JP2024004479A - 電磁リレー - Google Patents

Abstract

【課題】多相回路電磁リレーは、電弧隔離プレートのコストの増大および組み立ての複雑化が生じる場合があり、これを克服または軽減する電磁リレーを提供する。【解決手段】電磁リレーは、ハウジングに収容され、前部側壁に向かって開口し左右方向に沿って一列に配置されている複数のチャンバが形成されている絶縁体と、複数のチャンバに固定的に設置されている複数の静止端子と、複数の静止端子との電気的接触のために複数のチャンバにそれぞれ設置されている複数の可動端子とを備える。絶縁体は、隣接する２つのチャンバの間に配置されている仕切プレートを有し、リブが、前部側壁の内壁面に形成され、仕切プレートの前側が、前部側壁の内壁面に接し、リブの側部が、隣接する２つのチャンバを互いに電気的に隔離するように、仕切プレートの左側または右側に接する。【選択図】図２

Description

関連出願の相互参照
本出願は、中国国家知識産権局において２０２２年６月２８日に出願された中国特許出願第ＣＮ２０２２１０７５２２３６．５号の利益を主張し、その全開示が本明細書に参照により組み込まれる。

本発明は、電磁リレーに関し、特に多相回路のための電磁リレーに関する。

従来技術において、多相回路のための電磁リレーは通常、ハウジング、絶縁体、複数の電弧隔離プレート、複数の可動端子、および複数の静止端子を含む。絶縁体はハウジングに設置され、絶縁体には内部キャビティが形成される。複数の電弧隔離プレートは、絶縁体の内部キャビティを複数のチャンバに分割するように絶縁体に設置される。可動端子および静止端子は、各チャンバに設置される。しかし、電弧分離プレートは、チャンバ内の空間を占有することになり、その結果、可動端子の可動接点と静止端子の静止接点との間の開放距離が低減し、これはアーク侵食を被りやすい。加えて、電弧隔離プレートの製造には、別個の金型を用いることが必要であり、それにより、電弧隔離プレートのコストの増大および組み立ての複雑化が生じる場合がある。

加えて、従来技術において、可動端子は一般に、固定ターミナル（fixed terminal）およびＵ字形状の可動弾性片を含む。固定ターミナルは、絶縁体に固定され、移動することができない。可動弾性片は、固定ターミナルに固定された固定端部、および固定端部から延びるカンチレバー部を備える。可動弾性片のカンチレバー部は、固定ターミナルの本体部に対向する。短絡電流が可動弾性片のカンチレバー部および固定ターミナルの本体部を通過すると、固定ターミナルおよび可動弾性片における電流方向は反対向きになり、これが固定ターミナルと可動弾性片との間に電気力を生成する。短絡電流が閉状態の可動接点を通過すると、強い電流の収縮により、可動接点を静止接点から離れるように動かす大きいＨｏｌｍ力が生じる。
上述の反対向きの電流により生成される電気力およびアーマチュア接続ばね片の弾性力の方向は同じであるが、共にＨｏｌｍ力に抵抗するようにＨｏｌｍ力とは反対向きであり、それにより、閉状態の可動接点が弾性戻りして静止接点から離脱することが防止される。しかしながら、従来技術においては、Ｕ字形状構造の可動弾性片と固定ターミナルとの間の間隔が比較的大きく、Ｕ字形状構造の可動弾性片の有効長さが比較的小さいため、生成される電気力が比較的小さく、Ｈｏｌｍ力への抵抗が不十分になり、可動接点の跳ね返りおよび接続解除のリスクが生じる場合がある。

本発明は、上記の不利な点のうちの少なくとも１つの側面を克服または軽減するためになされたものである。

本発明の一態様によれば、電磁リレーが提供される。電磁リレーは、高さ方向において反対側にある頂壁および底部開口部、前後方向において反対側にある前部側壁および後部側壁、ならびに左右方向において反対側にある左側側壁および右側側壁を有するハウジングと；ハウジングに収容され、ハウジングの前部側壁に向かって開口し左右方向に沿って一列に配置されている複数のチャンバが形成されている絶縁体と；絶縁体の複数のチャンバに固定的に設置されている複数の静止端子と；複数の静止端子との電気的接触のために複数のチャンバにそれぞれ設置されている複数の可動端子とを備える。絶縁体は、隣接する２つのチャンバの間に配置されている仕切プレートを有し、リブが、ハウジングの前部側壁の内壁面に形成され、仕切プレートの前側が、ハウジングの前部側壁の内壁面に接し、リブの側部が、隣接する２つのチャンバを互いに電気的に隔離するように、仕切プレートの左側または右側に接する。

本発明の例示的実施形態によれば、可動端子は、絶縁体に固定され、仕切プレートの左側または右側に接する固定ターミナルと、固定ターミナルの上端部に固定されている固定端部、および固定端部から下方に延びるカンチレバー部を備える可動弾性片と、カンチレバー部の自由端部に固定されている可動接点とを備える。仕切プレートの前側が、固定ターミナルに対して所定の距離にわたって前方に突出し、リブの頂面が、固定ターミナルの前側に接する。

