JP2023525948A - プライヤ - Google Patents

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モスラー、マリオ
ペシュ、マーティン
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クニペックス-ウエルク・ツエ・グスタフ・プッチュ・カーゲー
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Abstract

本発明は、旋回軸ボルト(4)で交差する2つのアーム(2、3)を備えるプライヤに関する。その一方が可動で、他方が固定であり、旋回軸ボルト(4)の一方側に形成されたハンドル部(5、6)を備え、かつ旋回軸ボルト(4)の他方側に口先(M)として形成された顎(7、8)と相互作用し、固定アーム(2)がさらに歯部(19)を備える縦スロット(9)を備え、並びに受容部(14)に配置され、ばね(22)の力と反対に歯部との係合から解錠位置へと軸線(x)に関して移動可能であり、受容部(14)において係止部(ST)と相互作用する係止突起(SV)の補助により軸線(x)方向に保持される、旋回軸ボルト(4)を有する。本発明において本タイプのプライヤ(1)を改良するために、とりわけ旋回軸ボルトの容易な組み立ての見地から高い使用性を維持しつつ、係止突起(SV)及び係止部(ST)が、組み合わせ中にバネ22の作用を抑制しつつ、互いに通り抜けるように設計される。

Description

本発明は、先ず旋回軸ボルトで交差する2つのプライヤアームを備えるプライヤに関する。そのプライヤアームの一方が可動であり、他方のプライヤアームが固定されており、ハンドル部が旋回軸ボルトの一方側に形成され、口先の形態で相互作用する顎が旋回軸ボルトの他方側に形成され、固定プライヤアームがさらに歯部を備える縦スロットを有し、かつその場合に受容部に配置された旋回軸ボルトが、軸線の周りで、ばねの力に抗して歯部との係合位置から解除位置へと動かすことができかつ受容部の係止部と相互作用する係止突起の補助により軸線の方向に保持される。
本発明は、旋回軸ボルトで交差する2つのプライヤアームを備えるプライヤに関する。前記プライヤアームの一方が可動でありかつ他方のプライヤアームが固定されている。ハンドル部は旋回軸ボルトの一方側に形成されかつ口先の形態で相互作用する顎が旋回軸ボルトの他方側に形成され、その場合に固定プライヤアームがさらに歯部を備える縦スロットを備え、かつ受容部に配置された旋回軸ボルトはその軸線に関しばねの力に抗して歯部との係合位置から解除位置まで移動することができる。
本発明はさらに可動プライヤアームと固定プライヤアームを備えるプライヤに関する。その固定プライヤアームが固く連結した顎を備え、その場合に固定プライヤアーム上で移動可能な顎はさらに可動プライヤアームによって案内されるように移動できる。顎の開口幅を変えるために、可動プライヤアームはさらに、旋回軸ボルトによって取り付けられた分離可能な形状において、歯部を備えた縦スロットと相互作用する。旋回軸ボルトは可動プライヤアームにその旋回軸の領域において配置され、かつ歯止めを備え、並びにその場合に可動プライヤアームが、可動プライヤアームに配置されかつ可動顎に設けられる凹部に係合する係合突起によって、レバーのような方法で可動顎と相互作用する。
本タイプのプライヤは、いわゆるプライヤレンチ又はスリップジョイントプライヤの形態だけでなく、例えばパイプレンチ又はウォーターポンププライヤの形態といった異なるバリエーションにおいて知られる。口先の幅を変化させるために、これに関して、縦スロットに沿った固定プライヤアームに対する可動プライヤアームのスライド動作を許容するため、幾何学的軸線周りのかつばねの力に抗した旋回動作だけの結果として、縦スロットの領域における歯部と旋回軸ボルトとの間の歯合を解除することが知られる。この場合に歯合は旋回軸ボルトの軸線に関する旋回動作により解除される。そのように設計されたプライヤは、例えば特許文献1又は特許文献2により公知である。先行技術において、旋回軸ボルトは、係止突起を形成しかつ旋回軸ボルトの取り付けの後に旋回軸ボルトに配置され得る襟部によって、取り付けの挿入方向とは逆方向に固定される。その場合に前記襟部は、受容部を取り囲む可動プライヤアームの対向する外表面と相互作用する。この場合に、受容部を取り囲むプライヤアームの領域は、軸線の方向に旋回軸ボルトが動かされることを防ぐ係止部を形成する。係止突起を形成する襟部は、例えばねじ締め又はリベット留めで、旋回軸ボルトに分離可能に固定することができる。その周囲にわたってみると、襟部は旋回軸ボルトの外輪郭を越えてその反対の歯部の領域において少なくとも部分的に突出する。
案内される態様で固定プライヤアーム上を移動できる顎を備えるプライヤが、例えば特許文献3により公知である。このタイプのプライヤはいわゆるプライヤレンチとしても呼ばれる。
欧州特許出願公開第3313619号明細書 欧州特許出願公開第2596912号明細書 独国特許発明第3929323号明細書
上述の先行技術に照らして、本発明は、とりわけ旋回軸ボルトの容易な取り付けの観点から高い使用性を維持しつつ、本タイプのプライヤを改良する目的に基づく。案内されることにより固定プライヤアーム上で動かすことのできる顎を備えるプライヤに関して、本発明は操作性の観点で有利となるようなプライヤを設計することを目的とする。
第1の独創的なアイデアにおいて、本目的はプライヤによって達せられ得る。そこでは係止突起と係止部とが取り付けの過程において互いに通り抜けるように設計されることが提案される。その場合、ばねの作用は抑制される。旋回軸ボルトの有利な取り付けはこの設計の結果として達成される。この旋回軸ボルトはその取り付けのために受容部に対して直線状に移動し、そこで係止突起と係止部とが互いに通り抜けることが可能である。取り付けプロセスの過程において、例えばボルトの係止突起が、プライヤアームの外側位置からプライヤアームの内側位置へとプライヤアームの係止部を通り抜けることができ、そこで旋回軸ボルトが実質的にその軸線に沿って挿入される。ばねの作用は、この取り付け過程において、例えば力を働かせることができないような緊張位置に意図的にばねを維持することで、中断される。その後、旋回軸ボルトは、直接的に又は例えば旋回軸ボルトをその軸線に関して旋回させることでユーザの介在により、軸線の方向に作用する保持位置に移動することができる。この復帰旋回動作は、ばねの作用を解放することによって有利に実現される。係止突起が直接旋回軸ボルトの一部を形成することが好ましくかつ有利であり、さらに前記係止突起が旋回軸ボルトとその対向する歯部と一体的にかつ適用可能ならば材料において均一に実現されることが好ましい。
