JP2024007657A - 異物除去装置、リソグラフィ装置及び物品の製造方法 - Google Patents

異物除去装置、リソグラフィ装置及び物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 異物を除去する時の、検出部への異物の付着を抑制する異物除去装置を提供する。【解決手段】 基板を保持する基板保持部上の異物を検出する検出部と、前記検出部へ気体を吹き付ける第1の給気口と、前記第1の給気口とは異なる給吸気口と、を備え、前記給吸気口は、前記第1の給気口が前記気体を吹き付けているときに前記基板保持部に向け気体を吹き付けることを特徴とする異物除去装置。【選択図】 図1

Description

本発明は、異物除去装置、リソグラフィ装置及び物品の製造方法に関する。
半導体デバイスや液晶表示デバイスなどの製造工程において、基板を保持する基板保持部を備えている基板処理装置が用いられる。ここで、基板と基板保持部の間に異物が挟み込まれると基板保持部に保持された基板の平坦度が低下し、基板処理の精度が低下する。
そのため、特許文献1に開示されているように、異物を検出する検出部、異物に気体を吹き付けて異物を除去する除去手段と除去手段により除去した異物を吸引する吸引手段を備え、異物を除去する方法がある。
特開2008-177442号公報
しかし、特許文献1の方法では、除去手段による気体の吹き付けにより舞い上がった異物が吸引手段に吸引されず検出部に付着することがある。検出部に異物が付着すると、検出部の検出精度が低下する。
そこで、本発明は、異物を除去する時の、検出部への異物の付着を抑制する異物除去装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての異物除去装置は、基板を保持する基板保持部上の異物を検出する検出部と、前記検出部へ気体を吹き付ける第1の給気口と、前記第1の給気口とは異なる給吸気口と、を備え、前記給吸気口は、前記第1の給気口が前記気体を吹き付けているときに前記基板保持部に向け気体を吹き付けることを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、異物を除去する時の、検出部への異物の付着を抑制することができる。
本発明の一側面としての基板処理装置の構成を示す概略図である。 第1実施形態における異物除去部の構成を示す図である。 第1実施形態における基板保持部上の異物を除去する時の模式図である。 第1実施形態における異物を除去する時のフローチャートである。 第1実施形態における第1の検出部と第1の給気口の配置の例である。 第2実施形態における基板処理装置の構成を示す図である。 第2実施形態における異物除去部の構成を示す図である。 第3実施形態における基板処理装置の構成を示す図である。 第4実施形態における基板保持部上の異物を除去する時の模式図である。 第4実施形態における異物を除去する時のフローチャートである。 第4実施形態における異物を除去する時のフローチャートである。 第6実施形態における物品の製造方法のフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態を添付の図面に基づいて説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
また、本明細書および添付図面では、基本的に、鉛直方向をZ軸とし、鉛直方向に対し垂直な水平面をXY平面とし、各軸が相互に直交するXYZ座標系によって方向が示されている。ただし、各図面に記載されたXYZ座標系がある場合はその座標系を優先する。
以下、各実施形態において、具体的な構成を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の一側面としての基板処理装置1の構成を示す概略図である。基板処理装置1は、本実施形態では、原版(マスク、レチクル)のパターンを、投影光学系を介して基板保持部上の基板に露光する投影露光装置である。但し、基板処理装置1は、露光装置に限定されるものではない。例えば、基板処理装置1は、電子線やイオンビームなどによって基板に描画を行い、パターンを基板に形成する描画装置であってもよい。また、基板処理装置1は、他のリソグラフィ装置、例えば、基板の上のインプリント材を型により成形してパターンを基板上に形成するインプリント装置であってもよい。あるいは、基板処理装置1は、イオン打ち込み装置、現像装置、エッチング装置、成膜装置、アニール装置、スパッタリング装置、蒸着装置など、半導体ウエハやガラスプレートなどの基板を処理する他の装置であってもよい。また、基板処理装置1は、平坦な板を用いて基板上の組成物を平坦化する平坦化装置であってもよい。
基板処理装置1は、光を照射する照明光学系2と、下面にレンズを有する投影光学系3と、レチクル4と、基板(不図示)を保持する基板保持部6と、基板保持部6が載置されXY方向に移動可能なステージ7と、を有する。レチクル4は、例えば石英ガラスの表面に転写されるべきパターン(例えば回路パターン)がクロムで形成されている原版であり、レチクルステージ(不図示)に保持されている。また、基板は、例えば単結晶シリコンであり、基板処理装置1に搬送される基板は表面上に感光性材料(レジスト)が塗布されている。基板保持部6は、基板保持部6と基板の間の空間を減圧することにより、基板保持部6の基板保持面に基板を吸着し保持する。
