JP2023543403A - 閉鎖アセンブリ及び閉鎖アセンブリを備える容器 - Google Patents

Abstract

第１のリム（２７）を有する蓋（８）と、第１のリム（２７）に面する第２のリム（２９）を有するリング部材（９）と、第１のリム（２７）及び第２のリム（２９）に接続されている１つ又は複数の結合要素（１０）と、を備える注ぎ込み可能な製品を充填した又は充填できる容器（１）用の閉鎖アセンブリ（３）に関する。各結合要素（１０）は、少なくとも１つの中間部（３５）と、第１リム（２７）及び中間部（３５）に接続された１つの第１湾曲部（３６）と、第２リム（２９）及び中間部（３５）に接続された１つの第２湾曲部分（３７）を備え、中間部（３５）は、第１リム（２７）及び／又は第２リム（２９）に対して傾斜している。

Description

本発明は、容器、特に注ぎ込み可能な製品を充填又は充填可能な容器、さらに特に注ぎ込み可能な食品を充填又は充填可能な容器用の閉鎖アセンブリに関する。

本発明はまた、閉鎖アセンブリを有する、注ぎ込み可能な製品を充填又は充填可能な容器、より詳細には注ぎ込み可能な食品を充填又は充填可能な容器に関する。

周知のように、フルーツジュース、ＵＨＴ（超高温処理）牛乳、ワイン、トマトソース等、多くの液状又は注ぎ込み可能な食品は、複合パッケージ、ボトル、缶等の容器に入れて販売されている。

さらに、このような容器には、容器から注ぎ込み可能な製品の流出を選択的に可能にする閉鎖アセンブリが設けられることが知られている。

典型的な閉鎖アセンブリは、容器に接続され、容器からの注ぎ込み可能な製品の流出を可能にする注ぎ口を有するカラー（ｃｏｌｌａｒ）と、注ぎ口を選択的に開閉するように構成され、注ぎ口を閉じるときにカラーに接続される蓋（ｌｉｄ）を備える。

閉鎖アセンブリは、カラーに結合され、カラーを取り囲むリング部材を備えることがさらに知られている。カラーに沿ったリング部材の軸方向移動は、リング部材がカラーに結合されている状態を維持するため、カラーから半径方向に突出する環状リッジによって典制限される。

さらに、蓋を最初に取り外す前に、リング部材と蓋は、連結ブリッジによって互いに連結され、この連結ブリッジは、カラーから蓋の最初の取り外す際に破断する。カラーから蓋を最初に取り外した後、リング部材と蓋は互いに切り離される。

蓋がリング部材から切り離され、注ぎ口を開くために蓋をカラーから取り外す際に、蓋が容器から切り離されて別の物体となる、という不都合が見られる。これは、例えば、ユーザが片方の手で蓋を保持し、もう一方の手で容器を保持する必要があることを意味する。さらに、このような不都合は、蓋の望ましくないポイ捨てにつながる可能性がある。

このような不都合を克服するために、結合要素によって蓋をリング部材に繋ぐことが提案されている。このような閉鎖アセンブリは十分に機能するにもかかわらず、この分野では、このような閉鎖アセンブリをさらに改善したいという要望がある。

したがって、本発明の目的は、特に、注ぎ込み可能な製品を充填又は充填可能な容器、さらに特に、注ぎ込み可能な食品を充填又は充填可能な容器のための改良された閉鎖アセンブリを、簡単かつ低コストの方法で提供することである。

本発明のさらなる目的は、蓋の操作中にリング部材に作用する最小限の歪みを伴う容器用の改良された閉鎖アセンブリを、簡単かつ低コストの方法で提供することである。

本発明の別の目的は、簡単かつ低コストの方法で、蓋の操作中にリング部材に作用する最小限の歪みを伴う閉鎖アセンブリを有する、特に、注ぎ込み可能な製品を充填又は充填可能な、さらに特に、注ぎ込み可能な食品を充填又は充填可能な容器を提供することである。

本発明によれば、独立請求項１に記載の閉鎖アセンブリが提供される。

閉鎖アセンブリのさらに有利な実施形態は、従属請求項に規定されている。

また、本発明によれば、請求項１５に記載の容器が提供される。

以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら例示的に説明する。

本発明による閉鎖アセンブリを有する容器の一部を示す概略斜視図であり、明瞭化のために部品が取り除かれている。 図１の閉鎖アセンブリの分解図であり、明瞭化のために部品が取り除かれている。 図１の閉鎖アセンブリの詳細の拡大斜視図であり、明瞭化のために部品が取り除かれている。 図１の閉鎖アセンブリの詳細を示すさらに拡大した斜視図であり、明瞭化のために部品が取り除かれている。

