JP2024001619A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Hiroki Yamauchi
卓司 岩間
Takuji IWAMA
政貴 大橋
Masataka Ohashi
武司 小田
Takeshi Oda
耕太郎 田上
Kotaro Tagami
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

【課題】ホルダ内での電線の回転を抑制することができるワイヤハーネスを提供すること。【解決手段】ワイヤハーネス10は、筒状部材30と、筒状部材30に挿通される電線部材20と、筒状部材30内に電線部材を保持する筒状のホルダ50と、を有する。ホルダ50は、ホルダ50の長さ方向に沿って延びる分割面で分割された第1分割体60A及び第2分割体60Bを有する。第1分割体60Aは、ホルダ50内の電線部材20を保持するための保持部64Aを有する。また、第2分割体60Bは、ホルダ50内の電線部材20を保持するための保持部64Bを有する。【選択図】図4

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
従来、ハイブリッド車や電気自動車等の車両に用いられるワイヤハーネスは、電線と、電線が貫通する金属製のシールドパイプとを備えている。電線の端部は、シールドパイプの端部から引き出された後に所望の経路に配索されて電気機器に接続される。この種のワイヤハーネスとしては、シールドパイプの軸方向の端部に樹脂製のホルダが取り付けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。樹脂製のホルダをシールドパイプの内側に装着したことにより、シールドパイプの内部を貫通する電線がシールドパイプの端縁に接触してその電線の絶縁被覆が損傷することを抑制している。
特開2015-35915号公報
ところが、従来のワイヤハーネスでは、ホルダの内周面の断面が真円形状であるため、ホルダと電線との隙間が大きくなりやすく、ホルダの内部において電線が回転し易い。回転を抑制するため、電線を拘束する治具を利用することが考えられる。しかしながら、治具を電線に合わせて調整する必要がある。
本開示の目的は、ホルダ内での電線の回転を抑制することができるワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、筒状部材と、前記筒状部材に挿通される電線と、前記筒状部材内に前記電線を保持する筒状のホルダと、を有し、前記ホルダは、前記ホルダの長さ方向に沿って延びる分割面で分割された第1分割体及び第2分割体を有し、前記第1分割体及び前記第2分割体はそれぞれ、前記ホルダ内の電線を保持するための保持部を有する。
本開示のワイヤハーネスによれば、ホルダ内での電線の回転を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、ワイヤハーネスを示す概略構成図である。 図2は、図1のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。 図3は、図2のワイヤハーネスを示す概略断面図である。 図4は、図3の4-4線断面図である。 図5は、図3の5-5線断面図である。 図6は、図1のホルダを示す概略斜視図である。 図7は、変更例のワイヤハーネスを示す概略構成図である。 図8は、図7のワイヤハーネスの断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のワイヤハーネスは、筒状部材と、前記筒状部材に挿通される電線部材と、前記筒状部材内に前記電線部材を保持する筒状のホルダと、を有し、前記ホルダは、前記ホルダの長さ方向に沿って延びる分割面で分割された第1分割体及び第2分割体を有し、前記第1分割体及び前記第2分割体はそれぞれ、前記ホルダ内の電線部材を保持するための保持部を有する。
この構成によれば、第1分割体及び第2分割体のそれぞれに設けられた保持部,によって、ホルダ内の電線部材が挟み込まれるようにして保持される。このため、ホルダ内での電線部材の回転を抑制することができる。また、電線部材を束ねる治具を用いる必要がないため、ワイヤハーネスを容易に構成することができる。また、電線部材を束ねる治具を調整する場合と比較して、断面形状が異なる電線部材に対応することができるため、高い汎用性を有するホルダとすることができる。
(2)上記(1)において、前記ホルダの長さ方向において、前記保持部は、前記第1分割体及び前記第2分割体のそれぞれの両端部に設けられている。
この構成によれば、ホルダの長さ方向の両端部で、電線部材の回転を抑制することができる。
