JP2023514725A - 化合物および使用方法 - Google Patents

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Abstract

本開示は、概してプロテインキナーゼのモジュレーターとして好適な化合物および医薬組成物、ならびにプロテインキナーゼによって少なくとも部分的に媒介される障害を処置することにおけるそれらの使用のための方法に関する。c-Met、Axl、Merおよび/またはKDRを阻害する化合物が本明細書に提供される。ある特定の実施形態では、化合物は、本明細書に記載される式(I)のもの、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物である。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年2月24日出願の米国仮出願第62/980,954号および2020年12月4日出願の米国仮出願第63/121,418号の米国特許法第119条(e)に基づく利益を主張し、そのそれぞれは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
分野
プロテインキナーゼのモジュレーターとして好適な化合物および医薬組成物、ならびにプロテインキナーゼによって少なくとも部分的に媒介される障害の処置におけるそれらの使用方法が本明細書に提供される。
背景
ヒトAxlは、Merを含む受容体チロシンキナーゼのTAMサブファミリーに属する。TAMキナーゼは、2つの免疫グロブリン様ドメインおよび2つのフィブロネクチンIII型ドメインからなる細胞外リガンド結合ドメインによって特徴付けられる。Axlは、いくつかの腫瘍細胞型で過剰発現し、最初に慢性骨髄性白血病を有する患者からクローニングされた。過剰発現した場合、Axlは形質転換能を示す。Axlシグナル伝達は、増殖および抗アポトーシスシグナル伝達経路の活性化を通じて腫瘍成長を引き起こすと考えられる。Axlは、これらに限定されないが、肺がん、骨髄白血病、子宮がん、卵巣がん、神経膠腫、黒色腫、甲状腺がん、腎細胞癌、骨肉腫、胃がん、前立腺がんおよび乳がんを含むがんに関連付けられている。Axlの過剰発現により、示されたがんを有する患者の予後は不良になる。
Merの活性化は、Axlのように、腫瘍成長および活性化を引き起こす下流シグナル伝達経路を伝える。Merは、可溶性タンパク質Gas-6などのリガンドを結合する。Gas-6がMerに結合すると、Merの細胞内ドメインでの自己リン酸化が誘導され、下流のシグナル活性化がもたらされる。がん細胞におけるMerの過剰発現は、おそらくデコイ受容体としての可溶性Mer細胞外ドメインタンパク質の生成により、転移の増加をもたらす。腫瘍細胞は、可溶型の細胞外Mer受容体を分泌し、それにより可溶性Gas-6リガンドが内皮細胞上のMerを活性化する能力を低下させ、がんの進行をもたらす。
c-Metは、Met、RonおよびSeaを含むヘテロ二量体受容体チロシンキナーゼ(RTK)のサブファミリーの原型メンバーである。c-Metの発現は、上皮、内皮および間葉系細胞を含む多種多様な細胞型で生じ、受容体の活性化により、細胞の遊走、浸潤、増殖、および浸潤細胞の成長に関連付けられる他の生物学的活性が誘導される。c-Met受容体の活性化を介したシグナル伝達は、腫瘍細胞の特徴の多くに関与する。
したがって、がんの処置のためにAxl、Merおよびc-Metキナーゼをモジュレートする新規化合物に対する必要性が存在する。
概要
c-Met、Axl、Merおよび/またはKDRを阻害する化合物が本明細書に提供される。ある特定の実施形態では、化合物は、本明細書に記載される式(I)のもの、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物である。
また、本明細書に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物、および薬学的に許容される担体または賦形剤を含む医薬組成物が本明細書に提供される。
一部の実施形態は、対象におけるプロテインキナーゼのin vivo活性をモジュレートする方法であって、対象に、治療有効量の本明細書に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物、あるいは本明細書に記載の医薬組成物を投与することを含む方法を提供する。
一部の実施形態は、対象における疾患、障害または症候群を処置する方法であって、それを必要とする対象に、本明細書に記載の治療有効量の化合物またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物、あるいは本明細書に記載の医薬組成物を投与することを含み、疾患、障害または症候群が、プロテインキナーゼのin vivo活性をモジュレートすることによって少なくとも部分的に媒介される、方法を提供する。
本開示はまた、医薬組成物を含む組成物、化合物を含むキット、ならびに化合物を使用(または投与)および作製する方法を提供する。本開示は、c-Met、Axl、Merおよび/またはKDR活性によって少なくとも部分的に媒介される疾患、障害、または状態を処置する方法における使用のための化合物および/または組成物をさらに提供する。さらに、本開示は、c-Met、Axl、Merおよび/またはKDRによって少なくとも部分的に媒介される疾患、障害、または状態の処置のための医薬の製造における、化合物またはその組成物の使用を提供する。
詳細な説明
定義
本明細書で使用される場合、以下の単語、語句および記号は、それらが使用される文脈が別様に示す場合を除き、一般に以下に記載される意味を有することを意図される。
2つの文字または記号の間にないダッシュ(「-」)は、置換基の結合点を示すために使用される。例えば、-C(O)NHは、炭素原子を介して結合する。化学基の先頭または末尾のダッシュは便宜上のものであり、化学基はそれらの通常の意味を失うことなく、1つまたは複数のダッシュを伴ってまたは伴わずに表されてもよい。構造中の線の末端を通ってまたは横切って垂直に引かれた波線または破線は、基の特定の結合点を示す。化学的または構造的に必要とされない限り、方向性も立体化学も、化学基が表記されるまたは命名される順序によって指示も暗示もされない。
接頭辞「Cu~v」は、それに続く基がu~v個の炭素原子を有することを示す。例えば、「C1~6アルキル」は、アルキル基が1~6個の炭素原子を有することを示す。
本明細書における値またはパラメーターの「約」への言及は、その値またはパラメーター自体を対象とする実施形態を含む(および説明する)。ある特定の実施形態では、「約」という用語は、示された量±10%を含む。他の実施形態では、「約」という用語は、示された量±5%を含む。ある特定の他の実施形態では、「約」という用語は、示された量±1%を含む。また、「約X」という用語には、「X」の説明が含まれる。また、単数形「a」および「the」は、文脈が明らかに別様に指示しない限り、複数の参照物を含む。したがって、例えば「化合物」への言及は、複数のそのような化合物を含み、「アッセイ」への言及は、当業者に公知の1つまたは複数のアッセイおよびその等価物への言及を含む。
「アルキル」は、非分岐または分岐飽和炭化水素鎖を指す。本明細書で使用される場合、アルキルは、1~20個の炭素原子(すなわち、C1~20アルキル)、1~12個の炭素原子(すなわち、C1~12アルキル)、1~8個の炭素原子(すなわち、C1~8アルキル)、1~6個の炭素原子(すなわち、C1~6アルキル)または1~4個の炭素原子(すなわち、C1~4アルキル)を有する。アルキル基の例として、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、2-ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、2-ヘキシル、3-ヘキシルおよび3-メチルペンチルが挙げられる。特定の炭素数を有するアルキル残基が化学名によって命名されるか、または分子式によって特定される場合、その炭素数を有するすべての位置異性体が包含され得る。したがって、例えば「ブチル」は、n-ブチル(すなわち、-(CHCH)、sec-ブチル(すなわち、-CH(CH)CHCH)、イソブチル(すなわち、-CHCH(CH)およびtert-ブチル(すなわち、-C(CH)を含み、「プロピル」は、n-プロピル(すなわち、-(CHCH)およびイソプロピル(すなわち、-CH(CH)を含む。
「アルケニル」は、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含有し、2~20個の炭素原子(すなわち、C2~20アルケニル)、2~8個の炭素原子(すなわち、C2~8アルケニル)、2~6個の炭素原子(すなわち、C2~6アルケニル)または2~4個の炭素原子(すなわち、C2~4アルケニル)を有するアルキル基を指す。アルケニル基の例として、例えばエテニル、プロペニル、ブタジエニル(1,2-ブタジエニルおよび1,3-ブタジエニルを含む)が挙げられる。
「アルキニル」は、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を含有し、2~20個の炭素原子(すなわち、C2~20アルキニル)、2~8個の炭素原子(すなわち、C2~8アルキニル)、2~6個の炭素原子(すなわち、C2~6アルキニル)または2~4個の炭素原子(すなわち、C2~4アルキニル)を有するアルキル基を指す。「アルキニル」という用語は、1つの三重結合と1つの二重結合を有する基も含む。
「アルコキシ」は、基「アルキル-O-」を指す。アルコキシ基の例として、例えばメトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、tert-ブトキシ、sec-ブトキシ、n-ペントキシ、n-ヘキソキシおよび1,2-ジメチルブトキシが挙げられる。
「アルキルチオ」は、基「アルキル-S-」を指す。「アルキルスルフィニル」は、基「アルキル-S(O)-」を指す。「アルキルスルホニル」は、基「アルキル-S(O)-」を指す。「アルキルスルホニルアルキル」は、-アルキル-S(O)-アルキルを指す。
「アシル」は、基-C(O)Rを指し、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。アシルの例として、例えばホルミル、アセチル、シクロヘキシルカルボニル、シクロヘキシルメチル-カルボニルおよびベンゾイルが挙げられる。
「アミド」は、基-C(O)NRを指す「C-アミド」基と基-NRC(O)Rを指す「N-アミド」基の両方を指し、RおよびRは、独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよいか、またはRおよびRは、一緒になってシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキルを形成し、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。
「アミノ」は、基-NRを指し、RおよびRは、独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。
「アミジノ」は、-C(NR)(NR )を指し、RおよびRは、独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。
「アリール」は、単一の環(例えば、単環式)、または縮合系を含む複数の環(例えば、二環式または三環式)を有する芳香族炭素環式基を指す。本明細書で使用される場合、アリールは、6~20個の環炭素原子(すなわち、C6~20アリール)、6~12個の炭素環原子(すなわち、C6~12アリール)、または6~10個の炭素環原子(すなわち、C6~10アリール)を有する。アリール基の例として、例えばフェニル、ナフチル、フルオレニルおよびアントリルが挙げられる。ただし、アリールは、以下に定義されるヘテロアリールを決して包含も、それと重複もしない。1つまたは複数のアリール基がヘテロアリールと縮合する場合、得られる環系はヘテロアリールである。1つまたは複数のアリール基がヘテロシクロアルキルと縮合する場合、得られる環系はヘテロシクロアルキルである。
「アリールアルキル」または「アラルキル」は、基「アリール-アルキル-」を指す。
「カルバモイル」は、-C(O)NRを指す。「O-カルバモイル」は-O-C(O)NRを指し、「N-カルバモイル」は-NRC(O)ORを指し、RおよびRは、独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。
「カルボキシルエステル」または「エステル」は、-OC(O)Rと-C(O)ORの両方を指し、Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。
「シクロアルキル」は、単一の環または縮合、架橋およびスピロ環系を含む複数の環を有する飽和または部分不飽和の環式アルキル基を指す。「シクロアルキル」という用語は、シクロアルケニル基(すなわち、少なくとも1つの二重結合を有する環式基)および少なくとも1個のsp炭素原子(すなわち、少なくとも1つの非芳香環)を有する炭素環式縮合環系を含む。本明細書で使用される場合、シクロアルキルは、3~20個の環炭素原子(すなわち、C3~20シクロアルキル)、3~12個の環炭素原子(すなわち、C3~12シクロアルキル)、3~10個の環炭素原子(すなわち、C3~10シクロアルキル)、3~8個の環炭素原子(すなわち、C3~8シクロアルキル)または3~6個の環炭素原子(すなわち、C3~6シクロアルキル)を有する。単環式基として、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルが挙げられる。多環式基として、例えばビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、アダマンチル、ノルボルニル、デカリニル、7,7-ジメチル-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルなどが挙げられる。一部の実施形態では、「シクロアルキル」の1つまたは複数の環炭素は、カルボニル基によって必要に応じて置き換えられてもよい。そのようなシクロアルキルの例として、シクロヘキサノン-4-イルなどが挙げられる。さらに、シクロアルキルという用語は、シクロアルキル環に縮合した(すなわち、共通の結合を有する)1つまたは複数の芳香環を有する部分、例えばシクロペンタン、シクロヘキサンのベンゾまたはチエニル誘導体などを包含することが意図される。縮合芳香環を含有するシクロアルキル基は、縮合芳香環の環形成原子を含む任意の環形成原子を介して結合することができる。またさらに、シクロアルキルは、同じ炭素原子上に2つの置換位置が存在する場合、「スピロシクロアルキル」、例えばスピロ[2.5]オクタニル、スピロ[4.5]デカニルまたはスピロ[5.5]ウンデカニルも含む。
「シクロアルキルアルキル」は、基「シクロアルキル-アルキル-」を指す。
「グアニジノ」は、-NRC(=NR)(NR)を指し、各RおよびRは、独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。
「ヒドラジノ」は、-NHNHを指す。
「イミノ」は、基-C(NR)Rを指し、RおよびRは、それぞれ独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。
「イミド」は、基-C(O)NRC(O)Rを指し、RおよびRは、それぞれ独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。
「ハロゲン」または「ハロ」は、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードなどの周期表のVIIA族を占める原子を指す。
「ハロアルキル」は、1つまたは複数(例えば、1~6個または1~3個)の水素原子がハロゲンによって置き換えられる、上で定義される非分岐または分岐アルキル基を指す。例えば、残基が1つより多くのハロゲンで置換される場合、これは結合されるハロゲン部分の数に対応する接頭語を使用することによって示されてもよい。ジハロアルキルおよびトリハロアルキルは、2つ(「ジ」)または3つ(「トリ」)のハロ基で置換されたアルキルを指し、これらは同じハロゲンであってもよいが、必ずしもそうである必要はない。ハロアルキルの例として、例えばトリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、トリクロロメチル、2,2,2-トリフルオロエチル、1,2-ジフルオロエチル、3-ブロモ-2-フルオロプロピル、1,2-ジブロモエチルなどが挙げられる。
「ハロアルコキシ」は、1つまたは複数(例えば、1~6個または1~3個)の水素原子がハロゲンによって置き換えられる、上で定義されたアルコキシ基を指す。
「ヒドロキシアルキル」は、1つまたは複数(例えば、1~6個または1~3個)の水素原子がヒドロキシ基によって置き換えられる、上で定義されたアルキル基を指す。
「ヘテロアルキル」は、分子の残りへの結合点が炭素原子を介していることを条件として、炭素原子のうちの1つまたは複数(および任意の関連する水素原子)が、それぞれ独立して同一または異なるヘテロ原子基で置き換えられるアルキル基を指す。「ヘテロアルキル」という用語は、炭素およびヘテロ原子を有する非分岐または分岐飽和鎖を含む。例として、1、2または3個の炭素原子は、独立して同一または異なるヘテロ原子基で置き換えられてもよい。ヘテロ原子基として、これらに限定されないが-NR-、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)-などが挙げられ、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。ヘテロアルキル基の例として、例えばエーテル(例えば、-CHOCH、-CH(CH)OCH、-CHCHOCH、-CHCHOCHCHOCHなど)、チオエーテル(例えば、-CHSCH、-CH(CH)SCH、-CHCHSCH、-CHCHSCHCHSCHなど)、スルホン(例えば、-CHS(O)CH、-CH(CH)S(O)CH、-CHCHS(O)CH、-CHCHS(O)CHCHOCHなど)およびアミン(例えば、-CHNRCH、-CH(CH)NRCH、-CHCHNRCH、-CHCHNRCHCHNRCHなど、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい)が挙げられる。本明細書で使用される場合、ヘテロアルキルは、1~10個の炭素原子、1~8個の炭素原子または1~4個の炭素原子;および1~3個のヘテロ原子、1~2個のヘテロ原子または1個のヘテロ原子を含む。
「ヘテロアリール」は、窒素、酸素、ホウ素、リンおよび硫黄から独立して選択される1つまたは複数の環ヘテロ原子を有する、単一の環、複数の環または複数の縮合環を有する芳香族基を指す。本明細書で使用される場合、ヘテロアリールは、1~20個の環炭素原子(すなわち、C1~20ヘテロアリール)、3~12個の環炭素原子(すなわち、C3~12ヘテロアリール)、または3~8個の炭素環原子(すなわち、C3~8ヘテロアリール)、ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個の環ヘテロ原子、1~4個の環ヘテロ原子、1~3個の環ヘテロ原子、1~2個の環ヘテロ原子、または1個の環ヘテロ原子を含む。ある特定の場合、ヘテロアリールは、それぞれ独立して窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個の環ヘテロ原子、1~3個の環ヘテロ原子、1~2個の環ヘテロ原子、または1個の環ヘテロ原子を有する5~10員環系、5~7員環系、または5~6員環系を含む。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、炭素原子を含む5~14個の環原子、ならびに窒素、硫黄および酸素から独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子環員を有する。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、炭素原子を含む5~14個、または5~10個の環原子、ならびに窒素、硫黄および酸素から独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子環員を有する。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、5~6個の環原子、ならびに窒素、硫黄および酸素から独立して選択される1または2個のヘテロ原子環員を有する。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、5員または6員ヘテロアリール環である。他の実施形態では、ヘテロアリールは、8員、9員、または10員縮合二環式ヘテロアリール環である。ヘテロアリール基の例として、例えばアクリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾインドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾナフトフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチエニル(ベンゾチオフェニル)、ベンゾトリアゾリル、ベンゾ[4,6]イミダゾ[1,2-a]ピリジル、カルバゾリル、シンノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、フラニル、イソチアゾリル、イミダゾリル、インダゾリル、インドリル、インダゾリル、イソインドリル、イソキノリル、イソオキサゾリル、ナフチリジニル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、1-オキシドピリジニル、1-オキシドピリミジニル、1-オキシドピラジニル、1-オキシドピリダジニル、フェナジニル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピロリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、キノリニル、キヌクリジニル、イソキノリニル、チアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリルおよびトリアジニルが挙げられる。一部の実施形態では、ヘテロアリール部分における任意の環形成Nは、N-オキシドであり得る。
ある特定の場合では、縮合ヘテロアリールは、別のヘテロアリール環に縮合したヘテロアリール環を指す。縮合ヘテロアリール環の例として、これらに限定されないが、ベンゾ[d]チアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾ[b]チオフェニル、インダゾリル、ベンゾ[d]イミダゾリル、ピラゾロ[1,5-a]ピリジニルおよびイミダゾ[1,5-a]ピリジニルが挙げられ、ヘテロアリールは、縮合系のいずれの環を介して結合されてもよい。少なくとも1つのヘテロ原子を含有する、単一または複数の縮合環を有する任意の芳香環は、分子の残りへの結合(すなわち、縮合環のいずれかの1つを介する)にかかわらず、ヘテロアリールとみなされる。ヘテロアリールは、上で定義されたアリールを包含も、それと重複もしない。
「ヘテロアリールアルキル」は、基「ヘテロアリール-アルキル-」を指す。
「ヘテロシクロアルキル」または「ヘテロシクリル」は、ホウ素、リン、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1つまたは複数の環ヘテロ原子を有する飽和または部分不飽和環式アルキル基を指す。「ヘテロシクロアルキル」という用語は、ヘテロシクロアルケニル基(すなわち、少なくとも1つの二重結合を有するヘテロシクロアルキル基)、架橋ヘテロシクロアルキル基、縮合ヘテロシクロアルキル基およびスピロヘテロシクロアルキル基を含む。ヘテロシクロアルキルは、単一の環または複数の環であってもよく、複数の環は、縮合、架橋、またはスピロであってもよい。ヘテロシクロアルキル基の1つまたは複数の環炭素原子および環ヘテロ原子は、必要に応じて酸化されて、オキソもしくはスルフィド基または他の酸化連結(例えば、C(O)、S(O)、C(S)またはS(O)、N-オキシドなど)を形成してもよいか、あるいは窒素原子は四級化されてもよい。ヘテロシクロアルキル基は、環炭素原子または環ヘテロ原子を介して結合されてもよい。少なくとも1つのヘテロ原子を含有する任意の非芳香環は、結合にかかわらずヘテロシクロアルキルとみなされる(すなわち、炭素原子またはヘテロ原子を介して結合することができる)。本明細書で使用される場合、ヘテロシクロアルキルは、2~20個の環炭素原子(すなわち、C2~20ヘテロシクロアルキル)、2~12個の環炭素原子(すなわち、C2~12ヘテロシクロアルキル)、2~10個の環炭素原子(すなわち、C2~10ヘテロシクロアルキル)、2~8個の環炭素原子(すなわち、C2~8ヘテロシクロアルキル)、3~12個の環炭素原子(すなわち、C3~12ヘテロシクロアルキル)、3~8個の環炭素原子(すなわち、C3~8ヘテロシクリル)、または3~6個の環炭素原子(すなわち、C3~6ヘテロシクロアルキル)を有し、窒素、硫黄もしくは酸素から独立して選択される1~5個の環ヘテロ原子、1~4個の環ヘテロ原子、1~3個の環ヘテロ原子、1~2個の環ヘテロ原子、または1個の環ヘテロ原子を有する。ヘテロシクロアルキル基の例として、例えばアゼチジニル、アゼピニル、ベンゾジオキソリル、ベンゾ[b][1,4]ジオキセピニル、1,4-ベンゾジオキサニル、ベンゾピラニル、ベンゾジオキシニル、ベンゾピラノニル、ベンゾフラノニル、ジオキソラニル、ジヒドロピラニル、ヒドロピラニル、チエニル[1,3]ジチアニル、デカヒドロイソキノリル、フラノニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、インドリニル、イソインドリニル、イソチアゾリジニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、2-オキソピペラジニル、2-オキソピペリジニル、2-オキソピロリジニル、オキサゾリジニル、オキシラニル、オキセタニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、4-ピペリドニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、キヌクリジニル、チアゾリジニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、トリチアニル、テトラヒドロキノリニル、チオフェニル(すなわち、チエニル)、テトラヒドロピラニル、チオモルホリニル、チアモルホリニル、1-オキソ-チオモルホリニルおよび1,1-ジオキソ-チオモルホリニルが挙げられる。「ヘテロシクロアルキル」という用語は、同じ炭素原子上に2つの置換位置が存在する場合、「スピロヘテロシクロアルキル」も含む。スピロヘテロシクロアルキル環の例として、例えば2-オキサ-7-アザスピロ[3.5]ノナニル、2-オキサ-6-アザスピロ[3.4]オクタニルおよび6-オキサ-1-アザスピロ[3.3]ヘプタニルなどの二環式および三環式環系が挙げられる。
さらに、ヘテロシクロアルキルという用語は、分子の残りへの結合にかかわらず、1つまたは複数のアリールまたはヘテロアリール環に縮合している、少なくとも1つのヘテロ原子を含有する任意の非芳香環を包含することを意図する(すなわち、縮合芳香環を含有するヘテロシクロアルキル基が、縮合芳香環の環原子を含む任意の環原子を通じて結合することができる)。縮合ヘテロシクロアルキル環の例として、これらに限定されないが、1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリニル、4,5,6,7-テトラヒドロチエノ[2,3-c]ピリジニル、インドリニルおよびイソインドリニルが挙げられ、ヘテロシクロアルキルは、縮合系のいずれの環を介して結合することもできる。
「ヘテロシクロアルキルアルキル」は、基「ヘテロシクロアルキル-アルキル-」を指す。
「オキシム」は、基-CR(=NOH)を指し、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。
「スルホニル」は、基-S(O)を指し、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。スルホニルの例は、メチルスルホニル、エチルスルホニル、フェニルスルホニルおよびトルエンスルホニルである。
「スルフィニル」は、基-S(O)Rを指し、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。スルフィニルの例は、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、フェニルスルフィニル、およびトルエンスルフィニルである。
「スルホンアミド」は、基-SONRおよび-NRSOを指し、RおよびRは、それぞれ独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、本明細書に定義されるように必要に応じて置換されてもよい。
「必要に応じた」または「必要に応じて」という用語は、その後に記載される事象または状況が発生してもしなくてもよいこと、ならびに記載が、前記事象または状況が発生する場合および発生しない場合を含むことを意味する。また、「必要に応じて置換された」という用語は、指定された原子または基上の任意の1つまたは複数(例えば、1~5個または1~3個)の水素原子が、水素以外の部分によって置き換えられていても置き換えられていなくてもよいことを指す。
本明細書で使用される「置換された」という用語は、少なくとも1つ(例えば、1~5個または1~3個)の水素原子が、これらに限定されないが、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アミド、アミノ、アミジノ、アリール、アラルキル、アジド、カルバモイル、カルボキシル、カルボキシルエステル、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、グアニジノ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、-NHNH、=NNH、イミノ、イミド、ヒドロキシ、オキソ、オキシム、ニトロ、スルホニル、スルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルフィニル、チオシアネート、-S(O)OH、-S(O)OH、スルホンアミド、チオール、チオキソ、N-オキシドまたは-Si(Rなどの非水素原子への結合によって置き換えられる上記の基(すなわち、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキレン、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、および/またはヘテロアルキル)のいずれかを意味し、各Rは、独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルである。
ある特定の実施形態では、「置換された」は、1つまたは複数(例えば、1~5個または1~3個)の水素原子が、独立して重水素、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-NR、-NRC(=O)R、-NRC(=O)NR、-NRC(=O)OR、-NRS(=O)1~2、-C(=O)R、-C(=O)OR、-OC(=O)OR、-OC(=O)R、-C(=O)NR、-OC(=O)NR、-OR、-SR、-S(=O)R、-S(=O)、-OS(=O)1~2、-S(=O)1~2OR、-NRS(=O)1~2NR、=NSO、=NOR、-S(=O)1~2NR、-SF、-SCFまたは-OCFで置き換えられる上記のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール基のいずれかを含む。ある特定の実施形態では、「置換された」はまた、1つまたは複数(例えば、1~5個または1~3個)の水素原子が-C(=O)R、-C(=O)OR、-C(=O)NR、-CHSO、または-CHSONRで置き換えられる上記の基のいずれかを意味する。前述において、RおよびRは同一であるかまたは異なり、独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、チオアルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ハロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールおよび/またはヘテロアリールアルキルである。ある特定の実施形態では、「置換された」はまた、1つまたは複数(例えば、1~5個または1~3個)の水素原子が、アミノ、シアノ、ヒドロキシル、イミノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、ハロ、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、チオアルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ハロアルキル、ヘテロシクロアルキル、N-ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、および/またはヘテロアリールアルキルへの結合によって置き換えられるか、あるいはRおよびRおよびRのうちの2つが、それらが結合する原子と一緒になって、オキソ、ハロ、またはオキソ、ハロ、アミノ、ヒドロキシルもしくはアルコキシで必要に応じて置換されたアルキルで必要に応じて置換された、ヘテロシクロアルキル環を形成する、上記の基のいずれかを意味する。
ある特定の一般に使用される代替化学名が使用されてもよい。例えば、二価の「アルキル」基、二価の「アリール」基などのような二価の基は、それぞれ「アルキレン」基または「アルキレニル」基、「アリーレン」基または「アリーレニル」基とも称する場合がある。また、明示的に別様に指示されない限り、基の組合せが1つの部分、例えばアリールアルキルまたはアラルキルと本明細書で称される場合、最後に言及された基が、この部分がそれによって分子の残りに結合する原子を含有する。
ポリマーまたはさらなる置換基が無限に付加された置換基を定義することによって到達された同様の不定構造(例えば、置換アリール基でそれ自体が置換され、置換ヘテロアルキル基によってさらに置換された置換アルキルを有する置換アリールなど)は、本明細書に含まれることを意図しない。別段記述されない限り、本明細書に記載される化合物における連続置換の最大数は3である。例えば、置換アリール基の2つの他の置換アリール基での連続置換は、((置換アリール)置換アリール)置換アリールに限定される。同様に、上記の定義は、許容されない置換パターン(例えば、5個のフッ素で置換されるメチルまたは2個の隣接する酸素環原子を有するヘテロアリール基)を含むことを意図しない。そのような許容されない置換パターンは、当業者に周知である。化学基を修飾するために使用する場合、「置換された」という用語は、本明細書に定義される他の化学基を説明することができる。
ある特定の実施形態では、本明細書で使用される場合、「1つまたは複数」という語句は、1~5を指す。ある特定の実施形態では、本明細書で使用される場合、「1つまたは複数」という語句は、1~3を指す。
本明細書で与えられる任意の化合物または構造は、化合物の非標識形態および同位体標識形態(アイソトポログ)を表すことを意図する。化合物のこれらの形態はまた、「同位体富化アナログ」と称され、かつそれを含んでもよい。同位体標識化合物は、1つまたは複数の原子が、選択された原子質量または質量数を有する原子によって置き換えられることを除き、本明細書に示される構造を有する。開示される化合物に組み込むことができる同位体の例として、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、塩素およびヨウ素の同位体、例えばそれぞれH、H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、31P、32P、35S、18F、36Cl、123I、および125Iが挙げられる。本開示の種々の同位体標識化合物、例えばHおよび14Cなどの放射性同位体が組み込まれたもの。そのような同位体標識化合物は、代謝研究、反応速度論研究、薬物もしくは基質の組織分布アッセイを含むポジトロン断層撮影(PET)もしくは単一光子放射断層撮影(SPECT)などの検出もしくはイメージング技術、または患者の放射線処置において有用であり得る。
「同位体富化アナログ」という用語は、炭素原子上の水素などの1つまたは複数の水素が重水素によって置き換えられる、本明細書に記載の化合物の「重水素化アナログ」を含む。そのような化合物は、代謝に対する増加した耐性を示し、したがって哺乳動物、特にヒトに投与された場合に任意の化合物の半減期を増加させるのに有用である。例えば、Foster, "Deuterium Isotope Effects in Studies of Drug Metabolism", Trends Pharmacol.Sci.5(12):524-527(1984)を参照されたい。そのような化合物は、当技術分野で周知の手段によって、例えば、1つまたは複数の水素が重水素によって置き換えられた出発材料を用いることによって合成される。
本開示の重水素標識または置換された治療化合物は、分布、代謝および排泄(ADME)に関連する改善されたDMPK(薬物代謝および薬物動態)特性を有することができる。重水素などのより重い同位体による置換は、より大きな代謝安定性から生じるある特定の治療上の利点、例えばin vivo半減期の増加、必要投薬量の低減、および/または治療指数の改善をもたらすことができる(例えば、A. Kerekes et.al. J. Med. Chem. 2011, 54, 201-210; R. Xu et.al. J. Label Compd. Radiopharm. 2015, 58, 308-312を参照されたい)。18F、H、11C標識化合物は、PETもしくはSPECTまたは他のイメージング研究に有用であり得る。本開示の同位体標識化合物およびそのプロドラッグは、一般に容易に入手可能な同位体標識試薬を非同位体標識試薬に置き換えることにより、以下に記載されるスキームまたは例および調製に開示された手順を実施することによって調製することができる。この文脈における重水素は、本明細書に記載される化合物における置換基とみなされることが理解される。
本明細書に提示される化合物の1つまたは複数の構成原子は、天然または非天然の存在度の原子の同位体で置き換えられるか、または置換されてもよい。一部の実施形態では、化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含む。例えば、本明細書に提示される化合物中の1つまたは複数の水素原子は、重水素によって置き換えられるか、または置換されてもよい(例えば、C1~6アルキル基の1つまたは複数の水素原子は、重水素原子によって置き換えられてもよく、例えば、-CHが-CDに置き換えられる)。一部の実施形態では、化合物は、2つまたはそれより多くの重水素原子を含む。一部の実施形態では、化合物は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12個の重水素原子を含む。一部の実施形態では、化合物中のすべての水素原子は、重水素原子によって置き換えられるか、または置換されてもよい。同位体を有機化合物に組み入れるための合成方法は、当技術分野で公知である(Deuterium Labeling in Organic Chemistry by Alan F. Thomas (New York, NY., Appleton-Century-Crofts, 1971; The Renaissance of H/D Exchange by Jens Atzrodt, Volker Derdau, Thorsten Fey and Jochen Zimmermann, Angew. Chem. Int. Ed. 2007, 7744-7765; The Organic Chemistry of Isotopic Labelling by James R. Hanson, Royal Society of Chemistry, 2011)。同位体標識化合物は、NMR分光法、代謝実験、および/またはアッセイなどの様々な研究で使用することができる。
そのようなより重い同位体、具体的に重水素の濃度は、同位体富化係数によって定義されてもよい。本開示の化合物において、特定の同位体であると具体的に指定されない任意の原子は、その原子の任意の安定同位体を表すことを意図する。別様に記述されない限り、位置が「H」または「水素」であると具体的に指定される場合、この位置は、その天然の存在度の同位体組成で水素を有すると理解される。したがって、本開示の化合物において、重水素(D)として具体的に指定される任意の原子は、重水素を表すことを意図する。さらに、一部の実施形態では、対応する重水素化アナログが提供される。
多くの場合、本開示の化合物は、アミノおよび/もしくはカルボキシル基またはそれに類似する基の存在により、酸および/または塩基塩を形成することが可能である。
本明細書に記載の化合物の薬学的に許容される塩、同位体富化アナログ、重水素化アナログ、異性体(立体異性体など)、異性体の混合物(立体異性体の混合物など)、およびプロドラッグも提供される。
「薬学的に許容される」または「生理学的に許容される」は、獣医学的またはヒトの薬学的使用に好適な医薬組成物を調製するのに有用な化合物、塩、組成物、剤形および他の材料を指す。
所与の化合物の「薬学的に許容される塩」という用語は、所与の化合物の生物学的有効性および特性を保持し、生物学的にも別様にも望ましくないものではない塩を指す。「薬学的に許容される塩」または「生理学的に許容される塩」は、例えば無機酸との塩および有機酸との塩を含む。また、本明細書に記載の化合物が酸付加塩として得られる場合、この酸塩の溶液を塩基化することによって遊離塩基を得ることができる。逆に、生成物が遊離塩基である場合、塩基化合物から酸付加塩を調製するための従来の手順に従い、この遊離塩基を好適な有機溶媒に溶解し、その溶液を酸で処理することにより、付加塩、特に薬学的に許容される付加塩を生じることができる。当業者であれば、非毒性の薬学的に許容される付加塩を調製するために使用され得る種々の合成方法論を認識する。薬学的に許容される酸付加塩は、非毒性の無機および有機酸から調製することができる。本発明の薬学的に許容される塩は、塩基性または酸性部分を含有する親化合物から、従来の化学的方法によって合成することができる。一般に、そのような塩は、これらの化合物の遊離酸または塩基形態を、水中もしくは有機溶媒中、または2種の混合物中で化学量論量の適切な塩基または酸と反応させることによって調製することができる。一般に、エーテル、酢酸エチル、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノールまたはブタノール)またはアセトニトリル(MeCN)などの非水性媒体が好ましい。好適な塩のリストは、Remington's Pharmaceutical Sciences, l7th Ed., (Mack Publishing Company, Easton, 1985), p.1418, Berge et al., J. Pharm. Sci., 1977, 66(1), 1-19およびStahl et al., Handbook of Pharmaceutical Salts: Properties, Selection, and Use, (Wiley, 2002)に見出される。
化合物の一部は、互変異性体として存在する。互変異性体は、互いに平衡状態にある。例えば、アミド含有化合物は、イミド酸互変異性体と平衡状態で存在する場合がある。どの互変異性体が示されるかにかかわらず、また互変異性体間の平衡の性質にかかわらず、化合物はアミドおよびイミド酸互変異性体の両方を含むことが当業者によって理解される。したがって、アミド含有化合物は、それらのイミド酸互変異性体を含むと理解される。同様に、イミド酸含有化合物は、それらのアミド互変異性体を含むと理解される。
本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩は、不斉中心を含み、したがって絶対立体化学の観点から、(R)-もしくは(S)-として、またはアミノ酸については(D)-もしくは(L)-として定義され得るエナンチオマー、ジアステレオマーおよび他の立体異性体形態を生じることができる。本発明は、すべてのそのような可能な異性体、ならびにそれらのラセミ体および光学的に純粋な形態を含むことを意図する。光学的に活性な(+)および(-)、(R)-および(S)-、または(D)-および(L)-異性体は、キラルシントンもしくはキラル試薬を使用して調製されるか、または従来の技術、例えばクロマトグラフィーおよび分別結晶化を使用して分割されてもよい。個々のエナンチオマーの調製/単離のための従来技術には、好適な光学的に純粋な前駆体からのキラル合成、または例えばキラル高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)を使用したラセミ体(または塩もしくは誘導体のラセミ体)の分割が含まれる。本明細書に記載される化合物がオレフィン性二重結合または幾何学的不斉の他の中心を含有する場合、かつ別段指定されない限り、化合物はEおよびZ幾何異性体の両方を含むことが意図される。
「立体異性体」は、同じ結合によって結合された同じ原子から構成されるが、互換的でない異なる三次元構造を有する化合物を指す。本発明は、種々の立体異性体およびその混合物を企図し、分子が互いに重ね合わせられない鏡像である2つの立体異性体を指す「エナンチオマー」を含む。
「ジアステレオマー」は、少なくとも2つの不斉原子を有するが、互いの鏡像ではない立体異性体である。
本明細書に示される化合物の相対中心は、「太い結合」スタイル(太線または平行線)を使用して図形的に示され、絶対立体化学はくさび結合(太線または平行線)を使用して示される。
「プロドラッグ」は、そのようなプロドラッグが哺乳動物対象に投与されたとき、本明細書に記載の構造に従う活性親薬物をin vivoで放出する任意の化合物を意味する。本明細書に記載の化合物のプロドラッグは、本明細書に記載の化合物に存在する官能基を、修飾がin vivoで切断されて、親化合物を放出し得るように修飾することによって調製される。プロドラッグは、修飾が慣用的な操作またはin vivoのいずれかで切断されて親化合物になるように、化合物に存在する官能基を修飾することによって調製されてもよい。プロドラッグは、本明細書に記載の化合物中のヒドロキシ、アミノ、カルボキシルまたはスルフヒドリル基が、in vivoで切断されて、遊離ヒドロキシ、アミノまたはスルフヒドリル基をそれぞれ再生することができる任意の基に結合する、本明細書に記載の化合物を含む。プロドラッグの例として、これらに限定されないが、本明細書に記載の化合物中のヒドロキシ官能基のエステル(例えば、酢酸、ギ酸および安息香酸誘導体)、アミド、グアニジン、カルバメート(例えば、N,N-ジメチルアミノカルボニル)などが挙げられる。プロドラッグの調製、選択および使用は、T. Higuchi and V. Stella, "Pro-drugs as Novel Delivery Systems," Vol. 14 of the A.C.S. Symposium Series; "Design of Prodrugs," ed. H. Bundgaard, Elsevier, 1985;およびBioreversible Carriers in Drug Design, ed. Edward B. Roche, American Pharmaceutical Association and Pergamon Press, 1987で考察されており、これらのそれぞれは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
「脱離基」という用語は、化学反応において、結合電子を伴って安定種として離れる原子または原子群を指す。脱離基の非限定的な例として、ハロ、メタンスルホニルオキシ、p-トルエンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ノナフルオロブタンスルホニルオキシ、(4-ブロモ-ベンゼン)スルホニルオキシ、(4-ニトロ-ベンゼン)スルホニルオキシ、(2-ニトロ-ベンゼン)-スルホニルオキシ、(4-イソプロピル-ベンゼン)スルホニルオキシ、(2,4,6-トリイソプロピル-ベンゼン)-スルホニルオキシ、(2,4,6-トリメチル-ベンゼン)スルホニルオキシ、(4-tert-ブチル-ベンゼン)スルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ、(4-メトキシ-ベンゼン)スルホニルオキシなどが挙げられる。
「アミドカップリング条件」という用語は、塩基の存在下でカップリング試薬を使用し、アミンとカルボン酸がカップリングしてアミドを形成する反応条件を指す。カップリング試薬の非限定的な例として、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)と、ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(HOBt)、O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)、1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾールなどが挙げられる。塩基の非限定的な例として、N-メチルモルホリン、ピリジン、モルホリン、イミダゾールなどが挙げられる。
「保護基(protecting group)」という用語は、官能基の特性または化合物全体としての特性をマスクまたは変化させる化合物の部分を指す。保護基(protective group)の化学的な部分構造は広く変化する。保護基の1つの機能は、親薬物物質の合成において中間体として機能することである。化学的保護基および保護/脱保護の戦略は、当技術分野で周知である。"Protective Groups in Organic Chemistry", Theodora W. Greene (John Wiley & Sons, Inc., New York, 1991を参照されたい。保護基はしばしば、ある特定の官能基の反応性をマスクし、所望の化学反応の効率を補助する、例えば秩序正しく計画的に化学結合を作製し壊すために利用される。化合物の官能基の保護は、保護された官能基の反応性以外に、極性、親油性(疎水性)などの他の物理的特性、および一般的な分析ツールによって測定することができる他の特性を変化させる。化学的に保護された中間体は、それ自体が生物学的に活性であっても不活性であってもよい。
ヒドロキシの保護基(すなわち、「ヒドロキシ保護基」)の非限定的な例として、メトキシメチルエーテル、テトラヒドロピラニルエーテル、t-ブチルエーテル、アリルエーテル、ベンジルエーテル、t-ブチルジフェニルシリルエーテル、酢酸エステル、ピバル酸エステル、安息香酸エステル、ベンジリデンアセタール、アセトニド、シリルエーテルなどが挙げられる。
Figure 2023514725000001
Figure 2023514725000002
化合物
本明細書で提供されるのは、式(I):
Figure 2023514725000003
(式中、
環Bは、N、OおよびSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を環員として有する5員ヘテロアリール、N、OおよびSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を環員として有する9~10員ヘテロアリール、または1もしくは2個の窒素原子を環員として有する6員ヘテロアリ-ルであり、
はNまたはCR11であり、
はN、CHまたはCRであり、
はNまたはCHであり、
はNまたはCRであり、
はNまたはCRであり、
はN、CHまたはCRであり、
、XおよびXの1つ以下はNであり、
はN、CまたはCHであり、
はN、NR13、-C(=O)-またはCRであり、
はN、NR12、CR、-C(=O)-、-C(=S)-であり、
はN、NR、CR10、-C(=O)-または結合であり、
はN、-COR、-C(=O)-またはCR14であり、
、Z、ZおよびZの1つまたは2つは、それぞれ独立してN、NR13、NR12およびNRから選択され、
、Z、ZおよびZの2つ以下は-C(=O)-であり、
Figure 2023514725000004
は単結合または二重結合であり、
およびRは、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6ハロアルコキシ、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、CN、NO、OR、SR、NHOR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRから選択され、RおよびRのC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、CN、-COOH、-CONH(C1~6アルキル)、-SO(C1~6アルキル)、-SONH(C1~6アルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、およびC~Cシクロアルキルから選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルコキシ、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、およびC~Cシクロアルキルは、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
、R12およびR13は、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6ハロアルコキシ、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、CN、NO、OR、SR、NHOR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、N=C(NR、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRから選択され、R、R12およびR13のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
、RおよびR10は、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルチオ、CN、C1~4ハロアルキル、C1~4ハロアルコキシ、OH、C1~4アルキル-C(O)-、C1~4アルキル-OC(O)-、-CONH(C1~4アルキル)、NH、-NHC1~4アルキルまたは-N(C1~4アルキル)であり、R、RおよびR10のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキル-C(O)-および-NH(C1~4アルキル)または-N(C1~4アルキル)のC1~4アルキルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、COOR、COR、CONR、CN、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C2~6アルケニル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、CONR、NRCOR、NRCONR、SO、NRS(O)、NRS(O)NR、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5または6員ヘテロアリール、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、フェニル-C~Cアルキレンおよび(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-から選択され、RのC~Cアルキル、C1~6アルケニル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5または6員ヘテロアリール、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、フェニル-C~Cアルキレンおよび(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
は、H、1もしくは2個のR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキル、またはヒドロキシ保護基であり、
は、H、または1、2もしくは3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキルであり、
11は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、NH、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRC(=NOH)NR、NRC(=NCN)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、NRS(O)NR、およびS(O)NRから選択され、R11のC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
14は、H、ハロ、CN、または1もしくは2個のR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキルであるか、
あるいはR13およびR10は、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはR10およびRは、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、縮合5もしくは6員ヘテロアリールまたは縮合フェニルを形成し、縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5もしくは6員ヘテロアリールまたは縮合フェニルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、縮合C3~7シクロアルキルまたは縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニル基によって置き換えられるか、
あるいはZが結合であるとき、R13およびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはZが結合であるとき、R12およびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはZが結合であるとき、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールまたは縮合フェニルを形成し、縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールおよび縮合フェニルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、縮合C3~7シクロアルキルまたは4~6員縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニルによって置き換えられるか、
あるいはR12およびR10は、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはRおよびR10は、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールまたは縮合ヘテロアリールを形成し、縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールおよび縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、縮合C3~7シクロアルキルまたは4~6員縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニルによって置き換えられ、
各Rは、独立してH、CN、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-からなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9、または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2、または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、OH、NH、NO、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、Si(R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基でさらに必要に応じて置換され、
各Rは、独立してH、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-からなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、ハロ、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、NH、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRC(=NOH)NR、NRC(=NCN)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、NRS(O)NRおよびS(O)NRからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してH、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、C~C10アリール、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、5または6員ヘテロアリール、(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、4~7員ヘテロシクロアルキル、(4~7員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルケニル、およびC~Cアルキニルからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、C~C10アリール、5または6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~7員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、C~Cアルケニル、およびC~Cアルキニルは、それぞれ1、2または3個のR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、CN、COOH、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、ビニル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~6員ヘテロシクロアルキルおよびC~Cシクロアルキルからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、フェニル、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、および5~6員ヘテロアリールは、それぞれハロ、OH、CN、-COOH、-NH、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、C~C10シクロアルキル、5~6員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3個の置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、CN、COOH、-COO-C~Cアルキル、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~6員ヘテロシクロアルキルおよびC~Cシクロアルキルからなる群から選択され、