本発明の別の例示的実施形態によれば、絶縁体は、内部キャビティを取り囲む底部プレート，頂部プレート，左側プレート，右側プレート，および後側プレートを有し、仕切プレートは、絶縁体の内部キャビティを複数のチャンバに分離し、固定ターミナルが前後方向においてリブと後側プレートとの間で固定されるように、固定ターミナルの後側が、絶縁体の後側プレートに接する。

本発明の別の例示的実施形態によれば、絶縁体の後側プレートの下部が開口し、後側プレートの外面が、隣接する２つのチャンバを互いに電気的に隔離するように、ハウジングの後部側壁の内壁面に接する。

本発明の別の例示的実施形態によれば、静止端子は、絶縁体に固定されている端子本体と、端子本体の一端部に固定され、可動接点に対向する静止接点とを備える。可動弾性片は、可動接点が静止接点と電気的に接触する閉位置と、可動接点が静止接点から電気的に分離される開位置との間で移動するように適合される。

本発明の別の例示的実施形態によれば、絶縁体は、チャンバに配置されている固定部を有し、固定部は、可動弾性片のカンチレバー部の自由端部に対向し、静止端子の端子本体は、絶縁体の固定部に固定される。

本発明の別の例示的実施形態によれば、固定ターミナルの上端部はＵ字形状であり、固定ターミナルは、高さ方向に延びる本体と、左右方向に延びる第１の接続部と、高さ方向において下方に延びる第２の接続部とを備える。第１の接続部の一端部が、本体の上端部に接続され、第２の接続部の一端部が、第１の接続部の他端部に接続され、本体の上端部、第１の接続部、および第２の接続部は、固定ターミナルのＵ字形状の上端部を構成し、可動弾性片の固定端部は、固定ターミナルの第２の接続部に固定される。

本発明の別の例示的実施形態によれば、固定ターミナルの上端部はＬ字形状であり、固定ターミナルは、高さ方向に延びる本体と、本体の上端部に接続される一端部を有し、左右方向に延びる第１の接続部とを備える。本体の上端部および第１の接続部は、固定ターミナルのＬ字形状の上端部を構成し、可動弾性片の固定端部は、固定ターミナルの第１の接続部に固定される。

本発明の別の例示的実施形態によれば、可動弾性片のカンチレバー部は、少なくとも１つの屈曲部を有する。少なくとも１つの屈曲部は、可動弾性片のカンチレバー部の弾性を増大させるため、かつ可動弾性片のカンチレバー部と固定ターミナルの本体との間の間隔を低減するためのものである。

本発明の別の例示的実施形態によれば、屈曲部は、固定ターミナルの本体に向かって突出する円弧形状、または固定ターミナルの本体に向かって斜めに延びるスロープ形状である。

本発明の別の例示的実施形態によれば、可動端子は、単一の可動弾性片を備え、または、可動端子は、互いに積層されている複数の可動弾性片を備える。

本発明の別の例示的実施形態によれば、可動弾性片は、互いに積層されている第１の可動弾性片および第２の可動弾性片を備え、第１の可動弾性片および第２の可動弾性片の固定端部は、固定ターミナルに固定され、第１の可動弾性片および第２の可動弾性片の自由端部は、可動接点により互いに固定される。

本発明の別の例示的実施形態によれば、第１の可動弾性片は、第２の可動弾性片よりも固定ターミナルの本体に近く、第１の可動弾性片および第２の可動弾性片の屈曲部は、固定ターミナルの本体に向かって突出する円弧形状であり、第１の可動弾性片の屈曲部の半径は、第２の可動弾性片の屈曲部の半径よりも大きく、第２の可動弾性片の屈曲部は、第１の可動弾性片の屈曲部に収容される。

本発明の別の例示的実施形態によれば、可動弾性片の固定端部は、固定ターミナルの上端部にリベット留めまたは溶接され、可動接点は、可動弾性片の自由端部にリベット留めまたは溶接され、静止端子の静止接点に向かって突出し、静止端子の静止接点は、静止端子の端子本体の一端部にリベット留めまたは溶接される。

本発明の別の例示的実施形態によれば、固定ターミナルの本体および静止端子の端子本体の下端部は、絶縁体の底部プレートを通過し、ハウジングの底部開口部を通して露出する。

本発明の別の例示的実施形態によれば、電磁リレーは、可動端子の可動弾性片を閉位置と開位置との間で移動するように駆動するために、ハウジングに収容され、絶縁体に装着されている駆動デバイスをさらに備える。

