JP2023540324A - 車両における情報のセキュア表示のための方法 - Google Patents

Abstract

複数のステータスを有する可能性がある接続されたインフラストラクチャ要素の検出、およびインフラストラクチャ要素に対する時間的近接度の推定をできるようにするドライバー支援システムを具備する車両における情報のセキュア表示のための方法であって、方法が、システムのディスプレイユニット上に表示される運転イベントに関係する情報の表示をセキュアにすることを含む、方法が提供される。【選択図】図１

Description

本発明は、車両における情報のセキュア表示のための方法に関する。本発明は、車両のドライバー支援システムおよびそのような支援システムを備える車両にも関する。本発明は、述べられる方法を実現するコンピュータプログラムにも関する。

運転支援技術は、ますます広く使用されており、もはや高級車両に限定されない。これらの技術は、自動車両の運転を簡略化し、および／または車両のドライバーの挙動をより信頼できるものにすることを可能にする。具体的には、運転支援システムは、一般に車両の速度を調節することによって、ユーザの快適さおよび安全性を向上させる。そのようなことは、特に、「青信号最適速度推奨（green light optimal speed advisory）」を表す頭字語「ＧＬＯＳＡ」によっても知られている、交通信号灯に応じて最適縦方向速度を推奨するためのシステム、または「ＡＣＣ」タイプの適応型速度調節器（ＡＣＣは、「適応型巡航制御」を表す）などの、支援方法およびシステムを用いる場合に該当する。

そのようなシステムは、従来、リアルタイムのおよび／または将来の運転イベントに関係する情報をブロードキャストするスクリーン型のディスプレイモジュールを備えるインターフェースシステムを備える。とはいえ、そのようなディスプレイモジュールは、車線からドライバーの注意をそらすことによって、およびこれにより事故につながる可能性がある異常挙動を誘発することによって、ドライバーの警戒を下げることがある。

本発明は、このコンテキスト内に入り、自動車両における情報のセキュア表示のための方法、およびそのような方法を実現することが可能な運転支援システムを提供することを目的とする。

本発明は、運転支援システムを具備する車両における情報のセキュア表示のための方法であって、方法は、以下のステップ、すなわち、
－ 複数のステータスを有する可能性があるインフラストラクチャ要素、特に、接続された交通信号灯の検出のステップと、
－ インフラストラクチャ要素に関係するデータの車両への送信の、および送信されたデータに応じた運転支援システムのディスプレイモジュール上での運転イベントに関係する情報の表示のステップと、
－ インフラストラクチャ要素に対する車両の位置特定のステップと、
－ 車両の縦方向速度を考慮に入れることによる、車両がインフラストラクチャ要素に達するまでの残り時間（Ｔ_ｉ）のリアルタイムでの推定のステップと、
－ 情報の表示のセキュアリングのステップと
を備え、
セキュアリングステップは、ディスプレイモジュールの情報の表示のスイッチオフのサブステップを備え、インフラストラクチャ要素から車両を隔てている残り時間（Ｔ_ｉ）が、構造物要素から車両を隔てる所定のリミット時間（Ｔ_Ｌ）に等しいかまたは実質的に等しいとき、トリガされる、
方法を提案する。

本発明によれば、方法は、光および／または音および／または触覚信号を含む警報信号を介した第１のステータスから第２のステータスへのインフラストラクチャ要素のステータスの差し迫った変化のアラートの少なくとも１つのサブステップを含む、インフラストラクチャ要素のステータスの更新のステップを含む。

方法は、ドライバー状態監視ユニットによるドライバーの警戒のチェックの少なくとも１つのサブステップを含むことができる。

随意の特徴によれば、ドライバーの警戒のチェックのサブステップは、少なくともドライバー監視ユニットによるドライバーの少なくとも１つの生理的パラメータの監視の段階と、しきい値よりも小さいまたはしきい値よりも大きい値による、パラメータのおよび／またはパラメータの組合せのオーバーシュートの検出の段階とを含むことができる。

随意の特徴によれば、情報の表示のセキュアリングのステップは、パラメータのおよび／またはパラメータの組合せのオーバーシュートがチェックサブステップにおいて検出されたときの、車両のドライバーへの少なくとも１つの警報メッセージの発出のサブステップを含むことができ、警報メッセージが、光および／または音および／または触覚信号を含む。

特に、リミット時間（Ｔ_Ｌ）は、２～３秒程度であり得る。

随意の特徴によれば、インフラストラクチャ要素の検出のステップは、車両が走行するレーンおよび／または道路に対するインフラストラクチャ要素の位置に従う、および／または車両に対するインフラストラクチャ要素の空間的および／または時間的近接度に従う、複数のインフラストラクチャ要素の中からのインフラストラクチャ要素の選択のサブステップを含むことができる。

随意の特徴によれば、セキュアリングステップの全部または一部は、車両が１５ｋｍ／ｈ以上の速度において移動しているときにのみ、実現され得る。

インフラストラクチャ要素のステータスの更新のステップは、アラートサブステップに続いて、少なくとも１つの監視ユニットによるドライバーの少なくとも１つの生理的パラメータの測定によるドライバーの挙動の検証のサブステップを含むことができ、しきい値よりも小さいまたはしきい値よりも大きい値による、パラメータのおよび／またはパラメータの組合せのオーバーシュートが、検出されたとき、インフラストラクチャ要素のステータスの変化および／または警戒の変化のリマインドのサブステップを含むことができる。