式(I)中の環窒素原子は必要に応じて酸化され、
下付き文字mは0、1または2であり、
下付き文字nは0、1、2、3または4である)
の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
一部の実施形態では、式(I)の化合物は、式(I’)の化合物である。本明細書で提供されるのは、式(I’):
Figure 2023514725000005
(式中、
環Bは、N、OおよびSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を環員として有する5員ヘテロアリール、または1もしくは2個の窒素原子を環員として有する6員ヘテロアリールであり、
はNまたはCR11であり、
はN、CHまたはCRであり、
はNまたはCHであり、
はNまたはCRであり、
はNまたはCRであり、
はN、CHまたはCRであり、
、XおよびXの1つ以下はNであり、
はN、CまたはCHであり、
はN、NR13、-C(=O)-またはCRであり、
はN、NR12、CR、-C(=O)-、-C(=S)-であり、
はN、NR、CR10、-C(=O)-または結合であり、
はN、-COR、-C(=O)-またはCR14であり、
、Z、ZおよびZの1つまたは2つは、それぞれ独立してN、NR13、NR12およびNRから選択され、
、Z、ZおよびZの2つ以下は-C(=O)-であり、
Figure 2023514725000006
は単結合または二重結合であり、
およびRは、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6ハロアルコキシ、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、CN、NO、OR、SR、NHOR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRから選択され、RおよびRのC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、CN、-COOH、-CONH(C1~6アルキル)、-SO(C1~6アルキル)、-SONH(C1~6アルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、およびC~Cシクロアルキルから選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルコキシ、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、およびC~Cシクロアルキルは、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
、R12およびR13は、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6ハロアルコキシ、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、CN、NO、OR、SR、NHOR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、N=C(NR、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRから選択され、R、R12およびR13のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
、RおよびR10は、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルチオ、CN、C1~4ハロアルキル、C1~4ハロアルコキシ、OH、C1~4アルキル-C(O)-、C1~4アルキル-OC(O)-、-CONH(C1~4アルキル)、NH、-NHC1~4アルキルまたは-N(C1~4アルキル)であり、R、RおよびR10のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキル-C(O)-および-NH(C1~4アルキル)または-N(C1~4アルキル)のC1~4アルキルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、COOR、CONR、CN、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C2~6アルケニル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、CONR、NRCOR、NRCONR、SO、NRS(O)、NRS(O)NR、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5または6員ヘテロアリール、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、フェニル-C~Cアルキレンおよび(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-から選択され、RのC~Cアルキル、C1~6アルケニル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5または6員ヘテロアリール、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、フェニル-C~Cアルキレンおよび(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
は、H、1もしくは2個のR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキル、またはヒドロキシ保護基であり、
は、H、または1、2もしくは3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキルであり、
11は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、NH、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRC(=NOH)NR、NRC(=NCN)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、NRS(O)NRおよびS(O)NRから選択され、R11のC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
14は、H、ハロ、CN、または1もしくは2個のR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキルであるか、
あるいはR13およびR10は、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはR10およびRは、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、縮合5もしくは6員ヘテロアリールまたは縮合フェニルを形成し、縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5もしくは6員ヘテロアリール、または縮合フェニルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、縮合C3~7シクロアルキルまたは縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニル基によって置き換えられるか、
あるいはZが結合であるとき、R13およびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはZが結合であるとき、R12およびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはZが結合であるとき、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールまたは縮合フェニルを形成し、縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリール、および縮合フェニルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、縮合C3~7シクロアルキルまたは4~6員縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニルによって置き換えられるか、
あるいはR12およびR10は、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはRおよびR10は、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールまたは縮合ヘテロアリールを形成し、縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリール、および縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、縮合C3~7シクロアルキルまたは4~6員縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニルによって置き換えられ、
各Rは、独立してH、CN、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-からなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9、または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2、または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、OH、NH、NO、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、Si(R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基でさらに必要に応じて置換され、
各Rは、独立してH、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-からなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、ハロ、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、NH、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRC(=NOH)NR、NRC(=NCN)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、NRS(O)NR、およびS(O)NRからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してH、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、C~C10アリール、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、5または6員ヘテロアリール、(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、4~7員ヘテロシクロアルキル、(4~7員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~CアルケニルおよびC~Cアルキニルからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、C~C10アリール、5または6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~7員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、C~CアルケニルおよびC~Cアルキニルはそれぞれ1、2または3個のR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、CN、COOH、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、ビニル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~6員ヘテロシクロアルキルおよびC~Cシクロアルキルからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、フェニル、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキルおよび5~6員ヘテロアリールは、それぞれハロ、OH、CN、-COOH、-NH、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、C~C10シクロアルキル、5~6員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3個の置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、CN、COOH、-COO-C~Cアルキル、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~6員ヘテロシクロアルキルおよびC~Cシクロアルキルからなる群から選択され、
式(I’)中の環窒素原子は必要に応じて酸化され、
下付き文字mは0、1または2であり、
下付き文字nは0、1、2、3または4である)
の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
一部の実施形態では、式(I)の化合物は、式(I’’)の化合物である。本明細書で提供されるのは、式(I’’):
Figure 2023514725000007
(式中、
環Bは、N、OおよびSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を環員として有する5員ヘテロアリール、または1もしくは2個の窒素原子を環員として有する6員ヘテロアリールであり、
はNまたはCR11であり、
はN、CHまたはCRであり、
はNまたはCHであり、
はNまたはCRであり、
はNまたはCRであり、
はN、CHまたはCRであり、
、XおよびXの1つ以下はNであり、
はN、CまたはCHであり、
はN、NR13、-C(=O)-またはCRであり、
はN、NR12、CR、-C(=O)-、-C(=S)-であり、
はN、NR、CR10、-C(=O)-または結合であり、
はN、-COR、-C(=O)-またはCR14であり、
、Z、ZおよびZの1つまたは2つは、それぞれ独立してN、NR13、NR12およびNRから選択され、
、Z、ZおよびZの2つ以下は-C(=O)-であり、
Figure 2023514725000008
は単結合または二重結合であり、
およびRは、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6ハロアルコキシ、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、CN、NO、OR、SR、NHOR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(OR、およびS(O)NRから選択され、RおよびRのC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、CN、-COOH、-CONH(C1~6アルキル)、-SO(C1~6アルキル)、-SONH(C1~6アルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、およびC~Cシクロアルキルから選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルコキシ、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、およびC~Cシクロアルキルは、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
、R12およびR13は、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6ハロアルコキシ、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、CN、NO、OR、SR、NHOR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、N=C(NR、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRから選択され、R、R12およびR13のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
、RおよびR10は、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルチオ、CN、C1~4ハロアルキル、C1~4ハロアルコキシ、OH、C1~4アルキル-C(O)-、C1~4アルキル-OC(O)-、-CONH(C1~4アルキル)、NH、-NHC1~4アルキル、または-N(C1~4アルキル)であり、R、RおよびR10のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキル-C(O)-および-NH(C1~4アルキル)または-N(C1~4アルキル)のC1~4アルキルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、COOR、COR、CONR、CN、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C2~6アルケニル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、CONR、NRCOR、NRCONR、SO、NRS(O)、NRS(O)NR、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5または6員ヘテロアリール、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、フェニル-C~Cアルキレンおよび(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-から選択され、RのC~Cアルキル、C1~6アルケニル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5または6員ヘテロアリール、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、フェニル-C~Cアルキレンおよび(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
は、H、1もしくは2個のR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキル、またはヒドロキシ保護基であり、
は、H、または1、2もしくは3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキルであり、
11は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、NH、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRC(=NOH)NR、NRC(=NCN)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、NRS(O)NRおよびS(O)NRから選択され、R11のC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
14は、H、ハロ、CN、または1もしくは2個のR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキルであるか、
あるいはR13およびR10は、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはR10およびRは、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、縮合5もしくは6員ヘテロアリールまたは縮合フェニルを形成し、縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5もしくは6員ヘテロアリール、または縮合フェニルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、縮合C3~7シクロアルキルまたは縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニル基によって置き換えられるか、
あるいはZが結合であるとき、R13およびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはZが結合であるとき、R12およびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはZが結合であるとき、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールまたは縮合フェニルを形成し、縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリール、および縮合フェニルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、縮合C3~7シクロアルキルまたは4~6員縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニルによって置き換えられるか、
あるいはR12およびR10は、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはRおよびR10は、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールまたは縮合ヘテロアリールを形成し、縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリール、および縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、縮合C3~7シクロアルキルまたは4~6員縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニルによって置き換えられ、
各Rは、独立してH、CN、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-からなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9、または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2、または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、OH、NH、NO、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、Si(R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基でさらに必要に応じて置換され、
各Rは、独立してH、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-からなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、ハロ、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、NH、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRC(=NOH)NR、NRC(=NCN)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、NRS(O)NRおよびS(O)NRからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してH、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、C~C10アリール、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、5または6員ヘテロアリール、(5または6員ヘテロアリール)-C1~アルキレン-、4~7員ヘテロシクロアルキル、(4~7員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルケニル、およびC~Cアルキニルからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、C~C10アリール、5または6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~7員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、C~Cアルケニル、およびC~Cアルキニルは、それぞれ1、2または3個のR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、CN、COOH、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、ビニル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~6員ヘテロシクロアルキル、およびC~Cシクロアルキルからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、フェニル、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、および5~6員ヘテロアリールは、それぞれハロ、OH、CN、-COOH、-NH、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、C~C10シクロアルキル、5~6員ヘテロアリール、および4~6員ヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3個の置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、CN、COOH、-COO-C~Cアルキル、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~6員ヘテロシクロアルキル、およびC~Cシクロアルキルからなる群から選択され、
式(I’’)中の環窒素原子は必要に応じて酸化され、
下付き文字mは0、1または2であり、
下付き文字nは0、1、2、3または4である)
の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
式(I)、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体の一部の実施形態では、
環Bは、1または2個の窒素原子を環員として有する6員ヘテロアリールであり、
はNまたはCR11であり、
はN、CHまたはCRであり、
はNまたはCHであり、
はNまたはCRであり、
はNまたはCRであり、
はN、CHまたはCRであり、
、XおよびXの1つ以下はNであり、
はN、CまたはCHであり、
はN、NR13、-C(=O)-またはCRであり、
はN、NR12、CR、-C(=O)-、-C(=S)-であり、
はN、NR、CR10、-C(=O)-または結合であり、
はCOR、-C(=O)-またはCR14であり、
、Z、ZおよびZの1つまたは2つは、それぞれ独立してN、NR13、NR12およびNRから選択され、
、Z、ZおよびZの2つ以下は-C(=O)-であり、
Figure 2023514725000009
は単結合または二重結合であり、
およびRは、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6ハロアルコキシ、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、CN、NO、OR、SR、NHOR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRから選択され、RおよびRのC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、CN、-COOH、-CONH(C1~6アルキル)、-SO(C1~6アルキル)、-SONH(C1~6アルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、およびC~Cシクロアルキルから選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルコキシ、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、およびC~Cシクロアルキルは、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
、R12およびR13は、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6ハロアルコキシ、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、CN、NO、OR、SR、NHOR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、N=C(NR、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRから選択され、R、R12およびR13のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
、RおよびR10は、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルチオ、CN、C1~4ハロアルキル、C1~4ハロアルコキシ、OH、C1~4アルキル-C(O)-、C1~4アルキル-OC(O)-、-CONH(C1~4アルキル)、NH、-NH(C1~4アルキル)、または-N(C1~4アルキル)であり、R、RおよびR10のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキル-C(O)-および-NH(C1~4アルキル)または-N(C1~4アルキル)のC1~4アルキルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、COOR、CONR、CN、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、CONR、NRCOR、NRCONR、SO、NRS(O)、NRS(O)NR、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5または6員ヘテロアリール、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、フェニル-C~Cアルキレンおよび(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-から選択され、RのC~Cアルキル、C1~6アルコキシ、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5または6員ヘテロアリール、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、フェニル-C~Cアルキレンおよび(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
は、H、1もしくは2個のR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキル、またはヒドロキシ保護基であり、
は、H、または1、2もしくは3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキルであり、
11は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、NH、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRC(=NOH)NR、NRC(=NCN)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、NRS(O)NRおよびS(O)NRから選択され、R11のC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
14は、H、ハロ、CN、または1もしくは2個のR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキルであるか、
あるいはR13およびR10は、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはR10およびRは、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、縮合5もしくは6員ヘテロアリールまたは縮合フェニルを形成し、縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5もしくは6員ヘテロアリール、または縮合フェニルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、縮合C3~7シクロアルキルまたは縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニル基によって置き換えられるか、
あるいはZが結合であるとき、R13およびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはZが結合であるとき、R12およびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはZが結合であるとき、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールまたは縮合フェニルを形成し、縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリール、および縮合フェニルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、縮合C3~7シクロアルキルまたは4~6員縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニルによって置き換えられるか、
あるいはR12およびR10は、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいはRおよびR10は、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールまたは縮合ヘテロアリールを形成し、縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールおよび縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、縮合C3~7シクロアルキルまたは4~6員縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニルによって置き換えられ、
各Rは、独立してH、CN、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-からなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、OH、NH、NO、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、Si(R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基でさらに必要に応じて置換され、
各Rは、独立してH、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-からなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、ハロ、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、NH、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRC(=NOH)NR、NRC(=NCN)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、NRS(O)NRおよびS(O)NRからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してH、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、C~C10アリール、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、5または6員ヘテロアリール、(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、4~7員ヘテロシクロアルキル、(4~7員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルケニル、およびC~Cアルキニルからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、C~C10アリール、5または6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~7員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、C~CアルケニルおよびC~Cアルキニルは、それぞれ1、2または3個のR置換基で必要に応じて置換されるか、
あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9、または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2、または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、CN、COOH、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~6員ヘテロシクロアルキル、およびC~Cシクロアルキルからなる群から選択され、RのC~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、フェニル、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、および5~6員ヘテロアリールは、それぞれハロ、OH、CN、-COOH、-NH、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、C~C10シクロアルキル、5~6員ヘテロアリール、および4~6員ヘテロシクロアルキルから選択される1、2、または3個の置換基で必要に応じて置換され、
各Rは、独立してハロ、OH、CN、COOH、-COO-C~Cアルキル、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~6員ヘテロシクロアルキル、およびC~Cシクロアルキルからなる群から選択され、
式(I)中の環窒素原子は必要に応じて酸化され、
下付き文字mは0、1または2であり、
下付き文字nは0、1、2、3または4である。
式(I)またはその部分式の一部の実施形態では、式(I)またはその部分式中の任意の環窒素原子は、必要に応じて酸化される。
一部の実施形態は、
Figure 2023514725000010

Figure 2023514725000011
であり、波線は分子の残りへの結合点を示す、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、
Figure 2023514725000012

Figure 2023514725000013
であり、波線は分子の残りへの結合点を示す、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、環Bが2-チエニル、3-チエニル、2-フリル、3-フリル、1H-ピラゾール-3-イル、1H-ピラゾール-4-イル、1H-ピラゾール-5-イルまたはピラゾール-1-イルである、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、環Bが2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジルまたは3-ピリダジニルである、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、環Aが
Figure 2023514725000014
であり、単一の波線は環Bへの結合点を示し、二重波線は分子の残りへの結合点を示す、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ia):
Figure 2023514725000015
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
一部の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ia-1):
Figure 2023514725000016
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
一部の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ia-2):
Figure 2023514725000017
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
一部の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ib):
Figure 2023514725000018
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
一部の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ib-1):
Figure 2023514725000019
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
一部の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ib-2):
Figure 2023514725000020
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
本明細書に記載される一部または任意の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ic):
Figure 2023514725000021
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
本明細書に記載される一部または任意の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ic-1):
Figure 2023514725000022
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
本明細書に記載される一部または任意の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ic-2):
Figure 2023514725000023
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
本明細書に記載される一部または任意の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Id):
Figure 2023514725000024
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
本明細書に記載される一部または任意の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ie):
Figure 2023514725000025
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
本明細書に記載される一部または任意の実施形態では、式(I)の化合物は、式(If):
Figure 2023514725000026
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
本明細書に記載される一部または任意の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ij):
Figure 2023514725000027
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
本明細書に記載される一部または任意の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ik):
Figure 2023514725000028
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
本明細書に記載される一部または任意の実施形態では、式(I)の化合物は、式(Im):
Figure 2023514725000029
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体である。
一部の実施形態は、環Bが、2-ピリジル、3,ピリジル、4-ピリジル、またはN、OおよびSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を環員として有する5員ヘテロアリールである、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、環Bが、2-チエニル、3-チエニル、2-フリル、3-フリル、2-ベンゾフラニル、3-ベンゾフラニル、1H-ピラゾール-3-イル、1H-ピラゾール-4-イル、1H-ピラゾール-5-イルまたはピラゾール-1-イルである、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、環Bが、2-チエニル、3-チエニル、2-フリル、3-フリル、1H-ピラゾール-3-イル、1H-ピラゾール-4-イル、1H-ピラゾール-5-イルまたはピラゾール-1-イルである、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、Rが、H、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、ハロ、NH、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)、(C1~6アルキル)NHC(O)-または(C1~6アルキル)-SONH-である、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。そのような実施形態の一部では、RのC1~6アルキルおよびC1~6アルコキシは、1、2、3、4、または5個のR置換基によって必要に応じて置換される。
一部の実施形態は、Rが、H、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、ハロ、OH、NH、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)、(C1~6アルキル)NHC(O)-、CF、(C1~6アルキル)-OC(O)-、ピリジル、(C1~6アルキル)-SONH-、またはRで必要に応じて置換された1H-ピラゾール-4-イルである、先の式のいずれかの化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。そのような実施形態の一部では、RのC1~6アルキル、C1~6アルコキシは、1、2、3、4、または5個のR置換基によって必要に応じて置換される。
本明細書で使用される場合、「先の式のいずれか」または「本明細書に記載の任意の式」の実施形態は、式(I)、(Ia)、(Ia-1)、(Ia-2)、(Ib)、(Ib-1)、(Ic)、(Ic-1)、(Ic-2)、(Id)、(Ie)、(Ij)、(Ik)および/もしくは(Im)、ならびに/またはそれらの任意の組合せの実施形態を指す。
一部の実施形態は、RおよびRが、それぞれ独立してH、C1~6アルコキシもしくはC1~6アルコキシ-C1~6アルコキシから、またはH、メトキシもしくはメトキシエトキシから選択される、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、XがCHまたはCRであり、Rがハロである、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、nが0であるか、またはnが1、2、3もしくは4であり、各Rが独立してハロ、C1~6アルキル、およびC1~6アルコキシから選択される、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、RがHまたはメチルである、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。一部の実施形態では、RはHである。
一部の実施形態は、XがNである、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、XがCHである、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、XがCFである、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。一部の実施形態は、XがCHである、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、各Rが、独立してH、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、OH、NH、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)、C3~6シクロアルキル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~4アルキレン-、4~6員ヘテロシクロアルキル、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、5~6員ヘテロアリール、(5~6員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、およびN=C[N(C1~6アルキル)(C1~6アルキル)]から選択され、RのC1~6アルキル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~4アルキレン-、4~6員ヘテロシクロアルキル、(4-6員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、5~6員ヘテロアリール、(5~6員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、およびN=C[N(C1~6アルキル)(C1~6アルキル)]は、それぞれ1または2個の独立して選択されるRまたはR置換基で必要に応じて置換される、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。一部の実施形態では、RはHまたはメチルから選択される。
一部の実施形態は、R12およびR13は、独立してH、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、OH、NH、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)、C3~6シクロアルキル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~4アルキレン、4~6員ヘテロシクロアルキル、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、5~6員ヘテロアリール、(5~6員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、およびN=C[N(C1~6アルキル)(C1~6アルキル)]から選択され、RのC1~6アルキル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~4アルキレン-、4~6員ヘテロシクロアルキル、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、5~6員ヘテロアリール、(5~6員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、およびN=C[N(C1~6アルキル)(C1~6アルキル)]は、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換される、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、R、R、およびR10が、それぞれ独立してH、CH、プロペン-2-イル、Br、Cl、CN、メトキシ、2-フルオロエチル、イソプロピル、CHC(O)-、OH、t-ブチル、エチル、ヒドロキシメチル、イソプロピルチオ、およびメトキシメチルから選択される、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。一部の実施形態では、RおよびRは、それぞれ独立してHまたはメチルから選択される。一部の実施形態では、R10は、H、CN、ハロ、またはCHC(O)-から選択される。
一部の実施形態は、各Rが独立してHまたはC1~6アルキルである、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。一部の実施形態では、ZはCORであり、RはHもしくはC1~6アルキルであるか、またはRはHである。一部の実施形態では、Zは-C(=O)-である。
一部の実施形態は、R14がHまたはハロである、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
一部の実施形態は、XがCHまたはCRであり、Rはハロである、本明細書に記載の任意の式の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体を提供する。
上述の実施形態のいずれも、任意の組合せで式(I)およびその部分式に適用可能である。本明細書で使用される場合、「式(I)およびその部分式」は、式(I)、(I’)、(I’’)、(Ia)、(Ia-1)、(Ia-2)、(Ib)、(Ib-1)、(Ib-2)、(Ic)、(Ic-1)、(Ic-2)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ij)、(Ik)、(Im)および/またはそれらの任意の組合せを指す。
一部の実施形態では、表1Aから選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体が提供される。一部の実施形態では、表1Bから選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体が提供される。一部の実施形態では、表1Cから選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体が提供される。一部の実施形態では、表1Aおよび/または表1Bおよび/または表1Cから選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体が提供される。
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またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物。
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またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物。
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またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物。
処置方法および使用
「処置」または「処置すること」は、臨床結果を含む有益なまたは所望の結果を得るための手法である。有益なまたは所望の臨床結果は、以下の1つまたは複数を含み得る:a)疾患または状態を阻害すること(例えば、疾患もしくは状態から生じる1つもしくは複数の症状を減少させる、および/または疾患もしくは状態の程度を低減すること)、b)疾患または状態に関連する1つまたは複数の臨床症状の発生を減速するかまたは停止させること(例えば、疾患もしくは状態を安定させる、疾患もしくは状態の悪化もしくは進行を予防もしくは遅延する、および/または疾患もしくは状態の広がり(例えば、転移)を予防もしくは遅延すること);ならびに/あるいはc)疾患を緩和する、すなわち臨床症状の退縮を引き起こすこと(例えば、疾患状態を好転させること、疾患もしくは状態の部分もしくは完全寛解をもたらすこと、別の薬物治療の効果を増強すること、疾患進行を遅延すること、生活の質を向上させること、および/または生存を延長させること。
「予防」または「予防すること」は、疾患または状態の臨床症状を発生させないようにする疾患または状態の任意の処置を意味する。化合物は、一部の実施形態では、疾患または状態のリスクがある、または家族歴を有する対象(ヒトを含む)に投与されてもよい。
「対象」は、処置、観察または実験の目的であったまたは目的となる哺乳動物(ヒトを含む)などの動物を指す。本明細書に記載される方法は、ヒトの治療および/または獣医学的応用において有用であり得る。一部の実施形態では、対象は哺乳動物である。一実施形態では、対象はヒトである。
本明細書に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体、立体異性体の混合物、プロドラッグ、もしくは重水素化アナログの「治療有効量」または「有効量」という用語は、対象に投与した場合に、症状の好転または疾患進行を減速することなどの治療利益を提供するために、処置を行うのに十分な量を意味する。例えば、治療有効量は、鎌状赤血球症の症状を減少させるのに十分な量であってもよい。治療有効量は、対象、ならびに処置される疾患または状態、対象の体重および年齢、疾患または状態の重症度、ならびに投与方式に応じて変化してもよく、これらは当業者によって容易に決定することができる。
本明細書に記載される方法は、in vivoまたはex vivoで細胞集団に適用することができる。「in vivo」は、動物またはヒト内のように、生きている個体内を意味する。この文脈において、本明細書に記載の方法は、個体内で治療的に使用されてもよい。「ex vivo」は、生きている個体の外を意味する。ex vivo細胞集団の例には、in vitro細胞培養物および個体から得られた流体または組織試料を含む生体試料が含まれる。そのような試料は、当技術分野で周知の方法によって得ることができる。例示的な生体流体試料には、血液、脳脊髄液、尿および唾液が含まれる。この文脈において、本明細書に記載の化合物および組成物は、治療および実験目的を含む様々な目的のために使用されてもよい。例えば、本明細書に記載の化合物および組成物は、所与の適応症、細胞型、個体および他のパラメーターに対する本開示の化合物の最適な投与のスケジュールおよび/または投与量を決定するためにex vivoで使用されてもよい。そのような使用から集められた情報は、実験目的または臨床において、in vivo処置のプロトコールを設定するために使用されてもよい。本明細書に記載される化合物および組成物が好適であり得る他のex vivo使用は、以下に記載されるか、または当業者に明らかになる。選択された化合物は、ヒトまたは非ヒト対象における安全性または耐性投薬量を調査するために、さらに特徴付けられてもよい。そのような特性は、当業者に一般的に公知の方法を使用して調査されてもよい。
本明細書に提供されるのは、対象におけるプロテインキナーゼのin vivo活性をモジュレートする方法であって、対象に、治療有効量の式(I)もしくはその部分式(例えば、式(I’)、(I’’)、(Ia)、(Ia-1)、(Ia-2)、(Ib)、(Ib-1)、(Ic)、(Ic-1)、(Ic-2)、(Id)、(Ie)、(Ij)、(Ik)、および/もしくは(Im)ならびに/またはそれらの任意の組合せ)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体、あるいは本明細書に記載の医薬組成物を投与することを含む方法である。
本明細書に提供されるのは、対象における疾患、障害または症候群を処置する方法であって、それを必要とする対象に、治療有効量の式(I)またはその部分式(例えば、式I’)、(I’’)、(Ia)、(Ia-1)、(Ia-2)、(Ib)、(Ib-1)、(Ic)、(Ic-1)、(Ic-2)(Id)、(Ie)、(Ij)、(Ik)および/もしくは(Im)、ならびに/またはそれらの任意の組合せ)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体、あるいは本明細書に記載の医薬組成物を投与することを含み、疾患、障害または症候群が、プロテインキナーゼのin vivo活性をモジュレートすることによって少なくとも部分的に媒介される、方法である。一部の場合では、プロテインキナーゼは、AXL、KDR、Mer、またはMetである。
本明細書に提供されるのは、がんを処置するための方法である。