基板処理装置1において、光源(不図示)からの露光光は、照明光学系2を介して、レチクルステージに保持されたレチクル4を照明する。レチクル4を透過した光は、投影光学系3を介して、基板に照射される。この時、レチクル4に形成されたパターンが基板表面に結像される。基板処理装置1はこのように基板上のショット領域を露光し、複数のショット領域のそれぞれについて同様に露光を行う。
ここで、基板と基板保持部6の間に異物が挟み込まれると基板保持部6に保持された基板の平坦度が低下し、基板処理の精度が低下する。そのため、本実施形態における基板処理装置1は、異物を除去するための機構を備えており、異物を検出する第1の検出部8と、第1の給気口9と、異物除去部10と、吸引源16と、給気源17と、制御部30と、を備える。第1の給気口9は第1の検出部8に異物が付着しないよう第1の検出部8に向け気体を吹き付ける。第1の検出部8は、例えば、被検査面の画像を撮影し異物を検出する画像センサ、光の反射から異物を検出する光学センサ、センサと被検査面の距離を測定することで異物を検出する距離センサである。ここで、制御部30は異物を除去するために異物の検出から異物の吸引までの動作を制御することを想定するが、基板処理装置1の制御を併せて行ってもよく、特に限定しない。つまり、本実施形態における基板処理装置1は基板処理を行う基板処理装置でもあり、異物を除去する異物除去装置でもある。
異物除去部10は、投影光学系3の下部に一体となるように取り付けられており、給吸気口13と、第2の給気口12と、を備える。給吸気口13は気体の吹き付けと吸引を切り替え可能であり、制御部30が給吸気口13と吸引源16及び給気源17の間に配置されている弁(不図示)をステージ7の移動方向に基づいて制御することで気体の吹き付けと吸引を切り替える。給吸気口13は、気体を吹き付けるときは基板保持部6に向け気体を吹き付け、吸引をするときは基板保持部6の上方の気体を吸引することで気体と共に異物を吸引する。また、第2の給気口12は、投影光学系3のレンズに向け気体を吹き付けることができるよう配置され、投影光学系3の下面のレンズに異物が付着しないようレンズに向け気体を吹き付ける。吸引源16は給吸気口13から吸引された気体及び異物を取り込み、給気源17は第1の給気口9と、給吸気口13と、第2の給気口12とに気体を供給する。ここで、給気源17から供給される気体は、塵等の異物が除去され、湿度が管理された乾燥気体である。また、ステージ7の移動方向は、基板保持部6の移動方向でもある。
図2は、本実施形態における異物除去部10の構成を示す図である。図2(a)は、Z軸方向における基板保持部6側から異物除去部10を見た図である。異物除去部10は、異物除去部10の中心を基準としてZ軸周り方向に円形状に複数の給吸気口13が備えられている。なお、給吸気口13の配置や形状はこの例に限定されない。
給吸気口13は基板保持部6に向け気体の吹き付け又は吸引ができるよう、基板保持部6側に口(孔)を有している。本実施形態における異物除去部10は、複数の給吸気口13を4分割するように分割されており、分割された各ブロックに対し個別に気体の吹き付け及び吸引の制御をすることができる。そして、吸引源16と給気源17は分割された各ブロック内の給吸気口13に接続されている。なお、本実施形態においては分割された各ブロックを制御する構成を示したが、気体の吹き付け及び吸引はブロック単位で行わなくともよく、各給吸気口13に対して、それぞれ個別に気体の吹き付け及び吸引の制御を行ってもよい。
図2(b)は図2(a)の異物除去部10とは給吸気口の形状について異なる異物除去部100の図である。異物除去部100は、長方形状の孔から気体を吹き付け又は吸引を行う給吸気口130を有する。なお、給吸気口130は第1実施形態と同様に気体の吹き付けと吸引を切り替え可能である。給吸気口130は異物除去部100の中心を基準として四方に配置されている。図2(b)のような給吸気口130の配置にすることで、給吸気口130の数を最小限にすることができ、給吸気口130と吸引源16及び給気源17との接続を簡略化することができる。
図2(c)は図2(a)の断面A-A’を示した図である。本実施形態において、第2の給気口12は投影光学系3のレンズに気体を吹き付けることができるよう斜めに配置されている。なお、第2の給気口12は投影光学系3のレンズに異物が付着しないよう気体を吹き付けることができればよく、図2(a)や図2(c)に示す配置や数に限定しない。
給吸気口13による気体の吹き付け又は吸引を行う位置は、ステージ7の移動方向に基づいて決定する。例えば、図1においては第1の検出部8が異物除去部10の-X方向側に備えられているため、ステージ7が+X方向に移動している時に第1の検出部8により基板保持部6上(被検査面上)の異物を検出し、異物除去部10により異物の除去を行う。この場合、-X方向側の給吸気口13により基板保持部6上の異物に向け気体を吹き付け、+X方向側の給吸気口13により異物を吸引することで、異物を除去する。一方、第1の検出部8が異物除去部10の+X方向側に備えられている場合、ステージ7が-X方向に移動している時に第1の検出部8により基板保持部6上(被検査面上)の異物を検出し、異物除去部10により異物の除去を行う。この場合、+X方向側の給吸気口13により基板保持部6上の異物に向け気体を吹き付け、-X方向側の給吸気口13により異物を吸引することで、異物を除去する。
