JP2024011129A - 差込ロック式包装箱 - Google Patents

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真一郎 長田
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Abstract

【課題】外フラップと内フラップとを容易かつ確実に係合させることができ、輸送時の段積み状態での取扱作業性に優れた差込ロック式包装箱を提供する。【解決手段】周方向に隣り合う側板1,2の一方から外フラップ5が、他方から内フラップ6がそれぞれ延出され、外フラップ5を中折線7に沿って屈曲させつつ、外フラップ5の差込片8を内フラップ6の差込穴9に差し込む差込ロック式包装箱において、差込片8に張出部8a、係合縁8b及び傾斜縁8cを設け、差込穴9となる部分に第1揺動片10と三角形状の第2揺動片11とを設けると共に、第2揺動片11の端部からスリット状の切込により係合縁12を形成し、差込片8の差込穴9への差し込みに際し、差込片8に押されて第1揺動片10及び第2揺動片11が順次揺動し、差込片8の張出部8aの係合縁8bと差込穴9の係合縁12とが係合して、外フラップ5の戻りが抑制されるようにする。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 販売日 令和3年11月4日 販売先 JAあいち海部八開支店(愛知県海部郡八開村大字江西字川原8)
この発明は、ステープルや粘着テープを使用することなく封緘できる差込ロック式包装箱に関するものである。
野菜や果物等の農産物の出荷に際しては、作業場所で農産物を迅速に箱詰めして封緘できる差込ロック式包装箱が多用され、本出願人は、下記特許文献1において、図9に示すような差込ロック式包装箱を提案している。
この包装箱は、周方向に隣り合う側板51,52のうち、幅面の側板51から外フラップ53が、長面の側板52から内フラップ54がそれぞれ延出され、外フラップ53を延出方向の中間部で両側縁間にわたる中折線57に沿って屈曲させつつ、外フラップ53の先端両側部に突設された差込片55を、内フラップ54の差込穴56に差し込んで封緘するものであり、幅面の側板51には、把手穴51aが穿設されている。
この包装箱では、差込穴56の内部でヒンジ線58aを軸に揺動する揺動片58により差込片55が押圧され、差込片55の突部55aと差込穴56の傾斜縁56aとが干渉して、差込片55の差込穴56からの抜け出しが防止される。
また、下記特許文献2には、図10に示すように、差込片55の根元側に係合縁55bを形成し、係合縁55bを差込穴56の切込に臨む係合縁56bに係合させて、差込片55を差込穴56から抜けにくくした差込ロック式包装箱が記載されている。差込穴56の係合縁56bは、揺動片58のヒンジ線58aの端部から入れられており、ヒンジ線58aは、差込片55の差込穴56への差込方向に直交している。
特許第3897737号公報 特開2009-149332号公報
ところで、従来の差込ロック式包装箱は、折り曲げに対する反発の大きい段ボールの性質等に起因して、差込片55を差込穴56に差し込みにくく、また、包装箱に多量の嵩高い農産物を詰め込んでいると、不完全に差し込まれた差込片55と差込穴56の間に隙間が生じたりして、輸送時における収納物からの内圧や振動により、外フラップ53と内フラップ54の係合が不意に外れる恐れがあった。
また、幅面の側板51から外フラップ53が延出されている形態が一般的であり、そのような形態では、複数個の包装箱を段積みした状態で、幅面の側板51の把手穴51aを利用して、上段側の包装箱を手前に引いたり、奥へ押したりする場合、下段側の包装箱の外フラップ53に上段側の包装箱の底面が引っ掛かってしまうことから、少し持ち上げて移動させなければならず、作業性がよくないという問題もあった。
そこで、この発明は、封緘に際して、外フラップと内フラップとを容易かつ確実に係合させることができ、輸送時の段積み状態での取扱作業性に優れた差込ロック式包装箱を提供しようとするものである。
