JP2024013879A - 情報処理装置およびその制御方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置およびその制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】煩雑な作業を要することなく消耗品の回収を依頼する情報処理装置及びその制御方法、プログラムを提供する。【解決手段】画像処理装置において、CPU111は、消耗品(トナーカートリッジ130)の回収の要否を判定し、回収が必要と判定された場合に、必要情報としてユーザ情報と宛先情報とを含む第1の情報を取得し、第1の情報を反映させた入力画面を表示させる。CPU111は、入力画面において必要情報の補充および/または編集をユーザから受け付けることで、消耗品の回収を依頼するための第2の情報を生成する。CPU111は、第2の情報をフォーマット画像に重畳することで依頼用画像を生成し、依頼用画像を宛先情報が示す宛先へ、公衆回線102を経由して外部のFAX送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、消耗品の回収を依頼する情報処理装置およびその制御方法、プログラムに関する。
従来、情報処理装置において消耗品が用いられている。例えば、情報処理装置としての画像処理装置においては、トナーカートリッジ等の消耗品が用いられる。従来、トナーの消費等によって消耗品が使用済みとなると、ユーザは、使用済の消耗品の回収を業者に依頼していた。
また、特許文献1は、画像処理装置および運送業者と連携可能な管理装置によって、消耗品の在庫状況を管理し、消耗品の使用状況に応じて消耗品の発注と回収の要否を判断して、必要な場合に業者へ回収を依頼する技術を開示する。
特開2018-4779号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、消耗品の回収の依頼先とユーザ側とで、消耗品の在庫状況を共有できない環境である場合、ユーザ側から消耗品の回収依頼を実施できない。一方、従来のように、ユーザが回収依頼用の画像を印刷した用紙に必要事項を記載してFAX送信する方法、あるいは、回収依頼用のWEBサイトから回収依頼フォームに入力して回収依頼する方法では、手作業が多く手間がかかる。
本発明は、煩雑な作業を要することなく消耗品の回収を依頼することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の情報処理装置は、消耗品の回収の要否を判定する判定手段と、前記判定手段により前記消耗品の回収が必要と判定された場合に、前記消耗品の回収依頼に必要な情報として、ユーザ情報を含む第1の情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記第1の情報を反映させた入力画面を表示部に表示させる制御手段と、前記入力画面において前記消耗品の回収依頼に必要な情報の補充および/または編集をユーザから受け付けることで、前記消耗品の回収を依頼するための第2の情報を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記第2の情報を、指定の宛先へ送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、煩雑な作業を要することなく消耗品の回収を依頼することができる。
情報処理装置を含む情報処理システムの構成図である。 画像処理装置の構成を示すブロック図である。 消耗品管理処理を示すフローチャートである。 回収依頼処理を示すフローチャートである。 回収提案画面(問い合わせ画面)の例を示す図である。 必要情報を反映した入力画面の例を示す図である。 マーキング付きの入力画面の例を示す図である。 確認画面の例を示す図である。 回収依頼用のフォーマット画像の例を示す図である。 依頼用画像の例を示す図である。 回収依頼処理を示すフローチャートである。 消耗品管理処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの構成図である。情報処理装置の一例である画像処理装置101は、公衆回線102を介したFAXの送受信機能及びネットワーク103を介したサーバとの送受信機能を有し、画像データの送受信が可能である。なお、ネットワーク103の構成は、画像データを送信可能な構成であればよく、アクセスポイント(不図示)に無線で接続された構成でもよい。
図2は、画像処理装置101の構成を示すブロック図である。以降、画像処理装置101をMFP101と呼ぶ。
MFP101は、制御部110、操作部116、読取部118、印刷部120を有する。制御部110は、CPU111を含み、MFP101全体の動作を制御する。CPU111は、ROM112またはストレージ114に記憶された制御プログラムを読み出して、読取制御、印刷制御および通信制御などの各種制御を行う。ROM112は、CPU111により実行される制御プログラムを格納する。また、ROM112は、ブートプログラムやフォントデータなども格納する。RAM113は、CPU111の主記憶メモリであり、ワークエリア、ROM112およびストレージ114に格納された各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ114は、画像データ、印刷データ、アドレス帳、ショートカット、各種プログラム、および各種設定情報を記憶する。ストレージ114としてフラッシュメモリを想定するが、SSD、HDD、eMMCなどの補助記憶装置を用いてもよい。
