JP2024001577A - テンプレート、パターン形成方法、および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望のパターンを高精度で形成することが可能な、テンプレート、パターン形成方法、および半導体装置の製造方法の少なくとも一つを提供する。【解決手段】テンプレートは、主面と反対側の第1の面と、前記第1の面に設けられた凹凸部を含む第1のパターンと、を有する第1の領域と、前記第1の領域の周りに設けられ、主面と反対側の第2の面と、第2の面から突出する凸部を含む第2のパターンと、第2の面および第2のパターンに設けられた光学層と、を有し、前記第2の面が前記凹凸部の最底面よりも主面側に位置する、第2の領域と、を具備する。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、テンプレート、パターン形成方法、および半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造方法において、ナノインプリントリソグラフィ(NIL)を用いて微細なパターンを形成する技術が知られている。
実施形態の発明が解決しようとする課題は、所望のパターンを高精度で形成することが可能な、テンプレート、パターン形成方法、および半導体装置の製造方法の少なくとも一つを提供することである。
実施形態のテンプレートは、主面と反対側の第1の面と、前記第1の面に設けられた凹凸部を含む第1のパターンと、を有する第1の領域と、前記第1の領域の周りに設けられ、主面と反対側の第2の面と、第2の面から突出する凸部を含む第2のパターンと、第2の面および第2のパターンに設けられた光学層と、を有し、前記第2の面が前記凹凸部の最底面よりも主面側に位置する、第2の領域と、を具備する。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。図面に記載された各構成要素の厚さと平面寸法との関係、各構成要素の厚さの比率等は現物と異なる場合がある。また、実施形態において、実質的に同一の構成要素には同一の符号を付し適宜説明を省略する。
NILを用いたパターン形成方法では、対象物の上に設けられた紫外性硬化樹脂等のインプリント材料の塗布層の上に型(テンプレート)を押しつけ、紫外光等の光を照射して塗布層を硬化させて、デバイスパターンをインプリント材料層に転写する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のテンプレートの構造例を説明するための斜視模式図である。図2は、第1のテンプレートの構造例を説明するための断面模式図である。図1および図2は、X軸と、X軸に直交するY軸と、X軸およびY軸のそれぞれに直交するZ軸と、を示す。図2は、図1に示す線分A1-A2における断面の一部を示す。
図1は、第1の実施形態のテンプレートの構造例を説明するための斜視模式図である。図2は、第1のテンプレートの構造例を説明するための断面模式図である。図1および図2は、X軸と、X軸に直交するY軸と、X軸およびY軸のそれぞれに直交するZ軸と、を示す。図2は、図1に示す線分A1-A2における断面の一部を示す。
テンプレート10は、図1および図2に示すように、メサMSを含む表面1aと、凹部COを含む表面1bと、を有する基材1を具備する。メサMSは、デバイスパターンが形成される部分である。表面1aは、領域P1と、領域P2と、領域P3と、を有する。領域P1および領域P2は、メサMSを形成する領域である。領域P3は、表面1aのメサMSの周辺領域である。メサMSの平面形状は、特に限定されないが、例えば長方形状である。表面1bは、主面である。
図3は、第1の実施形態のテンプレート10の構造例を説明するための断面模式図である。図3は、テンプレート10のX軸と、テンプレート10のZ軸と、を含む断面を示す。図4は、図3の一部を示す拡大模式図である。なお、図3の基材1の下側は、基材1の上部を表し、図3の基材1の上側は、基材1の下部を表す。
基材1は、塗布層を硬化させるための光に対して第1の光学定数を有する第1の材料を含有する。第1の材料は、例えば石英を含む。基材1は、上記光を透過することが好ましい。
領域P1は、図3に示すように、面11と、凹凸部12と、を有する。面11は、表面1bの反対側に設けられる。面11は、加工前の基材1の最表面に相当する。凹凸部12は、面11に設けられる。
凹凸部12は、デバイスパターンを形成する。デバイスパターンは、NILを用いたパターン形成方法により転写されるパターンであって、半導体装置の少なくとも一つの構成要素を形成するためのパターンである。デバイスパターンの形状は、特に限定されない。凹凸部12の底面121からの凸部の高さH1、および凸部の幅W1のそれぞれは、特に限定されないが、例えば500nm未満である。底面121は、凹凸部12に含まれる凹部のうち、最も深い凹部の最底面である。
