JP2023535034A - 5-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル化合物の低用量レジメン及び製剤化 - Google Patents

5-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル化合物の低用量レジメン及び製剤化 Download PDF

Info

Publication number
JP2023535034A
JP2023535034A JP2023504346A JP2023504346A JP2023535034A JP 2023535034 A JP2023535034 A JP 2023535034A JP 2023504346 A JP2023504346 A JP 2023504346A JP 2023504346 A JP2023504346 A JP 2023504346A JP 2023535034 A JP2023535034 A JP 2023535034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
day
total dose
pharmaceutically acceptable
acceptable salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023504346A
Other languages
English (en)
Inventor
ブライアン キールバサ,ウィリアム
ジェイムズ マーゴット,ダスティン
Original Assignee
イーライ リリー アンド カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イーライ リリー アンド カンパニー filed Critical イーライ リリー アンド カンパニー
Publication of JP2023535034A publication Critical patent/JP2023535034A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/44Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof
    • A61K31/4427Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof containing further heterocyclic ring systems
    • A61K31/4439Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof containing further heterocyclic ring systems containing a five-membered ring with nitrogen as a ring hetero atom, e.g. omeprazole
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/44Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof
    • A61K31/445Non condensed piperidines, e.g. piperocaine
    • A61K31/4523Non condensed piperidines, e.g. piperocaine containing further heterocyclic ring systems
    • A61K31/454Non condensed piperidines, e.g. piperocaine containing further heterocyclic ring systems containing a five-membered ring with nitrogen as a ring hetero atom, e.g. pimozide, domperidone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

本発明は、アルツハイマー病、前頭側頭認知症、大脳皮質基底核症候群、及び進行性核上麻痺などの神経変性タウオパチーを含む神経変性疾患の治療に有用な、式Iの化合物、又はその薬学的に許容される塩であって、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。【化1】TIFF2023535034000031.tif3192