「がん」は、乳房、結腸、腎臓、肺、扁平細胞 骨髄白血病、血管腫、黒色腫、星状細胞腫、および神経膠芽腫を含む腫瘍型などの腫瘍型、ならびにこれらに限定されないが、以下を含む他の細胞増殖性疾患状態を含む:心臓:肉腫(血管肉腫、線維肉腫、横紋筋肉腫、脂肪肉腫)、粘液腫、横紋筋腫、線維腫、脂肪腫、および奇形腫;肺:気管支原性肺癌(扁平細胞、未分化小細胞、未分化大細胞、腺癌)、肺胞(気管支)癌、気管支腺腫、肉腫、リンパ腫、軟骨性過誤腫(hanlartoma)、中皮腫(inesothelioma);胃腸:食道(扁平上皮癌、腺癌、平滑筋肉腫、リンパ腫)、胃(癌腫、リンパ腫、平滑筋肉腫)、膵臓(腺管癌、インスリノーマ(insulinorna)、グルカゴノーマ、ガストリノーマ、カルチノイド腫瘍、ビポーマ)、小腸(腺癌、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポジ肉腫(Karposi's sarcoma)、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経線維腫、線維腫)、大腸(腺癌、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫、平滑筋腫);泌尿生殖器:腎臓(腺癌、ウィルムス腫瘍[腎芽腫]、リンパ腫、白血病、腎細胞癌)、膀胱および尿道(扁平上皮癌、移行上皮癌、腺癌)、前立腺(腺癌、肉腫、前立腺の小細胞癌)、精巣(セミノーマ、奇形腫、胚性癌、奇形癌、絨毛癌、肉腫、間質性細胞癌、線維腫、線維腺腫、腺腫様腫瘍、脂肪腫)、肝臓:肝細胞腫(肝細胞癌)、胆管癌、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、血管腫;骨:骨原性肉腫(骨肉腫)、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(細網肉腫)、悪性巨細胞腫 脊索腫、骨軟骨腫(osteochronfroma)(骨軟骨外骨腫(exostoses))、良性軟骨腫、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫、類骨骨腫および巨細胞腫瘍;神経系:頭蓋(骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、変形性骨炎)、髄膜(髄膜腫、髄膜肉腫、神経膠腫症)、脳(星状細胞腫、髄芽細胞腫、神経膠腫、脳室上衣細胞腫、胚細胞腫(松果体腫)、多形性神経膠芽腫(glioblastoma multiform)、乏突起膠腫、神経鞘腫、網膜芽腫、先天性腫瘍)、脊髄神経線維腫、髄膜腫、神経膠腫、肉腫);婦人科学的:子宮(子宮内膜癌)、子宮頚部(子宮頚癌、前腫瘍性子宮頚部形成異常)、卵巣(卵巣癌[漿液性嚢胞腺癌、粘液性嚢胞腺癌、未分類癌]、顆粒莢膜細胞腫、セルトリ・ライディッヒ細胞腫、未分化胚細胞腫、悪性奇形腫)、外陰部(扁平上皮癌、上皮内癌、腺癌、線維肉腫、黒色腫)、膣(明細胞癌、扁平上皮癌、ブドウ状肉腫(胎児性横紋筋肉腫]、卵管(癌);血液学的:血液(骨髄白血病[急性および慢性]、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、骨髄増殖性疾患、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群)、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫[悪性リンパ腫];皮膚:悪性黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮癌、カポジ肉腫、奇胎、異形成母斑、脂肪腫、アンギオーマ、皮膚線維腫、ケロイド、乾癬;ならびに副腎:神経芽腫;ならびに甲状腺髄様がんを含む甲状腺のがん。したがって、本明細書で示される「がん性細胞」という用語は、上で特定された状態のいずれか1つに冒されている細胞を含む。
一実施形態では、がんは、卵巣がん、前立腺がん、肺がん、甲状腺髄様がん、肝臓がん、胃腸がん、膵臓がん、骨がん、血液がん、皮膚がん、腎臓がん、乳がん、結腸がんおよび卵管がんから選択される。
別の実施形態では、疾患または障害は卵巣がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は前立腺がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は肺がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は甲状腺髄様がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は肝臓がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は胃腸がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は膵臓がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は骨がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は血液がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は皮膚がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は腎臓がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は乳がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は結腸がんである。別の実施形態では、疾患または障害は卵管がん(fallopian cancer)である。別の実施形態では、疾患または障害は肝臓がんであり、肝臓がんは、肝細胞癌、胆管癌、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、または血管腫(hemagioma)である。
別の実施形態では、疾患または障害は胃腸がんであり、胃腸がんは、扁平上皮癌、腺癌、もしくは平滑筋肉腫である食道のがん;癌腫である胃のがん、もしくはリンパ腫;管腺癌、インスリノーマ、グルカゴノーマ(gucagonoma)、ガストリノーマ、カルチノイド腫瘍、もしくはビポーマである膵臓のがん;腺癌、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポジ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫である小腸のがん、または腺癌、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫もしくは平滑筋腫である大腸のがんである。
別の実施形態では、疾患または障害は膵臓のがんであり、膵臓のがんは、管状腺癌、インスリノーマ、グルカゴノーマ、ガストリノーマ、カルチノイド腫瘍、またはビポーマである。
別の実施形態では、疾患または障害は骨がんであり、骨がんは、骨肉腫、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性細網肉腫、多発性骨髄腫、悪性巨細胞腫 脊索腫、骨軟骨外骨腫、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫または類骨骨腫である。
別の実施形態では、疾患または障害は血液がんであり、血液がんは、骨髄白血病、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、骨髄増殖性疾患、多発性骨髄腫、または骨髄異形成症候群である。
別の実施形態では、疾患または障害は皮膚がんであり、皮膚がんは、悪性黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮癌、またはカポジ肉腫である。
別の実施形態では、疾患または障害は腎腫瘍または腎細胞癌である。
別の実施形態では、疾患または障害は乳がんである。
別の実施形態では、疾患または障害は結腸がん腫瘍である。
別の実施形態では、疾患または障害は卵管癌である。
併用療法
本明細書に開示される化合物は、疾患または障害、例えばがんなどの過剰増殖に関連する疾患または障害の処置のために、単一の治療として、または1つもしくは複数の追加の治療と組み合わせて(「共投与」)投与されてもよい。本明細書に開示される化合物と組み合わせて使用することができる治療には:(i)手術;(ii)放射線療法(例えば、ガンマ線、中性子線放射線療法、電子線放射線療法、陽子療法、ブラキセラピー、および全身性放射性同位元素);(iii)内分泌療法;(iv)アジュバント療法、免疫療法、CAR T細胞療法;および(v)他の化学療法剤が含まれる。
「共投与された」(「共投与すること」)という用語は、本明細書に記載の化合物、ならびに細胞傷害剤および放射線処置を含むさらなる活性医薬成分(単数または複数)の同時投与、または別個の逐次投与の任意の方式のいずれかを指す。投与が同時でない場合、化合物は互いに時間的に近接して投与される。さらに、化合物が同じ剤形で投与されるかどうかは問題ではなく、例えば、1つの化合物が局所的に投与されてもよく、別の化合物が経口的に投与されてもよい。
一実施形態では、処置方法は、本明細書に開示される化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物の、少なくとも1つの免疫療法との共投与を含む。免疫療法(生物学的応答修飾物質療法、生物療法、バイオセラピー、免疫治療、または生物学的療法とも呼ばれる)は、免疫系の一部を使用して疾患に対抗する処置である。免疫療法は、免疫系ががん細胞を認識するのを支援するか、またはがん細胞に対する応答を増強することができる。免疫療法には、能動的および受動的免疫療法が含まれる。能動的免疫療法は、身体それ自体の免疫系を刺激する一方、受動的免疫療法は、一般に体外で創出された免疫系構成成分を使用する。
能動的免疫療法の例として、これらに限定されないが、がんワクチン、腫瘍細胞ワクチン(自家または同種異系間)、樹状細胞ワクチン、抗原ワクチン、抗イディオタイプワクチン、DNAワクチン、ウイルスワクチン、もしくはインターロイキン-2(IL-2)を含む腫瘍浸潤リンパ球(TIL)ワクチンを含むワクチン、またはリンホカイン活性化キラー(LAK)細胞療法が挙げられる。
使用することができる治療抗体のさらなる例として、これらに限定されないが、トラスツズマブ;アブシキシマブ;ダクリズマブ;BEC2;IMC-C22;ビタキシン;Campath 1H/LDP-03;Smart M195;エプラツズマブ;ベクツモマブ;ビシリズマブ;CM3、ヒト化抗ICAM3抗体、IDEC-l 14;イブリツモマブチウキセタン;IDEC-131;IDEC-151;IDEC-152;SMART抗CD3;エクリズマブ;アダリムマブ;セルトリズマブ;IDEC-l 51;MDX-CD4;CD20-ストレプトアビジン(CD20-sreptdavidin);CDP571;LDP-02;OrthoClone OKT4A;ルプリズマブ;ナタリズマブ;およびレルデリムマブが挙げられる。
本明細書に開示される化合物と組み合わせて使用することができる免疫療法は、アジュバント免疫療法を含む。例として、サイトカイン、例えば顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)、マクロファージ炎症性タンパク質(MIP)-l-アルファ、インターロイキン(IL-l、IL-2、IL-4、IL-6、IL-7、IL-12、IL-15、IL-18、IL-21およびIL-27を含む)、腫瘍壊死因子(TNF-アルファを含む)、およびインターフェロン(IFN-アルファ、IFN-ベータおよびIFN-ガンマを含む);水酸化アルミニウム(ミョウバン);カルメット・ゲラン桿菌(BCG);キーホールリンペットヘモシアニン(KLH);フロイント不完全アジュバント(IF A);QS-21;DETOX;レバミゾール;およびジニトロフェニル(DNP)、ならびにそれらの組合せ、例えばインターロイキン、例えばIL-2と他のサイトカイン、例えばIFN-アルファとの組合せなどが挙げられる。
前述の態様、ならびに本明細書の他の箇所に記載される他の態様および実施形態のそれぞれのある特定の実施形態では、免疫療法剤は、免疫応答をモジュレートする薬剤、例えばチェックポイント阻害剤またはチェックポイントアゴニストである。一部の実施形態では、免疫療法剤は、当技術分野で公知の他のものの中でもPD-1、PD-L1、PD-L2、CEACAM(例えばCEACAM-l、-3および/または-5)、CTLA-4、TIM-3、LAG-3、VISTA、BTLA、TIGIT、LAIR1、CD160、2B4、TGFベータ、OX40、41BB、LIGHT、CD40、GITR、TGF-ベータ、TIM-3、SIRP-アルファ、VSIG8、BTLA、SIGLEC7、SIGLEC9、ICOS、B7H3、B7H4、FASおよび/またはBTNL2を標的化する抗体モジュレーターである。一部の実施形態では、免疫療法剤は、ナチュラルキラー(NK)細胞活性を増加させる薬剤である。一部の実施形態では、免疫療法剤は、免疫応答の抑制を阻害する薬剤である。一部の実施形態では、免疫療法剤は、サプレッサー細胞またはサプレッサー細胞活性を阻害する薬剤である。一部の実施形態では、免疫療法剤は、Treg活性を阻害する薬剤または治療である。一部の実施形態では、免疫療法剤は、阻害性免疫チェックポイント受容体の活性を阻害する薬剤である。
一部の実施形態では、免疫療法剤は、共刺激分子のアゴニストまたはアクチベーターから選択されるT細胞モジュレーターを含む。一実施形態では、共刺激分子のアゴニストは、GITR、OX40、ICOS、SLAM(例えば、SLAMF7)、HVEM、LIGHT、CD2、CD27、CD28、CDS、ICAM-l、LFA-l(CD1 la/CDl8)、ICOS(CD278)、4-1BB(CD137)、CD30、CD40、BAFFR、CD7、NKG2C、NKp80、CD160、B7-H3またはCD83リガンドのアゴニスト(例えば、アゴニスト抗体もしくはその抗原結合性断片、または可溶性融合物)から選択される。他の実施形態では、エフェクター細胞の組合せは、二特異性T細胞エンゲージャー(例えば、CD3および腫瘍抗原(例えば、とりわけEGFR、PSCA、PSMA、EpCAM、HER2)に結合する二特異性抗体分子)を含む。
一実施形態では、処置方法は、本明細書に開示される化合物またはその薬学的に許容される塩、および少なくとも1種の細胞傷害剤の共投与を含む。本明細書で使用される場合、「細胞傷害剤」という用語は、細胞機能を阻害もしくは予防する、および/または細胞死もしくは破壊を引き起こす物質を指す。細胞傷害剤として、これらに限定されないが、放射性同位体(例えば、At211、1131、1125、Y90、Re186、Re188、Sm153、Bi212、P32、Pb212およびLuの放射性同位体);化学療法剤;成長阻害剤;核酸分解酵素などの酵素およびその断片;ならびにその断片および/またはバリアントを含む、細菌、真菌、植物または動物由来の小分子毒素または酵素活性毒素などの毒素が挙げられる。
例示的な細胞傷害剤は、抗微小管剤、白金配位錯体、アルキル化剤、抗生物質剤、トポイソメラーゼII阻害剤、代謝拮抗剤、トポイソメラーゼI阻害剤、ホルモンおよびホルモンアナログ、シグナル伝達経路阻害剤、非受容体チロシンキナーゼ血管形成阻害剤、免疫療法剤、アポトーシス促進剤、LDH-Aの阻害剤;脂肪酸生合成の阻害剤;細胞周期シグナル伝達阻害剤;HDAC阻害剤、プロテアソーム阻害剤;ならびにがん代謝の阻害剤から選択することができる。
「化学療法剤」は、がんの処置に有用な化学化合物を含む。化学療法剤の例として、エルロチニブ、ボルテゾミブ、ジスルフィラム、没食子酸エピガロカテキン、サリノスポラミドA、カルフィルゾミブ、l7-AAG(ゲルダナマイシン)、ラディシコール、乳酸デヒドロゲナーゼA(LDH-A)、フルベストラント、スニチブ、レトロゾール、メシル酸イマチニブ、フィナスネート(fmasunate)、オキサリプラチン、5-FET(5-フルオロウラシル)、ロイコボリン、ラパマイシン、ラパチニブ、ロナファミブ(SCH 66336)、ソラフェニブ、Bayer Labs)、ゲフィチニブ、AG1478;アルキル化剤、例えばチオテパおよびCYTOXAN(登録商標);シクロスホスファミド;アルキルスルホネート、例えばブスルファン、インプロスルファンおよびピポスルファン;アジリジン、例えばベンゾドーパ、カルボコン、メツレドーパおよびウレドーパ;エチレンイミン、およびアルトレタミンを含むメチラメラミン、トリエチレンメラミン、トリエチレンホスホルアミド、トリエチレンチオホスホルアミドおよびトリメチロメラミン;アセトゲニン(特にブラタシンおよびブラタシノン);カンプトテシン(トポテカンおよびイリノテカンを含む);ブリオスタチン;カリスタチン;CC-1065(そのアドゼレシン、カルゼルシンおよびビゼレシン合成アナログを含む);クリプトフィシン(特にクリプトフィシン1およびクリプトフィシン8);副腎皮質ステロイド(プレドニゾンおよびプレドニゾロンを含む);酢酸シプロテロン;フィナステリドおよびデュタステリドを含む5アルファレダクターゼ;ボリノスタット、ロミデプシン、パノビノスタット、バルプロ酸、モセチノスタットドラスタチン;アルデスロイキン、タルクデュオカルマイシン(合成アナログ、KW-2189およびCB1-TM1を含む);エリュテロビン;パンクラチスタチン;サルコジクチイン;スポンギスタチン;ナイトロジェンマスタード、例えばクロラムブシル、クロマファジン、クロロホスファミド、エストラムスチン、イホスファミド、メクロレタミン、メクロレタミンオキシド塩酸塩、メルファラン、ノベムビチン、フェネステリン、プレドニムスチン、トロホスファミド、ウラシルマスタード;ニトロソウレア、例えばカルムスチン、クロロゾトシン、フォテムスチン、ロムスチン、ニムスチン、およびラニムスチン(ranimnustine);抗生物質、例えばエンジイン抗生物質(例えば、カリケアマイシン、特にカリケアマイシンガンマIIおよびカリケアマイシンオメガI(Angew Chem. Intl. Ed. Engl. 1994 33:183-186);ジネミシンAを含むジネミシン;ビスホスホネート、例えばクロドロネート;エスペラミシン;ならびにネオカルジノスタチン発色団および関連する色素タンパク質エンジイン抗生物質発色団)、アクラシノマイシン、アクチノマイシン、アントラマイシン(authramycin)、アザセリン、ブレオマイシン、カクチノマイシン、カラビシン、カミノマイシン、カルジノフィリン、クロモマイシン(chromomycinis)、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、デトルビシン、6-ジアゾ-5-オキソ-L-ノルロイシン、ドキソルビシン、モルホリノ-ドキソルビシン、シアノモルホリノ-ドキソルビシン、2-ピロリノ-ドキソルビシンおよびデオキシドキソルビシン)、エピルビシン、エソルビシン、イダルビシン、マルセロマイシン、マイトマイシン、例えばマイトマイシンC、ミコフェノール酸、ノガラマイシン、オリボマイシン、ペプロマイシン、ポルフィロマイシン、ピューロマイシン、クエラマイシン、ロドルビシン、ストレプトニグリン、ストレプトゾシン、ツベルシジン、ウベニメクス、ジノスタチン、ゾルビシン;代謝拮抗剤、例えばメトトレキセートおよび5-フルオロウラシル(5-FU);葉酸アナログ、例えばデノプテリン、メトトレキセート、プテロプテリン、トリメトレキセート;プリンアナログ、例えばフルダラビン、6-メルカプトプリン、チアミプリン、チオグアニン;ピリミジンアナログ、例えばアンシタビン、アザシチジン、アザウリジン、カルモフール、シタラビン、ジデオキシウリジン、ドキシフルリジン、エノシタビン、フロクスウリジン;アンドロゲン、例えばカルステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、エピチオスタノール、メピチオスタン、テストラクトン;抗副腎薬、例えばアミノグルテチミド、ミトタン、トリロスタン;葉酸補液、例えばフォリン酸(frolinic acid);アセグラトン;アルドホスファミドグリコシド;アミノレブリン酸;エニルウラシル;アムサクリン;ベストラブシル;ビスアントレン;エダトレキセート(edatraxate);デフォファミン;デメコルシン;ジアジクオン;エルフォミチン;エリプチニウムアセテート;エポチロン;エトグルシド;硝酸ガリウム;ヒドロキシウレア;レンチナン;ロニダイニン;メイタンシノイド、例えばメイタンシンおよびアンサマイトシン;ミトグアゾン;ミトキサントロン;モピダモール(mopidamnol);ニトラエリン;ペントスタチン;フェナメット;ピラルビシン;ロソキサントロン;ポドフィリン酸;2-エチルヒドラジド;プロカルバジン;PSK(登録商標)多糖類複合体(JHS Natural Products、Eugene、Ore);ラゾキサン;リゾキシン;シゾフィラン(sizofuran);スピロゲルマニウム;テヌアゾン酸;トリアジクオン;2,2’,2’’-トリクロロトリエチルアミン;トリコテセン、特にT-2トキシン、ベラキュリンA、ロリジンAおよびアングイジン);ウレタン;ビンデシン;ダカルバジン;マンノムスチン;ミトブロニトール;ミトラクトール;ピポブロマン;ガシトシン;アラビノシド(「Ara-C」);シクロホスファミド;チオテパ;タキソイド、例えばパクリタキセル、ABRAXANE(登録商標)(Cremophor不含)、パクリタキセルのアルブミン操作ナノ粒子製剤(American Pharmaceutical Partners、Schaumberg、Ill)、およびドセタキセル/ドキセタキセル;クロラムブシル;ゲムシタビン;6-チオグアニン;メルカプトプリン;メトトレキセート;白金アナログ、例えばシスプラチンおよびカルボプラチン;ビンブラスチン;エトポシド(VP-16);イホスファミド;ミトキサントロン;ビンクリスチン;ビノレルビン;ノバントロン;テニポシド;エダトレキセート;ダウノマイシン;アミノプテリン;カペシタビン;イバンドロネート;CPT-11;トポイソメラーゼ阻害剤RFS2000;ジフルオロメチルオルニチン(DMFO);レチノイド、例えばレチノイン酸;ならびに上記のいずれかの薬学的に許容される塩、酸および誘導体が挙げられる。
化学療法剤はまた、(i)例えばタモキシフェン(タモキシフェンクエン酸塩を含む)、ラロキシフェン、ドロロキシフェン、ヨードキシフェン、4-ヒドロキシタモキシフェン、トリオキシフェン、ケオキシフェン、LY117018、オナプリストン、およびトレミフェンクエン酸塩(toremifme citrate)を含む、抗エストロゲンおよび選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)などの腫瘍に対するホルモン作用を調節または阻害するよう作用する抗ホルモン剤;(ii)副腎におけるエストロゲン生成を調節する酵素アロマターゼを阻害するアロマターゼ阻害剤、例えば4(5)-イミダゾール、アミノグルテチミド、酢酸メゲストロール、エキセメスタン、ホルメスタン(formestanie)、ファドロゾール、ボロゾール、レトロゾール、およびアナストロゾールなど;(iii)抗アンドロゲン、例えばフルタミド、ニルタミド、ビカルタミド、ロイプロリドおよびゴセレリン;ブセレリン、トリプテレリン、メドロキシプロゲステロンアセテート、ジエチルスチルベストロール、プレマリン、フルオキシメステロン、オールトランスレチノイン酸、フェンレチニド、およびトロキサシタビン(1,3-ジオキソランヌクレオシドシトシンアナログ);(iv)プロテインキナーゼ阻害剤;(v)脂質キナーゼ阻害剤;(vi)アンチセンスオリゴヌクレオチド、特に異常細胞増殖に関与するシグナル伝達経路における遺伝子の発現を阻害するもの、例えばPKC-アルファ、RalfおよびH-Rasなど;(vii)リボザイム、例えばVEGF発現阻害剤(例えば、ANGIOZYME(登録商標))およびHER2発現阻害剤;(viii)遺伝子療法ワクチンなどのワクチン、例えばALLOVECTIN(登録商標)、LEUVECTIN(登録商標)、およびVAXID(登録商標);PROLEUKIN(登録商標)、rIL-2;トポイソメラーゼ1阻害剤、例えばLEIRTOTECAN(登録商標);ABARELIX(登録商標);ならびに(ix)上記のいずれかの薬学的に許容される塩、酸および誘導体を含む。
化学療法剤はまた、上述のように、アレムツズマブ、ベバシズマブ;セツキシマブ;パニツムマブ、リツキシマブ、ペルツズマブ、トシツモマブ、および抗体薬物コンジュゲート、ゲムツズマブオゾガミシンを含む抗体を含む。本発明の化合物と組み合わせられる薬剤として治療可能性を有する追加的なヒト化モノクローナル抗体は、アポリズマブ、アセリズマブ、アトリズマブ、バピネウズマブ、ビバツズマブメルタンシン、カンツズマブメルタンシン、セデリズマブ、セルトリズマブペゴル、シドフシツズマブ、シドツズマブ、ダクリズマブ、エクリズマブ、エファリズマブ、エプラツズマブ、エルリズマブ、フェルビズマブ、フォントリズマブ、ゲムツズマブオゾガミシン、イノツズマブオゾガミシン、イピリムマブ、ラベツズマブ、リンツズマブ、マツズマブ、メポリズマブ、モタビズマブ、モトビズマブ、ナタリズマブ、ニモツズマブ、ニボルマブ、ノロビズマブ、ヌマビズマブ、オクレリズマブ、オマリズマブ、パリビズマブ、パスコリズマブ、ペクフシツズマブ、ペクツズマブ、ペクセリズマブ、ラリビズマブ、ラニビズマブ、レスリビズマブ、レスリズマブ、レシビズマブ、ロベリズマブ、ルプリズマブ、シブロツズマブ、シプリズマブ、ソンツズマブ、タカツズマブテトラキセタン、タドシズマブ、タリズマブ、テフィバズマブ、トシリズマブ、トラリズマブ、ツコツズマブセルモロイキン、ツクシツズマブ、ウマビズマブ、ウルトキサズマブ、ウステキヌマブ、ビシリズマブ、およびインターロイキン-12p40タンパク質を認識するよう遺伝子改変された、組換え独占的ヒト配列の完全長IgG λ抗体である抗インターロイキン-l2(ABT-8744695、Wyeth Research and Abbott Laboratories)を含む。化学療法剤はまた、デキサメタゾン、インターフェロン、コルヒチン、メトプリン、シクロスポリン、アンホテリシン、メトロニダゾール、アレムツズマブ、アリトレチノイン、アロプリノール、アミホスチン、三酸化ヒ素、アスパラギナーゼ、BCG live、ベバシズマブ(bevacuzimab)、ベキサロテン、クラドリビン、クロファラビン、ダルベポエチンアルファ、デニロイキン、デクスラゾキサン、エポエチンアルファ、エルロチニブ(elotinib)、フィルグラスチム、ヒストレリンアセテート、イブリツモマブ、インターフェロンアルファ-2a、インターフェロンアルファ-2b、レナリドマイド、レバミゾール、メスナ、メトキサレン、ナンドロロン、ネララビン、ノフェツモマブ、オプレルベキン、パリフェルミン、パミドロネート、ペガデマーゼ、ペグアスパラガーゼ、ペグフィルグラスチム、ペメトレキセド二ナトリウム、プリカマイシン、ポルフィマーナトリウム、キナクリン、ラスブリカーゼ、サルグラモスチム、テモゾロミド、VM-26、6-TG、トレミフェン、トレチノイン、ATRA、バルルビシン、ゾレドロネート、およびゾレドロン酸、ならびにそれらの薬学的に許容される塩を含む。
化学療法剤はまた、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、酢酸コルチゾン、チキソコルトールピバレート、トリアムシノロンアセトニド、トリアムシノロンアルコール、モメタゾン、アムシノニド、ブデソニド、デソニド、フルオシノニド、フルオシノロンアセトニド、ベタメタゾン、ベタメタゾンリン酸ナトリウム、デキサメタゾン、デキサメタゾンリン酸ナトリウム、フルオコルトロン、ヒドロコルチゾン-l7-ブチレート、ヒドロコルチゾン-17-バレレート、アルクロメタゾンジプロピオン酸エステル(aclometasone dipropionate)、ベタメタゾン吉草酸エステル、ベタメタゾンジプロピオン酸エステル、プレドニカルベート、クロベタゾン-l7-ブチレート、クロベタゾール-l7-プロピオネート、カプロン酸フルオコルトロン、ピバリン酸フルオコルトロンおよび酢酸フルプレドニデン;免疫選択的抗炎症ペプチド(ImSAID)、例えばフェニルアラニン-グルタミン-グリシン(FEG)およびそのD-異性体型(feG)(IMULAN BioTherapeutics、LLC);抗リウマチ薬、例えばアザチオプリン、シクロスポリン(シクロスポリンA)、D-ペニシラミン、金塩、ヒドロキシクロロキン、レフルノミドミノサイクリン、スルファサラジン、腫瘍壊死因子アルファ(TNFアルファ)遮断薬、例えばエタネルセプト、インフリキシマブ、アダリムマブ、セルトリズマブペゴル、ゴリムマブ(Simponi)、インターロイキン1(IL-1)遮断薬、例えばアナキンラ、T細胞共刺激遮断薬、例えばアバタセプト、インターロイキン6(IL-6)遮断薬、例えばトシリズマブ;インターロイキン13(IL-l3)遮断薬、例えばレブリキズマブ;インターフェロンアルファ(IFN)遮断薬、例えばロンタリズマブ;ベータ7インテグリン遮断薬、例えばrhuMAb Beta7;IgE経路遮断薬、例えば抗Mlプライム;分泌ホモトリマーLTa3および膜結合ヘテロトリマーLTal/l32遮断薬、例えば抗リンホトキシンアルファ(LTa);種々の研究剤、例えばチオプラチン、PS-341、フェニルブチレート、ET-I8-OCH3、またはファルネシルトランスフェラーゼ(famesyl transferase)阻害剤(L-739749、L-744832);ポリフェノール、例えばケルセチン、レスベラトロール、ピセアタンノール、没食子酸エピガロカテキン、テアフラビン、フラバノール、プロシアニジン、ベツリン酸およびその誘導体;オートファジー阻害剤、例えばクロロキン;デルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(ドロナビノール);ベータ-ラパコン;ラパコール;コルヒチン;ベツリン酸;アセチルカンプトテシン、スコポレクチン、および9-アミノカンプトテシン);ポドフィロトキシン;テガフール;ベキサロテン;ビスホスホネート、例えばクロドロネート、エチドロネート、NE-58095、ゾレドロン酸/ゾレドロネート、アレンドロネート、パミドロネート、チルドロネートまたはリセドロネート;ならびに上皮増殖因子受容体(EGF-R);ワクチン、例えばTHERATOPE(登録商標)ワクチン;ペリフォシン、COX-2阻害剤(例えばセレコキシブまたはエトリコキシブ)、プロテオソーム阻害剤(例えばPS341);CCI-779;ティピファミブ(R11577);オラフェニブ、ABT510;Bcl-2阻害剤、例えばオブリメルセンナトリウム ピクサントロン;ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、例えばロナファミブ(SCH 6636);ならびに上記のいずれかの薬学的に許容される塩、酸または誘導体;ならびに上記の2つまたはそれより多くの組合せ、例えばシクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、およびプレドニゾロンの組合せ療法の略記であるCHOP;ならびに5-FUおよびロイコボリンと組み合わせたオキサリプラチンによる処置レジメンの略記であるFOLFOXを含む。化学療法剤は、ポリADPリボースポリメラーゼ(PARP)阻害剤:オラパリブ、ルカパリブ(rucaprib)、ニラパリブ、タルゾパリブも含む。
一部の実施形態では、本明細書に開示される化合物は、がんなどの疾患の処置のために、本明細書に開示されるキナーゼ阻害剤のいずれかと併用療法で使用することができる。例示的なキナーゼ阻害剤として、イマチニブ、バリシチニブ ゲフィチニブ、エルロチニブ、ソラフェニブ、ダサチニブ、スニチニブ、ラパチニブ、ニロチニブ、ピルフェニドン、パゾパニブ、クリゾチニブ、ベムラフェニブ、バンデタニブ、ルキソリチニブ、アキシチニブ、ボスチニブ、レゴラフェニブ、トファシチニブ、カボザンチニブ、ポナチニブ、トラメチニブ、ダブラフェニブ、アファチニブ、イブルチニブ、セリチニブ、イデラリシブ、ニンテダニブ、パルボシクリブ、レンバチニブ、コビメチニブ、アベマシクリブ、アカラブルチニブ、アレクチニブ、ビニメチニブ、ブリガチニブ、エンコラフェニブ、エルダフィチニブ、エベロリムス、フォスタマチニブ、ギルター、ラロトレクチニブ、ロルラチニブ、ネタルスジル、オシメルチニブ、ペミガチニブ、ペキシダルチニブ、リボシクリブ、テムシロリムス、XL-092、XL-147、XL-765、XL-499、およびXL-880が挙げられる。一部の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、HSP90阻害剤(例えば、XL888)、肝臓X受容体(LXR)モジュレーター、レチノイド関連オーファン受容体ガンマ(RORy)モジュレーター、CK1阻害剤もしくはCK1α阻害剤などのチェックポイント阻害剤、Wnt経路阻害剤(例えば、SST-215)、またはミネラルコルチコイド受容体阻害剤(例えば、エサキセレノン)、またはXL-888と組み合わせて、がんなどの本明細書に開示される疾患の処置のために使用することができる。一部の実施形態では、本明細書に開示される化合物は、がんの処置のために以下のキナーゼのうちの1種または複数種の阻害剤と組み合わされてもよい:Akt1、Akt2、Akt3、TGF-βR、PKA、PKG、PKC、CaM-キナーゼ、ホスホリラーゼキナーゼ、MEKK、ERK、MAPK、mTOR、EGFR、HER2、HER3、HER4、1NS-R、IGF-1R、IR-R、PDGFαR、PDGFβ/R、CSFIR、KIT、FLK-II、KDR/FLK-1、FLK-4、flt-1、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、Ron、Sea、TRKA、TRKB、TRKC、FLT3、VEGFR/Flt2、Flt4、EphAl、EphA2、EphA3、EphB2、EphB4、Tie2、Src、Fyn、Lck、Fgr、Btk、Fak、SYR、FRK、JAK(JAK1およびまたはJAK2)、ABL、ALK、CDK7、CDK12、KRASおよびB-Raf。
一部の実施形態では、がんおよび感染の処置のために本開示の化合物と組み合わされてもよい阻害剤の非限定的な例として、FGFR阻害剤(FGFR1、FGFR2、FGFR3またはFGFR4、例えばペミガチニブ、EGFR阻害剤(ErB-1またはHER-1としても公知;例えばエルロチニブ、ゲフィチニブ、バンデタニブ、オシメルチニブ(orsimertinib)、セツキシマブ、ネシツムマブ、またはパニツムマブ)、VEGFR阻害剤または経路遮断薬(例えばベバシズマブ、パゾパニブ、スニチニブ、ソラフェニブ、アキシチニブ、レゴラフェニブ、ポナチニブ、バンデタニブ、ラムシルマブ、レンバチニブ、ziv-アフリベルセプト)、PARP阻害剤(例えば、オラパリブ、ルカパリブ、ベリパリブまたはニラパリブ)、JAK阻害剤(例えば、ルキソリチニブ、バリシチニブ、イタシチニブ)、IDO阻害剤(例えば、エパカドスタット、NLG919、またはBMS-986205、MK7162)、LSD1阻害剤、TDO阻害剤、PI3K-デルタ阻害剤(例えば、パルサクリシブ)、PI3K-ガンマ選択的阻害剤などのPI3K-ガンマ阻害剤、Pim阻害剤、CSF1R阻害剤、TAM受容体チロシンキナーゼ(Tyro-3、AxlおよびMer)、アデノシン受容体アンタゴニスト(例えば、A2a/A2b受容体アンタゴニスト)、HPK1阻害剤、ケモカイン受容体阻害剤(例えば、CCR2またはCCR5阻害剤)、SHP1/2ホスファターゼ阻害剤、HDAC8阻害剤などのヒストン脱アセチル化酵素阻害剤(HDAC)、血管形成阻害剤、インターロイキン受容体阻害剤、ブロモおよび末端外ファミリーメンバー阻害剤(例えば、ブロモドメイン阻害剤もしくはBET阻害剤、またはそれらの組合せが挙げられる。
一部の実施形態では、がんの処置のために、本明細書に開示される化合物は、PD-lの阻害剤またはPD-L1の阻害剤、例えば抗PD-lモノクローナル抗体または抗PD-L1モノクローナル抗体、例えばニボルマブ(Opdivo)、ペムブロリズマブ(Keytruda、MK-3475)、アテゾリズマブ、アベルマブ、セミプリマブ、スパルタリズマブ、カムレリズマブ、セトレリマブ、トリパリマブ、シンチリマブ、AB122、JTX-4014、BGB-108、BCD-100、BAT1306、LZM009、AK105、HLX10およびTSR-042、AMP-224、AMP-514、PDR001、デュルバルマブ、ピジリズマブ(Imfinzi(登録商標)、CT-011)、CK-301、BMS936559、およびMPDL3280Aと組み合わせて使用することができる。一部の実施形態では、抗PD-1モノクローナル抗体は、ニボルマブ、ペムブロリズマブ、ピジリズマブ、PDR001、MGA012、PDR001、AB122、またはAMP-224である。一部の実施形態では、抗PD-1モノクローナル抗体は、ニボルマブまたはペムブロリズマブである。一部の実施形態では、抗PD1抗体はペムブロリズマブである。一部の実施形態では、抗PD1抗体はニボルマブである。
一部の実施形態では、がんの処置のために、本明細書に開示される化合物は、PD-L1の阻害剤と組み合わせて使用することができる。ヒトPD-L1に結合する抗体として、アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブ、チスレリズマブ、BMS-935559、MEDI4736、FAZ053、KN035、CS1001、CBT-502、A167、STI-A101、CK-301、BGB-A333、MSB-2311、HLX20、KN035、AUNP12、CA-170、BMS-986189およびLY3300054が挙げられる。一部の実施形態では、抗PD-Llモノクローナル抗体は、BMS-935559、MEDI4736、MPDL3280A、またはMSB0010718Cである。一部の実施形態では、抗PD-Llモノクローナル抗体は、アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブである。
CTLA-4阻害剤、例えば抗CTLA-4抗体、例えばイピリムマブ(Yervoy)、トレメリムマブおよびAGEN1884;ならびにホスファチジルセリン阻害剤、例えばバビツキシマブ(PGN401);サイトカイン(IL-10、TGF-bなど)に対する抗体;セミプリマブなどの他の抗がん剤。一部の実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD-L1およびCTLA-4の阻害剤、例えば抗PD-LI/CTLA-4二特異性抗体または抗PD-1/CTLA-4二特異性抗体である。PD-L1およびCTLA-4に結合する二特異性抗体は、AK104を含む。
一部の実施形態では、本開示の化合物は、二特異性抗体と組み合わせて使用することができる。一部の実施形態では、二特異性抗体のドメインの1つは、PD-1、PD-L1、CTLA-4、GITR、OX40、TIM3、LAG3、CD137、ICOS、CD3またはTGF(i受容体を標的化する。一部の実施形態では、二特異性抗体は、PD-1およびPD-L1に結合する。一部の実施形態では、PD-1およびPD-L1に結合する二特異性抗体は、MCLA-136である。一部の実施形態では、二特異性抗体は、PD-L1およびCTLA-4に結合する。一部の実施形態では、PD-L1およびCTLA-4に結合する二特異性抗体は、AK104である。一部の実施形態では、二特異性抗体は、PD-L1およびCD137に結合する。一部の実施形態では、PD-L1およびCD137に結合する二特異性抗体は、MCLA-145である。
医薬組成物および投与様式
本明細書で提供される化合物は、通常医薬組成物の形態で投与される。したがって、本明細書に記載の化合物のうちの1種もしくは複数種またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物、ならびに担体、アジュバントおよび賦形剤から選択される1種または複数種の薬学的に許容されるビヒクルを含む医薬組成物も本明細書に提供される。好適な薬学的に許容されるビヒクルとして、例えば不活性固体希釈剤ならびに充填剤、無菌水溶液および種々の有機溶媒を含む希釈剤、浸透促進剤、可溶化剤ならびにアジュバントを挙げることができる。そのような組成物は、医薬の技術分野で周知の方式で調製される。例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences, Mace Publishing Co., Philadelphia, Pa. 17th Ed.(1985);およびModern Pharmaceutics, Marcel Dekker, Inc. 3rd Ed.(G.S.Banker & C.T. Rhodes, Eds.)を参照されたい。
医薬組成物は、単回または複数回用量のいずれかで投与されてもよい。医薬組成物は、例えば直腸、頬側、鼻腔内、および経皮経路を含む種々の方法によって投与されてもよい。ある特定の実施形態では、医薬組成物は、動脈内注射により、静脈内、腹腔内、非経口、筋肉内、皮下、経口、局所に、または吸入剤として投与されてもよい。
1つの投与様式は、非経口、例えば注射によるものである。注射による投与のために本明細書に記載の医薬組成物を組み込むことができる形態として、例えばゴマ油、コーン油、綿実油、または落花生油、ならびにエリキシル、マンニトール、デキストロース、または無菌水溶液、および同様の医薬ビヒクルを含む、水性または油性の懸濁液またはエマルジョンが挙げられる。
経口投与は、本明細書に記載される化合物の投与のための別の経路であり得る。投与は、例えばカプセルまたは腸溶性コーティング錠剤によるものであってもよい。本明細書に記載される少なくとも1種の化合物またはその薬学的に許容される塩、立体異性体もしくは立体異性体の混合物を含む医薬組成物を作製する際、活性成分は一般に賦形剤によって希釈され、および/またはカプセル、サシェ、紙もしくは他の容器の形態であり得るような担体内に封入される。賦形剤が希釈剤として機能する場合、活性成分のためのビヒクル、担体または媒体として作用する固体、半固体または液体材料の形態であってもよい。したがって、組成物は、錠剤、丸剤、散剤、トローチ剤、サシェ剤、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁液剤、乳剤、溶液剤、シロップ剤、エアロゾル剤(固体としてまたは液体媒体中)、例えば活性化合物を最大10重量%含有する軟膏剤、軟および硬ゼラチンカプセル剤、無菌注射液剤ならびに無菌包装散剤の形態であってもよい。
好適な賦形剤の一部の例として、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアガム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、無菌水、シロップおよびメチルセルロースが挙げられる。製剤はさらに、タルク、ステアリン酸マグネシウム、および鉱物油などの滑沢剤;湿潤剤;乳化剤および懸濁化剤;メチルおよびプロピルヒドロキシベンゾエートなどの保存剤;甘味剤;ならびに香味料を含むことができる。
本明細書に記載の少なくとも1種の化合物またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物を含む組成物は、当技術分野で公知の手順を用いることにより、対象への投与後に活性成分の迅速な、持続的または遅延放出をもたらすように製剤化されてもよい。経口投与のための制御放出薬物送達システムとして、浸透圧ポンプシステム、およびポリマーコーティングされたリザーバーまたは薬物-ポリマーマトリックス製剤を含有する溶解システムが挙げられる。制御放出システムの例は、米国特許第3,845,770号;第4,326,525号;第4,902,514号;および第5,616,345号に示される。本明細書に開示される方法における使用のための別の製剤は、経皮送達デバイス(「パッチ」)を用いる。そのような経皮パッチは、制御された量の本明細書に記載の化合物の連続的または非連続的な注入をもたらすために使用されてもよい。医薬剤の送達のための経皮パッチの構築および使用は、当技術分野で周知である。例えば、米国特許第5,023,252号、第4,992,445号および第5,001,139号を参照されたい。そのようなパッチは、医薬剤の連続的、脈動的、またはオンデマンド送達のために構築されてもよい。
錠剤などの固体組成物を調製するために、主要活性成分を医薬賦形剤と混合して、本明細書に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物の均質な混合物を含有する固体プレ製剤化組成物を形成してもよい。これらのプレ製剤化組成物を均質と称する場合、活性成分は、組成物が錠剤、丸剤およびカプセル剤などの等しく有効な単位剤形に容易に細分化され得るように、組成物全体に均一に分散されてもよい。
本明細書に記載される化合物の錠剤または丸剤は、長期作用の利点をもたらす剤形を提供するため、または胃の酸条件から保護するために、コーティングまたは他の方法で配合されてもよい。例えば、錠剤または丸剤は、内側投薬構成成分および外側投薬構成成分を含むことができ、後者は前者を覆う包囲体の形態である。2種の構成成分は、胃での崩壊に抵抗し、内側の構成成分をインタクトで十二指腸に通過させる、または放出を遅延させる役割を果たす腸溶層によって分離されてもよい。様々な材料がそのような腸溶層またはコーティングに使用されてもよく、そのような材料は、いくつかのポリマー酸ならびにポリマー酸とシェラック、セチルアルコール、および酢酸セルロースなどの材料との混合物を含む。
吸入または送気のための組成物は、薬学的に許容される水性もしくは有機溶媒、またはそれらの混合物中の溶液および懸濁液、ならびに粉末を含んでもよい。液体または固体組成物は、本明細書に記載される通りの好適な薬学的に許容される賦形剤を含有してもよい。一部の実施形態では、組成物は、局所的または全身的効果のために、経口または鼻呼吸経路によって投与される。他の実施形態では、薬学的に許容される溶媒中の組成物は、不活性ガスの使用によって噴霧化されてもよい。噴霧化された溶液は、噴霧化デバイスから直接吸入されてもよいか、または噴霧化デバイスは、フェイスマスクテントもしくは間欠的陽圧呼吸機に取り付けられてもよい。溶液、懸濁液または粉末組成物は、適切な方式で製剤を送達するデバイスから、好ましくは経口または経鼻投与されてもよい。
投薬
任意の特定の対象に対する本願化合物の具体的な用量レベルは、用いられる特定の化合物の活性、年齢、体重、全般的健康、性別、食事、投与時間、投与経路および排泄率、薬物の組合せ、ならびに治療を受ける対象における特定の疾患の重症度を含む様々な要因に依存する。例えば、投薬量は、対象の体重1キログラムあたりの本明細書に記載の化合物のミリグラム数(mg/kg)として表すことができる。約0.1~150mg/kgの間の投薬量が適切であり得る。一部の実施形態では、約0.1~100mg/kgが適切であり得る。他の実施形態では、0.5~60mg/kgの間の投薬量が適切であり得る。対象の体重に従って正規化することは、薬物を子供と成人のヒトの両方で使用する場合に生じるような、大きく異なるサイズの対象間の投薬量を調整する場合、またはイヌなどの非ヒト対象における有効投薬量をヒト対象に適した投薬量に変換する場合に特に有用である。
化合物の合成
化合物は、本明細書に開示される方法およびその慣用的な改変を使用して調製することができるが、これは本明細書の開示および当技術分野で周知の方法を考慮すれば明らかである。本明細書の教示に加え、従来の周知の合成方法が使用されてもよい。本明細書に記載される典型的な化合物の合成は、以下の実施例に記載のように達成されてもよい。入手可能な場合、試薬は、例えばSigma Aldrichまたは他の化学物質供給業者から商業的に購入することができる。
本明細書に記載される化合物の典型的な実施形態は、以下に記載される一般的な反応スキームを使用して合成されてもよい。本明細書の記載を考慮すると、一般スキームは、出発材料の、類似の構造を有する他の材料での置換によって変更させて、相応して異なる生成物を得ることができることが明らかである。出発材料を変化させて対応する生成物を得ることができる方法の多数の実施例を提供するために、合成の説明が以下に続く。置換基が定義されている所望の生成物を考慮すると、必要な出発材料は、一般に調査によって決定することができる。出発材料は、典型的に商業的供給源から得られるか、または公表された方法を使用して合成される。本開示に記載される実施形態である化合物を合成する場合、合成される化合物の構造の調査により、各置換基の同一性が得られる。本明細書の実施例を考慮すると、最終生成物の同一性により、一般に簡単な調査プロセスによって必要な出発材料の同一性が明らかになる。一般に、本明細書に記載の化合物は、典型的に室温および室圧で安定であり、単離可能である。
本明細書に開示される化合物の調製は、種々の化学基の保護および脱保護を含むことができる。保護および脱保護の必要性、ならびに適切な保護基の選択は、当業者によって容易に決定することができる。保護基の化学は、例えばKocienski, Protecting Groups, (Thieme, 2007);Robertson, Protecting Group Chemistry, (Oxford University Press, 2000) ;Smith et al., March's Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms, and Structure, 6th Ed. (Wiley, 2007);Peturssion et al., "Protecting Groups in Carbohydrate Chemistry," J. Chem. Educ., 1997, 74(11), 1297;およびWuts et al., Protective Groups in Organic Synthesis, 4th Ed., (Wiley, 2006)に記載される。
以下のスキームは、本発明の化合物を調製することに関連する一般的な指針を提供する。当業者であれば、本発明の種々の化合物を調製するために、有機化学の一般知識を使用して、スキームに示される調製を改変または最適化することができることを理解する。
本明細書に開示される式Iまたは任意の部分式の化合物およびある特定の中間体は、例えばスキーム1~4に例示されるプロセスを使用して調製することができる。以下のスキームで用いられる可変要素は、本明細書全体を通じて定義される通りである。
スキーム1.
Figure 2023514725000066
スキーム1に示されるように、式Iの化合物は、カルボン酸AおよびアニリンBから、室温または昇温で、DMFなどの有機溶媒中のDIEAなどの塩基の存在下で、HATUなどの当技術分野で周知であるこの形質転換に適したカップリング剤を使用してアミド結合を形成する標準方法によって合成されてもよく、Qは脱離基(これらに限定されないが、Br、Cl、I、トリフレートなどを含む)である。
スキーム2.
Figure 2023514725000067
Figure 2023514725000068
スキーム2に示されるように、式Iの化合物は、QがCl、Br、Iまたはトリフレートを含む脱離基であるブロモカルボン酸DおよびアニリンBから出発し、これらを室温または昇温で、DMFなどの有機溶媒中のDIEAなどの塩基の存在下で、HATUなどの当技術分野で周知であるこの形質転換に適したカップリング剤を使用してアミド結合を形成する標準方法によって一緒にカップリングして、式Eの化合物を形成する2ステッププロセスから作製することができる。第2のステップで、式Eの化合物は、当業者に公知のカップリング化学を使用して式Fのボロン酸またはエステル化合物とカップリングすることにより、式Iの化合物に変換することができる。この種類のカップリングを達成する典型的な手順は、水とジオキサンなどの水混和性溶媒の混合物中で、リン酸三カリウムなどの無機塩基の存在下でのパラジウム含有錯体の触媒としての使用を含む。
スキーム3.
Figure 2023514725000069
スキーム3に示されるように、式D(Q=Br)の化合物は、カルボン酸Fから、典型的に室温で適切な溶媒中NBSでの処理により調製することができる。
スキーム4.
Figure 2023514725000070
スキーム4に示されるように、式Jの化合物は、適切な有機溶媒中、典型的に室温で、炭酸セシウムなどの塩基の存在下で式Gの化合物を式Hの化合物と反応させることによって調製することができる。式Bの化合物は、昇温で、典型的に水とメタノールまたはエタノールなどのアルコールとの溶媒混合物中で、ニトロ基を塩化アンモニウムと鉄の混合物で還元することによって式Jの化合物から作製することができる。
スキーム5.
Figure 2023514725000071
スキーム5に示されるように、式Jの化合物はまた、昇温で触媒量のジメチルアミノピリジンの存在下で、2,6-ジメチルピリジンなどの適切な溶媒中で、式Kの化合物を式Lの化合物と反応させることによって合成することができる。式Bの化合物は、昇温で、典型的に水とメタノールまたはエタノールなどのアルコールとの溶媒混合物中で、ニトロ基を塩化アンモニウムと鉄の混合物で還元することにより、式Jの化合物から調製することができる。
以下の実施例は、本開示の具体的な実施形態を示すために含まれる。以下に続く実施例に開示される技術は、本開示の実施において良好に機能する技術を表し、したがって、その実施のための具体的な様式を構成するものと見なされ得ることが、当業者によって認識されるべきである。しかしながら、開示される具体的な実施形態において多くの変更を行うことができ、それでもなお、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく類似のまたは同様の結果が得られることを、当業者であれば本開示に照らして認識すべきである。
合成実施例
以下の実施例は、さらなる例示の目的のために提供されるものであって、特許請求される本発明の範囲を限定することを意図するものではない。以下の実施例は、本開示の具体的な実施形態を示すために含まれる。以下に続く実施例に開示される技術は、本開示の実施において良好に機能する技術を表し、したがって、その実施のための具体的な様式を構成するものと見なされ得ることが、当業者によって認識されるべきである。しかしながら、開示される具体的な実施形態において多くの変更を行うことができ、それでもなお、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく類似のまたは同様の結果が得られることを、当業者であれば本開示に照らして認識すべきである。
一般手順A:4-((1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)アニリン(6)
Figure 2023514725000072
ステップ1:トルエン(50mL)中の化合物1(32mmol)および化合物2(5.92g、32mmol)の混合物を、105℃で1.5時間撹拌し、室温に冷却した。ヘキサン(50mL)を添加し、懸濁液を濾過して、褐色固体を得た。この固体をPhO(50mL)と混合し、得られた混合物を220~230℃で1時間撹拌し、室温に冷却し、EtO(100mL)に注ぎ入れた。得られた懸濁液を濾過し、EtOで洗浄し、乾燥させて、化合物3を典型的には褐色固体(収率25~85%)として得た。
ステップ2:アセトニトリル(20mL)中の化合物3(4.8mmol)、化合物4(6.8mmol)、およびCsCO(6.6g、20mmol)の混合物を、室温で終夜撹拌した。EtOAc(80mL)を添加し、得られた混合物を濾過した。濾液を蒸発させ、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物5(20~50%)を得た。
ステップ3:MeOH/水(20/5mL)中の化合物5(1.8mmol)、NHCl(500mg、9.3mmol)、およびFe(260mg、4.6mmol)の混合物を、1時間還流させ、次いで室温に冷却した。得られた混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮してMeOHを除去した。残留物に飽和NaHCO水溶液(6mL)を添加し、得られた水性混合物をEtOAcで抽出した。有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、蒸発させて、化合物6を典型的には褐色固体(収率50~100%)として得た。
以下の中間体は、4-((1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)アニリン6の合成のための一般手順Aに従って作製した:
Figure 2023514725000073
4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロアニリン(I-1):C1614FNのMS:m/z316(MH+)。
4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)アニリン(I-2):C1615のMS:m/z298(MH+)。
3-フルオロ-4-((7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)アニリン(I-3):C1512FNのMS:m/z286(MH+)。
4-((7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)アニリン(I-4):C1513のMS:m/z268(MH+)。
3-フルオロ-4-((6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)アニリン(I-5):C1512FNのMS:m/z286.0(MH+)。
4-((1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロアニリン(I-6):C1410FNOのMS:m/z256(MH+)。
4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-2,5-ジフルオロアニリン(I-8):C1613のMS:m/z334.0(MH)。
一般手順B:4-(キノリン-4-イルオキシ)アニリン(10)
Figure 2023514725000074
ステップ1:2,6-ジメチルピリジン(50mL)中の化合物7(44.7mmol、1当量)および化合物8(62.5mmol、1.4当量)の混合物に、DMAP(1.10g、9.0mmol、0.2当量)を添加した。混合物を140℃で36時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、MeOH(32g)、続いてKCO水溶液(水中4g(62g))を添加した。得られた混合物を0℃で2時間撹拌した。得られた沈殿物を濾過し、水(200mL)で洗浄して、化合物9を黄色固体(収率50~60%)として得た。
ステップ2:EtOH(40mL)および水(8mL)中の化合物9(6.1mmol、1当量)の混合物に、Fe(1.71g、30.6mmol、5.0当量)およびNHCl(2.62g、49.0mmol、8.0当量)を添加した。混合物を85℃で3時間撹拌した。反応物を濾過し、濾液を無水NaSOで乾燥させ、濃縮して、粗生成物を得た。この粗生成物に、EtOAc(150mL)およびDCM(150mL)を添加した。得られた混合物を濾過し、濾液を濃縮して、化合物10を黄色固体(収率50~70%)として得た。
以下の中間体は、4-(キノリン-4-イルオキシ)アニリン10の合成のための一般手順Bに従って作製した:
Figure 2023514725000075
3-フルオロ-4-((6-メトキシキノリン-4-イル)オキシ)アニリン(I-7):C1613FNのMS:m/z285.0(MH+)。
4-((6,7-ジメトキシキノリン-4-イル)オキシ)-3-フルオロアニリン(I-9):C1715FNのMS:m/z315(MH)。
4-((6,7-ジメトキシキノリン-4-イル)オキシ)アニリン(I-10):C1716のMS:m/z297.2(MH)。
一般手順C:鈴木反応
Figure 2023514725000076
ジオキサン/水(1/1~5/1)(1.5~5mL/C1のmmol)中の化合物C1(1当量)、ボロン酸/エステルC2(1~5当量)、触媒Pd/PR錯体、例えば、限定するものではないが、Pd(PPh(5~10mol%)、Pd(dppf)Cl(mol10~20%)、Pd(Amphos)Cl(10~20mol%)/SPhos(1当量)、および塩基(2~5当量)、例えば、限定するものではないが、CsCO、KCO、NaCO、KPO、KFの混合物を脱気して窒素でパージすることを3回行った。得られた混合物を、LC-MSおよび/またはTLCによりモニターして出発材料C1が消費されるまで(0.5~20時間)、窒素雰囲気下、マイクロ波照射を用いてまたは用いずに80~160℃で撹拌した。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残留物に水を添加し、得られた混合物をEtOAc、続いてDCMで洗浄した。水相を2N HCl水溶液でpH2~5に酸性化した。懸濁液が得られた場合は、混合物を濾過し、固体を水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、粗化合物C3を得た。濾過できる固体が得られなかった場合は、酸性水相を有機溶媒、例えば、限定するものではないが、EtOAcまたはDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOまたはMgSOで乾燥させ、濃縮して、粗化合物C3を得た。粗化合物C3を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製するか、またはさらに精製することなくその後のステップで直接使用した(収率9~97%)。
一般手順D:HATUカップリング
Figure 2023514725000077
DMF(2~5mL/C3のmmol)中の化合物C3(1当量)の溶液に、アニリンD1(0.7~1.1当量)、HATU(1.1~2当量)、およびDIEA(3~5当量)を添加した。混合物を、LC-MSおよび/またはTLCに基づいて化合物C3が消費されるまで(4~15時間)撹拌した(室温~40℃)。反応物を水でクエンチし、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機抽出物を飽和NaCl水溶液で洗浄し(3~5回)、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、化合物D2(収率6~63%)を得た。
(実施例1)
6-メトキシ-5-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-3-アミン(13)
Figure 2023514725000078
ステップ1:2,3-ジメトキシ-8-(4-ニトロフェノキシ)-1,5-ナフチリジン(12):DMF中の化合物11(2.10g、10.0mmol)、1-ブロモ-2-メトキシエタン(1.50g、10.8mmol)、およびCsCO(6.6g、20.2mmol)の混合物を、80℃で2時間撹拌し、水でクエンチし、EtOAc(2×)で抽出し、合わせた抽出物を飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、蒸発させて、粗中間体生成物をオフホワイトの固体として得た(2.68g、CBrClNOのMS、実測値268(MH+))。この中間体生成物(2.68g、10.0mmol)をMeOH(40mL)中でNaOMe(3.0g、55.5mmol)と混合し、70℃で終夜加熱した。反応混合物を濃縮してMeOHを除去し、得られた残留物を水とEtOAcとの間で分配した。EtOAc相を飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、蒸発させて、粗化合物12を油状物(3.0g)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。C12BrNOのMS:m/z262/264(MH+)。
ステップ2:6-メトキシ-5-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-3-アミン(13):化合物12(3.0g、粗製)を、トルエン(60mL)中でジフェニルメタンイミン(3.6g、20mmol)、Pd(OAc)(360mg、1.61mmol)、BINAP(1.3g、2.08mmol)およびNaOBu(1.6g、16.7mmol)と混合した。得られた混合物をアルゴンで脱気し、85℃で終夜撹拌した。反応混合物を水とEtOAcとの間で分配した。有機相を分離し、減圧下で蒸発乾固させた。残留物にTHF(40mL)および2M HCl水溶液(40mL)を添加し、得られた混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物のpHをNaHCOでpH10に調整し、EtOAcで抽出した。抽出物を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン中0~90%EtOAc)に供して、化合物13を褐色油状物(1.4g、化合物11から収率71%)として得た。C14のMS:m/z199(MH+)。
以下の化合物は、実施例1において化合物13を作製するために使用した手順を適合させることにより作製することができる:
Figure 2023514725000079
5-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-3-アミン(13-1):ステップ1を以下の方法に置き換えた:DMF(20mL)中の5-ブロモピリジン-3-オール(2g、11.5mmol、1当量)および1-ブロモ-2-メトキシ-エタン(2.4g、17mmol、11.5当量)の混合物に、CsCO(4.9g、14.9mmol、1.3当量)を添加した。混合物を80℃で12時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、水(5×30mL)で洗浄し、飽和NaCl水溶液(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、3-ブロモ-5-(2-メトキシエトキシ)ピリジンを黄色固体(4.2g、粗製)として得、これを使用してステップ2における化合物12を置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.55 (d, 1H), 7.47 (d, 1H), 6.50 (t, 1H), 5.30 (s, 2H), 4.06 - 4.00 (m, 2H), 3.65 - 3.59 (m, 2H), 3.33 - 3.23 (m, 3H).
