JP2024003935A - 液体皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄によって生じる角層細胞の損傷を抑制でき、肌のかゆみを改善することができ、更にタオルドライ後の肌のしっとり感を向上することができる液体皮膚洗浄剤組成物の提供。【解決手段】(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩と、(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位を40モル%以上含有するカチオン性高分子と、(C)カチオン化多糖類と、を含有し、前記(C)成分の含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比[(B)/(C)]が1.2~4.0である液体皮膚洗浄剤組成物である。【選択図】なし

Description

本発明は、液体皮膚洗浄剤組成物に関する。
従来から、ハンドソープやボディソープ等の液体皮膚洗浄剤組成物には、洗浄時の泡が濃密であることや、タオルドライ後の肌にしっとり感があることが望まれている。また、近年、敏感肌の意識をもつ消費者が増加していることから、身体を洗浄することによって生じる角層細胞の損傷が抑えられること、及びかゆみの症状が改善することが求められている。
泡の濃密さの観点から、液体皮膚洗浄剤組成物の洗浄主成分としてはポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が多く使用されている。しかし、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩を多量に含有する液体皮膚洗浄剤組成物は、身体を洗浄することによって生じる角層細胞の損傷が大きく、また、皮膚のかゆみを伴う場合が多いという課題がある。そこで、生分解性が高く、肌に対して低刺激であるエーテルカルボン酸型界面活性剤を併用した液体皮膚洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、角層細胞の損傷の抑制及び皮膚のかゆみの改善において消費者を満足させるものではなかった。
したがって、洗浄によって生じる角層細胞の損傷を抑制でき、肌のかゆみを改善することができ、更にタオルドライ後の肌のしっとり感を向上することができる液体皮膚洗浄剤組成物の提供が望まれている。
特開2015-78165号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、洗浄によって生じる角層細胞の損傷を抑制でき、肌のかゆみを改善することができ、更にタオルドライ後の肌のしっとり感を向上することができる液体皮膚洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明らは、前記目的を達成すべく鋭意検討を行った結果、(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩と、(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位を40モル%以上含有するカチオン性高分子と、(C)カチオン化多糖類と、を含有し、前記(C)成分の含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比[(B)/(C)]が1.2~4.0である液体皮膚洗浄剤組成物は、洗浄によって生じる角層細胞の損傷を抑制でき、肌のかゆみを改善することができ、更にタオルドライ後の肌のしっとり感を向上することができることを見出し、本発明の完成に至った。
本発明は、本発明者による前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては以下の通りである。即ち、
<1> (A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩と、
(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位を40モル%以上含有するカチオン性高分子と、
(C)カチオン化多糖類と、
を含有し、
前記(C)成分の含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比[(B)/(C)]が1.2~4.0であることを特徴とする液体皮膚洗浄剤組成物である。
<2> (D)エーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤を更に含有する、前記<1>に記載の液体皮膚洗浄剤組成物である。
<3> (E)抗炎症成分を更に含有する、前記<1>から<2>のいずれかに記載の液体皮膚洗浄剤組成物である。
<4> 前記(A)成分の含有量が1質量%~10質量%であり、前記(B)成分の含有量が0.15質量%~0.8質量%であり、前記(C)成分の含有量が0.1質量%~0.6質量%である、前記<1>から<3>のいずれかに記載の液体皮膚洗浄剤組成物である。
<5> 前記(D)成分の含有量が1質量%~10質量%である、前記<2>から<4>のいずれかに記載の液体皮膚洗浄剤組成物である。
<6> フォーマー容器に充填されてなる、前記<1>から<5>のいずれかに記載の液体皮膚洗浄剤組成物である。
本発明によると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、洗浄によって生じる角層細胞の損傷を抑制でき、肌のかゆみを改善することができ、更にタオルドライ後の肌のしっとり感を向上することができる液体皮膚洗浄剤組成物を提供することができる。
(液体皮膚洗浄剤組成物)
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩と、(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位を40モル%以上含有するカチオン性高分子と、(C)カチオン化多糖類と、を含有し、更に(D)エーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤と、(E)抗炎症成分とを含有することが好ましく、更に必要に応じて、その他の成分を含有する。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、前記(C)成分の含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比[(B)/(C)]が1.2~4.0である。
<(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩>
前記(A)成分としてのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩は、主に、タオルドライ後の肌のしっとり感の向上のために含有される。
また、前記(A)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩は、前記液体皮膚洗浄剤組成物をフォーマー容器に充填して使用した場合の泡の濃密さを向上させることもできる。
本明細書において、「泡の濃密さ」とは、泡を両手で押し合わせた際の跳ね返りの感触が硬く、手に付着させた泡は、手を逆さにしたときでも垂れにくいことを意味する。
前記(A)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、タオルドライ後の肌のしっとり感及び泡の濃密さの点で、エチレンオキサイド(E.O.)の平均付加モル数が0~3であり、アルキル鎖長が10~16のものが好ましく、E.O.の平均付加モル数が1~3であり、アルキル鎖長が12~14のものがより好ましい。
