JP2023538754A - 医薬製品を受けるための内部カードボード支持体、包装、および包装方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、カードボード包装（１）のための内部カードボード支持体（３）であって、支持体（３）は、主医薬アイテム（５）を受けるように構成された主ハウジング（７）を有する主コンパートメント（８）と、底壁（１３）と、底壁から突出する２つの縁部材（１１、１２）とを含み、主コンパートメントは、２つの縁部材の間に位置し、主ハウジングは、底壁および２つの縁部材の両方によって囲まれており、縁部材のそれぞれは、各縁部材が実質的に平行六面体形状のものであると共に主コンパートメントのハウジングに沿って長手方向に延びるように底壁に対して配置された、複数の壁部分を有し；少なくとも１つの縁部材は、長手方向に延びる少なくとも１つの追加的ハウジング（９）を含む追加的コンパートメント（１０）を形成し、追加的コンパートメントは、それぞれの壁部分の少なくとも１つに形成された開口部を有し、開口部を通して少なくとも１つの追加的医薬アイテム（６）を受けるように構成されている、内部カードボード支持体（３）を提供する。【選択図】図１

Description

本発明は、医薬製品を受けるように構成されたカードボード包装のための内部カードボード支持体に関する。

本発明はさらに、そのようなカードボード包装、カードボード包装のセット、およびそのようなカードボード包装に医薬製品を包装する方法にも関する。

医薬製品のためのカードボード包装が知られている。たとえば、Ｍａｒｃｈｅｓｉｎｉ Ｇｒｏｕｐ Ｃｏｍｐａｎｙがトレイの形態のシリンジ用カートンを提案している。

このようなトレイは、ハウジングを有する主コンパートメントを含み、ハウジングにはシリンジが位置している。

トレイは底壁によって形成されており、その底壁から２つの縁部材が突出し、縁部材は、主コンパートメントのハウジングに沿って長手方向に延びる。主コンパートメントは縁部材の間に位置し、シリンジ用のハウジングは、底壁および２つの縁部材によって囲まれている。

縁部材はそれぞれ、実質的に平行六面体形状のものにするために底壁に対して配置される複数の壁部分を有する。

縁部材のそれぞれにはノッチが形成されており、ノッチはシリンジのカラー部分を受けるように構成されている。したがって、シリンジは、主コンパートメントのハウジングにおいて長手方向に維持される。

トレイは、縁部材の壁部分が底壁上に少なくとも部分的に平坦にされたブランク構成と、縁部材の壁部分が立ち上げられて底壁から離れて延びる組立て構成とを許容するように構成されている。

トレイがその組立て構成にあるときに、シリンジは、主コンパートメントのハウジングに挿入される。

本発明は、トレイと同様でありかつ使用にも製造にも特に好都合な内部カードボード包装を有する医薬製品のためのカードボード包装を対象としている。

本発明は、第１の態様によれば、医薬製品を受けるように構成されたカードボード包装のための内部カードボード支持体であって、シリンジなどの主医薬アイテムを受けるように構成された主ハウジングを有する主コンパートメントと、底壁と、底壁から突出する２つの縁部材とを含み、主コンパートメントは、２つの縁部材の間に位置し、主ハウジングは、底壁および２つの縁部材の両方によって囲まれており、縁部材のそれぞれは、各縁部材が実質的に平行六面体形状のものであると共に主コンパートメントの主ハウジングに沿って長手方向に延びるように底壁に対して配置された、複数の壁部分を有し、縁部材の少なくとも１つは、長手方向に延びる少なくとも１つの追加的ハウジングを含む追加的コンパートメントを形成し、追加的コンパートメントは、それぞれの壁部分の少なくとも１つに形成された開口部を有し、開口部を通して、針および／またはバイアルおよび／または専用コネクタなどの少なくとも１つの追加的な医薬アイテムを受けるように構成されていることを特徴とする、前記内部カードボード支持体を提供する。

本発明の主題である内部カードボード支持体は、少なくとも１つの追加的ハウジングのおかげで、主医薬アイテムに加えて１つまたは複数の追加的医薬アイテムを受けるように構成されており、その追加的ハウジングは、内部カードボード支持体の縁部材の少なくとも１つに形成され、したがって、この支持体に少なくとも１つの追加的コンパートメントを作成し、少なくとも１つの追加的コンパートメントのこのような少なくとも１つの追加的ハウジングは、主コンパートメントに形成された主ハウジングに隣接して位置する。

本発明の内部カードボード支持体の主ハウジングおよび追加的ハウジングはすべて、長手方向に延び、したがって、隣り合わせにまたは並置されるように配置される。別の言い方をすると、追加的コンパートメントを作成するための縁部材の少なくとも１つを用いることによって、本発明の主題である内部カードボード支持体により、多数のハウジングを特にコンパクトに隣り合わせに配置することが可能になる。

少なくとも１つの追加的医薬アイテムは、主医薬アイテムに関連付けることができる。たとえば、少なくとも１つの追加的ハウジングにおける少なくとも１つのバイアルおよび／または少なくとも１つの針および／または少なくとも１つの専用コネクタは、主ハウジングにシリンジに装備させることができ、したがって、少なくとも１つのバイアルおよび／または少なくとも１つの針および／または専用コネクタは、シリンジのいくつかの付属品である。

本発明による内部カードボード支持体を実施するための単純であり、好都合かつ経済的な構成を以下で説明する。

少なくとも１つの追加的ハウジングを有する少なくとも１つの追加的コンパートメントは、フラップ部材を含むことができ、そのフラップ部材は、少なくとも１つの追加的コンパートメント内で延び、長手方向に少なくとも１つの追加的ハウジングの範囲を定める。

フラップ部材は、開口部が形成されるそれぞれの壁部分の少なくとも１つに形成することができる。

フラップ部材は、折り返され、底壁に向けられることが可能である。

フラップ部材は、少なくとも１つの追加的ハウジングにおいて互いに対向する。

少なくとも１つの追加的コンパートメントは、底壁から垂直に延びる第１の壁部分と、第１の壁部分から水平に延び、底壁に対向する第２の壁部分と、第２の壁部分から垂直に延び、第１の壁部分に対向し、底壁に向けられる第３の壁部分とを含むことができる。