本発明は、先に解説された方法を実現するハードウェアおよび／またはソフトウェア要素を含む自動車両運転支援システムであって、ハードウェア要素が、当該支援システムの位置特定手段と、接続されたインフラストラクチャ要素を検出するための手段と、通信モジュールと、データ処理ユニットと、ドライバー状態監視ユニットと、ディスプレイモジュールとを少なくとも備える、自動車両運転支援システムにも関する。

本発明は、コンピュータプログラム製品であって、プログラムがコンピュータ上で動作するとき、本発明の方法のステップを実現するための、コンピュータ可読媒体に記憶されたプログラムコード命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提案するか、または、通信ネットワークからダウンロードされ、および／またはコンピュータ可読データ媒体に記憶され得、および／またはコンピュータによって実行することが可能なコンピュータプログラム製品であって、プログラムは、プログラムがコンピュータによって実行させられたとき、コンピュータに本発明による方法を実現させる命令をプログラムが含むことを特徴とする、コンピュータプログラム製品をさらに提案する。

他の詳細、特徴および利点が、以下の図中に図示されている様々な例示的な実施形態に関して、例示としてのおよび非限定的な様式での、以下で与えられる発明を実施するための形態を読むことでより明確になるであろう。

車両における情報のセキュア表示のための方法を実現するための手段を具備する車両の実施形態を概略的に表す図である。 情報のセキュア表示のための方法の実行モードの概略的な流れ図である。 情報のセキュア表示のための方法の第１の実行モードのセキュアリングステップを詳述する流れ図である。 情報のセキュア表示のための方法の第２の実行モードのセキュアリングステップを詳述する流れ図である。 情報のセキュア表示のための方法の実行の第１の変形例のセキュアリングステップを詳述する流れ図である。 情報のセキュア表示のための方法の実行の第２の変形例のセキュアリングステップを詳述する流れ図である。 情報のセキュア表示のための方法の実行の第３の変形例のセキュアリングステップを詳述する流れ図である。

図１は、図２～７を参照しながら以下で説明される、車両における情報のセキュア表示のための方法１を実現するための手段を具備する車両１０の実施形態を図示する。そのようなセキュア表示のための方法１は、運転支援システム２に組み込まれることを意図される。たとえば、考察される支援システムは、好ましくは、ＧＬＯＳＡ（「青信号最適速度アドバイス」）タイプの、車両１０の最適縦方向速度アドバイスシステム、またはＡＣＣ（「適応型巡航制御」）タイプのコンテキスト距離調節システムであり得る。

車両１０は、任意のタイプの自動車両、特に、乗用車または多用途車である。車両１０は、本発明による方法を実現するハードウェアおよび／またはソフトウェア要素を含む自動車両運転支援システム２を備える。ハードウェア要素は、当該支援システム２の位置特定手段３と、接続されたインフラストラクチャ要素１１を検出するための手段４と、通信モジュール５と、データ処理ユニット６と、ドライバー状態監視ユニット７と、ディスプレイモジュール８とを少なくとも備える。

位置特定手段３は、車両１０が道路インフラストラクチャにおいて位置を特定されることを可能にする。位置特定手段３は、たとえば、近似車両１０位置特定システム、および／または道路インフラストラクチャの高精細度マッピングを内蔵する。具体的には、車両１０の近似位置特定は、ＧＰＳ（「全地球測位システム」）タイプのシステムによって供給され得る。車両１０の近似位置特定は、マッピングデータベースから、車両１０の近似位置の周りの数百メートルの半径内の道路インフラストラクチャに関係する情報をフェッチすることを可能にする。代替的にまたは追加として、位置特定手段３は、永続的に車両１０の移動を積算する、車両１０に組み込まれた位置特定システムであり得る。

検出手段４は、少なくとも１つの接続されたインフラストラクチャ要素１１を検出するように構成される。

接続されたインフラストラクチャ要素１１は、リモートサーバ１００にリンクされ、および／または車両１０と情報を交換することができる、インフラストラクチャ要素であると理解される。インフラストラクチャ要素１１は、モバイルであることも、好ましくは固定であることもある。

インフラストラクチャ要素は、サーバ１００との間でデータを送信および受信し、ならびに／または特に周期的に車両にデータを送るように構成された少なくとも１つの通信デバイス５１を備える。そのようなデータは、インフラストラクチャ要素１１の識別子、インフラストラクチャ要素１１の位置付けおよび／または現在のステータスを含むことができる。特に、接続されたインフラストラクチャ要素は、複数のステータスを有する可能性がある。

「ステータス」は、車線上の車両交通に影響を及ぼすインフラストラクチャ要素の異なる状態を意味すると理解される。例として、考察されるインフラストラクチャ要素１１は、交通信号灯、鉄道踏切遮断機または鉄道横断橋、あるいは接続される可能性および異なるステータスを有する可能性がある任意の他の道路インフラストラクチャ交通規制要素であり得る。その場合、そのようなインフラストラクチャ要素１１のステータスは、交通信号灯の色に対する、あるいは遮断機の開放の状態または閉鎖の状態に対するものである。好ましくは、インフラストラクチャ要素１１は、ステータスに関係するデータをリアルタイムで送信する。

本発明によるシステムの検出手段４は、特に、接続されたインフラストラクチャ要素１１によって送信された発信データ信号を検出するように構成され得る。検出手段４は、特に、システムの通信モジュール５に含まれ得る。