図3は、本実施形態における基板保持部6上の異物を除去する時の模式図である。図3(a)は、ステージ7が+X方向に移動し、第1の検出部8は基板保持部6上の異物の有無を走査している例である。そして、第1の検出部8は異物15を検出すると、異物15の検出結果を制御部30に通知する。制御部30は第1の検出部8の検出結果に基づいて第1の検出部8に向け気体を吹き付けるよう第1の給気口9を制御する。
また、第1の検出部8は基板保持部6上の全面を検出しなくともよい。例えば、基板保持部6に配置されている基板を載置するための複数のピンの上部の異物15を検出し、制御部30は第1の検出部8の検出結果に基づいて第1の給気口9からの気体の吹き付けを制御する構成としてもよい。
そして、図3(b)に示すようにステージ7がさらに+X方向に移動することで異物除去部10の下側に異物15が位置すると、第2の給気口12と-X方向側の給吸気口13が気体の吹き付けを開始する。つまり、第1の給気口9の気体の吹き付け開始後に第2の給気口12と給吸気口13の気体の吹き付けを開始する。異物15は給吸気口13から気体を吹き付けられることで、基板保持部6上を移動又は気体中に舞い上がり、+X方向側の給吸気口13に吸引される。
上記のような構成にすることにより、第1の検出部8や投影光学系3のレンズへの異物15の付着を抑制することができ、異物15が付着することによる第1の検出部8の検出及び投影光学系3の投影への影響を低減できる。
ここで、図3(a)及び図3(b)に示す例では、第1の給気口9の気体の吹き付け開始後に給吸気口13の気体の吹き付けを開始したが、第1の給気口9と給吸気口13の気体の吹き付けを同時に開始してもよい。第1の給気口9の気体の吹き付け開始後又は第1の給気口9と同時に給吸気口13の気体の吹き付けを開始するということは、給吸気口13は第1の給気口9が気体を吹き付けているときに気体を吹き付けるということである。上記のように第1の給気口9と給吸気口13の気体を吹き付けるタイミングを制御することにより、給吸気口13の気体の吹き付けにより舞い上がった異物15の第1の検出部8への付着を抑制できる。
図4は、本実施形態における異物15を除去する時のフローチャートである。まず、ステージ7が移動を開始し、第1の検出部8が基板保持部6上の異物15の有無に関しての走査を開始する(S110、検出工程)。制御部30は、第1の検出部8による基板保持部6上の走査を終了したか、否かを判定し(S120)、終了していなければ第1の検出部8が異物15を検出したか、否かを判定する(S130)。第1の検出部8が異物15を検出していなければステップS120に戻る。第1の検出部8が異物15を検出していた場合は、第1の給気口9から気体の吹き付けを開始する(S141、第1の給気工程)。そして、第2の給気口12、-X方向側の給吸気口13から気体の吹き付けを開始する(S142、第2の給気工程)。ここで、ステップS141、142に関して、前述したように、第1の給気口9は給吸気口13より早く気体の吹き付けを開始してもよいし、第1の給気口9と給吸気口13は同時に気体の吹き付けを開始してもよい。そして、+X方向側の給吸気口13により吸引を開始する(S150)。
ユーザーが予め設定した一定時間経過後、給吸気口13による吸引を停止する(S160)。ここで、一定時間はユーザーがステージ7の移動速度を考慮し決定すればよい。その後、第1の給気口9、第2の給気口12、給吸気口13による気体の吹き付けを停止する(S170)。なお、ステップS170にて給吸気口13の気体の吹き付けを停止した後に第1の給気口9の気体の吹き付けを停止することで、第1の検出部8への異物15の付着を抑制できる。
ステップS170が終了すると、ステップS120に戻る。ステップS120において第1の検出部8による基板保持部6上の走査が終了していると判定された場合は、異物15の残留確認のための第1の検出部8による基板保持部6上の走査を実施したか、否かを判定する(S180)。異物15の残留確認とは、第1の検出部8により基板保持部6上を再度走査し、基板保持部6上に異物15がないことを確認する動作である。ステップS180において異物15の残留確認のための第1の検出部8による基板保持部6上の走査を実施していれば終了する。異物15の残留確認のための第1の検出部8による基板保持部6上の走査を実施していなければ、異物15の残留確認のための走査を開始する(S190)。異物15の残留確認は、ステップS110からステップS170と同様の動作である。そのためステップS190の後にステップS110に戻る。
本実施形態ではステップS160において、給吸気口13による吸引を一定時間経過後に停止した。しかし、基板保持部6上を走査し最初に異物15を検知した時に、給吸気口13による気体の吹き付け及び吸引を開始し、基板保持部6上の走査を終了するまで気体の吹き付け及び吸引を停止せず、基板保持部6上の走査を終了したときに停止してもよい。
