JP2023510296A - 重水素化チエノピリジン系化合物 - Google Patents

重水素化チエノピリジン系化合物 Download PDF

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Abstract

重水素化チエノピリジン系化合物、具体的には、式(I)で表される化合物及びその薬学的に許容される塩を開示する。【化1】TIFF2023510296000025.tif62170

Description

関連出願の相互参照
本発明は下記の優先権を主張する:
出願番号はCN202010015514.Xであり、出願日は2020年01月07日であり;
出願番号はCN202010323048.1であり、出願日は2020年04月22日であり;
出願番号はCN202010389596.4であり、出願日は2020年05月08日である。
本発明は、一連の重水素化チエノピリジン系化合物に関し、具体的には、式(I)で表される化合物及びその薬学的に許容される塩に関する。
本発明は、RET、MET、VEGFR-1、-2、-3、KIT、TRKB、FLT-3、AXL、TIE-2などを標的とする、マルチ受容体チロシンキナーゼ阻害剤(tyrosinekinasesinhibitor)である。チロシンキナーゼは、腫瘍の発生、発達に非常に重要な役割を果たしており、チロシンキナーゼを標的とした医薬の研究開発は、国際的な抗腫瘍薬研究のホットスポットになっている。チロシンキナーゼ阻害剤は、腫瘍細胞の損傷と修復を阻害し、細胞分裂をG1期にとどめ、アポトーシスを誘導及び維持し、抗血管新生など複数の方法で抗腫瘍効果を実現する。
本発明は、プロテインチロシンキナーゼの活性を阻害する化合物に関する。チロシンキナーゼは、成長因子受容体(例えば、EGFR、PDGFR、FGFR及びerbB2)又は非受容体(例えば、c-src及びbcr-abl)キナーゼに分類される。受容体型チロシンキナーゼには、約20の異なる業界ファミリーが含まれる。非受容体型チロシンキナーゼには、多くのサブファミリーが含まれる。これらのチロシンキナーゼは、異なる生物学的活性を持っている。受容体型チロシンキナーゼは、膜貫通型の巨大な酵素であり、成長因子の細胞外結合ドメイン、膜貫通型ドメイン、及びタンパク質の特定のチロシン残基をリン酸化するキナーゼとして機能する細胞内基を持っているため、細胞増殖に影響を与える。不適切又は不適切なプロテインキナーゼ活性は、これらの不適切なキナーゼ活性に関連する病状を引き起こす可能性がある。
Mirati社が開発したSitravatinibは、上記のキナーゼ阻害剤の1つであり、式IIで表される構造を持ち、臨床において良好な有効性を示したが、ヒトにおける安定性が低く、高用量投与のため、低用量で同等以上の有効性を達成できる、より安定し、信頼性の高い代替医薬を開発する必要がある。
Figure 2023510296000002
本発明は、式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
Figure 2023510296000003
ただし、
、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16及びR17は、それぞれ独立してH及びDから選択され、且つ、ここで、1つは必ずDから選択される。
本発明の一部の形態において、上記R、R及びRは、それぞれ独立してH及びDから選択され、他の変量は本発明で定義された通りである。
本発明の一部の形態において、上記R、Rは、それぞれ独立してH及びDから選択され、他の変量は本発明で定義された通りである。
本発明の一部の形態において、上記R及びRは、それぞれ独立してH及びDから選択され、他の変量は本発明で定義された通りである。
本発明の一部の形態において、上記R及びRは、それぞれ独立してH及びDから選択され、他の変量は本発明で定義された通りである。
本発明の一部の形態において、上記R10は、H及びDから選択され、他の変量は本発明で定義された通りである。
本発明の一部の形態において、上記R11は、H及びDから選択され、他の変量は本発明で定義された通りである。
本発明の一部の形態において、上記R12は、H及びDから選択され、他の変量は本発明で定義された通りである。
本発明の一部の形態において、上記R13は、H及びDから選択され、他の変量は本発明で定義された通りである。
本発明の一部の形態において、上記R14、R15、R16及びR17は、それぞれ独立してH及びDから選択され、他の変量は本発明で定義された通りである。
本発明の一部の形態において、下記から選択される上記の化合物又はその薬学的に許容される塩;
Figure 2023510296000004
ただし、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16及びR17は、本発明で定義された通りである。
本発明は、下記の式で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
Figure 2023510296000005