なお、MFP101は、1つのCPU111が1つのメモリ(RAM113)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行する。ただし、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、およびストレージが協働して後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ASIC(application specific integrated circuit)やFPGA(field-programmable gate array)等のハードウェア回路を用いて一部の処理が実行されるようにしてもよい。
操作部I/F115は、操作部116と制御部110とを接続する。操作部116は、ユーザに対して情報を表示する表示部としての機能を有すると共に、ユーザからの入力を受け付ける機能を有する。読取部I/F117は、読取部118と制御部110とを接続する。読取部118は原稿上の画像を読み取って、その画像をバイナリーデータなどの画像データに変換する。読取部118によって生成された画像データは、外部装置に送信されたり、外部記録装置に保存されたり、記録紙上に印刷されたりする。
印刷部I/F119は、印刷部120と制御部110とを接続する。CPU111は、印刷すべき画像データ(印刷対象の画像データ)を印刷部I/F119を介して印刷部120に転送する。印刷部120は、給紙カセット(不図示)から給送された記録紙上にトナーカートリッジ130から供給されるトナーを利用して画像を印刷する。ここで、トナーカートリッジ130は、画像処理装置101で用いられる消耗品の一例であり、トナーを収容する。トナーカートリッジ130の数は問わず、複数であってもよい。
MODEM121は、公衆回線102を経由して外部のFAX受信機に対して画像データをFAX送信する。LAN I/F122は、ネットワーク103を経由して外部のサーバと接続し、画像データを送信する。
図3は、消耗品管理処理を示すフローチャートである。この処理は、ROM112等に格納されたプログラムをCPU111がRAM113に展開して実行することにより実現される。この処理は、画像処理装置101が起動されると開始される。あるいは、この処理は、画像処理装置101の起動後において、ユーザからの開始指示により開始されてもよい。
この処理を概説すると、CPU111は、消耗品の消耗状況に応じて消耗品の回収依頼の実施を提案し、ユーザから回収を実施するよう指示があった場合に回収依頼処理を実施する。ステップS308では、サブルーチンとして回収依頼処理(図4)が実行される。消耗品としてトナーカートリッジ130を例示する。
ステップS301において、CPU111は、本処理の開始から一定時間が経過するまで待機する。ここで、一定時間は、予め定められた固定値であり、ROM112等に格納されている。あるいはMFP101の設定において、ユーザにより一定時間が設定されてもよい。
ステップS302において、CPU111はトナーカートリッジ130に収容されたトナーの残量を検知し、検知結果をRAM113に記憶させる。なお、複数のトナーカートリッジ130が存在する構成の場合は、各トナーカートリッジ130におけるトナーの残量が検知され、各々の検知結果が記憶される。トナーの残量の検知手法は問わず、公知の手法を採用することができる。例えば、新品時のトナー量と、トナーカートリッジ130から画像形成部(不図示)へのトナー供給量とから、トナーの残量が算出される。
ステップS303において、CPU111は、ステップS302でRAM113に記憶されたトナーの残量を読み出し、トナーカートリッジ130が「トナー残量無し」となったか否かを判別する。その際、CPU111は、トナーカートリッジ130に収容されているトナーの残量が所定値を下回ると、当該トナーカートリッジ130が「トナー残量無し」となったと判定する。トナーカートリッジ130が「トナー残量無し」となったことは、トナーカートリッジ130が使用済みとなり消耗したことを意味する。なお、所定値は、0または0より大きい値であり、予めROM112等に格納されている。
CPU111は、トナーカートリッジ130が「トナー残量無し」となった場合はステップS304に進み、トナーカートリッジ130が「トナー残量無し」となっていない場合はステップS309に進む。なお、複数のトナーカートリッジ130が存在する構成の場合は、CPU111は、少なくとも1つのトナーカートリッジ130が「トナー残量無し」となった場合にステップS304に進む。
ステップS304において、CPU111は、RAM113に記憶されている残量無しフラグが立っている(「1」に設定されている)か否かを判別する。残量無しフラグが「1」、「0」に設定されていることは、それぞれ、トナーカートリッジ130が「トナー残量無し」となっていること、「トナー残量無し」となっていないことを示す。なお、複数のトナーカートリッジ130が存在する構成の場合は、残量無しフラグが「1」に設定されていることは、少なくとも1つのトナーカートリッジ130が「トナー残量無し」となっていることを示す。
