JP2024011354A - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数人の利用者からなるグループが行先階を登録する際の手間を軽減し、かつ、利用者の誤操作により間違った人数が入力されてしまうことを抑制すること。【解決手段】一実施形態に係るエレベータシステムは、制御盤と、複数の携帯端末と、乗場無線装置と、を備える。各携帯端末には、呼び登録用のアプリケーションがインストールされている。乗場無線装置は、任意の階の乗場で無線信号を発信し、各携帯端末のアプリケーションを起動する。各携帯端末は、相互通信可能な範囲内にいる他の携帯端末と通信することにより、自身と同じグループに所属する自身を含めた利用者の数であって、任意の階の乗場にいる利用者数をカウントする。各携帯端末は、利用者の操作に応じて入力される行先階と、カウントされた利用者数とに基づいて、当該利用者数分の行先階呼びを生成する。各携帯端末は、生成された行先階呼びを制御盤に送信する。【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、エレベータシステムに関する。
一般に、建物の各階の乗場には、乗場呼びを登録するための乗場呼びボタンが設置されている。エレベータの利用者がこの乗場呼びボタンを操作すると、乗りかごが乗場呼びの登録階に応答する。利用者が乗りかごに乗り込み、かご操作盤の行先階ボタンを操作すると、行先階が登録され、乗りかごがその行先階に移動する。
近年、上記した乗場呼びボタンとは別に、乗場にて行先階を登録可能な乗場行先階登録装置(HDC: Hall Destination Controller)を備えたエレベータシステムが実用化されている。このようなエレベータシステムは「行先階制御システム(DCS: Destination Control System)」と称される。行先階制御システムは、利用者が乗場にて登録した行先階に基づいて、複数台の乗りかごの中から最適な乗りかごを選出し、選出した乗りかごを乗場に応答させる。このような行先階制御システムによれば、最適な配車を実現することができるため、輸送効率の向上を図ることが可能である。
ところで、このような行先階制御システムにおいて、行先階が同一の複数人の利用者からなるグループが行先階を登録する場合、当該グループの1人が代表して行先階と人数とを入力することで、当該グループを構成する全ての利用者の行先階をまとめて登録する技術がある。
特開2012-6711号公報 特許第7001131号公報
しかしながら、利用の度に人数を入力することは利用者にとって手間であり、利便性が低い。また、利用者の誤操作により間違った人数が入力されてしまうと、システムは、当該間違った人数に基づいて応答させる乗りかごを選出するため、最適な配車を実現することができない。
本発明が解決しようとする課題は、複数人の利用者からなるグループが行先階を登録する際の手間を軽減し、かつ、利用者の誤操作により間違った人数が入力されてしまうことを抑制し得るエレベータシステムを提供することである。
一実施形態に係るエレベータシステムは、乗りかごの運転動作を制御する制御盤と、複数の携帯端末と、乗場無線装置と、を具備する。前記各携帯端末には、呼び登録用のアプリケーションがインストールされている。前記乗場無線装置は、任意の階の乗場で無線信号を発信し、前記各携帯端末にそれぞれインストールされた前記アプリケーションを起動する。前記各携帯端末は、相互通信可能な範囲内にいる他の携帯端末と通信することにより、自身と同じグループに所属する自身を含めた利用者の数であって、前記任意の階の乗場にいる利用者数をカウントする。前記各携帯端末は、前記利用者の操作に応じて入力される行先階と、前記カウントされた利用者数とに基づいて、当該利用者数分の行先階呼びを生成する。前記各携帯端末は、前記生成された行先階呼びを、前記乗場無線装置を介して前記制御盤に送信する。
図1は、一実施形態に係るエレベータシステムの概略構成例を示す図である。 図2は、同実施形態におけるグループ呼び登録処理を説明するためのフローチャートである。 図3は、同実施形態におけるグループ呼び登録処理を具体的に説明するための図である。 図4は、同実施形態におけるグループ呼び登録処理を具体的に説明するための別の図である。 図5は、同実施形態の変形例に係るエレベータシステムの概略構成例を示す図である。 図6は、同変形例におけるグループ呼び登録処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して、詳細な説明を省略する場合もある。
