JP2023510185A - ファンに用いるハウジングおよび対応するハウジングを有するファン - Google Patents

ファンに用いるハウジングおよび対応するハウジングを有するファン Download PDF

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Abstract

ファン、好ましくは、軸流ファンまたは斜流ファン用のハウジングであって、ファンが、インペラと、少なくとも1つの流れ通過領域とを備えるハウジングは、インペラまたはインペラブレードの下流直下に、ハウジングの外側領域において、従って、流れ通過領域において、複数の個別的で自立性案内要素が設けられていることを特徴とする。ファンは対応するハウジングを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ファン、好ましくは、軸流ファンまたは斜流ファンに用いるハウジングであって、ファンが、インペラと、少なくとも1つの流れ通過領域とを備える、ハウジングに関する。
また、本発明は、そのようなハウジングを有するファンに関する。
駆動部、インペラおよびハウジングを備えるファン、特に、軸流ファンまたは斜流ファンは、慣用されている。
また、流れに影響を及ぼすために、そのようなファンに案内ブレード、拡散部、マルチ拡散部およびその組み合わせを設けることが知られている。
特に、高い静圧効率を達成することを目的としている。
本発明は、一般に、ファン用ハウジングおよびそのようなハウジングを有するファンに関する一方、本発明は、特に、図1において基本的な構造が示されている、ファンおよびそこに設けられるハウジングに関する。
例えば、ハウジング2を有する軸流ファン1が記載されている。
案内装置15は、合成樹脂の射出成形によりハウジング2と一体的に形成されてよい。
例えば、案内装置15は、内側ハブリング4と、外側ハブリング5と、これらの間に延在している内側案内ブレード3と、外側ハブリング5とハウジング2との間に延在している外側案内ブレード3aとを本質的に備えている。
ファンが組み立てられている状態において、この案内装置15は、インペラ(ここでは不図示)の下流においてハウジング2内に配置されているため、空気ダクト6が外側流れ通過領域として、案内装置15またはその外側ハブリング5とハウジング2の壁との間に形成されている。
インペラから流出する一部の空気は、この外側流れ通過領域または空気ダクトを通して案内されている。
インペラから流出する別の一部の空気は、内側流れ通過領域7を通して案内され、この内側流れ通過領域7は、スパン方向視で、内側ハブリング4の軸に向かって画定されている。
外側流れ通過領域6に向かって見た場合、内側流れ通過領域7は、外側ハブリング5により画定されている。
内側流れ通過領域7には、内側案内ブレード3が設けられ、この内側案内ブレード3は、流れ中の旋回を減らすことにより、インペラから流出する軸近傍の旋回流を安定化させる。
これにより、効率が向上する。
内側ハブリング4および外側ハブリング5は軸の周りに略円周全体にわたって延在している。
内側ハブリング4は、例えば、ファンの駆動モータが配置されている、内側収容領域8を取り囲んでいる。
エンジンから発生する廃熱を除去可能とするために、内側収容領域8においては、流れが、そこを通過しないか、せいぜい小さい空気体積流量のみしか通過しない。
外側流れ通過領域6は、少数の外側案内ブレード3aを有し、この外側案内ブレード3aは、特に、外側ハブリング5をハウジング2と静的に接続する。
内側流れ通過領域7において、外側案内ブレード3aは、少数であるため、この領域において、インペラから流出する流れと外側案内ブレード3aとの相互作用の結果としてさらに発生するノイズは小さい。
インペラとハウジング2との間の径方向の間隙の領域とその下流の領域において、激しい旋回流が発生し、その結果、インペラの領域とその下流の領域において、ハウジングの内壁での流れの剥離が発生する。
インペラとハウジングとの間の径方向の間隙を通る戻り流れは、特に、静圧効率を低下させ、僅かではないノイズを発生させる。
内側案内ブレード3および外側案内ブレード3aは、耐荷重性を有する案内ブレードを有し、つまり、ハウジングとモータの支持接続を確実にする機能を有している。
本発明は、ヘッドギャップ漏れ流れの悪影響を及ぼす効果を、大部分を除去するまでではなくても、少なくとも低減させるような、ファン、特に、軸流ファンまたは斜流ファン用のハウジングを構成し発展させるという目的に基づいている。
下流の拡散部の有効性は、改善され、逆流領域の形態でのブロック効果は、低減されることになる。
