JP2023540895A - 下位レイヤ測位測定報告 - Google Patents

下位レイヤ測位測定報告 Download PDF

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Abstract

ユーザ機器から測定情報を送る方法が、基準信号を測定することと、基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成することと、符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、測定報告ペイロードを符号化することと、下位レイヤプロトコルが、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである、符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージをユーザ機器からネットワークエンティティに送ることと、を含む。【選択図】図7・図8

Description

優先権の主張
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、本出願の譲受人に譲渡され、その内容全体がすべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる、2020年9月3日に出願された、「LOW-LAYER POSITIONING MEASUREMENT REPORTING」と題するインド特許出願第202041038019号の利益を主張する。
本発明は、測定された基準信号についての測定報告を送信するための技法に関する。
[0002]ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)、(中間の2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービス、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービス、第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))またはWiMax(登録商標))、第5世代(5G)サービスなどを含む、様々な世代を通して発展してきた。現在、セルラーおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用されている多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログアドバンストモバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、時分割多元接続(TDMA)、TDMAのモバイルアクセス用グローバルシステム(GSM(登録商標))変形形態などに基づくデジタルセルラーシステムを含む。
[0003]第5世代(5G)モバイル規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度と、より多い数の接続と、より良いカバレージとを必要とする。次世代モバイルネットワークアライアンスによる5G規格は、数万人のユーザの各々に数十メガビット毎秒のデータレートを提供し、オフィスフロア上の数十人の労働者に1ギガビット毎秒のデータレートを提供するように設計されている。大きいセンサー展開をサポートするために、数十万の同時接続がサポートされるべきである。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G規格と比較して著しく拡張されるべきである。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率が拡張されるべきであり、レイテンシが大幅に低減されるべきである。これらの向上、ならびにより高い周波数帯域の使用と、測位基準信号プロセスおよび技術の進歩と、5Gのための高密度展開とは、高度に正確な5Gベースのロケーション推定を可能にする。
[0004]例示的なユーザ機器が、トランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに通信可能に結合されたプロセッサとを含み、プロセッサは、トランシーバによって受信された基準信号を測定することと;基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成することと;符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1(Abstract Syntax Notation One))符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、測定報告ペイロードを符号化することと、下位レイヤプロトコルが、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである;符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージをトランシーバを介してネットワークエンティティに送ることと、を行うように構成される。
[0005]別の例示的なユーザ機器が、基準信号を測定するための手段と;基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成するための手段と;符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、測定報告ペイロードを符号化するための手段と、下位レイヤプロトコルが、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである;符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージをネットワークエンティティに送るための手段と、を含む。
[0006]ユーザ機器から測定情報を送る例示的な方法が、基準信号を測定することと;基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成することと;符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、測定報告ペイロードを符号化することと、下位レイヤプロトコルが、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである;符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージをユーザ機器からネットワークエンティティに送ることと、を含む。
[0007]例示的な非一時的プロセッサ可読記憶媒体が、測定情報を送るために、ユーザ機器のプロセスに、基準信号を測定することと;基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成することと;符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、測定報告ペイロードを符号化することと、下位レイヤプロトコルが、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである;符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージをユーザ機器からネットワークエンティティに送ることと、を行わせるように構成されたプロセッサ可読命令を含む。
[0008]例示的なワイヤレス通信システムの簡略図。 [0009]図1に示されている例示的なユーザ機器の構成要素のブロック図。 [0010]例示的な送信/受信ポイントの構成要素のブロック図。 [0011]その様々な実施形態が図1に示されている、例示的なサーバの構成要素のブロック図。 [0012]例示的なユーザ機器のブロック図。 [0013]ユーザ機器および基地局のプロトコルスタックの図。 [0014]図5に示されている測定報告ユニットの入力および出力のブロック図。 [0015]2パート測定報告の図。 [0016]2つのメッセージ間で分割された測定ペイロードのブロック図。 [0017]ある測定情報からカリング(cull)されたペイロードをもつ測定メッセージのブロック図。 [0018]別個のメッセージに対応する別個の部分を有するメッセージペイロードのブロック図。 [0019]衝突を回避するために時間的に分離されたメッセージのブロック図。 [0020]ジョイント符号化されたペイロード部分をもつメッセージのブロック図。 [0021]ある測定情報を含んでいている下位レイヤメッセージと、その下位レイヤメッセージに対応する他の測定情報を含んでいている上位レイヤメッセージとのブロック図。 [0022]測位情報を決定するための処理および信号フローの図。 [0023]ユーザ機器から測定情報を送る方法のブロック流れ図。
[0024]測定された基準信号についての測定報告を送信するための技法が本明細書で説明される。たとえば、測位基準信号などの基準信号が、測定情報を決定するために測定され得る。測定情報は、ASN.1エンコーダによって、下位レベルメッセージ、たとえば、物理レイヤメッセージまたはMACレイヤメッセージのペイロードに符号化され得る。ペイロードを送ることおよび受信することを容易にまたは可能にするために、様々な実装形態が使用され得る。たとえば、メッセージの固定長部分が、可変長ペイロードの長さを示し、場合によっては、ペイロード中に含まれているデータのフィールドを示し得る。別の例として、ペイロードは、サイズ限度を満たすために、複数のメッセージ間で分割され得、および/またはある情報からカリングされ得る(may be culled of some information)。別の例として、別のメッセージとの衝突を回避するために、下位レイヤメッセージが別のメッセージと連結され得るか、あるいはメッセージの一方または両方の送信タイミングが調整され得るか、あるいは測定情報と別のメッセージの情報とが下位レイヤメッセージにジョイント符号化され得る。別の例として、ある測定情報が下位レイヤメッセージ中で提供され得、他の情報が上位レイヤ(たとえば、RRCレイヤ)メッセージ中で提供され得る。ただし、他の例が実装され得る。
[0025]本明細書で説明される項目および/または技法は、以下の能力のうちの1つまたは複数、ならびに言及されていない他の能力を提供し得る。たとえば、(MACレイヤの上の)1つまたは複数の上位プロトコルスタックレイヤによる測定報告の処理を回避することによって、測定報告に基づくレイテンシが低減され得る。下位レベル測定報告メッセージが、下位レベルメッセージのために前に利用可能なものよりも大きいフレキシビリティを伴って提供され得る。可変長下位レベルメッセージペイロードが適応され得る。他の能力が提供され得、本開示によるあらゆる実装形態が、説明される能力のいずれか、ましてすべてを提供しなければならないとは限らない。
[0026]ワイヤレスネットワークにアクセスしているモバイルデバイスのロケーションを取得することは、たとえば、緊急呼、パーソナルナビゲーション、消費者アセット追跡、友人または家族の位置を特定することなどを含む、多くの適用例にとって有用であり得る。既存の測位方法は、衛星ビークル(SV)を含む様々なデバイスまたはエンティティ、ならびに、基地局およびアクセスポイントなどのワイヤレスネットワーク中の地上波無線ソースから送信された、無線信号を測定することに基づく方法を含む。5Gワイヤレスネットワークについての規格化は様々な測位方法のサポートを含むことになることが予想され、それらの方法は、LTEワイヤレスネットワークが、現在、位置決定のために測位基準信号(PRS)および/またはセル固有基準信号(CRS)を利用するのと同様の様式で、基地局によって送信された基準信号を利用し得る。
[0027]説明は、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実施されるべきアクションのシーケンスに言及し得る。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実施され得る。本明細書で説明されるアクションのシーケンスは、実行時に、関連するプロセッサに本明細書で説明される機能を実施させることになるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体内で実施され得る。したがって、本明細書で説明される様々な態様は、請求される主題を含むそのすべてが本開示の範囲内であるいくつかの異なる形態で実施され得る。
[0028]本明細書で使用される「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、いずれかの特定の無線アクセス技術(RAT)に固有でないかまたはそれに限定されない。概して、そのようなUEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、消費者アセット追跡デバイス、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であり得る。UEは、モバイルであり得るかまたは(たとえば、いくつかの時間において)固定であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」またはUT、「モバイル端末」、「移動局」、「モバイルデバイス」、あるいはそれらの変形形態と互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEと接続され得る。もちろん、ワイヤードアクセスネットワーク、(たとえば、IEEE802.11などに基づく)WiFi(登録商標)ネットワークなどを介してなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEのために可能である。
[0029]基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得る。基地局の例は、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、または一般的なノードB(gノードB、gNB)を含む。さらに、いくつかのシステムでは、基地局は、純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、それは、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。
[0030]UEは、限定はしないが、プリント回路(PC)カード、コンパクトフラッシュ(登録商標)デバイス、外部または内部モデム、ワイヤレスまたはワイヤラインフォン、スマートフォン、タブレット、消費者アセット追跡デバイス、アセットタグなどを含む、いくつかのタイプのデバイスのいずれかによって実施され得る。UEがそれを通してRANに信号を送ることができる通信リンクはアップリンクチャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。RANがそれを通してUEに信号を送ることができる通信リンクはダウンリンクまたは順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネルまたはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことがある。
[0031]本明細書で使用される「セル」または「セクタ」という用語は、文脈に応じて、基地局の複数のセルのうちの1つに、または基地局自体に対応し得る。「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上の)基地局との通信のために使用される論理通信エンティティを指し得、同じまたは異なるキャリアを介して動作するネイバリングセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関連付けられ得る。いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)など)に従って構成され得る。いくつかの例では、「セル」という用語は、論理エンティティがその上で動作する地理的カバレージエリアの一部分(たとえば、セクタ)を指し得る。
[0032]図1を参照すると、通信システム100の一例は、UE105と、UE106と、無線アクセスネットワーク(RAN)、ここでは第5世代(5G)次世代(NG)RAN(NG-RAN)135と、5Gコアネットワーク(5GC)140とを含む。UE105および/またはUE106は、たとえば、IoTデバイス、ロケーショントラッカーデバイス、セルラー電話、ビークル(たとえば、車、トラック、バス、ボートなど)、または他のデバイスであり得る。5Gネットワークは、新無線(NR)ネットワークと呼ばれることもあり、NG-RAN135は、5G RANまたはNR RANと呼ばれることがあり、5GC140は、NGコアネットワーク(NGC)と呼ばれることがある。NG-RANおよび5GCの規格化は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))において進行中である。したがって、NG-RAN135および5GC140は、3GPPからの5Gサポートのための現在のまたは将来の規格に準拠し得る。NG-RAN135は、別のタイプのRAN、たとえば、3G RAN、4Gロングタームエボリューション(LTE)RANなどであり得る。UE106は、システム100中の同様の他のエンティティとの間で信号を送るおよび/または受信するためにUE105と同様に構成および結合され得るが、そのようなシグナリングは、図の簡単のために図1では示されていない。同様に、説明は、簡単のためにUE105に焦点を当てている。通信システム100は、全地球測位システム(GPS)、グローバルナビゲーション衛星システム(GLONASS)、Galileo、またはBeidouのような衛星測位システム(SPS)(たとえば、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS))、あるいはインド地域航法衛星システム(IRNSS)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS)、またはワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS)などの何らかの他の局所的なまたは地域のSPSのための、衛星ビークル(SV)190、191、192、193のコンスタレーション185からの情報を利用し得る。通信システム100の追加の構成要素が以下で説明される。通信システム100は、追加または代替の構成要素を含み得る。
[0033]図1に示されているように、NG-RAN135は、NRノードB(gNB)110a、110bと次世代eノードB(ng-eNB)114とを含み、5GC140は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)115と、セッション管理機能(SMF)117と、ロケーション管理機能(LMF)120と、ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)125とを含む。gNB110a、110b、およびng-eNB114は、互いに通信可能に結合され、各々、UE105と双方向にワイヤレス通信するように構成され、各々、AMF115に通信可能に結合され、それと双方向に通信するように構成される。gNB110a、110b、およびng-eNB114は、基地局(BS)と呼ばれることがある。AMF115と、SMF117と、LMF120と、GMLC125とは、互いに通信可能に結合され、GMLCは、外部クライアント130に通信可能に結合される。SMF117は、メディアセッションを作成し、制御し、削除するために、サービス制御機能(SCF)(図示せず)の最初の接点として働き得る。gNB110a、110bおよび/またはng-eNB114などの基地局は、マクロセル(たとえば、高出力セルラー基地局)、またはスモールセル(たとえば、低出力セルラー基地局)、またはアクセスポイント(たとえば、WiFi、WiFi-Direct(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth低エネルギー(BLE)、Zigbee(登録商標)などの短距離技術を用いて通信するように構成された短距離基地局)であり得る。1つまたは複数のBS、たとえば、gNB110a、110bおよび/またはng-eNB114のうちの1つまたは複数が、複数のキャリアを介してUE105と通信するように構成され得る。gNB110a、110bおよびng-eNB114の各々は、それぞれの地理的領域、たとえばセルのための通信カバレージを提供し得る。各セルは、基地局アンテナの機能として複数のセクタに区分され得る。
[0034]図1は、様々な構成要素の一般化された図を提供し、それらのいずれかまたはすべてが適宜に利用され得、それらの各々が必要に応じて複製または省略され得る。詳細には、1つのUE105が示されているが、多くのUE(たとえば、数百、数千、数百万など)が通信システム100において利用され得る。同様に、通信システム100は、より多数の(またはより少数の)SV(すなわち、示されている4つのSV190~193よりも多いまたは少ない)、gNB110a、110b、ng-eNB114、AMF115、外部クライアント130、および/または他の構成要素を含み得る。通信システム100中の様々な構成要素を接続する図示された接続は、追加の(中間)構成要素、直接的または間接的な物理および/またはワイヤレス接続、ならびに/あるいは追加のネットワークを含み得る、データおよびシグナリング接続を含む。さらに、構成要素は、所望の機能に応じて、並べ替えられ、組み合わせられ、分離され、置換され、および/または省略され得る。