5-(ベンジルオキシ)-6-メトキシピリジン-3-アミン(13-2):1-ブロモ-2-メトキシエタンを4-メトキシベンジルクロリドにより置き換えた。C1314のMS:m/z231.0(MH+)。
(実施例2)
3-フルオロ-4-((6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)アニリン(17)
Figure 2023514725000080
3-フルオロ-4-((6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)アニリン(17):化合物17は、4-((1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)アニリン6の合成のための一般手順Aに概説した3ステップ手順に従って、化合物13から作製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.47 (d, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.05 (t, 1H), 6.61 - 6.50 (m, 2H), 6.46 (dd, 1H), 5.47 (s, 2H), 4.31 (t, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.76 (t, 2H), 3.34 (s, 3H); MS for C18H18FN3O4: m/z 360.2 (MH+).
以下の化合物は、実施例2において化合物17を作製するために使用した手順を適合させることにより作製することができる:
Figure 2023514725000081
(実施例3)
4-((6-クロロ-1,7-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロアニリン(24)
Figure 2023514725000082
ステップ1:tert-ブチル(4-アセチル-6-メトキシピリジン-3-イル)カルバメート(19):化合物18(2.5g、11mmol)を、磁気撹拌子を備えたオーブン乾燥した丸底フラスコに窒素下で添加した。無水ジエチルエーテル(50mL)を窒素下でフラスコに添加し、続いてTMEDA(5.0mL、3.0当量)を添加した。均一な混合物を-78℃に冷却し、窒素下で15分間撹拌した。N-ブチルリチウム(10mL、ヘキサン中2.5M)を混合物に滴下添加した。添加が完了した後、混合物を-20℃まで加温し、その温度で2時間撹拌した。2時間後、混合物を-78℃に冷却し、ワインレブアミドを混合物に添加し、その後、混合物を20℃まで加温し、窒素下で2時間撹拌した。混合物を低温にて水でクエンチした。EtOAcを使用して水層を抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルに吸収させ、フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン)により精製して、化合物19をオフホワイトの固体(745mg、収率25%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.61 (bs, 1H), 9.20 (s, 1H), 7.10 (s, 1H), 3.97 (s, 3H), 2.64 (s, 3H), 1.54 (s, 9H).
ステップ2:tert-ブチル(E)-(4-(3-(ジメチルアミノ)アクリロイル)-6-メトキシピリジン-3-イル)カルバメート(20):化合物19(745mg、2.79mmol)をトルエンに溶解し、DMFDEA(1.46mL、2.0当量)を、得られた溶液に添加した。反応混合物を80℃で加熱した。反応が完了したら、溶液を減圧下で濃縮してトルエンを除去した。EtOAcを残留物に添加し、混合物を減圧下でシリカゲルに吸収させ、フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン)により精製して、化合物20を橙色固体(800mg、収率89%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.50 (bs, 1H), 9.03 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 6.95 (s, 1H), 5.56 (d, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.21 (s, 3H), 2.96 (s, 3H), 1.51 (s, 9H); MS for C16H23N3O4: m/z 322 (MH+).
ステップ3:6-メトキシ-1,7-ナフチリジン-4-オール(21):化合物20(800mg、2.49mmol)をDCM(12.45mL、0.2M)に溶解し、トリフルオロ酢酸(3.81mL、20当量)を滴下添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応が完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮してトリフルオロ酢酸を除去した。残留固体をEtOAc中に懸濁させ、少量の飽和NaHCO水溶液を、固体が有機層に溶解するまで滴下添加した。相を分離し、固体NaClを水層に添加した。得られた混合物をDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗化合物21(435mg、収率99.2%)を得、これをさらに精製することなく次のステップに使用した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.76 (s, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.24 (s, 1H), 6.02 (d, 1H), 3.91 (s, 3H); MS for C9H8N2O2: m/z 177 (MH+).
ステップ4:4-クロロ-6-メトキシ-1,7-ナフチリジン(22):化合物21(435mg、2.47mmol)をPOCl(6.5mL)中に懸濁させ、混合物を80℃で2時間加熱した。反応が完了したら、過剰のPOClを、減圧下で濃縮することによりほとんど除去した。EtOAcを残留物に添加し、得られた混合物を氷浴中で冷却した。飽和NaHCO水溶液を、すべての残留POClが消費されるまで滴下添加した。有機相を水相から分離し、減圧下で濃縮した。DCMを、得られた残留物に添加した。得られた溶液を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、化合物22をオフホワイトの固体(353mg、収率73%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.24 (s, 1H), 8.79 (d, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.28 (s, 1H), 4.03 (s, 3H); MS for C9H7ClN2O: m/z 195 (MH+).
ステップ5:3-フルオロ-4-((6-メトキシ-1,7-ナフチリジン-4-イル)オキシ)アニリン(23):化合物22(353mg、1.81mmol)を、20mLマイクロ波管内で無水DMF(9mL、0.2M)に溶解した。CsCO(1.77g、3.0当量)、続いて化合物23(461mg、2.0当量)を混合物に添加した。混合物を窒素で5分間脱気し、次いで密封し、マイクロ波照射下、85℃で15分間加熱した。反応が完了したら、混合物をDCMで希釈し、濾過した。濾液を水で洗浄し、減圧下で濃縮した。得られた残留物をDCMで再度希釈し、水で再度洗浄した。相を分離し、有機相を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物をシリカゲルに吸収させ、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物24を薄褐色固体(402mg、収率77.7%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.15 (s, 1H), 8.62 (d, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.10 (t, 1H), 6.66 (d, 1H), 6.56 (d, 1H), 6.48 (d, 1H), 5.54 (s, 2H), 4.01 (s, 3H); MS for C15H12FN3O2: m/z 286 (MH+).
以下の化合物は、実施例3において化合物24を作製するために使用したものと同じ5ステップ合成を使用して作製した:
Figure 2023514725000083
4-((6-クロロ-1,7-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロアニリン(24A):化合物18をtert-ブチル(6-クロロピリジン-3-イル)カルバメートに置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.29 (s, 1H), 8.85 (d, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.13 (t, 1H), 6.85 (d, 1H), 6.57 (d, 1H), 6.48 (d, 1H), 5.71 (s, 2H); MS for C14H9ClFN3O: m/z 290 (MH+).
(実施例4)
エチル3-((5-フルオロピリジン-2-イル)アミノ)-3-オキソプロパノエート(27)
Figure 2023514725000084
DCM(5mL)中の化合物25(1g、6.64mmol、0.83mL、1当量)の溶液を、窒素下、-70℃で、DCM(20mL)中の化合物26(745mg、6.64mmol、1当量)およびEtN(0.92mL、6.64mmol)の撹拌溶液に滴下添加した。化合物25溶液の添加が完了したら、得られた反応混合物を15℃まで12時間加温した。反応混合物を真空中で濃縮し、得られた残留物をEtOAc(30mL)に溶解し、水(2×15mL)および飽和NaCl水溶液(2×15mL)で連続的に洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、真空下で濃縮して、化合物27を黄色固体(1.0g、収率66.6%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.64 (br s, 1H), 8.22 (br dd, 1H), 8.15 (d, 1H), 7.40-7.50 (m, 1H), 4.27 (q, 2H), 3.50 (s, 2H), 1.35-1.30 (m, 3H).
以下の化合物は、実施例4における化合物27と同様の様式で作製した:
Figure 2023514725000085
エチル3-((3-フルオロピリジン-4-イル)アミノ)-3-オキソプロパノエート(27-2):化合物26を3-フルオロピリジン-4-アミンに置き換えた。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.99 (s, 1H), 8.51 - 8.40 (m, 1H), 8.41 - 8.29 (m, 2H), 4.31 (q, 2H), 3.56 (s, 2H), 1.35 (t, 3H); MS for C10H11FN2O3: m/z 227.0 (MH+).
エチル3-オキソ-3-(ピリジン-4-イルアミノ)プロパノエート(27-3):化合物26をピリジン-4-アミンに置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.57 (s, 1H), 8.44 (d, 2H), 7.54 (d, 2H), 4.13 (q, 2H), 3.51 (s, 2H), 1.20 (t, 3H); MS for C10H12N2O3: m/z 209.0 (MH+).
エチル3-オキソ-3-(ピリジン-3-イルアミノ)プロパノエート(27-4):化合物26をピリジン-3-アミンに置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.40 (s, 1H), 8.71 (d, 1H), 8.29 (dd, 1H), 8.05 - 7.96 (m, 1H), 7.36 (dd, 1H), 4.13 (q, 2H), 3.49 (s, 2H), 1.21 (t, 3H); MS for C10H12N2O3: m/z 209.0 (MH+).
エチル3-((2-フルオロピリジン-4-イル)アミノ)-3-オキソプロパノエート(27-5):化合物26を2-フルオロピリジン-4-アミンに置き換えた。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.88 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 7.41 (d, 1H), 7.32 - 7.21 (m, 1H), 4.36 - 4.24 (m, 2H), 3.53 (s, 2H), 1.36 (t, 3H).
メチル3-((5-フルオロ-6-メチルピリジン-2-イル)アミノ)-3-オキソプロパノエート(27-6):化合物26を5-フルオロ-6-メチルピリジン-2-アミンに置き換え、化合物25をメチル3-クロロ-3-オキソプロパノエートにより置き換えた。C1011FNのMS:m/z227(MH+)。メチル3-((2-メチルピリジン-4-イル)アミノ)-3-オキソプロパノエート(27-7):化合物26を2-メチルピリジン-4-アミンに置き換え、化合物25をメチル3-クロロ-3-オキソプロパノエートにより置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.58 (s, 1H), 8.31 (d, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.35 (dd, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.53 (s, 2H), 2.41 (s, 3H); MS for C10H12N2O3: m/z 208.9 (MH+).
メチル3-((2-メトキシピリジン-4-イル)アミノ)-3-オキソプロパノエート(27-8):化合物26を2-メトキシピリジン-4-アミンに置き換え、化合物25をメチル3-クロロ-3-オキソプロパノエートにより置き換えた。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.45 (br s, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.11 (d, 1H), 7.03 (dd, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.82 (s, 3H), 3.51 (s, 2H); MS for C10H12N2O4: m/z 224.9 (MH+).
メチル3-((2-フルオロピリジン-4-イル)アミノ)-3-オキソプロパノエート(27-9):化合物26を2-フルオロピリジン-4-アミンに置き換え、化合物25をメチル3-クロロ-3-オキソプロパノエートにより置き換えた。CFNのMS:m/z212.9(MH+)。
メチル3-オキソ-3-(ピリダジン-3-イルアミノ)プロパノエート(27-10):化合物26をピリダジン-3-アミンに置き換え、化合物25をメチル3-クロロ-3-オキソプロパノエートにより置き換えた。CのMS:m/z195.9(MH+)。
エチル3-(フラン-2-イルアミノ)-3-オキソプロパノエート(27-11):化合物26をフラン-2-アミンに置き換えた。C11NOのMS:m/z198(MH+)。
エチル3-(フラン-3-イルアミノ)-3-オキソプロパノエート(27-12):化合物26をフラン-3-アミンに置き換えた。C11NOのMS:m/z198(MH+)。
エチル3-オキソ-3-(チオフェン-3-イルアミノ)プロパノエート(27-13):化合物26をチオフェン-3-アミンに置き換えた。C11NOSのMS:m/z214(MH+)。
(実施例5)
エチル3-((5-フルオロ-3-メチルピリジン-2-イル)アミノ)-3-オキソプロパノエート(29)
Figure 2023514725000086
化合物29は、化合物26を化合物28に置き換えて、実施例4における化合物27の合成に類似の方法を使用して合成した。1H NMR (CDCl3) δ: 9.49 (s, 1H), 8.10 (d, 1H), 7.30 (dd, 1H), 4.22 (q, 2H), 3.53 (s, 2H), 2.28 (s, 3H), 1.28 (t, 3H). MS for C11H13FN2O3: m/z 241 (MH+).
(実施例6)
エチル3-((5-フルオロピリジン-2-イル)アミノ)-3-オキソプロパノエート5’-フルオロ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(31)
Figure 2023514725000087
室温の2-(2-エトキシエトキシ)エタン-1-オール(6mL)を含有するフラスコに、NaH(油中60%、380mg、9.94mmol)を添加した。混合物を、室温で10分間、すべてのNaHが溶解するまで撹拌した。この混合物に、化合物26(1.41g、6.63mmol)および化合物30(995mg、9.95mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で1時間撹拌した。混合物を室温に冷却した後、pH3になるまで1N HClを添加した。混合物を濾過し、固体を真空下で乾燥させて、化合物31(600mg、36%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.87 (s, 1H), 8.72 (d, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.10 (td, 1H), 7.80 (dd, 1H), 6.79 (d, 1H), 2.08 (s, 3H); MS for C12H9FN2O3: m/z 249 (MH+).
以下の化合物は、実施例6における化合物31と同様の様式で作製した:
Figure 2023514725000088
3’-フルオロ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(31-2):化合物27を化合物27-2に置き換えた。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 13.34 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 8.72 (d, 1H), 8.55 (dd, 1H), 7.35 (t, 1H), 6.61 (d, 1H), 2.21 (s, 3H); MS for C12H9FN2O3: m/z 249.0 (MH+).
6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(31-3):化合物27を化合物27-3に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.92 (s, 1H), 8.85 (d, 2H), 8.43 (d, 1H), 7.59 (d, 2H), 6.82 (d, 1H), 2.11 (s, 3H); MS for C12H10N2O3: m/z 231.0 (MH+).
6-メチル-2-オキソ-2H-[1,3’-ビピリジン]-3-カルボン酸(31-4):化合物27を化合物27-4に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 14.00 (s, 1H), 8.75 (d, 1H), 8.74 - 8.63 (m, 1H), 8.43 (dd, 1H), 8.02 - 7.92 (m, 1H), 7.67 (dd, 1H), 6.83 (d, 1H), 2.11 (s, 3H); MS for C12H10N2O3: m/z 231.0 (MH+).
5’-フルオロ-6,6’-ジメチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(31-6):化合物27を化合物27-6に置き換えた。C1311FNのMS:m/z263(MH+)。
2’,6-ジメチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(31-7):化合物27を化合物27-7に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.97 (br s, 1H), 8.69 (d, 1H), 8.42 (d, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.37 (br d, 1H), 6.81 (d, 1H), 2.56 (s, 3H), 2.11 (s, 3H); MS for C13H12N2O3: m/z 245 (MH+).
2’-メトキシ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(31-8):化合物27を化合物27-8に置き換えた。1H NMR: (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.41 (s, 1H), 8.39 (d, 1H), 7.13 (dd, 1H), 7.07 (d, 1H), 6.80 (d, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.13 (s, 3H); MS for C13H12N2O4: m/z 260.9 (MH+).
6-メチル-2-オキソ-1-(ピリダジン-3-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(31-10):化合物27を化合物27-10に置き換えた。1H NMR: (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.45-9.49 (m, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.08-8.12 (m, 2H), 6.83 (d, 1H), 2.08 (s, 3H); MS for C11H9N3O3: m/z 231.9 (MH+).
(実施例6a)
5’-エトキシ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(31a)
Figure 2023514725000089
5’-エトキシ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(31a):EtOH(15mL)中の化合物27(4.4mmol、1当量)および化合物30(6.6mmol、1.5当量)の混合物に、NaOEt(210mg、3.0mmol、3当量)を添加した。混合物を80℃で10時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、濃縮し、DCMで抽出した。有機相を1N HCl水溶液で洗浄し、濃縮した。得られた残留物に、飽和NaHCO水溶液を添加した。得られた混合物を撹拌し、濾過して、粗化合物31a(520mg、収率43%)を得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。C1414のMS:m/z275(MH+)。
(実施例6b)
5-アセチル-1-(フラン-3-イル)-6-メチル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(6b-3)
Figure 2023514725000090
ステップ1:エチル5-アセチル-1-(フラン-3-イル)-6-メチル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(6b-2):化合物27-12(590mg、3.0mmol)、化合物6b-1(0.47mL、3.0mmol)、トリエチルアミン(1.30mL、9.0mmol)およびEtOH(10mL)の混合物を、室温で撹拌した。6日後、得られた混合物を真空中で濃縮し、EtOAc(10mL)に溶解し、飽和NaHCO水溶液(6mL)で洗浄した。水層をEtOAc(2×5mL)で抽出し、合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、真空下で濃縮して、化合物6b-2を得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。C1515NOのMS:m/z290(MH+)。
ステップ2:5-アセチル-1-(フラン-3-イル)-6-メチル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(6b-3):前のステップからの粗化合物6b-2(約3.0mmol、1当量)、LiOH一水和物(190mg、4.5mmol)、MeOH(6mL)および水(2mL)の混合物を、室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した後、水(1mL)を添加し、得られた溶液をEtOAc(2×3mL)で洗浄した。水層を1N HClで酸性化し、EtOAc(2×3mL)で抽出した。合わせた有機層を真空中で濃縮し、分取HPLCにより精製して、化合物6b-3をベージュ色固体(22mg)として得た。C1311NOのMS:m/z262(MH+)。
以下の化合物は、実施例6bにおいて化合物6b-3を作製するために使用したものと同じ2ステップ合成を使用して作製した:
Figure 2023514725000091
5-アセチル-1-(フラン-2-イル)-6-メチル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(6b-4):化合物27-12を化合物27-11に置き換えた。C1311NOのMS:m/z262(MH+)。
5-アセチル-6-メチル-2-オキソ-1-(チオフェン-3-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(6b-5):化合物27-12を化合物27-13に置き換えた。C1311NOSのMS:m/z278(MH+)。
(実施例7)
5’-フルオロ-3’,6-ジメチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(32)
Figure 2023514725000092
化合物32は、化合物26を化合物29に置き換えて、実施例6における化合物31の合成に類似の方法を使用して合成した。1H NMR (DMSO-d6) δ: 13.76 (s, 1H), 8.56 (d, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.04 (dd, 1H), 6.83 (d, 1H), 2.11 (s, 3H), 2.05 (s, 3H). MS for C13H11FN2O3: m/z 263 (MH+).
(実施例8)
5’-フルオロ-4-メチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(35)
Figure 2023514725000093
ステップ1:エチル2-((5-フルオロピリジン-2-イル)カルバモイル)-3-メチルブタ-2-エノエート(33):丸底フラスコ内のTHF(6mL)中の化合物27(500mg、2.21mmol、1当量)の溶液を、氷浴中で0℃に冷却した。冷却溶液に、TiCl(461.19mg、2.43mmol、1.1当量)をシリンジにより(THF中1M溶液、2.4mL、2.43mmol)30分間かけて滴下添加した。得られた混合物を0℃で30分間冷却しながら撹拌し、その後、アセトン(0.33mL、4.42mmol、2当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した後、無水ピリジン(0.71mL、8.84mmol、4当量)を滴下添加した。反応物を徐々に25℃に24時間加温し、次いで氷水に注ぎ入れ、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、濃縮乾固した。粗残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=5/1)により精製して、化合物33を無色油状物(110mg、収率16.82%、純度90%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.51 (br s, 1H), 8.31 (br dd, 1H), 8.14 (d, 1H), 7.52-7.42 (m, 1H), 4.25 (q, 2H), 2.19 (s, 3H), 2.06 (s, 3H), 1.29 (t, 3H).
ステップ2:エチル5’-フルオロ-4-メチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボキシレート(34):DMF-DMA(3mL)中の化合物33(80mg、0.3mmol、1当量)の溶液を、80℃で12時間加熱した。混合物を真空下で濃縮して、粗化合物34を黄色固体(80mg)として得、これをさらに精製することなく使用した。
ステップ3:5’-フルオロ-4-メチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(35):MeOH(5mL)中の化合物34(80mg、0.29mmol、1当量)の溶液に、HO(1mL)中のLiOH一水和物(61mg、1.45mmol、5当量)を添加した。混合物を40℃で2時間撹拌し、続いて45℃で12時間撹拌した。水(20mL)を反応混合物に添加し、次いでこれをEtOAc(25mL)で洗浄した。水層を2N HClでpH5に酸性化し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、真空中で濃縮して、粗化合物35を黄色固体(40mg)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.46 (d, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.92 (dd, 1H), 7.70-7.60 (m, 1H), 6.55 (d, 1H), 2.85 (s, 3H).
(実施例9)
5-ブロモ-5’-フルオロ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(36)
Figure 2023514725000094
DMF(7mL)中の化合物31(660mg、2.66mmol、1当量)の混合物に、NBS(568mg、3.19mmol、1.2当量)を窒素下で添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、水(30mL)を添加し、混合物をDCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を真空中で濃縮して、粗化合物36を黄色固体(940mg)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 13.44 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.57 (d, 1H), 7.74 (m, 1H), 7.41 (dd, 1H), 2.28 (s, 3H); MS for C12H8BrFN2O3: m/z 328.9 (MH+).
(実施例10)
5’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(40)
Figure 2023514725000095
ステップ1:メチル5’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボキシレート(39):DMF(10mL)中の化合物37(1g、6.53mmol、1当量)、CuI(125mg、0.66mmol、0.1当量)およびKCO(903mg、6.53mmol、1当量)の混合物に、化合物38(2.30g、13.07mmol、2当量)を添加し、得られた混合物を窒素下、150℃で6時間撹拌した。DMF中の化合物39の得られた灰色懸濁液を単離することなく次のステップで使用した。C12FNのMS:m/z248.9(MH+)。
ステップ2:5’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(40):前のステップからのDMF中の化合物39の懸濁液(6.53mmol)に、THF(7.5mL)、MeOH(15mL)および水(1.5mL)を添加し、続いてLiOH一水和物(548mg、13.06mmol、2当量)を添加した。混合物を15℃で1時間撹拌した。次いで、反応混合物を真空中で濃縮した。得られた残留物を水(10mL)で希釈し、EtOAc(2×10mL)で洗浄した。水相をHCl溶液(2M)でpH約5に酸性化した。得られた固体を濾過し、減圧下で乾燥させて、化合物40を黄色固体(620mg、収率41%)として得、これをさらに精製することなくその後のステップで使用した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.92 (br s, 1H), 8.69 (br s, 1H), 8.50 (br d, 1H), 8.32 (br d, 1H), 8.06 (br s, 1H), 7.94 (br s, 1H), 6.82 (br s, 1H); MS for C11H7FN2O3: m/z 234.9 (MH+).
(実施例11)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(41)
Figure 2023514725000096
一般手順Dと同様の方法を使用して、DMF(3mL)中の化合物35(40mg、0.16mmol、1当量)の溶液に、中間体I-1(45.73mg、0.145mmol、0.9当量)、HATU(73.53mg、0.19mmol、1.2当量)およびDIEA(0.084mL、0.48mmol、3当量)を添加した。混合物を40℃で3時間加熱した。水(20mL)を添加し、得られた混合物をDCM(3×25mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH=10/1)により精製して、化合物41を黄色固体(35.7mg、収率38.58%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 11.84 (s, 1H), 8.52 (d, 1H), 8.47 (d, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.86 (dd, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.66 (dd, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.33 (br d, 1H), 7.18 (t, 1H), 6.74 (d, 1H), 6.45 (d, 1H), 4.13 (s, 3H), 4.03 (s, 3H), 2.85 (s, 3H); MS for C28H21F2N5O5: m/z 568 [M+Na]+.
以下の化合物は、化合物35および中間体I-1から実施例11において化合物41を合成するために使用したものに類似の方法に従って作製した。反応の温度は室温~40℃で変動し得る。反応時間は2~4時間で変動し得る。抽出溶媒としてDCMをEtOAcに置き換えることができる。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(42):化合物35を化合物40に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.91 (br s, 1H), 8.69 (br s, 1H), 8.57 (br d, 2H), 8.24 (br s, 1H), 8.10 - 7.92 (m, 3H), 7.65 (br s, 1H), 7.46 (br d, 1H), 7.34 (br d, 1H), 6.88 - 6.74 (m, 2H), 3.95 (br d, 6H); MS for C27H19F2N5O5: m/z 532.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(43):化合物35を化合物31に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.86 (s, 1H), 8.73 (d, 1H), 8.54 (t, 2H), 8.11 (td, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.80 (dd, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.31 (t, 1H), 6.83 (d, 1H), 6.73 (d, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.93 (s, 3H), 2.07 (d, 3H); MS for C28H21F2N5O5: m/z 546.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(44):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物35を化合物31に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.68 (s, 1H), 8.66 (d, 1H), 8.46 (dd, 2H), 8.04 (td, 1H), 7.76 - 7.67 (m, 3H), 7.57 (s, 1H), 7.15 - 7.06 (m, 2H), 6.74 (d, 1H), 6.65 (d, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 1.99 (s, 3H); MS for C28H22FN5O5: m/z 528.2 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(45):中間体I-1を中間体I-3に置き換え、化合物35を化合物31に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.90 (s, 1H), 8.77 - 8.73 (m, 2H), 8.71 (d, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.11 (td, 1H), 8.05 (dd, 1H), 7.84 - 7.75 (m, 2H), 7.55 - 7.47 (m, 1H), 7.40 (t, 1H), 6.78 - 6.70 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 2.07 (s, 3H); MS for C27H19F2N5O4: m/z 516.2 (MH+).
1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-[4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(46):中間体I-1を中間体I-4に置き換え、化合物35を化合物31に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.78 (s, 1H), 8.76 - 8.71 (m, 2H), 8.70 (d, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.11 (td, 1H), 7.86 - 7.76 (m, 4H), 7.28 - 7.20 (m, 2H), 6.77 - 6.69 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 2.07 (s, 3H); MS for C27H20FN5O4: m/z 498.2 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(47):中間体I-1を中間体I-5に置き換え、化合物35を化合物31に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.87 (s, 1H), 8.73 (d, 1H), 8.62 (d, 1H), 8.53 (d, 1H), 8.29 (d, 1H), 8.11 (td, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.80 (dd, 1H), 7.51 - 7.43 (m, 1H), 7.33 (dd, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.76 - 6.70 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.07 (s, 3H); MS for C27H19F2N5O4: m/z 516.2 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-(1,5-ナフチリジン-4-イルオキシ)フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(48):中間体I-1を中間体I-6に置き換え、化合物35を化合物31に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.91 (s, 1H), 9.02 (dd, 1H), 8.79 (d, 1H), 8.74 (d, 1H), 8.55 (d, 1H), 8.45 (dd, 1H), 8.12 (td, 1H), 8.06 (dd, 1H), 7.87 (dd, 1H), 7.81 (dd, 1H), 7.56 - 7.49 (m, 1H), 7.43 (t, 1H), 6.91 (dd, 1H), 6.74 (d, 1H), 2.07 (s, 3H); MS for C26H17F2N5O3: m/z 486.2 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-(6-メトキシキノリン-4-イル)オキシフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(49):中間体I-1を中間体I-7に置き換え、化合物35を化合物31に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.92 (s, 1H), 8.74 (d, 1H), 8.54 (d, 2H), 8.17 - 8.02 (m, 2H), 7.96 (d, 1H), 7.81 (dd, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 7.51 - 7.41 (m, 2H), 6.74 (d, 1H), 6.61 (d, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.08 (s, 3H).);C2820のMS:m/z515.2(MH+)。
N-[3-フルオロ-4-[[6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(50):中間体I-1を化合物17に置き換え、化合物35を化合物31に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.80 (s, 1H), 8.66 (d, 1H), 8.49 - 8.39 (m, 2H), 8.04 (td, 1H), 7.94 (dd, 1H), 7.73 (dd, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.38 (d, 1H), 7.24 (t, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.66 (d,1H), 4.24 (t, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.68 (t, 2H), 3.27 (s, 3H), 2.00 (s, 3H); MS for C30H25F2N5O6: m/z 590.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロ-3-メチルピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(51):化合物35を化合物32に置き換えた。1H NMR (CDCl3) δ: 11.81 (s, 1H), 8.68 (d, 1H), 8.52 (d, 1H), 8.42 (d, 1H), 7.94 (dd, 1H), 7.57 (dd, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.33 (ddd, 1H), 7.16 (t, 1H), 6.75 (dd, 1H), 6.54 (d, 1H), 4.11 (s, 3H), 4.03 (s, 3H), 2.22 (s, 3H), 2.07 (s, 3H). MS for C29H23F2N5O5: m/z 560 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロ-3-メチルピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(52):化合物35を化合物32に置き換え、中間体I-1を中間体I-3に置き換えた。1H NMR (CDCl3) δ: 11.86 (s, 1H), 8.78 (d, 1H), 8.68 (d, 1H), 8.66 (d, 1H), 8.42 (d, 1H), 7.97 (dd, 1H), 7.67 (d, 1H), 7.57 (dd, 1H), 7.38 (ddd, 1H), 7.25 (t, 1H), 6.63 (dd, 1H), 6.54 (d, 1H), 4.01 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 2.07 (s, 3H). MS for C28H21F2N5O4: m/z 530 [MH]+.
N-[3-フルオロ-4-[(6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロ-3-メチルピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(53):化合物35を化合物32に置き換え、中間体I-1を中間体I-5に置き換えた。1H NMR (クロロホルム-d) δ: 11.82 (s, 1H), 8.67 (d, 1H), 8.57 (d, 1H), 8.42 (d, 1H), 8.20 (d, 1H), 7.94 (dd, 1H), 7.56 (dd, 1H), 7.34 (ddd, 1H), 7.21 - 7.11 (m, 2H), 6.84 (dd, 1H), 6.54 (d, 1H), 4.02 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 2.06 (s, 3H). MS for C28H21F2N5O4: m/z 530 [MH]+.
N-[3-フルオロ-4-[(6-メトキシ-1,7-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(54):化合物35を化合物31に置き換え、中間体I-1を化合物24に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.86 (s, 1H), 9.11 (s, 1H), 8.67 (d, 1H), 8.58 (d, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.14 - 7.91 (m, 2H), 7.74 (dd, 1H), 7.58 - 7.30 (m, 3H), 6.68 (t, 2H), 3.95 (s, 3H), 2.01 (s, 3H); MS for C27H19F2N5O4: m/z 516.0 (MH+).
N-[4-[(6-クロロ-1,7-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(54A):化合物35を化合物31に置き換え、中間体I-1を化合物24Aに置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.87 (s, 1H), 9.25 (s, 1H), 8.80 (d, 1H), 8.67 (d, 1H), 8.48 (d, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.03 (ddd, 2H), 7.74 (dd, 1H), 7.59 - 7.32 (m, 2H), 6.87 (d, 1H), 6.67 (d, 1H), 2.01 (s, 3H); MS for C26H16ClF2N5O3: m/z 520 (MH+).
(実施例12)
5-ブロモ-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(55):
Figure 2023514725000097
DCM(5mL)中の化合物36(250mg、0.76mmol、1当量)の溶液に、(COCl)(1.47mL、17mmol、22当量)およびDMF(0.006mL、0.076mmol、0.1当量)を添加した。反応混合物を20℃で0.5時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮して、化合物36の酸塩化物を褐色固体(260mg、収率98.45%)として得た。DMAC(2mL)中のこの酸塩化物(210mg、0.61mmol、1.2当量)の溶液に、中間体I-1(160mg、0.51mmol、1当量)を添加した。混合物を25℃で3時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)に注ぎ入れ、DCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄し、真空中で濃縮した。得られた残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(ISCO(登録商標);4g SepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、30mL/分で0~50%EtOAc/石油エーテル勾配の溶離液)より精製し、続いて分取TLC(ジクロロメタン:メタノール=20:1、R=0.4)によりさらに精製して、化合物55を白色固体(28.0mg、収率8.8%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.66 (s, 1H), 8.75 (br s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.14 (m, 1H), 7.99 (br d, 1H), 7.85 - 7.76 (m, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.48 (br d, 1H), 7.31 (t, 1H), 6.83 (d, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.91 (s, 3H), 2.17 (s, 3H); MS for C28H20BrF2N5O5: m/z 624.0 (MH+).
(実施例13)
5-シアノ-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(56):
Figure 2023514725000098
窒素下、DMF(4mL)中の化合物55(150mg、0.24mmol、1当量)、Zn(CN)(90mg、0.77mmol、0.049mL、3.2当量)およびPd(PPh(28mg、0.024mmol、0.1当量)の混合物を、マイクロ波照射下、140℃で0.5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、続いて飽和FeSO溶液を添加した。得られた混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水、飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮した。得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM:MeOH=20:1、R=0.4)により精製し、続いて分取HPLC(カラム:Venusil ASB Phenyl 150×30mm×5um;移動相:[水(0.05%HCl)-ACN];B%:35%~65%、9分)によりさらに精製して、化合物56を黄色固体(17.5mg、収率17.5%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.31 (br s, 1H), 8.77 (m, 2H), 8.67 (br s, 1H), 8.17 (br s, 1H), 8.05 (br d, 1H), 7.88 - 7.72 (m, 2H), 7.57 (m, 1H), 7.46 (m, 1H), 7.09 (m, 1H), 4.02 (br d, 6H), 2.28 (br s, 3H); MS for C29H20F2N6O5: m/z 571.2 (MH+).
(実施例14)
5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(59):
Figure 2023514725000099
ステップ1:N-(4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-5-(1-エトキシビニル)-5’-フルオロ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボキサミド(58):ジオキサン(4mL)中の化合物55(220mg、0.35mmol、1当量)の溶液に、Pd(dppf)Cl(26mg、0.035mmol、0.1当量)、CuI(13mg、0.070mmol、0.2当量)および化合物57(445mg、1.23mmol、0.42mL、3.5当量)を添加した。反応混合物を窒素下、100℃で12時間撹拌した。飽和KF水溶液(20mL)を添加し、混合物を25℃で1時間撹拌した。水酸化アンモニウム(1mL)を添加し、得られた混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(ISCO(登録商標);12g SepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、30mL/分で0~5%MeOH/DCM勾配の溶離液)により精製して、化合物58を黄色固体(200mg、収率49.42%)として得た。C3227のMS:m/z616.2(MH+)。
ステップ2:5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(59):HCl(2M、0.081mL、1当量)中の化合物58(100mg、0.16mmol、1当量)を、25℃で2時間撹拌した。反応混合物をDCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた残留物を分取TLC(SiO、DCM:MeOH=20:1、Rf=0.2)により精製し、続いて分取HPLC(カラム:Boston Green ODS 150×30mm×5um;移動相:[水(0.075%TFA)-ACN];B%:25%~55%、8分)によりさらに精製して、化合物59を白色固体(38.3mg、収率41%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 11.46 (s, 1H), 9.13 (s, 1H), 8.61 (d, 1H), 8.53 (d, 1H), 7.91 (m, 1H), 7.76 (m, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.39 (dd, 1H), 7.31 (m, 1H), 7.16 (br t, 1H), 6.76 (d, 1H), 4.10 (s, 3H), 4.03 (s, 3H), 2.68 (s, 3H), 2.43 (s, 3H); MS for C30H23F2N5O6: m/z 588.1 (MH+).
(実施例15A)
5-(4-フルオロフェニル)-2-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(15A-3)
Figure 2023514725000100
ステップ1:メチル3-((3-エトキシ-3-オキソプロピル)アミノ)ブタ-2-エノエート(15A-1):トルエン(200mL)中の3-アミノプロピオン酸エチルエステル塩酸塩(15.6g、101mmol)、3-オキソブタン酸メチル(10.8mL、101mmol)および無水KCO(28.0g、203mmol)の混合物を、ディーンスタークトラップを用いて終夜還流させた。反応混合物を冷却し、EtOAc(150mL)で希釈し、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗化合物15A-1(21g)を得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
ステップ2:メチル2-メチル-4-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボキシレート(15A-2):200mLのトルエン中の粗化合物15A-1(21g、95mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(6.0g、油中60%分散液、150mmol)を添加し、得られた黄色懸濁液を終夜還流させた。混合物を濃縮して溶媒を除去し、残留物を水(100mL)で慎重に処理し、6M HClでpH2に酸性化し、次いでEtO(3×)で洗浄した。水相をNaHCOで塩基性化し、EtOAc(5×)で抽出した。合わせたEtOAc抽出物を無水NaSOで乾燥させ、濃縮して、化合物15A-2(7.6g、収率46%)を得、これをさらに精製することなく使用した。C11NOのMS:m/z170(MH+)。
ステップ3:メチル2-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(15A-3):30mLの酢酸中の化合物15A-2(3.6g、21mmol)および四酢酸鉛(20g、58mmol)の混合物を、100℃で終夜撹拌し、減圧下で濃縮して酢酸を除去した。得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM中5~15%MeOH)により精製して、化合物15A-3を赤色油状物(2.0g、56%)として得た。CNOのMS:m/z168(MH+)。
(実施例15)
エチル5-ブロモ-4-ヒドロキシ-2-メチルニコチネート(61)
Figure 2023514725000101
化合物60は、実施例15Aにおいて化合物15A-3を作製するために使用したものと同じ方法を使用して作製することができる。アセトニトリル(250mL)中の化合物60(13.7g、80.7mmol)の溶液に、NBS(14.4g、80.7mmol)を室温で10分間かけて少量ずつ添加した。反応を1時間進行させ、生成物が反応混合物から沈殿した。沈殿物を真空濾過により収集して、化合物61を白色固体(10.9g、収率52%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.14 (s, 1H), 4.37 (q, 2H), 2.52 (s, 3H), 1.38 (t, 3H); MS for C9H10BrNO3: m/z 260.0 (MH+).