図5は本実施形態における第1の検出部8と第1の給気口9の配置の例である。図5(a)は、図1及び図3に示した第1の検出部8と第1の給気口9の位置関係と同様の構成である。第1の給気口9から第1の検出部8に向け気体が吹き付けられると、吹き付けられた気体は第1の検出部8の形状に沿って-Z方向へ移動し、異物15に対し+Z方向側(上方)から気体を吹き付ける。そのため、図5(a)において異物15が第1の検出部8の付近(第1の給気口9から吹き付けられた気体の影響を受ける位置)に存在する時、異物15が+Z方向に舞い上がる可能性を低減できる。よって、第1の検出部8への異物15の付着を抑制できる。
図5(b)は第1の検出部8の下部に、一体となるように第1の給気口9が取り付けられている図である。この場合、第1の給気口9の構成は異物除去部10と類似した構成となり、第2の給気口12のように第1の検出部8の検出面に向け下方から気体を吹き付ける。図5(b)のような構成にすることにより、第1の給気口9が第1の検出部8の検出面に近い位置で気体を吹き付けることができるため、異物15の第1の検出部8への付着をより抑制できる。
図5(c)は第1の検出部8の側面に第1の給気口9が取り付けられている図である。第1の給気口9は第1の検出部8の側面に備えられ、第1の検出部8に向け側方から気体を吹き付ける。ここで、第1の給気口9は、第1の給気口9から吹き付けられた気体の少なくとも一部が第1の検出部8の検出面に沿って移動する位置に配置される。これにより、異物15が舞い上がったとしても、第1の検出部8の検出面には付着せず、第1の給気口9から吹き付けられた気体と共に移動する。以上、図5(a)、(b)、(c)にそれぞれ第1の検出部8と第1の給気口9の位置関係の例を示したが、第1の給気口9から気体を吹き付けることにより第1の検出部8に異物15が付着しなければよく、形状や位置関係に関して特に限定しない。
本実施形態によれば、異物15を検出する第1の検出部8に向け気体を吹き付ける第1の給気口9を備えることで、異物除去のための気体を吹き付けにより舞い上がった異物15の第1の検出部8への付着を抑制できる。これにより、異物15を検出する第1の検出部8の検出精度が低下する可能性を低減できる。
<第2実施形態>
本実施形態は、第1実施形態と異物除去部の構成について異なる。本実施形態では、異物除去部210は第1の給気口90を備える。図6は本実施形態における基板処理装置200(異物除去装置)の構成を示す図である。基板処理装置200は投影光学系3の下部に一体となるように取り付けられた異物除去部210を備え、異物除去部210は第1の給気口90を備える。そして、第1の検出部8は第1の給気口90の下側に配置される。第1の給気口90に近い位置にある給吸気口230は気体の吹き付けを行い、第1の給気口90と離れた位置にある給吸気口230は吸引を行う。
本実施形態における異物15の除去について説明する。ステージ7が+X方向に移動し第1の検出部8が基板保持部6上の異物15の有無に関して走査を行う。第1の検出部8が異物15を検出すると、第1の検出部8は制御部30に異物15の検出結果を通知する。制御部30は第1の検出部8の検出結果に基づいて第1の給気口90から第1の検出部8へ気体を吹き付けるよう制御する。なお、第1の給気口90は、給気源17から気体を供給される。そして、制御部30は第2の給気口12、-X方向側の給吸気口230から気体を吹き付けるよう制御する。ここで、制御部30は第1の給気口90が給吸気口230より早く気体の吹き付けを開始する、又は第1の給気口90と給吸気口230は同時に気体の吹き付けを開始するよう制御する。そして、+X方向側の給吸気口230により吸引を行い、異物15を吸引する。
図7は、本実施形態における異物除去部210の構成を示す図である。図7は、Z軸方向における基板保持部6側から異物除去部210を見た状態である。異物除去部210は、異物除去部210の中心を基準としてZ軸周り方向に円形状に複数の給吸気口230を備えている。そして、異物除去部210には第1の給気口90もさらに備えられている。図7において、第1の給気口90は三日月形状とし異物除去部210の中心位置に対し-X方向側に配置されているが、第1の検出部8に気体を吹き付けることができればよく、第1の給気口90の形状や異物除去部210内における配置を特に限定しない。なお、給吸気口230の配置はこの例に限定されない。
本実施形態における異物除去部210は、複数の給吸気口230を4分割するように分割されており、分割された各ブロックに対し個別に気体の吹き付け及び吸引の制御をすることができる。そして、吸引源16と給気源17は分割された各ブロック内の給吸気口230に接続されている。なお、本実施形態においては分割された各ブロックを制御する構成を示したが、気体の吹き付け及び吸引はブロック単位で行わなくともよく、各給吸気口230に対してそれぞれ個別に気体の吹き付け及び吸引の制御を行ってもよい。
本実施形態によれば、第1の給気口90を独立して設けず、異物除去部210に構成するため、給気源17から第1の給気口90に気体を供給する際に、異物除去部210に気体を供給すればよい。そのため、本実施形態は第1実施形態と比較して気体を供給するための独立した配管を削減することができる。
