JP2024001743A - ハイブリッド車 - Google Patents

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Hitoshi Sugimoto
慎二 瀧野
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Abstract

【課題】バッテリに蓄えられている電力の消費を抑制すると共にエンジンを冷却する冷却媒体が高温に至ることを抑制する。【解決手段】ハイブリッド車であって、第2電動ファンは、エンジンに対面する位置に配置され、第2制御装置は、イグニッションオフのときシステム停止し、第1制御装置は、イグニッションオフによりエンジンが停止している場合においてエンジンの温度が所定温度以上であるときには、第1、第2電動ファンを駆動する。これにより、バッテリに蓄えられている電力の消費を抑制すると共にエンジンを冷却する冷却媒体が高温に至ることを抑制できる。【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド車に関し、詳しくは、エンジンと、モータと、第1、第2制御装置と、第1、第2冷却装置と、を備えるハイブリッド車に関する。
従来、この種のハイブリッド車としては、エンジンと、モータ(モータジェネレータ)と、制御装置(PCU)と、第1、第2冷却装置と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。エンジン、モータは、走行用の動力を出力する。制御装置は、モータを制御する。第1冷却装置は、第1ラジエータと、第1電動ファン(第1ラジエータファン)と、を備える。第1ラジエータは、エンジンを冷却するための冷却媒体と熱交換する。第1電動ファンは、第1ラジエータの冷却媒体を冷却するために用いられる。第2冷却装置は、第2ラジエータと、第2電動ファン(第2ラジエータファン)と、を備える。第2ラジエータは、モータおよび制御装置を冷却するための冷却媒体と熱交換する。第2電動ファンは、第2ラジエータの冷却媒体を冷却するため用いられ、制御装置により制御される。このハイブリッド車では、第2冷却装置の冷却媒体の温度が所定温度以上のときに第2電動ファンを駆動することにより、第2冷却装置の冷却媒体の温度を低下させる。さらに、このハイブリッド車では、第2冷却装置の冷却媒体の温度が所定温度未満であっても所定条件が成立したときには第2電動ファンを駆動する。これにより、第2電動ファンからの送風で、エンジンルームの熱環境を改善している。
特開2019-119242号公報
ところで、一般に、上述のハイブリッド車の制御装置に代えて、エンジンと第1電動ファンとを制御する第1制御装置と、モータと第2電動ファンとを制御する第2制御装置とを備えるハイブリッド車では、イグニッションオフしたときには、エンジンの運転を停止すると共に、モータおよび第1、第2電動ファンの駆動を停止し、さらに、第1、第2制御装置のシステムを停止することが行なわれている。イグニッションオフしてエンジンを停止したときにエンジンの冷却媒体温が高いと、イグニッションオフのときには第1、第2電動ファンが駆動しないことから、冷却媒体が高温に至る不都合が発生することがある。こうした不都合を抑制する手法として、イグニッションオフしたときに第1、第2制御装置をシステム停止させずに、第1、第2制御装置をシステム起動した状態で第1、第2電動ファンを駆動する手法が考えられる。しかし、この手法だと、第1、第2電動ファン、第1制御装置、第2制御装置に電力を供給するバッテリの電力消費が大きくなり、次に、イグニッションオンしたときに不都合が発生することがある。
本発明のハイブリッド車は、バッテリに蓄えられている電力の消費を抑制すると共にエンジンを冷却する冷却媒体が高温に至ることを抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド車は、
走行用の動力を出力するエンジンと、
走行用の動力を出力するモータと、
前記エンジンを制御する第1制御装置と、
前記モータを制御する第2制御装置と、
前記エンジンを冷却するための冷却媒体と熱交換する第1ラジエータと、前記第1ラジエータの冷却媒体を冷却するための第1電動ファンと、を有する第1冷却装置と、
前記モータおよび前記第2制御装置を冷却するための冷却媒体と熱交換する第2ラジエータと、前記第2ラジエータの冷却媒体を冷却するための第2電動ファンと、を有する第2冷却装置と、
前記第1、第2制御装置および前記第1、第2電動ファンに電力を供給するバッテリと、
を備えるハイブリッド車であって、
前記第2電動ファンは、前記エンジンに対面する位置に配置され、