以下の化合物は、適切な溶媒中で臭素化剤としてNBSを使用して、化合物61と同様の様式で作製した。所望の生成物が反応混合物から沈殿しなかった場合は、水を添加して沈殿を補助した。濾過できる固体が得られなかった場合は、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄し、飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して、所望の生成物を得た:
Figure 2023514725000102
5-ブロモ-4-ヒドロキシ-6-メチルニコチン酸(61-2):化合物60を4-ヒドロキシ-6-メチルニコチン酸に置き換えた。CBrNOのMS:m/z232/234(MH+)。
5-ブロモ-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルニコチン酸(61-3):化合物60を4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルニコチン酸に置き換えた。CBrNOのMS:m/z246(MH+)。
5-ブロモ-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチルニコチン酸(61-4):C10BrNOのMS:m/z276(MH+)。4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチルニコチン酸(化合物132)の合成については実施例26を参照されたい。
5-ブロモ-4-ヒドロキシ-2-メチルニコチン酸(61-5):CBrNOのMS:m/z232.0(MH+)。4-ヒドロキシ-2-メチルニコチン酸の直接的臭素化に加えて、化合物61-5は、65℃で加熱しながらMeOHおよび水中で標準的なLiOH水和物エステル加水分解条件を使用する化合物61のエステル加水分解によって作製することもできる。
(実施例16)
5-フルオロ-4’-ヒドロキシ-6’-メチル-[2,3’-ビピリジン]-5’-カルボン酸(63)
Figure 2023514725000103
化合物62は、市販されているか、または実施例21のステップ1に示す方法により作製することができる。DMF(5mL)中の化合物61(100mg、0.76mmol)の溶液に、化合物62(356mg、0.92mmol)およびPd(PPh(22mg、0.09mmol)を添加した。溶液を90℃にし、反応を終夜進行させた。次いで、溶液をセライトに通して濾過し、濾過ケーキをDCM(25mL)で洗浄した。次いで、得られた濾液を分液漏斗に移し、10%NaOH水溶液(25mL)で分配した。相を分離し、有機相を真空中で濃縮した。得られた残留物をMeOH(5mL)および水(1mL)に溶かし、LiOH一水和物(200mg、4.87mmol)を一度に添加した。得られた溶液を60℃に16時間加熱した。反応物を室温に冷却し、6M HCl水溶液でpH4に酸性化した。得られた混合物をほぼ乾固するまで濃縮し、沈殿物を真空濾過により収集して、化合物63を白色固体(40mg、収率21%)として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.86 (s, 1H), 8.75 (dd, 1H), 8.56 (dd, 1H), 8.12 (td, 1H), 2.86 (s, 3H); MS for C12H9FN2O3: m/z 249.0 (MH+).
(実施例17)
4’-ヒドロキシ-6’-メチル-[2,3’-ビピリジン]-5’-カルボン酸(65)
Figure 2023514725000104
化合物65は、化合物62を化合物64に置き換えて、実施例16における化合物63の合成に類似の方法を使用して合成した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.28 (s, 1H), 8.67 (d, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.40 (d, 1H), 7.88 (td, 1H), 7.39 (dd, 1H), 2.79 (s, 3H); MS for C12H10N2O3: m/z 231.0 (MH+).
(実施例18)
エチル5-ブロモ-1,2-ジメチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(66)
Figure 2023514725000105
0℃のDMF(15mL)中の化合物61(1.0g、3.84mmol)および炭酸カリウム(636mg、4.61mmol)の溶液に、MeI(0.26mL、4.22mmol)を5分の時間をかけて滴下添加した。反応物を1時間かけて室温に加温した。次いで、溶液を水(40mL)とDCM中10%MeOH(40mL)との間で分配した。有機物を収集し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、黄色油状物を得、これをEtOAcで摩砕して、化合物66を黄色固体(260mg、収率24%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.71 (s, 1H), 4.48 - 4.20 (m, 2H), 3.58 (d, 3H), 2.44 - 2.19 (m, 3H), 1.48 - 1.23 (m, 3H); MS for C10H12BrNO3: m/z 274.0 (MH+).
(実施例19)
5-フルオロ-1’,6’-ジメチル-4’-オキソ-1’,4’-ジヒドロ-[2,3’-ビピリジン]-5’-カルボン酸(67)
Figure 2023514725000106
化合物67は、化合物61を化合物66に置き換えて、実施例16における化合物63の合成に類似の方法を使用して合成した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.65 (dd, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.48 (d, 1H), 7.55 - 7.46 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.08 (s, 3H); MS for C13H11FN2O3: m/z 263.0 (MH+).
(実施例20)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-メチルピリジン-3-カルボキサミド(68):
Figure 2023514725000107
化合物68および以下の化合物は、実施例11における化合物35および中間体I-1からの化合物41の合成と同様の一般手順Dにより作製した。反応の温度は室温~40℃で変動し得る。反応時間は2~4時間で変動し得る。抽出溶媒としてDCMをEtOAcに置き換えることができる。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-メチルピリジン-3-カルボキサミド(68):実施例11における化合物35を化合物63に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.34 (s, 2H), 8.63 - 8.51 (m, 2H), 8.47 (d, 1H), 8.36 (s, 1H), 7.94 (dd, 1H), 7.71 (td, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.42 - 7.33 (m, 1H), 7.27 (t, 1H), 6.74 (d, 1H), 3.91 (s, 6H), 2.53 (s, 3H); MS for C28H21F2N5O5: m/z 546.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-ピリジン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(69):実施例11における化合物35を化合物65に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.77 (s, 1H), 8.58 - 8.38 (m, 4H), 7.95 (dd, 1H), 7.75 (t, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.32 - 7.19 (m, 2H), 6.73 (d, 1H), 3.91 (s, 6H), 2.55 (s, 3H); MS for C28H22FN5O5: m/z 528.2 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-ピリジン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(70):実施例11における化合物35を化合物65に置き換え、中間体I-1を中間体I-3に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.39 (s, 2H), 8.76 (d, 1H), 8.71 (d, 1H), 8.63 (d, 1H), 8.56 (d, 1H), 8.48 (s, 1H), 8.04 (dd, 1H), 7.84 (t, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.51 (dd, 1H), 7.42 (t, 1H), 7.34 (t, 1H), 6.76 (d, 1H), 4.01 (s, 3H), 2.61 (s, 3H); MS for C27H20FN5O4: m/z 498.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-1,2-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(71):実施例11における化合物35を化合物67に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.82 (s, 1H), 8.66 (dd, 1H), 8.61 - 8.51 (m, 2H), 8.46 (d, 1H), 7.90 (dd, 1H), 7.70 (td, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.42 (d, 1H), 7.29 (t, 1H), 6.71 (d, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.91 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 2.36 (s, 3H); MS for C29H23F2N5O5: m/z 560.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-1,2-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(72):実施例11における化合物35を化合物67に置き換え、中間体I-1を中間体I-2に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.70 (s, 1H), 8.74 (dd, 1H), 8.66 - 8.57 (m, 2H), 8.52 (d, 1H), 7.85 - 7.69 (m, 3H), 7.64 (s, 1H), 7.20 (d, 2H), 6.75 (d, 1H), 3.98 (s, 3H), 3.97 (s, 3H), 3.82 (s, 3H), 2.43 (s, 3H); MS for C29H24FN5O5: m/z 542.2 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-1,2-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(73):実施例11における化合物35を化合物67に置き換え、中間体I-1を中間体I-3に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.85 (s, 1H), 8.69 - 8.61 (m, 3H), 8.59 - 8.46 (m, 2H), 7.93 (dd, 1H), 7.78 - 7.63 (m, 2H), 7.46 (d, 1H), 7.35 (t, 1H), 6.69 (d, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 2.36 (s, 3H); MS for C28H21F2N5O4: m/z 530.0 (MH+).
(実施例21)
5-フルオロ-4’-ヒドロキシ-2’-メチル-[2,3’-ビピリジン]-5’-カルボン酸(78)
Figure 2023514725000108
ステップ1:5-フルオロ-2-(トリブチルスタンニル)ピリジン(62):THF(15mL)中の化合物74(1.21g、6.88mmol、1当量)の溶液に、n-BuLi(2.5M、2.75mL、1当量)を添加し、混合物を窒素下、-78℃で30分間撹拌した。化合物75(12.35g、7.22mmol、1.94mL、1.05当量)を添加し、混合物を同じ温度でさらに2時間撹拌した。飽和NHCl水溶液(150mL)を反応溶液に添加し、得られた混合物をEtOAc(3×150mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、真空中で濃縮して、粗化合物62を無色油状物(3g)として得た。C1730FNSnのMS:m/z387.0(MH+)。
ステップ2:5-フルオロ-4’-ヒドロキシ-2’-メチル-[2,3’-ビピリジン]-5’-カルボン酸(78):DMF(20mL)中の化合物77(200mg、0.72mmol、1当量)、化合物62(1.94g、5.02mmol、7当量)、Pd(PPh(166mg、0.14mmol、0.2当量)、CuI(27.3mg、0.14mmol、0.2当量)およびKF(125mg、2.15mmol、3当量)の混合物を脱気して窒素でパージすることを3回行い、次いで混合物を窒素下、120℃で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM:MeOH=100/1~1/100)により精製し、続いてHCl分取HPLC(カラム:Venusil ASB Phenyl 150×30mm×5um;移動相:[水(0.05%HCl)-ACN];B%:10%~40%、9分)によりさらに精製して、化合物78を黄色固体(50mg、収率12.50%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.45 (br s, 1H), 8.90 - 8.38 (m, 3H), 7.49 (br s, 1H), 2.24 (s, 3H); MS for C12H9FN2O3: m/z 248.8 (MH+).
以下の化合物は、実施例21における化合物62および78と同様の様式で作製した:
Figure 2023514725000109
5-フルオロ-3-メチル-2-(トリブチルスタンニル)ピリジン(62-2):ステップ1における化合物74を2-ブロモ-5-フルオロ-3-メチルピリジンに置き換えた。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.47 (d, 1H), 7.11 (dd, 1H), 2.41 (s, 3H), 1.64 - 1.48 (m, 6H), 1.34 (h, 6H), 1.24 - 1.06 (m, 6H), 0.93 - 0.85 (m, 9H)
5-フルオロ-2’,6’-ジメチル-4’-オキソ-1’,4’-ジヒドロ-[2,3’-ビピリジン]-5’-カルボン酸(78-3):ステップ2における化合物77を化合物61-3に置き換えた。C1311FNのMS:m/z263(MH+)。
5-フルオロ-6’-(メトキシメチル)-2’-メチル-4’-オキソ-1’,4’-ジヒドロ-[2,3’-ビピリジン]-5’-カルボン酸(78-4):ステップ2における化合物77を化合物61-4に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.05 (s, 1H), 8.60 (d, 1H), 7.76 (tdd, 1H), 7.48 (dd, 1H), 4.99 (s, 2H), 3.42 (s, 3H), 2.24 (s, 3H); MS for C14H13FN2O4: m/z 293.0 (MH+).
(実施例22)
5-フルオロ-1’,2’-ジメチル-4’-オキソ-1’,4’-ジヒドロ-[2,3’-ビピリジン]-5’-カルボン酸(84)
Figure 2023514725000110
ステップ1:(E)-3-((ジメチルアミノ)メチレン)-6-メチル-2H-ピラン-2,4(3H)-ジオン(80):トルエン(40mL)中の化合物79(15g、119mmol、1当量)の白色懸濁液に、DMF-DMA(15g、127mmol、17mL、1.1当量)を添加した。橙色混合物を15℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、トルエン(50mL)と3回、DCM(50mL)と2回共蒸発させて、化合物80を赤褐色固体(21g、収率97%)として得、これをさらに精製することなくその後の反応で使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.23 (s, 1H), 5.66 (s, 1H), 3.46 (s, 3H), 3.37 (s, 3H), 2.13 (s, 3H); MS for C9H11NO3: m/z 181.8 (MH+).
ステップ2:1,6-ジメチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(81):水(50mL)中の化合物80(5g、27.6mmol、1当量)の赤褐色溶液に、MeNH(15mL)を添加した。赤褐色溶液を100℃で1時間撹拌した。反応溶液をAcOHでpH3に酸性化し、減圧下で濃縮した。残留物をDCM:EtOH(10:1)で1分間摩砕した。混合物を濾過し、濾過ケーキをDCM(2×20mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。水(50mL)を、得られた残留物に添加し、混合物を10:1 DCM:MeOH(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を減圧下で濃縮して、粗化合物81を赤褐色固体(2.5g)として得、これをさらに精製することなくその後の反応で使用した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.71 (s, 1H), 6.71 (s, 1H), 3.82 (s, 3H), 2.42 (s, 3H).
ステップ3:5-ブロモ-1,6-ジメチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(82):DCE(50mL)中の化合物81(2g、12mmol、1当量)の混合物に、NBS(3.19g、17.95mmol、1.5当量)を添加した。赤褐色溶液を20℃で4時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、濃縮して、粗化合物82を得、これをさらに精製することなくその後の反応で使用した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.05 (br s, 1H), 8.79 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.66 (s, 3H).
ステップ4:5-フルオロ-1’,2’-ジメチル-4’-オキソ-1’,4’-ジヒドロ-[2,3’-ビピリジン]-5’-カルボン酸(84):一般手順Cを使用して、ジオキサン(5mL)および水(2mL)中の化合物82(0.2g、0.81mmol、1当量)および化合物83(172mg、1.22mmol、1.5当量)の混合物に、KCO(337mg、2.44mmol、3当量)およびPd(dppf)Cl(178mg、0.24mmol、0.3当量)を添加した。混合物を窒素下、105℃で15時間撹拌した。水(50mL)および1N NaOH水溶液(50mL)を反応混合物に添加して、13のpHを得た。得られた混合物をDCM(2×80mL)で洗浄した。水層を2N HCl水溶液でpH1~2に酸性化し、9:1 DCM:MeOH(5×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、化合物84を褐色油状物(150mg、収率70.37%)として得、これをさらに精製することなくその後のステップで直接使用した。C1311FNのMS:m/z263.1(MH+)。
(実施例23)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(85):
Figure 2023514725000111
化合物85および以下の化合物は、化合物35および中間体I-1からの実施例11における化合物41の合成と同様の一般手順Dにより作製した。反応の温度は室温~40℃で変動し得る。反応時間は2~4時間で変動し得る。抽出溶媒としてDCMをEtOAcに置き換えることができる。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(85):実施例11における化合物35を化合物78に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.92 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.51 (d, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.48 - 7.37 (m, 2H), 7.37 - 7.25 (m, 1H), 6.82 (d, 1H), 3.95 (d, 6H), 2.19 (s, 3H); MS for C28H21F2N5O5: m/z 546.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-1,6-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(86):実施例11における化合物35を化合物84に置き換え、中間体I-1を中間体I-2に置き換えた。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.92 - 8.82 (m, 2H), 8.68 (br d, 1H), 8.21 - 8.12 (m, 1H), 7.89 (br d, 2H), 7.85 - 7.78 (m, 1H), 7.65 - 7.58 (m, 1H), 7.33 (br d, 2H), 7.12 (br d, 1H), 4.19 (s, 3H), 4.14 (s, 3H), 3.97 (s, 3H), 2.34 (s, 3H); MS for C29H24FN5O5: m/z 542.2 (MH+).
(実施例24)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(89):
Figure 2023514725000112
ステップ1:5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルニコチン酸(88):化合物88は、一般手順Cに従って作製した。具体的には、この場合、水(2.5mL)およびジオキサン(10mL)中の化合物61-2(717mg、3.1mmol、1当量)、化合物87(1.5g、7.7mmol、2.5当量)、Pd(dppf)Cl(226mg、0.31mmol、0.1当量)およびKCO(855mg、6.2mmol、2当量)の混合物を脱気して窒素でパージすることを3回行い、次いで混合物を窒素雰囲気下、110℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残留物を水(200mL)に溶解し、EtOAc(200mL)、続いてDCM(200mL)で洗浄した。水相を2N HCl水溶液でpH2に酸性化し、得られた固体を濾過した。次いで、固体を水(2×50mL)で洗浄し、減圧下で乾燥させて、化合物88を黄色固体(250mg、収率37%)として得、これをさらに精製することなく使用した。C11NOのMS:m/z219.9(MH+)。
ステップ2:N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(89):化合物89は、一般手順Dに従って作製した。具体的には、この場合、DMF(2mL)中の化合物88(150mg、0.68mmol、1当量)の溶液に、中間体I-1(173mg、0.55mmol、0.8当量)、HATU(312mg、0.82mmol、1.2当量)およびDIEA(265mg、2.1mmol、3当量)を添加した。混合物を25℃で15時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和NaCl水溶液(5×150mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(DCM中0~2%MeOH)により精製して、化合物89を白色固体(77.4mg、収率22%)として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.08 (s, 1H), 12.66 (br s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.46 - 7.41 (m, 1H), 7.36 - 7.31 (m, 1H), 6.94 (d, 1H), 6.82 (d, 1H), 6.61 (dd, 1H), 3.95 (d, 6H), 2.45 (s, 3H); MS for C27H21FN4O6: m/z 517.1 (MH+).
以下の化合物は、実施例24における化合物89の合成により例示されるように、一般手順C、続いて一般手順Dを使用して作製した:
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(2-チエニル)ピリジン-3-カルボキサミド(90)):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.10 (s, 1H), 8.57 - 8.51 (m, 2H), 8.02 (dd, 1H), 7.67 - 7.64 (m, 2H), 7.42 (br d, 1H), 7.35 - 7.29 (m, 1H), 7.16 - 7.11 (m, 2H), 6.82 (d, 1H), 3.95 (d, 6H), 2.37 (s, 3H); MS for C27H21FN4O5S: m/z 533.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(4-メチル-2-チエニル)ピリジン-3-カルボキサミド(91):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.15 (s, 1H), 12.92 (br d, 1H), 8.81 (d, 1H), 8.49 (d, 1H), 8.13 - 8.06 (m, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.54 - 7.47 (m, 2H), 7.22 (s, 1H), 7.17 (d, 1H), 6.93 (d, 1H), 4.05 (d, 6H), 2.39 (s, 3H), 2.26 (s, 3H);C2823FNSのMS:m/z547.2(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-メチル-2-フリル)ピリジン-3-カルボキサミド(92):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.14 (s, 1H), 12.72 (br d, 1H), 8.60 (d, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.04 (dd, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.46 (br d, 1H), 7.40 - 7.33 (m, 1H), 6.89 (d, 1H), 6.84 (d, 1H), 6.21 (d, 1H), 3.97 (d, 6H), 2.48 (s, 3H), 2.33 (s, 3H). MS for C28H23FN4O6: m/z 531.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(3-チエニル)ピリジン-3-カルボキサミド(93):C2721FNSのMS:m/z533.4(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-メチル-2-チエニル)ピリジン-3-カルボキサミド(94):1H NMR (400MHz, CD3OD) δ 9.22 (s, 1H), 8.78 (d, 1H), 8.12 - 8.03 (m, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.70 (br d, 1H), 7.52 (t, 1H), 7.26 (d, 1H), 7.02 - 6.99 (m, 1H), 7.00 (d, 1H), 6.90 (br s, 1H), 4.15 (d, 6H), 2.59 (s, 3H), 2.56 (s, 3H); MS for C28H23FN4O5S: m/z 547.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-5-(3-フリル)-4-ヒドロキシ-6-メチル-ピリジン-3-カルボキサミド(95):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.24 (s, 1H), 12.58 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.74 (t, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.43 - 7.39 (m, 1H), 7.36-7.30 (m, 1H), 6.82 (d, 1H), 6.69 (d, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 2.38 (s, 3H); MS for C27H21FN4O6: m/z 517.0 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(2-フリル)-4-ヒドロキシ-6-メチル-ピリジン-3-カルボキサミド(96):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.17 (s, 1H), 12.80 - 12.76 (m, 1H), 8.89 - 8.85 (m, 2H), 8.51 (d, 1H), 8.10 (dd, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.80 - 7.77 (m, 1H), 7.56 - 7.46 (m, 2H), 7.00 - 6.93 (m, 2H), 6.62 (dd, 1H), 4.05 (s, 3H), 2.46 (s, 3H); MS for C26H19FN4O5: m/z 487.1 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-メチル-2-フリル)ピリジン-3-カルボキサミド(97):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.20 (s, 1H), 12.78 - 12.73 (m, 1H), 8.91 - 8.85 (m, 2H), 8.48 (d, 1H), 8.11 (dd, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.56 - 7.46 (m, 2H), 6.98 (d, 1H), 6.84 (d, 1H), 6.23 - 6.20 (m, 1H), 4.05 - 4.02 (m, 3H), 2.48 (br s, 3H), 2.33 (s, 3H). MS for C27H21FN4O5: m/z 501.1 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(3-チエニル)ピリジン-3-カルボキサミド(98):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.28 (s, 1H), 12.69 - 12.64 (m, 1H), 8.88 - 8.81 (m, 2H), 8.52 (d, 1H), 8.08 (dd, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.59 (dd, 1H), 7.53 - 7.43 (m, 3H), 7.15 (dd, 1H), 6.91 (br d, 1H), 4.03 (s, 3H), 2.28 (s, 3H); MS for C26H19FN4O4S: m/z 503.1 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(3-フリル)-4-ヒドロキシ-6-メチル-ピリジン-3-カルボキサミド(99):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.30 (s, 1H), 12.76 (d, 1H), 8.93-8.84 (m, 2H), 8.49 (d, 1H), 8.14-8.06 (m, 1H), 7.93-7.86 (m, 2H), 7.74 (t, 1H), 7.53-7.46 (m, 2H), 7.01 (d, 1H), 6.69 (d, 1H), 4.05 (s, 3H), 2.39 (s, 3H); MS for C26H19FN4O5: m/z 487.1 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(2-チエニル)ピリジン-3-カルボキサミド(100):C2619FNSのMS:m/z503.1(MH+)。
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-メチル-2-チエニル)ピリジン-3-カルボキサミド(101):1H NMR (400MHz, CD3OD) δ 8.99 - 8.94 (m, 2H), 8.60 (s, 1H), 8.12 (br d, 1H), 7.81 (br s, 1H), 7.56 - 7.46 (m, 2H), 7.25 (br d, 1H), 6.88 - 6.82 (m, 2H), 4.17 (s, 3H), 2.53 (s, 3H), 2.43 (s, 3H); MS for C27H21FN4O4S: m/z 517.1 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(4-メチル-2-チエニル)ピリジン-3-カルボキサミド(102):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.16 (s, 1H), 12.90 (br d, 1H), 8.97 - 8.92 (m, 2H), 8.51 (d, 1H), 8.15 - 8.08 (m, 1H), 7.93 (d, 1H), 7.57 - 7.48 (m, 2H), 7.23 (s, 1H), 7.09 (d, 1H), 6.94 (d, 1H), 4.07 (s, 3H), 2.38 (s, 3H), 2.26 (s, 3H); MS for C27H21FN4O4S: m/z 517.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(3-メチル-2-チエニル)ピリジン-3-カルボキサミド(103):C2823FNSのMS:m/z547.2(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(2-メチルピラゾール-3-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(104):C2723FNのMS:m/z531.1(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-[2-メチル-5-(トリフルオロメチル)ピラゾール-3-イル]ピリジン-3-カルボキサミド(105):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.12 (br d, 1H), 12.93 (s, 1H), 8.77 (d, 1H), 8.62 (d, 1H), 8.07 (dd, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.56 - 7.43 (m, 2H), 7.11 (d, 1H), 6.78 (s, 1H), 4.04 (s, 6H), 3.72 (s, 3H), 2.25 (s, 3H); MS for C28H22F4N6O5: m/z 599.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(3-チエニル)ピリジン-3-カルボキサミド(106):C2823FNSのMS:m/z547.1(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(2-チエニル)ピリジン-3-カルボキサミド(107):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.05 - 12.85 (m, 1H), 12.07 - 11.87 (m, 1H), 8.61 - 8.45 (m, 1H), 8.06 - 7.91 (m, 1H), 7.64 (br s, 2H), 7.42 - 7.26 (m, 2H), 7.18 - 7.06 (m, 2H), 6.86 - 6.67 (m, 1H), 3.96 (br s, 6H), 2.83 - 2.65 (s, 3H), 2.43 - 2.27 (s, 3H); MS for C28H23FN4O5S m/z 547.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(2-メチルピラゾール-3-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(108):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.06 (br s, 1H), 12.41 - 11.66 (m, 1H), 8.53 (d, 1H), 7.98 (dd, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.41 - 7.37 (m, 1H), 7.33 - 7.28 (m, 1H), 6.78 (d, 1H), 6.19 (d, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 2.73 (s, 3H), 2.17 (s, 3H); MS for C28H25FN6O5: m/z 545.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-5-(2,5-ジメチルピラゾール-3-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-ピリジン-3-カルボキサミド(109):1H NMR (DMSO-d6 400 MHz) δ 13.10 (s, 1H), 12.01 (s, 1H), 8.53 (d, 1H), 7.98 (dd, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.40 - 7.35 (m, 1H), 7.33 - 7.28 (m, 1H), 6.78 (d, 1H), 5.95 (s, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 3.50 (s, 3H), 2.73 (s, 3H), 2.17 (d, 6H); MS for C29H27FN6O5: m/z 559.3 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(5-メチル-2-フリル)ピリジン-3-カルボキサミド(110):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.98 (s, 1H), 11.92 - 11.80 (m, 1H), 8.54 (d, 1H), 7.99 (dd, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.42 - 7.37 (m, 1H), 7.34 - 7.28 (m, 1H), 6.79 (d, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.18 (d, 1H), 3.96 (d, 6H), 2.68 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.31 (s, 3H); MS for C29H25FN4O6: m/z 545.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(5-メチル-2-チエニル)ピリジン-3-カルボキサミド(111):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.09 (s, 1H), 12.08 (br s, 1H), 8.74 (d, 1H), 8.05 (br d, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.49 - 7.37 (m, 2H), 7.07 (br d, 1H), 6.87 (d, 1H), 6.80 (d, 1H), 4.04 (d, 6H), 2.70 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.37 (s, 3H); MS for C29H25FN4O5S: m/z 561.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロ-フェニル]-5-(3-フリル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-ピリジン-3-カルボキサミド(112):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.28 (s, 1H), 11.94 - 11.79 (m, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.05 - 7.96 (m, 1H), 7.87 (d, 1H), 7.73 (t, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.37 (br d, 1H), 7.35 - 7.27 (m, 1H), 6.80 (d, 1H), 6.66 (d, 1H), 3.97 (d, 6H), 2.72 (s, 3H), 2.36 (s, 3H); MS for C28H23FN4O6: m/z 531.1 (MH+).
(実施例25)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(115):
Figure 2023514725000113
ステップ1:5-ブロモ-N-(4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチルニコチンアミド(113):化合物113は、一般手順Dに従って作製した。具体的には、この場合、DMF(1.5mL)中の中間体I-1(94.5mg、0.30mmol)、化合物61-4(124mg、0.45mmol)、HATU(230mg、0.61mmol)の混合物を、氷浴中で0℃に冷却し、DIEA(0.15mL、0.86mmol)を滴下添加した。得られた反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和KCO水溶液、続いて水で2回洗浄した。次いで、有機相を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物をシリカゲルに吸収させ、フラッシュクロマトグラフィー(95%DCM:5%MeOH)により精製して、化合物113をオフホワイトの固体(140mg、収率81%)として得た。C2522BrFNのMS:m/z573/575(MH+)。
ステップ2:N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(115):化合物115は、一般手順Cに従って作製した。具体的には、この場合、5mLマイクロ波管内の1,4-ジオキサン(0.69mL)および水(0.2mL)中の化合物113(37.6mg、0.066mmol)、化合物114(12.6mg、0.10mmol)およびKCO(21.0mg、0.152mmol)の混合物を窒素で脱気し、続いてPd(PPh(3.6mg、0.0031mmol)を添加した。得られた混合物をマイクロ波照射下、160℃で40分間加熱した。次いで、混合物をMeOHで希釈し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(95%EtOAc:5%MeOH)を使用して精製して、化合物115(11.6mg、収率31%)を得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.93 (s, 1H), 11.54 (s, 1H), 8.55 (d, 1H), 7.99 (dd, 1H), 7.77 - 7.57 (m, 2H), 7.47 - 7.35 (m, 1H), 7.32 (t, 1H), 7.19 - 7.06 (m, 2H), 6.81 (dd, 1H), 4.98 (s, 2H), 3.97 (d, 6H), 3.47 (s, 3H), 2.45 (s, 3H). MS for C29H25FN4O6S: m/z 577.0 (MH+).
以下の化合物は、実施例25における115の合成により例示されるように、一般手順D、続いて一般手順Cを使用して作製した:
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(116):C2925FNのMS:m/z561.0(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-(5-メチルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(117):C3027FNのMS:m/z575.0(MH+)。
N-[3-フルオロ-4-[(6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(118):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.11 (s, 1H), 12.69 (d, 1H), 8.63 (d, 1H), 8.51 (d, 1H), 8.30 (d, 1H), 8.05 (dd, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.55 - 7.22 (m, 3H), 6.97 (dd, 2H), 6.62 (dd, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.46 (s, 3H); MS for C26H19FN4O5: m/z 487.0 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-メチルピリジン-3-カルボキサミド(119):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.43 (s, 1H), 12.32 (s, 1H), 8.48 (d, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.94 (dd, 1H), 7.69 - 7.62 (m, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.41 - 7.33 (m, 1H), 7.33 - 7.15 (m, 2H), 6.82 - 6.64 (m, 1H), 6.53 (dd, 1H), 3.91 (s, 6H), 2.55 (s, 3H); MS for C27H21FN4O6: m/z 517.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-(5-メチルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(120):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.50 (s, 1H), 12.27 (s, 1H), 8.48 (d, 1H), 7.94 (dd, 2H), 7.59 (s, 1H), 7.41 - 7.33 (m, 1H), 7.27 (t, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.74 (d, 1H), 6.13 (dd, 1H), 3.90 (s, 6H), 2.55 (s, 3H), 2.28 (s, 3H); MS for C28H23FN4O6: m/z 531.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-ホルミルフラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-メチルピリジン-3-カルボキサミド(121):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.47 (s, 1H), 12.01 (s, 1H), 9.53 (s, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.93 (dd, 1H), 7.66 - 7.50 (m, 2H), 7.47 (d, 1H), 7.38 (d, 1H), 7.29 (d, 1H), 6.73 (d, 1H), 3.91 (s, 6H), 2.50 (s, 3H); MS for C28H21FN4O7: m/z 545 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-3-イル)-4-ヒドロキシ-2-メチルピリジン-3-カルボキサミド(122):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.77 (s, 1H), 12.36 (d, 1H), 8.67 - 8.50 (m, 2H), 8.19 (d, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.73 (t, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.49 - 7.39 (m, 1H), 7.35 (t, 1H), 7.11 (d, 1H), 6.81 (dd, 1H), 3.98 (s, 6H), 2.65 (s, 3H); MS for C27H21FN4O6: m/z 517.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(123):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.46 (s, 1H), 12.40 (s, 1H), 8.55 (d, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.75 (dd, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.54 (dd, 1H), 7.47 - 7.31 (m, 2H), 7.13 (dd, 1H), 6.81 (dd, 1H), 3.98 (s, 6H), 2.63 (s, 3H); MS for C27H21FN4O5S: m/z 533.0 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-(5-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(124):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.55 (s, 1H), 12.43 (s, 1H), 8.55 (d, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.44 (ddd, 1H), 7.35 (t, 1H), 6.99 - 6.70 (m, 2H), 3.97 (s, 6H), 2.63 (s, 3H), 2.48 (d, 3H); MS for C28H23FN4O5S: m/z 547 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-(4-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(125):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.36 (d, 2H), 8.48 (d, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.95 (dd, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.38 (dd, 1H), 7.28 (t, 1H), 7.04 (d, 1H), 6.74 (d, 1H), 3.90 (s, 6H), 2.55 (s, 3H), 2.19 (s, 3H); MS for C28H23FN4O5S: m/z 547.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-(3-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(126):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.61 (s, 1H), 12.34 (d, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.01 (dd, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.49 (d, 1H), 7.42 (d, 1H), 7.34 (t, 1H), 6.98 (d, 1H), 6.80 (d, 1H), 3.97 (s, 6H), 2.65 (s, 3H), 2.23 (s, 3H); MS for C28H23FN4O5S: m/z 547.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド(127):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.67 (s, 1H), 12.24 (s, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.27 (dd, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.95 (dd, 1H), 7.63 - 7.55 (m, 2H), 7.51 (dd, 1H), 7.43 - 7.30 (m, 1H), 7.27 (t, 1H), 6.74 (d, 1H), 3.90 (s, 6H), 2.57 (s, 3H); MS for C27H21FN4O5S: m/z 533.0 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(128):C2619FNSのMS(EI):m/z503.1(MH+)。
5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-N-[4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(129):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.92 (s, 1H), 12.59 (s, 1H), 8.65 (dd, 2H), 8.44 (s, 1H), 7.85 - 7.73 (m, 2H), 7.72 (d, 2H), 7.26 - 7.08 (m, 2H), 6.88 (d, 1H), 6.68 (d, 1H), 6.55 (dd, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.38 (s, 3H); MS for C26H20N4O5: m/z 469.2 (MH+).
(実施例26)
4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチルニコチン酸(132)
Figure 2023514725000114
ステップ1:4-ヒドロキシ-3-(2-メトキシアセチル)-6-メチル-2H-ピラン-2-オン(131):トルエン(100mL)中の化合物130(10g、79mmol、1当量)の溶液に、2-メトキシ酢酸(7.1g、79mmol、1当量)、DCC(16.3g、79mmol、1当量)およびDMAP(9.6g、79mmol、1当量)を添加した。得られた混合物を50℃に加熱した。得られた固体を濾過し、次いでフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0~100%EtOAc/ヘキサン)により精製して、化合物131を得た。C10のMS:m/z199(MH+)。
ステップ2:4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチルニコチン酸(132):水(200mL)中の化合物131(12.5g、63mmol、1当量)の溶液に、水酸化アンモニウム(水中40%、60mL)を添加した。得られた混合物を終夜加熱還流した。反応混合物を室温に冷却した後、溶媒を真空下で部分的に除去した。得られた混合物を0℃に冷却し、6N HCl水溶液を使用してpH2に酸性化した。得られた固体を濾過し、開放空気中で乾燥させて、化合物132を得た。C11NOのMS:m/z198(MH+)。
(実施例27)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド(135):
Figure 2023514725000115
ステップ1:N-(4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルニコチンアミド(133):化合物133は、一般手順Dを使用して合成した。具体的には、この場合、DMF(1mL)中の4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-ピリジン-3-カルボン酸(150mg、0.9mmol、1当量)および中間体I-1(226mg、0.72mmol、0.8当量)の混合物に、HATU(512mg、1.35mmol、1.5当量)およびDIEA(116mg、0.9mmol、1当量)を添加した。混合物を25℃で24時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、水(10×30mL)で洗浄した。合わせた有機層を飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、化合物133を黄色固体(270mg、収率80%)として得た。C2421FNのMS:m/z465.1(MH+)。
ステップ2:5-ブロモ-N-(4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルニコチンアミド(134):化合物134は、実施例15における化合物61と同様の様式で合成した。具体的には、この場合、DMF(5mL)中の化合物133(270mg、0.58mmol、1当量)の溶液に、NBS(109mg、0.61mmol、1.05当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。反応混合物を水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、化合物134を黄色固体(304mg、収率96%)として得た。C2420BrFNのMS:m/z544.7(MH+)。
ステップ3:N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド(135):化合物135は、一般手順Cを使用して合成した。具体的には、この場合、化合物134(30.0mg、0.06mmol、1当量)、化合物87a(18.5mg、0.17mmol、3当量)、Sphos(22.7mg、0.06mmol、1当量)、KF(9.6mg、0.17mmol、3当量)および4-ジtert-ブチルホスファニル-N,N-ジメチル-アニリンジクロロパラジウム(3.9mg、0.006mmol、0.1当量)を、マイクロ波管内にてジオキサン(1mL)および水(1mL)中で合わせた。密封した管をマイクロ波照射下、120℃で35分間加熱し、室温に冷却し、水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた抽出物を飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物を分取HPLCにより精製して、化合物135を黄色固体(23.6mg、収率81%)として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.99 (s, 1H), 12.20 (br s, 1H), 8.83 (d, 1H), 8.15 - 8.01 (m, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.53 - 7.41 (m, 2H), 7.17 (d, 1H), 6.91 - 6.80 (m, 1H), 6.59 (dd, 1H), 4.07 (d, 6H), 2.69 (s, 3H), 2.43 (s, 3H); MS for C28H23FN4O6: m/z 530.9 (MH+).
以下の化合物は、実施例27における化合物135の合成により例示されるものと同じ3ステップ手順を使用して作製した:
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(2,5-ジメチルピラゾール-3-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(136):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.14 (br d, 1H), 13.09 (s, 1H), 8.84 (br d, 1H), 8.56 (br d, 1H), 8.09 (br d, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.51 (br s, 2H), 7.20 (br d, 1H), 6.05 (s, 1H), 4.07 (br s, 3H), 4.06 (br s, 3H), 3.54 (s, 3H), 2.23 (br s, 3H), 2.19 (s, 3H); MS for C28H25FN6O5: m/z 545.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(4-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(137):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.04 (s, 1H), 12.31 (br s, 1H), 8.87 - 8.77 (m, 1H), 8.08 (br d, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.52 - 7.42 (m, 2H), 7.21 - 7.15 (m, 2H), 6.90 (d, 1H), 4.07 (d, 6H), 2.71 (s, 3H), 2.38 (s, 3H), 2.29 - 2.18 (m, 3H); MS for C29H25FN4O5S: m/z 560.9 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-[2-メチル-5-(トリフルオロメチル)ピラゾール-3-イル]ピリジン-3-カルボキサミド(138):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.92 (s, 1H), 12.60 (br s, 1H), 8.84 (d, 1H), 8.11 - 7.97 (m, 1H), 7.92 - 7.83 (m, 1H), 7.54 - 7.44 (m, 2H), 7.18 (d, 1H), 6.74 (s, 1H), 4.06 (d, 6H), 3.70 (s, 3H), 2.75 (s, 3H), 2.24 (s, 3H); MS for C29H24F4N6O5: m/z 613.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(3-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(139):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.27 (s, 1H), 12.25 (br s, 1H), 8.67 (d, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.46 - 7.30 (m, 2H), 7.01 - 6.93 (m, 2H), 4.00 (s, 6H), 2.75 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.96 (s, 3H); MS for C29H25FN4O5S: m/z 561.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(1,2-オキサゾール-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(140):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 9.28 (s, 1H), 9.16 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.81 (br s, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.09 (brd, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.51 (brs, 2H), 7.19 (brs, 1H), 4.05 (br s, 6H), 2.41 (br s, 3H); MS for C26H20FN5O6: m/z 518.0 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(1,3-チアゾール-5-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(141):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.01 - 12.87 (m, 2H), 9.21 (s, 1H), 8.67 (br s, 1H), 8.56 (d, 1H), 8.06 (br d, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.72 (br s, 1H), 7.51 - 7.45 (m, 1H), 7.44 - 7.37 (m, 1H), 6.99 (br s, 1H), 4.00 (br d, 6H), 2.46 (s, 3H); MS for C26H20FN5O5S: m/z 534.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(1,3-チアゾール-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(142):C2620FNSのMS:m/z534.1(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(1,3-チアゾール-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(143):C2620FNSのMS:m/z534.1(MH+)。
(実施例28)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-エチルフラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド(147):
Figure 2023514725000116
ステップ1:5-(5-ブロモフラン-2-イル)-N-(4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルニコチンアミド(144):DMF(3mL)中の化合物135(0.12g、0.22mmol、1当量)の混合物に、NBS(40.7mg、0.23mmol、1.1当量)を添加した。混合物を25℃で40分間撹拌し、EtOAc(40mL)で希釈し、水で数回(各40mL)洗浄し、続いて飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、化合物144を黒色固体(120mg、収率90%)として得た。C2822BrFNのMS:m/z609/611(MH+)。
ステップ2:N-(4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(5-ビニルフラン-2-イル)ニコチンアミド(146):化合物144(200mg、0.33mmol、1当量)、化合物145(283mg、3.9mmol、12当量)、KF(114mg、2.0mmol、6当量)および4-ジtert-ブチルホスファニル-N,N-ジメチル-アニリンジクロロパラジウム(46.5mg、0.66mmol、0.2当量)を、マイクロ波管内でジオキサン(2mL)および水(1mL)と合わせた。密封した管をマイクロ波照射下、110℃で30分間加熱し、室温に冷却し、水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、化合物146を黒色固体(150mg、収率82%)として得た。C3025FNのMS:m/z557.3(MH+)。
ステップ3:N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-エチルフラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド(147):MeOH(40mL)中の化合物146(150mg、0.27mmol、1当量)の混合物に、10%Pd/C(30mg)を水素雰囲気(15psi)下、25℃で一度に添加した。混合物を25℃で60分間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾過ケーキをMeOH(60mL)で洗浄した。濾液を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物を分取HPLCにより精製して、化合物147を褐色固体(27.6mg、収率18%)として得た。C3027FNのMS:m/z559.2(MH+)。
以下の化合物は、実施例28における化合物147の合成により例示されるものと同じ3ステップ手順を使用して作製した:
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(5-プロパン-2-イルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(148):C3027FNのMS:m/z573.2(MH+)。
(実施例29)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-エテニルフラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(151):
Figure 2023514725000117
ステップ1:4-ヒドロキシ-5-(5-ヨードフラン-2-イル)-6-メチルニコチン酸(149):DMF(10mL)中の化合物88(1.15g、5.3mmol、1当量)の混合物に、NIS(1.30g、5.8mmol、1.1当量)を添加した。混合物を25℃で15時間撹拌した。反応混合物を水(30mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、化合物149を黄色固体(1.2g、収率66%)として得た。C11INOのMS:m/z345.9(MH+)。
ステップ2:N-(4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシ-5-(5-ヨードフラン-2-イル)-6-メチルニコチンアミド(150):化合物149は、一般手順Dの様式で合成した。具体的には、この場合、DMF(2mL)中の化合物149(160mg、0.46mmol、1.1当量)および中間体I-1(120mg、0.38mmol、0.9当量)の混合物に、HATU(321mg、0.84mmol、2当量)およびDIEA(163mg、1.26mmol、3当量)を添加した。混合物を25℃で15時間撹拌した。反応混合物を水(40mL)で希釈し、EtOAc(30mL×5)で抽出した。合わせた抽出物を飽和NaCl水溶液(20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、化合物150を黄色固体(260mg、収率96.0%)として得た。C2720FINのMS:m/z643.0(MH+)。
ステップ3:N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-エテニルフラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(151):化合物150(160mg、0.25mmol、1当量)、化合物145a(230mg、1.5mmol、6当量)、4-ジtert-ブチルホスファニル-N,N-ジメチル-アニリンジクロロパラジウム(17.6mg、0.025mmol、0.1当量)、KF(14.5mg、0.25mmol、1当量)およびSPhos(102mg、0.25mmol、1当量)を、マイクロ波管内でジオキサン(1mL)および水(1mL)と合わせた。密封した管をマイクロ波照射下、140℃で35分間加熱し、室温に冷却し、水(10mL)で希釈し、EtOAc(15mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物を分取HPLCにより精製して、化合物151を黄色固体(65mg、収率48%)として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.14 (s, 1H), 12.84 (br d, 1H), 8.76 (d, 1H), 8.49 (d, 1H), 8.10 (dd, 1H), 7.77 - 7.70 (m, 1H), 7.56 - 7.42 (m, 2H), 7.16 - 7.06 (m, 2H), 6.69 - 6.57 (m, 2H), 5.63 (d, 1H), 5.23 (d, 1H), 4.04 (s, 6H), 2.57 (s, 3H); MS for C29H23FN4O6: m/z 543.1 (MH+).