本発明は、更にチロシンキナーゼに関連する疾患を治療するための医薬の製造における、前記の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
[技術効果]
本発明の化合物は、Axl、c-Kit、Mer、DRD2、VEGFR1、VEGFR2、VEGFR3、TrkA及びFLT3に対して優れた阻害効果、優れた肝ミクロソーム代謝安定性及び優れた薬物動態特性を有する。
[定義]
別途に説明しない限り、本明細書で用いられる以下の用語及び連語は以下の意味を含む。一つの特定の用語又は連語は、特別に定義されない場合、不確定又は不明瞭ではなく、普通の定義として理解されるべきである。本明細書で商品名が出た場合、相応の商品又はその活性成分を指す。
本明細書で用いられる「薬学的に許容される塩」は、それらの化合物、材料、組成物及び/又は剤形に対するもので、これらは信頼できる医学判断の範囲内にあり、ヒト及び動物の組織との接触に適し、毒性、刺激性、アレルギー反応又はほかの問題又は合併症があまりなく、合理的な利益/リスク比に合う。
用語「薬学的に許容される塩」とは、本発明の化合物の塩で、本発明で発見された特定の置換基を有する化合物と比較的に無毒の酸又は塩基とで製造される。本発明の化合物に比較的に酸性の官能基が含まれる場合、単独の溶液又は適切な不活性溶媒において十分な量の塩基でこれらの化合物と接触することで塩基付加塩を得ることができる。薬学的に許容される塩基付加塩は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム、有機アミン又はマグネシウム塩あるいは類似の塩を含む。本発明の化合物に比較的塩基性の官能基が含まれる場合、単独の溶液又は、適切な不活性溶媒において十分な量の酸でこれらの化合物と接触することで酸付加塩を得ることができる。薬学的に許容される酸付加塩の実例は、無機酸塩及び有機酸塩、さらにアミノ酸(例えばアルギニンなど)の塩、及びグルクロン酸のような有機酸の塩を含み、上記無機酸は、例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、炭酸、炭酸水素イオン、リン酸、リン酸一水素イオン、リン酸二水素イオン、硫酸、硫酸水素イオン、ヨウ化水素酸、亜リン酸などを含み、上記有機酸は、例えば酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、マレイン酸、マロン酸、安息香酸、コハク酸、スベリン酸、フマル酸、乳酸、マンデル酸、フタル酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、クエン酸、酒石酸やメタンスルホン酸などの類似の酸を含む。本発明の一部の特定的の化合物は、塩基性及び酸性の官能基を含有するため、任意の塩基付加塩又は酸付加塩に転換することができる。
本発明の薬学的に許容される塩は、酸基又は塩基性基を含む母体化合物から通常の方法で合成することができる。通常の場合、このような塩の製造方法は、水又は有機溶媒あるいは両者の混合物において、遊離酸又は塩基の形態のこれらの化合物を化学量論量の適切な塩基又は酸と反応させて製造する。
本発明の化合物は、特定の幾何又は立体異性体の形態が存在してもよい。本発明は、全てのこのような化合物を想定し、シス及びトランス異性体、(-)-及び(+)-エナンチオマー、(R)-及び(S)-エナンチオマー、ジアステレオマー、(D)-異性体、(L)-異性体、及びそのラセミ混合物並びに他の混合物、例えばエナンチオマー又は非エナンチオマーを多く含有する混合物を含み、全てのこれらの混合物は本発明の範囲内に含まれる。アルキル等の置換基に他の不斉炭素原子が存在してもよい。全てのこれらの異性体及びこれらの混合物はいずれも本発明の範囲内に含まれる。
用語「任意」また「任意に」は後記の事項又は状況によって可能であるが必ずしも現れるわけではなく、かつ当該記述はそれに記載される事項又は状況が生じる場合によってその事項又は状況が乗じない場合を含むことを意味する。
用語「置換された」は特定の原子における任意の一つ又は複数の水素原子が置換基で置換されたことで、特定の原子価状態が正常でかつ置換後の化合物が安定していれば、重水素及び水素の変形体を含んでもよい。置換基がケト基(すなわち=O)である場合、2つの水素原子が置換されたことを意味する。ケト基置換は、芳香族基で生じない。用語「任意に置換される」は、置換されてもよく、置換されなくてもよく、別途に定義しない限り、置換基の種類と数は化学的に安定して実現できれば任意である。
変量(例えばR)のいずれかが化合物の組成又は構造に1回以上現れた場合、その定義はいずれの場合においても独立である。そのため、例えば、一つの基が0~2個のRで置換された場合、上記基は任意に2個以下のRで置換され、かついずれの場合においてもRは独立して選択肢を有する。また、置換基及び/又はその変形体の組み合わせは、このような組み合わせであれば安定した化合物になる場合のみ許容される。
特に明記しない限り、本発明で記載のDは重水素(H)を表す。
特に明記しない限り、ある基が一つ以上の結合可能な部位を有する場合、該基の任意の一つ以上の部位は、化学結合によって他の基に結合することができる。該化学結合の結合方式が非局在であり、且つ結合可能な部位にH原子が存在する場合、化学結合を結合すると、該部位のH原子の個数は、結合された化学結合の個数に応じて相応の価数の基に減少する。前記部位が他の基と結合する化学結合は、直線実線結合(
