JP2024000902A - 台車搬送補助車 - Google Patents

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JP2024000902A JP2022099883A JP2022099883A JP2024000902A JP 2024000902 A JP2024000902 A JP 2024000902A JP 2022099883 A JP2022099883 A JP 2022099883A JP 2022099883 A JP2022099883 A JP 2022099883A JP 2024000902 A JP2024000902 A JP 2024000902A
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【課題】底面の一端部に下方に突出したフックが設けられた台車の搬送を補助する台車搬送補助車において、台車が脱落することを回避しながらも台車を安定して搬送する。【解決手段】互いに並行して配置され、台車の底面の下方に差し込まれて台車が載置される長尺状の2つの荷台部20と、2つの荷台部20の長尺方向における一方の端部と連結部40を介して連結し、荷台部20を移動させるパワーアシスト車10と、2つの荷台部20間の連結部40側に配置され、連結部40側に空隙60を形成するとともに、荷台部20の上面と同じ高さとなる第1の状態と、第1の状態から下方に退避した第2の状態とに変位可能に構成され、第1の状態にてフックを空隙60に保持するストッパー30とを有し、荷台部20の連結部40側とは反対側から、フックが2つの荷台部20間を移動していくようにして、台車の底面の下方に荷台部20が差し込まれていく。【選択図】図1

Description

本発明は、台車の搬送を補助する台車搬送補助車に関する。
従来より、スーパーマーケット等の小売販売店や物流センター、あるいは工場等においては、商品や物品、部品を搬送したり保管したりするために、床面上に金属製のパイプが起立してなる台車が利用されている。このような台車は、積載される物品等のサイズや、運搬トラックの貨物室のサイズに応じて適宜選定されており、その移動は人力で行われていることが多い。ところが、人力での台車の移動は、特に積載される物品等の総重量が大きな場合、取り回しが困難となるばかりでなく、事故が発生する虞もある。
近年、このような台車の搬送を補助する様々な搬送補助車が考えられ、例えば、特許文献1~3に開示されている。
特許文献1,2に開示されたものは、上方に突出した引っ掛け具を台車の床面の下に入り込ませ、上方に上昇させて台車の一部に引っ掛けることで台車と接続し、台車の搬送を補助するものである。その際、引っ掛け具によって台車を持ち上げることで台車を斜めに傾けた状態で台車の搬送を補助する。
特許文献3に開示されたものは、台車の床面に、縦横に交差するアーム拘束部材を下方に突出するように設けておき、台車の床面の下方に入り込ませた無人搬送車から、上方が開口したコの字型の牽引アームを上昇させ、この牽引アームによってアーム拘束部材を前後から挟み込むことで、無人搬送車と台車とを接続して台車の搬送を補助するものである。
これらのような搬送補助車を用いることで、台車の搬送を補助することができる。
ところが、特許文献1,2に開示されたものにおいては、引っ掛け具を台車の一部に引っ掛けることで台車と接続して台車の搬送を補助するものであるため、特に台車に積載される物品等の総重量が大きな場合、引っ掛け具に大きな負荷がかかってしまい、搬送が不安定になる虞がある。また、台車を斜めに傾けた状態で保持することによっても、引っ掛け具にかかる負荷は大きなものとなってしまう。
また、特許文献3に開示されたものにおいても、台車の床面の下方に突出したアーム拘束部材を、無人搬送車から上方に上昇した牽引アームによって前後から挟み込むことで無人搬送車と台車とを接続して台車の搬送を補助するものであるため、特に台車に積載される物品等の総重量が大きな場合、アーム拘束部材や牽引アームに大きな負荷がかかってしまい、搬送が不安定になる虞がある。
ここで、台車の搬送を補助する搬送車に荷台を設け、この荷台上に台車を載置して台車の搬送を補助すれば、上述したような台車と接続するための部材に大きな負荷をかけることなく台車を安定して搬送することができる。その際、荷台上に載置された台車が搬送車の移動に伴って荷台上から滑り落ちないようにすることが好ましい。
特開平4-44459号公報 特開2000-43733号公報 特開2018-185659号公報
上述したような台車には、底面の一端部に下方に突出した牽引用のフックが設けられているものがある。ところがそのような台車においては、フックが底面から下方に突出していることで、台車を荷台上に安定して載置することができなくなってしまうという問題点がある。また、そのようなフックを有する台車を荷台上にスライドして載置していく場合、フックが荷台に引っ掛かって台車を荷台上に載置することができないという問題点がある。
さらに、荷台においても、台車が荷台上から滑り落ちないようにするための部材を荷台の上面から突出させて設けた場合、そのような部材が存在することで、台車を荷台上に安定して載置することができなくなってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、底面の一端部に下方に突出したフックが設けられた台車の搬送を補助する台車搬送補助車において、台車が脱落することを回避しながらも台車を安定して搬送することができる台車搬送補助車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