上記のような課題を解決するため、この発明は、周方向に隣り合う側板の一方から外フラップが、他方から内フラップがそれぞれ延出され、前記外フラップを延出方向の中間部で両側縁間にわたる中折線に沿って屈曲させつつ、前記外フラップの先端両側部に突設された差込片を、前記内フラップの差込穴に差し込む差込ロック式包装箱において、
前記外フラップには、前記差込片に外側方への張出部が設けられ、前記張出部に前記差込片の前記差込穴への差込方向の手前側に位置する係合縁が形成され、前記差込片の外側縁に前記張出部から先端側へかけて内方向へ傾斜した傾斜縁が形成され、
前記内フラップの差込穴となる部分には、ヒンジ線を軸として揺動する第1揺動片及び第2揺動片が設けられると共に、前記第2揺動片の端部からスリット状の切込により係合縁が形成され、前記第2揺動片のヒンジ線が傾斜することにより、前記第2揺動片が三角状をなしており、
前記差込片の前記差込穴への差し込みに際し、前記差込片の先端部及び傾斜縁に押されて前記第1揺動片及び前記第2揺動片が順次揺動し、開口が拡大した前記差込穴に前記差込片が差し込まれ、
前記差込片の張出部が前記差込穴の係合縁に臨むスリット状の部分を押し広げて通過した後、前記第1揺動片及び前記第2揺動片が復元し、前記差込穴の係合縁に臨む部分が閉じ、前記差込片の係合縁と前記差込穴の係合縁との係合により、前記外フラップの戻りが抑制されるものとしたのである。
また、前記差込穴の切込における前記係合縁側の端部には、前記差込片の前記差込穴への差込方向へ向けて丸められた湾曲部が形成されているものとしたのである。
また、前記内フラップの前記差込穴に臨む部分には、前記差込片の前記差込穴への差込方向先端から手前へ向けて迫り出した押圧部が形成されているものとしたのである。
また、前記周方向に隣り合う側板のうち、長面の側板から前記外フラップが延出され、幅面の側板から前記内フラップが延出されているものとしたのである。
そのほか、前記外フラップが前記中折線に沿って僅かに屈曲した状態で、前記差込片の係合縁と前記差込穴の係合縁とが係合するものとしたのである。
この発明に係る差込ロック式包装箱では、差込片を差込穴に差し込む際、差込片の先端部に押されて揺動した第1揺動片の先端に臨む部分で差込穴の開口が拡大し、これに続いて、差込片の傾斜縁に押されて三角形状をなす第2揺動片が傾斜したヒンジ線を軸に揺動し、第2揺動片の先端に臨む部分の第1揺動片側で差込穴の開口が拡大するので、差込片を差込穴に容易に差し込むことができる。
そして、差込穴の係合縁に臨む部分は、差込片の張出部に押し広げられてわずかに開口し、差込片の張出部が通過した後、すぐに閉じるので、差込片の張出部が差込穴の係合縁に臨む部分から抜け出すことができなくなり、外フラップと内フラップの係合が輸送時等において不意に外れることがなく、封緘状態が確実に維持される。
このため、長面側が外フラップとなり、幅面側が内フラップとなる形態とした場合に、外フラップが強い反発により浮き上がるように開こうとしても、差込片の係合縁と差込穴の係合縁とが係合して、外フラップの戻りが抑制され、封緘状態が維持されるので、外フラップと内フラップの重合面の段差を極力解消することができ、段積みされた包装箱同士が引っ掛からないようにして、輸送時の取り扱いの作業性を向上させることができる。
この発明の第1実施形態に係る差込ロック式包装箱の封緘状態を示す斜視図 同上の差込片の差込穴への差込過程を示す部分拡大斜視図 同上の差込片の差込穴への差込状態を示す部分拡大平面図 同上の差込片の差込穴への差込状態を箱の内部から示す部分拡大斜視図 同上の差込ロック式包装箱のブランクを示す図 この発明の第2実施形態に係る差込ロック式包装箱の封緘状態を示す斜視図 同上の差込片の差込穴への差込過程を示す部分拡大斜視図 同上の差込ロック式包装箱のブランクを示す図 特許文献1に記載の差込ロック式包装箱の封緘過程を示す斜視図 特許文献2に記載の差込ロック式包装箱の封緘過程を示す斜視図
<第1実施形態>