随意に、検出手段４は、加えて、インフラストラクチャ要素１１の検出および／または選択を最適化するように、表されていないカメラを備えることができる。そのようなカメラは、カメラが、車両１０がその上を移動している車線の一部分の画像を収集することが可能であるようなやり方で固定され得、車両１０の前部に位置される。このカメラは、これにより、車両１０の前部に、たとえば、フロントヘッドライトに、または車両内部に、特に、フロントガラスの後ろに、またはさらには車両１０のルーフ上に固定され得る。そのようなカメラは、画像を表す信号を供給することが可能であり、その信号は、次いで、画像の処理および／または保存のために処理ユニット６に送信され得る。そのような機構は、たとえば、１つまたは複数の適切なインフラストラクチャ要素の検出を最適化するように、道路インフラストラクチャの接続されたまたは接続されていないインフラストラクチャ要素に関係する追加情報を処理ユニット６に供給することを可能にする。

通信モジュール５は、車両１０が無線、低周波または高周波リンクによってインフラストラクチャ要素１１からデータを受信することを可能にする。リンクは、たとえば、たとえば「セルラー」または「ＷｉＦｉ」技術に基づく無線リンクであり得る。この特定の場合では、本発明による方法の実現時に、そのような通信モジュール５は、車両１０からインフラストラクチャ要素１１への情報の送信を取り扱わない。

処理ユニット６は、ハードウェアおよびソフトウェアリソースを備える少なくとも１つの計算ユニット、より詳細には、メモリ要素と協働する少なくとも１つのプロセッサまたはマイクロプロセッサを備える。この計算ユニットは、コンピュータプログラムの実現のための命令を実行することが可能である。

監視ユニット７は、ドライバー状態を監視し、ドライバーの警戒の低下の状態の検出を可能にするように構成される。警戒の低下の状態は、車両１０の安全な運転のコンテキストにおいてドライバーを妨げるまたはさらにはドライバーを妨害する可能性があるドライバーの物理的または生理的状態を意味すると理解される。そのような状態は、非限定的および非網羅的様式で注意散漫の状態に対応する。

監視ユニット７は、ドライバーの状態を検出するように構成された少なくとも１つのドライバー監視センサー７１、特に、車両１０内のカメラを備える。少なくとも１つの監視センサー７１は、車両１０の内部に配置され得る。そのような少なくとも１つのドライバー監視センサー７１は、特に、視線の方向、頭の向きまたは移動からドライバーの少なくとも１つの生理的パラメータを測定することが可能である。

監視ユニット７は、ドライバーの警戒の低下の状態が識別されることを可能にする計算動作を実施することが可能な処理モジュール７２をも備える。これにより、監視ユニット７は、ドライバーの挙動条件の変更、およびそれゆえドライバーが採用しているかまたは採用する可能性がある運転モードの変更を識別することが可能である。具体的には、処理ユニット７２は、処理ユニット６に組み込まれ得る。

車両１０は、支援システム２のディスプレイモジュール８を備える。ディスプレイモジュール８は、運転命令に関係する情報、ならびに／あるいは運転支援システムのおよび／または位置特定手段３の車両１０位置特定マッピングを少なくともブロードキャストすることが可能な画面を備えることができる。

その上、車両１０は、随意であるが好ましくは、車両１０の縦方向速度、すなわち、車両１０の変位の速度を決定するための部材を備えることができる。たとえば、縦方向速度決定部材は、速度センサー２１を備えることができる。

また、システムは、情報をブロードキャストすることが可能な警告モジュール２２を内蔵するように構成され得る。警告モジュール２２は、特に、以下、すなわち、
－ たとえばラウドスピーカーによる、音響発散、および／または
－ たとえばスクリーン型のディスプレイモジュール８による、視覚的発散、および／または
－ 触覚的発散、たとえば振動であって、たとえば、ドライバーシートに含まれるかまたは車両１０の少なくとも１つの制御要素、たとえば、ステアリングホイールに含まれる振動を発することが可能な要素による振動、
の形式でメッセージおよび／または信号をブロードキャストすることができる。

運転支援システム１は、コンピュータまたは処理ユニットの計算器によって実行されたとき、コンピュータまたは計算器に、以下で説明される方法を実現させる命令を含む、コンピュータによってまたは計算器によって読み取り可能な記憶媒体を構成するメモリまたは記憶スペースをも含むことができる。

図１中に図示されているそのようなシステム１では、処理ユニット６は、インフラストラクチャ要素にまたはインフラストラクチャ要素１１に関係する情報を受信および処理するように、検出手段４におよび通信モジュール５にリンクされる。その上、処理ユニット６は、位置特定手段３にリンクされる。処理ユニット６は、警告モジュール２２にも接続される。最終的に、処理ユニット６は、リアルタイムでドライバーまたは車両１０の縦方向速度に関係する情報を受信するように、異なるセンサー、たとえば、監視センサー７１および／または速度センサー２１に直接的にまたは間接的にリンクされる。

以下の説明のすべてについて、自動車両１０は、インフラストラクチャ要素１１、この場合、交通信号灯を差し迫って備える車線上を走行していると仮定する。「差し迫って」という用語は、時間的近接度基準を指す。「差し迫って」という用語は、車両１０がインフラストラクチャ要素１１に達するために要する時間が、所与のしきい値未満であることを意味する。

情報のセキュア表示のための方法１の２つの実行モードが、図２～４を参照しながら以下で説明される。表示方法１はまた、運転支援システムを動作させる方法であると、またはそのようなシステムを具備する自動車両１０を動作させる方法と考えられ得、表示方法１は、特に、運転支援方法が実現されるときに、すなわち、実行中に情報の表示をセキュアにすることを可能にする。

そのような表示方法１の実行中に、車両１０は、位置特定手段３を介して道路インフラストラクチャにおける車両１０の位置をリアルタイムで送信することに留意されたい。

本発明による表示方法１は、最初に、接続されたインフラストラクチャ要素１１、特に、ステータスを変更する可能性があるインフラストラクチャ要素の検出のステップＥ１を含む。