[0035]図1は5Gベースのネットワークを示すが、同様のネットワーク実装形態および構成が、3G、ロングタームエボリューション(LTE)など、他の通信技術のために使用され得る。本明細書で説明される実装形態は(それらが、5G技術のためのものであっても、ならびに/あるいは1つまたは複数の他の通信技術および/またはプロトコルのためのものであっても)、指向性同期信号を送信すること(またはブロードキャストすること)、UE(たとえば、UE105)において指向性信号を受信および測定すること、ならびに/あるいは(GMLC125または他のロケーションサーバを介して)UE105にロケーション支援を提供すること、ならびに/あるいはそのような指向的に送信された信号のためにUE105において受信される測定量に基づいてUE105、gNB110a、110b、またはLMF120などのロケーション対応デバイスにおいてUE105のためのロケーションを算出することを行うために使用され得る。ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)125と、ロケーション管理機能(LMF)120と、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)115と、SMF117と、ng-eNB(eノードB)114と、gNB(gノードB)110a、110bとは、例であり、様々な実施形態では、それぞれ、様々な他のロケーションサーバ機能および/または基地局機能によって置き換えられるか、またはそれらを含み得る。
[0036]システム100の構成要素が、たとえばgNB110a、110b、ng-eNB114、および/または5GC140(および/または、1つまたは複数の他のベーストランシーバ局など、図示されない1つまたは複数の他のデバイス)を介して、直接または間接的に互いに(少なくとも時々ワイヤレス接続を使用して)通信できるという点で、システム100はワイヤレス通信が可能である。間接通信では、たとえばデータパケットのヘッダ情報を変えること、フォーマットを変更することなどのために、あるエンティティから別のエンティティへの送信の間に、通信が変えられ得る。UE105は、複数のUEを含み得、モバイルワイヤレス通信デバイスであり得るが、ワイヤレスにおよびワイヤード接続を介して通信し得る。UE105は、様々なデバイスのいずれか、たとえば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ビークルベースのデバイスなどであり得るが、UE105は、これらの構成のいずれかである必要がないので、これらは例であり、他の構成のUEが使用され得る。他のUEはウェアラブルデバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマートジュエリー、スマートグラスまたはヘッドセットなど)を含み得る。現在存在しているか、または将来において開発されるかにかかわらず、さらに他のUEが使用され得る。さらに、他のワイヤレスデバイス(モバイルであるか否かにかかわらず)が、システム100内で実装され得、互いと、ならびに/あるいは、UE105、gNB110a、110b、ng-eNB114、5GC140、および/または外部クライアント130と通信し得る。たとえば、そのような他のデバイスは、モノのインターネット(IoT)デバイス、医療デバイス、ホームエンターテインメントおよび/またはオートメーションデバイスなどを含み得る。5GC140は、たとえばUE105に関するロケーション情報を外部クライアント130(たとえば、コンピュータシステム)が(たとえば、GMLC125を介して)要求および/または受信することを可能にするために、外部クライアント130と通信し得る。
[0037]UE105または他のデバイスは、様々なネットワークにおいて、および/または様々な目的で、および/または様々な技術(たとえば、5G、Wi-Fi(登録商標)通信、Wi-Fi通信の複数の周波数、衛星測位、1つまたは複数のタイプの通信(たとえば、GSM(モバイル用グローバルシステム)、CDMA(符号分割多元接続)、LTE(ロングタームエボリューション)、V2X(車両対あらゆるモノ、たとえば、V2P(車両対歩行者)、V2I(車両対インフラストラクチャ)、V2V(車両間)など)、IEEE802.11pなど))を使用して、通信するように構成され得る。V2X通信は、セルラー(セルラーV2X(C-V2X))および/またはWiFi(たとえば、DSRC(専用短距離通信))であり得る。システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上の動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に被変調信号を送信することができる。各被変調信号は、符号分割多元接続(CDMA)信号、時分割多元接続(TDMA)信号、直交周波数分割多元接続(OFDMA)信号、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)信号などであり得る。各被変調信号は、異なるキャリア上で送られ得、パイロット、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。UE105、106は、物理サイドリンク同期チャネル(PSSCH)、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)、または物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)などの1つまたは複数のサイドリンクチャネルを介して送信することによってUE間のサイドリンク(SL)通信を通して互いに通信し得る。
[0038]UE105は、デバイス、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、モバイル端末、端末、移動局(MS)、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)を備え得、および/またはそのように呼ばれるか、あるいは、何らかの他の名前で呼ばれることがある。その上、UE105は、セルフォン、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、PDA、消費者アセット追跡デバイス、ナビゲーションデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、健康モニタ、セキュリティシステム、スマート都市センサー、スマートメーター、ウェアラブルトラッカー、あるいは何らかの他のポータブルまたは可動デバイスに対応し得る。一般に、必ずしもそうとは限らないが、UE105は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、LTE、高速パケットデータ(HRPD)、IEEE802.11 WiFi(Wi-Fiとも呼ばれる)、Bluetooth(BT)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX(登録商標))、(たとえば、NG-RAN135および5GC140を使用する)5G新無線(NR)など、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を使用してワイヤレス通信をサポートし得る。UE105は、たとえばデジタル加入者回線(DSL)またはパケットケーブルを使用して他のネットワーク(たとえば、インターネット)に接続し得るワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を使用して、ワイヤレス通信をサポートし得る。これらのRATのうちの1つまたは複数の使用は、UE105が(たとえば図1に示されていない5GC140の要素を介して、または場合によってはGMLC125を介して)外部クライアント130と通信することを可能にし、および/または外部クライアント130が(たとえば、GMLC125を介して)UE105に関するロケーション情報を受信することを可能にし得る。
[0039]UE105は、単一のエンティティを含み得、あるいは、ユーザがオーディオ、ビデオおよび/もしくはデータI/O(入出力)デバイスならびに/またはボディセンサーならびに別個のワイヤラインもしくはワイヤレスモデムを採用し得るパーソナルエリアネットワーク中などで複数のエンティティを含み得る。UE105のロケーションの推定値は、ロケーション、ロケーション推定値、ロケーションフィックス、フィックス、位置、位置推定値、または位置フィックスと呼ばれることがあり、地理的であり、したがって、高度成分(たとえば、海抜高、地表高または地表深度、フロアレベル、または地階レベル)を含むことも含まないこともあるUE105のロケーション座標(たとえば、緯度および経度)を提供し得る。代替的に、UE105のロケーションは、都市ロケーションとして(たとえば、郵便住所として、あるいは、特定の部屋またはフロアなど、建築物中の何らかのポイントまたは小さいエリアの指定として)表され得る。UE105のロケーションは、ある確率または信頼性レベル(たとえば、67%、95%など)でUE105がそれの内部に位置することが予想される(地理的にまたは都市形態でのいずれかで定義される)エリアまたはボリュームとして表され得る。UE105のロケーションは、たとえば、知られているロケーションからの距離および方向を備える相対的なロケーションとして表され得る。相対的なロケーションは、たとえば、地理的に、都市に関して、あるいは、たとえば、マップ、フロアプラン、または建築物プラン上に示されたポイント、エリア、またはボリュームを参照することによって定義され得る知られているロケーションにおける何らかの原点に対して定義された相対的な座標(たとえば、X、Y(およびZ)座標)として表され得る。本明細書に含まれている説明では、ロケーションという用語の使用は、別段に示されていない限り、これらの変形態のいずれかを備え得る。UEのロケーションを算出するとき、局所的なx、y、および場合によってはz座標の値を求め、次いで、所望される場合、局所的な座標を(たとえば、緯度、経度、および平均海面の上または下の高度に対する)絶対的な座標にコンバートすることが一般的である。
[0040]UE105は、様々な技術のうちの1つまたは複数を使用して他のエンティティと通信するように構成され得る。UE105は、1つまたは複数のデバイスツーデバイス(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続するように構成され得る。D2D P2Pリンクは、LTE Direct(LTE-D)、WiFi Direct(登録商標)(WiFi-D)、Bluetoothなど、任意の適切なD2D無線アクセス技術(RAT)を用いてサポートされ得る。D2D通信を利用するUEのグループのうちの1つまたは複数は、gNB110a、110b、および/またはng-eNB114のうちの1つまたは複数などの送信/受信ポイント(TRP)の地理的カバレージエリア内にあり得る。そのようなグループ中の他のUEはそのような地理的カバレージエリアの外側にあり得るか、または別様に基地局からの送信を受信することができないことがある。D2D通信を介して通信するUEのグループは、各UEがグループ中の他のUEに送信し得る、1対多(1:M)システムを利用し得る。TRPは、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にし得る。他の場合には、D2D通信は、TRPの関与なしでUE間で行われ得る。D2D通信を利用するUEのグループのうちの1つまたは複数は、TRPの地理的カバレージエリア内にあり得る。そのようなグループ中の他のUEはそのような地理的カバレージエリアの外側にあることがあり、または別様に基地局からの送信を受信することができないことがある。D2D通信を介して通信するUEのグループは、各UEがグループ中の他のUEに送信し得る、1対多(1:M)システムを利用し得る。TRPは、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にし得る。他の場合には、D2D通信は、TRPの関与なしでUE間で行われ得る。
[0041]図1に示されているNG-RAN135中の基地局(BS)は、gNB110aおよび110bと呼ばれるNRノードBを含む。NG-RAN135中のgNB110a、110bのペアは、1つまたは複数の他のgNBを介して互いに接続され得る。5Gネットワークへのアクセスは、UE105とgNB110a、110bのうちの1つまたは複数との間のワイヤレス通信を介してUE105に提供され、gNB110a、110bは、5Gを使用するUE105のために5GC140へのワイヤレス通信アクセスを提供し得る。図1では、UE105のためのサービングgNBは、gNB110aであると仮定されるが、別のgNB(たとえば、gNB110b)は、UE105が別のロケーションに移動する場合にサービングgNBとして働き得るか、またはUE105に追加のスループットおよび帯域幅を提供するための2次gNBとして働き得る。
[0042]図1に示されているNG-RAN135中の基地局(BS)は、次世代発展型ノードBとも呼ばれるng-eNB114を含み得る。ng-eNB114は、場合によっては1つまたは複数の他のgNBおよび/または1つまたは複数の他のng-eNBを介してNG-RAN135中のgNB110a、110bのうちの1つまたは複数に接続され得る。ng-eNB114は、UE105にLTEワイヤレスアクセスおよび/または発展型LTE(eLTE)ワイヤレスアクセスを提供し得る。gNB110a、110bおよび/またはng-eNB114のうちの1つまたは複数は、UE105の位置を決定するのを支援するために信号を送信し得るが、UE105からまたは他のUEから信号を受信しないことがある測位専用のビーコンとして機能するように構成され得る。
[0043]gNB110a、110bおよび/またはng-eNB114は、各々、1つまたは複数のTRPを備え得る。たとえば、BSのセル内の各セクタはTRPを備え得るが、複数のTRPは1つまたは複数の構成要素を共有し得る(たとえば、プロセッサを共有するが別個のアンテナを有し得る)。システム100はもっぱらマクロTRを含み得るか、あるいはシステム100は異なるタイプのTRP、たとえばマクロTRP、ピコTRP、および/またはフェムトTRPなどを有し得る。マクロTRPは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入している端末による無制限アクセスを可能にし得る。ピコTRPは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、ピコセル)をカバーし得、サービスに加入している端末による無制限アクセスを可能にし得る。フェムトTRPまたはホームTRPは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、フェムトセル)をカバーし得、フェムトセルとの関連を有する端末(たとえば、家庭のユーザのための端末)による制限付きアクセスを可能にし得る。
[0044]述べられたように、図1は、5G通信プロトコルに従って通信するように構成されたノードを示すが、たとえばLTEプロトコルまたはIEEE802.11xプロトコルなど、他の通信プロトコルに従って通信するように構成されたノードが使用され得る。たとえば、UE105にLTEワイヤレスアクセスを提供する発展型パケットシステム(EPS)では、RANは、発展型ノードB(eNB)を備える基地局を備え得る発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)を備え得る。EPSのためのコアネットワークは、発展型パケットコア(EPC)を備え得る。EPSは、E-UTRAN+EPCを備え得、ここで、E-UTRANは、図1中のNG-RAN135に対応し、EPCは、5GC140に対応する。
[0045]gNB110a、110bおよびng-eNB114は、測位機能のために、LMF120と通信するAMF115と通信し得る。AMF115は、セル変更とハンドオーバとを含むUE105のモビリティをサポートし得、UE105へと、場合によっては、UE105のためのデータおよびボイスベアラへとのシグナリング接続をサポートすることに参加し得る。LMF120は、たとえば、ワイヤレス通信を通してUE105と直接通信するか、あるいはgNB110a、110bおよび/またはng-eNB114と直接通信し得る。LMF120は、UE105がNG-RAN135にアクセスするときのUE105の測位をサポートし得、支援GNSS(A-GNSS)、観測到着時間差(OTDOA)(たとえば、ダウンリンク(DL)OTDOAまたはアップリンク(UL)OTDOA)、ラウンドトリップ時間(RTT)、マルチセルRTT、リアルタイムキネマティック(RTK)、精密単独測位(PPP)、差動GNSS(DGNSS)、拡張セルID(E-CID)、到着角度(AoA)、離脱角度(AoD)、および/または他の位置方法などの位置プロシージャ/方法をサポートし得る。LMF120は、たとえば、AMF115から、またはGMLC125から受信されたUE105のためのロケーションサービス要求を処理し得る。LMF120は、AMF115および/またはGMLC125に接続され得る。LMF120は、ロケーションマネージャ(LM)、ロケーション機能(LF)、コマーシャルLMF(CLMF)、または付加価値LMF(VLMF)などの他の名前で呼ばれることがある。LMF120を実装するノード/システムは、追加または代替として、拡張サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC)またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)など、他のタイプのロケーションサポートモジュールを実装し得る。(UE105のロケーションの導出を含む)測位機能の少なくとも部分は、(たとえば、gNB110a、110bおよび/またはng-eNB114などのワイヤレスノードによって送信される信号ならびに/あるいは、たとえば、LMF120によってUE105に提供された支援データのためにUE105によって取得された信号測定値を使用して)UE105において実施され得る。AMF115は、UE105と5GC140との間のシグナリングを処理する制御ノードとして働き得、QoS(サービス品質)フローおよびセッション管理を提供し得る。AMF115は、セル変更とハンドオーバとを含むUE105のモビリティをサポートし得、UE105へのシグナリング接続をサポートすることに参加し得る。
[0046]GMLC125は、外部クライアント130から受信されたUE105についてのロケーション要求をサポートし得、AMF115によってLMF120にフォワーディングするためにそのようなロケーション要求をAMF115にフォワーディングし得るか、またはLMF120にロケーション要求を直接フォワーディングし得る。(たとえば、UE105のためのロケーション推定値を含んでいる)LMF120からのロケーション応答は、直接またはAMF115を介してのいずれかでGMLC125に戻され得、GMLC125は、次いで、外部クライアント130に(たとえば、ロケーション推定値を含んでいる)ロケーション応答を戻し得る。AMF115とLMF120との両方に接続されたGMLC125が示されているが、いくつかの実装形態では、AMF115またはLMF120に接続されないことがある。
[0047]図1にさらに示されているように、LMF120は、3GPP技術仕様(TS)38.455に定義され得る(NPPaまたはNRPPaと呼ばれることがある)新無線位置プロトコルAを使用してgNB110a、110bおよび/またはng-eNB114と通信し得る。NRPPaは、3GPP TS36.455において定義されているLTE測位プロトコルA(LPPa)と同じであるか、それと同様であるか、またはそれの拡張であり得、NRPPaメッセージは、AMF115を介してgNB110a(またはgNB110b)とLMF120との間でおよび/またはng-eNB114とLMF120との間で転送される。図1にさらに示されているように、LMF120とUE105とは、3GPP TS36.355において定義され得るLTE測位プロトコル(LPP)を使用して通信し得る。LMF120とUE105とは、同じくまたは代わりに、LPPと同じであるか、それと同様であるか、またはそれの拡張であり得る(NPPまたはNRPPと呼ばれることがある)新無線測位プロトコルを使用して通信し得る。ここで、LPPメッセージおよび/またはNPPメッセージは、AMF115と、UE105のためのサービングgNB110a、110bまたはサービングng-eNB114とを介してUE105とLMF120との間で転送され得る。たとえば、LPPメッセージおよび/またはNPPメッセージは、5Gロケーションサービスアプリケーションプロトコル(LCS AP)を使用してLMF120とAMF115との間で転送され得、5G非アクセス層(NAS)プロトコルを使用してAMF115とUE105との間で転送され得る。LPPプロトコルおよび/またはNPPプロトコルは、A-GNSS、RTK、OTDOAおよび/またはE-CIDなどのUE支援および/またはUEベース位置方法を使用してUE105の測位をサポートするために使用され得る。NRPPaプロトコルは、(たとえば、gNB110a、110bまたはng-eNB114によって取得された測定値とともに使用されるときに)E-CIDなどのネットワークベース位置方法を使用してUE105の測位をサポートするために使用され得、ならびに/あるいはgNB110a、110b、および/またはng-eNB114からの指向性SS送信を定義するパラメータなどのロケーション関係情報をgNB110a、110bおよび/またはng-eNB114から取得するためにLMF120によって使用され得る。LMF120は、gNBまたはTRPとコロケートされるかまたはそれと統合され得、あるいはgNBおよび/またはTRPから離れて配設され、gNBおよび/またはTRPと直接または間接的に通信するように構成され得る。
[0048]UE支援位置方法では、UE105は、ロケーション測定値を取得し、UE105のためのロケーション推定値の算出のためにロケーションサーバ(たとえば、LMF120)に測定値を送り得る。たとえば、ロケーション測定値は、gNB110a、110b、ng-eNB114、および/またはWLAN APに対する受信信号強度指示(RSSI)、ラウンドトリップ信号伝搬時間(RTT)、基準信号時間差(RSTD)、基準信号受信電力(RSRP)および/または基準信号受信品質(RSRQ)のうちの1つまたは複数を含み得る。ロケーション測定値は、同じくまたは代わりに、SV190~193に対するGNSS擬似距離、コード位相、および/またはキャリア位相の測定値を含み得る。