底面の一端部に、下方に突出したフックを具備する台車の搬送を補助する台車搬送補助車であって、
互いに並行して配置され、それぞれが下面から突出する車輪を具備し、前記底面の下方に前記一端部側から差し込まれて前記台車が載置される長尺状の2つの荷台部と、
前記2つの荷台部の長尺方向における一方の端部と連結し、該荷台部を移動させる移動車と、
前記2つの荷台部間の前記移動車との連結側に配置され、前記移動車との連結側に空隙を形成するとともに、前記荷台部の上面と同じ高さとなる第1の状態と、該第1の状態から下方に退避した第2の状態とに変位可能に構成され、前記第1の状態にて前記フックを前記空隙に保持するストッパーとを有し、
前記荷台部の前記移動車との連結側とは反対側から、前記フックが前記2つの荷台部間を移動していくようにして、前記底面の下方に前記荷台部が差し込まれていく、台車搬送補助車である。
上記のように構成された本発明においては、下面から車輪が突出した荷台部上に台車を載置し、荷台部に連結された移動車によって荷台部を移動させることで、台車の搬送を補助することになる。その際、台車には、底面の一端部にてフックが下方に突出しているが、荷台部が、長尺状の2つの荷台部が互いに並行して配置された構成となっており、荷台部の移動車との連結側とは反対側から、フックが2つの荷台部間を移動していくようにして台車の底面の下方に荷台部が差し込まれていくので、底面の一端部にてフックが下方に突出した台車であっても、安定して荷台部上に載置することができる。また、2つの荷台部間の移動車との連結側には、移動車との連結側に空隙を形成するとともに、荷台部の上面と同じ高さとなる第1の状態と、第1の状態から下方に退避した第2の状態とに変位可能に構成され、第1の状態にてフックを空隙に保持するストッパーが設けられているので、台車のフックが設けられた一端部側から荷台部を台車の底面の下方に差し込んでいき、ストッパーが第2の状態においてフックを空隙にて保持される領域に到達させた後、ストッパーを第1の状態に変位させれば、フックが空隙に保持されることとなり、荷台部上に載置された台車が脱落することが回避される。
また、ストッパーが、第2の状態から第1の状態に付勢されており、ストッパーを第1の状態から第2の状態に変位させる操作部を有する構成とすれば、操作部を操作することでストッパーを第2の状態とし、フックが空隙によって保持される領域に到達した後、操作部の操作を解除すれば、ストッパーが第2の状態から第1の状態に自動的に戻る。また、ストッパーが第1の状態にてフックが空隙に保持されている状態にて、台車を荷台部から降ろす際は、操作部を操作することでストッパーを第1の状態から第2の状態に変位させ、フックが空隙によって保持される領域から外れた後、操作部の操作を解除すれば、ストッパーが第2の状態から第1の状態に自動的に戻る。このように、手間をかけずに簡単な操作でフックを空隙に保持することができる。
また、ストッパーが、ストッパーの高さが移動車とは反対側の方向に向かって低くなる傾斜部を有するものであれば、荷台部を台車の底面の下方に差し込んでいく際、ストッパーの傾斜部が台車のフックと当接することで、操作部を操作しなくても、荷台部を台車の底面の下方に差し込んでいくことに伴って、ストッパーが第1の状態から第2の状態に変位していき、荷台部上に台車を載置する際の操作がさらに簡易となる。
また、ストッパーが、空隙に対して移動車とは反対側でかつ荷台部の上面近くの高さに設けられた軸を中心として回転可能に構成されていれば、フックが空隙にて保持されている状態においてフックがストッパーの空隙に接する部分に当接している場合に、ストッパーを第1の状態から第2の状態に変位させると、ストッパーのフックに当接している部分がフックから遠ざかるように作用し、それにより、フックが空隙にて保持されている状態においてフックがストッパーの空隙に接する部分に当接している場合でも、台車を荷台部から降ろすためにストッパーを第1の状態から第2の状態に変位させることができなくなってしまうことが回避される。
また、ストッパーが空隙を3方向から取り囲む形状を有する構成であれば、フックの形状や大きさに合わせてストッパーの形状を設定することで、フックが空隙にて保持された状態においてフックが空隙内で大きく動いて台車が荷台部上でずれて脱落してしまうことが回避される。
本発明によれば、台車が載置される荷台部が、長尺状の2つの荷台部が互いに並行して配置された構成となっており、荷台部の移動車との連結側とは反対側から、フックが2つの荷台部間を移動していくようにして台車の底面の下方に荷台部が差し込まれていくので、底面の一端部にてフックが下方に突出した台車であっても、安定して荷台部上に載置して搬送することができる。また、2つの荷台部間の移動車との連結側には、移動車との連結側に空隙を形成するとともに、荷台部の上面と同じ高さとなる第1の状態と、第1の状態から下方に退避した第2の状態とに変位可能に構成され、第1の状態にてフックを空隙に保持するストッパーが設けられているので、台車のフックが設けられた一端部側から荷台部を台車の底面の下方に差し込んでいき、ストッパーが第2の状態においてフックを空隙にて保持される領域に到達させた後、ストッパーを第1の状態に変位させれば、フックが空隙に保持されることとなり、荷台部上に載置された台車が脱落することを回避できる。
また、ストッパーが、第2の状態から第1の状態に付勢されており、ストッパーを第1の状態から第2の状態に変位させる操作部を有するものにおいては、操作部を操作することでストッパーを第2の状態とした後に操作部の操作を解除すればストッパーが第2の状態から第1の状態に自動的に戻るので、手間をかけずに簡単な操作でフックを空隙に保持することができる。