工具なしの有利な取り付けはそれによって達成される。
他の独創的アイデアにより、上述した目的は、受容部が可動プライヤアームに底部を備えて形成されることで、達せられ得る。
従って受容部はその軸方向において一方側で閉じていることが好ましい。受容部の軸方向の深さは、底部が軸方向において旋回軸ボルトのために軸方向移動の阻止を同時に形成することができるように制限される。
加えて、可動プライヤアームの対応するプライヤアーム部が受容部の提案された底部の設計により閉じた形態で実現され、その場合にこれが適用可能であればプライヤの洗浄及び管理を、任意で旋回軸ボルトの取り付けをも、簡単にすることができる。
ガイドされることで固定のプライヤアーム上で移動することができる顎を備えたプライヤに関して、上述した目的は他の潜在的な解決法により、係止突起が可動プライヤアームに形成される点で達せられ得る。その場合に前記係止突起は可動プライヤアームの所定の旋回位置において可動顎と係合し、それにより可動プライヤアームに対する可動顎の起こり得る逃げ動作を阻止する。
追加的に設けられた係止突起の可動顎との相互作用により、固定プライヤアームに対する可動顎の望ましくない動きに対して可動顎を固定できる。例えば、上記の固定が、係止突起の可動顎との相互作用の結果として実現される、互いに対する可動プライヤアームの所定の旋回位置は、旋回軸ボルトの歯部が縦スロットから解除される位置、及び/又は可動顎に設けられた凹部への係合突起の係合が解除される位置になり得る。可動プライヤアームの固定プライヤアームに対する所定の旋回位置への旋回動作中に、例えば可動顎の凹部と相互作用する係合突起から可動顎と相互作用する係止突起への係合の遷移がさらに達成され、それによって係合突起と顎の凹部との相互作用の起こり得る中断の後、固定プライヤアーム上での可動顎の可動性が縦スロットに沿った可動プライヤアームの移動を伴ってのみもたらされる。
このように、可動顎は、常に可動プライヤアームの固定プライヤアームに対する旋回位置にかかわらず、捕捉された態様で常に固定プライヤアーム上に留まる。
上述の独立したクレームの各特徴は、相互の任意の組み合わせと同様に、個々に関連し、その場合に独立したクレームの特徴は、1つ以上のその他の独立したクレームの個々の特徴のみとだけでなく、さらに他の独立した請求項の特徴と、又は多数の独立したクレームの特徴と組み合わせることができる。
それゆえに上述の目的も、例えば、係止突起と係止部とが取り付けの過程で互いに通り抜けるように設計されており、その場合にばねの作用は抑制され、かつ受容部が可動プライヤアームに底部を備えて形成される点で、達成され得る。
本発明のその他の特徴は、請求項1並びに/又は1つ以上の他の独立した請求項2及び/又若しくは3、又は他の請求項の特徴との好ましい関連において、図の説明と同様に、以下にて頻繁に記述される。しかしながら、それらはそれぞれ、請求項1並びに/又は1つ以上の他の独立した請求項2及び/若しくは3の個々の特性のみと、又は独立して、関連することもできる。
さらに、受容部の底部は、プライヤアーム、特に可動プライヤアームと材料において均一にかつ好ましくは一体的に実現されてもよい。
本発明の対象の好ましい改善において、ばねは、組み立てられたプライヤにおいて、旋回軸ボルトの取り外しがプライヤの通常の取り扱い又は通常の操作中にできないよう取り付け位置に到達することを防ぐことができる。旋回軸ボルトの取り外しを許容するような位置は、好ましくはプライヤの通常の操作又は使用中であっても到達しない。
実際、そのような取り外し位置に到達するために別の工具が好ましくは必要とされ、その場合に旋回軸ボルトが、ばねの力を抑制するために前記工具によって作用されなければならない。
とり得る実施形態において、受容部は可動プライヤアームにおいても形成され得る。この場合に、可動プライヤアームは、縦スロットの領域においてフォークのような形状で固定プライヤアームを取り囲む。受容部は、可動プライヤアームのそのようなフォーク形のデザインにおける分岐アームの領域においてのみ形成される。
旋回軸ボルトの取り付けされた位置において、とりわけ係止突起が固定プライヤアームに面する受容部の内面と、特に軸線の方向に旋回軸ボルトを保持することに関して、相互作用することができる。従って受容部の係止部は、旋回軸ボルトがその取り付け後に軸線の方向に、特に取り付け方向と反対の方向に捕捉されるように係止突起のための係止面を備える。係止突起と相互作用する係止部の表面は、隠れた位置に、例えば少なくともプライヤの通常の使用中に接近不可能又は標準的に接近不可能である領域において、好ましくは位置する。
受容部は、拡幅領域を備える挿入口を有する。この挿入口は好ましくは受容部の一部である。旋回軸ボルトが取り付けの過程において軸線の方向に実質的に挿入口を通り挿入される。この場合に、好ましくは旋回軸ボルトに設けられた係止突起が、その後に受容部の係止部を越えるために、挿入口の拡幅領域を通りガイドされる。軸線を横断する係止突起の断面積は、同一断面において視られる拡幅領域の開口面積に適合させることができる。それによりある種のキーホール設計が実現され、その場合にキーホールが拡幅領域を備える挿入口によって形成され、かつキービットを備えるキーシャンクが係止突起を備える旋回軸ボルトによって形成される。
旋回軸ボルトは挿入口を通過するために軸線に関してかつ縦スロットの領域において選択された旋回位置に配置されなければならない。旋回軸ボルトのこの旋回位置は、好ましくはプライヤが使用される際の旋回軸ボルトの通常の取り扱い位置に一致しない。実際に選択された旋回位置は、好ましくはもっぱら旋回軸ボルトの取り付けだけを、任意で旋回軸ボルトの意図的な取り外しを、意図している。
その他のとり得る実施形態において、旋回軸ボルトは、歯合に予圧を与えるために、弾性の返し部材を有し得る。弾性の返し部材は、旋回軸ボルトに配置されかつ直接又は間接に支持面とりわけ固定アームの支持面に対して作用するばね要素であってもよい。この場合に支持面は縦スロットの領域に設けられもよく、かつ好ましくはスロットの歯部の実質的に反対側に位置し得る。