(3)上記(1)又は(2)において、前記ホルダは円筒状であり、前記第1分割体及び前記第2分割体はそれぞれ、半円筒状の本体部と、前記本体部の内面から突出した前記保持部を有する。
この構成によれば、第1分割体と第2分割体とにより円筒状のホルダを構成することで、電線部材をホルダにて容易に覆うことができる。
(4)上記(3)において、前記電線部材は、複数の電線部材のうちの一つであり、前記ホルダには前記複数の電線部材が挿通され、前記第1分割体及び前記第2分割体のそれぞれの保持部は、前記複数の電線部材の並ぶ方向と直交する方向に前記複数の電線部材を挟むように配置されている。
この構成によれば、複数の電線部材のそれぞれの回転を抑制することができる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記ホルダの長さ方向から視た前記保持部の形状は、V字状である。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記電線部材は、第1電線及び第2電線と、前記第1電線と前記第2電線とが接合された接続部とを有し、前記接続部は、前記ホルダ内に配置される。
この構成によれば、ホルダによって、電線部材の第1電線、第2電線、及び接続部を安定して保持することができる。そして、ホルダ内部において、接続部が移動することを好適に抑制することができる。このため、第1電線と第2電線との接合状態を好適に維持することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「直交」は、厳密に直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以下、図1~図6にしたがって、ワイヤハーネスの一実施形態について説明する。
(ワイヤハーネス10の構成)
図1に示すように、ワイヤハーネス10は、電気機器M1,M2を電気的に接続する。なお、ワイヤハーネス10は、3個以上の電気機器を接続するように構成されてもよい。
ワイヤハーネス10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両11に搭載される。ワイヤハーネス10は、電気機器M1と電気機器M2とを電気的に接続する1本又は複数本(本実施形態では、2本)の電線部材20を有している。ワイヤハーネス10は、例えば、複数本の電線部材20が貫通する筒状部材30と、筒状部材30から引き出された複数本の電線部材20を包囲する筒状の外装部材41を有している。ワイヤハーネス10は、例えば、筒状部材30の長さ方向(軸方向)の端部31,32に設けられたホルダ50を有している。筒状部材30及び外装部材41は、内部に収容した電線部材20を飛翔物や水滴から保護する。ワイヤハーネス10は、例えば、二次元状又は三次元状に屈曲された経路を有している。
(電線部材20の構成)
ワイヤハーネス10は、例えば、その長さ方向の一部が車両11の床下を通る態様で電気機器M1から電気機器M2にかけて配索されている。各電線部材20の一端部は電気機器M1に接続され、各電線部材20の他端部は電気機器M2に接続されている。電気機器M1,M2の一例としては、電気機器M1が車両11の前方寄りに設けられたインバータであり、電気機器M2が電気機器M1よりも車両11の後方に設けられた高圧バッテリである。インバータは、例えば、車両走行の動力源となる車輪駆動用のモータと接続される。インバータは、高圧バッテリの直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリは、例えば、百ボルト以上の電圧を供給可能なバッテリである。
図3に示すように、各電線部材20は、第1電線21と、第1電線21と電気的に接続された第2電線24とを有している。一例として、第1電線21は可撓電線であり、第2電線24は剛性電線である。つまり、本実施形態において、各電線部材20は、種類の異なる第1電線21と第2電線24とを電線部材20の長さ方向に電気的に接続してなるものである。なお、同じ種類の第1電線21と第2電線24とを電気的に接続して電線部材20が構成されてもよい。可撓電線は、剛性電線よりも可撓性に優れている。可撓電線は、剛性電線よりも高い屈曲性を有している。剛性電線は、例えば、可撓電線よりも曲げ剛性が高く形成されている。剛性電線は、例えば、電線部材20の配索経路に沿う形状を維持可能な剛性を有している。剛性電線は、例えば、車両11(図1参照)に搭載された状態において、車両11の振動等によって直線状又は曲げられた状態が解除されない程度の剛性を有している。例えば、剛性電線が曲がった経路に配索される場合には、剛性電線に対して曲げ加工が施され、その曲がった形状が維持される。