番号１は、全体として、ボトル、（複合）パッケージ、缶等の容器を示し、容器は、本体２と、本体２に結合又は結合可能な閉鎖アセンブリ３とを備える。

必須ではないが、好ましくは、容器１は、注ぎ込み可能な製品、特に注ぎ込み可能な食品、さらに特に、滅菌及び／又は無菌処理された注ぎ込み可能な食品、例えば、フルーツジュース、牛乳（例えば超高温処理牛乳）、水、ワイン、トマトソース、砂糖、塩等、が充填されている、又は充填可能である。

以下の説明では、複合容器１、特に、本体２が多層構造を有する包装材料のウェブから得られる容器１について言及するが、これは、添付の請求項によって定義される保護範囲を限定することを決して意図するものではない。

特に、包装材料のウェブは、例えば紙又は板紙等の繊維質材料の少なくとも一つの層と、繊維質材料の層を互いの間に介在させたヒートシールプラスチック材料、例えばポリエチレンの少なくとも２つの層とを備える。これら２層のヒートシールプラスチック材料のうちの１層は、注ぎ込み可能な製品に接触する本体２の内面を画定する。

必須ではないが、好ましくは、包装材料のウェブは、ガス及び光バリア材料の層、例えばアルミニウム箔又はエチレンビニルアルコール（ＥＶＯＨ）フィルムも含み、特にヒートシールプラスチック材料の層のうちの１つと繊維状材料の層との間に配置される。必須ではないが、好ましくは、包装材料のウェブは、ガスバリア及び光バリア材料の層と繊維状材料の層との間に介在されるヒートシールプラスチック材料のさらなる層を含む。

好ましい非限定的な実施形態によれば、本体２は、指定された注ぎ口表面領域（図示せず、公知である）を有する密封パッケージ、特に、密封カートンパッケージを画定し、閉鎖アセンブリ３は本体２、特に指定された注ぎ口表面領域に取り付けられる。

好ましい非限定的な実施形態によれば、閉鎖アセンブリ３は、成形プロセス及び／又は接着剤接合及び／又は超音波接合によって、本体２の形成、充填及び封止の前、間又は後に本体２に適用される。

代替として、閉鎖アセンブリ３は、包装材料のウェブから本体２を形成、充填及び密封するための包装機内で包装材料のウェブを配置する前に、又は包装材料のウェブを進める間に、包装材料のウェブに適用することができる。

図１を参照すると、本体２は、長手方向軸Ａ、第１の横方向軸Ｂ及び第２の横方向軸Ｃに沿って延び、特に、軸Ａは軸Ｂ及び軸Ｃに対して垂直であり、軸Ｂ及び軸Ｃは互いに対して垂直である。

必須ではないが、好ましくは、軸Ａに沿った本体２の延長は、軸Ｂ及び軸Ｃに沿った本体２の延長よりも大きい。

必須ではないが、好ましくは、本体２は平行六面体である。

開示された非限定的な実施形態によれば、本体２は、特に、軸Ａに対して横方向、さらに特に、垂直方向にある第１の壁部を備え、本体２は軸Ａに沿って延びる。必須ではないが、好ましくは、第１の壁部は、容器１、特に、本体２の支持面を画定し、使用時に、例えば販売所内で露出されるとき、又は保管されるときに、例えば棚などの支持体に接触させることができる。特に、支持体上に配置されるとき、及び／又は、使用時に、消費者による容器１からの注ぎ込み可能な製品を消費する際に、第１の壁部は底壁部を画定する。

必須ではないが、好ましくは、本体２は、第１の壁部に（固定的に）接続され、第１の壁部から、特に軸Ａに実質的に平行に延びる、複数の側壁４を備える。

必須ではないが、好ましくは、本体２は、第１壁部に対向し、側壁４に（固定的に）接続されている少なくとも１つの第２壁部５を含む。換言すれば、側壁４は、第１の壁部分と第２の壁部分５との間に介在している。特に、支持体上に配置されるとき、及び／又は使用時、消費者による容器１からの注ぎ込み可能な製品を消費する際に、第２の壁部分５は上壁部分を画定する。

いくつかの非限定的な実施形態によれば、第１の壁部及び第２の壁部５は、互いに平行であってもよい。あるいは、第１の壁部及び第２の壁部５は、互いに対して傾斜してもよい。

