JP2023514501A - 喫煙物品用の包装材及びそのような包装材を製造する方法 - Google Patents

喫煙物品用の包装材及びそのような包装材を製造する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、喫煙物品用の包装材(1)であって、包装材(1)は、閉じられた状態において実質的に直方体形状を有し、上部開口部(3)を有する包装材本体(2)を含み、上部開口部(3)は包装材本体(2)の背側(5)にヒンジ式に接続された蓋(4)で閉じることができ、蓋(4)は、互いに直角に配置されている矩形のトップパネル(6)と、フロントパネル、バックパネル、及びサイドパネル(7、8、9a、9b)とを含み、蓋(4)の頂部から底部までの長手方向(L)におけるフロントパネル(7)の長さ(10)は、長手方向(L)におけるバックパネル(8)の長さ(11)よりも大きい、喫煙物品用の包装材(1)に関する。本発明は、サイドパネル(9a、9b)がそれぞれ、各サイドパネル(9a、9b)の下前隅部(15)から各サイドパネル(9a、9b)の後縁部(17)の中間点(16)まで延びるミシン目線(14)に沿って上部部分と下部部分(12、13)とに分離可能であることを特徴とする。本発明はまた、そのような包装材を製造する方法に関する。

Description

本発明は、喫煙物品用の包装材であって、包装材は、閉じられた状態において実質的に直方体形状を有し、上部開口部を有する包装材本体を含み、上部開口部は包装材本体の背側にヒンジ式に接続された蓋で閉じることができ、蓋は、互いに直角に配置されている矩形のトップパネルと、フロントパネル、バックパネル、及びサイドパネルとを含み、蓋の頂部から底部までの長手方向におけるフロントパネルの長さは、長手方向におけるバックパネルの長さよりも大きい、喫煙物品用の包装材に関する。
消耗品を収容する包装材は、多くの場合、消費者に販売される際に開封明示機能を含む。開封明示機能は、包装材が最初に開封されたときに変更され、したがって、その最終使用者に届いたときに包装材が以前に開封されたか否かを示す。喫煙物品包装材においては、多くの場合、包装材に加えて、引き裂いて開ける(tear-and-open)ストリップを含むポリエチレン箔又は任意の他のプラスチック箔製のラッピングが開封明示機能として使用される。しかし、持続可能性の理由から、これらのプラスチック箔は望ましくない。
したがって、本発明の目的は、追加の持続可能でない材料を含まず、包装材の最初の開封を確実に示し、包装プロセスに実装することが容易で、コスト効果的な包装材の代替的な開封明示機能を提供することである。
前述の課題は、喫煙物品用の包装材であって、包装材は、閉じられた状態において実質的に直方体形状を有し、上部開口部を有する包装材本体を含み、上部開口部は包装材本体にヒンジ式に接続された蓋で閉じることができ又は閉じられ、蓋は、互いに直角に配置された矩形のトップパネルと、フロントパネル、バックパネル、及びサイドパネルとを含み、蓋は、バックパネルにて包装材本体の背側にヒンジ式に接続されており、蓋の頂部から底部までの長手方向におけるフロントパネルの長さは、長手方向におけるバックパネルの長さよりも大きい、喫煙物品用の包装材によって解決される。本発明は、サイドパネルがそれぞれ、各サイドパネルの下前隅部から各サイドパネルの後縁部の中間点まで延びるミシン目線に沿って上部部分と下部部分とに分離可能であり、サイドパネルの下部部分は包装材本体に取り付けられていることを特徴とする。
実質的に直方体とは、面、隅部及び/又は縁部が斜端を含み得る並びに/又は湾曲し得る及び/若しくは丸みを帯び得ることを意味し得る。蓋のサイドパネルの下部部分は、包装材本体又は任意の追加の包装材構成要素に取り付け可能である。追加の包装材構成要素は、任意の内側若しくは外側ラッパー又はライナーであり得る。包装材を最初に開封するときに、取り付けられたサイドパネルの下部部分がミシン目線にてサイドパネルの上部部分から分離される。換言すると、ミシン目線は包装材を最初に開封するときに引き裂かれ、それによって、サイドパネルの上部部分が、どのような場合にも取り付けられたままのサイドパネルの下部部分から分離されることで蓋を分離する。ミシン目線の引き裂きは不可逆的である。これは、サイドパネルの上部部分が対応する下部部分から不可逆的に分離されることを意味する。不可逆性によって、開封明示機能が提供される。
これは、いくつかの利点を提供する。追加のポリエチレン又はプラスチックラッピングが省略され、これによりゴミを減らし、包装材全体をより持続可能にしつつ、客に対して信頼性の高い開封明示機能をなおも提供する。このことはまた、ポリエチレン又はプラスチックラッピングの製造工程を省略することができ、製造コストが減少することを意味する。これに加えて、包装材が折られる材料の裁断パターンは、この開封明示機能のない任意の標準的な裁断パターンに非常に類似している。具体的には、裁断パターンにサイドパネルの下部部分を追加し、下部部分と上部部分との間にミシン目を作成する必要があるだけである。採用する裁断パター(patters)が非常に類似していることから、包装材は、標準的な機械類によって任意の標準的な包装材と全く同じ手法で折ること及び製造することができる。1つの追加の工程、下部部分の取り付けのみを必要とする。これにより、この開封明示機能の実装コストが非常に低くなる。また、この開封明示機能には追加の材料がほとんど必要なく、非常にコスト効果的になる。下前隅部から後縁部の中間点までミシン目線を配置することによって、ヒンジ式に接続された蓋が開封のために上方に回転すると、ミシン目線を容易に引き裂くことができる。これにより、開封明示機能が客にとって使いやすくなる。引き裂いて開けるストリップを有するポリエチレンラッピングを有する標準的な開封明示機能に比べて、提案する開封明示機能は、客にとって必要な工程を、1つの工程、すなわちヒンジ式に接続された蓋の上方回転のみに削減する。また、包装材の全ての部分は包装材のある部分に取り付けられたままであり、これにより、ゴミが適切なゴミ処理を伴わずに環境に捨てられるリスクが低下する。