ステップS304での判別の結果、CPU111は、残量無しフラグが立っていない場合(「0」に設定されている)は図3に示す処理を終了し、残量無しフラグが立っている場合はステップS305に進む。ステップS305において、CPU111は、残量無しフラグを立てる(「1」に設定する)。
ステップS306において、CPU111は、回収提案を実行する。
図5は、回収提案画面(問い合わせ画面)の例を示す図である。CPU111は、回収提案では、操作部116(の表示部)に回収提案画面501を表示させる。回収提案画面501において、表示502は、回収提案画面501がトナーカートリッジ130の回収依頼機能に関する画面であることを示す。表示503は、トナーカートリッジ130の回収依頼を実施するか否かの選択をユーザに要求するメッセージを示す。アイコン504は、トナーカートリッジ130の回収依頼を実施するためのアイコン、アイコン505はトナーの回収依頼を実施しないためのアイコンである。ユーザは、アイコン504、505のいずれかを選択する。
ステップS307において、判定手段としてのCPU111は、アイコン504、505のいずれが選択されたかによって、トナーカートリッジ130の回収の要否を判別する。CPU111は、アイコン504が選択された場合は、トナーカートリッジ130の回収が必要と判別して、ステップS308に進み、アイコン505が選択された場合は、トナーカートリッジ130の回収が必要でないと判別して、図3に示す処理を終了する。
ステップS308において、CPU111は、図4に示す回収依頼処理を実行し、図3に示す処理を終了する。ステップS309では、CPU111は、RAM113に記憶されている残量無しフラグが立っている(「1」に設定されている)か否かを判別する。そしてCPU111は、残量無しフラグが立っている場合はステップS310に進み、残量無しフラグが立っていない場合は図3に示す処理を終了する。
ステップS310において、CPU111は、残量無しフラグを下げ(「0」に設定し)、図3に示す処理を終了する。なお、本処理の終了後、所定時間が経過したらステップS301に戻ってもよい。あるいは、本処理の終了後、直ちにステップS301に戻ってもよい。
なお、回収依頼提案機能の有効/無効をユーザ操作によって指定可能に構成してもよい。そのようにした場合、回収依頼提案機能が有効と指定されていることを条件に、消耗品管理処理(図3)が実行されるようにしてもよい。
図4は、図3のステップS308で実行される回収依頼処理を示すフローチャートである。
ステップS401において、取得手段としてのCPU111は、消耗品の回収依頼に必要な情報(以下、「必要情報」と略記する)を取得する。この必要情報は、ROM112またはRAM113に記憶されている。ここで取得される必要情報は、必要な全情報を含む必要はない。ここで取得される必要情報には、少なくともユーザ情報と宛先情報とが含まれる(これらを第1の情報とする)。ユーザ情報には、会社名、氏名、電話番号、住所などが含まれる。宛先情報は、例えば、回収の依頼先となる運送業者のFAXの宛先番号である。このほか、必要情報には、ステップS303で「トナー残量無し」となったトナーカートリッジ130の本数の情報が含まれてもよい。また、必要情報には、MFP101の機種やトナーカートリッジ130の型番等の情報が含まれてもよい。
ステップS402において、CPU111は、回収依頼用にフォーマットされた入力画面を取得する。この入力画面は、例えば、予めROM112等に格納されている。ここでは操作部116への入力画面の表示は行われない。
ステップS403において、制御手段としてのCPU111は、ステップS401で取得した必要情報をステップS402で取得した入力画面に反映させる。この方法は特に限定されない。例えば、個々の必要情報と入力画面内の入力項目とを対応付ける紐付け情報をROM112等に予め保持しておき、紐付け情報を基に、個々の必要情報を入力画面内における対応する入力項目に入力してもよい。
ステップS404において、CPU111はステップS403で必要情報を反映した入力画面を操作部116に表示すると共に、入力項目への入力を受け付ける。
図6は、必要情報を反映した入力画面601の例を示す図である。なお、ステップS401で取得された必要情報が、必要な全情報のうち一部を含まない場合は、入力画面601において、未入力項目が生じる。
入力画面601において、表示601は、入力画面601が回収依頼機能に関する画面であることを示す。表示603は、未入力項目への入力や編集をユーザに促すメッセージを示す。表示604は、ステップS403で必要情報の反映により更新された入力項目を示す。表示605はステップS403で必要情報の反映の対象外となった入力項目(すなわち、未入力項目)を示す。アイコン606は、ユーザが入力を終え、依頼処理を進める際に押下されるアイコンを示す。