その他の実施形態において、弾性の返し部材は例えばシリンダ圧力ばねである圧力ばね、で構成され得、それが例えばボールの形状をした分離可能な支持部材に作用する。
口先の幅の望まれる調節中における歯合の解除のために、歯合は軸線周りの旋回軸ボルトの動作によって解除されなければならない。この旋回軸ボルトの旋回動作は弾性の返し部材の復元力に抗して行われる。
弾性の返し部材は、旋回軸ボルトの選択された旋回位置において拡幅領域を備えられた挿入口を通る、係止突起を備える旋回軸ボルトの通過の過程において、一定の加圧された位置へと移動し得る。例えばこの加圧された位置が返し部材の可能な最大の圧縮の位置であってよい。
プライヤの通常の使用中において、この一定の加圧された位置に到達できないことが好ましい。従ってさらに、プライヤの通常の使用中において、挿入口の通過のために選択された旋回軸ボルトの旋回位置に到達できないことも好ましい。これにより、ユーザによるプライヤアーム上での旋回軸ボルトのラッチされた保持の意図しない解除を防ぐ。
加えて、旋回軸ボルトは部分的にのみ円形状に設計されかつ駆動ショルダーを備える受容部の一部に収容され得る。駆動ショルダーは円形の範囲から逸れて旋回軸ボルトの駆動面と相互作用するために機能し、その場合に旋回軸ボルトは受容部の円形の凹部内で回転可能にガイドされ、円形の凹部は円形線を規定し、かつその場合に駆動ショルダーが円形線に対して半径方向内側に突出しかつ駆動面が同様に円形線内に形成される。
旋回軸ボルトの駆動ショルダーは、ボルトの軸と垂直に延在する平面内で、旋回軸ボルトの好ましくは円形の輪郭範囲内に延在し得る。
歯合の解除のための旋回軸ボルトの旋回動作は、好ましくは意図的にのみ実行され得る。このために、口先は可動プライヤアームによって通常の角度を超えて開口する。歯合の解除は、単にプライヤアームの互いに対する対応した旋回又は回転動作によって達成される。ユーザによる付加的な手動の介在は旋回軸ボルトの領域において必要とされない。
さらに、旋回軸ボルトの提案された設計もまた、プライヤの設計に関わらず、それ自体重要である。この点に関し、旋回軸ボルトは、通常の操作中に、軸線に沿ってではなく、その軸線周りにのみ動作し得る。
その他の実施形態において、プライヤの顎が、例えば固定プライヤアームであるプライヤアームに対して移動可能となるように設計され得る。従ってそのプライヤは例えばプライヤレンチの態様で実現され得る。
プライヤがプライヤレンチの形態で実現される場合には特に、可動顎が可動プライヤアームの所定の旋回位置において係止突起によって作用される係合面を備えてもよい。この場合係合面は、係止突起との相互作用において、可動プライヤアームに対する可動顎の移動を固定顎の方向にかつ/又はその反対方向に、阻止するような方法で配置されることが好ましい。
その他の好ましい実施形態において、係合面は係止凹部の一部であってもよく、そこで係止突起が可動プライヤアームの所定の旋回位置に位置する。係止凹部における係止突起の形状適合した係合は、可動顎が固定顎の方向及びその反対方向への可動プライヤアームに対する移動を任意に阻止するような、所定の旋回位置において実現される。
固定プライヤアームに対する可動プライヤアームの所定の旋回位置はさらにプライヤの開口位置に対応していてもよい。所定の旋回位置を特定するこのプライヤの開口位置は、固定プライヤアームに対する可動プライヤアームの一つの位置であってもよい。その位置では、旋回軸ボルトと縦スロットの間の歯合の解除が実現され、それにより可動プライヤアームが顎の開口幅を変化させるために可動顎と共にスライド式で縦スロットに沿って動作することができる。
本発明を添付の図面を基礎として下記に詳述する。ただし図面は、例示的実施形態のみを示したものである。それゆえに、例示的実施形態の一つを基礎として記述しただけの部分と、別の例示的実施形態における異なる部分と置換できない部分は、他の例示的実施形態において潜在的に存在する部分としても記述する。
図1は、第1の実施形態における型のプライヤの斜視図を示す。 図2は、口先の閉位置に関してプライヤの側面図を示す。 図3は、図2における矢印IIIから視た図を示す。 図4は、プライヤの分解斜視図を示す。 図5は、プライヤに一体的に形成された係止突起と弾性の返し部材を備えたプライヤの旋回軸ボルトの1つの斜視図を示す。 図6は、図5における旋回軸ボルトの別の斜視図を示す。 図7は、旋回軸ボルトの別の斜視図を示す。 図8は、図3のラインVIII-VIIIにおける断面図であって、旋回軸ボルトの取り付け過程における中間位置に関する。 図9は、旋回軸ボルトの取り付けの完了後の位置に関し、図8にさらに続く図を示す。 図10は、図2のラインX-Xにおける断面と、旋回軸ボルトの操作可能な取り付け位置に関するアーム受容部を示す。 図11は、口先の閉位置に関し、図3のラインXI-XIに沿った断面図を示す。 図12は、口先の開位置に関し、図11に従った断面図を示す。 図13は、図12に対応する断面図であって、口先の幅を調節するための旋回軸ボルトの旋回位置に関する。 図14は、図9に従った断面図であって、図13における位置に関する。 図15は、第2の例示的実施形態に関するプライヤの斜視図を示す。 図16は、口先の閉位置に関し図15に従ったプライヤの側面図を示す。 図17は、図16の矢印XVIIから視た図を示す。 図18は、プライヤの分解斜視図を示す。 図19は、図17における断面XIX-XIXを示し、旋回軸ボルトの取り付け過程における中間位置に関する。 図20は、旋回軸ボルトの設置の完了後の位置に関し、図19にさらに続く図を示す。 図21は、閉じた口先位置に関し、図17におけるラインXXI-XXIに沿った断面図を示す。 図22は、口先の開位置に関し図21に従った断面図を示す。 図23は、図22に対応する断面図を示し、口先の幅を調節するために旋回軸ボルトの旋回位置に関する。 図24は、図20に従った断面図を示し、図23おける位置に関する。 図25は、図16における領域XXVの拡大された細部を示し、図23における位置に関する。
先ず、ウォーターポンププライヤの形態の第1の実施形態におけるプライヤ1を図1及び図2を基に記述する。
