ、果物風味発泡飲料、ジンジャーエール、ソフトドリンクおよびルートビールからなる群より選択される、請求項19に記載の方法。
  19. reb Mを含むステビオール配糖体ブレンドの約20wt%~約80wt%をreb Nと置換することにより前記reb Mを含むステビオール配糖体ブレンドを含むステビアブレンドの溶解度を改善するための方法。
  20. reb Mまたはreb Aを含むステビオール配糖体ブレンドを含むステビアブレンドを含む飲料の泡立ちを低減させる方法であって、前記ステビオール配糖体ブレンドの約20wt%~約80wt%をreb N、シアメノシドI、モグロシドVおよびそれらの組み合わせから選択される化合物と置換して、低減された泡立ちを有するブレンドを提供することを含む、方法。
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