JP2023552021A - 電気機械の固定子又は回転子の側面から突出する少なくとも1つの巻線アセンブリの導体を変形させるための装置、及びその方法 - Google Patents
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Abstract
電気機械の固定子又は回転子(114)の側面から突出する少なくとも1つの巻線アセンブリ(100)の導体を変形させるための装置(200)であって、少なくとも1つの巻線アセンブリ(100)は、固定子又は回転子(114)の空洞(115)に挿入されると共に少なくとも1つのそれぞれの自由端(108,110)を含んでいる少なくとも1つの脚部(104,106)に配置されている複数のベース導体(102)を有する。装置(200)は、所定の軸(X)周りに回転するように構成されている少なくとも1つのねじりマトリクス(201)を備えており、ねじりマトリクス(201)は、自由端(108,110)を挿入するように構成されている少なくとも1つのポケット(204)を備える。装置(200)は、自由端(108,110)の挿入側において、少なくとも1つのねじりマトリクス(201)の近くに、特に少なくとも1つのポケット(204)の近くに設けられている径方向バッキング部材(300)を備える。径方向バッキング部材(300)は、固定子又は回転子(114)の側面から突出している脚部(104,106)の一部に対する内側径方向バッキング面(302)を有している。
Description
本発明は、電気機械の固定子又は回転子の側面から突出する導体を変形させるための装置、及びその方法に関する。特に、本発明は、溶接側の導体の端部をねじる方法に関する。
発電機又は電動機のような電気機械の固定子又は回転子用の電気的なロッド状導体の巻線セットを形成することが知られている。
この種類の巻線において、電気的なロッド状導体は、巻線の要素を形成する。この巻線の要素は、一連のステップで成形されて、他の巻線の要素と共に、このような要素の端部が共に溶接されて予め決められた巻線パターンを形成し得るように固定子又は回転子に挿入される。また、この巻線の要素は、電気的なロッド状巻線と呼称される。
特定の種類の電気的なロッド状導体は、その初期形状のため、専門用語で「ヘアピン」と呼称されることが多い。以下では、簡単のため、「ヘアピン」という用語を用いる。
ヘアピンは、以下の端子の用語によって示す2つの脚部又は端部を備える。ヘアピンは、電気機械の固定子又は回転子に組み付けられて、円形のセットを形成する。この円形のセットは、一般的に、「巻線セット」という用語によって定義されている。したがって、ロッド状巻線は、1つ以上の互いに同心のセットを備えてもよい。この1つ以上の互いに同心のセットにおいて、ヘアピンは、要求される動作の種類に応じて、予め決められたパターンに従って、互いに電気的に接続されている。
径方向の磁束を有する電気機械の固定子又は回転子のコアは、実質的に、2つの平面と2つの円筒面を有するリングであって、電気機械の回転子の回転軸と平行な2つの平面に対して垂直な発電機を有する。以下では、径方向、円周方向、及び軸方向は、特別の定めのない限り、後者の軸を参照する。2つの円筒面の一方は、少なくとも部分的に、上記固定子又は回転子が属している電気機械の空隙に隣接しており、巻線の直線部品が収容される溝のグループを形成している。2つの平面は、挿入面又は挿入側と、挿入側と反対の表面又は側面と、に分かれており、ねじり側面と呼称される。コアから突出している巻線の部品は、ヘッダと呼称される。導体の自由部分の端部は、挿入ヘッダと反対の側面から突出しているヘッダに属している。ヘッダの多くは、挿入と溶接の後、ねじられる。ブリッジ状に接続されている突出部が巻線にある場合、突出部は挿入側から突出しているヘッダに属している。以下、挿入側から突出しており、遊離している又はブリッジ状に接続している部分は、挿入側からの部分として示す。
溝と隣接する溝との間の固定子又は回転子のコア領域は、歯と呼称される。歯の数は、溝の数と等しい。コアの歯の接続部品は、それぞれの溝の部分を形成して、機械の空隙において開口している溝と反対の側に配置されており、ヨークと呼称される。
溝は、ロッド状導体の脚部が配置され得るそれぞれの位置のマトリクスに分割され得る。溝の同じ径方向の位置に収容される導体は、いわゆる巻線層を形成する。
すなわち、「層」という用語は、脚部の端子の環状配列を示す。それぞれのセットは、内層と外層の2つの層を備える。
ヘアピンの断面については、例えば、円形、長方形、正方形のいずれかであってもよい。特に、長方形又は正方形の断面は、丸みを帯びた端部を有する実質的に長方形又は正方形の断面を意味する。また、他のタイプの断面、例えば、先の長方形の断面のように端部が丸みを帯びた台形状の断面もある。ヘアピンの断面は、当業者には既知である。これが、さらなる説明を行わない理由である。
既知のヘアピン成形工程は、予備成形、挿入側ねじり(又は挿入前ねじり)、及び溶接側ねじり(挿入後ねじり)の3つの主要なステップを含む。
予備成形は、直線状のロッドの最初の曲げを含む。この最初の曲げにより、「U」字形状又は「P」字形状が得られる。成形方法及びそれぞれの装置の例は、米国特許第7,480,987号に記載されている。
この最初のステップでは、ヘアピンは、一端で接続されて並列している2つの脚部を備える。この2つの脚部は、同じ長さ(「U」字形状)、又は異なる長さ(「P」字形状)を有する。実際に、この予備成形により、ヘアピンに似ている巻線要素が得られる。このヘアピンに似ている巻線要素は、後に、隣接しない脚部を有する導体に拡張される。したがって、ヘアピンのそれぞれの脚部は、接続端とは反対側の自由端を有している。それぞれの自由端は、ヘアピンを形成するために用いられる導体の切断から生じて、実質的に導体自体に対して垂直な面である、端面を備えている。
図1において、予備成形されたヘアピンの例を示す。図1では、2つの脚部104,106と接続部112を有して、平坦なU字形状のヘアピン102を示す。
予備成形されたヘアピンは、挿入側からのいわゆるねじり、すなわち、ヘアピンの脚部が実質的に互いに相対的に広げられるステップを受ける。これに関して、挿入側からのねじり装置が用いられる。このねじり装置は、相互に回転し得る同心のローラを提供する。ヘアピンの脚部を挿入することができる、ローラの回転軸に対して実質的に平行に延びるポケット又は空洞が、それぞれのガイドローラに設けられている。ヘアピンは、一方の脚部が第1のローラの空洞に挿入されて、他方の脚部が径方向に隣接している第2のローラの空洞に挿入されている。
2つの同心のローラの間の相対的な回転は、接続部の拡がりをもたらす。この接続部の拡がりは、ヘアピンが電気機械の固定子又は回転子に取り付けられたとき、ヘアピンを収容する2つの固定子又は回転子の溝の間の角度距離に実質的に等しい。
図2は、挿入側からねじった後のヘアピンの構成の例を示す。図2において、接続部112が、上部において、導体の断面がヘアピンの中央面(ヘアピンの内側を通り2つの脚部を含む面)に対して180度回転を受ける領域を有していることに留意すべきである。
挿入側でねじる方法は、(例えば、米国特許第7,805,825号から)当業者に知られており、本開示の特定の目的ではないため、さらなる説明を行わない。
挿入側からのねじりが、固定子に挿入される前に、巻線アセンブリを形成するように与えられる。