前記第2制御装置は、イグニッションオフのときシステム停止し、
前記第1制御装置は、イグニッションオフにより前記エンジンが停止している場合において前記エンジンの温度が所定温度以上であるときには、前記第1、第2電動ファンを駆動する
を備えることを要旨とする。
この本発明のハイブリッド車では、第2電動ファンをエンジンに対面する位置に配置し、第2制御装置は、イグニッションオフのときシステム停止する。そして、イグニッションオフによりエンジンが停止している場合においてエンジンの温度が所定温度以上であるときには、第1制御装置により第1、第2電動ファンを駆動する。第1電動ファンを駆動することにより、エンジンの冷却媒体の温度の上昇を抑制できる。そして、エンジンの対面に配置された第2電動ファンを駆動することにより、第2電動ファンの送風でエンジンを外側から冷却する。これにより、エンジンからの放熱によるエンジンを冷却する冷却媒体の温度の上昇を抑制できる。このとき、第1制御装置により第1、第2電動ファンを駆動するから、第1、第2制御装置で第1、第2電動ファンを駆動するものに比して、バッテリに蓄えられている電力の消費を抑制できる。この結果、バッテリに蓄えられている電力の消費を抑制できると共にエンジンを冷却する冷却媒体が高温に至ることを抑制できる。
こうした本発明のハイブリッド車において、前記第1制御装置と前記第2制御装置とは、通信を介して情報をやりとりし、前記第1制御装置は、イグニッションオンの場合において前記第1制御装置と前記第2制御装置との間の通信に異常が発生していないときには、前記第2制御装置から通信を介して受信した前記第2冷却装置の冷却媒体の温度に基づいて前記第2電動ファンを駆動し、イグニッションオンの場合において前記第1制御装置と前記第2制御装置との間の通信に異常が発生しているときには、前記第2電動ファンを駆動してもよい。こうすれば、第1制御装置と第2制御装置との間の通信に異常が発生しているときに、モータと第2制御装置とが高温に至ることを抑制できる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド車10の構成の概略を示す構成図である。 エンジンルーム内でのエンジン11やトランスアクスル12、ラジエータ23、33、ファン24、34の配置の概略を示す概略図である。 エンジンECU40により実行されるファン制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド車10の構成の概略を示す構成図である。図2は、エンジンルーム内でのエンジン11やトランスアクスル12、ラジエータ23、33、ファン24、34の配置の概略を示す概略図である。実施例のハイブリッド車10は、エンジン11と、トランスアクスル12と、高電圧バッテリ14と、補機バッテリ(バッテリ)15と、DC/DCコンバータ16と、冷却装置(第1、第2冷却装置)20、30と、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)(第1制御装置)40と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)(第2制御装置)50と、を備える。
エンジン11は、例えば内燃機関として構成されており、走行用の動力を出力する。エンジン11は、図2に示すように、ハイブリッド車10の前部のエンジンルーム内において、ハイブリッド車10の前方から向かって左寄りの位置に配置されている。
トランスアクスル12は、図1、図2に示すように、モータ120と、パワーコントロールユニット(以下、「PCU」という)122と、を備える。トランスアクスル12は、図2に示すように、エンジンルーム内において、ハイブリッド車10の前方から向かってエンジン11の右側に配置されている。モータ120は、例えば同期発電電動機として構成されており、走行用の動力を出力する。PCU122は、直流電力を交流電力に変換してモータ120を駆動するインバータや、高電圧バッテリ14からの電力を昇圧してインバータに供給する昇圧コンバータ、インバータを制御するマイクロコントローラユニットなどを備える。高電圧バッテリ14は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、PCU122に高電圧側電力ラインを介して接続されている。補機バッテリ15は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池、鉛蓄電池として構成されており、低電圧側電力ラインに接続されている。DC/DCコンバータ16は、高電圧側電力ラインの電力を降圧して低電圧側電力ラインに供給する。