本発明によれば、サイドパネルの下部部分は包装材本体に取り付けられている。包装材本体における取り付けは最も簡便である。このように、開封明示機能を設けるために追加の包装材構成要素は必要ない。好ましくは、サイドパネルの下部部分は、包装材本体の対応する側に取り付けられている。好ましくは、下部部分は包装材本体に接着されている。好ましくは、グルーはポリ酢酸ビニル(PVA)である。
別の実施形態によれば、サイドパネルの下部部分は包装材本体に接着されている。
別の実施形態によれば、包装材本体は、それぞれが内層と外層とを有する2層サイドパネルを含み、蓋のサイドパネルの下部部分は、包装材本体のサイドパネルの内層に接着されている。
別の実施形態によれば、包装材本体は、フロントパネル及びバックパネルを含み、長手方向において、フロントパネルの長さはバックパネルの長さよりも小さく、包装材本体はサイドパネルを更に含み、サイドパネルはそれぞれ、フロントパネルの上縁部とバックパネルの上縁部とを接続する角度付き上縁部を有し、蓋のサイドパネルの下部部分は、角度付き上縁部の近傍の固定領域にて包装材本体の各サイドパネルに取り付けられている。
この実施形態では、包装材の閉じられた状態において、包装材本体のサイドパネルの角度付き上縁部は、蓋のサイドパネルのミシン目線の近傍に配置されている。これにより、蓋のサイドパネルの下部部分と包装材本体のサイドパネルとの重なりが作成される。好ましくは、2つの重なり部分は類似の形状を有する。この重なりに固定領域が配置される。このようにして、蓋のサイドパネルの下部部分は包装材本体に容易に取り付けることができる。また、重なり領域の類似の形状によって、下部部分はミシン目線に非常に接近して取り付けることができる。これによりミシン目の引き裂きプロセスが改善され、開封明示機能が適切に機能することを確実にする。
好ましくは、固定領域は、小さなマージンによって角度付き上縁部から離隔している。マージンは、固定のために使用されるグルーが溢れることを防止する。なぜなら、このことは包装材が低品質であるという印象を生じさせるからである。好ましくは、取付領域内に単一の丸グルードットが配置される。この代わりに、いくつかの小さなグルードットが使用されてもよい。好ましくは、いくつかのグルードットが取付領域内に均一に配分される。好ましくは、4つ又は5つのグルードットが使用される。好ましくは、グルーはポリ酢酸ビニル(PVA)である。好ましくは、閉じられた状態において、角度付き上縁部とミシン目線は完全には整合しない。好ましくは、閉じられた状態において、角度付き上縁部はミシン目線に対して角度を成している。好ましくは、閉じられた状態における角度付き上縁部とミシン目線との間の角度は、5°~10°、更に好ましくは6°~8°である。一方では、この構成は、角度付き上縁部を形成する切取部が切取部の最小サイズを超えることを可能にする。他方では、製造公差により完全に整合した場合に起こる可能性があり、包装材が低品質であるという印象を生じさせる、角度付き上縁部とミシン目線との非常にわずかな不整合は防止される。
別の実施形態によれば、ミシン目線は、切り込みと交互に配されたウェブを含み、ミシン目線は、下前隅部にて切り込みから開始する。切り込みと交互に配されたウェブとは、ミシン目線に沿って、切り込みに、切られていない材料が続くことを意味する。ミシン目線の切られていない材料はそれぞれ、ウェブと呼ばれる。ミシン目線が引き裂かれると、引き裂きプロセスは下前隅部から開始する。これは、ヒンジ式に接続された蓋の回転開封運動による。下前隅部は、蓋の回転中心まで最大距離を有するミシン目線の地点を示し、後縁部の中間点は、蓋の回転中心まで最小距離を有するミシン目線の地点を示す。これにより、蓋を上方に回転させるとミシン目線の次の引き裂きを生じさせ、包装材を下前隅部から後縁部の中間点まで開く。切り込みを下前隅部に、すなわち引き裂きプロセスの開始点に直接配置することによって、ミシン目を下前隅部のウェブから開始するのに比べ、ミシン目を切り裂くことが大幅に容易になる。したがって、引き裂きプロセスを開始するのに必要なこの初期力が低減され、使用者のミシン目の引き裂きが簡便になる。
別の実施形態によれば、ミシン目線に沿って測定したウェブの幅は0.04~3mmである。好ましくは、ミシン目線に沿って測定したウェブの最小幅は、0.1mm、更により好ましくは0.2mm、及び/又は最大幅は、2mm、更により好ましくは1mmである。ウェブの特定の最小幅は、ミシン目線の任意の不要な引き裂きが防止されることを確実にする。これは、信頼性の高い開封明示機能を確実にするために非常に重要である。他方で、ウェブの最大幅は、使用者によって開始されるときにミシン目の簡単且つ便利な引き裂きを確実にする。所与の範囲において、開封明示機能の信頼性の高い機能が提供される。ウェブの幅の選択において、包装材が作成される材料の坪量も重要である。坪量が小さくなるほどウェブが広くなり得る。好ましくは、包装材の材料の坪量は170~300g/mである。