少なくとも１つの追加的ハウジングの少なくとも１つの開口部は、第２の壁部分に形成される。

少なくとも１つの追加的コンパートメントは、第３の壁部分から延び底壁に固定された第４の壁部分を含むことができる。

追加的ハウジングを有する追加的コンパートメントの第３の壁部分は、追加的ハウジングと主ハウジングとの間に仕切り部分を形成する。

追加的ハウジングを有する追加的コンパートメントの第３の壁部分および／または第１の壁部分は、グリップ切欠きを含むことができる。

少なくとも追加的コンパートメントの第３の壁部分はノッチを含むことができ、ノッチは、主ハウジングに現れ、主医薬アイテムのカラー部分を受けるように構成されている。

内部カードボード支持体は、追加的コンパートメントが底壁上に少なくとも部分的に平坦にされたブランク構成を許容することができる。

本発明は、第２の態様によれば、医薬製品のためのカードボード包装であって、上述のような少なくとも１つの内部カードボード支持体と、内部カードボード支持体の主コンパートメントの主ハウジングに挿入される、シリンジなどの主医薬アイテムと、内部カードボード支持体の少なくとも１つの追加的コンパートメントの少なくとも１つの追加的ハウジングに挿入される、針および／またはバイアルおよび／または専用コネクタなどの少なくとも１つの追加的医薬アイテムとを含む、カードボード包装も提供する。

カードボード包装はさらに、医薬アイテムで充填された少なくとも１つの内部カードボード支持体が挿入される外箱を含むことができる。

外箱には説明書を挿入することもできる。

本発明は、第３の態様によれば、上述のようなカードボード包装のセットであって、複数の内部カードボード支持体を含み、内部カードボード支持体のそれぞれに、シリンジと１つもしくはいくつかの針との組合せ、シリンジと１つもしくはいくつかのバイアルとの組合せ、シリンジと１つもしくはいくつかの針ならびに１つもしくはいくつかのバイアルおよび／または１つもしくはいくつかの専用コネクタとの組合せのうちから選択される複数の所定の医薬アイテムが挿入される、セットも提供する。

本発明は、第４の態様によれば、上述のようなカードボード包装に医薬製品を包装するための方法であって、内部カードボード支持体を提供する工程と、主医薬アイテムを主ハウジングに、少なくとも１つの追加的医薬アイテムを少なくとも１つの追加的ハウジングに挿入する工程とを含む、方法も提供する。

本方法は、縁部材が底壁上に少なくとも部分的に平坦にされたブランク構成にある内部カードボード支持体を用意する工程と、次いで、内部カードボード支持体を立ち上げて、ブランク構成から、追加的コンパートメントの壁部分が立ち上げられて底壁から離れて延びる組立て構成にする工程とを含むことができる。

ここで、本発明の説明は、添付の図面を参照しながら非限定的な例によって本明細書で以下に与えられる好ましい実施形態の詳細な説明に続く。

主医薬アイテムおよび複数の追加的医薬アイテムで充填された、第１の実施形態による内部カードボード支持体が部分的に挿入されている、外箱を有するカードボード包装の斜視図である。 図１に例示された内部カードボード支持体が生じるカードボードシートを示す。 ブランク構成にある、図１に例示された内部カードボード支持体を示す。 医薬アイテムなしの単独の、図１に例示された内部カードボード支持体の斜視図および上面図である。 医薬アイテムなしの単独の、図１に例示された内部カードボード支持体の斜視図および上面図である。 医薬アイテムなしの単独の、図１に例示された内部カードボード支持体の斜視図および上面図である。 カードボード包装のセットを例示する上面図を示し、それぞれが、内部カードボード支持体の第１の実施形態の変形例による内部カードボード支持体と、医薬アイテムの所定の組合せから選択される複数の医薬アイテムを含む。 主医薬アイテムおよび複数の追加的医薬アイテムで充填された、第２の実施形態による内部カードボード支持体が部分的に挿入されている、外箱を有するカードボード包装の斜視図である。 図８に例示された内部カードボード支持体が生じるカードボードシートを示す。 ブランク構成にある、図８に例示された内部カードボード支持体を示す。 医薬アイテムなしの単独の、図８に例示された内部カードボード支持体の斜視図および上面図である。 医薬アイテムなしの単独の、図８に例示された内部カードボード支持体の斜視図および上面図である。 医薬アイテムなしの単独の、図８に例示された内部カードボード支持体の斜視図および上面図である。 カードボード包装のセットを例示する上面図を示し、それぞれが、第２の実施形態の変形例による内部カードボード支持体と、医薬アイテムの所定の組合せから選択される複数の医薬アイテムを含む。

図１は、第１の実施形態による内部カードボード支持体３が挿入された、ここではカードボードで作られた外箱２を含む医薬製品のためのカードボード包装１を示す。

外箱２は、平行六面体形状のものであり、内部カードボード支持体３の挿入のための開口部４を外箱２の端部の近くに含む。

外箱２は、内部カードボード支持体３を受けるように構成された内部空間を有する。内部カードボード支持体３の全体的な外形は、ここでは外箱２の全体的な外形と同様である。

カードボード包装１はさらに医薬製品を含み、ここで、医薬製品は、シリンジ５などの主医薬アイテムと、主医薬アイテムと並置されるように位置する針６などの２つの追加的医薬アイテムによって形成されている。

シリンジ５は、内部カードボード支持体３の主コンパートメント８に形成された主ハウジング７に収容されている。

針６は、第１の追加的コンパートメント１０に形成された第１の追加的ハウジング９に収容され、第１の追加的ハウジング９はそれ自体が内部カードボード支持体３の第１の縁部材１１に形成されている。

主ハウジング７および第１の追加的ハウジング９は、長手方向に延び、隣り合わせに配置されている。

内部カードボード支持体３には他のハウジングは形成されない。

ここで、針６は、シリンジ５が装備できる付属品を形成する。

主コンパートメント８は、第１の追加的コンパートメント１０を含む第１の縁部材１１と、内部カードボード支持体３の第２の縁部材１２との間に位置する。

したがって、主ハウジング７は、第１の縁部材１１に作られた第１の追加的ハウジング９と、第２の縁部材１２との間に位置する。

別の言い方をすると、シリンジ５は、第１の追加的ハウジング９の針６と、第２の縁部材１２との間に収容される。

したがって、内部カードボード支持体３は、シリンジ５および針６で充填され、外箱２に挿入される。

第１および第２の縁部材１１および１２は、内部カードボード支持体３の底壁１３から突出する。

第１および第２の縁部材１１および１２はそれぞれ、実質的に平行六面体形状を有し、主コンパートメント８の主ハウジング７に沿って長手方向に延びる。

主コンパートメント８は、底壁１３ならびに第１および第２の縁部材１１および１２の両方によって囲まれている。

追加的コンパートメントを作成するために第１の縁部材１１を使用することは、非常に好都合であり、コンパクトなカードボード包装を維持することによって追加的医薬アイテムを収納することを可能にする。