<第3実施形態>
本実施形態は、第1実施形態の特徴に加えて、除電部18を備えることを特徴とする。図8は本実施形態における基板処理装置300(異物除去装置)の構成を示す図である。図8に示すように基板処理装置300は基板保持部6を除電する除電部18を備える。除電部18は、例えば、イオンを含んだ気体を吹き付けるイオナイザである。除電部18は、異物除去部10とは第1の検出部8を挟むように配置されていて、第1の検出部8の走査予定の位置に対し除電を行う。なお、本実施形態において除電部18は第1の給気口9の-X方向側に配置されているが、異物除去のための気体の吹き付けの前に基板保持部6の静電気を除電できればよく、配置に関して特に限定しない。除電部18がイオナイザである場合、除電部18は給気源17から気体が供給されると、基板保持部6上にイオンを付与した気体を吹き付ける。
一般的に、基板保持部6が静電気により帯電することで、基板保持部6上の異物15が気体の吹き付けだけでは除去できない場合がある。このような場合でも本実施形態によれば、基板保持部6を除電する除電部18を備え、除電部18により除電された基板保持部6に対し異物除去の動作を実施するため異物15を除去できる可能性が高くなる。
<第4実施形態>
本実施形態は、第1実施形態の特徴に加えて、第2の検出部19と第3の給気口20を備えることを特徴とする。第2の検出部19は、例えば、被検査面の画像を撮影し異物を検出する画像センサ、光の反射から異物を検出する光学センサ、センサと被検査面の距離を測定することで異物を検出する距離センサである。図9は、本実施形態における基板保持部6上の異物15’を除去する時の模式図である。例えば、基板処理装置400(異物除去装置)の基板保持部6上に強固に付着した異物15’がある場合に、給吸気口13で気体を吹き付け及び吸引を行っても、基板保持部6上に異物15’が残留することがある。そのため、第1実施形態では基板保持部6上の走査を終了した後に、異物15’の残留確認のための走査を、最初に異物15’の走査を行った領域と同じ領域に対し行っており、合計で2回の走査が必要であった。本実施形態は、第2の検出部19と第2の検出部19に気体を吹き付ける第3の給気口20を備え、第1の検出部8が別の位置の走査を行っている時に第2の検出部19により異物15’が残留しているか、否かの走査を実施する。そして、第2の検出部19が残留した異物15’を検出した場合は制御部30に残留した異物15’の検出結果を通知する。そして、制御部30は、第2の検出部19が検出した残留した異物15’(残留異物)の位置に対し、再度、異物除去(気体の吹き付けと吸引)を行うよう制御する。これにより、本実施形態では、第1実施形態のように異物の残留確認のための2回目の走査を必要とせず、1回の走査で異物の検出、除去、残留確認までを行うことができる。
また、第3の給気口20を備えることで、給吸気口13による気体の吹き付けにより異物15’が舞い上がり、異物15’が給吸気口13に吸引されなかった場合でも第2の検出部19への異物15’の付着を抑制できる。なお、第3の給気口20は、第1の給気口9と同様に給気源17から気体を供給される。
図9(a)はステージ7が+X方向に移動し、第1の検出部8は基板保持部6上の異物の有無を走査している例である。そして、第1の検出部8が異物15’を検出すると、第1の検出部8は異物15’の検出結果を制御部30に通知する。ここで、制御部30は異物15’の検出から異物15’の吸引までの動作を制御することを想定するが、基板処理装置400の制御を併せて行ってもよく、特に限定しない。制御部30は第1の検出部8の検出結果に基づいて第1の給気口9を第1の検出部8に向け気体を吹き付けるよう制御する。そして、第1の給気口9の気体の吹き付けと同時に、第1の検出部8とは異物除去部10(給吸気口13)を挟むように配置されている第2の検出部19に向け第3の給気口20が気体の吹き付けを開始する。
ステージ7が+X方向にさらに移動することで異物除去部10の下側に異物15’が位置すると、第2の給気口12と-X方向側の給吸気口13が気体の吹き付けを開始する。しかし、異物15’は基板保持部6に強固に接着しているため、給吸気口13から気体を吹き付けられても基板保持部6の表面から離れない。そのような場合、給吸気口13により吸引を行っても異物15’は吸引されない。
図9(b)は、給吸気口13による気体の吹き付けと吸引を行っても異物15’が残留した場合の図である。給吸気口13による気体の吹き付けと吸引を行っても異物15’が残留した場合に、ステージ7がさらに+X方向へ移動することにより、異物15’は第2の検出部19の下側まで移動する。