また、ストッパーが、ストッパーの高さが移動車とは反対側の方向に向かって低くなる傾斜部を有するものにおいては、荷台部を台車の底面の下方に差し込んでいく際、ストッパーの傾斜部が台車のフックと当接することで、操作部を操作しなくても、荷台部を台車の底面の下方に差し込んでいくことに伴って、ストッパーが第1の状態から第2の状態に変位していき、荷台部上に台車を載置する際の操作をさらに簡易なものとすることができる。
また、ストッパーが、空隙に対して移動車とは反対側でかつ荷台部の上面近くの高さに設けられた軸を中心として回転可能に構成されているものにおいては、フックが空隙にて保持されている状態においてフックがストッパーの空隙に接する部分に当接している場合でも、台車を荷台部から降ろすためにストッパーを第1の状態から第2の状態に変位させることができなくなってしまうことを回避できる。
また、ストッパーが空隙を3方向から取り囲む形状を有するものにおいては、フックの形状や大きさに合わせてストッパーの形状を設定することで、フックが空隙にて保持された状態においてフックが空隙内で大きく動いて台車が荷台部上でずれて脱落してしまうことを回避できる。
本発明の台車搬送補助車の実施の一形態を示す外観斜視図である。 図1に示した台車搬送補助車の詳細な構成を示す図であり、(a)は側方から見た図、(b)は上方から見た図であり、(c)は(b)に示した金属板を取り除いた構成を示す図である。 図1及び図2に示したストッパーの外観斜視図であり、(a)は荷台部の連結部を介したパワーアシスト車との連結側とは反対側から見た斜視図、(b)は荷台部の連結部を介したパワーアシスト車との連結側から見た斜視図である。 図3に示したストッパーが図1及び図2に示したようにして2つの荷台部間に配置された状態を示す図であり、(a)は上方から見た図、(b)は2つの荷台部間の領域を側方から見た図である。 図4に示した構成におけるストッパーの動作を説明するための図である。 図1~図5に示した台車搬送補助車を用いて搬送される台車の一例を示す外観斜視図である。 図1~図5に示した台車搬送補助車の荷台部上に図6に示した台車を載置する際の作用を説明するための図である。 図1~図5に示した台車搬送補助車の荷台部上に図6に示した台車を載置する際の作用を説明するための図である。 図1~図5に示した台車搬送補助車の荷台部上に図6に示した台車を載置する際の作用を説明するための図である。 図1~図5に示した台車搬送補助車の荷台部上に図6に示した台車を載置する際の作用を説明するための図である。 図1~図5に示した台車搬送補助車を用いて搬送した台車を荷台部上から降ろす際の作用を説明するための図である。 図1~図5に示した台車搬送補助車を用いて搬送した台車を荷台部上から降ろす際の作用を説明するための図である。 図1~図5に示した台車搬送補助車にてストッパーを回転可能に保持する固定軸の位置による作用を説明するための図である。 図1~図5に示した台車搬送補助車にてストッパーに折り曲げ部を設けたことによる作用を説明するための図である。 本発明の台車搬送補助車の他の実施の形態を示す図であり、上方から見た図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の台車搬送補助車の実施の一形態を示す外観斜視図である。図2は、図1に示した台車搬送補助車1の詳細な構成を示す図であり、(a)は側方から見た図、(b)は上方から見た図であり、(c)は(b)に示した金属板23を取り除いた構成を示す図である。
本形態は図1及び図2に示すように、パワーアシスト車10に連結部40を介して長尺状の2つの荷台部20が連結されて構成された台車搬送補助車1である。
2つの荷台部20のそれぞれは、フォーク21と、固定フレーム22a~22cと、金属板23とを有している。
2本のフォーク21のそれぞれは、長尺状の形状を有し、長尺方向における一方の端部が連結部40と一体化されることでパワーアシスト車10に連結している。2本のフォーク21のそれぞれは、連結部40を介したパワーアシスト車10との連結側とは反対側の端部に、下面から突出するように車輪50が取り付けられている。車輪50は、その向きがフォーク21の長尺方向に固定されている。
固定フレーム22a~22cのそれぞれは、例えばアルミから構成され、中空の棒形状となっている。固定フレーム22aは、2本のフォーク21のそれぞれの上面のうち、互いに最も離れたフォーク21の端辺に沿う領域に一定の幅を有して搭載されており、その長さは、フォーク21の長さと同一のものとなっている。固定フレーム22bは、2本のフォーク21のそれぞれの上面のうち、互いに最も近くなるフォーク21の端辺に沿う領域に一定の幅を有して搭載されている。固定フレーム22bの長さは、フォーク21の長さよりも短くなっており、フォーク21の連結部40を介したパワーアシスト車10との連結側とは反対側の端部近傍には搭載されていない。固定フレーム22cは、2つの固定フレーム22bの互いに対向する面と2本のフォーク21の互いに対向する面とに跨って取り付けられている。
金属板23は、2本のフォーク21のそれぞれの固定フレーム22a,22bが搭載された面上に、フォーク21及び固定フレーム22a~22cを覆うように取り付けられている。また、金属板23のうち、連結部40側の端部を上方に折り曲げることで、後述するように荷台部20上に台車が載置された場合に、台車が連結部40にぶつかってしまうことを回避できる構成としてもよい。