[0049]UEベース位置方法では、UE105は、(たとえば、UE支援位置方法のためのロケーション測定値と同じまたはそれと同様であり得る)ロケーション測定値を取得し得、(たとえば、LMF120などのロケーションサーバから受信された、あるいはgNB110a、110b、ng-eNB114、または他の基地局もしくはAPによってブロードキャストされた支援データの助けをかりて)UE105のロケーションを算出し得る。
[0050]ネットワークベース位置方法では、1つまたは複数の基地局(たとえば、gNB110a、110b、および/またはng-eNB114)またはAPは、ロケーション測定値(たとえば、UE105によって送信された信号のためのRSSI、RTT、RSRP、RSRQまたは到着時間(ToA)の測定値)を取得し得、および/またはUE105によって取得された測定値を受信し得る。1つまたは複数の基地局またはAPは、UE105のためのロケーション推定値の算出のためにロケーションサーバ(たとえば、LMF120)に測定値を送り得る。
[0051]NRPPaを使用してgNB110a、110b、および/またはng-eNB114によってLMF120に提供された情報は、指向性SS送信およびロケーション座標のためのタイミングおよび構成情報を含み得る。LMF120は、NG-RAN135および5GC140を介してLPPメッセージおよび/またはNPPメッセージ中の支援データとしてUE105にこの情報の一部または全部を提供し得る。
[0052]LMF120からUE105に送られたLPPメッセージまたはNPPメッセージは、所望の機能に応じて様々な事のうちのいずれかを行うようにUE105に命令し得る。たとえば、LPPメッセージまたはNPPメッセージは、GNSS(またはA-GNSS)、WLAN、E-CID、および/またはOTDOA(または何らかの他の位置方法)のための測定値を取得するようにとのUE105に対する命令を含んでいることがある。E-CIDの場合、LPPメッセージまたはNPPメッセージは、gNB110a、110b、および/またはng-eNB114のうちの1つまたは複数によってサポートされる(あるいはeNBまたはWiFi APなどの何らかの他のタイプの基地局によってサポートされる)特定のセル内で送信される指向性信号の1つまたは複数の測定量(たとえば、ビームID、ビーム幅、平均角度、RSRP、RSRQ測定値)を取得するようにUE105に命令し得る。UE105は、サービングgNB110a(またはサービングng-eNB114)およびAMF115を介して(たとえば、5G NASメッセージ内の)LPPメッセージまたはNPPメッセージ中でLMF120に測定量を送り返し得る。
[0053]述べられたように、通信システム100は5G技術に関して説明されるが、通信システム100は、GSM、WCDMA、LTEなど、他の通信技術をサポートするために実装され得、それらの通信技術は、(たとえば、ボイス、データ、測位、および他の機能を実装するために)UE105などのモバイルデバイスをサポートし、それらと対話するために使用される。いくつかのそのような実施形態では、5GC140は、異なるエアインターフェースを制御するように構成され得る。たとえば、5GC140は、5GC150中の非3GPPインターワーキング機能(N3IWF、図1に図示せず)を使用してWLANに接続され得る。たとえば、WLANは、UE105のためのIEEE802.11 WiFiアクセスをサポートし得、1つまたは複数のWiFi APを備え得る。ここで、N3IWFは、WLANに、およびAMF115などの5GC140中の他の要素に接続し得る。いくつかの実施形態では、NG-RAN135と5GC140の両方は、1つまたは複数の他のRANと1つまたは複数の他のコアネットワークとによって置き換えられ得る。たとえば、EPSでは、NG-RAN135は、eNBを含んでいるE-UTRANによって置き換えられ得、5GC140は、AMF115の代わりのモビリティ管理エンティティ(MME)と、LMF120の代わりのE-SMLCと、GMLC125と同様であり得るGMLCとを含んでいるEPCによって置き換えられ得る。そのようなEPSでは、E-SMLCは、E-UTRAN中のeNBにロケーション情報を送り、それらのeNBからロケーション情報を受信するために、NRPPaの代わりにLPPaを使用し得、UE105の測位をサポートするためにLPPを使用し得る。これらの他の実施形態では、指向性PRSを使用するUE105の測位は、5Gネットワークについて本明細書で説明されることに類似する様式でサポートされ得るが、gNB110a、110b、ng-eNB114、AMF115、およびLMF120について本明細書で説明される機能およびプロシージャは、いくつかの場合には、eNB、WiFi AP、MME、およびE-SMLCなどの他のネットワーク要素に代わりに適用され得ることが異なる。
[0054]述べられたように、いくつかの実施形態では、測位機能は、位置が決定されることになるUE(たとえば、図1のUE105)の範囲内にある(gNB110a、110b、および/またはng-eNB114などの)基地局によって送られた指向性SSビームを少なくとも部分的に使用して実装され得る。UEは、いくつかの事例では、UEの位置を算出するために(gNB110a、110b、ng-eNB114などの)複数の基地局からの指向性SSビームを使用し得る。
[0055]また図2を参照すると、UE200は、UE105、106のうちの1つの一例であり、プロセッサ210と、ソフトウェア(SW)212を含むメモリ211と、1つまたは複数のセンサー213と、(ワイヤレストランシーバ240とワイヤードトランシーバ250とを含む)トランシーバ215のためのトランシーバインターフェース214と、ユーザインターフェース216と、衛星測位システム(SPS)受信機217と、カメラ218と、位置デバイス(PD)219とを含むコンピューティングプラットフォームを備える。プロセッサ210、メモリ211、(1つまたは複数の)センサー213、トランシーバインターフェース214、ユーザインターフェース216、SPS受信機217、カメラ218、および位置デバイス219は、(たとえば、光通信および/または電気通信のために構成され得る)バス220によって互いに通信可能に結合され得る。図示された装置(たとえば、カメラ218、位置デバイス219、および/または(1つまたは複数の)センサー213のうちの1つまたは複数など)のうちの1つまたは複数は、UE200から省略され得る。プロセッサ210は、1つまたは複数のインテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含み得る。プロセッサ210は、汎用/アプリケーションプロセッサ230、デジタル信号プロセッサ(DSP)231、モデムプロセッサ232、ビデオプロセッサ233、および/またはセンサープロセッサ234を含む、複数のプロセッサを備え得る。プロセッサ230~234のうちの1つまたは複数は、複数のデバイス(たとえば、複数のプロセッサ)を備え得る。たとえば、センサープロセッサ234は、たとえば、(1つまたは複数の(セルラー)ワイヤレス信号が送信され、オブジェクトを識別、マッピング、および/または追跡するために(1つまたは複数の)反射が使用される)RF(無線周波数)感知のためのプロセッサ、および/または超音波などを備え得る。モデムプロセッサ232は、デュアルSIM/デュアル接続性(さらにはより多くのSIM)をサポートし得る。たとえば、あるSIM(加入者識別情報モジュールまたは加入者識別モジュール)が相手先商標製造会社(OEM)によって使用され得、別のSIMが接続性のためにUE200のエンドユーザによって使用され得る。メモリ211は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、ディスクメモリ、および/または読取り専用メモリ(ROM)などを含み得る非一時的記憶媒体である。メモリ211は、実行されたとき、プロセッサ210に、本明細書で説明される様々な機能を実施させるように構成された命令を含んでいる、プロセッサ可読、プロセッサ実行可能ソフトウェアコードであり得るソフトウェア212を記憶する。代替的に、ソフトウェア212は、プロセッサ210によって直接実行可能でないことがあるが、たとえば、コンパイルおよび実行されたとき、プロセッサ210に機能を実施させるように構成され得る。本説明は、機能を実施するプロセッサ210に言及し得るが、これは、プロセッサ210がソフトウェアおよび/またはファームウェアを実行する場合などの他の実装形態を含む。本説明は、機能を実施するプロセッサ230~234のうちの1つまたは複数の略記として、機能を実施するプロセッサ210に言及し得る。本説明は、機能を実施するUE200の1つまたは複数の適切な構成要素の略記として、機能を実施するUE200に言及し得る。プロセッサ210は、メモリ211に加えておよび/またはその代わりに、記憶された命令を伴うメモリを含み得る。プロセッサ210の機能は、以下でより十分に説明される。
[0056]図2に示されているUE200の構成は、特許請求の範囲を含めて、本開示の一例であり、本開示を限定するものではなく、他の構成が使用され得る。たとえば、UEの例示的な構成は、プロセッサ210のプロセッサ230~234のうちの1つまたは複数、メモリ211、およびワイヤレストランシーバ240を含む。他の例示的な構成は、プロセッサ210のプロセッサ230~234のうちの1つまたは複数、メモリ211、ワイヤレストランシーバ、ならびに、(1つまたは複数の)センサー213、ユーザインターフェース216、SPS受信機217、カメラ218、PD219、および/またはワイヤードトランシーバのうちの1つまたは複数を含む。
[0057]UE200は、トランシーバ215および/またはSPS受信機217によって受信され、ダウンコンバートされる信号のベースバンド処理を実施することが可能であり得る、モデムプロセッサ232を備え得る。モデムプロセッサ232は、トランシーバ215による送信のためにアップコンバートされるべき信号のベースバンド処理を実施し得る。同じくまたは代替的に、ベースバンド処理は、プロセッサ230および/またはDSP231によって実施され得る。しかしながら、ベースバンド処理を実施するために、他の構成が使用され得る。
[0058]UE200は、たとえば、1つまたは複数の慣性センサー、1つまたは複数の磁力計、1つまたは複数の環境センサー、1つまたは複数の光センサー、1つまたは複数の重みセンサー、および/または1つまたは複数の無線周波数(RF)センサーなど、様々なタイプのセンサーのうちの1つまたは複数を含み得る、(1つまたは複数の)センサー213を含み得る。慣性測定ユニット(IMU)は、たとえば、(たとえば、3次元におけるUE200の加速度に集合的に応答する)1つまたは複数の加速度計および/または1つまたは複数のジャイロスコープ(たとえば、(1つまたは複数の)3次元ジャイロスコープ)を備え得る。(1つまたは複数の)センサー213は、たとえば1つまたは複数のコンパスアプリケーションをサポートするために、様々な目的のいずれかのために使用され得る(たとえば、磁北および/または真北に対する)方位を決定するための、1つまたは複数の磁力計(たとえば、(1つまたは複数の)3次元磁力計)を含み得る。(1つまたは複数の)環境センサーは、たとえば、1つまたは複数の温度センサー、1つまたは複数の気圧センサー、1つまたは複数の周辺光センサー、1つまたは複数のカメライメージャ、および/または1つまたは複数のマイクロフォンなどを備え得る。(1つまたは複数の)センサー213は、その指示がメモリ211に記憶され、たとえば、測位および/またはナビゲーション動作を対象とするアプリケーションなどの1つまたは複数のアプリケーションをサポートするDSP231および/またはプロセッサ230によって処理され得る、アナログ信号および/またはデジタル信号を発生し得る。
[0059](1つまたは複数の)センサー213は、相対的なロケーション測定、相対的なロケーション決定、動き決定などにおいて使用され得る。(1つまたは複数の)センサー213によって検出される情報は、動き検出、相対的な変位、デッドレコニング、センサーベースロケーション決定、および/またはセンサー支援ロケーション決定のために使用され得る。(1つまたは複数の)センサー213は、UE200が固定である(静止している)のか、モバイルであるのか、および/または、UE200のモビリティに関するある有用な情報をLMF120に報告すべきかどうかを決定するために、有用であり得る。たとえば、(1つまたは複数の)センサー213によって取得/測定された情報に基づいて、UE200は、UE200が移動を検出したこと、またはUE200が移動したことをLMF120に通知/報告し、相対的な変位/距離を(たとえば、デッドレコニング、またはセンサーベースロケーション決定、または(1つまたは複数の)センサー213によって可能にされるセンサー支援ロケーション決定を介して)報告し得る。別の例では、相対的な測位情報のために、UE200に関する他のデバイスの角度および/または方位などを決定するために、センサー/IMUが使用され得る。
[0060]IMUは、相対的なロケーション決定において使用され得る、UE200の動きの方向および/または動きの速度についての測定値を提供するように構成され得る。たとえば、IMUの1つまたは複数の加速度計および/または1つまたは複数のジャイロスコープはそれぞれ、UE200の線形加速度および回転速度を検出し得る。UE200の動きの瞬時的な方向ならびに変位を決定するために、UE200の線形加速度および回転速度の測定値が時間にわたり積分され得る。UE200のロケーションを追跡するために、動きの瞬時的な方向および変位が積分され得る。たとえば、UE200の基準ロケーションは、たとえば、ある瞬間についてSPS受信機217を使用して(および/または何らかの他の手段によって)決定され得、この瞬間の後に得られる(1つまたは複数の)加速度計および(1つまたは複数の)ジャイロスコープからの測定値は、基準ロケーションに対するUE200の移動(方向および距離)に基づいてUE200の現在ロケーションを決定するためにデッドレコニングにおいて使用され得る。
[0061](1つまたは複数の)磁力計は異なる方向における磁界強度を決定し得、これはUE200の方位を決定するために使用され得る。たとえば、方位は、UE200のためのデジタルコンパスを提供するために使用され得る。(1つまたは複数の)磁力計は、2つの直交する次元における磁界強度の指示を検出し、提供するように構成された、2次元磁力計を含み得る。(1つまたは複数の)磁力計は、3つの直交する次元における磁界強度の指示を検出し、提供するように構成された、3次元磁力計を含み得る。(1つまたは複数の)磁力計は、磁界を感知し、磁界の指示を、たとえばプロセッサ210に提供するための手段を提供し得る。
[0062]トランシーバ215は、それぞれワイヤレス接続およびワイヤード接続を通して他のデバイスと通信するように構成された、ワイヤレストランシーバ240およびワイヤードトランシーバ250を含み得る。たとえば、ワイヤレストランシーバ240は、ワイヤレス信号248を(たとえば、1つまたは複数のアップリンクチャネルおよび/または1つまたは複数のサイドリンクチャネル上で)送信し、ならびに/または(たとえば、1つまたは複数のダウンリンクチャネルおよび/または1つまたは複数のサイドリンクチャネル上で)受信し、ワイヤレス信号248からワイヤード(たとえば、電気および/または光)信号に、およびワイヤード(たとえば、電気および/または光)信号からワイヤレス信号248に変換するための、1つまたは複数のアンテナ246に結合されたワイヤレス送信機242およびワイヤレス受信機244を含み得る。したがって、ワイヤレス送信機242は、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/あるいは、ワイヤレス受信機244は、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。ワイヤレストランシーバ240は、5G新無線(NR)、GSM(モバイル用グローバルシステム)、UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)、AMPS(アドバンストモバイルフォンシステム)、CDMA(符号分割多元接続)、WCDMA(広帯域CDMA)、LTE(ロングタームエボリューション)、LTE Direct(LTE-D)、3GPP LTE-V2X(PC5)、IEEE802.11(IEEE802.11pを含む)、WiFi、WiFi Direct(WiFi-D)、Bluetooth、Zigbeeなどの様々な無線アクセス技術(RAT)に従って(たとえば、TRPおよび/または1つまたは複数の他のデバイスと)信号を通信するように構成され得る。新無線は、ミリ波周波数および/またはサブ6GHz周波数を使用し得る。ワイヤードトランシーバ250は、ワイヤード通信のために構成されたワイヤード送信機252およびワイヤード受信機254、たとえば、NG-RAN135と通信してNG-RAN135に通信を送り、それから通信を受信するために利用され得るネットワークインターフェースを含み得る。ワイヤード送信機252は、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/あるいは、ワイヤード受信機254は、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。ワイヤードトランシーバ250は、たとえば光通信および/または電気通信のために構成され得る。トランシーバ215は、たとえば光接続および/または電気接続によって、トランシーバインターフェース214に通信可能に結合され得る。トランシーバインターフェース214は、トランシーバ215と少なくとも部分的に統合され得る。ワイヤレス送信機242、ワイヤレス受信機244、および/またはアンテナ246は、それぞれ、適切な信号を送るおよび/または受信するための、それぞれ、複数の送信機、複数の受信機、および/または複数のアンテナを含み得る。
[0063]ユーザインターフェース216は、たとえば、スピーカー、マイクロフォン、ディスプレイデバイス、振動デバイス、キーボード、タッチスクリーンなどのいくつかのデバイスのうちの1つまたは複数を備え得る。ユーザインターフェース216は、これらのデバイスのいずれかのうちの2つ以上を含み得る。ユーザインターフェース216は、ユーザがUE200によってホストされた1つまたは複数のアプリケーションと対話することを可能にするように構成され得る。たとえば、ユーザインターフェース216は、ユーザからのアクションに応答してDSP231および/または汎用プロセッサ230によって処理されるように、アナログ信号および/またはデジタル信号の指示をメモリ211に記憶し得る。同様に、UE200上にホストされたアプリケーションは、出力信号をユーザに提示するために、アナログ信号および/またはデジタル信号の指示をメモリ211に記憶し得る。ユーザインターフェース216は、たとえば、スピーカー、マイクロフォン、デジタルアナログ回路、アナログデジタル回路、増幅器、および/または利得制御回路を備える(これらのデバイスのいずれかのうちの2つ以上を含む)、オーディオ入出力(I/O)デバイスを含み得る。オーディオI/Oデバイスの他の構成が使用され得る。同じくまたは代替的に、ユーザインターフェース216は、たとえばユーザインターフェース216のキーボードおよび/またはタッチスクリーン上での、タッチおよび/または圧力に応答する1つまたは複数のタッチセンサーを備え得る。
[0064]SPS受信機217(たとえば、全地球測位システム(GPS)受信機)は、SPSアンテナ262を介してSPS信号260を受信し、収集することが可能であり得る。SPSアンテナ262は、SPS信号260をワイヤレス信号からワイヤード信号に、たとえば電気信号または光信号に変換するように構成され、アンテナ246と統合され得る。SPS受信機217は、UE200のロケーションを推定するための収集されたSPS信号260を全体的にまたは部分的に処理するように構成され得る。たとえば、SPS受信機217は、SPS信号260を使用する三辺測量によってUE200のロケーションを決定するように構成され得る。汎用プロセッサ230、メモリ211、DSP231、および/または1つまたは複数の専用プロセッサ(図示せず)が、収集されたSPS信号を全体的にまたは部分的に処理するために、および/あるいはUE200の推定されるロケーションを計算するために、SPS受信機217とともに利用され得る。メモリ211は、測位動作を実施する際に使用するために、SPS信号260および/または他の信号(たとえば、ワイヤレストランシーバ240から収集された信号)の指示(たとえば、測定値)を記憶し得る。汎用プロセッサ230、DSP231、および/または1つまたは複数の専用プロセッサ、および/またはメモリ211は、UE200のロケーションを推定するために、測定値を処理する際に使用するためのロケーションエンジンを提供またはサポートし得る。
[0065]UE200は、静止画像または動画をキャプチャするためのカメラ218を含み得る。カメラ218は、たとえば、イメージングセンサー(たとえば、電荷結合デバイスまたはCMOSイメージャ)、レンズ、アナログデジタル回路、フレームバッファなどを備え得る。キャプチャされた画像を表す信号の追加の処理、調整、符号化、および/または圧縮が、汎用プロセッサ230および/またはDSP231によって実施され得る。同じくまたは代替的に、ビデオプロセッサ233が、キャプチャされた画像を表す信号の調整、符号化、圧縮、および/または操作を実施し得る。ビデオプロセッサ233は、たとえばユーザインターフェース216の、ディスプレイデバイス(図示せず)上での提示のために、記憶された画像データを復号/復元し得る。