そのような検出ステップＥ１において、検出手段４は、接近しているインフラストラクチャ要素１１を検出する。異なる代替形態によれば、先に解説された１つまたは複数の検出手段４は、インフラストラクチャ要素１１に固有の通信デバイス５１によって、特に、サーバにおよび／または車両に送信された発信データストリームをピックアップし、および／または１つまたは複数の検出手段４は、インフラストラクチャ要素１１の画像を取り込む。検出手段４は、処理ユニット６にこの情報を送信し、処理ユニット６は、たとえば、インフラストラクチャ要素１１に対する距離の分析のおよび／または画像処理の少なくとも１つのアルゴリズムを実現することによって、接近しているインフラストラクチャ要素１１を検出するかまたは検出しない。

たとえば、検出手段４および／またはシステムは、車両１０に対する空間的および／または時間的近接度を有するインフラストラクチャ要素１１を検出するように構成され得る。例として、検出手段４および／またはシステムは、２５ｍと５００ｍとの間にある検出距離Ｄ_ｄに存在し、および／または２秒と６０秒との間にある、インフラストラクチャ要素１１に達するまでの、車両１０の現在の縦方向ローリング速度における車両１０についての残り時間に対応する検出時間Ｔ_ｄに存在するインフラストラクチャ要素１１を検出するように構成され得る。言い換えれば、検出手段４は、車両１０を囲む空間的および／または時間的外周内に存在する１つまたは複数のインフラストラクチャ要素を検出する。

随意であるが好ましくは、検出ステップＥ１は、複数のインフラストラクチャ要素の中からのインフラストラクチャ要素１１の選択のサブステップＥ１１を含むことができる。特に、そのような選択は、車両１０が走行するレーンおよび／または道路に対するインフラストラクチャ要素１１の位置に基づいて、ならびに／あるいは車両１０に対するインフラストラクチャ要素１１の空間的および／または時間的近接度に従って行われ得る。

たとえば、インフラストラクチャ要素１１は、交差車線上ではなく車両が走行する車線上でのインフラストラクチャ要素１１の位置付けに基づいて、および／または道路の後方部分上ではなく車両１０の前に延びる道路の前方部分上でのインフラストラクチャ要素１１の位置付けに基づいて、複数のインフラストラクチャ要素の中から選択され得る。随意に、選択サブステップＥ１１は、位置特定手段３において事前プログラムされた経路を考慮に入れることができる。

適切なインフラストラクチャ要素１１が検出されると、送信されたデータに応じた、運転イベントに関係する、データの送信および情報の表示のステップＥ２が実現される。そのようなステップでは、インフラストラクチャ要素１１の通信デバイス５１は、インフラストラクチャ要素１１に関係するデータを、たとえば処理ユニット６に含まれる、車両１０の通信モジュール５に送信し、次いで、送信されたデータから導出された、運転イベントに関係する情報が、運転支援システム２のディスプレイモジュール８上に表示される。

特に、そのようなデータは、インフラストラクチャ要素１１の識別情報またはＩＤ、インフラストラクチャ要素１１の正確な位置、インフラストラクチャ要素１１のステータス、および／またはインフラストラクチャ要素１１のステータスの次の変化までの残り時間、および／または最後の変化からの経過時間とインフラストラクチャ要素のステータスに固有の期間との組合せを含むことができる。例として、「ステータス」は、交通信号灯の色、鉄道線路、橋または任意の他の車線をマークする可動障壁の「閉鎖」または「開放」状態を意味すると理解される。

インフラストラクチャ要素１１が交通信号灯である好ましい例示的な実施形態によれば、検索および送信ステップにおいて車両１０に送信されるデータは、インフラストラクチャ要素１１の識別子、インフラストラクチャ要素１１の位置、インフラストラクチャ要素１１のリアルタイムでの現在のステータス、および／または現在のステータスとは別個の第２のステータスへのインフラストラクチャ要素１１の変化までの残り時間を少なくとも含む。

方法は、次いで、インフラストラクチャ要素１１に対する車両１０の位置特定のステップＥ３を実現する。このステップは、位置特定手段３によって常に送信される車両１０位置特定情報に基づいて、およびステップＥ２において先に送信されたインフラストラクチャ要素１１の位置付けデータに基づいて、インフラストラクチャ要素１１に関する、道路インフラストラクチャにおいて移動する車両１０のリアルタイムでの位置を定義することを目的とする。

これらのデータおよび情報は、処理ユニット６に送信され、処理ユニット６は、たとえば速度センサー２１によって送信された、車両１０の縦方向速度データを使用して、インフラストラクチャ要素１１の時間的近接度のリアルタイムでの推定のステップＥ４を実現する。「時間的近接度」は、車両１０が、検出された縦方向速度でインフラストラクチャ要素１１に達するまでの残り時間Ｔ_ｉを意味すると理解される。

言い換えれば、本発明による方法の実行において、システムは、リアルタイムで、一方では、車両１０がインフラストラクチャ要素１１に達するまでの残り時間Ｔ_ｉの推定のステップＥ４を実施し、他方では、そのような残り時間Ｔ_ｉと基準リミット時間Ｔ_Ｌとの比較のステップＥ４１を実施する。

方法はまた、情報の表示のセキュアリングのステップＥ６を実現するように構成される。種々の図中では、推定ステップＥ４は、セキュアリングステップＥ６に先行するものとして表されているが、とはいえ、残り時間Ｔ_ｉの更新は、セキュアリングステップＥ６の実現に並行して継続することができることに留意されたい。

