JP2023549910A - 改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置 - Google Patents

改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置 Download PDF

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Abstract

【要約】本発明に係る改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置は、高炉分野に属する。前記窒素気密シール構造は、構造全体で2つの機能に分けられ、そのうち高炉の下側位置に設けられたラビリンス構造は、防塵、粉塵減少の効果を果たすことができるだけでなく、炉内ガスの圧損傷耐性を高めることができ、上部浮き輪シールに有利な条件を提供する。一方、装入装置の上側位置には、動作中に自己適応性によって常に接触し続けることができ、互いに慣らし運転することによってより緊密な結合を達成することができ、このような構造は、高精度の製造コストを必要としない。上部圧力が高炉の圧力より高いことを保持することによって、浮き輪が一定のシール押圧力を有することを確保でき、よりよいシール効果に達する。【選択図】図1

Description

本発明は、高炉分野に係り、具体的に改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置に関する。
ベルレス式炉頂装入装置を採用した高炉は、すでに五十年近くの歴史になり、しかも、さまざまな伝動構造形式が開発され、例えば、最も伝統的なルクセンブルクPW社の原料装入装置は、国内でよく「水冷型ギアボックス」または「気密型タンク」と呼ばれ、また、国内では、冶賽迪、中冶東方、秦冶、中冶南方は、ともにそれぞれの特色の原料装入装置を有する。
これらの原料装入装置は、回転ドラム構造を備える点で共通特徴であり、回転ドラムと原料装入装置の固定部分とのシールは、すべて窒素シール式を採用し、その水冷構造は、開放式と閉鎖式の2種類があり、閉鎖式水冷は、「密閉水循環システム」または「加圧水冷システム」とも呼ばれる。
いずれの水循環システムを採用しても、その相応する窒素シール構造でよく使われている仕組みは、いずれも、回転ドラムと原料装入装置のハウジングとの結合部に一定の隙間を残し、原料装入装置のハウジングに高炉炉内より高い窒素を導入することによって、いわゆる、「窒素シール」を行うことであり、高炉炉内は、高温、高圧の粉塵雰囲気であり、さらに、炉内に常に圧力が不安定の現象が発生するため、粉塵とガスは、隙間を介して原料装入装置の内部キャビティに侵入しやすい。
中国の文献『高炉のベルレス式炉頂水冷型装入シュート付伝動ギアボックスの研究』(東北大学大学院修士論文)1.3.4.2は、伝統的な気密シール構造についてうまくまとめて記載しており、このような構造は、回転ドラムと固定ハウジングとの結合部に比較的大きな隙間を有するラビリンス構造しか採用できず、隙間を縮小すれば相互接触面に対して高精度の加工が必要であり、かつ、運転期間にも熱変形により抵抗が発生するが、比較的大きな隙間は、高炉炉内と原料装入装置の内部キャビティがマクロに連通し、互いに空気を入れやすいような効果をもたらすことができる。
しかし、原料装入装置の内部キャビティの部品を高炉炉内の高温ガスによる浸食から保護するために、大量の窒素ガスを原料装入装置の内部キャビティに充填しなければならず、1.3.4.3で指摘したように、この気密シール構造のガス消費量は、常に数千立方メートル/時である。
同文献では、回転ドラムと固定ハウジングとの結合部にグラファイトブロックを入れ、上方に押圧リングが設けられた改良型気密シール方式を提出した。
図2.3に示すように、グラファイトブロックが回転ドラムおよび押圧板とともに回転し、さらに、グラファイトブロックは、平面によって固定結合面と貼り合わせており、このように関連する合せ面の寸法加工に対する要求は、比較的に高く、摩損消耗に伴い、隙間は、次第に増大し、グラファイトブロックの下方は直接に高炉ガスおよび粉塵に向かい、一旦圧力変動があって原料装入装置の内部キャビティの圧力が不安定になると、高炉ガスは、容易に隙間を突き破って粉塵とともにグラファイトブロックを磨耗し、このような構造は、初期段階での使用効果が比較的よいが、長期的な使用効果が次第に悪くなる恐れがある。
中国特許201120161414.4と中国特許201220013114.7では、いずれも、回転ドラムと固定ハウジングとの結合部にスリットラビリンス式を採用することで、高炉ガスの抵抗を増加するが、理論上は、依然として漏洩リスクが存在する。