Description

本発明は、アルツハイマー病(AD)、前頭側頭認知症(FTD)、大脳皮質基底核症候群(CBS)、及び進行性核上麻痺(PSP)などの神経変性タウオパチーを含む神経変性疾患を治療するための、O-GlcNAcase(OGA)阻害剤N-[4-フルオロ-5-[[(2S,4S)-2-メチル-4-[(5-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)メトキシ]-1-ピペリジル]メチル]チアゾール-2-イル]アセトアミド、又はその薬学的に許容される塩の低用量レジメン及び低用量製剤化に関する。
米国特許第10,081,625号は、AD及びPSPなどの神経変性疾患及び障害の治療に有用なOGA阻害剤である、ある特定の化合物、例えば、5-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル化合物、例えば、N-[4-フルオロ-5-[[(2S,4S)-2-メチル-4-[(5-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)メトキシ]-1-ピペリジル]メチル]チアゾール-2-イル]アセトアミドを開示している。
AD、PSP、及び他の神経変性タウオパチーを含む神経変性疾患に罹患している患者は、疾患が進行するにつれて嚥下困難を発症する可能性がある。したがって、薬が患者に投与されたときに嚥下を容易にするために、薬の処方投薬量が小さい単位剤形を提供する低用量のものであることが望ましい。更に、多くの場合ADなどの神経変性疾患に関連する進行性認知障害を考慮して、1日当たりの投与回数を減らすことにより、患者が薬を飲み忘れるリスクを最小限に抑え、薬の適切かつタイムリーな投与を確実にする責任を負う介護人の負担も軽減される。加えて、より低い用量及びより頻度の少ない投与により、潜在的副作用、特に慢性投与により生じ得る副作用が改善又は排除される(W.Cook,et.al.,2020 Society of Toxicology Annual Meeting(virtual),Abstract No.2911,May 12,2020、https://www.toxicology.org/events/am/AM2020/docs/2020-ePoster-index.pdfを参照されたい)。
したがって、AD及びPSP並びに他の神経変性タウオパチーなどの神経変性疾患の治療を提供するために、低用量のOGA阻害剤が所望される。加えて、AD、FTD、CBS、及びPSPなどの神経変性タウオパチーを含む神経変性疾患を治療するために、1日2回以下、好ましくは1日1回のOGA阻害剤の投与が更に所望される。
したがって、一実施形態では、本発明は、式Iの化合物、
Figure 2023535034000002
又はその薬学的に許容される塩であって、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施形態では、本発明は、アルツハイマー病の治療における使用のための、以下の式Iの化合物、
Figure 2023535034000003
又はその薬学的に許容される塩であって、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施形態では、本発明は、進行性核上麻痺の治療における使用のための、以下の式Iの化合物、
Figure 2023535034000004
又はその薬学的に許容される塩であって、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施形態では、本発明は、軽度認知障害からアルツハイマー病への進行の予防における使用のための、以下の式Iの化合物、
Figure 2023535034000005
又はその薬学的に許容される塩であって、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施形態では、本発明は、神経変性疾患の治療用の薬剤の製造のための、式Iの化合物、
Figure 2023535034000006
又はその薬学的に許容される塩の使用であって、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、使用を提供する。
ある実施形態では、本発明は、アルツハイマー病の治療用の薬剤の製造のための、式Iの化合物、
Figure 2023535034000007
又はその薬学的に許容される塩の使用であって、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、使用を提供する。
ある実施形態では、本発明は、進行性核上麻痺の治療用の薬剤の製造のための、以下の式Iの化合物、
Figure 2023535034000008
又はその薬学的に許容される塩であって、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施形態では、本発明は、軽度認知障害からアルツハイマー病への進行の予防用の薬剤の製造のための、式Iの化合物、
Figure 2023535034000009
又はその薬学的に許容される塩の使用であって、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、使用を提供する。
ある実施形態では、本発明は、神経変性疾患を治療する方法であって、かかる治療を必要とする患者に、式Iの化合物、
Figure 2023535034000010
又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、方法を提供する。
ある実施形態では、本発明は、アルツハイマー病を治療する方法であって、かかる治療を必要とする患者に、式Iの化合物、
Figure 2023535034000011
又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、方法を提供する。
ある実施形態では、本発明は、進行性核上麻痺を治療する方法であって、かかる治療を必要とする患者に、式Iの化合物、
Figure 2023535034000012
又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、方法を提供する。
ある実施形態では、本発明は、軽度認知障害からアルツハイマー病への進行を予防する方法であって、かかる治療を必要とする患者に、式Iの化合物、
Figure 2023535034000013