ヘアピンは、成形によって、すなわち、「パンチダイ」タイプのシステムのコントラストに対して押された直線状の導体から得ることもできる。成形されたヘアピンの断面は、ヘアピンの中央面に対して実質的に回転しない。
先行技術におけるヘアピンの種類は他にもあり、いわゆる「Iピン」、W字形状を有する導体(「W字形状導体」)、及び撚り線ヘアピン(「撚り線」)がある。)
Iピン型ヘアピンについては、U字曲げを行わないで得られるヘアピンであるため、「I」字形状である、又は名称からも推測できるように、実質的に「I」字形状である。したがって、このタイプの導体は、電気機械の回転子または固定子の異なる側面から突出している2つの脚部を有している。
以下、本開示において、ベース導体とは、回転子又は固定子に挿入できる状態の導体である。
巻線アセンブリは、例えば、固定子のコアの対応する溝に挿入できるように、一方の側の接続部と他方の側の脚部、特に自由端とが相互に平行なベース導体のグループを備えてもよい。他の構成では、例えばIピンの場合、接続部を持たない巻線があってもよく、接続部と自由端が同じ側にある巻線があってもよい。
一般的に、例えば、固定子のコアから突出しているベース導体の脚部の自由端は、対応する装置で行われる「溶接側からのねじり」又は「挿入後のねじり」と呼称される、上記とは異なるタイプのねじりを受ける。図3は、溶接側のねじりを受けた後のベース導体の例を示す。
ねじりの主要な目的は、最初は異なる円周上にあるが、相互に間隔を空けた2つの径方向にある脚部の2つの自由端を1つにすることである。
端部間の接近は、例えば、ベース要素の脚部の自由端のそれぞれの層を、その層用のねじりリングのそれぞれの座部又は溝に挿入することによって得られる。互いに同心のねじりリングは、一方を他方に対して回転させることにより、端部のこのような接近を決める。
例えば、接近され得る2つの端部の溝内に収容される部分の間の距離の単位として、該部分の間の溝の数を用いることにより、6つの溝の距離を想定して、一方のリングの3つの溝を一方向に、他方のリングの3つの溝を反対方向に回転させることにより、接近が成される。
したがって、ベース導体は、例えば固定子の対応する溝内に留まる第1の脚部と、固定子のコアの主軸に対してそれぞれのリングの回転方向に傾斜した部分と、固定子のコアの主軸に実質的に平行である一方、第1の脚部に対して異なる半径方向にある端部と、を備える。
溶接側の方法及びねじり装置の例は、例えば、米国特許第8,215,000号に記載されている。特に、同じリングに挿入された端部の差別化されたねじりを得ることを可能にするねじり装置が記載されている。差別化されたねじりは、例えば、溝を備えるリング部分が、リング自体の円周に沿って移動可能であることを提供することによって得られる。この可動性は、リングが回転するとき、可動リングの溝に挿入されたベース導体の端部が、可動部がリング構造の残りの部分に隣接するまで、ねじりの遅れを有することを意味する。
一方、ベース導体の端部を溶接する方法は、互いに非常に接近しているため、ロッド状巻線が得られる工程の中で、非常にデリケートなステップである。
実際に、ベース要素の端部の接近は、望ましい特徴である一方、溶接工程を複雑にする。例えば、溶接が2つの端部の間だけで行われなければならない場合、このステップは、すぐに隣接する端部を巻き込むことを防ぐために非常に精密でなければならない。
さらに、端部の接近により、稀な事例とはいえ、一対の端子の間で電気アークなどの電気現象が発生する可能性がある。
また、先行技術に記載のねじり装置を用いると、それぞれの固定子(又は回転子)の溝に収容される導体の数が多い場合、互いに接近している導体と、代わりに径方向に間隔を空けた壁によって分離されているねじり装置のそれぞれの空洞との間において、ずれが生じる。
さらに、脚部の間の径方向の接近は、同じセットの層の間に絶縁リングを挿入することを妨げる。
これらの欠点を克服するため、ねじりリング自体の軸に向かう又は該軸から離れる径方向に従って移動可能な少なくとも1つのポケット要素を有するねじりリングを用いることが知られている。このタイプの装置は、国際公開特許2020058842号に示している。
このタイプの装置において、径方向に移動可能な同じ層の導体に関連しているポケット要素が配置される。
すなわち、この装置の一般的な動作は、ねじりの実際のステップの前、及び/又はねじりの実際のステップの間に、導体の層を広げるステップを提供する。
このような方法は、効果的であるように、ポケットに挿入される部分の導体だけでなく、ポケットに挿入されないと共にすぐ外側にある導体の部分を正確に誘導することを保証する必要がある。
したがって、従来技術は広く用いられ、評価されている一方、欠点がないわけではない。
実際に、ポケットの外側の導体の部分が受ける変形の間、ポケットの外側の導体の部分が所定の位置を維持することを可能にする案内システムを欠いている。
したがって、先行技術を参照して、上述の欠点および制限を少なくとも部分的に解決する必要があると考えられる。
したがって、曲げのステップの間において、導体の自由端がより正確にガイドされる装置及び方法を提供する必要があると考えられる。
また、導体の表面コーティングの完全性に悪影響を与え得る導体の端部に位置する応力を減少させることを可能にする装置と方法を提供する必要があると考えられる。
さらに、固定子の軸から見たとき、ねじりを受ける導体の一部または全部を、その変形中及び変形後に、予め決められた寸法の円の外に保持することができる装置が必要であると考えられる。例えば、特定の場合、この円は、装置の軸又は固定子の軸に垂直な平面内にあり、その溝内の位置でねじりを受ける導体の内側面に実質的に接するものとして識別される。これは、隣接する層の導体の挿入完了に対する障害となる曲げられた導体の危険性を回避するため、及び/又は、隣接する層に属するねじられる導体の間の絶縁体にかかる応力を低減させるためである。
このような要求は、請求項1に記載の電気機械の固定子又は回転子の側面から突出する導体を変形させる装置、及び請求項14に記載の電気機械の固定子または回転子の一方の側面から突出する導体を変形させる方法によって少なくとも部分的に満たされる。
本発明の更なる特徴及び利点は、非限定的な例によって与えられる好ましい実施形態の以下の説明から、より理解しやすくなる。
図1は、先行技術に記載の予備成形された平坦なU字形状のヘアピンの斜視図を図式的に示す。
図2は、先行技術に記載のヘアピンの斜視図を図式的に示す。
図3は、先行技術に記載の溶接側のねじりの後の図2のヘアピンの斜視図を図式的に示す。
図4は、第1の作動状態における、考えられる実施形態に対する機構の一部の実施形態を図式的に示す。
図5は、異なる作動状態における、図4の機構を図式的に示す。
図6は、本発明に記載の構成要素の考えられる代替の実施形態の斜視前方図を図式的に示す。
図7は、本発明に記載の構成要素の考えられる実施形態の底部からの斜視図を示す。
図8は、本発明に記載の構成要素の考えられる代替の実施形態の斜視前方図を図式的に示す。
図9は、本発明に記載の構成要素の考えられる実施形態の底部からの斜視図を図式的に示す。
図10は、本発明に記載の装置の構成要素の考えられる代替の実施形態の斜視上方図を図式的に示す。
図11は、本発明に記載の装置の一部の考えられる実施形態の正面図を図式的に示す。
図12は、本発明の実施形態に記載の方法のステップにおける電気機械の固定子/回転子に対して位置決めされた図11の装置の一部を図式的に示す。