パワーアシスト車10は、本願発明にて移動車となるものである。パワーアシスト車10は、モーター等を内蔵した駆動部13と、駆動部13による駆動によって回転する車輪14と、荷台部20を牽引したり押したりして移動させるためのハンドル11とを有している。駆動部13は、ハンドル11に取り付けられたスティックやボタンが操作されることや、車輪14に取り付けられたセンサーにて車輪14の回転が検知されることで、車輪14を回転させて荷台部20の移動をアシストする。車輪14は、ハンドル11に対してその向きが固定されているが、ハンドル11が荷台部20に対してその向きを変えることができる構成となっていることで、荷台部20に対してその向きを変えることができる。ハンドル11には、操作部となるレバー12が取り付けられている。レバー12には、一端が後述する可動板37(図4参照)に繋がれたワイヤー15の他端が固定されている。ワイヤー15は被覆されており、その被覆材の一端が、フォーク21の下面においてストッパー30から離れた領域に固定されているとともに、他端がレバー12に固定されている。このように、ワイヤー15を被覆した被覆材は、その一端が、フォーク21の下面においてストッパー30から離れた領域に固定され、他端がレバー12に固定されているが、荷台部20上に台車を載置する際に台車に接触しないように、荷台部20上を通過しないように配置することが好ましい。
2つの荷台部20間には、ストッパー30が取り付けられている。ストッパー30は、2つの荷台部20間の連結部40を介したパワーアシスト車10との連結側に配置され、連結部40を介したパワーアシスト車10との連結側に空隙60を形成している。
ここで、図1及び図2に示したストッパー30の詳細な構成について説明する。
まず、ストッパー30の形状について説明する。
図3は、図1及び図2に示したストッパー30の外観斜視図であり、(a)は荷台部20の連結部40を介したパワーアシスト車10との連結側とは反対側から見た斜視図、(b)は荷台部20の連結部40を介したパワーアシスト車10との連結側から見た斜視図である。
図1及び図2に示したストッパー30は図3に示すように、平面部31と、傾斜部32と、取り付け部34と、折り曲げ部35とを有しており、これらは、1枚の板が折り曲げられることで形成されている。
平面部31は、その1辺に台形に切り欠かれた切り欠き33を有しており、切り欠き33と対向する辺に傾斜部32が連接している。平面部31の残りの2辺には取り付け部34がそれぞれ連接している。
平面部31と傾斜部32とは、連接する辺を中心として鈍角に折り曲げられ、それにより、傾斜部32は平面部31に対してその面が斜めに傾斜したものとなっている。傾斜部32は、平面部31との連接方向にて平面部31と連接する側とは反対側の半分の領域において連接方向に直交する方向の幅が、平面部31から離れるにしたがって徐々に狭くなる形状を有しているが、その形状には限らない。
平面部31と2つの取り付け部34とは、連接する辺を中心として直角に折り曲げられ、それにより、後述するように、ストッパー30が取り付け部34にて2つの固定フレーム22cの互いに対向する面に対向して取り付け可能となっている。
折り曲げ部35は、切り欠き33の台形の上底部分にて平面部31の一部に連接している。平面部31と折り曲げ部35とは、連接する辺を中心として直角に折り曲げられている。つまり、切り欠き33は詳細には、平面部31が台形に切り欠かれるだけで形成されているのではなく、平面部31に連接した折り曲げ部35が折り曲げられることによっても台形に形成されていることになる。
次に、上記のように構成されたストッパー30が2つの荷台部20間に配置された構成について説明する。
図4は、図3に示したストッパー30が図1及び図2に示したようにして2つの荷台部20間に配置された状態を示す図であり、(a)は上方から見た図、(b)は2つの荷台部20間の領域を側方から見た図である。
図3に示したストッパー30は図4に示すように、取り付け部34が取り付け板36を介して固定フレーム22cに取り付けられることで、2つの荷台部20に取り付けられている。
取り付け板36は、L字型の形状を有し、2つの固定フレーム22cのそれぞれの、互い対向する面に固定軸38によって取り付けられている。その際、取り付け板36は、L字型の長辺の短辺とは反対側の端部が固定フレーム22cの連結部40側の端部に重なり、L字型の長辺が固定フレーム22cの上面に沿いかつ固定フレーム22cの上面から突出しないように、また、L字型の短辺が下方に向かうように固定軸38によって固定フレーム22cに取り付けられている。固定軸38は、L字型の長辺と短辺とが交わる部分に設けられており、取り付け板36は固定軸38を中心として固定フレーム22cに対して回転可能となっている。
このように構成された取り付け板36に対して、平面部31の切り欠き33が設けられた側が連結部40側となるようにして、L字型の長辺の連結部40側の端部に取り付け部34によってストッパー30を取り付けることで、ストッパー30は、平面部31に対して連結部40とは反対側に、連結部40とは反対側に向かってストッパー30の高さが低くなる傾斜部32を有することになる。また、ストッパー30は、連結部40側に切り欠き33による空隙60を形成するとともに、荷台部20の上面と同じ高さとなる第1の状態と、第1の状態から下方に退避した第2の状態とに変位可能に構成されることになる。また、ストッパー30は、空隙60に対して連結部40とは反対側でかつ荷台部20の上面近くの高さに設けられた固定軸38を中心として回転可能に構成されていることになる。