図１に示すように、内部カードボード支持体３は、第１および第２の縁部材１１および１２が立ち上げられて底壁１３から離れて延びる組立て構成にある。

内部カードボード支持体３は、図２に示されているカードボードシート１５から生じる。

具体的には、カードボードシート１５は中央壁部分を含み、中央壁部分は、底壁１３を形成し、４つの辺を有する。４つの辺はそれぞれ、第１の辺１６と、第１の辺１６の反対側の第２の辺１７と、第１および第２の辺１６、１７につながっている第３の辺１８と、第３の辺１８の反対側にあり、やはり第１および第２の辺１６、１７につながっている第４の辺１８である。

カードボードシート１５はさらに、中央壁部分の第１の辺１６から延び、第１の縁部材１１を形成するように構成された、第１の複数の側方壁部分と；中央壁部分の第２の辺１７から延び、第２の縁部材１２を形成するように構成された、第２の複数の側方壁部分とを含む。

第１の複数の側方壁部分は第１の壁部分２０を備え、第１の壁部分２０は、第１の辺２３によって中央壁部分の第１の辺１６から延びる。

第１の壁部分２０は、第１の辺２３の反対側の第２の辺２４に形成されたグリップ切欠き２１を有する。

第１の複数の側方壁部分はさらに第２の壁部分２５を備え、第２の壁部分２５は、第１の辺２６によって第１の壁部分２０の第２の辺２４から延びる。

第２の壁部分２５は、第１の開口部２７および２つのフラップ部材２８を含み、フラップ部材２８は、互いに対向し、第１の開口部２７の範囲を定める。

第２の壁部分２５は２つの折り目２９を含み、フラップ部材２８はその折り目２９を中心に回動するように構成されている。

第１の複数の側方壁部分はさらに第３の壁部分３１を備え、第３の壁部分３１は、第１の辺３２によって、第１の辺２６の反対側の第２の壁部分２５の第２の辺３０から延びる。

第３の壁部分３１は、第１の辺３２に形成されたグリップ切欠き３３を有する。

第１および第３の壁部分２０および３１それぞれのグリップ切欠き２１および３３は両方とも、第２の壁部分２５の第１の開口部２７に現れる。

第３の壁部分３１は第１のノッチ３５を有し、第１のノッチ３５は、ここでは、第１の辺３２の反対側の第２の辺３４から延び、第１の開口部２７近傍で第１の辺３２に現れる。

第１の複数の側方壁部分はさらに第４の壁部分３６を備え、第４の壁部分３６は、第１の辺３７によって第３の壁部分３１の第２の辺３４から延びる。

第４の壁部分３６は、第１の辺３７の反対側に第２の辺３８を有する。

第２の複数の側方壁部分は第１の壁部分４０を備え、第１の壁部分４０は、第１の辺４１によって中央壁部分の第２の辺１７から延びる。

第１の壁部分４０は、第１の辺４１の反対側に第２の辺４２を有する。

第２の複数の側方壁部分はさらに第２の壁部分４３を備え、第２の壁部分４３は、第１の辺４４によって第１の壁部分４０の第２の辺４２から延びる。

第２の壁部分４３は、第１の辺４４の反対側に第２の辺４５を有する。

第２の複数の側方壁部分はさらに第３の壁部分４６を備え、第３の壁部分４６は、第１の辺４７によって第２の壁部分４３の第２の辺４５から延びる。

第３の壁部分４６は、第１の辺４７の反対側に第２の辺４８を有する。

第２および第３の壁部分４３および４６の両方に、第２の壁部分４３の第１の辺４４から第３の壁部分４６の第２の辺４８まで第２のノッチ４９が形成されている。

第２の複数の側方壁部分はさらに第４の壁部分５０を備え、第４の壁部分５０は、第１の辺５１によって第３の壁部分４６の第２の辺４８から延びる。

第４の壁部分５０は、第１の辺５１の反対側に第２の辺５２を有する。

図３に示されているブランク構成の内部カードボード支持体３を用意するために、カードボードシート１５が折り返される。

記載した本実施形態において、第１の複数の壁部分に関して、第４の壁部分３６は、第３の壁部分３１上におよび部分的に第２の壁部分２５上にも折り返され、第２、第３および第４の壁部分２５、３１および３６はすべて、第１の壁部分２０上におよび部分的に中央壁部分上に折り返される。

したがって、第４の壁部分３６は底壁１３上に位置し、たとえば接着させることでそれに固定され、第３の壁部分３１は第４の壁部分３６上に位置し、第２の壁部分２５は、第１の壁部分２０上におよび部分的に第４の壁部分３６上に位置する。

第２の複数の壁部分に関して、第２の壁部分４３は第１の壁部分４０上に折り返され、第３の壁部分４６は、部分的に第１の壁部分４０上におよび部分的に中央壁部分すなわち底壁１３上に折り返され、第４の壁部分５０は、中央壁部分上に折り返され、それに取り付けられる。

第４の壁部分５０は底壁１３に接着させることができる。

したがって、内部カードボード支持体３のブランク構成において、縁部材１１および１２は底壁１３上に少なくとも部分的に平坦にされている。

ブランク構成から、図１に示すような組立て構成の内部カードボード支持体３が得られる。

具体的には、ブランク構成の内部カードボード支持体３が用意される。上記で述べたように、縁部材１１および１２は、底壁１３上に少なくとも部分的に平坦にされている。たとえば、ブランク構成の内部カードボード支持体３は、保管容器に収納されている。次いで、ブランク構成の内部カードボード支持体３は、回転可能なヘッドまたは自動アームなど、専用の可動ツールによって把持され、所定の形状を有するチャネル部材に挿入され、そうすることで、縁部材１１および１２の壁部分が立ち上がり、底壁１３から離れて延びる。

内部カードボード支持体３のブランク構成の上記の説明は専ら、図２に例示されたシート１５に関するものである。

別の言い方をすると、前記ブランク構成の異なる壁部分の位置は、それらのそれぞれの壁部分の寸法に依存する。

たとえば、それぞれの第１の壁部分２０、４０および第３の壁部分３１、４６がより幅広い場合は、それぞれの第４の壁部分３６、４６は、それぞれの第３の壁部分３１、４６上にだけ折り返すことができ、それぞれの第２の壁部分２５、４３上には折り返されない。この場合、出来上がる内部カードボード支持体は高さがより大きくなる。他の変形例が可能である。