本発明の別の例示的実施形態によれば、駆動デバイスは、絶縁体に固定されているコイルボビンと、コイルボビンの周囲に巻回されているコイルと、コイルボビンに収容され、コイルを通過する磁心と、コイルボビンに固定され、磁心の一端部に接続されているヨークと、ヨークに移動可能に装着され、磁心の他端部に対向し、初期位置と終端位置との間で回転するように適合されているアーマチュアと、アーマチュアをヨークに弾性的に接続する接続ばね片と、絶縁体に移動可能に装着され、アーマチュアに接続されている押し部材とを備える。コイルが通電されると、アーマチュアが電磁力の作用下で終端位置に移動して、押し部材を介して複数の可動弾性片を閉位置へと同時に駆動し、コイルが通電解除されると、アーマチュアが接続ばね片の弾性復元力下で初期位置へと回転して、押し部材を介して複数の可動弾性片を開位置へと同時に駆動する。

本発明の別の例示的実施形態によれば、押し部材は、絶縁体に移動可能に装着されている押し棒と、押し棒に接続され、可動弾性片が通過することを可能とするスロットがそれぞれ形成されている複数の押し部と、押し棒の一端部に配置され、アーマチュアに回転可能に接続されている接続部とを備える。

本発明の別の例示的実施形態によれば、ノッチが、絶縁体の仕切プレートの前側に形成され、押し棒は、仕切プレートにおけるノッチを通過し、仕切プレートに接続されているストッパによりノッチにおいて制限される。

本発明に係る上述の例示的実施形態においては、ハウジングにおけるリブが絶縁体における仕切プレートと協働して、隣接する２つのチャンバを互いに電気的に隔離する。したがって、本発明は、別個の電弧隔離プレートを追加的に設けることを必要とせず、それにより製造コストが低減し、組み立て工程が簡略化する。

加えて、本発明に係る上述の例示的実施形態においては、可動弾性片のカンチレバー部が屈曲部を有し、それにより、可動弾性片の弾性および有効長さが増大し、可動弾性片と固定ターミナルとの間の間隔が低減し、反対向きの電流により生成される電気力が向上し、可動接点が閉位置にあるときに跳ね返るまたは開くことがないことが確実になる。

本発明の上記および他の特徴が、添付の図面を参照してその例示的実施形態を詳細に説明することによって、より明らかとなるであろう。

本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの説明用斜視図である。 ハウジングが取り除かれた状態における、右側から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの説明斜視図である。 下から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーハウジングの説明用斜視図である。 ハウジングが取り除かれた状態における、左側から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの説明用斜視図である。 ハウジングが取り除かれた状態における、後方から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの説明用斜視図である。 本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの断面図である。 可動端子および静止端子が分離状態にある、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの可動端子および静止端子の説明用斜視図である。 本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの可動端子および静止端子の側面図である。 本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの可動端子の説明用分解図である。 可動端子および静止端子が電気的接触状態にある、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの可動端子および静止端子の説明用斜視図である。 本発明の別の例示的実施形態に係る電磁リレーの可動端子の説明用斜視図である。 本発明の別の例示的実施形態に係る電磁リレーの可動端子の説明用斜視図である。

添付の図面を参照して、本開示の例示的実施形態を以下で詳細に説明する。図面において、同様の参照符号は同様の要素を指す。しかしながら、本開示は、多数の異なる形態で実施されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全なものとなるように提供されており、本開示の概念を当業者に十分に伝達するであろう。

以下の詳細な説明においては、説明の目的で、多数の具体的な詳細事項が、開示の実施形態の完全な理解をもたらすために記載されている。しかしながら、１つまたは複数の実施形態がこれらの具体的な詳細事項なしで実施されてもよいことは明らかであろう。他の例において、図面を簡略化するために、周知の構造および装置は模式的に示されている。

本発明の一般概念によれば、電磁リレーが提供される。電磁リレーは、高さ方向において反対側にある頂壁および底部開口部、前後方向において反対側にある前部側壁および後部側壁、ならびに左右方向において反対側にある左側側壁および右側側壁を有するハウジングと、ハウジングに収容され、ハウジングの前部側壁に向かって開口し左右方向に沿って一列に配置されている複数のチャンバが形成されている絶縁体と、絶縁体の複数のチャンバに固定的に設置されている複数の静止端子と、複数の静止端子との電気的接触のために複数のチャンバにそれぞれ設置されている複数の可動端子とを備える。絶縁体は、隣接する２つのチャンバの間に配置されている仕切プレートを有し、リブが、ハウジングの前部側壁の内壁面に形成され、仕切プレートの前側が、ハウジングの前部側壁の内壁面に接し、リブの側部が、隣接する２つのチャンバを互いに電気的に隔離するように、仕切プレートの左側または右側に接する。

図１は、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの説明用斜視図を示す。図２は、ハウジング１０が取り除かれた状態における、右側から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの説明用斜視図を示す。図３は、下から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーハウジング１０の説明用斜視図を示す。図４は、ハウジング１０が取り除かれた状態における、左側から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの説明用斜視図を示す。図６は、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの断面図を示す。