プライヤ1は、旋回軸ボルト4で交差する2つのプライヤアーム2及び3を備え、以下の説明ではプライヤアーム2が固定プライヤアームと称され、プライヤアーム3が可動プライヤアームと称される。第1の実施形態におけるプライヤ1のプライヤアーム2及び3は、旋回軸ボルト4の一方側にハンドル部5及び6を形成し、並びに旋回軸ボルト4の他方側に好ましくはハンドル部5及び6と材料において一体的かつ均一に実現され、口先Mを規定する、顎7、8を形成する。
プライヤ1の第2の実施形態は、図15から図25によって示され、固定プライヤアーム2のみが固定顎7に固く連結されるのに対して、可動顎8が、可動プライヤアーム3に対して直線的にガイドされるように、固定プライヤアーム2に保持されることが好ましい。
このために、固定プライヤアーム2のアーム部12は、2つのガイド溝40を備える支持板の形態で実現されてもよく、それぞれが外面に加工されかつ好ましくはプライヤの中心軸に関して対称に延在する。
可動顎8におけるガイド部42のガイド突起41は、この範囲でフォークのような形態でアーム部12を取り囲み、顎8が保持されかつスライディングキャリッジのように固定プライヤアーム2上でガイドされるようにガイド溝40に係合する。
固定プライヤアーム12上での可動顎8のスライド移動は、可動プライヤアーム3の旋回動作の結果として実現される。この目的のために、フォークのような形態において固定プライヤアーム2の支持板を取り囲む可動プライヤアーム3は、それぞれの分岐部で、基本的に軸線に関して半径方向に突出し、かつガイド部42の領域において顎8の好ましくは輪郭適合した凹部44に係合する係合突起43を有する。このように係合突起43と凹部44との間の相互作用が、可動プライヤアーム3の旋回動作を可動顎8のガイド溝40に沿った直線的な動きへと変換する。従って、可動顎8は口先の閉位置の方向に又は口先の開位置の方向にそれぞれ、可動プライヤアーム3の旋回動作によって移動することができる。
プライヤアーム3は、顎7と8との間に形成される口先Mの幅を変化させるために、旋回軸ボルト4の幾何学的軸線の周りでプライヤアーム2に対して旋回可能である。
固定プライヤアーム2は、プライヤアーム2と3とが交差する領域に縦スロット9を備える。プライヤ1が図15から図25において示すようにプライヤレンチの形態で実現される場合、縦スロット9は基本的にガイド溝40と平行に延びる。プライヤ1の通常の取り扱い位置において、この縦スロット9は旋回軸ボルト4によって貫通される。旋回軸ボルト4の幾何学的軸線xは、好ましくは縦スロット9の外周縁の輪郭によって規定される平面と垂直に延びる。
可動プライヤアーム3は、好ましくはプライヤ2と3とが交差する領域においてフォーク形の形態で設計され、並びに相互に離れて位置しかつ縦スロット9を備える固定プライヤアーム2のアーム部12の両側に位置する平行の分岐部10及び11を備える。固定プライヤアーム11は可動プライヤアーム3の分岐領域13を通り挿入される。
旋回軸ボルト4は可動プライヤアーム3の分岐部10及び11において回転可能に保持される。一方の分岐部10は挿入口27が設けられ得、図2又は図16による平面視において円形状になる。そして他方の分岐部11は、例えばアーム部12に面するその内面にピン形状の中心突起16が設けられ得る。その挿入口27と中心突起16は旋回軸ボルト4のための受容部14の一部である。
旋回軸ボルト4は背面係合の結果として、軸線x方向において保持される。このためにボルトの係止突起SVが受容部14の係止部STと相互に作用する。
示された例示的実施形態によると、この場合に係止突起SVは指のような突起の形状で設計され得、好ましくはそれが旋回軸ボルト4と材料において一体的かつ均一に実現され、並びに基本的に軸線xに関して半径方向に延びる。
係止部STは好ましくは可動プライヤアーム3によって、好ましくは挿入口27を備える分岐部10によって、形成される。さらに係止部STはアーム部12に面しかつ挿入口27を取り囲むプライヤアーム表面によって形成されてもよい。
従って、通常の取り扱い位置において、旋回軸ボルト4は、一方で中心突起16の領域において支持され、他方で係止部ST又は分岐部10の対向する内壁における係止突起SVの支持の結果として、可動プライヤアーム3の分岐部10と11との間の軸方向において捕捉される。
旋回軸ボルト4は、好ましくはプライヤ1の通常の使用中にプライヤアーム2における縦スロット9を貫通する領域において、軸線xに垂直な切断面において、伸長した支持構造16を備えてもよい。外側に向きかつ軸方向に並んだ歯止め17は、縦スロット9に割り当てられた側面18に形成された歯部19と相互に作用するために半径方向において支持構造16を越えて突出してもよい。プライヤアーム2に対する可動プライヤアーム3のスライド止めは、歯止め17が歯部19に係合するときに達せられる。
弾性の返し部材21を保持する穴20が、基本的に軸線xの範囲において歯止め14の反対に位置して支持構造16にさらに設けられる。この返し部材21は、ばね22で好ましくは構成され、ばね22が通常の取り扱い位置において、穴20の中に保留されて自在に位置しかつ開口する支持構造16の表面24を越えて突き出るボール25を介して、歯部19が設けられた側面18の反対に位置する側面23に抗するように作用する。これが旋回軸ボルト4の歯止め14と縦スロット9の領域における歯部19との間の歯合を促進する。
ばね22は、例えばシリンダ圧力ばねによって実現されてもよい。
旋回軸ボルト4の支持構造16は円形ディスクの形状をした襟部26を担持し、軸線x方向の視点での前記襟部の厚みは基本的に同じ視点での分岐部10の材料厚に対応し得る。通常の取り扱い位置において、襟部26は、軸線x周りに回転可能な分岐部10における実質的に直径が適合した挿入口27において、回転軸ボルト4をガイドする。
平面視において、軸線xは点状で図示され、支持構造16は基本的に互いに正反対に位置するセグメント28を有し、その場合に軸線xに関する半径は、襟部26の半径と実質的に一致する。
平面視において、セグメント28は、実質的に直線的に延びる駆動面29と30によって相互に接続される。
歯止め17は、縦スロット9を貫通する支持構造16の領域において駆動面29上に形成される。これらの歯止めは駆動面29の表面を越えて自由に突き出る。
返し部材21を収容する穴20はばね22及びボール25を備え、好ましくは反対側の駆動面30の領域に設けられる。
