JP2023512103A - シャワーヘッドアセンブリ - Google Patents

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Abstract

シャワーヘッドアセンブリ、及びその形成方法が提供される。装置は、例えば、内側部分と外側部分とを含み、内側部分は単結晶シリコン(Si)でできており、外側部分は単結晶Si又はポリシリコン(poly-Si)の一方でできており、内側部分又は外側部分の少なくとも一方の裏面にボンディング層が設けられたガス分配プレートと、シリコン(Si)及び炭化ケイ素(SiC)をその主成分として形成され、ガス分配プレートの内側部分又は外側部分の少なくとも一方の裏面の少なくとも1つに結合されたバッキングプレートとを含む。【選択図】図2C

Description

[0001]本開示の実施形態は概して、シャワーヘッドアセンブリに関し、より具体的には、基板処理システムで使用するためのシャワーヘッドアセンブリに関する。
[0002]例えばマイクロエレクトロニクスデバイスの製造に使用されるもの等、プロセスチャンバと共に使用するように構成された従来のシャワーヘッドアセンブリは通常、それに結合されたバッキングプレートを有するガス分配プレートを含む。例えば、バッキングプレートは、1又は複数の接続装置、例えば、ボルト、ネジ、クランプ等を用いてガス分配プレートに結合され得る。そのような接続装置は、バッキングプレートをガス分配プレートに接続するのに適しているが、ガス分配プレートアセンブリを長期間使用した後に、接続装置に存在するトルク及びモーメント力が、時々、ガス分配プレートとバッキングプレートとの間の接続を損ない、その結果、ガス分配プレートアセンブリが意図したように動作しないことがあり得る。
[0003]従って、改良されたシャワーヘッドアセンブリ及びその製造方法が本明細書に記載される。
[0004]少なくとも幾つかの実施形態では、例えば、シャワーヘッドアセンブリは、内側部分と外側部分とを含み、内側部分は単結晶シリコン(Si)でできており、外側部分は単結晶Si又はポリシリコン(poly-Si)の一方でできており、内側部分又は外側部分の少なくとも一方の裏面にボンディング層が設けられたガス分配プレートと、シリコン(Si)及び炭化ケイ素(SiC)をその主成分として形成され、ガス分配プレートの内側部分又は外側部分の少なくとも一方の裏面の少なくとも1つに結合されたバッキングプレートとを備える。
[0005]内側部分及び外側部分は、単結晶シリコンSiからできた均質な単体であってよい。ボンディング層は、内側部分又は外側部分の少なくとも一方の裏面上の対応する同心溝内に着座した少なくとも1つの同心リングを含み得る。ボンディング層は、ある割合のチタン(Ti)を有するアルミニウムシリコン合金又はアルミニウムでできていてよい。Tiの割合は約0.1%から約10%の範囲であってよい。ガス分配プレートとバッキングプレートとの間の熱膨張係数(CTE)は約2から約7であってよい。
[0006]少なくとも幾つかの実施形態では、プロセスチャンバは、シャワーヘッドアセンブリであって、内側部分と外側部分とを含み、内側部分は単結晶シリコン(Si)でできており、外側部分は単結晶Si又はポリシリコン(poly-Si)の一方でできており、内側部分又は外側部分の少なくとも一方の裏面にボンディング層が設けられたガス分配プレートと、シリコン(Si)及び炭化ケイ素(SiC)をその主成分として形成され、ガス分配プレートの内側部分又は外側部分の少なくとも一方の裏面の少なくとも1つに結合されたバッキングプレートとを含むシャワーヘッドアセンブリを備える。
[0007]内側部分及び外側部分は、単結晶シリコンSiからできた均質な単体であってよい。ボンディング層は、内側部分又は外側部分の少なくとも一方の裏面上の対応する同心溝内に着座した少なくとも1つの同心リングを含み得る。ボンディング層は、ある割合のチタン(Ti)を有するアルミニウムシリコン合金又はアルミニウムでできていてよい。Tiの割合は約0.1%から約10%の範囲であってよい。ガス分配プレートとバッキングプレートとの間の熱膨張係数(CTE)は約2から約7であってよい。
[0008]少なくとも幾つかの実施形態では、シャワーヘッドアセンブリを形成する方法は、単結晶シリコン(Si)又はポリシリコン(poly-Si)の少なくとも一方からできたガス分配プレートの裏面にボンディング層を堆積させることと、ガス分配プレートの裏面に、シリコン(Si)及び炭化ケイ素(SiC)をその主成分として形成されたバッキングプレートを結合させることとを含む。
[0009]ガス分配プレートは内側部分と外側部分とを含み、内側部分及び外側部分は、単結晶シリコンSiからできた均質な単体である。ボンディング層は、内側部分又は外側部分の少なくとも一方の裏面上の対応する同心溝内に着座した少なくとも1つの同心リングを含む。ボンディング層は、ある割合のチタン(Ti)を有するアルミニウムシリコン合金又はアルミニウムでできている。Tiの割合は約0.1%から約10%の範囲である。
[0010]本方法は更に、バッキングプレートをガス分配プレートの裏面に結合させる前に、ガス分配プレートの裏面の上にハードマスク層を堆積させることを含み得る。
[0011]本方法は更に、ガス分配プレートの裏面の上にハードマスク層を堆積させた後且つバッキングプレートをガス分配プレートの裏面に結合させる前に、ハードマスク層を除去することを含み得る。
[0012]本方法は更に、ガス分配プレートとバッキングプレートとの間の結合を検査するために、走査型超音波顕微鏡(SAM)計測、ソナー走査、又はソナー撮像の少なくとも1つを実行することを含み得る。