別の実施形態によれば、切り込みは、0.1~20mmの、ミシン目線に沿った長さを含む。好ましくは、切り込みは、1mm、更により好ましくは2mmの、ミシン目線に沿った最小長さ、及び/又は15mm、更により好ましくは10mmの最大長さを含む。切り込みの特定の最大長さは、ミシン目線の任意の不要な引き裂きが防止されることを確実にする。これは、信頼性の高い開封明示機能を確実にするために非常に重要である。他方で、切り込みの最小長さは、使用者によって開始されるときにミシン目の簡単且つ便利な引き裂きを確実にする。所与の範囲において、開封明示機能の信頼性の高い機能が提供される。
好ましくは、ミシン目線の長さの最大50%がウェブからなり、ミシン目線の長さの最低50%が切り込みからなる。更により好ましくは、ミシン目線の長さの最大25%がウェブからなり、ミシン目線の長さの最低75%が切り込みからなる。好ましくは、切り込みからなるミシン目線の長さは、ミシン目線長さの少なくとも85%、更により好ましくは90%、及び/又は最大93%、更により好ましくは95%を示す。ミシン目線全体に沿った十分量の全体的な切り込み長さによって、ミシン目を引き裂くために必要な力が十分に低くなり、容易な引き裂きを可能にする。
別の実施形態によれば、ミシン目線において、切り込みの数はウェブの数に等しい。切り込みとウェブの数が等しいことにより、ミシン目線の開始地点と終了地点は、一方に切り込みが配置され、他方にウェブが配置されるという点で、互いに異なる。ミシン目線の開始地点と終了地点が異なることにより、ミシン目線を引き裂くために高い初期力が望まれる場合には、ウェブは、開始地点に配置され得る。この実施形態は、ミシン目線の開始地点に配置される切り込みと組み合わせると特に有利である。この場合、ミシン目の終了地点にウェブが配置される。切り込みが開始地点にあることで、ミシン目を引き裂いて包装材を開封するための初期力が低下し、ウェブがミシン目の終了地点にあることで、最後のウェブを引き裂くためのてこの力が最大化される。このように、ミシン目は引き裂いて開くことが特に容易である。これは使用者にとって便利である。この特に容易な引き裂きは蓋の回転運動に対してのみ提供され、ミシン目線に対して生じる垂直力又は斜めの力にはこの力の低減が含まれないため、信頼性の高い開封明示機能がなおも提供される。
別の実施形態によれば、切り込みの数は4つであり、ウェブの数は4つである。4つの切り込み及びウェブにより、ミシン目線は、標準的なタバコの包装材の比率に比べて有利な手法で設計され得る。標準的なタバコ包装材以外の包装材については、切り込み及びウェブの理想的な数は異なる場合がある。
別の実施形態によれば、ミシン目線に沿った切り込みの長さは、下前隅部から中間点まで単調に又は厳密に単調に減少する。最大長さの切り込みを開始地点に配置することにより、引き裂かれる材料の割合は、ミシン目線の終了地点に比べるとミシン目線の開始地点において低下する。これにより、蓋を上方に回転させるときに高いてこの力が生じ、ミシン目の引き裂きを容易にし、ミシン目線の良好な引き裂き挙動がもたらされる。単調な減少とは、この場合、下前隅部にあるミシン目の開始地点にある第1の切り込みの切り込み長さが最大であり、後縁部の中間点にあるその終了地点に向けてミシン目線に沿った後続のどの切り込みも先行する切り込みに長さが等しい又は先行する切り込みよりも長さが短いことを意味する。厳密に単調な減少とは、この場合、下前隅部にあるミシン目の開始地点にある第1の切り込みの切り込み長さが最大であり、後縁部の中間点にあるその終了地点に向けてミシン目線に沿った後続のどの切り込みも先行する切り込みよりも長さが短いことを意味する。
別の実施形態によれば、ミシン目線に沿ったウェブの幅は、下前隅部から中間点まで単調に又は厳密に単調に減少する。最大幅のウェブを開始地点に配置することにより、引き裂かれる材料の実際量は、ミシン目線の終了地点に比べるとミシン目線の開始地点において低下する。これにより引き裂きの開始が容易になり、生産取扱時における蓋のサイドパネルの下部部分の不要な脱離を防止する。
別の実施形態によれば、フロントパネル及びサイドパネルはそれぞれ矩形形状を有する。矩形形状は、生産時における製造及び取扱が容易であるという非常に容易な解決策を示す。この実施形態では、蓋のサイドパネルの下縁部は線であり、各サイドパネルの後縁部に対して垂直に配置されている。また、必要な切断工具は製造及び維持が容易である。矩形形状の蓋のサイドパネルの代わりに、サイドパネルは多角形形状を含んでもよい。この場合、下縁部は後縁部に対して垂直ではない。別の代替的な実施形態では、下縁部は湾曲した形状を含む。このように、包装材は、製造者の好みに従って自由に設計することができる。