いくつかの非限定的な実施形態によれば、第２の壁部５は、指定された注ぎ口表面領域を備える。

好ましい非限定的な実施形態によれば、本体２の指定された注ぎ口表面領域は、本体２からの注ぎ込み可能な製品の流出を可能にする注出孔を含む。

好ましい非限定的な実施形態によれば、指定された注ぎ口部表面領域は、注ぎ口を封止する分離膜を備える。特に、分離膜は、無傷の場合に注ぎ込み可能な製品を本体２内に保持し、注ぎ口の少なくとも一部を通して本体２から注ぎ込み可能な製品の流出を可能にするように、少なくとも部分的に（かつ非可逆的に）開放可能及び／又は破断可能及び／又は切断可能及び／又は穿孔可能であるように構成される。特に、分離膜は、その完全性が失われた後に注ぎ込み可能な製品の流出を可能にし、その切断及び／又は開口及び／又は破断及び／又は穿孔の前に注ぎ込み可能な製品を外部環境から保護するように構成される。

必須ではないが、好ましくは、分離膜は、ガス及び光バリア材料、例えばアルミニウム箔又はエチレンビニルアルコール（ＥＶＯＨ）フィルムを含む。

好ましい非限定的な実施形態によれば、分離膜は、包装材料のウェブの一部、特に、包装材料のウェブの層の一部が繊維状材料の層と異なることによって画定される。

好ましい非限定的な実施形態によれば、閉鎖アセンブリ３は、ポリマー材料を含み、及び／又はポリマー材料から形成される。

代替的に、閉鎖アセンブリ３は、金属材料を含み、及び／又は金属材料から形成される。

図１～図４を参照すると、閉鎖アセンブリ３は、少なくとも以下の構成を有する閉鎖グループ７を備える：
- 蓋８、；
- リング部材９、；及び
- １つ又は複数の結合要素１０、具体的な例として、蓋８とリング部材９に接続されている２つの結合要素１０。

好ましくは、閉鎖グループ７は、溶融ポリマーから単一ピースとして成形される。

カップリング要素１０は、破断しない態様及び／又は少なくとも分離しない態様で蓋８及びリング部材９に接続されることに留意されたい。これは、閉鎖アセンブリ３の通常の使用時に、結合要素１０が蓋８及びリング部材９に接続されたままであることを意味する。特に、結合要素１０は、閉鎖アセンブリ３の通常の使用時に作用する力を超える過度の作用力に抵抗するように蓋８及びリング部材９に連結されている。このような過度の作用力の発生の例は、使用者が蓋８及びリング部材９を互いに異なる方向に沿って引っ張ることによって結合要素１０を蓋８及び／又はリング部材９から自発的に取り外そうと意図している場合である。

特に、結合要素１０は、蓋８とリング部材９を互いに繋ぎ合わせる。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によれば、閉鎖アセンブリ３は、リング部材９と蓋８とを互いに接続する１つ以上の破断可能な第１の結合ブリッジ１１を備える。特に、以下において詳細に説明するように、第１の結合ブリッジ１１は、（消費者による）蓋８の最初の操作時に破断するように構成される。

必須ではないが、好ましくは、閉鎖アセンブリ３は、タンパーエビデンスリング１２と、タンパーエビデンスリング１２とリング部材９とを互いに接続する１つ以上の破断可能な第２の結合ブリッジ１３とを備える。特に、以下において詳細に説明するように、第２の結合ブリッジ１３は、蓋８の最初の動作中に破断するように構成される。

特に、リング部材９は、蓋８とタンパーエビデンスリング１２との間に介在している。

いくつかの非限定的な実施形態によれば、閉鎖アセンブリ３は、注ぎ口１５を区切り、及び／又は画定し、及び／又は有するカラー１４を備え、注ぎ口１５は、容器１からの注ぎ込み可能な製品の流出を可能にするように構成される。

特に、カラー１４は、注出孔の周りに配置される。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によれば、カラー１４は、長手方向軸Ｅに沿って延び、特に、カラー１４は、環状形状、特に、長手方向軸Ｅに直交する断面平面に関して環状断面形状を有する。

特に、カラー１４は、注ぎ込み可能な製品のための流路を画定し、及び／又は区切り、及び／又は含むものである。さらに、流路は、注ぎ口１５と注出孔との間に介在され、かつ／又は介在されるように設計されている。