図1は、一実施形態に係るエレベータシステムの概略構成例を示す図である。本実施形態に係るエレベータシステムにおいては、複数台の乗りかご10の運転動作が統括的に制御される。複数台の乗りかご10の1つ1つは「号機」と称されてもよい。
図1に示すように、エレベータシステムは、複数台の乗りかご10と、乗場無線装置20と、複数の携帯端末30と、制御盤40と、を備えている。なお、図1では、A号機、B号機、C号機の3台の乗りかご10を図示しているが、乗りかご10の台数はこれに限定されず、乗りかご10の台数は2台以上であれば任意の数であって構わない。
乗場無線装置20は、任意の階の乗場の任意の箇所に設置され、例えば、乗場ドア近辺の壁などに設置される。乗場無線装置20は、例えばBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を用いて、利用者が所持する携帯端末30(例えば、スマートフォン、タブレット端末など)と相互通信可能に接続される。乗場無線装置20は、所定周波数帯の無線信号を周囲に発信するビーコン機能を有している。乗場無線装置20から発信されるこの無線信号には、後述する呼び登録用のアプリケーションを起動するための起動信号と、当該乗場無線装置20の設置階を示す設置階情報と、が含まれる。なお、ここでは、上記したビーコン機能を有する1つの乗場無線装置20が任意の階の乗場に設置される構成を示したが、これに限定されず、例えば、上記したビーコン機能を有さないが携帯端末30と相互通信可能な乗場無線装置と、携帯端末30にビーコン信号を一方向送信する無線装置との2つを任意の階の乗場に設置する構成であってもよい。
利用者が所持する携帯端末30には、呼び登録用のアプリケーション(以下、「呼び登録アプリ31」と表記する)が予めインストールされている。携帯端末30が乗場無線装置20から発信される無線信号を受信すると、呼び登録アプリ31は自動的に起動される、または、バックグラウンド起動される。
携帯端末30は、呼び登録アプリ31を用いて、利用者の行先階と、当該利用者の出発階(乗場無線装置20から発信された無線信号に含まれる設置階情報により示される設置階)とを少なくとも含む行先階呼びを生成し、乗場無線装置20を介して、当該行先階呼びを制御盤40に送信して、登録する。あるいは、携帯端末30は、呼び登録アプリ31を用いて、行先階が同一の複数人の利用者により構成されるグループ単位の行先階呼び(以下、「グループ呼び」と表記する)を生成し、乗場無線装置20を介して、当該グループ呼びを制御盤40に送信して、登録する。
制御盤40は、各乗りかご10の運転動作を制御する。制御盤40は、携帯端末30より送信された行先階呼びあるいはグループ呼びを受信すると、当該行先階呼びあるいはグループ呼びの割当号機を、管理している各乗りかご10の中から選定する割当処理を実行する。そして、制御盤40は、割当号機として選定された乗りかご10の運転動作を制御し、行先階呼びあるいはグループ呼びを登録した利用者が待つ出発階に当該乗りかご10を応答させる。また、制御盤40は、どの号機が割当号機として選定されたかを利用者に通知するための割当号機情報を、乗場無線装置20を介して、携帯端末30に送信する。
以下では、主に、上記したグループ呼びを生成して制御盤40に登録するグループ呼び登録処理について説明する。
図2は、本実施形態に係る携帯端末30により実行されるグループ呼び登録処理を説明するためのフローチャートである。なお、携帯端末30には呼び登録アプリ31が予めインストールされ、当該呼び登録アプリ31には、利用者固有の利用者IDと、当該利用者が所属するグループ固有のグループIDとが設定されているものとする。
携帯端末30は、乗場無線装置20から発信された無線信号(ビーコン信号)を受信すると(ステップS1)、端末内に予めインストールされた呼び登録アプリ31を起動し(ステップS2)、呼び登録アプリ31に設定された利用者IDとグループIDとを含む無線信号を周囲に発信する(ステップS3)。