組立て構成の内部カードボード支持体３は、図４から図６に単独で、すなわち、シリンジおよび針なしで、良好に示されている。

したがって、内部カードボード支持体３は、第１の縁部材１１と第２の縁部材１２との間に位置する主コンパートメント８を含む。

具体的には、第１の縁部材１１は平行六面体形状を有し、平行六面体において、第１の壁部分２０は、底壁１３から垂直に延び；第２の壁部分２５は、第１の壁部分２０から水平に延び、第４の壁部分３６に対向し；第３の壁部分３１は、第２の壁部分２５から垂直に延び、第１の壁部分２０に対向し、底壁１３に向けられ；第４の壁部分３６は、第３の壁部分３１から水平に延び、底壁１３に取り付けられ、第１の壁部分２０に向けられる。

第１の追加的コンパートメント１０は、第１の縁部材１１に形成され、底壁１３から離れて水平に延びる第２の壁部分２５に作られた第１の開口部２７により、図１に示すように、針を受けるための第１の追加的ハウジング９へのアクセスが可能になる。

２つのフラップ部材２８は、第２の壁部分２５の折り目２９を中心に回動され、第４の壁部分３６に、より全体的には底壁１３に向けられる。

したがって、フラップ部材２８は、互いに対向し、第１の追加的ハウジング９の長さの範囲を定める。

このようなフラップ部材２８を用いると、第１の追加的コンパートメント１０におけるフラップ部材２８の傾斜に応じて、固定されておらずわずかに可変である第１の追加的ハウジング９の長さを有することが可能になることに留意されたい。

さらに、フラップ部材２８は、第１の追加的ハウジング９に位置する、針のためのリテーナのように働くことができる。

具体的には、第１の追加的コンパートメント１０に針が挿入されるときに、針をフラップ部材２８に押し付けることができ、そうすることで、針はそれ自体が、針が位置する第１の追加的ハウジング９の長さを画成できる。したがって、収納されているときは、針の自由端は、フラップ部材２８に当接している。

変形例において、針を装填する前に専用ツールでフラップ部材を押すことができる。

第１の縁部材１１の第１および第３の壁部分２０および３１それぞれに形成された第１および第２のグリップ切欠き２１および３３は、互いに対向し、第１の追加的ハウジング９へのアクセスを容易にすること、さらに針の取扱いを容易にすることを可能にする。

第１のノッチ３５は、第１の縁部材１１の第３の壁部分３１に現れ、第３の壁部分３１は、主ハウジング７と第１の追加的ハウジング９との間に仕切りを形成する。

第２の縁部材１２は平行六面体形状を有し、平行六面体において、第１の壁部分４０は、底壁１３から垂直に延び；第２の壁部分４３は、第１の壁部分４０から水平に延び、底壁１３に対向し；第３の壁部分４６は、第２の壁部分４３から垂直に延び、第１の壁部分４０に対向し、底壁１３に向けられ；第４の壁部分５０は、第３の壁部分４６から水平に延び、底壁１３に取り付けられ、第１の縁部材１１に向けられる。

第２のノッチ４９は、第２および第３の壁部分４３および４６の両方に現れ、第１のノッチ３５に少なくとも部分的に対向する。

したがって、図１に示すシリンジは主ハウジング７に収容されており、主ハウジング７は、第２の縁部材１２の第３の壁部分４６と、第１の縁部材１１の第３の壁部分３１との間に画成され、さらに、底壁１３の一部と、底壁１３に取り付けられた第２の縁部材１２の第４の壁部分５０とによって囲まれている。

シリンジは、第１および第２のノッチ３５および４９に挿入されるカラー部分と、主コンパートメント８の主ハウジング７において長手方向に延びる本体とを有する。

図７は、カードボード包装１のセットを例示する上面図を示し、それぞれが、変形例による内部カードボード支持体３と、医薬アイテムの所定の組合せから選択され、内部カードボード支持体３において隣り合わせに位置する、複数の医薬アイテムとを含む。

図７に例示された内部カードボード支持体は、グリップ切欠きが第１および第２の縁部材のそれぞれの第３の壁部分にないことを除いて、図１および図４から図６に例示された内部カードボード支持体と同様である。

図７の左に示されたカードボード包装１は、主コンパートメント８の主ハウジング７に位置するいわゆるＬＳＰシリンジ５と、内部カードボード支持体３の第１の追加的コンパートメント１０の第１の追加的ハウジング９に位置する２つの針６とを含む。

図７の中央に示されたカードボード包装１は、主コンパートメント８の主ハウジング７に位置するいわゆるＬＬＲシリンジ５’と、内部カードボード支持体３の第１の追加的コンパートメント１０の第１の追加的ハウジング９に位置する１つの針６とを含む。

図７の右に示されたカードボード包装１は、主コンパートメント８の主ハウジング７に位置するいわゆるＬＬＲシリンジ５’と、内部カードボード支持体３の第１の追加的コンパートメント１０の第１の追加的ハウジング９に位置する１つのいわゆる安全針６’とを含む。

図８は、医薬製品のための別のカードボード包装を示す。同様の部材には同じ参照番号を用いるが、数字を１００だけ足している。

カードボード包装１０１は、第２の実施形態による内部カードボード支持体１０３が挿入された、ここではカードボードで作られた外箱１０２を含む。

外箱１０２は、平行六面体形状のものであり、内部カードボード支持体１０３の挿入のための開口部１０４を外箱１０２の端部の近くに含む。

外箱１０２は、内部カードボード支持体１０３を受けるように構成された内部空間を有する。内部カードボード支持体１０３の全体的な外形は、ここでは外箱１０２の全体的な外形と同様である。

外箱１０２および内部カードボード支持体１０３は両方とも、カードボード包装１の外箱２および内部カードボード支持体３よりもそれぞれ大きい。

カードボード包装１０１はさらに医薬製品を含み、ここで、医薬製品は、シリンジ１０５などの主医薬アイテムと、主医薬アイテムと並置されるように位置する針１０６およびバイアル１５５などの３つの追加的医薬アイテムとによって形成されている。シリンジ１０５は、内部カードボード支持体１０３の主コンパートメント１０８に形成された主ハウジング１０７に収容されている。

針１０６は、第１の追加的コンパートメント１１０に形成された第１の追加的ハウジング１０９に収容され、第１の追加的ハウジング１０９はそれ自体が内部カードボード支持体１０３の第１の縁部材１１１に形成されている。