領域P2は、図3に示すように、X-Y平面から見て領域P1の周りに設けられる。領域P2は、図3に示すように、面13と、凸部14と、光学層21(21a、21b、21c)と、を有する。
面13は、表面1bの反対側に設けられる。面13は、図4に示すように、面11を基準面としたときに凹凸部12の底面121よりも下方(表面1b側)に設けられる。これにより、テンプレート10を塗布層に押し付けて凹凸部12が塗布層に接触するときに、塗布層が面13に接触しないようにすることができる。メサMSを1段で形成する場合、面13は、例えば領域P2の周縁部(メサMSの周縁部)よりも内側に設けられ、領域P2の周縁部には重ならない。面11の面13からの高さH3は、特に限定されないが、例えば1μm以上5μm以下である。
凸部14は、面13から突出して設けられる。凸部14は、ダミーパターンを形成する。ダミーパターンの形状は、凸部14を有する形状であれば、特に限定されない。ダミーパターンの例は、ラインアンドスペースパターンやピラーパターン等が挙げられる。
図5および図6は、ダミーパターンのレイアウト例を示す上面模式図である。図5に示すダミーパターンは、ラインアンドスペースパターンの例であり、領域P1の四方に配置された直線状の複数の凸部14を有し、領域P1の各辺に平行な方向に2つの直線状の凸部14が延在する。図6に示すダミーパターンは、ピラーパターンの例であり、領域P1の四方に配置されたピラー状の複数の凸部14を有し、領域P1の各辺に平行な方向にピラー状の14個の凸部14が2列に配列している。
凸部14の幅W2は、特に限定されないが、例えば0.1μm以上5μm以下である。図4において、凸部14の上面の面13からの高さH3は、特に限定されないが、例えば1μm以上5μm以下である。図4は、面11の面13からの高さが凸部14の上面の面13からの高さと同じ高さH3を有する例を示すが、両方の高さが異なっていてもよい。例えば、凸部14の上面の面13からの高さは、面11の面13からの高さ未満であってもよい。
光学層21は、塗布層を硬化させるための光に対して上記第1の光学定数と異なる第2の光学定数を有する第2の材料を含有する。第2の材料は、クロム、モリブデン、タンタル、タングステン、ジルコニウム、およびチタンからなる群より選ばれる少なくとも一つを有する。光学層21a、21b、21cの第2の材料は、それぞれ同じでもよいし、異なっていてもよい。光学層21は、例えば上記光を反射する遮光層により形成されることが好ましい。光学層21を設けることにより、テンプレートを塗布層に押し付けて硬化させるときに領域P2に重なる部分の硬化を抑制できる。
光学層21aは、面13に接して設けられる。光学層21bは、凸部14の上面に接して設けられる。光学層21cは、面15の上の領域P2の端部からX軸方向およびY軸方向に延在する。光学層21は、領域P2には設けられるが、領域P1には設けられない。すなわち、面13は、光学層21に接しているのに対し、面11および凹凸部12の表面は、光学層21に接しておらず、露出面を形成する。光学層21は、少なくとも面13上の凸部14と面11との間に設けられることが好ましい。光学層21の厚さは、凸部14の面13からの高さよりも小さいことが好ましい。クロムを含有する場合の光学層21の厚さは、例えば15nm以上である。
領域P3は、領域P2の周りに設けられる。図3は、図1および図2に示す領域P3の一部を示す。領域P3は、面15を有する。面15は、表面1bの反対側に設けられる。面15は、面11を基準面として面13よりも下方(表面1b側)に設けられる。面13の面15からの高さH2は、特に限定されないが、例えば10μm以上50μm以下である。面11の面15からの高さH4は、高さH2と高さH3との和に相当する。
次に、第1の実施形態のテンプレート10を用いたパターン形成方法について説明する。図7は、パターン形成方法を説明するための模式図である。図7は、対象物100と、対象物100上の塗布層102と、テンプレート10と、を示す。
パターン形成方法では、まず対象物100の上に塗布層102を形成する。対象物100は、例えば半導体基板上に複数の膜を積層することにより形成された積層体である。対象物100の構成は、特に限定されない。塗布層102は、紫外性硬化樹脂等のインプリント材料(レジスト材料)を有する。塗布層102は、例えばスピンコート法等の塗布法を用いてインプリント材料を対象物100の表面に塗布することにより形成可能である。NILを用いたパターン形成方法において、塗布層102は、微細パターン内に充填させる必要があるため、流動性を有する状態で対象物100の上に供給される。