中国特許200820077191.1では、前記『高炉のベルレス式炉頂水冷型装入シュート付伝動ギアボックスの研究』に似ている耐摩耗リング構造(浮き輪のように)を採用し、さらに、弾性部材を加えて耐摩耗リングを常に対向する結合面と接触させることで、『高炉のベルレス式炉頂水冷型装入シュート付伝動ギアボックスの研究』における浮き輪構造の欠陥を克服したが、弾性部材は、易損部材であり、一旦破損すると、原料装入装置全体を分解し弾性部材を交換する必要があり、メンテナンスが比較的困難である。
中国特許第201580027776.5号に記載された第1の環状部および第2の環状部は、互いに接触しており、理論的には、シール効果を高めることも可能であるが、第1および第2の環状部は、それぞれ固定ハウジングおよび回転部に固定接続されており、これは、スリットに対する従来の縮小バージョン(接触状態になるまで押し進み)に類似し、上述したように、このような構造は、加工精度に対する要求が非常に高く、運転中の高温による変形を回避することが困難であるからである。
これに鑑み、本発明の目的は、製造難度を低下させた上で、運転中に適応シールを自由実現することができ、その耐用年数を延長するだけでなく、原料装入装置の窒素消耗の効果を低下させることができる改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明は、以下のような技術的特徴を提供する。
改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置であって、固定ハウジングと、回転ドラムと、中央スロートとを含み、回転ドラムは、回転支えによって固定ハウジングの内部の上方に取り付けられるとともに、前記回転支えによって回転中心を囲んで回転し、中央スロートの上部が固定ハウジングの上方の環状中央口に連結し、回転ドラムは、主に、内輪円筒、底板および外輪円筒で構成され、底板は、円状の円盤であり、円筒状を呈する内輪円筒は、底板の上端面に設置して底板の内輪側に位置され、円筒状を呈する外輪円筒は、底板の下端面に設置して底板の外輪側に位置される。
中央スロートと回転ドラムの内輪円筒との間に形成された環状スリットに中央固定円筒が着脱可能に取り付けられる。
内輪円筒と中央固定円筒との間に環状気室Iが形成され、中央固定円筒の外周面にショルダIが設けられ、ショルダIの外周面と内輪円筒との間に環状スリットIを有し、前記ショルダIは、中央間座(スペーサ)として環状気室Iを上気室Iと下気室Iとの両部分に分割し、上気室Iと下気室Iとは、環状スリットIによって連通される。
中央固定円筒のショルダIの上方に中央下浮き輪が配置され、中央下浮き輪に中央上浮き輪が自由に載置され、中央下浮き輪に下合せ面Iが設けられ、中央上浮き輪に下合せ面Iと合わせた上合せ面Iが対応して設けられ、上合せ面Iおよび下合せ面Iのうち少なくとも1つは、上下両合せ面に線接触を形成させるように凸の環状曲面である。
ショルダIの下方の下気室Iに中央ラビリンス通路が設けられる。
固定ハウジングの下方に固定ショートチューブが設けられ、固定ショートチューブ内に設置した外輪円筒と固定ショートチューブとの間に環状気室IIが形成される。
外輪円筒の外周面にショルダIIが設けられ、ショルダIIの外周面と固定ショートチューブとの間に環状スリットIIを有し、前記ショルダIIは、外輪間座として環状気室IIを上気室IIと下気室IIとの両部分に分割し、上気室IIと下気室IIとは、環状スリットIIによって連通される。
外輪円筒のショルダIIの上方に外輪下浮き輪が配置され、外輪下浮き輪に外輪上浮き輪が自由に載置され、外輪下浮き輪に下合せ面IIが設けられ、外輪上浮き輪に下合せ面IIと合わせた上合せ面IIが対応して設けられ、上合せ面IIおよび下合せ面IIのうち少なくとも1つは、上下両合せ面に線接触を形成させるように凸の環状曲面である。
ショルダIIの下方の下気室IIに外輪ラビリンス通路が設けられる。
さらに、前記中央固定円筒は、締結部材によって回転支えまたは中央スロートまたは固定ハウジングに締結される。
さらに、環状気室Iでは、上気室Iの幅は、下気室Iの幅より大きく、下気室Iの幅は、環状スリットIの幅より大きく、環状気室IIでは、上気室IIの幅は、下気室IIの幅より大きい、下気室IIの幅は、環状スリットIIの幅より大きい。
さらに、上合せ面Iと下合せ面Iとは、いずれも凸の環状曲面であるか、上合せ面Iと下合せ面Iのうち1つは、凸の環状曲面と合わせた斜面であるか、上合せ面Iと下合せ面Iのうち1つは、凸の環状曲面と合わせた凹の環状曲面である。
上合せ面IIと下合せ面IIとは、いずれも凸の環状曲面であるか、上合せ面IIと下合せ面IIのうち1つは、凸の環状曲面と合わせた斜面であるか、上合せ面IIと下合せ面IIのうち1つは、凸の環状曲面と合わせた凹の環状曲面である。