以下の化合物は、実施例29における化合物151の合成により例示されるものと同じ3ステップ手順を使用して作製した:
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-プロパ-1-エン-2-イルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(152):C3025FNのMS:m/z557.2(MH+)。
(実施例30)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-エチルフラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(153):
Figure 2023514725000118
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-エチルフラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(153):MeOH(10mL)中の化合物151(72mg、0.13mmol、1当量)の混合物に、10%Pd/C(20mg)を水素雰囲気下、25℃で一度に添加した。混合物を水素(15psi)下、25℃で120分間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=20:1)により精製して、化合物153を薄黄色固体(20mg、収率28%)として得た。C2925FNのMS:m/z545.2(MH+)。
以下の化合物は、実施例30における化合物153の合成により例示されるものと同じ手順を使用して作製した:
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-プロパン-2-イルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(154):1H NMR 400MHz, DMSO-d6) δ 13.23 (s, 1H), 13.02 (br d, 1H), 8.79 (d, 1H), 8.44 (d, 1H), 8.18 - 8.05 (m, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.56 - 7.45 (m, 2H), 7.14 (d, 1H), 6.96 (d, 1H), 6.20 (d, 1H), 4.05 (d, 6H), 3.02 - 2.86 (m, 1H), 2.53 (s, 3H), 1.24 (d, 6H); MS for C30H27FN4O6: m/z 559.2 (MH+).
(実施例31)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-プロパ-2-エニルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(155):
Figure 2023514725000119
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-プロパ-2-エニルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(155):トルエン(5mL)および水(0.1mL)中の化合物150(100mg、0.16mmol、1当量)、シクロプロピルボロン酸(66.9mg、0.78mmol、5当量)およびP(Cy)(8.73mg、0.031mmol、0.2当量)の混合物に、KPO(99.1mg、0.47mmol、3当量)、続いてPd(OAc)(3.49mg、0.016mmol、0.1当量)を添加した。得られた混合物を窒素でフラッシュし、次いで窒素雰囲気下、100℃で12時間撹拌した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、水(20mL)で希釈し、DCM(20mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(DCM中0~5%のMeOH)により精製し、続いて分取HPLCによりさらに精製して、化合物155を黄色固体(8.2mg、収率9.5%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.96 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.00 (br dd, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.43 (br d, 1H), 7.38 - 7.29 (m, 1H), 6.83 (d, 1H), 6.68 - 6.58 (m, 2H), 6.19 - 6.02 (m, 1H), 5.32 (br d, 1H), 5.07 (br d, 1H), 4.95 (br s, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.93(s, 3H), 2.34 (s, 3H); MS for C30H25FN4O6: m/z 557.3 (MH+).
(実施例31A)
5-(5-シクロプロピルフラン-2-イル)-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(155A):
Figure 2023514725000120
5-(5-シクロプロピルフラン-2-イル)-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド塩酸塩(155A):化合物150(50mg、0.078mmol、1当量)、シクロプロピルボロン酸(33mg、0.39mmol、5当量)、KCO(54mg、0.39mmol、5当量)およびPd(dppf)Cl(5.7mg、0.0078mmol、0.1当量)を、マイクロ波管内にてジオキサン(0.5mL)および水(0.5mL)中で合わせた。密封した管をマイクロ波照射下、100℃で30分間加熱した。反応混合物を水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物を分取HPLCにより精製して、化合物155Aを黄色固体(2.9mg、収率6%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.21 (s, 1H), 12.94 (br d, 1H), 8.75 (d, 1H), 8.45 (d, 1H), 8.06-8.17 (m, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.41-7.55 (m, 2H), 7.08 (d, 1H), 6.94 (d, 1H), 6.23 (d, 1H), 4.04 (s, 6H), 2.49-2.50 (m, 3H), 1.93-2.07 (m, 1H), 0.89-0.99 (m, 2H), 0.72-0.84 (m, 2H); MS for C30H25FN4O6: m/z 557.1 (MH+).
以下の化合物は、実施例31Aにおける化合物155Aと同じ様式で作製した:
5-(5-シクロプロピルフラン-2-イル)-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド(155B):化合物150を化合物144に置き換えた。C3127FNのMS:m/z571.2(MH+)。
(実施例32)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(160):
Figure 2023514725000121
ステップ1:メチル1,2,6-トリメチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(156):メチル3-(メチルアミノ)ブタ-2-エノエート(1.7g、13mmol)、2,2,6-トリメチル-4H-1,3-ジオキシン-4-オン(4g、28mmol)およびトルエン(20mL)を、ディーンスタークトラップを備えた丸底フラスコ内で合わせた。得られた混合物を、還流が止むまで130℃で撹拌した。混合物を室温に冷却し、続いてアセトン(5mL)を添加した。得られた懸濁液を濾過し、冷アセトンで洗浄し、乾燥させて、粗化合物156(2.11g、82%)を得た。C1013NOのMS:m/z196(MH+)。
ステップ2:メチル5-ブロモ-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(157):化合物157は、実施例15における化合物61の合成により例示される臭素化手順を使用して、化合物156から合成した。C1012BrNOのMS:m/z274/276(MH+)。
ステップ3:5-ブロモ-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(158):化合物158は、実施例8のステップ3において化合物34を化合物35に変換するために使用したものによく似た標準的な水酸化リチウムエステル加水分解条件を使用して、化合物157から合成した。C10BrNOのMS:m/z260/262(MH+)。
ステップ4:5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(159):化合物159は、一般手順Cを使用して、化合物158および化合物87aから合成した。C1313NOのMS:m/z248(MH+)。
ステップ5:N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(160):化合物160は、一般手順Dを使用して、化合物159および中間体I-1から作製した。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.96 (s, 1H), 8.45 (d, 1H), 7.88 (dd, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.43 - 7.36 (m, 1H), 7.28 (t, 1H), 6.70 (d, 1H), 6.55 - 6.43 (m, 2H), 3.91 (d, 6H), 3.56 (s, 3H), 2.41 (s, 3H), 2.27 (s, 3H): MS for C29H25FN4O6: m/z 545 (MH+).
以下の化合物は、実施例32における化合物160の合成により例示されるものと同じ手順を使用して作製した:
5-(フラン-2-イル)-N-[4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(161):実施例32のステップ5において、化合物I-1を化合物I-4に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.85 (s, 1H), 8.73 (d, 1H), 8.68 (d, 1H), 7.86 - 7.76 (m, 3H), 7.73 (d, 1H), 7.27 - 7.20 (m, 2H), 6.72 (d, 1H), 6.60 - 6.55 (m, 1H), 6.52 (d, 1H), 4.01 (s, 3H), 1693.63 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.34 (s, 3H); MS for C28H24N4O5: m/z 497 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(162):実施例32のステップ5において、化合物I-1を化合物I-3に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.99 (s, 1H), 8.68 (d, 1H), 8.62 (d, 1H), 7.91 (dd, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.65 (dd, 1H), 7.44 (dd, 1H), 7.34 (t, 1H), 6.68 (d, 1H), 6.53 - 6.43 (m, 2H), 3.94 (s, 3H), 3.56 (s, 3H), 2.42 (s, 3H), 2.27 (s, 3H); MS for C28H23FN4O5: m/z 515 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-2,5-ジフルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(163):実施例32のステップ5において、化合物I-1を化合物I-8に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.90 (s, 1H), 8.57 (d, 1H), 8.41 (dd, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.52 (dd, 1H), 6.93 (d, 1H), 6.62 - 6.56 (m, 1H), 6.53 (d, 1H), 3.95 (d, 6H), 3.69 (s, 3H), 2.80 (s, 3H), 2.35 (s, 3H); MS for C29H24FN4O6: m/z 563 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(164):実施例32のステップ5において、化合物I-1を化合物I-2に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.84 (s, 1H), 8.52 (d, 1H), 7.82 - 7.75 (m, 2H), 7.72 (dd, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.22 - 7.15 (m, 2H), 6.75 (d, 1H), 6.57 (dd, 1H), 6.52 (dd, 1H), 3.97 (d, 6H), 3.63 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.34 (s, 3H); MS for C29H26N4O6: m/z 527 (MH+).
N-[4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(165):実施例32のステップ4において、化合物87aをチオフェン-2-イルボロン酸に置き換え、ステップ5において、化合物I-1を化合物I-4に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.89 (s, 1H), 8.73 (d, 1H), 8.68 (d, 1H), 7.86 - 7.76 (m, 3H), 7.61 (d, 1H), 7.23 (d, 2H), 7.11 (dd, 1H), 6.93 (d, 1H), 6.72 (d, 1H), 4.00 (s, 3H), 3.64 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.39 (s, 3H); MS for C28H24N4O4S: m/z 513 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(166):実施例32のステップ4において、化合物87aをチオフェン-2-イルボロン酸に置き換え、ステップ5において、化合物I-1を化合物I-3に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.10 (s, 1H), 8.75 (d, 1H), 8.70 (d, 1H), 7.98 (dd, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.64 - 7.58 (m, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.41 (t, 1H), 7.12 (dd, 1H), 6.94 (dd, 1H), 6.75 (d, 1H), 4.01 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.39 (s, 3H); MS for C28H23FN4O4S: m/z 531 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(167):実施例32のステップ4において、化合物87aをチオフェン-2-イルボロン酸に置き換え、ステップ5において、化合物I-1を化合物I-2に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.80 (s, 1H), 8.44 (d, 1H), 7.75 - 7.69 (m, 2H), 7.59 - 7.50 (m, 2H), 7.15 - 7.08 (m, 2H), 7.04 (dd, 1H), 6.85 (dd, 1H), 6.67 (d, 1H), 3.90 (d, 6H), 3.57 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.31 (s, 3H); MS for C29H26N4O5S: m/z 543 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(168):実施例32のステップ4において、化合物87aをチオフェン-2-イルボロン酸に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.08 (s, 1H), 8.53 (d, 1H), 7.95 (dd, 1H), 7.68 - 7.58 (m, 2H), 7.47 (d, 1H), 7.35 (t, 1H), 7.11 (dd, 1H), 6.93 (dd, 1H), 6.78 (d, 1H), 3.98 (d, 6H), 3.64 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.08 (d, 3H); MS for C29H25FN4O5S: m/z 561 (MH+).
(実施例33)
4-エトキシ-5’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(174):
Figure 2023514725000122
ステップ1:メチル(Z)-2-シアノ-3-エトキシブタ-2-エノエート(170):オルト酢酸トリエチル(30g、185mmol、1.8当量)中の化合物169(10g、101mmol、1当量)の溶液に、AcOH(3.03g、50.5mmol、0.5当量)を添加した。混合物を120℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗化合物170を褐色油状物(17g)として得、これをさらに精製することなく使用した。C11NOのMS:m/z169.8(MH+)。
ステップ2:メチル(2Z,4E)-2-シアノ-5-(ジメチルアミノ)-3-エトキシペンタ-2,4-ジエノエート(171):DMF-DMA(15.6g、131mmol、1.3当量)中の粗化合物170(17g、100mmol、1当量)の溶液を、70℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗化合物171を褐色固体(20g、収率89%)として得、これをさらに精製することなく使用した。C1116のMS:m/z224.8(MH+)。
ステップ3:メチル4-(メトキシメチル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(172):AcOH(50mL)中の化合物171(20g、89mmol、1当量)の溶液を、130℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、pHを20%NaOH水溶液で8に調整した。得られた混合物をEtOAc(3×50mL)およびDCM(5×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和NaCl水溶液(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗化合物172を赤色固体(5g、収率28%)として得た。C11NOのMS:m/z197.9(MH+)。
ステップ4:メチル4-エトキシ-5’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボキシレート(173):化合物173は、実施例10のステップ1において化合物37および化合物38から化合物39を合成するために使用した方法と同様の様式で、化合物172および化合物38から合成した。C1413FNのMS:m/z293(MH)。
ステップ5:4-エトキシ-5’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(174):化合物174は、実施例10のステップ2において化合物39を化合物40に変換するために使用したものと同じ方法を使用して、化合物173から作製した。C1311FNのMS:m/z279(MH)。
(実施例34)
5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-メトキシ-6-メチルピリダジン-3-カルボン酸(179)
Figure 2023514725000123
ステップ1:3-(ヒドロキシメチル)-6-メチルピリダジン-4-オール(175):EtOH(80mL)中の5-ヒドロキシ-2-メチル-4H-ピラン-4-オン(2.5g、19.8mmol)の溶液に、ヒドラジン(4mL、水中60%)を添加した。得られた混合物を90分間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却した。得られた沈殿物を濾過し、開放空気中で乾燥させて、化合物175を白色粉末(1.4g、収率51%)として得た。CのMS:m/z141(MH+)。
ステップ2:4-ヒドロキシ-6-メチルピリダジン-3-カルボン酸(176):75℃の水(56mL)中の化合物175(1.4g、10mmol)の溶液に、水(84mL)中のKMnO(17.2mmol、1.8当量)を20分間かけて滴下添加した。混合物を室温に冷却し、セライトパッドに通して濾過した。溶媒を部分的に除去し、得られた混合物を、6M HClを使用してpH2に酸性化した。沈殿を促進するためにフラスコの側面をこすりながら、溶液を0℃に冷却した。得られた固体を濾過し、開放空気中で乾燥させて、化合物176を白色粉末(912mg、収率59%)として得た。CのMS:m/z155(MH+)。
ステップ3:5-ブロモ-4-ヒドロキシ-6-メチルピリダジン-3-カルボン酸(177):化合物177は、実施例15において化合物60を化合物61に変換するために使用したものと同様の方法を使用して、化合物176から合成した。CBrNのMS:m/z233(MH+)。
ステップ4:5-ブロモ-4-メトキシ-6-メチルピリダジン-3-カルボン酸(178):磁気撹拌子および圧力解放セプタムを備えた40mLバイアルに、DMF(10mL)および水(10mL)中の化合物177(1.31g、5.6mmol、1.0当量)を添加した。炭酸セシウム(4.0g、12mmol、2.2当量)を室温で少量ずつ添加し、続いてヨードメタン(2mL、32.1mmol、5.7当量)を添加した。次いで、反応物を60℃に3時間加熱した。次いで、10%NaOH水溶液(10mL)を添加し、反応物を60℃に2時間加熱した。次いで、反応物を6M HCl水溶液でpH=4に酸性化し、得られた沈殿物を真空濾過により収集して、化合物178および5-ブロモ-1,6-ジメチル-4-オキソ-ピリダジン-3-カルボン酸の混合物を得、これをさらに精製することなく次に用いた。
ステップ5:5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-メトキシ-6-メチルピリダジン-3-カルボン酸(179):磁気撹拌子および圧力解放セプタムを備えた20mLバイアルに、DMF(5mL)中のステップ4からの粗混合物(300mg、1.2mmol)、化合物62(1.50g、3.9mmol、3.2当量)、およびフッ化セシウム(500mg、3.29mmol、2.7当量)を添加した。次いで、ヨウ化銅(30mg、0.16mmol、0.13当量)およびパラジウムトリ-tert-ブチルホスファン(80mg、0.16mmol、0.13当量)を添加し、反応バイアルをNでパージし、密封した。得られた溶液を85℃に終夜加熱した。得られた混合物を濃縮し、セライトに吸着させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中0~10%MeOH)により精製し、続いて分取HPLCによりさらに精製して、化合物179をオフホワイトの泡状固体(25mg、2ステップにわたって収率7.8%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.60 (d, 1H), 7.68 (dd, 1H), 7.59 (td, 1H), 4.23 (s, 3H), 2.52 (s, 3H).
(実施例35)
5’-フルオロ-4,6-ジメチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(182)
Figure 2023514725000124
ステップ1:エチル4,6-ジメチル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(180):25℃のTHF(15mL)中の2-シアノ酢酸エチル(1.71g、15.1mmol)およびTEA(1.53g、15.1mmol)の混合物を、THF(15mL)中の4-アミノペンタ-3-エン-2-オン(1.5g、15.1mmol)の溶液に滴下添加した。混合物を65℃で36時間撹拌した。室温に冷却した後、水(50mL)およびDCM(50mL)を添加した。相を分離し、水相をDCM(3×20mL)でさらに抽出した。合わせた有機抽出物を減圧下で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物180を黄色固体(900mg、30.5%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 12.57 (br s, 1H), 5.94 (s, 1H), 4.39 (q, 2H), 2.31 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.38 (t, 3H).
ステップ2:エチル5’-フルオロ-4,6-ジメチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボキシレート(181):化合物181は、実施例10のステップ1において化合物37から化合物39を作製した方法と同様の様式で、化合物180から作製した。1H NMR: (400MHz, CDCl3) δ 8.48 (d, 1H), 7.65-7.55 (m, 1H), 7.38 (dd, 1H), 6.01 (s, 1H), 4.36 (q, 2H), 2.27 (s, 3H), 1.99 (s, 3H), 1.36 (t, 3H); MS for C15H15FN2O3: m/z 291.1 (MH+).
ステップ3:5’-フルオロ-4,6-ジメチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-カルボン酸(182):化合物182は、実施例10のステップ2において化合物39から化合物40を作製した方法と同様の様式で、化合物181から作製した。C1311FNのMS:m/z262.1(MH)。
(実施例36)
4-(5-フルオロピリジン-2-イル)-5-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロピラジン-2-カルボン酸(189)
Figure 2023514725000125
Figure 2023514725000126
ステップ1:エチル2-((5-フルオロピリジン-2-イル)アミノ)-2-オキソアセテート(183):EtOAc(40mL)中の5-フルオロピリジン-2-アミン(3g、27mmol)およびEtN(4.06g、40mmol)の溶液に、エチル2-クロロ-2-オキソ-アセテート(4.38g、32mmol)を0℃で添加した。黄色懸濁液を室温で15時間撹拌した。反応混合物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、化合物183を白色固体(2.2g、収率39%)として得た。1H NMR: (400MHz, CDCl3) δ 9.41 (br s, 1H), 8.32 - 8.25 (m, 1H), 8.22 (d, 1H), 7.55 - 7.47 (m, 1H), 4.45 (q, 2H), 1.45 (t, 3H); MS for C9H9FN2O3: m/z 213 (MH+).
ステップ2:N1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N2-(2-ヒドロキシプロピル)オキサルアミド(184):EtOH(10mL)中の化合物183(0.6g、2.8mmol)の混合物に、1-アミノプロパン-2-オール(234mg、3.1mmol)を添加した。混合物を80℃で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残留物に、EtOH(5mL)および石油エーテル(100mL)を添加した。混合物を0.5時間撹拌し、濾過した。濾過ケーキを石油エーテル(2×15mL)で洗浄し、乾燥させて、化合物184を白色固体(660mg、収率97%)として得、これをさらに精製することなく使用した。1H NMR: (400MHz, CDCl3) δ 9.79 (br s, 1H), 8.27 - 8.21 (m, 2H), 7.97 - 7.80 (m, 1H), 7.54-7.44 (m, 1H), 4.10 - 3.97 (m, 1H), 3.63-3.53 (m, 1H), 3.33-3.23 (m 1H), 2.11 (br s, 1H), 1.27 (d, 3H); MS for C10H12FN3O3: m/z 242 (MH+).
ステップ3:N1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N2-(2-オキソプロピル)オキサルアミド(185):ACN(10mL)中の化合物184(660mg、2.7mmol)の混合物に、水(1mL)中のRuCl(8.5mg、0.041mmol)の溶液、続いて水(2mL)中の臭素酸ナトリウム(454mg、3.0mmol)の溶液を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物に水(80mL)を添加し、得られた混合物を0.5時間撹拌した。得られた固体を濾過し、濾過ケーキを水(2×20mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて、化合物185をオフホワイトの固体(0.55g、収率84%)として得、これをさらに精製することなく使用した。
ステップ4:1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-1,4-ジヒドロピラジン-2,3-ジオン(186):HSO(3mL)に、化合物185(0.3g、1.25mmol)を55℃で添加した。得られた溶液を55℃で2時間撹拌した。反応物を氷水にゆっくりと添加した。混合物を3N LiOH水溶液でpH=6に中和し、減圧下で濃縮した。残留物に10:1 DCM:MeOH(100mL)を添加し、得られた混合物を5時間撹拌した。混合物を濾過し、濾過ケーキをDCM(50mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。得られた残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、化合物186を黄色固体(250mg、収率90%)として黄色固体として得た。C10FNのMS:m/z221.9(MH)。
ステップ5:3-ブロモ-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチルピラジン-2(1H)-オン(187):ACN(3mL)中の化合物186(250mg、1.13mmol)の混合物に、POBr(356mg、1.2mmol)を添加した。得られた懸濁液を65℃で6時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO水溶液(100mL)に添加した。得られた混合物を10分間撹拌し、次いでEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、化合物187を白色固体(150mg、収率47%)として得た。C10BrFNOのMS:m/z285.9(MH)。
ステップ6:メチル4-(5-フルオロピリジン-2-イル)-5-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロピラジン-2-カルボキシレート(188):MeOH(10mL)中の化合物187(150mg、0.53mmol)の混合物に、DPPP(43.6mg、0.106mmol)、EtN(107mg、1.1mmol)およびPd(OAc)(11.9mg、0.053mmol)を添加した。混合物をCO(50PSI)下、70℃で30時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、化合物188を黄色固体(110mg、収率79%)として得た。C1210FNのMS:m/z264(MH)。
ステップ7:4-(5-フルオロピリジン-2-イル)-5-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロピラジン-2-カルボン酸(189):MeOH(2mL)中の化合物188(110mg、0.42mmol、1当量)の溶液に、水(0.5mL)およびNaOH(50mg、1.25mmol)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を水(10mL)で希釈し、次いで減圧下で濃縮してMeOHを除去した。得られた水性混合物を1N HCl水溶液でpH=2~3に酸性化し、次いでEtOAc(3×30mL)およびDCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、化合物189を黄色固体(100mg、収率96%)として得、これをさらに精製することなく使用した。
(実施例37)
4-(5-フルオロピリジン-2-イル)-3-オキソ-3,4-ジヒドロピラジン-2-カルボン酸(194)
Figure 2023514725000127
Figure 2023514725000128
ステップ1:N1-(2,2-ジメトキシエチル)-N2-(5-フルオロピリジン-2-イル)オキサルアミド(190):化合物190は、1-アミノ-2-プロパノールを2,2-ジメトキシエタンアミンに置き換えて、実施例36のステップ2において化合物183から化合物184を合成するために使用した方法と同様の方法で、化合物183から合成した。C1114FNのMS:m/z271.8(MH)。
ステップ2:1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-1,4-ジヒドロピラジン-2,3-ジオン(191):化合物191は、実施例36のステップ4において化合物185から化合物186を合成するために使用した方法と同様の方法で、化合物190から合成した。CFNのMS:m/z207.9(MH)。
ステップ3:3-ブロモ-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)ピラジン-2(1H)-オン(192):化合物192は、実施例36のステップ5において化合物186から化合物187を合成するために使用した方法と同様の方法で、化合物191から合成した。1H NMR: (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.66 (d, 1H), 8.07-8.00 (m, 1H), 7.99-7.95 (m, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.30 (d, 1H); MS for C9H5BrFN3O: m/z 271.8 (MH+).
ステップ4:メチル4-(5-フルオロピリジン-2-イル)-3-オキソ-3,4-ジヒドロピラジン-2-カルボキシレート(193):化合物193は、実施例36のステップ6において化合物187から化合物188を合成するために使用した方法と同様の方法で、化合物192から合成した。C11FNのMS:m/z249.9(MH)。
ステップ5:4-(5-フルオロピリジン-2-イル)-3-オキソ-3,4-ジヒドロピラジン-2-カルボン酸(194):化合物194は、実施例36のステップ7において化合物188から化合物189を合成するために使用した方法と同様の方法で、化合物193から合成した。C10FNのMS:m/z235.9(MH+)。
(実施例38)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-ピリジン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(195)
Figure 2023514725000129
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-ピリジン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(195):磁気撹拌子を備えた2mLマイクロ波バイアルに、化合物113(100mg、0.17mmol、1当量)、トリブチル(2-ピリジル)スタンナン(150mg、0.41mmol、2.34当量)およびDMF(1.5mL)を添加した。溶液をアルゴンで30分間脱気し、続いてPd(PBu(20mg、0.04mmol、0.22当量)およびヨウ化銅(8mg、0.04mmol、0.24当量)を添加した。反応バイアルを密封し、得られた不均一混合物を150℃に2時間加熱した。反応混合物をセライトで濾過し、濃縮し、分取HPLCにより精製して、白色固体(17.3mg、収率17%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.23 (s, 1H), 11.49 (s, 1H), 8.65 (d, 1H), 8.54 (dd, 1H), 8.02 - 7.93 (m, 1H), 7.86 (t, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.40 - 7.25 (m, 3H), 6.81 (d, 1H), 5.05 (s, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 3.50 (s, 3H), 2.24 (s, 3H); MS for C30H26FN5O6: m/z 572.2 (MH+).
以下の化合物は、実施例38における化合物195と同じ様式で作製した:
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-(3-メチルピリジン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(196):1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.53 - 8.45 (m, 2H), 7.95 (dd, 1H), 7.87 - 7.80 (m, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.43 (dd, 1H), 7.32 (ddd, 1H), 7.25 (t, 1H), 6.82 (dd, 1H), 5.20 (d, 2H), 4.05 (s, 3H), 4.03 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 2.18 (s, 3H); MS for C31H28FN5O6: m/z 586.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-(6-メチルピリジン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(197):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.47 (d, 1H), 8.34 (s, 1H), 7.92 (dd, 1H), 7.64 (t, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.32 - 7.17 (m, 2H), 7.11 (dd, 2H), 6.72 (d, 1H), 6.63 (s, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.90 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 3.39 (s, 3H), 2.42 (s, 3H), 2.10 (s, 3H); MS for C31H28FN5O6: m/z 586.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-(2-メチルピリジン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(198):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.09 (s, 1H), 11.48 (s, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.42 (d, 1H), 7.90 (dd, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.34 - 7.27 (m, 1H), 7.23 (t, 1H), 7.08 (d, 1H), 7.01 (dd, 1H), 6.73 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.90 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 3.42 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.17 (s, 3H); MS for C31H28FN5O6: m/z 586.1 (MH+).
(実施例39)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロ-3-メチルピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-メチルピリジン-3-カルボキサミド(200)
Figure 2023514725000130
ステップ1:5-ブロモ-N-(4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシ-2-メチルニコチンアミド(199):化合物199は、一般手順Dを使用して、化合物61-5および中間体I-1から合成した。1H NMR (400 MHz, DMSO- d6) δ 14.80 (s, 1H), 8.46 (d, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.22 (d, 2H), 6.71 (d, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 2.52 (s, 3H); MS for C23H18BrFN4O5: m/z 531.0 (MH+).
ステップ2:N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロ-3-メチルピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-メチルピリジン-3-カルボキサミド(200):化合物200は、実施例38において化合物113およびトリブチル(2-ピリジル)スタンナンから化合物195を作製したものと同じ様式で、化合物199および化合物62-2から作製した。1H NMR (400 MHz, DMSO- d6) δ 13.35 (s, 1H), 8.46 (d, 1H), 8.35 (d, 1H), 7.94 (dd, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.58 (q, 2H), 7.34 - 7.27 (m, 1H), 7.23 (t, 1H), 6.72 (dd, 1H), 3.90 (s, 6H), 2.64 (s, 3H), 2.16 (s, 3H); MS for C29H23F2N5O5: m/z 560.2 (MH+).
(実施例40)
2’-(2-(2-エトキシエトキシ)エトキシ)-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(201)
Figure 2023514725000131
2’-(2-(2-エトキシエトキシ)エトキシ)-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(201):化合物201は、実施例6のものと同様の方法を使用して、化合物27-5から合成した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.99 (s, 1H), 8.50 - 8.32 (m, 2H), 7.15 (dd, 1H), 7.09 (dd, 1H), 6.81 (dd, 1H), 4.53 - 4.35 (m, 2H), 3.77 (t, 2H), 3.61 - 3.55 (m, 2H), 3.52 - 3.46 (m, 2H), 3.43 (q, 2H), 2.17 - 2.11 (m, 3H), 1.09 (t, 3H).
(実施例41)
2’-イソプロポキシ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(202)
Figure 2023514725000132
2’-イソプロポキシ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(202)および2’-メトキシ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(31-8):磁気撹拌子および圧力解放セプタムを備えた100mL丸底フラスコに、イソプロパノール(10mL)を添加し、フラスコを0℃に冷却した。ナトリウム(200mg、8.7mmol)を、完全に溶解するまで激しく撹拌しながら少量ずつ添加した。化合物27-5(520mg、2.3mmol、1.0当量)を一度に添加し、続いて化合物30(300mg、3.0mmol、1.3当量)を添加した。次いで、得られた混合物を80℃に3時間加熱した。室温に冷却した後、反応混合物を6M HCl水溶液でpH=3に酸性化した。得られた懸濁液を濾過して、黄色固体を得、これを真空濾過により収集し、シリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製して、化合物202および化合物31-8(合計収率72%)を得た。化合物202:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 13.67 (s, 1H), 8.54 (dd, 1H), 8.42 (dt, 1H), 6.77 (dt, 1H), 6.68 - 6.40 (m, 2H), 5.43 - 5.28 (m, 1H), 2.23 (d, 3H), 1.42 (ddd, 6H); MS for C15H16N2O4: m/z 289.0 (MH+).化合物31-8:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 13.67 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.45 (dd, 1H), 6.80 (dd, 1H), 6.68 (dd, 1H), 6.57 (dd, 1H), 4.05 (s, 3H), 2.22 (s, 3H).
(実施例42)
2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(204)
Figure 2023514725000133
ステップ1:メチル2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボキシレート(203):DMA(10mL)中のメチル2-オキソ-1H-ピリジン-3-カルボキシレート(1.00g、6.53mmol)、4-ピリジルボロン酸(2.41g、19.6mmol)およびCu(OAc)(3.56g、19.6mmol)の混合物を、O雰囲気下、90℃で0.5時間撹拌し、次いで室温に冷却した。水酸化アンモニウム(50mL)を添加し、得られた混合物をEtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(20mL)、飽和NaCl水溶液(3×20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物203を白色固体(150mg、収率9.9%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.77 - 8.74 (m, 2H), 8.15 (dd, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.57 - 7.54 (m, 2H), 6.48 (t, 1H), 3.76 (s, 3H); MS for C12H10N2O3: m/z 231 (MH+).
ステップ2:2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(204):化合物204は、実施例10のステップ2において化合物39から化合物40を作製したものと同じ様式で、化合物203から合成した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.94 (br s, 1H), 8.84 - 8.79 (m, 2H), 8.49 (dd, 1H), 8.23 (dd, 1H), 7.68 - 7.64 (m, 2H), 6.82 (t, 1H); MS for C11H8N2O3: m/z 216.8 (MH+).
以下の化合物は、実施例42における化合物204と同じ様式で作製した:
Figure 2023514725000134
2’-メトキシ-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(205):ステップ1において、4-ピリジルボロン酸を(2-メトキシピリジン-4-イル)ボロン酸に置き換えた。C1210のMS:m/z246.9(MH+)。
(実施例43)
3-カルボキシ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]1’-オキシド(206)
Figure 2023514725000135
3-カルボキシ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]1’-オキシド(206):MeOH(3mL)の化合物31-3(200mg、0.87mmol)、NaHCO(146mg、1.74mmol)、オキソン(401mg、0.65mmol)および水(3mL)中の混合物を、25℃で12時間撹拌した。デンプンヨウ化カリウム紙により陰性と試験されるまで、NaSO水溶液を添加した。混合物を濃縮し、pHを2M HCl水溶液で1に調整した。混合物を5:1 DCM:MeOH(2×15mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残留物を分取TLCにより精製して、化合物206を白色固体(94mg、収率44%)として得た。1H NMR: (400MHz, DMSO-d6) δ 13.98 (s, 1H), 8.54 - 8.44 (m, 3H), 7.70 - 7.63 (m, 2H), 6.86 (d, 1H), 2.24 (s, 3H); MS for C12H10N2O4: m/z 247 (MH+).
以下の化合物は、実施例43における化合物206と同じ様式で作製した:
Figure 2023514725000136
3-カルボキシ-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]1’-オキシド(207):化合物31-3を化合物204に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.91 (br s, 1H), 8.47 (dd, 1H), 8.44 - 8.37 (m, 2H), 8.22 (dd, 1H), 7.68 (d, 2H), 6.80 (t, 1H); MS for C11H8N2O4: m/z 232.9 (MH+).
(実施例44)
2’-ヒドロキシ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(208)
Figure 2023514725000137
2’-ヒドロキシ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(208):化合物31-8(50mg、0.19mmol)およびHCl(12M、2.33mL)の混合物を、110℃で4時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮して、化合物208を黄色固体(47mg、収率99%)として得た。1H NMR: (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.88 (d, 1H), 7.69 (d, 1H), 6.20 (d, 1H), 5.77 - 5.71 (m, 1H), 5.71 - 5.63 (m, 1H), 2.06 (s, 3H); MS for C12H10N2O4: m/z 246.9 (MH+).
以下の化合物は、実施例44における化合物208と同じ様式で作製した:
Figure 2023514725000138
2’-ヒドロキシ-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(209):化合物31-8を化合物205に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.45 (br, d, 1H), 8.17 (br, d, 1H), 7.57 (br, d, 1H), 6.77 (br, t, 1H), 6.55 (s, 1H), 6.40 (br, d, 1H); MS for C11H8N2O4: m/z 232.9 (MH+).
(実施例45)
2’-フルオロ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(211)
Figure 2023514725000139
ステップ1:エチル2’-フルオロ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボキシレート(210):EtOH(5mL)中の化合物30(354mg、3.5mmol)および化合物27-9(500mg、2.4mmol)の溶液に、TEA(954mg、9.4mmol)および4Aモレキュラーシーブ(50mg、2.4mmol)をN下で添加した。得られた混合物を90℃で36時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮した。得られた残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物210を黄色固体(200mg、収率31%)として得た。1H NMR: (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.46 (d, 1H), 8.10 (d, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.43 (s, 1H), 6.43 (d, 1H), 4.20 (q, 2H), 2.02 (s, 3H), 1.25 - 1.22 (m, 3H); MS for C14H13FN2O3: m/z 276.9 (MH+).
ステップ2:2’-フルオロ-6-メチル-2-オキソ-2H-[1,4’-ビピリジン]-3-カルボン酸(211):化合物211は、実施例10のステップ2において化合物39から化合物40を作製したものと同じ様式で、化合物210から合成した。1H NMR: (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.77 (br s, 1H), 8.53 (d, 1H), 8.43 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.55 (s, 1H), 6.81 (d, 1H), 2.14 (s, 3H); MS for C12H9FN2O3: m/z 249 (MH+).
(実施例46)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-エトキシピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(212)
Figure 2023514725000140
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-エトキシピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(212):化合物212は、一般手順Dを使用して、化合物31aおよび中間体I-1から合成した。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.97 (s, 1H), 8.63 - 8.41 (m, 2H), 8.35 (d, 1H), 8.00 (dt, 1H), 7.76 - 7.61 (m, 2H), 7.57 (dd, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.35 - 7.21 (m, 1H), 6.82 (d, 1H), 6.70 (d, 1H), 4.33 - 4.13 (q, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.93 (s, 3H), 2.06 (s, 3H), 1.40 (t, 3H); MS for C30H26FN5O6: m/z 572 (MH+).
以下の化合物も、実施例46において化合物31aおよび中間体I-1から化合物212を作製したものと同じ様式で、一般手順Dを使用して作製した:
1-(5-エトキシピリジン-2-イル)-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(213):中間体I-1を中間体I-3に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.01 (s, 1H), 8.80 - 8.63 (m, 2H), 8.52 (dd, 1H), 8.35 (d, 1H), 8.04 (dt, 1H), 7.80 (dd, 1H), 7.68 (dd, 1H), 7.58 (dd, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.43 - 7.31 (m, 1H), 6.72 (dd, 2H), 4.22 (q, 3H), 4.00 (s, 3H), 2.06 (s, 3H), 1.40 (t, 3H); MS for C29H24FN5O5: m/z 542 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(214):化合物31aを化合物78-4に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.28 (s, 1H), 8.57 (d, 1H), 8.47 (d, 1H), 7.91 (dd, 1H), 7.72 (td, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.46 (dd, J = 8.8, 4.6 Hz, 1H), 7.35 - 7.27 (m, 1H), 7.22 (t, 1H), 6.73 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.90 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 3.41 (s, 3H), 2.16 (s, 3H); MS for C30H25F2N5O6: m/z 590.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-メトキシ-6-メチルピリダジン-3-カルボキサミド(215):化合物31aを化合物180に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.49 (s, 1H), 8.65 (d, 1H), 8.48 (d, 2H), 7.92 (dd, 1H), 7.81 (td, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.55 - 7.49 (m, 1H), 7.41 (d, 1H), 7.28 (t, 1H), 6.77 (d, 1H), 4.05 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 2.28 (s, 3H); MS for C28H22F2N6O5: m/z 561.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド(216):化合物31aを化合物78-3に置き換え、中間体I-1を中間体I-2に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.92 (s, 1H), 11.92 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.53 (d, 1H), 7.81 - 7.71 (m, 3H), 7.63 (s, 1H), 7.57 - 7.52 (m, 1H), 7.15 (d, 2H), 6.77 (d, 1H), 3.96 (d, 6H), 2.74 (s, 3H), 2.17 (s, 3H); MS for C29H24FN5O5: m/z 542 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド(217):化合物31aを化合物78-3に置き換え、中間体I-1を中間体I-3に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.21 (s, 1H), 12.07 (s, 1H),8.72 (dd, 2H), 8.63 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (s, 2H), 7.53 (s, 1H), 7.42 - 7.34 (m, 2H), 6.73 (d, 1H), 4.00 (s, 3H), 2.74 (s, 3H), 2.16 (s, 3H); MS for C28H21F2N5O4: m/z 530.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド(218):化合物31aを化合物78-4に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.08 (s, 1H), 8.57 (d, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.72 (td, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.46 (dd, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.22 (t, 1H), 6.72 (d, 1H), 3.89 (d, 6H), 2.67 (s, 3H), 2.10 (s, 3H); MS for C29H23F2N5O5: m/z 560 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-(5-フルオロピリジン-2-イル)-5-メチル-3-オキソピラジン-2-カルボキサミド(219):化合物31aを化合物189に置き換えた。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 11.60 (s, 1H), 8.61 (d, 1H), 8.53 (d, 1H), 7.95 (dd, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.82-7.72 (m, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.49 - 7.44 (m, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.17 (t, 1H), 6.77 (d, 1H), 4.10 (s, 3H), 4.03 (s, 3H), 2.17 (s, 3H); MS for C27H20F2N6O5: 547.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(3-フルオロピリジン-4-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(220):化合物31aを化合物31-2に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.60 (s, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.66 (d, 1H), 8.53 - 8.42 (m, 2H), 7.93 (dd, 1H), 7.75 (t, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.41 (dd, 1H), 7.24 (t, 1H), 6.84 - 6.65 (m, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 2.10 (s, 3H); MS for C28H21F2N5O5: m/z 546.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-2-オキソ-1-ピリジン-4-イルピリジン-3-カルボキサミド(221):化合物31aを化合物31-3に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.82 (s, 1H), 8.78 (d, 2H), 8.46 (dd, 2H), 7.99 - 7.86 (m, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.51 (d, 2H), 7.39 (d, 1H), 7.23 (t, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.69 (d, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 2.02 (s, 3H); MS for C28H22FN5O5: m/z 528.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-2-オキソ-1-ピリジン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド(222):化合物31aを化合物65に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.86 (s, 1H), 8.69 - 8.62 (m, 1H), 8.59 (d, 1H), 8.53 - 8.40 (m, 2H), 7.97 - 7.83 (m, 2H), 7.67 - 7.53 (m, 2H), 7.39 (d, 1H), 7.23 (t, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.69 (d, 1H), 3.89 (d, 3H), 3.85 (d, 3H), 2.02 (s, 3H); MS for C28H22FN5O5: m/z 528.1 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[(6-メトキシ-1,7-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-ピリジン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(223):化合物31aを化合物65に置き換え、中間体I-1を化合物24に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.41 (s, 2H), 9.19 (d, 1H), 8.67 - 8.61 (m, 2H), 8.56 (dt, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.07 (dd, 1H), 7.85 (td, 1H), 7.56 - 7.45 (m, 2H), 7.44 (d, 1H), 7.34 (ddd, 1H), 6.78 (dd, 1H), 4.03 (s, 3H), 2.61 (s, 3H); MS for C27H20FN5O4: m/z 498.0 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-[2-[2-(2-エトキシエトキシ)エトキシ]ピリジン-4-イル]-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(224):化合物31aを化合物201に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO- d6) δ 11.87 (s, 1H), 8.48 (d, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.32 (d, 1H), 7.94 (dd, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.39 (ddd, 1H), 7.24 (t, 1H), 7.06 (dd, 1H), 7.00 (d, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.67 (d, 1H), 4.39 (qt, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.86 (s, 3H), 3.71 (t, 2H), 3.51 (dd, 2H), 3.42 (dd, 2H), 3.36 (q, 2H), 2.07 (s, 3H), 1.02 (t, 3H); MS for C34H34FN5O8: m/z 660.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-2-オキソ-1-(2-プロパン-2-イルオキシピリジン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド(225):化合物31aを化合物202に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO- d6) δ 11.86 (s, 1H), 8.48 (d, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.31 (d, 1H), 7.94 (dd, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.40 (dd, 1H), 7.24 (t, 1H), 7.01 (dd, 1H), 6.89 (d, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.66 (d, 1H), 5.28 - 5.11 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.86 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.27 (t, 6H); MS for C31H28FN5O6: m/z 586.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-メトキシピリジン-4-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(226):化合物31aを化合物31-8に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO- d6) δ 11.86 (s, 1H), 8.48 (d, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.34 (d, 1H), 7.94 (dd, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.39 (dt, 1H), 7.24 (t, 1H), 7.06 (dd, 1H), 7.00 (d, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.66 (d, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 3.86 (s, 3H), 2.06 (s, 3H); MS for C29H24FN5O6: m/z 558.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロ-6-メチルピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド塩酸塩(227):化合物31aを化合物31-6に置き換えた。1H NMR: (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.89 (s, 1H), 8.49-8.56 (m, 2H), 7.95-8.03 (m, 2H), 7.64 (s, 1H), 7.58 (m, 1H), 7.44 (br d, 1H), 7.27-7.33 (m, 1H), 6.82 (d, 1H), 6.71 (d, 1H), 3.94 (d, 6H), 3.43 (br s, 3H), 2.07 (s, 3H); MS for C29H23F2N5O5: m/z 560.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-ピリジン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド(228):化合物31aを化合物31-4に置き換えた。1H NMR: (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.86 (s, 1H), 8.69 - 8.62 (m, 1H), 8.59 (d, 1H), 8.53 - 8.40 (m, 2H), 7.97 - 7.83 (m, 2H), 7.67 - 7.53 (m, 2H), 7.39 (d, 1H), 7.23 (t, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.69 (d, 1H), 3.89 (d, 3H), 3.85 (d, 3H), 2.02 (s, 3H); MS for C28H22FN5O5: m/z 528.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-2-オキソ-1-ピリジン-4-イルピリジン-3-カルボキサミド(229):化合物31aを化合物204に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.92 (s, 1H), 8.83 - 8.80 (m, 2H), 8.60 (dd, 1H), 8.55 (d, 1H), 8.17 (dd, 1H), 8.01 (dd, 1H), 7.68 - 7.65 (m, 2H), 7.65 (s, 1H), 7.47 (dd, 1H), 7.32 (t, 1H), 6.84 (d, 1H), 6.78 (t, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.92 (s, 3H); MS for C27H20FN5O5: m/z 514.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-1-(2-メチルピリジン-4-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(230):化合物31aを化合物31-7に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.91 (s, 1H), 8.69 (d, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.51 (d, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.45 (br d, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.35 (dd, 1H), 7.30 (t, 1H), 6.82 (d, 1H), 6.74 (d, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.92 (s, 3H), 2.57 (s, 3H), 2.10 (s, 3H); MS for C29H24FN5O5: m/z 542.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-1-(1-オキシドピリジン-1-イウム-4-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(231):化合物31aを化合物206に置き換えた。1H NMR: (400 MHz, CD3OD) δ 8.78-8.69 (m, 3H), 8.63 (d, 1H), 8.13-8.06 (m, 1H), 7.82 (d, 2H), 7.64 (s, 1H), 7.51-7.42 (m, 2H), 7.23 (dd, 1H), 6.76 (d, 1H), 4.18 (d, 6H), 2.28 (s, 3H); MS for C28H22FN5O6: m/z 544 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(232):化合物31aを化合物208に置き換えた。1H NMR: (400 MHz, CDCl3) δ 11.62 (s, 1H), 8.57 (d, 1H), 8.45 (d, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.09 (s, 1H), 6.67 (d, 1H), 6.50 - 6.44 (m, 2H), 6.14 (dd, 1H), 4.03 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 2.24 (s, 3H); MS for C28H22FN5O6: m/z 544.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-フルオロピリジン-4-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(233):化合物31aを化合物211に置き換えた。1H NMR: (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.81 (s, 1H), 8.55 - 8.51 (m, 3H), 8.00 (dd, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.59 (br d, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.46 (br d, 1H), 7.30 (t, 1H), 6.82 (d, 1H), 6.76 (d, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.92 (s, 3H), 2.13 (s, 3H); MS for C28H21F2N5O5: m/z 546.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-2-オキソ-1-ピリダジン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド(234):化合物31aを化合物31-10に置き換えた。1H NMR: (400 MHz, CDCl3) δ 11.61 (s, 1H), 9.41 (br d, 1H), 8.70 (d, 1H), 8.52 (d, 1H), 7.91 (br d, 1H), 7.83 (m, 1H), 7.69 (br d, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.31 (br d, 1H), 7.16 (br m, 1H), 6.74 (d, 1H), 6.58 (br d, 1H), 4.11 (s, 3H), 4.03 (s, 3H), 2.17 (s, 3H); MS for C27H21FN6O5: m/z 529.1 (MH+).