NILを用いたパターン形成方法により良好な微細パターンを転写するためには、インプリント材料の過不足ない供給が重要である。インプリント材料を対象物の上に供給する方法としては、インクジェット法および塗布法の2つに大別される。インクジェット法によるインプリント材料の供給は、テンプレートに形成されたデバイスパターンに応じて、微小なレジスト液滴の配置と量を調整することにより、インプリント材料を過不足なく対象物上の押印面に供給できる一方、インクジェットによるインプリント材料の滴下シーケンスを何度も実施する必要があるため、スループットが上がりにくく、またインプリント材料上のインプリント材料の液滴をテンプレートで押しつぶすことでデバイスパターン内にインプリント材料を供給させる方法であるため、特に短時間での充填時には雰囲気気相による気泡が発生しやすい。
一方、塗布法ではインプリント材料をスピンコートにより対象物上に一括供給するため、一連の押印シーケンスに必要な処理時間が短くスループットを上げることが可能で、対象物上に均一にインプリント材料を供給できることから、気泡が発生しにくい。欠陥低減とスループット改善が同時に見込める塗布法を用いたインプリント材料は、NILを用いたパターン形成方法の量産適用に向けた技術の一つである。
次に、塗布層102の複数の領域102aのそれぞれに対し、例えば図7の矢印に沿う順番で、テンプレート10を押しつけて領域102aを成形し、成形された領域102aにテンプレート10を押し付けたまま光を照射することにより領域102aを硬化させる。複数の領域102aのそれぞれは、1回の成形・硬化工程においてテンプレート10の領域P1が押し当てられる部分である。テンプレート10および対象物100の少なくとも一つは、図示しない駆動装置を用いて駆動が制御される。
図8は、テンプレート10を用いた成形・硬化工程の例を説明するための模式図である。図8は、成形・硬化工程により先に硬化された領域102a(領域102a1)と、成形・硬化工程前であって次に硬化される領域102a(領域102a2)と、領域102a1と領域102a2との間の領域102bと、を有する塗布層102の断面を示す。領域102bは、テンプレート10の領域P1が押し当てられない、パターンが形成されない部分である。
先に硬化された領域102a1と次に硬化される領域102a2との間隔が短い場合、領域102a2にテンプレート10を押し当てたときに領域102a1にテンプレート10(例えばメサMSの部分)が接触しやすくなる。領域102a1は、硬化されているため、テンプレート10が領域102a1に接触すると、例えばテンプレート10が傾いて領域102a2を所望の形状に成形することが困難となる。これに対し、領域102bを設けることにより、領域102a1と領域102a2との間隔を広げることができるため、領域102a2にテンプレート10を押し当てたときに領域102a1にテンプレート10が接触することを抑制できる。領域102bは、複数の領域102aの一つと複数の領域102aの他の一つとの間に設けられ、図7に示すように、X-Y平面から見て複数の領域102aの少なくとも一つを囲むように、格子状に延在してもよい。
図9および図10は、テンプレート10の形状の塗布層102に接触させたときの、テンプレート10の形状の違いによる塗布層102の形状の違いを説明するための模式図である。図9および図10は、塗布層102と、テンプレート10と、を示す。
仮に、テンプレート10が領域P2を有しておらず、領域P1と領域P3とを有する場合、図9に示すように、テンプレート10を領域102a2に押し当てたときに領域P1が領域102a1に接触する。このとき、硬化されていない領域102bのインプリント材料は、表面張力により領域P1側に吸い寄せられ、窪み122が形成される。窪み122が深いと領域102bが薄くなる原因となる。この場合、例えば塗布層102の硬化層を用いて対象物100を加工する場合において、対象物100の加工精度が低下する場合がある。
これに対し、テンプレート10が領域P2を有する場合、図10に示すように、テンプレート10を領域102aに押し当てたときに領域P1が領域102a2に接触して領域102a2が成形されるとともに、面13が領域102a1、領域102a2、および領域102bに接触することなく凸部14が領域102aに接触する。凸部14は、領域102aに接しているだけであり、凸部14に接触するインプリント材料は、留まりやすい。よって、表面張力によるインプリント材料の吸い寄せを抑制して窪み122を小さくまたは無くすことができる。よって、硬化後の領域102bの厚さの低下を抑制できる。よって、所望のデバイスパターンを高精度で形成することができる。
図11および図12は、テンプレート10を用いた成形・硬化工程の例を説明するための模式図である。その後、成形された領域102a2にテンプレート10を押し付けたまま光を照射することにより、図11に示すように、領域102a2を硬化させる。このとき、光学層21により、領域102bの硬化を抑制できる。全ての領域102aを順に成形・硬化した後に、図12に示すように、領域102bに光を照射して領域102bを硬化させる。これにより、領域102aにデバイスパターンを転写できる。以上が第1の実施形態のパターン形成方法の説明である。