[0013]バッキングプレートをガス分配プレートの裏面に結合させることは、約350℃から約750℃の温度を提供する炉プロセスを用いることと、炉プロセスを実行している間に逆流ガスを導入することとを含み得る。
[0014]本開示の他の及び更なる実施形態を、以下に記載する。
[0015]添付の図面に示す本開示の例示的な実施形態を参照することにより、上記に要約し、以下により詳細に説明する本開示の実施形態を理解することができる。しかし、添付の図面は本開示の典型的な実施形態を単に示すものであり、したがって、範囲を限定するものと見なすべきではなく、本開示は他の等しく有効な実施形態も許容しうる。
本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係る処理チャンバの断面図である。 Aは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係るシャワーヘッドアセンブリのガス分配プレート及びバッキングプレートの側面切取図であり、Bは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係る図2Aのガス分配プレートの側面切取図であり、Cは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係る図2Aのガス分配プレートの上面分解等角図であり、Dは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係るガス分配プレートのリング体の上面立面図である。 本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係る、図2A~図2Cのガス分配プレート及びバッキングプレートの製造方法のフロー図である。 Aは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係るシャワーヘッドアセンブリのガス分配プレートの断面における上面等角図であり、Bは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係る図4Aのガス分配プレートの分解図である。 本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係る図4A~図4Bのガス分配プレート及びバッキングプレートの製造方法のフロー図である。 本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係るシャワーヘッドアセンブリのガス分配プレート及びバッキングプレートの側面切取図である。 本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係る図6のガス分配プレート及びバッキングプレートの製造方法のフロー図である。
[0027]理解を容易にするために、可能な限り、図面に共通の同一要素を示すのに同一の参照番号を使用している。図面は縮尺どおりに描かれておらず、わかりやすくするために簡略化されている場合がある。一実施形態の要素及び特徴は、更に詳述することなく、他の実施形態に有益に組み込まれ得る。
[0028]本明細書では、それに結合されたコネクタを含むガス分配プレートを含むシャワーヘッドアセンブリの実施形態、及びその製造方法が提供される。より具体的には、本明細書に記載のガス分配アセンブリは、それぞれ単結晶シリコン(Si)及び単結晶Si又はポリシリコン(poly-Si)からできた内側部分と外側部分とを含むガス分配プレートを含む。更に、内側部分及び外側部分の一方又は両方は、Si及び様々な量の炭化ケイ素(SiC)で形成されたコネクタをその上に結合している。この接合されたコネクタは、ガス分配プレートをシャワーヘッドアセンブリのバッキングプレートに接続するために使用される。バッキングプレートをガス分配プレートに接続するためにボルト、ネジ、クランプ等のうちの1又は複数を使用する従来のガス分配プレートアセンブリとは異なり、コネクタと内側部分及び/又は外側部分との間に設けられた比較的強い結合により、バッキングプレートに接続されたガス分配プレートがシャワーヘッドアセンブリの動作中に存在するトルク及びモーメント力の下に維持される。更に、結合されたコネクタは、ガス分配プレートに沿った荷重の均等な分配を提供する。更に、コネクタ(例えば、リング体)に結合されたジャケットにより、ガス分配プレートを交換するためにバッキングプレートからガス分配プレートを取り外すことが可能になる(例えば、結合解除は必要ない)。
[0029]図1は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、改良されたシャワーヘッドアセンブリ150を有する処理チャンバ100の断面図である。図示したように、処理チャンバ100は、基板101等の基板をエッチングするのに適したエッチングチャンバである。本開示の実施形態から利益を得るように適合され得る処理チャンバの例は、カリフォルニア州サンタクララに所在するアプライドマテリアルズ社から市販されているSym3(登録商標)Processing Chamber、及びMesa(商標)Processing Chamberである。他の製造業者からのものを含む他の処理チャンバも、本開示の実施形態から利益を得るように適合可能である。
[0030]処理チャンバ100は、様々なプラズマ処理に使用され得る。一実施形態では、処理チャンバ100は、1又は複数のエッチング剤を用いたドライエッチングを行うために使用され得る。例えば、処理チャンバは、前駆体CxFy(x及びyは異なる許容組合わせであり得る)、O、NF、又はそれらの組み合わせからのプラズマの点火のために使用され得る。
