JP2004300125A - 化粧料 - Google Patents

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JP2004300125A
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Takahiko Ikeda
隆彦 池田
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Ikeda Corp
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Ikeda Bussan Co Ltd
Ikeda Corp
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Abstract

【課題】適度な「しっとり感」「なめらか感」を有し、且つ、その持続性に優れる化粧量を提供する。
【解決手段】ホホバ脂肪酸塩、ホホバアルコールを含有することを特徴とする化粧料。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保湿成分としてホホバ脂肪酸塩とホホバアルコールを含有する化粧料に関する。本発明でいう化粧料とは、洗浄料を含む、基礎化粧品、メーキャップ化粧品、毛髪化粧品、芳香化粧品、ボディー化粧品をいう。
【0002】
【従来の技術】化粧水、クリーム、ファンデーション、口紅、シャンプー、リンス等の化粧料において保湿効果を維持、あるいは付加することは極めて重要な機能のひとつである。従来、このために所謂保湿剤としてポリオール、油分、アミノ酸等が用いられて来たが、その使用後感と持続性に関して満足できるものではなかった。
【0003】例えば、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール等のポリオールを用いる時、保湿感としてしっとりとした使用後感が得られるが、場合によってはべたつくとの感覚として受け取られ、且つ、これらのポリオールはその殆んどが水溶性であるために、保湿の持続性に欠けるところがあった。
【0004】また、ある種の油分、例えばトリグリセライドであるオリーブ油、あるいは高級アルコールであるラウリルアルコール、コレステロール、高級脂肪酸であるミリスチン酸、ラノリン脂肪酸等は水に対する溶解性が小さいことから、保湿の持続性はあるものの、使用後感においてべたつきが強調されて「しっとり感」「なめらか感」に欠けるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のような状況下でなされたものであり、適度な「しっとり感」「なめらか感」を有し、且つ、その持続性に優れる化粧料を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の問題点を解決すべく鋭意研究した結果、ホホバ脂肪酸塩、ホホバアルコールを含有することを特徴とする化粧料を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述する。
(1)本発明の化粧料の必須成分であるホホバ脂肪酸塩について
本発明において、ホホバ脂肪酸塩はホホバエステル(所謂「ホホバ油」は化粧品製剤分野では「油分」として扱われるが、その化学構造はトリグリセライドでなく、一価のエステルであり、その使用後感も独特の感触を持つことから、本発明では「油」とは明確に区別するために「ホホバエステル」なる語を用いる。)を水酸化カリウム等のアルカリ剤の存在下で加水分解して得られる生成物である。このものは、化学構造的には「石けん」であって、脂肪酸残基がホホバエステル由来であることにより、適度な親油性を持つため、皮膚に対する独特の密着感を有する。そして、ホホバアルコールと共に特定された配合量で安定な処方系を構築する。なお、本発明の化粧料において、ホホバ脂肪酸カリウム塩はフローラテック社製品「フローラエステルK−20W」または、「フローラエステルK−100」の組成成分として配合することができる。
【0008】本発明の化粧料においては、ホホバ脂肪酸塩の中で相溶性の点から特にカリウム塩が用いられる。その好ましい配合量は化粧料中0.1〜30重量%(以下単に%と表す)、さらに好ましくは0.2〜20%である。0.1%未満では意図する独特の使用感を発現するのに不十分であり、30%を超えると系の親水性が強くなって持続性に劣るものになるからである。
【0009】(2)本発明の化粧料の必須成分であるホホバアルコールについて
本発明においては、ホホバアルコールはホホバエステルをアルカリ剤の存在下で加水分解して得られるもう一方の生成物である。このものは不飽和結合1コを有する高級アルコールであって、この化学構造に基づく独特の保湿感と持続性を発揮する。なお、本発明の化粧料において、ホホバアルコールはフローラテック社製品「フローラエステルK−20W」または、「フローラエステルK−100」の組成成分として配合することができる。
【0010】本発明の化粧料において、ホホバアルコールの好ましい配合量は化粧料中0.1〜30%、更に好ましくは0.2〜20%である。0.1%未満では意図する独特の使用感を発現するのに不十分であり、30%を超えるとべたつきが強くなって好ましくないからである。
【0011】(3)本発明の化粧料の他の成分について
本発明の化粧料は、また、上記必須成分に加えてホホバエステルを含有してもよい。その含有量は30%以下が好ましく、上記2種の必須成分との組み合わせにおいて、更に強調されたしっとり感、なめらか感とその持続性を発現する。
【0012】本発明の化粧料は上記成分以外に、目的に応じて通常化粧料に使用される他の成分を配合することができる。かかる他の成分としては下記成分が例示され、上記成分にこれらの一種又は二種以上を配合して常法に従って製造される。
【0013】アボガド油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、月見草油、ヒマシ油、ヒマワリ油、茶実油、コメヌカ油、カカオ脂、ヤシ油、スクワレン、牛脂、モクロウ、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、流動パラフィン、ポリオキシエチレン(8モル)オレイルアルコールエーテル、モノオレイン酸グリセリルなどの油分。カプリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、コレステロール、フィトステロールなどの高級アルコール。カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ラノリン脂肪酸、リノール酸、リノレン酸などの高級脂肪酸。ポリエチレングリコール、グリセリン、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、ムコ多糖、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、キトサンなどの保湿剤。メチルセルロース、アラビアガム、ポリビニルアルコールなどの増粘剤。