図13は、本発明の考えられる実施形態に記載の装置の一部の拡大部分の斜視下方図を図式的に示す。
図14は、本発明に記載の装置の考えられる代替の実施形態の斜視図を図式的に示す。
図15は、種々の動作構成における本発明に記載の装置の考えられる実施形態の断面図を図式的に示す。
図16は、種々の動作構成における本発明に記載の装置の考えられる実施形態の断面図を図式的に示す。
図17は、種々の動作構成における本発明に記載の装置の考えられる実施形態の断面図を図式的に示す。
図18は、種々の動作構成における本発明に記載の装置の考えられる実施形態の断面図を図式的に示す。
図19は、本発明に記載の装置の考えられる実施形態の拡大部分を図式的に示す。
図20は、本発明の実施形態に記載の装置の一部の斜視前方図を図式的に示す。
図21は、考えられる使用モードにおける、本発明の実施形態に記載の装置の一部の断面図を図式的に示す。
図22は、考えられる使用モードにおける、本発明の実施形態に記載の装置の一部の断面図を図式的に示す。
図23は、本発明の実施形態に記載の装置の構成要素の平面図を図式的に示す。
説明した実施形態に共通する要素または部品は、以下、同じ符号を用いて示す。
図15は、電気機械の固定子又は回転子114の側面から突出する少なくとも1つの巻線アセンブリ100の導体102を変形させるための装置200を示す。
少なくとも1つの巻線アセンブリ100は、固定子又は回転子114の空洞115に挿入された少なくとも1つの脚部104,106を有する複数のベース導体102を備えている。それぞれのベース導体102が少なくとも1つの自由端108,110を有している。
装置200は、軸X周りに回転するように構成されている少なくとも1つのねじりマトリクス201を備える。ねじりマトリクス201は、自由端108,110を挿入するように構成されている少なくとも1つのポケット204を備える。
また、装置200は、自由端108,110の挿入側において、少なくとも1つのねじりマトリクス201の近くに、特に少なくとも1つのポケット204の近くに設けられている径方向バッキング部材300を備える。径方向バッキング部材300は、電気機械の固定子又は回転子114の側面から突出している脚部104,106の一部に対する内側径方向バッキング面302を有している。
特に、内側径方向バッキング面302は、ねじりマトリクス201の軸Xと、内側径方向バッキング面302が作動する脚部104,106との間に配置されてもよい。
ねじりステップの間、同じ側の突出している導体102は、巻線のコイルを形成するために互いに向けて曲げられる。このステップでは、径方向バッキング部材300は、ねじりポケットの外側に残る導体脚部104,106の部分、特にポケットと固定子又は回転子との間の導体の部分に対する内側バッキング面としての役割を果たす。
例えば、ねじりが同心で隣接する2つの層を同時に巻き込み、それらを反対の接線方向に曲げる場合、軸Xから見て、軸Xに垂直な平面に従って、ねじりを受ける導体が、例えば巻線の内側に向かって、望ましくない曲がりを生じることなく、占められた溝内位置から始まって自由端108又は110によって占められた位置に向かって拡がる円周又は螺旋に沿って配置されていることが望ましい。
このため、同じ層の導体は、ねじりポケット204の外側のそれらの残りの部分において、ポケット204自体によって作動する変形に対する反応を径方向バッキング部材300内に発見する。このような対比作用により、例えば、後述するように、屈曲点で、導体を塑性変形させて、それに応じてヘッド高さを減少させることができる。
考えられる実施形態によれば、径方向バッキング部材300は、軸X周りに回転し得る。有利であるように、径方向バッキング部材300は、ねじりマトリクス201に対して同期して回転してもよい。
それにより、径方向バッキング部材300は、導体102の表面と径方向バッキング部材300の表面との間で摺動することなく、ねじるときに、脚部104,106に追従できる。
考えられる代替の実施形態によれば、径方向バッキング部材300は、少なくとも1つのねじりマトリクス201とは異なる速度で回転し得る。
一方、導体と接触することを意図している径方向バッキング部材300の表面は、径方向バッキング部材300の表面と接触する導体の絶縁コーティングに対する応力を最小化するような表面処理を有していてもよい。より詳細には、表面処理の考えられる実施例は、完全な研磨、減摩処理、及び特殊な表面仕上げを有する処理であり得る。
考えられる実施形態によれば、内側径方向バッキング面302は、軸Xに対して円筒状の延長部を有してもよい。すなわち、使用時に、電気機械の固定子又は回転子114の側面から突出している脚部104,106の一部と接触する内側径方向バッキング面302は、軸Xに対して実質的に平行であってもよい。
考えられる代替の実施形態において、内側径方向バッキング面302は、円錐状の延長部を有していてもよい。すなわち、この場合、使用時に、脚部104,106の一部と接触することが意図されている内側径方向バッキング面302は、ねじりマトリクス201に向かって広がり、固定子又は回転子に向かって狭くなるように傾斜している。
考えられるさらなる実施形態では、内側径方向バッキング面は、円錐状の延長部を有してもよい。すなわち、長手方向平面により得られるそのような表面の断面トレースは、予め決められた外部曲率を有してもよい。
本開示において、内側径方向バッキング面302の「延長部」とは、脚部104,106に作用するバッキング面の軸Xを備える平面に従った断面のトレースを意味する。
内側径方向バッキング面302は、径方向バッキング部材300の全周に沿って連続的な延長部を有していてもよい。
代替として、図23の実施例に示すように、径方向バッキング部材300は、ボディ304と、ボディ304から突出した複数の歯306と、を備えて、径方向バッキング面302が歯306に配置されるようにしてもよい。
溝が、それぞれの歯の間に設けられてもよい。この場合、それぞれの歯306は、2つの溝308の間において、突出する。
考えられる実施形態において、歯306は、例えば、ボディに対して固定されて、全体を形成し得る。
考えられる代替の実施形態によれば、径方向バッキング部材300は、移動手段310により、軸Xに対して径方向に移動できる少なくとも1つの歯306を有してもよい。径方向バッキング面302は、少なくとも1つの上記歯306に設けられている。
この場合、少なくとも1つの歯306は、最小径方向寸法を定める格納位置と、最大径方向寸法を定める展開位置との間を移動できる。
考えられる実施形態によれば、少なくとも1つの歯306は、ボディ304で得られるそれぞれの径方向座部312内で移動する。
考えられる実施形態によれば、移動手段310は、カム型であってもよい。特に、移動手段310は、軸Xに沿った制御スリーブ314の回転又は移動を利用できる。
考えられる実施形態によれば、移動手段310は、
軸Xに対して垂直に拡がる第1プレート316であって、少なくとも1つの径方向に移動し得る歯306に対する少なくとも1つの径方向座部312を有しており、第1プレート316自体に対する軸方向動作と円周方向動作を少なくとも部分的に抑制するように構成されている、第1プレート316と、
軸Xに対して垂直に拡がる第2プレート318であって、第1プレート316に対して相対的に移動することによって、少なくとも1つの歯306の径方向動作を生じる第2プレート318と、を有してもよい。