図1、図3に示すように、各電線部材20は、第1電線21と第2電線24とが接合された接続部27と、接続部27の外周を被覆する被覆部材28とを有している。第1電線21は、第2電線24の長さ方向の両端部の各々に接続されている。本実施形態では、各電線部材20の長さ方向の中間部が第2電線24により構成され、各電線部材20の長さ方向の両端部が第1電線21により構成されている。第1電線21及び第2電線24は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。第1電線21及び第2電線24は、例えば、自身に電磁シールド構造を有するシールド電線であってもよいし、自身に電磁シールド構造を有さないノンシールド電線であってもよい。本実施形態の第1電線21及び第2電線24は、ノンシールド電線である。
(第1電線21の構成)
図3に示すように、第1電線21は、複数の金属素線からなる芯線22と、芯線22の外周を被覆する絶縁被覆23とを有している。芯線22としては、例えば、複数の金属素線を撚り合わせてなる撚線や、複数の金属素線が筒状に編み込まれた編組部材を用いることができる。本実施形態の芯線22は撚線である。芯線22の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。
芯線22の長さ方向と直交する平面によって芯線22を切断した断面形状、つまり芯線22の横断面形状は、任意の形状にすることができる。芯線22の横断面形状は、例えば、円形状、半円状、多角形状、正方形状や扁平形状に形成することができる。本実施形態の芯線22の横断面形状は、円形状に形成されている。
絶縁被覆23は、例えば、芯線22の外周面を周方向全周にわたって被覆している。絶縁被覆23は、例えば、合成樹脂などの絶縁材料によって構成されている。絶縁被覆23の材料としては、例えば、架橋ポリエチレンや架橋ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を用いることができる。絶縁被覆23は、例えば、芯線22に対する押出成形(押出被覆)によって形成することができる。
(第2電線24の構成)
第2電線24は、例えば、単一の導体からなる単芯線25と、単芯線25の外周を被覆する絶縁被覆26とを有している。単芯線25としては、例えば、内部が中実構造をなす柱状の1本の金属棒からなる柱状導体や内部が中空構造をなす筒状導体などを用いることができる。本実施形態の単芯線25は、柱状導体である。単芯線25の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。単芯線25の材料としては、例えば、芯線22の材料と同種の材料であってもよいし、芯線22の材料と異なる材料であってもよい。単芯線25は、例えば、押出成形によって形成されている。単芯線25の横断面形状は、任意の形状にすることができる。本実施形態の単芯線25の横断面形状は、円形状に形成されている。
絶縁被覆26は、例えば、単芯線25の外周面を周方向全周にわたって被覆している。絶縁被覆26は、例えば、合成樹脂などの絶縁材料によって構成されている。絶縁被覆26の材料としては、例えば、架橋ポリエチレンや架橋ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を用いることができる。絶縁被覆26は、例えば、単芯線25に対する押出成形によって形成することができる。また、絶縁被覆26としては、例えば、熱収縮チューブやゴム製のチューブを用いることもできる。
(接続部27の構成)
接続部27では、芯線22と単芯線25とが接合されている。詳述すると、第1電線21の長さ方向の端部では、第1電線21の端末から一定の長さの分の絶縁被覆23が剥がされ、芯線22の端部が露出されている。また、第2電線24の長さ方向の端部では、第2電線24の端末から一定の長さの分の絶縁被覆26が剥がされ、単芯線25の端部が露出されている。そして、接続部27では、絶縁被覆26から露出された単芯線25の端部に対して、絶縁被覆23から露出された芯線22の端部が接合されている。例えば、接続部27では、芯線22と単芯線25とが径方向、つまり芯線22及び単芯線25の長さ方向と交差する方向に重ね合わされて接合されている。なお、芯線22と単芯線25との接続方法は特に限定されない。例えば、芯線22と単芯線25との接続方法としては、超音波溶着やレーザ溶着などを用いることができる。
(被覆部材28の構成)