[0066]位置デバイス(PD)219は、UE200の位置、UE200の動き、および/またはUE200の相対的な位置、ならびに/あるいは時間を決定するように構成され得る。たとえば、PD219は、SPS受信機217と通信し、および/またはその一部または全部を含み得る。PD219は、1つまたは複数の測位方法の少なくとも一部分を実施するために、プロセッサ210およびメモリ211と連携して適宜動作し得るが、本明細書の説明は、PD219が(1つまたは複数の)測位方法に従って実施するように構成されること、または(1つまたは複数の)測位方法に従って実施することに言及し得る。同じくまたは代替的に、PD219は、三辺測量のための地上ベースの信号(たとえば、信号248のうちの少なくともいくつか)を使用してUE200のロケーションを決定すること、SPS信号260の取得および使用を支援すること、または両方のために構成され得る。PD219は、UE200のロケーションを決定するために1つまたは複数の他の技法(たとえば、UEの自己報告されるロケーション(たとえば、UEの位置ビーコンの一部)に依拠すること)を使用するように構成され得、UE200のロケーションを決定するために技法の組合せ(たとえば、SPSおよび地上波測位信号)を使用し得る。PD219は、UE200の方位および/または動きを感知し、その指示を提供し得るセンサー213(たとえば、(1つまたは複数の)ジャイロスコープ、(1つまたは複数の)加速度計、(1つまたは複数の)磁力計など)のうちの1つまたは複数を含み得、プロセッサ210(たとえば、プロセッサ230および/またはDSP231)は、UE200の動き(たとえば、速度ベクトルおよび/または加速度ベクトル)を決定するためにその指示を使用するように構成され得る。PD219は、決定された位置および/または動きの不確実性および/または誤差の指示を提供するように構成され得る。PD219の機能は、たとえば、汎用/アプリケーションプロセッサ230、トランシーバ215、SPS受信機217、および/またはUE200の別の構成要素によって様々な様式および/または構成で提供され得、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの様々な組合せによって提供され得る。
[0067]また図3を参照すると、gNB110a、110bおよび/またはng-eNB114のTRP300の一例は、プロセッサ310と、ソフトウェア(SW)312を含むメモリ311と、トランシーバ315とを含むコンピューティングプラットフォームを備える。プロセッサ310、メモリ311、およびトランシーバ315は、(たとえば、光通信および/または電気通信のために構成され得る)バス320によって互いに通信可能に結合され得る。図示された装置(たとえば、ワイヤレスインターフェース)のうちの1つまたは複数は、TRP300から省略され得る。プロセッサ310は、1つまたは複数のインテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含み得る。プロセッサ310は、複数のプロセッサ(たとえば、図2に示されている汎用/アプリケーションプロセッサ、DSP、モデムプロセッサ、ビデオプロセッサ、および/またはセンサープロセッサを含む)を備え得る。メモリ311は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、ディスクメモリ、および/または読取り専用メモリ(ROM)などを含み得る非一時的記憶媒体である。メモリ311は、実行されたとき、プロセッサ310に、本明細書で説明される様々な機能を実施させるように構成された命令を含んでいる、プロセッサ可読、プロセッサ実行可能ソフトウェアコードであり得るソフトウェア312を記憶する。代替的に、ソフトウェア312は、プロセッサ310によって直接実行可能でないことがあるが、たとえば、コンパイルおよび実行されたとき、プロセッサ310に機能を実施させるように構成され得る。
[0068]本説明は、機能を実施するプロセッサ310に言及し得るが、これは、プロセッサ310がソフトウェアおよび/またはファームウェアを実行する場合などの他の実装形態を含む。本説明は、機能を実施するプロセッサ310中に含まれているプロセッサのうちの1つまたは複数の略記として、機能を実施するプロセッサ310に言及し得る。本説明は、機能を実施するTRP300の1つまたは複数の適切な構成要素(たとえば、プロセッサ310およびメモリ311)の(およびしたがって、gNB110a、110bおよび/またはng-eNB114のうちの1つの)略記として、機能を実施するTRP300に言及し得る。プロセッサ310は、メモリ311に加えておよび/またはその代わりに、記憶された命令を伴うメモリを含み得る。プロセッサ310の機能は、以下でより十分に説明される。
[0069]トランシーバ315は、それぞれワイヤレス接続およびワイヤード接続を通して他のデバイスと通信するように構成された、ワイヤレストランシーバ340および/またはワイヤードトランシーバ350を含み得る。たとえば、ワイヤレストランシーバ340は、ワイヤレス信号348を(たとえば、1つまたは複数のアップリンクチャネルおよび/または1つまたは複数のダウンリンクチャネル上で)送信し、ならびに/または(たとえば、1つまたは複数のダウンリンクチャネルおよび/または1つまたは複数のアップリンクチャネル上で)受信し、ワイヤレス信号348からワイヤード(たとえば、電気および/または光)信号に、およびワイヤード(たとえば、電気および/または光)信号からワイヤレス信号348に変換するための、1つまたは複数のアンテナ346に結合されたワイヤレス送信機342およびワイヤレス受信機344を含み得る。したがって、ワイヤレス送信機342は、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/あるいは、ワイヤレス受信機344は、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。ワイヤレストランシーバ340は、5G新無線(NR)、GSM(モバイル用グローバルシステム)、UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)、AMPS(アドバンストモバイルフォンシステム)、CDMA(符号分割多元接続)、WCDMA(広帯域CDMA)、LTE(ロングタームエボリューション)、LTE Direct(LTE-D)、3GPP LTE-V2X(PC5)、IEEE802.11(IEEE802.11pを含む)、WiFi、WiFi Direct(WiFi-D)、Bluetooth、Zigbeeなどの様々な無線アクセス技術(RAT)に従って(たとえば、UE200、1つまたは複数の他のUE、および/または1つまたは複数の他のデバイスと)信号を通信するように構成され得る。ワイヤードトランシーバ350は、ワイヤード通信のために構成されたワイヤード送信機352およびワイヤード受信機354、たとえば、NG-RAN135と通信して、たとえばLMF120、および/または1つまたは複数の他のネットワークエンティティに通信を送り、それから通信を受信するために利用され得るネットワークインターフェースを含み得る。ワイヤード送信機352は、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/あるいは、ワイヤード受信機354は、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。ワイヤードトランシーバ350は、たとえば光通信および/または電気通信のために構成され得る。
[0070]図3に示されているTRP300の構成は、特許請求の範囲を含めて、本開示の一例であり、本開示を限定するものではなく、他の構成が使用され得る。たとえば、本明細書の説明は、TRP300がいくつかの機能を実施するように構成されること、または実施することを説明するが、これらの機能のうちの1つまたは複数は、LMF120および/またはUE200によって実施され得る(すなわち、LMF120および/またはUE200はこれらの機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る)。
[0071]また図4を参照すると、LMF120がその一例である、サーバ400は、プロセッサ410と、ソフトウェア(SW)412を含むメモリ411と、トランシーバ415とを含むコンピューティングプラットフォームを備える。プロセッサ410、メモリ411、およびトランシーバ415は、(たとえば光通信および/または電気通信のために構成され得る)バス420によって互いに通信可能に結合され得る。図示された装置(たとえば、ワイヤレスインターフェース)のうちの1つまたは複数は、サーバ400から省略され得る。プロセッサ410は、1つまたは複数のインテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含み得る。プロセッサ410は、複数のプロセッサ(たとえば、図2に示されている汎用/アプリケーションプロセッサ、DSP、モデムプロセッサ、ビデオプロセッサ、および/またはセンサープロセッサを含む)を備え得る。メモリ411は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、ディスクメモリ、および/または読取り専用メモリ(ROM)などを含み得る非一時的記憶媒体である。メモリ411は、実行されたとき、プロセッサ410に、本明細書で説明される様々な機能を実施させるように構成された命令を含んでいる、プロセッサ可読、プロセッサ実行可能ソフトウェアコードであり得るソフトウェア412を記憶する。代替的に、ソフトウェア412は、プロセッサ410によって直接実行可能でないことがあるが、たとえば、コンパイルおよび実行されたとき、プロセッサ410に機能を実施させるように構成され得る。本説明は、機能を実施するプロセッサ410に言及し得るが、これは、プロセッサ410がソフトウェアおよび/またはファームウェアを実行する場合などの他の実装形態を含む。本説明は、機能を実施するプロセッサ410中に含まれているプロセッサのうちの1つまたは複数の略記として、機能を実施するプロセッサ410に言及し得る。本説明は、機能を実施するサーバ400の1つまたは複数の適切な構成要素の略記として、機能を実施するサーバ400に言及し得る。プロセッサ410は、メモリ411に加えておよび/またはその代わりに、記憶された命令を伴うメモリを含み得る。プロセッサ410の機能は、以下でより十分に説明される。
[0072]トランシーバ415は、それぞれワイヤレス接続およびワイヤード接続を通して他のデバイスと通信するように構成された、ワイヤレストランシーバ440および/またはワイヤードトランシーバ450を含み得る。たとえば、ワイヤレストランシーバ440は、ワイヤレス信号448を(たとえば、1つまたは複数のダウンリンクチャネル上で)送信し、ならびに/または(たとえば、1つまたは複数のアップリンクチャネル上で)受信し、ワイヤレス信号448からワイヤード(たとえば、電気および/または光)信号に、およびワイヤード(たとえば、電気および/または光)信号からワイヤレス信号448に変換するための、1つまたは複数のアンテナ446に結合されたワイヤレス送信機442およびワイヤレス受信機444を含み得る。したがって、ワイヤレス送信機442は、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/あるいは、ワイヤレス受信機444は、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。ワイヤレストランシーバ440は、5G新無線(NR)、GSM(モバイル用グローバルシステム)、UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)、AMPS(アドバンストモバイルフォンシステム)、CDMA(符号分割多元接続)、WCDMA(広帯域CDMA)、LTE(ロングタームエボリューション)、LTE Direct(LTE-D)、3GPP LTE-V2X(PC5)、IEEE802.11(IEEE802.11pを含む)、WiFi、WiFi Direct(WiFi-D)、Bluetooth、Zigbeeなどの様々な無線アクセス技術(RAT)に従って(たとえば、UE200、1つまたは複数の他のUE、および/または1つまたは複数の他のデバイスと)信号を通信するように構成され得る。ワイヤードトランシーバ450は、ワイヤード通信のために構成されたワイヤード送信機452およびワイヤード受信機454、たとえば、NG-RAN135と通信して、たとえばTRP300、および/または1つまたは複数の他のネットワークエンティティに通信を送り、それから通信を受信するために利用され得るネットワークインターフェースを含み得る。ワイヤード送信機452は、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/あるいは、ワイヤード受信機454は、個別の構成要素または組み合わせられた/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。ワイヤードトランシーバ450は、たとえば光通信および/または電気通信のために構成され得る。
[0073]本明細書の説明は、機能を実施するプロセッサ410に言及し得るが、これは、プロセッサ410が(メモリ411に記憶された)ソフトウェアおよび/またはファームウェアを実行する場合などの他の実装形態を含む。本明細書の説明は、機能を実施するサーバ400の1つまたは複数の適切な構成要素(たとえば、プロセッサ410およびメモリ411)の略記として、機能を実施するサーバ400に言及し得る。
[0074]図4に示されているサーバ400の構成は、特許請求の範囲を含めて、本開示の一例であり、本開示を限定するものではなく、他の構成が使用され得る。たとえば、ワイヤレストランシーバ440は省略され得る。同じくまたは代替的に、本明細書の説明は、サーバ400がいくつかの機能を実施するように構成されること、または実施することを説明するが、これらの機能のうちの1つまたは複数は、TRP300および/またはUE200によって実施され得る(すなわち、TRP300および/またはUE200はこれらの機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る)。
[0075]測位技法
[0076]セルラーネットワークにおけるUEの地上波測位の場合、アドバンストフォワードリンク三辺測量(AFLT)および観測到着時間差(OTDOA)などの技法は、しばしば、基地局によって送信された基準信号(たとえば、PRS、CRSなど)の測定値が、UEによって得られ、次いで、ロケーションサーバに提供される、「UE支援」モードで動作する。ロケーションサーバは、次いで、測定値と基地局の知られているロケーションとに基づいてUEの位置を計算する。これらの技法が、UEの位置を計算するためにUE自体ではなくロケーションサーバを使用するので、これらの測位技法は、カーナビゲーションまたはセルフォンナビゲーションなどのアプリケーションにおいて頻繁に使用されず、これらは、代わりに、一般に、衛星ベース測位に依拠する。
[0077]UEは、精密単独測位(PPP)またはリアルタイムキネマティック(RTK)技術を使用して高精度の測位のために衛星測位システム(SPS)(グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS))を使用し得る。これらの技術は、地上局からの測定値などの支援データを使用する。LTEリリース15は、データが、サービスに加入したUEのみが情報を読み取ることができるように暗号化されることを可能にする。そのような支援データは、時間とともに変動する。したがって、サービスに加入したUEは、加入のために支払っていない他のUEにデータを移すこと(passing on)によって他のUEのために容易に「暗号化を解読すること(break encryption)」を行わないことがある。移すことは、支援データが変化するたびに反復される必要があることになる。
[0078]UE支援測位では、UEは、測位サーバ(たとえば、LMF/eSMLC)に測定値(たとえば、TDOA、到着角度(AoA)など)を送る。測位サーバは、セルごとに1つの記録で複数の「エントリ」または「記録」を含んでいる基地局アルマナック(BSA)を有し、ここで、各記録は、地理的なセルロケーションを含んでいるが、他のデータをも含み得る。BSA中の複数の「記録」のうちの(1つの)「記録」の識別子が参照され得る。BSAとUEからの測定値とが、UEの位置を算出するために使用され得る。
[0079]従来のUEベース測位では、UEは、それ自体の位置を算出し、したがって、ネットワーク(たとえば、ロケーションサーバ)に測定値を送ることを回避し、これは、レイテンシおよびスケーラビリティを改善する。UEは、ネットワークからの関連するBSA記録情報(たとえば、gNB(より広く、基地局)のロケーション)を使用する。BSA情報は、暗号化され得る。しかし、BSA情報が、たとえば、前に説明されたPPPまたはRTK支援データよりもはるかに低い頻度で変動するので、加入せず、復号鍵のために支払わなかったUEにBSA情報を利用可能にすることは(PPPまたはRTK情報と比較して)より容易であり得る。gNBによる基準信号の送信は、BSA情報をクラウドソーシングまたはウォードライビングにとって潜在的にアクセス可能にし、本質的に、BSA情報が、現場でのおよび/またはオーバーザトップの観察に基づいて生成されることを可能にする。
[0080]測位技法は、位置決定精度および/またはレイテンシなどの1つまたは複数の基準に基づいて特徴づけられ、および/または査定され得る。レイテンシは、位置関係データの決定をトリガするイベントと測位システムインターフェース、たとえば、LMF120のインターフェースにおけるそのデータの利用可能性との間で経過した時間である。測位システムの初期化において、位置関係データの利用可能性のためのレイテンシは、初期位置算出時間(TTFF:time to first fix)と呼ばれ、TTFF後のレイテンシよりも大きい。2つの連続する位置関係データ利用可能性間で経過した時間の逆数は、更新レート、すなわち、位置関係データが初期位置算出の後に生成されるレートと呼ばれる。レイテンシは、たとえば、UEの処理能力に依存し得る。たとえば、UEは、272個のPRB(物理リソースブロック)割振りの場合にUEがT時間量(たとえば、Tms)ごとに処理することができる時間単位(たとえば、ミリ秒)でのDL PRSシンボルの持続時間としてUEの処理能力を報告し得る。レイテンシに影響を及ぼし得る能力の他の例は、UEがPRSを処理することができるTRPの数、UEが処理することができるPRSの数、およびUEの帯域幅である。
[0081](測位方法とも呼ばれる)多くの異なる測位技法のうちの1つまたは複数が、UE105、106のうちの1つなどのエンティティの位置を決定するために使用され得る。たとえば、知られている位置決定技法は、RTT、マルチRTT、(TDOAとも呼ばれ、UL-TDOAおよびDL-TDOAを含む)OTDOA、拡張セル識別情報(E-CID)、DL-AoD、UL-AoAなどを含む。RTTは、2つのエンティティ間の範囲を決定するために、信号があるエンティティから別のエンティティに進み、戻る時間を使用する。その範囲と、エンティティのうちの第1のエンティティの知られているロケーションおよび2つのエンティティ間の角度(たとえば、方位角)とが、エンティティのうちの第2のエンティティのロケーションを決定するために使用され得る。(マルチセルRTTとも呼ばれる)マルチRTTでは、あるエンティティ(たとえば、UE)から他のエンティティ(たとえば、TRP)までの複数の範囲と他のエンティティの知られているロケーションとが、そのあるエンティティのロケーションを決定するために使用され得る。TDOA技法では、あるエンティティと他のエンティティとの間の移動時間の差が、他のエンティティからの相対的な範囲を決定するために使用され得、それらは、他のエンティティの知られているロケーションと組み合わせられて、そのあるエンティティのロケーションを決定するために使用され得る。エンティティのロケーションを決定するのを助けるために、到着角度および/または離脱角度が使用され得る。たとえば、(信号、たとえば信号の移動時間、信号の受信電力などを使用して決定される)デバイス間の範囲およびデバイスのうちの1つの知られているロケーションと組み合わせられた、信号の到着角度または離脱角度は、他のデバイスのロケーションを決定するために使用され得る。到着角度または離脱角度は、真北などの基準方向に対する方位角であり得る。到着角度または離脱角度は、エンティティから真上に対する(すなわち、地球の中心の半径方向外側に対する)天頂角であり得る。E-CIDは、UEのロケーションを決定するために、サービングセルの識別情報、タイミングアドバンス(すなわち、UEにおける受信時間と送信時間との間の差)、検出されたネイバーセル信号の推定されたタイミングおよび電力、ならびに場合によっては(たとえば、基地局からのUEにおける信号の、またはその逆の信号の)到着角度を使用する。TDOAでは、受信デバイスのロケーションを決定するために、ソースの知られているロケーションおよびソースからの送信時間の知られているオフセットとともに、異なるソースからの信号の受信デバイスにおける到着時間の差が使用される。
[0082]ネットワーク中心RTT推定では、サービング基地局は、2つまたはそれ以上のネイバリング基地局(および、一般に、少なくとも3つの基地局が必要とされるので、サービング基地局)のサービングセル上でRTT測定信号(たとえば、PRS)を走査/受信するように、UEに命令する。1つまたは複数の基地局は、ネットワーク(たとえば、LMF120などのロケーションサーバ)によって割り振られた低再使用リソース(たとえば、システム情報を送信するために基地局によって使用されるリソース)上でRTT測定信号を送信する。UEは、(たとえば、それのサービング基地局から受信されたDL信号からUEによって導出されたような)UEの現在のダウンリンクタイミングに対する各RTT測定信号の(受信時間(receive time)、受信時間(reception time)、受信時間(time of reception)、または到着時間(ToA)とも呼ばれる)到着時間(arrival time)を記録し、(たとえば、それのサービング基地局によって命令されたときに)共通のまたは個々のRTT応答メッセージ(たとえば、測位のためのSRS(サウンディング基準信号)、すなわち、UL-PRS)を1つまたは複数の基地局に送信し、各RTT応答メッセージのペイロード中に、RTT測定信号のToAとRTT応答メッセージの送信時間との間の時間差TRx→Tx(すなわち、UE TRx-TxまたはUERx-Tx)を含め得る。RTT応答メッセージは、基地局がRTT応答のToAをそれから推論することができる基準信号を含むことになる。基地局からのRTT測定信号の送信時間と基地局におけるRTT応答のToAとの間の差TTx→RxをUE報告時間差TRx→Txと比較することによって、基地局は、基地局とUEとの間の伝搬時間を推論することができ、基地局は、この伝搬時間中の光速を仮定することによってUEと基地局との間の距離を決定することができる。