又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、方法を提供する。
ある実施形態では、本発明は、神経変性疾患の治療における使用のための、式Iの化合物、
Figure 2023535034000014
又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物であって、当該化合物又はその薬学的に許容される塩が、当該化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、医薬組成物を提供する。
ある実施形態では、本発明は、式Iの化合物、
Figure 2023535034000015
又はその薬学的に許容される塩を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、又は賦形剤とともに含む医薬組成物であって、当該医薬組成物が、当該化合物の総用量0.1mg~5mgを含む、医薬組成物を提供する。
ある実施形態では、本発明は、式Iの化合物、
Figure 2023535034000016
又はその薬学的に許容される塩を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、又は賦形剤とともに含む医薬組成物であって、当該医薬組成物が、当該化合物の総用量0.1mg~5mgを単位用量形態で含み、単位用量が1日1回投与される、医薬組成物を提供する。
ある実施形態では、本発明は、式Iの化合物、
Figure 2023535034000017
又はその薬学的に許容される塩を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、又は賦形剤とともに含む医薬組成物であって、当該医薬組成物が、当該化合物の総用量0.05mg~2.5mgを単位用量形態で含み、単位用量が1日2回投与される、医薬組成物を提供する。
ある実施形態では、式Iの化合物が遊離塩基形態であることが理解される。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、0.25mg/日~5mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、0.1mg/日~3mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、0.25mg/日~3mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、0.1mg/日~2mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、0.25mg/日~2mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、0.1mg/日~1mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、0.25mg/日~1mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、5mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、3mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、2.5mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、2mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、1.5mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、1mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、0.75mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、0.5mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、0.25mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の総用量は、0.1mg/日である。
特定の実施形態では、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩は、単位剤形で投与される。
特定の実施形態では、単位剤形は、カプセル剤、錠剤、ゲルカプセル剤、液体溶剤、及び液体懸濁剤から選択される。
特定の実施形態では、単位剤形は、カプセル剤である。
特定の実施形態では、単位剤形は、錠剤である。
特定の実施形態では、式Iの化合物の1日総用量は、1単位用量で投与される。
特定の実施形態では、式Iの化合物の1日総用量は、2単位用量で投与される。
特定の実施形態では、式Iの化合物の1日総用量は、各々等量の式Iの化合物を含む2単位用量で投与される。
特定の実施形態では、式Iの化合物の1日総用量は、2単位用量であり、各単位用量の投与は少なくとも8時間空けられる。
特定の実施形態では、式Iの化合物の1日総用量は、各々等量の式Iの化合物を含む2単位用量であり、各単位用量の投与は少なくとも8時間空けられる。
軽度認知障害は、軽度認知障害からアルツハイマー認知症への進行を経時的に呈する患者の臨床所見及び進行に基づいてアルツハイマー病に関連する認知症の潜在的な前駆期として定義されている。「軽度認知障害からアルツハイマー病への進行を予防する」という用語は、患者における軽度認知障害からアルツハイマー病への進行を抑制すること、遅延させること、止めること、又は逆転させることを含む。
本明細書で使用される場合、「治療する」又は「治療すること」という用語は、既存の症状、疾患、又は障害の進行又は重症度を抑制すること、遅延させること、止めること、又は逆転させることを含む。
本明細書で使用される場合、「患者」という用語は、ヒトを指す。
本発明の化合物は、好ましくは、経口投与用の医薬組成物として製剤化される。かかる医薬組成物及びそれを調製するためのプロセスは、当該技術分野で周知である(例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,L.V.Allen,Editor,22nd Edition,Pharmaceutical Press,2012を参照されたい)。