被覆部材28は、接続部27の外周を覆うように形成されている。被覆部材28は、例えば、長尺の筒状に形成されている。被覆部材28は、例えば、絶縁被覆23から露出された芯線22と絶縁被覆26から露出された単芯線25とを覆うように形成されている。被覆部材28は、例えば、絶縁被覆23の端部と絶縁被覆26の端部との間に架け渡されるように形成されている。例えば、被覆部材28の一端部は絶縁被覆23の端部の外周面を被覆しており、被覆部材28の他端部は絶縁被覆26の端部の外周面を被覆している。被覆部材28は、第1電線21の外周及び第2電線24の外周を、周方向全周にわたって包囲している。被覆部材28は、例えば、接続部27と、絶縁被覆23,26から露出した芯線22及び単芯線25とにおける電気的絶縁性を維持する機能を有している。また、被覆部材28は、例えば、接続部27と、絶縁被覆23,26から露出した芯線22及び単芯線25とを防水する機能を有している。
被覆部材28としては、例えば、収縮チューブ、ゴムチューブ、樹脂モールド、ホットメルト接着剤やテープ部材を用いることができる。本実施形態の被覆部材28は、熱収縮チューブである。被覆部材28の材料としては、例えば、架橋ポリエチレンや架橋ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を主成分とする合成樹脂を用いることができる。
ここで、第2電線24は、例えば、筒状部材30の内部に設けられている。第2電線24は、例えば、第2電線24の長さ方向の全長にわたって筒状部材30の内部に設けられている。接続部27は、例えば、筒状部材30の内部に設けられている。第1電線21は、例えば、第1電線21の長さ方向の端部が筒状部材30の内部に設けられている。第1電線21は、筒状部材30の端部31から筒状部材30の外部に引き出されている。なお、図示は省略するが、筒状部材30の端部32(図1参照)においても同様に、第2電線24の長さ方向の端部に第1電線21の長さ方向の端部が接続された接続部27が筒状部材30の内部に設けられている。また、第1電線21は、筒状部材30の端部32から筒状部材30の外部に引き出されている。
(筒状部材30の構成)
本実施形態の筒状部材30は、長尺の円筒状に形成されている。筒状部材30は、例えば、ワイヤハーネス10の長さ方向の中間部に設けられている。筒状部材30は、例えば、電線部材20の長さ方向の中間部を内部に収容している。筒状部材30は、例えば、電線部材20の外周を周方向全周にわたって包囲している。筒状部材30としては、例えば、金属製のパイプ、樹脂製のパイプ、樹脂製のコルゲートチューブやゴム製の防水カバー又はこれらを組み合わせて用いることができる。金属製のパイプの材料としては、例えば、アルミニウム系や銅系などの金属材料を用いることができる。樹脂製のパイプやコルゲートチューブの材料としては、例えば、導電性を有する樹脂材料や導電性を有さない樹脂材料を用いることができる。樹脂材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。本実施形態の筒状部材30は、金属製のパイプである。
図2、図4に示すように、筒状部材30は、貫通孔33を有している。貫通孔33は、筒状部材30を外面34から内面35まで筒状部材30を貫通するように形成されている。本実施形態の筒状部材30は、両端部31,32にそれぞれ2つの貫通孔33を有している。2つの貫通孔33は、筒状部材30の周方向において、異なる位置に設けられている。本実施形態において、貫通孔33は、筒状部材30の周方向に180度間隔で設けられている。
(外装部材41の構成)
図1に示すように、外装部材41は、長尺の筒状をなしている。外装部材41は、例えば、ワイヤハーネス10の長さ方向の両端部に設けられている。外装部材41は、例えば、電線部材20の長さ方向の端部、即ち、筒状部材30から引き出された電線部材20の端部を内部に収容している。外装部材41は、例えば、電線部材20の外周を周方向全周にわたって包囲している。外装部材41は、例えば、電線部材20の長さ方向のうち、第1電線21の外周を周方向全周にわたって包囲している。外装部材41としては、例えば、コルゲートチューブや防水カバー等を用いることができる。
(ホルダ50の構成)
ホルダ50は、筒状部材30の内部に挿入された状態で筒状部材30の端部31,32にそれぞれ取り付けられている。ホルダ50は、複数の電線部材20を保持している。すなわち、ホルダ50は、筒状部材30に挿通された電線部材20を保持している。ホルダ50は、例えば、合成樹脂製である。ホルダ50の材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。ホルダ50は、複数の電線部材20の配置位置(配列)を設定し、その配置位置を維持する機能を有している。ホルダ50は、筒状部材30に対する電線部材20の配置位置を設定し、その配置位置を維持する機能を有している。また、ホルダ50は、筒状部材30の内側に配置されることにより、筒状部材30の端縁のエッジから電線部材20を保護する機能を有している。
