JP2024000821A - フィルタ部材、洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】捕捉した糸屑等の回収を容易に行うことができるフィルタ部材および洗濯機を実現する。【解決手段】洗濯水が流入する流入口(32)と洗濯水が流出する流出口とが形成されたフィルタケース(30)に着脱可能に装着されるフィルタ部材(40)であって、隣り合う貫通孔(50)を仕切るリブ形状部(43)を有し、貫通孔(50)は、フィルタ部材(40)の内周面から傾斜している。【選択図】図4

Description

本発明は、フィルタ部材及びそれを備えた洗濯機に関する。
近年、生物のもつ多彩な機能を模倣して利用する技術、いわゆるバイオミメティクス(biomimetics)に注目が集まっている。そして、そのような生体模倣技術を電気製品等に採用するモノづくりの一例としてネイチャーテクノロジー(登録商標)が知られている。
洗濯機においては、洗濯水に含まれる糸屑等を捕捉するためのフィルタ部材を備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。フィルタ部材は、洗濯槽の底部から流出される洗濯水が流れ込むケース部材(フィルタケース)に着脱可能に設けられる。フィルタ部材には、複数の枡形貫通孔が設けられており、洗濯水中の糸屑等を捕捉する。
特開2015-54107号公報
しかしながら、上述のような従来技術は、捕捉した糸屑等の回収が必ずしも容易であるとは言えない。
本発明の一態様は、捕捉した糸屑等の回収を容易に行うことができるフィルタ部材および洗濯機を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るフィルタ部材は、水が流入する流入口と水が流出する流出口とが形成されたフィルタケースに着脱可能に装着されるフィルタ部材であって、隣り合う貫通孔を仕切るリブ形状部を有し、前記貫通孔は、当該フィルタ部材の内周面から傾斜している。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る洗濯機は、上記フィルタ部材を備える。
本発明の一態様によれば、捕捉した糸屑等の回収を容易に行うことができるフィルタ部材および洗濯機を実現することができる。
本実施の形態に係る洗濯機の要部構成を示す模式図である。 図1に示す洗濯機に備えられたフィルタ装置を斜め上方から見た分解斜視図である。 図2に示すフィルタ装置の内部構成を示す斜視縦断面図である。 図2に示すフィルタ装置の内部構成を示す縦断面図である。 図2に示すフィルタ装置の内部構成を示す横断面図である。 図2に示すフィルタ装置のフィルタ部材の具体的構成を示す斜め下から見た斜視図である。 図4の領域B1の拡大図である。 図5の領域B3の拡大図である。 図6に示すフィルタ部材に流入した洗濯水の流れを説明する図である。 図6に示すフィルタ部材にて糸屑等を分離して捕捉する工程を説明する図である。 図6に示すフィルタ部材にて捕捉した糸屑等を回収する工程を説明する図である。 図6に示すフィルタ部材における糸屑等が捕捉された状態を示す図である。 複数の枡形貫通孔を有する従来のフィルタ部材に糸屑等が捕捉された状態を示す図である。
〔実施の形態〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(洗濯機の概略)
図1は、本実施の形態に係る洗濯機1の要部構成を示す模式図である。図1に示すように、洗濯機1は、本体2とドア3とを備える。本体2は、内部に洗濯槽4を備え、洗濯槽4の内部には、回転ドラム5が回転可能に設けられている。洗濯槽4は、本体2の前面側で開口しており、ドア3を閉じたときにその内部が液密に封止される。