ステップS405において、CPU111は、アイコン606が選択されたか否かを判別する。CPU111は、アイコン606が選択されていない場合は、ステップS404に戻り、アイコン606が選択された場合は、ステップS406へ進む。従って、ユーザは、アイコン606を押下するまで、操作部116に対する操作によって、画面601の未入力項目への情報の入力が可能である。
ステップS406において、CPU111は、画面601の各入力項目に対する入力漏れがないか、すなわち、未入力項目がなくなったか否かを判別する。そしてCPU111は、未入力項目がない場合はステップS410に進み、未入力項目がある場合はステップS408に進む。ステップS408では、CPU111は、マーキング付きの入力画面701(図7)を操作部116に表示すると共に、入力項目への入力・編集を受け付ける。
図7は、マーキング付きの入力画面701の例を示す図である。入力画面701に示すように、未入力項目に対してはマーキングが施され、入力済み項目との区別が可能となっている。表示702は、入力画面701が回収依頼機能に関する画面であることを示す。表示703は、入力項目に対する新たな入力および/または編集をユーザに促すメッセージである。表示704は、未入力項目を認識させるメッセージを示す。表示705は、入力済項目を示す。表示706は、未入力項目を示す。アイコン707は、ユーザが入力・編集を終え、依頼処理を進める際に押下されるアイコンを示す。
ステップS409において、CPU111は、入力画面701におけるアイコン707が選択されたか否かを判別する。そしてCPU111は、アイコン707が選択されない場合はステップS408に戻り、アイコン707が選択された場合はステップS405に戻る。従って、ユーザは、アイコン707を押下するまで、操作部116に対する操作によって、入力画面701の未入力項目への情報の入力や、入力済み項目への入力内容の変更(編集)が可能である。
ステップS410において、CPU111は、ステップS404またはS408での入力・編集が反映された後の各入力項目の入力内容をRAM113に記憶させる。ここで記憶される入力内容が、消耗品の回収を依頼するための「第2の情報」となる。ステップS411において、CPU111は、RAM113に記憶された入力内容を反映させた確認画面801(図8)を操作部116に表示する。
図8は、確認画面801の例を示す図である。確認画面801では、これまでに入力・編集された最新の内容が反映されている。確認画面801を参照することで、ユーザは、ステップS404、S408で入力した内容を確認することができる。
確認画面801において、表示802は、確認画面801が回収依頼機能に関する画面であることを示す。表示803は、この内容で回収依頼をするかどうかの判断をユーザに促すメッセージを示す。表示804は、現在の入力項目を示し、通常、ここは入力済みとなっている。アイコン805は、選択されることで回収依頼を指示するためのアイコンである。アイコン806は、選択されることで入力内容の再編集へ移行するための再編集用のアイコンである。アイコン807は、選択されることで回収依頼の指示をキャンセルするためのアイコンである。
ステップS412において、CPU111は、確認画面801におけるアイコン806が選択されたか否かを判別する。そしてCPU111は、アイコン806が選択された場合はステップS404に戻り、アイコン806が選択されない場合はステップS413に進む。
ステップS413において、CPU111は、確認画面801におけるアイコン805が選択されたか否かを判別する。アイコン805が選択されたことは、ユーザからの送信実行指示を受け付けたことを意味する。そしてCPU111は、アイコン805が選択された場合はステップS415に進み、アイコン805が選択されない場合はステップS414に進む。
ステップS414において、CPU111は、確認画面801におけるアイコン807が選択されたか否かを判別する。そしてCPU111は、アイコン807が選択された場合は図4に示す処理を終了し、アイコン807が選択されない場合はステップS412に戻る。
このように、ステップS404~S414において、CPU111は、画面601、701、801において、消耗品の回収依頼に必要な情報の補充および/または既に入力された情報に対する編集をユーザから受け付け、反映委させる。これにより、生成手段としてのCPU111は、消耗品の回収を依頼するための第2の情報を生成する。この第2の情報は、ユーザ情報と宛先情報とを含む第1の情報に加えて、事後的に入力された入力内容を含み、第1の情報や事後的に入力された情報が改変された場合は、それらに関する最新の入力内容を含む。
ステップS415において、CPU111は、回収依頼用のフォーマット画像901(図9)を取得する。
図9は、回収依頼用のフォーマット画像901の例を示す図である。このフォーマット画像901はROM112またはRAM113に格納されている。なお、フォーマット画像901は、予め保持しておいてもよいし、フォーマット画像901を生成するための情報を保持しておき、その情報を基にフォーマット画像901を生成してもよい。なお、フォーマット画像901はRAWデータであることを想定するが、これに限定されない。