続いて、携帯端末30は、通信範囲内の他の携帯端末30が上記したステップS3の処理を実行することにより、他の携帯端末30から発信された無線信号を受信する(ステップS4)。その後、携帯端末30は、受信された無線信号に含まれる利用者IDおよびグループIDを参照して、呼び登録アプリ31に設定されたグループIDと同じグループIDに対応した利用者IDの数(つまり、自身と同じグループIDに対応した他の利用者IDの数)をカウントし、乗場にいる自身を含めた同一グループの人数をカウントする(ステップS5)。
しかる後、携帯端末30は、利用者の操作に応じて行先階が入力されると、当該行先階と、乗場無線装置20から発信された無線信号に設置階として含まれる出発階と、呼び登録アプリ31に設定されたグループIDと、上記したステップS5の処理によりカウントされた人数と、を含むグループ呼びを生成し、当該グループ呼びを制御盤40に送信・登録して(ステップS6)、ここでの処理を終了させる。
ここで、図3を参照して、本実施形態に係る携帯端末30により実行されるグループ呼び登録処理をより具体的に説明する。図3では、携帯端末30a~30cが互いに通信可能な範囲内(図3の破線枠内)に位置している場合を想定する。また、図3では、携帯端末30a~30cを所持する各利用者が同じグループに所属している場合を想定する。つまり、携帯端末30a~30cにそれぞれインストールされた呼び登録アプリ31a~31cには、グループIDとして同一のグループID「G_id1」が設定されている場合を想定する。
なお、図3では、携帯端末30aにインストールされた呼び登録アプリ31aには、当該呼び登録アプリ31aを利用する利用者固有の利用者IDとして利用者ID「U_id1」が設定されている場合を想定する。また、携帯端末30bにインストールされた呼び登録アプリ31bには、当該呼び登録アプリ31bを利用する利用者固有の利用者IDとして利用者ID「U_id2」が設定されている場合を想定する。さらに、携帯端末30cにインストールされた呼び登録アプリ31cには、当該呼び登録アプリ31cを利用する利用者固有の利用者IDとして利用者ID「U_id3」が設定されている場合を想定する。
まず、携帯端末30aは、乗場無線装置20から発信された無線信号を受信すると、端末内の呼び登録アプリ31aを起動し、呼び登録アプリ31aに設定された利用者ID「U_id1」とグループID「G_id1」とを含む無線信号を周囲に発信する。
同様に、携帯端末30bは、乗場無線装置20から発信された無線信号を受信すると、端末内の呼び登録アプリ31bを起動し、呼び登録アプリ31bに設定された利用者ID「U_id2」とグループID「G_id1」とを含む無線信号を周囲に発信する。
さらに、携帯端末30cは、乗場無線装置20から発信された無線信号を受信すると、端末内の呼び登録アプリ31cを起動し、呼び登録アプリ31cに設定された利用者ID「U_id3」とグループID「G_id1」とを含む無線信号を周囲に発信する。
続いて、携帯端末30aは、通信範囲内の他の携帯端末30b,30cから発信された無線信号を受信すると、自身と同じグループID「G_id1」に対応した他の利用者IDとして、2つの利用者ID「U_id2」,「U_id3」があることを認識し、自身を含めた同一グループの人数を3人とカウントする。
同様に、携帯端末30bは、通信範囲内の他の携帯端末30a,30cから発信された無線信号を受信すると、自身と同じグループID「G_id1」に対応した他の利用者IDとして、2つの利用者ID「U_id1」,「U_id3」があることを認識し、自身を含めた同一グループの人数を3人とカウントする。
さらに、携帯端末30cは、通信範囲内の他の携帯端末30a,30bから発信された無線信号を受信すると、自身と同じグループID「G_id1」に対応した他の利用者IDとして、2つの利用者ID「U_id1」,「U_id2」があることを認識し、自身を含めた同一グループの人数を3人とカウントする。
携帯端末30aは、利用者の操作に応じて行先階が入力されると、当該行先階と、乗場無線装置20からの無線信号に設置階として含まれる出発階と、呼び登録アプリ31aに設定されたグループID「G_id1」と、乗場にいる自身を含めた同一グループの人数「3人」と、を含むグループ呼びを生成し、当該グループ呼びを、乗場無線装置20を介して制御盤40に送信して、登録する。