[0031]処理チャンバ100は、チャンバ本体102と、リッドアセンブリ104と、支持アセンブリ106とを含む。リッドアセンブリ104は、チャンバ本体102の上端部に位置決めされる。支持アセンブリ106は、チャンバ本体102によって画定された内部領域108内に取り囲まれる。チャンバ本体102は、その側壁に形成されたスリットバルブ開口部110を含む。スリットバルブ開口部110は、基板移送のための基板ハンドリングロボット(図示せず)による内部領域108へのアクセスを可能にするために、選択的に開閉される。
[0032]チャンバ本体102は、支持アセンブリ106を囲むライナ112を更に含み得る。ライナ112は、(Al)等の金属、セラミック材料、又は任意の他のプロセス適合性材料でできていてよい。1又は複数の実施形態では、ライナ112は、1又は複数の開孔114と、その中に形成され、真空ポート118と流体連結しているポンピングチャネル116とを含む。開孔114は、ポンピングチャネル116内へのガスのための流路を提供する。ポンピングチャネル116は、処理チャンバ100内のガスの真空ポート118への出口を提供する。
[0033]真空システム120は、真空ポート118に結合される。真空システム120は、真空ポンプ122及びスロットルバルブ124を含み得る。スロットルバルブ124は、処理チャンバ100を通るガスの流れを調節する。真空ポンプ122は、内部領域108に配置された真空ポート118に結合される。
[0034]リッドアセンブリ104は、その間にプラズマ領域又はキャビティを形成するように構成された少なくとも2つの積層構成要素を含む。1又は複数の実施形態では、リッドアセンブリ104は、第2の電極(「下部電極」)128の上方に垂直に配置された第1の電極(「上部電極」)126を含む。第1の電極126及び第2の電極128は、その間にプラズマキャビティ130を封じ込めている。第1の電極126は、RF電源等の電源132に結合される。第2の電極128は、グラウンドに接続され、第1の電極126と第2の電極128との間にキャパシタを形成する。第1の電極126は、ガス入口134を介してプロセスチャンバ100にガスを供給するガス供給装置(図示せず)に接続されたガス入口134と流体連結している。1又は複数のガス入口134の第1の端部は、プラズマキャビティ130内に開口している。
[0035]リッドアセンブリ104は、第1の電極126を第2の電極128から電気的に隔離するアイソレータリング136も含み得る。アイソレータリング136は、酸化アルミニウム(AlO)又は任意の他の絶縁性、処理適合性材料でできていてよい。
[0036]リッドアセンブリ104はまた、シャワーヘッドアセンブリ150と、オプションでブロッカプレート140とを含み得る。シャワーヘッドアセンブリ150は、ガス分配プレート138と、バッキング(ガス)プレート139と、チルプレート151とを含む。第2の電極128、ガス分配プレート138、チルプレート151、及びブロッカプレート140は、チャンバ本体102に結合されるリッドリム142に積層配置され得る。
[0037]チルプレート151は、処理中にガス分配プレート138の温度を調節するように構成される。例えば、チルプレート151は、ガス分配プレート138の温度を調節するために温度制御流体がその中に供給され得るように、それを貫通して形成された1又は複数の温度制御チャネル(図示せず)を含み得る。
[0038]1又は複数の実施形態では、第2の電極128は、プラズマキャビティ130からのガスがそこを通って流れることを可能にするために、プラズマキャビティ130の下方に形成された複数のガス通路144を含み得る。バッキングプレート139は、1又は複数のガス通路217及び1又は複数のガス供給チャネル219(例えば、図2A参照)を含み、これにより、ガスが1又は複数のガス通路217から処理領域内へ流れることが可能になる。同様に、ガス分配プレート138は、それを通してガスの流れを分配するように構成された複数の開孔146を含む。ブロッカプレート140は、オプションで、第2の電極128とガス分配プレート138との間に配置され得る。ブロッカプレート140は、第2の電極128からガス分配プレート138への複数のガス通路を提供するために、複数の開孔148を含む。
[0039]支持アセンブリ106は、支持部材180を含み得る。支持部材180は、処理のために基板101を支持するように構成される。支持部材180は、チャンバ本体102の底面を通って延在するシャフト184を介してリフト機構182に結合され得る。リフト機構182は、シャフト184の周囲からの真空漏れを防止するベローズ186によってチャンバ本体102に柔軟に密閉され得る。リフト機構182は、支持部材180を、チャンバ本体102内の下側移送部分と多数の上昇プロセス位置との間で垂直に移動させることができる。更に、1又は複数のリフトピン188が、支持部材180を貫通して配置され得る。1又は複数のリフトピン188は、基板101が支持部材180の表面から持ち上げられ得るように、支持部材180を貫通して延在するように構成される。1又は複数のリフトピン188は、リフトリング190によって作動し得る。
[0040]処理チャンバはまた、コントローラ191を含み得る。コントローラ191は、基板処理の制御を容易にするために処理システムの様々な構成要素に結合された、電源、クロック、キャッシュ、入出力(I/O)回路、及びライナ等のメモリ194及び大容量ストレージデバイス、入力制御装置、及び表示装置(図示せず)と共に動作可能なプログラマブル中央処理装置(CPU)192を含む。