Figure 2023510296000006
)、直線破線結合(
Figure 2023510296000007
)、又は波線(
Figure 2023510296000008
)で表すことができる。例えば、-OCHの直線実線結合は、該基の酸素原子を介して他の基に結合されていることを意味する。
Figure 2023510296000009
中の直線の破線結合は、該基内の窒素原子の両端が他の基に結合されていることを意味する。
Figure 2023510296000010
中の波線は、当該フェニル基の部位1と2の炭素原子を介して他の基に結合されていることを意味する。
Figure 2023510296000011
は、当該ピペリジニル基の任意の結合可能な部位が1つの化学結合によって他の基に結合できることを意味し、少なくとも
Figure 2023510296000012
の四つの結合形態を含み、H原子が-N-に描かれていても、
Figure 2023510296000013
には
Figure 2023510296000014
この結合形態の基が含まれるが、1つの化学結合が接続されると、その部位のHは1つ減少して対応する一価ピペリジン基になる。
本発明の化合物は当業者に熟知の様々な合成方法によって製造することができ、以下に挙げられた具体的な実施形態、他の化学合成方法と合わせた実施形態及び当業者に熟知の同等の代替方法を含み、好適な実施形態は本発明の実施例を含むが、これらに限定されない。
本発明の化合物の構造は、当業者に周知の従来の方法によって確認することができ、本発明が化合物の絶対配置に関する場合、絶対配置は、当業者の従来の技術的手段によって確認することができる。例えば、単結晶X線回折(SXRD)、培養単結晶はBruker D8 venture回折計によって収集され、光源はCuKα放射線、走査方法:φ/ω走査、関連データを収集した後、更に直接法は(Shelxs97)結晶構造解析により、絶対配置を確認できる。
本発明に使用されたすべての溶媒は市販品から得ることができる。
化合物は本分野の通常の名称又はChemDraw<登録商標>ソフトによって名付けられ、市販化合物はメーカーのカタログの名称が使用された。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明の不利な制限を意味するものではない。本発明は本明細書で詳細に説明されており、その特定の実施形態も開示されており、当業者にとって、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明の特定の実施形態において様々な変更及び修正を行うことができることは明らかである。
実施例1
Figure 2023510296000015
合成スキーム:
Figure 2023510296000016
ステップ1:化合物001-03の合成
化合物001-01(20g、107.52mmol、1eq)及び化合物001-02(7.88g、129.03mmol、7.80mL、1.2eq)をジクロロメタン(200mL)に溶解させ、20℃で、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(29.63g、139.78mmol、1.3eq)を加え、1.5時間反応を続け、濃縮乾燥させ、化合物001-03を得た。
LCMS: MS(ESI)m/z:231.1 [M+1]
ステップ2:化合物001-04の合成
化合物001-03(24.85g、107.53mmol、1eq)をジクロロメタン(200mL)に溶解させ、トリエチルアミン(38.08g、376.37mmol、52.39mL、3.5eq)を加え、次に二炭酸ジ-tert-ブチル(28.16g、129.04mmol、29.64mL、1.2eq)を加え、20℃で、1時間反応させた。反応溶液を濃縮乾燥させ、酢酸エチル(100mL)及び水(100mL)を加えて溶解させ、希釈し、有機相を分離し、水(100mL)で洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(120gフラッシュカラム、石油エーテルでの酢酸エチルの含有量:0~100%)で分離して、化合物001-04を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 331.1[M+1]
H NMR(400 MHz, CDCl)δ 1.45(br s, 9H), 3.27-3.41(m, 2H), 3.73(br s, 2H), 4.46(br s, 2H), 7.47(br s, 2H), 8.27(br s, 1H)。
ステップ3:化合物001-05の合成
