JP2024014172A - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストを抑制しつつ電源装置が故障してしまうことを抑制する電源装置を提供する。【解決手段】電源装置は、過電圧検知回路120及び電圧コンバータ制御回路104を備える。過電圧検知回路120は、ツェナーダイオード121、サイリスタ123を備え、出力電圧がツェナーダイオード121のツェナー電圧よりも高くなるとサイリスタ123が導通し、FET110がオン状態となる。コンバータ制御回路104は、1次巻線105aに流れる電流が所定電流より大きくなると、第1スイッチング素子106及び第2スイッチング素子107の駆動を停止する。この結果、平滑コンデンサ111に蓄積されている電荷が平滑コンデンサ111、2次巻線105c、FET110の順に放電され、出力電圧が過電圧状態になることを抑制する。【選択図】図3
Description
本発明は、電圧を出力する電源装置及び当該電源装置を備える画像形成装置に関する。
従来、商用電源から供給された交流電圧を直流電圧に変換するACDC変換回路を備える電源装置が知られている。電源装置では、出力電圧が過電圧状態になった際に電源装置が故障しないように、保護回路が設けられている。
特許文献1には、電源装置の出力電圧がツェナーダイオードのツェナー電圧よりも高くなると、ツェナーダイオード及びサイリスタのゲート端子に電流が流れることに起因して当該サイリスタに電流が流れる構成が記載されている。特許文献1では、上記構成により、出力電圧が過電圧状態になって電源装置が故障してしまうことが抑制される。
特許文献1の構成においては、サイリスタに大電流が流れる可能性がある。即ち、特許文献1の構成においては、定格電流が高いサイリスタが用いられる必要があり、電源装置のコストが増大してしまう。
上記課題に鑑み、本発明は、電源装置におけるコストを抑制しつつ電源装置が故障してしまうことを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる電源装置は、
商用電源から出力された交流電圧を整流する整流手段と、
前記整流手段によって整流された電圧を平滑化する第1平滑コンデンサと、
前記第1平滑コンデンサによって平滑化された電圧が印加される第1巻線と、前記第1巻線と絶縁された第2巻線と、備えるトランスと、
ドレイン端子が前記第2巻線の一端に接続され、ソース端子がグラウンドに接続された第1のスイッチング素子と、
前記第1巻線に印加される電圧に起因して前記第2巻線に発生する電圧を平滑化する第2平滑コンデンサであって、一端が前記第2巻線の他端に接続され且つ他端が前記グラウンドに接続された第2平滑コンデンサと、
前記第2平滑コンデンサによって平滑化された電圧を検知する第1検知手段と、
前記第1巻線に接続された第2スイッチング素子と、
前記第1検知手段によって検知された電圧が第1所定電圧に対応する電圧より小さい場合は前記第2スイッチング素子のオン及びオフを制御する制御信号の周波数を減少させ、前記第1検出手段によって検出された電圧が前記第1所定電圧に対応する電圧より大きい場合は前記制御信号の周波数を増大させる制御手段と、
前記第2平滑コンデンサによって平滑化された電圧が第2所定電圧より大きくなると導通するツェナーダイオードと、
カソード端子が前記第1スイッチング素子のゲート端子に接続され且つアノード端子が前記第2巻線の前記他端に接続されたサイリスタと、
前記第1巻線に流れる電流を検知する第2検知手段と、
を有し、
前記サイリスタは、前記ツェナーダイオードが導通したことに応じて導通し、
前記第1スイッチング素子は、前記サイリスタが導通することに応じて導通し、
前記制御手段は、前記第2検知手段によって検知された電流が所定電流より大きい場合は、前記制御信号の出力を停止し、
前記第1スイッチング素子が導通することにより、前記第2平滑コンデンサに蓄電された電荷が、前記第2巻線、前記第1スイッチング素子を介して放電されることを特徴とする。
商用電源から出力された交流電圧を整流する整流手段と、
前記整流手段によって整流された電圧を平滑化する第1平滑コンデンサと、
前記第1平滑コンデンサによって平滑化された電圧が印加される第1巻線と、前記第1巻線と絶縁された第2巻線と、備えるトランスと、
ドレイン端子が前記第2巻線の一端に接続され、ソース端子がグラウンドに接続された第1のスイッチング素子と、
前記第1巻線に印加される電圧に起因して前記第2巻線に発生する電圧を平滑化する第2平滑コンデンサであって、一端が前記第2巻線の他端に接続され且つ他端が前記グラウンドに接続された第2平滑コンデンサと、
前記第2平滑コンデンサによって平滑化された電圧を検知する第1検知手段と、
前記第1巻線に接続された第2スイッチング素子と、