いくつかの非限定的な実施形態によれば、リング部材９及び／又はタンパーエビデンスリング１２は、カラー１４に取り付けられ、カラー１４の周りに配置される。

好ましくは、第２のリング部材９及び／又はタンパーエビデンスリング１２は、カラー１４と同軸にある。

好ましくは、蓋８は、カラー１４に接続され、及び／又は接続可能であり、容器１から注ぎ口１５を通る注ぎ込み可能な製品の流出を阻害及び許容するために、注ぎ口１５を選択的に閉鎖及び開放するように構成される。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によれば、蓋８は、蓋８が閉じる及び／又は注ぎ口１５を閉じるように構成される少なくとも閉位置（図１～図４参照）と、蓋８が開く及び／又は注ぎ口１５を開くように構成される開位置（不図示）に制御可能である。

必須ではないが、好ましくは、蓋８は、蓋８がカラー１４に結合され、カラー１４から取り外された状態で、閉位置と開位置とに制御される。特に、蓋８は、閉位置に制御されるとき、カラー１４及び／又は注ぎ口１５と同軸であり、開位置に制御されるとき、必須ではないが、好ましくは、カラー１４に対して横方向である。言い換えれば、蓋８が閉位置に配置されるとき、蓋８はカラー１４に接続されて注ぎ口１５を覆い、蓋８が開位置に配置されるとき、蓋８はカラー１４から取り外されて注ぎ口１５を開放する。

より詳細には、開示された特定の例では、蓋８は、ねじ込み動作によって閉位置と開位置の間で制御される。蓋８は、特に蓋８の内面に配置された内側ねじ部を備え、カラー１４は、特にカラー１４の外面に配置された外側ねじ部を備える。好ましくは、内側ねじ部及び外側ねじ部は、蓋８とカラー１４との間の相対的な回転によって、蓋８をカラー１４に対して選択的に固定し、緩めることができるように構成される。

いくつかの非限定的な実施形態によれば、内側ねじ部及び／又は外側ねじ部は、カム機構を画定する。

蓋８の閉位置から開位置への初めて制御（最初に動作）する前に、第１の結合ブリッジ１１がリング部材９と蓋８とを互いに連結し、使用中に、蓋８を閉位置から開位置に初めて制御する際に、第１の結合ブリッジ１１が不可逆的に破断する。

同等の方法で、第２の結合ブリッジ１３は、蓋８を閉位置から開位置に初めて制御する前に、リング部材９とタンパーエビデンスリング１２とを互いに連結し、使用中に、蓋８を閉位置から開位置に初めて制御する際に、第２の結合ブリッジ１３が不可逆的に破断する。

いくつかの非限定的な実施形態によれば、閉鎖アセンブリ３は、カラー１４を担持し、本体２に結合及び／又は接続されるように構成された結合ベース１６をさらに備える。

必須ではないが、好ましくは、結合ベース１６は、本体２の外面、特に第２の壁部５の外面に固定されるように構成され、及び／又は固定される。特に、結合ベース１６は、指定された注ぎ口表面領域に配置される。

結合ベース１６は開口部を備え、カラー１４は開口部を囲み、使用時に、分離膜が開かれ及び／又は切断され及び／又は破断し及び／又は貫通されて、本体２の内部と注ぎ口１５との間の流体接続が確立される（すなわち、注ぎ込み可能な製品が容器１から流れ出ることが可能となる）。

必須ではないが、好ましくは、結合ベース１６の少なくとも一部（実質的に）は、板状の構成を有する。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によれば、閉鎖アセンブリ３、特にカラー１４は、リング部材９がカラー１４から脱離するのを防止するためにリング部材９と相互作用するように構成された相互作用装置を備える。特に、相互作用装置は、長手方向軸Ｅに沿ったリング部材９の軸方向移動を制限するように構成されている。

より詳細には、相互作用デバイスは、特に、カラー１４から（半径方向に）突出する環状リッジ１７を備える。特に、環状リッジ１７は、カラー１４の外面から（半径方向に）離れるように突出する。いくつかの好ましい非限定的な実施形態によれば、環状リッジ１７は、連続的な形状を有する。あるいは、環状リッジ１７は、不連続な形状を有する（例えば、環状リッジ１７は、カラー１４から突出する多数の単一片から形成される）。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によれば、閉鎖アセンブリ３は、特にカラー１４に結合された相互作用ユニットを備え、蓋８が閉位置から開位置に初めて制御される時間の間に、第１の結合ブリッジ１１及び／又は第２の結合ブリッジ１３の破断を作動させるようにリング部材９及び／又はタンパーエビデンスリング１２と相互作用するように構成される。