軸Xに対して垂直に拡がる第1プレート316であって、少なくとも1つの径方向に移動し得る歯306に対する少なくとも1つの径方向座部312を有しており、第1プレート316自体に対する軸方向動作と円周方向動作を少なくとも部分的に抑制するように構成されている、第1プレート316と、
軸Xに対して垂直に拡がる第2プレート318であって、第1プレート316に対して相対的に移動することによって、少なくとも1つの歯306の径方向動作を生じる第2プレート318と、を有してもよい。
本開示において、要素を示すために用いられる用語「平坦」は、第3の次元に対する2つの主要次元により延びる要素を意味しており、好ましくは複数の要素から構成され得る円形の機器用接地面を含む。
図11は、第1プレート316と第2プレート318を有する移動手段310の考えられる実施形態を示す。
考えられる実施形態によれば、移動手段310は、水平なカムシステムを有してもよい。
例えば、図6~10において、実施形態を示す。
水平なカム駆動の移動手段310は、
軸Xに対して垂直に拡がる第1プレート316であって、少なくとも1つの径方向に移動し得る歯306に対する少なくとも1つの径方向座部312を有しており、第1プレート316自体に対する軸方向動作と円周方向動作を少なくとも部分的に抑制するように構成されている、第1プレート316と、
軸Xに対して垂直に拡がる第2プレート318であって、第1プレート316に対して相対的に移動することによって、少なくとも1つの歯306の径方向動作を生じる、第2プレート318と、
それぞれの歯306に対する軸Xに対して垂直な平面で延びているスロット320であって、第2プレート318に配置されている、スロット320と、
軸Xに対して実質的に平行な延長部を含んでいる少なくとも1つのピン322であって、それぞれの歯306の一端に設けられ、使用時に第2プレート318と対向して、それぞれの水平スロット320によって摺動してガイドされるように構成されている、ピン322と、を有してもよい。
ピン322は装置の軸Xに対して平行な方向を有する。
軸Xに対して垂直に拡がる第1プレート316であって、少なくとも1つの径方向に移動し得る歯306に対する少なくとも1つの径方向座部312を有しており、第1プレート316自体に対する軸方向動作と円周方向動作を少なくとも部分的に抑制するように構成されている、第1プレート316と、
軸Xに対して垂直に拡がる第2プレート318であって、第1プレート316に対して相対的に移動することによって、少なくとも1つの歯306の径方向動作を生じる、第2プレート318と、
それぞれの歯306に対する軸Xに対して垂直な平面で延びているスロット320であって、第2プレート318に配置されている、スロット320と、
軸Xに対して実質的に平行な延長部を含んでいる少なくとも1つのピン322であって、それぞれの歯306の一端に設けられ、使用時に第2プレート318と対向して、それぞれの水平スロット320によって摺動してガイドされるように構成されている、ピン322と、を有してもよい。
ピン322は装置の軸Xに対して平行な方向を有する。
図10に示すように、それぞれのスロット320は、有利であるように、湾曲延長部を有してもよい。
この実施形態において、第1プレート316と第2プレート318は、それぞれ第1スリーブ324と第2コントロールスリーブ314に接続されている。
考えられる実施形態によれば、上記水平カム移動手段310は、リミットストップ315を有してもよい。リミットストップ315は、第1プレート316の側面に設けられている少なくとも1つの径方向突出部319と、第2プレート318に配置されている少なくとも1つの対応する摺動座部321と、を有してもよい。
図7において、この種類の実施形態を示す。
考えられる実施形態によれば、リミットストップ315は、8つの径方向突出部319と、対応する8つの摺動座部321と、を有してもよい。
径方向突出部319は、横断面において、対応する摺動座部321と同様に、実質的に台形状であってもよい。よって、リミットストップにおいて、それぞれの斜辺の係合がある。
少なくとも1つの歯306は、第1プレート316に配置されている(添付の図面には図示しない)それぞれの径方向座部内にあるため、第1スリーブ324と制御スリーブ314との間の相対回転により、少なくとも1つの歯306に配置されている少なくとも1つのピン322を摺動させる。よって、歯306が回転方向に従って径方向の外側又は内側へ移動できる。
考えられる代替の実施形態によれば、移動手段310は垂直なカムシステムを有してもよい。
例えば、図11~13において、この種類の実施形態を示す。また、図4~5において、図式的に示す。
垂直なカム移動手段310は、
軸Xに対して垂直に拡がる第1プレート316であって、少なくとも1つの径方向に移動し得る歯306に対する少なくとも1つの径方向座部312を有しており、第1プレート316自体に対する軸方向動作と円周方向動作を少なくとも部分的に抑制するように構成されている、第1プレート316と、
軸Xに対して垂直に拡がる第2プレート318であって、第1プレート316に対して相対的に移動することによって、少なくとも1つの歯306の径方向動作を定めており、それぞれの歯306に対応する径方向溝328を含んでおり、それぞれの歯306は、支持部307と共に、径方向溝328に部分的に挿入されている、第2プレート318と、
それぞれの歯306のそれぞれの支持部307に設けられている垂直スロット326であって、軸Xに対して傾いている、垂直スロット326と、
軸Xに対して実質的に垂直に延びている少なくとも1つの水平ピン330であって、対応する径方向溝328内に設けられており、径方向に対して垂直に交差して、垂直スロット326内を摺動するように構成されている、水平ピン330と、を有している。
軸Xに対して垂直に拡がる第1プレート316であって、少なくとも1つの径方向に移動し得る歯306に対する少なくとも1つの径方向座部312を有しており、第1プレート316自体に対する軸方向動作と円周方向動作を少なくとも部分的に抑制するように構成されている、第1プレート316と、
軸Xに対して垂直に拡がる第2プレート318であって、第1プレート316に対して相対的に移動することによって、少なくとも1つの歯306の径方向動作を定めており、それぞれの歯306に対応する径方向溝328を含んでおり、それぞれの歯306は、支持部307と共に、径方向溝328に部分的に挿入されている、第2プレート318と、
それぞれの歯306のそれぞれの支持部307に設けられている垂直スロット326であって、軸Xに対して傾いている、垂直スロット326と、
軸Xに対して実質的に垂直に延びている少なくとも1つの水平ピン330であって、対応する径方向溝328内に設けられており、径方向に対して垂直に交差して、垂直スロット326内を摺動するように構成されている、水平ピン330と、を有している。
また、この実施形態において、第1プレート316と第2プレート318は、それぞれ第1スリーブ324とコントロールスリーブ314に接続されている。
少なくとも1つの歯306は、第1プレート316に配置されているそれぞれの径方向座部312内にあるため、第1スリーブ324と制御スリーブ314との間の相対回転により、少なくとも1つの径方向溝328に配置されている少なくとも1つのピン330を摺動させる。よって、歯306が相対移動方向に従って径方向の外側又は内側へ移動できる。