次に、図3に示すテンプレート10の製造方法例について、図13ないし図24を参照して説明する。図13ないし図24は、図3に示すテンプレート10の製造方法を説明するための断面模式図である。
まず、図13に示すように、基材1の面11の上にレジストマスク層31を形成する。レジストマスク層31は、領域P1および領域P2を覆い、領域P3を露出させる。レジストマスク層31は、例えばNILを用いたパターン形成方法を用いて形成可能である。
次に、レジストマスク層31をマスクとして用いたエッチングにより基材1の一部を厚さ方向に除去することにより、図14に示すように、領域P1および領域P2を含むメサMSと、面15と、を形成するとともに、レジストマスク層31を除去する。基材1は、例えば反応性イオンエッチング(RIE)またはドライエッチング等の異方性エッチングにより部分的に除去可能である。基材1を加工するドライエッチングは、例えばトリフルオロメタン(CHF3)ガスを用いた誘導結合プラズマ-反応性イオンエッチングである。
次に、図15に示すように、面11および面15の上にハードマスク層32を形成し、ハードマスク層32の上にレジストマスク層33を形成する。
ハードマスク層32は、基材1を加工するためのハードマスクとしての機能を有する。ハードマスク層32は、例えばクロムを含有する。ハードマスク層32は、例えばスパッタリングや原子層堆積法(ALD)を用いて形成可能である。
レジストマスク層33は、ハードマスク層32を加工するためのレジストマスクとしての機能を有する。レジストマスク層33は、ハードマスク層32における領域P2の面11の一部の領域と重なる部分を露出させるパターンを有する。レジストマスク層33は、例えばNILを用いたパターン形成方法を用いて形成される。
次に、ハードマスク層32の露出部を除去し、ハードマスク層32およびレジストマスク層33をマスクとして用いたエッチングにより基材1の一部を厚さ方向に除去することにより、図16に示すように、領域P2に面13と凸部14とを含むダミーパターンを形成するとともにレジストマスク層33を除去する。基材1は、例えばRIEやドライエッチング等を用いて部分的に除去可能である。
次に、図17に示すように、ハードマスク層32を除去する。ハードマスク層32は、例えばエッチングにより除去可能である。
次に、図18に示すように、面11、面13、凸部14、および面15の上に光学層21を形成する。
光学層21は、基材1を加工するためのハードマスクとしての機能を有する。光学層21は、例えばハードマスク層32に適用可能な材料または方法を用いて形成可能である。
次に、図19に示すように、光学層21の上にレジストマスク層35を形成する。
レジストマスク層35は、光学層21を加工するためのレジストマスクとしての機能を有する。レジストマスク層35は、光学層21における領域P1の凹凸部12が形成される領域と重なる部分を露出させるパターンを有する。レジストマスク層35は、例えばNILを用いたパターン形成方法を用いて形成される
次に、光学層21の露出部を除去し、光学層21およびレジストマスク層35をマスクとして用いたエッチングにより基材1の一部を厚さ方向に除去することにより、図20に示すように、領域P1に凹凸部12を含むデバイスパターンを形成するとともにレジストマスク層35を除去する。基材1は、RIEやドライエッチング等を用いて部分的に除去可能である。
次に、図21に示すように、光学層21の上にレジストマスク層36を形成する。
レジストマスク層36は、光学層21を加工するためのレジストマスクとしての機能を有する。レジストマスク層36は、光学層21における領域P1の凹凸部12と重なる部分を露出させ、領域P2の面13および凸部14を覆うとともに領域P3の一部を露出させるパターンを有する。レジストマスク層36は、例えばNILを用いたパターン形成方法を用いて形成される。
次に、レジストマスク層36をマスクとして用いたエッチングにより基材1の一部を厚さ方向に除去することにより、図22に示すように、光学層21の露出部を除去して光学層21a、光学層21b、光学層21cを形成するとともに、レジストマスク層36を除去する。基材1は、例えばRIEやドライエッチング等を用いて部分的に除去可能である。なお、凹凸部12の露出部においてエッチングにより基材1の一部が除去されると、図21に示す凹部の深さは図21に示す凹凸部12の凹部の深さよりも大きいが、図22では、便宜のため、図示を省略する。
なお、図20に示すように光学層21およびレジストマスク層35を用いて凹凸部12を形成し、レジストマスク層35を除去した後で、図21に示すようにレジストマスク層36を形成する前に、図23に示すように光学層21の上に光学層21と同じ材料を堆積させることにより光学層21を厚くし、その後、図24に示すようにレジストマスク層36をマスクとして用いたエッチングにより光学層21の露出部を除去して光学層21a、光学層21b、光学層21cを形成するとともに、レジストマスク層36を除去してもよい。これにより、例えば、光学層21aを面11と略同等な高さとすることができ、光学層21aに相当するアライメントマークを同時に形成することも可能となる。なお、図23において、光学層21を厚くする際に、凹凸部12の凹部にも光学層21と同じ材料が堆積されるが、その後、図24に示す工程によって除去される。