図２を参照すると、閉鎖アセンブリ３は、分離膜を破断及び／又は貫通及び／又は切断及び／又は開放するように構成された切断装置１８と、切断装置１８を静止位置から切断装置１８が分離膜を破断及び／又は貫通及び／又は切断及び／又は開放するように適合される動作位置まで制御するように構成された制御装置を備える。

必須ではないが、好ましくは、切断装置１８は環状形状を有し、静止位置に配置されている場合にカラー１４の流路内に配置され、作動位置に制御されている場合に流路から少なくとも部分的に突出する。

特に、切断装置１８は、蓋８が閉位置から開位置に初めて制御される前に、静止位置に配置され、蓋８が開位置に初めて制御された後に、動作位置に配置される。

必須ではないが、好ましくは、切断装置１８は、静止位置に配置されるとき、及び作動位置に対して、（長手方向軸Ｅに対して）軸方向に上昇した位置にある。

いくつかの非限定的な実施形態によれば、制御装置は、特に、蓋８に接続された制御フラップ１９と、切断装置１８に接続された相互作用要素２０と、切断装置１８に部分的に関連し、カラー１４に部分的に関連するカム機構２１（図２参照；公知であるため詳細には説明しない）を備える。

図示しないいくつかの非限定的な実施形態によれば、カム機構２１は、それぞれのねじ山部分を構成する。

必須ではないが、好ましくは、制御装置は、切断装置１８を静止位置から作動位置に（不可逆的に）移動させるように、蓋８の閉位置から開位置への最初の制御中に作動するように構成される。

図１～図４を参照すると、リング部材９は中心軸Ｆを有しており、特に、中心軸Ｆは、リング部材９及び／又は閉鎖アセンブリ３がカラー１４に結合された状態で長手軸Ｅと平行であり、さらに具体的には同軸である。

特に、中心軸Ｆは、閉鎖グループ７の中心軸を画定する。

好ましくは、蓋８は、蓋８が閉位置に配置された状態で、リング部材９及び／又は中心軸Fと同軸である。

好ましくは、タンパーエビデンスリング１２は、リング部材９及び／又は中心軸Fと同軸である。

図１～図４を参照すると、蓋８は、
- 蓋８が閉位置にあるときに注ぎ口１５を覆うように構成された上壁２５と、
- 上壁２５から突出し、特に、蓋８が閉位置に制御されている状態で、カラー１４を少なくとも部分的に囲むように構成された側壁２６（軸方向）と、
を備える。

好ましくは、側壁２６は、特に、長手方向軸Ｅ及び／又は中心軸Ｆに垂直な断面に関して、及び蓋８が閉位置にある状態で、それぞれの環状の断面形状を有する。

特に、蓋８が閉位置に配置されている状態では、上壁２５は中心軸Fに対して横方向、特に垂直であり、側壁２６は長手軸Ｅ及び／又は中心軸Ｆに対して（実質的に）平行である。

いくつかの可能な非限定的な実施形態によれば、蓋８は、特に、上壁２５及び／又は側壁２６は、蓋８が使用中に、それぞれ閉位置及び開位置にあるとき、カラー１４に結合され、カラー１４から取り外しされる。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によれば、蓋８、特に、側壁２６は、第１リム２７を備える。特に、第１リム２７は、上壁２５に対向する蓋８の開口を画定する。

第１リム２７は、第１表面２８を含んでもよい。

より詳細には、第１の表面２８は、第１平面内に延び、特に第１平面は、蓋８が閉位置に配置されている状態で長手方向軸Ｅ及び／又は中心軸Ｆに垂直である。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によれば、リング部材９は、特に、蓋８が閉鎖位置に配置されている状態で、第１リム２７に面する第２リム２９を備える。

第２リム２９は、第１表面２８に対向する第２表面３０を有してもよい。

より詳細には、第２表面３０は、第２平面内に延在している。好ましくは、第２平面は、特に蓋８が閉位置にある状態で、第１平面に平行である。

図２～図４を参照すると、各結合要素１０は、
- １つの（直線状の）中間部３５と、
- 蓋、特に、第１リム２７、さらに特に、第１の表面２８、及び中間部３５に接続された１つの第１湾曲部３６と、
- リング部材９、特に、第２リム２９、さらに特に、第２の表面３０、及び中間部３５に接続された１つの第２湾曲部３７と、
を備える。