前記第1検知手段によって検知された電圧が第1所定電圧に対応する電圧より小さい場合は前記第2スイッチング素子のオン及びオフを制御する制御信号の周波数を減少させ、前記第1検出手段によって検出された電圧が前記第1所定電圧に対応する電圧より大きい場合は前記制御信号の周波数を増大させる制御手段と、
前記第2平滑コンデンサによって平滑化された電圧が第2所定電圧より大きくなると導通するツェナーダイオードと、
カソード端子が前記第1スイッチング素子のゲート端子に接続され且つアノード端子が前記第2巻線の前記他端に接続されたサイリスタと、
前記第1巻線に流れる電流を検知する第2検知手段と、
を有し、
前記サイリスタは、前記ツェナーダイオードが導通したことに応じて導通し、
前記第1スイッチング素子は、前記サイリスタが導通することに応じて導通し、
前記制御手段は、前記第2検知手段によって検知された電流が所定電流より大きい場合は、前記制御信号の出力を停止し、
前記第1スイッチング素子が導通することにより、前記第2平滑コンデンサに蓄電された電荷が、前記第2巻線、前記第1スイッチング素子を介して放電されることを特徴とする。
本発明によれば、電源装置におけるコストを抑制しつつ電源装置が故障してしまうことを抑制することができる。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の形状及びそれらの相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲が以下の実施の形態に限定される趣旨のものではない。
〔第1実施形態〕
[画像形成装置]
図1は、本実施形態で用いられるシート搬送装置を有するカラーの電子写真方式の複写機(以下、画像形成装置と称する)100の構成を示す断面図である。なお、画像形成装置は複写機に限定されず、例えば、ファクシミリ装置、印刷機、プリンタ等であっても良い。また、記録方式は、電子写真方式に限らず、例えば、インクジェット等であっても良い。更に、画像形成装置の形式はモノクロ及びカラーのいずれの形式であっても良い。
[画像形成装置]
図1は、本実施形態で用いられるシート搬送装置を有するカラーの電子写真方式の複写機(以下、画像形成装置と称する)100の構成を示す断面図である。なお、画像形成装置は複写機に限定されず、例えば、ファクシミリ装置、印刷機、プリンタ等であっても良い。また、記録方式は、電子写真方式に限らず、例えば、インクジェット等であっても良い。更に、画像形成装置の形式はモノクロ及びカラーのいずれの形式であっても良い。
以下に、図1を用いて、画像形成装置100の構成および機能について説明する。
画像印刷装置301の内部には、記録媒体Pを収納するシート収納トレイ9が設けられている。なお、記録媒体とは、画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、用紙、樹脂シート、布、OHPシート、ラベル等は記録媒体に含まれる。
シート収納トレイ9に収納された記録媒体Pは、ピックアップローラ10によって送り出され、搬送ローラ11によってレジストレーションローラ12へ搬送される。
PC等の外部装置から出力された画像信号は、半導体レーザ及びポリゴンミラーを含む光走査装置3Y、3M、3C、3Kに色成分ごとに入力される。具体的には、外部装置から出力されたイエローに関する画像信号は光走査装置3Yに入力され、外部装置から出力されたマゼンタに関する画像信号は光走査装置3Mに入力される。また、外部装置から出力されたシアンに関する画像信号は光走査装置3Cに入力され、外部装置から出力されたブラックに関する画像信号は光走査装置3Kに入力される。なお、以下の説明においては、イエローの画像が形成される構成について説明するが、マゼンタ、シアン、ブラックについても同様の構成である。
感光ドラム1Yは、帯電器2Yによって外周面が帯電される。感光ドラム1Yの外周面が帯電された後、外部装置から光走査装置3Yに入力された画像信号に応じたレーザ光が、光走査装置3Yからポリゴンミラー等の光学系を経由し、感光ドラム1Yの外周面に照射される。この結果、感光ドラム1Yの外周面に静電潜像が形成される。
続いて、静電潜像が現像器4Yのトナーによって現像され、感光ドラム1Yの外周面にトナー像が形成される。感光ドラム1Yに形成されたトナー像は、感光ドラム1Yと対向する位置に設けられた転写ローラ5Yによって転写ベルト6に転写される。
転写ベルト6に転写されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像は、転写ローラ対15a、15bによって記録媒体Pに転写される。この転写タイミングに合わせて、レジストレーションローラ12は記録媒体を転写部としての転写ローラ対15a、15bへ送り込む。