先行技術において生じている問題は、本発明に係るハウジングと本発明に係るファンとの両方を競合する製品から区別している単純な構成の手段により解決される。
ハウジングに関する目的は、本発明により請求項1の特徴を用いて達成される。
これによると、上位概念のハウジングは、複数の個別的で自立性案内要素が、インペラまたはインペラブレードの下流直下に、ハウジングの外側領域において設けられていることを特徴としている。
ファンに関する目的は、請求項18の特徴を用いて達成される。
本発明の特徴は、単純な様相を呈しており、これによると、ハウジングおよびファンが備える具体的な形態的/構造的特徴に関係なくヘッドギャップ漏れ流れまたは逆流領域が、特に、ハウジングの外側領域において発生する場合がある、インペラの下流、従って、インペラのブレードの下流に、個別的な障害物が設けられている。
障害物は、個別的な自立性案内要素として構成されているため、一体的または支持的な案内装置には属していない。
これらは、個別的な構造要素として理解されるべきであり、個別的で自立性案内要素は、ハウジングの内壁上または内壁内に直接的に形成されている。
具体的には、個別的で自立性案内要素が、ハウジングの内壁に、凹部および凸部の組み合わせにより形成され、これにより、特別な流れ効果が達成される。
この特徴により、自立性案内要素を用いてハウジングの内壁の形状を効果的にすることができる。
原則的に、個別的で自立性案内要素が、個別的に見て、ハウジングの内壁に一体化されていることが考えられる。
この場合、ハウジングが、一体化された個別的で自立性案内要素と共に合成樹脂の射出成形技術または鋳造を用いて製造されてよい。
代替的に、個別的で自立性案内要素が、ハウジングの材料と製造方法とに関係なく、金属または合成樹脂からなり、例えば、接着剤または溶接を用いて、ハウジングの内壁に取り付けられている。
十分に良好な流体力学的効果を達成するために、ハウジングの寸法に応じて、20個~100個の範囲の、十分な数の自立性案内要素が設けられている。
ハウジングの個別的で自立性案内要素が、互いに対して等間隔に、ハウジング内壁の円周にわたって配置されていてよい。
自立性案内要素が、均一に配設されることにより、それ以外の場合には、旋回する流れを効果的に安定化させかつ/またはこの流れがより流れ方向へと方向付けられる。
その結果、乱流をインペラからより迅速に除去することもできる。
案内装置の2つの支持案内ブレードの間において複数の個別的で自立性案内要素、例えば、4個~12個の自立性案内要素が、ハウジング壁から径方向に、可能であれば、所定の角度で傾斜して突出するように、個別的で自立性案内要素の位置が、案内装置の支持案内ブレードと円周方向のその位置を交替する。
何れの場合においても、個別的で自立性案内要素は、本質的にインペラの下流直下に取り付けられ、そこで、実際の搬送方向に対する逆流を打ち消すことが重要である。
個別的で自立性案内要素が、同一の構成からなり、同一の角度でハウジングの内壁から突出していてよい。
個別的で自立性案内要素は、斜角で交互に配列され、それに応じて異なる方向にハウジングの内壁から突出することも考えられる。
インペラが配置される略円筒状、可能であれば円環状の流れ領域を有する略円状の断面を有している特定のハウジングに基づいて、個別的で自立性案内要素が、円筒状の流れ通過領域の終点または下流の、好ましくは、拡幅する拡散部領域の始点またはこれら2つの領域の間の移行部に形成されている。
インペラの直近傍であることが重要である。
自立性案内要素は、インペラの下流のハウジングの内壁におけるいかなる流れの剥離も打ち消し、これにより、高効率を有する低ノイズのファンが得られ、つまり、ハウジングの内壁における個別的で自立性案内要素により流れが安定化される。
さらに、個別的で自立性案内要素を設けることにより、ハウジングに一体化され、ハウジング壁の上記円筒状の流れ通過領域に接続されてよい拡散部の効果が向上する。
具体的には、個別的で自立性案内要素が、ハウジングの内壁から、インペラのブレードとハウジング内壁との間の円環状の間隙よりも僅かに小さくまたは僅かに大きく、径方向に延在している。
個別的で自立性案内要素の高さの円環状の間隙の幅に対する比率が、0.8~3.0の範囲であってよい。
ハウジング壁における個別的で自立性案内要素とインペラのブレードとの間の軸方向の距離が、空隙の幅の8倍未満であると有利である。
上記形態において、個別的で自立性案内要素を設けるだけで、インペラとハウジングとの間の径方向の間隙の下流の領域におけるそれ以外の場合には、旋回する流れの安定化に大きく寄与している。
