JP2023541099A - 合同サイドリンクおよびアップリンク/ダウンリンク測位 - Google Patents

合同サイドリンクおよびアップリンク/ダウンリンク測位 Download PDF

Info

Publication number
JP2023541099A
JP2023541099A JP2023506335A JP2023506335A JP2023541099A JP 2023541099 A JP2023541099 A JP 2023541099A JP 2023506335 A JP2023506335 A JP 2023506335A JP 2023506335 A JP2023506335 A JP 2023506335A JP 2023541099 A JP2023541099 A JP 2023541099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference signal
location reference
signal
inter
network interface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023506335A
Other languages
English (en)
Inventor
ツァオ、イーチン
チェン、ワンシ
アッカラカラン、ソニー
マノラコス、アレクサンドロス
レイ、ジン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2023541099A publication Critical patent/JP2023541099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/10Scheduling measurement reports ; Arrangements for measurement reports
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0091Signaling for the administration of the divided path
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver
    • H04L5/0051Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver of dedicated pilots, i.e. pilots destined for a single user or terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/08Testing, supervising or monitoring using real traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/22Processing or transfer of terminal data, e.g. status or physical capabilities
    • H04W8/24Transfer of terminal data
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/04Interfaces between hierarchically different network devices
    • H04W92/10Interfaces between hierarchically different network devices between terminal device and access point, i.e. wireless air interface
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/18Interfaces between hierarchically similar devices between terminal devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver
    • H04L5/005Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver of common pilots, i.e. pilots destined for multiple users or terminals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

UEが、受信機と送信機とのうちの少なくとも一方を備えるインターフェースと、メモリと、インターフェースとメモリとに通信可能に結合されたプロセッサとを含み、プロセッサは、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換についての処理競合を識別することと、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換の優先度を決定することと、優先度に従って、インターフェースを介して第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とのうちの一方を交換することとを行うように構成される。【選択図】図5