例えば、図11に示すように、垂直スロット326は、第1プレート316に近い軸Xからの距離が大きくなるように、また第2プレート318に近い軸Xからの距離が小さくなるように軸Xに対して傾斜してもよい。この種類の実施形態は、図4と図5に図式的に示す。
この場合、第1プレート316を第2プレート318に向かって動かすことによって、少なくとも1つの歯は第1プレート316内に収まる。代わりに、第1プレート316を第2プレート318から離すことによって、少なくとも1つの歯は、展開位置に向けて出てくる。
垂直カムの実施形態はまた異なってもよいため、この実施形態は例示に過ぎない。例えば、垂直スロット326は反対であってもよい。すなわち、垂直スロット326は、第1プレート316に近い軸Xからの距離がより小さくなるように、また第2プレート318に近い軸Xからの距離がより大きくなるように軸Xに対して傾斜してもよい。
この場合、第1プレート316を第2プレート318から離すことによって、少なくとも1つの歯は第1プレート316内に収まる。代わりに、第1プレート316を第2プレート318に向かって動かすによって、少なくとも1つの歯は、展開位置に向けて出てくる。
考えられる代替の実施形態によれば、添付の図面には図示していないが、第2プレート318又はタペット支持要素は、径方向に配置されている複数の同一の部品からなり、それぞれ、歯306を駆動する1つ以上のピンを支持し得る。例えば、部品は、固有の構造(プレート、スリーブなど)によって接続/支持され得る。
考えられる実施形態によれば、スリーブ314,324の環状表面は、スリーブの円運動を動作させるための歯を有してもよい。
図12は本発明に記載の装置を示す。この装置では、径方向バッキング部材300は、径方向バッキング部材300が作用することになる巻線アセンブリ100の近くに配置されている。図面には、巻線セット100は、固定子114の空洞115に部分的に挿入され、固定子のコアのねじり側から完全には出てきていない。この場合、径方向バッキング部材300の歯306は、少なくとも1つの巻線セット100を完全に挿入するための空間を空けるため、格納位置、又は溝115から角度的にずれた位置にある必要がある。
図13~17は、装置200が、径方向可動要素203に少なくとも1つのポケット204を配置したねじりマトリクス201を備える実施例を示す。図示する特定の実施形態において、すべてのポケット204が径方向可動要素203に配置されている。
図15に示す実施形態を参照すると、第1プレート316は、固定子114の支持構造333によって、固定子114と一体であってもよい。
代替の実施形態において、添付の図面には図示していないが、第1プレートは、軸Xの方向に移動できて、径方向バッキング部材300の軸Xに沿った移動を実現し得る。
図15において、外側のセット100が、ねじりマトリクス201のポケット204に自由端108,110を挿入するまで、挿入されていること、及び径方向バッキング部材300の歯306が導体102の突出部に近づけられることに留意すべきである。
図16は、図15に示すより後の時点を示す。この場合、ねじりが始まり、歯306は、歯に接触している導体によって与えられる力に反応して、それに応じて作用している。より詳細には、前の状況と比較して、歯306は、ねじりマトリクス201のポケット要素204が外側にシフトしたため、外側にシフトしている。
図17は、歯306が導体の外向きの動きにさらに追従している詳細を示す図である。
最も内側のセットの導体は、歯自体によって、垂直に摺動することが防止されていることに留意すべきである。
また、図22において、同じ動作モードを示す。
すなわち、考えられる実施形態によれば、径方向バッキング部材300は、所定のセットの導体が垂直に動作することを防止するように用いられ得る。
考えられる実施形態によれば、径方向バッキング部材300は、導体をねじりマトリクスのポケットに挿入する間、ガイドとして用いることができる。
実際に、図22は、最外層の複数の導体をねじりマトリクスのそれぞれのポケットに挿入することの終了時における径方向バッキング部材の位置を示す。実質的に、導体のポケットへの進入は、径方向バッキング部材が導体を径方向内側に移動できないようにガイドすることによって促される。
考えられる実施形態によれば、導体を押すことにより、ねじり側から完全に出ることを定めるため、挿入側から再開できる。ポケットは、このような動きに付き従うことができる一方、径方向バッキング部材は、最も内側のセットの導体の摩擦による引きずりを防止するために静止し続けてもよい。すなわち、径方向バッキング部材は、電気機械の固定子又は回転子のねじり側から出るとき、最も内側の導体のセットに対する軸方向バッキングとしての役割を果たすこともできる。
図18は、最外層のセット100のねじりが完了して、セット100に隣接するセットがねじりマトリクスのポケット要素に挿入された、さらに後の瞬間を示す図である。
考えられる代替の実施形態によれば、径方向バッキング部材300は、軸Xに平行な方向に従って隣接する歯306の対応する周方向端部362,364にオーバーラップする周方向端部362,364を有する複数の径方向可動歯306を有してもよい。
すなわち、それぞれの歯306は、軸Xに沿って間隔をあけた位置に応じて歯306から突出する周方向端部362,364を備える。また、それぞれの周方向端部362,364の厚みは、歯306の厚みの実質的に半分であってもよい。それにより、周方向端部が対向して共に実質的に同じ歯の厚みを形成するため、連続する2つの歯が互いに接続し得る。
より詳しくは、歯306の数は、加工される固定子の溝の数より少なくてもよい。この実施形態は、例えば、それぞれの歯306が、同じ層の複数の突出している導体の同時変形を対比するために用いられ得る場合に適用する。
本実施形態は、先に記載した実施形態と比較して、移動するべき歯306の数が少ないことから生じるより小型であるという利点と、したがって移動手段310が比較的単純であって、加工されるべき固定子の溝の数は同じであるという利点とを有する。
図6~10に示すように、径方向バッキング部材300の径方向寸法において、所定の連続性を保つことができるように、周方向端部362,364の実質的なオーバーラップがある。オーバーラップは、場合によって、ある歯と次の歯との間の導体に対する対照的な作用を維持できると共に、歯306の回転運動を除外できる。実際に、そのようなオーバーラップがない場合、歯の膨張に伴い、一方の歯と他方の歯との間に溝が生じて、同じ場合、対応する導体に望ましくない変形を生じる。したがって、そのようなオーバーラップがない場合、ねじれた導体が要素の間の空間を占めることを防ぐため、径方向バッキング部材が回転する必要がある。
装置の動作は、提供される装置の説明を考慮して明らかである。
考えられる動作モードを以下に説明する。一方、他の動作モードが明らかに考えられるため、そのような動作モードは、本発明に対して限定するように認められるべきではない。
導体が固定子のコアに螺入されるとき、最外層のセットの挿入が完了する。したがって、巻線セットの導体の突出部が、自由端が共に溶接され得るように、適切な長さを有する。このステップにおいて、巻線セットの導体は、径方向バッキング部材の突起/歯によって形成された溝を軸方向の動作により交差して、溝を占める。
導体の端部は、集合的に円錐状表面を形成するように、ねじりマトリクスのそれぞれのポケットに挿入されて、ねじりマトリクスによって径方向に曲げられる。