バイアル１５５は、第２の追加的コンパートメント１５７に形成された第２の追加的ハウジング１５６に収容され、第２の追加的ハウジング１５６はそれ自体が内部カードボード支持体１０３の第２の縁部材１１２に形成されている。

主ハウジング１０７、第１の追加的ハウジング１０９および第２の追加的ハウジング１５６は、長手方向に延び、隣り合わせに配置されている。

内部カードボード支持体１０３には他のハウジングは形成されない。ここで、針１０６およびバイアル１５５は、シリンジ１０５が装備できる付属品を形成する。

主コンパートメント１０８は、第１の追加的コンパートメント１１０を含む第１の縁部材１１１と、第２の追加的コンパートメント１５７を含む第２の縁部材１１２との間に位置する。

したがって、主ハウジング１０７は、第１の縁部材１１１に作られた第１の追加的ハウジング１０９と、第２の縁部材１１２に作られた第２の追加的ハウジング１５６との間に位置する。

別の言い方をすると、シリンジ１０５は、第１の追加的ハウジング１０９の針１０６と、第２の追加的ハウジング１５６のバイアル１５５との間に収容される。

したがって、内部カードボード支持体１０３は、シリンジ１０５、針１０６およびバイアル１５５で充填され、外箱１０２に挿入される。

第１および第２の縁部材１１１および１１２は、内部カードボード支持体１０３の底壁１１３から突出する。

第１および第２の縁部材１１１および１１２はそれぞれ、実質的に平行六面体形状を有し、主コンパートメント１０８の主ハウジング１０７に沿って長手方向に延びる。

主コンパートメント１０８は、底壁１１３ならびに第１および第２の縁部材１１１および１１２の両方によって囲まれている。

２つの追加的コンパートメントを作成するために第１および第２の縁部材１１１および１１２を使用することは、非常に好都合であり、コンパクトなカードボード包装を維持することによって、収納される追加的医薬アイテムを多数にすることを可能にする。

図８に示すように、内部カードボード支持体１０３は、第１および第２の縁部材１１１および１１２が立ち上げられて底壁１１３から離れて延びる組立て構成にある。

内部カードボード支持体１０３は、図９に示されているカードボードシート１１５から生じる。

具体的には、カードボードシート１１５は中央壁部分を含み、中央壁部分は、底壁１１３を形成し、４つの辺を有する。４つの辺はそれぞれ、第１の辺１１６と、第１の辺１１６の反対側の第２の辺１１７と、第１および第２の辺１１６、１１７につながっている第３の辺１１８と、第３の辺１１８の反対側にあり、やはり第１および第２の辺１１６、１１７につながっている第４の辺１１９である。

カードボードシート１１５はさらに、中央壁部分の第１の辺１１６から延び、第１の縁部材１１１を形成するように構成された、第１の複数の側方壁部分と；中央壁部分の第２の辺１１７から延び、第２の縁部材１１２を形成するように構成された、第２の複数の側方壁部分とを含む。

カードボード包装１０１の内部カードボード支持体１０３の第２の実施形態において、第１および第２の複数の側方壁部分は同様である。わずかな違いを以下で言及する。

第１の複数の側方壁部分は第１の壁部分１２０を備え、第１の壁部分１２０は、第１の辺１２３によって中央壁部分の第１の辺１１６から延びる。

第１の壁部分１２０は、第１の辺１２３の反対側の第２の辺１２４に形成されたグリップ切欠き１２１を有する。

第１の複数の側方壁部分はさらに第２の壁部分１２５を備え、第２の壁部分１２５は、第１の辺１２６によって第１の壁部分１２０の第２の辺１２４から延びる。

第２の壁部分１２５は、第１の開口部１２７および２つのフラップ部材１２８を含み、フラップ部材１２８は、互いに対抗し、第１の開口部１２７の範囲を定める。

第２の壁部分１２５は２つの折り目１２９を含み、フラップ部材１２８はその折り目１２９を中心に回動するように構成されている。

第１の複数の側方壁部分はさらに第３の壁部分１３１を備え、第３の壁部分１３１は、第１の辺１３２によって、第１の辺１２６の反対側の第２の壁部分１２５の第２の辺１３０から延びる。

第３の壁部分１３１は、第１の辺１３２に形成されたグリップ切欠き１３３を有する。

第１および第３の壁部分１２０および１３１それぞれのグリップ切欠き１２１および１３３は両方とも、第２の壁部分１２５の第１の開口部１２７に現れる。

第３の壁部分１３１は第１のノッチ１３５を有し、第１のノッチ１３５は、ここでは、第１の辺１３２の反対側の第２の辺１３４から延び、第１の開口部１２７の近傍で第１の辺１３２に現れる。

第１の複数の側方壁部分はさらに第４の壁部分１３６を備え、第４の壁部分１３６は、第１の辺１３７によって第３の壁部分１３１の第２の辺１３４から延びる。

第４の壁部分１３６は、第１の辺１３７の反対側に第２の辺１３８を有する。

第２の複数の側方壁部分は第１の壁部分１６０を備え、第１の壁部分１６０は、第１の辺１６３によって中央壁部分の第２の辺１１７から延びる。

第１の壁部分１６０は、第１の辺１６３の反対側の第２の辺１６４に形成されたグリップ切欠き１６１を有する。

第２の複数の側方壁部分はさらに第２の壁部分１６５を備え、第２の壁部分１６５は、第１の辺１６６によって第１の壁部分１６０の第２の辺１６４から延びる。

第２の壁部分１６５は、第２の開口部１６７および２つのフラップ部材１６８を含み、フラップ部材１６８は、互いに対向し、第２の開口部１６７の範囲を定める。

第２の壁部分１６５は２つの折り目１６９を含み、フラップ部材１６８はその折り目１６９を中心に回動するように構成されている。

第２の複数の側方壁部分はさらに第３の壁部分１７１を備え、第３の壁部分１７１は、第１の辺１７２によって、第１の辺１６６の反対側の第２の壁部分１６５の第２の辺１７０から延びる。

第３の壁部分１７１は、第１の辺１７２に形成されたグリップ切欠き１７３を有する。

第１および第３の壁部分１６０および１７１それぞれのグリップ切欠き１６１および１７３は両方とも、第２の壁部分１６５の第２の開口部１６７に現れる。

第３の壁部分１７１は第２のノッチ１７５を有し、第２のノッチ１７５は、ここでは、第１の辺１７２の反対側の第２の辺１７４から延び、第１の辺１７２に現れる。ここで、第２のノッチ１７５は第２の壁部分１６５にわずかに延びる。