式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩は、当業者に既知の様々な手順、例えば、米国特許第10,081,625に開示される手順によって調製され得る。
式Iの化合物は、別名、N-[4-フルオロ-5-[[(2S,4S)-2-メチル-4-[(5-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)メトキシ]-1-ピペリジル]メチル]チアゾール-2-イル]アセトアミドとしても知られている。
式Iの化合物の安全性及び薬物動態を評価するための健常被験者における単回漸増用量研究
健常被験者における式Iの化合物の安全性、忍容性、及び薬物動態(PK)を評価するために、第1相、単一施設、被験者及び治験責任医師盲検、単回漸増用量、プラセボ対照、クロスオーバー、無作為研究を行う。当該研究を、6つの用量レベルにわたって最大3つの研究期間で2つの交互コホート(コホート1及び2)に行う。被験者を各コホートにおいて3つの治療順序のうちの1つに無作為に割り付け、各順序は、3つの試験期間にわたる式Iの化合物の投与2回及びプラセボの投与1回を完全クロスオーバー様式で含む。臨床研究のデザインを表1に要約する。
Figure 2023535034000018
少なくとも8時間の夜間絶食後、経口カプセル剤を座位で各投与日の朝に約240mLの室温の水で投与する。0.15mg~2mgの用量を、経口カプセル剤投与と同様に、水を含む経口投与シリンジにより式Iの化合物の経口溶剤として投与する。表2a及び表2bは、治療レジメンを要約したものである。
Figure 2023535034000019
Figure 2023535034000020
式Iの化合物を含むカプセル剤を即時調製する。0.15mg~2mgの式Iの化合物の経口用量を薬溶剤として即座調製する。任意の特定のコホート/投与期間について、投与するカプセル剤の総数は、プラセボに割り付けられているか式Iの化合物に割り付けられているかにかかわらず、全ての被験者で同じである。しかしながら、カプセル剤の数は、投与期間及びコホートによって異なる。これは、盲検を維持するために即時調製された経口投与溶剤の場合も同様である。式Iの化合物を、即時調製のために不活性成分を含まない遊離塩基の形態で供給する。式Iの化合物を含まない経口溶剤ビヒクルの適合体積を、0.15mg~2mgの用量のプラセボとして使用する。
各々およそ3mLの静脈血試料を採取して、式Iの化合物の血漿濃度を決定する。式Iの化合物の濃度を、有効な液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析を使用してアッセイする。式Iの化合物のPKパラメータ推定値を標準の非コンパートメント分析法を使用して計算する。式Iの化合物の血漿濃度を、式Iの化合物の投与量別及びおよそのPK血液試料採取時間別に要約する。本質的に上記の手順に従って、健常被験者における式Iの化合物の単回漸増用量のPKデータを表3及び表4に示す。
Figure 2023535034000021
Figure 2023535034000022
データは、AUC(0-∞)及びCmaxが、式Iの化合物0.6mg~16mgの用量範囲にわたってほぼ用量比例的に増加することを明らかにしている。式Iの化合物のtmax中央値は約1時間であり、t1/2中央値は約6時間である。
健常被験者における放射性リガンド[18F]LSN3316612を用いた陽電子放出断層撮影法によって測定される、式Iの化合物の単回経口投与後の脳O-GlcNAcase酵素占有率の評価
0.25mg、1mg、及び5mgのN-[4-フルオロ-5-[[(2S,4S)-2-メチル-4-[(5-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)メトキシ]-1-ピペリジル]メチル]チアゾール-2-イル]アセトアミド(式Iの化合物)の単回経口投与後の脳O-GlcNAcase(OGA)の脳透過性及び標的関与を実証する単一施設、非盲検、非無作為化、陽電子放出断層撮影法(PET)研究が、本質的に以下に記載するように当業者により行われる。[18F]LSN3316612は、脳内のOGAのインビボ撮像用の陽電子放出放射性医薬品であり、OGAを阻害する化合物の標的関与を評価するために使用される。PET放射性リガンドとしての18F-LSN3316612の調製及び使用は、例えば、S.Lu,et.al,Science Translational Medicine,12,eaau2939(2020)13May2020に記載されているように、当該技術分野で知られている。[18F]LSN3316612トレーサーを使用したこの単回投与PET研究では、安全で忍容性が高いことが実証されている好適な用量範囲にわたって脳OGA酵素占有率(EO)を評価する。
健常被験者を4つのコホートのうちの1つに割り付け、各コホートの4名の被験者が本研究を完了する。全ての被験者は、1回のベースラインPETスキャン及び2回の投与後PETスキャンを受ける。式Iの化合物の投与のおよそ14日前までにベースラインPETスキャンを行う。全体として、各被験者に式Iの化合物を1回投与し、[18F]LSN3316612 PETトレーサーを3回投与する。式Iの化合物の投与をベースラインPETスキャンの完了後に行う。スキャンを、0.25mg及び5mg用量の式Iの化合物の場合、投与後およそ2時間及び24時間時点で、1mg用量の式Iの化合物の場合、投与後およそ2時間及び24時間又は30時間及び54時間時点で行う。トレーサー注射直後に脳の動的PETデータを120分間にわたって取得する。EOを、式Iの化合物の用量及びおよそのスキャン時間別に要約する。
3mg以上の用量の場合、式Iの化合物をカプセル製剤で経口投与する。3mg未満の用量の場合、式Iの化合物を好適な容器内に秤量し、適切な体積の脱気Sprite(登録商標)又は希釈剤に溶解させる。
18F]LSN3316612を、各PETスキャンの日に非放射性前駆体から臨床現場の放射化学施設で生成する。[18F]LSN3316612注射剤は、エタノール、注射用滅菌水、及びアスコルビン酸ナトリウムを含む生理食塩水で製剤化した静脈内注射用の透明な溶液である。[18F]LSN3316612を、およそ3.3%(v/v)のエタノール(EtOH)及びアスコルビン酸ナトリウム(4.67mg/mL)を含むように製剤化した生理食塩水(0.9%NaCl)に入れる。[18F]LSN3316612を、注入ポンプを使用して3分間の注入期間にわたって静脈内投与し、その後、10mLの生理食塩水を流す。PET撮像前に、標準の臨床診療に従って、静脈内カテーテル(放射性トレーサー注入用)を被験者に挿入する。各被験体は、画像検査毎に[18F]LSN3316612の単回注射を受ける。放射性医薬品を、およそ5mCi(6mCi以下)の線量で、最大質量線量10μg及び最大体積10mLで静脈内注射する。