洗濯槽4は、第1配管6および第2配管7を介してフィルタ装置20と接続されている。第2配管7の中途には、循環用ポンプ8が設けられている。第1配管6、第2配管7、フィルタ装置20および循環用ポンプ8によって、洗濯水(水)の循環路が構成される。
フィルタ装置20には、さらに排水用の第3配管9が接続されている。第3配管9の中途には、電磁弁10が設けられている。なお、図1では、第2配管7は洗濯槽4の後面側に接続されているが、洗濯槽4に対する第2配管7の接続箇所は特に限定されるものではない。
洗濯時には、電磁弁10を閉じ、循環用ポンプ8を動作させることで、洗濯水が循環する。洗濯水は、第1配管6によって洗濯槽4からフィルタ装置20に送られ、第2配管7によってフィルタ装置20から洗濯槽4に戻される。
排水時には、循環用ポンプ8を停止し、電磁弁10を開くことで、洗濯水を排出することができる。洗濯水は、第1配管6によって洗濯槽4からフィルタ装置20に送られ、第3配管9を通って排出される。
洗濯時および排水時共に、洗濯水がフィルタ装置20を通過する際に、洗濯水に混入している捕捉物である糸屑等がフィルタ装置20に捕捉される。
(フィルタ装置)
本実施の形態1に係るフィルタ装置20の構成について説明する。図2は、フィルタ装置20を斜め上方から見た分解斜視図である。図3は、フィルタ装置20の内部構成を示す斜視縦断面図である。なお、以下においては、フィルタ装置20の向きを、洗濯機1内で配置した状態の向きを用いて示す。つまり、前方は洗濯機1の前面側、後方は洗濯機1の後面側に対応する。
図2、図3に示すように、フィルタ装置20は、フィルタケース30と、フィルタケース30の内部に収納されるフィルタ部材40と、を備えている。フィルタケース30は、有底筒型のケース部材であり、内部にフィルタ部材40を収納するようになっている。フィルタケース30は、洗濯機1の本体2(図1参照)の内部の正面側下部に固定支持される。フィルタケース30は、洗濯機1の内部において、筒部分の長手軸が洗濯機1の前後方向に向くように配置される。
フィルタケース30の前側には、フィルタ部材40を差し込むための差込み口31が設けられている。フィルタ部材40は、差込み口31からフィルタケース30に着脱可能に装着される。
フィルタ部材40の前端部には、ツマミ部材11が取り付けられている。図示してはいないが、ツマミ部材11には雄ネジ部が形成され、フィルタケース30の差込み口31には雌ネジ部が形成されている。フィルタ部材40をフィルタケース30内に挿入させた状態でツマミ部材11を回転させることで、フィルタ部材40をフィルタケース30に対して着脱することができる。
フィルタケース30には、洗濯水が流入する流入口32と、洗濯水が流出する流出口33,34と、が形成されている。具体的には、フィルタケース30の筒部分の側面に、流入口32と、流出口としての第1流出口33および第2流出口34と、が形成されている。流入口32は、フィルタケース30の上面に設けられており、上述した第1配管6(図1参照)と接続される。第1流出口33および第2流出口34はフィルタケース30の側面下部に設けられている。第1流出口33は上述した第2配管7(図1参照)と接続され、第2流出口34は上述した第3配管9(図1参照)と接続される。
本実施の形態では、流入口32は側面視で上部が後方に傾斜した形状を有している。そのため、流入口32から洗濯水は、後方から前方に向かって斜めに流入する。なお、流入口32は、側面視で上下方向に平行に設けられていてもよい。
フィルタ部材40は、フィルタケース30内で、流入口32と第1流出口33および第2流出口34との間に位置するように配置される。これにより、フィルタ部材40は、洗濯時には流入口32から第1流出口33へと流れる洗濯水に対してフィルタ機能を発揮し、排水時には流入口32から第2流出口34へと流れる洗濯水に対してフィルタ機能を発揮することができる。
(フィルタ部材)