5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(フラン-3-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(235):化合物31aを化合物6b-3に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.61 (s, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.49 (d, 1H), 7.96 (m, 2H), 7.86 (t, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.48 - 7.41 (m, 1H), 7.27 (t, 1H), 6.78 (d, 1H), 6.64 (d, 1H), 3.88 (d, 6H), 2.55 (s, 3H), 2.42 (d, 3H): MS for C29H23FN4O7: m/z 559 (MH+).
5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(フラン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(236):化合物31aを化合物6b-4に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.31 (s, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.49 (d, 1H), 7.95 (dd, 1H), 7.81 (dd, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.46 (dd, 1H), 7.27 (t, 1H), 6.78 (d, 1H), 6.71 - 6.62 (m, 2H), 3.88 (d, 6H), 2.54 (s, 3H), 2.30 (s, 3H): MS for C29H23FN4O7: m/z 559 (MH+).
5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(フラン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(237):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物31aを化合物6b-4に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.38 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.64 (d, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.94 - 7.86 (m, 2H), 7.73 (s, 1H), 7.33 - 7.25 (m, 2H), 6.92 (d, 1H), 6.87 - 6.78 (m, 2H), 4.03 (d, 6H), 2.70 (s, 3H), 2.45 (s, 3H): MS for C29H24N4O7: m/z 541 (MH+).
5-アセチル-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(フラン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(238):中間体I-1を中間体I-3に置き換え、化合物31aを化合物6b-4に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.35 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.71 - 8.61 (m, 2H), 7.99 (dd, 1H), 7.82 (t, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.56 - 7.48 (m, 1H), 7.36 (t, 1H), 6.72 - 6.63 (m, 3H), 3.94 (s, 3H), 2.55 (s, 3H), 2.30 (s, 3H): MS for C28H21FN4O6: m/z 529 (MH+).
5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(フラン-3-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(239):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物31aを化合物6b-3に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) 11.17 (s, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.61 (d, 1H), 8.10 (d, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.52 (t, 1H), 7.38 (d, 2H), 7.25 (d, 2H), 7.03 (d, 1H), 6.64 (d, 1H), 3.91 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 2.55 (s, 3H), 2.29 (s, 3H): MS for C29H24N4O7: m/z 541 (MH+).
5-アセチル-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(フラン-3-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(240):中間体I-1を中間体I-3に置き換え、化合物31aを化合物6b-3に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.66 (s, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.68 (d, 1H), 8.65 (d, 1H), 8.01 (dd, 1H), 7.96 (dd, 1H), 7.87 (t, 1H), 7.74 (d, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.36 (t, 1H), 6.71 - 6.67 (m, 1H), 6.66 (dd, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.55 (s, 3H), 2.41 (s, 3H): MS for C29H24N4O7: m/z 529 (MH+).
5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-2-オキソ-1-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド(241):化合物31aを化合物6b-5に置き換えた。C2923FNSのMS:m/z575(MH+)。
5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-2-オキソ-1-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド(242):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物31aを化合物6b-5に置き換えた。C2924SのMS:m/z557(MH+)。
(実施例47)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-エトキシ-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(243)
Figure 2023514725000141
DMF(0.01mL、0.13mmol、0.48当量)を、DCM(2mL)中の二塩化オキサリル(0.06mL、0.7mmol、3当量)および化合物174(75mg、0.27mmol、1当量)の撹拌懸濁液に0℃で添加した。氷浴を取り外し、溶液をさらに30分間撹拌し、次いで濃縮乾固した。中間体I-1(85mg、0.27mmol、1当量)を添加し、得られた混合物をDCM(2mL)中に懸濁させ、0℃に冷却した。DIEA(0.4mL、2mmol、9当量)を添加し、得られた混合物を、混合物を室温に加温しながら終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、得られた残留物を分取HPLC(水およびアセトニトリル中0.1%ギ酸)により精製して、化合物243を白色固体(36mg、23.2%)として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.53 (s, 1H), 8.63 (d, 1H), 8.53 (d, 1H), 8.05 (d, 1H), 7.98 (m, 1H), 7.91 (m, 1H), 7.85 (m, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.46 (m, 1H), 7.34 (t, 1H), 6.79 (d, 1H), 6.60 (d, 1H), 4.29 (q, 2H), 3.98 (s, 6H), 1.32 (t, 3H); MS for C29H23F2N5O6: m/z 576 (MH+).
以下の化合物は、実施例47において化合物174から化合物243を作製するために使用したものと同じ方法を使用して作製した:
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-エトキシ-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(244):中間体I-1を中間体I-2に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.33 (s, 1H), 8.63 (d, 1H), 8.51 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.96 (m, 1H), 7.85 (m, 1H), 7.78 (m, 2H), 7.63 (s, 1H), 7.18 (m, 2H), 6.74 (d, 1H), 6.59 (d, 1H), 4.28 (q, 2H), 3.97 (s, 6H), 1.31 (t, 3H); MS for C29H24FN5O6: m/z 558 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4,6-ジメチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド(245):化合物174を化合物182に置き換え、中間体I-1を中間体I-2に置き換えた。1H NMR (400MHz, CD3OD) δ 8.68 (d, 1H), 8.61 (d, 1H), 7.95 - 7.90 (m, 1H), 7.90 - 7.86 (m, 2H), 7.63 - 7.56 (m, 2H), 7.35 - 7.28 (m, 2H), 7.11 (d, 1H), 6.46 (s, 1H), 4.20 (s, 3H), 4.15 (s, 3H), 2.54 (s, 3H), 2.08 (s, 3H); MS for C29H24FN5O5: m/z 542.2 (MH+).
(実施例48)
N-[4-[(6,7ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-(5-フルオロピリジン-2-イル)-3-オキソピラジン-2-カルボキサミド(246)
Figure 2023514725000142
EDCI(96.0mg、0.50mmol)を、ピリジン(1mL)中の化合物194(40mg、170μmol)および中間体I-1(56mg、178μmol)の溶液に添加した。混合物を20~30℃で4時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、得られた残留物をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物246を黄色固体(61mg、収率67%)として得た。1H NMR: (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.12 (s, 1H), 8.72 (d, 1H), 8.55 (d, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.10-8.00 (m, 2H), 7.94 (dd, 1H), 7.69-7.61 (m, 2H), 7.51 (br d, 1H), 7.42-7.31 (m, 1H), 6.84 (d, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.95 (s, 3H); MS for C26H18F2N6O5: m/z 533.1 (MH+).
(実施例49)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(1-オキシドピリジン-1-イウム-4-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド塩酸塩(247):
Figure 2023514725000143
DMF(0.5mL)中の化合物207(50mg、0.215mmol)および中間体I-1(56.6mg、0.18mmol)の溶液に、HOBt(36.4mg、0.27mmol)およびEDCI(51.6mg、0.27mmol)を添加した。得られた溶液を25℃で20時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を分取HPLCにより精製して、化合物247を褐色固体(16.2mg、収率16%)として得た。1H NMR: (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.97 (s, 1H), 8.83 (d, 1H), 8.58 (dd, 1H), 8.45 (d, 2H), 8.17 (dd, 1H), 8.11 (dd, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.71 (d, 2H), 7.61 - 7.55 (m, 1H), 7.55 - 7.49 (m, 1H), 7.20 (d, 1H), 6.78 (t, 1H), 4.05 (s, 6H); MS for C27H20FN5O6: m/z 530.2 (MH+).
以下の化合物は、実施例49において化合物207から化合物247を作製するために使用したものと同じ方法を使用して作製した:
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド塩酸塩(248):化合物207を化合物209に置き換えた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.01 (s, 1H), 8.83 (d, 1H), 8.56 (dd, 1H), 8.15 - 8.08 (m, 2H), 7.85 (s, 1H), 7.58 (d, 2H), 7.54 - 7.49 (m, 1H), 7.19 (d, 1H), 6.74 (t, 1H), 6.56 (d, 1H), 6.42 (dd, 1H), 4.05 (s, 6H); MS for C27H20FN5O6: m/z 530.1 (MH+).
(実施例50)
5-ブロモ-N-(3-フルオロ-4-((6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)フェニル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド(249)。
Figure 2023514725000144
化合物249は、一般手順Dを使用して作製した。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.79 (s, 1H), 8.53 (d, 1H), 7.95 (dd, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.60 - 7.43 (m, 1H), 7.37 (t, 1H), 6.78 (dd, 1H), 4.38 - 4.25 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.86 - 3.74 (m, 2H), 3.67 (s, 3H), 2.70 (s, 3H), 2.42 (s, 3H); MS for C27H26BrFN4O6: m/z 601 (MH+).
以下の化合物は、実施例50において化合物158から化合物249を作製するために使用したものと同じ方法を使用して作製した:
Figure 2023514725000145
5-ブロモ-N-(3-フルオロ-4-((7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)フェニル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド(250):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.74 (s, 1H), 8.69 (d, 1H), 8.62 (d, 1H), 7.90 (dd, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.44 (ddd, 1H), 7.36 (t, 1H), 6.68 (dd, 1H), 4.36 - 4.23 (m, 2H), 3.76 - 3.63 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 3.28 (s, 3H), 2.62 (s, 3H), 2.35 (s, 3H); MS for C26H24BrFN4O5: m/z 573 (MH+).
5-ブロモ-N-(4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド(251):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.82 (s, 1H), 8.64 (dd, 1H), 7.98 (dd, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.51 (dd, 1H), 7.42 (t, 1H), 6.93 (d, 1H), 4.02 (d, 6H), 3.67 (s, 3H), 2.70 (s, 3H), 2.43 (s, 3H); MS for C25H22BrFN4O5: m/z 559 (MH+).
5-ブロモ-N-(3-フルオロ-4-((6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-ヒドロキシ-6-メチルニコチンアミド(252):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.02 (d, 1H), 12.83 (s, 1H), 8.62 (d, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.05 (dd, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.50 (dd, 1H), 7.41 (t, 1H), 6.93 (d, 1H), 4.35 (t, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.77 (t, 2H), 3.35 (s, 3H), 2.4 (s, 3H).
5-ブロモ-N-(4-((6,7-ジメトキシキノリン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-ヒドロキシ-6-メチルニコチンアミド(253):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.79 (s, 1H), 8.49 (d, 2H), 8.13 - 8.03 (m, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.47 - 7.32 (m, 4H), 6.50 (dd, 1H), 3.96 (s, 6H), 2.44 (s, 3H).
(実施例51)
N-[3-フルオロ-4-[[6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(254)。
Figure 2023514725000146
化合物254は、一般手順Cを使用して作製した。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.98 (s, 1H), 8.45 (d, 1H), 7.88 (dd, 1H), 7.65 (dd, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.40 (ddd, 1H), 7.28 (t, 1H), 6.70 (dd, 1H), 6.53 - 6.40 (m, 2H), 4.35 - 4.18 (m, 2H), 3.92 (s, 3H), 3.75 - 3.64 (m, 2H), 3.56 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 2.27 (s, 3H); MS for C31H29FN4O7: m/z 589 (MH+).
以下の化合物は、実施例51において化合物249から化合物254を作製するために使用したものと同じ方法を使用して作製した:
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(255):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.87 (s, 1H), 12.57 (s, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.74 (d, 1H), 7.72 (d, 2H), 7.58 (s, 1H), 7.14 (d, 1H), 7.12 (d, 1H), 6.88 (d, 1H), 6.74 (d, 1H), 6.55 (dd, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 2.39 (s, 3H); MS for C27H22N4O6: m/z 499.15 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(256):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.83 (s, 1H), 12.61 (s, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.59 (dd, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.13 (s, 1H), 7.11 (s, 1H), 7.10 - 7.02 (m, 2H), 6.74 (s, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 2.31 (s, 3H); MS for C27H22N4O5S: m/z 515.15 (MH+).
4-ヒドロキシ-N-[4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(257):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.86 (s, 1H), 12.62 (s, 1H), 8.65 (dd, 2H), 8.46 (s, 1H), 7.84 - 7.66 (m, 3H), 7.60 (dd, 1H), 7.27 - 7.13 (m, 2H), 7.13 - 7.00 (m, 2H), 6.67 (d, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.31 (s, 3H); MS for C26H20N4O4S: m/z 485.15 (MH+).
N-[4-(6,7-ジメトキシキノリン-4-イル)オキシフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(258):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.91 (s, 1H), 12.58 (s, 1H), 8.50 - 8.29 (m, 2H), 7.78 (d, 2H), 7.72 (dd, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.20 (d, 2H), 6.88 (dd, 1H), 6.55 (dd, 1H), 6.43 (d, 1H), 3.88 (d, 6H), 2.39 (s, 3H); MS C28H23N3O6: m/z 498.0 (MH+).
N-[4-(6,7-ジメトキシキノリン-4-イル)オキシ-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(259)。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.14 (s, 1H), 12.64 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.42 (d, 1H), 8.08 (s, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.71 (dd, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.45 - 7.36 (m, 1H), 7.35 (s, 1H), 6.87 (dd, 1H), 6.55 (dd, 1H), 6.43 (dd, 1H), 3.89 (s, 6H), 2.38 (s, 4H); MS for C28H22FN3O6: m/z 516.2 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[[6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド(260):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.06 (s, 1H), 12.62 (s, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.96 (dd, 1H), 7.71 (dd, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.37 (ddd, 1H), 7.27 (t, 1H), 6.87 (dd, 1H), 6.76 (dd, 1H), 6.54 (dd, 1H), 4.28 - 4.20 (m, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.73 - 3.65 (m, 2H), 3.27 (s, 3H), 2.38 (s, 3H); MS for C29H25FN4O7: m/z 561.0 (MH+).
5-(1-ベンゾフラン-2-イル)-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(261):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.94 (s, 1H), 8.45 (d, 1H), 7.88 (dd, 1H), 7.69 - 7.56 (m, 2H), 7.56 - 7.45 (m, 1H), 7.45 - 7.36 (m, 1H), 7.36 - 7.16 (m, 3H), 6.90 (d, 1H), 6.71 (dd, 1H), 3.90 (d, 6H), 3.60 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 2.35 (s, 3H); MS for C33H27FN4O6: m/z 595.2 (MH+).
5-(1-ベンゾフラン-3-イル)-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(262):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.22 (s, 1H), 8.45 (d, 1H), 7.92 - 7.78 (m, 2H), 7.57 (d, 2H), 7.38 (ddd, 1H), 7.35 - 7.23 (m, 3H), 7.18 (td, 1H), 6.70 (dd, 1H), 3.90 (d, 6H), 3.61 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.27 (s, 3H); MS for C33H27FN4O6: m/z 595.2 (MH+).
5-(1-ベンゾフラン-2-イル)-N-[3-フルオロ-4-[[6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(263):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.94 (s, 1H), 8.45 (d, 1H), 7.88 (dd, 1H), 7.66 - 7.58 (m, 2H), 7.55 - 7.46 (m, 1H), 7.46 - 7.37 (m, 1H), 7.35 - 7.10 (m, 3H), 6.90 (d, 1H), 6.71 (dd, 1H), 4.34 - 4.13 (m, 2H), 3.91 (s, 3H), 3.81 - 3.64 (m, 2H), 3.60 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.44(s, 3H), 2.35 (s, 3H); MS for C35H31FN4O7: m/z 639.2 (MH+).
5-(1-ベンゾフラン-3-イル)-N-[3-フルオロ-4-[[6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(264):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.22 (s, 1H), 8.44 (d, 1H), 7.95 - 7.79 (m, 2H), 7.65 - 7.53 (m, 2H), 7.38 (ddd, 1H), 7.32 - 7.12 (m, 4H), 6.69 (dd, 1H), 4.30 - 4.17 (m, 2H), 3.91 (s, 3H), 3.76 - 3.66 (m, 2H), 3.61 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.27 (s, 3H); MS for C35H31FN4O7: m/z 639.25 (MH+).
5-(1-ベンゾフラン-3-イル)-N-[3-フルオロ-4-[[7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(265):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.25 (s, 1H), 8.70 (d, 1H), 8.63 (d, 1H), 7.98 - 7.80 (m, 2H), 7.75 (d, 1H), 7.57 (dd, 1H), 7.46 - 7.38 (m, 1H), 7.38 - 7.24 (m, 3H), 7.18 (td, 1H), 6.69 (dd, 1H), 4.41 - 4.26 (m, 2H), 3.77 - 3.67 (m, 2H), 3.62 (s, 3H), 3.28 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.28 (s, 3H); MS for C34H29FN4O6: m/z 609.2 (MH+).
N-[3-フルオロ-4-[[7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(266):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.00 (s, 1H), 8.69 (d, 1H), 8.62 (d, 1H), 7.91 (dd, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.65 (dd, 1H), 7.42 (dd, 1H), 7.34 (t, 1H), 6.68 (dd, 1H), 6.53 - 6.41 (m, 2H), 4.38 - 4.19 (m, 2H), 3.80 - 3.65 (m, 2H), 3.56 (s, 3H), 3.29 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 2.27 (s, 3H); MS for C30H27FN4O6: m/z 559.15 (MH+).
(実施例52)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-(フラン-2-イル)-5-メチルピラジン-2-カルボキサミド(269):
Figure 2023514725000147
ステップ1:N-(4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-5-メチルピラジン-2-カルボキサミド(267):化合物267は、一般手順Dを使用して合成した。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.02 (s, 1H), 9.20 (d, 1H), 8.73 (d, 1H), 8.56 (d, 1H), 8.12 (dd, 1H), 7.85 (dt, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.39 (t, 1H), 6.82 (d, 1H), 3.96 (d, 6H), 2.65 (s, 3H); MS C22H18FN5O4: m/z 436.1 (MH+).
ステップ2:6-ブロモ-N-(4-((6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-5-メチルピラジン-2-カルボキサミド(268):化合物268は、実施例9における化合物36と同様の様式で合成した。この特定の場合では、反応物を60℃で終夜加熱した。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.44 (s, 1H), 9.23 (d, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.62 (d, 1H), 8.34 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.04 (d, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 2.66 (s, 3H); MS for C22H17BrFN5O4: m/z 516.0 (MH+).
ステップ3:N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-(フラン-2-イル)-5-メチルピラジン-2-カルボキサミド(269):化合物135は、一般手順Cを使用して合成した。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.06 (s, 1H), 9.15 (d, 1H), 8.69 (d, 1H), 8.53 (d, 1H), 8.29 (d, 1H), 7.82 (dd, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.02 - 6.86 (m, 2H), 6.60 (dd, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 2.59 (s, 3H); MS for C26H20FN5O5: m/z 502.1 (MH+).
(実施例53)
1-(2,2-ジフルオロエチル)-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-2-メチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(275)
Figure 2023514725000148
ステップ1:ベンジル(E)-3-((2,2-ジフルオロエチル)アミノ)ブタ-2-エノエート(270):磁気撹拌子、ディーンスタークトラップ、および圧力解放セプタムを備えた100mL丸底フラスコに、3-オキソブタン酸ベンジル(6g、31.2mmol、1.0当量)、2,2-ジフルオロエタンアミン(2.5g、31mmol、1.0当量)、およびトルエン(20mL)を添加した。溶液を3時間、水の沈殿が観察されなくなるまで加熱還流した。次いで、溶液を減圧下で濃縮して、270を黄色油状物(7.8g)として得、これをさらに精製することなく使用した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.63 (t, 1H), 7.42 - 7.27 (m, 5H), 6.15 (tt, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.56 (s, 1H), 3.69 (tdd, 2H), 1.94 (s, 3H).
ステップ2:ベンジル1-(2,2-ジフルオロエチル)-2-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(271):化合物271は、実施例32の第1のステップにおいてメチル3-(メチルアミノ)ブタ-2-エノエートおよび2,2,6-トリメチル-4H-1,3-ジオキシン-4-オンから化合物156を作製した方法と同様の様式で、化合物270および2,2-ジメチル-4H-1,3-ジオキシン-4-オンから合成することができる。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.48 - 7.42 (m, 2H), 7.42 - 7.29 (m, 3H), 6.47 (tt, 1H), 6.15 (s, 1H), 5.26 (s, 2H), 4.51 (td, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.26 (s, 3H); MS for C17H18F2NO3: m/z 322.1 (MH+).
ステップ3:ベンジル5-ブロモ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-2-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(272):化合物272は、実施例9における化合物36の合成により例示されるものなどの、NBSを使用する確立された条件により、化合物271から合成することができる。
ステップ4:ベンジル1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(フラン-2-イル)-2-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(273):化合物273は、一般手順Cを使用して、化合物272から合成することができる。
ステップ5:1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(フラン-2-イル)-2-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(274):化合物274は、標準的な水素化条件を使用して、化合物273から合成することができる。
ステップ6:1-(2,2-ジフルオロエチル)-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-2-メチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(275):化合物275は、一般手順Dを使用して、化合物274から合成することができる。C2923のMS:m/z581.2(MH+)。
(実施例54)
メチル7-ブロモ-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキシレート(282)
Figure 2023514725000149
ステップ1:5-エトキシ-3,6-ジヒドロ-2H-1,4-オキサジン(277):DCM(80mL)中の化合物276(5g、49.4mmol、1当量)の溶液に、EtOBF(10.3g、54.4mmol、1.1当量)を20℃で添加し、得られた反応混合物を20℃で12時間撹拌した。反応混合物を飽和NaCO水溶液のpH=8までの添加によりクエンチした。有機層を分離し、無水NaSOで乾燥させ、真空中で濃縮して、粗化合物277をDCM中の黄色油状物(6.3g)として得、これをさらに精製することなく使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 4.09 (m, 2H), 4.03 (s, 2H), 3.62-3.68 (m, 2H), 3.49-3.55 (m, 2H), 1.26 (m, 3H).
ステップ2:2,2-ジメチル-5-(モルホリン-3-イリデン)-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン(278):トルエン(50mL)中の化合物277(5g、39mmol、1当量)、2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン(5.6g、39mmol、1当量)およびEtN(1.08mL、7.74mmol、0.2当量)の溶液を、105℃で3時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、溶媒を真空中で蒸発させた。得られた残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(0~50%EtOAc/石油エーテル)により精製して、化合物278を黄色固体(1.4g、収率16%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 11.48 (br s, 1H), 5.05 (s, 2H), 3.94 (m, 2H), 3.55-3.63 (m, 2H), 1.68 (s, 6H); MS for C10H13NO5: m/z 169.8 (MH+).
ステップ3:メチル(E)-2-(モルホリン-3-イリデン)アセテート(279):MeOH(30mL)中の化合物278(1.3g、5.7mmol、1当量)およびNaOMe(371mg、6.9mmol、1.2当量)の溶液を、80℃で12時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、次いで真空中で濃縮した。得られた残留物を飽和NHCl水溶液(100mL)に溶解し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水NaSOで乾燥させ、真空中で濃縮して、化合物279を黄色固体(617mg、収率69%)として得、これをさらに精製することなく使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.56 (br s, 1H), 4.34 (s, 1H), 4.28 (s, 2H), 3.88-3.94 (m, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.36 (m, 2H); MS for C7H11NO3: m/z 157.9 (MH+).
ステップ4:5メチル8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキシレート(281):化合物279(300mg、1.9mmol、1当量)および化合物280(596mg、3.8mmol、2当量)の混合物を、水のディーンスタークトラップ除去を行いながら130℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮した。得られた残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(DCM中0~10%MeOH)により精製して、化合物281を黄色固体(220mg、収率55%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.17 (d, 1H), 6.48 (d, 1H), 4.83 (s, 2H), 4.08 - 4.05 (t, 2H), 3.95 - 3.92 (t, 2H), 3.90 (s, 3H); MS for C10H11NO4: m/z 209.9 (MH+).
メチル7-ブロモ-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキシレート(282):DMF(2mL)中の化合物281(210mg、1.00mmol、1当量)の溶液に、NBS(214mg、1.20mmol、1.2当量)を添加し、得られた混合物を25℃で2時間撹拌した。得られた混合物を飽和NaHCO水溶液(50mL)で希釈し、DCM(3×50mL)で抽出した。合わせたDCM抽出物を飽和NaCl水溶液(20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して、化合物282を黄色固体(260mg、収率90%)として得た。C1010BrNOのMS:m/z289.7(MH+)。
(実施例55)
メチル7-ブロモ-6-メチル-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキシレート(284)
Figure 2023514725000150
ステップ1:メチル6-メチル-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキシレート(283):化合物279(500mg、3.2mmol、1当量)および化合物280A(1.08g、7.6mmol、2.4当量)の混合物を、ディーンスタークトラップを用いて130℃で1時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮した。得られた残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物283を褐色固体(330mg、収率41%)として得た。C1113NOのMS:m/z224.1(MH+)。
ステップ2:メチル7-ブロモ-6-メチル-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキシレート(284):NBS(300mg、1.7mmol、1.25当量)を、DCM(10mL)中の化合物283(300mg、1.34mmol、1当量)の溶液に添加した。混合物を25~30℃で12時間撹拌した。混合物を濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物284を黄色固体(373mg、収率90%)として得た。C1112BrNOのMS:m/z304.0(MH+)。
(実施例56)
7-(フラン-2-イル)-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボン酸(286)
Figure 2023514725000151
ステップ1:メチル7-(フラン-2-イル)-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキシレート(285):ジオキサン(3mL)および水(0.3mL)中の化合物282(50mg、0.17mmol、1当量)および化合物87a(58mg、0.52mmol、3当量)の溶液に、Pd(dppf)Cl.CHCl(14.2mg、0.017mmol、0.1当量)およびNaCO(55mg、0.52mmol、3当量)を添加した。混合物を100℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、化合物285を黄色固体(32mg、収率67%)として得た。C1413NOのMS:m/z276.0(MH+)。
ステップ2:7-(フラン-2-イル)-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボン酸(286):THF(1mL)および水(1mL)中の化合物285(32mg、0.12mmol、1当量)の溶液に、LiOH・HO(14.6mg、0.35mmol、3当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮してTHFを除去した。得られた残留物を水(5mL)で希釈し、EtOAc(30mL)で抽出した。有機層を飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、化合物286を黄色固体(16mg、収率53%)として得た。C1311NOのMS:m/z262.1(MH+)。
以下の化合物は、実施例56において化合物282および化合物87aから2ステップで化合物286を作製するために使用したものと同じ方法を使用して作製した:
Figure 2023514725000152
8-オキソ-7-(チオフェン-2-イル)-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボン酸(287):C1311NOSのMS:m/z278.0(MH+)。
8-オキソ-7-(チオフェン-3-イル)-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボン酸(288):C1311NOSのMS:m/z277.8(MH+)。
7-(4-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボン酸(289):C1413NOSのMS:m/z291.8(MH+)。
7-(5-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボン酸(290):C1413NOSのMS:m/z291.9(MH+)。
7-(フラン-3-イル)-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボン酸(291):C1311NOのMS:m/z262.1(MH+)。
6-メチル-8-オキソ-7-(チオフェン-3-イル)-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボン酸(292):C1413NOSのMS:m/z292.0(MH+)。
7-(フラン-3-イル)-6-メチル-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボン酸(293)。
6-メチル-7-(4-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボン酸(294)。
7-(フラン-2-イル)-6-メチル-8-オキソ-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボン酸(295)。
6-メチル-8-オキソ-7-(チオフェン-2-イル)-1,3,4,8-テトラヒドロピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボン酸(296)。
(実施例57)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(フラン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(297)
Figure 2023514725000153
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(フラン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(297)。化合物297は、一般手順Dを使用して作製した。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.92 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.43 (m, 2H), 7.34 (t, 1H), 6.81 (d, 1H), 6.64 (d, 1H), 5.20 (s, 2H), 4.30 (t, 2H), 4.07 (t, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.96 (s, 3H), MS for C29H23FN4O7: m/z 559.1 (MH+).
以下の化合物は、実施例57におけるように、一般手順Dを使用して、化合物286および中間体I-1から化合物297を作製するために使用したものと同じ方法を使用して作製した:
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-7-(フラン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(298):中間体I-1を中間体I-2に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.76 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.78 (dd, 3H), 7.64 (s, 1H), 7.41 (d, 1H), 7.19 (dd, 2H), 6.79 (d, 1H), 6.64 (s, 1H), 5.21 (s, 2H), 4.29 (t, 2H), 4.07 (t, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.95 (s, 3H); MS for C29H24N4O7: m/z 541.0 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-8-オキソ-7-チオフェン-2-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(299):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物286を化合物287に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.7 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 7.79 - 7.75 (m, 3H), 7.64 - 7.59 (m, 2H), 7.2 - 7.16 (m, 3H), 6.79 (d, 1H), 5.22 (s, 2H), 4.27 (t, 2H), 4.09 (t, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.95 (s, 3H); MS for C29H24N4O6S: m/z 556.9 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-8-オキソ-7-チオフェン-3-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(300):化合物286を化合物288に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.17 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.37 (t, 2H), 7.97 (s, 1H), 7.67 - 7.64 (m, 3H), 7.41 (d, 1H), 7.34 (t, 1H), 6.81 (d, 1H), 5.22 (s, 2H), 4.24 (t, 2H), 4.08 (t, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.96 (s, 3H); MS for C29H23FN4O6S: m/z 575.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-8-オキソ-7-チオフェン-3-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(301):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物286を化合物288に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.99 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.38 (d, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.77 (d, 2H), 7.65 - 7.62 (m, 3H), 7.19 (dd, 2H), 6.78 (d, 1H), 5.23 (s, 2H), 4.24 (t, 2H), 4.08 (t, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.95 (s, 3H); MS for C29H24N4O6S: m/z 557.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(4-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(302):化合物286を化合物289に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.87 (s, 1H), 8.55 (d, 2H), 7.98 (dd, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.41 (m, 1H), 7.34 (t, 1H), 7.18 (s, 1H), 6.82 (d, 1H), 5.21 (s, 2H), 4.26 (t, 2H), 4.08 (t, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.96 (s, 3H), 2.26 (s, 3H); MS for C30H25FN4O6S: m/z 589.0 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-7-(4-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(303):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物286を化合物289に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.72 (s, 1H), 8.54 (m, 2H), 7.77 (d, 2H), 7.64 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.20 - 7.18 (m, 3H), 6.79 (d, 1H), 5.22 (s, 2H), 4.25 (t, 2H), 4.09 (t, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 2.27 (s, 3H); MS for C30H26N4O6S: m/z 571.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(5-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(304):化合物286を化合物290に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.98 (s, 1H), 8.56 (d, 1H), 8.51 (s, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.36 (t, 1H), 6.84 - 6.83 (m, 2H), 5.22 (s, 2H), 4.26 (t, 2H), 4.08 (t, 2H), 3.98 (s, 3H), 3.96 (s, 3H), 2.48 (s, 3H); MS for C30H25FN4O6S: m/z 589.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-7-(5-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(305):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物286を化合物290に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.82 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.50 (s, 1H), 7.77 (d, 2H), 7.64 (s, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.19 (d, 2H), 6.85 (s, 1H), 6.80 (d, 1H), 5.23 (s, 2H), 4.26 (t, 2H), 4.08 (t, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 2.48 (s, 3H); MS for C30H26N4O6S: m/z 571.0 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(フラン-3-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(306):化合物286を化合物291に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.2 (s, 1H), 8.66 - 8.63 (m, 2H), 8.37 (s, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.45 - 7.38 (m, 2H), 7.07 (d, 1H), 6.95 (d, 1H), 5.32 (s, 2H), 4.23 (t, 2H), 4.08 (t, 2H), 4.00 (s, 6H); MS for C29H23FN4O7: m/z 559.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-8-オキソ-7-チオフェン-3-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(307):化合物286を化合物292に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.48 (s, 1H), 8.51 (d, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.5 (m, 1H), 7.48 (d, 1H), 7.24 (bs, 1H), 7.15 (t, 1H), 7.07 (d, 1H), 6.73 (d, 1H), 5.58 (s, 2H), 4.15 - 4.04 (m, 7H), 3.5 (d, 3H), 2.37 (s, 3H); MS for C30H25FN4O6S: m/z 589.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(フラン-3-イル)-6-メチル-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(308):化合物286を化合物293に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.27 (s, 1H), 8.53 (d, 1H), 7.95 (br d, 1H), 7.75 (br s, 2H), 7.64 (s, 1H), 7.41 - 7.35 (m, 1H), 7.33 - 7.26 (m, 1H), 6.79 (br d, 1H), 6.53 (s, 1H), 5.27 (s, 2H), 4.14 (br d, 2H), 4.06 (br d, 2H), 3.95 (br d, 6H), 2.43 (s, 3H); MS for C30H25FN4O7: m/z 573.3 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-8-オキソ-7-チオフェン-2-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(309):化合物286を化合物287に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.85 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.55 (d, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.17 (t, 1H), 6.82 (d, 1H), 5.22 (s, 2H), 4.28 (t, 2H), 4.09 (t, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.96 (s, 3H); MS for C29H23FN4O6S: m/z 575.0 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-7-(フラン-3-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(310):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物286を化合物291に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.00 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.78 - 7.76 (m, 3H), 7.64 (s, 1H), 7.19 (d, 2H), 7.06 (d, 1H), 6.79 (d, 1H), 5.24 (s, 2H), 4.25 (t, 2H), 4.08 (t, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.95 (s, 3H); MS for C29H24N4O7: m/z 541.2 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-7-(フラン-3-イル)-6-メチル-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(311):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物286を化合物293に置き換えた。C3026のMS:m/z555.2(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-8-オキソ-7-チオフェン-3-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(312):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物286を化合物292に置き換えた。C3026SのMS:m/z571.2(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-7-(4-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(313):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物286を化合物294に置き換えた。C3128SのMS:m/z585.2(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(フラン-2-イル)-6-メチル-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(314):化合物286を化合物295に置き換えた。C3025FNのMS:m/z573.2(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-7-(フラン-2-イル)-6-メチル-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(315):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物286を化合物295に置き換えた。C3026のMS:m/z555.2(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-8-オキソ-7-チオフェン-2-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(316):中間体I-1を中間体I-2に置き換え、化合物286を化合物296に置き換えた。C3026SのMS:m/z571.2(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-8-オキソ-7-チオフェン-2-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(317):化合物286を化合物296に置き換えた。C3025FNSのMS:m/z589.4(MH+)。
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-7-(4-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド(318):化合物286を化合物294に置き換えた。C3127FNSのMS:m/z603.3(MH+)。
(実施例58)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-2-エチル-5-(フラン-2-イル)-1,6-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(324)
Figure 2023514725000154
ステップ1:メチル3-(メチルアミノ)ペンタ-2-エノエート(319):3-オキソペンタン酸メチル(20g、154mmol、1当量)およびEtOH中33%メチルアミン(50mL、154mmol)の混合物を、25℃で30分間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗化合物319を黄色油状物(20g、収率91%)として得、これをさらに精製することなく使用した。
ステップ2~6:N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-2-エチル-5-(フラン-2-イル)-1,6-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(324):化合物324は、実施例32における化合物160の合成により例示されるものと同じ5ステップシーケンスを使用して、化合物319から5ステップで合成した。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.83 (s, 1H), 8.45 (d, 1H), 7.87 (dd, 1H), 7.65 (dd, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.41 (ddd, 1H), 7.28 (t, 1H), 6.70 (dd, 1H), 6.49 (dd, 1H), 6.45 (dd, 1H), 3.91 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 2.75 (q, 2H), 2.28 (s, 3H), 1.18 (t, 3H); MS for C30H27FN4O6: m/z 559.2 (MH+).
以下の化合物は、実施例32における化合物160の合成により例示されるものと同じ手順を使用して作製した:
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-2-エチル-5-(フラン-2-イル)-1,6-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(325):ステップ6において、中間体I-1を中間体I-2に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.61 (s, 1H), 8.44 (d, 1H), 7.77 - 7.68 (m, 2H), 7.67 - 7.62 (m, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.16 - 7.07 (m, 2H), 6.67 (d, 1H), 6.49 (dd, 1H), 6.45 (dd, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.59 (s, 3H), 2.75 (q, 2H), 2.27 (s, 3H), 1.18 (t, 3H); MS for C30H28N4O6: m/z 541.1 (MH+).
2-エチル-N-[3-フルオロ-4-[[6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,6-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(326):ステップ6において、中間体I-1を化合物17に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.83 (s, 1H), 8.45 (d, 1H), 7.87 (dd, 1H), 7.65 (dd, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.41 (ddd, 1H), 7.28 (t, 1H), 6.70 (dd, 1H), 6.49 (dd, 1H), 6.45 (dd, 1H), 4.28 - 4.21 (m, 2H), 3.92 (s, 3H), 3.72 - 3.65 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.74 (q, 2H), 2.28 (s, 3H), 1.18 (t, 3H); MS for C32H31FN4O7: m/z 603.2 (MH+).
(実施例59)
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-フルオロエチル)-6-メチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(327)
Figure 2023514725000155
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-フルオロエチル)-6-メチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(327):化合物327は、実施例18において化合物61から化合物66を作製するために使用したものと同じ方法を使用して、化合物90から合成した。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.88 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 7.94 (dd, 1H), 7.62 (dd, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.37 (dd, 1H), 7.27 (dd, 1H), 7.09 (dd, 1H), 6.95 (dd, 1H), 6.76 (d, 1H), 4.83 (t, 1H), 4.72 (t, 1H), 4.62 (t, 1H), 4.55 (t, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 2.31 (s, 3H); MS for C29H24F2N4O5S: m/z 579.1 (MH+).
以下の化合物は、実施例59における化合物327の合成により例示されるものと同じ手順を使用して作製した:
1-(2-フルオロエチル)-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-5-(4-メチルチオフェン-2-イル)-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(328):化合物90を化合物102に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.01 (s, 1H), 8.75 (d, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.71 (d, 1H), 8.05 (dd, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.49 (dd, 1H), 7.43 (t, 1H), 7.25 (t, 1H), 6.83 (d, 1H), 6.76 (dd, 1H), 4.90 (t, 1H), 4.78 (t, 1H), 4.68 (t, 1H), 4.62 (t, 1H), 4.01 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.26 (d, 3H); MS for C29H24F2N4O4S: m/z 563.1 (MH+).
1-(2-フルオロエチル)-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-5-(5-メチルチオフェン-2-イル)-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(329):化合物90を化合物101に置き換えた。C2924SのMS:m/z563.1(MH+)。
1-(2-フルオロエチル)-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-4-オキソ-5-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド(330):化合物90を化合物98に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.08 (s, 1H), 8.68 (d, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.64 (d, 1H), 7.98 (dd, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.55 (dd, 1H), 7.46 - 7.37 (m, 2H), 7.35 (t, 1H), 7.02 (dd, 1H), 6.68 (d, 1H), 4.86 - 4.79 (m, 1H), 4.74 - 4.67 (m, 1H), 4.65 - 4.59 (m, 1H), 4.58 - 4.52 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.25 (s, 3H); MS for C28H22F2N4O4S: m/z 549.1 (MH+).