Description

UE間信号および無線ネットワークインターフェース信号を受信、送信、測定、および処理するための技法に関する。
[0001]ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)、第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービス(中間の2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービス、第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))またはWiMax(登録商標))、第5世代(5G)サービスなどを含む、様々な世代を通じて発展してきた。現在、セルラーおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用されている多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログアドバンストモバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、時分割多元接続(TDMA)、TDMAのモバイルアクセス用グローバルシステム(GSM(登録商標))変形形態などに基づくデジタルセルラーシステムを含む。
[0002]第5世代(5G)モバイル規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度と、より多い数の接続と、より良いカバレージとを必要とする。次世代モバイルネットワークアライアンスによる5G規格は、数万人のユーザの各々に数十メガビット毎秒のデータレートを提供し、オフィスフロア上の数十人の労働者に1ギガビット毎秒のデータレートを提供するように設計されている。大きいセンサ展開をサポートするために、数十万の同時接続がサポートされるべきである。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G規格と比較して著しく拡張されるべきである。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率が拡張されるべきであり、レイテンシが大幅に低減されるべきである。
[0003]ワイヤレスネットワークにアクセスしているモバイルデバイスのロケーションを得ることは、たとえば、緊急通報、パーソナルナビゲーション、アセットトラッキング、友人または家族構成員のロケーション特定などを含む、多くの適用例に有用であり得る。既存の測位方法は、衛星ビークル(SV)と、基地局およびアクセスポイントなどワイヤレスネットワーク中の地上無線ソースとを含む様々なデバイスまたはエンティティから送信される無線信号を測定することに基づく方法を含む。5Gワイヤレスネットワークの標準化は様々な測位方法のサポートを含むことが期待され、それらの方法は、LTEワイヤレスネットワークが場所決定のために測位基準信号(PRS)および/またはセル固有参照信号(CRS)を現在利用しているのと同様の方式で、基地局によって送信される参照信号を利用し得る。
[0004]例示的なユーザ機器(UE)は、受信機と送信機とのうちの少なくとも一方を備えるインターフェースと、メモリと、インターフェースとメモリとに通信可能に結合されたプロセッサとを含み、プロセッサは、第1のUE間(UE-to-UE)ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換についての処理競合(a processing conflict)を識別することと、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換の優先度を決定することと、優先度に従って、インターフェースを介して、第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とのうちの一方を交換することとを行うように構成される。
[0005]そのようなUEの実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。プロセッサは、第1のUE間ロケーション基準信号の交換が第1のUE間ロケーション基準信号の受信であり第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換がアップリンク信号の送信であることに基づいて、少なくとも制御情報ありのアップリンクと制御情報なしのアップリンクとロケーション基準信号内容ありのUE間との相対的な優先度を示す優先度リストから優先度を決定するように構成される。プロセッサは、インターフェースを介して、UEが第1のUE間ロケーション基準信号を受信し第1の無線ネットワークインターフェース信号を送信することができることを示し、および少なくとも1つのタイミング基準を示す、能力報告を送るように構成される。
[0006]同じくまたは代替として、そのようなUEの実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。プロセッサは、インターフェースを介して能力報告を送るように構成され、能力報告は:第1の無線ネットワークインターフェース信号とともに周波数分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号をUEがインターフェースを介して交換する能力、第1の無線ネットワークインターフェース信号が第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え;少なくとも1つの指定されたタイミング基準で、第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号とともに時分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号をUEがインターフェースを介して交換する能力、のうちの少なくとも一方を示す。プロセッサは、第1のダウンリンクロケーション基準信号とともに周波数分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号を受信し、第1のUE間ロケーション基準信号および第1のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第1の測定値を示す第1の測定報告を送ることと;第2のダウンリンクロケーション基準信号とともに時分割複信される第2のUE間ロケーション基準信号を受信し、第2のUE間ロケーション基準信号および第2のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第2の測定値を示す第2の測定報告を送ることと、のうちの少なくとも一方を行うように構成される。プロセッサは、1つまたは複数の別個のアップリンクリソースの使用と、媒体アクセス制御-制御要素の使用と、他のアップリンクデータとの組合せとのうちの少なくとも1つによって、第1の測定報告と第2の測定報告とのうちの少なくとも一方を送るように構成される。
[0007]同じくまたは代替として、そのようなUEの実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。プロセッサは、インターフェースを介して優先度の指示を受信するように構成される。UEは、優先度で静的に構成される。プロセッサは、インターフェースを介して第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とを送るように構成され、第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、第1のUE間ロケーション基準信号および第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号は、測位用サウンディング基準信号とチャネル状態情報基準信号とのうちの一方を備える。
[0008]別の例示的なUEは、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換についての処理競合を識別するための手段と、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換の優先度を決定するための手段と、優先度に従って第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とのうちの一方を交換するための手段とを含む。
[0009]そのようなUEの実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。優先度を決定するための手段は、第1のUE間ロケーション基準信号の交換が第1のUE間ロケーション基準信号の受信であり第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換がアップリンク信号の送信であることに基づいて、少なくとも制御情報ありのアップリンクと制御情報なしのアップリンクとロケーション基準信号内容ありのUE間との相対的な優先度を示す優先度リストから優先度を決定するための手段を含む。UEは、UEが第1のUE間ロケーション基準信号を受信し第1の無線ネットワークインターフェース信号を送信する能力を示し、および少なくとも1つのタイミング基準を示す、能力報告を送るための手段を含む。
[0010]同じくまたは代替として、そのようなUEの実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。UEは、能力報告を送るための手段を含み、能力報告は:第1の無線ネットワークインターフェース信号とともに周波数分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号をUEが交換できることと、第1の無線ネットワークインターフェース信号が第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備える;少なくとも1つの指定されたタイミング基準で第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号とともに時分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号をUEが交換できることと、のうちの少なくとも一方を示す。UEは、第1のダウンリンクロケーション基準信号とともに周波数分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号を受信するための手段、ならびに第1のUE間ロケーション基準信号および第1のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第1の測定値を示す第1の測定報告を送るための手段と、第2のダウンリンクロケーション基準信号とともに時分割複信される第2のUE間ロケーション基準信号を受信するための手段、ならびに第2のUE間ロケーション基準信号および第2のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第2の測定値を示す第2の測定報告を送るための手段と、のうちの少なくとも一方を含む。UEは、1つまたは複数の別個のアップリンクリソースの使用と、媒体アクセス制御-制御要素の使用と、他のアップリンクデータとの組合せとのうちの少なくとも1つによって、第1の測定報告と第2の測定報告とのうちの少なくとも一方を送るための手段を含む。
[0011]同じくまたは代替として、そのようなUEの実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。UEは、優先度の指示をネットワークエンティティから受信するための手段を含む。UEは、第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とを送るための手段を含み、第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、第1のUE間ロケーション基準信号および第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号は、測位用サウンディング基準信号とチャネル状態情報基準信号とのうちの一方を備える。
[0012]ユーザ機器間のインターフェースを介し無線ネットワークインターフェースを介した信号交換の例示的な方法は、ユーザ機器(UE)に関して、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換についての処理競合を識別することと、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換の優先度を決定することと、優先度に従って第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とのうちの一方を交換することとを含む。
[0013]そのような方法の実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。優先度を決定することは、第1のUE間ロケーション基準信号の交換が第1のUE間ロケーション基準信号の受信であり第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換がアップリンク信号の送信であることに基づいて、少なくとも制御情報ありのアップリンクと制御情報なしのアップリンクとロケーション基準信号内容ありのUE間との相対的な優先度を示す優先度リストから優先度を決定することを含む。本方法は、UEから、UEが第1のUE間ロケーション基準信号を受信し第1の無線ネットワークインターフェース信号を送信することができることを示し、および少なくとも1つのタイミング基準を示す、能力報告を送ることを含む。
[0014]同じくまたは代替として、そのような方法の実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。本方法は、UEから能力報告を送ることを含み、能力報告は:第1の無線ネットワークインターフェース信号ともに周波数分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号をUEが交換できることと、第1の無線ネットワークインターフェース信号が第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備える;少なくとも1つの指定されたタイミング基準で第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号とともに時分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号をUEが交換できることと、のうちの少なくとも一方を示す。本方法は、第1のダウンリンクロケーション基準信号とともに周波数分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号を受信し、第1のUE間ロケーション基準信号および第1のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第1の測定値を示す第1の測定報告をUEから送ることと、第2のダウンリンクロケーション基準信号とともに時分割複信される第2のUE間ロケーション基準信号を受信し、第2のUE間ロケーション基準信号および第2のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第2の測定値を示す第2の測定報告をUEから送ることとのうちの少なくとも一方を含む。本方法は、1つまたは複数の別個のアップリンクリソースの使用と、媒体アクセス制御-制御要素の使用と、他のアップリンクデータとの組合せとのうちの少なくとも1つによって、第1の測定報告と第2の測定報告とのうちの少なくとも一方を送ることを含む。
[0015]同じくまたは代替として、そのような方法の実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。本方法は、優先度の指示をネットワークエンティティから受信することを含む。本方法は、第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とをUEから送ることを含み、第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、第1のUE間ロケーション基準信号および第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号は、測位用サウンディング基準信号とチャネル状態情報基準信号とのうちの一方を備える。
[0016]例示的な非一時的プロセッサ可読記憶媒体は、ユーザ機器間のインターフェースを介し無線ネットワークインターフェースを介して信号を交換するために、ユーザ機器(UE)のプロセッサに、UEに関して、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換についての処理競合を識別することと、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換の優先度を決定することと、優先度に従って第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とのうちの一方を交換することとを行わせるように構成されたプロセッサ可読命令を含む。
[0017]そのような記憶媒体の実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。優先度を決定することをプロセッサに行わせるように構成された命令は、第1のUE間ロケーション基準信号の交換が第1のUE間ロケーション基準信号の受信であり第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換がアップリンク信号の送信であることに基づいて、少なくとも制御情報ありのアップリンクと制御情報なしのアップリンクとロケーション基準信号内容ありのUE間との相対的な優先度を示す優先度リストから優先度を決定することを、プロセッサに行わせるように構成された命令を含む。記憶媒体は、UEから、UEが第1のUE間ロケーション基準信号を受信し第1の無線ネットワークインターフェース信号を送信することができることを示し、および少なくとも1つのタイミング基準を示す、能力報告を送ることをプロセッサに行わせるように構成された命令を含む。
[0018]同じくまたは代替として、そのような記憶媒体の実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。記憶媒体は、UEから能力報告を送ることをプロセッサに行わせるように構成された命令を含み、能力報告は:第1の無線ネットワークインターフェース信号とともに周波数分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号をUEが交換できることと、第1の無線ネットワークインターフェース信号が第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備える;少なくとも1つの指定されたタイミング基準で第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号とともに時分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号をUEが交換できることと、のうちの少なくとも一方を示す。記憶媒体は、第1のダウンリンクロケーション基準信号とともに周波数分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号を受信し、第1のUE間ロケーション基準信号および第1のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第1の測定値を示す第1の測定報告をUEから送ることと、第2のダウンリンクロケーション基準信号とともに時分割複信される第2のUE間ロケーション基準信号を受信し、第2のUE間ロケーション基準信号および第2のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第2の測定値を示す第2の測定報告をUEから送ることとのうちの少なくとも一方をプロセッサに行わせるように構成された命令を含む。記憶媒体は、1つまたは複数の別個のアップリンクリソースの使用と、媒体アクセス制御-制御要素の使用と、他のアップリンクデータとの組合せとのうちの少なくとも1つによって、第1の測定報告と第2の測定報告とのうちの少なくとも一方を送ることをプロセッサに行わせるように構成された命令を含む。
[0019]同じくまたは代替として、そのような記憶媒体の実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。記憶媒体は、優先度の指示をネットワークエンティティから受信することをプロセッサに行わせるように構成された命令を含む。記憶媒体は、第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とをUEから送ることをプロセッサに行わせるように構成された命令を含み、第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、第1のUE間ロケーション基準信号および第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号は、測位用サウンディング基準信号とチャネル状態情報基準信号とのうちの一方を備える。
[0020]例示的なデバイスは、受信機と、メモリと、受信機とメモリとに通信可能に結合されたプロセッサとを含み、プロセッサは:測定報告をユーザ機器(UE)から受信することと、測定報告が、UEによって受信されたUE間ロケーション基準信号に関する第1の測定情報と、UEによって受信されたダウンリンクロケーション基準信号に関する第2の測定情報とを備える;UEに関する位置情報を決定するために第1の測定情報と第2の測定情報とを組み合わせることと、を行うように構成される。
[0021]そのようなデバイスの実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。プロセッサは、第1の測定情報および第2の測定情報の相対的な重み付けを用いて第1の測定情報と第2の測定情報とを組み合わせるように構成され、相対的な重み付けは、UE間ロケーション基準信号およびダウンリンクロケーション基準信号の相対的なリンク測定値に基づく。
[0022]例示的なワイヤレス通信システムの簡略図。 [0023]図1に示された例示的なユーザ機器の構成要素のブロック図。 [0024]図1に示された例示的な送信/受信点の構成要素のブロック図。 [0025]図1に示された例示的なサーバの構成要素のブロック図。 [0026]図2に示されたユーザ機器の例の簡略ブロック図。 [0027]入来UE間信号および送出無線ネットワークインターフェース信号のタイミング図。 [0028]無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号とともに周波数分割複信されるUE間ロケーション基準信号のタイミング図。 [0029]無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号とともに時分割複信されるUE間ロケーション基準信号のタイミング図。 [0030]位置情報を決定するための信号および処理フロー。 [0031]UE間インターフェースを介し無線ネットワークインターフェースを介した合同信号交換の方法のブロック流れ図。
[0032]本明細書では、UE間信号および無線ネットワークインターフェース信号を受信、送信、測定、および処理するための技法について論じられる。たとえば、UE間ロケーション基準信号(LRS)と無線ネットワークインターフェース信号との衝突に対処するための技法について論じられる。ユーザ機器(UE)は、たとえば、UE間基準信号とアップリンク信号とが同じリソースのうちの1つまたは複数についてスケジュールされている場合に、UE間ロケーション基準信号を受信するためまたはアップリンク信号を送信するために、優先度を実装し得る。別の例として、UEは、UE間LRSおよび無線ネットワークインターフェースLRSを交換(受信および/または送信)することが可能であり得、信号を構成/スケジュールする結果としてUEが両方の信号を構成通り/スケジュール通りに交換できない場合に交換を行うための優先度を実装し得る。別の例として、UEは、UE間LRSおよび無線ネットワークインターフェースLRSの測定値をエンティティに報告し得、エンティティは、測定値を組み合わせて位置情報(たとえば、レンジ、ロケーションなど)を決定し得る。ただし、他の例も実装され得る。
[0033]本明細書で説明される項目および/または技法は、次の能力のうちの1つまたは複数、ならびに言及されない他の能力を提供し得る。UE間LRSと1つまたは複数のアップリンク信号との衝突が回避され得る。UE間LRSおよび無線ネットワークインターフェースLRSが交換され得、これらのLRSは、たとえばLRSの構成および/またはスケジューリングのせいで両方のLRSが交換されることが不可能な場合に、優先度に従って交換され得る。UE間LRSおよび無線ネットワークインターフェースLRSは、単一のUEによる受信および/または送信に向けて構成/スケジュールされ得る。UE間LRSおよび無線ネットワークインターフェースLRSは、単一のUEによって測定され得、測定値が報告され得、測定値は組み合わされて位置情報が決定され得る。他の能力が与えられ得、本開示によるあらゆる実装形態が、論じられる能力のいずれか、ましてすべてを提供しなければならないとは限らない。
[0034]説明は、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実施されるべき一連のアクションに言及することがある。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、あるいは両方の組合せによって実施され得る。本明細書で説明される一連のアクションは、実行時に、関連するプロセッサに本明細書で説明される機能を実施させることになるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体内で実施され得る。したがって、本明細書で説明される様々な態様は、請求される主題を含むそのすべてが本開示の範囲内であるいくつかの異なる形態で実施され得る。
[0035]本明細書で使用される「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、いずれかの特定の無線アクセス技術(RAT)に固有でないか、またはそれに限定されない。概して、そのようなUEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、トラッキングデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であり得る。UEは、モバイルであり得るかまたは(たとえば、いくつかの時間において)固定であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」またはUT、「モバイル端末」、「移動局」、あるいはそれらの変形形態と互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEと接続され得る。もちろん、有線アクセスネットワーク、(たとえば、IEEE802.11などに基づく)WiFi(登録商標)ネットワークなどを介してなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEのために可能である。
[0036]基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得、代替的に、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、一般的なノードB(gノードB、gNB)などと呼ばれることがある。さらに、いくつかのシステムでは、基地局は、純粋にエッジノードシグナリング機能を与え得、他のシステムでは、それは、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を与え得る。
[0037]UEは、限定はしないが、プリント回路(PC)カード、コンパクトフラッシュ(登録商標)デバイス、外部または内部モデム、ワイヤレスまたはワイヤラインフォン、スマートフォン、タブレット、トラッキングデバイス、アセットタグなどを含む、いくつかのタイプのデバイスのいずれかによって実施され得る。UEがそれを通してRANに信号を送ることができる通信リンクはアップリンクチャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。RANがそれを通してUEに信号を送ることができる通信リンクはダウンリンクまたは順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネルまたはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことができる。
[0038]本明細書で使用される「セル」または「セクタ」という用語は、文脈に応じて、基地局の複数のセルのうちの1つに、または基地局自体に対応し得る。「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上の)基地局との通信のために使用される論理通信エンティティを指し得、同じまたは異なるキャリアを介して動作するネイバリングセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関連し得る。いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)など)に従って構成され得る。いくつかの例では、「セル」という用語は、論理エンティティがその上で動作する地理的カバレージエリアの一部分(たとえば、セクタ)を指すことがある。
[0039]図1を参照すると、通信システム100の一例は、UE105と、UE106と、無線アクセスネットワーク(RAN)135と、第5世代(5G)次世代RAN(NG)(NG-RAN)と、5Gコアネットワーク(5GC)140とを含む。UE105および/またはUE106は、たとえば、IoTデバイス、ロケーショントラッカデバイス、セルラー電話、ビークル、または他のデバイスであり得る。5Gネットワークは、新無線(NR)ネットワークと呼ばれることもあり、NG-RAN135は、5G RANまたはNR RANと呼ばれることがあり、5GC140は、NGコアネットワーク(NGC)と呼ばれることがある。NG-RANおよび5GCの規格化は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))において進行中である。したがって、NG-RAN135および5GC140は、3GPPからの5Gサポートのための現在のまたは将来の規格に準拠し得る。RAN135は、別のタイプのRAN、たとえば、3G RAN、4Gロングタームエボリューション(LTE)RANなどであり得る。UE106は、システム100中の同様の他のエンティティとの間で信号を送信および/または受信するためにUE105と同様に構成および結合され得るが、そのようなシグナリングは、図の簡略化のために図1では示されていない。同様に、説明は、簡略化のためにUE105に焦点を当てている。通信システム100は、全地球測位システム(GPS)、グローバルナビゲーション衛星システム(GLONASS)、Galileo、もしくはBeidouのような衛星測位システム(SPS)(たとえば、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS))またはインド地域航法衛星システム(IRNSS)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS)、もしくは広域補強システム(WAAS)などのいくつかの他の地域もしくは局所のSPSのための衛星ビークル(SV)190、191、192、193のコンスタレーション185からの情報を利用し得る。通信システム100の追加の構成要素について以下で説明される。通信システム100は、追加または代替の構成要素を含み得る。