前記(A)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の具体例としては、ポリオキシエチレン(1~3)カプリルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン(1~3)ラウリルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン(1~3)ミリスチルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン(1~3)パルミチルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン(1~3)ステアリルエーテル硫酸塩などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記(A)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩としては、タオルドライ後の肌のしっとり感及び泡の濃密さの点から、ポリオキシエチレン(1~3)ラウリルエーテル硫酸塩が好ましい。
なお、前記( )内の数値は、E.O.の平均付加モル数を表す。
前記(A)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の対イオンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン;アンモニウムイオン;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン;リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸などが挙げられる。これらの中でも、前記(A)成分の対イオンとしては、アルカリ金属イオンが好ましく、ナトリウムイオンがより好ましい。
前記(A)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩は、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記(A)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の市販品としは、例えば、商品名で、エマール125HP(ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、花王株式会社製)、シノリンSPE-1250(ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、新日本理化株式会社製)、エマール20C(ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、花王株式会社製)、エマール20T(ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン、花王株式会社製)、テイカポールNE1270(ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、テイカ株式会社製)などが挙げられる。
前記(A)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、タオルドライ後の肌のしっとり感、角層細胞の損傷抑制効果、及び泡の濃密さの点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.5質量%~15質量%が好ましく、1質量%~10質量%がより好ましい。前記(A)成分の含有量が、0.5質量%以上であると、タオルドライ後の肌のしっとり感及び泡の濃密さが良好であり、15質量%以下であると、角層細胞の損傷抑制効果が良好である。
<(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位を40モル%以上含有するカチオン性高分子>
前記(B)成分としての塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位を40モル%以上含有するカチオン性高分子は、主に、角層細胞の損傷抑制効果、かゆみの改善効果、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の向上のために含有される。
角層細胞の損傷は、対象部位を角質剥離テープ(例えば、D-Squame Standard Sampling Discs D-100、Clinical&Derma社製)を用いてテープストリッピングを1回行い、角質剥離テープをスライドガラスに貼付し、溶媒(ヘキサン)に120分間浸漬することで角層細胞をスライドガラスに転写し、染色液(フルオレセインナトリウム、メルク社製)で損傷した角層細胞を染色し、蛍光顕微鏡(例えば、HSオールインワン蛍光顕微鏡 BZ-9000、株式会社キーエンス製)にて蛍光強度を測定することにより確認することができる。損傷度の高い角層は多重剥離を引き起こすため、蛍光強度が強くなる。したがって、前記蛍光強度は低い程好ましい。例えば、前記液体皮膚洗浄剤組成物の使用前と比較して、前記液体皮膚洗浄剤組成物の使用後の方が、前記蛍光強度が低い場合、前記液体皮膚洗浄剤組成物が角層細胞の損傷を抑制したと判断することができる。
また、かゆみの改善効果は、知覚神経自動検査装置(ニューロメーター、Neurotron社製)によって5Hzの正弦波の電流を流し、C線維の電流知覚閾値を測定することで確認することができる。
かゆみ感覚は、無髄性C線維によって伝達されることが知られている。前記電流知覚閾値が低い程、かゆみが少ないことを意味する。例えば、前記液体皮膚洗浄剤組成物の使用前と比較して、前記液体皮膚洗浄剤組成物の使用後の方が、前記電流知覚閾値が低い場合、前記液体皮膚洗浄剤組成物がかゆみを改善制したと判断することができ、前記液体皮膚洗浄剤組成物の使用後に1日を通して感じるかゆみの強度が弱くなることが好ましい。
前記(B)成分のカチオン性高分子としては、塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位を40モル%以上含有する限り、特に制限はなく、目的に応じて、適宜選択することができ、例えば、塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム-アクリル酸共重合体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記(B)成分の中の塩化ジメチルジアリルアンモニウム-アクリル酸共重合体は、下記一般式(B1)で表される化合物である。
ただし、前記一般式(B1)中、n及びmは、各構造単位のモル比(モル%)を示し、n+m=100であり、前記mは40モル%以上である。
前記(B)成分のうちの塩化ジメチルジアリルアンモニウム-アクリル酸共重合体における塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比は、40モル%であるが、角層細胞の損傷抑制効果、かゆみの改善効果、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、65モル%以上が好ましく、95モル%以上がより好ましい。前記塩化ジメチルジアリルアンモニウム-アクリル酸共重合体は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記(B)成分の中の塩化ジメチルジアリルアンモニウム-アクリル酸共重合体における各構造単位のモル比は、核磁気共鳴(NMR)により下記測定条件で測定することで決定することができる。
[測定条件]
溶媒:重水(DO)