このステップにおいて、径方向バッキング部材の溝を占める導体部は、溝から現れる。導体部が溝から現れるとき、径方向バッキング部材は自由に回転する。
径方向バッキング部材の溝から導体部が径方向に完全に現れることの終了時、径方向バッキング部材は、巻線セットの導体に接触することなく、装置の軸Xに対して、好ましくは半分の溝ピッチで回転する。したがって、導体の部分は、径方向バッキング部材の歯と一致する角度位置にある。
歯の機能は、同じ導体が溝内に配置される場合よりも大きな直径を有する円周上で行われるねじりの後のステップの間、対照的な作用をもたらすことである。溝の機能は、導体を溝に軸方向に挿入することが完了する間、固定子のパックの溶接側に導体が出現するとき、バッキング装置による妨げを防ぐことである。
巻線セットの導体の自由端は、ねじりマトリクスを通して、装置の軸Xに近づけられる。したがって、導体の部分の一部が径方向バッキング部材の歯に接触する。
径方向バッキング部材が径方向に可動する歯を有する場合、このステップは、歯が導体の部分に接触するように、歯を再配置するステップに置き換えられる。
この時点で、ねじりマトリクスのポケット要素の回転のステップが、グリップによって関係する巻線セットの導体の変形とともに開始する。そのステップの間、導体を径方向バッキング部材の溝に部分的に進入することが防がれるように、径方向バッキング部材が適切な角速度で回転する。
本開示において、ねじりマトリクスのポケット要素による「把持」は、必ずしもねじりマトリクスのポケット又は溝内の導体の実際のクランプを意図することなく、導体の端部をポケット又は溝内に挿入することを意味している。
したがって、バッキング装置の回転は、径方向バッキング部材の溝があることと関連しており、導体が径方向バッキング部材の溝領域を部分的にでも占めるように戻ること、すなわち絶縁コーティングに大きな応力がかかるおそれを防ぐために必要なことである。
固定子のコアの挿入面に対して、導線が十分に傾斜して、径方向バッキング部材の溝に入らないとき、回転を停止し得る。
巻線セットの導体を曲げた後、巻線が複数のセットから構成されているとき、次の巻線セット、すなわち隣接するセットの内側へのねじれに適応するため、径方向バッキング部材はその形状を変更する必要がある、又は適切なサイズの別の同様のものと交換される必要がある。
ねじり作用を受けるそれぞれの導体との複数の接触/対照領域を接続する径方向バッキング部材の表面は、導体自体の径方向の拡がりが必要でなければ、径方向に可動する部分(歯)と溝がなくてもよい。
径方向バッキング部材は、まだねじられていない導体が溶接側で固定子のパックから現れることを防ぐ任意の機能を実行し得る。径方向バッキング部材が、非同時のねじり作用を受ける複数の巻線セットと共に用いることができるように、様々な形状を有する場合、内側のセットが現れることに対する妨げの機能は、径方向バッキング部材に軸方向に結合されて、径方向バッキング部材に対して自由に回転する、同じく様々な形状のプレートによって行われ得る。
図21において、本発明に記載の径方向バッキング部材を用いる更なる態様を図式的に示す。実際に、考えられる動作のモードによれば、径方向バッキング部材は、電気機械の固定子又は回転子とねじりマトリクスとの間の導体の部分を成形及び変形するように用いられ得る。
例えば、導体の端部をポケットに挿入することが終了した後、ねじれマトリクスのポケットと電気機械の固定子又は回転子との間の導体の部分を外側に押すことができるように、対照の歯の外側の径方向の動きが起こり得る。好ましくは、径方向バッキング部材による径方向に押し込む動作は、ねじりマトリクスと固定子又は回転子との間の軸方向の接近動作を伴い得る。
すなわち、バッキングのステップは、自由端108,110の一部がねじりアレイ108,110のポケット204に挿入されているとき、円形アレイの自由端108,110を径方向に広げることができる。すなわち、ポケットが軸Xから実質的に一定の径方向の距離を有している。
このような接近は、2つの目的を有してもよい。例えば、導体の端部がそれぞれのポケットから出ることを防ぐことができる。または、導体部の変形に寄与できる。
本発明に記載の径方向バッキング部材の装置が用いられ得る一部のステップを以下に記載する。
導体を固定子のコアの溝に部分的に挿入するステップ。
1つ以上の巻線セットをねじりポケットに軸方向に挿入することが完了するステップ。
導体を固定子のコアの溝に挿入することを完了するため、溶接側に完全に現れることを妨げないように、径方向バッキング部材を適切な位置に配置するステップ。
溶接側に突出している導体を径方向に広げて、円錐形状の外側に配置するステップ。
巻線に対して、歯の回転及び/又は歯の軸方向の位置決めによって、溶接側に突出している導体のそれぞれの部分の近くに径方向バッキング部材を位置決めするステップ。
歯の回転、歯の径方向の移動、歯の軸方向の位置決めにより、径方向バッキング部材と導体との間の距離を回復するステップ。
導体がバッキング部材の要素に接触するまで、前回と同様の動作を実行するステップ。
歯の回転、歯の径方向の移動、歯の軸方向の位置決めにより、導体と接触するまで、径方向バッキング部材が位置するステップ。
径方向に拡がることと同時である、又は径方向に拡がることに連続する作用が起こり得ることを伴うねじるステップ。
導体の突出部が円錐台又は円筒の領域に位置するように、導体の突出部を形成するため、またそれぞれの径方向バッキング部材の表面におけるそれぞれの導体の滑りを最小にするため、径方向、角度方向、および軸方向の動作軌道を合成することによって達成される、径方向バッキング部材により導体を追うステップ。
前回/同時/後続の巻線セット又は巻線セットのグループの径方向の拡がりを伴って、ねじりを終了するステップ。
ポケット内の導体のそれぞれの拘束された部分又は拘束されていない部分から径方向バッキング部材を相対的に移動するステップ。
対照の装置を変更する、又はその形状を変更するステップ。
複数の巻線セットに対して既に行われたステップを繰り返すステップ。
導体を固定子のコアの溝に部分的に挿入するステップ。
1つ以上の巻線セットをねじりポケットに軸方向に挿入することが完了するステップ。
導体を固定子のコアの溝に挿入することを完了するため、溶接側に完全に現れることを妨げないように、径方向バッキング部材を適切な位置に配置するステップ。
溶接側に突出している導体を径方向に広げて、円錐形状の外側に配置するステップ。
巻線に対して、歯の回転及び/又は歯の軸方向の位置決めによって、溶接側に突出している導体のそれぞれの部分の近くに径方向バッキング部材を位置決めするステップ。
歯の回転、歯の径方向の移動、歯の軸方向の位置決めにより、径方向バッキング部材と導体との間の距離を回復するステップ。
導体がバッキング部材の要素に接触するまで、前回と同様の動作を実行するステップ。
歯の回転、歯の径方向の移動、歯の軸方向の位置決めにより、導体と接触するまで、径方向バッキング部材が位置するステップ。
径方向に拡がることと同時である、又は径方向に拡がることに連続する作用が起こり得ることを伴うねじるステップ。
導体の突出部が円錐台又は円筒の領域に位置するように、導体の突出部を形成するため、またそれぞれの径方向バッキング部材の表面におけるそれぞれの導体の滑りを最小にするため、径方向、角度方向、および軸方向の動作軌道を合成することによって達成される、径方向バッキング部材により導体を追うステップ。