個別的で自立性案内要素の特定の形状により、さらなる最適化が可能である。
個別的で自立性案内要素は、やや丸みを帯びた前縁と、やや薄い「先細り」テーパ状の後縁とを有してよい。
基本的に、個別的で自立性案内要素が、エアホイルまたはインペラブレードの輪郭に略相当する輪郭形状を有している。
そのような特徴により、効果と、従って流れの安定化がまた促進される。
また、隣接する個別的で自立性案内要素が、ある程度の傾斜を有し、つまり、長手方向軸に対して斜めのある程度の角度で配列されている。
その一方、円周方向において隣接する個別的で自立性案内要素が、ファン軸に直交する平面への投影視において、円周方向において重なり合わないかまたは少なくとも互いに対して小さな間隔を有すると有利である。
これにより、鋳造工具、例えば、射出成形工具からの取り外しが容易になる。
開放端において、個別的で自立性案内要素は、特定の設置状況と寸法に応じて様々に構成されてよい。
個別的で自立性案内要素は、鋭くない、角張った、丸みを帯びた、面取りされたまたは角度を付けられた開放端を有してよく、これにより、空気流れに顕著な影響を及ぼす。
構造状況全体との調整は有利である。
また、特許請求されるファン、特に、軸流ファンまたは斜流ファンに関する基本的な目的は、請求項1~請求項17に記載の特徴を有するハウジングを用いることにより達成される。
これに対応する記載は、ハウジングに関する記載を参照することにより省略可能である。
ここで、本発明の特徴を有利に構成し発展させる様々な可能性が存在する。
このために、一方では、請求項1に従属する請求項が、他方では、図面に基づく、本発明に係るファンの実施形態の以下の説明が参照される。
図面に基づく本発明の好ましい実施形態の説明に関連して、本特徴の好ましい実施形態および発展形態も一般的に説明する。
図1は、本発明に係る、個別的で自立性案内要素を備えるハウジングを有する軸流ファンの、流出側から見た斜視図を示す。 図2は、図1のファンのハウジングを有するファンの、軸を通る平面断面における側面図を示す。 図3は、図1および図2のファンのハウジングの、軸を通る平面断面における側面図を示す。 図4は、本発明に係るハウジングを有するファンのさらなる実施形態の、流出側から見た斜視図を示す。 図5は、図4のファンおよびハウジングの、軸を通る平面断面における側面図を示す。 図6は、自立性案内要素の領域が拡大して示され、さらなる参照符号を付されている、図5の詳細図を示す。 図7は、本発明に係る、案内装置を有していないハウジングのさらなる実施形態の、流出側から見た斜視図を示す。 図8は、図7のハウジングの、軸を通る平面断面における側面図を示す。 図9は、個別の自立性案内要素の領域が拡大して示され、さらなる参照符号を付されている、ファン軸の領域における図8の詳細図を示す。 図10は、自立性案内要素の領域が拡大して示され、さらなる参照符号を付されている、ハウジング壁上部を通る断面の領域における図8のさらなる詳細図を示す。 図11は、個別的で自立性案内要素に第1タイプのウイングレットが設けられている、本発明に係るハウジングのさらなる実施形態を、図10の実施形態と同様の詳細図で示す。 図12は、個別的で自立性案内要素に第2タイプのウイングレットが設けられている、本発明に係るハウジングのさらなる実施形態を、図10の実施形態と同様の詳細図で示す。 図13は、個別的で自立性案内要素に第3タイプのウイングレットが設けられている、本発明に係るハウジングのさらなる実施形態を、図10の実施形態と同様の詳細図で示す。
図1は、本発明に係る、ハウジング2を有する軸流ファン1の斜視図を示す。
案内装置15は、合成樹脂の射出成形によりハウジング2と一体的に形成され、本実施形態において、内側ハブリング4と、外側ハブリング5と、これらの間に延在している内側案内ブレード3と、外側ハブリング5とハウジング2との間に延在している外側案内ブレード3aとから本質的になる。
本発明に係る軸流ファン1が組み立てられている状態において、この案内装置15は、インペラ(見えていない)の下流においてハウジング2内に配置されているため、空気ダクト(外側流れ通過領域)6が、案内装置15またはその外側ハブリング5とハウジング2の内壁との間に形成され、この空気ダクト6を通して、インペラから流出する一部の空気が導かれている。
インペラから流出する別の一部の空気は、内側流れ通過領域7を通して案内され、この内側流れ通過領域7は、スパン方向視で、軸に向かって内側ハブリング4により限定され、スパン方向視で、外側流れ通過領域6に向かって外側ハブリング5により画定されている。