測定器:JNM-LA300(300MHz、日本電子株式会社製)
前記(B)成分のカチオン性高分子の重量平均分子量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、タオルドライ後の肌のしっとり感の点から、10,000~1,000,000が好ましく、15,000~450,000がより好ましい。
前記(B)成分のカチオン性高分子の重量平均分子量は、例えば、SEC-MALLS-RIシステム(測定条件:カラム:東ソー株式会社製TSKgelαシリーズ α-Mカラム30cm、溶媒:硝酸ナトリウム0.3M水溶液)で測定することができる。
前記(B)成分のカチオン性高分子の固形分30質量%~44質量%の溶液の25℃での粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10mPa・s~15,000mPa・sが好ましく、20mPa・s~12,000mPa・sがより好ましい。
前記粘度は、例えば、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて測定することができる。
前記(B)成分のカチオン性高分子は、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記(B)成分のカチオン性高分子の市販品としては、例えば、商品名で、以下のものなどが挙げられる。
マーコート(MERQUAT)100(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、日本ルーブリゾール株式会社製、固形分39質量%~44質量%の25℃での粘度:8,000mPa・s~12,000mPa・s、重量平均分子量:150,000)。
前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.3のローターを使用し、6回転/分間の条件において測定することができる。
マーコート106(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、日本ルーブリゾール株式会社製、固形分30質量%~36質量%の25℃での粘度:20mPa・s~65mPa・s、重量平均分子量15,000)。
前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.1のローターを使用し、60回転/分間の条件において測定することができる。
マーコート280(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム-アクリル酸共重合体、日本ルーブリゾール株式会社製、固形分39質量%~43質量%の25℃での粘度:3,000mPa・s~6,000mPa・s、重量平均分子量450,000、前記一般式(B1)におけるn:m=35:65(モル比)、塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比が65モル%)。
前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.4のローターを使用し、60回転/分間の条件において測定することができる。
マーコート295(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム-アクリル酸共重合体、日本ルーブリゾール株式会社製、固形分35質量%~40質量%の25℃での粘度:3,500mPa・s~9,000mPa・s、重量平均分子量190,000、前記一般式(B1)におけるn:m=5:95(モル比)、塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比が95モル%)。
前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.4のローターを使用し、30回転/分間の条件において測定することができる。
これらの中でも、前記(B)成分のカチオン性高分子としては、角層細胞の損傷抑制効果、かゆみの改善効果、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、マーコート100、マーコート295が好ましい。
前記(B)成分のカチオン性高分子の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、角層細胞の損傷抑制効果、かゆみの改善効果、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.15質量%~1質量%が好ましく、0.15質量%~0.8質量%がより好ましい。前記(B)成分の含有量が、0.15質量%以上であると、角層細胞の損傷抑制効果、かゆみの改善効果、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が良好であり、1質量%以下であると、角層細胞の損傷抑制効果及びかゆみの改善効果が良好である。
<(C)カチオン化多糖類>
前記(C)成分としてのカチオン化多糖類は、主に、角層細胞の損傷抑制効果、かゆみの改善効果の向上のために含有される。
また、前記(C)成分のカチオン化多糖類は、前記液体皮膚洗浄剤組成物をフォーマー容器に充填して使用した場合の泡の濃密さを向上させることもできる。
前記(C)成分のカチオン化多糖類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カチオン化セルロース、カチオン化グアガム、カチオン化キサンタンガム、カチオン化ローカストビーンガムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記(C)成分のカチオン化多糖類としては、角層細胞の損傷抑制効果、かゆみの改善効果、及び泡の濃密さの点から、カチオン化セルロースが好ましい。
前記(C)成分のカチオン化多糖類は、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記(C)成分のカチオン化多糖類の市販品としは、例えば、商品名で、カチナールHC-100(カチオン化セルロース、東邦化学工業株式会社製)、ラボールガム(登録商標)CG-M(カチオン化グアガム、住友ファーマフード&ケミカル株式会社製)、ラボールガム(登録商標)CX(カチオン化キサンタンガム住友ファーマフード&ケミカル株式会社製)、カチナールCLB-100(カチオン化ローカストビーンガム、東邦化学工業株式会社製)などが挙げられる。
前記(C)成分のカチオン化多糖類の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、角層細胞の損傷抑制効果、かゆみの改善効果、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.1質量%~0.8質量%が好ましく、0.1質量%~0.6質量%がより好ましい。前記(C)成分の含有量が、0.1質量%以上であると、角層細胞の損傷抑制効果、かゆみの改善効果、及び泡の濃密さが良好であり、0.8質量%以下であると、角層細胞の損傷抑制効果、かゆみの改善効果、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が良好である。
<<質量比[(B)/(C)]>>
前記(C)成分の含有量(質量%)に対する前記(B)成分の含有量(質量%)の質量比[(B)/(C)]としては、角層細胞の損傷抑制効果、かゆみの改善効果、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、1.2~4.0であるが、1.3~3.0が好ましい。前記質量比[(B)/(C)]が、1.2未満であると、角層細胞の損傷抑制効果、かゆみの改善効果、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が得られず、4.0超であると、角層細胞の損傷抑制効果及びかゆみの改善効果が得られない。