そして、第2の検出部19は異物15’を検出し、制御部30に検出結果を通知する。制御部30は第2の検出部19が異物15’を検出した位置を残留異物15’の位置として記憶する。そして、制御部30は、記憶した残留異物15’の位置に移動し、第1の給気口9、第2の給気口12、第3の給気口20、給吸気口13からそれぞれ気体を吹き付け、給吸気口13により異物15’を除去するよう制御する。ここで、残留異物15’を除去するために記憶した残留異物15’の位置へ戻るタイミングは基板保持部6上の走査が終了した後でも、基板保持部6上の走査が未終了である時でもよく、特に限定しない。また、制御部30が記憶した残留異物15’を除去する際は、給吸気口13が吹き付ける単位時間当たりの気体の流量を、以前に吹き付けた単位時間当たりの気体の流量よりも多くしてもよい。このように給吸気口13が吹き付ける単位時間当たりの気体の流量を多くすることにより、残留異物15’を除去できる可能性が高くなる。また、この給吸気口13が吹き付ける単位時間当たりの気体の流量は、複数の給吸気口13のそれぞれを個別に調整してもよいし、分割された各ブロックに対し個別に調整してもよい。
図10と図11は、本実施形態における異物15’を除去する時のフローチャートである。まず、ステージ7が移動を開始し、第1の検出部8が基板保持部6上の異物の有無に関しての走査を開始する(S210、検出工程)。制御部30は、第1の検出部8による基板保持部6上の走査を終了したか、否かを判定し(S220)、終了していなければ第1の検出部8が異物15’を検出したか、否かを判定する(S230)。第1の検出部8が異物15’を検出していなければステップS220に戻る。第1の検出部8が異物15’を検出していた場合は、第1の給気口9と第3の給気口20から気体の吹き付けを開始する(S241、第1の給気工程)。そして、第2の給気口12、ステージ7の移動方向に基づいて決定した給吸気口13から気体の吹き付けを開始する(S242、第2の給気工程)。ここで、ステップS241、242に関して第1実施形態と同様に、検出部に向け気体を吹き付ける第1の給気口9と第3の給気口20は給吸気口13より早く気体の吹き付けを開始する。或いは、第1の給気口9と第3の給気口20と給吸気口13は同時に気体の吹き付けを開始する。そして、ステージ7の移動方向に基づいて決定した給吸気口13により吸引を開始する(S250)。
ステップS242、250で気体の吹き付け又は吸引を行う給吸気口13は、図9の場合、ステージ7が+X方向に移動するため、-X方向側の給吸気口13から気体の吹き付けを行い、+X方向側の給吸気口13から吸引を行うよう制御部30により決定される。
次に、制御部30は第2の検出部19が残留異物15’を検出したか、否かを判定する(S260)。残留異物15’を検出している場合は、制御部30は残留異物15’の位置を記憶し(S270)、ステップS280へ進む。残留異物15’を検出していない場合はステップS280に進む。そして、制御部30はユーザーが予め設定した一定時間が経過したか、否かを判定する(S280)。一定時間を経過していない場合はステップS260に戻る。一定時間が経過している場合は、制御部30は給吸気口13の吸引を停止させ(S290)、第1の給気口9、第2の給気口12、第3の給気口20、給吸気口13から気体の吹き付けを停止させ(S300)、ステップS220に戻る。ここで、一定時間はユーザーがステージ7の移動速度を考慮し決定すればよい。また、給吸気口13の気体の吹き付けを停止した後に第1の給気口9と第3の給気口20の気体の吹き付けを停止することで第1の検出部8と第2の検出部19への異物15’の付着を抑制できる。
ステップS220にて、基板保持部6上の走査を終了している場合は、制御部30は残留異物15’の位置を記憶しているか、否かを判定する(S310)。制御部30が残留異物15’の位置を記憶していない場合は、残留異物15’はないとして終了する。制御部30が残留異物15’の位置を記憶している場合は、記憶した残留異物15’の位置へステージ7が移動し(S320)、第1の検出部8により残留異物15’を検出する(S330)。ここで、記憶した残留異物15’が複数ある場合は、制御部30は記憶した残留異物15’のうちのいずれか1つを選択し、ステップS320において選択した残留異物15’の位置へステージ7を移動させるよう制御する。
そして、制御部30は給吸気口13が吹き付ける単位時間当たりの気体の流量を変更するか、否かを判定する(S340)。変更する場合は、制御部30は給吸気口13が吹き付ける単位時間当たりの気体の流量を変更し(S350)、ステップS361に進む。ステップS340において変更しないと判定した場合は、ステップS361に進む。第1の給気口9と第3の給気口20から気体の吹き付けを開始する(S361)。そして、残留異物15’が異物除去部10の下側へ配置されるようステージ7を移動させながら、第2の給気口12、ステージ7の移動方向に基づいて決定した給吸気口13から気体の吹き付けを開始する(S362)。次に、ステージ7の移動方向に基づいて決定した給吸気口13から吸引を開始する(S370)。
ステップS362、370で気体の吹き付け又は吸引を行う給吸気口13は、図9の場合、ステージ7が+X方向に移動するため、-X方向側の給吸気口13から気体の吹き付けを行い、+X方向側の給吸気口13から吸引を行うよう制御部30により決定される。