前述の如くして、トナー像が転写された記録媒体Pは、定着器16へ送り込まれ、定着器16によって加熱加圧されて、トナー像が記録媒体に定着される。このようにして、画像形成装置100によって記録媒体に画像が形成される。画像が形成された記録媒体は、搬送ローラ17、18、19、20によって画像形成装置100の機外へ排出される。
以上が画像形成装置100の構成および機能についての説明である。
<画像形成装置の制御構成>
図2は、画像形成装置100の制御構成の例を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置100には電源装置200が設けられている。電源装置200は交流電源(商用電源)ACに接続されており、画像形成装置100の内部の各種装置は電源装置200から出力される電力によって稼働する。
図2は、画像形成装置100の制御構成の例を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置100には電源装置200が設けられている。電源装置200は交流電源(商用電源)ACに接続されており、画像形成装置100の内部の各種装置は電源装置200から出力される電力によって稼働する。
システムコントローラ151は、図2に示すように、CPU151a、ROM151b、RAM151cを備えている。また、システムコントローラ151は、画像処理部112、操作部152、アナログ・デジタル(A/D)変換器153、高圧制御部155、モータ制御装置600、センサ類159、ACドライバ160と接続されている。システムコントローラ151は、接続された各ユニットとの間でデータやコマンドの送受信をすることが可能である。
CPU151aは、ROM151bに格納された各種プログラムを読み出して実行することによって、予め定められた画像形成シーケンスに関連する各種シーケンスを実行する。
RAM151cは記憶デバイスである。RAM151cには、例えば、高圧制御部156に対する設定値、モータ制御装置600に対する指令値及び操作部152から受信される情報等の各種データが格納される。
システムコントローラ151は、画像処理部112における画像処理に必要となる、画像形成装置100の内部に設けられた各種装置の設定値データを画像処理部112に送信する。更に、システムコントローラ151は、センサ類159からの信号を受信して、受信した信号に基づいて高圧ユニット156を制御する。
画像形成部としての高圧制御部155は、システムコントローラ151から出力される制御信号に応じて、高圧ユニット156(帯電器2Y、2M、2C、2K、現像器4Y、4M、4C、4K、転写ローラ対15a、15b等)を駆動する。
モータ制御装置600は、CPU151aから出力された指令に応じて、画像形成装置100に設けられた負荷を駆動するモータ509を駆動する。
A/D変換器153は、定着ヒータ161の温度を検出するためのサーミスタ154が検出した検出信号を受信し、検出信号をアナログ信号からデジタル信号に変換してシステムコントローラ151に送信する。システムコントローラ151は、A/D変換器153から受信したデジタル信号に基づいてACドライバ160の制御を行う。ACドライバ160は、定着ヒータ161の温度が定着処理を行うために必要な温度となるように定着ヒータ161を制御する。なお、定着ヒータ161は、定着処理に用いられるヒータであり、定着器16に含まれる。
システムコントローラ151は、使用する記録媒体の種類(以下、紙種と称する)等の設定をユーザが行うための操作画面を、操作部152に設けられた表示部に表示するように、操作部152を制御する。システムコントローラ151は、ユーザが設定した情報を操作部152から受信し、ユーザが設定した情報に基づいて画像形成装置100の動作シーケンスを制御する。また、システムコントローラ151は、画像形成装置の状態を示す情報を操作部152に送信する。なお、画像形成装置の状態を示す情報とは、例えば、画像形成枚数、画像形成動作の進行状況、画像印刷装置301及び原稿給送装置201におけるシートのジャムや重送等に関する情報である。操作部152は、システムコントローラ151から受信した情報を表示部に表示する。
前述の如くして、システムコントローラ151は、画像形成装置100の動作シーケンスを制御する。
[電源装置]
<電源装置の構成及び動作>
図3は、電源装置200の構成を示す図である。電源装置200は、商用電源から供給される交流電圧を電流共振方式により直流電圧に変換して出力するACDC電源である。電源装置200は、商用電源ACが接続される1次側の回路と、1次側の回路とは絶縁された2次側の回路と、を備える。画像形成装置100に設けられた各種負荷は、電源装置200から出力される電力により動作する。