<(D)エーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤>
前記(D)成分としてのエーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤は、タオルドライ後の肌のしっとり感を更に向上するために含有されることが好ましい。
前記(D)成分のエーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、タオルドライ後の肌のしっとり感の点で、E.O.の平均付加モル数が1~12であり、アルキル鎖長が10~16のものが好ましく、E.O.の平均付加モル数が2~6であり、アルキル鎖長が12~14のものがより好ましい。
前記(D)成分のエーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレン(1~12)アルキルエーテルカルボン酸又はその塩、ポリオキシエチレン(1~12)ヒドロキシエーテルカルボン酸又はその塩、ポリオキシエチレン(1~12)アルキルアミドエーテルカルボン酸又はその塩などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記(D)成分のエーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤が前記塩である場合の対イオンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン;アンモニウムイオン;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン;リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸などが挙げられる。これらの中でも、前記(D)成分の対イオンとしては、アルカリ金属イオンが好ましく、ナトリウムイオンがより好ましい。
前記(D)成分のエーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤は、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記(D)成分のエーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤の市販品としは、例えば、商品名で、カオーアキポ RLM-45NV(ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、花王株式会社製)、エナジコール EC-30(ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製)、ビューライト LCA-H(ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル酢酸、三洋化成工業株式会社製)、カオーアキポ RLM-100NV(ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、花王株式会社製)などが挙げられる。
前記(D)成分のエーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、タオルドライ後の肌のしっとり感及び角層細胞の損傷抑制効果の点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.5質量%~15質量%が好ましく、1質量%~10質量%がより好ましい。前記(D)成分の含有量が、0.5質量%以上であると、タオルドライ後の肌のしっとり感が良好であり、15質量%以下であると、角層細胞の損傷抑制効果が良好である。
<(E)抗炎症成分>
前記(E)成分としての抗炎症成分は、かゆみを更に改善するために含有されることが好ましい。
前記(E)成分の抗炎症成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸ステアリル、アラントイン、グリチルリチン酸モノアンモニウム、グリチルレチン酸などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記(E)成分の抗炎症成分としては、かゆみの改善効果の点から、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸ステアリル、アラントインが好ましい。
前記(E)成分の抗炎症成分は、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記(E)成分の抗炎症成分の市販品としは、例えば、商品名で、外原規グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸ジカリウム、丸善製薬株式会社製)、シーオーグレチノール(登録商標)(グリチルレチン酸ステアリル、丸善製薬株式会社製)、アラントイン(川研ファインケミカル株式会社製)、外原規グリチルリチン酸モノアンモニウム(グリチルリチン酸モノアンモニウム、丸善製薬株式会社製)、外原規β-グリチルレチン酸(グリチルレチン酸、丸善製薬株式会社製)などが挙げられる。
前記(E)成分の抗炎症成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、かゆみの改善効果及び泡の濃密さの点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.01質量%~0.5質量%が好ましく、0.01質量%~0.3質量%がより好ましい。前記(E)成分の含有量が、0.01質量%以上であると、かゆみの改善効果が良好であり、0.5質量以下であると、泡の濃密さが良好である。
<その他の成分>
前記液体皮膚洗浄剤組成物には、前記(A)成分、前記(B)成分、前記(C)成分、前記(D)成分、及び前記(E)成分の各成分以外にも、本発明を損なわない範囲で、必要に応じて、液体皮膚洗浄剤組成物などに通常用いられる成分をその他の成分として配合することができる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記(A)成分及び前記(D)成分以外の界面活性剤、前記(B)成分及び前記(C)成分以外の水溶性高分子化合物、油分、シリコーン類、アルコール類、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、ビタミン類等の薬剤、保湿剤、殺菌剤、防腐剤、pH調整剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収又は散乱剤、動植物抽出物又はその誘導体、キレート剤、アミノ酸類、色素、香料、顔料、無機粉体、粘土鉱物、水不溶性高分子化合物粉体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
-(A)成分及び(D)成分以外の界面活性剤-