フォーマット画像901において、表示902は、フォーマット画像901が回収依頼用の画像データであることを示す。表示903は、入力内容の項目名を示し、会社名、部署名、担当者名、電話番号、FAX番号、住所などの項目が並んでいる。表示904は、各項目に対応する入力内容を記入するための記入欄である。表示905は、回収希望日の項目名を示し、表示906は回収希望日の記入欄である。表示907は、使用済で回収対象となるトナーカートリッジ130の本数の項目名を示し、表示908は当該本数の記入欄である。なお、表示904、表示906、表示908の各記入欄は、ステップS415の実行時点では空欄となっている。
ステップS416において、CPU111は、ステップS410でRAM113に記憶させた各入力項目の入力内容を読み出す。さらにCPU111は、読み出した入力内容を、フォーマット画像901に対して重畳することで、重畳画像である依頼用画像1001(図10)を生成する。
図10は、依頼用画像1001の例を示す図である。なお、重畳の具体的な実現方法としては、フォーマット画像901がRAWデータであれば入力内容をそのまま重畳して依頼用画像1001を生成すればよい。また、フォーマット画像901がRAWデータでない場合は、フォーマット画像901をRAWデータに変換してから入力内容を重畳すればよい。また、重畳の方法としては、CPU111は、事前に入力内容ごとに重畳の位置情報をRAM113に記憶しておき、ステップS412で、位置情報を基に各入力内容を重畳することが考えられるが、この方法に限定されない。
依頼用画像1001において、表示1002、1003、1005、1007は、フォーマット画像901(図9)における表示902、903、905、907と同じである。表示1004、1006、1008には、重畳により入力内容が記入されている。
ステップS417において、送信手段としてのCPU111は、ステップS401で取得したFAXの宛先番号を送信先(指定の宛先)として、公衆回線102を使って依頼用画像1001をFAX送信する。従って、本実施の形態では、消耗品の回収を依頼するための第2の情報は、重畳画像である依頼用画像1001(図10)という形でFAXにより送信される。
なお、FAXの宛先番号をステップS401で取得する代わりに、ユーザから操作部116を介して宛先番号の入力を受け付ける構成としてもよい。あるいは、ステップS401で取得した宛先番号をユーザの入力によって変更可能としてもよい。この観点からは、第1の情報に宛先情報が含まれることは必須でない。
なお、依頼用画像1001をFAX送信する前に、依頼用画像1001をプレビュー表示させてもよい。その場合、プレビュー表示の後にFAX送信をキャンセルできるように構成してもよい。
なお、依頼用画像1001のFAX送信に加えて、あるいはFAX送信に代えて、依頼用画像1001を用紙に印刷してもよい。そのようにした場合は、ユーザの手書きによる加筆が可能となるので、加筆後の用紙を用いてユーザがFAX送信を実施してもよい。
ステップS418においては、CPU111は、残量無しフラグを下げ(「0」に設定し)、図4に示す処理を終了する。
本実施の形態によれば、CPU111は、消耗品(トナーカートリッジ130)の回収が必要と判定された場合に、必要情報としてユーザ情報と宛先情報とを含む第1の情報を取得し、第1の情報を反映させた入力画面601を表示させる。CPU111は、画面(601、701、801)において必要情報の補充および/または編集をユーザから受け付けることで、消耗品の回収を依頼するための第2の情報を生成する。CPU111は、第2の情報をフォーマット画像901に重畳することで依頼用画像1001(図10)を生成し、依頼用画像1001を宛先情報が示す宛先へFAX送信する。
これによれば、ユーザは、第1の情報以外の必要情報を追加で入力すればよく、主な必須作業は未入力項目への入力や改変だけで済む。従って、消耗品の消耗状況を回収依頼先と共有できない環境であっても、煩雑な作業を要することなく消耗品の回収を依頼することができる。
また、CPU111は、消耗品の消耗状況を監視し、消耗品が消耗したと判定した場合に回収提案画面501(図5)を表示するので(S306)、適切なタイミングで回収を提案できる。また、CPU111は、回収提案画面501においてユーザから回収を依頼する指示(アイコン504の選択)を受け付けたことに応じて、消耗品の回収が必要と判定するので(S307)、ユーザの意思により回収の要否を決定することができる。
また、CPU111は、入力画面601において、消耗品の回収依頼に必要な情報に対応する項目のうち未入力の項目についてはマーキングが施されるので、未入力の項目を認識しやすく、また入力を促すことができる。なお、未入力の項目を報知できればよく、未入力の項目を認識させる表示態様はマーキングに限定されない。入力済みの項目とは異なる表示態様で未入力の項目を表示すればよい。例えば、未入力の項目だけ色を異ならせたり点滅させたりしてもよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、第1の実施の形態に対し、回収依頼処理が異なり、その他の構成は同じである。
図11は、図3のステップS308で実行される回収依頼処理を示すフローチャートである。図11において、第1の実施の形態と同じ処理ステップには同じステップ番号が付してある。本実施の形態では、回収依頼用の情報を運送業者のサーバ宛に送信する。