別の実施形態によれば、ミシン目線とサイドパネルの前縁部との間の角度は、55°~62°、好ましくは57°~60°、更により好ましくは59°~58°である。この角度は、包装材を最初に開封するために蓋を後方に回転させるときのミシン目の引き裂きに最も好適である。好ましくは、包装材本体のサイドパネルの後縁部と包装材本体のサイドパネルの角度付き上縁部との間の角度は、角度ミシン目線と各サイドパネルの前縁部よりも小さい。このように、ミシン目線は、包装材の閉じられた状態において、包装材本体のサイドパネルの角度付き上縁部22の上方に配置されている。したがって、蓋のサイドパネルの下部部分は、蓋のサイドパネルの上部部分また包装材本体のサイドパネルを取り付けることなく、包装材本体のサイドパネルに容易に取り付けることができる。これは、ミシン目が引き裂き可能であるために重要である。蓋の矩形のサイドパネルの場合、ミシン目線は、各サイドパネルの下縁部に対して28~35°、好ましくは30~33°、最も好ましくは31~32°の角度で配置されている。
目的はまた、喫煙物品用の包装材を製造する方法であって、包装材は、閉じられた状態において実質的に直方体形状を有し、上部開口部を有する包装材本体を含み、上部開口部は包装材本体の背側にヒンジ式に接続された蓋で閉じることができ、蓋は、互いに直角に配置されている矩形のトップパネルと、フロントパネル、バックパネル、及びサイドパネルとを含み、蓋の頂部から底部までの長手方向におけるフロントパネルの長さは、長手方向におけるバックパネルの長さよりも大きい、方法によって達成される。方法は、サイドパネルが、各サイドパネルの下前隅部から各サイドパネルの後縁部の中間点まで延びるミシン目線に沿って上部部分と下部部分とに分離可能であるように形成されることを特徴とする。
実質的に直方体とは、面、隅部及び/又は縁部が斜端を含み得る並びに/又は湾曲し得る及び/若しくは丸みを帯び得ることを意味し得る。ミシン目線は、好ましくは、型抜きによって生成される。好ましくは、ミシン目線は、包装材料が裁断パターンに従って裁断されるのと同じ製造工程で入れられる。好ましくは、包装材料はボビンから裁断される。
好ましくは、サイドパネルの下部部分は、包装材本体又は任意の追加の包装材構成要素に取り付けられている。請求項1に関して既に論じた利点の他に、方法は、サイドパネルの下部部分の取り付けが原則的に包装材の製造プロセスから独立して実施され得るという利点も含む。特に、本発明による包装材は、サイドパネルの下部部分を直接取り付けずに折ることが可能である。この製造プロセスは、開封明示機能のない包装材と同一であり、唯一の例外はミシン目の型抜きである。この製造プロセスの後、包装材は開封明示機能のない通常の包装材として機能する。この状態においては、蓋を開けることによって上部開口部を通して包装材の内部にアクセス可能である。蓋は、サイドパネルの下部部分が取り付けられたときにのみ動かせなくなる。これにより、取り付け前の、上部開口部を通して包装材の内部にアクセスできることが必要なある種の製造工程における余地を残す。
本発明によれば、喫煙物品の突き合わせ部の周りで包装材を折り曲げた後、蓋の下部部分は包装材本体の各サイドパネルに永久的に取り付けられる。既に記載したように、包装材本体のサイドパネルは、蓋のサイドパネルの下部部分を取り付けるために非常に有利な位置にある。好ましくは、蓋のサイドパネルの下部部分は包装材本体のサイドパネルと重なる。この重なりに取付領域が配置される。好ましくは、蓋のサイドパネルの下部部分は、包装材本体のサイドパネルにグルーで取り付けられている。好ましくは、グルーはポリ酢酸ビニル(PVA)である。好ましくは、単一の丸グルードットが使用される。この代わりに、いくつかの小さなグルードットが使用されてもよい。好ましくは、いくつかのグルードットが取付領域内に均一に配分される。好ましくは、4つ又は5つのグルードットが使用される。好ましくは、グルー(単一のドット又はいくつかのドット)が、マージンをなくした状態で、包装材料の縁部に配置される。好ましくは、マージンは1mmである。
喫煙物品の突き合わせ部の周りで包装材を折り曲げた後、上部開口部を通して包装材の内部になおもアクセス可能である。このプロセスは、これまでのところ、標準的な製造プロセスと非常に類似するように実施され得る。追加のミシン目を形成する必要があるだけである。この、標準的なプロセスに比べて同じ処理工程の数が多いことは非常に有利である。なぜなら、製造機械類を高い割合まで変更しないままであることが可能であり、これにより実装コストが削減されるからである。包装材の材料が第1の工程で裁断され、次の工程で喫煙物品の突き合わせ部の周りで折り曲げられる場合、切断工具のみを本発明に適応させる必要がある一方で、折り曲げ用の機械類は変更せずに使用することができる。これは当然ながら、費用対効果の観点において非常に有利である。
別の実施形態によれば、包装材を折り曲げた後であるが蓋のサイドパネルの下部部分を取り付ける前に、少なくとも1つの追加の製造工程が実施される。このように、任意の所望のプロセス段階において下部部分を取り付けることによる包装材の永久ロックが実施され得る。これによりこの実施形態が非常に汎用性が高く、多くの製造プロセスに対応するものになる。
本発明の更なる利点、目的、及び特徴を、添付図面を参照する以下の説明において、単なる一例として説明する。図面では、異なる実施形態における類似の構成要素は、同一の参照符号を示す場合がある。
下部部分13を取り付ける前の包装材1の開いた状態を示す包装材1の全体側面図である。 包装材1の閉じられた状態を示す、反対方向からの包装材1の全体側面図である。 最初に開封した後の包装材1の開いた状態を示す包装材1の全体側面図である。 閉じられた状態における包装材1の斜視図である。 サイドパネル9aの詳細図である。 固定領域25を示す、下部部分13を取り付ける前の開いた状態における包装材1の詳細側面図である。 包装材1の裁断パターン28の概略図である。 ミシン目線14の詳細図である。 固定領域25の詳細図である。