[0040]図1に示されているように、NG-RAN135は、NRノードB(gNB)110a、110bと次世代eノードB(ng-eNB)114とを含み、5GC140は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)115と、セッション管理機能(SMF)117と、ロケーション管理機能(LMF)120と、ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)125とを含む。gNB110a、110b、およびng-eNB114は、互いに通信可能に結合され、それぞれ、UE105と双方向にワイヤレス通信するように構成され、それぞれ、AMF115に通信可能に結合され、それと双方向に通信するように構成される。gNB110a、110b、およびng-eNB114は、基地局(BS)と呼ばれることがある。AMF115と、SMF117と、LMF120と、GMLC125とは、互いに通信可能に結合され、GMLCは、外部クライアント130に通信可能に結合される。SMF117は、メディアセッションを作成し、制御し、削除するために、サービス制御機能(SCF)(図示せず)の最初の接点として働き得る。BS110a、110b、114は、マクロセル(たとえば、高出力セルラー基地局)、またはスモールセル(たとえば、低出力セルラー基地局)、またはアクセスポイント(たとえば、WiFi、WiFi-Direct(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth-low energy(BLE)、Zigbee(登録商標)などの短距離技術を用いて通信するように構成された短距離基地局)であり得る。BS110a、110b、114のうちの1つまたは複数は、複数のキャリアを介してUE105と通信するように構成され得る。BS110a、110b、114の各々は、それぞれの地理的領域、たとえばセルのための通信カバレージを提供し得る。各セルは、基地局アンテナの機能として複数のセクタに区分され得る。
[0041]図1は、様々な構成要素の一般化された図を与え、それらのいずれかまたはすべてが適宜に利用され得、それらの各々が必要に応じて複製または省略され得る。詳細には、1つのUE105のみが示されているが、多くのUE(たとえば、数百、数千、数百万など)が通信システム100において利用され得る。同様に、通信システム100は、より多数の(またはより少数の)SV(すなわち、示された4つのSV190~193よりも多いまたは少ない)、gNB110a、110b、ng-eNB114、AMF115、外部クライアント130、および/または他の構成要素を含み得る。通信システム100中の様々な構成要素を接続する図示された接続は、追加の(中間)構成要素、直接的もしくは間接的な物理的および/またはワイヤレス接続、ならびに/あるいは追加のネットワークを含み得る、データおよびシグナリング接続を含む。さらに、構成要素は、所望の機能に応じて、並べ替えられ、組み合わされ、分離され、置換され、および/または省略され得る。
[0042]図1は5Gベースのネットワークを示しているが、同様のネットワーク実装形態および構成が、3G、ロングタームエボリューション(LTE)など、他の通信技術のために使用され得る。本明細書で説明される実装形態は(それらが、5G技術のためのものであっても、ならびに/または1つもしくは複数の他の通信技術および/もしくはプロトコルのためのものであっても)、指向性同期信号を送信すること(もしくはブロードキャストすること)、UE(たとえば、UE105)において指向性信号を受信および測定すること、ならびに/または(GMLC125もしくは他のロケーションサーバを介して)UE105にロケーション支援を与えること、ならびに/またはそのような指向的に送信された信号のためにUE105において受信される測定量に基づいてUE105、gNB110a、110b、もしくはLMF120などのロケーション対応デバイスにおいてUE105のためのロケーションを計算することを行うために使用され得る。ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)125と、ロケーション管理機能(LMF)120と、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)115と、SMF117と、ng-eNB(eノードB)114と、gNB(gNodeB)110a、110bとは、例であり、様々な実施形態では、それぞれ様々な他のロケーションサーバ機能および/または基地局機能に置き換えられるか、またはそれらを含み得る。
[0043]システム100の構成要素が、たとえばBS110a、110b、114および/またはネットワーク140(および/または、1つもしくは複数の他のベーストランシーバ局などの、図示されない1つもしくは複数の他のデバイス)を介して、直接または間接的に互いに(少なくとも時々ワイヤレス接続を使用して)通信できるという点で、システム100はワイヤレス通信が可能である。間接通信では、たとえばデータパケットのヘッダ情報を変えること、フォーマットを変更することなどのために、あるエンティティから別のエンティティへの送信の間に、通信が変えられ得る。UE105は、複数のUEを含み得、モバイルワイヤレス通信デバイスであり得るが、ワイヤレスにおよび有線接続を介して通信し得る。UE105は、様々なデバイスのいずれか、たとえば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ビークルベースのデバイスなどであり得るが、UE105は、これらの構成のいずれかである必要がないので、これらは例にすぎず、他の構成のUEが使用され得る。他のUEはウェアラブルデバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマートジュエリー、スマートグラスまたはヘッドセットなど)を含み得る。現在存在しているか、または未来に開発されるかにかかわらず、さらに他のUEが使用され得る。さらに、他のワイヤレスデバイス(モバイルであるかどうかにかかわらず)が、システム100内で実装され得、互いと、ならびに/または、UE105、BS110a、110b、114、コアネットワーク140、および/もしくは外部クライアント130と通信し得る。たとえば、そのような他のデバイスは、モノのインターネット(IoT)デバイス、医療デバイス、ホームエンターテインメントおよび/またはオートメーションデバイスなどを含み得る。コアネットワーク140は、たとえばUE105に関する位置情報を外部クライアント130が(たとえば、GMLC125を介して)要求および/または受信することを可能にするために、外部クライアント130(たとえば、コンピュータシステム)と通信し得る。
[0044]UE105または他のデバイスは、様々なネットワークにおいて、および/または様々な目的で、および/または様々な技術(たとえば、5G、WiFi通信、Wi-Fi(登録商標)通信の複数の周波数、衛星測位、1つまたは複数のタイプの通信(たとえば、GSM(Global System for Mobiles)、CDMA(符号分割多元接続)、LTE(Long Term Evolution)、V2X(たとえば、V2P(ビークルツーペデストリアン)、V2I(ビークルツーインフラストラクチャ)、V2V(ビークルツービークル)など)、IEEE802.11pなど))を使用して、通信するように構成され得る。V2X通信は、セルラー(Cellular-V2X(C-V2X))および/またはWiFi(たとえば、DSRC(専用短距離通信))であり得る。システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上の動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に変調された信号を送信し得る。各々の変調された信号は、符号分割多元接続(CDMA)信号、時分割多元接続(TDMA)信号、直交周波数分割多元接続(OFDMA)信号、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)信号などであり得る。各被変調信号は、異なるキャリア上で送られ得、パイロット、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。UE105、106は、物理サイドリンク同期チャネル(PSSCH)、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)、または物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)などの1つまたは複数のサイドリンクチャネルを介して送信することによってUE間のサイドリンク(SL)通信を通して互いに通信し得る。
[0045]UE105は、デバイス、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、モバイル端末、端末、移動局(MS)、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)を備え得、および/またはそのように呼ばれるか、あるいは、何らかの他の名前で呼ばれることがある。さらに、UE105は、セルフォン、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、PDA、トラッキングデバイス、ナビゲーションデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、アセットトラッカ、健康モニタ、セキュリティシステム、スマート都市センサ、スマートメーター、ウェアラブルトラッカ、またはいくつかの他のポータブルもしくは可動デバイスに対応し得る。一般に、必ずしもそうとは限らないが、UE105は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、LTE、高速パケットデータ(HRPD)、IEEE802.11 WiFi(Wi-Fiとも呼ばれる)、Bluetooth(BT)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX(登録商標))、(たとえば、NG-RAN135および5GC140を使用する)5G新無線(NR)など、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を使用してワイヤレス通信をサポートし得る。UE105は、たとえばデジタル加入者回線(DSL)またはパケットケーブルを使用して他のネットワーク(たとえばインターネット)に接続し得るワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を使用して、ワイヤレス通信をサポートし得る。これらのRATのうちの1つまたは複数の使用は、UE105が(たとえば図1に示されていない5GC140の要素を介して、または場合によってはGMLC125を介して)外部クライアント130と通信することを可能にし、および/または外部クライアント130が(たとえば、GMLC125を介して)UE105に関するロケーション情報を受信することを可能にし得る。
[0046]UE105は、単一のエンティティを含み得、あるいは、ユーザがオーディオ、ビデオおよび/もしくはデータI/O(入出力)デバイスならびに/またはボディセンサならびに別個のワイヤラインもしくはワイヤレスモデムを採用し得るパーソナルエリアネットワーク中などで複数のエンティティを含み得る。UE105のロケーションの推定値は、ロケーション、ロケーション推定値、ロケーションフィックス、フィックス、位置、位置推定値または位置フィックスと呼ばれることがあり、地理的であり、したがって、高度成分(たとえば、海抜高、地表高または地表深度、フロアレベルまたは地階レベル)を含むことも含まないこともあるUE105のロケーション座標(たとえば、緯度および経度)を提供し得る。代替的に、UE105のロケーションは、都市ロケーションとして(たとえば、郵便住所として、あるいは、特定の部屋またはフロアなど、建築物中の何らかの地点または小さいエリアの指定として)表され得る。UE105のロケーションは、ある確率または信頼性レベル(たとえば、67%、95%など)でUE105がそれの内部に位置することが予想される(地理的にまたは都市形態でのいずれかで定義される)エリアまたはボリュームとして表され得る。UE105のロケーションは、たとえば、知られているロケーションからの距離および方向を備える相対的なロケーションとして表され得る。相対的なロケーションは、たとえば、地理的に、都市に関して、または、たとえば、マップ、フロアプラン、もしくは建築物プラン上に示されたポイント、エリア、もしくはボリュームを参照することによって定義され得る知られているロケーションにある何らかの原点に対して定義された相対的な座標(たとえば、X、Y(およびZ)座標)として表され得る。本明細書に含まれている説明では、ロケーションという用語の使用は、別段に示されていない限り、これらの変形態のいずれかを備え得る。UEのロケーションを計算するとき、局所的なx、y、および場合によってはz座標の値を求め、次いで、所望される場合、局所的な座標を(たとえば、緯度、経度、および平均海面の上または下の高度に対する)絶対的な座標に変換することが一般的である。
[0047]UE105は、様々な技術のうちの1つまたは複数を使用して他のエンティティと通信するように構成され得る。UE105は、1つまたは複数のデバイスツーデバイス(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続するように構成され得る。D2D P2Pリンクは、LTE Direct(LTE-D)、WiFi Direct(登録商標)(WiFi-D)、Bluetoothなどの、任意の適切なD2D無線アクセス技術(RAT)を用いてサポートされ得る。D2D通信を利用するUEのグループのうちの1つまたは複数は、gNB110a、110b、および/またはng-eNB114のうちの1つまたは複数などの送信/受信点(TRP)の地理的カバレージエリア内にあり得る。そのようなグループの中の他のUEはそのような地理的カバレージエリアの外側にあり得るか、または別様に基地局からの送信を受信することができないことがある。D2D通信を介して通信するUEのグループは、各UEがグループ中の他のUEに送信し得る、1対多(1:M)システムを利用し得る。TRPは、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にし得る。他の場合には、D2D通信は、TRPの関与なしでUE間で実行され得る。D2D通信を利用するUEのグループのうちの1つまたは複数は、TRPの地理的カバレージエリア内にあり得る。そのようなグループの中の他のUEはそのような地理的カバレージエリアの外側にあることがあり、または別様に基地局からの送信を受信することができないことがある。D2D通信を介して通信するUEのグループは、各UEがグループ中の他のUEに送信し得る、1対多(1:M)システムを利用し得る。TRPは、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にし得る。他の場合には、D2D通信は、TRPの関与なしでUE間で実行され得る。
[0048]図1に示されているNG-RAN135中の基地局(BS)は、gNB110aおよび110bと呼ばれるNRノードBを含む。NG-RAN135中のgNB110a、110bのペアは、1つまたは複数の他のgNBを介して互いに接続され得る。5Gネットワークへのアクセスは、UE105とgNB110a、110bのうちの1つまたは複数との間のワイヤレス通信を介してUE105に与えられ、gNB110a、110bは、5Gを使用するUE105のために5GC140へのワイヤレス通信アクセスを与え得る。図1では、UE105のためのサービングgNBは、gNB110aであると仮定されるが、別のgNB(たとえば、gNB110b)は、UE105が別のロケーションに移動する場合にサービングgNBとして働き得るか、またはUE105に追加のスループットおよび帯域幅を与えるための2次gNBとして働き得る。
[0049]図1に示されているNG-RAN135中の基地局(BS)は、次世代発展型ノードBとも呼ばれるng-eNB114を含み得る。ng-eNB114は、場合によっては1つもしくは複数の他のgNBおよび/または1つもしくは複数の他のng-eNBを介してNG-RAN135中のgNB110a、110bのうちの1つまたは複数に接続され得る。ng-eNB114は、UE105にLTEワイヤレスアクセスおよび/または発展型LTE(eLTE)ワイヤレスアクセスを与え得る。gNB110a、110bおよび/またはng-eNB114のうちの1つまたは複数は、UE105の位置を決定するのを支援するために信号を送信し得るが、UE105からまたは他のUEから信号を受信しないことがある測位専用のビーコンとして機能するように構成され得る。
[0050]BS110a、110b、114はそれぞれ、1つまたは複数のTRPを備え得る。たとえば、BSのセル内の各セクタはTRPを備え得るが、複数のTRPは1つまたは複数の構成要素を共有し得る(たとえば、プロセッサを共有するが別々のアンテナを有し得る)。システム100はマクロTRPのみを含み得るか、またはシステム100は異なるタイプのTRP、たとえばマクロTRP、ピコTRP、および/もしくはフェムトTRPなどを有し得る。マクロTRPは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入している端末による無制限アクセスを可能にし得る。ピコTRPは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、ピコセル)をカバーし得、サービスに加入している端末による無制限アクセスを可能にし得る。フェムトTRPまたはホームTRPは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、フェムトセル)をカバーし得、フェムトセルとの関連を有する端末(たとえば、家庭のユーザのための端末)による制限付きアクセスを可能にし得る。
[0051]述べられたように、図1は、5G通信プロトコルに従って通信するように構成されたノードを示すが、たとえばLTEプロトコルまたはIEEE802.11xプロトコルなど、他の通信プロトコルに従って通信するように構成されたノードが使用され得る。たとえば、UE105にLTEワイヤレスアクセスを与える発展型パケットシステム(EPS)では、RANは、発展型ノードB(eNB)を備える基地局を備え得る発展型ユニバーサル移動通信システム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)を備え得る。EPSのためのコアネットワークは、発展型パケットコア(EPC)を備え得る。EPSは、E-UTRAN+EPCを備え得、ここで、E-UTRANは、図1のNG-RAN135に対応し、EPCは、5GC140に対応する。
[0052]gNB110a、110bおよびng-eNB114は、測位機能のために、LMF120と通信するAMF115と通信し得る。AMF115は、セル変更とハンドオーバとを含むUE105のモビリティをサポートし得、UE105へと、場合によっては、UE105のためのデータおよびボイスベアラへとのシグナリング接続をサポートすることに参加し得る。LMF120は、たとえば、ワイヤレス通信を通してUE105と直接通信するか、またはBS110a、110b、114と直接通信し得る。LMF120は、UE105がNG-RAN135にアクセスするときのUE105の測位をサポートし得、補助GNSS(A-GNSS)、観測到着時間差(OTDOA)(たとえば、ダウンリンク(DL)OTDOAまたはアップリンク(UL)OTDOA)、リアルタイムキネマティクス(RTK)、精密単独測位(PPP)、差動GNSS(DGNSS)、拡張セルID(E-CID)、到来角(AOA)、離脱角(AOD)、および/または他の位置方法などの位置プロシージャ/方法をサポートし得る。LMF120は、たとえば、AMF115から、またはGMLC125から受信された、UE105のためのロケーションサービス要求を処理し得る。LMF120は、AMF115および/またはGMLC125に接続され得る。LMF120は、ロケーションマネージャ(LM)、ロケーション機能(LF)、コマーシャルLMF(CLMF)、または付加価値LMF(VLMF)などの他の名前で呼ばれることがある。LMF120を実装するノード/システムは、追加または代替として、拡張サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC)またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)など、他のタイプのロケーションサポートモジュールを実装し得る。(UE105のロケーションの導出を含む)測位機能の少なくとも部分は、(たとえば、gNB110a、110bおよび/もしくはng-eNB114などのワイヤレスノードによって送信される信号ならびに/または、たとえば、LMF120によってUE105に与えられた支援データのためにUE105によって取得された信号測定値を使用して)UE105において実施され得る。AMF115は、UE105とコアネットワーク140との間のシグナリングを処理する制御ノードとして働き得、QoS(サービス品質)フローおよびセッション管理を与える。AMF115は、セル変更とハンドオーバとを含むUE105の移動性をサポートし得、UE105への接続をシグナリングするのをサポートすることに参加し得る。
[0053]GMLC125は、外部クライアント130から受信されたUE105についてのロケーション要求をサポートし得、LMF120にAMF115によってフォワーディングするためのそのようなロケーション要求をAMF115にフォワーディングし得るか、またはLMF120にロケーション要求を直接フォワーディングし得る。(たとえば、UE105のためのロケーション推定値を含んでいる)LMF120からのロケーション応答は、直接またはAMF115を介してGMLC125に戻され得、GMLC125は、次いで、外部クライアント130に(たとえば、ロケーション推定値を含んでいる)ロケーション応答を戻し得る。AMF115とLMF120との両方に接続されたGMLC125が示されているが、いくつかの実装形態では、これらの接続のうちの1つしか5GC140によってサポートされないことがある。
[0054]図1にさらに示されているように、LMF120は、3GPP技術仕様(TS)38.455に定義され得る(NPPaまたはNRPPaと呼ばれることがある)新無線位置プロトコルAを使用してgNB110a、110bおよび/またはng-eNB114と通信し得る。NRPPaは、3GPP TS 36.455において定義されているLTE測位プロトコルA(LPPa)と同じであるか、それと同様であるか、またはそれの拡張であり得、NRPPaメッセージは、AMF115を介してgNB110a(またはgNB110b)とLMF120との間でおよび/またはng-eNB114とLMF120との間で転送される。図1にさらに示されているように、LMF120とUE105とは、3GPP TS 36.355において定義され得るLTE測位プロトコル(LPP)を使用して通信し得る。LMF120とUE105とは、同じくまたは代わりに、LPPと同じであるか、それと同様であるか、またはそれの拡張であり得る(NPPまたはNRPPと呼ばれることがある)新無線測位プロトコルを使用して通信し得る。ここで、LPPメッセージおよび/またはNPPメッセージは、AMF115と、UE105のためのサービングgNB110a、110bまたはサービングng-eNB114とを介してUE105とLMF120との間で転送され得る。たとえば、LPPメッセージおよび/またはNPPメッセージは、5Gロケーションサービスアプリケーションプロトコル(LCS AP)を使用してLMF120とAMF115との間で転送され得、5G非アクセス層(NAS)プロトコルを使用してAMF115とUE105との間で転送され得る。LPPプロトコルおよび/またはNPPプロトコルは、A-GNSS、RTK、OTDOAおよび/またはE-CIDなどのUE支援型のおよび/またはUEベースの位置方法を使用してUE105の測位をサポートするために使用され得る。NRPPaプロトコルは、(たとえば、gNB110a、110bもしくはng-eNB114によって取得された測定値とともに使用されるときに)E-CIDなどのネットワークベースの位置方法を使用してUE105の測位をサポートするために使用され得、ならびに/またはgNB110a、110bおよび/もしくはng-eNB114からの指向性SS送信を定義するパラメータなどのロケーション関連情報をgNB110a、110bおよび/もしくはng-eNB114から取得するためにLMF120によって使用され得る。LMF120は、gNBまたはTRPと同じ位置にあるかもしくはそれと統合され得、またはgNBおよび/もしくはTRPから離れて配設され、gNBおよび/もしくはTRPと直接または間接的に通信するように構成され得る。
[0055]UE支援型の位置方法では、UE105は、ロケーション測定値を取得し、UE105のためのロケーション推定値の計算のためにロケーションサーバ(たとえば、LMF120)に測定値を送り得る。たとえば、ロケーション測定値は、gNB110a、110b、ng-eNB114、および/またはWLAN APのための受信信号強度指示(RSSI)、ラウンドトリップ信号伝播時間(RTT)、基準信号時間差(RSTD)、基準信号受信電力(RSRP)および/または基準信号受信品質(RSRQ)のうちの1つまたは複数を含み得る。ロケーション測定値は、同じくまたは代わりに、SV190~193のためのGNSS擬似距離、コード位相、および/またはキャリア位相の測定値を含み得る。
[0056]UEベースの位置方法では、UE105は、(たとえば、UE支援型の位置方法のためのロケーション測定値と同じまたはそれと同様であり得る)ロケーション測定値を取得し得、(たとえば、LMF120などのロケーションサーバから受信された、またはgNB110a、110b、ng-eNB114、もしくは他の基地局もしくはAPによってブロードキャストされた支援データの助けをかりて)UE105のロケーションを計算し得る。
[0057]ネットワークベースの位置方法では、1つまたは複数の基地局(たとえば、gNB110a、110b、および/またはng-eNB114)またはAPは、ロケーション測定値(たとえば、UE105によって送信された信号のためのRSSI、RTT、RSRP、RSRQまたは到着時間(ToA)の測定値)を取得し得、および/またはUE105によって取得された測定値を受信し得る。1つまたは複数の基地局またはAPは、UE105のためのロケーション推定値の計算のためにロケーションサーバ(たとえば、LMF120)に測定値を送り得る。
[0058]NRPPaを使用してLMF120にgNB110a、110b、および/またはng-eNB114によって与えられた情報は、指向性SS送信およびロケーション座標のためのタイミングおよび構成情報を含み得る。LMF120は、NG-RAN135および5GC140を介してLPPメッセージおよび/またはNPPメッセージ中の支援データとしてUE105にこの情報の一部または全部を与え得る。
[0059]LMF120からUE105に送られたLPPメッセージまたはNPPメッセージは、所望の機能に応じて様々なもののうちのいずれかを行うようにUE105に命令し得る。たとえば、LPPメッセージまたはNPPメッセージは、GNSS(またはA-GNSS)、WLAN、E-CID、および/またはOTDOA(または何らかの他の位置方法)のための測定値を取得するためのUE105のための命令を含んでいる可能性がある。E-CIDの場合、LPPメッセージまたはNPPメッセージは、gNB110a、110b、および/またはng-eNB114のうちの1つまたは複数によってサポートされる(またはeNBもしくはWiFi APなどの何らかの他のタイプの基地局によってサポートされる)特定のセル内で送信される指向性信号の1つまたは複数の測定量(たとえば、ビームID、ビーム幅、平均角度、RSRP、RSRQ測定値)を取得するようにUE105に命令し得る。UE105は、サービングgNB110a(またはサービングng-eNB114)およびAMF115を介して(たとえば、5G NASメッセージ内の)LPPメッセージまたはNPPメッセージ中でLMF120に測定量を送り返し得る。
[0060]述べられたように、通信システム100は5G技術に関して説明されるが、通信システム100は、GSM、WCDMA、LTEなど、他の通信技術をサポートするために実装され得、それらの通信技術は、(たとえば、ボイス、データ、測位、および他の機能を実装するために)UE105などのモバイルデバイスをサポートし、それらと対話するために使用される。いくつかのそのような実施形態では、5GC140は、異なるエアインターフェースを制御するように構成され得る。たとえば、5GC140は、5GC150中の非3GPPのインターワーキング機能(N3IWF、図1に図示せず)を使用してWLANに接続され得る。たとえば、WLANは、UE105のためのIEEE802.11 WiFiアクセスをサポートし得、1つまたは複数のWiFi APを備え得る。ここで、N3IWFは、WLANに、およびAMF115などの5GC140中の他の要素に接続し得る。いくつかの実施形態では、NG-RAN135と5GC140との両方は、1つまたは複数の他のRANと1つまたは複数の他のコアネットワークとによって置き換えられ得る。たとえば、EPSでは、NG-RAN135は、eNBを含んでいるE-UTRANによって置き換えられ得、5GC140は、AMF115の代わりのモビリティ管理エンティティ(MME)と、LMF120の代わりのE-SMLCと、GMLC125と同様であり得るGMLCとを含んでいるEPCによって置き換えられ得る。そのようなEPSでは、E-SMLCは、E-UTRAN中のeNBにロケーション情報を送り、それらのeNBからロケーション情報を受信するために、NRPPaの代わりにLPPaを使用し得、UE105の測位をサポートするためにLPPを使用し得る。これらの他の実施形態では、指向性PRSを使用したUE105の測位は、5Gネットワークについて本明細書で説明されたことに類似する方式でサポートされ得るが、gNB110a、110b、ng-eNB114、AMF115、およびLMF120について本明細書で説明される機能およびプロシージャは、場合によっては、eNB、WiFi AP、MME、およびE-SMLCなどの他のネットワーク要素に代わりに適用され得ることが異なる。