前回/同時/後続の巻線セット又は巻線セットのグループの径方向の拡がりを伴って、ねじりを終了するステップ。
ポケット内の導体のそれぞれの拘束された部分又は拘束されていない部分から径方向バッキング部材を相対的に移動するステップ。
対照の装置を変更する、又はその形状を変更するステップ。
複数の巻線セットに対して既に行われたステップを繰り返すステップ。
本発明に記載の装置及び方法の利点は明らかである。
特に、本発明に記載の径方向バッキング部材を用いることは、径方向バッキング部材が、把持要素によって係合されていない導体の脚の部分において、ねじり装置の軸Xに対して外向きの径方向の力を作用するため、便利である。
したがって、導体の脚の部分は、軸Xから予め決められた径方向の距離の外側に保たれ得る。さらに、径方向バッキング部材を用いることにより、溶接側で同時にねじりを受ける一対の隣接する層の導体の間の相互作用に特に関連して、ねじりの一部のステップを受ける導体のコーティングにおける機械適応力を最小化できる。外層の導体との対照面/接触面は、内層の導体におけるねじりのいかなる時でも定められ得る。この外層の導体との対照面/接触面により、対照の作用を外層の導体に及ぼす。この表面は、最大化されて、内層の導体が対照の可動歯の表面に接触し続けている場合、これらの作用から生じる絶縁体への圧力を最小化する。
特に、径方向バッキング部材を用いることにより、溶接側から突出している少なくとも1つの導体の一部が、ねじりマトリクスによって作動している導体の変形を受けて、この変形の結果として、回転子(又は固定子)の挿入、回転子(又は固定子)の挿入の完了、又は軸Xに対して最も内側若しくは最も外側の径方向の位置に配置されている巻線層の挿入の完了のために必要とされる空間を占めることを防ぐ。
径方向バッキング部材を用いることは、導体を曲げる前、この導体に隣接している少なくとも1つの導体の層が、導体の自由端が隣接している層の導体の自由端に近付くために必要となる長さで溶接側から突出するように完全に挿入される場合、溶接側から突出している導体の絶縁体における応力を最小化することに有用である。
また、軸Xに対して径方向に可動する要素を有する径方向バッキング部材を用いることにより、上述の課題のため、また径方向バッキング部材が、固定子若しくは回転子の巻線を形成するように曲げられるべき異なる大きさのセット又は巻線層に対応し得るため、突出している導体を曲げる工程を容易にする。可動歯により、セット又は巻線層ごとに1つの対照のマトリクスの代わりに、巻線ごとに単一の対照のマトリクスを用いることができる。
特定の要求を満足するため、当業者は、添付の請求項の範囲から逸脱することなく、上述の実施形態に変更を加える、又は上述の要素を同等の要素に置き換えることができる。
Claims (21)
- 電気機械の固定子又は回転子(114)の側面から突出する少なくとも1つの巻線アセンブリ(100)の導体を変形させるための装置(200)であって、
前記少なくとも1つの巻線アセンブリ(100)は、固定子又は回転子(114)の空洞(115)に挿入されると共に少なくとも1つのそれぞれの自由端(108,110)を含んでいる少なくとも1つの脚部(104,106)を含む複数のベース導体(102)を有しており、
前記装置(200)は、所定の軸(X)周りに回転するように構成されている少なくとも1つのねじりマトリクス(201)を備えており、
前記ねじりマトリクス(201)は、前記自由端(108,110)を挿入するように構成されている少なくとも1つのポケット(204)を備えており、
前記装置(200)は、前記自由端(108,110)の挿入側において、少なくとも1つの前記ねじりマトリクス(201)の近くに、特に少なくとも1つの前記ポケット(204)の近くに設けられている径方向バッキング部材(300)を備えており、
前記径方向バッキング部材(300)は、前記固定子又は回転子(114)の前記側面から突出している少なくとも1つの前記脚部(104,106)の一部に対する内側径方向バッキング面(302)を有している、ことを特徴とする装置(200)。 - 前記径方向バッキング部材(300)は、前記固定子又は回転子(114)と前記ポケット(204)との間において、前記固定子又は回転子(114)の前記側面から突出している前記脚部(104,106)の一部に対する内側径方向バッキング面(302)を有していることを特徴とする、請求項1に記載の装置(200)。
- 前記内側径方向バッキング面(302)は、前記ねじりマトリクス(201)の前記軸(X)と、前記内側径方向バッキング面(302)が作動する前記脚部(104,106)との間に配置されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置(200)。
- 前記径方向バッキング部材(300)は、少なくとも1つの前記ねじりマトリクス(201)に対して同期又は非同期のいずれかで前記軸(X)周りに回転するように構成されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の装置(200)。
- 前記径方向バッキング部材(300)は、前記軸(X)に沿って移動するように構成されていることを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載の装置(200)。
- 前記内側径方向バッキング面(302)は、実質的に円筒状の延長部を有していることを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載の装置(200)。
- 前記内側径方向バッキング面(302)は、実質的に円錐状の延長部を有していることを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載の装置(200)。
- 前記径方向バッキング部材(300)は、ボディ(304)と、前記ボディ(304)から突出している複数の歯(306)とを有しており、
前記径方向バッキング面(302)は、前記歯(306)に設けられていることを特徴とする、請求項1~7のいずれかに記載の装置(200)。 - 前記径方向バッキング部材(300)は、移動手段(310)により、前記軸(X)に対して径方向に移動し得る少なくとも1つの歯(306)を有しており、
少なくとも1つの前記歯(306)は、最小径方向寸法を定める格納位置と、最大径方向寸法を定める展開位置との間を移動できて、
前記径方向バッキング面(302)は、少なくとも1つの前記歯(306)に設けられていることを特徴とする、請求項1~8のいずれかに記載の装置(200)。 - 前記径方向バッキング部材(300)は、径方向に移動し得る複数の歯(306)を有しており、
前記歯(306)は、前記軸(X)に対して平行な方向に従って、隣接する歯(306)の対応する円周端とオーバーラップする円周端(362,364)を有していることを特徴とする、請求項9に記載の装置(200)。 - 前記移動手段(310)は、
前記軸(X)に対して垂直に拡がる第1プレート(316)であって、少なくとも1つの径方向に移動し得る前記歯(306)に対する少なくとも1つの径方向座部(312)を有しており、前記第1プレート(316)自体に対する軸方向動作と円周方向動作を少なくとも部分的に抑制するように構成されている、前記第1プレート(316)と、