図１～図４および図６に示すように、例示の実施形態において、電磁リレーは、ハウジング１０、絶縁体２０、複数の可動端子３、および複数の静止端子４を備える。ハウジング１０は、高さ方向において反対側にある頂壁および底部開口部、前後方向において反対側にある前部側壁１１および後部側壁１２、ならびに左右方向において反対側にある左側側壁１３および右側側壁１４を有する。絶縁体２０は、ハウジング１０に収容され、絶縁体２０には複数のチャンバ２０１が形成される。複数のチャンバ２０１は、左右方向において一列に配置される。各チャンバ２０１は、ハウジング１０の前部側壁１１に向かって開口する前部開口部を有する。複数の静止端子４は、絶縁体２０の複数のチャンバ２０１にそれぞれ固定的に設置される。複数の可動端子３は、複数の静止端子４との電気的接触のために、複数のチャンバ２０１にそれぞれ設置される。

図１～図４および図６に示すように、例示の実施形態において、絶縁体２０は、隣接する２つのチャンバ２０１の間に配置される仕切プレート２３を有し、リブ１１１が、ハウジング１０の前部側壁１１の内壁面に形成される。仕切プレート２３の前側は、ハウジング１０の前部側壁１１の内壁面に接し、リブ１１１の側面は、隣接する２つのチャンバ２０１を互いに電気的に隔離するように、仕切プレート２３の左側面または右側面に接する。例示の実施形態において、リブ１１１の側面は、仕切プレート２３の左側面に当接する。

図７は、可動端子３および静止端子４が分離状態にある、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの可動端子３および静止端子４の説明用斜視図を示す。図８は、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの可動端子３および静止端子４の側面図を示す。図９は、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの可動端子３の説明用分解図を示す。図１０は、可動端子３および静止端子４が電気的接触状態にある、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの可動端子３および静止端子４の説明用斜視図を示す。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、可動端子３は、固定ターミナル３１、可動弾性片３２、および可動接点３３を含む。固定ターミナル３１は、絶縁体２０に固定され、仕切プレート２３の左側または右側に接する。可動弾性片３２は、固定ターミナル３１の上端部に固定される固定端部３２１、および固定端部３２１から下方に延びるカンチレバー部３２０を含む。可動接点３３は、カンチレバー部３２０の自由端部に固定され、静止端子４における静止接点４３に向かって突出する。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、仕切プレート２３の前側は、固定ターミナル３１に対して所定の距離にわたって前方に突出し、リブ１１１の頂面は、固定ターミナル３１の前側に接する。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、絶縁体２０は、内部キャビティを取り囲む底部プレート２１、頂部プレート２２、左側プレート、右側プレート、および後側プレート２４を有する。仕切プレート２３は、絶縁体２０の内部キャビティを複数のチャンバ２０１に分割する。固定ターミナル３１が前後方向においてリブ１１１と後側プレート２４との間で固定されるように、固定ターミナル３１の後側は、絶縁体２０の後側プレート２４に接する。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、絶縁体２０の後側プレート２４の下部は開口し、後側プレート２４の外面は、隣接する２つのチャンバ２０１を互いに電気的に隔離するように、ハウジング１０の後部側壁１２の内壁面に接する。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、静止端子４は、端子本体４２および静止接点４３を含む。端子本体４２は、絶縁体２０に固定される。静止接点４３は、端子本体４２の一端部に固定され、可動接点３３に対向する。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、可動弾性片３２は、閉位置と開位置との間で移動するように適合される。図１０に示すように、可動弾性片３２が閉位置に移動すると、可動接点３３は静止接点４３と電気的に接触する。図７および図８に示すように、可動弾性片３２が開位置に移動すると、可動接点３３は静止接点４３から電気的に分離される。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、絶縁体２０は、可動弾性片３２のカンチレバー部３２０の自由端部とは反対側にある、チャンバ２０１に配置される固定部２３１を有する。静止端子４の端子本体４２は、絶縁体２０の固定部２３１に固定される。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、固定ターミナル３１の上端部はＵ字形状である。固定ターミナル３１は、本体３１０、第１の接続部３１１、および第２の接続部３１２を含む。本体３１０は、高さ方向に延びる。第１の接続部３１１は、左右方向に延び、第１の接続部３１１の一端部は、本体３１０の上端部に接続される。第２の接続部３１２は、高さ方向において下方に延び、第２の接続部３１２の一端部は、第１の接続部３１１の他端部に接続される。本体３１０の上端部、第１の接続部３１１、および第２の接続部３１２は、固定ターミナル３１のＵ字形状の上端部を構成する。可動弾性片３２の固定端部３２１は、固定ターミナル３１の第２の接続部３１２に固定される。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、可動弾性片３２のカンチレバー部３２０は、可動弾性片３２のカンチレバー部３２０の弾性を増大させ、可動弾性片３２のカンチレバー部３２０と固定ターミナル３１の本体３１０との間の間隔を低減するための少なくとも１つの屈曲部３２３を有する。加えて、屈曲部３２３は、可動弾性片３２のカンチレバー部３２０の全長を増大させ、それにより可動弾性片３２の有効長さを増大させることもできる。可動弾性片３２のカンチレバー部３２０と固定ターミナル３１の本体３１０との間の間隔が減少し、可動弾性片３２の有効長さが増大すると、これは可動弾性片３２と固定ターミナル３１との間で反対向きの電流により生成される電気力を増大させることになり、それにより、可動接点３３が閉位置にあるときに跳ね返って開くことがないことが確実に保証される。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、屈曲部３２３は、固定ターミナル３１の本体３１０に向かって突出する円弧形状である。可動端子３は、互いに積層される複数の可動弾性片３２’および３２’’を含む。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、可動弾性片３２は、互いに積層される第１の可動弾性片３２’および第２の可動弾性片３２’’を含む。第１の可動弾性片３２’および第２の可動弾性片３２’’の固定端部３２１’および３２１’’は、固定ターミナル３１に固定される。第１の可動弾性片３２’および第２の可動弾性片３２’の自由端部は、可動接点３３により互いに固定される。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、第１の可動弾性片３２’は、第２の可動弾性片３２’よりも固定ターミナル３１の本体３１０に近い。第１の可動弾性片３２’および第２の可動弾性片３２’’の屈曲部３２１’および３２１’’は、固定ターミナル３１の本体３１０に向かって突出する円弧形状である。第１の可動弾性片３２’の屈曲部３２１’の半径は、第２の可動弾性片３２’’の屈曲部３２１’’の半径よりも大きく、第２の可動弾性片３２’’の屈曲部３２１’’は、第１の可動弾性片３２’の屈曲部３２１’に収容される。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、可動弾性片３２の固定端部３２１は、固定ターミナル３１の上端部にリベット留めまたは溶接されてよい。可動接点３３は、可動弾性片３２の自由端部にリベット留めまたは溶接され、静止端子４の静止接点４３に向かって突出してよい。静止端子４の静止接点４３は、静止端子４の端子本体４２の一端部にリベット留めまたは溶接されてよい。