PETスキャン毎に、放射化学実験室は、当該技術分野で既知のPETユニット生成プロトコル、例えば、Lee,J.,Liow,J.,Paul,S.et al.PET quantification of brain O-GlcNAcase with[18F]LSN3316612 in healthy human volunteers.EJNMMI Res 10,20(2020).https://doi.org/10.1186/s13550-020-0616-4に記載のものに従って、放射性リガンドを前駆体から合成する。
動脈血試料を各PETスキャン中に全ての被験者から採取して放射能を測定して、PETトレーサー動態分析用の情報を提供する。静脈血試料を式Iの化合物の投与後に採取して、有効な液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析アッセイを使用して式Iの化合物の血漿濃度を測定する。
18F]LSN3316612 PETの撮像主要アウトカムは、皮質領域、基底核領域、視床領域、及び小脳領域を含むOGAが存在する領域で決定される総分布容積(V)である。分析では、異なる脳領域における減衰補正した時間放射能データを使用する。撮像データを、動脈入力関数を用いて2組織コンパートメントモデルで分析して、Vを決定する。式Iの化合物の単回投与後のOGA EOを、以下の占有率プロットに従うグラフ分析を使用して得る:
(ベースライン)-V(投与)=占有率×(V(ベースライン)-VND
式中、V(ベースライン)及びV(投与)は、それぞれ、ベースライン時及び式Iの化合物投与後に得られたいくつかの領域における総分布容積である。占有率をプロットの線形回帰の勾配として決定し、非変位分布容積VNDをx切片として決定する。
本質的に上記の手順に従って、0.25mg、1mg、及び5mgの式Iの化合物の単回経口投与後の脳OGAの標的関与を表5a~5cに記載する。
Figure 2023535034000023
Figure 2023535034000024
Figure 2023535034000025
上の表5a~5cに提供するデータは、脳OGA EOの血漿濃度依存的変化を明らかにし、5mg用量の式Iの化合物のEOが投与後24時間時点でEO90%を超えた。1mg用量の式Iの化合物は、投与後24時間時点でEO80.6%であり、投与後54時間時点でEO30.3%であることが分かった。0.25mg用量の式Iの化合物は、投与後24時間時点でEO46%であることが分かった。
健常被験者における式Iの化合物の単回漸増用量研究からのPKデータ及び上に開示される式Iの化合物の単回経口投与後の脳OGAの脳透過性及び標的関与を実証するPET研究を利用して、式Iの化合物を用いてAD、PSP、FTD、CBS、及び他の神経変性タウオパチーを含む神経変性疾患を治療するための低用量及び投薬量レジメンを以下に記載する。
式Iの化合物の総用量0.25mg/日~5mg/日
式Iの化合物の総用量0.1mg/日~3mg/日
式Iの化合物の総用量0.25mg/日~3mg/日
式Iの化合物の総用量0.1mg/日~2mg/日
式Iの化合物の総用量0.25mg/日~2mg/日
式Iの化合物の総用量0.1mg/日~1mg/日
式Iの化合物の総用量0.25mg/日~1mg/日
式Iの化合物の総用量5mg/日
式Iの化合物の総用量3mg/日
式Iの化合物の総用量2.5mg/日
式Iの化合物の総用量2mg/日
式Iの化合物の総用量1.5mg/日
式Iの化合物の総用量1mg/日
式Iの化合物の総用量0.75mg/日
式Iの化合物の総用量0.5mg/日
式Iの化合物の総用量0.25mg/日
式Iの化合物の総用量0.1mg/日
投与する式Iの化合物の1日総用量が1単位用量であることが好ましい。
投与する式Iの化合物の1日総用量が2単位用量であることが更に好ましい。式Iの化合物の1日総用量が2単位用量で投与され、各用量が等量の式Iの化合物を含むことが好ましい。式Iの化合物の1日総用量が2単位用量で投与される場合、各単位用量の投与が少なくとも8時間空けられることが好ましい。
加えて、医薬組成物中の式Iの化合物の総用量を以下に記載する。
式Iの化合物の総用量は0.25mg~5mgである。
式Iの化合物の総用量は0.1mg~3mgである。
式Iの化合物の総用量は0.25mg~3mgである。
式Iの化合物の総用量は0.1mg~2mgである。
式Iの化合物の総用量は0.25mg~2mgである。
式Iの化合物の総用量は0.1mg~1mgである。
式Iの化合物の総用量は0.25mg~1mgである。
式Iの化合物の総用量は3mgである。
式Iの化合物の総用量2.5mg/日
式Iの化合物の総用量は2mgである。
式Iの化合物の総用量は1.5mgである。
式Iの化合物の総用量は1mgである。
式Iの化合物の総用量は0.75mgである。
式Iの化合物の総用量0.5mg/日
式Iの化合物の総用量は0.25mgである。
加えて、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物の総用量が1単位用量で含まれることが好ましい。
式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物の総用量が1単位用量で含まれ、1単位用量が1日1回投与されることが更に好ましい。
式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物の総用量が2単位用量で含まれることも好ましい。
式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物の総用量が2単位用量で含まれ、各単位用量が等量の式Iの化合物を含むことが好ましい。
式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物の総用量が2単位用量で含まれ、各用量が1日で投与されることが更に好ましい。
式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物の総用量が2単位用量で含まれ、各単位用量が等量の式Iの化合物を含み、各用量が好ましくは少なくとも8時間空けて1日で投与されることが更に好ましい。