取り付け板36のL字型の短辺の長辺とは反対側の端部には、2つの取り付け板36間を跨って可動板37が設けられている。可動板37には、上述したように一端がレバー12に固定されたワイヤー15の他端が繋がれているとともに、ワイヤー15が引っ張られる方向とは反対側に、その一端が、2つの固定フレーム22cを跨って設けられた固定板24に固定されたばね25が取り付けられている。また、ワイヤー15は、上述したように、フォーク21の下面におけるストッパー30から離れた領域とレバー12とに固定された被覆材によって被覆されており、被覆材内で移動可能となっている。
次に、図4に示した構成におけるストッパー30の動作について説明する。
図5は、図4に示した構成におけるストッパー30の動作を説明するための図であり、2つの荷台部20間の領域を側方から見た図である。
図4に示した構成においては、ワイヤー15が引っ張られていない状態においては、図5(a)に示すように、取り付け板36が、ばね25の復元力によってL字型の長辺が固定フレーム22cの上面に沿った状態となることで、ストッパー30は、平面部31が固定フレーム22cの上面と同じ高さとなっている。この際、荷台部20は、固定フレーム22c上に取り付けられた金属板23の表面がその上面となるが、金属板23が板状のものであることから、平面部31は荷台部20の上面とほぼ同じ高さとなっており、この場合も、平面部31が荷台部20の上面と同じ高さであると定義する。なお、取り付け部34が固定フレーム22cの上面から若干突出するようにストッパー30を取り付け板36に取り付けることで、ワイヤー15が引っ張られていない状態において平面部31が金属板23の上面と同じ高さとなるようにしてもよい。
一方、ワイヤー15が引っ張られた状態においては、ワイヤー15が被覆材内で移動することで、図5(b)に示すように、ばね25が伸びて取り付け板36が固定軸38を中心として回転し、ストッパー30の平面部31が固定フレーム22cの上面から下方に退避した状態となる。ワイヤー15は、パワーアシスト車10のハンドル11に取り付けられたレバー12が操作されることで引っ張られることになるが、ワイヤー15の一端が繋がれた可動板37にばね25の一端が固定されていることで、取り付け板36は、ばね25の復元力によって、ストッパー30の平面部31が、固定フレーム22cの上面から下方に退避した状態から、固定フレーム22cの上面と同じ高さとなる状態に向かって付勢されている。そのため、ストッパー30の平面部31が、固定フレーム22cの上面から下方に退避した状態においてワイヤー15が引っ張られない状態となると、ストッパー30の平面部31が固定フレーム22cの上面と同じ高さとなる状態に戻る。また、ストッパー30は、取り付け部34が取り付けられた取り付け板36が、固定軸38を中心として回転可能に固定フレーム22cに取り付けられており、ばね25の復元力によって、ストッパー30の平面部31が、固定フレーム22cの上面から下方に退避した状態から、固定フレーム22cの上面と同じ高さとなる状態に向かって付勢されていることにより、ストッパー30の平面部31が固定フレーム22cの上面と同じ高さとなる状態において上方から下方に外力が加わることによっても、取り付け板36が固定軸38を中心として回転し、ストッパー30の平面部31が、固定フレーム22cの上面から下方に退避した状態になる。
以下に、上記のように構成された台車搬送補助車1の使用方法について説明する。
まず、図1~図5に示した台車搬送補助車1を用いて搬送される台車について説明する。
図6は、図1~図5に示した台車搬送補助車1を用いて搬送される台車の一例を示す外観斜視図である。
図1~図5に示した台車搬送補助車1によって搬送される台車としては、図6に示すように、底面3の上に3つの側面4が起立して構成された台車2が挙げられる。3つの側面4は、金属製のパイプが縦横に組み合わされて構成され、矩形状の底面3の3つの端辺にて起立するように取り付けられている。底面3の一端部には、下方に突出した牽引用のフック6が設けられている。また、底面3の裏側には、その四隅にそれぞれ、方向が可変のキャスター5が取り付けられている。また、図1~図5に示した台車搬送補助車1の荷台部20の高さは、底面3の裏側の面の高さよりも低くなるように設定されている。なお、底面3の四隅のそれぞれに方向が可変のキャスター5が取り付けられているものに限らず、例えば、フック6が設けられた一端部側に、進行方向が可変の2つの自在輪を取り付け、フック6が設けられた一端部とは反対側の端部側に、進行方向が一定の2つの固定輪を取り付けた構成としてもよい。
次に、図1~図5に示した台車搬送補助車1を用いて図6に示した台車2を搬送する際の作用について説明する。
まず、図1~図5に示した台車搬送補助車1の荷台部20上に図6に示した台車2を載置する際の作用について説明する。
図7~図10は、図1~図5に示した台車搬送補助車1の荷台部20上に図6に示した台車2を載置する際の作用を説明するための図である。なお、図7~図10においては、ストッパー30及びフック6は、荷台部20と重なった場合に実際には荷台部20に隠れてしまうが説明をわかりやすくするために図示している。
図6に示した台車2は上述したように、底面3から下方に突出したフック6を有している。そのため、底面3を荷台の上面に当接させて台車2を荷台上に安定して載置することができない。しかしながら、図1~図5に示した台車搬送補助車1は、長尺状の2つの荷台部20が互いに並行して配置された構成となっているため、フック6が2つの荷台部20間を移動していくようにして台車2の底面3の下方に荷台部20を差し込んでいけば、底面3を荷台部20の上面に当接させて台車2を荷台部20上に安定して載置することができる。