図1は、下部部分13を取り付ける前の、包装材1の開いた状態を示す包装材1の全体側面図を示し、図2は、閉じられた状態の同じ包装材1を反対側から示す。図4は、閉じられた状態の包装材1の斜視図を示す。包装材は包装材本体2を含む。包装材本体2は上部開口部3を含み、上部開口部3を通して包装材本体2の内部にアクセス可能である。上部開口部3は蓋4で閉じることができる。蓋4は、包装材本体2の背側5にヒンジ式に接続されている。包装材本体2は、フロントパネル19、バックパネル20、及びサイドパネル21a、bを含む。包装材1は、閉じられた状態において実質的に直方体形状を含む。蓋4は、交差地点29でサイドパネル9a、bの後縁部17に交差する回転軸としてのヒンジ接続線での後方への回転運動によって開かれる。したがって、包装材1の背側5は、蓋4が包装材本体2のバックパネル20にヒンジ式に接続される包装材1の側と定義される。全てのバックパネル8、20はこの側に配置されている。全てのフロントパネル7、19は包装材1の反対側(前側)に配置されている。
長手方向Lに測定した蓋4のフロントパネル7の長さ10は、長手方向Lに測定した蓋4のバックパネル8の長さ11よりも大きい。長手方向Lは、包装材1の閉じられた状態において蓋4及び包装材本体2のフロントパネル及びバックパネル7、8、19、20に平行に配置され、トップパネル6に対して垂直に突き出る。
蓋4のサイドパネル9a、bは、サイドパネル9a、bを上部部分12と下部部分13とに分離するミシン目線14を含む。ミシン目線14は、各サイドパネル9a、bの下前隅部15から各サイドパネル9a、bの後縁部17の中間点16まで延びる。後縁部17は、包装材1の背側5に配置されている。後縁部17は、各サイドパネル9a、bと蓋のバックパネル8との共通の縁部を呈する。中間点16は、後縁部17上の、交差地点29と後縁部17の下端部17aとの間に位置する。包装材1の閉じられた状態において、蓋4の各サイドパネル9a、bと蓋4のフロントパネル7と包装材本体2の各サイドパネル21a、bと包装材本体2のフロントパネル19とが下前隅部15において接触する。
図3は、最初に開封した後の包装材1の開いた状態を示す包装材1の全体側面図を示す。蓋4のサイドパネル9a、bは、ミシン目線14に沿って上部部分12と下部部分13とに分離されている。サイドパネル9a、bの2つの上部部分12は、蓋4のトップパネル6、バックパネル8、及びフロントパネル7となおも一体である。2つの上部部分12は、蓋4の他の部分、すなわち、トップパネル6、フロントパネル7、及びバックパネル8とともに後方に回転している。下部部分13は、包装材本体2に取り付けられたままである。包装材1を開封するために蓋4を後方に回転させると、同時にミシン目線14の引き裂きが起こり、下部部分13は包装材本体2に取り付けられたままとなり、上部部分12は蓋4の他の部分、すなわち、トップパネル6、フロントパネル7、及びバックパネル8と一体のままとなる。包装材本体2に残った下部部分13は、引き裂かれたミシン目線14とともに、包装材1がここで初めて開けられたことを明確に示す。
開封明示機能の作成及び機能性は、図1~図3から理解することができる。図1は、包装材1が折られた後であるが開封明示機能が作動される前の包装材1の状態を示す。この状態において、蓋4は、サイドパネル9a、bの下部部分13とともに自由に回転することができる。開封明示機能の作動のために、好ましくは、最初に、グルードットが包装材本体2のサイドパネル21a、b上の固定領域25(図6を参照)内に配置される。好ましくはその後に、蓋4は閉じた位置に回転される。この位置は図2に示されている。蓋4のサイドパネル9a、bの下部部分13は、次いで、包装材本体2に取り付けられる。好ましくは、蓋4のサイドパネル9a、bの下部部分13は、包装材本体2のサイドパネル21a、bに取り付けられる。開封明示機能がここで作動される。後に、包装材1が開封明示機能の作動後に最初に開封された場合、図1に示される状態をもはや得ることはできない。その代わりに、図3に示される状態に達する。開封明示機能の作動後に包装材1を開封すると、ミシン目線14が引き裂かれることで、蓋4のサイドパネル9a、bの上部部分12と下部部分13とが分離する。サイドパネル9a、bの2つの上部部分12は、蓋4のトップパネル6、バックパネル8、及びフロントパネル7となおも一体である。これらは蓋4の他の部分とともに後方に回転する。下部部分13は、包装材本体2に取り付けられたままである。ここで包装材1が再び閉じられると、図2に示されるものに類似する状態のみが得られる。包装材1を再び閉じると、ミシン目線14は引き裂かれたままであり、蓋4のサイドパネル9a、bの上部部分12と下部部分13はペロレーション(peroration)線14に沿って分離されたままである。この破損したミシン目線14は容易に見ることができ、包装材1が以前に開けられたことを示すため、開封明示機能を提供する。