前記(A)成分及び前記(D)成分以外の界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記(A)成分と前記(D)成分以外のアニオン界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記(A)成分と前記(D)成分以外のアニオン界面活性剤としては、特に制限はなく、例えば、N-ココイル-グリシンカリウム(N-ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム)等のN-アシル-グリシン及びその塩;N-ミリストイル-N-カルボキシエチル-グリシンナトリウム等のN-アシル-N-カルボキシエチル-グリシン及びその塩;N-ミリストイル-L-グルタミン酸ナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸カリウム、N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸カリウム、N-パーム脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム、N-ステアロイル-L-グルタミン酸ナトリウム等のN-アシルグルタミン酸及びその塩;N-ラウロイル-N-メチル-β-アラニンカリウムなどのアミノ酸系界面活性剤が挙げられる。
前記ノニオン性界面活性剤としては、特に制限はなく、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物、グリセリン脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンステロール及びその誘導体、ポリオキシエチレンラノリン及びその誘導体、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、シュガーエステル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油などが挙げられる。
前記カチオン性界面活性剤としては、特に制限はなく、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム)、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POE-アルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどが挙げられる。
前記両界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ベタイン型両性界面活性剤、アミノ酸型両性界面活性剤などが挙げられる。
前記ベタイン型両性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアルキルベタイン型両性界面活性剤;ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン等のアミドベタイン型両性界面活性剤;ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン、ヤシ油脂肪酸ジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン、ラウリルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤;N-ラウロイル-N’-カルボキシメチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N-ヤシ油脂肪酸アシル-N’-カルボキシメチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリニウムベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。
前記アミノ酸型両性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、β-ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、N-ラウロイル-N’-カルボキシメチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、ヤシ油アルキルアミノプロピオン酸ナトリウム、N-ラウリルβ-アラニン、N-ステアリルβ-アラニンなどが挙げられる。
前記(A)成分及び前記(B)成分以外の界面活性剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
-(B)成分及び(C)成分以外の水溶性高分子化合物-
前記(B)成分及び前記(C)成分以外の水溶性高分子化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリエチレングリコール、高重合ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリグルタミン酸、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸アルキル共重合体などが挙げられる。
前記(B)成分及び前記(C)成分以外の水溶性高分子化合物の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
-油分-
前記油分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ヒマシ油、オリーブ油、カカオ油、硬化パーム油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、グレープシード油、アボガド油等の植物油脂類及びそれらのエステル化合物;ミンク油、卵黄油等の動物油脂類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、水添ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;流動パラフィン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等の天然及び合成脂肪酸類;グリセロールトリ-2-エチルヘキサン酸エステル、2-エチルヘキシルステアレート、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、コレステロールオレート等のエステル類などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記油分の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.1質量%~3質量%が好ましい。
-アルコール類-
前記アルコール類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、低級アルコールであってもよく、高級アルコールであってもよい。
前記アルコール類の具体例としては、セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、ラウリルアルコール等の天然及び合成高級アルコール類などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記アルコール類の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.1質量%~3質量%が好ましい。
-ラノリン誘導体-
前記ラノリン誘導体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ラノリンアルコール、ラノリンアルコール脂肪酸エステル、ラノリンアルコールポリエチレングリコールエーテル、ラノリンアルコールポリプロピレングリコールエーテルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ラノリン誘導体の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
-ビタミン類-