(ホルダ50の構成)
図2は、筒状部材30の端部31に設けられたホルダ50と、ホルダ50に挿通された電線部材20とを示している。筒状部材30の端部32については、端部31における状態と同じであるため、図示及び説明を省略する。
図2に示すように、ホルダ50は、筒状部材30の内部に挿入された状態で筒状部材30の端部31に取り付けられている。ホルダ50は、第1端部51と、第1端部51とは反対側の第2端部52とを有している。ホルダ50の第2端部52は、筒状部材30の内側に挿入される。そして、ホルダ50は、筒状部材30から第1端部51を含む一部が露出するように筒状部材30に取り付けられている。
ホルダ50は、円筒状に形成されている。ホルダ50内には、2本の電線部材20が挿通される。図3に示すように、各電線部材20は、第1電線21と第2電線24とが接合された接続部27を有している。ホルダ50は、各電線部材20の接続部27を覆うように形成されている。
図4~図6に示すように、ホルダ50は、第1分割体60A及び第2分割体60Bを有している。第1分割体60A及び第2分割体60Bは、円筒状のホルダ50を、ホルダ50の長さ方向に沿って延びる分割面で分割された形状を有している。したがって、第1分割体60A及び第2分割体60Bはそれぞれ半円筒状である。本実施形態において、分割面は、筒状のホルダ50の中心軸O1を通る1つの平面である。
ホルダ50は、第1分割体60Aと第2分割体60Bとを連結するヒンジ54を有している。ホルダ50は、例えば、第1分割体60Aと第2分割体60Bとヒンジ54とが一体に形成された単一部品である。ヒンジ54は、薄い板状である。第1分割体60A及び第2分割体60Bは、ヒンジ54を中心として相対回動可能である。ホルダ50は、第1分割体60Aおよび第2分割体60Bを相対回動して図2に示す閉状態とすることが可能に構成されている。また、ホルダ50は、図6に示すように、第1分割体60A及び第2分割体60Bの内面63A,63Bが露出する開状態とすることが可能に構成されている。ホルダ50は、第1分割体60A及び第2分割体60Bを開状態から閉状態とすることにより、電線部材20を外側から覆うように電線部材20に対して取り付けられる。
図2、図6に示すように、第1分割体60Aは、周方向において、ヒンジ54とは反対側に第1係合部55を有している。第2分割体60Bは、周方向において、ヒンジ54とは反対側に第2係合部56を有している。第2係合部56は、第1係合部55と係合可能に構成されている。第1分割体60A及び第2分割体60Bは、第1係合部55と第2係合部56とを係合することにより、筒状に保持される。
第1分割体60A及び第2分割体60Bはそれぞれ、係止部81を有している。係止部81は、筒状部材30の貫通孔33に対応して設けられている。係止部81はそれぞれ、可撓片82、固定凸部83を有している。可撓片82は、ホルダ50の長さ方向に沿って第1端部51に向けて延びるように形成されている。第1分割体60Aおよび第2分割体60Bには、U字状のスリット84がそれぞれ形成されている。可撓片82は、第1分割体60A及び第2分割体60Bのスリット84により包囲された部分として形成されている。可撓片82は、ホルダ50の径方向に撓むことが可能に構成されている。固定凸部83は、可撓片82からホルダ50の外側に向けて突出している。固定凸部83は、筒状部材30の内部にホルダ50が挿入された状態で、筒状部材30の貫通孔33に嵌り込む。これにより、係止部81は、ホルダ50を筒状部材30に固定する。
図4~図6に示すように、第1分割体60A及び第2分割体60Bはそれぞれ、本体部61A,61Bを有している。本体部61A,61Bはそれぞれ、半円筒状に形成されている。本体部61A,61Bはそれぞれ、外面62A,62Bと内面63A,63Bを有している。
第1分割体60Aは、第1保持部64A及び第2保持部65Aを有している。また、第2分割体60Bは、第1保持部64B及び第2保持部65Bを有している。第1保持部64A,64B及び第2保持部65A,65Bは、ホルダ50内の電線部材20を保持するために設けられている。
第1保持部64A,64Bは、第1分割体60A及び第2分割体60Bのそれぞれの第1端部51A,51Bに設けられている。第2保持部65A,65Bは、第1分割体60A及び第2分割体60Bのそれぞれの第2端部52A,52Bに設けられている。第1分割体60Aの第1保持部64A及び第2保持部65Aは、第1分割体60Aの本体部61Aの内面63Aから突出している。同様に、第2分割体60Bの第1保持部64B及び第2保持部65Bは、第2分割体60Bの本体部61Bの内面63Bから突出している。