冷却装置20は、図1に示すように、エンジン11を冷却する装置として構成されており、冷却水(冷却媒体)の循環流路21と、ウォーターポンプ22と、ラジエータ(第1ラジエータ)23と、ファン(第1電動ファン)24と、モータ35とを備える。循環流路21は、エンジン11とラジエータ23とを含んで形成される。ウォーターポンプ22は、循環流路21に設けられ、補機バッテリ15からの電力を用いて駆動されて循環流路21で冷却水を循環させる。ラジエータ23は、図2に示すように、エンジンルーム内のトランスアクスル12の前方に配置され、走行風やファン24による空気との熱交換により冷却水を冷却する。ファン24は、図2に示すように、トランスアクスル12の前方でトランスアクスル12に対面し且つラジエータ23の後方となるように配置され、補機バッテリ15からの電力を用いてモータ25により回転駆動されてラジエータ23に送風し、ラジエータ23の冷却水を冷却する。モータ25は、例えば直流モータとして構成されている。
冷却装置30は、図1に示すように、モータ120とPCU122とを冷却する装置として構成されており、冷却水の循環流路31と、ウォーターポンプ32と、ラジエータ(第2ラジエータ)33と、ファン(第2電動ファン)34と、モータ35とを備える。循環流路31は、モータ120とPCU122とをラジエータ33とを含んで形成される。ウォーターポンプ32は、循環流路31に設けられ、補機バッテリ15からの電力を用いて駆動されて循環流路31で冷却水を循環させる。ラジエータ33は、図2に示すように、エンジンルーム内のエンジン11の前方であってハイブリッド車10の前方から向かってラジエータ23の左側に並んで配置され、走行風やファン34による空気との熱交換により冷却水を冷却する。ファン34は、図2に示すように、エンジン11の前方でエンジン11に対面し且つラジエータ33の後方でファン24の左側に並んで配置され、補機バッテリ15からの電力を用いてモータ35により回転駆動されてラジエータ33に送風し、ラジエータ33の冷却水を冷却する。モータ35は、例えば直流モータとして構成されている。
エンジンECU40は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備え、補機バッテリ15とDC/DCコンバータ16とが接続された低電圧側電力ラインに接続されている。エンジンECU40には、各種信号が入力ポートを介して入力されている。エンジンECU40に入力される信号としては、例えば、エンジン11の状態を検出する各種センサからの信号や、冷却装置20の冷却水の温度を検出する水温センサ27からの冷却水温Tw1、イグニッションスイッチ(IG)52からのイグニッション信号を挙げることができる。エンジンECU40からは、各種信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU40から出力される信号としては、例えば、エンジン11を運転制御するための各種制御信号や、冷却装置20のウォーターポンプ22への制御信号、冷却装置20のファン24(モータ25)への制御信号、冷却装置30のファン34(モータ35)への制御信号を挙げることができる。エンジンECU40は、HVECU50とCAN通信により通信可能に接続されている。
HVECU50は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備え、補機バッテリ15とDC/DCコンバータ16とが接続された低電圧側電力ラインに接続されている。HVECU50には、各種信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU50に入力される信号としては、冷却装置30の冷却水の温度を検出する水温センサ37からの冷却水温Tw2やイグニッションスイッチ52からのイグニッション信号を挙げることができる。HVECU50からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。HVECU50から出力される信号としては、例えば、DC/DCコンバータ16への制御信号や、冷却装置30のウォーターポンプ32への制御信号を挙げることができる。HVECU50は、上述したように、エンジンECU40とCAN通信により通信可能に接続されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド車10に搭載される冷却システム18では、基本的には、HVECU50は、水温センサ37からの冷却装置30の冷却水温Tw2に基づいてウォーターポンプ32を制御すると共にエンジンECU40に冷却水温Tw2を送信する。また、エンジンECU40は、水温センサ27からの冷却装置20の冷却水温Tw1に基づいてウォーターポンプ22やファン24(モータ25)を制御すると共に、HVECU50からの冷却装置30の冷却水温Tw2に基づいてファン34(モータ35)を制御する。ウォーターポンプ22やファン24は、それぞれ、冷却水温Tw1が閾値(所定温度)Twth12未満であるときには停止し、冷却水温Tw1が閾値Twth12以上であるときには駆動するように制御される。ウォーターポンプ32やファン34は、それぞれ、基本的には、冷却水温Tw2が閾値Twth22未満であるときには停止し、冷却水温Tw2が閾値Twth22以上であるときには駆動するように制御される。