[0083]UE中心RTT推定は、(たとえば、サービング基地局によって命令されたときに)UEが、UEの近傍にある複数の基地局によって受信される(1つまたは複数の)アップリンクRTT測定信号を送信することを除いて、ネットワークベース方法と同様である。各関与する基地局はダウンリンクRTT応答メッセージで応答し、ダウンリンクRTT応答メッセージは、RTT応答メッセージペイロード中に基地局におけるRTT測定信号のToAと基地局からのRTT応答メッセージの送信時間との間の時間差を含み得る。
[0084]ネットワーク中心プロシージャとUE中心プロシージャの両方の場合、RTT計算を実施する側(ネットワークまたはUE)は、(常にとは限らないが)一般に、最初の(1つまたは複数の)メッセージまたは(1つまたは複数の)信号(たとえば、(1つまたは複数の)RTT測定信号)を送信し、他方の側は、最初の(1つまたは複数の)メッセージまたは(1つまたは複数の)信号のToAと(1つまたは複数の)RTT応答メッセージまたは(1つまたは複数の)信号の送信時間との間の差を含み得る1つまたは複数のRTT応答メッセージまたは信号で応答する。
[0085]マルチRTT技法は、位置を決定するために使用され得る。たとえば、第1のエンティティ(たとえば、UE)は、1つまたは複数の信号(たとえば、基地局からのユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャスト)を送出し得、複数の第2のエンティティ(たとえば、(1つまたは複数の)基地局および/または(1つまたは複数の)UEなどの他のTSP)は、第1のエンティティから信号を受信し、この受信された信号に応答し得る。第1のエンティティは、複数の第2のエンティティから応答を受信する。第1のエンティティ(またはLMFなどの別のエンティティ)は、第2のエンティティまでの範囲を決定するために第2のエンティティからの応答を使用し得、三辺測量によって第1のエンティティのロケーションを決定するために複数の範囲と第2のエンティティの知られているロケーションとを使用し得る。
[0086]いくつかの事例では、追加の情報が、(たとえば、水平面にまたは3次元中にあり得る)直線方向、または場合によっては(たとえば、基地局のロケーションからのUEについての)方向の範囲を定義する到着角度(AoA)または離脱角度(AoD)の形態で取得され得る。2つの方向の交点は、UEについてのロケーションの別の推定値を提供することができる。
[0087]PRS(測位基準信号)信号を使用する測位技法(たとえば、TDOAおよびRTT)では、UEからTRPまでの範囲を決定するために、複数のTRPによって送られたPRS信号が測定され、信号の到着時間、知られている送信時間、およびTRPの知られているロケーションが使用される。たとえば、RSTD(基準信号時間差)が、複数のTRPから受信されたPRS信号について決定され、UEの位置(ロケーション)を決定するためにTDOA技法において使用され得る。測位基準信号は、PRSまたはPRS信号と呼ばれることがある。PRS信号は一般に同じ電力を使用して送られ、同じ信号特性(たとえば、同じ周波数シフト)をもつPRS信号は互いに干渉し得、したがって、より遠いTRPからのPRS信号がより近いTRPからのPRS信号によって圧倒され得、したがって、より遠いTRPからの信号が検出されないことがある。いくつかのPRS信号をミュートすること(PRS信号の電力を、たとえば0に低減し、したがってPRS信号を送信しないこと)によって干渉を低減するのを助けるために、PRSミューティングが使用され得る。このようにして、(UEにおいて)より弱いPRS信号が、より強いPRS信号がそのより弱いPRS信号と干渉することなく、UEによってより容易に検出され得る。RSという用語およびそれらの変形形態(たとえば、PRS、SRS)は、1つの基準信号または2つ以上の基準信号を指し得る。
[0088]測位基準信号(PRS)は、(測位のためのSRS(サウンディング基準信号)と呼ばれることがある)ダウンリンクPRS(DL PRS、しばしば単にPRSと呼ばれる)とアップリンクPRS(UL PRS)とを含む。PRSのソースが、擬似衛星(スードライト)として働き得るように、PRSは、PNコード(擬似乱数コード)を備えるか、またはPNコードを使用して(たとえば、PNコードを別の信号とスクランブルして)発生され得る。PNコードは、(異なるPRSソースからの同じPRSが重複しないように少なくとも指定されたエリア内で)PRSソースに固有であり得る。PRSは、周波数レイヤのPRSリソースまたはPRSリソースセットを備え得る。DL PRS測位周波数レイヤ(または単に周波数レイヤ)は、上位レイヤパラメータDL-PRS-PositioningFrequencyLayer、DL-PRS-ResourceSet、およびDL-PRS-Resourceによって構成された共通のパラメータを有する、(1つまたは複数の)PRSリソースをもつ、1つまたは複数のTRPからのDL PRSリソースセットの集合である。各周波数レイヤは、周波数レイヤ中のDL PRSリソースセットおよびDL PRSリソースのための、DL PRSサブキャリア間隔(SCS)を有する。各周波数レイヤは、周波数レイヤ中のDL PRSリソースセットおよびDL PRSリソースのための、DL PRSサイクリックプレフィックス(CP)を有する。5Gでは、リソースブロックは、12個の連続するサブキャリアと、指定された数のシンボルとを占有する。また、DL PRSポイントAパラメータは、基準リソースブロックの周波数(およびリソースブロックの最も低いサブキャリア)を定義し、DL PRSリソースが、同じポイントAを有する同じDL PRSリソースセットに属し、すべてのDL PRSリソースセットが、同じポイントAを有する同じ周波数レイヤに属する。周波数レイヤはまた、同じDL PRS帯域幅と、同じ開始PRB(および中心周波数)と、同じ値のコムサイズと(すなわち、コムNの場合、N個ごとのリソース要素がPRSリソース要素であるようなシンボルごとのPRSリソース要素の周波数)を有する。PRSリソースセットは、PRSリソースセットIDによって識別され、基地局のアンテナパネルによって送信される(セルIDによって識別される)特定のTRPに関連付けられ得る。PRSリソースセット中のPRSリソースIDは、全指向性信号に、および/または単一の基地局から送信される単一のビーム(および/またはビームID)に関連付けられ得る(ここで、基地局は、1つまたは複数のビームを送信し得る)。PRSリソースセットの各PRSリソースは、異なるビーム上で送信され得、したがって、PRSリソースまたは単にリソースは、ビームと呼ばれることもある。これは、基地局と、PRSが送信されるビームとが、UEに知られているかどうかに関するいかなる暗示をも有しない。
[0089]TRPは、たとえば、サーバから受信された命令によって、および/またはTRP中のソフトウェアによって、スケジュールごとにDL PRSを送るように構成され得る。そのスケジュールに従って、TRPは、間欠的に、たとえば、初期送信から一定の間隔で周期的に、DL-PRSを送り得る。TRPは、1つまたは複数のPRSリソースセットを送るように構成され得る。リソースセットは、1つのTRPにわたるPRSリソースの集合であり、リソースは、スロットにわたって、同じ周期性と、(もしあれば)共通ミューティングパターン構成と、同じ反復係数とを有する。PRSリソースセットの各々は複数のPRSリソースを備え、各PRSリソースは、スロット内のN個の(1つまたは複数の)連続するシンボル内の複数のリソースブロック(RB)中にあり得る複数のリソース要素(RE)を備える。RBは、時間領域における1つまたは複数の連続するシンボルの量と、周波数領域における連続するサブキャリアの量(5G RBの場合は12)とにわたるREの集合である。各PRSリソースは、REオフセット、スロットオフセット、スロット内のシンボルオフセット、およびPRSリソースがスロット内で占有し得る連続するシンボルの数で構成される。REオフセットは、周波数におけるDL PRSリソース内の最初のシンボルの開始REオフセットを定義する。DL PRSリソース内の残りのシンボルの相対的なREオフセットは、初期オフセットに基づいて定義される。スロットオフセットは、対応するリソースセットスロットオフセットに関するDL PRSリソースの開始スロットである。シンボルオフセットは、開始スロット内のDL PRSリソースの開始シンボルを決定する。送信されるREはスロットにわたって反復し得、各送信は反復と呼ばれ、したがって、PRSリソース中に複数の反復があり得る。DL PRSリソースセット中のDL PRSリソースは同じTRPに関連付けられ、各DL PRSリソースはDL PRSリソースIDを有する。DL PRSリソースセット中のDL PRSリソースIDは、単一のTRPから送信される単一のビームに関連付けられる(とはいえ、TRPは1つまたは複数のビームを送信し得る)。
[0090]PRSリソースはまた、擬似コロケーションおよび開始PRBパラメータによって定義され得る。擬似コロケーション(QCL)パラメータは、他の基準信号とのDL PRSリソースの任意の擬似コロケーション情報を定義し得る。DL PRSは、サービングセルまたは非サービングセルからのDL PRSまたはSS/PBCH(同期信号/物理ブロードキャストチャネル)ブロックを伴うQCLタイプDであるように構成され得る。DL PRSは、サービングセルまたは非サービングセルからのSS/PBCHブロックを伴うQCLタイプCであるように構成され得る。開始PRBパラメータは、基準ポイントAに関するDL PRSリソースの開始PRBインデックスを定義する。開始PRBインデックスは、1つのPRBの粒度を有し、0個のPRBの最小値と2176個のPRBの最大値とを有し得る。
[0091]PRSリソースセットは、スロットにわたって、同じ周期性と、同じミューティングパターン構成(もしあれば)と、同じ反復係数とをもつ、PRSリソースの集合である。PRSリソースセットのすべてのPRSリソースのすべての反復が送信されるように構成されたあらゆる時間が、「インスタンス」と呼ばれる。したがって、PRSリソースセットの「インスタンス」は、各PRSリソースについての指定された数の反復、およびPRSリソースセット内の指定された数のPRSリソースであり、したがって、指定された数の反復が指定された数のPRSリソースの各々について送信されると、インスタンスが完了する。インスタンスは、「オケージョン」と呼ばれることもある。DL PRS送信スケジュールを含むDL PRS構成は、UEがDL PRSを測定することを容易にする(さらには、可能にする)ためにUEに提供され得る。
[0092]PRSの複数の周波数レイヤは、個々にレイヤの帯域幅のいずれよりも大きい有効な帯域幅を提供するためにアグリゲートされ得る。(連続および/または別個であり得る)コンポーネントキャリアの、および擬似コロケート(QCLed)されている、同じアンテナポートを有するなどの基準を満たす、複数の周波数レイヤは、(DL PRSおよびUL PRSのための)より大きい有効なPRS帯域幅を提供するためにステッチングされ、増加した到着時間測定値精度を生じ得る。ステッチング(stitching)は、ステッチングされたPRSが、単一の測定から取られたものとして扱われ得るように個々の帯域幅断片にわたるPRS測定を統一部分に組み合わせることを備える。QCLedされると、異なる周波数レイヤは同様に挙動し、PRSのステッチングがより大きい有効な帯域幅をもたらすことが可能になる。アグリゲートされたPRSの帯域幅またはアグリゲートされたPRSの周波数帯域幅と呼ばれることがあるより大きい有効な帯域幅は、(たとえば、TDOAの)より良い時間領域分解能を提供する。アグリゲートされたPRSは、PRSリソースの集合を含み、アグリゲートされたPRSの各PRSリソースは、PRS構成要素と呼ばれることがあり、各PRS構成要素は、異なるコンポーネントキャリア、帯域、または周波数レイヤ上であるいは同じ帯域の異なる部分上で送信され得る。
[0093]RTT測位は、TRPによってUEに、および(RTT測位に参加している)UEによってTRPに送られた測位信号をRTTが使用するという点で、アクティブ測位技法である。TRPは、UEによって受信されたDL-PRS信号を送り得、UEは、複数のTRPによって受信されたSRS(サウンディング基準信号)信号を送り得る。サウンディング基準信号は、SRSまたはSRS信号と呼ばれることがある。5GマルチRTTでは、協調測位が使用され得、UEは、各TRPに対する測位のための別個のUL-SRSを送るのではなく、複数のTRPによって受信された測位のための単一のUL-SRSを送る。マルチRTTに参加するTRPは、一般に、そのTRPに現在キャンプするUE(サービスされるUE、TRPはサービングTRPである)と、また、ネイバリングTRPにキャンプするUE(ネイバーUE)とを探索することになる。ネイバーTRPは、単一のBTS(たとえば、gNB)のTRPであり得るか、またはあるBTSのTRPと別個のBTSのTRPとであり得る。マルチRTT測位を含むRTT測位では、RTTを決定するために使用される(およびしたがって、UEとTRPとの間の範囲を決定するために使用される)測位信号ペアに関するPRS/SRS中の測位信号に関するDL-PRS信号とUL-SRSとは互いに時間的に近くに生じ得、したがって、UE動きおよび/またはUEクロックドリフトおよび/またはTRPクロックドリフトによる誤差が許容限界内にある。たとえば、測位信号ペアに関するPRS/SRS中の信号は、互いの約10ms内で、それぞれTRPおよびUEから送信され得る。測位信号に関するSRSがUEによって送られ、測位信号に関するPRSとSRSとが互いに時間的に近くで搬送されると、特に、多くのUEが同時に測位を試みる場合、(過剰なノイズなどを引き起こし得る)無線周波数(RF)信号輻輳が生じ得ること、および/または、多くのUEを同時に測定することを試みているTRPにおいて算出輻輳が生じ得ることがわかっている。
[0094]RTT測位は、UEベースまたはUE支援であり得る。UEベースRTTでは、UE200は、TRP300までの範囲とTRP300の知られているロケーションとに基づいて、RTTと、TRP300の各々までの対応する範囲と、UE200の位置とを決定する。UE支援RTTでは、UE200は、測位信号を測定し、測定情報をTRP300に提供し、TRP300はRTTおよび範囲を決定する。TRP300は、ロケーションサーバ、たとえばサーバ400までの範囲を提供し、サーバは、たとえば、異なるTRP300までの範囲に基づいて、UE200のロケーションを決定する。RTTおよび/または範囲は、UE200から(1つまたは複数の)信号を受信したTRP300によって、1つまたは複数の他のデバイス、たとえば1つまたは複数の他のTRP300および/またはサーバ400と組み合わせてこのTRP300によって、あるいは、UE200から(1つまたは複数の)信号を受信したTRP300以外の1つまたは複数のデバイスによって決定され得る。
[0095]様々な測位技法が5G NRにおいてサポートされる。5G NRにおいてサポートされるNRネイティブ測位方法は、DL専用測位方法、UL専用測位方法、およびDL+UL測位方法を含む。ダウンリンクベース測位方法は、DL-TDOAとDL-AoDとを含む。アップリンクベース測位方法は、UL-TDOAとUL-AoAとを含む。組み合わせられたDL+ULベース測位方法は、1つの基地局を伴うRTTと、複数の基地局を伴うRTT(マルチRTT)とを含む。
[0096](たとえば、UEについての)位置推定値は、ロケーション推定値、ロケーション、位置、位置フィックス、フィックスなど、他の名前で呼ばれることがある。位置推定値は、測地であり、座標(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度)を備え得るか、あるいは、都市のものであり、所在地住所、郵便宛先、またはロケーションの何らかの他の言葉の記述を備え得る。位置推定値はさらに、何らかの他の知られているロケーションに対して定義されるか、または絶対的な用語で(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度を使用して)定義され得る。位置推定値は、(たとえば、何らかの指定されたまたはデフォルトの信頼性レベルでロケーションが含まれることが予想されるエリアまたはボリュームを含めることによって)予想される誤差または不確実性を含み得る。
[0097]測位測定報告
[0098]図5を参照し、図1~図4をさらに参照すると、UE500は、バス540によって互いに通信可能に結合されたプロセッサ510と、インターフェース520と、メモリ530とを含む。UE500は、図5に示されている構成要素の一部または全部を含み得、図2に示されている構成要素のいずれかなどの1つまたは複数の他の構成要素を含み得、したがって、UE200は、UE500の一例であり得る。プロセッサ510は、プロセッサ210の1つまたは複数の構成要素を含み得る。インターフェース520は、トランシーバ215の構成要素のうちの1つまたは複数、たとえば、ワイヤレス送信機242およびアンテナ246、またはワイヤレス受信機244およびアンテナ246、またはワイヤレス送信機242、ワイヤレス受信機244、およびアンテナ246を含み得る。同じくまたは代替的に、インターフェース520は、ワイヤード送信機252および/またはワイヤード受信機254を含み得る。インターフェース520は、SPS受信機217とアンテナ262とを含み得る。メモリ530は、たとえば、プロセッサ510に機能を実施させるように構成されたプロセッサ可読命令をもつソフトウェアを含むメモリ211と同様に構成され得る。
[0099]本明細書の説明は、機能を実施するプロセッサ510のみに言及し得るが、これは、プロセッサ510が(メモリ530に記憶された)ソフトウェアおよび/またはファームウェアを実行する場合などの他の実装形態を含む。本明細書の説明は、機能を実施するUE500の1つまたは複数の適切な構成要素(たとえば、プロセッサ510およびメモリ530)の略記として、機能を実施するUE500に言及し得る。プロセッサ510は、(場合によってはメモリ530、および適宜に、インターフェース520とともに)測定報告ユニット550を含む。測定報告ユニット550は、測定報告ペイロードをUCI(アップリンク制御情報)メッセージおよび/またはMAC-CE(媒体アクセス制御-制御要素)メッセージに符号化するように構成され得る。測定報告ユニット550はASN.1(抽象構文記法1)エンコーダ560を含む。測定報告ユニット550の構成および機能が本明細書でさらに説明される。
[00100]また図6を参照すると、歴史的に、UEからgNBまたはLMFなどのネットワークエンティティへの測定報告は、制御プレーンプロトコルスタック600のRRCレイヤ610において生成されたRRC(無線リソース制御)メッセージを使用して搬送されてきた。この場合、測定報告は、エアインターフェース660を介してgNBなどのネットワークエンティティに送られるために、PDCP(パケットデータコンバージェンスプロトコル)レイヤ620、RLC(無線リンク制御)レイヤ630、MACレイヤ640、および物理レイヤ(レイヤ1(L1))650によってさらに処理されることになる。測定報告中に含まれている測位状態情報(PSI)などの測定情報が、MAC-CEメッセージまたはUCIメッセージとしてUE500からTRP300に送られ得る場合、レイテンシは、PSIのためにRRCメッセージを使用することに対して、低減され得る。本明細書の説明は、PSIおよび測位測定を例として使用するが、本説明は、他のタイプの測定および測定報告に適用され得る。
[00101]測定報告は、一般に複雑であり、複数の随意のおよび/または条件付きで随意のフィールドを有する。これらのフィールドに適応するために、定義された固定フィールド、優先度ルール、ペイロード圧縮機構、衝突回避ルールなどの複雑な組合せが開発され、実装され得る。異なる送信、たとえば、PUCCH(物理アップリンク制御チャネル)送信、PUSCH(物理アップリンク共有チャネル)送信、および/またはMAC-CE送信について、異なる組合せが開発され、実装され得る。
[00102]また図7を参照すると、UE500の測定報告ユニット550は、測定情報、示されているPSI710を、UCIメッセージまたはMAC-CEメッセージなどの下位レイヤメッセージである出力メッセージ720の符号化されたペイロードに符号化するように構成された、ASN.1エンコーダ560を含む。UCIメッセージおよびMAC-CEメッセージが例として説明されるが、本説明は、他の同様の物理レイヤメッセージおよび/または他の同様のMACレイヤメッセージに適用可能である。測定報告ユニット550は、インターフェース520を介してTRP300から1つまたは複数の指示を受信し得、1つまたは複数の指示に基づいて、出力メッセージ720を構成すること、たとえば、報告構成を決定することを行い得る。たとえば、1つまたは複数の指示は、基準報告(たとえば、RRC測定報告)の1つまたは複数のフィールドを使用すべきかどうかをUE500に命令し得る。(1つまたは複数の)指示は、基準報告フィールドのうちの1つまたは複数を提供しないように示し得る。同じくまたは代替的に、(1つまたは複数の)指示は、UE500が、UE500によって提供される測定報告中に1つまたは複数の随意のフィールドを含め得ることをUE500に命令し得る。したがって、測定報告ユニット550は、前のUCIメッセージまたはMAC-CEメッセージよりも多くのフレキシビリティを伴う測定報告を提供し得、たとえば、その測定報告は1つまたは複数の随意のフィールドを有し、下位レイヤ測定報告についてルールの詳細なセットが指定されない。