図4に示すように、第1保持部64A,64Bは、ホルダ50内の2本の電線部材20の外周面を両側から挟むように形成されている。第1保持部64A,64Bは、ホルダ50の中心軸O1に沿った方向から視て、ホルダ50内の2本の電線部材20が並ぶ方向(図4の上下方向)に対して直交する方向に各電線部材20を挟むように配置されている。図3に示すように、各電線部材20は、第1電線21と第2電線24とを有している。図4に示すように、第1保持部64A,64Bは、2本の第1電線21の外周面を両側から挟むように配置されている。第1保持部64A,64Bはそれぞれ、2本の電線部材20(第1電線21)と接触可能な2つの接触部66A,66Bと、2つの接触部66A,66Bの間において、ホルダ50の径方向外側に向けて凹む凹部67A,67Bとを有している。このように構成される第1保持部64A,64Bは、V字状に形成されている。
図5に示すように、第2保持部65A,65Bは、ホルダ50内の2本の電線部材20を挟むように形成されている。第2保持部65A,65Bは、ホルダ50の中心軸O1に沿った方向から視て、ホルダ50内の2本の電線部材20が並ぶ方向(図5の上下方向)に対して直交する方向に各電線部材20を挟むように配置されている。図5に示すように、第2保持部65A,65Bは、2本の第2電線24の外周面を両側から挟むように配置されている。第2保持部65A,65Bはそれぞれ、2本の電線部材20(第2電線24)と接触可能な2つの接触部68A,68Bと、2つの接触部68A,68B間において、ホルダ50の径方向外側に向けて凹む凹部69A,69Bを有している。このように構成される第2保持部65A,65Bは、V字状に形成されている。
(作用効果)
次に、本実施形態のワイヤハーネス10の作用効果を説明する。
(1)ワイヤハーネス10は、筒状部材30と、筒状部材30に挿通される電線部材20と、筒状部材30内に電線部材20を保持する筒状のホルダ50と、を有する。ホルダ50は、ホルダ50の長さ方向に沿って延びる分割面で分割された第1分割体60A及び第2分割体60Bを有する。第1分割体60Aは、ホルダ50内の電線部材20を保持するための保持部64A,65Aを有する。また、第2分割体60Bは、ホルダ50内の電線部材20を保持するための保持部64B,65Bを有する。
このワイヤハーネス10によれば、第1分割体60Aに設けられた保持部64Aと、第2分割体60Bに設けられた保持部64Bとによって、ホルダ50内の電線部材20が挟み込まれるようにして保持される。また、第1分割体60Aに設けられた保持部65Aと、第2分割体60Bに設けられた保持部65Bとによって、ホルダ50内の電線部材20が挟み込まれるようにして保持される。このため、ホルダ50内での電線部材20の回転を抑制することができる。また、電線部材20を束ねる治具を用いる必要がないため、ワイヤハーネス10を容易に構成することができる。また、電線部材20を束ねる治具を調整する場合と比較して、断面形状が異なる電線部材20に対応することができるため、高い汎用性を有するホルダ50とすることができる。
(2)第1保持部64A,64Bは、第1分割体60A及び第2分割体60Bの第1端部51A,51Bに設けられ、第2保持部65A,65Bは、第1分割体60A及び第2分割体60Bの第2端部52A,52Bに設けられている。したがって、保持部64A,64B,65A,65Bは、第1分割体60Aおよび第2分割体60Bのそれぞれの両端部51A,51B,52A,52Bに設けられている。これにより、ホルダ50の長さ方向の両端部51,52で、電線部材20の回転を抑制することができる。
(3)第1分割体60Aは、半円筒状の本体部61Aと、本体部61Aの内面63Aから突出した保持部64A,65Aとを有している。また、第2分割体60Bは、半円筒状の本体部61Bと、本体部61Bの内面63Bから突出した保持部64B,65Bとを有している。第1分割体60Aと第2分割体60Bとにより円筒状のホルダ50を構成することで、電線部材20をホルダ50にて容易に覆うことができる。
(4)第1分割体60Aの保持部64A,65A、及び第2分割体60Bの保持部64B,65Bは、ホルダ50の中心軸O1に沿った方向から視て、2本の電線部材20が並ぶ方向と直交する方向に2本の電線部材20を挟むように配置されている。これにより、2本の電線部材20のそれぞれの回転を抑制することができる。
(5)ホルダ50は、第1分割体60Aと第2分割体60Bとを連結するヒンジ54を有する。第1分割体60Aと第2分割体60Bとを開状態にしてから、ヒンジ54を中心として第1分割体60Aと第2分割体60Bとを閉状態とすることで、ホルダ50内に電線部材20を容易に配置することができる。