その際、図7に示すように、台車2の底面3のフック6が設けられた一端部側から、荷台部20を底面3の下方に差し込んでいく。
2つの荷台部20間の連結部40側には、ストッパー30が設けられており、このストッパー30は、レバー12が操作されていない場合は、図8に示すように、ばね25の復元力によって平面部31が荷台部20の上面と同じ高さとなる第1の状態となっている。また、ストッパー30が、平面部31の連結部40とは反対側に、連結部40とは反対側に向かってストッパー30の高さが低くなる傾斜部32を有するような配置となっている。そのため、荷台部20を底面3の下方に差し込んでいくと、まず、フック6がストッパー30の傾斜部32に当接する。
そして、さらに荷台部20を底面3の下方に差し込んでいくと、フック6が傾斜部32上を滑っていくようにして、取り付け板36が固定軸38を中心として回転することで、図9に示すように、平面部31が荷台部20の上面から下方に退避した第2の状態となる。
これにより、フック6が傾斜部32上を通過し、平面部31上に到達することになる。なお、このような作用を生じさせるためには、地面からフック6の底面3とは反対側の端部までの高さが、ストッパー30の第1の状態における平面部31の高さ以下で、かつ、ストッパー30の平面部31が下方に最も退避した状態における平面部31と傾斜部32との連接辺の高さ以上である必要がある。
その後、さらに荷台部20を底面3の下方に差し込んでいき、フック6がストッパー30の平面部31と連結部40との間に形成された空隙60に入り込むと、取り付け板36の可動板37に取り付けられたばね25の復元力によって平面部31が下方に退避した状態から荷台部20の上面と同じ高さとなる状態に向かってストッパー30が付勢されていることにより、取り付け板36が固定軸38を中心として回転することで、図10に示すように、ストッパー30が、平面部31が荷台部20の上面と同じ高さとなる状態に戻る。
これにより、台車2のフック6がストッパー30の平面部31と連結部40との間に形成された空隙60に保持され、荷台部20上に載置された台車2が、台車搬送補助車1の移動に伴って荷台部20上から滑り落ちてしまうことが回避される。この際、空隙60が、平面部31の1辺に台形に切り欠かれた切り欠き33によって3方向から取り囲まれた形状であるため、フック6の形状や大きさに合わせてストッパー30の形状を設定することで、フック6が空隙60にて保持された状態においてフック6が空隙60内で大きく動いて台車2が荷台部20上でずれて脱落してしまうことを回避できる。
なお、荷台部20を底面3の下方に差し込んでいく際、フック6を傾斜部32上を滑らせていくことで取り付け板36を回転させて平面部31を荷台部20の上面から下方に退避させるのではなく、パワーアシスト車10のレバー12を操作することで取り付け板36を回転させて平面部31を荷台部20の上面から下方に退避させてもよい。その場合でも、ストッパー30が、取り付け板36の可動板37に取り付けられたばね25の復元力によって平面部31が下方に退避した状態から荷台部20の上面と同じ高さとなる状態に向かって付勢されていることにより、レバー12の操作を解除すれば、ストッパー30が、平面部31が荷台部20の上面と同じ高さとなる状態に戻るので、手間をかけずに簡単な操作でフック6を空隙60に保持することができる。ただ、ストッパー30が、平面部31の連結部40とは反対側に、連結部40とは反対側に向かってその高さが低くなる傾斜部32を有するような配置となっていることで、荷台部20を台車2の底面3の下方に差し込んでいく際、パワーアシスト車10のレバー12を操作してワイヤー15を引っ張らなくても、荷台部20を台車2の底面3の下方に差し込んでいくことに伴って、取り付け板36を回転させて平面部31を荷台部20の上面から下方に退避させる構成とすることで、荷台部20上に台車2を載置する際の操作が簡易なものとなる。
このようにして荷台部20上に台車2が載置された状態で、台車搬送補助車1を用いて台車2を搬送することになる。その際、台車搬送補助車1が、油圧等によって荷台部20を上下させる荷台部上下手段を有する構成とし、荷台部20上に台車2を載置した後、例えばハンドル11を上下に操作すること等によって荷台部上下手段にて荷台部20の高さを高くすれば、台車2のキャスター5の車輪が若干浮いたり、キャスター5にかかる荷重が抜重されたりすることにより、台車2がパワーアシスト車10の車輪14と固定輪となる荷台部20の車輪50とで描く軌跡通りに動くことになる。それにより、台車2の取り回しが安定し、荷台部20上に台車2を載置して移動している最中に、カーブ等で台車2に対して進行方向に直交する方向に力が加わった場合でも、台車2が荷台部20上で横方向にずれてしまうことを回避できる。その場合、荷台部20のフォーク21上に固定フレーム22a~22cを取り付け、その上の金属板23上に台車2を載置することで、フォーク21上に台車2を直接載置する場合と比べて、荷台部20の高さを高くする操作を少なくすることができる。また、上述したように、台車2に進行方向が一定の固定輪を取り付けた場合は、台車2を荷台部20上に載置して搬送する際、例えばハンドル11を上下に操作すること等によって荷台部20の高さを高くして固定輪を浮かせることが好ましい。
台車搬送補助車1を用いて台車2を搬送している状態においては、パワーアシスト車10が、駆動部13によって荷台部20の移動に応じて車輪14を回転させることで、小さな力で台車2を搬送することができる。