<電源装置の構成及び動作>
図3は、電源装置200の構成を示す図である。電源装置200は、商用電源から供給される交流電圧を電流共振方式により直流電圧に変換して出力するACDC電源である。電源装置200は、商用電源ACが接続される1次側の回路と、1次側の回路とは絶縁された2次側の回路と、を備える。画像形成装置100に設けられた各種負荷は、電源装置200から出力される電力により動作する。
商用電源ACはダイオードブリッジ101に接続され、ダイオードブリッジ101の直流出力端子は平滑コンデンサ102に接続されている。平滑コンデンサ102の後段には、第1スイッチング素子106と第2スイッチング素子107で構成されたハーフブリッジが、平滑コンデンサ102と並列に接続されている。また、第2スイッチング素子107には、トランス105の1次巻線105aと共振コンデンサ108とが直列に接続された共振回路が並列に接続されている。なお、トランス105の1次巻線105aと共振コンデンサ108とで構成された共振回路は第1スイッチング素子106と並列に接続されていてもよい。
トランス105は、1次側の回路と2次側の回路との絶縁状態を保ちつつ1次側の電力を2次側に伝えるために用いられる。そのため、トランス105の1次巻線105aと2次巻線105b、105cとは、同一のコアに巻かれている。トランス105の1次巻線105aのインダクタンスには、2次巻線105b、105cと結合している成分と、2次巻線105b、105cと結合していない成分(漏れインダクタンス)とが含まれる。
トランス105の2次巻線105bの一端は電源装置200の出力端子に接続され、他端はFET109のドレイン端子に接続されている。また、トランス105の2次巻線105cの一端は電源装置200の出力端子に接続され、他端はFET110のドレイン端子に接続されている。
FET109のソース端子及びFET110のソース端子はグラウンドに接続されている。FET109のゲート端子は制御IC117に接続されており、FET109の駆動は制御IC117によって行われる。また、FET110のゲート端子はダイオード118のカソード端子に接続され、ダイオード118のアノード端子は制御IC117に接続されている。FET110の駆動は制御IC117によって行われる。
平滑コンデンサ111の一端は電源装置200の出力端子に接続され、他端はグラウンドに接続されている。
電源装置200に入力された交流電圧はダイオードブリッジ101によって整流され、その後、平滑コンデンサ102によって平滑化される。平滑化によって得られた直流電圧は、起動抵抗103を介してコンバータ制御回路104に印加される。その結果、コンバータ制御回路104に電力が供給される。
コンバータ制御回路104は、第1スイッチング素子106及び第2スイッチング素子107を駆動するためのパルス信号(PWM信号)を生成する電圧制御発信器(VOC)を備える。第1スイッチング素子106及び第2スイッチング素子107は、電圧制御発信器から出力されるパルス信号によって駆動される。コンバータ制御回路104は、第1スイッチング素子106及び第2スイッチング素子107をデューティ比50%で交互に駆動する。即ち、コンバータ制御回路104は、第1スイッチング素子106がONの場合は第2スイッチング素子107がOFFになり、第1スイッチング素子106がOFFの場合は第2スイッチング素子107がONになるように第1スイッチング素子106及び第2スイッチング素子107を駆動する。この結果、トランス105の1次巻線105aと共振コンデンサ108とで構成される共振回路に方形波が印され、トランス105の1次巻線105aに交流電流が流れる。
図4は、トランス105の1次巻線105aに流れる電流及びトランス105の2次巻線105b、105cに流れる電流を示す図である。
第1スイッチング素子106がON状態且つ第2スイッチング素子107がOFF状態であるとき、平滑コンデンサ102からの電流I1が第1スイッチング素子、トランスの1次巻線105a、共振コンデンサ108の順に流れる。このとき、2次側では、2次巻線105bから整流ダイオード109から平滑コンデンサ111へと電流I3が流れる。
一方、第1スイッチング素子106がOFF状態且つ第2スイッチング素子107がON状態であるとき、共振コンデンサ108からの電流I2がトランスの1次巻線105a、第2スイッチング素子107の順に流れる。このとき、2次側では、2次巻線105cから整流ダイオード110から平滑コンデンサ111へと電流I4が流れる。