本実施の形態1に係るフィルタ部材40の構成について説明する。図4は、フィルタ装置20の内部構成を示す縦断面図である。なお、図3と図4では切断位置が異なる。図5は、フィルタ装置20の内部構成を示す横断面図である。図6は、フィルタ装置20のフィルタ部材40の具体的構成を示す斜め下から見た斜視図である。図7は、図4の領域B1の拡大図である。図8は、図5の領域B3の拡大図である。
図4~図6に示すように、フィルタ部材40は、前述したツマミ部材11が取り付けられる基部41と、基部41から後方側に延設されたフィルタ部42と、を有する。フィルタ部42は、一側が開放された箱体形状を有している。フィルタ部材40は、フィルタ部42の開放側を上向きとしてフィルタケース30の内部に装着される。
フィルタ部材40は、流入口32の側の上流部から流出口33,34の側の下流部を向いて延びた形状を有している。流入口32からフィルタ部材40に流入した洗濯水は、フィルタ部材40の長手方向の一方から他方に向かって流れる。以下、このフィルタ部材40の長手方向の一方から他方に向かって流れを主水流と称する。上記上流部は、この主水流の流れの上流側と言い換えることができる。
フィルタ部材40のフィルタ部42には、複数の貫通孔50が設けられている。貫通孔50は、フィルタ部材40を、その内周面から外周面に貫通する孔である。隣り合う貫通孔50,50の間は、リブ形状部43で仕切られている。つまり、フィルタ部材40は、隣り合う貫通孔50,50を仕切るリブ形状部43を有している。
本実施の形態では、フィルタ部材40は、底部40a、左右の側部40bおよび後部40cを有しおり、底部40aおよび左右の側部40bにそれぞれ、リブ形状部43および貫通孔50が形成されている。
具体的には、底部40aには、複数の貫通孔50としての複数の底部貫通孔51が、フィルタ部材40の長手方向に並設されている。リブ形状部43としての底部リブ形状部44は、隣り合う底部貫通孔51,51の間に位置している。底部リブ形状部44は、左右方向、つまりフィルタ部材40の長手方向と直交する幅方向に延在し、フィルタ部材40の長手方向に並設されている。
左右の側部40bには、複数の貫通孔50として複数の側部貫通孔52が形成され、フィルタ部材40の長手方向に並設されている。リブ形状部43としての側部リブ形状部45は、隣り合う側部貫通孔52,52の間に位置している。側部リブ形状部45は、上下方向、つまりフィルタ部材40の長手方向と直交する高さ方向に延在し、フィルタ部材40の長手方向に並設されている。
複数の貫通孔50である複数の底部貫通孔51および複数の側部貫通孔52は、フィルタ部材40の内周面から傾斜して設けられている。フィルタ部材40の内周面とは、一側が開放された箱体形状をなすフィルタ部42の内側の面である。内周面の反対側の面をフィルタ部材40の外周面とする。したがって、底部40aの内周面は底部40aの上面、底部40aの外周面は底部40aの下面に相当する。
複数の底部貫通孔51は、互いに同じ方向に傾斜し、複数の側部貫通孔52もまた、互いに同じ方向に傾斜している。換言すると、複数の底部リブ形状部44は、互いに同じ方向に傾斜し、複数の側部リブ形状部45もまた、互いに同じ方向に傾斜している。
なお、以降においては、複数の底部貫通孔51と複数の側部貫通孔52とを区別する必要が無い場合は、総称して複数の貫通孔50と称する。同様に、複数の底部リブ形状部44と複数の側部リブ形状部45とを区別する必要が無い場合は、総称して複数のリブ形状部43と称する。
図7、図8に示すように、貫通孔50は、洗濯水が流入する流入部50aと、洗濯水が流出する流出部50bとを有する。流入部50aはフィルタ部材40の内周面に位置し、流出部50bはフィルタ部材40の外周面に位置する。本実施の形態では、流出部50bが、流入部50aよりも、フィルタケース30において流出口33,34(図2参照)が位する側の下流部に位置するように形成されている。つまり、貫通孔50は、上述した主水流の流れ方向に傾斜している。