次に、図1~図5に示した台車搬送補助車1を用いて搬送した台車2を荷台部20上から降ろす際の作用について説明する。
図11及び図12は、図1~図5に示した台車搬送補助車1を用いて搬送した台車2を荷台部20上から降ろす際の作用を説明するための図である。なお、図11及び図12においても、ストッパー30及びフック6は、荷台部20と重なった場合に実際には荷台部20に隠れてしまうが説明をわかりやすくするために図示している。
上述したようにして台車搬送補助車1を用いて搬送した台車2は、ストッパー30の平面部31が荷台部20の上面と同じ高さとなっていることでフック6が空隙60に保持されているため、このままでは荷台部20上から降ろすことができない。
そこで、台車2を荷台部20上から降ろす場合は、パワーアシスト車10のハンドル11に取り付けられたレバー12を操作し、ワイヤー15が引っ張られている状態とする。すると、図5(b)に示したように、ばね25が伸びて取り付け板36が固定軸38を中心として回転し、図11に示すようにストッパー30の平面部31が荷台部20の上面から下方に退避した状態となる。なお、上述したように、荷台部20の高さを高くしている場合は、荷台部20の高さを元の高さに戻してからレバー12を操作することになる。
ストッパー30の平面部31が荷台部20の上面から下方に退避した状態においては、パワーアシスト車10が台車2から離れる方向に台車搬送補助車1を移動させてもフック6がストッパー30に当接せず、それにより、図12に示すように、パワーアシスト車10が台車2から離れる方向に台車搬送補助車1を移動させることで、台車2が荷台部20上から降ろされていく。その際、フック6が平面部31と傾斜部32との連接辺上を通過した後にレバー12の操作を解除しても、フック6が傾斜部32上を滑っていくような状態となることで、ストッパー30に対して上方から下方に外力が加わった状態が維持され、それにより、平面部31が荷台部20の上面から下方に退避した状態が保たれ、台車2を荷台部20上から降ろしていくことができる。
その後、ストッパー30が、取り付け板36の可動板37に取り付けられたばね25の復元力によって平面部31が下方に退避した状態から荷台部20の上面と同じ高さとなる状態に向かって付勢されていることにより、レバー12の操作を解除すれば、ストッパー30が、平面部31が荷台部20の上面と同じ高さとなる状態に戻る。
このように本形態においては、台車2が載置される荷台部が、長尺状の2つの荷台部20が互いに並行して配置された構成となっており、荷台部20のパワーアシスト車10との連結部40とは反対側から、フック6が2つの荷台部20間を移動していくようにして台車2の底面3の下方に荷台部20が差し込まれていくので、底面3の一端部にてフック6が下方に突出した台車2であっても、安定して荷台部20上に載置して搬送することができる。また、2つの荷台部20間のパワーアシスト車10との連結部40側には、連結部40側に空隙60を形成するとともに、荷台部20の上面と同じ高さとなる第1の状態と、第1の状態から下方に退避した第2の状態とに変位可能に構成され、第1の状態にてフック6を空隙60に保持するストッパー30が設けられているので、台車2のフック6が設けられた一端部側から荷台部20を台車の底面3の下方に差し込んでいき、ストッパー30が第2の状態においてフック6を空隙にて保持される領域に到達させた後、ストッパー30を第1の状態に変位させれば、フック6が空隙60に保持されることとなり、荷台部20上に載置された台車2が脱落することを回避できる。また、ストッパー30が、2つの荷台部20間の連結部40側に配置されており、フック6が設けられた台車2の一端部側から2つの荷台部20間をフック6が移動していくようにして、荷台部20が台車2の底面3の下方に差し込まれていくことで台車2が荷台部20上に載置される構成としたことにより、載置される荷台部20の長尺方向の長さが異なる台車であっても載置することができる。
以下に、上述した台車搬送補助車1においてストッパー30を回転可能に保持する固定軸38の位置による作用について説明する。
図13は、図1~図5に示した台車搬送補助車1にてストッパー30を回転可能に保持する固定軸38の位置による作用を説明するための図である。
上述したように、図1~図5に示した台車搬送補助車1においては、ストッパー30は、空隙60に対して連結部40とは反対側でかつ荷台部20の上面近くの高さに設けられた固定軸38を中心として回転可能に構成されている。そのため、ストッパー30を、平面部31が荷台部20の上面と同じ高さとなる第1の状態から、レバー12を操作する等してストッパー30を回転させて平面部31を下方に退避させて第2の状態に変位させていくと、ストッパー30の平面部31が連結部40から斜め下方に離れていくように作用する。
それにより、図13(a)に示すように、フック6が、空隙60に保持されている状態においてストッパー30の折り曲げ部35に当接している場合、レバー12を操作する等してストッパー30を回転させて平面部31を下方に退避させていくと、図13(b)に示すように、ストッパー30のフック6に当接している折り曲げ部35がフック6から遠ざかるように作用し、平面部31が最も下方に退避した状態においては、折り曲げ部35がX1だけ連結部40から遠ざかる位置に移動する。そのため、フック6が、空隙60に保持されている状態においてストッパー30の折り曲げ部35に当接している場合でも、台車2を荷台部20から降ろすためにストッパー30を、平面部31が荷台部20の上面と同じ高さとなる第1の状態から、ストッパー30を回転させて平面部31を下方に退避させて第2の状態に変位させていこうとした場合、折り曲げ部35がフック6に引っ掛かってストッパー30を回転させることができなくなってしまうことが回避される。