内側流れ通過領域7は、内側案内ブレード3(本実施形態においては、17個、有利には9個~23個)により横断され、この内側案内ブレード3は、流れ中のねじれを減らすことにより、インペラから流出する軸近傍の旋回流を安定化させる。
これにより、効率が向上する。
内側ハブリング4および外側ハブリング5は、軸の周りに略円周全体にわたって延在している。
内側ハブリング4は、例えば、ファンの駆動モータが配置される内側収容領域8を取り囲んでいる。
エンジンが生成する廃熱を除去可能とするために、内側収容領域8においては、流れが横断しないか、小さい空気体積流量(空気体積流量全体の0.1%~2%)のみしか横断しない。
特に、流出側と流入側との間の圧力差により駆動される場合、内側収容領域8を通る流れは、主要搬送方向に逆らってもよい。
外側流れ通過領域6は、少数の外側案内ブレード3aを有し、この外側案内ブレード3aは、特に、外側ハブリング5をハウジング2と静的に接続する。
この外側流れ通過領域6において外側案内ブレード3aは、少数であるため、この外側流れ通過領域6において、インペラから流出する流れと外側案内ブレード3aとの相互作用の結果としてさらに発生するノイズは小さい。
多数の自立性案内要素16、本実施形態においては、54個、有利には、30個~100個の自立性案内要素16が、ハウジング2の内壁に取り付けられている。
自立性案内要素16は、ハウジング2と、例えば、合成樹脂の射出成形により、一体的に接続されている。
鋳造によることも考えられる。
合成樹脂または金属からなる自立性案内要素は、ハウジング内に接着、溶接等により設けることも考えられる。
自立性案内要素16は、案内装置15の流入側においてハウジング壁の領域に取り付けるが、軸方向視で案内装置15と重なり合ってもよい。
自立性案内要素16は、インペラ(ここでは、不図示)の下流略直下に、その対応する自立性案内要素16の軸方向範囲以下である、小さな距離を置いて取り付けることが重要である。
自立性案内要素16は、ハウジング2の壁とは反対方向に向く自由端を有し、ハウジング2の壁から僅かに比較的小さい高さで突出する。
自立性案内要素16は、インペラとハウジング2との間の径方向の間隙(特に、図6も参照)の下流領域における作用点に応じた激しい旋回流を安定化させることを確実にし、従って、インペラの領域そしてその下流の領域におけるハウジングの内壁での流れの剥離および/または乱流を防止し、それを少なくとも低減するか、加速して流れ方向に搬送する助けとなる。
一般に、静かで高レベルの効率性を有するファンが得られるのは、つまり、ハウジング2の壁に設けられている自立性案内要素16による流れの安定化または流れ方向における流れの加速化のおかげであり、これにより、ハウジング2に一体化されている外側拡散部10の効果を向上させることができる。
図2は、側面かつファン軸を通る平面断面における図1の本発明に係るハウジング2を有する軸流ファン1を示す。
軸流ファン1のインペラ19、モータ34および案内装置15を容易に見て取ることができる。
案内装置15を通る断面において、外側案内ブレード3aを有する外側流れ通過領域6、内側案内ブレード3を有する内側流れ通過領域7および内側ハブリング4内の収容領域8を見ることができる。
インペラ19は、案内装置15の上流に配置されている。
軸流ファン1の動作中、空気は、本図ではほぼ左から右への方向へと流れ、まず、ハウジング2に一体化されている入口ノズル9を通り、次に、インペラ19を通り、その後、外側流れ通過領域6と内側流れ通過領域7へと分割され、流れは、外側案内ブレード3aと内側案内ブレード3)とにより(特に、内側流れ通過領域7において)安定化され、流れの運動エネルギは、圧力エネルギへと変換される。
本実施形態において、内側案内ブレード3と外側案内ブレード3aの両方は、ファン軸と同軸のシリンダジャケットの断面において、インペラ19から流出して外側案内ブレード3aと内側案内ブレード3とに衝突する流れの流れ角度と最適に合致する、インペラ19に対向する流入側縁における流入縁角を有している。
ファン軸を通る平面に対して測定される流入縁角は、20°~70°の範囲である。
内側案内ブレード3および/または外側案内ブレード3aは、丸みを帯びた流入縁を有し、さらに、エアホイルまたは滴の形状に類似する形状である、変化する厚みを有している。
自立性案内要素16は、流れ方向における案内装置15の前方領域において、または、案内装置15の前方において、ハウジング2の内壁に取り付けられている。
自立性案内要素16は、ハウジング2の外壁領域における強い捻じりの影響を受けるインペラ19から流出する流れを安定化かつ/または流れ方向に加速化させ、剥離または乱流を防止または低減する。