エンジンECU40、HVECU50は、イグニッションスイッチ52がオフされてオフのイグニッション信号を受信したときには、基本的には、エンジン11とモータ120とPCU122とを駆動停止した後に、システム停止する。さらに、エンジンECU40、HVECU50は、イグニッションスイッチ52がオンされてオンのイグニッション信号を受信したときには、基本的には、システム起動する。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド車10の動作、特に、ファン34の制御について説明する。図3は、エンジンECU40により実行されるファン制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、繰り返し実行される。
図3のファン制御ルーチンが実行されると、エンジンECU40は、最初に、イグニッションスイッチ52からオンのイグニッション信号を受信しているか否か、つまり、イグニッションスイッチ52がオン(IG-ON)しているか否かを判定する(ステップS100)。
ステップS100でイグニッションスイッチ52がオンしているときには、続いて、HVECU50との間で通信異常が生じているか否かを判定する(ステップS110)。この処理は、例えば、HVECU50との通信が所定時間に亘って途絶しているか否かを判定することにより行なわれる。HVECU50との通信が所定時間に亘って途絶していないときには、HVECU50との間で通信異常が生じていないと判定し、HVECU50との通信が所定時間に亘って途絶しているときには、HVECU50との間で通信異常が生じていると判定する。
ステップS110でHVECU50との間で通信異常が生じていないときには、HVECU50からCAN通信を介して冷却水温Tw2を入力し(ステップS120)、冷却水温Tw2が閾値Twth22以上であるか否かを判定する(ステップS130)。冷却水温Tw2が閾値Twth22未満であるときには、ファン34を停止して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。冷却水温Tw2が閾値Twth22以上であるときには、ファン34を駆動して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。
ステップS110でHVECU50との間で通信異常が生じているときには、ファン34を駆動して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。HVECU50との間で通信異常が生じているときには、HVECU50から通信を介して冷却水温Tw2を入力することができない。そのため、エンジンECU40では、冷却装置30を循環する冷却水が高温かどうかを適正に判断できず、ファン34が停止していると、モータ120やPCU122が高温に至る場合がある。実施例では、エンジンECU40とHVECU50との間で通信異常が生じているときには、ファン34を駆動することにより、モータ120やPCU122が高温に至るのを抑制できる。
ステップS100でイグニッションスイッチ52がオフしているときには、エンジンECU40は、システム停止する前に、以下の処理を実行する。
最初に、エンジンECU40は、冷却水温Tw1を入力し(ステップS160)、冷却水温Tw1が閾値Twth12以上であるか否かを判定する(ステップS170)。
ステップS170で冷却水温Tw1が閾値Twth12未満のときには、ファン34を停止して(ステップS180)、本ルーチンを終了する。冷却水温Twが閾値Twth12未満のときには、上述したように、ファン24を停止しているから、ステップS180は、ファン24、34を停止する処理になっている。こうしてファン24、34を停止すると、エンジンECU40は、システム停止する。こうしてシステム停止した後は、イグニッションスイッチ52がオンされてエンジンECU40が起動するまで、本ルーチンの実行を停止される。