第２の複数の側方壁部分はさらに第４の壁部分１７６を備え、第４の壁部分１７６は、第１の辺１７７によって第３の壁部分１７１の第２の辺１７４から延びる。

第４の壁部分１７６は、第１の辺１７７の反対側に第２の辺１７８を有する。

例示された実施形態において、第２の開口部１６７は第１の開口部１２７よりも小さいことに留意されたい。

図１０に示されているブランク構成にある内部カードボード支持体１０３を用意するために、カードボードシート１１５が折り返される。

具体的には、第１の複数の壁部分に関して、第４の壁部分１３６は、第３の壁部分１３１上におよび部分的に第２の壁部分１２５上にも折り返され、第２、第３および第４の壁部分１２５、１３１および１３６はすべて、第１の壁部分１２０上におよび部分的に中央壁部分上に折り返される。

したがって、第４の壁部分１３６は底壁１１３上に位置し、たとえば接着させることでそれに固定され、第３の壁部分１３１は第４の壁部分１３６上に位置し、第２の壁部分１２５は、第１の壁部分１２０上におよび部分的に第４の壁部分１３６上に位置する。

同様に、第２の複数の壁部分に関して、第２、第３および第４の壁部分１６５、１７１および１７６はすべて、第１の壁部分１６０上および部分的に中央壁部分上に折り返される。

したがって、第４の壁部分１７６は、底壁１１３上に位置し、たとえば接着させることでそれに固定され、第３の壁部分１７１は底壁１１３上に位置し、第２の壁部分１６５は、第１の壁部分１６０上および部分的に底壁１１３上に位置する。

したがって、内部カードボード支持体１０３のブランク構成において、縁部材１１１および１１２は、底壁１１３上に少なくとも部分的に平坦にされている。

ブランク構成から、図８に示すような組立て構成の内部カードボード支持体１０３が得られる。

具体的には、ブランク構成の内部カードボード支持体１０３が容易される。上記で述べたように縁部材１１１および１１２は、底壁１１３上に少なくとも部分的に平坦にされている。たとえば、ブランク構成の内部カードボード支持体１０３は、保管容器に収納されている。次いで、ブランク構成の内部カードボード支持体１０３は、回転可能なヘッドまたは自動アームなど、専用の可動ツールによって把持され、所定の形状を有するチャネル部材に挿入され、そうすることで、縁部材１１１および１１２の壁部分が立ち上がり、底壁１１３から離れて延びる。

上記で言及したように、前記ブランク構成の異なる壁部分の位置は、それらのそれぞれの壁部分の寸法に依存する。変形例が可能である。

組立て構成の内部カードボード支持体１０３は、図１１から図１３に単独で、すなわち、シリンジ、針およびバイアルなしで、良好に示されている。

したがって、内部カードボード支持体１０３は、第１の縁部材１１１と第２の縁部材１１２との間に位置する主コンパートメント１０８を含む。

具体的には、第１の縁部材１１２は平行六面体形状を有し、平行六面体において、第１の壁部分１２０は、底壁１１３から垂直に延び；第２の壁部分１２５は、第１の壁部分１２０から水平に延び、第４の壁部分１３６に対向し；第３の壁部分１３１は、第２の壁部分１２５から垂直に延び、第１の壁部分１２０に対向し、底壁１１３に向けられ；第４の壁部分１３６は、第３の壁部分１３１から水平に延び、底壁１１３に取り付けられ、第１の壁部分１２０に向けられる。

第１の追加的コンパートメント１１０は、第１の縁部材１１１に形成され、底壁１１３から離れて水平に延びる第２の壁部分１２５に作られた第１の開口部１２７により、図８に示すように、針を受けるための第１の追加的ハウジング１０９へのアクセスが可能になる。

２つのフラップ部材１２８は、第２の壁部分１２５の折り目１２９を中心に回動され、第４の壁部分１３６に、より全体的には底壁１１３に向けられる。

したがって、フラップ部材１２８は、互いに対向し、第１の追加的ハウジング１０９の長さの範囲を定める。

このようなフラップ部材１２８を用いると、第１の追加的コンパートメント１１０のフラップ部材１２８の傾斜に応じて、固定されておらずわずかに可変である第１の追加的ハウジング１０９の長さを有することが可能になることに留意されたい。

さらに、フラップ部材１２８は、第１の追加的ハウジング１０９に位置する、針のためのリテーナのように働くことができる。

具体的には、第１の追加的コンパートメント１１０に針が挿入されるときに、針をフラップ部材１２８に押し付けることができ、そうすることで、針はそれ自体が、針が位置する第１の追加的ハウジング１０９の長さを画成できる。したがって、収納されているときは、針の自由端は、フラップ部材１２８に当接している。

変形例において、針を装填する前に専用ツールでフラップ部材を押すことができる。

第１の縁部材１１１の第１および第３の壁部分１２０および１３１それぞれに形成された第１および第２のグリップ切欠き１２１および１３３は、互いに対向し、第１の追加的ハウジング１０９へのアクセスを容易にすることおよび針の取扱いを容易にすることが可能である。

第１のノッチ１３５は、第１の縁部材１１１の第３の壁部分１３１に現れ、第３の壁部分１３１は、主ハウジング１０７と第１の追加的ハウジング１０９との間に仕切りを形成する。

第２の縁部材１１２は平行六面体形状を有し、平行六面体において、第１の壁部分１６０は、底壁１１３から垂直に延び；第２の壁部分１６５は、第１の壁部分１６０から水平に延び、底壁１１３に対向し；第３の壁部分１７１は、第２の壁部分１６５から垂直に延び、第１の壁部分１６０に対向し、底壁１１３に向けられ；第４の壁部分１７６は、第３の壁部分１７１から水平に延び、底壁１１３に取り付けられ、第１の縁部材１１１に向けられる。

第２のノッチ１７５は、第２の壁部分１６５および第３の壁部分１７１の両方に現れ、第３の壁部分１７１は、主ハウジング１０７と第２の追加的ハウジング１５６との間に仕切りを形成する。

第２のノッチ１７５は、第１のノッチ１３５に少なくとも部分的に対向する。

第２の追加的コンパートメント１５７は、第２の縁部材１１２に形成され、底壁１１３から離れて水平に延びる第２の壁部分１６５の第２の開口部１６７により、図８に示すように、バイアルを受けるための第２の追加的ハウジング１５６へのアクセスが可能になる。