この発明の第1実施形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
(概要)
図1に示すように封緘される差込ロック式包装箱は、農家から出荷される野菜や果物等の農産物を収納する直方体状のものであり、図2に示すような過程を経て、図3及び図4に示すようなロック構造で天面が閉じられる。
(ブランク)
図5に示すように、段ボールを材料とするこの包装箱のブランクでは、段目方向が縦方向に向けられ、各一対の長面の側板1及び幅面の側板2が罫線を介して交互に連設されている。一対の側板2の上部には、把手穴2aが穿設されている。ブランクの端部に位置する側板1の外側端には、罫線を介して継代片3が連設されている。
各一対の側板1,2の下端には、組立時に重なり合って底壁4を形成する底フラップ4a,4bがそれぞれ罫線を介して連設されている。
一対の側板1の上端には外フラップ5が、一対の側板2の上端には内フラップ6がそれぞれ罫線を介して連設されている。外フラップ5の側板1からの延出方向の中間部には、両側縁間にわたって延びる中折線7が入れられ、中折線7は、押罫と切目とが断続するリード罫とされている。
外フラップ5には、先端両側部に差込片8が突設され、内フラップ6には、一対の差込穴9が形成されている。差込片8は、封緘時に差込穴9に差し込まれるものである。
差込片8には、外側方への張出部8aが設けられ、張出部8aに差込片8の差込穴9への差込方向の手前側に位置する係合縁8bが形成されている。差込片8の外側縁には、張出部8aから先端側へかけて内方向へ傾斜した傾斜縁8cが形成されている。
外フラップ5の中折線7より先端側の側縁には、内方向へ傾斜した傾斜縁5aが形成されている。外フラップ5の差込片8の根元には、張出部8aの反対側に切込が入れられ、その端部には内方向へ向けて丸められた湾曲部5bが形成されている。
内フラップ6の差込穴9は、切込によるものであり、差込穴9となる部分には、第1揺動片10及び第2揺動片11が内部全体を埋めるように設けられ、第2揺動片11の端部からスリット状の切込により係合縁12が形成されている。第1揺動片10及び第2揺動片11は、それぞれヒンジ線10a,11aを軸として揺動するものであり、ヒンジ線10a,11aは、押罫と切目とが断続するリード罫とされている。
第1揺動片10のヒンジ線10aは、内フラップ6の根元の罫線に対して直角をなす方向へ延び、第2揺動片11のヒンジ線11aは、第1揺動片10のヒンジ線10aから係合縁12へかけて、差込片8の差込穴9への差込方向に傾斜することにより、第2揺動片11が三角状をなしている。
差込穴9の切込における係合縁12側の端部には、差込片8の差込穴9への差込方向へ向けて丸められた湾曲部12aが形成されている。
内フラップ6の差込穴9に臨む部分には、差込片8の差込穴9への差込方向先端から手前へ向かうように迫り出した押圧部6aが形成されている。押圧部6aは、差込穴9の大部分を覆う大きさとされている。
(包装箱の組立及び封緘)
上記のようなブランクは、側板1,2の境界の罫線に沿って折り曲げ、継代片3を反対側の側端部の内面に貼り着けて、偏平な状態で保管しておく。そして、農産物等の内容物を収納する際には、各一対の側板1,2を角筒状に立体化し、底壁4を形成して組立状態とし、天面の開口から内容物を収納する。
(封緘)
包装箱の封緘に際しては、図2に示すように、外フラップ5を中折線7に沿って屈曲させつつ、差込片8を差込穴9に差し込む。この差し込みに伴い、差込片8の先端部に押されて第1揺動片10が揺動し、続いて、差込片8の傾斜縁8cに押されて第2揺動片11が揺動し、これに伴い開口した差込穴9に差込片8が差し込まれる。
そして、差込片8の張出部8aが差込穴9の係合縁12に臨む部分を押し広げて通過した後、図3及び図4に示すように、第1揺動片10及び第2揺動片11が復元して、差込穴9の係合縁12に臨む部分が閉じる。このように封緘すると、差込片8の係合縁8bと差込穴9の係合縁12との係合により、外フラップ5の戻りが抑制される。