以上のようにして、第1スイッチング素子106及び第2スイッチング素子107を駆動することにより、トランス105の1次巻線105aに交流電流が流れ、当該交流電流に起因して発生する磁界がトランス105のコアを介して2次巻線105b、105cを貫く。2次巻線105b、105cを貫く磁束に起因して2次巻線105b、105cに交流電圧が誘起され、当該誘起された交流電圧に起因して2次巻線105b、105cに交流電流が流れる。2次巻線105b、105cに流れる交流電流は、平滑コンデンサ11によって整流、平滑化される。その結果、2次側の回路で直流電圧が得られる。平滑コンデンサ111の両端電圧が電源装置200の出力電圧Voutである。
<出力電圧Voutの制御>
出力電圧Voutは、フォトカプラ発光部116aに入力される。また、出力電圧Voutは、抵抗112,113によって分圧され、シャントレギュレータ115に入力される。
出力電圧Voutは、フォトカプラ発光部116aに入力される。また、出力電圧Voutは、抵抗112,113によって分圧され、シャントレギュレータ115に入力される。
シャントレギュレータ115は、入力された電圧が基準電圧(第1所定電圧)よりも高い場合はフォトカプラ発光部116aに流れる電流を増加させ、入力された電圧が基準電圧よりも低い場合フォトカプラ発光部116aに流れる電流を減少させる。フォトカプラ発光部116aに電流が流れるとフォトカプラ発光部116aは発光する。フォトカプラ発光部116aから出射された光はフォトカプラ受光部116bに入射する。フォトカプラ受光部116bには受光量に応じた電流が流れる。即ち、2次側に設けられたフォトカプラ発光部116aは、1次側の回路と絶縁状態を保ったまま、1次側の回路へ出力電圧Voutに関する情報を伝達する。なお、本実施形態では、基準電圧は、通常電力モードにおいて必要な電圧(例えば24V)に対応する値に設定されている。
コンバータ制御回路104は、フォトカプラ受光部116bに流れる電流に基づいて、第1スイッチング素子106、第2スイッチング素子107をスイッチングする駆動周波数を制御する。即ち、コンバータ制御回路104は、出力電圧Voutがシャントレギュレータ115の基準電圧に対応する値になるように、フォトカプラ受光部116bに流れる電流に基づいて、第1スイッチング素子106、第2スイッチング素子107をスイッチングする駆動周波数を制御する。具体的には、コンバータ制御回路104は、出力電圧Voutが基準電圧に対応する電圧よりも小さいことがフォトカプラ受光部116bに流れる電流によって示される場合は駆動周波数を低くする。また、コンバータ制御回路104は、出力電圧Voutが基準電圧に対応する電圧よりも大きいことがフォトカプラ受光部116bに流れる電流によって示される場合は駆動周波数を増大させる。なお、コンバータ制御回路104は、トランス105に巻かれた補助巻線(不図示)から供給される電力により動作する。
<過電圧検知回路>
図3に示すように、本実施形態における電源回路200は、過電圧検知回路120を備える。過電圧検知回路120は、ツェナーダイオード121、抵抗122及びサイリスタ123を備える。
図3に示すように、本実施形態における電源回路200は、過電圧検知回路120を備える。過電圧検知回路120は、ツェナーダイオード121、抵抗122及びサイリスタ123を備える。
出力電圧がツェナーダイオード121のツェナー電圧(第2所定電圧)よりも高くなると、ツェナーダイオード121に電流が流れ、サイリスタ123のゲート端子に電流が流れる。この結果、サイリスタ123が導通し、FET110のゲート端子にかかる電圧が上昇し、FET110が制御IC117の制御にかかわらずオン状態となる。その結果、平滑コンデンサ111、2次巻線105c、FET110の順に電流が流れる。なお、ツェナー電圧は基準電圧よりも大きい電圧である。
このとき、1次巻線105aには比較的大きな電流が流れる。1次巻線105aに流れる電流は、コンデンサ125を介してコンバータ制御回路104に入力される。
コンバータ制御回路104は、1次巻線105aに流れる電流が所定電流より大きくなると、第1スイッチング素子106及び第2スイッチング素子107の駆動を停止する。この結果、2次巻線105b、105cに第1スイッチング素子106及び第2スイッチング素子107の駆動に起因する電圧が発生しなくなる。その結果、平滑コンデンサ111に蓄電されている電荷が平滑コンデンサ111、2次巻線105c、FET110の順に放電され、出力電圧が過電圧状態になることが抑制される。
以上のように、本実施形態では、出力電圧がツェナーダイオード121のツェナー電圧よりも高くなるとサイリスタ123が導通し、FET110がオン状態となる。この結果、平滑コンデンサ111、2次巻線105c、FET110の順に電流が流れる。このとき、1次巻線105aには比較的大きな電流が流れる。コンバータ制御回路104は、1次巻線105aに流れる電流が所定電流より大きくなると、第1スイッチング素子106及び第2スイッチング素子107の駆動を停止する。この結果、平滑コンデンサ111に蓄積されている電荷が平滑コンデンサ111、2次巻線105c、FET110の順に放電され、出力電圧が過電圧状態になることが抑制される。即ち、サイリスタ123に大電流が流れることが抑制される。即ち、電源装置におけるコストを抑制しつつ電源装置が故障してしまうことを抑制することができる。