(6)電線部材20は、第1電線21及び第2電線24と、第1電線21と第2電線24とを接続した接続部27とを有する。したがって、ホルダ50によって、電線部材20の第1電線21、第2電線24、及び接続部27を安定して保持することができる。そして、ホルダ50内部において、接続部27が移動することを好適に抑制することができる。このため、第1電線21と第2電線24との接合状態を好適に維持することができる。
(7)接続部27は、外周を被覆部材28により被覆される。ホルダ50は、接続部27を覆うように形成されている。したがって、ホルダ50によって、接続部27を覆う被覆部材28が、ホルダ50が挿入される筒状部材30に接触することを抑制することができる。被覆部材28が筒状部材30に接触する場合、振動等によって被覆部材28が摩耗することがある。本実施形態のホルダ50は、接続部27及び接続部27を覆う被覆部材28を覆うため、被覆部材28の摩耗を抑制することができる。この結果、被覆部材28の耐久性を向上させることができ、電線部材20の耐久性を向上させることができる。
(変更例)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図7に示すように、ワイヤハーネス110は、電気機器M1,M2,M3,M4を電気的に接続するように構成されてもよい。ワイヤハーネス110は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両11に搭載される。ワイヤハーネス110は、電線部材20と、電気機器M3と電気機器M4とを電気的に接続する1本又は複数本(この変更例では、2本)の電線部材120とを有している。筒状部材30及びホルダ50は、電線部材20とともに電線部材120が挿通される。ワイヤハーネス110は、例えば、筒状部材30から引き出された電線部材120を包囲する筒状の外装部材42を有している。筒状部材30及び外装部材41,42は、内部に収容した電線部材20,120を飛翔物や水滴から保護する。
図8に示すように、電線部材120は、可撓電線である。電線部材120は、例えば、低圧電線である。電線部材120は、例えば、自身に電磁シールド構造を有するシールド電線であってもよいし、自身に電磁シールドを有さないノンシールド電線であってもよい。この変更例の電線部材120は、ノンシールド電線である。電線部材120は、上記実施形態の第1電線21と同様に、剛性電線よりも可撓性に優れている。電線部材120は、例えば、剛性電線よりも高い屈曲性を有している。電線部材120は、複数の金属素線からなる芯線121と、芯線121の外周を被覆する絶縁被覆122とを有している。芯線121としては、例えば、撚線や編組部材を用いることができる。芯線121は撚線である。芯線121の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。芯線121の横断面形状は、任意の形状にすることができる。芯線121の横断面形状は、円形状に形成されている。
図8に示すように、電線部材120は、ホルダ50内において、第1保持部64A,64Bの凹部67A,67Bに配置することができる。これにより、ホルダ50は、電線部材120と共に電線部材120の回転を抑制できる。また、ホルダ50は、筒状部材30の端部のエッジから電線部材120と共に電線部材120を保護することができる。なお、ホルダ50は、図5に示すように、第2保持部65A,65Bに凹部69A,69Bを有している。電線部材120は、これらの凹部69A,69Bに配置される。したがって、ホルダ50の第2保持部65A,65Bにより、電線部材120の回転を抑制できる。
・第1保持部64A,64Bは、凹部67A,67Bを有してない形状とすることができる。第2保持部65A,65Bは、凹部69A,69Bを有していない形状とすることができる。
・上記実施形態では、筒状部材30の長さ方向の両端部31,32にホルダ50をそれぞれ設けるようにしたが、これに限定されない。例えば、筒状部材30の長さ方向の片方の端部のみにホルダ50を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、複数の接続部27を、電線部材20の長さ方向において互いにずれた位置に設けるようにしたが、これに限定されない。例えば、複数の接続部27を、電線部材20の長さ方向に揃って横並びに配置するようにしてもよい。
・上記実施形態において、ホルダ50に挿通される電線部材20,120の本数は、特に限定されるものではなく、車両11の仕様に応じて電線部材20,120の本数は変更することができる。例えば、電線部材20は、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。また、電線部材120は、例えば、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