本実施の形態では、ステップS401で取得される必要情報における宛先情報は、例えば、回収の依頼先となる運送業者のサーバのIPアドレスである。ステップS413での判別の結果、確認画面801におけるアイコン805が選択された場合は、CPU111は、ステップS1101に進む。
ステップS1101においては、CPU111は、ステップS410で記憶された入力内容(第2の情報)をRAM113より読み出す。さらにCPU111は、ステップS401で取得したIPアドレスを送信先として、読み出した入力内容を、ネットワーク103を使って送信する。従って、本実施の形態では、消耗品の回収を依頼するための第2の情報は、送信データという形で送信される。ステップS1101の後、CPU111は、ステップS418を実行する。
なお、運送業者のサーバのIPアドレスをステップS401で取得する代わりに、ユーザから操作部116を介してIPアドレスの入力を受け付ける構成としてもよい。あるいは、ステップS401で取得したIPアドレスをユーザの入力によって変更可能としてもよい。この観点からは、第1の情報に宛先情報が含まれることは必須でない。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に第2の情報が生成される。また、CPU111は、第2の情報を、宛先情報が示すIPアドレスへ送信する。よって、消耗品の消耗状況を回収依頼先と共有できない環境であっても、煩雑な作業を要することなく消耗品の回収を依頼することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施の形態では、入力内容をサーバに送信する構成を採用したが、これに限らない。例えば、宛先情報が運送会社のメールアドレスを含むものとし、ステップS1101では、宛先情報が示すメールアドレス宛に、入力内容をメール送信する構成としてもよい。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、消耗品管理処理が異なり、その他の構成は同じである。ただし、本実施の形態では、画像処理装置101で用いられるトナーカートリッジ130は複数であるとする。
図12は、消耗品管理処理を示すフローチャートである。この処理の実行主体や開始条件は図3に示す消耗品管理処理と同様である。図12において、第1の実施の形態と同じ処理ステップには同じステップ番号が付してある。具体的には、図12の消耗品管理処理では、図3の消耗品管理処理に対し、ステップS1201、S1202、S1203が追加されている。
ステップS304での判別の結果、CPU111は、残量無しフラグが立っていない場合はステップS1201に進む。ステップS1201において、CPU111は、「トナー残量無し」となったトナーカートリッジ130の本数をカウントするためのカウント値をインクリメントする。なお、このカウント値は、図12の処理開始時に0にリセットされている。最新のカウント値はRAM113に記憶される。
CPU111は、ステップS1201の後、ステップS305を実行し、ステップS1202に進む。ステップS1202においては、CPU111は、現在のカウント値を読み出し、カウント値が上限数を超えたか(カウント値>上限数となったか)否かを判別する。上限数の情報は予めROM112等に格納されている。なお、上限数の設定方法は限定されず、事後的にユーザが設定可能に構成されてもよい。
そしてCPU111は、カウント値が上限数を超えていない場合は、図12に示す処理を終了する。カウント値が上限数を超えている場合は、CPU111は、ステップS306へ進む。
ステップS308の後、ステップS1203において、CPU111は、カウント値を0にリセットし、図12に示す処理を終了する。
本実施の形態によれば、消耗品の消耗状況を回収依頼先と共有できない環境であっても、煩雑な作業を要することなく消耗品の回収を依頼することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、消耗したと判定した消耗品の数が上限数を超えた場合に回収提案画面(図5)が表示されるので、適切なタイミングで回収を提案できる。
なお、本実施の形態において、ステップS308で実行される回収依頼処理は、図4に示す処理(第1の実施の形態)でもよいし、図11に示す処理(第2の実施の形態)でもよい。
なお、本実施の形態において、過去にMFP101で使用済みとなってMFP101外に存在するトナーカートリッジ130も、「トナー残量無し」となったトナーカートリッジ130に含めてもよい。この場合において、ステップS1201で、MFP101外に存在する「トナー残量無し」のトナーカートリッジ130の数もカウントする。さらに、CPU111は、カウント値を、依頼用画像1001(図10)の表示1008に自動入力する。これにより、回収対象となるトナーカートリッジ130の本数の入力作業をユーザが行う必要がなくなり、手間が簡素化される。
なお、本発明の対象となる消耗品は、トナーカートリッジに限定されず、感光体ドラム現像ユニットなどの消耗品であってもよい。
なお、画面601、701、801は、webフォーム上の画面に表示されてもよい。