[0041]上述した処理チャンバ100の制御を容易にするために、CPU192は、様々なチャンバ及びサブプロセッサを制御するためのプログラマブルロジックコントローラ(PLC)等の産業環境で使用できる汎用コンピュータプロセッサの任意の形式の1つであってよい。メモリ194はCPU192に結合され、メモリ194は非一過性であり、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、フロッピーディスクドライブ、ハードディスク、又はローカルもしくはリモートの他の形態のデジタルストレージ等の容易に利用できるメモリの1又は複数であってよい。支援回路196は、従来の方法でプロセッサを支援するために、CPU192に結合される。荷電種生成、加熱、及び他のプロセスは、一般に、ソフトウェアルーチンとしてメモリ194に記憶される。ソフトウェアルーチンはまた、CPU192によって制御されている処理チャンバ100から遠隔に位置する第2のCPU(図示せず)によって記憶及び/又は実行され得る。
[0042]メモリ194は、CPU192によって実行されると処理チャンバ100の工程を促進する命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体の形態である。メモリ194内の命令は、本開示の方法を実施するプログラム等のプログラム製品の形態である。プログラムコードは、多数の異なるプログラミング言語の任意の1つに適合し得る。一例では、本開示は、コンピュータシステムと共に使用するためにコンピュータ可読記憶媒体に記憶されたプログラム製品として実施され得る。プログラム製品のプログラム(複数可)は、実施形態(本明細書に記載の方法を含む)の機能を定義する。例示的なコンピュータ可読記憶媒体は、非限定的に、(i)情報が恒久的に記憶される書込不可記憶媒体(例えば、CD-ROMドライブによって読取り可能なCD-ROMディスク、フラッシュメモリ、ROMチップ、又は任意の種類の固体型不揮発性半導体メモリ等のコンピュータ内の読取り専用メモリデバイス)、及び(ii)変更可能な情報が記憶される書込可能記憶媒体(例えば、ディスケットドライブ又はハードディスクドライブ内のフロッピーディスク又は任意の種類の固体型ランダムアクセス半導体メモリ)を含む。このような非一過性コンピュータ可読記憶媒体は、本明細書に記載の方法の機能を指示するコンピュータ可読命令を担持する場合、本開示の実施形態となる。
[0043]図2Aは、シャワーヘッドアセンブリ150のガス分配プレート138及びバッキングプレート139の側面図であり、図3は、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係る、図2A~図2Cのガス分配プレート138及びバッキングプレート139の製造方法300のフロー図である。上述のように、シャワーヘッドアセンブリ150は、ガス分配プレート138と、ガス分配プレート138の上面に位置決めされたバッキングプレート139と、バッキングプレート139の上面に位置決めされたチルプレート151(図2A~図2Cには図示せず)とを含む。ガス分配プレート138は、処理チャンバ100の処理領域に面する上面204及び下面206を有する内側部分202を含む。同様に、ガス分配プレート138の外側部分208は、処理チャンバ100の処理領域に面する上面210及び下面212を含む。
[0044]少なくとも幾つかの実施形態では、内側部分202及び外側部分208は、同じ材料(例えば、単結晶Si、poly-Si等)でできている場合、モノリシックに形成され得る(例えば、均質な単体として形成される)。代替的又は追加的に、内側部分202及び外側部分208は、1又は複数の適切な接続装置又は方法を介して互いに接続させることができる。例えば、図示した実施形態では、内側部分202及び外側部分208は、内側部分202及び外側部分208が互いに連結され得るように、プレスフィットを使用する機械的インターフェース(例えば、対応するくぼみ/デテント)を介して互いに接続される。1又は複数の熱ガスケット、Oリング、又は他の適切なデバイス(複数可)を機械的インターフェースに設けて、内側部分202と外側部分208との間にシールが設けられるようにすることができる。
[0045]内側部分202及び外側部分208は、1又は複数のコネクタ201に結合されるのに適した1又は複数の材料でできていてよい。例えば、内側部分202及び外側部分208は、単結晶シリコン(Si)及び/又はポリシリコン(poly-Si)でできていてよい。少なくとも幾つかの実施形態では、内側部分202は単結晶シリコン(Si)でできていてよく、外側部分208は単結晶Si又はpoly-Siの一方でできていてよい。
[0046]1又は複数のコネクタ201は、ガス分配プレート138の内側部分202及び/又は外側部分208に結合されるように構成され、以下により詳細に説明するように、ガス分配プレート138をバッキングプレート139に接続するように構成される(例えば、図3の302を参照)。ボンディング層(明示せず)は、有機ボンディング材料又は拡散ボンディング材料であってよい。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、ボンディング層は、1又は複数のコネクタ201をガス分配プレート138の内側部分202及び/又は外側部分208に結合することができる1又は複数の適切な材料でできていてよい。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、ボンディング層は、Al、アルミニウムシリコン合金(AlSi)材料、及び/又はチタン(Ti)でできていてよい。例えば、ボンディング材料は、Al及び/又はAlSiと、例えば約0.1%から約10%の割合のTiとを含み得る。少なくとも幾つかの実施形態では、Tiの割合は約2.5%であってよい。1又は複数の熱ガスケットをボンディング層と組み合わせて使用することができる。炉プロセス(例えば、真空炉又は他の適切な種類の炉)を用いて、1又は複数のコネクタ201をガス分配プレート138の内側部分202及び/又は外側部分208に結合させることができる。例えば、炉プロセスは、約550℃から約600℃の温度をボンディング層に加え得る。少なくとも幾つかの実施形態では、ボンディング層は、約2ミクロンから40,000ミクロンの厚さを有し得る。更に、ボンディングプロセスは、約2時間から約4時間の滞留時間及び約3K/分から約7K/分の冷却速度を有し得る。