前記軸(X)に対して垂直に拡がる第2プレート(318)であって、前記第1プレート(316)に対して相対的に移動することによって、少なくとも1つの前記歯(306)の径方向動作を生じる前記第2プレート(318)と、を有していることを特徴とする、請求項9又は10に記載の装置(200)。 - 前記移動手段(310)は、
水平カムを有しており、
前記軸(X)に対して垂直に拡がる第1プレート(316)であって、少なくとも1つの径方向に移動し得る前記歯(306)に対する少なくとも1つの径方向座部(312)を有しており、前記第1プレート(316)自体に対する軸方向動作と円周方向動作を少なくとも部分的に抑制するように構成されている、前記第1プレート(316)と、
前記軸(X)に対して垂直に拡がる第2プレート(318)であって、前記第1プレート(316)に対して相対的に移動することによって、少なくとも1つの前記歯(306)の径方向動作を生じる前記第2プレート(318)と、
前記第2プレート(318)に設けられている、それぞれの前記歯(306)に対する水平スロット(320)と、
前記軸(X)に対して実質的に平行な延長部を含んでいる少なくとも1つのピン(322)であって、それぞれの前記歯(306)の一端に設けられ、使用時に前記第2プレート(318)と対向して、それぞれの前記水平スロット(320)によって摺動してガイドされるように構成されている、前記ピン(322)と、を有していることを特徴とする、請求項11に記載の装置(200)。 - 前記移動手段(310)は、
垂直カムを有しており、
前記軸(X)に対して垂直に拡がる第1プレート(316)であって、少なくとも1つの径方向に移動し得る前記歯(306)に対する少なくとも1つの径方向座部(312)を有しており、前記第1プレート(316)自体に対する軸方向動作と円周方向動作を少なくとも部分的に抑制するように構成されている、前記第1プレート(316)と、
前記軸(X)に対して垂直に拡がる第2プレート(318)であって、前記第1プレート(316)に対して相対的に移動することによって、少なくとも1つの前記歯(306)の径方向動作を生じており、少なくとも1つの前記歯(306)に対応する少なくとも1つの径方向溝(328)を含んでおり、それぞれの前記歯(306)は、支持部(307)と共に、前記径方向溝(328)に部分的に挿入されている、前記第2プレート(318)と、
前記軸(X)を通る平面で延びている垂直スロット(326)であって、それぞれの前記歯(306)のそれぞれの前記支持部(307)に設けられており、前記軸(X)に対して傾いている、前記垂直スロット(326)と、
前記軸(X)に対して実質的に垂直に延びている少なくとも1つの水平ピン(330)であって、対応する前記径方向溝(328)内に設けられており、前記径方向に対して垂直に交差して、前記垂直スロット(326)内を摺動するように構成されている、前記水平ピン(330)と、を有していることを特徴とする、請求項11に記載の装置(200)。 - 電気機械の固定子又は回転子(114)の側面から突出する少なくとも1つの巻線アセンブリ(100)の導体を変形させるための方法であって、
前記少なくとも1つの巻線アセンブリ(100)は、固定子又は回転子(114)の空洞(115)に挿入されると共に少なくとも1つのそれぞれの自由端(108,110)を含んでいる少なくとも1つの脚部(104,106)を含む複数のベース導体(102)を有しており、
前記方法は、
軸(X)周りに回転するように構成されているねじりマトリクス(201)によって、少なくとも1つの前記自由端(108,110)を把持するステップであって、少なくとも1つの前記自由端(108,110)が前記ねじりマトリクス(201)のポケット(204)に挿入される、前記自由端(108,110)を把持するステップと、
前記ねじりマトリクス(201)によって、少なくとも1つの前記自由端(108,110)を解放するステップと、
少なくとも1つの前記ねじりマトリクス(201)の近くに、特に少なくとも1つの前記ポケット(204)の近くに設けられている径方向バッキング部材(300)が、前記自由端(108,110)を前記ポケット(204)に挿入する挿入側において、前記固定子又は回転子(114)の前記側面から突出している少なくとも1つの前記脚部(104,106)の一部に対する内側径方向バッキング要素としての役割を果たすバッキングステップと、を備えており、
前記バッキングステップは、前記自由端(108,110)を把持するステップの前、前記自由端(108,110)を把持するステップの後、及び/又は前記自由端(108,110)を把持するステップの間において、行われ得る、ことを特徴とする方法。 - 前記自由端(108,110)を把持するステップ、前記自由端(108,110)を解放するステップ、及び前記バッキングステップは、前記脚部(104,106)の前記自由端(108,110)が挿入される前記ねじりマトリクス(201)の前記ポケット(204)によって定められる同じ径方向位置を有している円形配列の前記固定子又は回転子(114)の前記側面から突出しているすべての前記脚部(104,106)を同時に含んでいることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
- 前記径方向バッキング部材(300)は、移動手段(310)により、前記軸(X)に対して径方向に移動し得る少なくとも1つの歯(306)を有しており、
前記固定子又は回転子(114)の前記側面から突出している前記脚部(104,106)の一部に対する内側径方向バッキング面(302)は、少なくとも1つの前記歯(306)に設けられており、
少なくとも1つの前記歯(306)は、最小径方向寸法を定める格納位置と、最大径方向寸法を定める展開位置との間を移動できて、
前記方法は、少なくとも1つの前記歯(306)を径方向に移動するステップを備えていることを特徴とする、請求項14又は15に記載の方法。 - 前記バッキングステップの間、前記径方向バッキング部材(300)の少なくとも1つの前記歯(306)は、ねじりステップと実質的に同時に、格納位置と展開位置との間で径方向に移動していることを特徴とする、請求項16に記載の方法。
- 前記ねじりステップは、少なくとも1つの前記ポケット(204)が径方向に移動するステップを含んでいることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
- 前記方法は、ねじり動作の間、前記径方向バッキング部材(300)が、前記軸(X)に対して回転する、及び/又は前記軸(X)に沿って移動する前記バッキングステップを備えていることを特徴とする、請求項14~18のいずれかに記載の方法。
- 前記バッキングステップは、前記脚部(104,106)の前記自由端(108,110)が挿入される前記ねじりマトリクス(201)の前記ポケット(204)によって定められる同じ径方向位置を有している円形配列の前記固定子又は回転子(114)の前記側面から突出しているすべての前記脚部(104,106)を同時に含んでいることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
- 前記バッキングステップは、前記自由端(108,110)が前記ねじりマトリクス(201)の前記ポケット(204)に挿入されるとき、円形配列の前記脚部(104,106)を径方向に拡げることを特徴とする、請求項14~20のいずれかに記載の方法。
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