なお、ステップS417、S1101での送信の実行は、webフォーム上の依頼のほか、スマートフォンにおけるアプリ上やクラウドサービス上の画面からの依頼によって指示されてもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上記した実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワークや非一過性の記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。以上のプログラムおよび以上のプログラムを記憶する記憶媒体は、本発明を構成する。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本実施形態の開示は、以下の構成(および方法、プログラム)を含む。
(構成1)
消耗品の回収の要否を判定する判定手段と、
前記判定手段により前記消耗品の回収が必要と判定された場合に、前記消耗品の回収依頼に必要な情報として、ユーザ情報を含む第1の情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記第1の情報を反映させた入力画面を表示部に表示させる制御手段と、
前記入力画面において前記消耗品の回収依頼に必要な情報の補充および/または編集をユーザから受け付けることで、前記消耗品の回収を依頼するための第2の情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記第2の情報を、指定の宛先へ送信する送信手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
(構成2)
前記生成手段は、前記第2の情報と、回収依頼用のフォーマット画像とから、依頼用画像を生成し、
前記送信手段は、前記依頼用画像を、前記指定の宛先へFAX送信することを特徴とする構成1に記載の情報処理装置。
(構成3)
前記指定の宛先を示す宛先情報は、前記第1の情報に含まれることを特徴とする構成1に記載の情報処理装置。
(構成4)
前記判定手段は、前記消耗品の回収の要否を問い合わせる問い合わせ画面を表示し、前記問い合わせ画面においてユーザから回収を依頼する指示を受け付けたことに応じて、前記消耗品の回収が必要と判定することを特徴とする構成1に記載の情報処理装置。
(構成5)
前記判定手段は、前記消耗品の消耗状況を監視し、前記消耗品が消耗したと判定した場合に前記問い合わせ画面を表示することを特徴とする構成4に記載の情報処理装置。
(構成6)
前記消耗品は、トナーを収容するトナーカートリッジであり、
前記判定手段は、前記トナーカートリッジに収容されているトナーの残量が所定値を下回ると、前記トナーカートリッジが消耗したと判定することを特徴とする構成5に記載の情報処理装置。
(構成7)
前記判定手段は、複数の前記消耗品の消耗状況を監視し、消耗したと判定した前記消耗品の数が上限数を超えた場合に前記問い合わせ画面を表示することを特徴とする構成4に記載の情報処理装置。
(構成8)
前記消耗品は、トナーを収容するトナーカートリッジであり、
前記判定手段は、前記トナーカートリッジに収容されているトナーの残量が所定値を下回ると、前記トナーカートリッジが消耗したと判定することを特徴とする構成7に記載の情報処理装置。
(構成9)
前記制御手段は、前記入力画面において、前記消耗品の回収依頼に必要な情報に対応する項目のうち未入力の項目がある場合は、入力済みの項目とは異なる表示態様で前記未入力の項目を表示することで、前記未入力の項目を報知することを特徴とする構成1に記載の情報処理装置。
(構成10)
前記送信手段は、ユーザからの送信実行指示を受け付けたことに応じて、前記第2の情報を送信することを特徴とする構成1に記載の情報処理装置。
(構成11)
前記消耗品は、トナーを収容するトナーカートリッジであることを特徴とする構成1に記載の情報処理装置。
(構成12)
前記送信手段は、前記依頼用画像をFAX送信する前に前記依頼用画像をプレビュー表示することを特徴とする構成2に記載の情報処理装置。
(方法1)
消耗品の回収の要否を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記消耗品の回収が必要と判定された場合に、前記消耗品の回収依頼に必要な情報として、ユーザ情報を含む第1の情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された前記第1の情報を反映させた入力画面を表示部に表示させる制御ステップと、
前記入力画面において前記消耗品の回収依頼に必要な情報の補充および/または編集をユーザから受け付けることで、前記消耗品の回収を依頼するための第2の情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップにより生成された前記第2の情報を、指定の宛先へ送信する送信ステップと、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
(プログラム1)
構成1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
101 画像処理装置
111 CPU