さらに、凸の環状曲面を用いて凹の環状曲面と嵌め合いする場合、凹の環状曲面の曲率半径は、凸の環状曲面の曲率半径より大きい。
さらに、上合せ面Iと下合せ面Iに、さらに、上合せ面IIと下合せ面IIに耐摩耗材が設けられる。
さらに、中央上浮き輪、中央下浮き輪、外輪上浮き輪および外輪下浮き輪は、グラファイト材またはセラミックス材である。
さらに、環状気室Iに中央上浮き輪を圧力掛けて吹付ける中央気室給気管が接続される。
さらに、環状気室IIの上気室IIを原料装入装置の内部キャビティと連通させるように、固定ショートチューブと底板との間に隙間を有し、原料装入装置の内部に内部キャビティ給気管が接続される。
さらに、中央ラビリンス通路と外輪ラビリンス通路とは、いずれも対となるベローズで構成される。
本発明のよい効果は、以下のとおりである。
(1)本発明の窒素シール構造では、高炉の炉内端部にラビリンス数量を増やすことで、粉塵の減少と損傷耐性の効果を高め、原料装入装置の内部のシールには最初のバリアが形成されるとともに、ベローズ構造の弾力性によっても取り付けに便利である。
(2)上下の浮き輪の線接触構造を採用したため、自己適応機能を持たせ、その接触位置は、常に接触を保持し、慣らし運転によって接触位置の結合はより良好であり、さらに、シール効果が向上され、加工の難しさを低下させ、線接触構造であるため、運転する時の寸法誤差による詰まりが生じにくい。
(3)浮き輪の合わせ面は、耐摩耗材を採用したため、さらに、上下の浮き輪の耐用年数が向上される。
(4)上下の浮き輪は、凸の環状曲面によって斜面、内凹弧面などと合わせることで、接触面が斜め方向に接触することによって、接触位置の法線方向の力を低減し、さらに、自動センタリング機能を有するため、摩擦力をさらに減らし、浮き輪の耐用年数を向上させる。
(5)分割構造の浮き輪は、部分的な取り付けと分解に便利で、多くの構造物を解体することなく分解できるため、設備のメンテナンスに便利である。
本発明の他の利点、目的および特徴は、以下の説明にある程度記載され、以下の調査および研究に基づいて当業者にある程度自明であるか、または、本発明の実施から教示され得る。
本発明の目的および他の利点は、以下の明細書によって実現および達成することができる。
以下に、本発明の目的、技術的解決策および利点をより明確にするために、添付の図面に参照しながら、本発明の好ましい形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の構成図である。 図2は、図1のA部拡大図である。 図3は、図1のB部拡大図である。 図4は、浮き輪構造の形式の模式図である。 図5は、浮き輪の分割構造の模式図である。
以下に、本発明の実施形態について特定の具体例によって説明され、当業者は、本明細書に開示された内容から本発明の他の利点および効果を容易に理解することができる。
本発明は、別の特定の実施形態によって実施または適用することができ、本明細書の詳細は、本発明の精神から逸脱することなく、異なる観点および適用に基づいて様々な修正または変さらを行うことができる。
なお、以下の実施の形態に示した図は、本発明の基本的な考え方を概略的に示したものに過ぎず、以下の実施の形態および実施の形態の特徴は、矛盾することなく互いに合わせたことができる。
なお、図面は、例示のためのものであり、実体図ではなく概略図であって、本発明を限定するものと解釈することはできない。
本発明の実施例をよりよく説明するために、図面のいくつかの構成要素は、省略、拡大または縮小されており、実際の製品の寸法を表していない。
当業者には、図面のいくつかの公知の構成およびその説明は、省略されてもよいことが理解されよう。
本発明の実施例の図面における同一または類似の符号は、同一または類似の構成要素に対応する。
なお、本発明の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」等の用語によって示される方位または位置関係は、図面に示される方位または位置関係に基づくものであり、単に本発明の説明を容易にし、説明を簡略化するためのものであり、示される装置または要素が特定の方位を有し、特定の方位で構成され、動作しなければならないことを示す、または示唆するものではないことを理解すべきであり、したがって、図面に示される位置関係を示す用語は、例示のためにのみ使用され、本発明を限定するものとして理解されず、当業者は、状況に応じて上記用語の特定の意味を理解することができる。
図1は、改良型窒素シール構造を持つ高炉の原料装入装置である。