図１～図４および図６～図１０に示すように、例示の実施形態において、固定ターミナル３１の本体３１０の下端部３１３および静止端子４の端子本体４２の下端部４２３は、外部回路（不図示）に電気的に接続されるように、絶縁体２０の底部プレート２１を通過し、ハウジング１０の底部開口部を通して露出する。

図５は、ハウジング１０が取り除かれた状態における、後方から見たときの、本発明の例示的実施形態に係る電磁リレーの説明用斜視図を示す。

図１～図１０に示すように、例示の実施形態において、電磁リレーは、ハウジング１０に収容され、絶縁体２０に装着され、可動端子３の可動弾性片３２を閉位置と開位置との間で移動するように駆動するために用いられる駆動デバイスをさらに含む。

図１～図１０に示すように、例示の実施形態において、駆動デバイスは、絶縁体２０に固定されるコイルボビン５１と、コイルボビン５１の周囲に巻回されるコイル５０と、コイルボビン５１に収容され、コイル５０を通過する磁心５２と、コイルボビン５１に固定され、磁心５２の一端部に接続されるヨーク５３と、ヨーク５３に移動可能に装着され、磁心５２の他端部に対向し、初期位置と終端位置との間で回転するように適合されるアーマチュア５４と、アーマチュア５４をヨーク５３に弾性的に接続する接続ばね片５５と、絶縁体２０に移動可能に装着され、アーマチュア５４に接続される押し部材６０とを備える。

図１～図１０に示すように、例示の実施形態において、コイル５０が通電されると、アーマチュア５４が電磁力の作用下で終端位置に移動して、押し部材６０を介して複数の可動弾性片３２を閉位置へと同時に駆動する。コイル５０が通電解除されると、電磁力が消え、アーマチュア５４が接続ばね片５５の弾性復元力下で初期位置へと回転して、押し部材６０を介して複数の可動弾性片３２を開位置へと同時に駆動する。

図１～図１０に示すように、例示の実施形態において、押し部材６０は、絶縁体２０に移動可能に装着される押し棒（push rod）６１と、押し棒６１に接続され、可動弾性片３２が通過することを可能とするスロットがそれぞれ形成される複数の押し部６３と、押し棒６１の一端部に配置され、アーマチュア５４に回転可能に接続される接続部６２とを含む。

図１～図１０に示すように、例示の実施形態において、ノッチ２３ａが絶縁体２０の仕切プレート２３の前側に形成され、押し棒６１は、仕切プレート２３におけるノッチ２３ａを通過し、押し棒６１が絶縁体２０から脱落することを防止するために仕切プレート２３に接続されるストッパ６４により、ノッチ２３ａにおいて制限される。