[0061]上記のように、いくつかの実施形態では、測位機能は、位置が決定されることになるUE(たとえば、図1のUE105)の範囲内にある(gNB110a、110b、および/またはng-eNB114などの)基地局によって送られた指向性SSビームを少なくとも部分的に使用して実装され得る。UEは、いくつかの例では、UEの位置を計算するために(gNB110a、110b、ng-eNB114などの)複数の基地局からの指向性SSビームを使用し得る。
[0062]また図2を参照すると、UE200は、UE105、106のうちの1つの例であり、プロセッサ210と、ソフトウェア(SW)212を含むメモリ211と、1つまたは複数のセンサ213と、トランシーバ215のためのトランシーバインターフェース214と、ユーザインターフェース216と、衛星測位システム(SPS)受信機217と、カメラ218と、測位デバイス(PD)219とを含むコンピューティングプラットフォームを備える。プロセッサ210、メモリ211、センサ213、トランシーバインターフェース214、ユーザインターフェース216、SPS受信機217、カメラ218、および測位デバイス219は、バス220(たとえば、これは光通信および/または電気通信のために構成され得る)によって互いに通信可能に結合され得る。図示された装置(たとえば、カメラ218、測位デバイス219、および/またはセンサ213の1つもしくは複数など)のうちの1つまたは複数は、UE200から省略され得る。プロセッサ210は、1つまたは複数のインテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含み得る。プロセッサ210は、汎用/アプリケーションプロセッサ230、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)231、モデムプロセッサ232、ビデオプロセッサ233、および/またはセンサプロセッサ234を含む、複数のプロセッサを備え得る。プロセッサ230~234のうちの1つまたは複数は、複数のデバイス(たとえば、複数のプロセッサ)を備え得る。たとえば、センサプロセッサ234は、たとえばレーダー、超音波、および/またはライダーなどのためのプロセッサを備え得る。モデムプロセッサ232は、デュアルSIM/デュアル接続を(またはより多くのSIMすらも)サポートし得る。たとえば、あるSIM(加入者識別情報モジュールまたは加入者識別モジュール)は相手先ブランド製造業者(OEM)によって使用され得、別のSIMは接続のためにUE200のエンドユーザによって使用され得る。メモリ211は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、ディスクメモリ、および/または読取り専用メモリ(ROM)などを含み得る非一時的記憶媒体である。メモリ211は、実行されると、プロセッサ210に、本明細書において説明される様々な機能を実施させるように構成される命令を含む、プロセッサ可読のプロセッサ実行可能ソフトウェアコードであり得るソフトウェア212を記憶する。代替として、ソフトウェア212は、プロセッサ210によって直接実行可能ではないことがあるが、たとえば、コンパイルおよび実行されると、プロセッサ210に機能を実施させるように構成され得る。この説明は、機能を実行するプロセッサ210のみに言及し得るが、これは、プロセッサ210がソフトウェアおよび/またはファームウェアを実行する場合などの他の実装形態を含む。説明は、機能を実施するプロセッサ230~234のうちの1つまたは複数の略記として、機能を実施するプロセッサ210に言及することがある。説明は、機能を実施するUE200のうちの1つまたは複数の適切な構成要素の略記として、機能を実施するUE200に言及することがある。プロセッサ210は、メモリ211に加えて、および/またはその代わりに、記憶されている命令を伴うメモリを含み得る。プロセッサ210の機能は、以下でより完全に論じられる。
[0063]図2に示されたUE200の構成は、特許請求の範囲を含めて、本発明の例であり、本発明を限定するものではなく、他の構成が使用され得る。たとえば、UEの例示的な構成は、プロセッサ210のプロセッサ230~234、メモリ211、およびワイヤレストランシーバ240のうちの1つまたは複数を含む。他の例示的な構成は、プロセッサ210のプロセッサ230~234、メモリ211、ワイヤレストランシーバ240、およびセンサ213のうちの1つもしくは複数、ユーザインターフェース216、SPS受信機217、カメラ218、PD219、ならびに/または有線トランシーバ250のうちの1つまたは複数を含む。
[0064]UE200は、トランシーバ215および/またはSPS受信機217によって受信されダウンコンバートされる信号のベースバンド処理を実施することが可能であり得る、モデムプロセッサ232を備え得る。モデムプロセッサ232は、トランシーバ215による送信のためにアップコンバートされるべき信号のベースバンド処理を実施し得る。同じく、または代替として、ベースバンド処理は、プロセッサ230および/またはDSP231によって実施され得る。しかしながら、ベースバンド処理を実施するために、他の構成が使用され得る。
[0065]UE200は、たとえば、1つもしくは複数の慣性センサ、1つもしくは複数の磁力計、1つもしくは複数の環境センサ、1つもしくは複数の光センサ、1つもしくは複数の重みセンサ、および/または1つもしくは複数の高周波(RF)センサなどの、様々なタイプのセンサのうちの1つまたは複数を含み得る、センサ213を含み得る。慣性測定ユニット(IMU)は、たとえば、1つもしくは複数の加速度計(たとえば、3次元におけるUE200の加速度に全体として応答する)および/または1つもしくは複数のジャイロスコープ(たとえば、3次元ジャイロスコープ)を備え得る。センサ213は、たとえば1つまたは複数のコンパス用途をサポートするために、様々な目的のいずれかのために使用され得る(たとえば、磁北および/または真の北に対する)方位を決定するための、1つまたは複数の磁力計(たとえば、3次元磁力計)を含み得る。環境センサは、たとえば、1つもしくは複数の温度センサ、1つもしくは複数の気圧センサ、1つもしくは複数の周辺光センサ、1つもしくは複数のカメライメージャ、および/または1つまたは複数のマイクロフォンなどを備え得る。センサ213は、その指示がメモリ211に記憶され、たとえば、測位および/またはナビゲーション動作を対象とするアプリケーションなどの1つまたは複数のアプリケーションをサポートするDSP231および/またはプロセッサ230によって処理され得る、アナログ信号および/またはデジタル信号を生成し得る。
[0066]センサ213は、相対的な位置測定、相対的な位置決定、動き決定などにおいて使用され得る。センサ213によって検出される情報は、動き検出、相対的な変位、デッドレコニング、センサベースの位置決定、および/またはセンサにより支援される位置決定のために使用され得る。センサ213は、UE200が固定されている(静止している)か、もしくは移動しているかを、および/または、UE200の移動性に関する何らかの有用な情報をLMF120に報告するかどうかを決定するために、有用であり得る。たとえば、センサによって取得/測定される情報に基づいて、UE200は、UE200が動きを検出したこと、またはUE200が移動したことをLMF120に通知/報告し、相対的な変位/距離を(たとえば、デッドレコニング、またはセンサベースの位置決定、またはセンサ213によって可能にされるセンサにより支援される位置決定を介して)報告し得る。別の例では、相対的な測位情報のために、UE200に関する他のデバイスの角度および/または方位などを決定するために、センサ/IMUが使用され得る。
[0067]IMUは、相対的な位置決定において使用され得る、UE200の動きの方向および/または動きの速度についての測定結果を提供するように構成され得る。たとえば、IMUの1つまたは複数の加速度計および/または1つまたは複数のジャイロスコープはそれぞれ、UE200の線形加速度および回転速度を検出し得る。動きの瞬時的な方向ならびにUE200の変位を決定するために、UE200の線形加速度および回転速度の測定結果が時間にわたり積分され得る。UE200の位置を追跡するために、動きおよび変位の瞬時的な方向が積分され得る。たとえば、UE200の参照位置は、たとえば、ある瞬間についてSPS受信機217を使用して(および/または何らかの他の手段によって)決定され得、この瞬間の後に得られる加速度計およびジャイロスコープからの測定結果は、参照位置に対する相対的なUE200の動き(方向および距離)に基づいてUE200の現在地を決定するためにデッドレコニングにおいて使用され得る。
[0068]磁力計は異なる方向における磁場の強さを決定することができ、これはUE200の方位を決定するために使用され得る。たとえば、方位は、UE200のためのデジタルコンパスを提供するために使用され得る。磁力計は、2つの直交する次元における磁場の強さの指示を検出して提供するように構成される、2次元磁力計であり得る。代替として、磁力計は、3つの直交する次元における磁場の強さの指示を検出して提供するように構成される、3次元磁力計であり得る。磁力計は、磁場を感知し、磁場の指示を、たとえばプロセッサ210に提供するための手段を提供し得る。
[0069]トランシーバ215は、それぞれワイヤレス接続および有線接続を通じて他のデバイスと通信するように構成される、ワイヤレストランシーバ240および有線トランシーバ250を含み得る。たとえば、ワイヤレストランシーバ240は、ワイヤレス信号248を(たとえば、1つもしくは複数のアップリンクチャネルおよび/または1つもしくは複数のサイドリンクチャネル上で)送信し、および/または(たとえば、1つもしくは複数のダウンリンクチャネルおよび/または1つもしくは複数のサイドリンクチャネル上で)受信し、信号をワイヤレス信号248から有線(たとえば、電気的および/または光学的)信号に、有線(たとえば、電気的および/または光学的)信号からワイヤレス信号248に変換するための、1つまたは複数のアンテナ246に結合された送信機242および受信機244を含み得る。したがって、送信機242は、個別の構成要素もしくは合成/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/または、受信機244は、個別の構成要素もしくは合成/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。ワイヤレストランシーバ240は、5G新無線(NR)、GSM(Global System for Mobiles)、UMTS(ユニバーサル移動通信システム)、AMPS(高度移動電話システム)、CDMA(符号分割多元接続)、WCDMA(広帯域CDMA)、LTE(ロングタームエボリューション)、LTE Direct(LTE-D)、3GPP LTE-V2X(PC5)、IEEE 802.11(IEEE 802.11pを含む)、WiFi、WiFi Direct(WiFi-D)、Bluetooth、Zigbeeなどの様々な無線アクセス技術(RAT)に従って(たとえば、TRPおよび/または1つまたは複数の他のデバイスと)信号を通信するように構成され得る。新無線は、ミリ波周波数および/またはサブ6GHz周波数を使用し得る。有線トランシーバ250は、たとえば、ネットワーク135との有線通信のために構成された送信機252と受信機254とを含み得る。送信機252は、個別の構成要素もしくは合成/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/または、受信機254は、個別の構成要素もしくは合成/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。有線トランシーバ250は、たとえば光通信および/または電気通信のために構成され得る。トランシーバ215は、たとえば光接続および/または電気接続によって、トランシーバインターフェース214に通信可能に結合され得る。トランシーバインターフェース214は、トランシーバ215と少なくとも部分的に統合され得る。
[0070]ユーザインターフェース216は、たとえば、スピーカー、マイクロフォン、ディスプレイデバイス、振動デバイス、キーボード、タッチスクリーンなどのいくつかのデバイスのうちの1つまたは複数を備え得る。ユーザインターフェース216は、これらのデバイスのいずれかのうちの2つ以上を含み得る。ユーザインターフェース216は、ユーザがUE200によってホストされた1つまたは複数のアプリケーションと対話することを可能にするように構成され得る。たとえば、ユーザインターフェース216は、ユーザからの行動に応答してDSP231および/または汎用プロセッサ230によって処理されるように、アナログ信号および/またはデジタル信号の指示をメモリ211に記憶し得る。同様に、UE200にホストされたアプリケーションは、出力信号をユーザに提示するために、アナログ信号および/またはデジタル信号の指示をメモリ211に記憶し得る。ユーザインターフェース216は、たとえば、スピーカー、マイクロフォン、デジタルアナログ回路、アナログデジタル回路、増幅器、および/または利得制御回路(これらのデバイスのいずれかのうちの2つ以上を含む)を備える、オーディオ入力/出力(I/O)デバイスを含み得る。オーディオI/Oデバイスの他の構成が使用され得る。同じく、または代替として、ユーザインターフェース216は、たとえばユーザインターフェース216のキーボードおよび/またはタッチスクリーン上での、タッチおよび/または圧力に応答する1つまたは複数のタッチセンサを備え得る。
[0071]SPS受信機217(たとえば、全地球測位システム(GPS)受信機)は、SPSアンテナ262を介してSPS信号260を受信して取得することが可能であり得る。アンテナ262は、ワイヤレス信号260を有線信号、たとえば電気信号または光信号に変換するように構成され、アンテナ246と統合され得る。SPS受信機217は、UE200の位置を推定するための収集されたSPS信号260を全体的または部分的に処理するように構成され得る。たとえば、SPS受信機217は、SPS信号260を使用した三辺測量によってUE200の位置を決定するように構成され得る。汎用プロセッサ230、メモリ211、DSP231、および/または1つまたは複数の専用プロセッサ(図示せず)が、取得されたSPS信号を全体的もしくは部分的に処理するために、および/またはUE200の推定される位置を計算するために、SPS受信機217とともに利用され得る。メモリ211は、測位動作を実施する際に使用するために、SPS信号260および/または他の信号(たとえば、ワイヤレストランシーバ240から取得された信号)の指示(たとえば、測定結果)を記憶し得る。汎用プロセッサ230、DSP231、および/または1つまたは複数の専用プロセッサ、および/またはメモリ211は、UE200の位置を推定するために、測定結果を処理する際に使用するための位置特定エンジンを提供またはサポートし得る。
[0072]UE200は、静止画像または動画をキャプチャするためのカメラ218を含み得る。カメラ218は、たとえば、イメージングセンサ(たとえば、電荷結合デバイスまたはCMOSイメージャ)、レンズ、アナログデジタル回路、フレームバッファなどを備え得る。キャプチャされた画像を表す信号の追加の処理、調整、符号化、および/または圧縮が、汎用プロセッサ230および/またはDSP231によって実施され得る。同じく、または代替として、ビデオプロセッサ233が、キャプチャされた画像を表す信号の調整、符号化、圧縮、および/または操作を実施し得る。ビデオプロセッサ233は、たとえばユーザインターフェース216の、ディスプレイデバイス(図示せず)上での提示のために、記憶された画像データを復号/復元し得る。
[0073]測位デバイス(PD)219は、UE200の場所、UE200の動き、および/もしくはUE200の相対的な場所、ならびに/または時間を決定するように構成され得る。たとえば、PD219は、SPS受信機217と通信し、および/またはその一部もしくはすべてを含み得る。PD219は、1つまたは複数の測位方法の少なくとも一部分を実施するために、プロセッサ210およびメモリ211と連携して適宜動作し得るが、本明細書の説明は、PD219が測位方法に従って実施するように構成されること、または測位方法に従って実施することのみに言及し得る。同じく、または代替として、PD219は、三辺測量のための地上ベースの信号(たとえば、信号248の少なくともいくつか)を使用してUE200の位置を決定すること、SPS信号260の取得と使用を支援すること、または両方のために構成され得る。PD219は、UE200の位置を決定するために1つまたは複数の他の技法(たとえば、UEの自己報告される位置(たとえば、UEの場所ビーコンの一部)に依存すること)を使用するように構成され得、UE200の位置を決定するために技法の組合せ(たとえば、SPSおよび地上測位信号)を使用し得る。PD219は、UE200の方位および/または動きを感知して、その指示を提供し得るセンサ213(たとえば、ジャイロスコープ、加速度計、磁力計など)のうちの1つまたは複数を含み得、プロセッサ210(たとえば、プロセッサ230および/またはDSP231)は、UE200の動き(たとえば、速度ベクトルおよび/または加速度ベクトル)を決定するためにその指示を使用するように構成され得る。PD219は、決定された場所および/または動きの不確実性および/または誤差の指示を提供するように構成され得る。
[0074]また図3を参照すると、BS110a、110b、114のTRP300の一例は、プロセッサ310と、ソフトウェア(SW)312を含むメモリ311と、トランシーバ315とを含むコンピューティングプラットフォームを備える。プロセッサ310、メモリ311、およびトランシーバ315は、バス320(これは、たとえば光通信および/または電気通信のために構成され得る)によって互いに通信可能に結合され得る。示される装置(たとえば、ワイヤレスインターフェース)のうちの1つまたは複数は、TRP300から省略され得る。プロセッサ310は、1つまたは複数のインテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含み得る。プロセッサ310は、複数のプロセッサ(たとえば、図2に示された汎用/アプリケーションプロセッサ、DSP、モデムプロセッサ、ビデオプロセッサ、および/またはセンサプロセッサを含む)を備え得る。メモリ311は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、ディスクメモリ、および/または読取り専用メモリ(ROM)などを含み得る非一時的記憶媒体である。メモリ311は、実行されると、プロセッサ310に、本明細書において説明される様々な機能を実施させるように構成される命令を含む、プロセッサ可読のプロセッサ実行可能ソフトウェアコードであり得るソフトウェア312を記憶する。代替として、ソフトウェア312は、プロセッサ310によって直接実行可能ではないことがあるが、コンパイルおよび実行されると、プロセッサ310に機能を実施させるように構成され得る。この説明は、機能を実施するプロセッサ310のみに言及し得るが、これは、プロセッサ310がソフトウェアおよび/またはファームウェアを実行する場合などの他の実装形態を含む。説明は、機能を実施するプロセッサ310に含まれるプロセッサのうちの1つまたは複数の略記として、その機能を実施するプロセッサ310に言及することがある。説明は、機能を実施するTRP300のうちの1つまたは複数の適切な構成要素の(およびしたがってBS110a、110b、114のうちの1つの)略記として、その機能を実施するTRP300に言及することがある。プロセッサ310は、メモリ311に加えて、および/またはその代わりに、記憶されている命令を伴うメモリを含み得る。プロセッサ310の機能は、以下でより完全に論じられる。
[0075]トランシーバ315は、それぞれワイヤレス接続および有線接続を通じて他のデバイスと通信するように構成された、ワイヤレストランシーバ340および有線トランシーバ350を含み得る。たとえば、ワイヤレストランシーバ340は、ワイヤレス信号348を(たとえば、1つもしくは複数のアップリンクチャネルおよび/または1つもしくは複数のダウンリンクチャネル上で)送信し、および/または(たとえば、1つもしくは複数のダウンリンクチャネルおよび/または1つもしくは複数のアップリンクチャネル上で)受信し、信号をワイヤレス信号348から有線(たとえば、電気的および/または光学的)信号に、有線(たとえば、電気的および/または光学的)信号からワイヤレス信号348に変換するための、1つまたは複数のアンテナ346に結合された送信機342および受信機344を含み得る。したがって、送信機342は、個別の構成要素もしくは合成/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/または、受信機344は、個別の構成要素もしくは合成/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。ワイヤレストランシーバ340は、5G新無線(NR)、GSM(Global System for Mobiles)、UMTS(ユニバーサル移動通信システム)、AMPS(高度移動電話システム)、CDMA(符号分割多元接続)、WCDMA(広帯域CDMA)、LTE(ロングタームエボリューション)、LTE Direct(LTE-D)、3GPP LTE-V2X(PC5)、IEEE 802.11(IEEE 802.11pを含む)、WiFi、WiFi Direct(WiFi-D)、Bluetooth、Zigbeeなどの様々な無線アクセス技術(RAT)に従って(たとえば、UE200と、1つまたは複数の他のUEと、および/または1つもしくは複数の他のデバイスと)信号を通信するように構成され得る。有線トランシーバ350は、たとえば、LMF120に通信を送り、それから通信を受信するために有線通信、たとえば、ネットワーク135のために構成された送信機352と受信機354とを含み得る。送信機352は、個別の構成要素もしくは合成/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/または、受信機354は、個別の構成要素もしくは合成/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。有線トランシーバ350は、たとえば光通信および/または電気通信のために構成され得る。
[0076]図3に示されたTRP300の構成は、特許請求の範囲を含めて、本発明の例であり、本発明を限定するものではなく、他の構成が使用され得る。たとえば、本明細書の説明は、TRP300がいくつかの機能を実施するように構成されること、または実施することを論じるが、これらの機能のうちの1つまたは複数は、LMF120および/またはUE200によって実行され得る(すなわち、LMF120および/またはUE200はこれらの機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る)。
[0077]また図4を参照すると、LMF120の例であるサーバ400は、プロセッサ410、ソフトウェア(SW)412を含むメモリ411、およびトランシーバ415を含むコンピューティングプラットフォームを備える。プロセッサ410、メモリ411、およびトランシーバ415は、バス420(これは、たとえば光通信および/または電気通信のために構成され得る)によって互いに通信可能に結合され得る。図示された装置(たとえば、ワイヤレスインターフェース)のうちの1つまたは複数は、サーバ400から省略され得る。プロセッサ410は、1つまたは複数のインテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含み得る。プロセッサ410は、複数のプロセッサ(たとえば、図2に示されている汎用/アプリケーションプロセッサ、DSP、モデムプロセッサ、ビデオプロセッサ、および/またはセンサプロセッサを含む)を備え得る。メモリ411は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、ディスクメモリ、および/または読取り専用メモリ(ROM)などを含み得る非一時的記憶媒体である。メモリ411は、実行されると、プロセッサ410に、本明細書において説明される様々な機能を実施させるように構成される命令を含む、プロセッサ可読のプロセッサ実行可能ソフトウェアコードであり得るソフトウェア412を記憶する。代替として、ソフトウェア412は、プロセッサ410によって直接実行可能ではないことがあるが、コンパイルおよび実行されると、プロセッサ410に機能を実施させるように構成され得る。この説明は、機能を実施するプロセッサ410のみに言及し得るが、これは、プロセッサ410がソフトウェアおよび/またはファームウェアを実行する場合などの他の実装形態を含む。説明は、機能を実施するプロセッサ410に含まれるプロセッサのうちの1つまたは複数の略記として、機能を実施するプロセッサ410に言及することがある。説明は、機能を実施するサーバ400のうちの1つまたは複数の適切な構成要素の略記として、機能を実施するサーバ400に言及することがある。プロセッサ410は、メモリ411に加えて、および/またはその代わりに、記憶されている命令を伴うメモリを含み得る。プロセッサ410の機能は、以下でより完全に論じられる。
[0078]トランシーバ415は、それぞれワイヤレス接続および有線接続を通じて他のデバイスと通信するように構成された、ワイヤレストランシーバ440および有線トランシーバ450を含み得る。たとえば、ワイヤレストランシーバ440は、ワイヤレス信号448を(たとえば、1つまたは複数のダウンリンクチャネル上で)送信し、ならびに/または(たとえば、1つまたは複数のアップリンクチャネル上で)受信し、ワイヤレス信号448から有線(たとえば、電気的および/または光学的)信号に、および有線(たとえば、電気的および/または光学的)信号からワイヤレス信号448に変換するための、1つまたは複数のアンテナ446に結合された送信機442と受信機444とを含み得る。したがって、送信機442は、個別の構成要素もしくは合成/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/または、受信機444は、個別の構成要素もしくは合成/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。ワイヤレストランシーバ440は、5G新無線(NR)、GSM(Global System for Mobiles)、UMTS(ユニバーサル移動通信システム)、AMPS(高度移動電話システム)、CDMA(符号分割多元接続)、WCDMA(広帯域CDMA)、LTE(ロングタームエボリューション)、LTE Direct(LTE-D)、3GPP LTE-V2X(PC5)、IEEE 802.11(IEEE 802.11pを含む)、WiFi、WiFi Direct(WiFi-D)、Bluetooth、Zigbeeなどの様々な無線アクセス技術(RAT)に従って(たとえば、UE200と、1つまたは複数の他のUEと、および/または1つもしくは複数の他のデバイスと)信号を通信するように構成され得る。有線トランシーバ450は、たとえば、TRP300に通信を送り、それから通信を受信するために有線通信、たとえば、ネットワーク135のために構成された送信機452と受信機454とを含み得る。送信機452は、個別の構成要素もしくは合成/統合された構成要素であり得る複数の送信機を含み得、および/または、受信機454は、個別の構成要素もしくは合成/統合された構成要素であり得る複数の受信機を含み得る。有線トランシーバ450は、たとえば光通信および/または電気通信のために構成され得る。
[0079]測位技法
[0080]セルラーネットワークにおけるUEの地上波測位の場合、アドバンストフォワードリンクトリラテラレーション(AFLT)および観測到着時間差(OTDOA)などの技法は、しばしば、基地局によって送信された基準信号(たとえば、PRS、CRSなど)の測定が、UEによって行われ、次いで、ロケーションサーバに与えられる「UE支援型」モードで動作する。ロケーションサーバは、次いで、測定値と基地局の知られているロケーションとに基づいてUEの位置を計算する。これらの技法が、UEの位置を計算するためにUE自体ではなくロケーションサーバを使用するので、これらの測位技法は、カーナビゲーションまたはセルフォンナビゲーションなどのアプリケーションにおいて頻繁に使用されず、これらは、代わりに、一般に、衛星ベースの測位に依拠する。
[0081]UEは、精密単独測位(PPP)またはリアルタイムキネマティク(RTK)技術を使用して高精度の測位のために衛星測位システム(SPS)(グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS))を使用し得る。これらの技術は、地上局から測定値などの支援データを使用する。LTE Release15は、サービスに加入したUEのみが情報を読み取ることができるようにデータを暗号化することを可能にする。そのような支援データは、時間とともに変化する。したがって、サービスに加入したUEは、加入のために支払っていない他のUEにデータを移すことによって他のUEのために容易に「暗号化を解読すること」が行われないことがある。移すことは、支援データが変化するたびに繰り返される必要があることになる。
[0082]UE支援型の測位では、UEは、測位サーバ(たとえば、LMF/eSMLC)に測定値(たとえば、TDOA、到来角(AoA)など)を送る。測位サーバは、セルごとに1つの記録で複数の「エントリ」または「記録」を含んでいる基地局アルマナック(BSA)を有し、ここで、各記録は、地理的なセルロケーションを含んでいるが、他のデータをも含み得る。BSA中の複数の「記録」のうちの「記録」の識別子が参照され得る。BSAとUEからの測定値とが、UEの位置を計算するために使用され得る。
[0083]従来のUEベースの測位では、UEは、それ自体の位置を計算し、したがって、ネットワーク(たとえば、ロケーションサーバ)に測定値を送るのを回避し、これは、次に、レイテンシおよびスケーラビリティを改善する。UEは、ネットワークからの関係するBSA記録情報(たとえば、gNB(より広く、基地局)のロケーション)を使用する。BSA情報は、暗号化され得る。しかし、BSA情報が、たとえば、前に説明されたPPPまたはRTK支援データよりもはるかに低い頻度で変化するので、加入しておらず、復号鍵に支払っていないUEにBSA情報を利用可能にすることは(PPPまたはRTK情報と比較して)より容易であり得る。gNBによる基準信号の送信は、BSA情報をクラウドソーシングまたはウォードライビングに潜在的にアクセス可能にし、本質的に、現場でのおよび/またはオーバーザトップの観察に基づいてBSA情報を生成することを可能にする。