リブ形状部43は、上流部の側を向く上流面43aと、下流部の側を向く下流面43bと、フィルタ部材40の内周面に位置する頂面43cとを有している。リブ形状部43も上述した主水流の流れ方向に傾斜しているため、リブ形状部43の頂面43cと上流面43aとが交わる角部Cが鋭角になっている。
(効果の記載)
図9は、フィルタ部材40に流入した洗濯水の流れを説明する図である。図9において、矢印Y1は、フィルタケース30の流入口32(図2参照)より流入した主水流の流れを示している。矢印Y2は、底部貫通孔51を通過する洗濯水の流れを示している。矢印Y3は、底部貫通孔51を通過してフィルタケース30の下部を通って流出口33,34(図2参照)に向かう主水流の流れを示している。
図9に示すように、フィルタケース30に流入した洗濯水は、底部40aの上面を下流側に向かって流れ(Y1)、その間、複数形成されている底部貫通孔51を通過し(Y2)、フィルタケース30の下部を通って流出する(Y3)。
図10は、フィルタ部材40にて糸屑等を分離して捕捉する工程を説明する図である。図10に示すように、主水流に含まれる糸屑等80は、主水流が底部貫通孔51に流れ込む際に、底部リブ形状部44に引っ掛かって捕捉される。糸屑は、主水流の流れの方向に沿って引っ掛かり、向きが揃った状態で捕捉される。底部リブ形状部44は、頂面43cと上流面43aとが交わる角部Cが鋭角になっているため、角部Cが鈍角や直角の場合よりも、効果的に糸屑等80を絡め取ることができる。
図11は、フィルタ部材40にて捕捉した糸屑等を回収する工程を説明する図である。図11に示すように、捕捉された糸屑等80の回収は、フィルタ部材40の底部40aを、主水流の流れの方向とは逆の方向に指等でなぞることで行う。糸屑等80は、向きが揃った状態で捕捉されているので、一方向になぞることで簡単に回収することができる。回収時になぞる方向は、底部貫通孔51の傾斜に沿って糸屑等80を引き出す方向である。
図12は、フィルタ部材40における糸屑等80が捕捉された状態を示す図である。図13は、複数の枡形貫通孔101を有する従来のフィルタ部材100に糸屑等80が捕捉された状態を示す図である。図12に示すように、フィルタ部材40においては、底部貫通孔51が主水流の流れの方向に隣り合っている。そのため、糸屑等80が長い糸屑であっても、糸屑等80が底部40aの下面に達して底部リブ形状部44に巻き付くようなことは起こり難く、複数の底部リブ形状部44に跨るように引っ掛かる。また、たとえ、底部リブ形状部44に絡まったとしても、糸屑等80は、底部リブ形状部44の傾斜に沿って捕捉されているので、なぞることで傾斜に沿って簡単に底部貫通孔51から抜け出すこととなる。
これに対し、図13に示すように、複数の枡形貫通孔101が、前後方向および左右方向に格子状に並設されている従来のフィルタ部材100の場合は、糸屑等80が長い糸屑である場合、上下左右に位置する複数の枡形貫通孔101に絡みついた状態で捕捉される。そのため、一方向になぞるだけでは回収できず、フィルタ部材100の両側から引っ張るようにして絡まりをほぐして取り除く必要がある。
なお、図9を用いて効果を説明したが、側部貫通孔52および側部リブ形状部45においても、当然、底部貫通孔51および底部リブ形状部44と同様の効果を有する。
(追加構成)
さらに、本実施の形態では、フィルタ部材40は、以下に示す構成1)~構成8)をさらに有している。
構成1)図5、図7に示すように、底部貫通孔51は、底部40aの上面から見た平面視において、流出部50bが底部リブ形状部44に覆い隠される。つまり、フィルタ部材40は、底部40aの上面から見た平面視において、同じ底部貫通孔51における流入部50aと流出部50bとが重畳しないように形成されている。