なお、図3では、携帯端末30aを所持する利用者がグループ呼びの登録を代表して行う場合を想定しているが、携帯端末30b,30cを所持する他の利用者がグループ呼びの登録を代表して行う場合も同様である。
制御盤40は、携帯端末30aより送信されたグループ呼びを受信すると、当該グループ呼びの割当号機を、管理している各乗りかご10の中から選定し、選定した割当号機を示す割当号機情報を、乗場無線装置20を介して携帯端末30aに送信する。
しかる後、携帯端末30aは、制御盤40より送信された割当号機情報を受信すると、当該割当号機情報により示される割当号機を画面上に表示させ、ここでの一連の処理を終了させる。
なお、制御盤40は、携帯端末30aより送信されたグループ呼びを受信した後に、携帯端末30b,30cから当該グループ呼びと同じ内容のグループ呼びを受信した場合(つまり、同一グループの他の利用者から同じ内容のグループ呼びを受信した場合)、携帯端末30aからのグループ呼びについてのみ割当処理を実行し(つまり、最初に受信したグループ呼びについてのみ割当処理を実行し)、携帯端末30b,30cからのグループ呼びについては割当処理を実行せずに、携帯端末30aからのグループ呼びに対する割当処理により選定された割当号機を示す割当号機情報の送信のみを行う。これによれば、同じ内容のグループ呼びが複数登録されてしまうことを防ぐことが可能である。
以上説明した図3に示すグループ呼び登録処理によれば、各携帯端末30a~30cは、通信範囲内にいる他の携帯端末から発信された無線信号を用いて、乗場にいる自身を含めた同一グループの人数を自動的にカウントすることが可能であり、各携帯端末30a~30cを所持する利用者は、行先階を入力するだけで、グループ呼びを生成して制御盤40に登録することができる。つまり、各携帯端末30a~30cを所持する利用者は、グループ呼びを生成する際に人数を入力する必要がないため、図3に示すグループ呼び登録処理によれば、上記した人数の入力にかかる手間を軽減すると共に、利用者により間違った人数が入力されてしまうこと(ヒューマンエラー)を抑制することができる。
また、図3に示すグループ呼び登録処理によれば、複数人の利用者のうちの1人が、代表してグループ呼びを登録することができるため、複数人の利用者それぞれが行先階呼びを登録する場合に比べて、携帯端末30(図3の場合、携帯端末30b,30c)の通信量を抑えることが可能である。
次に、図4を参照して、図3とは異なる状況において、グループ呼び登録処理が実行される場合について説明する。図4では、携帯端末30a~30cが互いに通信可能な範囲内(図4の破線枠内)に位置している場合を想定し、この点は図3の場合と同様である。一方、図4では、携帯端末30a,30bを所持する利用者は同じグループに所属しているが、携帯端末30cを所持する利用者が、携帯端末30a,30bを所持する利用者とは異なるグループに所属している点で図3の場合と相違している。つまり、携帯端末30a,30bにインストールされた呼び登録アプリ31には、グループIDとして同一のグループID「G_id1」が設定される一方で、携帯端末30cにインストールされた呼び登録アプリ31cには、呼び登録アプリ31a,31bに設定されたグループIDとは異なるグループID「G_id2」が設定されている点で図3の場合と相違している。なお、呼び登録アプリ31a~31cにそれぞれ設定されている利用者IDは、図3の場合と同様であるため、ここではその詳しい説明は省略する。
まず、携帯端末30aは、乗場無線装置20から発信された無線信号を受信すると、端末内の呼び登録アプリ31aを起動し、呼び登録アプリ31aに設定された利用者ID「U_id1」とグループID「G_id1」とを含む無線信号を周囲に発信する。
同様に、携帯端末30bは、乗場無線装置20から発信された無線信号を受信すると、端末内の呼び登録アプリ31bを起動し、呼び登録アプリ31bに設定された利用者ID「U_id2」とグループID「G_id1」とを含む無線信号を周囲に発信する。