ステップS170で冷却水温Tw1が閾値Twth12以上のときには、ファン34を駆動して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。上述したように、冷却水温Tw1が閾値Twth12以上のときには、ファン24を駆動しているから、ステップS190は、ファン24、34を駆動する処理になっている。ファン24を駆動するから、エンジン11を冷却する冷却装置20の冷却水の温度の上昇を抑制できる。また、エンジン11の対面に配置されたファン34を駆動するから、ファン34の送風でエンジン11を外側から冷却して、エンジン11の放熱を抑制できる。これにより、エンジン11の放熱によるエンジン11の冷却水の温度の上昇を抑制できる。ところで、イグニッションスイッチ52がオフのときには、HVECU50はシステム停止していることから、ステップS190は、HVECU50をシステム停止した状態で、エンジンECU40でファン24、34を駆動する処理となっている。したがって、HVECU50およびエンジンECU40の双方をシステム起動してファン24、34を駆動するものに比して、補機バッテリ15に蓄えられている電力の消費を抑制できる。これにより、補機バッテリ15に蓄えられている電力の消費を抑制できると共にエンジン11を冷却する冷却水が高温に至ることを抑制できる。
以上説明した実施例のハイブリッド車10によれば、ファン34を、エンジン11に対面する位置に配置し、HVECU50を、イグニッションオフのときシステム停止し、イグニッションスイッチ52のオフによりエンジン11が停止している場合において、冷却水温Tw1が閾値Twth12以上であるときには、ファン24、34を駆動することにより、補機バッテリ15に蓄えられている電力の消費を抑制できると共にエンジン11を冷却する冷却水が高温に至ることを抑制できる。
実施例のハイブリッド車10では、ステップS170で冷却水温Tw1が閾値Twth12以上であるか否かを判定している。しかし、冷却水温Tw1に代えてエンジン11の温度を検出し、エンジン11の温度が所定温度以上であるか否かを判定してもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン11が「エンジン」に相当し、モータ120が「モータ」に相当し、エンジンECU40が「第1制御装置」に相当し、HVECU50が「第2制御装置」に相当し、冷却装置20が「第1冷却装置」に相当し、冷却装置30が「第2冷却装置」に相当し、補機バッテリ15が「バッテリ」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド車の製造産業などに利用可能である。
10 ハイブリッド車、11 エンジン、12 トランスアクスル、14 高電圧バッテリ、15 補機バッテリ、16 DC/DCコンバータ、18 冷却システム、20,30 冷却装置、21,31 循環流路、22,32 ウォーターポンプ、23,33 ラジエータ、24,34 ファン、25、35、120 モータ、27,37 水温センサ、40 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、50 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、52 イグニッションスイッチ、122 パワーコントロールユニット(PCU)。

Claims (1)

  1. 走行用の動力を出力するエンジンと、
    走行用の動力を出力するモータと、
    前記エンジンを制御する第1制御装置と、
    前記モータを制御する第2制御装置と、
    前記エンジンを冷却するための冷却媒体と熱交換する第1ラジエータと、前記第1ラジエータの冷却媒体を冷却するための第1電動ファンと、を有する第1冷却装置と、
    前記モータおよび前記第2制御装置を冷却するための冷却媒体と熱交換する第2ラジエータと、前記第2ラジエータの冷却媒体を冷却するための第2電動ファンと、を有する第2冷却装置と、
    前記第1、第2制御装置および前記第1、第2電動ファンに電力を供給するバッテリと、
    を備えるハイブリッド車であって、
    前記第2電動ファンは、前記エンジンに対面する位置に配置され、
    前記第2制御装置は、イグニッションオフのときシステム停止し、
    前記第1制御装置は、イグニッションオフにより前記エンジンが停止している場合において前記エンジンの温度が所定温度以上であるときには、前記第1、第2電動ファンを駆動する
    ハイブリッド車。
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