まず、装入装置本体1およびその伝動構造は、従来の通常構造であり、装入装置本体1は、固定ハウジング101と、回転ドラム2と、中央スロート103と回転支え102などで組み合わせて構成され、装入装置本体1に適用される水冷技術(いわゆる、「密閉水循環システム」と「開放式水循環システム」とを含む)も、公知の技術手段であるため、本発明では詳しく説明しない。
次に、本発明の窒素シール構造に対する改良方法は、上述の従来の高炉の原料装入装置に適用することができる。
以下に、図面と併せて、窒素シール構造の改良方法について詳しく説明する。
改良した窒素シール構造を有する高炉の原料装入装置は、高炉の原料装入装置の基本構成要素である、固定ハウジング101と、回転ドラム2と、中央スロート103とを含み、回転ドラム2は、回転支え102によって固定ハウジング101の内部の上方に取り付けされ、回転支え102によって回転中心(この回転中心は、高炉中心でもある)を囲んで回転させ、中央スロート103の上部は、固定ハウジング101の上方の環状中央口と締結されている。
ここでの回転ドラム2は、主に、内輪円筒201と底板202と外輪円筒203とからなり、底板202は、円状の円盤であり、円筒状を呈する内輪円筒201は、底板202の上端面に設置して底板202の内輪側に位置され、円筒状を呈する外輪円筒203は、底板202の下端面に設置して底板の外輪側に位置されている。
なお、前述した内輪側とは、底板202における中央スロート103に近い側を指し、これに対し、底板202の外輪側は、中央スロート103から離れている。
本発明では、回転ドラム2の内輪円筒201の対応する領域および外輪円筒203の対応する領域は、すべて同じシール構造を採用し、これは、本発明の主な改良点である。
回転ドラム2の内輪円筒201の対応する領域では、中央スロート103と回転ドラム2の内輪円筒201との間に形成された環状スリットに中央固定円筒3が着脱可能に取り付けされている。
この中央固定円筒3は、独立して設けられた部品であり、回転支え102の内輪、中央スロート103および固定ハウジング101は、いずれも固定部材であるため、連結部材(フランジ、ボルトなど)によって回転支え102の内輪または中央スロート103若しくは固定ハウジング101に固定することができ、これらの部分と一体に形成されることで、加工、取付けが容易になるだけでなく、摩耗部品の交換修理にも有利である。
内輪円筒201と中央固定円筒3との間に環状気室IC2が形成され、中央固定円筒3の外周面にショルダI405が装着し、ショルダI405の外周面と内輪円筒201との間に環状スリットI406を有し、前記ショルダI405は、中央間座(スペーサ)として環状気室IC2を上気室I407と下気室I408との両部分に分割し、上気室I407と下気室I408とは、環状スリットI406によって連通される。
中央固定円筒3のショルダI405の上方に中央下浮き輪403が配置され、中央下浮き輪403に中央上浮き輪404が自由に載置され、中央下浮き輪403に下合せ面IS0が設けられ、中央上浮き輪404に下合せ面IS0と合わせた上合せ面IS1が対応して設けられ、上合せ面IS1と下合せ面IS0のうち少なくとも1つは、凸の環状曲面であって上下両合せ面に線接触を形成させる。
ショルダI405の下方の下気室I408に中央ラビリンス通路401、402が設けられている。
中央下浮き輪403と中央上浮き輪404とは、ともに軸方向と円周方向に運動自在である。
このようにして、運動過程において製造誤差に適応できることを確保し、さらに自己適応によって最適な稼働位置を探し出す。
ここで、ショルダI405、中央下浮き輪403、中央上浮き輪404および中央ラビリンス通路401、402は、ともに内輪円筒201の対応する領域のシール構造I4を構成している。
中央間座であるショルダI405は、中央固定円筒3と締結する構造であり、その直径は、中央固定円筒3より大きく、中央固定円筒3に溶接してもよいし、直接に中央固定円筒3と一体式構造に設計してもよい、即ち、機械加工方法で余分部分を除去する。
これによって、中央固定円筒3は、径方向外へ突出する段差構造を形成し、環状気室IC2を上下両部分に分割する。
中央ラビリンス通路401は、回転ドラム2の内輪円筒201の下部に溶接され、中央ラビリンス通路402は、中央固定円筒3の下部に溶接され、中央ラビリンス通路401と中央ラビリンス通路402とは、対となるベローズから構成され、ベローズの断面形状は、ほぼ同様であり、寸法の大きさだけが区別され、かつ、ベローズ形状の波紋の山と谷は、1対1に対応し、中央ラビリンス通路401の最小内径(波谷位置)は、中央ラビリンス通路402の最大外径(ピーク位置)よりやや小さく、このように、ラビリンス通路の波紋歯状構造に相互に噛み合う構造を有させることで、粉塵の減少と損傷耐性の効果を高める効果を有するだけでなく、同時に波紋の弾力性を利用して取り付け(取り付け時に山や谷を越えないよう)を実現でき、稼働する時に干渉を生じず、対応に設置する2つのベローズは、稼働する時に蛇形通路C4を形成する。