指のように半径方向に突き出る係止突起SVは、駆動面29と30とを連結するセグメント28の領域に形成される(特に図5から図7を参照)。この場合係止突起SVは好ましくはディスク状の襟部26を越えて突き出る。
概して、旋回軸ボルト4は、好ましくは係止突起SVを除き、襟部26の直径に適応する仮想円筒体内に形成される。係止突起SVはそれぞれ円筒体を越えて又は襟部26を越えて、この仮想円筒体の半径の寸法の1/3から1/5、好ましくは約1/4におおよそ一致する突出寸法で突出することが好ましい。
プライヤアーム2と3を関節状の態様で連結するための旋回軸ボルト4の取り付けは、好ましくは、係止部STと係止突起SVの相互通り抜けの結果として、工具なしに生じる。
このために、受容部14又は受容部14に形成される挿入口27は、それぞれ実質的に半径方向に拡がるスロット状の拡幅領域35を備える。その輪郭と寸法に関して、この拡幅領域は、好ましくは周方向と同様に半径方向においてもボルト係止突起SVに適合する。従って係止突起SVは軸線xの方向における拡幅領域を通過することができる(図4と図8、同様に図18と図19を参照)。
ボルトの取り付けの過程において挿入口27を通る旋回軸ボルト4の通過を許容するために、先ず旋回軸ボルト4は、係止突起SVが拡幅領域35に重なるように軸線xに関して選択された旋回位置に配置される。この場合可動プライヤアーム3は、旋回軸ボルト4が拡幅領域35を備える挿入口27を通り、その後縦スロット9を通り挿入され得るように、縦スロット9備える固定プライヤアーム2に対して配置されなければならない。
取り付けの過程におけるこの挿入を実現するために、さらにボルトの返し部材21は、この選択された旋回位置において、つまり図8又は図19でそれぞれ示すように一定の加圧位置へと、挿入口27を通りその後縦スロット9を通ることをまず許容するために、手動で押し付けられなければならない。
例えば、中心突起15と旋回軸ボルト4の窪み32との相互作用の結果として停止制限された取り付け位置において、縦スロット9の側面18上で支持される弾性の返し部材21は、歯合の方向へと旋回軸ボルト4の旋回動作を引き起こす。その場合に係止突起SVは挿入口26の拡幅領域35から出て、かつロック状態で挿入口26を取り囲む表面(係止部ST)の前で移動する(図9及び図20を参照)。これにより、軸線xに沿った挿入過程を完了する連結が実際に得られる。
それゆえこの取り付けは好ましくはキーホールの仕組みに従って行われる。
襟部26とは反対側に向く旋回軸ボルト4の端面31は、プライヤアーム2とは反対側に向く、中心突起15を備える分岐部11の表面と整列されていてもよい。
このボルトの端面31は好ましくは中心の窪み32を備え、それが軸線xを含み、かつそこにプライヤ1の通常の取り扱い状態において中心突起15が着座している。
係止突起SV及び歯止め17が、好ましくは、軸線xの方向から視て襟部26から旋回ボルト4の長さの一部のみにわたって延在することによって、中心突起15を取り囲む凹部33と相互に作用しかつ窪み32が設けられた旋回軸ボルト4の端部領域が、駆動面29及び30並びにセグメント28のみによって画定される。
凹部33はアーム部12に向けて開口して設計され、かつ凹部33の平面視に関して例えば図11に示すように約270度を超えた円形線の形をした輪郭を有してもよい。その場合に前記輪郭の中心は軸線x上に位置する。この輪郭の円形線Kは好ましくは受容部14の挿入口27と同じ又はほぼ同じ直径を備える。凹部は、残りの約90度にわたり半径方向内側に向いた隆起部37を形成し、その場合に前記隆起部は、とりわけ駆動面29に面する領域における、実質的に直線状の駆動ショルダー34を形成する。
凹部33の軸方向外側を覆うアーム壁は、受容部14の底部38を形成する。従って受容部14は一方側からのみ受け入れ可能となる(挿入口27を備える分岐部10)。
隆起部37の配置によって、プライヤアーム2に対するプライヤアーム3の旋回動作が可能となる。この場合、旋回軸ボルト4がプライヤの通常の使用中に静止しているので、旋回軸ボルト4の駆動面29に当接して駆動ショルダー34を動かし口先の開位置への旋回移動する過程で、プライヤアーム3が停止限界(オーバーラン可能)に当たる(図12又は図22を参照)。
旋回軸ボルトの歯止め17と縦スロット9における歯部19との間の歯合中に、旋回軸ボルト4の軸線x周りの固定プライヤアーム2に対するプライヤアーム3の旋回動作を達成することができる(図9から図11を参照)。従ってこの歯合中に顎7と8は、口先の閉位置(例えば図1から図3及び図9から図11による、又は図20及び図21による)から図12及び図22による口先の開位置へと、そしてその逆へと旋回され得る。
口先の閉位置は、好ましくは停止限界である。その場合凹部33はこの目的のために追加的なショルダーを備え、それは駆動ショルダー34を形成する隆起部37の領域において、周方向にて駆動ショルダー34とは反対側に向けられ、かつ選択的に停止ショルダー36を形成する。旋回軸ボルト4の駆動面29は、選択的に、口先の閉位置において停止制限されてこの追加的なショルダーに当接して動くことができる。その閉位置は好ましくは、分岐領域11における分岐部10及び11と連結する顎ショルダー39が、固定プライヤアーム2のアーム部12の対向する幅の細い表面に当接することによって停止制限される。
歯合は、それに対して意図的に作用することでのみ解除できること好ましい。その場合口先の幅は、縦スロット9における旋回軸ボルト4を伴う可動プライヤアーム3の動作の結果としてそれに続いて変化させられる(図13及び14、又は図23及び図24を参照)。
これにより旋回軸ボルト4と縦スロット9との歯合は、図12又は図22において示された口先の開位置から、停止制限された口先の開位置(特に図13又は図23を参照)を越えたプライヤアーム3の追加的な旋回動作(矢印a)の結果として、解除することができる。旋回軸ボルト4は、駆動面29上で支持されたショルダー34によって、引っ張られる。この回転係合解除動作は、歯止め17の反対に位置する支持構造16の表面が縦スロット9の対向側面23上に当接することによって停止制限され得る。