130 トナーカートリッジ
601、701 入力画面
801 確認画面
901 フォーマット画像
1001 依頼用画像

Claims (14)

  1. 消耗品の回収の要否を判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記消耗品の回収が必要と判定された場合に、前記消耗品の回収依頼に必要な情報として、ユーザ情報を含む第1の情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記第1の情報を反映させた入力画面を表示部に表示させる制御手段と、
    前記入力画面において前記消耗品の回収依頼に必要な情報の補充および/または編集をユーザから受け付けることで、前記消耗品の回収を依頼するための第2の情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記第2の情報を、指定の宛先へ送信する送信手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記生成手段は、前記第2の情報と、回収依頼用のフォーマット画像とから、依頼用画像を生成し、
    前記送信手段は、前記依頼用画像を、前記指定の宛先へFAX送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記指定の宛先を示す宛先情報は、前記第1の情報に含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記消耗品の回収の要否を問い合わせる問い合わせ画面を表示し、前記問い合わせ画面においてユーザから回収を依頼する指示を受け付けたことに応じて、前記消耗品の回収が必要と判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記消耗品の消耗状況を監視し、前記消耗品が消耗したと判定した場合に前記問い合わせ画面を表示することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記消耗品は、トナーを収容するトナーカートリッジであり、
    前記判定手段は、前記トナーカートリッジに収容されているトナーの残量が所定値を下回ると、前記トナーカートリッジが消耗したと判定することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段は、複数の前記消耗品の消耗状況を監視し、消耗したと判定した前記消耗品の数が上限数を超えた場合に前記問い合わせ画面を表示することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記消耗品は、トナーを収容するトナーカートリッジであり、
    前記判定手段は、前記トナーカートリッジに収容されているトナーの残量が所定値を下回ると、前記トナーカートリッジが消耗したと判定することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御手段は、前記入力画面において、前記消耗品の回収依頼に必要な情報に対応する項目のうち未入力の項目がある場合は、入力済みの項目とは異なる表示態様で前記未入力の項目を表示することで、前記未入力の項目を報知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記送信手段は、ユーザからの送信実行指示を受け付けたことに応じて、前記第2の情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記消耗品は、トナーを収容するトナーカートリッジであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記送信手段は、前記依頼用画像をFAX送信する前に前記依頼用画像をプレビュー表示することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  13. 消耗品の回収の要否を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記消耗品の回収が必要と判定された場合に、前記消耗品の回収依頼に必要な情報として、ユーザ情報を含む第1の情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された前記第1の情報を反映させた入力画面を表示部に表示させる制御ステップと、
    前記入力画面において前記消耗品の回収依頼に必要な情報の補充および/または編集をユーザから受け付けることで、前記消耗品の回収を依頼するための第2の情報を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにより生成された前記第2の情報を、指定の宛先へ送信する送信ステップと、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  14. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。


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