次に、第1の実施形態のテンプレート10の変形例について図25ないし図28を参照して説明する。図25ないし図28は、第1の実施形態のテンプレート10の変形例を説明するための断面模式図である。なお、図25ないし図28に示すテンプレート10の各部分で、図3に示すテンプレート10に相当する部分は、図3に示すテンプレート10の説明を必要に応じて適宜援用できる。
図25に示すテンプレート10は、図3に示すテンプレート10と比較して光学層21cが無い点が異なる。図26に示すテンプレート10は、図3に示すテンプレート10と比較して光学層21bおよび光学層21cが無い点が異なる。図27に示すテンプレート10は、図3に示すテンプレート10と比較して光学層21bが無い点が異なる。図10に示す領域102a2を硬化させるときに領域102bの硬化を抑制するためには、少なくとも光学層21aを有していればよい。
光学層21bおよび光学層21cは、例えば加工に用いられるレジストマスク層35のパターン形状を調整することによりエッチングにより除去可能である。また、光学層21bは、図21に示すようにレジストマスク層36を形成した後、図28に示すように、レジストマスク層36を厚さ方向に沿って部分的に除去して光学層21の凸部14と重なる部分を露出させ、その後光学層21の露出部を除去することにより形成されてもよい。
(第2の実施形態)
図29は、第2の実施形態のテンプレートの構造例を説明するための斜視模式図である。図30は、第2の実施形態のテンプレートの構造例を説明するための断面模式図である。図29および図30は、X軸と、X軸に直交するY軸と、X軸およびY軸のそれぞれに直交するZ軸と、を示す。図29および図30に示す線分A1-A2における断面の一部を示す。
図29は、第2の実施形態のテンプレートの構造例を説明するための斜視模式図である。図30は、第2の実施形態のテンプレートの構造例を説明するための断面模式図である。図29および図30は、X軸と、X軸に直交するY軸と、X軸およびY軸のそれぞれに直交するZ軸と、を示す。図29および図30に示す線分A1-A2における断面の一部を示す。
図29および図30に示すテンプレート10は、図1および図2に示すテンプレート10と比較して、表面1aから突出するメサ部MS1と、表面1aから突出するとともにメサ部MS1より下方(表面1b側)に設けられたメサ部MS2と、を有する点が異なる。メサ部MS1およびメサ部MS2は、メサMSを形成する。図1および図2に示すテンプレート10の各部分に相当する図29および図30に示すテンプレート10の部分は、図1および図2に示すテンプレート10の部分の説明を必要に応じて援用できる。
図31は、第2の実施形態のテンプレート10の構造例を説明するための断面模式図である。図31は、テンプレート10のX軸と、テンプレート10のZ軸と、を含む断面を示す。図32は、図31の一部を示す拡大模式図である。なお、図31の基材1の下側は、基材1の上部を表し、図31の基材1の上側は、基材1の下部を表す。
領域P1は、メサ部MS1に相当する。領域P2は、メサ部MS2に相当する。領域P2は、図29に示すように、X-Y平面から見て領域P1の周りに設けられる。領域P2は、図28に示すように、面13と、凸部14と、光学層21(21a、21b、21d)と、を有する。
面13は、図28に示すように、面11を基準面としたときに凹凸部12の底面121よりも下方(表面1b側)に設けられる。これにより、テンプレートを塗布層に押し付けて凹凸部12が塗布層に接触するときに、塗布層が面13に接触しないようにすることができる。第2の実施形態のようにメサ部MS1とメサ部MS2とを設ける場合、面13は、凸部14と面11との間の領域から凸部14と面15との間の領域まで延在し、さらに領域P2の周縁部(メサMS2の周縁部)まで延在する。面13のその他の説明は、第1の実施形態の面13の説明を必要に応じて適宜援用できる。
凸部14は、面13から突出して設けられる。凸部14は、ダミーパターンを形成する。ダミーパターンの形状は、凸部14を有する形状であれば、特に限定されない。ダミーパターンの例は、ラインアンドスペースパターンやピラーパターン等が挙げられる。ダミーパターンは、第1の実施形態と同様に、図5および図6に示すレイアウトを有していてもよい。凸部14のその他の説明は、第1の実施形態の凸部14の説明を必要に応じて適宜援用できる。