前記ビタミン類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンF、ビタミンK、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン、フェルラ酸、γ-オリザノール、α-リポ酸、オロット酸、又はこれらの誘導体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ビタミン類の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.001質量%~0.5質量%が好ましい。
-保湿剤-
前記保湿剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、イソプレングリコール、1,2-ペンタンジオール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、硬化ヒマシ油(30E.O.)、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記保湿剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.1質量%~10質量%が好ましい。
-防腐剤-
前記防腐剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、安息香酸塩、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、2,4,4’-トリクロロ-2’-ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’-トリクロロカルバニリド、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、レゾルシン、メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液(商品名:ケーソンCG、ローム・アンド・ハース・ジャパン社製)、サリチル酸、ペンタンジオール、フェノキシエタノール、エタノールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記防腐剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.1質量%~1質量%が好ましい。
-pH調整剤-
前記pH調整剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、クエン酸、塩酸、コハク酸、トリエタノールアミン、アンモニア水、トリイソプロパノールアミン、モノエタノールアミン、リン酸、グリコール酸などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記pH調整剤の含有量としては、前記液体皮膚洗浄剤組成物を所望のpHに調整することができれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
-酸化防止剤-
前記酸化防止剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、アスコルビン酸などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記酸化防止剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.1質量%~1質量%が好ましい。
-紫外線吸収又は散乱剤-
前記紫外線吸収又は散乱剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチルパラアミノベンゾエート、エチルヘキシルパラメトキシサイナメート、酸化チタン、カオリン、タルクなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記紫外線吸収又は散乱剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
-キレート剤-
前記キレート剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エデト酸二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸塩、ヘキサメタリン酸塩、グルコン酸などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記キレート剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.1質量%~1質量%が好ましい。
-アミノ酸類-
前記アミノ酸類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、リジン、又はこれらの誘導体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記アミノ酸類の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.001質量%~0.5質量%が好ましい。
-水不溶性高分子化合物粉体-
前記水不溶性高分子化合物粉体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ナイロン粉体、ポリエチレン粉体などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記水不溶性高分子化合物粉体の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
--pH--
前記液体皮膚洗浄剤組成物の25℃におけるpHとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、4.0~7.0が好ましく、4.5~6.5がより好ましい。
前記pHは、例えば、ガラス電極色水素イオン濃度指示計 HM-30R(東亜ディーケーケー社製 電極タイプGST-5721)を使用して測定することができる。
--粘度--
前記液体皮膚洗浄剤組成物の25℃における粘度としては、特に制限はなく、使用する容器などに応じて適宜選択することができるが、4mPa・s~40mPa・sが好ましく、8mPa・s~30mPa・sがより好ましい。前記液体皮膚洗浄剤組成物の25℃における粘度が4mPa・s~40mPa・sであると、フォーマー容器にも好適に使用できる。
例えば、ノズル部を押し下げることによって泡を吐出できるポンプフォーマー容器と、305メッシュ及び200メッシュの多孔質膜体を各1枚使用する際において、使用する温度条件下で、前記液体皮膚洗浄剤組成物の粘度は、30mPa・s以下が好ましく、25mPa・s以下がより好ましい。
前記粘度は、例えば、BM型粘度計(株式会社東京計器製)を用いて、試料温度25℃にて、回転数60rpm、No.1のローターにて1分間後の粘度を測定することにより測定できる。
--容器--
前記液体皮膚洗浄剤組成物を収容する容器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フォーマー容器などが挙げられる。前記液体皮膚洗浄剤組成物が前記フォーマー容器に充填してなることにより、該液体皮膚洗浄剤組成物を泡状に吐出することができる。
前記フォーマー容器としては、特に制限はなく、公知のフォーマー容器の中から適宜選択することができ、例えば、ノンガス型の泡吐出容器、噴射剤と耐圧容器を使用したエアゾール容器などが挙げられる。これらの中でも、ノンガス型の泡吐出容器が好ましい。