次に、第2の検出部19が残留異物15’を検出したか、否かを判定し(S380)、残留異物15’を検出した場合は、制御部30は当該位置の残留異物15’の位置の記憶を更新し(S390)、ステップS420に進む。第2の検出部19が残留異物15’を検出していない場合は、第2の検出部19の検出位置は記憶した残留異物15’の位置を通過したか、否かを判定する(S400)。記憶した残留異物15’の位置を通過していない場合はステップS380に戻る。残留異物15’の位置を通過している場合は、残留異物15’を除去できたことを意味するため、制御部30は当該位置の残留異物15’の位置の記憶を消去する(S410)。そして、給吸気口13の吸引を停止し(S420)、第1の給気口9、第2の給気口12、第3の給気口20、給吸気口13からの気体の吹き付けを停止させ(S430)、ステップS310に戻る。
また、図10と図11に示すフローチャートではステップS300からステップS220に戻り、ステップS220において基板保持部6上の走査が終了した場合に、制御部30が記憶した残留異物15’の除去を行うよう制御した。しかし、前述したように基板保持部6上の走査が未終了であっても、残留異物15’の除去を行ってもよい。
また、第2の検出部19と第3の給気口20を備えることで、残留異物15’の検出だけでなく、2方向への異物検出の走査が可能となる。第1実施形態では異物を検出するための検出部が第1の検出部8の1つであり、-X方向側のみに配置されていたため、ステージ7が+X方向に移動する時のみ異物除去が可能であった。しかし、本実施形態は第1の検出部8と第2の検出部19の2つの検出部を備えるため、+X方向、-X方向のいずれにステージ7が移動する場合でも異物除去が可能となる。例えば、+X方向にステージ7が移動する場合は、第1の検出部8が最初に異物を検出し、第2の検出部19が残留異物を検出する。そして、-X方向にステージ7が移動する場合は、第2の検出部19が最初に異物を検出し、第1の検出部8が残留異物を検出するというように、検出順序(異物検出の役割)を入れ替えればよい。このようにステージ7の移動方向に基づいて検出順序を入れ替える場合は、ステージ7の移動方向に基づいて給吸気口13が気体の吹き付けを行う位置と吸引を行う位置とを切り替えて対応させればよい。
本実施形態によれば、第2の検出部19を備えることにより、1回の走査で異物の検出、除去、残留確認までを行うことができる。これにより、基板処理装置400(異物除去装置)の異物検出及び除去にかかる時間を短縮することができる。また、第2の検出部19に向け気体を吹き付ける第3の給気口20を備えることにより、給吸気口13の気体の吹き付けにより舞い上がった異物15’が給吸気口13に吸引されなかった場合でも、第2の検出部19への異物15’の付着を抑制できる。そして、第1の検出部8と第2の検出部19との2つの検出部を備えることにより、ステージ7が往復移動する場合にも、往路においても復路においても異物を検出し除去することができる。
<第5実施形態>
本実施形態は、第1実施形態とステージ7の移動方法について異なる。第1実施形態では、第1の検出部8が異物除去部10の-X方向側に備えられている場合に、ステージ7が+X方向に移動している時に、第1の検出部8により基板保持部6上(被検査面上)の異物15を検出し、異物除去部10により異物15の除去を行う。本実施形態の基板処理装置1(異物除去装置)は、第1の検出部8が異物除去部10の-X方向側に備えられている場合に、ステージ7が-X方向に移動している時に、第1の検出部8により基板保持部6上(被検査面上)の異物15を検出する。そして、制御部30は第1の検出部8で異物15を検出した位置が異物除去部10の下側に位置するようにステージ7を+X方向に移動させ、異物除去部10は第1実施形態と同様の方法で給吸気口13により異物15に対し気体を吹き付け及び吸引を行う。
異物除去部10による気体の吹き付け及び吸引が終了すると、制御部30はステージ7を-X方向へ移動させ第1の検出部8による基板保持部6上(被検査面上)の走査を継続する。ここで、異物除去部10による気体の吹き付け及び吸引をしても異物15の除去ができなかった場合に、第1の検出部8は再度、異物15を検出する。この場合に、制御部30は第1の検出部8で異物15を検出した位置が異物除去部10の下側に位置するようにステージ7を+X方向に移動させ、異物除去部10は第1実施形態と同様の方法で給吸気口13により異物15に対し気体を吹き付け及び吸引を行う。
本実施形態によれば、気体の吹き付け又は吸引を行っても異物15を除去できなかった場合に、早期に異物15の残留を確認することができ、異物15に対し再度気体の吹き付け及び吸引を行うことができる。
<第6実施形態>
本実施形態は、第1~5実施形態に記載の異物除去装置を用いて物品を製造することを特徴とする。
図12は本実施形態における物品の製造方法のフローチャートである。第1~4実施形態に記載の異物除去装置を用いて基板保持部6上の異物を除去する異物除去工程(S510)の後に、基板保持部6に基板を保持させる保持工程(S520)を行う。そして、保持工程で保持された基板にパターンを形成する形成工程(S530)を行い、形成工程でパターンが形成された基板から物品を製造する製造工程(S540)を行う。
この製造方法で製造させる物品は、例えば、半導体IC素子、液晶表示素子、カラーフィルタ、MEMS等である。
形成工程は、例えば、パターン材料上に感光材料が塗布された基板(シリコンウエハ、ガラスプレート等)を露光装置(リソグラフィ装置)により露光することで、基板にパターンを形成する。