[0047]少なくとも幾つかの実施形態では、ガス分配プレート138(例えば、Si)とバッキングプレート139(例えば、SiC)との間の熱膨張係数(CTE)は約2から約7であり、幾つかの実施形態では約3.1から約3.3である。
[0048]少なくとも幾つかの実施形態では、1又は複数のコネクタ201は、内側部分202及び/又は外側部分208に結合され得る1又は複数のリング体(図2B及び図2C参照)を含む。図示した実施形態では、内側リング体214(例えば、第1のリング体)が内側部分202の上面204から延在する。追加のリング体が内側部分202に設けられ得る。内側リング体214は、その間に空間又はボイド220を有する第1のステップ216及び第2のステップ218を含む段差構成(例えば、2つのステップ)を含む。同様に、外側リング体222(例えば、第2のリング体)は、内側部分202の上面210から延在し、その間に空間又はボイド228を有する第1のステップ224及び第2のステップ226を含む段差構成(例えば、2つのステップ)を含む。追加のリング体が内側部分202及び/又は外側部分208に設けられ得る。
[0049]少なくとも幾つかの実施形態では、内側部分202及び外側部分208の一方のみがリング体を含み得る。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、内側部分202にリング体を設けることができ、外側部分208はリング体を設けない場合があり、又はその逆もまた可能である。
[0050]内側リング体214及び外側リング体222の各々は、内側部分202及び外側部分208に結合されるのに適した1又は複数の材料でできていてよい。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、内側リング体214及び外側リング体222の各々は、炭化ケイ素(SiC)をその主成分とする様々な量のシリコン(Si)を有する材料(例えば、SiSiC)でできていてよい。リング体のSi含有量(体積%)は、約20~約30であり、残りはSiCであってもよい。
[0051]その円周に沿って連続的又は非中断的な構成を有する内側リング体214及び外側リング体222を示したが、本開示はこれに限定されない。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、内側リング体214及び外側リング体222の一方又は両方は、不連続又は中断された構成を有し得る。そのような実施形態では、内側リング体214及び/又は外側リング体222の円周に沿って1又は複数の間隙又は空間223が提供され得る。例示の目的で、図2Dは、複数の間隙223(例えば、4つの隙間223)を有する内側リング222の上部を示す図である。
[0052]図2A~図2Cを引き続き参照すると、1又は複数の適切な材料からできた対応するジャケット230、232が、内側リング体214及び外側リング体222を覆っている。ジャケット230、232は、Al、ステンレス鋼、SiC、窒化アルミニウム(AlN)等でできていてよい。例えば、図示の実施形態では、ジャケット230、232は、Alでできていてよい。
[0053]ジャケット230、232は、機械的インターフェースを介して対応する内側リング体214及び外側リング体222に結合するように構成される。例えば、リング体214及び外側リング体222は、その中に形成された1又は複数の特徴を有し、ジャケット230、232は、リング体214及び外側リング体222をジャケット230、232にロックし、したがって組み立てられたときにそれらの分離を防止する1又は複数の対応する嵌合(連結)特徴を有する。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、ジャケット230、232は、対応する段差構成を含む。対応する段差構成は、ジャケット230、232を対応する内側リング体214及び外側リング体222にプレスフィットを介して結合する(例えば、互いに連結される)ことを可能にする(例えば図2Bの詳細234、236に示すエリアを参照)。
[0054]ジャケット230、232の上面238、240に沿って配置されるのは、対応する複数の螺合ネジ又はボルト(図示せず)を受け入れるように構成された複数の螺合開孔242である。複数のネジ又はボルトは、バッキングプレート139をガス分配プレート138に接続するためにバッキングプレート139の上面246を通って延在する対応する複数の開孔244を通して貫通する(例えば、図2A参照)。より具体的には、開孔244は、バッキングプレート139の底面249に画定された環状溝248(図2A)と垂直にアライメントされている。環状溝248は、内側部分202及び外側部分208上のリング体(例えば、内側リング体214及び外側リング体222)に対応し、リング体を受け入れるように構成される。受け入れられると、複数の螺合ネジ又はボルトは、バッキングプレート139の開孔244を貫通して、ジャケット230、232の螺合開孔242内に入り、ガス分配プレート138をバッキングプレート139に接続する(例えば、図3の304参照)。