さらに、携帯端末30cは、乗場無線装置20から発信された無線信号を受信すると、端末内の呼び登録アプリ31cを起動し、呼び登録アプリ31cに設定された利用者ID「U_id3」とグループID「G_id2」とを含む無線信号を周囲に発信する。
続いて、携帯端末30aは、通信範囲内の他の携帯端末30b,30cから発信された無線信号を受信すると、自身と同じグループID「G_id1」に対応した他の利用者IDとして、1つの利用者ID「U_id2」があることを認識し、自身を含めた同一グループの人数を2人とカウントする。
同様に、携帯端末30bは、通信範囲内の他の携帯端末30a,30cから発信された無線信号を受信すると、自身と同じグループID「G_id1」に対応した他の利用者IDとして、1つの利用者ID「U_id1」があることを認識し、自身を含めた同一グループの人数を2人とカウントする。
一方、携帯端末30cは、通信範囲内の他の携帯端末30a,30bから発信された無線信号を受信すると、自身と同じグループID「G_id2」に対応した他の利用者IDがないことを認識し、自身を含めた同一グループの人数を1人とカウントする。
携帯端末30aは、利用者の操作に応じて行先階が入力されると、当該行先階と、乗場無線装置20からの無線信号に設置階として含まれる出発階と、呼び登録アプリ31aに設定されたグループID「G_id1」と、乗場にいる自身を含めた同一グループの人数「2人」と、を含むグループ呼びを生成し、当該グループ呼びを、乗場無線装置20を介して制御盤40に送信して、登録する。
なお、図3では、携帯端末30aを所持する利用者がグループ呼びの登録を代表して行う場合を想定しているが、携帯端末30bを所持する利用者がグループ呼びの登録を代表して行う場合も同様である。
また、携帯端末30cは、利用者の操作に応じて行先階が入力されると、当該行先階と、乗場無線装置20からの無線信号に設置階として含まれる出発階と、を含む行先階呼びを生成し、当該行先階呼びを、乗場無線装置20を介して制御盤40に送信して、登録する。
制御盤40は、携帯端末30aより送信されたグループ呼びを受信すると、当該グループ呼びの割当号機を、管理している各乗りかご10の中から選定し、選定した割当号機を示す割当号機情報を、乗場無線装置20を介して携帯端末30aに送信する。
また、制御盤40は、携帯端末30cより送信された行先階呼びを受信すると、当該行先階呼びの割当号機を、管理している各乗りかご10の中から選定し、選定した割当号機を示す割当号機情報を、乗場無線装置20を介して携帯端末30cに送信する。
しかる後、携帯端末30aは、制御盤40より送信された割当号機情報を受信すると、当該割当号機情報により示される割当号機を画面上に表示させ、ここでの一連の処理を終了させる。同様に、携帯端末30cは、制御盤40より送信された割当号機情報を受信すると、当該割当号機情報により示される割当号機を画面上に表示させ、ここでの一連の処理を終了させる。
以上説明した図4に示すグループ呼び登録処理によれば、各携帯端末30a~30cは、通信範囲内に自身とは異なるグループの利用者がいたとしても、乗場にいる自身を含めた同一グループの人数を正確にカウントすることが可能であり、グループ呼びを登録する利用者は、行先階を入力するだけで、グループ呼びを生成して制御盤40に登録することができる。つまり、図4に示すグループ呼び登録処理においても、上記した人数の入力にかかる手間を軽減すると共に、利用者により間違った人数が入力されてしまうことを抑制することができる。
以上説明した図2~図4に示すグループ呼び登録処理は、任意の階の乗場に設置された乗場行先階登録装置に2次元コード(例えば、QRコード(登録商標)など)やバーコードを提示してグループ呼びの登録を行う場合にも利用することができる。一般に、グループ呼び用の2次元コードやバーコードは、所定のアプリケーション上で、利用者が行先階とグループの人数とを入力することで生成されるが、上記したグループ呼び登録処理によれば、同一グループの人数を自動的にカウントし、これを2次元コードやバーコードの生成に反映させることができるため、利用者は行先階を入力するだけで、グループ呼び用の2次元コードやバーコードを生成することができる。これによれば、2次元コードやバーコードの生成においても、上記した人数の入力にかかる手間を軽減すると共に、利用者により間違った人数が入力されてしまうことを抑制することができる。