101 ダイオードブリッジ
102 平滑コンデンサ
104 コンバータ制御回路
105 トランス
107 第2スイッチング素子
110 FET
111 平滑コンデンサ
116a、116b フォトカプラ
121 ツェナーダイオード
123 サイリスタ
102 平滑コンデンサ
104 コンバータ制御回路
105 トランス
107 第2スイッチング素子
110 FET
111 平滑コンデンサ
116a、116b フォトカプラ
121 ツェナーダイオード
123 サイリスタ
Claims (3)
- 商用電源から出力された交流電圧を整流する整流手段と、
前記整流手段によって整流された電圧を平滑化する第1平滑コンデンサと、
前記第1平滑コンデンサによって平滑化された電圧が印加される第1巻線と、前記第1巻線と絶縁された第2巻線と、備えるトランスと、
ドレイン端子が前記第2巻線の一端に接続され、ソース端子がグラウンドに接続された第1のスイッチング素子と、
前記第1巻線に印加される電圧に起因して前記第2巻線に発生する電圧を平滑化する第2平滑コンデンサであって、一端が前記第2巻線の他端に接続され且つ他端が前記グラウンドに接続された第2平滑コンデンサと、
前記第2平滑コンデンサによって平滑化された電圧を検知する第1検知手段と、
前記第1巻線に接続された第2スイッチング素子と、
前記第1検知手段によって検知された電圧が第1所定電圧に対応する電圧より小さい場合は前記第2スイッチング素子のオン及びオフを制御する制御信号の周波数を減少させ、前記第1検出手段によって検出された電圧が前記第1所定電圧に対応する電圧より大きい場合は前記制御信号の周波数を増大させる制御手段と、
前記第2平滑コンデンサによって平滑化された電圧が第2所定電圧より大きくなると導通するツェナーダイオードと、
カソード端子が前記第1スイッチング素子のゲート端子に接続され且つアノード端子が前記第2巻線の前記他端に接続されたサイリスタと、
前記第1巻線に流れる電流を検知する第2検知手段と、
を有し、
前記サイリスタは、前記ツェナーダイオードが導通したことに応じて導通し、
前記第1スイッチング素子は、前記サイリスタが導通することに応じて導通し、
前記制御手段は、前記第2検知手段によって検知された電流が所定電流より大きい場合は、前記制御信号の出力を停止し、
前記第1スイッチング素子が導通することにより、前記第2平滑コンデンサに蓄電された電荷が、前記第2巻線、前記第1スイッチング素子を介して放電されることを特徴とする電源装置。 - 前記第2所定電圧は、前記第1所定電圧よりも大きい電圧であることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
- 請求項1に記載の電源装置と、
記録媒体に画像を形成する画像形成部であって前記電源装置から出力される電力により動作する画像形成部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022116806A JP2024014172A (ja) | 2022-07-22 | 2022-07-22 | 電源装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022116806A JP2024014172A (ja) | 2022-07-22 | 2022-07-22 | 電源装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024014172A true JP2024014172A (ja) | 2024-02-01 |
Family
ID=89718671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022116806A Pending JP2024014172A (ja) | 2022-07-22 | 2022-07-22 | 電源装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2024014172A (ja) |
-
2022
- 2022-07-22 JP JP2022116806A patent/JP2024014172A/ja active Pending
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