図１１は、本発明の別の例示的実施形態に係る電磁リレーの可動端子３の説明用斜視図を示す。

図１１に示すように、例示の実施形態において、可動端子３は、単一の可動弾性片３２を含み、可動端子３の固定ターミナル３１の上端部は、Ｌ字形状である。例示の実施形態において、固定ターミナル３１は、高さ方向に延びる本体３１０と、一端部が本体３１０の上端部に接続され、左右方向に延びる第１の接続部３１１とを含む。本体３１０の上端部および第１の接続部３１１は、固定ターミナル３１のＬ字形状の上端部を形成する。可動弾性片３２は、固定端部３２１およびカンチレバー部３２０を含む。可動弾性片３２の固定端部３２１は、カンチレバー部３２０に対して垂直に屈曲し、本体３１０の第１の接続部３１１に固定される。カンチレバー部３２０は、固定端部３２１から高さ方向に延びる。カンチレバー部３２０における屈曲部３２３は、固定ターミナル３１の本体３１０に向かって突出する円弧形状である。可動接点３３は、カンチレバー部３２０の自由端部にリベット留めされる。

図１２は、本発明の別の例示的実施形態に係る電磁リレーの可動端子３の説明用斜視図を示す。

図１２に示すように、例示の実施形態において、可動端子３は、単一の可動弾性片３２を含み、可動端子３の固定ターミナル３１の上端部は、Ｌ字形状である。例示の実施形態において、固定ターミナル３１は、高さ方向に延びる本体３１０と、一端部が本体３１０の上端部に接続され、左右方向に延びる第１の接続部３１１とを含む。本体３１０の上端部および第１の接続部３１１は、固定ターミナル３１のＬ字形状の上端部を形成する。可動弾性片３２は、固定端部３２１およびカンチレバー部３２０を含む。可動弾性片３２の固定端部３２１は、カンチレバー部３２０に対して垂直に屈曲し、本体３１０の第１の接続部３１１に固定される。カンチレバー部３２０は、固定端部３２１から高さ方向に延びる。カンチレバー部３２０における屈曲部３２３は、固定ターミナル３１の本体３１０に向かって斜めに延びるスロープ形状である。可動接点３３は、カンチレバー部３２０の自由端部にリベット留めされる。

上記の実施形態は例示的なものであり、限定的なものではないことを、当業者には理解されたい。例えば、当業者であれば、構成上または原理上矛盾することなく、上記の実施形態に多くの修正を加えることができ、異なる実施形態に記載する様々な特徴を互いに自由に組み合わせることができる。

いくつかの例示的な実施形態について図示し説明したが、本開示の原理および趣旨から逸脱することなく、これらの実施形態に様々な変更または修正を加えることができることが、当業者には理解されよう。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物により定義される。

本明細書で使用されるとき、単数形で記載され「ａ」または「ａｎ」という単語が前に付く要素は、前記要素またはステップの複数形を除外することが明示的に述べられていない限り、これらを除外しないものとして理解すべきである。さらに、本発明の「一実施形態」への言及は、記載された特徴を同じく組み込む追加の実施形態の存在を除外するものとして解釈されることを意図していない。さらに、そうではないと明示的に述べられていない限り、特定の特性を有する１つの要素もしくは複数の要素を「備える」または「有する」実施形態は、その特性を有していない追加のそのような要素を含んでよい。

Claims (19)

1. 電磁リレーであって、
   前記電磁リレーは、
   - 高さ方向において反対側にある頂壁および底部開口部、前後方向において反対側にある前部側壁（１１）および後部側壁（１２）、ならびに左右方向において反対側にある左側側壁（１３）および右側側壁（１４）を有するハウジング（１０）と、
   - 前記ハウジング（１０）に収容され、前記ハウジング（１０）の前記前部側壁（１１）に向かって開口し前記左右方向に沿って一列に配置されている複数のチャンバ（２０１）が形成されている絶縁体（２０）と、
   - 前記絶縁体（２０）の前記複数のチャンバ（２０１）に固定的に設置されている複数の静止端子（４）と、
   - 前記複数の静止端子（４）との電気的接触のために前記複数のチャンバ（２０１）にそれぞれ設置されている複数の可動端子（３）と、
   を備え、
   
   前記絶縁体（２０）は、隣接する２つのチャンバ（２０１）の間に配置されている仕切プレート（２３）を有し、リブ（１１１）が、前記ハウジング（１０）の前記前部側壁（１１）の内壁面に形成され、
   前記仕切プレート（２３）の前側が、前記ハウジング（１０）の前記前部側壁（１１）の内壁面に接し、前記リブ（１１１）の側部が、前記隣接する２つのチャンバ（２０１）を互いに電気的に隔離するように、前記仕切プレート（２３）の左側または右側に接する、
   電磁リレー。
   
2. 前記可動端子（３）は、
   - 前記絶縁体（２０）に固定され、前記仕切プレート（２３）の左側または右側に接する固定ターミナル（３１）と、
   - 前記固定ターミナル（３１）の上端部に固定されている固定端部（３２１）、および前記固定端部（３２１）から下方に延びるカンチレバー部（３２０）を備える可動弾性片（３２）と、
   - 前記カンチレバー部（３２０）の自由端部に固定されている可動接点（３３）と、
   を備え、
   