Claims (90)

  1. 神経変性疾患の治療における使用のための、以下の式の化合物、
    Figure 2023535034000026
    又はその薬学的に許容される塩であって、前記化合物又はその薬学的に許容される塩が、前記化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  2. 前記神経変性疾患がアルツハイマー病である、請求項1に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  3. 前記神経変性疾患が進行性核上麻痺である、請求項1に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  4. 軽度認知障害からアルツハイマー病への進行の予防における使用のための、以下の式の化合物、
    Figure 2023535034000027
    又はその薬学的に許容される塩であって、前記化合物又はその薬学的に許容される塩が、前記化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  5. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日~5mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  6. 前記化合物の前記総用量が0.1mg/日~3mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  7. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日~3mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  8. 前記化合物の前記総用量が0.1mg/日~2mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  9. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日~2mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  10. 前記化合物の前記総用量が0.1mg/日~1mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  11. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日~1mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  12. 前記化合物の前記総用量が3mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  13. 前記化合物の前記総用量が2.5mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  14. 前記化合物の前記総用量が2mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  15. 前記化合物の前記総用量が1.5mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  16. 前記化合物の前記総用量が1mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  17. 前記化合物の前記総用量が0.75mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  18. 前記化合物の前記総用量が0.5mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  19. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日である、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  20. 前記化合物又はその薬学的に許容される塩が単位剤形で投与される、請求項1~19のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  21. 前記単位剤形が、カプセル剤、錠剤、ゲルカプセル剤、液体溶剤、及び液体懸濁剤から選択される、請求項20に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  22. 前記単位剤形がカプセル剤である、請求項219に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  23. 前記単位剤形が錠剤である、請求項219に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  24. 前記1日総用量が1単位用量投与される、請求項20~23のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  25. 前記1日総用量が2単位用量で投与される、請求項20~23のいずれか一項に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  26. 各単位用量の前記投与が少なくとも8時間空けられる、請求項25に記載の使用のための化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  27. 神経変性疾患を治療する方法であって、かかる治療を必要とする患者に、以下の式の化合物、
    Figure 2023535034000028
    又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、前記化合物又はその薬学的に許容される塩が、前記化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、方法。
  28. 前記神経変性疾患がアルツハイマー病である、請求項27に記載の方法。
  29. 前記神経変性疾患が進行性核上麻痺である、請求項27に記載の方法。
  30. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日~5mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記化合物の前記総用量が0.1mg/日~3mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  32. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日~3mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記化合物の前記総用量が0.1mg/日~2mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日~2mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  35. 前記化合物の前記総用量が0.1mg/日~1mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  36. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日~1mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記化合物の前記総用量が3mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記化合物の前記総用量が2.5mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記化合物の前記総用量が2mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  40. 前記化合物の前記総用量が1.5mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記化合物の前記総用量が1mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  42. 前記化合物の前記総用量が0.75mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  43. 前記化合物の前記総用量が0.5mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  44. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日である、請求項27~29のいずれか一項に記載の方法。