[00103]また図8を参照すると、測定報告ユニット550は、測定報告800中で補助情報を提供することによって、TRP300による測定報告の復号を容易にするように構成され得る。測定報告800は、物理レイヤメッセージまたはMACレイヤメッセージを備える下位レイヤ測定報告である。TRP300は、測定報告のペイロード構造に気づいていることがあるが、ペイロードサイズが変動し得るので、たとえば、UE500が、各随意のフィールドを含むべきかどうかを決定し得るので、測定報告が含んでいることになるフィールドを知らないことがあり、たとえば、測定報告が随意のフィールドを含んでいることがあるかどうかを知らないことがある。測定報告800は、第1のパート810と第2のパート820とを含む。第1のパート810は、固定サイズ、すなわち、知られている不変ビット数を有し得る。第1のパート810は、第2のパート820のサイズを示すサイズインジケータ830を含み得る。サイズインジケータ830は、TRP300による測定報告800の復号を容易にするために、第2のパート820のビットの量を示し得る。第1のパート810は、第2のパート820がどのフィールドについてのデータを含むかを示すフィールドインジケータ840を含み得る。この例では、第2のパート820は、8つのフィールドのうちのフィールド2、3、4、および6についてのデータを含み、フィールドインジケータ840は、01110100のビット列を含む。ビット列中の各ビットは、数の順序でそれぞれのフィールドに対応し、「0」は、それぞれのフィールドについてのデータが第2のパート820中に含まれないことを示し、「1」は、それぞれのフィールドについてのデータが第2のパート820中に含まれることを示す。したがって、01110100のビット列の場合、第2のビット、第3のビット、第4のビット、および第6のビットは、第2のフィールド、第3のフィールド、第4のフィールド、および第6のフィールドが第2のパート820中に含まれることを示す、「1」である。第1のパート810はASN.1符号化されていないことがあるが、第2のパート820はASN.1エンコーダ560によってASN.1符号化され得る。
[00104]図9および図10を参照し、図5および図8をさらに参照すると、測定報告ユニット550は、測定報告ペイロードのサイズに対する限界を実装することによって、TRP300による測定報告の復号を容易にするように構成され得る。その限界は、様々な方法で、たとえば、TRP300によってUE500に示されることによって、TRP300およびUE500にプリプログラムされることによってなど、TRP300およびUE500によって知られ得る。図9に示されているように、測定報告ユニット550は、ペイロード情報が送信され得るように測定報告を複数のメッセージの間でスプリットすることによって、符号化されたペイロードサイズがペイロード限界を超えると決定したことに応答するように構成され得る。図9に示されている例では、測定報告ユニット550は、メッセージ910とメッセージ920との間で(たとえば、PUSCHインスタンス間で)ペイロードを分割した。この例では、フィールド2、3、4、6を含む第2のパート820の測定ペイロードはペイロードサイズ限界を超え、測定報告ユニット550は、メッセージ910、920のいずれもペイロードサイズ限界を超えないように、フィールド2、3、4を含むメッセージ910と、フィールド6を含むメッセージ920とを生成した。同じくまたは代替的に、また図10を参照すると、測定報告ユニット550は、ペイロードの一部が送信され得るように測定報告ペイロードから情報を省くことによって、符号化されたペイロードサイズがペイロード限界を超えると決定したことに応答するように構成され得る。たとえば、測定報告ユニット550は、ペイロードから1つまたは複数の随意のフィールドを省き(たとえば、破棄、無視し)、たとえば、省かれた情報を含めることなしにペイロードを再決定し得る。図10の例では、第2のパート820のフィールド4は、メッセージ1010がペイロード限界を超えないようにメッセージ1010から省かれた。ペイロードをスプリットすること、および一部のペイロード情報を省くことなど、他の例が可能である。たとえば、組み合わせられたフィールド2、3、6が依然としてペイロード限界を超えた場合、1つまたは複数のフィールドがメッセージ910から省かれ得る。メッセージ910、920、1010は、各々物理レイヤメッセージまたはMACレイヤメッセージを備える、下位レイヤメッセージである。
[00105]測定報告ユニット550は、送信されるべき物理レイヤメッセージ間の衝突を回避するために1つまたは複数のアクションをとるように構成され得る。測定報告ユニット550は、衝突が切迫していると決定したことにどのように応答すべきかに関するTRP300(たとえば、gNB)からの1つまたは複数の命令(たとえば、DCI(ダウンリンク制御情報))に従って1つまたは複数のアクションをとるように構成され得る。たとえば、図5および図11を参照すると、測定報告ユニット550は、衝突が、物理レイヤメッセージ間で、たとえば、あるUCIメッセージとPSIを含む別のUCIメッセージとの間で生じることになると決定したことに、非PSI UCIに専用の第1の部分1110とPSIに専用の第2の部分1120とを含むUCIメッセージペイロード1100をもつUCIメッセージを生成することによって、応答するように構成され得る。UCIメッセージペイロード1100は、事実上、同じペイロード中に2つの別個のメッセージを有し、第1の部分1110は固定フォーマットに基づき、第2の部分はASN.1エンコーダ560によって符号化される。別の例として、また図12を参照すると、測定報告ユニット550は、異なる時間に対して非PSI UCIペイロードとPSI UCIペイロードとをスケジュールし、たとえば、UCIペイロードのうちの1つを遅延させ得る。測定報告ユニット550は、1つまたは複数の優先度ルール、たとえば、非PSIに、PSI UCIに勝る優先度を常に与えること、または、たとえば、DCIメッセージ中の、TRP300からの優先度指示に基づいて、優先度を決定することなどに従って、ペイロードのスケジューリングを決定し得る。図12の例では、測定報告ユニット550は、PSI-UCIメッセージ1220が送信される前に非PSI-UCIメッセージ1210が送信されるように、非PSIペイロードを含む非PSI-UCIメッセージ1210と、PSIを含むPSI-UCIメッセージ1220とをスケジュールする。非PSI-UCIメッセージ1210はASN.1符号化されていないことがあるが、PSI-UCIメッセージ1220はASN.1エンコーダ560によってASN.1符号化される。別の例として、また図13を参照すると、ASN.1エンコーダ560は、非PSI-UCIペイロード情報とPSI-UCIペイロード情報とをUCIメッセージペイロード1300にジョイント符号化し、たとえば、それらの2つのペイロードを連結し、次いで、連結されたペイロードを符号化する。連結されたペイロードは、より大きいUCIメッセージ(図示せず)の一部である。衝突を回避するための技法は、それらの技法のうちの1つまたは複数の実装がなければ衝突の可能性があることにより正常な送信および受信の可能性が低いにもかかわらず、所望の情報が正常に送信および受信されることを保証するのを助ける。
[00106]図5および図14を参照すると、測定報告ユニット550は、同じくまたは代替的に、下位レイヤメッセージ1410(たとえば、UCIメッセージなどの物理レイヤメッセージ、またはMAC-CEメッセージなどのMACレイヤメッセージ)中である測位情報を提供し、上位レイヤメッセージ1420、たとえば、RRCメッセージ中で他の測位情報を提供するように構成され得る。たとえば、下位レイヤメッセージ1410は、UE500の粗いロケーションがそれから決定され得る、基準TRP ID、RSTD、1つまたは複数のタイムスタンプなど、基本的な、たとえば、粗いロケーションの、情報を含み得る。上位レイヤメッセージ1420は、UE500のより細かい分解能のロケーションがそれから決定され得る、マルチパス情報、SINR(信号対干渉プラス雑音比)、1つまたは複数のRSRPなど、詳細な情報を含み得る。測定報告ユニット550は、ペイロード情報がしきい値サイズを超えることに基づいて、ペイロード情報を、下位レイヤメッセージ1410と上位レイヤメッセージ1420との間でスプリットし得る。
[00107]また図15を参照すると、位置情報を決定するための処理および信号フロー1500が、図示された段階を含む。フロー1500は一例であり、段階が、フロー1500に追加され、それから除去され、および/またはそれの中で並べ替えられ得る。
[00108]段階1510において、UE500は、TRP300に能力メッセージ1512を送る。能力メッセージ1512は、下位レイヤ測定報告メッセージを送ることに関するUE500の能力の1つまたは複数の指示をTRP300に提供する。たとえば、能力メッセージ1512は、ASN.1符号化により測定情報を下位レイヤメッセージに符号化するためのUE500の能力、および/またはUE500によって提供可能なメッセージ、たとえば、測定報告800などの2パートメッセージの1つまたは複数フォーマットを示し得る。能力メッセージ1512は、測定ペイロードが(たとえば、TRP300によって示された)ペイロード限界を超えることにUE500がどのように応答することになるか、たとえば、図9に示されているようにメッセージ間でペイロードをスプリットすること、および/または図10に示されているように測定情報をカリングする(culling)ことによって、を示し得る。能力メッセージ1512は、下位レイヤ測定報告メッセージと別の下位レイヤメッセージとの潜在的衝突にUE500がどのように応答することになるかを示し得る。
[00109]段階1520において、TRP300は、UE500にRSおよび報告構成メッセージ1522を送る。RSおよび報告構成メッセージ1522は、UE500に送られるべき、PRSなどの基準信号(RS)についてのリソース構成パラメータを示し得る。リソース構成パラメータは、たとえば、コム数、(1つまたは複数の)時間および/または周波数オフセット、反復係数などを含み得る。RSおよび報告構成メッセージ1522は、UE500が測定報告を送るために使用するための構成パラメータ、たとえば、リソースの数、リソースのスケジュールなどを含み得る。RSおよび報告構成メッセージ1522は、下位レイヤメッセージ間の潜在的衝突にUE500がどのように応答するべきであるか、および/または測定情報についてのペイロードサイズ限界などに関する、1つまたは複数の命令を含み得る。
[00110]段階1530において、TRP300は、UE500に1つまたは複数のRS1532を送り、UE500は、サブ段階1534において、RS1532の測定情報を決定する。たとえば、TRP300は、UE500にPRSを送り得、UE500は、測定情報(たとえば、RSRP、ToA、SINRなど)を決定するためにPRSを測定し得る。
[00111]段階1540において、UE500は、サブ段階1534において決定された測定情報を下位レイヤメッセージ上に符号化する。たとえば、ASN.1エンコーダ560は、測定情報の一部または全部をUCIペイロードまたはMAC-CEペイロード上に符号化する。一部の測定情報は、たとえば、ペイロードサイズ限度を満たすために、適宜にペイロード中に含まれない(たとえば、符号化されないか、または符号化された後に破棄される)ことがある。ペイロードは、複数のメッセージの間で分割されるか、別のメッセージのペイロードとともに含まれるか、または別のメッセージについての情報とジョイント符号化され得る。
[00112]段階1550において、UE500は、TRP300に(1つまたは複数の)下位レイヤメッセージ1552を送る。たとえば、UE500は、図8~図14のうちの1つまたは複数に関する(1つまたは複数の)説明に従って(1つまたは複数の)下位レイヤメッセージ1552を送る。
[00113]段階1560において、UE500は、TRP300にRRCメッセージ1562を送り得る。たとえば、(1つまたは複数の)下位レイヤメッセージ1552が下位レイヤメッセージ1410を備える場合、UE500は、下位レイヤメッセージ1410を補足または補完するために上位レイヤメッセージ1420を送り得る。
[00114]段階1570において、TRP300は、位置情報を決定し得る。TRP300は、たとえば、(1つまたは複数の)メッセージ1552、1562に基づいて、および場合によっては、他の測定情報をもつ1つまたは複数の他のメッセージに基づいて、UE500の範囲および/または位置推定値を決定し得る。同じくまたは代替的に、サーバ400(たとえば、LMF)などの別のネットワークエンティティが、TRP300によって提供された測定情報に基づいて位置情報を決定し得る。
[00115]動作
[00116]図16を参照し、図1~図15をさらに参照すると、ユーザ機器から測定情報を送る方法1600が図示された段階を含む。しかしながら、方法1600は、一例にすぎず、限定するものではない。方法1600は、たとえば、段階が追加され、除去され、並べ替えられ、組み合わせられ、同時に実施され、および/または単一の段階が複数の段階へとスプリットされるようにすることによって、変えられ得る。
[00117]段階1610において、方法1600は、基準信号を測定することを含む。たとえば、プロセッサ510は、測定情報(たとえば、RSRP、RSTD、SINRなど、1つまたは複数の測定値)を決定するために、インターフェース520を介して受信されたRS、たとえば、PRSを測定する。プロセッサ510は、場合によってはメモリ530と組み合わせて、インターフェース520(たとえば、ワイヤレス受信機244およびアンテナ246)と組み合わせて、基準信号を測定するための手段を備え得る。
[00118]段階1620において、方法1600は、基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成することを含む。たとえば、測定報告ユニット550は、測定報告中で送られるべき測定情報を取得し、それを、たとえば、測定報告プロトコルに従う予想される順序になるように並べる。プロセッサ510は、場合によってはメモリ530と組み合わせて、測定報告ペイロードを生成するための手段を備え得る。
[00119]段階1630において、方法1600は、符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、測定報告ペイロードを符号化することを含み、下位レイヤプロトコルは、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである。たとえば、ASN.1エンコーダ560は、UCIメッセージまたはMAC-CEメッセージのペイロードになるように測定報告情報を符号化する。プロセッサ510は、場合によってはメモリ530と組み合わせて、測定報告ペイロードを符号化するための手段を備え得る。
[00120]段階1640において、方法1600は、符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージをユーザ機器からネットワークエンティティに送ることを含む。たとえば、測定報告ユニット550は、符号化されたペイロードを含む1つまたは複数の下位レイヤメッセージを送り得る。プロセッサ510は、場合によってはメモリ530と組み合わせて、インターフェース520(たとえば、ワイヤレス送信機242およびアンテナ246)と組み合わせて、符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージを送るための手段を備え得る。
[00121]方法1600の実装形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。例示的な一実装形態では、符号化されたペイロードは、符号化されたペイロードの各随意のフィールドについて、それぞれの随意のフィールドについてのデータが、符号化されたペイロード中に含まれるかどうかを示す包含インジケータ(inclusion indicator)を含む。たとえば、ASN.1エンコーダ560は、対応するフィールドについてのデータがインジケータビットに続くかどうかを示すためのビットを符号化し得る。別の例示的な実装形態では、方法1600は、第1のパートと第2のパートとを有するように下位レイヤメッセージを生成することを含み、第1のパートは、固定量のビットを有し、第2のパートのビットの量を示す。たとえば、測定報告ユニット550は、第1のパート810が、第2のパート820のサイズを示すサイズインジケータ830を含む、測定報告800を生成し得る。プロセッサ510は、場合によってはメモリ530と組み合わせて、下位レイヤメッセージを生成するための手段を備え得る。さらなる例示的な実装形態では、下位レイヤメッセージを生成することは、第1のパートに、複数の随意のフィールドの各々についてのデータが第2のパート中に含まれているかどうかをさらに示させるように下位レイヤメッセージを生成することを含む。たとえば、測定報告ユニット550は、それについてのデータが第2のパート820中に含まれる、1つまたは複数のフィールドを示すフィールドインジケータ840をもつ測定報告800を生成し得る。
[00122]同じくまたは代替的に、方法1600の実装形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。例示的な一実装形態では、下位レイヤメッセージは第1の下位レイヤメッセージであり、符号化されたペイロードがしきい値サイズを超えることに応答して、方法1600は、符号化されたペイロードを、第1の下位レイヤメッセージと、第1の下位レイヤメッセージとは別個である第2の下位レイヤメッセージとの間で分割すること、および/または符号化されたペイロードの少なくとも一部分を、ネットワークエンティティに送られる下位レイヤメッセージから省くことをさらに含む。たとえば、測定報告ユニット550は、1つのメッセージ中のペイロードが大きすぎることになる場合、複数のメッセージ、たとえば、メッセージ910、920を送り得、および/または、測定報告ユニットは、許容サイズ内にペイロードサイズを低減するために、メッセージ、たとえば、メッセージ1010中に含まれるべき測定情報をカリングし得る。プロセッサ510は、場合によってはメモリ530と組み合わせて、符号化されたペイロードを分割するための手段、および/または符号化されたペイロードの少なくとも一部分を第1の下位レイヤメッセージから省くための手段を備え得る。別の例示的な実装形態では、下位レイヤメッセージは第1の下位レイヤメッセージであり、方法1600は、ネットワークエンティティからの命令に従って第1の下位レイヤメッセージを生成すること、および/またはネットワークエンティティからの命令に従って第1の下位レイヤメッセージを送ることによって、ユーザ機器によって送られるべき第1の下位レイヤメッセージと第2の下位レイヤメッセージとの間の潜在的衝突を回避することを含む。たとえば、測定報告ユニット550は、メッセージコンテンツの変更、または1つまたは複数のメッセージのスケジューリングがなければ、衝突が生じることになると決定し得る。衝突を防ぐために、測定報告ユニット550は、両方のメッセージのコンテンツを含むように1つまたは複数のメッセージをフォーマットし得るか、または衝突を回避するような方法で2つのメッセージのコンテンツを送り得る。プロセッサ510は、場合によってはメモリ530と組み合わせて、命令に従って第1の下位レイヤメッセージを生成するための手段を備え得、プロセッサ510は、場合によってはメモリ530と組み合わせて、インターフェース520(たとえば、ワイヤレス送信機242およびアンテナ246)と組み合わせて、命令に従って第1の下位レイヤメッセージを送るための手段を備え得る。さらなる例示的な実装形態では、潜在的衝突を回避することは、第1の部分と第2の部分とを備える符号化されたペイロードをもつ第1の下位レイヤメッセージを生成すること、第1の部分が、第1の下位レイヤメッセージのペイロードを備え、第2の部分が、第2の下位レイヤメッセージのペイロードを備える、および/あるいは第2の下位レイヤメッセージとの第1の下位レイヤメッセージの衝突を回避するために、命令に基づいて、第1の下位レイヤメッセージまたは第2の下位レイヤメッセージのうちの少なくとも1つの送信時間を調整すること、および/あるいは符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1符号化に従って測定報告ペイロードとともに第2の下位レイヤメッセージのペイロードを符号化することを含む。たとえば、測定報告ユニット550は、単一のメッセージペイロード、たとえば、ペイロード1100の別個のペイロード部分中に2つのメッセージのコンテンツを含め、および/または(たとえば、メッセージの一方または両方を遅延させることによって)たとえば、メッセージ1210、1220のような、時間的に離間したメッセージ中で2つのメッセージのコンテンツを送り、および/または2つのメッセージのコンテンツを、ジョイント符号化されたペイロード、たとえば、ペイロード1300に一緒に符号化し得る。プロセッサ510は、場合によってはメモリ530と組み合わせて、第1の部分と第2の部分とを備える符号化されたペイロードをもつ第1の下位レイヤメッセージを生成するための手段、および/または送信時間を調整するための手段、および/または測定報告ペイロードと第2の下位レイヤメッセージのペイロードとを一緒に符号化するための手段を備え得る。
[00123]同じくまたは代替的に、方法1600の実装形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。例示的な一実装形態では、下位レイヤメッセージは、符号化されたペイロードの第1の部分を含み、方法1600は、符号化されたペイロードの第2の部分をもつ無線リソース制御メッセージを送ることを含む。たとえば、測定報告ユニット550は、粗いロケーション情報をもつ下位レイヤメッセージ1410を送り、微調整ロケーション情報をもつ上位レイヤメッセージ1420を送り得る。プロセッサ510は、場合によってはメモリ530と組み合わせて、インターフェース520(たとえば、ワイヤレス送信機242およびアンテナ246)と組み合わせて、符号化されたペイロードの第2の部分をもつ無線リソース制御メッセージを送るための手段を備え得る。
[00124]実装例
[00125]実装例が、以下の番号付けされた条項において提供される。
[00126]条項1.