このとき、外フラップ5が中折線7に沿って僅かに屈曲した状態で、差込片8の係合縁8bと差込穴9の係合縁12とが係合するので、箱内に農産物等の収納物を満杯に詰め込んだ状態で、差込穴9に差込片8を差し込んでも、差込片8の係合縁8bと差込穴9の係合縁12とが係合して、確実に封緘される。
(効果)
上記のような差込ロック式包装箱では、差込片8を差込穴9に差し込む際、差込片8の先端部に押されて揺動した第1揺動片10の先端に臨む部分で差込穴9の開口が拡大し、これに続いて、差込片8の傾斜縁8cに押されて三角形状をなす第2揺動片11が傾斜したヒンジ線11aを軸に揺動し、第2揺動片11の先端に臨む部分の第1揺動片10側で差込穴9の開口が拡大するので、差込片8を差込穴9に容易に差し込むことができる。
また、差込片8の張出部8aが差込穴9の係合縁12に臨む部分を通過する際、湾曲部12aの存在により、差込穴9の係合縁12に臨む部分が少し開口するので、差込片8の差込穴9への差し込みが一層容易になり、差込後の段ボールの破れも防止される。
また、外フラップ5の中折線7より先端側の側縁には、内方向へ傾斜した傾斜縁5aが形成されているので、差込片8の差込穴9への差し込みに際し、差込穴9の切込における係合縁12側の端部に外フラップ5の傾斜縁5aが接触しても、差込穴9の切込が拡大するように段ボールが破れにくくなる。
そして、差込穴9の係合縁12に臨む部分は、差込片8の張出部8aに押し広げられてわずかに開口し、差込片8の張出部8aが通過した後、すぐに閉じるので、差込穴9の係合縁12の近傍で段ボールを破らない限り、差込片8の張出部8aが差込穴9の係合縁12に臨む部分から抜け出すことができなくなる。このため、外フラップ5と内フラップ6の係合が輸送時等において不意に外れることがなく、封緘状態が確実に維持される。
また、内フラップ6の差込穴9に臨む部分に、差込片8の差込穴9への差込方向先端から手前へ向けて迫り出した押圧部6aが形成されているので、押圧部6aが差込片8に圧接して、差込片8が押圧部6aと第1揺動片10及び第2揺動片11とで挟み込まれ、収納物からの内圧による差込穴9からの差込片8の抜け出しが一層確実に防止される。
また、外フラップ5の差込片8の根元には、張出部8aの反対側となる内側の切込の端部に内方向へ向けて丸められた湾曲部5bが形成されているので、差込片8の係合縁8bと差込穴9の係合縁12とが係合した状態で、外フラップ5を開ける方向への引張力が作用しても、差込片8の根元から段ボールが破れる現象が防止される。
さらに、この差込ロック式包装箱は、長面側が外フラップ5となっていることから、外フラップ5が強い反発力で浮き上がるように開こうとするが、差込片8の係合縁8bと差込穴9の係合縁12とが係合して、外フラップ5の戻りが抑制されるので、長面側の外フラップ5で天面の段差が極力解消され、段積みされた包装箱同士が引っ掛からないようにして、輸送時の取り扱いの作業性を向上させることができる。
<第2実施形態>
次に、この発明の第2実施形態を図6乃至図8に基づいて説明する。なお、この実施形態は、上記第1実施形態と共通構成が共通するので、ここでは、主として特徴部分に言及するに留める。
この包装箱は、封緘状態で図6に示す形態となるものであり、図7に示すように、外フラップ5の差込片8を内フラップ6の差込穴9に差し込んで封緘される。その際、この実施形態では、図8に示すブランクの状態において、第1揺動片10が短く、その先端と差込穴9の端縁との間が貫穴となっているので、最初に差込片8の先端部で第1揺動片10を押し込むことなく、差込片8を差込穴9に容易に差し込むことができる。
なお、封緘後の状態では、第1揺動片10による差込片8の押圧力が第1実施形態のものより少し弱くなるが、差込穴9からの差込片8の抜け出しを防止する機能は、第1実施形態のもの同様である。
<その他>
上記各実施形態では、差込片8の傾斜縁8cが直線状のものを例示したが、傾斜縁8cは、弧状に湾曲したものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、長面側が外フラップ5となり、幅面側が内フラップ6となる包装箱を例示したが、これとは逆に、幅面側が外フラップ5となり、長面側が内フラップ6となる包装箱においても、上記のようなロック構造を適用することができる。