セキュアリングステップは、インフラストラクチャ要素１１から車両１０を隔てている残り時間Ｔ_ｉが、構造物要素から車両１０を隔てる所定のリミット時間Ｔ_Ｌに等しいかまたは実質的に等しいとき、トリガされる。リミット時間Ｔ_Ｌは、インフラストラクチャ要素１１に達するまでの最適残り時間であり、最適残り時間は、ドライバーが、セキュアリングステップの実現に応答して、インフラストラクチャ要素１１に達する前に適切に反応することができることを保証することを可能にする。

好ましい実施形態によれば、そのようなリミット時間は、２～３秒程度である。セキュアリングステップＥ６は、これにより、リミット時間Ｔ_Ｌに等しい残り時間Ｔ_ｉと、インフラストラクチャ要素と同一線上にある車両の位置付けに対応するゼロ残り時間Ｔ_ｉとの間にある期間の全部または一部の間実現され得る。

所定の空間的近接度の代わりに、車両１０の縦方向速度に応じたインフラストラクチャ要素の時間的近接度に基づくセキュアリングステップＥ６の開始は、有利に、方法１を様々な交通状態、特に、様々な交通密度に適したものにすることを可能にする。また、本発明による方法は、道路上のまたはインフラストラクチャ要素１１に近接した、走行しているかまたは停車している車両の存在など、交通に関係する追加のパラメータの検出のステップの統合を必要としない。

有利に、固定された所定のリミット時間、すなわち、定数および非変数であるものの定義は、本発明によるセキュアリングシステムが使用されるとき、ドライバーがそのセキュアリングシステムに慣れるのを助ける。そうすることで、ドライバーの挙動は、方法の動作に適応し、インフラストラクチャ要素１１に接近する際にセキュアリングステップＥ６の実現を次第に予期し、これにより、習慣の力によってドライバーの警戒を強化する。

セキュアリングステップＥ６は、運転支援システム２のディスプレイモジュール８上での情報の表示のスイッチオフのサブステップＥ６を含む。言い換えれば、処理ユニット６は、ディスプレイモジュール８のスイッチオフ、特に、少なくとも、運転イベントに関係する情報のスイッチオフを制御する。

特に、図３中に図示されている第１の実行モードによれば、スイッチオフサブステップＥ６２は、これにより、インフラストラクチャ要素１１から車両１０を隔てている残り時間Ｔ_ｉが、構造物要素から車両１０を隔てる所定のリミット時間Ｔ_Ｌに等しいかまたは実質的に等しいとき、実現され得る。

図４中に図示されている方法の第２の実行モードによれば、セキュアリングステップＥ６は、随意に、ドライバー状態監視ユニット７によるドライバーの警戒のチェックのサブステップＥ５を含むことができる。特に、そのようなチェックサブステップＥ５は、好ましくは、スイッチオフサブステップＥ６２より前に実現され得る。

これにより、たとえば、残り時間Ｔ_ｉが、リミット時間Ｔ_Ｌに等しいかまたは実質的に等しいとき、システムは、チェックサブステップＥ５を開始する。他方、残り時間Ｔ_ｉが、リミット時間Ｔ_Ｌよりも長い場合、方法は、残り時間Ｔ_ｉが、車両１０の移動に応じておよび車両１０の位置に応じて更新されることを可能にするように、残り時間Ｔ_ｉのリアルタイムでの推定のステップＥ４を繰り返す。

ドライバーの警戒のチェックのサブステップＥ５は、少なくとも先に解説された監視ユニット７によるドライバーの少なくとも１つの生理的パラメータの監視の段階Ｅ５１を含むことができる。各パラメータは、たとえば処理ユニット６に含まれる処理モジュール７２にリンクされた、監視ユニット７に含まれる１つまたは複数のドライバー監視センサー７１によって検出および／または測定される。例として、車両１０の監視ユニット７は、ドライバーの画像、特に、ドライバーの視線の画像を取り込むことができ、その画像は、次いで、少なくとも１つの画像解析アルゴリズムを装備した処理ユニット６に送信される。

チェックサブステップＥ５は、次いで、処理ユニット６による、しきい値よりも小さいまたはしきい値よりも大きい値による、パラメータのおよび／またはパラメータの組合せのオーバーシュートの検出の段階Ｅ５２を含むことができる。言い換えれば、処理ユニット６は、とりわけ、１つまたは複数のセンサーによって供給された１つまたは複数のパラメータが、少なくとも１つの所与のしきい値を、より大きいまたはより小さい値だけ、オーバーシュートするかどうかを決定するために、計算および比較動作を実施し、これにより、適切な場合、ドライバーの警戒の低下の状態の識別を可能にすることが可能である。

そのような実行モードでは、セキュアリングステップＥ６は、追加として、ドライバーの警戒の状態のチェックのサブステップＥ５の結果に従って、ならびに／あるいは表示方法１および／またはシステムによって実現される動作モードのうちの１つまたは複数に従って条件付きで実現される可能性がある１つまたは複数のサブステップを含むことができる。

特に、動作モードの例によれば、情報の表示のセキュアリングのステップＥ６は、パラメータのおよび／またはパラメータの組合せのオーバーシュートがチェックサブステップＥ５において検出されたときの、車両１０のドライバーへの少なくとも１つの警報メッセージの発出のサブステップＥ６１を含むことができる。

これを行うために、処理ユニット６は、警報メッセージを生成し、その警報メッセージは、車線にドライバーの注意を向け直すために、ドライバーにこのメッセージに含まれている情報をブロードキャストするように設計された警告モジュール２２に送信される。この警報メッセージは、先に解説されたように、たとえば支援システム２のディスプレイモジュール８上に表示される光信号、ならびに／あるいはたとえばラウドスピーカーを介して送信される音信号、ならびに／あるいは先に解説されたように特にドライバーのシートおよび／またはステアリングホイールによって実現され得る触覚信号を含むことができる。