   前記仕切プレート（２３）の前側が、前記固定ターミナル（３１）に対して所定の距離にわたって前方に突出し、前記リブ（１１１）の頂面が、前記固定ターミナル（３１）の前側に接する、
   請求項１に記載の電磁リレー。
   
3. 前記絶縁体（２０）は、内部キャビティを取り囲む底部プレート（２１），頂部プレート（２２），左側プレート，右側プレート，および後側プレート（２４）を有し、前記仕切プレート（２３）は、前記絶縁体（２０）の前記内部キャビティを前記複数のチャンバ（２０１）に分離し、
   前記固定ターミナル（３１）が前記前後方向において前記リブ（１１１）と前記後側プレート（２４）との間で固定されるように、前記固定ターミナル（３１）の後側が、前記絶縁体（２０）の前記後側プレート（２４）に接する、
   請求項２に記載の電磁リレー。
   
4. 前記絶縁体（２０）の前記後側プレート（２４）の下部が開口し、前記後側プレート（２４）の外面が、前記隣接する２つのチャンバ（２０１）を互いに電気的に隔離するように、前記ハウジング（１０）の前記後部側壁（１２）の内壁面に接する、
   請求項３に記載の電磁リレー。
   
5. 前記静止端子（４）は、
   - 前記絶縁体（２０）に固定されている端子本体（４２）と、
   - 前記端子本体（４２）の一端部に固定され、前記可動接点（３３）に対向する静止接点（４３）と、
   を備え、
   
   前記可動弾性片（３２）は、前記可動接点（３３）が前記静止接点（４３）と電気的に接触する閉位置と、前記可動接点（３３）が前記静止接点（４３）から電気的に分離される開位置との間で移動するように適合されている、
   請求項２に記載の電磁リレー。
   
6. 前記絶縁体（２０）は、前記チャンバ（２０１）に配置されている固定部（２３１）を有し、前記固定部（２３１）は、前記可動弾性片（３２）の前記カンチレバー部（３２０）の自由端部に対向し、前記静止端子（４）の前記端子本体（４２）は、前記絶縁体（２０）の前記固定部（２３１）に固定されている、
   請求項５に記載の電磁リレー。
   
7. 前記固定ターミナル（３１）の上端部はＵ字形状であり、前記固定ターミナル（３１）は、
   - 前記高さ方向に延びる本体（３１０）と、
   - 前記左右方向に延びる第１の接続部（３１１）と、
   - 前記高さ方向において下方に延びる第２の接続部（３１２）と
   を備え、
   
   前記第１の接続部（３１１）の一端部が、前記本体（３１０）の上端部に接続され、前記第２の接続部（３１２）の一端部が、前記第１の接続部（３１１）の他端部に接続され、
   前記本体（３１０）の上端部、前記第１の接続部（３１１）、および前記第２の接続部（３１２）は、前記固定ターミナル（３１）の前記Ｕ字形状の上端部を構成し、
   前記可動弾性片（３２）の前記固定端部（３２１）は、前記固定ターミナル（３１）の前記第２の接続部（３１２）に固定されている、
   請求項２に記載の電磁リレー。
   
8. 前記固定ターミナル（３１）の上端部はＬ字形状であり、前記固定ターミナル（３１）は、
   - 前記高さ方向に延びる本体（３１０）と、
   - 前記本体（３１０）の上端部に接続される一端部を有し、前記左右方向に延びる第１の接続部（３１１）と、
   を備え、
   
   前記本体（３１０）の上端部および前記第１の接続部（３１１）は、前記固定ターミナル（３１）のＬ字形状の前記上端部を構成し、
   前記可動弾性片（３２）の前記固定端部（３２１）は、前記固定ターミナル（３１）の前記第１の接続部（３１１）に固定されている、
   請求項２に記載の電磁リレー。
   
9. 前記可動弾性片（３２）の前記カンチレバー部（３２０）は、少なくとも１つの屈曲部（３２３）を有し、
   前記少なくとも１つの屈曲部（３２３）は、前記可動弾性片（３２）の前記カンチレバー部（３２０）の弾性を増大させるため、かつ、前記可動弾性片（３２）の前記カンチレバー部（３２０）と前記固定ターミナル（３１）の前記本体（３１０）との間の間隔を低減するためのものである、
   請求項７または８に記載の電磁リレー。
   
10. 前記屈曲部（３２３）は、前記固定ターミナル（３１）の前記本体（３１０）に向かって突出する円弧形状、または前記固定ターミナル（３１）の前記本体（３１０）に向かって斜めに延びるスロープ形状である、
    請求項９に記載の電磁リレー。
    
11. 前記可動端子（３）は、単一の可動弾性片（３２）を備え、または、
    前記可動端子（３）は、互いに積層されている複数の可動弾性片（３２’、３２’’）を備える、
    請求項９に記載の電磁リレー。
    