また、上記のようなロック構造は、例示した各実施形態のように、包装箱の天面側に適用するだけでなく、底面側に適用することもできる。
1,2 側板
2a 把手穴
3 継代片
4 底壁
4a,4b 底フラップ
5 外フラップ
5a 傾斜縁
5b 湾曲部
6 内フラップ
6a 押圧部
7 中折線
8 差込片
8a 張出部
8b 係合縁
8c 傾斜縁
9 差込穴
10 第1揺動片
10a ヒンジ線
11 第2揺動片
11a ヒンジ線
12 係合縁
12a 湾曲部

Claims (5)

  1. 周方向に隣り合う側板(1,2)の一方から外フラップ(5)が、他方から内フラップ(6)がそれぞれ延出され、前記外フラップ(5)を延出方向の中間部で両側縁間にわたる中折線(7)に沿って屈曲させつつ、前記外フラップ(5)の先端両側部に突設された差込片(8)を、前記内フラップ(6)の差込穴(9)に差し込む差込ロック式包装箱において、
    前記外フラップ(5)には、前記差込片(8)に外側方への張出部(8a)が設けられ、前記張出部(8a)に前記差込片(8)の前記差込穴(9)への差込方向の手前側に位置する係合縁(8b)が形成され、前記差込片(8)の外側縁に前記張出部(8a)から先端側へかけて内方向へ傾斜した傾斜縁(8c)が形成され、
    前記内フラップ(6)の差込穴(9)となる部分には、ヒンジ線(10a,11a)を軸として揺動する第1揺動片(10)及び第2揺動片(11)が設けられると共に、前記第2揺動片(11)の端部からスリット状の切込により係合縁(12)が形成され、前記第2揺動片(11)のヒンジ線(11a)が傾斜することにより、前記第2揺動片(11)が三角状をなしており、
    前記差込片(8)の前記差込穴(9)への差し込みに際し、前記差込片(8)の先端部及び傾斜縁(8c)に押されて前記第1揺動片(10)及び前記第2揺動片(11)が順次揺動し、開口が拡大した前記差込穴(9)に前記差込片(8)が差し込まれ、
    前記差込片(8)の張出部(8a)が前記差込穴(9)の係合縁(12)に臨むスリット状の部分を押し広げて通過した後、前記第1揺動片(10)及び前記第2揺動片(11)が復元し、前記差込穴(9)の係合縁(12)に臨む部分が閉じ、前記差込片(8)の係合縁(8b)と前記差込穴(9)の係合縁(12)との係合により、前記外フラップ(5)の戻りが抑制されることを特徴とする差込ロック式包装箱。
  2. 前記差込穴(9)の切込における前記係合縁(12)側の端部には、前記差込片(8)の前記差込穴(9)への差込方向へ向けて丸められた湾曲部(12a)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の差込ロック式包装箱。
  3. 前記内フラップ(6)の前記差込穴(9)に臨む部分には、前記差込片(8)の前記差込穴(9)への差込方向先端から手前へ向けて迫り出した押圧部(6a)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の差込ロック式包装箱。
  4. 前記周方向に隣り合う側板(1,2)のうち、長面の側板(1)から前記外フラップ(5)が延出され、幅面の側板(2)から前記内フラップ(6)が延出されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の差込ロック式包装箱。
  5. 前記外フラップ(5)が前記中折線(7)に沿って僅かに屈曲した状態で、前記差込片(8)の係合縁(8b)と前記差込穴(9)の係合縁(12)とが係合することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の差込ロック式包装箱。
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