[0084]測位技法は、位置決定精度および/またはレイテンシなどの1つまたは複数の基準に基づいて特徴づけられ得、および/または査定され得る。レイテンシは、位置関連データの決定をトリガするイベントと測位システムインターフェース、たとえば、LMF120のインターフェースでのそのデータの利用可能性との間で経過される時間である。測位システムの初期化時に、位置関連データの利用可能性のためのレイテンシは、タイムツーファーストフィックス(TTFF)と呼ばれ、TTFF後のレイテンシよりも大きい。2つの連続する位置関連データの可用性の間で経過した時間の逆数は、更新レート、すなわち、位置関連データが最初のフィックス後に生成されるレートと呼ばれる。レイテンシは、たとえば、UEの処理能力に依存し得る。たとえば、UEは、272個のPRB(物理リソースブロック)割振りの場合にUEがT時間量(たとえば、Tms)ごとに処理することができる時間単位(たとえば、ミリ秒)でのDL PRSシンボルの持続時間としてUEの処理能力を報告し得る。レイテンシに影響を及ぼし得る能力の他の例は、UEがPRSを処理することができるTRPの数、UEが処理することができるPRSの数、およびUEの帯域幅である。
[0085]多数の異なる測位技法(測位方法とも呼ばれる)のうちの1つまたは複数が、UE105、106のうちの1つなどのエンティティの場所を決定するために使用され得る。たとえば、既知の場所決定技法は、RTT、マルチRTT、OTDOA(TDOAとも呼ばれ、UL-TDOAおよびDL-TDOAを含む)、エンハンストセル識別情報(E-CID)、DL-AoD、UL-AoAなどを含む。RTTは、2つのエンティティ間の距離を決定するために、信号があるエンティティから別のエンティティに伝わって戻ってくるのにかかる時間を使用する。この距離、ならびに、エンティティのうちの第1のエンティティの既知の位置および2つのエンティティ間の角度(たとえば、方位角)が、エンティティのうちの第2のエンティティの位置を決定するために使用され得る。マルチRTT(マルチセルRTTとも呼ばれる)では、あるエンティティ(たとえば、UE)から他のエンティティ(たとえば、TRP)までの複数の距離および他のエンティティの既知の位置が、そのあるエンティティの位置を決定するために使用され得る。TDOA技法では、あるエンティティと他のエンティティとの間での移動時間の差が、他のエンティティからの相対距離を決定するために使用され得、それらの相対距離が、他のエンティティの既知の位置と組み合わせて、そのあるエンティティの位置を決定するために使用され得る。エンティティの位置の決定を助けるために、到達角度および/または離脱角度が使用され得る。たとえば、信号の到達角度または離脱角度は、デバイス間の距離(信号、たとえば信号の移動時間、信号の受信電力などを使用して決定される)およびデバイスのうちの1つの既知の位置と組み合わせて、他のデバイスの位置を決定するために使用され得る。到達角度または離脱角度は、真の北などの参照方向に対する相対的な方位角であり得る。到達角度または離脱角度は、エンティティの真上に対する相対的な(すなわち、地球の中心から半径方向に外に向かう方向に対して相対的な)天頂角であり得る。E-CIDは、UEの位置を決定するために、サービングセルの識別情報、タイミング進み(すなわち、UEにおける受信時間と送信時間との間の差)、検出された近隣セル信号の推定されるタイミングおよび電力、ならびに場合によっては(たとえば、基地局からのUEにおける信号の、またはその逆の信号の)到達角度を使用する。TDOAでは、受信デバイスの位置を決定するために、ソースの既知の位置およびソースからの送信時間の既知のオフセットとともに、異なるソースからの信号の受信デバイスにおける到達時間の差が使用される。
[0086]ネットワーク中心RTT推定では、サービング基地局は、2つまたはそれ以上のネイバリング基地局(および、一般に、少なくとも3つの基地局が必要とされるので、サービング基地局)のサービングセル上でRTT測定信号(たとえば、PRS)を走査/受信するように、UEに命令する。1つまたは複数の基地局は、ネットワーク(たとえば、LMF120などのロケーションサーバ)によって割り振られた低再使用リソース(たとえば、システム情報を送信するために基地局によって使用されるリソース)上でRTT測定信号を送信する。UEは、(たとえば、それのサービング基地局から受信されたDL信号からUEによって導出されたような)UEの現在のダウンリンクタイミングに対する各RTT測定信号の(受信時間(receive time)、受信時間(reception time)、受信時間(time of reception)、または到着時間(ToA)とも呼ばれる)到着時間(arrival time)を記録し、(たとえば、それのサービング基地局によって命令されたときに)共通のまたは個々のRTT応答メッセージ(たとえば、測位のためのSRS(サウンディング基準信号)、UL-PRS)を1つまたは複数の基地局に送信し、各RTT応答メッセージのペイロード中に、RTT測定信号のToAとRTT応答メッセージの送信時間との間の時間差TRx→Tx(すなわち、UE TRx-TxまたはUERx-Tx)を含め得る。RTT応答メッセージは、基地局がRTT応答のToAをそこから推論することができる基準信号を含むことになる。基地局からのRTT測定信号の送信時間と基地局におけるRTT応答のToAとの間の差TTx→RxをUEによって報告された時間差TRx→Txと比較することによって、基地局は、基地局とUEとの間の伝搬時間を推論することができ、基地局は、この伝搬時間中の光速を仮定することによってUEと基地局との間の距離を決定することができる。
[0087]UE中心RTT推定は、(たとえば、サービング基地局によって命令されたときに)UEが、UEの近傍にある複数の基地局によって受信されるアップリンクRTT測定信号を送信することを除いて、ネットワークベースの方法と同様である。各関与する基地局はダウンリンクRTT応答メッセージで応答し、ダウンリンクRTT応答メッセージは、RTT応答メッセージペイロード中に基地局におけるRTT測定信号のToAと基地局からのRTT応答メッセージの送信時間との間の時間差を含み得る。
[0088]ネットワーク中心手順とUE中心手順の両方の場合、RTT計算を実施する側(ネットワークまたはUE)は、(常にとは限らないが)一般に、最初のメッセージまたは信号(たとえば、RTT測定信号)を送信し、他方の側は、最初のメッセージまたは信号のToAとRTT応答メッセージまたは信号の送信時間との間の差を含み得る1つまたは複数のRTT応答メッセージまたは信号で応答する。
[0089]マルチRTT技法は、位置を決定するために使用され得る。たとえば、第1のエンティティ(たとえば、UE)は、1つまたは複数の信号(たとえば、基地局からのユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャスト)を送出し得、複数の第2のエンティティ(たとえば、基地局および/またはUEなどの他のTSP)は、第1のエンティティから信号を受信し、この受信信号に応答し得る。第1のエンティティは、複数の第2のエンティティから応答を受信する。第1のエンティティ(またはLMFなどの他のエンティティ)は、第2のエンティティまでの距離を決定するために第2のエンティティからの応答を使用し得、三辺測量によって第1のエンティティのロケーションを決定するために複数の距離と第2のエンティティの知られているロケーションとを使用し得る。
[0090]いくつかの事例では、追加の情報が、(たとえば、水平面にまたは3次元中にあり得る)直線方向、または場合によっては(たとえば、基地局のロケーションからのUEについての)方向の範囲を定義する到来角(AoA)または離脱角(AoD)の形態で取得され得る。2つの方向の交点は、UEについてのロケーションの別の推定値を与えることができる。
[0091]PRS(測位基準信号)信号を使用した測位技法(たとえば、TDOAおよびRTT)では、UEからTRPまでの距離を決定するために、複数のTRPによって送信されるPRS信号が測定され、信号の到達時間、既知の送信時間、およびTRPの既知の位置が使用される。たとえば、RSTD(参照信号時間差)が、複数のTRPから受信されたPRS信号について決定され、UEの場所(位置)を決定するためにTDOA技法において使用され得る。測位基準信号は、PRSまたはPRS信号と呼ばれることがある。PRS信号は通常同じ電力を使用して送信され、同じ信号特性(たとえば、同じ周波数シフト)をもつPRS信号は互いに干渉することがあり、その結果、より離れたTRPからのPRS信号がより近いTRPからのPRS信号に埋もれることがあり、その結果、より離れたTRPからの信号が検出されないことがある。何らかのPRS信号をミュートする(PRS信号の電力を、たとえば0に減らし、したがってPRS信号を送信しない)ことによって干渉を減らすのを助けるために、PRSミューティングが使用され得る。このようにして、(UEにおいて)より弱いPRS信号が、そのより弱いPRS信号とより強いPRS信号が干渉することなく、UEによってより簡単に検出され得る。
[0092]測位基準信号(PRS)は、ダウンリンクPRS(DL PRS)およびアップリンクPRS(UL PRS)(これは測位のためのSRS(サウンディング参照信号)と呼ばれることがある)を含む。PRSは、周波数層のPRSリソースまたはPRSリソースセットを備え得る。DL PRS測位周波数層(または単に周波数層)は、より高次の層のパラメータDL-PRS-PositioningFrequencyLayer、DL-PRS-ResourceSet、およびDL-PRS-Resourceによって構成される共通のパラメータを有する、1つまたは複数のTRPからのDL PRSリソースセットの集合体である。各周波数層は、周波数層の中のDL PRSリソースセットおよびDL PRSリソースのための、DL PRSサブキャリア間隔(SCS)を有する。各周波数層は、周波数層の中のDL PRSリソースセットおよびDL PRSリソースのための、DL PRS巡回プレフィックス(CP)を有する。また、DL PRS Point Aパラメータは、参照リソースブロックの周波数(およびリソースブロックの最低のサブキャリア)を定義し、DL PRSリソースが、同じPoint Aを有する同じDL PRSリソースセットに属し、すべてのDL PRSリソースセットが、同じPoint Aを有する同じ周波数層に属する。周波数層はまた、同じDL PRS帯域幅、同じ開始PRB(および中心周波数)、および同じ値のコムサイズを有する。
[0093]TRPは、たとえばサーバから受信される命令によって、および/またはTRPの中のソフトウェアによって、スケジュールごとにDL PRSを送信するように構成され得る。そのスケジュールに従って、TRPは、間欠的に、たとえば最初の送信から一定の間隔で定期的に、DL PRSを送信し得る。TRPは、1つまたは複数のPRSリソースセットを送信するように構成され得る。リソースセットは、1つのTRPにわたるPRSリソースの集合であり、リソースは、スロットにわたって、同じ周期、共通のミューティングパターン構成(もしあれば)、および同じ反復係数を有する。PRSリソースセットの各々は複数のPRSリソースを備え、各PRSリソースは、スロット内のN個(1つまたは複数)の連続するシンボル内の複数の物理リソースブロック(PRB)にわたる可能性のある複数のリソース要素(RE)を備える。PRBは、時間領域におけるある数量の連続するシンボルと、周波数領域におけるある数量の連続するサブキャリアとにわたるREの集合である。OFDMシンボル中では、PRSリソースは連続するPRBを占有する。各PRSリソースは、REオフセット、スロットオフセット、スロット内のシンボルオフセット、およびPRSリソースがスロット内で占有し得る連続するシンボルの数を用いて構成される。REオフセットは、周波数におけるDL PRSリソース内の最初のシンボルの開始REオフセットを定義する。DL PRSリソース内の残りのシンボルの相対的なREオフセットは、初期オフセットに基づいて定義される。スロットオフセットは、対応するリソースセットスロットオフセットに関するDL PRSリソースの開始スロットである。シンボルオフセットは、開始スロット内のDL PRSリソースの開始シンボルを決定する。送信されるREはスロットにまたがって反復し得、各送信は反復と呼ばれ、その結果、PRSリソースの中に複数の反復があり得る。DL PRSリソースセットの中のDL PRSリソースは同じTRPと関連付けられ、各DL PRSリソースはDL PRSリソースIDを有する。DL PRSリソースセットの中のDL PRSリソースIDは、単一のTRPから送信される単一のビームと関連付けられる(しかしTRPは1つまたは複数のビームを送信し得る)。
[0094]PRSリソースは、擬似コロケーションおよび開始PRBパラメータによっても定義され得る。擬似コロケーション(QCL)パラメータは、他の参照信号とのDL PRSリソースの任意の擬似コロケーション情報を定義し得る。DL PRSは、サービングセルまたは非サービングセルからのDL PRSまたはSS/PBCH(同期信号/物理ブロードキャストチャネル)ブロックを伴うQCLタイプDであるように構成され得る。DL PRSは、サービングセルまたは非サービングセルからのSS/PBCHブロックを伴うQCLタイプCであるように構成され得る。開始PRBパラメータは、参照点Aに関するDL PRSリソースの開始PRBインデックスを定義する。開始PRBインデックスは、1つのPRBという粒度を有し、0という最小値および2176個のPRBという最大値を有し得る。
[0095]PRSリソースセットは、スロットにわたって、同じ周期、同じのミューティングパターン構成(もしあれば)、および同じ反復係数を伴う、PRSリソースの集合である。PRSリソースセットのすべてのPRSリソースのすべての反復が送信されるように構成される1つ1つの時間が、「インスタンス」と呼ばれる。したがって、PRSリソースセットの「インスタンス」は、各PRSリソースに対する指定された数の反復、およびPRSリソースセット内の指定された数のPRSリソースであり、その結果、指定された数の反復が指定された数のPRSリソースの各々に対して送信されると、インスタンスが完成する。インスタンスは、「機会」と呼ばれることもある。DL PRS送信スケジュールを含むDL PRS構成は、UEがDL PRSを測定するのを支援する(または可能にすらする)ためにUEに提供され得る。
[0096]PRSの複数の周波数層は、層の帯域幅のいずれか一つ一つよりも大きい有効な帯域幅を与えるためにアグリゲートされ得る。(連続および/または別個であり得る)コンポーネントキャリアの、擬似コロケートされている(QCLed)、同じアンテナポートを有するなどの基準を満たす複数の周波数層は、(DL PRSおよびUL PRSのための)より大きい有効なPRS帯域幅を与えるためにステッチングされ、増加した到着時間測定値精度を生じ得る。QCLedされると、異なる周波数層は同様に挙動し、PRSのステッチングがより大きい有効な帯域幅をもたらすことが可能になる。アグリゲートされたPRSの帯域幅またはアグリゲートされたPRSの周波数帯域幅と呼ばれることがあるより大きい有効な帯域幅は、(たとえば、TDOAの)より良い時間領域解像度を提供する。アグリゲートされたPRSは、PRSリソースの集合を含み、アグリゲートされたPRSの各PRSリソースは、PRS構成要素と呼ばれることがあり、各PRS構成要素は、異なるコンポーネントキャリア、帯域、もしくは周波数層上でまたは同じ帯域の異なる部分上で送信され得る。
[0097]RTT測位は、TRPによってUEに、およびUE(RTT測位に参加している)によってTRPに送信される測位信号をRTTが使用するという点で、アクティブな測位技法である。TRPは、UEによって受信されるDL-PRS信号を送信し得、UEは、複数のTRPによって受信されるSRS(サウンディング基準信号)信号を送信し得る。サウンディング基準信号は、SRSまたはSRS信号と呼ばれることがある。5GマルチRTTでは、協調した測位が使用され得、UEは、各TRPに対する測位のための別個のUL-SRSを送信するのではなく、複数のTRPによって受信される測位のための単一のUL-SRSを送信する。マルチRTTに参加するTRPは通常、そのTRPに現在キャンプしているUE(サービスされるUE、TRPはサービングTRPである)を探し、近隣のTRP(近隣UE)にキャンプしているUEも探す。近隣TRPは、単一のBTS(たとえば、gNB)のTRPであり得るか、またはあるBTSのTRPおよび別個のBTSのTRPであり得る。マルチRTT測位を含むRTT測位では、RTTを決定するために使用される(およびしたがって、UEとTRPとの間の距離を決定するために使用される)測位信号ペアに関するPRS/SRS中の測位信号に関するDL-PRS信号およびUL-SRSは、互いに時間的に近くに存在することがあり、その結果、UEの動きおよび/またはUEのクロックドリフトおよび/またはTRPのクロックドリフトによる誤差が許容可能な限界内にある。たとえば、測位信号ペアに関するPRS/SRS中の信号は、互いの約10ms内で、それぞれTRPおよびUEから送信され得る。測位信号に関するSRSがUEによって送信され、測位信号に関するPRSおよびSRSが互いに時間的に近くで搬送されると、多数のUEが同時に測位を試みる場合には特に、高周波(RF)信号の混雑が生じ得る(過剰なノイズなどを引き起こし得るなど)こと、および/または、多数のUEを同時に測定することを試みているTRPにおいて計算の混雑が生じ得ることがわかっている。
[0098]RTT測位は、UEベースのものであるか、またはUE支援型のものであり得る。UEベースのRTTでは、TRP300までの距離およびTRP300の既知の位置に基づいて、RTTおよびTRP300の各々までの対応する距離およびUE200の場所を決定する。UE支援型のRTTでは、UE200は、測位信号を測定し、測定値情報をTRP300に提供し、TRP300はRTTおよび距離を決定する。TRP300は、ロケーションサーバ、たとえばサーバ400までの距離を提供し、サーバは、たとえば異なるTRP300までの距離に基づいて、UE200の位置を決定する。RTTおよび/または距離は、UE200から信号を受信したTRP300によって、1つまたは複数の他のデバイス、たとえば1つまたは複数の他のTRP300および/もしくはサーバ400と組み合わせてこのTRP300によって、または、UE200から信号を受信したTRP300以外の1つまたは複数のデバイスによって決定され得る。
[0099]様々な測位技法が5G NRにおいてサポートされる。5G NRにおいてサポートされるNRネイティブの測位方法は、DLのみの測位方法、ULのみの測位方法、およびDL+ULの測位方法を含む。ダウンリンクベースの測位方法は、DL-TDOAとDL-AoDとを含む。アップリンクベースの測位方法は、UL-TDOAとUL-AoAとを含む。組み合わせられたDL+ULベースの測位方法は、1つの基地局を伴うRTTと、複数の基地局を伴うRTT(マルチRTT)とを含む。
[00100](たとえば、UEについての)位置推定値は、ロケーション推定値、ロケーション、位置、位置フィックス、フィックスなど、他の名前で呼ばれることがある。位置推定値は、測地であり、座標(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度)を備え得るか、あるいは、都市のものであり、所在地住所、郵便宛先、またはロケーションの何らかの他の言葉の記述を備え得る。位置推定値はさらに、何らかの他の知られているロケーションに対して定義されるか、または絶対的な用語で(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度を使用して)定義され得る。位置推定値は、(たとえば、何らかの指定されたまたはデフォルトの信頼性レベルでロケーションが含まれることが予想される面積または体積を含めることによって)予想される誤差または不確実性を含み得る。
[00101]UE間測位
[00102]NRは、これまで以上に効率的でコスト効果のある方式で、スケール可能および展開可能であることが望ましい。こうするために、ピークスループット、レイテンシ、および/または信頼性要件が緩和され得る。同じくまたは代替として、効率(たとえば、電力消費およびシステムオーバーヘッド)ならびにコストの改善がなされ得る。低減能力UEを使用して、電力消費が低減され得、コスト効果のあるUEが提供され得る。低減能力UEは、ウェアラブル、産業用ワイヤレスセンサネットワーク(IWSN)の構成要素、監視カメラ、低コストスマートフォンなど、多くの用途を有する。
[00103]UEは、UE間対話を通して、しばしばサイドリンク(SL)チャネルを通して、相互と通信(信号を交換)し得る。しかし、UEは、アップリンク(UL)信号を送受信しダウンリンク(DL)信号を送受信するように構成され得、これらの信号は測位のためのDL-PRSおよびUL-SRSを含む。したがって、UE間シグナリングは、SLチャネル、DLチャネル、および/またはULチャネルを使用したシグナリングを含み得る。SLチャネルを使用した送信の場合、UEは、少なくとも2つのモードのうちの少なくとも1つに従って動作し得る。第1のモードでは、UEは、SL信号を送信する際のリソース、たとえばPSCCHおよび/またはPSSCHのリソースについて、基地局から許可を受信する。第2のモードでは、UEは、UEが使用し得るリソースプールで構成され、UEは、リソースプールを監視してどのリソースが占有されていないかを決定し、占有されていないリソースのうちの1つまたは複数を送信に使用する。基地局は、リソースプールを構成し得るがどのリソースを使用すべきかについてはUEに通知しないことがあり得、UEは、リソースプール中でブリンク(blink)検出を実施し得る。SLチャネルを使用した受信の場合、UEは、リソースプールで構成され、入来信号があるかどうかリソースプールを監視し、いずれか特定の入来信号がそのUEに向けられたものかどうかを決定し得る。基地局は受信のためにリソースプールを構成して検出複雑性を制限し得るが、UEは、たとえば基地局によって、どんなリソースを信号受信のために監視すべきかについて通知されないことがあり得る。
[00104]測位のためにUE間信号交換を使用することは、複数の理由で望ましいことがある。たとえば、SPS信号および/または基地局信号が、(たとえば、屋内や都市峡谷などで)利用可能でないことおよび/または信頼できないことがある。別の例として、UE間測位は、他の形の測位(たとえば、基地局との信号交換)よりも使用電力が少ないことがある。低減能力UEが、UE間測位について追加の困難を導入し得る。というのは、そのようなUEは、他のUEよりも電力消費の影響を受けやすく、低減能力UEはしばしば、全二重シグナリングの代わりに半二重シグナリングに向けて構成されるからである。半二重シグナリング(受信または送信のいずれかであり両方同時ではない)では、UEが送信している間にいくつかのインバウンド信号が取り逃されることがある。欠落信号を回避する助けとするために、シグナリングの時間および周波数の協調が使用され得る。
[00105]図1~4をさらに参照しながら図5を参照すると、図2に示されたUE200の例であるUE500は、バス540によって相互に通信可能に結合されたプロセッサ510とインターフェース520とメモリ530とを含む。UE500は、図5に示されている構成要素の一部または全部を含み得、図2に示されている構成要素のいずれかなどの1つまたは複数の他の構成要素を含み得る。プロセッサ510は、プロセッサ210の1つまたは複数の構成要素を含み得る。インターフェース520は、トランシーバ215の構成要素のうちの1つまたは複数、たとえば、ワイヤレス送信機242およびアンテナ246、またはワイヤレス受信機244およびアンテナ246、またはワイヤレス送信機242、ワイヤレス受信機244、およびアンテナ246を含み得る。同じくまたは代替的に、インターフェース520は、有線送信機252および/または有線受信機254を含み得る。インターフェース520は、SPS受信機217とアンテナ262とを含み得る。メモリ530は、たとえば、プロセッサ510に機能を実施させるように構成されたプロセッサ可読命令をもつソフトウェアを含むメモリ211と同様に構成され得る。
[00106]UE500の実装形態は、プレミアムUEおよび/または低減能力UEを含み得る。低減能力UEは、プレミアムUEよりも少ない能力を有し得る。たとえば、低減能力UEは、全二重で通信することが不可能であり得、その代わり、たとえば半二重で通信するように構成され得る。別の例として、低減能力UEは、プレミアムUEよりも低いデータレート(たとえば、150mbps)のダウンロードを有し得る。低減能力UEの例は、LTEの場合のカテゴリ4(CAT4)UEである。低減能力UEは、プレミアムUEよりも少ない電力を消費し得、たとえば、プレミアムUEよりも少ない電池容量で8時間以上にわたり待機状態でいることが可能であり得る。
[00107]本明細書の説明は、機能を実施するプロセッサ510のみに言及し得るが、これは、プロセッサ510が(メモリ530中に記憶された)ソフトウェアおよび/またはファームウェアを実行する場合などの他の実装形態を含む。本明細書の説明は、機能を実施するUE500の1つまたは複数の適切な構成要素(たとえば、プロセッサ510およびメモリ530)の略記として機能を実施するUE500に言及し得る。プロセッサ510は(場合によっては、メモリ530と併せて、また適宜、インターフェース520と併せて)、UE間信号および無線ネットワークインターフェース(RNI)信号処理ユニットを含み、これは本明細書ではUE/RNIユニット560と呼ばれる。UE/RNIユニット560は、ロケーション基準信号および他の信号を受信および/もしくは送信すること(優先度を決めることを適宜含む)、ロケーション基準信号を測定すること、ならびに/またはロケーション基準信号(LRS)の測定値を報告すること、のための1つまたは複数の機能を実施するように構成され得る。LRSは、UE500によって送られるかまたは受信される1つまたは複数の測位基準信号である。LRSという用語は、1つまたは複数のロケーション基準信号を指すことがある。LRSは、測位信号の場合のSRSと同様に構成される(たとえば、同様のフォーマットを有する)こともあり、または異なる構成を有することもある。
[00108]UE500、たとえばUE/RNIユニット560は、静的に構成されること(たとえば、製造中にプログラムされること)、および/または動的に構成されること(たとえば、インターフェース520を介してたとえばサーバ400もしくはTRP300から受信された構成情報に従って)があり得る。静的な構成に加えて動的な構成が、静的な構成を確定し得るかまたは静的な構成を改変(たとえば精緻化)し得る。たとえば、UE500は、デフォルト動作モードを実装する(たとえば、信号交換(受信および/または送信)のデフォルト優先度を実装する)ように静的に構成され得、また、(たとえば、信号交換のための)異なる動作モードを実装するように動的に構成され得る。
[00109]UE間と無線ネットワークインターフェースとのシグナリング競合
[00110]図6も参照すると、UE/RNIユニット560は、入来UE間LRS610と送出RNI信号620とのうちの1つまたは複数を処理するように構成され得る。たとえば、UE間LRS610は、サイドリンク(SL)受信(Rx)信号であり得、送出RNI信号620は、アップリンク(UL)送信(Tx)信号であり得る。NRにおけるサイドリンク信号は、ULリソース(たとえば、リソース要素、リソースブロック)を介して交換(送信および/または受信)される。5G NRについての現在の規格は、SL Rx(受信)とUL Tx(送信)との間の競合を解決することを可能にしない。RNI信号620はRNIを介して交換され、RNIはUuインターフェースと呼ばれることがある。
[00111]UE/RNIユニット560は、UE500がUE間LRS610を受信しRNI信号620を送信するための処理競合を識別するように構成され得る。たとえば、UE/RNIユニット560は、UE間LRS610とRNI信号620とが、スケジュールされた衝突を有すること、すなわち、同じリソース要素のうちの1つもしくは複数を使用するようにスケジュールされているか、または、UE500がUE間LRS610を受信しRNI信号620を送信するのを可能にするほど十分に時間が離されていないことを決定し得る。たとえば、RNI信号630は、RNI信号620だが、UE間LRS610に対して早い時間にスケジュールされ、このRNI信号630は、ガードインターバル650未満で終了するようにスケジュールされ得る。ガードインターバル650は、UE500がRNI信号630の送信からUE間LRS610の受信に遷移するための時間量である。別の例として、RNI信号640は、RNI信号620だが、UE間LRS610に対して遅い時間にスケジュールされ、このRNI信号640は、ガードインターバル660未満で開始するようにスケジュールされ得る。ガードインターバル660は、UE500がUE間LRS610の受信からRNI信号640の送信に遷移するための時間量である。ガードインターバル650、660は、異なることがある(すなわち、UE500は、受信から送信への遷移と送信から受信への遷移とで、異なる時間量を要することがある)。
[00112]UE/RNIユニット560は、UE間LRS610またはRNI信号620のいずれかの処理を優先しないように構成され得る。したがって、UE/RNIユニット560は、プロセッサ510に、可能ならより早い方の信号を処理(受信または送信)させ、他方の信号は処理(受信または送信)しないようにさせ得る。
[00113]UE/RNIユニット560は、UE間LRS610またはRNI信号620を処理するための優先度を決定するように構成され得る。UE/RNIユニット560は、処理競合を識別するのに応答して、または処理競合を識別するのに先立って、優先度を決定するように構成され得る。UE/RNIユニット560は、優先度で静的および/または動的に構成され得る。たとえば、UE500が優先度で静的に構成された場合、UE/RNIユニット560は、優先度をメモリ530から読み取ることによって優先度を決定し得、メモリ530は、(たとえば、製造中に)優先度でハードコーディングされていてもよい。静的な優先度は、制御情報ありの(すなわち、制御情報を含む)PUSCH(物理アップリンク共有チャネル)信号、制御情報なしのPUSCH信号、サイドリンク基準信号(SL RS)、および基準信号なしのサイドリンク信号などの信号について、優先順序を定義し得る。基準信号ありの信号は、通常、データのみよりも優先されることになる。例示的な優先度の順序は、RSありのUE間、制御ありのPUSCH、制御なしのPUSCH、およびRSなしのUE間であり得る。優先度で動的に構成されるには、UE/RNIユニット560は、優先度をインターフェース520から受信してもよく、または優先度をメモリ530から読み取ってもよく、メモリ530は、優先度をインターフェース520から受信済みであり得る。動的な優先度は、静的に構成された優先度をオーバーライドし得る。動的な優先度は、制御信号、たとえば、優先度インジケータを含むPSCCH(物理サイドリンク制御チャネル)信号の一部として受信され得る。PSCCH信号は、UE間LRS610およびRNI信号620をスケジュールし得る。たとえば、UE間LRS610の場合、PSCCHは、PSCCHの時間に対して、信号610の最初におけるシンボル670(TAGCと呼ばれる)と、信号610の最後におけるシンボル680(Tgapと呼ばれる)とを指定するためのビットを含み得る。信号の最初から最後までの時間は、切替時間であり、異なるUEについて同じ量である。PSCCH信号は、PSCCH信号の後の複数のスロットにわたり、UE間LRS610および/またはRNI信号620をスケジュールし得る(すなわち、PSCCH信号は、スロット横断スケジューリングをサポートする)。動的な優先度は、ある信号が別の信号よりも高い(または低い)優先度を有することを示す単一の指示であってもよく、または、各信号につき別々の優先度値を備えてもよく、UE/RNIユニット560は、個々の優先度値を比較することによって信号間の相対的な優先度を決定し得る。たとえば、UE間LRSは優先度値5を有し得、UL Txは優先度値3を有し得、高い値ほど高い優先度を示す。このため、UE間LRSとUL Txとの相対的な優先度としては、UE間LRSの方が高い優先度を有し、したがって、両方の信号の処理を妨げる競合がある場合にはRNI信号ではなくUE間LRSが処理される(たとえば、受信および測定される)ことになる。