[0055]1又は複数の温度検出アセンブリ250(図2A及び図2B)は、例えば、上述したボンディングプロセスの1つを用いて、内側部分202及び外側部分208の上面上でガス分配プレート138に結合され得る。例示の目的で、内側部分202の上面204に結合された温度検出アセンブリ250を示す。温度検出アセンブリ250は、処理中にガス分配プレート138の温度を監視するように構成される。温度検出アセンブリ250及びそれに使用される監視プロセスのより詳細な説明については、その内容を全て参照により本明細書に援用する、アプライドマテリアルズ社が保有する「THERMAL REPEATABILITY AND IN-SITU SHOWERHEAD TEMPERATURE MONITORING」と題する米国特許公開20180144907を参照されたい。温度検出アセンブリ250は、バッキングプレート139の底面249内に画定された対応する開孔(明示せず)内に受け入れられるように構成される(例えば、図2A参照)。
[0056]図4Aは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係る、シャワーヘッドアセンブリ150と共に使用するように構成されたガス分配プレート400の側面図であり、図4Bは、図4Aのガス分配プレート400の分解図であり、図5は、図4A~図4Bのガス分配プレート及びバッキングプレートの製造方法500のフロー図である。ガス分配プレート400は、ガス分配プレート138と同様である。したがって、本明細書では、ガス分配プレート400に固有の特徴のみを説明する。
[0057]ガス分配プレート400は、内側部分202及び外側部分208に関して上述したのと同じ材料でできていてよい内側部分402及び外側部分404を含む。しかしながら、ガス分配プレート138の内側部分202及び外側部分208とは異なり、ガス分配プレート400の内側部分402及び外側部分404の一方又は両方は、複数の同心溝を含む。図示した実施形態では、内側部分402及び外側部分404の各々は、内側部分402の上面407及び外側部分404の上面409上に画定された複数の同心溝406、408をそれぞれ含む。同心溝406、408は、コネクタ401を内側部分202及び外側部分208に結合するために使用される対応する複数のリング410を受け入れるように構成される。リング410は、例えば、Al又はアルミニウムシリコン合金AlSi材料でできていてよい。
[0058]図2A~図2Cのリング体を含むコネクタ201とは異なり、図4A及び図4Bのコネクタ401は、概して円形の構成を有し、ガス分配プレート400の内側部分402及び外側部分404の一方又は両方を実質的に覆っている。例えば、幾つかの実施形態では、コネクタ401は、内側部分402のみに配置され得る。幾つかの実施形態では、コネクタ401は、外側部分404のみに配置され得る。図示した実施形態では、コネクタ401は、内側部分402及び外側部分404の両方に配置され、両方から延在している。
[0059]コネクタ401の底面412は、例えば、コネクタ201を内側部分402及び外側部分404に結合するために、内側部分402の上面407及び外側部分404の上面409、並びに複数のリング410の上に支持される(図5の502参照)。
[0060]1又は複数のガス通路(又はチャネル)414は、コネクタ401に画定され、その底面412まで延在する。1又は複数のガス通路414は、コネクタ401の上面418を通して画定された対応する1又は複数の開孔416と、内側部分402及び外側部分404の底面419及び底面421上の複数の開孔446とそれぞれ流体連結しているため、プロセスガスがバッキングプレート139からコネクタ401を通って、処理領域内に流れることが可能である。
[0061]複数の螺合開孔420が、コネクタ401の上面418を通して画定され、ガス分配プレート400をバッキングプレート139に接続するために1又は複数の対応するネジ又はボルトを受け入れるように構成される(図5の504参照)。更に、1又は複数の温度検出アセンブリ422は、上述のボンディングプロセスの1つを用いて、ガス分配プレート400の内側部分402又は外側部分404の一方又は両方、例えば外側部分404の上面409に結合され得る。1又は複数の温度検出アセンブリ422は、バッキングプレート139上の対応する開孔内に受容され得る。
[0062]図6は、シャワーヘッドアセンブリのガス分配プレート及びバッキングプレートの側面切取図であり、図7は、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に係る、図6のガス分配プレート及びバッキングプレートの製造方法700のフロー図である。
[0063]ガス分配プレート600は、ガス分配プレート138と同様のものである。従って本明細書では、ガス分配プレート600に固有の特徴のみを説明する。