上記構成によれば、底部貫通孔51に深さが担保され、糸屑等を効果的に捕捉することができる。また、底部40aの上面から見た平面視において底部貫通孔51の流出部50bが見えないことで、捕捉効果に優れると使用者に感じさせることができる。
なお、便宜上、詳細な説明は行わないが、図8に示すように、側部貫通孔52においても、側部40bの内周面から見た平面視において、流出部50bが側部リブ形状部45に覆い隠されており、同様の効果を奏する。
構成2)図7に示すように、底部貫通孔51は、底部40aの厚みをH1、隣り合う底部リブ形状部44,44の間の流入部50aの幅をW1とすると、幅W1よりも厚みH1が大きい。つまり、フィルタ部材40において底部貫通孔51は、流入部50aの幅W1が底部40aの厚みH1よりも小さくなるように形成されている。
底部貫通孔51の深さは底部40aの厚みに依存する。上記構成によれば、底部貫通孔51の深さが確保され、糸屑等80が長く絡まり易い糸屑であっても、底部リブ形状部44に巻き付いて絡まることを効果的に回避して、回収し易い状態で捕捉することができる。
なお、便宜上、詳細な説明は行わないが、図8に示すように、側部貫通孔52においても、側部貫通孔52は、流入部50aの幅W1’が側部40bの厚みH1’よりも小さくなるように形成されており、同様の効果を奏する。
構成3)図7に示すように、底部貫通孔51は、流入部50aの幅をW1、隣り合う流入部50a,50aの間の底部リブ形状部44の幅をW2とすると、幅W1よりも幅W2が大きい。つまり、フィルタ部材40において底部貫通孔51は、流入部50aの幅W1が底部リブ形状部44の幅W2よりも小さくなるように形成されている。
上記構成によれば、流入部50aの幅W1を細くすることで、フィルタ部材40に流入した主水流の流れの方向に配置する底部貫通孔51の数を増やすことが可能となる。これにより、底部40aにおける開口率を上げることができ、捕捉率と排水性の両方を向上させることができる。
なお、便宜上、詳細な説明は行わないが、側部貫通孔52においても、流入部50aの幅W1’が側部リブ形状部45の幅W2’よりも小さくなるように形成されていてもよく、その場合、同様の効果を奏する。
構成4)図7に示すように、底部貫通孔51は、流入部50aの開口面積よりも流出部50bの開口面積が広い。つまり、フィルタ部材40において底部貫通孔51は、底部40aの上面から底部40aの下面に向かうにつれて、孔の大きさが大きくなるように形成されている。
上記構成によれば、底部貫通孔51は、底部40aの下面に向かって広がっているため、底部40aの上面を流れる主水流から分岐して底部貫通孔51に流入した流れ矢印Y2の流速が、主水流の流れの方向に位置する下流面43bにおいて、逆側に位置する上流面43aよりも速くなる。そのため、底部貫通孔51の流入部50a付近において渦55が形成される。渦55が形成されることで、糸屑等80は底部貫通孔51に流入し難くなる。その結果、糸屑等80が底部貫通孔51を通り抜けることを抑制して、捕捉率が向上させることができる。
なお、便宜上、詳細な説明は行わないが、図8に示すように、側部貫通孔52においても、側部40bの内周面から側部40bの外周面に向かうにつれて、孔の大きさが大きくなるように形成されており、同様の効果を奏する。
構成5)図7に示すように、底部貫通孔51において、下流面43bは、第1の角度で傾斜する第1の面43b1と、第1の面43b1よりも流出部50bの側に設けられており、第1の面43b1と鈍角を成す第2の面43b2とを有している。第1の面43b1と第2の面43b2とがなす鈍角の角部は、屈曲形状56を形成する。
換言すると、フィルタ部材40は、底部リブ形状部44の下流面43b、または該下流面43bと該下流面43bと交わる頂面43cを含めた部分に、主水流の流れの方向に凸をなす屈曲形状56を有している。
上記構成によれば、屈曲形状56にて、底部40aの上面を流れる主水流から分岐する流れ矢印Y2を、速い流速で底部貫通孔51に引き込むことができる。これにより、より大きな渦55を形成することができ、より一層捕捉率を向上させることができる。