化合物001-04(22g、66.42mmol、1eq)をテトラヒドロフラン(250mL)及びジメチルホルムアミド(44mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(32.46g、99.64mmol、1.5eq)を加えた後、重水素化ヨードメタン(14.44g、99.64mmol、6.20mL、1.5eq)を加え、35℃で、63時間反応させた。反応溶液を熱いうちに濾過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(120gフラッシュカラム、石油エーテルでの酢酸エチルの含有量:0~30%)で分離して、化合物001-05を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 348.1[M+1]
ステップ4:化合物001-07の合成
化合物001-06(10.39g、61.28mmol、2eq)をテトラヒドロフラン(150mL)に溶解させ、ドライアイスエタノール浴で、-78℃に冷却させ、次にn-ブチルリチウム(2.5M、24.51mL、2eq)をゆっくりと滴下し、滴下完了後0.5時間撹拌を続け、次に塩化亜鉛(2M、30.64mL、2eq)を加えた後、20℃に移して、1時間反応させ、更に化合物001-05(10.67g、30.64mmol、1eq)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1.06g、919.17μmol、0.03eq)のテトラヒドロフラン(100mL)を加え、70℃に移して、1時間反応させた。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(20mL)を加え、次に酢酸エチル(100mL)を加え、有機相を分離し、飽和塩化ナトリウム溶液(150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(120gのフラッシュカラム、石油エーテルでの酢酸エチルの含有量:0~80%)で分離して、化合物001-07を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 437.0 [M+1]
H NMR(400 MHz, CDCl)δ 1.49(br d, J=19.58 Hz, 9H), 3.23-3.72(m, 4H), 4.59(br s, 2H), 7.29(d, J=5.02 Hz, 1H), 7.62-7.80(m, 1H), 7.86(d, J=8.28 Hz, 1H), 7.99(s, 1H), 8.52-8.62(m, 2H)。
ステップ5:化合物001-09の合成
化合物001-08(719.04mg、4.58mmol、2eq)及び化合物001-07(1g、2.29mmol、1eq)をクロロベンゼン(5mL)に溶解させ、次にジイソプロピルエチルアミン(739.43mg、5.72mmol、996.53μL、2.5eq)を加え、140℃で、40時間反応させた。反応溶液を濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテルでの酢酸エチルの含有量:0~60%)で分離して、化合物001-09を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 558.2 [M+1]
1H NMR(400 MHz, CDCl)δ 1.48(br d, J=13.55 Hz, 9H), 3.27-3.61(m, 4H), 4.58(br s, 2H), 6.71(d, J=5.27 Hz, 1H), 7.35(t, J=8.28 Hz, 1H), 7.62-7.76(m, 1H), 7.86(d, J=8.03 Hz, 1H), 8.01(s, 1H), 8.09-8.22(m, 2H), 8.53(s, 1H), 8.61(d, J=5.27 Hz, 1H)。
ステップ6:化合物001-10の合成
化合物001-09(200mg、358.68μmol、1eq)をエタノール(4mL)及び水(2mL)に溶解させ、次に鉄粉末(60.09mg、1.08mmol、3eq)及び塩化アンモニウム(19.19mg、358.68μmol、1eq)を加え、70℃で、3時間反応させた。反応溶液を熱いうちに濾過して不溶物を除去し、母液を濃縮した後、ジクロロメタン(20mL)で溶解させ、無水硫酸ナトリウムを加え、濾過して不溶物を除去し、濃縮して化合物001-10を得た。
LCMS: MS(ESI)m/z:528.2 [M+1]
ステップ7:化合物001-12の合成
化合物001-10(176mg、333.57μmol、1eq)、化合物001-11(96.79mg、433.64μmol、1.3eq)をジクロロメタン(4mL)に溶解させ、次にジイソプロピルエチルアミン(86.22mg、667.14μmol、116.20μL、2eq)及びO-(7-アゾベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩(177.57mg、467.00μmol、1.4eq)を加え、39℃で、6時間反応させた。反応溶液に水(20mL)を加え、有機相を分離し、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(30mL)で洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液(30mL)で洗浄し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(4gのフラッシュカラム、ジクロロメタンでのメタノールの含有量:0~6%)で分離して、化合物001-12を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 733.3 [M+1]