トランシーバと、
メモリと、
トランシーバおよびメモリに通信可能に結合されたプロセッサと
を備えるユーザ機器であって、プロセッサは、
トランシーバによって受信された基準信号を測定することと、
基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成することと、
符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、測定報告ペイロードを符号化することと、下位レイヤプロトコルが、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである、
符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージをトランシーバを介してネットワークエンティティに送ることと
を行うように構成された、ユーザ機器。
[00127]条項2. 符号化されたペイロードは、符号化されたペイロードの各随意のフィールドについて、それぞれの随意のフィールドについてのデータが、符号化されたペイロード中に含まれるかどうかを示す包含インジケータを含む、条項1に記載のユーザ機器。
[00128]条項3. プロセッサが、第1のパートと第2のパートとを有するように下位レイヤメッセージを生成するように構成され、第1のパートが、固定量のビットを有し、第2のパートのビットの量を示す、条項1に記載のユーザ機器。
[00129]条項4. プロセッサは、第1のパートに、複数の随意のフィールドの各々についてのデータが第2のパート中に含まれているかどうかをさらに示させるように下位レイヤメッセージを生成するように構成された、条項3に記載のユーザ機器。
[00130]条項5. 下位レイヤメッセージが第1の下位レイヤメッセージであり、プロセッサは、符号化されたペイロードがしきい値サイズを超えることに応答するために、
符号化されたペイロードを、第1の下位レイヤメッセージと、第1の下位レイヤメッセージとは別個である第2の下位レイヤメッセージとの間で分割すること、または
符号化されたペイロードの少なくとも一部分を第1の下位レイヤメッセージから省くこと
のうちの少なくとも1つを行うようにさらに構成された、条項1に記載のユーザ機器。
[00131]条項6. 下位レイヤメッセージが第1の下位レイヤメッセージであり、プロセッサが、ユーザ機器によって送られるべき第1の下位レイヤメッセージと第2の下位レイヤメッセージとの間の潜在的衝突に応答して、ネットワークエンティティからの命令に従って第1の下位レイヤメッセージを生成することまたは送信することのうちの少なくとも1つを行うように構成された、条項1に記載のユーザ機器。
[00132]条項7. プロセッサは、
第1の部分と第2の部分とを備える符号化されたペイロードをもつ第1の下位レイヤメッセージを生成すること、第1の部分が、第1の下位レイヤメッセージのペイロードを備え、第2の部分が、第2の下位レイヤメッセージのペイロードを備える、あるいは
第2の下位レイヤメッセージとの第1の下位レイヤメッセージの衝突を回避するために、命令に基づいて、第1の下位レイヤメッセージまたは第2の下位レイヤメッセージのうちの少なくとも1つの送信時間を調整すること、あるいは
符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1符号化に従って測定報告ペイロードとともに第2の下位レイヤメッセージのペイロードを符号化すること
のうちの少なくとも1つを行うようにさらに構成された、条項6に記載のユーザ機器。
[00133]条項8. プロセッサが、下位レイヤメッセージ中の符号化されたペイロードの第1の部分を含む下位レイヤメッセージを送ることと、符号化されたペイロードの第2の部分をもつ無線リソース制御メッセージを送ることとを行うように構成された、条項1に記載のユーザ機器。
[00134]条項9.
基準信号を測定するための手段と、
基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成するための手段と、
符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、測定報告ペイロードを符号化するための手段と、下位レイヤプロトコルが、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである、
符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージをネットワークエンティティに送るための手段と
を備えるユーザ機器。
[00135]条項10. 符号化されたペイロードは、符号化されたペイロードの各随意のフィールドについて、それぞれの随意のフィールドについてのデータが、符号化されたペイロード中に含まれるかどうかを示す包含インジケータを含む、条項9に記載のユーザ機器。
[00136]条項11. 第1のパートと第2のパートとを有するように下位レイヤメッセージを生成するための手段をさらに備え、第1のパートが、固定量のビットを有し、第2のパートのビットの量を示す、条項9に記載のユーザ機器。
[00137]条項12. 下位レイヤメッセージを生成するための手段は、第1のパートに、複数の随意のフィールドの各々についてのデータが第2のパート中に含まれているかどうかをさらに示させるように下位レイヤメッセージを生成するための手段を備える、条項11に記載のユーザ機器。
[00138]条項13. 下位レイヤメッセージが第1の下位レイヤメッセージであり、符号化されたペイロードがしきい値サイズを超えることに応答するために、ユーザ機器が、
符号化されたペイロードを、第1の下位レイヤメッセージと、第1の下位レイヤメッセージとは別個である第2の下位レイヤメッセージとの間で分割するための手段、または
符号化されたペイロードの少なくとも一部分を第1の下位レイヤメッセージから省くための手段
のうちの少なくとも1つをさらに備える、条項9に記載のユーザ機器。
[00139]条項14. 下位レイヤメッセージが第1の下位レイヤメッセージであり、ユーザ機器が、ユーザ機器によって送られるべき第1の下位レイヤメッセージと第2の下位レイヤメッセージとの間の潜在的衝突に応答して、ネットワークエンティティからの命令に従って第1の下位レイヤメッセージを生成することまたは送信すること、あるいは潜在的衝突に応答して、ネットワークエンティティからの命令に従って第1の下位レイヤメッセージを送ることのうちの少なくとも1つを行うための衝突手段を備える、条項9に記載のユーザ機器。
[00140]条項15. 衝突手段は、
第1の部分と第2の部分とを備える符号化されたペイロードをもつ第1の下位レイヤメッセージを生成するための手段、第1の部分が、第1の下位レイヤメッセージのペイロードを備え、第2の部分が、第2の下位レイヤメッセージのペイロードを備える、あるいは
第2の下位レイヤメッセージとの第1の下位レイヤメッセージの衝突を回避するために、命令に基づいて、第1の下位レイヤメッセージまたは第2の下位レイヤメッセージのうちの少なくとも1つの送信時間を調整するための手段、あるいは
符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1符号化に従って測定報告ペイロードとともに第2の下位レイヤメッセージのペイロードを符号化するための手段
のうちの少なくとも1つをさらに備える、条項14に記載のユーザ機器。
[00141]条項16. 下位レイヤメッセージを送るための手段が、下位レイヤメッセージ中の符号化されたペイロードの第1の部分を含む下位レイヤメッセージを送るための手段を備え、ユーザ機器が、符号化されたペイロードの第2の部分をもつ無線リソース制御メッセージを送るための手段を備える、条項9に記載のユーザ機器。
[00142]条項17. ユーザ機器から測定情報を送る方法であって、方法は、
基準信号を測定することと、
基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成することと、
符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、測定報告ペイロードを符号化することと、下位レイヤプロトコルが、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである、
符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージをユーザ機器からネットワークエンティティに送ることと
を備える、方法。
[00143]条項18. 符号化されたペイロードは、符号化されたペイロードの各随意のフィールドについて、それぞれの随意のフィールドについてのデータが、符号化されたペイロード中に含まれるかどうかを示す包含インジケータを含む、条項17に記載の方法。
[00144]条項19. 第1のパートと第2のパートとを有するように下位レイヤメッセージを生成することをさらに備え、第1のパートが、固定量のビットを有し、第2のパートのビットの量を示す、条項17に記載の方法。
[00145]条項20. 下位レイヤメッセージを生成することは、第1のパートに、複数の随意のフィールドの各々についてのデータが第2のパート中に含まれているかどうかをさらに示させるように下位レイヤメッセージを生成することを備える、条項19に記載の方法。
[00146]条項21. 下位レイヤメッセージが第1の下位レイヤメッセージであり、符号化されたペイロードがしきい値サイズを超えることに応答して、方法が、
符号化されたペイロードを、第1の下位レイヤメッセージと、第1の下位レイヤメッセージとは別個である第2の下位レイヤメッセージとの間で分割すること、または
符号化されたペイロードの少なくとも一部分を第1の下位レイヤメッセージから省くこと
のうちの少なくとも1つをさらに備える、条項17に記載の方法。
[00147]条項22. 下位レイヤメッセージが第1の下位レイヤメッセージであり、方法が、
ネットワークエンティティからの命令に従って第1の下位レイヤメッセージを生成すること、または
ネットワークエンティティからの命令に従って第1の下位レイヤメッセージを送ること
のうちの少なとも1つによって、ユーザ機器によって送られるべき第1の下位レイヤメッセージと第2の下位レイヤメッセージとの間の潜在的衝突を回避することをさらに備える、条項17に記載の方法。
[00148]条項23. 潜在的衝突を回避することは、
第1の部分と第2の部分とを備える符号化されたペイロードをもつ第1の下位レイヤメッセージを生成すること、第1の部分が、第1の下位レイヤメッセージのペイロードを備え、第2の部分が、第2の下位レイヤメッセージのペイロードを備える、あるいは
第2の下位レイヤメッセージとの第1の下位レイヤメッセージの衝突を回避するために、命令に基づいて、第1の下位レイヤメッセージまたは第2の下位レイヤメッセージのうちの少なくとも1つの送信時間を調整すること、あるいは
符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1符号化に従って測定報告ペイロードとともに第2の下位レイヤメッセージのペイロードを符号化すること
のうちの少なくとも1つをさらに備える、条項22に記載の方法。
[00149]条項24. 下位レイヤメッセージが、符号化されたペイロードの第1の部分を含み、方法が、符号化されたペイロードの第2の部分をもつ無線リソース制御メッセージを送ることをさらに備える、条項17に記載の方法。
[00150]条項25. ユーザ機器のプロセッサに、測定情報を送るために、
基準信号を測定することと、
基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成することと、
符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、測定報告ペイロードを符号化することと、下位レイヤプロトコルが、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである、
符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージをユーザ機器からネットワークエンティティに送ることと
を行わせるためのプロセッサ可読命令を備える非一時的プロセッサ可読記憶媒体。
[00151]条項26. 符号化されたペイロードは、符号化されたペイロードの各随意のフィールドについて、それぞれの随意のフィールドについてのデータが、符号化されたペイロード中に含まれるかどうかを示す包含インジケータを含む、条項25に記載の記憶媒体。
[00152]条項27. ユーザ機器のプロセッサに、第1のパートと第2のパートとを有するように下位レイヤメッセージを生成することを行わせるためのプロセッサ可読命令をさらに備え、第1のパートが、固定量のビットを有し、第2のパートのビットの量を示す、条項25に記載の記憶媒体。
[00153]条項28. ユーザ機器のプロセッサに、下位レイヤメッセージを生成することを行わせるためのプロセッサ可読命令は、ユーザ機器のプロセッサに、第1のパートに、複数の随意のフィールドの各々についてのデータが第2のパート中に含まれているかどうかをさらに示させるように下位レイヤメッセージを生成することを行わせるためのプロセッサ可読命令を備える、条項27に記載の記憶媒体。
[00154]条項29. 下位レイヤメッセージが第1の下位レイヤメッセージであり、記憶媒体は、ユーザ機器のプロセッサに、符号化されたペイロードがしきい値サイズを超えることに応答して、
符号化されたペイロードを、第1の下位レイヤメッセージと、第1の下位レイヤメッセージとは別個である第2の下位レイヤメッセージとの間で分割すること、または
符号化されたペイロードの少なくとも一部分を第1の下位レイヤメッセージから省くこと
のうちの少なくとも1つを行わせるためのプロセッサ可読命令をさらに備える、条項25に記載の記憶媒体。
[00155]条項30. 下位レイヤメッセージが第1の下位レイヤメッセージであり、記憶媒体は、ユーザ機器のプロセッサに、ユーザ機器によって送られるべき第1の下位レイヤメッセージと第2の下位レイヤメッセージとの間の潜在的衝突を回避するために、
ネットワークエンティティからの命令に従って第1の下位レイヤメッセージを生成すること、または
ネットワークエンティティからの命令に従って第1の下位レイヤメッセージを送ること
のうちの少なとも1つを行わせるためのプロセッサ可読命令を備える衝突回避命令をさらに備える、条項25に記載の記憶媒体。
[00156]条項31. 衝突回避命令は、ユーザ機器のプロセッサに、
第1の部分と第2の部分とを備える符号化されたペイロードをもつ第1の下位レイヤメッセージを生成すること、第1の部分が、第1の下位レイヤメッセージのペイロードを備え、第2の部分が、第2の下位レイヤメッセージのペイロードを備える、あるいは
第2の下位レイヤメッセージとの第1の下位レイヤメッセージの衝突を回避するために、命令に基づいて、第1の下位レイヤメッセージまたは第2の下位レイヤメッセージのうちの少なくとも1つの送信時間を調整すること、あるいは
符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1符号化に従って測定報告ペイロードとともに第2の下位レイヤメッセージのペイロードを符号化すること
のうちの少なくとも1つを行わせるためのプロセッサ可読命令をさらに備える、条項30に記載の記憶媒体。
[00157]条項32. 下位レイヤメッセージが、符号化されたペイロードの第1の部分を含み、記憶媒体が、ユーザ機器のプロセッサに、符号化されたペイロードの第2の部分をもつ無線リソース制御メッセージを送ることを行わせるためのプロセッサ可読命令をさらに備える、条項25に記載の記憶媒体。
[00158]他の考慮事項
[00159]他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアおよびコンピュータの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。
[00160]本明細書で使用される単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が別段に明確に示すのでなければ、複数形をも含む。本明細書で使用される「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、完全体、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴、完全体、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しない。
[00161]本明細書で使用されるRS(基準信号)という用語は、1つまたは複数の基準信号を指し得、適宜、RSという用語の任意の形態、たとえば、PRS、SRS、CSI-RSなどに適用され得る。
[00162]別段に明記されていない限り、本明細書で使用される、機能または動作が項目または条件「に基づく」という記述は、その機能または動作が、述べられた項目または条件に基づき、述べられた項目または条件に加えて1つまたは複数の項目および/または条件に基づき得ることを意味する。
[00163]また、本明細書で使用される、(場合によっては、「のうちの少なくとも1つ」で終わるまたは「のうちの1つまたは複数」で終わる)項目の列挙中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙、あるいは「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」の列挙あるいは「A、またはB、またはC」の列挙が、AまたはBまたはC、あるいはAB(AおよびB)、あるいはAC(AおよびC)、あるいはBC(BおよびC)、あるいはABC(すなわち、AおよびBおよびC)、あるいは2つ以上の特徴をもつ組合せ(たとえば、AA、AAB、ABBCなど)を意味するような、選言的列挙を示す。したがって、ある項目、たとえば、プロセッサが、AまたはBのうちの少なくとも1つに関する機能を実施するように構成されるという具陳、あるいはある項目が機能Aまたは機能Bを実施するように構成されるという具陳は、その項目がAに関する機能を実施するように構成され得るか、またはBに関する機能を実施するように構成され得るか、またはAおよびBに関する機能を実施するように構成され得ることを意味する。たとえば、「AまたはBのうちの少なくとも1つを測定するように構成されたプロセッサ」あるいは「Aを測定するまたはBを測定するように構成されたプロセッサ」という句は、プロセッサが、Aを測定するように構成され得る(およびBを測定するように構成されることも構成されないこともある)か、またはBを測定するように構成され得る(およびAを測定するように構成されることも構成されないこともある)か、またはAを測定するおよびBを測定するように構成され得る(ならびにAおよびBのどちらを測定すべきか、またはその両方を測定すべきかを選択するように構成され得る)ことを意味する。同様に、AまたはBのうちの少なくとも1つを測定するための手段の具陳は、Aを測定するための手段(これは、Bを測定することが可能であることも可能でないこともある)、またはBを測定するための手段(およびAを測定するように構成されることも構成されないこともある)、またはAおよびBを測定するための手段(これは、AおよびBのどちらを測定すべきか、またはその両方を測定すべきかを選択することが可能であり得る)を含む。別の例として、ある項目、たとえば、プロセッサが、機能Xを実施することまたは機能Yを実施することのうちの少なくとも1つを行うように構成されるという具陳は、その項目が、機能Xを実施するように構成され得るか、または機能Yを実施するように構成され得るか、または機能Xを実施することおよび機能Yを実施することを行うように構成され得ることを意味する。たとえば、「Xを測定することまたはYを測定することのうちの少なくとも1つを行うように構成されたプロセッサ」という句は、プロセッサが、Xを測定するように構成され得る(およびYを測定するように構成されることも構成されないこともある)か、またはYを測定するように構成され得る(およびXを測定するように構成されることも構成されないこともある)か、またはXを測定することおよびYを測定することを行うように構成され得る(ならびにXおよびYのどちらを測定すべきか、またはその両方を測定すべきかを選択するように構成され得る)ことを意味する。