すなわち、各結合要素１０は、第１湾曲部３６と第２湾曲部３７との間に介在される中間部３５を備える。

より詳細には、各中間部３５は、第１端部３８と、第１端部３８とは反対側の第２端部３９を備える。好ましくは、中間部３５は（実質的に、かつ）直線的に第１端部３８と第２端部３９の間を延在する。

特に、第１湾曲部３６は第１端部３８に接続され、第２湾曲部３７は第２端部３９に接続される。

好ましくは、各結合要素１０は、Ｓ字形状である。

好ましくは、各中間部３５は、閉鎖アセンブリ３に作用する（ユーザが閉鎖アセンブリ３を操作することによって生じる可能性がある）外部応力及び／又は応力が存在しない場合に、好ましくは、蓋８に対して、特に、第１リム２７に対して、さらに特に、第１表面２８に対して、傾斜しており、及び／又は平行でない。

代替的に又は追加的に、各中間部３５は、閉鎖アセンブリ３に作用する（ユーザが閉鎖アセンブリ３を操作することから生じる可能性がある）外部応力及び／又は応力が存在しない場合に、好ましくは、リング部材９に対して、特に、第２リム２９に対して、さらに特に、第２表面３０に対して、傾斜しており、及び／又は平行ではない。

好ましくは、各中間部３５は、特に、閉鎖アセンブリ３に作用する（ユーザが閉鎖アセンブリ３を操作することによって生じる可能性がある）外部応力及び／又は歪み及び／又は応力がない場合に、第１平面及び／又は第２平面に対して傾斜しており、及び／又は平行ではない。

言い換えれば、各中間部３５は、少なくとも２つの仮想の線状突起４０を備え、一方は第１の端部３８から離れて直線的に延び、他方は第２の端部３９から離れて直線的に延びる。特に、仮想の線状突起４０は、第１平面及び／又は第２平面と交差する。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によれば、各中間部３５は、中心軸Ｆ及び／又は長手軸Ｅに対して傾斜しており、特に、各中間部３５は、中心軸Ｆ及び／又は長手軸Ｅに対して横方向であるが垂直ではない（すなわち、それぞれの中間部３５が、中心軸Ｆ及び／又は長手軸Ｅの間の角度で、０°及び９０°を除外して、０°～９０°の間にある）。

好ましくは、閉鎖アセンブリ３は、蓋８、特に、第１リム２７、さらに特に、第１表面２８と、リング部材９、特に、第２リム２９、さらに特に、第２表面３０との間に配置され、かつ／又はそれによって区切られる間隙４１を含み、各結合要素１０は間隙４１内に配置される。

図２～図４を参照すると、各第１湾曲部３６は、第１位置４２で第１リム２７に、特に、第１表面３０に接続され、各第２湾曲部３７は、第２位置４３で第２リム２９に、特に、第２表面３０に接続される。

好ましくは、各第１位置４２及び対応する第２の位置４３は、特に、中心軸Ｆの周りに（及びそれに沿って）、互いに角度的に、特に軸方向にもずれている。特に、第１位置４２も互いに角度的にずれており、第２位置４３も互いに角度的にずれている。

いくつかの好ましい非限定的な実施形態によれば、各第１湾曲部３６は、リング部材９に対して凸状であり、各第２湾曲部３７は、リング部材９に対して凹状である。言い換えれば、各第１湾曲部３６は蓋８に対して凹状であり、各第２湾曲部３７は蓋８に対して凸状である。

特に、各第１湾曲部３６は、リング部材９に向けて湾曲しており（リング部材９に向いている）、各第２湾曲部３７は、蓋８に向けて湾曲している（蓋８に向いている）。

好ましくは、各結合要素１０は弾性的に変形可能であり、特に、結合要素１０は、使用中、閉鎖アセンブリ３、特に閉鎖グループ７の取り扱い及び／又は操作中（例えば、閉位置から開位置への蓋８の移動）、ばね要素として使用される。

より詳細には、各第１湾曲部３６は、第１係合面４４を備え、各第２湾曲部３７は、第２係合面４５を備える。好ましくは、各結合要素１０は、第１係合面４４が（第１リム２７のそれぞれの第１当接部、特に第１表面２８の）蓋８に対して当接できるように変形可能であり、第２係合面４５が（第２リム２９の第２当接面部、特に第２表面３０の）リング部材９に対して当接できるように変形可能である。