なお、便宜上、詳細な説明は行わないが、側部貫通孔52においても、下流面43bに屈曲形状56を形成してもよい。その場合、同様の効果を奏する。
構成6)さらに、この場合、図7に示すように、底部40aの上面から見た平面視において、第1の面43b1が露出するよう設けてもよい。換言すると、底部リブ形状部44の頂面43cと第1の面43b1が鈍角をなし、上側に凸をなす曲面形状57を有するように設けてもよい。
上記構成によれば、底部40aの上面において、底部リブ形状部44が上側に凸をなす曲面形状57を有しているので、底部リブ形状部44の上面が平らに形成されている場合よりも、糸屑等80をなぞって回収する時に押し付け方向に力が作用しやすい。その結果、糸屑等80をなぞって回収をより一層容易に行うことができる。
なお、便宜上、詳細な説明は行わないが、側部リブ形状部45においても、側部リブ形状部45の頂面43cと第1の面43b1が鈍角をなし、内側に凸をなす曲面形状57を有するように設けてもよい。その場合、同様の効果を奏する。
構成7)図3~図5に示すように、フィルタ部材40は、底部貫通孔51が形成されている領域よりもさらに上流部に底部40aから上方に延びる曲面部40dが形成されている。
上記構成によれば、曲面部40dに流入した水が当たるので、流入口32から流入する洗濯水を複数の貫通孔50が形成されている領域へとスムーズに導くことができる。さらい、糸屑等80をなぞって回収するときに、曲面部40dを利用してスムーズに取り出すことができる。
構成8)さらに、図3、図5に示すように、曲面部40dには、捕捉物である糸屑等80を除去する向きを示す表示部58が形成されている。曲面部40dは糸屑等80の回収時になぞる位置であるため、この位置に表示部58を設けることで、目立ちやすく、ユーザは、直観的になぞる方向を把握して回収動作を行うことができる。なお、表示部58を設ける位置は、曲面部40dに限るものではない。表示部58は、打刻、印字、シール等何で形成してもよい。
上記した構成1)~構成8)は、全て同時に備えてもよいし、可能な組み合わせの範囲で選択的に備えていてもよい。また、本実施の形態では、複数の貫通孔50の傾斜の向きを主水流の流れる方向としているが、複数の貫通孔50を少なくとも同じ方向に傾斜させて設けることで、リブ形状部43に捕捉された糸屑等80の回収をなぞることで回収することができる。
前記構成によれば、洗濯水から効果的に糸屑等80の異物を取り除いた状態で排水できる。このような効果は、例えば、国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の目標6「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」等の達成にも貢献するものである。
〔まとめ〕
本開示に係るフィルタ部材は、水が流入する流入口と水が流出する流出口とが形成されたフィルタケースに着脱可能に装着されるフィルタ部材であって、隣り合う貫通孔を仕切るリブ形状部を有し、前記貫通孔は、当該フィルタ部材の内周面から傾斜している。このような構成とすることで、捕捉した糸屑等の回収を容易に行うことができる。このようなフィルタ部材は洗濯機に備えられていてもよい。
例えば、フィルタ部材は、前記流入口の側の上流部から前記流出口の側の下流部を向いて延びた形状を有しており、前記貫通孔は、水が流入する流入部と、前記流入部よりも前記下流部の側に形成され水が流出する流出部とを有していてもよい。
また例えば、前記貫通孔は、当該フィルタ部材の底部に設けられた底部貫通孔を有し、前記底部の上面から見た平面視において、前記底部貫通孔の前記流出部は前記リブ形状部に覆い隠されていてもよい。