中央下浮き輪403が中央固定円筒3の外円柱面に配置されて遊動嵌合であり、中央下浮き輪403の軸方向の規制は、ショルダI405の上面によって実現され、中央下浮き輪403の下面とショルダI405の上面は平面であって自在に接触である。
図2に示すように、中央下浮き輪403の左上隅は、下合わせ面IS0であり、下合わせ面IS0は、断面が傾斜したテーパ環状面として設定できる。
中央上浮き輪404の右下隅は、上合わせ面IS1であり、断面が凸円弧の環状面に設定できる。
中央上浮き輪404は、下浮き輪の接触面S0によって支持され、その軸方向移動を規制する。
中央上浮き輪404の外円柱面と回転ドラムの内輪円筒201の内円柱面とは、遊動嵌合である。
同様に、固定ハウジング101の下方に固定ショートチューブ6が設けられ、固定ショートチューブ6に配置された外輪円筒203と固定ショートチューブ6との間には、環状の気室IIC3が形成されている。
外輪円筒203の外周面にショルダII505が設けられ、ショルダII505の外周面と固定ショートチューブ6との間に環状スリットII506を有し、ショルダII505は、外輪間座として環状気室IIC3を上気室II507と下気室II508との両部分に分割し、上気室II507と下気室II508とは、環状スリットII506によって連通されている。
外輪円筒203のショルダII505の上方に外輪下浮き輪503が配置され、外輪下浮き輪503に外輪上浮き輪504が自由に載置し、外輪下浮き輪503に下合せ面IIS3が設けられ、外輪上浮き輪504に下合せ面IIS3と合わせた上合せ面IIS4が対応して設けられ、上合せ面IIS4と下合せ面IIS3のうち少なくとも1つは、凸の環状曲面であって上下両合せ面に線接触を形成させる。
ショルダII505の下方の下気室II508に外輪ラビリンス通路501、502が設けられている。
外輪円筒203の対応する領域のシール構造II5は、シール構造I4の構造要素と同じで、シール構造II5は、ショルダII505と外輪下浮き輪503と外輪上浮き輪504と外輪ラビリンス環501、502とで共同に構成される。
固定ショートチューブ6は、固定ハウジング101の下フランジ部に溶接され、回転ドラム2の外輪円筒203は、溶接またはボルトで底板202の下面に接続される。
外輪間座としてのショルダII505は、外輪円筒203と締結された構造であり、その直径は、外輪円筒203よりも大きく、溶接を採用してもよいし、あるいは、外輪円筒203と一体に設けてもよい。
このようにして、外輪円筒203は、径方向外へ突出する段差構造を形成することで環状気室IIC3を上下両部分に分割する。
図1、図3に示すように、シール構造II5の残りの部分は、シール構造I4と同様であり、ここでは、繰り返し説明しない。
好ましくは、環状気室IC2には、上気室I407の幅が下気室I408の幅よりも大きく、下気室I408の幅が環状スリットI406のリ幅よりも大きい。
同様に、環状気室IIC3において、上気室II507の幅は、下気室II508の幅より大きく、下気室II508の幅は、環状スリットII506の幅より大きい。
2つの合わせた浮き輪は、いくつかの構造形式があり、中央下浮き輪403と中央上浮き輪404にとって、一つの形式は、上合せ面IS1と下合せ面IS0とがともに凸の環状曲面である。
もう一つの形式は、上合わせ面IS1と下合わせ面IS0のうち1つは、凸の環状曲面であり、もう1つは、凸の環状曲面に合わせた斜面(つまり、円錐環状面)である。
二つの形式は、上合わせ面IS1と下合わせ面IS0のうち1つは、凸の環状曲面であり、もう1つは、凸の環状曲面に合わせた凹の環状曲面である。
外輪下浮き輪503と外輪上浮き輪504に対しても、同様に上記の幾つの状況を含み、すなわち、上合せ面IIS4と下合せ面IIS3は、いずれも凸の環状曲面であり、または、上合せ面IIS4と下合せ面IIS3のうち1つは、凸の環状曲面と合わせた斜面であり、または、上合せ面IIS4と下合せ面IIS3のうち1つは、凸の環状曲面と合わせた凹の環状曲面である。
ただし、凸の環状曲面を凹の環状曲面と合わせた場合、凹の環状曲面の曲率半径は、凸の環状曲面の曲率半径よりも大きくすれば、線接触が可能になる。
より好ましくは、本発明では、上合せ面IS1と下合せ面IS0に、さらに上合せ面IIS4と下合せ面IIS3に耐摩耗材を設置する。
浮き輪の相互接触面を耐摩耗材質に設定し、または、接触面の部分位置の環状面に耐摩耗層を埋め、または、浮き輪全体または一部に耐摩耗材質を採用すれば、いずれも浮き輪の耐用年数を大幅に延長することができる。