図5は、サイドパネル9aの詳細図を示す。サイドパネル9aの以下の全ての説明は、蓋4の反対側のサイドパネル9bにも当てはまる。ミシン目線14は、下前隅部15からサイドパネル9aの後縁部17の中間点16まで延びる。サイドパネル9aは、下前隅部15から後縁部17の下端部17aまで延びる下縁部26を含む。サイドパネル9aはまた、サイドパネル9aが蓋4のフロントパネル7に接続される前縁部30を含む。好ましくは、サイドパネル9aは矩形形状を含む。この実施形態は図4に示されている。この実施形態では、サイドパネル9aの下縁部26は線であり、後縁部17に対して垂直に配置されている。或いは、サイドパネル9aは多角形形状を含んでもよい(図示せず)。この場合、下縁部26は後縁部17に対して垂直ではない。別の代替的な実施形態では、下縁部26は湾曲した形状を含む(図示せず)。
ミシン目線14は、サイドパネル9aの前縁部30に対して62~55°、好ましくは60~57°、最も好ましくは59~58°の角度βで配置されている。矩形のサイドパネル9aの場合、ミシン目線14は、サイドパネル9aの下縁部26に対して28~35°、好ましくは30~33°、最も好ましくは31~32°の角度αで配置されている。中間点16は後縁部17上に位置する。中間点16は、後縁部17の中間又は後縁部17の中間の下方若しくは上方に配置されてもよい。中間の下方とは、中間点16が後縁部17の中間と後縁部17の下端部17aとの間に位置することを意味する。中間の上方とは、中間点16が後縁部17のもう半分に位置し、包装材本体2から離れた後縁部17の中点の側に配置されることを意味する。中間点は、後縁部17の下端部17aと蓋4及び包装材本体2のヒンジ接続線の交差地点29との間に位置する。交差地点29は、ヒンジ接続線の周りで回転して包装材1を開封するときの蓋4の回転中心を示す。
ミシン目線14は、切り込み14aとウェブ14bとからなる。切り込み14aとウェブ14bは互いに交互に配置されている。これは、ミシン目線14に沿って下前隅部15から中間点16までどの切り込み14aにもウェブ14bが続くことを意味する。好ましくは、ミシン目線14は、4つの切り込み14a及び4つのウェブ14bを含む。好ましくは、ミシン目線14は、下前隅部15の切り込み14aから開始する。好ましくは、ミシン目線14は、中間点16のウェブ14bで終了する。好ましくは、下前隅部15に直接配置された第1の切り込み141aは最大切り込み長さ27aを含む。ミシン目線14に沿って第1の切り込み141aに続く第2の及び第3の切り込み142a、143aは、同じ切り込み長さ27bを含み、切り込み長さ27bは、第1の切り込み141aの切り込み長さ27aよりも短い。第4の切り込み144aは、切り込み長さ27cを含み、切り込み長さ27cは、第2の及び第3の切り込み142a、143aの切り込み長さ27bよりも短い。好ましくは、第1の、第2の、及び第3のウェブ141b、142b、143bは、同じ幅18aを含む。好ましくは、中間点16に直接隣接して配置された第4の切り込み144bは、先の切り込み141b、142b、143bの幅18aよりも小さい幅18bを含む。
図6は、固定領域25を示す開いた状態の包装材1の詳細な側面図を示す。包装材本体2はサイドパネル21a、bを含む。包装材のサイドパネル21a、bは多角形形状を含む。包装材のサイドパネル21a、bの多角形形状は、その頂部が三角形部分212a、bに隣接する下部矩形部分211a、bを含む。三角形部分212a、bは、矩形部分211a、bの頂部短縁部上に1つの隣辺が配置された直角三角形の形状を含み、直角は、包装材1の背側5に配置されている。好ましくは、隣辺は、矩形部分211a、bの頂部短縁部よりも短い。好ましくは、記載されているサイドパネル21a、bの多角形形状は、内層31及び外層32を有する2層サイドパネル21a、bによって作成され、包装材1の内側に隣接する内層31は、包装材本体2のバックパネル20に接続されており、包装材本体2のバックパネル20からフロントパネル19まで下方に向いている角度付き上縁部22を含み、外層32は、包装材本体2のフロントパネル19に接続されており、矩形形状を含む。好ましくは、角度付き上縁部の端部22aは、フロントパネル23の上縁部23よりも下に配置されている。好ましくは、バックパネル20の上縁部24は、フロントパネル19の上縁部23よりも上に配置されている。
好ましくは、内層31と外層32はグルーで互いに取り付けられている。好ましくは、グルーはポリ酢酸ビニル(PVA)である。この構成により、内層31は、サイドパネル21a、bの三角形部分212a、bが外層32によって覆われていない。包装材1の閉じられた状態において、蓋4のサイドパネル9a、bの下部部分13は、包装材本体2のサイドパネル21a、bの三角形部分212a、bと整合される。好ましくは、蓋4のサイドパネル9a、bの下部部分13は、包装材本体2のサイドパネル21a、bの三角形部分212a、bに取り付けられている。好ましくは、下部部分13は三角形部分212a、bにグルーで取り付けられている。好ましくは、この取り付けでは、マージン34を残すことによって三角形部分212a、bの縁部を空けておく。マージン34は、三角形部分212a、b内の固定領域25を画定する。好ましくは、固定領域25は、インク、プリント及び/又はワニスを含まない。これにより、より確実な固定を可能にする。
図7aは、包装材1の裁断パターン28の概略図を示す。図7bは、図7aにZと記されたミシン目線14の詳細図を示し、図7cは、図7aにXと記された各裁断パターン28の固定領域25の詳細図を示す。図7a~図7cの実線は切り込みを表し、点線は折り線を表す。図7aでは、ミシン目線14は破線で示される。図7bでは、ミシン目線14の実線は切り込み14aを表す。