２つのフラップ部材１６８は、第２の壁部分１６５の折り目１６９を中心に回動され、第４の壁部分１７６に、より全体的には底壁１１３に向けられる。

したがって、フラップ部材１６８は、互いに対向し、第２の追加的ハウジング１５６の長さの範囲を定める。

上記で説明したのと同様に、このようなフラップ部材１６８を用いると、第２の追加的コンパートメント１５７におけるフラップ部材１６８の傾斜に応じて、固定されておらずわずかに可変である第２の追加的ハウジング１５６の長さを有することが可能になる。

さらに、フラップ部材１６８は、第２の追加的ハウジング１５６に位置する、バイアルのためのリテーナのように働くことができる。

具体的には、第２の追加的コンパートメント１５７にバイアルが挿入されるときに、バイアルをフラップ部材１６８に押し付けることができ、そうすることで、バイアルはそれ自体が、バイアルが位置する第２の追加的ハウジング１５６の長さを画成できる。したがって、収納されているときは、バイアルの自由端は、フラップ部材１６８に当接している。

変形例において、バイアルを装填する前に専用ツールでフラップ部材を押すことができる。

第２の縁部材１１２の第１および第３の壁部分１６０および１７１それぞれに形成された第１および第２のグリップ切欠き１６１および１７３は、互いに対向し、第２の追加的ハウジング１５６へのアクセスを容易にすることおよびバイアルの取扱いを容易にすることを可能にする。

したがって、図８に示すシリンジは主ハウジング１０７に収容されており、主ハウジング１０７は、第２の縁部材１１２の第３の壁部分１７１と、第１の縁部材１１１の第３の壁部分１３１との間に画成され、さらに、底壁１１３の一部と、底壁１１３に取り付けられた第２の縁部材１１２の第４の壁部分１７６によって囲まれている。

シリンジは、第１および第２のノッチ１３５および１７５に挿入されるカラー部分と、主コンパートメント１０８の主ハウジング１０７において長手方向に延びる本体とを有する。

図１４は、カードボード包装１０１のセットを例示する上面図を示し、それぞれが、変形例による内部カードボード支持体１０３と、医薬アイテムの所定の組合せから選択され、内部カードボード支持体１０３において隣り合わせに位置する、複数の医薬アイテムとを含む。

図１４に例示された内部カードボード支持体は、シリンジの、具体的にはそのヘッドの位置決めを容易にするようなさらなる切欠き１８０が第２の縁部材１１２の第２の壁部分１６５に作られていることを除いて、図８および図１１から図１３に例示された内部カードボード支持体と同様である。

図１４の左に示されたカードボード包装１０１は、主コンパートメント１０８の主ハウジング１０７に位置するいわゆるＬＬＲシリンジ１０５’’と、内部カードボード支持体１０３の第１の追加的コンパートメント１１０の第１の追加的ハウジング１０９に位置する２つの針１０６と、内部カードボード支持体１０３の第２の追加的コンパートメント１５７の第２の追加的ハウジング１５６に位置するバイアル１５５とを含む。

図１４の中央に示されたカードボード包装１０１は、主コンパートメント１０８の主ハウジング１０７に位置するいわゆるＬＳＰシリンジ１０５と、内部カードボード支持体１０３の第１の追加的コンパートメント１１０の第１の追加的ハウジング１０９に位置する２つの針１０６と、内部カードボード支持体１０３の第２の追加的コンパートメント１５７の第２の追加的ハウジング１５６に位置するバイアル１５５とを含む。

図１４の右に示されたカードボード包装１０１は、主コンパートメント１０８の主ハウジング１０７に位置するいわゆるＳＡ２５シリンジ１０５’と、内部カードボード支持体１０３の第２の追加的コンパートメント１５７の第２の追加的ハウジング１５６に位置するバイアル１５５とを含む。内部カードボード支持体１０３の第１の追加的コンパートメント１１０の第１の追加的ハウジング１０９は空である。

例示されていない変形例を以下で説明する。

第１および／または第２の追加的コンパートメントは、いくつかの第１および／または第２の追加的ハウジングの範囲を定めるいくつかの開口部を含むことができる。

第１および／または第２の開口部は、それぞれの第１および／または第２の縁部材の第１および／または第３の壁部分に配置することができ、場合により、フラップ部材も、それぞれの第１および／または第２の縁部材の第１および／または第３の壁部分に形成される。

主医薬アイテムは、シリンジとは異なっていてよく、たとえば注射ペンでよい。

内部カードボード支持体ではノッチをなくすことができる。

追加的医薬アイテムは、針またはバイアルとは異なっていてよく、たとえば専用コネクタ、包帯または絆創膏または圧迫ガーゼでよい。

内部カードボード支持体ではグリップ切欠きをなくすことができる。

内部カードボード支持体は、互いにかつ／またはさらなる主コンパートメントと並置されるさらなる追加的コンパートメントを含むことができる。

カードボード包装は、外箱に挿入される複数の内部カードボード支持体を含むことができる。

より一般的には、本発明は記載および提示した例に限定されないことに留意されたい。

Claims (17)