ステップ8:化合物001の合成
化合物001-12(196mg、267.46μmol、1eq)をジクロロメタン(5mL)に溶解させ、次にトリフルオロ酢酸(3.08g、27.01mmol、2mL、100.99eq)を加え、20℃で、1時間反応させ、反応溶液を濃縮して乾燥させた。粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(カラム:Boston Green ODS 150×30mm×5μm;移動相:[水(0.075%のトリフルオロ酢酸)~アセトニトリル];アセトニトリル%:22%~52%、8min)で分離して、標的化合物001のトリフルオロ酢酸塩を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 633.2 [M+1]
H NMR(400 MHz, CDOD)δ 1.66(m, 4H), 3.33(br s, 2H), 3.66-3.74(m, 2H), 4.37(s, 2H), 6.88(d, J=5.77 Hz, 1H), 7.03-7.13(m, 2H), 7.40-7.50(m, 2H), 7.53-7.60(m, 2H), 7.90(dd, J=12.67, 2.13 Hz, 1H), 8.10(dd, J=8.16, 2.13 Hz, 1H), 8.22-8.30(m, 2H), 8.62(br d, J=5.52 Hz, 1H), 8.76(d, J=1.51 Hz, 1H)。
実施例2
Figure 2023510296000017
合成スキーム:
Figure 2023510296000018
ステップ1:化合物002-02の合成
100mLのバイアルに002-01(18g、80.64mmol、1eq)、重水素化メタノール(50mL)、重水素化ホウ素ナトリウム(9.76g、258.04mmol、3.2eq)を加え、25℃で、2時間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム(50mL)を加えた後、酢酸エチル(100mL)を加えて抽出し、濾液を3回抽出し、合わせて濃縮した後、飽和食塩水(100mL×3)で洗浄し、濃縮して、化合物002-2を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 197.9 [M+1]
ステップ2:化合物002-03の合成
100mLのバイアルに化合物002-2(5.1g、25.86mmol、1eq)、エタノール(20mL)、パラジウム炭素(500mg、10%純度、1.00eq)を加え、水素ガスで3回置換し、15psiの圧力で、40℃で加熱して48時間撹拌した。濾過してパラジウム炭素を除去し、反応溶液を濃縮して、化合物002-03を得た。
H NMR(400 MHz, CDOD)δ ppm 2.76(s, 2 H)。
ステップ3:化合物002-04の合成
100mLのバイアルに002-03(1.26g、19.97mmol、2.80mL、1.0eq)、001-01(3.71g、19.97mmol、1eq)、1,2-ジクロロエタン(2mL)を加えた。20分間撹拌した後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(4.87g、22.97mmol、1.15eq)を加え、25℃で、16時間撹拌して、化合物002-04の溶液を得、分離せずに直接次のステップに使用した。
LCMS:MS(ESI)m/z: 232.9 [M+1]
ステップ4:化合物002-05の合成
上記のステップの化合物002-04の溶液にトリエチルアミン(12.11g、119.69mmol、16.66mL、6.0eq)、二炭酸ジ-tert-ブチル(13.06g、59.85mmol、13.75mL、3.0eq)を加え、25℃で、3時間撹拌した。反応溶液を蒸発して乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(石油エーテルにおける20~100%の酢酸エチル)で分離して、化合物002-05を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 333.1 [M+1]
ステップ5:化合物002-06の合成
0℃で、窒素ガスの雰囲気下で、化合物002-05(1.5g、4.50mmol、1eq)、N,N-ジメチルホルムアミド(10mL)、水素化ナトリウム(235.88mg、5.90mmol、60%の含有量、1.31eq)を加え、30分間撹拌した後、重水素化ヨードメタン(1.28g、9.00mmol、560.48μL、2.0eq)を加え、25℃で、2時間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウムを加えた後、酢酸エチル(20mL×3)を加えて抽出し、有機相を合わせ、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(石油エーテルにおける20~100%の酢酸エチル)で分離して、化合物002-06を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 350.1 [M+1]