追加的な旋回動作の過程において、旋回軸ボルト4は、駆動構造30の駆動対向構造31との当接によって回転軸xに関して回転しながら引っ張られる。その場合にこれがばね18の作用に抗した、縦スロット9の歯部19との係合位置からの歯止め17の旋回動作へとつながる。そしてその場合にボール19は、前記旋回動作中、穴17へと部分的に挿入される。可動プライヤアーム3は、口先の幅を変えるためにこの旋回位置において縦スロット9に沿って動かすことができる。
歯合を解除するための口先の開位置を越えたプライヤアーム3の旋回動作は、およそ15から30度の角度を越えて行われてもよい。この歯合は好ましくは、縦スロット9に沿った任意のラッチ位置から解除することができる。
旋回軸ボルト4と縦スロット9内の歯部19との間の歯合は、可動プライヤアーム3の返し動作及び旋回軸ボルト4の連動した旋回返し動作の結果として再度復元できる。
図9又は図20(口先の閉位置)に図示し、そして図12又は図22(口先の開位置)及び図14又は図24(口先の調節)に図示するように、挿入口27又は拡幅領域35に対して旋回軸ボルト4の取り付けのために選択された旋回位置は、プライヤ1の通常の使用中に到達することができない。固定プライヤアーム2に対する可動プライヤアーム3の停止限界となる旋回範囲は、旋回軸ボルト4が選択された旋回位置へと引っ張られることを防ぐ。プライヤ1の通常の取り扱い中、望まない偶発的な旋回軸ボルト4の取り外しが排除される。工具を用いない旋回軸ボルト4の取り外しも防がれる。
図25の拡大詳細図は特にそれを示している。プライヤ1が図15から図25におけるプライヤレンチの形式で実装されるとき、プライヤアームに形成される係合突起43は、口先調節位置に到達した可動プライヤアーム3の所定の旋回位置において、可動顎8の凹部44から外に出る傾向がある。さらに可動プライヤアーム3は、この口先調節位置における可動プライヤアーム3に対する可動顎8の起こり得る逃げ動作を抑えるために、係止突起45を備える。
係合突起43と同様に、実質的に軸線xに関し半径方向に一直線である係止突起45は、さらに旋回軸ボルト4の軸線xに関して係合突起43から可動プライヤアーム3の開口旋回方向に少し離れて設計され、かつ実質的に軸線xに関し半径方向に一直線である係止面46を備える。係止面46の半径方向外側の端は、挿入口27を囲む可動プライヤアーム3の領域のセグメント形の外輪郭47へと移行し得る。
可動顎8は係止凹部48を備え、それが、可動プライヤアーム3の方向における端で実質的に開口し、ガイド溝40の方向において凹部44から少し離れて位置する。この係止凹部が係合面49を備え、それが実質的にガイド溝40の長手方向の範囲と横方向に、又は固定プライヤアーム2の可動顎8のスライド方向と横方向に整列し、かつ好ましくは旋回軸ボルト4の軸線xから離れる方向を向くその端部の領域において実質的にセグメント状の当接面50へと移行する。
係止突起45は対応する係止凹部48と同様に、可動プライヤアーム3の一方側のみ、とりわけ旋回軸ボルト4のための挿入口27をも備えるアーム側であるだけでなく、フォーク状の固定プライヤアーム2の支持板と重なる可動顎8の一方側にのみ設けられることが好ましい。
可動アーム3と可動顎8との間の接続に関して、係合突起43と凹部44との間で相互作用する状態から係止突起45と係止凹部48との間で相互作用する状態への移行は、図24に従い、旋回軸ボルト4と縦スロット9との間の歯合の解除のための可動プライヤアーム3の旋回動作の過程において実現することができる。旋回軸ボルト4と縦スロット9との間の歯合が解除される、可動プライヤアーム3の所定の旋回位置において、係止突起45はさらに可動顎8の係止凹部48に係合することができ、それにより可動プライヤアーム3に対する可動顎8の移動を防ぐことができる。さらにはその係止面46を備える係止突起45は、任意に、係止凹部48の係合面49及び/又はこのために好ましくは輪郭適合された当接面50を備える円形断面形状の外輪郭47に対して停止制限的に作用し得る。
図25によれば、係止凹部48を実質的に満たす位置に適した輪郭適合した形状は、可動顎8と可動プライヤアーム3との間で達成される。
結果として、可動顎8は、可動プライヤアーム3のこの所定の旋回位置において可動プライヤアーム3と共に口先の幅を変化させるために、ガイド溝40に沿ってのみ移動することもできる。
前述の説明は、本願において含まれるすべての発明を明らかにすることに資し、かつそれぞれが独立して、少なくとも以下の特徴の組み合わせによって、先行技術を改良し、その場合に特徴の2つ、複数、又は全てのこれらの組み合わせも相互に組み合わせてもよい。
係止突起SVと係止部STが取り付けの過程において互いに通り抜けるように設計されており、その場合にバネ22の作用が抑制されることを特徴とするプライヤ。
受容部14が可動プライヤアーム3に底部38を備えて形成されていることを特徴とするプライヤ。
底部38がプライヤアーム3と材料のおいて均一に実現されることを特徴とするプライヤ。
組み立てられたプライヤ1において、ばね22が取り付け位置に到達することを防止することを特徴とするプライヤ。
受容部14が可動プライヤアーム3に形成されることを特徴とするプライヤ。
係止突起SVが固定プライヤアーム2に面する受容部14の内面と相互作用することを特徴とするプライヤ。
受容部14が拡幅領域35を備える挿入口27を有することを特徴とするプライヤ。
係止突起SVが拡幅領域を通り抜けることができることを特徴とするプライヤ。
旋回軸ボルト4が挿入口27を通過するために、その軸線xに関しかつ縦スロット9の範囲で、選択された旋回位置に配置されなければならいことを特徴とするプライヤ。
旋回軸ボルト4が、歯合に圧縮応力を与えるために、弾性の返し部材21を有することを特徴とするプライヤ。
弾性の返し部材21が、選択された旋回位置における通過の過程で、一定の加圧された位置へと移動させられることを特徴とするプライヤ。
プライヤ1の通常の使用中において一定の加圧された位置に到達することがないことを特徴とするプライヤ。
旋回軸ボルト4が部分的にのみ円形状に設計されかつ駆動ショルダー34を備える受容部14の一部に収容され、駆動ショルダー34が円形の範囲から逸れてかつ旋回軸ボルト4の駆動面29と相互作用するために機能し、その場合に旋回軸ボルト4が受容部14の円形の凹部33内で旋回可能にガイドされ、かつ円形の凹部33は円形線を規定し、かつその場合に駆動ショルダー34が円形線Kに関し半径方向内側に突出しかつ駆動面29が同様に円形線K内に形成され、かつその場合に凹部33は好ましくは部分的に円形であることを特徴とするプライヤ。