以下に、ストッパー30に折り曲げ部35を設けたことによる作用について説明する。
図14は、図1~図5に示した台車搬送補助車1にてストッパー30に折り曲げ部35を設けたことによる作用を説明するための図である。
上述したように図1~図5に示した台車搬送補助車1においては、ストッパー30の平面部31に形成された切り欠き33による空隙に60に台車2のフック6が保持される構成となっている。また、フック6が空隙60に保持された状態から、台車2を荷台部20から降ろすためには、ストッパー30を回転させて平面部31を下方に退避させることになる。そのため、空隙60の保持されたフック6が平面部31の切り欠き33を構成する端面に強く当接していると、当接による圧力がその端面に集中してストッパー30を回転させることができなくなる虞がある。
ここで、本形態のストッパー30においては、平面部31の切り欠き33を形成する部分の一部に折り曲げ部35が連接し、平面部31と折り曲げ部35とは、連接する辺を中心として直角に折り曲げられている。そのため、図14に示すように、空隙60に保持されたフック6が空隙60の連結部40とは反対側の端部にて平面部31に当接していたとしても、フック6が当接している部分が折り曲げ部35となっていることで、当接による圧力が折り曲げ部35の平面によって分散し、ストッパー30を回転させることができなくことが回避される。
(他の実施の形態)
図15は、本発明の台車搬送補助車の他の実施の形態を示す図であり、上方から見た図である。
本形態の台車搬送補助車は図15に示すように、図1~図5に示したものに対して、荷台部120の構成が異なる台車搬送補助車101である。
本形態における荷台部120は、互いに最も近い辺となる内側辺123aの間隔が連結部40に近づくにつれて徐々に狭くなるとともに、連結部40とは反対側の端部に切り欠き部126を有している。
切り欠き部126は、荷台部120の内側辺123aが連結部40とは反対側の端部において三角形にそれぞれ切り欠かれて構成されている。
このように構成された台車搬送補助車101においては、台車2を荷台部120上に載置する際、荷台部120の連結部40とは反対側の端部に切り欠き部126を有していることで、台車2のフック6を荷台部120間に入り込ませやすくなる。また、荷台部120の内側辺123aの間隔が連結部40に近づくにつれて徐々に狭くなっていることで、その後、フック6を空隙60に導きやすくなる。
なお、上述した実施の形態においては、移動車として、モーター等を内蔵した駆動部13による駆動によって車輪14が回転するパワーアシスト車10を例に挙げて説明したが、駆動力を有さずに人手によって移動可能となるものであってもよい。
1,101 台車搬送補助車
2 台車
3 底面
4 側面
5 キャスター
6 フック
10 パワーアシスト車
11 ハンドル
12 レバー
13 駆動部
14,50 車輪
15 ワイヤー
20,120 荷台部
21 フォーク
22a~22c 固定フレーム
23,123 金属板
24 固定板
25 ばね
30 ストッパー
31 平面部
32 傾斜部
33 切り欠き
34 取り付け部
35 折り曲げ部
36 取り付け板
37 可動板
38 固定軸
40 連結部
60 空隙
123a 内側辺
126 切り欠き部

Claims (5)

  1. 底面の一端部に、下方に突出したフックを具備する台車の搬送を補助する台車搬送補助車であって、
    互いに並行して配置され、それぞれが下面から突出する車輪を具備し、前記底面の下方に前記一端部側から差し込まれて前記台車が載置される長尺状の2つの荷台部と、
    前記2つの荷台部の長尺方向における一方の端部と連結し、該荷台部を移動させる移動車と、
    前記2つの荷台部間の前記移動車との連結側に配置され、前記移動車との連結側に空隙を形成するとともに、前記荷台部の上面と同じ高さとなる第1の状態と、該第1の状態から下方に退避した第2の状態とに変位可能に構成され、前記第1の状態にて前記フックを前記空隙に保持するストッパーとを有し、
    前記荷台部の前記移動車との連結側とは反対側から、前記フックが前記2つの荷台部間を移動していくようにして、前記底面の下方に前記荷台部が差し込まれていく、台車搬送補助車。
  2. 請求項1に記載の台車搬送補助車において、
    前記ストッパーは、前記第2の状態から前記第1の状態に付勢されており、
    前記ストッパーを前記第1の状態から前記第2の状態に変位させる操作部を有する、台車搬送補助車。
  3. 請求項2に記載の台車搬送補助車において、
    前記ストッパーは、該ストッパーの高さが前記移動車とは反対側の方向に向かって低くなる傾斜部を有する、台車搬送補助車。
  4. 請求項1に記載の台車搬送補助車において、
    前記ストッパーは、前記空隙に対して前記移動車とは反対側でかつ前記荷台部の上面近くの高さに設けられた軸を中心として回転可能に構成されている、台車搬送補助車。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の台車搬送補助車において、
    前記ストッパーは、前記空隙を3方向から取り囲む形状を有する、台車搬送補助車。
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