[0064]ガス分配プレート138とは異なり、ガス分配プレート600は、上述したコネクタの1又は複数を含まない。むしろ、ガス分配プレート600は、バッキングプレート139に直接接続される。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、図2A~図2Dに関して上述したように、ガス分配プレート600の裏面(例えば、内側部分及び/又は外側部分又は均質な単体)にボンディング層(例えば、複数のリング410(図4B)の少なくとも1つを含むボンディング層及び/又は1又は複数のコネクタ201をガス分配プレート138に結合するために使用するボンディング層)が設けられ得る。代替的に又は追加的に、ガス分配プレート600の裏面(例えば、内側部分及び/又は外側部分)に1又は複数の同心溝を設けることができ、ボンディング層は、図4A及び図4Bに関して上述したように、対応する同心リングを含み得る。少なくとも幾つかの実施形態では、ボンディング層を、バッキングプレート139の底面、又はガス分配プレート600の上面及びバッキングプレート139の底面の両方に堆積させ得る。
[0065]従って、少なくとも幾つかの実施形態では、702において、ボンディング層が、上述のように、単結晶シリコン(Si)又はポリシリコン(poly-Si)の少なくとも一方でできていてよいガス分配プレート600の裏面に堆積され得る。少なくとも幾つかの実施形態では、例えば、ボンディング層を、物理的気相堆積(PVD)を用いて堆積させ得る。ボンディング層を堆積させるために使用することができるPVD装置の一例は、カリフォルニア州サンタクララに所在するアプライドマテリアルズ社から入手可能なPVD装置のENDURA(登録商標)ライン(例えば、スタンドアロン又はクラスタツールの一部)である。ボンディング層の厚さは、約1ミクロンから約100ミクロンであってよい。少なくとも幾つかの実施形態では、例えば、ボンディング層の厚さは、約50ミクロンであってよい。
[0066]その後、バッキングプレート(例えば、バッキングプレート139)が、ガス分配プレート600上に(又はその逆に)位置決めされ得る。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、バッキングプレートをガス分配プレート600の裏面に完全に接触するように位置決めすることにより、ガス分配プレート600全体で均一かつ均等な負荷を達成し、臨界アライメント閾値を満たすことができる。
[0067]704において、バッキングプレートは、上記の方法で、ガス分配プレート600の裏面に結合され得る。例えば、炉プロセスは、約350℃から約750℃の温度、例えば共晶点の直下の温度を提供し得る。少なくとも幾つかの実施形態では、炉の時間は比較的短くてよい。少なくとも幾つかの実施形態では、バッキングプレートがガス分配プレート600に結合されているときに(例えば、炉のプロセス中に)、窒素(N)、アルゴン(Ar)、又は他の適切な逆流ガス等の逆流ガスが導入され得る。
[0068]少なくとも幾つかの実施形態では、バッキングプレートをガス分配プレート600の裏面に結合させる前に、ハードマスク層をガス分配プレート600の裏面に堆積させ得る。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、ポリイミドからできたハードマスク層を、例えば物理的気相堆積(PVD)を用いてガス分配プレート600の裏面に堆積させ得る。代替的に又は追加的に、ハードマスク層は、(例えば、バッキングプレートにボンディング層を堆積させる場合に)バッキングプレート139に適用され得る。ハードマスク層を堆積させるのに使用可能なPVD装置の一例は、カリフォルニア州サンタクララに所在するアプライドマテリアルズ社から入手可能なPVD装置のENDURA(登録商標)ライン(例えば、スタンドアロン又はクラスタツールの一部)である。ハードマスク層は、PVD中にボンディング層を形成するために使用されるボンディング材料によって開孔が充填されないように、ガス分配プレート600の開孔(例えば、開孔146)及び/又は裏面の一部を覆う/保護するために使用され得る。ボンディング層がガス分配プレート600の裏面に堆積された後に、ハードマスク層を、上述のエッチングプロセス等の1又は複数の適切なプロセスを用いて除去することができる。
[0069]704の後、ガス分配プレート600とバッキングプレートとの間の結合を検査するために、1又は複数のプロセス(例えば、測定技法)が使用され得る。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、走査型超音波顕微鏡(SAM)計測、又はソナー走査及び/又はソナー撮像等の他の適切な計測技法を用いて、ガス分配プレート600とバッキングプレートとの間の結合が検査され得る。更に、704の後、1又は複数の適切な洗浄プロセスを用いて、ガス分配プレート600及びそれに接合されたバッキングプレート(例えば、組み立てられたシャワーヘッド)の最終洗浄を提供することができる。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、エッチングプロセスを用いて、組み立てられたシャワーヘッドを洗浄することができる。
[0070]上述したように、その長期間の利用の後等にガス分配プレートを取り外すことは、有利な結果をもたらし得る。したがって、少なくとも幾つかの実施形態では、方法700は、バッキングプレートからガス分配プレート600を取り外して、新たなガス分配プレートを設置することを含み得る。ガス分配プレートは、1又は複数の適切な取り外しプロセスを用いて取り外すことができる。例えば、1又は複数の化学溶液を使用して、ガス分配プレート600とバッキングプレートとの間のボンディング層を除去することが可能である。少なくとも幾つかの実施形態では、例えば、低濃度の塩酸(HCl)を使用して、ガス分配プレート600とバッキングプレートとを互いに分離させることができる。