係止突起45が可動プライヤアーム3に形成され、その場合に前記係止突起が可動プライヤアーム3の所定の旋回位置において可動顎8と係合し、かつそれによって可動プライヤアーム3に対する可動顎8の起こり得る逃げ動作を抑えることを特徴とするプライヤ。
可動顎8が、可動プライヤアーム3の所定の旋回位置において係止突起45によって作用される係合面49を備えることを特徴とするプライヤ。
係合面49が係止凹部48の一部であって、そこに可動プライヤアーム3の所定の旋回位置において係止突起45が位置することを特徴とするプライヤ。
可動プライヤアーム3の所定の旋回位置がプライヤ1の開口位置に対応することを特徴とするプライヤ。
開示された全ての特徴は、(それ自体のために、また互いに組み合わされて)本発明に不可欠である。ここでの出願の開示は、関連する/追加された優先権書類(先の出願の写し)の開示内容をその内容全体に含み、それはこれらの書類の特徴を本願の請求項に組み込む目的でもある。従属請求項は、特にこれらの請求項に基づいて分割出願を行うために、引用される請求項の特徴がなくても、先行技術の独立した発明性のあるさらなる発展を特徴とする。各請求項で特定された発明は、前述の説明で特定された、特に参照符号が付与された、及び/又は符号の説明で特定された、1つ以上の機能を追加で有することができる。本発明はまた、特に、それらがそれぞれの使用目的に明らかに不要であるか、又は技術的に同じ効果を有する他の手段で置き換えることができる限り、前述の説明で述べた特徴の個々のものが実装されない実施形態に関する。
1 プライヤ
2 プライヤアーム
3 プライヤアーム
4 旋回軸ボルト
5 ハンドル部
6 ハンドル部
7 顎
8 顎
9 縦スロット
10 分岐部
11 分岐部
12 アーム部
13 分岐領域
14 受容部
15 中心突起
16 支持構造
17 歯止め
18 側面
19 歯部
20 穴
21 返し部材
22 バネ
23 側面
24 表面
25 ボール
26 襟部
27 挿入口
28 セグメント
29 駆動面
30 駆動面
31 端面
32 窪み
33 凹部
34 駆動ショルダー
35 拡幅領域
36 ショルダー
37 隆起部
38 底部
39 顎形ショルダー
40 ガイド溝
41 ガイド突起
42 ガイド部
43 係合突起
44 凹部
45 係止突起
46 係止面
47 外輪郭
48 係止凹部
49 係合面
50 当接面
a 矢印
x 軸線
K 円形線
M 口先
ST 係止部
SV 係止突起
ガイドされる態様で固定式プライヤアーム上を移動できる顎を備えるプライヤが、例えば特許文献3により公知である。このタイプのプライヤはいわゆるプライヤレンチとしても呼ばれる。
特許文献4は、旋回軸ボルトが1つの実施形態において、歯合を解除するためにスライド式に回転軸にそって移動可能なプライヤを開示する。この場合に旋回軸ボルトが作動位置において駆動凹部に保持もされるような長さを備えた駆動突起を有する。
特許文献5は、プライヤアームの間で直接作用するばねの力に抗して、閉じた位置へ動かされる作動に基づく、いわゆるオートプライヤを開示する。この旋回軸ボルトは単に対象を把持したときにばねの力に抗して歯合を生み出す。
特許文献6をさらに参照すると、そこでは旋回軸ボルトは、ばねの力に抗してプライヤアームを旋回させることで係合位置から動かされるが、リベット留め又は対応するものとの連結により取り付け位置を維持する。
欧州特許出願公開第3313619号明細書 欧州特許出願公開第2596912号明細書 独国特許発明第3929323号明細書 独国特許出願公開第102007049032号明細書 独国特許出願公開第10343412号明細書 独国特許出願公開第102015110060号明細書
第1の独創的なアイデアにおいて、本目的はプライヤによって達せられる。そこでは係止突起と係止部とが取り付けの過程において互いに通り抜けるように設計されることが提案される。その場合、ばねの作用は抑制される。旋回軸ボルトの有利な取り付けはこの設計の結果として達成される。この旋回軸ボルトはその取り付けのために受容部に対して直線状に移動し、そこで係止突起と係止部とが互いに通り抜けることが可能である。取り付けプロセスの過程において、例えばボルトの係止突起が、プライヤアーム位置から外側位置からプライヤアームの内側位置へとプライヤアームの係止部を通り抜けることができ、そこで旋回軸ボルトが実質的にその軸線に沿って挿入される。ばねの作用は、この取り付け過程において、例えば力を働かせることができないような緊張位置に意図的にばねを維持することで、中断される。その後、旋回軸ボルトは、直接的に又は例えば旋回軸ボルトをその軸線に関して旋回させることでユーザの介在により、軸線の方向に作用する保持位置に移動することができる。この復帰旋回動作は、ばねの作用を解放することによって有利に実現される。係止突起が直接旋回軸ボルトの一部を形成することが好ましくかつ有利であり、さらに前記係止突起が旋回軸ボルトとその対向する歯部と一体的にかつ適用可能ならば材料において均一に実現されることが好ましい。
ガイドされることで固定式のプライヤアーム上で移動することができる顎を備えたプライヤに関して、上述した目的は他の潜在的な解決法により、係止突起が係合突起のように実質的に回転軸に関して半径方向に一直線でありかつ係止突起が回転軸に関して実質的に半径方向に一直線の係止面を備えることで、達せられる
請求項17の第1及び第2段落に記載の特徴に従ったプライヤの設計において、係止突起が係合突起と同様に実質的に回転軸に関して半径方向に一直線であって、かつ係止突起が実質的に回転軸に関して半径方向に一直線である係止面を備えるように、有利に設けられる。可動式顎の係止面は、係止突起との相互作用において、可動式プライヤアームに対する可動式顎の動作をかつ/又は固定式顎の方向と反対に、好ましくは阻止するような方法で配置される。

Claims (19)

  1. 旋回軸ボルト(4)で交差する2つのプライヤアーム(2、3)を有するプライヤ(1)であって、