光学層21aは、面13に接して設けられる。光学層21bは、凸部14の上面に接して設けられる。光学層21dは、面13上の凸部14と領域P3との間に設けられる。光学層21aおよび光学層21dは、連続する一つの膜であってもよい。光学層21は、領域P2には設けられるが、領域P1には設けられない。すなわち、面13は、光学層21に接しているのに対し、面11および凹凸部12の表面は、光学層21に接しておらず、露出面を形成する。光学層21は、少なくとも面13上の凸部14と面11との間に設けられることが好ましい。光学層21は、第1の実施形態の光学層21に適用可能な第2の材料を含有する。光学層21a、21b、21dの第2の材料は、それぞれ同じでもよいし、異なっていてもよい。光学層21のその他の説明は、第1の実施形態の光学層21の説明を必要に応じて適宜援用できる。
領域P3は、領域P2の周りに設けられる。領域P3は、面15を有する。面15は、面11を基準面として面13よりも下方(表面1b側)に設けられる。領域P3のその他の説明は、第1の実施形態の領域P3の説明を必要に応じて適宜援用できる。
次に、第2の実施形態のテンプレート10を用いたパターン形成方法について説明する。パターン形成方法では、第1の実施形態のパターン形成方法と同様に、まず対象物100の上に塗布層102を形成し、塗布層102の複数の領域102aのそれぞれに対し、例えば所定の順番で、テンプレート10を押しつけて領域102aを成形し、成形された領域102aにテンプレート10を押し付けたまま光を照射することにより領域102aを硬化させる。
図33は、テンプレート10を塗布層102に接触させたときの塗布層102の変化を説明するための模式図である。図33は、塗布層102と、テンプレート10と、を示す。図33に示される部分で、図10に示される部分に対応する部分は、図10に示される部分の説明を必要に応じて適宜援用できる。
テンプレート10が領域P2を有する場合、図33に示すように、テンプレート10を領域102aに押し当てたときに領域P1が領域102a2に接触して領域102a2が成形されるとともに、面13が領域102a1、領域102a2、および領域102bに接触することなく凸部14が領域102aに接触する。これにより、凸部14に接触するインプリント材料は、留まりやすく、表面張力によるインプリント材料の吸い寄せを抑制して窪み122を小さくまたは無くすことができる。よって、硬化後の領域102bの厚さの低下を抑制できる。よって、所望のデバイスパターンを高精度で形成することができる。
第1の実施形態のパターン形成方法と同様に、その後、成形された領域102a2にテンプレート10を押し付けたまま光を照射することにより、領域102a2を硬化させる。このとき、光学層21により、領域102bの硬化を抑制できる。全ての領域102aを順に成形・硬化した後に、領域102bに光を照射して領域102bを硬化させる。これにより、領域102aにデバイスパターンを転写できる。以上が第2の実施形態のパターン形成方法の説明である。
次に、図31に示すテンプレート10の製造方法例について、図34ないし図45を参照して説明する。図34ないし図45は、図31に示すテンプレート10の製造方法を説明するための断面模式図である。
まず、図34に示すように、基材1の面11の上にレジストマスク層31を形成する。レジストマスク層31は、領域P1および領域P2を覆い、領域P3を露出させる。図34に示すレジストマスク層31のその他の部分は、第1の実施形態のレジストマスク層31の説明を必要に応じて適宜援用できる。
次に、レジストマスク層31をマスクとして用いたエッチングにより基材1の一部を厚さ方向に除去することにより、図35に示すように、領域P1および領域P2を含むメサMSと、面15と、を形成するとともに、レジストマスク層31を除去する。基材1は、例えば第1の実施形態と同様の方法を用いて部分的に除去可能である。
次に、図36に示すように、面11および面15の上にハードマスク層32を形成し、ハードマスク層32の上にレジストマスク層33を形成する。ハードマスク層32は、第1の実施形態のハードマスク層32の説明を必要に応じて適宜援用できる。
レジストマスク層33は、ハードマスク層32における領域P2の面11の一部の領域と重なる部分を露出させるパターンを有する。図36に示すレジストマスク層33のその他の部分は、第1の実施形態のレジストマスク層33の説明を適宜援用できる。
次に、ハードマスク層32の露出部を除去し、ハードマスク層32およびレジストマスク層33をマスクとして用いたエッチングにより基材1の一部を厚さ方向に除去することにより、図37に示すように、領域P2に面13と凸部14とを含むダミーパターンを形成するとともにレジストマスク層33を除去する。これにより、メサ部MS1とメサ部MS2を形成できる。基材1は、例えば第1の実施形態と同様の方法を用いて部分的に除去可能である。
次に、図38に示すように、ハードマスク層32を除去する。ハードマスク層32は、例えば第1の実施形態と同様の方法を用いて除去可能である。
次に、図39に示すように、面11、面13、凸部14、および面15の上に光学層21を形成する。図39に示す光学層21は、第1の実施形態の光学層21の説明を必要に応じて適宜援用できる。