具体的には、運転支援システム２のディスプレイモジュール８上での、特に運転イベントに関係する情報の表示のスイッチオフのサブステップＥ６２は、チェックサブステップＥ５によって条件づけられ得る。

特に、監視ユニット７によって送信された情報に基づいて、処理ユニット６は、これにより、残り時間Ｔ_ｉがリミット時間Ｔ_Ｌに等しいかまたは実質的に等しく、パラメータのおよび／またはパラメータの組合せのオーバーシュートがチェックサブステップＥ５において検出されなかったとき、ディスプレイモジュール８のスイッチオフを直接的に実現することができる。

逆に、残り時間Ｔ_ｉが、リミット時間Ｔ_Ｌに等しく、パラメータのおよび／またはパラメータの組合せのオーバーシュートが、チェックサブステップＥ５において検出されたとき、処理ユニット６は、サブステップＥ６１を実行し、警告モジュール２２によるメッセージの発出を命じることができる。処理ユニット６は、次いで、サブステップＥ６２を実行し、発出サブステップＥ６１の直後にディスプレイモジュール８のスイッチオフをチェックすることができる。

代替的に、種々の図中で太い破線矢印によって表されているように、処理ユニット６は、処理ユニット６がパラメータのおよび／またはパラメータの組合せのオーバーシュートをもはや検出しないとき、サブステップＥ６２を実行することができる。言い換えれば、チェックサブステップＥ５は、その場合、ドライバーの警戒の状態の測定値をリアルタイムで更新し、パラメータおよび／またはパラメータの組合せが許容できる値を有するときにのみスイッチオフサブステップＥ６２を実現するために、アラートサブステップＥ６１に続いて繰り返され得る。

例として、スイッチオフサブステップＥ６２は、ドライバーの視線、したがって、ドライバーの注意が車線上にあり、ディスプレイモジュール８上にないことをシステムが検出したとき、実現される。

そのような機構は、最も重要な期間中に、この場合はインフラストラクチャ要素１１に接近する際に、ディスプレイモジュール８によるドライバーの起こり得る注意散漫を防止し、車線にドライバーの注意を向けることを可能にする。

インフラストラクチャ要素１１に関係する情報および／またはデータの表示が中断される場合、そのようなことは、インフラストラクチャ要素１１の固定された通信モジュール５から車両１０の通信モジュール５へのインフラストラクチャ要素１１に関係するデータの送信を伴う場合には該当しないことに留意されたい。言い換えれば、本発明による方法は、リアルタイムでの車両１０位置データおよび残り時間Ｔ_ｉデータの更新を保証するために、インフラストラクチャ要素１１へのごく近い接近の際でも、すなわち、残り時間Ｔ_ｉがリミット時間Ｔ_Ｌよりも少ないときでも、送信ステップＥ２、位置特定ステップＥ３および推定ステップＥ４を取り扱うことができる。

実行モードとは無関係に、方法は、追加として、以下の異なる代替形態、すなわち、
－ ディスプレイモジュール８は、車両１０がインフラストラクチャ要素１１に達するまでの残り時間Ｔ_ｉがゼロであるとき、すなわち、車両１０がインフラストラクチャ要素１１と同一線上にあるとき、再びスイッチオンされ得る、または
－ ディスプレイモジュール８は、インフラストラクチャ要素１１の位置が通過されたことを指し示す車両１０の位置を車両１０の位置特定モジュールが送信したとき、再びスイッチオンされ得る、または
－ ディスプレイモジュール８は、別のインフラストラクチャ要素１１が検出されたとき、すなわち、方法の新しいサイクルの検出ステップＥ１と同時に再びスイッチオンされ得る、
という代替形態に従って実現され得る、ディスプレイモジュール８の再スイッチオンの状態Ｅ７を含むことができる。

図５～７は、本発明による方法の異なる変形例実行を図示し、そのような変形例は、特に、上記で解説された第２の実行モードに組み込まれる。とはいえ、変形例の各々は、図３を参照しながら先に説明された第１の実行モードに、必要な変更を加えて組み込まれてもよいことを理解されたい。

有利には、図５および図７に図示されているように、セキュアリングステップＥ６の全部または一部は、車両１０が１５ｋｍ／ｈ以上の速度において移動しているときにのみ、実現され得る。言い換えれば、方法は、車両の縦方向速度の評価の、およびその縦方向速度と所定のしきい値、この場合、１５ｋｍ／ｈとの比較の随意のステップＥ４５を含む。

例として、発出サブステップＥ６１は、車両１０が１５ｋｍ／ｈ以上の速度において移動しているときにのみ、実現され得る。

随意であるが好ましくは、スイッチオフサブステップＥ６２は、車両１０が１５ｋｍ／ｈ以上の速度において移動しているときにのみ、実現される。これにより、ディスプレイモジュール８は、車両１０が停車しているかまたは低い縦方向速度において移動しているとき、動作可能のままであることができる。

図示されている例では、そのような評価および比較ステップＥ４５は、明快の目的で、セキュアリングステップＥ６に先行するものとして図示されている。特に、比較ステップＥ４５は、車両が１５ｋｍ／ｈ未満の速度において移動している場合、スイッチオフサブステップ６２、発出サブステップＥ６１および再スイッチオンのステップＥ７が実現されないように、チェックサブステップＥ５より前に実施され得る。とはいえ、そのような評価および比較ステップＥ４５は、チェックサブステップＥ５と同時に実施され得ること、すなわち、評価および比較ステップＥ４５は、インフラストラクチャ要素１１から車両１０を隔てている残り時間Ｔ_ｉが、所定のリミット時間Ｔ_Ｌに等しいかまたは実質的に等しいとき、実現されることを理解されたい。