以上説明した本実施形態においては、携帯端末30は、同一グループの利用者が乗場にいた場合に、グループ呼びを生成するとしたが、携帯端末30は、呼び登録アプリ31のグループ呼びの設定が有効になっており、かつ、同一グループの利用者が乗場にいた場合にのみ、グループ呼びを生成するとしてもよい。この場合、図2に示したステップS2とステップS3の処理の間において、携帯端末30は、呼び登録アプリ31のグループ呼びの設定が有効になっているか否かを確認する処理を実行する。この処理の結果、グループ呼びの設定が有効になっていることが確認された場合、携帯端末30は、上記したステップS3~S6の処理を実行し、グループ呼びの設定が有効になっていない、つまり、無効になっていることが確認された場合、携帯端末30は、利用者の操作に応じて入力された行先階と、乗場無線装置20からの無線信号に設置階として含まれる出発階と、を含む通常の行先階呼びを生成し、これを制御盤40に登録する。これによれば、例えば、自身が所属するグループが普段向かう階床とは異なる階床に向かう場合、通信範囲内の他の携帯端末30に無線信号が発信されないため、他の利用者により自身が同一グループの人数としてカウントされてしまうことを防ぐことができる。また、交通需要が高い時のみグループ呼びの設定を有効にするなど、ユーザ好みの設定を行うことが可能である。
以下、本実施形態の変形例について説明する。
(変形例)
変形例に係るエレベータシステムは、図5に示すように、乗場前にフラッパーゲート50が設置され、当該フラッパーゲート50と連動して同一グループの人数をカウントする点で、図1に示したエレベータシステムと相違している。
フラッパーゲート50は、携帯端末30にインストールされた呼び登録アプリ31上に表示される通行証(例えば、2次元コードやバーコードなど)を読み取り、当該通行証が有効な通行証であった場合に利用者の通行を許可して戸開し、当該通行証が無効な通行証であった場合は利用者の通行を許可しないで戸閉を維持する。フラッパーゲート50は、通行を許可した利用者の携帯端末30に、当該フラッパーゲート50を通過したことを示す通過情報を送信する。携帯端末30は、フラッパーゲート50からの通過情報を受信すると、呼び登録アプリ31の設定情報の1つとして、当該通過情報を一時的に保持する。
図6は、変形例におけるグループ呼び登録処理を説明するためのフローチャートである。なお、携帯端末30には呼び登録アプリ31が予めインストールされ、当該呼び登録アプリ31には、利用者固有の利用者IDと、当該利用者が所属するグループ固有のグループIDとが設定されているものとする。また、携帯端末30には、呼び登録アプリ31の設定情報の1つとして、フラッパーゲート50を通過したことを示す通過情報が保持されているものとする。
携帯端末30は、乗場無線装置20から発信された無線信号(ビーコン信号)を受信すると(ステップS11)、端末内に予めインストールされた呼び登録アプリ31を起動し(ステップS12)、呼び登録アプリ31に設定された利用者IDおよびグループIDと、フラッパーゲート50を通過したことを示す通過情報と、を含む無線信号を周囲に発信する(ステップS13)。なお、上記した通過情報を保持しない携帯端末30は、呼び登録アプリ31に設定された利用者IDとグループIDとのみを含む無線信号を周囲に発信する。
続いて、携帯端末30は、通信範囲内の他の携帯端末30が上記したステップS13の処理を実行することにより、他の携帯端末30から発信された無線信号を受信する(ステップS14)。その後、携帯端末30は、受信された無線信号に含まれる利用者IDおよびグループIDと、通過情報とを参照して、自身と同じグループIDに対応し、かつ、通過情報を有する他の利用者IDの数をカウントし、乗場にいる自身を含めた同一グループの人数をカウントする(ステップS15)。
しかる後、携帯端末30は、利用者の操作に応じて行先階が入力されると、当該行先階と、乗場無線装置20から発信された無線信号に設置階として含まれる出発階と、呼び登録アプリ31に設定されたグループIDと、上記したステップS15の処理によりカウントされた人数と、を含むグループ呼びを生成し、当該グループ呼びを制御盤40に送信・登録して(ステップS16)、ここでの処理を終了させる。