ステップ6:化合物002-07の合成
窒素ガスの雰囲気下で、100mLの3口フラスコに化合物002-06(799.09mg、4.71mmol、3.0eq)、テトラヒドロフラン(8mL)を加えた。-78℃に冷却させた後、n-ブチルリチウム(2.5M、1.88mL、3.0eq)を滴下した。30分間撹拌した後、二塩化亜鉛の2-メチルテトラヒドロフラン溶液(2M、2.36mL、3.0eq)を加え、25℃にゆっくりと温度を上げ、1時間撹拌した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(181.45mg、157.03μmol、0.1eq)、化合物001-06(550mg、1.57mmol、1eq)のテトラヒドロフラン(8mL)溶媒を加えた。次に70℃で、1時間還流させた。反応溶液に飽和塩化アンモニウム(10mL)を加えた後、酢酸エチル(10mL×3)を加えて抽出し、有機相を合わせ、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(酢酸エチルに0~50%のジクロロメタン)で分離して、化合物002-07を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 439.0 [M+1]
ステップ7:化合物002-08の合成
50mLのバイアルに化合物002-07(474mg、1.08mmol、1eq)、クロロベンゼン(5mL)、ジイソプロピルアミン(348.88mg、2.70mmol、470.19μL、2.5eq)及び化合物001-08(339.26mg、2.16mmol、2.0eq)を加え、140℃で、72時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル=20%~100%)で分離して、化合物002-08を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 560.1 [M+1]
ステップ8:化合物002-09の合成
10mLのバイアルに化合物002-08(160mg、285.91μmol、1eq)、塩化アンモニウム固体(15.29mg、285.91μmol、1eq)、鉄粉末(79.83mg、1.43mmol、5.0eq)、エタノール(4mL)及び水(2mL)を加え、70℃で、3時間撹拌した。濾過して固体を除去し、反応溶液を濃縮し、5mLのジクロロメタンで洗浄した後、ジクロロメタン(10mL×3)を加えて抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで30分間乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗生成物化合物002-09を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 530.1 [M+1]
ステップ9:化合物002-10の合成
10mLのバイアルに化合物002-09(151mg、285.10μmol、1.0eq)、化合物001-11(76.36mg、342.12μmol、1.2eq)、ジイソプロピルエチルアミン(151mg、285.10μmol、1.0eq)、ジクロロメタン(3mL)及びO-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩(162.61mg、427.65μmol、1.5eq)を加え、40℃で、3時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、3mLのメタノールを加えHPLCで分離した。カラム:Phenomenex Gemini-NX C18 75×30mm×3μm;移動相:[水(0.225%のギ酸)~アセトニトリル];アセトニトリル%:50%~80%、7min。化合物002-10を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 735.3 [M+1]
ステップ10:化合物002の合成
50mLのバイアルに化合物002-10(70mg、95.26μmol、1eq)、メタノール(0.2mL)、塩化水素/ジオキサン(4M、23.82μL、1eq)を加え、25℃で、16時間撹拌した。反応溶液を直接に高速液体クロマトグラフィーで分離し、分離条件は:カラム:Phenomenex Gemini-NX C18 75×30mm×3μm;移動相:[水(0.225%のギ酸)~アセトニトリル];アセトニトリル%:20%~40%、7minであり、粗生成物002の塩酸塩を得た。
LCMS:MS(ESI)m/z: 635.2 [M+1]