[0071]ガス分配プレート600及びバッキングプレートが分離されると、方法700は、例えば、化学機械研磨(CMP)、エッチング等の1又は複数の洗浄プロセスを用いてバッキングプレートを洗浄することを含み得る。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、CMPを用いて、底面のバッキングプレート(例えば、新たなガス分配プレートに結合される面)を洗浄し得る。
[0072]その後、例えば、方法700に関して説明したプロセスの1又は複数を用いて、新たなガス分配プレートがバッキングプレートに再装着され得る。
[0073]前述の内容は本開示の実施形態を対象としているが、その基本的な範囲から逸脱することなく、本開示の他のさらなる実施形態を考案することが可能である。

Claims (20)

  1. シャワーヘッドアセンブリであって、
    内側部分と外側部分とを含み、前記内側部分は単結晶シリコン(Si)でできており、前記外側部分は単結晶Si又はポリシリコン(poly-Si)の一方でできており、前記内側部分又は前記外側部分の少なくとも一方の裏面にボンディング層が設けられたガス分配プレートと、
    シリコン(Si)及び炭化ケイ素(SiC)を主成分として形成され、前記ガス分配プレートの前記内側部分又は前記外側部分の少なくとも一方の裏面の少なくとも1つに結合されたバッキングプレートと
    を備えるシャワーヘッドアセンブリ。
  2. 前記内側部分及び前記外側部分は、単結晶シリコンSiからできた均質な単体である、請求項1に記載のシャワーヘッドアセンブリ。
  3. 前記ボンディング層は、前記内側部分又は前記外側部分の少なくとも一方の裏面上の対応する同心溝内に着座した少なくとも1つの同心リングを含む、請求項1に記載のシャワーヘッドアセンブリ。
  4. 前記ボンディング層は、ある割合のチタン(Ti)を有するアルミニウムシリコン合金又はアルミニウムでできている、請求項1に記載のシャワーヘッドアセンブリ。
  5. Tiの割合は約0.1%から約10%の範囲である、請求項1から4のいずれか一項に記載のシャワーヘッドアセンブリ。
  6. 前記ガス分配プレートと前記バッキングプレートとの間の熱膨張係数(CTE)は約2から約7である、請求項1から4のいずれか一項に記載のシャワーヘッドアセンブリ。
  7. プロセスチャンバであって、
    シャワーヘッドアセンブリであって、
    内側部分と外側部分とを含み、前記内側部分は単結晶シリコン(Si)でできており、前記外側部分は単結晶Si又はポリシリコン(poly-Si)の一方でできており、前記内側部分又は前記外側部分の少なくとも一方の裏面にボンディング層が設けられたガス分配プレートと、
    シリコン(Si)及び炭化ケイ素(SiC)を主成分として形成され、前記ガス分配プレートの前記内側部分又は前記外側部分の少なくとも一方の裏面の少なくとも1つに結合されたバッキングプレートと
    を含むシャワーヘッドアセンブリ
    を備えるプロセスチャンバ。
  8. 前記内側部分及び前記外側部分は、単結晶シリコンSiからできた均質な単体である、請求項7に記載のプロセスチャンバ。
  9. 前記ボンディング層は、前記内側部分又は前記外側部分の少なくとも一方の裏面上の対応する同心溝内に着座した少なくとも1つの同心リングを含む、請求項7に記載のプロセスチャンバ。
  10. 前記ボンディング層は、ある割合のチタン(Ti)を有するアルミニウムシリコン合金又はアルミニウムでできている、請求項7に記載のプロセスチャンバ。
  11. Tiの割合は約0.1%から約10%の範囲である、請求項7から10のいずれか一項に記載のプロセスチャンバ。
  12. 前記ガス分配プレートと前記バッキングプレートとの間の熱膨張係数(CTE)は約2から約7である、請求項7から10のいずれか一項に記載のプロセスチャンバ。
  13. シャワーヘッドアセンブリを形成する方法であって、
    単結晶シリコン(Si)又はポリシリコン(poly-Si)の少なくとも一方からできたガス分配プレートの裏面にボンディング層を堆積させることと、
    前記ガス分配プレートの裏面に、シリコン(Si)及び炭化ケイ素(SiC)を主成分として形成されたバッキングプレートを結合させることと
    を含む方法。
  14. 前記ガス分配プレートは内側部分と外側部分とを含み、前記内側部分及び前記外側部分は、単結晶シリコンSiからできた均質な単体である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記ボンディング層は、前記内側部分又は前記外側部分の少なくとも一方の裏面上の対応する同心溝内に着座した少なくとも1つの同心リングを含む、請求項13又は14に記載の方法。
  16. 前記ボンディング層は、ある割合のチタン(Ti)を有するアルミニウムシリコン合金又はアルミニウムでできている、請求項13に記載の方法。
  17. Tiの割合は約0.1%から約10%の範囲である、請求項13、14、又は16に記載の方法。
  18. 前記ガス分配プレートと前記バッキングプレートとの間の結合を検査するために、走査型超音波顕微鏡(SAM)計測、ソナー走査、又はソナー撮像の少なくとも1つを実行することを更に含む、請求項13に記載の方法。
  19. 前記バッキングプレートを前記ガス分配プレートの裏面に結合させることは、約350℃から約750℃の温度を提供する炉プロセスを用いることを含む、請求項13に記載の方法。
  20. 前記炉プロセスを実行している間に逆流ガスを導入することを更に含む、請求項13、14、16、18、又は19に記載の方法。
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