1-(2-フルオロエチル)-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド(331):化合物90を化合物100に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.92 (s, 1H), 8.71 - 8.66 (m, 2H), 8.64 (d, 1H), 7.98 (dd, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.63 (dd, 1H), 7.43 (dd, 1H), 7.35 (dd, 1H), 7.10 (dd, 1H), 6.96 (dd, 1H), 6.69 (dd, 1H), 4.84 (t, 1H), 4.72 (t, 1H), 4.63 (t, 1H), 4.56 (t, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.32 (s, 3H); MS for C28H22F2N4O4S: m/z 549.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-フルオロエチル)-6-メチル-4-オキソ-5-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド(332):化合物90を化合物93に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.04 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.48 (d, 1H), 7.94 (dd, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.55 (dd, 1H), 7.39 (dd, 1H), 7.36 (ddd, 1H), 7.26 (t, 1H), 7.01 (dd, 1H), 6.75 (d, 1H), 4.82 (t, 1H), 4.70 (t, 1H), 4.64 - 4.59 (m, 1H), 4.58 - 4.52 (m, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 2.25 (s, 3H); MS for C29H24F2N4O5S: m/z 579.1 (MH+).
N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-フルオロエチル)-5-(フラン-2-イル)-6-メチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(333):化合物90を化合物89に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.87 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.48 (d, 1H), 7.94 (dd, 1H), 7.72 (dd, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.38 (dd, 1H), 7.28 (dd, 1H), 6.76 (d, 1H), 6.58 - 6.52 (m, 2H), 4.82 (t, 1H), 4.70 (t, 1H), 4.61 (t, 1H), 4.55 (t, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 2.30 (s, 3H); MS for C29H24F2N4O6: m/z 563.1 (MH+).
1-(2-フルオロエチル)-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(フラン-3-イル)-6-メチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(334):化合物90を化合物99に置き換えた。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.14 (s, 1H), 8.75 (d, 1H), 8.73 - 8.68 (m, 2H), 8.05 (dd, 1H), 7.80 (d 1H), 7.79 - 7.74 (m, 2H), 7.48 (dd, 1H), 7.42 (dd, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.60 - 6.56 (m, 1H), 4.88 (t, 1H), 4.76 (t, 1H), 4.69 (d, 1H), 4.62 (d, 1H), 4.00 (s, 3H), 2.42 (s, 3H); MS for C28H22F2N4O5: m/z 533.1 (MH+).
(実施例60)
N-[4-[[7-(2-シクロブチルエトキシ)-6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(337)
Figure 2023514725000156
ステップ1:5-ブロモ-N-(3-フルオロ-4-((7-ヒドロキシ-6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)フェニル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド(335):化合物335は、一般手順Dを使用して、化合物158および化合物17-2から合成した。C2420BrFNのMS:m/z543(MH+)。
ステップ2:5-ブロモ-N-(4-((7-(2-シクロブチルエトキシ)-6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド(336):THF(0.5mL、0.2M)中の化合物335(54mg、0.1mmol、1当量)、トリフェニルホスフィン(78mg、0.30mmol、3.0当量)および2-シクロブチルエタノール(11mg、0.11mmol、1.1当量)の混合物を、氷浴中で0℃に冷却し、続いてDIAD(61mg、0.3mmol、3.0当量)を添加した。得られた混合物を撹拌しながら室温に終夜加温した。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮した。EtOAcを、得られた残留物に添加し、溶液を水で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残留物をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)により精製して、化合物336を油状物(40mg、収率64%)として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.81 (s, 1H), 8.58 (d, 1H), 7.96 (dd, 1H), 7.55 - 7.43 (m, 2H), 7.40 (t, 1H), 6.86 (d, 1H), 4.14 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.67 (s, 3H), 2.70 (s, 3H), 2.46 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.08 (dt, 2H), 1.93 (q, 2H), 1.89 - 1.78 (m, 2H), 1.78 - 1.61 (m, 2H); MS for C30H30BrFN4O5: m/z 627 (MH+).
ステップ3:N-[4-[[7-(2-シクロブチルエトキシ)-6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド(337):化合物337は、一般手順Cを使用して、化合物336から合成した。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.96 (s, 1H), 8.44 (d, 1H), 7.88 (dd, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.44 - 7.34 (m, 1H), 7.27 (t, 1H), 6.69 (dd, 1H), 6.55 - 6.34 (m, 2H), 4.04 (t, 2H), 3.91 (s, 3H), 3.56 (s, 3H), 2.42 (s, 3H), 2.38 (d, 1H), 2.27 (s, 3H), 2.01 (m, 2H), 1.85 (t, 2H), 1.83 - 1.73 (m, 2H), 1.66 (ddd, 2H); MS for C34H33FN4O6: m/z 613 (MH+).
キナーゼアッセイ
(実施例A)
キナーゼアッセイ
キナーゼ活性および化合物の阻害を、製造業者の使用説明書に従ってHTRF(登録商標)KinEaseアッセイ(Cisbio カタログ#62TK0PEB)を使用して調査した。簡潔には、DMSO中10種の異なる濃度(最終3%)の、300nLの体積の化合物を空の384ウェルアッセイプレート(Corning カタログ#3824)に供給した。10μLの体積の、酵素、1μMのビオチン化ペプチド基質および緩衝液の混合物を添加した。ATP(Kmで)の添加によりアッセイを開始した。10μLの反応物を室温でインキュベートした。ストレプトアビジン-XL665(5μL)およびTK抗体-Eu3+(5μL)を含有する検出緩衝液の添加によって反応を停止させた。室温での60分間のインキュベーション後、Envisionマイクロプレートリーダー(Perkin Elmer)で665nmおよび620nmの蛍光を読み取った。DMSO(100%活性)および1μMの参照化合物(0%活性)に対して正規化したキナーゼ活性を、蛍光比620/665×10,000を使用して計算した。IC50値は、ActivityBase XE(IDBS)の4パラメーターロジスティック曲線適合を使用した非線形回帰分析により計算した。
(実施例B)
ヒトAXLキナーゼアッセイ
ヒトAXL(残基464~885;CarnaBio、1ng/ウェル)を、5mM MgCl、1mM DTTおよび補充酵素緩衝液(SEB;Cisbio)を補充した酵素緩衝液(Cisbio)と共にインキュベートした。事前にプレートした化合物に混合物を添加した。KmでのATP(1.0μM)の添加により反応を開始した。反応物を室温で50分間インキュベートし、いずれもEDTA含有キナーゼ検出緩衝液(Cisbio)に希釈したSA-XL665およびTK-抗体の添加により停止した。キナーゼ活性を上述のように計算し、IC50値を報告した。
(実施例C)
ヒトMETキナーゼアッセイ
ヒトMET(残基956~1390;CarnaBio、0.1ng/ウェル)を、5mM MgCl、1mM DTTおよび1mM MnClを補充した酵素緩衝液(Cisbio)と共にインキュベートした。事前にプレートした化合物に混合物を添加した。KmでのATP(3.0μM)の添加により反応を開始した。反応物を室温で40分間インキュベートし、いずれもEDTA含有キナーゼ検出緩衝液(Cisbio)に希釈したSA-XL665およびTK-抗体の添加により停止した。キナーゼ活性を上述のように計算し、IC50値を報告した。
(実施例D)
ヒトMERキナーゼアッセイ
ヒトMER(残基528~999;CarnaBio、1ng/ウェル)を、5mM MgClおよび1mM DTTを補充した酵素緩衝液(Cisbio)と共にインキュベートした。事前にプレートした化合物に混合物を添加した。KmでのATP(40μM)の添加により反応を開始した。反応物を室温で60分間インキュベートし、いずれもEDTA含有キナーゼ検出緩衝液(Cisbio)に希釈したSA-XL665およびTK-抗体の添加により停止した。キナーゼ活性を上述のように計算し、IC50値を報告した。
(実施例E)
ヒトKDRキナーゼアッセイ
ヒトKDR(残基790~1356;CarnaBio、0.1ng/ウェル)を、5mM MgCl、1mM MnClおよび1mM DTTを補充した酵素緩衝液(Cisbio)と共にインキュベートした。事前にプレートした化合物に混合物を添加した。KmでのATP(4.0μM)の添加により反応を開始した。反応物を室温で40分間インキュベートし、いずれもEDTA含有キナーゼ検出緩衝液(Cisbio)に希釈したSA-XL665およびTK-抗体の添加により停止した。キナーゼ活性を上述のように計算し、IC50値を報告した。
(実施例F)
A-172細胞におけるAXL自己リン酸化ELISA
A-172神経膠芽腫細胞(ATCC#CRL-1620)を、10%FBS(Thermo Fisher#26140-079)、1%MEM NEAA(Thermo Fisher#11140-050)、1%GlutaMax(Thermo Fisher#35050-061)、および1%ペニシリン ストレプトマイシン(Thermo Fisher#15140-122)を含有するDMEM(Thermo Fisher#11995-040)中で24ウェルプレート(Greiner#662165)に2.5×10細胞/ウェルで播種した。A-172細胞を37℃、5%COで24時間インキュベートした後、無血清培地で24時間飢餓状態にした。試験化合物を、新鮮な無血清培地中で最終濃度0.3%DMSO(ビヒクル)まで8点用量曲線を作成するように連続希釈し、細胞に添加し、1時間インキュベートした。その後、細胞を1μg/mLの組換えヒトGas6(R&D Systems#885-GSB-500)で15分間刺激し、冷PBSで洗浄し、すぐに150μLの冷1X溶解緩衝液[20mM Tris、137mM塩化ナトリウム、2mM EDTA、10%グリセロール、1%NP-40代替品、1mM活性化オルトバナジン酸ナトリウム、1mM PefaBloc SC(Sigma-Aldrich#11429868001)、プロテアーゼ/ホスファターゼ阻害剤錠剤(Thermo Fisher#A32959)]で溶解した。ライセートを収集し、100μL/ウェルをヒトホスホ-AXL DuoSet IC ELISA(R&D Systems#DYC2228-2)に添加した。アッセイを製造業者の使用説明書に従って実施し、ヒトホスホ-AXL対照(R&D Systems#841645)を標準として使用し、試料のホスホ-AXL濃度を外挿した。陽性対照ウェル(100%活性)は、Gas6で刺激され、DMSOで処理された細胞ライセートを含有していた。陰性対照ウェル(0%活性)は、Gas6で刺激され、参照阻害剤で処理された細胞ライセートを含有していた。IC50値は、ActivityBase XE(IDBS)の4パラメーターロジスティック曲線適合を使用した非線形回帰分析により計算した。
(実施例G)
PC-3細胞におけるMet自己リン酸化ELISA
PC-3前立腺がん細胞(ATCC#CRL-1435)を、10%FBS(Thermo Fisher#26140-079)、1%MEM NEAA(Thermo Fisher#11140-050)、1%GlutaMax(Thermo Fisher#35050-061)、および1%ペニシリン ストレプトマイシン(Thermo Fisher#15140-122)を含有するDMEM(Thermo Fisher#11995-040)中で24ウェルプレート(Greiner#662165)に4×10細胞/ウェルで播種した。PC-3細胞を37℃、5%COで24時間インキュベートした後、無血清培地で3時間飢餓状態にした。試験化合物を、新鮮な無血清培地中で最終濃度0.3%DMSO(ビヒクル)まで8点用量曲線を作成するように連続希釈し、細胞に添加し、1時間インキュベートした。その後、細胞を100ng/mLの組換えヒトHGF(R&D Systems#294-HG-250)で10分間刺激し、冷PBSで洗浄し、すぐに130μLの冷1X溶解緩衝液[20mM Tris、137mM塩化ナトリウム、2mM EDTA、10%グリセロール、1%NP-40代替品、1mM活性化オルトバナジン酸ナトリウム、1mM PefaBloc SC(Sigma-Aldrich#11429868001)、プロテアーゼ/ホスファターゼ阻害剤錠剤(Thermo Fisher#A32959)]で溶解した。ライセートを遠心分離によって清澄化し、100μL/ウェルをPathScanホスホ-Met(panTyr)Sandwich ELISA(Cell Signaling Technology#7333)に添加した。アッセイを製造業者の使用説明書に従って実施した。陽性対照ウェル(100%活性)は、HGFで刺激され、DMSOで処理された細胞ライセートを含有していた。陰性対照ウェル(0%活性)は、HGFで刺激され、参照阻害剤で処理された細胞ライセートを含有していた。IC50値は、ActivityBase XE(IDBS)の4パラメーターロジスティック曲線適合を使用した非線形回帰分析により計算した。
(実施例H)
HUVEC細胞におけるKDR自己リン酸化ELISA
ヒト臍帯静脈内皮細胞すなわちHUVEC(Lonza#C2519A)を、1%ペニシリン ストレプトマイシン(Thermo Fisher#15140-122)を含有するEGM-2成長培地(Lonza#CC-3162)中で96ウェルプレート(Corning#3904)に2×10細胞/ウェルで播種した。HUVEC細胞を37℃、5%COで24時間インキュベートした後、1%ペニシリン ストレプトマイシンを含有する無血清EBM-2基礎培地(Lonza#CC-3156)で24時間飢餓状態にした。試験化合物を、新鮮な無血清培地中で最終濃度0.3%DMSO(ビヒクル)まで8点用量曲線を作成するように連続希釈し、細胞に添加し、1時間インキュベートした。その後、細胞を100ng/mLの組換えヒトVEGF165(R&D Systems#293-VE-500)で5分間刺激し、冷PBSで洗浄し、すぐに130μLの冷1X溶解緩衝液[20mM Tris、137mM塩化ナトリウム、2mM EDTA、10%グリセロール、1%NP-40代替品、1mM活性化オルトバナジン酸ナトリウム、1mM PefaBloc SC(Sigma-Aldrich#11429868001)、プロテアーゼ/ホスファターゼ阻害剤錠剤(Thermo Fisher#A32959)]で溶解した。ライセートを収集し、100μL/ウェルをヒトホスホ-KDR DuoSet IC ELISA(R&D Systems#DYC1766-2)に添加した。アッセイを製造業者の使用説明書に従って実施し、ヒトホスホ-KDR対照(R&D Systems#841421)を標準として使用し、試料のホスホ-KDR濃度を外挿した。陽性対照ウェル(100%活性)は、VEGF165で刺激され、DMSOで処理された細胞ライセートを含有していた。陰性対照ウェル(0%活性)は、無刺激の細胞ライセートを含有していた。IC50値は、ActivityBase XE(IDBS)の4パラメーターロジスティック曲線適合を使用した非線形回帰分析により計算した。
(実施例I)
一過性にトランスフェクトされた293A細胞におけるMer自己リン酸化ELISA
293A細胞(Thermo Fisher#R70507)を、10%FBS(Thermo Fisher#26140-079)、1%MEM NEAA(Thermo Fisher#11140-050)、1%GlutaMax(Thermo Fisher#35050-061)、および1%ペニシリン ストレプトマイシン(Thermo Fisher#15140-122)を含有するDMEM(Thermo Fisher#11995-040)中で、100mm皿(Greiner#664169)に1.5×10細胞/ウェルで播種した。293A細胞を37℃、5%COで24時間インキュベートした後、TransIT LT1トランスフェクション試薬(Mirus-Bio#MIR2305)を使用して6μgのMERTK DNA(Genecopoeia#EX-Z8208-M02)でトランスフェクトした。24時間のインキュベーション後、トランスフェクトされた293A細胞を、DMEM成長培地中で、96ウェルプレート(Corning#3904)に1×10細胞/ウェルで一晩播種した。試験化合物を、新鮮な無血清培地中で最終濃度0.3%DMSO(ビヒクル)まで8点用量曲線を作成するように連続希釈し、細胞に添加し、1時間インキュベートした。その後、細胞をすぐに150μLの冷1X溶解緩衝液[20mM Tris、137mM塩化ナトリウム、2mM EDTA、10%グリセロール、1%NP-40代替品、1mM活性化オルトバナジン酸ナトリウム、1mM PefaBloc SC(Sigma-Aldrich#11429868001)、プロテアーゼ/ホスファターゼ阻害剤錠剤(Thermo Fisher#A32959)]で溶解した。ライセートを遠心分離によって清澄化し、50μL/ウェルをヒトホスホ-Mer DuoSet IC ELISA(R&D Systems#DYC2579-2)に添加した。アッセイを製造業者の使用説明書に従って実施し、ヒトホスホ-Mer対照(R&D Systems#841793)を標準として使用し、試料のホスホ-Mer濃度を外挿した。陽性対照ウェル(100%活性)は、DMSOで処理された細胞ライセートを含有していた。陰性対照ウェル(0%活性)は、参照阻害剤で処理された細胞ライセートを含有していた。IC50値は、ActivityBase XE(IDBS)の4パラメーターロジスティック曲線適合を使用した非線形回帰分析により計算した。
実施例1~60に例示される本開示の化合物を、アッセイ(実施例A~I)のそれぞれで評価した。試験化合物の結果を表2および表3に要約する。表2および3のA、BおよびCは、以下の意味を有する:A=IC50≦100nM;B=100nM<IC50≦300nM;C=300nM<IC50≦1μM
Figure 2023514725000157
Figure 2023514725000158
Figure 2023514725000159
Figure 2023514725000160
Figure 2023514725000161
Figure 2023514725000162
Figure 2023514725000163
別段定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術および科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されもるのと同じ意味を有する。
本明細書に例示的に記載された本発明は、本明細書に具体的に開示されていない任意の要素(単数または複数)、限定(単数または複数)の非存在下で好適に実施することができる。したがって、例えば「含む(comprising)」、「含む(including)」、「含有する」などの用語は、拡張的に限定なく読まれるものとする。さらに、本明細書で用いられる用語および表現は、説明の用語として使用され、限定の用語として使用されておらず、かつそのような用語および表現の使用では、示され記載された特色またはその一部の任意の等価物を除外する意図はなく、特許請求される本発明の範囲内で様々な変更が可能であることが認識される。
本明細書で言及されたすべての刊行物、特許出願、特許および他の参考文献は、それぞれが個々に参照により組み込まれるのと同じ程度に、その全体が参照により明示的に組み込まれる。矛盾する場合、定義を含む本明細書が優先する。

Claims (45)

  1. 式(I):
    Figure 2023514725000164
    [式中、
    環Bは、N、OおよびSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を環員として有する5員ヘテロアリール、N、OおよびSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を環員として有する9~10員ヘテロアリール、または1もしくは2個の窒素原子を環員として有する6員ヘテロアリ-ルであり、
    はNまたはCR11であり、
    はN、CHまたはCRであり、
    はNまたはCHであり、
    はNまたはCRであり、
    はNまたはCRであり、
    はN、CHまたはCRであり、
    、XおよびXの1つ以下はNであり、
    はN、CまたはCHであり、
    はN、NR13、-C(=O)-またはCRであり、
    はN、NR12、CR、-C(=O)-、-C(=S)-であり、
    はN、NR、CR10、-C(=O)-または結合であり、
    はN、-COR、-C(=O)-またはCR14であり、
    、Z、ZおよびZの1つまたは2つは、それぞれ独立してN、NR13、NR12およびNRから選択され、
    、Z、ZおよびZの2つ以下は-C(=O)-であり、
    Figure 2023514725000165
    は単結合または二重結合であり、
    およびRは、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6ハロアルコキシ、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、CN、NO、OR、SR、NHOR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRから選択され、RおよびRの前記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    各Rは、独立してハロ、OH、CN、-COOH、-CONH(C1~6アルキル)、-SO(C1~6アルキル)、-SONH(C1~6アルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、およびC~Cシクロアルキルから選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)およびC~Cシクロアルキルは、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    、R12およびR13は、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6ハロアルコキシ、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、CN、NO、OR、SR、NHOR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、N=C(NR、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRから選択され、R、R12およびR13の前記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    、RおよびR10は、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルチオ、CN、C1~4ハロアルキル、C1~4ハロアルコキシ、OH、C1~4アルキル-C(O)-、C1~4アルキル-OC(O)-、-CONH(C1~4アルキル)、NH、-NHC1~4アルキルまたは-N(C1~4アルキル)であり、R、RおよびR10の前記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキル-C(O)-および-NH(C1~4アルキル)または-N(C1~4アルキル)のC1~4アルキルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    各Rは、独立してハロ、OH、COOR、COR、CONR、CN、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C2~6アルケニル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、CONR、NRCOR、NRCONR、SO、NRS(O)、NRS(O)NR、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5または6員ヘテロアリール、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、フェニル-C~Cアルキレンおよび(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5または6員ヘテロアリール、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、フェニル-C~Cアルキレンおよび(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    は、H、1もしくは2個のR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキル、またはヒドロキシ保護基であり、
    は、H、または1、2もしくは3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキルであり、
    11は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、NH、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRC(=NOH)NR、NRC(=NCN)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、NRS(O)NR、およびS(O)NRから選択され、R11の前記C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    14は、H、ハロ、CN、または1もしくは2個のR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキルであるか、
    あるいはR13およびR10は、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、前記4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、前記4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいはR10およびRは、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、縮合5もしくは6員ヘテロアリールまたは縮合フェニルを形成し、前記縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5もしくは6員ヘテロアリールまたは縮合フェニルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、前記縮合C3~7シクロアルキルまたは縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニル基によって置き換えられるか、
    あるいはZが結合であるとき、R13およびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、前記4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいはZが結合であるとき、R12およびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、前記4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいはZが結合であるとき、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールまたは縮合フェニルを形成し、前記縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールおよび縮合フェニルは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、前記縮合C3~7シクロアルキルまたは4~6員縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニルによって置き換えられるか、
    あるいはR12およびR10は、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、前記4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、前記4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいはRおよびR10は、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールまたは縮合ヘテロアリールを形成し、前記縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールおよび縮合ヘテロアリールは、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、前記縮合C3~7シクロアルキルまたは4~6員縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子は、必要に応じてカルボニルによって置き換えられ、
    各Rは、独立してH、CN、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-からなる群から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9、または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2、または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    各Rは、独立してハロ、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、OH、NH、NO、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、Si(R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRからなる群から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基でさらに必要に応じて置換され、
    各Rは、独立してH、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-からなる群から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    各Rは、独立してC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、ハロ、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、NH、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRC(=NOH)NR、NRC(=NCN)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、NRS(O)NRおよびS(O)NRからなる群から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-は、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    各Rは、独立してH、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、C~C10アリール、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、5または6員ヘテロアリール、(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、4~7員ヘテロシクロアルキル、(4~7員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~CアルケニルおよびC~Cアルキニルからなる群から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、C~C10アリール、5または6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~7員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、C~CアルケニルおよびC~Cアルキニルは、それぞれ1、2または3個のR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいは任意の2つのR置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    各Rは、独立してハロ、OH、CN、COOH、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、ビニル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~6員ヘテロシクロアルキルおよびC~Cシクロアルキルからなる群から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、フェニル、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキルおよび5~6員ヘテロアリールは、それぞれハロ、OH、CN、-COOH、-NH、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、C~C10シクロアルキル、5~6員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3個の置換基で必要に応じて置換され、
    各Rは、独立してハロ、OH、CN、COOH、-COO-C~Cアルキル、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~6員ヘテロシクロアルキルおよびC~Cシクロアルキルからなる群から選択され、
    式(I)中の環窒素原子は必要に応じて酸化され、
    下付き文字mは0、1または2であり、
    下付き文字nは0、1、2、3または4である]
    の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  2. 環Bが、1または2個の窒素原子を環員として有する6員ヘテロアリールであり、
    がNまたはCR11であり、
    がN、CHまたはCRであり、
    がNまたはCHであり、
    がNまたはCRであり、
    がNまたはCRであり、
    がN、CHまたはCRであり、
    、XおよびXの1つ以下がNであり、
    がN、CまたはCHであり、
    がN、NR13、-C(=O)-またはCRであり、
    がN、NR12、CR、-C(=O)-、-C(=S)-であり、
    がN、NR、CR10、-C(=O)-または結合であり、
    がCOR、-C(=O)-またはCR14であり、
    、Z、ZおよびZの1つまたは2つが、それぞれ独立してN、NR13、NR12およびNRから選択され、
    、Z、ZおよびZの2つ以下が-C(=O)-であり、
    Figure 2023514725000166
    が単結合または二重結合であり、
    およびRが、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6ハロアルコキシ、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、CN、NO、OR、SR、NHOR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRから選択され、RおよびRの前記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-が、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    各Rが、独立してハロ、OH、CN、-COOH、-CONH(C1~6アルキル)、-SO(C1~6アルキル)、-SONH(C1~6アルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、およびC~Cシクロアルキルから選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、およびC~Cシクロアルキルが、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    、R12およびR13が、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6ハロアルコキシ、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、CN、NO、OR、SR、NHOR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、N=C(NR、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRから選択され、R、R12およびR13の前記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C6~10アリール、C3~14シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C6~10アリール-C1~4アルキレン-、C3~14シクロアルキル-C1~4アルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-が、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    、RおよびR10が、それぞれ独立してH、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルチオ、CN、C1~4ハロアルキル、C1~4ハロアルコキシ、OH、C1~4アルキル-C(O)-、C1~4アルキル-OC(O)-、-CONH(C1~4アルキル)、NH、-NHC1~4アルキルまたは-N(C1~4アルキル)であり、R、RおよびR10の前記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキル-C(O)-および-NH(C1~4アルキル)または-N(C1~4アルキル)のC1~4アルキルが、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    各Rが、独立してハロ、OH、COOR、CONR、CN、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、CONR、NRCOR、NRCONR、SO、NRS(O)、NRS(O)NR、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5または6員ヘテロアリール、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、フェニル-C~Cアルキレンおよび(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5または6員ヘテロアリール、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、フェニル-C~Cアルキレンおよび(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-が、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    が、H、1もしくは2個のR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキル、またはヒドロキシ保護基であり、
    が、H、または1、2もしくは3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキルであり、
    11が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、NH、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRC(=NOH)NR、NRC(=NCN)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、NRS(O)NRおよびS(O)NRから選択され、R11の前記C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-が、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    14が、H、ハロ、CN、または1もしくは2個のR置換基で必要に応じて置換されたC1~6アルキルであるか、
    あるいはR13およびR10が、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、前記4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールが、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいはRおよびRが、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、前記4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールが、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいはR10およびRが、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、縮合5もしくは6員ヘテロアリールまたは縮合フェニルを形成し、前記縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5もしくは6員ヘテロアリールまたは縮合フェニルが、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、前記縮合C3~7シクロアルキルまたは縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子が、必要に応じてカルボニル基によって置き換えられるか、
    あるいはZが結合であるとき、R13およびRが、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、前記4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールが、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいはZが結合であるとき、R12およびRが、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、前記4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールが、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいはZが結合であるとき、RおよびRが、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールまたは縮合フェニルを形成し、前記縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールおよび縮合フェニルが、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、前記縮合C3~7シクロアルキルまたは4~6員縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子が、必要に応じてカルボニルによって置き換えられるか、
    あるいはR12およびR10が、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、前記4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールが、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいはRおよびRが、それらが結合している原子と一緒になって4~7員縮合ヘテロシクロアルキルまたは5~6員縮合ヘテロアリールを形成し、前記4~7員縮合ヘテロシクロアルキルおよび5~6員縮合ヘテロアリールが、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいはRおよびR10が、それらが結合している原子と一緒になって縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールまたは縮合ヘテロアリールを形成し、前記縮合C3~7シクロアルキル、4~6員縮合ヘテロシクロアルキル、5~6員縮合ヘテロアリールおよび縮合ヘテロアリールが、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、前記縮合C3~7シクロアルキルまたは4~6員縮合ヘテロシクロアルキルの1または2個の環炭素原子が、必要に応じてカルボニルによって置き換えられ、
    各Rが、独立してH、CN、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-からなる群から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~14員ヘテロアリール、4~14員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~14員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~14員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-が、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいは任意の2つのR置換基が、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれが、1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    各Rが、独立してハロ、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、OH、NH、NO、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、C(O)NRS(O)、OC(O)R、OC(O)NR、C(=NOH)R、C(=NOH)NR、C(=NCN)NR、NRC(=NCN)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(=NR)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、S(O)NRC(O)R、Si(R、P(O)R、P(O)(OR)(OR)、B(OH)、B(ORおよびS(O)NRからなる群から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-が、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基でさらに必要に応じて置換され、
    各Rが、独立してH、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-からなる群から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~C10アリール、C~C10シクロアルキル、5~10員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-が、それぞれ1、2、3、4または5個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいは任意の2つのR置換基が、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9または10員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれが、1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    各Rが、独立してC~Cアルキル、C~Cハロアルキル、ハロ、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、CN、NH、NHOR、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NHR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRC(=NOH)NR、NRC(=NCN)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、NRS(O)NRおよびS(O)NRからなる群から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~C10アリール、5~10員ヘテロアリール、C~C10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、C~C10シクロアルキル-C~Cアルキレン-、(5~10員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-および(4~10員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-が、それぞれ1、2または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    各Rが、独立してH、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、C~Cシクロアルキル-C~Cアルキレン-、C~C10アリール、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、5または6員ヘテロアリール、(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、4~7員ヘテロシクロアルキル、(4~7員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、C~CアルケニルおよびC~Cアルキニルからなる群から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cシクロアルキル、C~C10アリール、5または6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、C~C10アリール-C~Cアルキレン-、(5または6員ヘテロアリール)-C~Cアルキレン-、(4~7員ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキレン-、C~CアルケニルおよびC~Cアルキニルが、それぞれ1、2または3個のR置換基で必要に応じて置換されるか、
    あるいは任意の2つのR置換基が、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7、8、9、または10員のヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれが、1、2、または3個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換され、
    各Rが、独立してハロ、OH、CN、COOH、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~6員ヘテロシクロアルキルおよびC~Cシクロアルキルからなる群から選択され、Rの前記C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、フェニル、C~Cシクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキルおよび5~6員ヘテロアリールが、それぞれハロ、OH、CN、-COOH、-NH、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、C~C10シクロアルキル、5~6員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルから選択される1、2、または3個の置換基で必要に応じて置換され、
    各Rが、独立してハロ、OH、CN、COOH、-COO-C~Cアルキル、NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルコキシ、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~6員ヘテロシクロアルキルおよびC~Cシクロアルキルからなる群から選択され、
    式(I)中の環窒素原子が必要に応じて酸化され、
    下付き文字mが0、1または2であり、
    下付き文字nが0、1、2、3または4である
    請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  3. Figure 2023514725000167

    Figure 2023514725000168
    であり、波線が分子の残りへの結合点を示す、請求項1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  4. Figure 2023514725000169

    Figure 2023514725000170
    であり、波線が分子の残りへの結合点を示す、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  5. 環Bが、2-チエニル、3-チエニル、2-フリル、3-フリル、1H-ピラゾール-3-イル、1H-ピラゾール-4-イル、1H-ピラゾール-5-イルまたはピラゾール-1-イルである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  6. 環Bが、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジルまたは3-ピリダジニルである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  7. 環Aが
    Figure 2023514725000171
    であり、単一の波線が前記環Bへの結合点を示し、二重波線が分子の残りへの結合点を示す、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  8. 式(Ia):
    Figure 2023514725000172
    を有する、請求項1~3および6~7のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  9. 式(Ia-1):
    Figure 2023514725000173
    を有する、請求項1~3および6~8のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  10. 式(Ia-2):
    Figure 2023514725000174
    を有する、請求項1~3および6~8のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  11. 式(Ib):
    Figure 2023514725000175
    を有する、請求項1~3および6~8のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  12. 式(Ib-1):
    Figure 2023514725000176
    を有する、請求項1~3、6~8および11のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  13. 式(Ib-2):
    Figure 2023514725000177
    を有する、請求項1~3、6~8および11のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  14. 式(Ic):
    Figure 2023514725000178
    を有する、請求項1~3および6~8のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  15. 式(Ic-1):
    Figure 2023514725000179
    を有する、請求項1~3、6~8および14のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  16. 式(Ic-2):
    Figure 2023514725000180
    を有する、請求項1~3、6~8および14のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  17. 式(Id):
    Figure 2023514725000181
    を有する、請求項1~4のうちの一項のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  18. 式(Ie):
    Figure 2023514725000182
    を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  19. 式(If):
    Figure 2023514725000183
    を有する、請求項1~4のうちの一項のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  20. 式(Ij):
    Figure 2023514725000184
    を有する、請求項1~4のうちの一項のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  21. 式(Ik):
    Figure 2023514725000185
    を有する、請求項1~4のうちの一項のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  22. 式(Im):
    Figure 2023514725000186
    を有する、請求項1~4のうちの一項のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  23. 環Bが、2-ピリジル、3,ピリジル、4-ピリジル、またはN、OおよびSから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を環員として有する5員ヘテロアリールである、請求項17~22のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  24. 環Bが、2-チエニル、3-チエニル、2-フリル、3-フリル、2-ベンゾフラニル、3-ベンゾフラニル、1H-ピラゾール-3-イル、1H-ピラゾール-4-イル、1H-ピラゾール-5-イルまたはピラゾール-1-イルである、請求項17~23のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  25. が、H、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、ハロ、NH、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)、(C1~6アルキル)NHC(O)-または(C1~6アルキル)-SONH-である、請求項1~24のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  26. が、H、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、ハロ、OH、NH、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)、-(C1~6アルキル)NHC(O)-、CF、-(C1~6アルキル)-OC(O)-、ピリジル、-(C1~6アルキル)-SONH-、またはRで必要に応じて置換された1H-ピラゾール-4-イルである、請求項1~25のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  27. がCHまたはCRであり、Rがハロである、請求項1~26のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  28. nが0であるか、またはnが1、2、3もしくは4であり、各Rが独立してハロ、C1~6アルキルおよびC1~6アルコキシから選択される、請求項1~8、11、14および17~27のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  29. がHまたはメチルである、請求項1~28のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  30. がNである、請求項1~8、11、14および23~29のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  31. がCHである、請求項1~7および23~30のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  32. がCFである、請求項1~31のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  33. 各Rが、独立してH、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、OH、NH、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)、C3~6シクロアルキル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~4アルキレン-、4~6員ヘテロシクロアルキル、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、5~6員ヘテロアリール、(5~6員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、およびN=C[N(C1~6アルキル)(C1~6アルキル)]から選択され、Rの前記C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~4アルキレン-、4~6員ヘテロシクロアルキル、(4-6員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、5~6員ヘテロアリール、(5~6員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、およびN=C[N(C1~6アルキル)(C1~6アルキル)]が、それぞれ1または2個の独立して選択されるRまたはR置換基で必要に応じて置換される、請求項1~10および17~32のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  34. 12およびR13が、独立してH、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、OH、NH、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)、C3~6シクロアルキル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~4アルキレン、4~6員ヘテロシクロアルキル、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、5~6員ヘテロアリール、(5~6員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、およびN=C[N(C1~6アルキル)(C1~6アルキル)]から選択され、Rの前記C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~4アルキレン-、4~6員ヘテロシクロアルキル、(4~6員ヘテロシクロアルキル)-C1~4アルキレン-、5~6員ヘテロアリール、(5~6員ヘテロアリール)-C1~4アルキレン-、およびN=C[N(C1~6アルキル)(C1~6アルキル)]が、それぞれ1または2個の独立して選択されるR置換基で必要に応じて置換される、請求項1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  35. 、RおよびR10が、それぞれ独立してH、CH、プロペン-2-イル、Br、Cl、CN、メトキシ、2-フルオロエチル、イソプロピル、CHC(O)-、OH、t-ブチル、エチル、ヒドロキシメチル、イソプロピルチオおよびメトキシメチルから選択される、請求項1~7および23~34のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  36. 各Rが独立してHまたはC1~6アルキルである、請求項1~7、11~13、18、21および23~35のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  37. 14がHまたはハロである、請求項1~6および23~36のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  38. がCHまたはCRであり、Rがハロである、請求項1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  39. N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-[4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-(1,5-ナフチリジン-4-イルオキシ)フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-(6-メトキシキノリン-4-イル)オキシフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[[6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロ-3-メチルピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロ-3-メチルピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロ-3-メチルピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6-クロロ-1,7-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(6-メトキシ-1,7-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-ブロモ-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-シアノ-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-ピリジン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-ピリジン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-1,2-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-1,2-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-1,2-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;および
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-1,6-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    から選択される、いずれかの先行する請求項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  40. N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(4-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-メチルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-3-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-メチルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(フラン-3-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(4-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(3-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(2-メチルピラゾール-3-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-[2-メチル-5-(トリフルオロメチル)ピラゾール-3-イル]ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(2-メチルピラゾール-3-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(2,5-ジメチルピラゾール-3-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(5-メチルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(5-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-3-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-(5-メチルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-(5-メチルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-ホルミルフラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-3-イル)-4-ヒドロキシ-2-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-(5-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-(4-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-(3-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-N-[4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(2,5-ジメチルピラゾール-3-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(4-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-[2-メチル-5-(トリフルオロメチル)ピラゾール-3-イル]ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(3-メチルチオフェン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(1,2-オキサゾール-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(1,3-チアゾール-5-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(1,3-チアゾール-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(1,3-チアゾール-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-エチルフラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチル-5-(5-プロパン-2-イルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-エテニルフラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-プロパ-1-エン-2-イルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-エチルフラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-プロパン-2-イルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-(5-プロパ-2-エニルフラン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;および
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    から選択される、いずれかの先行する請求項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  41. 5-(5-シクロプロピルフラン-2-イル)-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    5-(5-シクロプロピルフラン-2-イル)-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド;
    5-(フラン-2-イル)-N-[4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-2,5-ジフルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-ピリジン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-(3-メチルピリジン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-(6-メチルピリジン-2-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチル-5-(2-メチルピリジン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロ-3-メチルピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-エトキシピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    1-(5-エトキシピリジン-2-イル)-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2-(メトキシメチル)-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-メトキシ-6-メチルピリダジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-(5-フルオロピリジン-2-イル)-5-メチル-3-オキソピラジン-2-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(3-フルオロピリジン-4-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-2-オキソ-1-ピリジン-4-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-2-オキソ-1-ピリジン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[(6-メトキシ-1,7-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-ピリジン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-[2-[2-(2-エトキシエトキシ)エトキシ]ピリジン-4-イル]-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-2-オキソ-1-(2-プロパン-2-イルオキシピリジン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-メトキシピリジン-4-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(5-フルオロ-6-メチルピリジン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-ヒドロキシ-2-メチル-5-ピリジン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-2-オキソ-1-ピリジン-4-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-1-(2-メチルピリジン-4-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-1-(1-オキシドピリジン-1-イウム-4-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-フルオロピリジン-4-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-2-オキソ-1-ピリダジン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(フラン-3-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(フラン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(フラン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-アセチル-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(フラン-2-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(フラン-3-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-アセチル-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(フラン-3-イル)-6-メチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-2-オキソ-1-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    5-アセチル-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-2-オキソ-1-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-エトキシ-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-エトキシ-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4,6-ジメチル-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-4-(5-フルオロピリジン-2-イル)-3-オキソピラジン-2-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(1-オキシドピリジン-1-イウム-4-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)-2-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[[6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-4-ヒドロキシ-6-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    4-ヒドロキシ-N-[4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-(6,7-ジメトキシキノリン-4-イル)オキシフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-(6,7-ジメトキシキノリン-4-イル)オキシ-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[[6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-4-ヒドロキシ-6-メチルピリジン-3-カルボキサミド;
    5-(1-ベンゾフラン-2-イル)-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-(1-ベンゾフラン-3-イル)-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-(1-ベンゾフラン-2-イル)-N-[3-フルオロ-4-[[6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-(1-ベンゾフラン-3-イル)-N-[3-フルオロ-4-[[6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    5-(1-ベンゾフラン-3-イル)-N-[3-フルオロ-4-[[7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[3-フルオロ-4-[[7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-(フラン-2-イル)-5-メチルピラジン-2-カルボキサミド;
    1-(2,2-ジフルオロエチル)-N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-2-メチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(フラン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-7-(フラン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-8-オキソ-7-チオフェン-2-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-8-オキソ-7-チオフェン-3-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-8-オキソ-7-チオフェン-3-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(4-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-7-(4-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(5-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-7-(5-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(フラン-3-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-8-オキソ-7-チオフェン-3-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(フラン-3-イル)-6-メチル-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-8-オキソ-7-チオフェン-2-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-7-(フラン-3-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-7-(フラン-3-イル)-6-メチル-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-8-オキソ-7-チオフェン-3-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-7-(4-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-7-(フラン-2-イル)-6-メチル-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-7-(フラン-2-イル)-6-メチル-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-8-オキソ-7-チオフェン-2-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-8-オキソ-7-チオフェン-2-イル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-6-メチル-7-(4-メチルチオフェン-2-イル)-8-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリド[2,1-c][1,4]オキサジン-9-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-2-エチル-5-(フラン-2-イル)-1,6-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-2-エチル-5-(フラン-2-イル)-1,6-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    2-エチル-N-[3-フルオロ-4-[[6-メトキシ-7-(2-メトキシエトキシ)-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]フェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,6-ジメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-フルオロエチル)-6-メチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    1-(2-フルオロエチル)-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-5-(4-メチルチオフェン-2-イル)-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    1-(2-フルオロエチル)-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-5-(5-メチルチオフェン-2-イル)-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    1-(2-フルオロエチル)-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-4-オキソ-5-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    1-(2-フルオロエチル)-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-6-メチル-4-オキソ-5-チオフェン-2-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-フルオロエチル)-6-メチル-4-オキソ-5-チオフェン-3-イルピリジン-3-カルボキサミド;
    N-[4-[(6,7-ジメトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]-3-フルオロフェニル]-1-(2-フルオロエチル)-5-(フラン-2-イル)-6-メチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    1-(2-フルオロエチル)-N-[3-フルオロ-4-[(7-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル)オキシ]フェニル]-5-(フラン-3-イル)-6-メチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;および
    N-[4-[[7-(2-シクロブチルエトキシ)-6-メトキシ-1,5-ナフチリジン-4-イル]オキシ]-3-フルオロフェニル]-5-(フラン-2-イル)-1,2,6-トリメチル-4-オキソピリジン-3-カルボキサミド;
    から選択される、いずれかの先行する請求項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
  42. 請求項1~41のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体、および薬学的に許容される担体または賦形剤を含む、医薬組成物。
  43. 対象におけるプロテインキナーゼのin vivo活性をモジュレートする方法であって、前記対象に、治療有効量の請求項1~41のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体、または請求項42に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
  44. 対象における疾患、障害または症候群を処置する方法であって、それを必要とする前記対象に、治療有効量の請求項1~41のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体、または請求項42に記載の医薬組成物を投与することを含み、前記疾患、障害または症候群が、プロテインキナーゼのin vivo活性をモジュレートすることによって少なくとも部分的に媒介される、方法。
  45. 前記プロテインキナーゼがAXL、KDR、MerまたはMetである、請求項44に記載の方法。
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