H NMR(400 MHz, CDOD)δ ppm 1.67(s, 4 H), 3.08(s, 2 H), 4.15(s, 2 H), 6.68(d, J=5.52 Hz, 1 H), 7.09(t, J=8.78 Hz, 2 H), 7.34 - 7.50(m, 2 H), 7.58(dd, J=8.91, 4.89 Hz, 2 H), 7.87(dd, J=12.67, 2.13 Hz, 1 H), 8.01(br d, J=8.03 Hz, 1 H), 8.07 - 8.27(m, 2 H), 8.47 - 8.57(m, 1 H), 8.68(s, 1 H)。
生物学的試験データ:
実験例1:キナーゼの体外阻害活性評価
33P同位体標識キナーゼ活性試験(Reaction Biology Corp)を使用して、IC50値を測定し、Axl、c-Kit、Mer、DDR2、VEGFR1、VEGFR2、VEGFR3、TrkA、FLT3に対する試験化合物の阻害能力を評価した。
緩衝液条件:20mMのヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸(Hepes)(pH7.5)、10mMのMgCl、1mMのグリコールエーテルジアミン四酢酸(EGTA)、0.02%のポリオキシエチレンラウリルエーテル(Brij35)、0.02mg/mlのBSA、0.1mMのNaVO、2mMのジチオトレイトール(DTT)、1%のDMSO。
化合物の処理:試験化合物を100%のDMSOに溶解させ、Integra Viaflo Assistを使用して、DMSOで特定の濃度に連続的に希釈した。
試験ステップ:基質を新たに調製した緩衝液に溶解させ、それに試験キナーゼを加え、穏やかに均一に混合した。音響技術(Echo550)を使用して、試験化合物を含むDMSO溶液を上記の均一に混合した反応溶液に加え、室温で20分間培養した。反応溶液中の化合物濃度は、3μM、1μM、0.333μM、0.111μM、0.0370μM、0.0123μM、4.12nM、1.37nM、0.457nM、0.152nMであった。15分間培養した後、33P-ATP(活性0.01μCi/μL、Km濃度)を加えて反応を開始させた。室温で、120分間反応させた後、フィルター結合法により放射性を検出した。キナーゼ活性データは、試験化合物を含むキナーゼ活性と空白群(DMSOのみを含む)のキナーゼ活性の比較により表され、Prism4ソフトウェア(GraphPad)を用いたカーブフィッティングによりIC50値を得、実験結果は表1に示された通りである。
Figure 2023510296000019
結論:本発明の化合物は、Axl、c-Kit、Mer、DRD2、VEGFR1、VEGFR2、VEGFR3、TrkA、FLT3のいずれに対しても良好な阻害活性を示した。
実験例2:体外での肝ミクロソームの代謝安定性評価
1. 材料
1.1 肝ミクロソーム
SDラット、マウス、ビーグル、カニクイザル及びヒトミクロソームは、Corning、Xenotech又はBioIVTから購入し、-80℃の冷凍庫に保存した。
1.2 還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADPH)、メーカー:Chem-impex international、カタログ番号:00616。
1.3 対照化合物:テストステロン、ジクロフェナク、プロパフェノン。
2. 実験ステップ
2.1 作業溶液の製造
ストック溶液:10mMのDMSO溶液。
作業濃度の製造:100%のアセトニトリル(有機相含有量:99%のACN、1%のDMSO)を100μMに希釈した。
2.2 実験ステップ
それぞれT60インキュベーションプレート及びNCF60インキュベーションプレートと名付けられた2つの96ウェルインキュベーションプレートを用意した。
445μLのミクロソーム作業溶液(肝ミクロソームタンパク質濃度0.56mg/mL)を、それぞれ、T60インキュベーションプレート及びNCF60インキュベーションプレートに加え、次に上記インキュベーションプレートを37℃の水浴中に置き、約10分間プレインキュベーションした。
プレインキュベーション後、T60インキュベーションプレート及びNCF60インキュベーションプレートに、それぞれ5μLの試料又は対照化合物の作業溶液を加え、均一に混合した。NCF60インキュベーションプレートの各ウェルに50μLのリン酸カリウム緩衝液を加えて反応を開始した;T0停止プレートに180μLの停止溶液(200ng/mLのトルブタミド及び200ng/mLのラベタロールを含むアセトニトリル溶液)及び6μLのNADPH再生系作業溶液を加え、T60インキュベーションプレートから54μLの試料をT0停止プレート(T0試料生成)に取り出した。T60インキュベーションプレートの各ウェルに、44μLのNADPH再生系作業溶液を加えて、反応を開始させた。空白プレートには、54μLのミクロソーム作業溶液、6μLのNADPH再生系作業溶液及び180μLの停止溶液のみを加えた。したがって、試験品又は対照化合物の試料では、化合物、テストステロン、ジクロフェナク及びプロパフェノンの最終反応濃度は1μMであり、肝臓ミクロソームの濃度は0.5mg/mLであり、反応系におけるDMSO及びアセトニトリルの最終濃度は、0.01%(v/v)及び0.99%(v/v)であった。