以上説明した変形例によれば、携帯端末30は、フラッパーゲート50と連動して同一グループの人数をカウントすることが可能であり、フラッパーゲート50を通過していないが、相互通信可能な範囲内にいる他の携帯端末30の利用者(例えば、乗場手前のエントランスにいる利用者など)が同一グループの人数としてカウントされてしまうことを防ぐことが可能である。
以上説明した一実施形態に係るエレベータシステムは、乗りかご10の運転動作を制御する制御盤40と、呼び登録アプリ31がインストールされた複数の携帯端末30と、任意の階の乗場で無線信号を発信し、各携帯端末30にそれぞれインストールされた呼び登録アプリ31を起動する乗場無線装置20と、を備えており、各携帯端末30は、相互通信可能な範囲内にいる他の携帯端末30と通信することにより、自身と同じグループに所属する自身を含めた利用者数であって、任意の階の乗場にいる利用者数をカウントする機能と、利用者の操作に応じて入力される行先階と、カウントした利用者数とに基づいて、カウントした利用者数分の行先階呼びであるグループ呼びを生成する機能と、生成されたグループ呼びを、乗場無線装置20を介して制御盤40に送信する機能と、を有している。これによれば、複数人の利用者からなるグループが行先階を登録する際の手間を軽減し、かつ、利用者の誤操作により間違った人数が入力されてしまうことを抑制し得るエレベータシステムを提供することが可能である。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…乗りかご、20…乗場無線装置、30…携帯端末、40…制御盤、50…フラッパーゲート。

Claims (4)

  1. 乗りかごの運転動作を制御する制御盤と、
    呼び登録用のアプリケーションがインストールされた複数の携帯端末と、
    任意の階の乗場で無線信号を発信し、前記各携帯端末にそれぞれインストールされた前記アプリケーションを起動する乗場無線装置と、
    を具備し、
    前記各携帯端末は、
    相互通信可能な範囲内にいる他の携帯端末と通信することにより、自身と同じグループに所属する自身を含めた利用者の数であって、前記任意の階の乗場にいる利用者数をカウントし、
    前記利用者の操作に応じて入力される行先階と、前記カウントされた利用者数とに基づいて、当該利用者数分の行先階呼びを生成し、
    前記生成された行先階呼びを、前記乗場無線装置を介して前記制御盤に送信することを特徴とする、
    エレベータシステム。
  2. 前記各携帯端末は、
    前記乗場無線装置から発信された無線信号を受信し前記アプリケーションを起動すると、前記アプリケーションに設定された利用者IDと、当該利用者IDの利用者が所属しているグループのグループIDとを含む無線信号を前記相互通信可能な範囲内に発信し、
    前記他の携帯端末から発信された無線信号を受信すると、当該無線信号に基づいて、自身と同じグループIDに対応した他の利用者IDの数をカウントし、前記利用者数をカウントすることを特徴とする、請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 前記各携帯端末は、
    前記利用者の行先階および出発階と、当該利用者が所属するグループのグループIDと、前記カウントされた利用者数とを含む当該利用者数分の行先階呼びを生成し、これを前記制御盤に送信し、
    前記制御盤は、
    複数の携帯端末から同じ内容の行先階呼びを受信した場合、最初に受信した行先階呼びについてのみ割当号機を選定する割当処理を実行し、他の行先階呼びについては割当処理を実行しないことを特徴とする、請求項2に記載のエレベータシステム。
  4. 前記各携帯端末は、
    前記利用者数分の行先階呼びを生成するための設定が有効になっている場合、前記相互通信可能な範囲に前記利用者IDと前記グループIDとを含む無線信号を発信し、前記利用者数分の行先階呼びを生成するための設定が無効になっている場合、前記相互通信可能な範囲に前記利用者IDと前記グループIDとを含む無線信号を発信しないことを特徴とする、請求項2に記載のエレベータシステム。
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