ここで特に提案されているグラファイト材料は、好ましいであるが、セラミック材料のような他の材料も許容されており、材料の選択においては、その製造加工の利便性を考慮する必要があることに加えて、高温に耐え、熱変形が少ないという特性を有するべきである。
図4は、中央下側浮き輪403の下合わせ面IS0上の接触線近傍に、下合わせ面IS0に環状溝を加工した後、超硬合金を肉盛溶接して形成した下浮き輪耐摩耗層409を埋め込んだ浮き輪構造を示している。
同様に、中央上浮き輪404の上合わせ面IS1に環状溝を加工し、さらに、超硬合金を肉盛溶接することにより、上浮き輪耐摩耗層410を形成することができる。
本実施形態では、グラファイトの耐高温、耐摩耗、自己潤滑と加工しやすい特性を充分に利用することができる。
セラミック材料も、優れた代替材料であり、実施する際にセラミックの壊れやすい特徴を考慮する必要がある。
将来の材料技術の発展に従い、他の耐高温、耐摩耗を満たす材料は、すべて上下浮き輪の候補材料とすることができる。
高炉の原料装入装置は、他の設備が有し、その中、原料装入装置本体1の固定ハウジング101に原料装入装置の内部キャビティC1と連通する原料装入装置の内部キャビティ給気管P0が設けられ、底板202の下面と固定ショートチューブ6の上端面との間に狭い隙間を有し、原料装入装置の内部キャビティC1は、隙間によって環状気室IIC3の上気室II507と連通する。
同時に、原料装入装置本体1の固定ハウジング101に、もう1つの給気管、即ち、中央気室給気管P1が設けられている。
固定ハウジング101の上方板と中央固定円筒3とは、通気路を有しさらに相互に連通し、前記通気路の外端は、中央気室給気管P1と連通し、内端は、環状気室IC2の上気室I407と連通することで、中央気室給気管P1が環状気室IC2中に入ることを実現し、中央上浮き輪404を圧力かけて吹付けることができる。
着脱を容易にするために、好ましくは、中央上浮き輪404、中央下浮き輪403、外輪上浮き輪504および外輪下浮き輪503は、図5に示すように、分割構造の形態であってもよい。
すなわち、(浮き輪)は、直径方向に二分割され、稼働時にはボルトおよび/または位置決めピンにより連結され、着脱時には部分的なボルトおよび/または位置決めピンの操作により実現される。
浮き輪の上面または下面に十分なボルトおよび/またはピンが連結可能な部分溝構造を掘ることによって、連結部材の取り付けを実現することができる。
好ましくは、各浮き輪の合せ面(S0、S1、S3、S4)の位置に潤滑剤を設置してもよく、潤滑剤の供給流路は、通気路(P0、P1)と似ている構造でそれぞれ環状気室(C2、C3)の上下浮き輪の合せ面に輸送すればよい。
以下に、本実施例の窒素シール構造を採用する具体的な実施形態について詳しく説明する。
(1)シール構造I4が環状気室IC2に設けられ、ショルダI405によって上下両部分に分割され、上気室I407の一部に下浮き輪耐磨耗層409と上浮き輪耐磨耗層410とが取り付けされ、下気室I408の一部に中央ラビリンス通路401が取り付けされている。
シール構造II5が環状気室IIC3に設けられ、具体的な構造形式は、シール構造I4と同様である。
(2)原料装入装置が稼動する時に、環状気室IC2および環状気室IIC3には、それぞれ中央気室給気管P1および原料装入装置の内部キャビティ給気管P0からの窒素が通されており、窒素圧力が炉内圧力よりも高くする。
(3)原料装入装置が稼働する初期に、回転ドラムは、回転し、中央上浮き輪404と(または)外輪下浮き輪503は、回転ドラムとともに回転する場合があるが、加工寸法の誤差のため、一定の位置に回転した後に周方向の詰まりを生じ、浮き輪を周方向の相対的な固定箇所に位置させる恐れがあり、この時、中央下浮き輪403および外輪上浮き輪504上の合わせ面と相対的にスライドすることによって運動を実現し、中央上浮き輪404、外輪上浮き輪504は、また軸方向に自由に浮動することができるため、詰まりを終始引き起こさず、かつ、窒素圧力と重力の作用のため、上下浮き輪は、常に接触を保持する。
(4)中央上浮き輪404と外輪上浮き輪504の外輪円柱面とそれに対向する壁面(内輪円筒201の内壁面、固定ショートチューブ6の内壁面)は、加工寸法精度と同心度が非常によいため、比較的に小さい嵌め合い隙間(嵌め合い隙間は、常に保持することが好ましい)を持たせ、このように上下の浮き輪は、稼働中に摺動摩損がなく、相対的に回転ドラムまたは間座に静止的に位置し、このような小さい隙間によって窒素シール効果を大いに高め、窒素消耗を下げることができる。