1. 医薬製品を受けるように構成されたカードボード包装（１；１０１）のための内部カードボード支持体であって、
   主医薬アイテム（５、５’；１０５、１０５’、１０５’’）を受けるように構成された主ハウジング（７；１０７）を有する主コンパートメント（８；１０８）と、
   底壁（１３；１１３）と、
   該底壁（１３；１１３）から突出する２つの縁部材（１１、１２；１１１、１１２）とを含み、
   主コンパートメント（８；１０８）は、２つの縁部材（１１、１２；１１１、１１２）の間に位置し、主ハウジング（７；１０７）は、底壁（１３；１１３）および２つの縁部材（１１、１２；１１１、１１２）の両方によって囲まれており、縁部材（１１、１２；１１１、１１２）のそれぞれは、各縁部材（１１、１２；１１１、１１２）が実質的に平行六面体形状のものであると共に主コンパートメント（８；１０８）の主ハウジング（７；１０７）に沿って長手方向に延びるように底壁（１３；１１３）に対して配置された、複数の壁部分（２０、２５、３１、３６、４０、４３、４６、５０；１２０、１２５、１３１、１３６、１６０、１６５、１７１、１７６）を有し、
   縁部材（１１、１２；１１１、１１２）の少なくとも１つは、長手方向に延びる少なくとも１つの追加的ハウジング（９；１０９、１５６）を含む追加的コンパートメント（１０；１１０、１５７）を形成し、該追加的コンパートメントは、それぞれの壁部分（２０、２５、３１、３６、４０、４３、４６、５０；１２０、１２５、１３１、１３６、１６０、１６５、１７１、１７６）の少なくとも１つに形成された開口部（２７；１２７、１６７）を有し、該開口部（２７；１２７、１６７）を通して少なくとも１つの追加的な医薬アイテム（６；１０６、１５５）を受けるように構成されていることを特徴とする、前記内部カードボード支持体。
2. 少なくとも１つの追加的ハウジング（９；１０９、１５６）を有する少なくとも１つの追加的コンパートメント（１０；１１０、１５７）は、フラップ部材（２８；１２８、１６８）を含み、該フラップ部材は、少なくとも１つの追加的コンパートメント内で延び、長手方向に少なくとも１つの追加的ハウジングの範囲を定めることを特徴とする、請求項１に記載の内部カードボード支持体。
3. フラップ部材（２８；１２８、１６８）は、開口部（２７；１２７、１６７）が形成されるそれぞれの壁部分の少なくとも１つに形成されることを特徴とする、請求項２に記載の内部カードボード支持体。
4. フラップ部材（２８；１２８、１６８）は折り返され、底壁（１３；１１３）に向けられることを特徴とする、請求項１または２に記載の内部カードボード支持体。
5. フラップ部材（２８；１２８、１６８）は、少なくとも１つの追加的ハウジング（９；１０９、１５６）において互いに対向することを特徴とする、請求項２～４のいずれか１項に記載の内部カードボード支持体。
6. 前記少なくとも１つの追加的コンパートメント（１０；１１０、１５７）は、底壁（１３；１１３）から垂直に延びる第１の壁部分（２０；１２０、１６０）と、該第１の壁部分から水平に延び底壁に対向する第２の壁部分（２５；１２５、１６５）と、該第２の壁部分から垂直に延び、第１の壁部分に対向し、底壁に向けられる第３の壁部分（３１；１３１、１７１）とを含むことを特徴とする、請求項１～５のいずれか１項に記載の内部カードボード支持体。
7. 少なくとも１つの追加的ハウジング（９；１０９、１５６）の少なくとも１つの開口部（２７；１２７、１６７）は、第２の壁部分（２５；１２５、１６５）に形成されることを特徴とする、請求項６に記載の内部カードボード支持体。
8. 前記少なくとも１つの追加的コンパートメント（１０；１１０、１５７）は、第３の壁部分（３１；１３１、１７１）から延び底壁（１３；１１３）に固定された第４の壁部分（３６；１３６、１７６）を含むことを特徴とする、請求項６または７に記載の内部カードボード支持体。
9. 追加的ハウジング（９；１０９、１５６）を有する追加的コンパートメント（１０；１１０、１５７）の第３の壁部分（３１；１３１、１７１）は、追加的ハウジングと主ハウジング（７；１０７）との間に仕切り部分を形成することを特徴とする、請求項６～８のいずれか１項に記載の内部カードボード支持体。
10. 追加的ハウジング（９；１０９、１５６）を有する追加的コンパートメント（１０；１１０、１５７）の第３の壁部分（３１；１３１、１７１）および／または第１の壁部分（２０；１２０、１６０）は、グリップ切欠き（２１、３３；１２１、１３３、１６１、１７３）を含むことを特徴とする、請求項６～９のいずれか１項に記載の内部カードボード支持体。
11. 少なくとも追加的コンパートメント（１０；１１０、１５７）の第３の壁部分（３１；１３１、１７１）はノッチ（３５；１３５、１７５）を含み、該ノッチは、主ハウジング（７；１０７）に現れ、主医薬アイテムのカラー部分を受けるように構成されていることを特徴とする、請求項６～１０のいずれか１項に記載の内部カードボード支持体。
12. 追加的コンパートメント（１０；１１０、１５７）が底壁（１３；１１３）上に少なくとも部分的に平坦にされたブランク構成を許容することを特徴とする、請求項１～１１のいずれか１項に記載の内部カードボード支持体。
13. 医薬製品のためのカードボード包装であって、
    請求項１～１２のいずれか１項に記載の少なくとも１つの内部カードボード支持体（３；１０３）と、
    該内部カードボード支持体（３；１０３）の主コンパートメント（８；１０８）の主ハウジング（７；１０７）に挿入される、シリンジ（５、５’；１０５、１０５’、１０５’’）などの主医薬アイテムと、
    内部カードボード支持体（３；１０３）の少なくとも１つの追加的コンパートメント（１０；１１０、１５７）の少なくとも１つの追加的ハウジング（９；１０９、１５６）に挿入される、針および／またはバイアルおよび／または専用コネクタ（６；１０６、１５５）などの少なくとも１つの追加的医薬アイテムと
    を含む、前記カードボード包装。
14. 医薬アイテムで充填された少なくとも１つの内部カードボード支持体（３；１０３）が挿入される外箱（２；１０２）を含むことを特徴とする、請求項１３に記載のカードボード包装。
15. 請求項１３または１４に記載のカードボード包装（１；１０１）のセットであって、複数の内部カードボード支持体（３；１０３）を含み、該内部カードボード支持体のそれぞれに、シリンジ（５、５’；１０５、１０５’、１０５’’）と１つもしくはいくつかの針（６；１０６）との組合せ、シリンジ（５、５’；１０５、１０５’、１０５’’）と１つもしくはいくつかのバイアル（１５５）との組合せ、シリンジ（５、５’；１０５、１０５’、１０５’’）と１つもしくはいくつかの針（６；１０６）ならびに１つもしくはいくつかのバイアル（１５５）および／または１つもしくはいくつかの専用コネクタとの組合せのうちから選択される複数の所定の医薬アイテムが挿入される、前記セット。
16. 請求項１３または１４に記載のカードボード包装（１；１０１）に医薬製品を包装する方法であって、
    内部カードボード支持体（３；１０３）を用意する工程と、
    主医薬アイテムを主ハウジング（７；１０７）に、少なくとも１つの追加的医薬アイテムを少なくとも１つの追加的ハウジング（９；１０９、１５６）に挿入する工程とを含む、前記方法。
17. 縁部材（１１、１２；１１１、１１２）が底壁（１３；１１３）上に少なくとも部分的に平坦にされたブランク構成にある内部カードボード支持体（３；１０３）を用意する工程と、次いで、内部カードボード支持体（３；１０３）を立ち上げて、ブランク構成から、縁部材（１１、１２；１１１、１１２）の壁部分（２０、２５、３１、３６、４０、４３、４６、５０；１２０、１２５、１３１、１３６、１６０、１６５、１７１、１７６）が立ち上げられて底壁（１３；１１３）から離れて延びる組立て構成にする工程とを含むことを特徴とする、請求項１６に記載の方法。

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