前記ノンガス型の泡吐出容器としては、前記液体皮膚洗浄剤組成物を空気と混合して発泡状態で吐出できるものであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ボトル胴部を手で圧搾することによって泡を吐出できるスクイズフォーマー容器、ノズル部を押し下げることによって泡を吐出できるポンプフォーマー容器などが挙げられる。このようなフォーマー容器は、大和製罐株式会社製、株式会社吉野工業所製等のものを使用することができる。より具体的には、フォーマー容器としては、特開平7-315463号公報、特開平8-230961号公報、特開2005-193972号公報などに記載されたフォーマー容器などを使用することができる。
前記ノンガス型の泡吐出容器は、泡形成部材を有し、具体的には、泡を形成するための多孔質膜体を有し、前記液体皮膚洗浄剤組成物が該多孔質膜体を通過することにより泡が形成されるものである。
前記多孔質膜体の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフィン等のプラスチック材料が好ましい。
前記多孔質膜体のメッシュとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100メッシュ以上が好ましく、100メッシュ~400メッシュがより好ましく、200メッシュ~305メッシュが特に好ましい。
また、前記多孔質膜体の枚数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、泡性能を向上させる観点から、2枚~4枚が好ましい。
前記ノンガス型の泡吐出容器において、前記液体皮膚洗浄剤組成物を空気との混合比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、液体皮膚洗浄剤組成物:空気(体積比)が、1:8~1:15が好ましく、1:10~1:13が特に好ましい。
--製造方法--
前記液体皮膚洗浄剤組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分、好ましくは更に前記(D)成分及び前記(E)成分、更に必要に応じて前記その他の成分及び精製水(前記液体皮膚洗浄剤組成物全体が100質量%となるように残量として配合)を混合して得ることができる。
具体的には、前記液体皮膚洗浄剤組成物は、精製水に、前記(A)成分及び前記(B)成分、好ましくは更に前記(D)成分及び前記(E)成分を溶解した溶解液を作製し、前記(C)成分と精製水とを別途加温溶解したものを前記溶解液に添加して混合した後、必要に応じて前記その他の成分を添加して混合することにより製造することができる。
前記液体皮膚洗浄剤組成物は、装置を用いて調製してもよい。前記装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、剪断力があり、全体を混合することができる攪拌羽根を備えた攪拌装置などが挙げられる。
前記攪拌羽根としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、プロペラ、タービン、ディスパーなどが挙げられる。
--用途--
前記液体皮膚洗浄剤組成物の使用部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、全身、顔、手などに使用することができる。
前記液体皮膚洗浄剤組成物の用途としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、洗浄によって生じる角層細胞の損傷を抑制でき、肌のかゆみを改善することができ、更にタオルドライ後の肌のしっとり感を向上することができるため、例えば、ボディシャンプー、ボディソープ、洗顔フォーム、ハンドソープ、泡ハンドソープ、クレンジングフォーム、メイク落としなどに用いることができ、特に、ナイロンタオルや綿タオル等の洗浄用具を用いて泡立てて用いるボディソープに好適に用いることができる。
また、前記液体皮膚洗浄剤組成物をフォーマー容器に充填して使用した場合は、泡の濃密さに優れるため、フォーマー容器に充填されてなり、泡状に吐出して用いるボディソープなどにも好適に用いることができる。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例及び比較例において、特記しない限り、「%」の記載はいずれも「質量%」を表し、全量は100質量%であり、各成分は全て純分換算した値である。また、(C)成分の含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比[(B)/(C)]は、小数点以下第2位を四捨五入し、小数点以下第1位まで求め記載した。
(実施例1~28及び比較例1~7)
下記表1~表7に示す組成及び含有量の実施例1~28及び比較例1~7の液体皮膚洗浄剤組成物を以下の方法に準じて調製した。
精製水に、(A)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、(B)成分の塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位を40モル%以上含有するカチオン性高分子又は(B)成分の比較成分としての塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位を40モル%未満含有するカチオン性高分子、及び(D)成分のエーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤を溶解した溶解液を作製した。
(C)成分のカチオン化多糖類と精製水とを加温溶解したもの、又は(C)成分の比較成分としてのメタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸2-ヒドロキシエチル共重合体と精製水とを加温溶解したものを、前記溶解液に添加して溶解させた混合液を作製した。
なお、前記溶解液中の精製水及び前記(C)成分の溶解に使用した精製水の合計量は、前記混合液の質量が、最終的に得られる液体皮膚洗浄剤組成物で必要となる質量の95質量%になる量を使用した。
その後、共通成分であるプロピレングリコール、フェノキシエタノール、及び香料を加え、所定のpH(pH5.5)に満たない場合は、共通成分であるクエン酸を添加し、所定のpHを5.5に調整後、全体量が100質量%になるように精製水を加えて、実施例1~28及び比較例1~7の各液体皮膚洗浄剤組成物を得た。
なお、前記各液体皮膚洗浄剤組成物を調製する際、攪拌羽根としてはプロペラを使用し、スリーワンモーター(HEIDON BL1200、新東化学株式会社製)を用いて攪拌した。また、pHは、pHメーター(HM-30R、TOA DKK社製)を用いて、25℃で測定した。
(実施例29~33)
実施例1~28の液体皮膚洗浄剤組成物の調製方法において、(A)成分、(B)成分、及び(D)成分の溶解液を作製する際に、更に(E)成分の抗炎症成分を添加したこと以外は、実施例1~28の液体皮膚洗浄剤組成物の調製方法と同様にして、下記表6に示す組成及び含有量の実施例29~33の液体皮膚洗浄剤組成物を調製した。
<評価>
得られた実施例1~33及び比較例1~7の各液体皮膚洗浄剤組成物は、フォーマーポンプディスペンサー付き容器[吐出量3mL、株式会社吉野工業所製]に充填し、以下の評価に用いた。
実施例1~33及び比較例1~7の各液体皮膚洗浄剤組成物について、以下のようにして、「泡の濃密さ」、「タオルドライ後の肌のしっとり感」、「角層細胞の損傷抑制」、及び「かゆみの改善」を評価及び判定した。結果を下記表1~表7に示した。
<<泡の濃密さ>>
専門評価者10名が、実施例1~33及び比較例1~7の各液体皮膚洗浄剤組成物を手のひらに2プッシュ(約6g)取り、全身を洗浄後、洗浄後の泡を手のひらに取り、両手で押し合わせた際の跳ね返りの感触及び手を逆さにしたときの垂れにくさを観察し、下記評価基準に基づいて「泡の濃密さ」を評価した。結果は、10名の評点平均値を求め、下記評点平均値の判定基準に基づき判定した。