  45. 前記1日総用量が1単位用量で投与される、請求項27~44のいずれか一項に記載の方法。
  46. 前記1日総用量が2単位用量で投与される、請求項27~44のいずれか一項に記載の方法。
  47. 各単位用量の前記投与が少なくとも8時間空けられる、請求項46に記載の方法。
  48. 軽度認知障害からアルツハイマー病への進行を予防する方法であって、かかる治療を必要とする患者に、以下の式の化合物、
    Figure 2023535034000029
    又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、前記化合物又はその薬学的に許容される塩が、前記化合物の総用量0.1mg/日~5mg/日で経口投与される、方法。
  49. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日~5mg/日である、請求項48に記載の方法。
  50. 前記化合物の前記総用量が0.1mg/日~3mg/日である、請求項48に記載の方法。
  51. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日~3mg/日である、請求項48に記載の方法。
  52. 前記化合物の前記総用量が0.1mg/日~2mg/日である、請求項48に記載の方法。
  53. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日~2mg/日である、請求項48に記載の方法。
  54. 前記化合物の前記総用量が0.1mg/日~1mg/日である、請求項48に記載の方法。
  55. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日~1mg/日である、請求項48に記載の方法。
  56. 前記化合物の前記総用量が3mg/日である、請求項48に記載の方法。
  57. 前記化合物の前記総用量が2.5mg/日である、請求項48に記載の方法。
  58. 前記化合物の前記総用量が2mg/日である、請求項48に記載の方法。
  59. 前記化合物の前記総用量が1.5mg/日である、請求項48に記載の方法。
  60. 前記化合物の前記総用量が1mg/日である、請求項48に記載の方法。
  61. 前記化合物の前記総用量が0.75mg/日である、請求項48に記載の方法。
  62. 前記化合物の前記総用量が0.5mg/日である、請求項48に記載の方法。
  63. 前記化合物の前記総用量が0.25mg/日である、請求項48に記載の方法。
  64. 前記1日総用量が1単位用量で投与される、請求項48~63のいずれか一項に記載の方法。
  65. 前記1日総用量が2単位用量で投与される、請求項48~63のいずれか一項に記載の方法。
  66. 各単位用量の前記投与が少なくとも8時間空けられる、請求項65に記載の方法。
  67. 以下の式の化合物、
    Figure 2023535034000030
    又はその薬学的に許容される塩を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、又は賦形剤とともに含む医薬組成物であって、前記医薬組成物が、前記化合物の総用量0.1mg~5mgを含む、医薬組成物。
  68. 前記化合物の前記総用量が0.25mg~5mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  69. 前記化合物の前記総用量が0.1mg~3mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  70. 前記化合物の前記総用量が0.25mg~3mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  71. 前記化合物の前記総用量が0.1mg~2mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  72. 前記化合物の前記総用量が0.25mg~2mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  73. 前記化合物の前記総用量が0.1mg~1mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  74. 前記化合物の前記総用量が0.25mg~1mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  75. 前記化合物の前記総用量が3mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  76. 前記化合物の前記総用量が2.5mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  77. 前記化合物の前記総用量が2mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  78. 前記化合物の前記総用量が1.5mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  79. 前記化合物の前記総用量が1mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  80. 前記化合物の前記総用量が0.75mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  81. 前記化合物の前記総用量が0.5mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  82. 前記化合物の前記総用量が0.25mgである、請求項67に記載の医薬組成物。
  83. 前記化合物の前記総用量が1単位用量に含まれている、請求項67~82のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  84. 前記化合物の前記総用量が2単位用量に含まれている、請求項67~82のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  85. 前記化合物の前記総用量が2単位用量に含まれており、各単位用量が等量の前記化合物を含む、請求項67~82のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  86. 前記1単位用量が1日1回投与される、請求項83に記載の医薬組成物。
  87. 両方の単位用量が1日で投与される、請求項84に記載の医薬組成物。
  88. 両方の単位用量が1日で投与される、請求項85に記載の医薬組成物。
  89. 両方の単位用量が少なくとも8時間空けて1日で投与される、請求項87に記載の医薬組成物。
  90. 両方の単位用量が少なくとも8時間空けて1日で投与される、請求項88に記載の医薬組成物。
JP2023504346A 2020-07-23 2021-07-23 5-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル化合物の低用量レジメン及び製剤化 Pending JP2023535034A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063055362P 2020-07-23 2020-07-23
US63/055,362 2020-07-23
PCT/US2021/042877 WO2022020663A1 (en) 2020-07-23 2021-07-23 Low dose regimen and formulation of a 5-methyl-1,2,4-oxadiazol-3-yl compound