また例えば、前記底部の厚みが、隣り合う前記リブ形状部の間の前記流入部の幅よりも大きくてもよい。前記流入部の幅が、隣り合う前記流入部の間の前記リブ形状部の幅よりも大きくてもよい。前記貫通孔は、前記流入部の開口面積よりも前記流出部の開口面積が広くてもよい。
また例えば、前記リブ形状部は、前記上流部の側を向く上流面と、前記下流部の側を向く下流面とを有し、前記下流面は、第1の角度で傾斜する第1の面と、前記第1の面よりも前記流出部の側に設けられており前記第1の面と鈍角を成す第2の面とを有していてもよい。ここで、前記底部の上面から見た平面視において、前記第1の面が露出していてもよい。
また例えば、前記底部貫通孔が形成されている領域よりもさらに前記上流部に前記底部から上方に延びる曲面部が形成されていてもよい。さらに、前記曲面部に捕捉物を除去する向きを示す表示部が形成されていてもよい。
なお、本開示はマンタのエラの鰓し(さいし)の構造に着目した技術的思想を含んでいる。つまり、本開示は、バイオミメティクスに関係するものである。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 洗濯機
4 洗濯槽
5 回転ドラム
6 第1配管
7 第2配管
9 第3配管
20 フィルタ装置
30 フィルタケース
32 流入口
33 第1流出口(流出口)
34 第2流出口(流出口)
40 フィルタ部材
40a 底部
40b 側部
40c 後部
40d 曲面部
42 フィルタ部
43 リブ形状部
43a 上流面
43b 下流面
43c 頂面
44 底部リブ形状部(リブ形状部)
45 側部リブ形状部(リブ形状部)
50 貫通孔
50a 流入部
50b 流出部
51 底部貫通孔(貫通孔)
52 側部貫通孔(貫通孔)
55 渦
56 屈曲形状
57 曲面形状
58 表示部
80 糸屑等

Claims (11)

  1. 水が流入する流入口と水が流出する流出口とが形成されたフィルタケースに着脱可能に装着されるフィルタ部材であって、
    隣り合う貫通孔を仕切るリブ形状部を有し、
    前記貫通孔は、当該フィルタ部材の内周面から傾斜しているフィルタ部材。
  2. 当該フィルタ部材は、前記流入口の側の上流部から前記流出口の側の下流部を向いて延びた形状を有しており、
    前記貫通孔は、水が流入する流入部と、前記流入部よりも前記下流部の側に形成され水が流出する流出部とを有する請求項1に記載のフィルタ部材。
  3. 前記貫通孔は、当該フィルタ部材の底部に設けられた底部貫通孔を有し、
    前記底部の上面から見た平面視において、前記底部貫通孔の前記流出部は前記リブ形状部に覆い隠されている請求項2に記載のフィルタ部材。
  4. 前記底部の厚みが、隣り合う前記リブ形状部の間の前記流入部の幅よりも大きい請求項3に記載のフィルタ部材。
  5. 前記流入部の幅が、隣り合う前記流入部の間の前記リブ形状部の幅よりも大きい請求項4に記載のフィルタ部材。
  6. 前記貫通孔は、前記流入部の開口面積よりも前記流出部の開口面積が広い請求項5に記載のフィルタ部材。
  7. 前記リブ形状部は、前記上流部の側を向く上流面と、前記下流部の側を向く下流面とを有し、
    前記下流面は、第1の角度で傾斜する第1の面と、前記第1の面よりも前記流出部の側に設けられており前記第1の面と鈍角を成す第2の面とを有する請求項6に記載のフィルタ部材。
  8. 前記底部の上面から見た平面視において、前記第1の面が露出している請求項7に記載のフィルタ部材。
  9. 前記底部貫通孔が形成されている領域よりもさらに前記上流部に前記底部から上方に延びる曲面部が形成された請求項8に記載のフィルタ部材。
  10. 前記曲面部に捕捉物を除去する向きを示す表示部が形成された請求項9に記載のフィルタ部材。
  11. 請求項1に記載のフィルタ部材を備えた洗濯機。
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