製造工程は、例えば、パターンが形成された基板(感光材料)の現像、現像された基板に対するエッチング及びレジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージングの実施が含まれる。本製造方法によれば、従来よりも高品位の物品を製造することができる。

Claims (16)

  1. 基板を保持する基板保持部上の異物を検出する検出部と、
    前記検出部へ気体を吹き付ける第1の給気口と、
    前記第1の給気口とは異なる給吸気口と、を備え、
    前記給吸気口は、前記第1の給気口が前記気体を吹き付けているときに前記基板保持部に向け気体を吹き付けることを特徴とする異物除去装置。
  2. 複数の前記給吸気口を備え、
    前記基板保持部が移動する方向に基づいて、前記複数の給吸気口のうちから前記気体を吹き付ける給吸気口と、前記基板保持部の上方の気体と共に前記異物を吸引する給吸気口とを決定する制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  3. 前記基板を投影する投影光学系のレンズに向け気体を吹き付ける第2の給気口を備えることを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  4. 前記給吸気口と、前記基板を投影する投影光学系のレンズに向け気体を吹き付ける第2の給気口とを有する異物除去部を備え、
    前記異物除去部は、前記投影光学系と一体であることを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  5. 前記異物除去部は前記第1の給気口を備えることを特徴とする請求項4に記載の異物除去装置。
  6. 前記第1の給気口と前記給吸気口は同時に前記気体の吹き付けを開始することを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  7. 前記第1の給気口は前記検出部の上方から前記気体を吹き付けることを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  8. 前記第1の給気口は前記検出部と一体であり、前記検出部の側方又は下方から前記検出部に向け前記気体を吹き付けることを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  9. 前記給吸気口が吹き付ける単位時間当たりの気体の流量を制御する制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  10. 前記給吸気口が前記気体を吹き付けた位置において前記異物を検出した場合は、前記給吸気口が以前に吹き付けた単位時間当たりの気体の流量よりも多い単位時間当たりの気体の流量により、前記給吸気口が前記異物に向け前記気体を吹き付けることを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  11. 前記検出部とは異なる第2の検出部を備え、
    前記第2の検出部は、前記検出部とは前記給吸気口を挟むように配置されていて、前記検出部が前記異物を検出した位置に対し前記異物の検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  12. 前記検出部は、前記基板保持部に配置されている前記基板を載置するための複数のピンの上部の前記異物を検出することを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  13. 前記基板保持部を除電する除電部を備えることを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  14. 基板を保持する基板保持部上の異物を検出部により検出する検出工程と、
    前記検出工程における検出結果に応じて前記検出部に気体を吹き付ける第1の給気工程と、
    前記検出工程における検出結果に応じて、前記第1の給気工程の後又は同時に前記基板保持部へ気体を吹き付ける第2の給気工程と、
    を備えることを特徴とする異物除去方法。
  15. 基板にパターンを形成するリソグラフィ装置であって、
    前記基板を保持する基板保持部上の異物を除去する請求項1~13のうちいずれか1項に記載の異物除去装置と、
    前記パターンが設けられている原版に光を照射する照明光学系と、
    を有することを特徴とするリソグラフィ装置。
  16. 請求項1~13のうちいずれか1項に記載の異物除去装置を用いて基板保持部上の異物を除去する異物除去工程と、
    前記異物除去工程の後に前記基板保持部に基板を保持させる保持工程と、
    前記保持工程で保持された前記基板にパターンを形成する形成工程と、
    前記形成工程で前記パターンが形成された前記基板から物品を製造する製造工程と、
    を有することを特徴とする物品の製造方法。
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