随意に、図６および図７に図示されているように、方法は、インフラストラクチャ要素１１のステータスのリアルタイムでの更新のステップＥ８を含むことができる。

特に、そのような更新ステップＥ８は、位置特定ステップＥ３および／または推定ステップＥ４および／またはセキュアリングステップＥ６と同時に実施され得る。

図示されている例では、更新ステップＥ８は、推定ステップＥ４と同時に表されているが、とはいえ、そのような表現は決して限定するものではないこと、および更新ステップＥ８は、送信ステップＥ２に続く任意の瞬間において、すなわち、送信ステップＥ２と、インフラストラクチャ要素と同一線上にある車両の通過との間で実現され得ることを理解されたい。

特に、更新ステップＥ８は、警告モジュール２２によってブロードキャストされた光および／または音および／または触覚信号を含む警報信号を介したインフラストラクチャ要素１１のステータスの差し迫った変化のアラートのサブステップＥ８１を含む。

「ステータスの変化」は、たとえば、先に解説された第１のステータスから第２のステータスへの遷移を意味すると理解される。交通信号灯の場合、青信号は、たとえば、「第１のステータス」とみなされ、停止信号、たとえば、橙信号または赤信号は、「第２のステータス」とみなされる。「差し迫った」は、インフラストラクチャ要素の現在のステータス、言い換えれば、第１のステータスについての残り時間Ｔ_ｓが、アラートサブステップが実現される所定のしきい値時間Ｔ_ＬＳに等しいかまたは実質的に等しいことを意味すると理解される。例として、そのようなしきい値時間Ｔ_ＬＳは、インフラストラクチャ要素のステータスの変化の前の３秒程度であり得る。

言い換えれば、アラートサブステップＥ８１は、警報信号の発出より前に、図示されていない、インフラストラクチャ要素に関係する更新されたデータの受信の段階、および現在のステータスについての残り時間Ｔ_ｓとしきい値時間Ｔ_ＬＳとの比較の段階を含む。その上、インフラストラクチャ要素によって送信されるデータのタイプに応じて、更新されたデータの受信の段階の後に、現在のステータスについての残り時間Ｔ_ｓの計算の段階が続き得る。

随意であるが好ましくは、インフラストラクチャ要素のステータスの更新のステップＥ８は、アラートサブステップＥ８１に続いて、ドライバーの挙動の検証、特に、インフラストラクチャ要素のステータスの差し迫った変化のドライバーの認識の検証および／またはドライバーの警戒の検証のサブステップＥ８２を含むことができる。そのような検証サブステップＥ８２は、先に詳述されたチェックサブステップＥ５と同様であるので、このステップに関係する説明のすべては、必要な変更を加えて、検証ステップＥ８２に適用される。

検証ステップＥ８２は、少なくとも監視ユニット７によるドライバーの少なくとも１つの生理的パラメータの図示されていない監視のステップと、しきい値よりも小さいまたはしきい値よりも大きい値による、パラメータのおよび／またはパラメータの組合せのオーバーシュートの処理ユニット６による検出の段階とを含む。

更新ステップＥ８は、随意に、情報が実際にドライバーによって考慮に入れられたこと、および／またはドライバーの注意が実際に車線に向けられていることを保証するために、インフラストラクチャ要素のステータスの変化のおよび／または警戒の変化のリマインドのサブステップＥ８３を含むことができる。そのようなリマインドサブステップは、特に、パラメータのおよび／またはパラメータの組合せのオーバーシュートが検出され、ドライバーの運転をより一層安全にすることに寄与するとき、実行される。

その上、本発明は、コンピュータプログラムであって、プログラムがコンピュータ、たとえば、処理ユニット６によって実行させられたときにこの方法のステップを実行するためのプログラムコード命令を含むコンピュータプログラムに関するか、または、通信ネットワークからダウンロードされ、および／またはコンピュータ可読データ媒体に記憶され、および／またはコンピュータによって実行することが可能なコンピュータプログラム製品に関する。

本発明は、先に解説された方法を実現するためのプログラムコード命令を含むコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読データ記憶媒体にも関するか、または、コンピュータによって実行されたとき、コンピュータに本発明による方法を実現させる命令を含むコンピュータ可読記憶媒体にも関する。

本発明は、これにより、複数のステータスを有する可能性がある接続されたインフラストラクチャ要素の検出、およびインフラストラクチャ要素との時間的近接度の推定を可能にする運転支援システムを具備する車両における情報のセキュア表示のための方法であって、方法が、システムのディスプレイモジュール上に表示される運転イベントに関係する情報の表示のセキュアリングを実現する、方法を提案する。方法は、これにより、車線および交通にドライバーの注意を集中させ、それにより、ドライバーの運転をより安全にすることを可能にする。

本発明は、しかしながら、ここで説明および図示された手段および構成に限定されるべきではなく、本発明は、それらが、本明細書において説明および図示された機能性を最終的に満たす限り、任意の等価手段または構成に、およびそのような手段の任意の技術的に動作可能な組合せに等しく及ぶ。

Claims (10)