エタノール、1,3−ブチレングリコールなどの溶媒。ブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、フィチン酸などの酸化防止剤。安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル(エチルパラベン、ブチルパラベンなど)、ヘキサクロロフェンなどの抗菌防腐剤。グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、チロシン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン、タウリン、アルギニン、ヒスチジンなどのアミノ酸とこれらの塩酸塩。アシルサルコシン酸(例えばラウロイルサルコシン)、グルタチオン、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸などの有機酸。ビタミンA及びその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2及びその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15及びその誘導体などのビタミンB類、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル(塩)、アスコルビン酸ジパルミテートなどのビタミンC類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート、ビタミンEニコチネートなどのビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチンなどのビタミン類。ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラントイン、グリチルリチン酸(塩)、グリチルレチン酸及びその誘導体、ヒノキチオール、ムシジン、ビサボロール、ユーカリプトール、チモール、イノシトール、サポニン類(サイコサポニン、ニンジンサポニン、ヘチマサポニン、ムクロジサポニンなど)、パントテニルエチルエーテル、エチニルエストラジオール、トラネキサム酸、セファランチン、プラセンタエキスなどの各種薬剤。脂肪酸セッケン、高級アルキル硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、リン酸エステル塩、N−アシルグルタミン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩などのアニオン界面活性剤。ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイドなどのカチオン界面活性剤。グリセリルモノ脂肪酸エステル、ソルビトールモノ脂肪酸エステル、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、砂糖脂肪酸エステルなどのノニオン界面活性剤。イミダゾリン系、ベタイン系の両性界面活性剤。ギシギシ、クララ、コウホネ、オレンジ、セージ、タイム、ノコギリソウ、ゼニアオイ、センキュウ、センブリ、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、クチナシ、サワラ、ブナの木の幼芽などの有機溶剤、アルコール、多価アルコール、水、水性アルコールなどで抽出した天然エキス。その他に、香料、スクラブ剤、精製水などを配合することができる。
【0014】本発明の化粧料の剤型は液状、乳液状、クリーム状、ゲル状、エアゾールフォーム状、固形、粉末分散系など、通常化粧料として用いられる形態をとることができる。
【0015】
【実施例】次に本発明について、実施例を挙げてさらに具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。配合量は特に断りがない限り重量%で示す。
【0016】
Figure 2004300125
上記成分配合の化粧水を常法に従って製造した。この化粧水はつるっとした感触で且つしっとり感の持続するものであった。
【0017】
Figure 2004300125
上記成分配合のサンスクリーンを常法に従って製造した。このものは、非常になめらかな使用感を持ちながら、持続性の優れるサンスクリーンであった。
【0018】
Figure 2004300125
上記成分配合のシャンプーを常法に従って製造した。このものでシャンプーして乾燥した毛髪はなめらかなつるっとした感触が持続するものであった。
【0019】
Figure 2004300125
上記成分配合のボディーソープを常法に従って製造した。このもので洗浄した皮膚はしっとりとした感触が持続するものであった。
【0020】
Figure 2004300125
上記成分配合のクレンジングフォームを常法に従って製造した。このもので洗浄した皮膚はしっとりとした感触が持続するものであった。
【0021】
Figure 2004300125
上記成分配合のシェービングフォームを常法に従って製造した。このものを使用してシェービングをした時、つるっとした感触で刃の動きがなめらかであり、シェービング後はしっとりとした感触が持続するものであった。
【0022】
Figure 2004300125
上記成分配合のエナメルリムーバーを常法に従って製造した。このものを使用してエナメルを除去した時、爪が過度に脱脂されず、なめらかな感触が持続するものであった。
【発明の効果】本発明によれば、適度な「しっとり感」「なめらか感」を有し、且つ、その持続性に優れる化粧料を得る。

Claims (3)

  1. ホホバ脂肪酸塩、ホホバアルコールを含有することを特徴とする化粧料。
  2. ホホバ脂肪酸塩がカリウム塩0.1〜30重量%、ホホバアルコールが0.1〜30重量%である特許請求の範囲第1項記載の化粧料。
  3. ホホバエステル0〜30重量%を含有する特許請求の範囲第1項から第2項記載の化粧料。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265137A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Daizo:Kk 乳化型エアゾール組成物
JP2007269695A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kose Corp 乳化型化粧料
JP2013543478A (ja) * 2010-05-24 2013-12-05 インターナショナル フローラ テクノロジーズ,リミテッド 耐水性を改良するための加水分解ホホバエステルを含む日焼け止め組成物
JP2014516940A (ja) * 2011-04-29 2014-07-17 インターナショナル フローラ テクノロジーズ,リミテッド 高不鹸化物およびその使用方法

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