[00114]UE/RNIユニット560は、(静的および/または動的に)決定された優先度に従って、UE間LRS610を受信するかまたはRNI信号620を送信することを、プロセッサ510に行わせるように構成され得る。UE/RNIユニット560は、静的に構成される優先度または動的に構成される優先度(もしあれば)を実装して、UE間LRS610の受信またはRNI信号620の送信のいずれか優先度の高い方を行い得る。UE/RNIユニット560は、動的な優先度指示の受信から優先度の高い方の信号の受信または送信のスケジュール済み時間までの時間が十分にある限り、優先度に従って優先度の高い方の信号を処理する(たとえば、優先度の高い方の信号を別のエンティティと交換する(インターフェースを介して受信するかまたはインターフェース520を介して送信する))ことをプロセッサ510に行わせ得る。すなわち、UE/RNIユニット560は、スケジュールされた交換(受信または送信)時間が、優先度指示の受信からしきい値時間690よりも後に開始する限り、優先度に従って適切な信号を処理することをプロセッサ510に行わせ得る。しきい値時間は、UE500が適切な信号を交換(受信または送信)する準備をするのに要する準備時間(Tprep)である。準備時間は、たとえば、送信されることになる信号をUEが生成するための時間が異なるか、または受信された信号をUEが変調やデインタリーブ等するための時間が異なるせいで、異なるUE間で変動し得る。信号を送信する準備をするための準備時間は、信号を受信する準備をするための準備時間とは異なることがある。
[00115]図7も参照すると、UE500は、周波数分割複信されるUE間LRSおよびRNI LRSがUE500によって受信および/または送信され得るように、構成され得る。たとえば、UE500は、UE間LRS、ここではSL LRS710と、RNI LRS720との両方を同時に受信するように構成され得、SL LRS710は、RNI LRS720とともに周波数分割複信(FDD)される。図7に示される例では、SL LRS710とRNI LRS720とは、重複しない周波数範囲を占有し、たとえば、SL LRS710はULリソースを使用し、RNI LRS720は、受信DL信号でありしたがってDLリソースを使用する。ただし、他の構成、たとえば、範囲は重複するがリソースは共有されない構成が使用されてもよい。いくつかのUEはFDD信号を同時に受信できないことがあり、これはたとえば、UEが半二重通信のみ可能な低減能力UEである場合である。UE500は、同じくまたは代替として、SL LRS710とRNI LRS720の両方を送信するように構成され得る。たとえば、UE500は、UE間LRSとRNI LRSとを、測位用SRSまたはCSI-RS(チャネル状態情報-基準信号)のフォーマットで送信し得る。
[00116]図8も参照すると、UE500は、時分割複信されるUE間LRSおよびRNI LRSがUE500によって受信および/または送信され得るように、構成され得る。たとえば、UE500は、UE間LRS、ここではSL LRS810と、RNI LRS820との両方を受信するように構成され得、SL LRS810は、RNI LRS820とともに時分割複信(TDD)される。SL LRS810とRNI LRS820とは、しきい値ギャップ範囲内のギャップ830によって分離される。しきい値ギャップ範囲は、下端時間量から上端時間量まで延びる。下端時間量はガード期間以上であり、ガード期間は、UE500がSL LRS810の受信からRNI LRS820の受信まで(または、SL LRS810がRNI LRS820の後で受信される場合はその逆に)遷移するのを可能にするのに十分な長さである。ガード期間は、UE500がSL LRS810およびRNI LRS820のためのそれぞれのリソース間で同調を切り替えるのを可能にするのに十分である。上端時間量は、SL LRS810とRNI LRS820の測定値が合同で測定されると考えられ得るように、十分に短い。TRP300は、スケジュールされたリソースを送信が使用する上記で論じられた第1のモードでUE間LRSのソースが動作しているように、UE間LRSを適切にスケジューリングすることによって、適切な分離830を保証し得る。しかし、TRP300は、状況によっては分離830がガード期間を超えるのを保証できないことがある。これはたとえば、UE間LRSのソースが上記で論じられた第2のモードで動作しており、UEが送信に向けてスケジュールされる代わりに、信号送信に使用するための利用可能なリソースがあるかどうかをUEが監視する場合である。
[00117]図6に関する上記の議論と同様、UE/RNIユニット560は、UE500がすべての入来LRSを受信および測定できない場合に、複数の入来UE間LRSおよびRNI LRSのうちの1つのLRSを、決定された優先度に従って受信および測定することを、プロセッサ510に行わせるように構成され得る。たとえば、UE500は、同時の周波数分割複信LRSを受信するように構成されていないことがあり得、ならびに/または、UE500が両方の信号を受信および測定するのに十分なほどUE間LRSから時間が隔てられていないRNI LRSとともに時分割複信されるUE間LRSを受信および測定するように構成されていないことがあり得る。やはり上記の議論と同様、複数のLRSの優先度は、相対的な優先度の単一の指示であってもよく、または、異なるLRSごとの別々の優先度(たとえば、優先度値)であってもよく、この別々の優先度から、相対的な優先度がUE/RNIユニット560によって決定され得る。
[00118]UE間および無線ネットワークインターフェースLRS測定報告
[00119]図9も参照すると、UE/RNIユニット560は、UE間LRSおよびRNI LRSの報告を協調させ測定値を報告するように構成され得る。図9は、LRSを協調させ、受信し、測定し、LRS測定値を報告するための、シグナリングおよびプロセスフロー900を示す。フロー900は図示の段階を含むが、段階は追加、除去、および/または並べ替えがなされてもよい。
[00120]たとえば、UE500-1中のUE/RNIユニット560は、段階910で、能力報告912をTRP300に送ること、および/または能力報告914を別のUE500-2に送ることを行うように構成され得る。UE500は、能力報告912をアップリンクチャネル中で送り得、能力報告914をサイドリンクチャネル中で送り得る。能力報告912、914は、UE500-1がUE間LRSとRNI LRSの両方を受信できるかどうか、また受信できる場合にどんな条件下で受信できるかを示す。たとえば、UE/RNIユニット560は、RNI LRSとともに周波数分割複信されるUE間LRSをUE500-1が同時に処理(たとえば、受信および測定)できることを示すために、能力報告912、914を送り得る。能力報告912、914は、LRSについての周波数範囲を指定し得る。同じくまたは代替として、UE/RNIユニット560は、RNI LRSとともに時分割複信されるUE間LRSをUE500-1が処理できることを示す能力報告912、914を送り得る。能力報告912、914は、UE500-1が複数のLRSを合同で処理できるための、LRSの分離の範囲(たとえば、一方のLRSの最後から他方のLRSの最初までの許容可能な分離の範囲)を示し得る。能力報告は、どちらのLRSが先に到着するようにスケジュールされるかに基づいて、異なる分離の範囲を示し得る。
[00121]UE500は、段階920で、1つまたは複数のLRS構成メッセージ922、924を受信するように構成される。LRS構成メッセージ922、924は、合同受信(たとえば、合同で受信されたと考えられるための1つまたは複数の基準を満たす同時のFDD LRSおよび/またはTDD LRS)を報告するのにUE500が使用するための、1つまたは複数のリソースを示し得る。LRS測定値の報告のためのリソースは、たとえば、合同RNTI(無線ネットワーク一時識別子)または1つもしくは複数の時間/周波数リソースであり得る。構成メッセージ922、924は、測定報告が、別個のULリソース(たとえば、PUCCH)中であること、MAC-CE(媒体アクセス制御-制御要素)中であること、または、サイドリンクチャネルもしくはアップリンクチャネル上で送られている他のデータと組み合わせられることを示し得る。PUCCHを使用した報告は、MAC-CEを使用する場合よりも多くの報告機会を有する事前定義済みのリソースを使用し得るが、これに対し、MAC-CE報告は、報告のためのよりフレキシブルなリソース(たとえば、フレキシブルなサイズ)を提供する。
[00122]UE/RNIユニット560は、段階930で、TRP300およびUE500-2からのLRS932、934を受信および測定するように構成され得る。たとえば、UE/RNIユニット560は、インターフェース520を介して受信されたFDD LRSおよび/またはTDD LRSを処理して、LRS932、934の測定値を決定し得る。同じくまたは代替として、UE/RNIユニット560は、RNIを介してLRS936をTRP300に送信し、UE間インターフェース(たとえば、SL)を介してLRS938をUE500-2に送信するように構成され得る。UL Tx信号936は、LRSおよび/または他の情報を備え得る。
[00123]UE/RNIユニット560は、LRS932、934の測定値を含む1つまたは複数の測定報告をTRP/SL受信機902に送るように構成され得る。UE/RNIユニット560は、段階940で、LRS測定値を含む組み合わされた測定報告、または、それぞれのソース(たとえば、TRP300もしくはUE500-2)からのLRSに対応するLRS測定値を各々含む別々の測定報告を送り得る。測定報告942は、LRS構成メッセージ922、924に従って(たとえば、それらによって示されるリソースを使用して、および/またはそれらによって示されるフォーマットで)送られ得る(たとえば、合同RNTI、別個のULリソース、MAC-CE、データとの組合せ)。TRP/SL受信機902は、TRP300、UE500-2、または別のエンティティ(たとえば、別のTRP、別のUE)であり得る。
[00124]TRP/SL受信機902は、段階950で、測定報告942をUE500-1から受信し、報告942中のLRS測定値を処理するように構成され得る。たとえば、TRP/SL受信機902(たとえば、そのプロセッサ)は、RNTIおよび/またはユーザIDおよび/または他の情報を分析することによって、複数の測定報告がUE500-1に対応すると決定するように構成され得る。TRP/SL受信機902(たとえば、そのプロセッサ)は、UE500-1によって受信されたLRSのLRS測定値を組み合わせるように構成され得る。たとえば、TRP/SL受信機902は、等式またはアルゴリズムを使用して測定値を組み合わせ得る。TRP/SL受信機902は、たとえばRSRPなどのリンク測定値に基づいて、異なるLRS測定値を異なるように重み付けし得る。たとえば、第1のRSRPを伴う第1のLRS測定値は、第1のRSRPよりも低い第2のRSRPを伴う第2のLRS測定値よりも大きく重み付けされ得る。というのは、第1のLRS測定値は、RSRPがより高いことに鑑みて、第2のLRS測定値よりも信頼性があり得るからである。
[00125]フロー900の様々な修正が可能である。たとえば、TRP/SL受信機902が段階950で位置情報を決定することに加えてまたはその代わりに、UE500-1が位置情報を決定してもよい。UE500-1は、決定された位置情報(たとえば、擬似距離、位置推定値)を、1つまたは複数の他のエンティティ、たとえばUE500-2に報告してもよい。たとえばUE500-1が位置情報を決定する場合、UE500-1は、測定報告942をTRP/SL受信機902に送らなくてもよい。UE500-1は、上記で論じられた能力報告912、914のうちの1つもしくは複数、または報告912、914の一部を送らなくてもよい。
[00126]動作
[00127]図1~9をさらに参照しながら図10を参照すると、UE間インターフェースを介しRNIを介した合同信号交換の方法1000は、図示の段階を含む。しかしながら、方法1000は例にすぎず限定するものではない。方法1000は、たとえば、段階が追加され、削除され、並べ替えられ、組み合わせられ、同時に実施され、および/または単一の段階が複数の段階へと分割されるようにすることによって、変えられ得る。
[00128]段階1010で、方法1000は、ユーザ機器(UE)に関して、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換についての処理競合を識別することを含む。たとえば、UE/RNIユニット560は、UE間LRSのスケジュール済み交換(受信または送信)とRNI信号のスケジュール済み交換(受信または送信)とをプロセッサ510が処理できなくなるような衝突がスケジュールされていることを、LRS構成メッセージ922、924から決定する。UE/RNI560は、たとえば、プロセッサ510がUE間LRS(たとえば、SL LRS)を受信しUL信号をTRP300に送信すること、またはUE間LRSを受信しDL LRSを受信すること、またはUE間LRSを送信しUL LRSを送信することができなくなると決定し得る。たとえば、UE/RNI560は、スケジュールされた入来UE間LRSおよびRNI LRSが周波数分割複信されることと、UE500がFDD UE間LRSおよびRNI LRSを処理するように構成されていないこととを決定し得る。別の例として、UE/RNIユニット560は、入来UE間LRSおよびRNI LRSが、時分割複信され、両方の信号をUE500が処理する(たとえば、第1の信号から第2の信号に同調を変更する)のに十分な信号間の時間ギャップなしでスケジュールされていることを、決定し得る。プロセッサ510は、場合によってはメモリ530およびインターフェース520(たとえば、ワイヤレス受信機244およびアンテナ246)と併せて、処理競合を識別するための手段を備え得る。
[00129]段階1020で、方法1000は、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換の優先度を決定することを含む。たとえば、UE/RNIユニット560は、(たとえば、UE500の製造中にハードコーディングされた)メモリ530から、静的に構成された優先度を読み取り得る。別の例として、UE/RNIユニット560は、インターフェース520を介して動的な優先度インジケータを受信し得、またはメモリ530から動的な優先度インジケータを読み取り得、動的な優先度インジケータは、インターフェース520を介して受信されてメモリ530に記憶されたものであり得る。UE/RNIユニット560は、静的に構成された優先度の代わりに、動的な優先度インジケータを使用し得る。優先度インジケータは、信号の相対的な優先度を示してもよく、または、相対的な優先度が(たとえば、UE/RNIユニット560によって)決定される元となり得る、1つの信号もしくは信号タイプの優先度を各々示す複数の指示を備えてもよく、または、インターフェース(たとえば、SL対DL)の優先度を示してもよい。プロセッサは、場合によってはメモリ530および/またはインターフェース520と併せて、優先度を決定するための手段を備え得る。
[00130]段階1030で、方法1000は、優先度に従って第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とのうちの一方を交換することを含む。たとえば、UE500-1は、第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とのうちで優先度の高い方のみを受信または送信し得る。プロセッサは、場合によってはメモリ530と併せて、またインターフェース520(たとえば、ワイヤレス送信機242および/またはワイヤレス受信機244、ならびにアンテナ246)と併せて、第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とのうちの一方を交換するための手段を備え得る。
[00131]方法1000の実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、優先度を決定することは、第1のUE間ロケーション基準信号のスケジュール済み交換が第1のUE間ロケーション基準信号の受信であり第1の無線ネットワークインターフェース信号のスケジュール済み交換がアップリンク信号の送信であることに基づいて、少なくとも制御情報ありのアップリンクと制御情報なしのアップリンクとロケーション基準信号内容ありのUE間との相対的な優先度を示す優先度リストから優先度を決定することを備え得る。別の例として、方法1000は、UEから能力報告を送ることを備え得、能力報告は、UEが第1のUE間ロケーション基準信号を受信し第1の無線ネットワークインターフェース信号を送信することができることを示し、および少なくとも1つのタイミング基準を示す。別の例として、方法1000は、UEから能力報告を送ることを備え得、能力報告は:第1の無線ネットワークインターフェース信号とともに周波数分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号をUEが交換できることと、第1の無線ネットワークインターフェース信号が第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備える;少なくとも1つの指定されたタイミング基準で第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号とともに時分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号をUEが交換できることと、のうちの少なくとも一方を示す。たとえば、UE500は、能力報告912、914を送り得、この能力報告は、第1のUE間ロケーション基準信号が第1のRNI信号から分離されるための時間の範囲(たとえば、これらの信号のうちの早い方の最後がこれらの信号のうちの遅い方の最初から分離されるための時間の範囲)を示す。範囲は、信号のうちのどちらがより早いかに基づいて異なることがある。プロセッサは、場合によってはメモリ530と併せて、またインターフェース520(たとえば、ワイヤレス送信機242およびアンテナ246)と併せて、能力報告を送るための手段を備え得る。
[00132]同じくまたは代替として、方法1000の実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、方法1000は、第1のダウンリンクロケーション基準信号とともに周波数分割複信される第1のUE間ロケーション基準信号を受信し、第1のUE間ロケーション基準信号および第1のダウンリンクロケーション基準信号の各々の測定値を示す第1の測定報告をUEから送ることと、第2のダウンリンクロケーション基準信号とともに時分割複信される第2のUE間ロケーション基準信号を受信し、第2のUE間ロケーション基準信号および第2のダウンリンクロケーション基準信号の各々の測定値を示す第2の測定報告をUEから送ることとのうちの少なくとも一方を含み得る。たとえば、LRS932、934はFDDまたはTDDであり得、UE500は、LRS932、934を受信し、測定報告942をTRP/SL受信機902に送り得る。プロセッサは、場合によってはメモリ530と併せて、またインターフェース520(たとえば、ワイヤレス受信機244およびアンテナ246)と併せて、第1のUE間LRS FDDを第1のDL LRSとともに受信するための手段、および/または、第2のUE間LRS TDDを第2のDL LRSとともに受信するための手段を備え得る。プロセッサは、場合によってはメモリ530と併せて、またインターフェース520(たとえば、ワイヤレス送信機242およびアンテナ246)と併せて、測定報告を送るための手段を備え得る。本方法は、1つまたは複数の別個のアップリンクリソースの使用と、媒体アクセス制御-制御要素の使用と、他のアップリンクデータとの組合せとのうちの少なくとも1つによって、第1の測定報告と第2の測定報告とのうちの少なくとも一方を送ることを備え得る。
[00133]同じくまたは代替として、方法1000の実装形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、方法1000は、優先度の指示をネットワークエンティティから受信することを含み得る。UE500は、インターフェースを介して優先度の指示を受信することによって、優先度で動的に構成され得る。プロセッサは、場合によってはメモリ530と併せて、またインターフェース520(たとえば、ワイヤレス受信機244およびアンテナ246)と併せて、優先度の指示を受信するための手段を備え得る。別の例として、方法1000は、第1のUE間ロケーション基準信号と第1の無線ネットワークインターフェース信号とをUEから送ることを含み得、第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、第1のUE間ロケーション基準信号および第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号は、測位用サウンディング基準信号とチャネル状態情報基準信号とのうちの一方を備える。たとえば、UE/RNIユニット560は、LRS936およびUL Tx信号938(UL LRSを備える)をTRP300およびUE500-2に送り得る。プロセッサは、場合によってはメモリ530と併せて、またインターフェース520(たとえば、ワイヤレス送信機242およびアンテナ246)と併せて、UE間LRSとRNI LRSとを送るための手段を備え得る。
[00134]他の考慮事項
[00135]他の例および実装形態は、本開示の範囲および添付の特許請求の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアおよびコンピュータの性質により、上で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が異なる物理的位置に実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。
[00136]本明細書において使用される単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が別段に明確に示すのでなければ、複数形も含む。本明細書において使用される「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在もしくは追加を排除しない。
[00137]本明細書で使用される、機能または動作が項目または条件「に基づく」という言明は、別段の記載がない限り、機能または動作が、言明された項目または条件に基づくこと、ならびに、言明された項目または条件に加えて1つまたは複数の項目および/または条件に基づき得ることを意味する。
[00138]また、本明細書において使用されるとき、「のうちの少なくとも1つ」で終わる、または「のうちの1つまたは複数」で終わる項目の列挙において使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCの少なくとも1つ」という列挙、または「A、B、またはCの1つまたは複数」という列挙が、AもしくはBもしくはC、またはAB(AおよびB)、またはAC(AおよびC)、またはBC(BおよびC)、またはABC(すなわち、AおよびBおよびC)、または1つより多くの特徴をもつ組合せ(たとえば、AA、AAB、ABBCなど)を意味するような、選言的列挙を示す。したがって、アイテム、たとえば、プロセッサが、AまたはBのうちの少なくとも1つに関する機能を実施するように構成されるという具陳は、アイテムがAに関する機能を実施するように構成され得るか、またはBに関する機能を実施するように構成され得るか、またはAとBとに関する機能を実施するように構成され得ることを意味する。たとえば、「AまたはBのうちの少なくとも1つを測定するように構成されたプロセッサ」の句は、プロセッサが、Aを測定するように構成され得る(およびBを測定するように構成されることも構成されないこともある)か、またはBを測定するように構成され得る(およびAを測定するように構成されることも構成されないこともある)か、またはAを測定しBを測定するように構成され得る(およびAとBとのどちらをまたはそれらの両方を測定すべきか選択するように構成され得る)ことを意味する。同様に、AまたはBのうちの少なくとも1つを測定するための手段の記載は、Aを測定するための手段(Bを測定することが可能であることも可能でないこともある)、またはBを測定するための手段(およびAを測定するように構成されることも構成されないこともある)、またはAおよびBを測定するための手段(AおよびBのどちらを測定するか、または両方を測定するかを選択することが可能であり得る)を含む。別の例として、アイテム、たとえば、プロセッサが、機能Xを実施することまたは機能Yを実施することのうちの少なくとも1つを行うように構成されるという具陳は、アイテムが、機能Xを実施するように構成され得るか、または機能Yを実施するように構成され得るか、または機能Xを実施することと機能Yを実施することとを行うように構成され得ることを意味する。たとえば、「Xを測定することまたはYを測定することのうちの少なくとも1つを行うように構成されたプロセッサ」の句は、プロセッサが、Xを測定するように構成され得る(およびYを測定するように構成されることも構成されないこともある)か、またはYを測定するように構成され得る(およびXを測定するように構成されることも構成されないこともある)か、またはXを測定することとYを測定することとを行うように構成され得る(およびXとYとのどちらをまたはそれらの両方を測定すべきか選択するように構成され得る)ことを意味する。
[00139]具体的な要件に従って、かなりの変形が行われ得る。たとえば、カスタマイズされたハードウェアも使用されることがあり、および/または、特定の要素が、ハードウェア、プロセッサによって実行される(アプレットなどのポータブルソフトウェアを含む)ソフトウェア、またはその両方で実装されることがある。さらに、ネットワーク入力/出力デバイスなどの、他のコンピューティングデバイスへの接続が利用され得る。別段に記載されていない限り、互いに接続され、または通信して図に示され、および/または本明細書において論じられる機能的または他の構成要素は、通信可能に結合される。つまり、構成要素は、それらの間での通信を可能にするように、直接または間接的に接続され得る。
[00140]上で論じられた方法、システム、およびデバイスは例である。様々な構成は、適宜に様々な手順または構成要素を省略し、置換し、または追加し得る。たとえば、いくつかの構成に関して説明される特徴は、様々な他の構成において組み合わせられ得る。構成の異なる態様および要素が、同様の方式で組み合わせられ得る。また、技術は発展するので、要素の多くは例であり、本開示または特許請求の範囲を限定しない。
[00141]ワイヤレス通信システムは、通信がワイヤレスに、すなわち有線接続または他の物理的接続ではなく空間を通じて伝播する電磁波および/または音波によって運ばれるような通信システムである。ワイヤレス通信ネットワークは、すべての通信がワイヤレスに送信されるようにはしないことがあり、少なくとも一部の通信がワイヤレスに送信されるように構成される。さらに、「ワイヤレス通信デバイス」という用語または同様の用語は、デバイスの機能が通信だけのためのものであること、もしくはデバイスの機能が均等に主に通信のためのものであることを要求せず、またはデバイスがモバイルデバイスであることを要求せず、デバイスがワイヤレス通信能力(片方向または双方向)を含むこと、たとえば、ワイヤレス通信のための少なくとも1つの無線(各無線は送信機、受信機、またはトランシーバの一部である)を含むことを示す。
[00142]説明では、(実装形態を含む)例示的な構成の完全な理解が得られるように具体的な詳細が与えられる。しかしながら、構成は、これらの具体的な詳細を伴わずに実践され得る。たとえば、構成を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている回路、プロセス、アルゴリズム、構造、および技法は、不要な詳細を伴わずに示されている。この説明は、例示的な構成を与えるにすぎず、特許請求の範囲、適用性、または構成を限定しない。むしろ、構成の先の説明は、記載された技法を実装するための説明を提供する。要素の機能および構成において様々な変更が行われ得る。
[00143]本明細書において使用される、「プロセッサ可読媒体」、「機械可読媒体」、および「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械を特定の様態で動作させるデータを提供することに関与する任意の媒体を指す。コンピューティングプラットフォームを使用すると、様々なプロセッサ可読媒体は、実行のためにプロセッサに命令/コードを提供することに関与し得、ならびに/または、そのような命令/コード(たとえば、信号のような)を記憶および/もしくは担持するために使用され得る。多くの実装において、プロセッサ可読媒体は、物理的および/または有形の記憶媒体である。そのような媒体は、限定はされないが、不揮発性媒体および揮発性媒体を含む、多くの形態をとり得る。不揮発性媒体は、たとえば、光ディスクおよび/または磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、限定はされないが、ダイナミックメモリを含む。
[00144]いくつかの例示的な構成を説明してきたが、様々な修正、代替構成、および均等物が使用され得る。たとえば、上記の要素は、より大きいシステムの構成要素であり得、ここにおいて、他のルールが、本発明の適用例よりも優先するかまたはさもなければ本発明の適用例を変更し得る。また、いくつかの動作は、上記の要素が考慮される前、考慮される間に、またはその後に、行われ得る。したがって、上記の説明は特許請求の範囲を限定しない。
[00145]値が第1のしきい値を超える(またはそれよりも大きい、またはそれを上回る)という記述は、値が、第1のしきい値よりもわずかに大きい第2のしきい値を満たすか、または超えるという記述と等価であり、たとえば、第2のしきい値は、コンピューティングシステムの分解能において第1のしきい値よりも高い1つの値である。値が第1のしきい値未満である(またはそれ以内である、またはそれを下回る)という記述は、値が、第1のしきい値よりもわずかに低い第2のしきい値以下であるという記述と等価であり、たとえば、第2のしきい値は、コンピューティングシステムの分解能において第1のしきい値よりも低い1つの値である。