次に、図40に示すように、光学層21の上にレジストマスク層35を形成する。図40に示すレジストマスク層35は、第1の実施形態のレジストマスク層35の説明を必要に応じて適宜援用できる。
次に、光学層21の露出部を除去し、光学層21およびレジストマスク層35をマスクとして用いたエッチングにより基材1の一部を厚さ方向に除去することにより、図41に示すように、領域P1に凹凸部12を含むデバイスパターンを形成するとともにレジストマスク層35を除去する。基材1は、例えば第1の実施形態と同様の方法を用いて部分的に除去可能である。
次に、図42に示すように、光学層21の上にレジストマスク層36を形成する。レジストマスク層36の説明は、第1の実施形態のレジストマスク層36の説明を必要に応じて適宜援用できる。
次に、レジストマスク層36をマスクとして用いたエッチングにより基材1の一部を厚さ方向に除去することにより、図43に示すように、光学層21の露出部を除去して光学層21a、光学層21b、光学層21dを形成するとともに、レジストマスク層36を除去する。基材1は、例えば第1の実施形態と同様の方法を用いて部分的に除去可能である。なお、凹凸部12の露出部においてエッチングにより基材1の一部が除去されると、図42に示す凹部の深さは図43に示す凹凸部12の凹部の深さよりも大きいが、図22では、便宜のため、図示を省略する。
なお、図41に示すように光学層21およびレジストマスク層35を用いて凹凸部12を形成し、レジストマスク層35を除去した後で、図42に示すようにレジストマスク層36を形成する前に、図44に示すように光学層21の上に光学層21と同じ材料を堆積させることにより光学層21を厚くし、その後、図45に示すようにレジストマスク層36をマスクとして用いたエッチングにより光学層21の露出部を除去して光学層21a、光学層21b、光学層21dを形成するとともに、レジストマスク層36を除去してもよい。これにより、例えば、光学層21aを面11と略同等な高さとすることができ、光学層21aに相当するアライメントマークを同時に形成することも可能となる。なお、図41において、光学層21を厚くする際に、凹凸部12の凹部にも光学層21と同じ材料が堆積されるが、その後、図45に示す工程によって除去される。
次に、第2の実施形態のテンプレートの構造例の変形例について図46ないし図49を参照して説明する。図46ないし図49は、第2の実施形態のテンプレートの構造例の変形例を説明するための断面模式図である。なお、図46ないし図49に示すテンプレート10の各部分で、図31に示すテンプレート10に相当する部分は、図31に示すテンプレート10の説明を必要に応じて適宜援用できる。
図46に示すテンプレート10は、図31に示すテンプレート10と比較して光学層21dが無い点が異なる。図47に示すテンプレート10は、図31に示すテンプレート10と比較して光学層21bおよび光学層21dが無い点が異なる。図48に示すテンプレート10は、図31に示すテンプレート10と比較して光学層21bが無い点が異なる。図33に示す領域102a2を硬化させるときに領域102bの硬化を抑制するためには、少なくとも光学層21aの凸部14と面11との間の領域を有していればよい。
光学層21bおよび光学層21dは、例えば加工に用いられるレジストマスク層35のパターン形状を調整することによりエッチングにより除去可能である。また、光学層21bは、図42に示すようにレジストマスク層36を形成した後、図49に示すように、レジストマスク層36を厚さ方向に沿って部分的に除去して光学層21の凸部14と重なる部分を露出させ、その後光学層21の露出部を除去することにより形成されてもよい。
(第3の実施形態)
図50および図51は、半導体装置の製造方法を説明するための断面模式図である。第1の実施形態および第2の実施形態のパターン形成方法を用いて形成された塗布層102の硬化層を用いて対象物100の一部を加工することにより、図51に示すように、例えば凹部100aを形成する。対象物100は、例えばドライエッチングにより対象物100を構成する積層を部分的に除去することにより加工される。加工後の対象物100の形状は、デバイスパターンの形状に応じて決まる。
図50および図51は、半導体装置の製造方法を説明するための断面模式図である。第1の実施形態および第2の実施形態のパターン形成方法を用いて形成された塗布層102の硬化層を用いて対象物100の一部を加工することにより、図51に示すように、例えば凹部100aを形成する。対象物100は、例えばドライエッチングにより対象物100を構成する積層を部分的に除去することにより加工される。加工後の対象物100の形状は、デバイスパターンの形状に応じて決まる。
次に、図52に示すように、対象物100上に膜(被加工膜)を成膜し、膜を加工することにより凹部100aに層151を形成する。層151は、例えば金属材料を含有する導電層である。層151は、例えば埋め込み配線としての機能を有する。