    一方の前記プライヤアームが可動でありかつ他方の前記プライヤアームが固定されており、ハンドル部が前記旋回軸ボルト(4)の一方側に形成されかつ口先(M)の形で相互作用する顎(7、8)が前記旋回軸ボルト(4)の他方側に形成され、固定プライヤアーム(2)が歯部(19)を備える縦スロット(9)をさらに有し、かつ受容部(14)に設置される前記旋回軸ボルト(4)がその軸線(x)に関して前記歯部との係合位置からばね(22)の力に抗して解除位置へと移動可能でありかつ前記受容部(14)の係止部(ST)と相互作用する係止突起(SV)の補助によって前記軸線(x)の方向において保持される、前記プライヤにおいて、
    前記係止突起(SV)及び前記係止部(ST)が取り付けの過程において互いに通り抜けるように設計されており、その場合に前記ばね(22)の作用は抑制されることを特徴とするプライヤ。
  2. 旋回軸ボルト(4)で交差する2つのプライヤアーム(2、3)を有するプライヤ(1)であって、
    一方の前記プライヤアームが可動でありかつ他方の前記プライヤアームが固定されており、ハンドル部が前記旋回軸ボルト(4)の一方側に形成されかつ口先(M)の形で相互作用する顎(7、8)が前記旋回軸ボルト(4)の他方側に形成され、固定プライヤアーム(2)が歯部(19)を備える縦スロット(9)をさらに有し、かつ受容部(14)に設置される前記旋回軸ボルト(4)がその軸線(x)に関して前記歯部との係合位置からばね(22)の力に抗して解除位置へと移動可能である前記プライヤ、又は請求項1におけるプライヤにおいて、
    前記受容部(14)が可動プライヤアーム(3)に底部(38)を備えて形成されていることを特徴とするプライヤ。
  3. 前記底部(38)が前記プライヤアーム(3)と材料において均一に実現されることを特徴とする請求項2に記載のプライヤ。
  4. 前記旋回軸ボルト(4)が前記受容部(14)の係止部(ST)と相互作用する係止突起(SV)の補助によって前記軸線(x)の方向において保持されることを特徴とする請求項2又は3に記載のプライヤ。
  5. 前記ばね(22)が取り付け位置又は組み立てられたプライヤにおける取り付け位置に到達することを防止することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のプライヤ。
  6. 前記受容部(14)が前記可動プライヤアーム(3)に形成されることを特徴とする請求項1に記載のプライヤ。
  7. 前記係止突起(SV)が固定された前記プライヤアーム(2)に面する前記受容部(14)の内面と相互作用することを特徴とする請求項1又は4に記載のプライヤ。
  8. 前記受容部(14)が拡幅領域(35)を備える挿入口(27)を有することを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載のプライヤ。
  9. 前記係止突起(SV)が前記拡幅領域(35)を通り抜けることができることを特徴とする請求項8に記載のプライヤ。
  10. 前記旋回軸ボルト(4)が、前記挿入口(27)を通過するために、その軸線(x)に関しかつ前記縦スロット(9)の範囲で、選択された旋回位置に配置されなければならないことを特徴とする請求項9に記載のプライヤ。
  11. 前記旋回軸ボルト(4)が、歯合に予圧を与えるために、弾性の返し部材(21)を備えることを特徴とする請求項1~10のいずれかに記載のプライヤ。
  12. 弾性の前記返し部材(21)が、選択された旋回位置における通過の過程で、一定の加圧された位置へと移動させられることを特徴とする請求項11に記載のプライヤ。
  13. 前記プライヤ(1)の通常の使用中において前記一定の加圧された位置に到達できないことを特徴とする請求項12に記載のプライヤ。
  14. 前記旋回軸ボルト(4)が部分的にのみ円形状に設計されかつ駆動ショルダー(34)を備える前記受容部(14)の一部に収容され、前記駆動ショルダー(34)が円形の範囲から逸れてかつ前記旋回軸ボルト(4)の駆動面(29)と相互作用するために機能し、その場合に前記旋回軸ボルト(4)が前記受容部(14)の円形の凹部(33)内で旋回可能にガイドされ、かつ前記円形の凹部(33)は円形線を規定し、かつその場合に前記駆動ショルダー(34)が前記円形線(K)に関し半径方向内側に突出しかつ前記駆動面(29)が同様に前記円形線(K)内に形成されることを特徴とする請求項1~13のいずれかに記載のプライヤ。
  15. 前記凹部(33)が部分的に円形であることを特徴とする請求項14に記載のプライヤ。
  16. 可動プライヤアーム(3)及び固定プライヤアーム(2)を有するプライヤであって、
    前記固定プライヤアーム(2)が固く連結された顎(7)を備え、前記固定プライヤアーム(2)上で移動可能な顎(8)がさらに前記可動プライヤアーム(3)によってガイドされるように移動可能であり、前記顎(7、8)の開口幅を変えるために前記可動プライヤアーム(3)はさらに旋回軸ボルト(4)によって取り付けられた分離可能な形状において歯部(19)を備える縦スロット(9)と相互作用し、前記旋回軸ボルト(4)がその軸線(x)の範囲においてこのプライヤアーム(3)に配置されかつ歯止め(17)を備え、かつその場合に前記可動プライヤアーム(3)が係合突起(43)によってレバー方式にて前記可動顎(8)と相互作用し、前記係合突起(43)がこのプライヤアーム(3)に配置されかつ前記可動顎(8)に設けられた凹部(44)に係合する前記プライヤ、又は請求項1~15のいずれかに記載のプライヤにおいて、
    係止突起(45)が前記可動プライヤアーム(3)に形成され、その場合に前記係止突起が前記可動プライヤアーム(3)の所定の旋回位置において前記可動顎(8)と係合し、かつそれによって前記可動プライヤアーム(3)に対する可動顎(8)の起こり得る逃げ動作を抑えることを特徴とするプライヤ。
  17. 前記可動顎(8)が、可動プライヤアーム(3)の所定の旋回位置において前記係止突起(45)によって作用される係合面(49)を備えることを特徴とする請求項16に記載のプライヤ。
  18. 前記係合面(49)が係止凹部(48)の一部であって、そこに前記可動プライヤアーム(3)の前記所定の旋回位置において前記係止突起(45)が位置することを特徴とする請求項17に記載のプライヤ。
  19. 前記可動プライヤアーム(3)の前記所定の旋回位置が前記プライヤ(1)の開口位置に対応することを特徴とする請求項18に記載のプライヤ。

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