言い換えれば、各第１係合面４４及び各第２係合面４５は、特に、閉鎖アセンブリ３の取り扱い中及び／又は操作中に、さらに特に、閉鎖グループ７の取り扱い中及び／又は操作中に、対応する第１当接部及び第２当接部にそれぞれ係合するように適合されている。具体的には、使用時に、金型ツールからの閉鎖グループ７の取り外し中及び／又はカラー１４への閉鎖グループ７の取付け中に、各第１係合面４４及び各第２係合面４５は対応する第１当接部及び第２当接部とそれぞれ係合する。

さらに、使用中、結合要素１０は、閉鎖アセンブリ３、特に、閉鎖グループ７の取り扱い及び／又は操作中に作用するひずみ及び／又は応力及び／又は力（例えば、閉位置から開位置への蓋８の移動）の結果、変形することがある。

使用時、消費者は、蓋８を開構成又は閉位置に制御することにより、注ぎ口１５を選択的に開放及び閉鎖するように、閉鎖アセンブリ３、特に、閉鎖グループ７を操作する。

閉鎖アセンブリ３、特に閉鎖グループ７の最初の操作の前に、蓋８は閉位置にあり、第１結合ブリッジ１１は、及び好ましくは第２結合ブリッジ１３も、無傷である（すなわち、破断していない）。蓋８が最初に閉位置から開位置に制御される際に、第１結合ブリッジ１１は、及び好ましくは第２結合ブリッジ１３も、不可逆的に破断する。

それにより、結合要素１０は、蓋８とリング部材９が互いに接続された状態（繋がれた状態）であることを保証する。さらに、蓋８が、リング部材９によってカラー１４に結合された状態であることを意味する。さらに、タンパーエビデンスリング１２は、リング部材９から取り外され、不正開封を防止することが可能である。

さらに、蓋８の静止位置から作動位置への最初の制御中に、切断装置１８が作動し、特に、分離膜を切断及び／又は貫通及び／又は開放及び／又は破断させる。

閉鎖グループ７の動作中、特に、蓋８の制御中、閉位置と開位置の間で、結合要素１０は弾性的に変形し、それによって閉鎖アセンブリ３及び／又は閉鎖グループ７に作用する外部応力及び／又は力を少なくとも部分的に吸収する。

さらに、各第１係合面４４及び各第２係合面４５は、対応する第１当接部及び第２当接部に対してそれぞれ隣接してもよい。

本発明による閉鎖アセンブリ３の利点は、前述の説明から明らかである。

結合要素１０は、閉鎖アセンブリ３、特に、閉鎖グループ７に作用するあらゆる歪み及び／又は応力及び／又は力を減衰させることを可能にする。

閉鎖アセンブリ３、特に、閉鎖グループ７の取り扱い及び／又は操作がより消費者に優しいという更なる利点が観察されている。

さらに、２つ以上の結合要素１０を設けることによって、リング部材９と蓋体８との間の繋留力（ｔｅｔｈｅｒｉｎｇ ｆｏｒｃｅ）を高めることが可能である。

別の利点は、閉鎖グループ７のカラー１４への取り付けに関連する。閉鎖グループ７をカラー１４に取り付けるために、閉鎖グループ７をカラー１４に押し付ける。その際、結合要素１０は、作用する力の少なくとも一部を吸収するため、カラー１４及び／又は容器１及び／又は閉鎖グループ７の起こり得る変形のリスクを低減する。特に、各第１係合面４４及び各第２係合面４５は、それぞれ蓋８及びリング部材９に対して当接する。

本出願人は、結合要素１０の特定の形成により、他の形状を有する結合要素１０に対して、より長寿命の成形ツールを設計できることも観察した。特に、結合要素１０の特定の形状及びサイズにより、結合要素１０を画定する部分を有する成形ツールを提供することができ、より長い寿命を提供する寸法を伴う。

さらに、成形型から閉鎖グループ７を取り外す際に、第１係合面４４と第２係合面４５がそれぞれ蓋８とリング部材９に当接し、それによって変形が制限される。

添付の特許請求の範囲に定義される保護の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載される容器１及び／又は閉鎖アセンブリ３に変更を加えることができる。

Claims (15)