以上のように、本実施形態の半導体装置の製造方法の例は、第1の実施形態および第2の実施形態のいずれかのパターン形成方法により形成された塗布層の硬化層を用いて対象物100を加工することにより、半導体装置を製造できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…基材、1a…表面、1b…表面、10…テンプレート、11…面、12…凹凸部、13…面、14…凸部、15…面、21…光学層、21a…光学層、21b…光学層、21c…光学層、21d…光学層、31…レジストマスク層、32…ハードマスク層、33…レジストマスク層、35…レジストマスク層、36…レジストマスク層、100a…凹部、101…対象物、102…塗布層、102a…領域、102a1…領域、102a2…領域、102b…領域、121…底面、122…窪み、151…層、CO…凹部、MS…メサ、MS1…メサ部、MS2…メサ部、P1…領域、P2…領域、P3…領域。
Claims (12)
- 主面と反対側の第1の面と、前記第1の面に設けられた凹凸部を含む第1のパターンと、を有する第1の領域と、
前記第1の領域の周りに設けられ、前記主面と反対側の第2の面と、前記第2の面から突出する凸部を含む第2のパターンと、前記第2の面および前記第2のパターンに設けられた光学層と、を有し、前記第2の面が前記凹凸部の最底面よりも前記主面側に位置する、第2の領域と、
を具備する、テンプレート。 - 前記第2の領域の周りに設けられ、前記主面と反対側の第3の面を有する第3の領域をさらに具備し、
前記第2の面は、前記第3の面よりも突出する、請求項1に記載のテンプレート。 - 前記光学層は、前記第2の面上の、前記凸部と前記第1の領域との間に設けられる、請求項1に記載のテンプレート。
- 前記光学層は、クロム、モリブデン、タンタル、タングステン、ジルコニウム、およびチタンからなる群より選ばれる少なくとも一つを有する、請求項1に記載のテンプレート。
- 前記第2のパターンは、ピラーパターンまたはラインアンドスペースパターンである、請求項1に記載のテンプレート。
- 前記第1のパターンはデバイスパターンであり、前記第2のパターンはダミーパターンである、請求項1に記載のテンプレート。
- テンプレートを用いたパターン形成方法であって、
前記テンプレートは、
主面と反対側の第1の面と、前記第1の面に設けられた凹凸部を含む第1のパターンと、を有する第1の領域と、
前記第1の領域の周りに設けられ、前記主面と反対側の第2の面と、前記第2の面から突出する凸部を含む第2のパターンと、前記第2の面および前記第2のパターンに設けられた光学層と、を有し、前記第2の面が前記凹凸部の最底面よりも前記主面側に位置する、第2の領域と、
を具備し、
前記パターン形成方法は、
対象物の上にインプリント材料を塗布することにより、前記対象物上の第1の部分と、前記対象物上の第2の部分と、を有する塗布層を形成し、
前記テンプレートを前記塗布層に押しつけ、前記凹凸部を前記第2の部分に接触させ、前記第2の面を前記第1の部分および前記第2の部分に接触させることなく前記凸部を前記第1の部分に接触させ、前記接触後の前記第2の部分を硬化させることにより、前記第1のパターンを前記第2の部分に転写する、
パターン形成方法。 - 前記第1のパターンを前記第2の部分に転写した後に前記第1の部分を硬化させる、請求項7に記載のパターン形成方法。
- 前記第1のパターンはデバイスパターンであり、前記第2のパターンはダミーパターンである、請求項7に記載のパターン形成方法。
- テンプレートを用いた半導体装置の製造方法であって、
前記テンプレートは、
主面と反対側の第1の面と、前記第1の面に設けられた凹凸部を含む第1のパターンと、を有する第1の領域と、
前記第1の領域の周りに設けられ、前記主面と反対側の第2の面と、前記第2の面から突出する凸部を含む第2のパターンと、前記第2の面および前記第2のパターンに設けられた光学層と、を有し、前記第2の面が前記凹凸部の最底面よりも前記主面側に位置する、第2の領域と、
を具備し、
前記製造方法は、
対象物の上にインプリント材料を塗布することにより、前記対象物上の第1の部分と、前記対象物上の第2の部分と、を有する塗布層を形成し、
前記テンプレートを前記塗布層に押しつけ、前記凹凸部を前記第2の部分に接触させ、前記第2の面を前記第1の部分および前記第2の部分に接触させることなく前記凸部を前記第1の部分に接触させ、前記接触後の前記第2の部分を硬化させることにより、前記第1のパターンを前記第2の部分に転写する、
半導体装置の製造方法。 - 前記第1のパターンを前記第2の部分に転写した後に前記第1の部分を硬化させる工程をさらに具備する、請求項10に記載の製造方法。
- 前記第1のパターンはデバイスパターンであり、前記第2のパターンはダミーパターンである、請求項10に記載の製造方法。
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