・上記実施形態の筒状部材30は、金属製又は樹脂製の単一材質の部材に限定されない。例えば、筒状部材30は、非金属のパイプ本体に導電性のシールド層を積層又は埋設した複合形態の部材であってもよい。
・上記実施形態において、筒状部材30と外装部材41との間に、例えば分岐経路を有する外装部材を介在させるようにしてもよい。このような外装部材としては、例えば、ゴム製の防水カバーなどを用いることができる。
・上記実施形態では特に言及していないが、筒状部材30の内部に電磁シールド部材を設ける構成を採用してもよい。電磁シールド部材は、例えば、複数の電線部材20を一括して包囲するように設けられる。電磁シールド部材は、例えば、筒状部材30の内周面と電線部材20の外周面との間に設けられる。電磁シールド部材としては、例えば、可撓性を有する編組線や金属箔を用いることができる。
・車両11における電気機器M1,M2(M1~M4)の配置関係は、上記実施形態に限定されるものではなく、車両構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態において、第1端部51を含むホルダ50の一部は、筒状部材30から突出している。この突出する一部と電線部材20とにテープを巻き付けてホルダ50に電線部材20を固定することもできる。
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ワイヤハーネス
11 車両
20 電線部材
21 第1電線
22 芯線
23 絶縁被覆
24 第2電線
25 単芯線
26 絶縁被覆
27 接続部
28 被覆部材
30 筒状部材
31 第1端部
32 第2端部
33 貫通孔
34 外面
35 内面
41 外装部材
42 外装部材
50 ホルダ
51 第1端部
52 第2端部
51A 第1端部
51B 第1端部
52A 第2端部
52B 第2端部
54 ヒンジ
55 第1係合部
56 第2係合部
60A 第1分割体
60B 第2分割体
61A 本体部
61B 本体部
62A 外面
62B 外面
63A 内面
63B 内面
64A 第1保持部
64B 第1保持部
65A 第2保持部
65B 第2保持部
66A 接触部
66B 接触部
67A 凹部
67B 凹部
68A 接触部
68B 接触部
69A 凹部
69B 凹部
81 係止部
82 可撓片
83 固定凸部
84 スリット
110 ワイヤハーネス
120 電線部材
121 芯線
122 絶縁被覆
M1~M4 電気機器
O1 中心軸

Claims (6)

  1. ワイヤハーネスであって、
    筒状部材と、
    前記筒状部材に挿通される電線部材と、
    前記筒状部材内に前記電線部材を保持する筒状のホルダと、
    を有し、
    前記ホルダは、前記ホルダの長さ方向に沿って延びる分割面で分割された第1分割体及び第2分割体を有し、
    前記第1分割体及び前記第2分割体はそれぞれ、前記ホルダ内の前記電線部材を保持するための保持部を有する、
    ワイヤハーネス。
  2. 前記ホルダの長さ方向において、前記保持部は、前記第1分割体及び前記第2分割体のそれぞれの両端部に設けられている、請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記ホルダは円筒状であり、
    前記第1分割体及び前記第2分割体はそれぞれ、半円筒状の本体部と、前記本体部の内面から突出した前記保持部を有する、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記電線部材は、複数の電線部材のうちの一つであり、
    前記ホルダには、前記複数の電線部材が挿通され、
    前記第1分割体及び前記第2分割体のそれぞれの前記保持部は、前記複数の電線部材の並ぶ方向と直交する方向に前記複数の電線部材を挟むように配置されている、請求項3に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記ホルダの長さ方向から視た前記保持部の形状は、V字状である、請求項1に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記電線部材は、第1電線及び第2電線と、前記第1電線と前記第2電線とが接合された接続部とを有し、
    前記接続部は、前記ホルダ内に配置される、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
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