Claims (35)

  1. 受信機と送信機とのうちの少なくとも一方を備えるインターフェースと、
    メモリと、
    前記インターフェースと前記メモリとに通信可能に結合されたプロセッサと、
    を備えるユーザ機器(UE)であって、前記プロセッサは、
    第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換についての処理競合を識別することと、
    前記第1のUE間ロケーション基準信号の前記交換および前記第1の無線ネットワークインターフェース信号の前記交換の優先度を決定することと、
    前記優先度に従って、前記インターフェースを介して、前記第1のUE間ロケーション基準信号と前記第1の無線ネットワークインターフェース信号とのうちの一方を交換することと、
    を行うように構成された、UE。
  2. 前記プロセッサは、前記第1のUE間ロケーション基準信号の前記交換が前記第1のUE間ロケーション基準信号の受信であり前記第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換がアップリンク信号の送信であることに基づいて、少なくとも制御情報ありのアップリンクと制御情報なしのアップリンクとロケーション基準信号内容ありのUE間との相対的な優先度を示す優先度リストから前記優先度を決定するように構成された、請求項1に記載のUE。
  3. 前記プロセッサは、前記インターフェースを介して、前記UEが前記第1のUE間ロケーション基準信号を受信し前記第1の無線ネットワークインターフェース信号を送信することができることを示すとともに、少なくとも1つのタイミング基準を示す、能力報告を送るように構成される、請求項2に記載のUE。
  4. 前記プロセッサは、前記インターフェースを介して能力報告を送るように構成され、前記能力報告は、
    前記第1の無線ネットワークインターフェース信号とともに周波数分割複信される前記第1のUE間ロケーション基準信号を前記UEが前記インターフェースを介して交換できることと、前記第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、
    少なくとも1つの指定されたタイミング基準で前記第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号とともに時分割複信される前記第1のUE間ロケーション基準信号を前記UEが前記インターフェースを介して交換できることと、
    のうちの少なくとも一方を示す、請求項1に記載のUE。
  5. 前記プロセッサは、
    第1のダウンリンクロケーション基準信号とともに周波数分割複信される前記第1のUE間ロケーション基準信号を受信し、前記第1のUE間ロケーション基準信号および前記第1のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第1の測定値を示す第1の測定報告を送ることと、
    第2のダウンリンクロケーション基準信号とともに時分割複信される第2のUE間ロケーション基準信号を受信し、前記第2のUE間ロケーション基準信号および前記第2のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第2の測定値を示す第2の測定報告を送ることと、
    のうちの少なくとも一方を行うように構成された、請求項1に記載のUE。
  6. 前記プロセッサは、1つまたは複数の別個のアップリンクリソースの使用と、媒体アクセス制御-制御要素の使用と、他のアップリンクデータとの組合せとのうちの少なくとも1つによって、前記第1の測定報告と前記第2の測定報告とのうちの少なくとも一方を送るように構成された、請求項5に記載のUE。
  7. 前記プロセッサは、前記インターフェースを介して前記優先度の指示を受信するように構成された、請求項1に記載のUE。
  8. 前記UEは、前記優先度で静的に構成された、請求項1に記載のUE。
  9. 前記プロセッサは、前記インターフェースを介して、前記第1のUE間ロケーション基準信号と前記第1の無線ネットワークインターフェース信号とを送るように構成され、前記第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、前記第1のUE間ロケーション基準信号および前記第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号は測位用サウンディング基準信号とチャネル状態情報基準信号とのうちの一方を備える、請求項1に記載のUE。
  10. 第1のユーザ機器(UE)間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換についての処理競合を識別するための手段と、
    前記第1のUE間ロケーション基準信号の前記交換および前記第1の無線ネットワークインターフェース信号の前記交換の優先度を決定するための手段と、
    前記優先度に従って、前記第1のUE間ロケーション基準信号と前記第1の無線ネットワークインターフェース信号とのうちの一方を交換するための手段と、
    を備えるUE。
  11. 前記優先度を決定するための前記手段は、前記第1のUE間ロケーション基準信号の前記交換が前記第1のUE間ロケーション基準信号の受信であり前記第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換がアップリンク信号の送信であることに基づいて、少なくとも制御情報ありのアップリンクと制御情報なしのアップリンクとロケーション基準信号内容ありのUE間との相対的な優先度を示す優先度リストから前記優先度を決定するための手段を備える、請求項10に記載のUE。
  12. 前記UEが前記第1のUE間ロケーション基準信号を受信し前記第1の無線ネットワークインターフェース信号を送信することができることを示すとともに、少なくとも1つのタイミング基準を示す、能力報告を送るための手段をさらに備える、請求項11に記載のUE。
  13. 能力報告を送るための手段をさらに備え、前記能力報告は、
    前記第1の無線ネットワークインターフェース信号とともに周波数分割複信される前記第1のUE間ロケーション基準信号を前記UEが交換できることと、前記第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、
    少なくとも1つの指定されたタイミング基準で前記第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号とともに時分割複信される前記第1のUE間ロケーション基準信号を前記UEが交換できることと、
    のうちの少なくとも一方を示す、請求項10に記載のUE。
  14. 第1のダウンリンクロケーション基準信号とともに周波数分割複信される前記第1のUE間ロケーション基準信号を受信するための手段、ならびに前記第1のUE間ロケーション基準信号および前記第1のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第1の測定値を示す第1の測定報告を送るための手段と、
    第2のダウンリンクロケーション基準信号とともに時分割複信される第2のUE間ロケーション基準信号を受信するための手段、ならびに前記第2のUE間ロケーション基準信号および前記第2のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第2の測定値を示す第2の測定報告を送るための手段と、
    のうちの少なくとも一方をさらに備える、請求項10に記載のUE。
  15. 1つまたは複数の別個のアップリンクリソースの使用と、媒体アクセス制御-制御要素の使用と、他のアップリンクデータとの組合せとのうちの少なくとも1つによって、前記第1の測定報告と前記第2の測定報告とのうちの少なくとも一方を送るための手段を備える、請求項14に記載のUE。
  16. 前記優先度の指示をネットワークエンティティから受信するための手段をさらに備える、請求項10に記載のUE。
  17. 前記第1のUE間ロケーション基準信号と前記第1の無線ネットワークインターフェース信号とを送るための手段をさらに備え、前記第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、前記第1のUE間ロケーション基準信号および前記第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号は測位用サウンディング基準信号とチャネル状態情報基準信号とのうちの一方を備える、請求項10に記載のUE。
  18. ユーザ機器間のインターフェースを介した、および無線ネットワークインターフェースを介した合同信号交換の方法であって、
    ユーザ機器(UE)のために、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換についての処理競合を識別することと、
    前記第1のUE間ロケーション基準信号の前記交換および前記第1の無線ネットワークインターフェース信号の前記交換の優先度を決定することと、
    前記優先度に従って、前記第1のUE間ロケーション基準信号と前記第1の無線ネットワークインターフェース信号とのうちの一方を交換することと、
    を備える方法。
  19. 前記優先度を決定することは、前記第1のUE間ロケーション基準信号の前記交換が前記第1のUE間ロケーション基準信号の受信であり前記第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換がアップリンク信号の送信であることに基づいて、少なくとも制御情報ありのアップリンクと制御情報なしのアップリンクとロケーション基準信号内容ありのUE間との相対的な優先度を示す優先度リストから前記優先度を決定することを備える、請求項18に記載の方法。
  20. 前記UEから、前記UEが前記第1のUE間ロケーション基準信号を受信し前記第1の無線ネットワークインターフェース信号を送信することができることを示すとともに、少なくとも1つのタイミング基準を示す、能力報告を送ることをさらに備える、請求項19に記載の方法。
  21. 前記UEから能力報告を送ることをさらに備え、前記能力報告は、
    前記第1の無線ネットワークインターフェース信号とともに周波数分割複信される前記第1のUE間ロケーション基準信号を前記UEが交換できることと、前記第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、
    少なくとも1つの指定されたタイミング基準で前記第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号とともに時分割複信される前記第1のUE間ロケーション基準信号を前記UEが交換できることと、
    のうちの少なくとも一方を示す、請求項18に記載の方法。
  22. 第1のダウンリンクロケーション基準信号とともに周波数分割複信される前記第1のUE間ロケーション基準信号を受信し、前記第1のUE間ロケーション基準信号および前記第1のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第1の測定値を示す第1の測定報告を前記UEから送ることと、
    第2のダウンリンクロケーション基準信号とともに時分割複信される第2のUE間ロケーション基準信号を受信し、前記第2のUE間ロケーション基準信号および前記第2のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第2の測定値を示す第2の測定報告を前記UEから送ることと、
    のうちの少なくとも一方をさらに備える、請求項18に記載の方法。
  23. 1つまたは複数の別個のアップリンクリソースの使用と、媒体アクセス制御-制御要素の使用と、他のアップリンクデータとの組合せとのうちの少なくとも1つによって、前記第1の測定報告と前記第2の測定報告とのうちの少なくとも一方を送ることを備える、請求項22に記載の方法。
  24. 前記優先度の指示をネットワークエンティティから受信することをさらに備える、請求項18に記載の方法。
  25. 前記第1のUE間ロケーション基準信号と前記第1の無線ネットワークインターフェース信号とを前記UEから送ることをさらに備え、前記第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、前記第1のUE間ロケーション基準信号および前記第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号は測位用サウンディング基準信号とチャネル状態情報基準信号とのうちの一方を備える、請求項18に記載の方法。
  26. ユーザ機器間のインターフェースを介して、および無線ネットワークインターフェースを介して信号を交換するために、ユーザ機器(UE)のプロセッサに、
    前記UEのために、第1のUE間ロケーション基準信号の交換および第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換についての処理競合を識別することと、
    前記第1のUE間ロケーション基準信号の前記交換および前記第1の無線ネットワークインターフェース信号の前記交換の優先度を決定することと、
    前記優先度に従って、前記第1のUE間ロケーション基準信号と前記第1の無線ネットワークインターフェース信号とのうちの一方を交換することと、
    を行わせるように構成されたプロセッサ可読命令を備える非一時的プロセッサ可読記憶媒体。
  27. 前記優先度を決定することを前記プロセッサに行わせるように構成された前記命令は、前記第1のUE間ロケーション基準信号の前記交換が前記第1のUE間ロケーション基準信号の受信であり前記第1の無線ネットワークインターフェース信号の交換がアップリンク信号の送信であることに基づいて、少なくとも制御情報ありのアップリンクと制御情報なしのアップリンクとロケーション基準信号内容ありのUE間との相対的な優先度を示す優先度リストから前記優先度を決定することを前記プロセッサに行わせるように構成された命令を備える、請求項26に記載の記憶媒体。
  28. 前記UEから、前記UEが前記第1のUE間ロケーション基準信号を受信し前記第1の無線ネットワークインターフェース信号を送信することができることを示すとともに、少なくとも1つのタイミング基準を示す、能力報告を送ることを前記プロセッサに行わせるように構成された命令をさらに備える、請求項27に記載の記憶媒体。
  29. 前記UEから能力報告を送ることを前記プロセッサに行わせるように構成された命令をさらに備え、前記能力報告は、
    前記第1の無線ネットワークインターフェース信号とともに周波数分割複信される前記第1のUE間ロケーション基準信号を前記UEが交換できることと、前記第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、
    少なくとも1つの指定されたタイミング基準で前記第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号とともに時分割複信される前記第1のUE間ロケーション基準信号を前記UEが交換できることと、
    のうちの少なくとも一方を示す、請求項26に記載の記憶媒体。
  30. 第1のダウンリンクロケーション基準信号とともに周波数分割複信される前記第1のUE間ロケーション基準信号を受信し、前記第1のUE間ロケーション基準信号および前記第1のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第1の測定値を示す第1の測定報告を前記UEから送ることと、
    第2のダウンリンクロケーション基準信号とともに時分割複信される第2のUE間ロケーション基準信号を受信し、前記第2のUE間ロケーション基準信号および前記第2のダウンリンクロケーション基準信号の各々の第2の測定値を示す第2の測定報告を前記UEから送ることと、
    のうちの少なくとも一方を前記プロセッサに行わせるように構成された命令をさらに備える、請求項26に記載の記憶媒体。
  31. 前記命令は、1つまたは複数の別個のアップリンクリソースの使用と、媒体アクセス制御-制御要素の使用と、他のアップリンクデータとの組合せとのうちの少なくとも1つによって、前記第1の測定報告と前記第2の測定報告とのうちの少なくとも一方を送ることを前記プロセッサに行わせるように構成された命令を含む、請求項30に記載の記憶媒体。
  32. 前記優先度の指示をネットワークエンティティから受信することを前記プロセッサに行わせるように構成された命令をさらに備える、請求項26に記載の記憶媒体。
  33. 前記第1のUE間ロケーション基準信号と前記第1の無線ネットワークインターフェース信号とを前記UEから送ることを前記プロセッサに行わせるように構成された命令をさらに備え、前記第1の無線ネットワークインターフェース信号は第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号を備え、前記第1のUE間ロケーション基準信号および前記第1の無線ネットワークインターフェースロケーション基準信号は測位用サウンディング基準信号とチャネル状態情報基準信号とのうちの一方を備える、請求項26に記載の記憶媒体。
  34. 受信機と、
    メモリと、
    前記受信機と前記メモリとに通信可能に結合されたプロセッサと、
    を備えるデバイスであって、前記プロセッサは、
    測定報告をユーザ機器(UE)から受信することと、前記測定報告は、前記UEによって受信されたUE間ロケーション基準信号に関する第1の測定情報と、前記UEによって受信されたダウンリンクロケーション基準信号に関する第2の測定情報とを備え、
    前記UEに関する位置情報を決定するために、前記第1の測定情報と前記第2の測定情報とを組み合わせることと、
    を行うように構成された、デバイス。
  35. 前記プロセッサは、前記第1の測定情報および前記第2の測定情報の相対的な重み付けを用いて、前記第1の測定情報と前記第2の測定情報とを組み合わせるように構成され、前記相対的な重み付けは、前記UE間ロケーション基準信号および前記ダウンリンクロケーション基準信号の相対的なリンク測定値に基づく、請求項34に記載のデバイス。
JP2023506335A 2020-08-05 2020-08-05 合同サイドリンクおよびアップリンク/ダウンリンク測位 Pending JP2023541099A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/CN2020/107072 WO2022027301A1 (en) 2020-08-05 2020-08-05 Joint sidelink and uplink/downlink positioning