1. 注ぎ込み可能な製品を充填した又は充填可能な容器（１）用の閉鎖アセンブリ（３）であって、
   第１リム（２７）を有する蓋（８）と、
   前記第１リム（２７）に対向する第２リム（２９）を有するリング部材（９）と、
   前記蓋（８）及び前記リング部材（９）に接続された１つ又は複数の結合要素（１０）と、
   を少なくとも備え、
   各結合要素（１０）は、
   １つの中間部（３５）と、
   前記第１リム（２７）及び前記中間部（３５）に接続された１つの第１湾曲部分（３６）と、
   前記第２リム（２９）及び前記中間部（３５）に接続された１つの第２湾曲部分（３７）と、
   を少なくとも備え、
   前記中間部（３５）は、前記蓋（８）の前記第１リム（２７）及び／又は前記リング部材（９）の前記第２リム（２９）に対して傾斜している、
   閉鎖アセンブリ（３）。
2. 前記第１リム（２７）は、第１表面（２８）を有し、
   前記第２リム（２９）は、前記第１表面（２８）に対向する第２表面（３０）を有し、
   前記第１湾曲部（３６）は、前記第１表面（２８）に接続され、前記第２湾曲部（３７）は、前記第２表面（３０）に接続され、
   前記中間部（３５）は、前記第１表面（２８）及び／又は前記第２表面（３０）に対して傾斜している、
   請求項１に記載の閉鎖アセンブリ。
3. 前記第表面（２８）が第１平面内に延び、及び／又は前記第２表面（３０）が第２平面内に延びており、
   前記中間部（３５）は、前記第１平面及び／又は前記第２平面に対して傾斜している、
   請求項２に記載の閉鎖アセンブリ。
4. 前記第１平面と前記第２平面が互いに平行である、
   請求項３に記載の閉鎖アセンブリ。
5. 前記第１湾曲部（３６）が第１位置（４２）で第１リム（２７）に接続され、前記第２湾曲部（３７）が第２位置（４３）で第２リム（２９）に接続され、
   前記第１位置（４２）と前記第２位置（４３）は、互いに角度をずらして配置される、
   請求項１～４のいずれか一項に記載の閉鎖アセンブリ。
6. 前記蓋（８）と前記リング部材（９）との間に配置され、及び／又は区切られた間隙（４１）をさらに備え、
   各結合要素（１０）は、前記間隙（４１）内に配置される、
   請求項１～５のいずれか一項に記載の閉鎖アセンブリ。
7. 前記第１湾曲部（３６）が前記中間部（３５）の前記第１端部（３８）に接続され、前記第２湾曲部（３７）が前記中間部（３５）の前記第２端部（３９）に接続されている、
   請求項１～６のいずれか一項に記載の閉鎖アセンブリ。
8. 前記結合要素（１０）がＳ字形状である、
   請求項１～７のいずれか一項に記載の閉鎖アセンブリ。
9. 前記第１湾曲部（３６）が前記リング部材（９）に対して凸状であり、前記第２湾曲部（３７）が前記リング部材（９）に対して凹状である、
   請求項１～８のいずれか一項に記載の閉鎖アセンブリ。
10. 前記第１湾曲部（３６）が前記リング部材（９）に向かって湾曲し、前記第２湾曲部（３７）が前記蓋（８）に向かって湾曲している、
    請求項１～９のいずれか一項に記載の閉鎖アセンブリ。
11. 前記結合要素（１０）が弾性的に変形可能である、
    請求項１～１０のいずれか一項に記載の閉鎖アセンブリ。
12. 前記第１湾曲部（３６）が第１係合面（４４）を備え、前記第２湾曲部（３７）が第２係合面（４５）を備え、
    前記結合要素（１０）は、前記第１係合面（４４）が前記蓋（８）に対して当接するように変形可能であり、前記第２係合面（４５）が前記リング部材（９）に対して当接するように変形可能である、
    請求項１～１１のいずれか一項に記載の閉鎖アセンブリ。
13. タンパーエビデンスリング（１２）と、前記リング部材（９）及び前記タンパーエビデンスリング（１２）を互いに破断可能に接続及び／又は破断可能に連結する少なくとも一つの破断可能な結合ブリッジ（１３）をさらに備える、
    請求項１～１２のいずれか一項に記載の閉鎖アセンブリ。
14. 注ぎ口（１５）を有するカラー（１４）をさらに備え、
    前記リング部材（９）は、前記カラー（１４）に取り付けられ、前記カラーの周りに配置され、
    前記蓋（８）は、前記注ぎ口（１５）を選択的に閉鎖及び開放するように構成される、
    請求項１～１３のいずれか一項に閉鎖アセンブリ。
15. 注ぎ込み可能な製品用の容器（１）であって、前記注ぎ込み可能な製品が充填されている又は充填可能な１つの本体（２）と、請求項１～１４のいずれか一項に記載の少なくとも１つの閉鎖アセンブリ（３）と、を備える容器（１）。

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