包装材1は、裁断パターン28から折ることができる。折る工程では、包装材本体2のサイドパネル21a、bの外層32が内層31上に置かれ、それによって2層サイドパネル21a、bを作成する。開封明示機能に関しては、蓋4のサイドパネル9a、bの下部部分13が、包装材本体2のサイドパネル21a、bの三角形部分212a、bに配置された固定領域25に取り付けられる。蓋4は、包装材本体2のバックパネル20の上縁部24にて蓋のバックパネル8が包装材本体2のバックパネル20にヒンジ式に接続されることで、包装材本体2にヒンジ式に接続されている。
蓋のサイドパネル9a、bの上部部分12は二重層を含む。二重層は、包装材1の内部空洞に向かって配置された内層12aと、内層12aに取り付けられ、包装材1の外側に向かって配置された外層12bとを含む。内層12aは、蓋4の内層12aと包装材本体の内層31との間に配置された切取部35によって作成される。切取部35は、三角形の形状を含む。切取部25は、包装材本体2のサイドパネル21a、bの角度付き上縁部22と蓋4のサイドパネル9a、bの内層12aの下縁部36とによって画定される。蓋4のサイドパネル9a、bの内層12aは、包装材本体2のサイドパネル21a、bの内層31から切取部35によって分離される。
包装材本体2のサイドパネル21a、bの内部層31の後縁部37と包装材本体2のサイドパネル21a、bの内部層31の角度付き上縁部22との間の角度γは、包装材本体2のサイドパネル21a、bの内部層31の後縁部37と蓋4のサイドパネル9a、bの内部層12aの下縁部36との間の角度δよりも小さい。包装材1の閉じられた状態において、ミシン目線14は、蓋4のサイドパネル9a、bの内部層12aの下縁部36と包装材本体2のサイドパネル21a、bの内層31の角度付き上縁部22との間に配置されている。換言すると、包装材1の閉じられた状態において、ミシン目線14は、切取部35上に配置されている。
開封明示機能は、包装材1の製造プロセスの最中に、蓋4のサイドパネル9a、bの下部部分13を包装材本体2のサイドパネル21a、bの三角形部分212a、bに取り付けることにより作動され、蓋4のサイドパネル9a、bの上部部分12の外層12bは蓋4のサイドパネル9a、bの内層12aに取り付けられ、蓋4のサイドパネル9a、bの内層12aは包装材本体2のサイドパネル21a、bの内層31から切取部35によって分離される。
本出願人は、本願明細書に開示する全ての特徴が、先行技術に鑑みて、個別に又は組み合わせて新規である限り、それらの特徴を本発明の本質的な特徴であるものとして特許請求する権利を保有する。更に、図において、個別に有利であり得る特徴が記載されていることに留意されたい。当業者であれば、図に開示した特定の特徴が、この図から別の特徴を取り入れなくても有利であり得ることを直ぐに認識するであろう。更に、当業者であれば、1つ又は様々な図に開示された多様な特徴の組み合わせから利点が発展し得ることを認識するであろう。
1 包装材
2 包装材本体
3 開口部
4 蓋
5 背側
6 トップパネル
7 フロントパネル
8 バックパネル
9a、b サイドパネル
10 蓋のフロントパネルの長さ
10a 包装材本体のフロントパネルの長さ
11 蓋のバックパネルの長さ
11a 包装材本体のバックパネルの長さ
12 上部部分
12a 上部部分の内層
12b 上部部分の外層
13 下部部分
13a 下縁部
14 ミシン目線
14a 切り込み
14b ウェブ
15 下前隅部
16 中間点
17 後縁部
17a 下端部
18a、b ウェブの幅
19 包装材本体のフロントパネル
20 包装材本体のバックパネル
21a、b 包装材本体のサイドパネル
22 角度付き上縁部
22a 角度付き上縁部の端部
23 フロントパネルの上縁部
24 バックパネルの上縁部
25 固定領域
26 下縁部
27a~c 切り込みの長さ
28 裁断パターン
29 交差地点
30 前縁部
31 内層
32 外層
33 サイドパネルの上縁部
34 マージン
35 切取部
36 下縁部
37 後縁部
141a 第1の切り込み
142a 第2の切り込み
143a 第3の切り込み
144a 第4の切り込み
141b 第1のウェブ
142b 第2のウェブ
143b 第3のウェブ
144b 第4のウェブ
211a、b 矩形部分
212a、b 三角形部分
L 長手方向
α 角度
β 角度
γ 角度
δ 角度

Claims (15)

  1. 喫煙物品用の包装材(1)であって、前記包装材(1)は、閉じられた状態において実質的に直方体形状を有し、上部開口部(3)を有する包装材本体(2)を含み、前記上部開口部(3)は前記包装材本体(2)に接続された蓋(4)で閉じることができ又は閉じられ、前記蓋(4)は、互いに直角に配置されている矩形のトップパネル(6)と、フロントパネル、バックパネル、及びサイドパネル(7、8、9a、9b)とを含み、蓋(4)は、前記バックパネル(8)にて前記包装材本体(2)の背側(5)にヒンジ式に接続されており、前記蓋(4)の頂部から底部までの長手方向(L)における前記フロントパネル(7)の長さ(10)は、前記長手方向(L)における前記バックパネル(8)の長さ(11)よりも大きい、包装材(1)において、
    前記サイドパネル(9a、9b)はそれぞれ、前記各サイドパネル(9a、9b)の下前隅部(15)から前記各サイドパネル(9a、9b)の後縁部(17)の中間点(16)まで延びるミシン目線(14)に沿って上部部分(12)と下部部分(13)とに分離可能であり、前記サイドパネル(9a、b)の前記下部部分(13)は前記包装材本体(2)に取り付けられている