-「泡の濃密さ」の評価基準-
4点:泡が硬く、手を逆さにしても垂れない
3点:泡がやや硬く、手を逆さにしても垂れない
2点:泡がやや柔らかく、手を逆さにするとやや垂れやすい
1点:泡が柔らかく、手を逆さにすると垂れる
-「泡の濃密さ」の判定基準-
◎:3.5点以上4.0点以下
○:3.0点以上3.5点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
<<タオルドライ後の肌のしっとり感>>
専門評価者10名が、実施例1~33及び比較例1~7の各液体皮膚洗浄剤組成物を手のひらに2プッシュ(約6g)取り、全身を洗浄し、40℃の温水ですすぎ流し、タオルドライした。その後、25℃の恒温室にて30分間安静にした後、下記評価基準に基づいて「タオルドライ後の肌のしっとり感」を評価した。結果は、10名の評点平均値を求め、下記評点平均値の判定基準に基づき判定した。
-「タオルドライ後の肌のしっとり感」の評価基準-
4点:しっとり感を強く感じる
3点:しっとり感を感じる
2点:しっとり感をやや感じる
1点:しっとり感を感じない
-「タオルドライ後の肌のしっとり感」の判定基準-
◎:3.5点以上4.0点以下
○:3.0点以上3.5点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
<<角層細胞の損傷抑制>>
健常肌の被験者10名が、実施例1~33及び比較例1~7の各液体皮膚洗浄剤組成物を手のひらに2プッシュ(約6g)取り、上腕内側部を洗浄し、40℃の温水ですすぎ流し、タオルドライした。その後、25℃の恒温室にて30分間安静にした後、上腕内側部を角質剥離テープ(D-Squame Standard Sampling Discs D-100、Clinical&Derma社製)を用いてテープストリッピングを1回行った。角質剥離テープをスライドガラスに貼付し、溶媒(ヘキサン)に120分間浸漬することで角層細胞をスライドガラスに転写し、染色液(フルオレセインナトリウム、メルク社製)で損傷した角層細胞を染色し、蛍光顕微鏡(HSオールインワン蛍光顕微鏡 BZ-9000、株式会社キーエンス製)にて蛍光強度を測定した。これを、テープストリッピング部位を変えて3回行い、蛍光強度の平均値Aを求めた。結果は、前記蛍光強度の平均値Aについて、更に10名の平均値Bを求め、下記判定基準に基づいて「角層細胞の損傷抑制」を判定した。
対照として、前記健常肌の被験者10名が、実施例1~33及び比較例1~7の各液体皮膚洗浄剤組成物の使用前に、上腕内側部40℃の温水ですすぎ流し、タオルドライした。その後、25℃の恒温室にて30分間安静にした後、上腕内側部を角質剥離テープ(D-Squame Standard Sampling Discs D-100、Clinical&Derma社製)を用いてテープストリッピングを1回行った。角質剥離テープをスライドガラスに貼付し、上述の方法と同様の方法で損傷した角層細胞を染色し、蛍光強度を測定した。これを、テープストリッピング部位を変えて3回行い、蛍光強度の平均値を求め、更に前記蛍光強度の平均値について、10名の平均値を求めたところ、150a.u.(arbitrary unit)であった。
-「角層細胞の損傷抑制」の判定基準-
◎:蛍光強度の平均値Bが120a.u.未満
○:蛍光強度の平均値Bが120a.u.以上150a.u.未満
△:蛍光強度の平均値Bが150a.u.以上180a.u.未満
×:蛍光強度の平均値Bが180a.u.以上
<<かゆみの改善>>
日常生活でかゆみを感じている被験者12名が、知覚神経自動検査装置(ニューロメーター、Neurotron社製)によって5Hzの正弦波の電流を流し、前腕内側部におけるC線維の電流知覚閾値を測定し、この測定値を「初期値」とした。
次に、前記被験者12名が、実施例1~33及び比較例1~7の各液体皮膚洗浄剤組成物を手のひらに2プッシュ(約6g)取り、上腕内側部を洗浄し、40℃の温水ですすぎ流し、タオルドライした。この洗浄、すすぎ、及びタオルドライのサイクルを、1日1回、7日間連続で繰り返した後、再度、知覚神経自動検査装置で同様にして前腕内側部におけるC線維の電流知覚閾値を測定し、この測定値を「処理後値」とした。電流知覚閾値の初期値と処理後値から、下記式(1)に基づきΔ電流知覚閾値を求めた。結果は、12名のΔ電流知覚閾値の平均値を求め、下記判定基準に基づいて「かゆみの改善」を判定した。
Δ電流知覚閾値(μA)=初期値(μA)-処理後値(μA) ・・・ 式(1)
-「かゆみの改善」の判定基準-
◎◎:Δ電流知覚閾値が、5μA以上
◎ :Δ電流知覚閾値が、4μA以上5μA未満
○ :Δ電流知覚閾値が、2μA以上4μA未満
△ :Δ電流知覚閾値が、0μA以上2μA未満
× :Δ電流知覚閾値が、0μA未満
Figure 2024003935000002
Figure 2024003935000003
Figure 2024003935000004
Figure 2024003935000005
Figure 2024003935000006
Figure 2024003935000007
Figure 2024003935000008
実施例1~33及び比較例1~7で使用した各成分の詳細について、下記表8に示す。
Figure 2024003935000009
※(B)成分の比較成分のアクリルアミド・塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体(マーコート3330PR、日本ルーブリゾール株式会社製)は、下記一般式(1)で表される構造を有する高分子化合物であり、下記一般式(1)中のwが34であり、xが31であり、yが35である。
ただし、前記一般式(1)中、w、x、及びyは、各構造単位のモル比(モル%)を示し、w+x+y=100である。

Claims (6)

  1. (A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩と、
    (B)塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位を40モル%以上含有するカチオン性高分子と、
    (C)カチオン化多糖類と、
    を含有し、
    前記(C)成分の含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比[(B)/(C)]が1.2~4.0であることを特徴とする液体皮膚洗浄剤組成物。
  2. (D)エーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤を更に含有する、請求項1に記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
  3. (E)抗炎症成分を更に含有する、請求項1に記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
  4. 前記(A)成分の含有量が1質量%~10質量%であり、前記(B)成分の含有量が0.15質量%~0.8質量%であり、前記(C)成分の含有量が0.1質量%~0.6質量%である、請求項1又は2に記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
  5. 前記(D)成分の含有量が1質量%~10質量%である、請求項2に記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
  6. フォーマー容器に充填されてなる、請求項1又は2に記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
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