(5)シール構造I4、シール構造II5のうちの上下の浮き輪が、前記(3)の方式によって運転する場合、原料装入装置の稼動につれて、上下の浮き輪の合せ面は、相互に慣らし、さらに緊密な貼り合わせを実現でき、相互慣らしさせることで合せ面もさらに滑らかである。
(6)シール構造I4、シール構造II5のうちの上下の浮き輪が、前記(4)の方式で運転する場合、長期稼動の熱変形によって浮き輪の周方向の詰まりを生じる可能性があり、この時、上下の浮き輪は、自動的に、(3)の方式で運転し、さらに、(5)の方式へ進入する。
(7)稼働する時、炉内C0の粉塵と気圧が環状気室IC2、環状気室IIC3に通じると、ラビリンス構造によって粉塵を阻止して気圧を下げることができる。
(8)高炉7の気圧が異常な情況によって突然に上昇する時、中央上浮き輪404、外輪上浮き輪504を突き上げる可能性があり、この時、炉内C0と原料装入装置の内部キャビティC1の気圧が通じ合うため、中央上浮き輪404、外輪上浮き輪504は、重力によってすぐに元の位置に戻ることができる。
以上のように、前記窒素シール構造は、構造全体に2つの機能に分けられ、そのうち、高炉の下側位置にラビリンス構造を設置することによって、防塵、粉塵減少の効果を果たすことができるだけでなく、炉内ガスの圧力損傷耐性を高めることができ、上浮き輪のシールに有利な条件を提供する。
一方、原料装入装置の上側位置に互いにあわせる浮き輪が設けられることで、動作中に自己適応性によって常に接触し続けることができ、互いに慣らし運転することによってより緊密な結合を達成することができ、しかも、このような構造は、高精度の製造コストを必要としない。
上部圧力が、高炉の圧力より高いことを保持することによって、浮き輪が一定のシール押圧力を有することを確保でき、よりよいシール効果に達することができる。
浮き輪構造とラビリンス構造は、相まって機能し、浮き輪のシール漏れが少なく、炉内と原料装入装置の内部キャビティのブローバイ現象を減少し、これによって、ガスがラビリンスに対する摩損を減少し、ラビリンス構造は、また粉塵を下げ、減圧でき、浮き輪シールの前端保護とする。
以上、上記の実施形態は、本発明の技術的思想を説明するためのものであって限定するものではなく、好ましい実施形態を参照して本発明を詳細に説明しているが、当業者であれば、本発明の技術的思想および技術的範囲から逸脱することなく、本発明の技術的思想を修正または均等に変更することができ、それらは、本発明の特許請求の範囲に含まれることを理解するであろう。
C0 炉内
C1 原料装入装置の内部キャビティ
IC2 環状気室
IIC3 環状気室
C4 蛇形通路
C5 蛇形通路
IS0 下合せ面
IS1 上合せ面
IIS3 下合せ面
IIS4 上合せ面
P0 原料装入装置の内部キャビティ給気管
P1 中央気室給気管
A0 高炉中心軸
1 原料装入装置本体
2 回転ドラム
3 中央固定円筒
I4 シール構造
II5 シール構造
6 固定ショートチューブ
7 高炉
101 固定ハウジング
102 回転支え
103 中央スロート
201 内輪円筒
202 底板
203 外輪円筒
401 中央ラビリンス通路
402 中央ラビリンス通路
403 中央下浮き輪
404 中央上浮き輪
I405 ショルダ
I406 環状スリット
I407 上気室
I408 下気室
409 下浮き輪耐磨耗層
410 上浮き輪耐磨耗層
501 外輪ラビリンス通路
502 外輪ラビリンス通路
503 外輪下浮き輪
504 外輪上浮き輪
II505 ショルダ
II506 環状スリット
II507 上気室
II508 下気室

Claims (10)

  1. 固定ハウジングと、主に、円筒状を呈する内輪円筒と、円状の円盤である底板と、円筒状を呈する外輪円筒とで構成された回転ドラムと、上部が固定ハウジングの上方の環状中央口に連結する中央スロートとを含む高炉原料装入装置において、
    回転ドラムは、回転支えを介して固定ハウジングの内部の上方に取り付けられるとともに、前記回転支えによって回転中心を囲んで回転し、
    内輪円筒は、底板の内輪側に位置されるように底板の上端面に設置しており、
    外輪円筒は、底板の外輪側に位置されるように底板の下端面に設置しており改良した窒素シール構造を有する、
    中央スロートと回転ドラムの輪円筒との間に形成された環状スリットには、中央固定円筒が着脱可能に取り付けされ、
    内輪円筒と中央固定円筒との間には、環状気室Iが形成され、
    中央固定円筒の外周面には、ショルダIが設けられ、
    ショルダIの外周面と内輪円筒との間には、環状スリットIを有し、
    環状気室Iは、前記ショルダIを中央間座(スペーサ)として上気室Iと下気室Iの両部分になるように分割され、
    上気室Iと下気室Iとは、環状スリットIによって連通され、