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023535034A true JP2023535034A (ja) 2023-08-15

Family

ID=77338898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023504346A Pending JP2023535034A (ja) 2020-07-23 2021-07-23 5-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル化合物の低用量レジメン及び製剤化

Country Status (18)

Country Link
US (1) US20230338349A1 (ja)
EP (1) EP4185291A1 (ja)
JP (1) JP2023535034A (ja)
KR (1) KR20230043905A (ja)
CN (1) CN116323604A (ja)
AR (1) AR123031A1 (ja)
AU (1) AU2021312894A1 (ja)
BR (1) BR112023000975A2 (ja)
CA (1) CA3186808A1 (ja)
CL (1) CL2023000194A1 (ja)
CO (1) CO2023000594A2 (ja)
DO (1) DOP2023000009A (ja)
EC (1) ECSP23005057A (ja)
IL (1) IL300023A (ja)
MX (1) MX2023000993A (ja)
PE (1) PE20231031A1 (ja)
TW (1) TW202220650A (ja)
WO (1) WO2022020663A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023150483A1 (en) 2022-02-03 2023-08-10 Eli Lilly And Company Regional tau imaging for diagnosing and treating alzheimer's disease

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI654978B (zh) 2017-01-27 2019-04-01 美商美國禮來大藥廠 5-甲基-1,2,4-二唑-3-基化合物
JP2021530552A (ja) * 2018-07-31 2021-11-11 イーライ リリー アンド カンパニー 併用療法

Also Published As

Publication number Publication date
CN116323604A (zh) 2023-06-23
EP4185291A1 (en) 2023-05-31
ECSP23005057A (es) 2023-02-28
BR112023000975A2 (pt) 2023-02-07
TW202220650A (zh) 2022-06-01
PE20231031A1 (es) 2023-07-10
IL300023A (en) 2023-03-01
KR20230043905A (ko) 2023-03-31
WO2022020663A1 (en) 2022-01-27
MX2023000993A (es) 2023-03-01
CA3186808A1 (en) 2022-01-27
AR123031A1 (es) 2022-10-26
US20230338349A1 (en) 2023-10-26
CL2023000194A1 (es) 2023-07-21
AU2021312894A1 (en) 2023-02-23
DOP2023000009A (es) 2023-02-15
CO2023000594A2 (es) 2023-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017061482A (ja) ラキニモドおよびインターフェロンβを組み合わせた多発性硬化症の治療
JP2017081930A (ja) ラキニモドおよび酢酸グラチラマーを組み合わせた多発性硬化症の治療
US20120157472A1 (en) Method for treating colorectal cancer
RU2010133489A (ru) Применение ингибиторов гамма-секретазы для лечения рака
BR112013005907B1 (pt) Composição farmacêutica parenteral
JP6966840B2 (ja) 神経変性疾患の改善用医薬
KR20050044587A (ko) B형 간염 바이러스 감염 치료용 포스포네이트뉴클레오타이드 유사체의 용도
EP2670405B1 (en) Combinations comprising macitentan for the treatment of glioblastoma multiforme
CA3100792A1 (en) Methods and compositions for treatment of alzheimer's disease
JP2018531605A5 (ja)
AU2014216199A1 (en) Treatment of progressive forms of multiple sclerosis with laquinimod
JP7068222B2 (ja) 高純度治療用骨剤
JP2023535034A (ja) 5-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル化合物の低用量レジメン及び製剤化
MXPA04010853A (es) Derivado de epotilona para el tratamiento de hepatoma y otras enfermedades de cancer.
CN117503775A (zh) 治疗特应性皮炎以及提高活性药物成分稳定性的制剂、方法、试剂盒和剂型
JP6420923B1 (ja) 医薬
JP2005526022A5 (ja) 関節リウマチの処置
JP6454436B1 (ja) ペマフィブラートを含有する医薬
JPH0251885B2 (ja)
EP4110326B1 (en) Combination comprising alpelisib and 6-(2,4-dichlorophenyl)-5-[4-[(3s)-1-(3-fluoropropyl)pyrrolidin-3-yl]oxyphenyl]-8,9-dihydro-7h-benzo[7]annulene-2-carboxylic acid
EP4364742A1 (en) Pharmaceutical composition for treating solid tumors
RU2345775C1 (ru) Нестероидное противовоспалительное лекарственное средство
AU2005224154A1 (en) Pharmaceutical composition of (+)-erythro-mefloquine and its use in the treatment of an inflammatory condition
AU2022223224A1 (en) Combination therapy of obicetrapib and ezetimibe for use in statin intolerant patients suffering from hyperlipidemia or mixed dyslipidaemia
WO2022238884A1 (en) Dosing regimens