適切な時間(例えば、5、10、20、30、60分など)培養した後、各停止プレートの試料ウェルに180μLの停止溶液(200ng/mLのトルブタミド及び200ng/mLのラベタロールを含むアセトニトリル溶液)を加えた後、T60インキュベーションプレートから60μLの試料を取り出して反応を停止させた。
すべての試料プレートをよく振とうし、3220xgで20分間遠心分離した後、各ウェルから80μLの上清を取り、240μLの精製水で希釈して、液体クロマトグラフィータンデム質量分析に使用した。
3. 液体クロマトグラフィータンデム質量分析
すべての試料は分析のために注入された。
実験結果は表2に示された通りである。
Figure 2023510296000020
注:CLint(liver):肝臓固有のクリアランス。
結論:本発明の化合物は、引用文献の化合物sitravatinibよりも優れた安定性を示した。
実験例3:化合物の薬物動態評価
試験目的:
ラットの体内における本発明の化合物の薬物動態特性の試験
実験材料:
SDラット(オス)
実験操作:
標準プロトコルで、化合物の経口(PO)投与後のげっ歯類の薬物動態特性を試験し、実験では、候補化合物を透明な溶液に製造して、ラットに経口投与した。溶媒は10%NMP/40%PEG400/50%であった。24時間以内(0.0833、0.25、0.5、1、2、4、6、8、24時間)の全血試料を収集し、すべての血液試料を事前に0.5MK2-EDTA抗凝固剤を加えたマークされたプラスチック遠心分離管に入れた。血液試料を採取した後、4℃、3200xgで10分間遠心分離して上清血漿を吸引し、速やかにドライアイスに置き、-20℃又は更に低い温度に保存し、LC-MS/MS分析を使用して血中濃度を定量分析し、ピークに達する濃度、ピークに達する時間、クリアランス、半減期、薬物-時間曲線下面積、バイオアベイラビリティなどの薬物動態パラメータを計算した。
実験結果:
Figure 2023510296000021
注:Cmax:ピークに達する濃度、Tmax:ピークに達する時間、AUC0-last:ゼロ時点から最後の検出可能な濃度時点までの血漿濃度-時間曲線下面積。
結論:本発明の化合物は、ラットにおいて良好な薬物動態指数を示し、001化合物の曝露量は、参照化合物sitravatinibよりも優れていた。

Claims (12)

  1. 式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩。
    Figure 2023510296000022
    (ただし、
    、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16及びR17は、それぞれ独立してH及びDから選択され、且つ、ここで、1つは必ずDから選択される。)
  2. 、R及びRは、それぞれ独立してH及びDから選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  3. 及びRは、それぞれ独立してH及びDから選択される、請求項1又は2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  4. 及びRは、それぞれ独立してH及びDから選択される、請求項1又は2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  5. 及びRは、それぞれ独立してH及びDから選択される、請求項1又は2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  6. 10は、H及びDから選択される、請求項1又は2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  7. 11は、H及びDから選択される、請求項1又は2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  8. 12は、H及びDから選択される、請求項1又は2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  9. 13は、H及びDから選択される、請求項1又は2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  10. 14、R15、R16及びR17は、それぞれ独立してH及びDから選択される、請求項1又は2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  11. 下記式で表される化合物又はその薬学的に許容される塩。
    Figure 2023510296000023
    Figure 2023510296000024
  12. チロシンキナーゼに関連する疾患を治療するための医薬の製造における、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
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