12. 前記可動弾性片（３２）は、互いに積層されている第１の可動弾性片（３２’）および第２の可動弾性片（３２’’）を備え、
    前記第１の可動弾性片（３２’）および前記第２の可動弾性片（３２’’）の固定端部（３２１’、３２１’’）は、前記固定ターミナル（３１）に固定され、
    前記第１の可動弾性片（３２’）および前記第２の可動弾性片（３２’’）の自由端部は、前記可動接点（３３）により互いに固定されている、
    請求項９に記載の電磁リレー。
    
13. 前記第１の可動弾性片（３２’）は、前記第２の可動弾性片（３２’’）よりも前記固定ターミナル（３１）の前記本体（３１０）に近く、
    前記第１の可動弾性片（３２’）および前記第２の可動弾性片（３２’’）の屈曲部（３２１’、３２１’’）は、前記固定ターミナル（３１）の前記本体（３１０）に向かって突出する円弧形状であり、
    前記第１の可動弾性片（３２’）の前記屈曲部（３２１’）の半径は、前記第２の可動弾性片（３２’’）の前記屈曲部（３２１’’）の半径よりも大きく、前記第２の可動弾性片（３２’’）の前記屈曲部（３２１’’）は、前記第１の可動弾性片（３２’）の前記屈曲部（３２１’）に収容されている、
    請求項１２に記載の電磁リレー。
    
14. 前記可動弾性片（３２）の前記固定端部（３２１）は、前記固定ターミナル（３１）の上端部にリベット留めまたは溶接され、
    前記可動接点（３３）は、前記可動弾性片（３２）の自由端部にリベット留めまたは溶接され、前記静止端子（４）の前記静止接点（４３）に向かって突出し、
    前記静止端子（４）の前記静止接点（４３）は、前記静止端子（４）の前記端子本体（４２）の一端部にリベット留めまたは溶接されている、
    請求項５に記載の電磁リレー。
    
15. 前記固定ターミナル（３１）の前記本体（３１０）の下端部（３１３）および前記静止端子（４）の前記端子本体（４２）の下端部（４２３）は、前記絶縁体（２０）の前記底部プレート（２１）を通過し、前記ハウジング（１０）の前記底部開口部を通して露出する、
    請求項５に記載の電磁リレー。
    
16. 前記可動端子（３）の前記可動弾性片（３２）を前記閉位置と前記開位置との間で移動するように駆動するために、前記ハウジング（１０）に収容され、前記絶縁体（２０）に装着されている駆動デバイス
    をさらに備える、請求項５に記載の電磁リレー。
    
17. 前記駆動デバイスは、
    - 前記絶縁体（２０）に固定されているコイルボビン（５１）と、
    - 前記コイルボビン（５１）の周囲に巻回されているコイル（５０）と、
    - 前記コイルボビン（５１）に収容され、前記コイル（５０）を通過する磁心（５２）と、
    - 前記コイルボビン（５１）に固定され、前記磁心（５２）の一端部に接続されているヨーク（５３）と、
    - 前記ヨーク（５３）に移動可能に装着され、前記磁心（５２）の他端部に対向し、初期位置と終端位置との間で回転するように適合されているアーマチュア（５４）と、
    - 前記アーマチュア（５４）を前記ヨーク（５３）に弾性的に接続する接続ばね片（５５）と、
    - 前記絶縁体（２０）に移動可能に装着され、前記アーマチュア（５４）に接続されている押し部材（６０）と、
    を備え、
    
    前記コイル（５０）が通電されると、前記アーマチュア（５４）が電磁力の作用下で前記終端位置に移動して、前記押し部材（６０）を介して複数の前記可動弾性片（３２）を前記閉位置へと同時に駆動し、
    前記コイル（５０）が通電解除されると、前記アーマチュア（５４）が前記接続ばね片（５５）の弾性復元力下で前記初期位置へと回転して、前記押し部材（６０）を介して複数の前記可動弾性片（３２）を前記開位置へと同時に駆動する、
    請求項１６に記載の電磁リレー。
    
18. 前記押し部材（６０）は、
    - 前記絶縁体（２０）に移動可能に装着されている押し棒（６１）と、
    - 前記押し棒（６１）に接続され、前記可動弾性片（３２）が通過することを可能とするスロットがそれぞれ形成されている複数の押し部（６３）と、
    - 前記押し棒（６１）の一端部に配置され、前記アーマチュア（５４）に回転可能に接続されている接続部（６２）と、
    を備える、
    請求項１７に記載の電磁リレー。
    
19. ノッチ（２３ａ）が、前記絶縁体（２０）の前記仕切プレート（２３）の前側に形成され、前記押し棒（６１）は、前記仕切プレート（２３）における前記ノッチ（２３ａ）を通過し、前記仕切プレート（２３）に接続されているストッパ（６４）により前記ノッチ（２３ａ）において制限されている、
    請求項１８に記載の電磁リレー。

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