[00164]特定の要件に従って、実質的な変形が行われ得る。たとえば、カスタマイズされたハードウェアも使用され得、および/あるいは特定の要素が、ハードウェア、プロセッサによって実行される(アプレットなど、ポータブルソフトウェアを含む)ソフトウェア、またはその両方で実装され得る。さらに、ネットワーク入出力デバイスなど、他のコンピューティングデバイスへの接続が採用され得る。別段に記載されていない限り、互いに接続されるまたは通信するものとして図に示されるおよび/または本明細書で説明される機能的または他の構成要素は、通信可能に結合される。すなわち、それらは、それらの間の通信を可能にするように、直接または間接的に接続され得る。
[00165]上記で説明されたシステムおよびデバイスは例である。様々な構成は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、いくつかの構成に関して説明される特徴は、様々な他の構成において組み合わせられ得る。構成の異なる態様および要素が、同様にして組み合わせられ得る。また、技術は発展し、したがって、要素の多くは例であり、本開示または特許請求の範囲を限定しない。
[00166]ワイヤレス通信システムは、通信が、ワイヤレスに、すなわち、ワイヤまたは他の物理接続を通してではなく大気空間を通して伝搬する電磁波および/または音響波によって搬送される、通信システムである。ワイヤレス通信ネットワークは、すべての通信がワイヤレスに送信されるとは限らないことがあり、少なくともいくつかの通信がワイヤレスに送信されるように構成される。さらに、「ワイヤレス通信デバイス」という用語または同様の用語は、デバイスの機能が、もっぱら通信のためのものであること、または均等に主に通信のためのものであることを必要とせず、あるいはデバイスがモバイルデバイスであることを必要しないが、デバイスがワイヤレス通信能力(一方向または双方向)を含むこと、たとえば、ワイヤレス通信のための少なくとも1つの無線機(各無線機は、送信機、受信機、またはトランシーバの一部である)を含むことを示す。
[00167]説明では、(実装形態を含む)例示的な構成の完全な理解を提供するように、具体的な詳細が与えられる。しかしながら、構成は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。たとえば、構成を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている回路、プロセス、アルゴリズム、構造、および技法は、不要な詳細なしに示されている。この説明は、例示的な構成を与えるにすぎず、特許請求の範囲の範囲、適用性、または構成を限定しない。むしろ、構成の上記の説明は、説明された技法を実装するための説明を提供する。要素の機能および構成において、様々な変更が行われ得る。
[00168]本明細書で使用される、「プロセッサ可読媒体」、「機械可読媒体」、および「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械を特定の様式で動作させるデータを提供することに関与する任意の媒体を指す。コンピューティングプラットフォームを使用して、様々なプロセッサ可読媒体は、実行のために(1つまたは複数の)プロセッサに命令/コードを提供することに関与し得、ならびに/あるいはそのような命令/コードを(たとえば、信号として)記憶および/または搬送するために使用され得る。多くの実装形態では、プロセッサ可読媒体は、物理および/または有形記憶媒体である。そのような媒体は、限定はしないが、不揮発性媒体および揮発性媒体を含む、多くの形態をとり得る。不揮発性媒体は、たとえば、光ディスクおよび/または磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、限定はしないが、ダイナミックメモリを含む。
[00169]いくつかの例示的な構成について説明したが、様々な修正、代替構成、および等価物が使用され得る。たとえば、上記の要素は、より大きいシステムの構成要素であり得、他のルールが、本発明の適用例よりも優先するかまたはさもなければ本発明の適用例を修正し得る。また、上記の要素が考慮される前に、考慮されている間に、または考慮された後に、いくつかの動作が行われ得る。したがって、上記の説明は特許請求の範囲を限定しない。
[00170]値が第1のしきい値を超える(またはそれよりも大きい、またはそれを上回る)という記述は、その値が、第1のしきい値よりもわずかに大きい第2のしきい値を満たすかまたは超えるという記述と等価であり、たとえば、第2のしきい値は、コンピューティングシステムの分解能において第1のしきい値よりも高い1つの値である。値が第1のしきい値よりも小さい(またはそれ以内である、またはそれを下回る)という記述は、その値が、第1のしきい値よりもわずかに低い第2のしきい値よりも小さいかまたはそれに等しいという記述と等価であり、たとえば、第2のしきい値は、コンピューティングシステムの分解能において第1のしきい値よりも低い1つの値である。

Claims (27)

  1. トランシーバと、
    メモリと、
    前記トランシーバおよび前記メモリに通信可能に結合されたプロセッサと、
    を備えるユーザ機器であって、前記プロセッサは、
    前記トランシーバによって受信された基準信号を測定することと、
    前記基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成することと、
    符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、前記測定報告ペイロードを符号化することと、前記下位レイヤプロトコルは、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである、
    前記符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージを前記トランシーバを介してネットワークエンティティに送ることと、
    を行うように構成された、ユーザ機器。
  2. 前記符号化されたペイロードは、前記符号化されたペイロードの各随意のフィールドについて、それぞれの随意のフィールドについてのデータが、前記符号化されたペイロード中に含まれるかどうかを示す包含インジケータを含む、請求項1に記載のユーザ機器。
  3. 前記プロセッサは、第1のパートと第2のパートとを有するように前記下位レイヤメッセージを生成するように構成され、前記第1のパートは、固定量のビットを有し、前記第2のパートのビットの量を示す、請求項1に記載のユーザ機器。
  4. 前記プロセッサは、前記第1のパートに、複数の随意のフィールドの各々についてのデータが前記第2のパート中に含まれているかどうかをさらに示させるように前記下位レイヤメッセージを生成するように構成された、請求項3に記載のユーザ機器。
  5. 前記下位レイヤメッセージは第1の下位レイヤメッセージであり、前記プロセッサは、前記符号化されたペイロードがしきい値サイズを超えることに応答するために、
    前記符号化されたペイロードを、前記第1の下位レイヤメッセージと、前記第1の下位レイヤメッセージとは別個である第2の下位レイヤメッセージとの間で分割すること、または、
    前記符号化されたペイロードの少なくとも一部分を前記第1の下位レイヤメッセージから省くこと、
    のうちの少なくとも1つを行うようにさらに構成された、請求項1に記載のユーザ機器。
  6. 前記下位レイヤメッセージは第1の下位レイヤメッセージであり、前記プロセッサは、前記ユーザ機器によって送られるべき前記第1の下位レイヤメッセージと第2の下位レイヤメッセージとの間の潜在的衝突に応答して、前記ネットワークエンティティからの命令に従って前記第1の下位レイヤメッセージを生成することまたは送信することのうちの少なくとも1つを行うように構成された、請求項1に記載のユーザ機器。
  7. 前記プロセッサは、
    第1の部分と第2の部分とを備える前記符号化されたペイロードをもつ前記第1の下位レイヤメッセージを生成すること、前記第1の部分は、前記第1の下位レイヤメッセージのペイロードを備え、前記第2の部分が、前記第2の下位レイヤメッセージのペイロードを備える、または、
    前記第2の下位レイヤメッセージとの前記第1の下位レイヤメッセージの衝突を回避するために、前記命令に基づいて、前記第1の下位レイヤメッセージまたは前記第2の下位レイヤメッセージのうちの少なくとも1つの送信時間を調整すること、または、
    前記符号化されたペイロードを生成するために、前記ASN.1符号化に従って前記測定報告ペイロードとともに前記第2の下位レイヤメッセージの前記ペイロードを符号化すること、
    のうちの少なくとも1つを行うようにさらに構成された、請求項6に記載のユーザ機器。
  8. 前記プロセッサは、前記下位レイヤメッセージ中に前記符号化されたペイロードの第1の部分を含む前記下位レイヤメッセージを送ることと、前記符号化されたペイロードの第2の部分をもつ無線リソース制御メッセージを送ることと、を行うように構成された、請求項1に記載のユーザ機器。
  9. 基準信号を測定するための手段と、
    前記基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成するための手段と、
    符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、前記測定報告ペイロードを符号化するための手段と、前記下位レイヤプロトコルは、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである、
    前記符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージをネットワークエンティティに送るための手段と、
    を備えるユーザ機器。
  10. 前記符号化されたペイロードは、前記符号化されたペイロードの各随意のフィールドについて、それぞれの随意のフィールドについてのデータが、前記符号化されたペイロード中に含まれるかどうかを示す包含インジケータを含む、請求項9に記載のユーザ機器。
  11. 第1のパートと第2のパートとを有するように前記下位レイヤメッセージを生成するための手段をさらに備え、前記第1のパートは、固定量のビットを有し、前記第2のパートのビットの量を示す、請求項9に記載のユーザ機器。
  12. 前記下位レイヤメッセージを生成するための前記手段は、前記第1のパートに、複数の随意のフィールドの各々についてのデータが前記第2のパート中に含まれているかどうかをさらに示させるように前記下位レイヤメッセージを生成するための手段を備える、請求項11に記載のユーザ機器。
  13. 前記下位レイヤメッセージは第1の下位レイヤメッセージであり、前記符号化されたペイロードがしきい値サイズを超えることに応答するために、前記ユーザ機器は、
    前記符号化されたペイロードを、前記第1の下位レイヤメッセージと、前記第1の下位レイヤメッセージとは別個である第2の下位レイヤメッセージとの間で分割するための手段、または、
    前記符号化されたペイロードの少なくとも一部分を前記第1の下位レイヤメッセージから省くための手段、
    のうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項9に記載のユーザ機器。
  14. 前記下位レイヤメッセージは第1の下位レイヤメッセージであり、前記ユーザ機器は、
    前記ユーザ機器によって送られるべき前記第1の下位レイヤメッセージと第2の下位レイヤメッセージとの間の潜在的衝突に応答して、前記ネットワークエンティティからの命令に従って前記第1の下位レイヤメッセージを生成することまたは送信すること、または
    前記潜在的衝突に応答して、前記ネットワークエンティティからの前記命令に従って前記第1の下位レイヤメッセージを送ること、
    のうちの少なくとも1つを行うための衝突手段を備える、請求項9に記載のユーザ機器。
  15. 前記衝突手段は、
    第1の部分と第2の部分とを備える前記符号化されたペイロードをもつ前記第1の下位レイヤメッセージを生成するための手段、前記第1の部分は、前記第1の下位レイヤメッセージのペイロードを備え、前記第2の部分は、前記第2の下位レイヤメッセージのペイロードを備える、または、
    前記第2の下位レイヤメッセージとの前記第1の下位レイヤメッセージの衝突を回避するために、前記命令に基づいて、前記第1の下位レイヤメッセージまたは前記第2の下位レイヤメッセージのうちの少なくとも1つの送信時間を調整するための手段、または、
    前記符号化されたペイロードを生成するために、前記ASN.1符号化に従って前記測定報告ペイロードとともに前記第2の下位レイヤメッセージの前記ペイロードを符号化するための手段、
    のうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項14に記載のユーザ機器。
  16. 前記下位レイヤメッセージを送るための前記手段は、前記下位レイヤメッセージ中の前記符号化されたペイロードの第1の部分を含む前記下位レイヤメッセージを送るための手段を備え、
    前記ユーザ機器は、前記符号化されたペイロードの第2の部分をもつ無線リソース制御メッセージを送るための手段を備える、請求項9に記載のユーザ機器。
  17. ユーザ機器から測定情報を送る方法であって、
    基準信号を測定することと、
    前記基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成することと、
    符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、前記測定報告ペイロードを符号化することと、前記下位レイヤプロトコルは、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである、
    前記符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージを前記ユーザ機器からネットワークエンティティに送ることと、
    を備える、方法。
  18. 前記符号化されたペイロードは、前記符号化されたペイロードの各随意のフィールドについて、それぞれの随意のフィールドについてのデータが、前記符号化されたペイロード中に含まれるかどうかを示す包含インジケータを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 第1のパートと第2のパートとを有するように前記下位レイヤメッセージを生成することをさらに備え、前記第1のパートが、固定量のビットを有し、前記第2のパートのビットの量を示す、請求項17に記載の方法。
  20. 前記下位レイヤメッセージを生成することは、前記第1のパートに、複数の随意のフィールドの各々についてのデータが前記第2のパート中に含まれているかどうかをさらに示させるように前記下位レイヤメッセージを生成することを備える、請求項19に記載の方法。
  21. 前記下位レイヤメッセージは第1の下位レイヤメッセージであり、前記符号化されたペイロードがしきい値サイズを超えることに応答して、前記方法は、
    前記符号化されたペイロードを、前記第1の下位レイヤメッセージと、前記第1の下位レイヤメッセージとは別個である第2の下位レイヤメッセージとの間で分割すること、または、
    前記符号化されたペイロードの少なくとも一部分を前記第1の下位レイヤメッセージから省くこと、
    のうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項17に記載の方法。
  22. 前記下位レイヤメッセージは第1の下位レイヤメッセージであり、前記方法は、
    前記ネットワークエンティティからの命令に従って前記第1の下位レイヤメッセージを生成すること、または、
    前記ネットワークエンティティからの前記命令に従って前記第1の下位レイヤメッセージを送ること、
    のうちの少なとも1つによって、前記ユーザ機器によって送られるべき前記第1の下位レイヤメッセージと第2の下位レイヤメッセージとの間の潜在的衝突を回避することをさらに備える、請求項17に記載の方法。
  23. 前記潜在的衝突を回避することは、
    第1の部分と第2の部分とを備える前記符号化されたペイロードをもつ前記第1の下位レイヤメッセージを生成すること、前記第1の部分は、前記第1の下位レイヤメッセージのペイロードを備え、前記第2の部分は、前記第2の下位レイヤメッセージのペイロードを備える、または、
    前記第2の下位レイヤメッセージとの前記第1の下位レイヤメッセージの衝突を回避するために、前記命令に基づいて、前記第1の下位レイヤメッセージまたは前記第2の下位レイヤメッセージのうちの少なくとも1つの送信時間を調整すること、または、
    前記符号化されたペイロードを生成するために、前記ASN.1符号化に従って前記測定報告ペイロードとともに前記第2の下位レイヤメッセージの前記ペイロードを符号化すること、
    のうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項22に記載の方法。
  24. 前記下位レイヤメッセージは、前記符号化されたペイロードの第1の部分を含み、
    前記方法は、前記符号化されたペイロードの第2の部分をもつ無線リソース制御メッセージを送ることをさらに備える、
    請求項17に記載の方法。
  25. ユーザ機器のプロセッサに、測定情報を送るために、
    基準信号を測定することと、
    前記基準信号の測定に基づいて測定報告ペイロードを生成することと、
    符号化されたペイロードを生成するために、ASN.1(抽象構文記法1)符号化に従って、および下位レイヤプロトコルに従って、前記測定報告ペイロードを符号化することと、前記下位レイヤプロトコルは、物理レイヤプロトコルまたはMACレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ)プロトコルのいずれかである、
    前記符号化されたペイロードに基づく下位レイヤメッセージを前記ユーザ機器からネットワークエンティティに送ることと、
    を行わせるためのプロセッサ可読命令を備える非一時的プロセッサ可読記憶媒体。
  26. 前記符号化されたペイロードは、前記符号化されたペイロードの各随意のフィールドについて、それぞれの随意のフィールドについてのデータが、前記符号化されたペイロード中に含まれるかどうかを示す包含インジケータを含む、請求項25に記載の記憶媒体。
  27. 前記ユーザ機器の前記プロセッサに、第1のパートと第2のパートとを有するように前記下位レイヤメッセージを生成することを行わせるためのプロセッサ可読命令をさらに備え、前記第1のパートが、固定量のビットを有し、前記第2のパートのビットの量を示す、請求項25に記載の記憶媒体。
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