    中央固定円筒のショルダIの上方には、中央下浮き輪が配置され、中央下浮き輪には、中央上浮き輪が自由に載置され、中央下浮き輪には、下合せ面Iが設けられ、中央上浮き輪には、下合せ面Iと合わせた上合せ面Iが対応して設けられ、上合せ面Iおよび下合せ面Iのうち少なくとも1つは、上下両合せ面に線接触を形成させるための凸の環状曲面であり、
    ショルダIの下方の下気室Iには、中央ラビリンス通路が設けられ、
    固定ハウジングの下方には、固定ショートチューブが設けられ、固定ショートチューブ内に設置した外輪円筒と固定ショートチューブとの間には、環状気室IIが形成され、
    外輪円筒の外周面には、ショルダIIが設けられ、ショルダIIの外周面と固定ショートチューブとの間には、環状スリットIIを有し、環状気室IIは、前記ショルダIIを外輪間座として上気室IIと下気室IIとの両部分になるように分割され、上気室IIと下気室IIとは、環状スリットIIによって連通され、
    外輪円筒のショルダIIの上方には、外輪下浮き輪が配置され、外輪下浮き輪には、外輪上浮き輪が自由に載置され、外輪下浮き輪には、下合せ面IIが設けられ、外輪上浮き輪には、下合せ面IIと合わせた上合せ面IIが対応して設けられ、上合せ面IIおよび下合せ面IIのうち少なくとも1つは、上下両合せ面に線接触を形成させるための凸の環状曲面であり、
    ショルダIIの下方の下気室IIには、外輪ラビリンス通路が設けられることを特徴とする改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置。
  2. 前記中央固定円筒は、連結部材を介して回転支えまたは中央スロートまたは固定ハウジングに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置。
  3. 環状気室Iでは、上気室Iの幅は、下気室Iの幅より大きく、下気室Iの幅は、環状スリットIの幅より大きく、
    環状気室IIでは、上気室IIの幅は、下気室IIの幅より大きく、下気室IIの幅は、環状スリットIIの幅より大きいことを特徴とする請求項1に記載の改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置。
  4. 上合せ面Iと下合せ面Iとは、いずれも凸の環状曲面であるか、或いは、上合せ面Iと下合せ面Iのうち1つは、凸の環状曲面と合わせた斜面であるか、或いは、上合せ面Iと下合せ面Iのうち1つは、凸の環状曲面と合わせた凹の環状曲面であり、
    上合せ面IIと下合せ面IIは、いずれも凸の環状曲面であるか、或いは、上合せ面IIと下合せ面IIのうち1つは、凸の環状曲面と合わせた斜面であるか、或いは、上合せ面IIと下合せ面IIのうち1つは、凸の環状曲面と合わせた凹の環状曲面であることを特徴とする請求項1に記載の改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置。
  5. 凸の環状曲面と凹の環状曲面とが相互に合わせた場合、凹の環状曲面の曲率半径は、凸の環状曲面の曲率半径よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置。
  6. 上合せ面Iと下合せ面Iに、上合せ面IIと下合せ面IIに耐摩耗材が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置。
  7. 中央上浮き輪、中央下浮き輪、外輪上浮き輪および外輪下浮き輪は、グラファイト材またはセラミック材であることを特徴とする請求項1に記載の改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置。
  8. 環状気室Iには、中央上浮き輪を圧力掛けて吹き付ける中央気室給気管が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置。
  9. 固定ショートチューブと底板との間には、環状気室IIの上気室IIを装入装置の内部キャビティに連通させるための隙間を有し、前記原料装入装置の内部キャビティには、原料装入装置の内部キャビティ給気管が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置。
  10. 中央ラビリンス通路と外輪ラビリンス通路とは、対となって配置されたベローズで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の改良した窒素シール構造を有する高炉原料装入装置。
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