    ことを特徴とする、包装材(1)。
  2. 前記サイドパネル(9a、b)の前記下部部分(13)は前記包装材本体(2)に接着されていることを特徴とする、請求項1に記載の包装材(1)。
  3. 前記包装材本体(2)は、それぞれが内層(31)と外層(32)とを有する2層サイドパネル(21a、b)を含み、前記蓋(4)の前記サイドパネル(9a、b)の前記下部部分(13)は、前記包装材本体(2)の前記サイドパネル(21a、b)の前記内層(31)に接着されていることを特徴とする、請求項2に記載の包装材(1)。
  4. 前記包装材本体(2)は、フロントパネル(19)及びバックパネル(20)を含み、前記長手方向(L)において、前記フロントパネル(19)の長さ(10a)は、前記バックパネル(20)の長さ(11a)よりも小さく、前記包装材本体(2)は、サイドパネル(21a、b)を更に含み、前記サイドパネル(21a、b)はそれぞれ、前記フロントパネル(19)の上縁部(23)と前記バックパネル(20)の上縁部(24)とを接続する角度付き上縁部(22)を有し、前記蓋(4)のサイドパネル(9a、b)の前記下部部分(13)は、前記角度付き上縁部(22)の近傍の固定領域(25)にて包装材本体(2)の前記各サイドパネル(21a、b)に取り付けられていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の包装材(1)。
  5. 前記ミシン目線(14)は、ウェブ(14b)と交互に配された切り込み(14a)を含み、前記ミシン目線(14)は、前記下前隅部(15)にて切り込み(14a)から開始することを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の包装材(1)。
  6. 前記ミシン目線(14)に沿って測定した前記ウェブ(14b)の幅(18)は0.04~3mmであることを特徴とする、請求項5に記載の包装材(1)。
  7. 前記切り込み(14a)は、0.1~20mmの、前記ミシン目線(14)に沿った長さ(27)を含むことを特徴とする、請求項5又は6に記載の包装材(1)。
  8. 前記ミシン目線(14)内の切り込み(14a)の数はウェブ(14b)の数に等しいことを特徴とする、請求項5~7のいずれか一項に記載の包装材(1)。
  9. 切り込み(14a)の数は4つであり、ウェブ(14b)の数は4つであることを特徴とする、請求項5~8のいずれか一項に記載の包装材(1)。
  10. 前記ミシン目線(14)に沿った前記切り込み(14a)の長さは、前記下前隅部(15)から前記中間点(16)まで単調に又は厳密に単調に減少することを特徴とする、請求項5~9のいずれか一項に記載の包装材(1)。
  11. 前記ミシン目線(14)に沿った前記ウェブ(14a)の幅は、前記下前隅部(15)から前記中間点(16)まで単調に又は厳密に単調に減少することを特徴とする、請求項5~10のいずれか一項に記載の包装材(1)。
  12. 前記フロントパネル(7)及び前記サイドパネル(9a、b)はそれぞれ矩形形状を有することを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載の包装材(1)。
  13. 前記ミシン目線(14)と前記サイドパネル(9a、b)の前縁部(30)との間の角度(β)は、55°~62°、好ましくは57°~60°、更により好ましくは59°~58°であることを特徴とする、請求項1~12のいずれか一項に記載の包装材(1)。
  14. 喫煙物品用の包装材(1)を製造する方法であって、前記包装材(1)は、閉じられた状態において実質的に直方体形状を有し、上部開口部(3)を有する包装材本体(2)を含み、前記上部開口部(3)は前記包装材本体(2)の背側(5)にヒンジ式に接続された蓋(4)で閉じることができ、前記蓋(4)は、互いに直角に配置されている矩形のトップパネル(6)と、フロントパネル、バックパネル、及びサイドパネル(6、7、8、9a、9b)とを含み、前記蓋(4)の頂部から底部までの長手方向(L)における前記フロントパネル(7)の長さ(10)は、前記長手方向(L)における前記バックパネル(8)の長さ(11)よりも大きい、方法において、
    前記サイドパネル(9a、9b)は、前記各サイドパネル(9a、9b)の下前隅部(15)から前記各サイドパネル(9a、9b)の後縁部(17)の中間点(16)まで延びるミシン目線(14)に沿って上部部分(12)と下部部分(13)とに分離可能であるように形成されており、
    喫煙物品(27)の突き合わせ部の周りで前記包装材(1)を折り曲げた後、前記蓋(4)の前記下部部分(13)は前記包装材本体(2)の各サイドパネル(21a、b)に永久的に取り付けられる
    ことを特徴とする、
    方法。
  15. 前記包装材(1)を前記折り曲げた後であるが前記蓋のサイドパネル(9a、b)の前記下部部分(13)を前記取り付ける前に、少なくとも1つの追加の製造工程が実施されることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
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