1. 運転支援システムを具備する車両（１０）における情報のセキュア表示のための方法（１）であって、前記方法は、以下のステップ、すなわち、
   － 複数のステータスを有する可能性があるインフラストラクチャ要素（１１）、特に、接続された交通信号灯の検出のステップ（Ｅ１）と、
   － 前記インフラストラクチャ要素（１１）に関係するデータの前記車両（１０）への送信の、および前記送信されたデータに応じて運転支援システム（２）のディスプレイモジュール（８）上に運転イベントに関係する情報を表示することのステップ（Ｅ２）と、
   － 前記インフラストラクチャ要素（１１）に対する前記車両（１０）の位置特定のステップ（Ｅ３）と、
   － 前記車両（１０）の縦方向速度を考慮に入れた、前記車両（１０）が前記インフラストラクチャ要素（１１）に達するまでの残り時間（Ｔ_ｉ）のリアルタイムでの推定のステップ（Ｅ４）と、
   － 情報の前記表示のセキュアリングのステップ（Ｅ６）と
   を含み、
   前記セキュアリングステップ（Ｅ６）は、前記ディスプレイモジュール（８）上での情報の前記表示のスイッチオフのサブステップ（Ｅ６２）を含み、前記インフラストラクチャ要素（１１）から前記車両（１０）を隔てている前記残り時間（Ｔ_ｉ）が、前記構造物要素から前記車両（１０）を隔てる所定のリミット時間（Ｔ_Ｌ）に等しいかまたは実質的に等しいとき、トリガされ、
   前記方法が、光および／または音および／または触覚信号を含む警報信号を介した第１のステータスから第２のステータスへの前記インフラストラクチャ要素（１１）のステータスの差し迫った変化のアラートの少なくとも１つのサブステップ（Ｅ８１）を含む、前記インフラストラクチャ要素（１１）の前記ステータスの更新のステップ（Ｅ８）を含むことを特徴とする、方法（１）。
2. 前記セキュアリングステップ（Ｅ６）が、ドライバー状態監視ユニット（７）によるドライバーの警戒のチェックの少なくとも１つのサブステップ（Ｅ５）を含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記ドライバーの前記警戒のチェックの前記サブステップ（Ｅ５）が、少なくとも前記ドライバー監視ユニット（７）による前記ドライバーの少なくとも１つの生理的パラメータの監視の段階（Ｅ５１）と、しきい値よりも小さいまたはしきい値よりも大きい値による、前記パラメータのおよび／またはパラメータの組合せのオーバーシュートの検出の段階（Ｅ５２）とを含む、請求項２に記載の方法。
4. 情報の前記表示のセキュアリングの前記ステップ（Ｅ６）は、前記パラメータのおよび／またはパラメータの前記組合せのオーバーシュートが前記チェックサブステップ（Ｅ５）において検出されたときの、前記車両（１０）のドライバーへの少なくとも１つの警報メッセージの発出のサブステップ（Ｅ６１）を含み、前記警報メッセージが、光および／または音および／または触覚信号を含む、請求項３に記載の方法。
5. 前記リミット時間（Ｔ_Ｌ）が２～３秒程度である、請求項１から４のいずれか一項に記載の方法。
6. 前記インフラストラクチャ要素（１１）の検出の前記ステップ（Ｅ１）は、前記車両（１０）が走行するレーンおよび／または道路に対する前記インフラストラクチャ要素（１１）の位置に応じた、および／または前記車両（１０）に対する前記インフラストラクチャ要素（１１）の空間的および／または時間的近接度に応じた、複数のインフラストラクチャ要素の中からの前記インフラストラクチャ要素（１１）の選択のサブステップ（Ｅ１１）を含む、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記セキュアリングステップ（Ｅ６）の全部または一部は、前記車両（１０）が１５ｋｍ／ｈ以上の速度において移動しているときにのみ、実現される、請求項１から６のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記インフラストラクチャ要素の前記ステータスの更新の前記ステップ（Ｅ８）が、前記アラートサブステップ（Ｅ８１）に続いて、少なくとも１つの監視ユニット（７）による前記ドライバーの少なくとも１つの生理的パラメータの測定による前記ドライバーの挙動の検証のサブステップ（Ｅ８２）を含み、しきい値よりも小さいまたはしきい値よりも大きい値による、前記パラメータのおよび／またはパラメータの組合せのオーバーシュートが検出されたとき、前記インフラストラクチャ要素のステータスの前記変化および／または警戒の変化のリマインドのサブステップ（Ｅ８３）を含む、請求項１から７のいずれか一項に記載の方法。
9. 請求項１から８のいずれか一項に記載の方法を実現するハードウェアおよび／またはソフトウェア要素を含む自動車両（１０）運転支援システム（２）であって、前記ハードウェア要素が、前記支援システム（２）の位置特定手段（３）と、接続されたインフラストラクチャ要素（１１）を検出するための手段（４）と、通信モジュール（５）と、データ処理ユニット（６）と、ドライバー状態監視ユニット（７）と、ディスプレイモジュール（８）とを少なくとも備える、自動車両（１０）運転支援システム（２）。
10. コンピュータプログラム製品であって、前記プログラムがコンピュータ上で実行されるとき、請求項１から８のいずれか一項に記載の方法のステップを実現するための、コンピュータ可読媒体に記憶されたプログラムコード命令を含むコンピュータプログラム製品、または、通信ネットワークからダウンロードされ、および／またはコンピュータ可読データ媒体に記憶され得、および／またはコンピュータによって実行することが可能なコンピュータプログラム製品であって、
    前記コンピュータプログラム製品は、前記プログラムが前記コンピュータによって実行させられたとき、前記コンピュータに請求項１から８のいずれか一項に記載の方法を実現させる命令を含むことを特徴とする、コンピュータプログラム製品。

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