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023541099A true JP2023541099A (ja) 2023-09-28

Family

ID=80119412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023506335A Pending JP2023541099A (ja) 2020-08-05 2020-08-05 合同サイドリンクおよびアップリンク/ダウンリンク測位

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20230354246A1 (ja)
EP (1) EP4193717A4 (ja)
JP (1) JP2023541099A (ja)
KR (1) KR20230047092A (ja)
CN (1) CN116097793A (ja)
BR (1) BR112023001284A2 (ja)
WO (1) WO2022027301A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016047900A1 (en) * 2014-09-23 2016-03-31 Lg Electronics Inc. Method for priority handling for buffer status reporting in a d2d communication system and device therefor
EP3646519A4 (en) * 2017-06-26 2021-03-10 Apple Inc. COLLISION HANDLING OF REFERENCE SIGNALS
KR102367084B1 (ko) * 2017-08-01 2022-02-24 삼성전자 주식회사 사용자 장치를 위한 위치 결정 방법 및 디바이스와 사용자 장치
US11129195B2 (en) * 2017-08-09 2021-09-21 Qualcomm Incorporated Techniques and apparatuses for positioning reference signal (PRS) management
US20220109527A1 (en) * 2019-01-21 2022-04-07 Lg Electronics Inc. Method for transmitting sidelink harq feedback in wireless communication system
CN116321484A (zh) * 2019-08-16 2023-06-23 北京小米移动软件有限公司 数据处理方法及装置、通信设备及存储介质
US20230199522A1 (en) * 2020-07-31 2023-06-22 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for prioritization between position services and radio communication services

Also Published As

Publication number Publication date
CN116097793A (zh) 2023-05-09
US20230354246A1 (en) 2023-11-02
EP4193717A1 (en) 2023-06-14
EP4193717A4 (en) 2024-05-08
BR112023001284A2 (pt) 2023-02-14
WO2022027301A1 (en) 2022-02-10
KR20230047092A (ko) 2023-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11974335B2 (en) Sidelink positioning reference signal configuration
US11711782B2 (en) Anchor selection for UE positioning
US20230104211A1 (en) Positioning reference signal processing
US20230081093A1 (en) Physical layer considerations for ue positioning
JP2023554263A (ja) Ue間測位
US20230300653A1 (en) Rtt-based positioning with cli measurement
US11963202B2 (en) UE receive-transmit time difference measurement reporting
US20220272592A1 (en) Ue positioning using a substitute anchor
JP2023517471A (ja) 複数のダウンリンク測位技法能力
KR20230087465A (ko) 계층적 ue 포지셔닝
JP2023541899A (ja) 測位基準信号構成および管理
WO2022036027A1 (en) Positioning reference signal adjustment based on repetitive signal performance
JP2024508490A (ja) 再構成可能なインテリジェント表面(ris)支援および非ris支援信号タイミング
US11991108B2 (en) Receive-signal path allocation for multiple positioning frequency layer processing
US20230224123A1 (en) Ue-to-ue positioning
WO2022197378A1 (en) Uplink and downlink ris-aided signaling
KR20230161978A (ko) Prs 측정 리포트 콘텐츠 및/또는 요청
US20230354246A1 (en) Joint sidelink and uplink/downlink positioning
US20240129085A1 (en) Embedding timing group information in reference signals for positioning
JP2023540895A (ja) 下位レイヤ測位測定報告
KR20240088852A (ko) 보조 데이터 선택
KR20230104586A (ko) Rs 구성 및 관리
KR20240096478A (ko) 커플링된 리소스 풀들
KR20240008313A (ko) 온-디맨드 포지셔닝 참조 신호 스케줄링

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240508