その結果、効率と空気出力とに悪影響を及ぼす外側流れ通過領域6のブロック効果が、大きいリリーフ領域により防止されるか少なくとも低減される。
内側ハブリング4の内側収容領域8には、モータ34の固定具18が設けられている。
概略的に示されているモータ34は、そこに取り付けられている。
案内装置15は、モータ34をハウジング2と接続し、これにより、間接的にまたインペラ19をハウジング2と接続している。
モータ34は、ステータ側で案内装置15と接続されている。
ロータ側では、モータ34は固定具30によりインペラ19と接続されている。
インペラ19は、内側ハブリング21と、そこに取り付けられているインペラブレード22とから本質的になる。
内側ハブリング21は、インペラブレード22の食違い角を軸流ファン1が用いられるファン用途のニーズに応じて調整できるように構成されている。
インペラ19と共にモータ34については、基本的に2つの異なる支持概念が存在する。
一方では、本実施形態において示されているように、支持案内装置15を設けることができる。
つまり、空気力学的機能を有する案内装置15は、モータ34をハウジング2と接続して支持する。
他方では、例えば、ロッド、ワイヤまたは平坦な材料等からなる純粋に機械的な接続を用いて、モータ34をハウジング2に取り付けることができる。
そのような場合、案内装置15を設けてもよいし、設けなくてもよい。
他の実施形態において、案内装置15は、外側ハブリング5を有さないで、かつ/または、案内ブレードを1タイプのみ有して構成されてもよく、このことは、耐荷重性の点で有利である。
支持案内ブレード(ここでは、外側案内ブレード3a)は、流れ方向視で自立性案内要素16と同じ領域に配置されていることを図2において見ることができる。
その結果、本実施形態における自立性案内要素16は、円周にわたってに均一に配設されているのではなく、外側案内ブレード3aにより繰り返し割り込まれている。
本実施形態において、9個、有利には、4個~12個の自立性案内要素16が、円周方向に隣接している2つの外側案内ブレード3aの間に配置されている。
他の実施形態において、自立性案内要素16は、円周にわたって均一に配設されてもよく、ある別の方法では非均一に配設されてもよい。
図3は、側面かつファン軸を通る平面断面における図1および図2の軸流ファン1のハウジング2を示す。
外側ハブリング5により分離されている、外側案内ブレード3aを有する外側流れ通過領域6と、内側案内ブレード3を有する内側流れ通過領域7を容易に見て取ることができる。
本実施形態において、ハウジング2の壁と内側ハブリング4の両方は、流出端に向かって円錐形状を有している。
このようにして、外側拡散部10が、ハウジング2に一体化されている。
内側流れ通過領域7および外側流れ通過領域6の両方は、その流出端に向かって拡幅する流れ断面を有する拡散部として構成されている。
このことは、特に軸流ファンには、静圧効率に関して非常に有利である。
案内装置15の外側ハブリング5は、本実施形態において僅かに円錐状でもあり、流れ方向において径方向に僅かに拡幅している。
ハウジング2の内側流れ案内壁は、入口ノズル9の輪郭を本質的に有し、円筒状の流れ通過領域11が後続し、そして、径方向に開口する拡散部領域10が後続する。
インペラは、流れ方向においてインペラ用領域29の少なくとも大部分において、円筒状の流れ通過領域11のレベルまで延在している。
自立性案内要素16は、円筒状の流れ通過領域11の終点または拡散部領域10の始点またはこれら2つの領域間の移行領域に配置されてよい。
何れの場合においても、自立性案内要素16は、インペラ19またはそのインペラブレード22の下流に取り付けられている(図2参照)。
鋳造工具、特に、合成樹脂の射出成形機からハウジング2を取り出す際、自立性案内要素16が、完全にまたは大部分が円筒状の流れ通過領域11内に配置されている。
その一方、軸流ファン1の軸方向のコンパクト性に関しては、自立性案内要素16は、少なくとも大部分が拡散部領域10内に配置されていると有利な場合があるのは、その場合、拡散部領域10は、インペラ19と直接的に隣接可能だからである。
有利には、ハウジング2および/または案内装置15において、軸流ファンを上位システム、例えば、空調装置に固定するように用いられる固定具、例えば、固定フランジは、流入側と流出側の両方において組み込まれるかまたは取り付けられてよい。
図4は、本発明に係るハウジングを有する軸流ファン1のさらなる実施形態の、流出側から見た斜視図を示す。
本実施形態において、インペラブレード22を有するインペラ19の下流には、案内装置が設けられていない。
ハウジング2に対してモータ34を固定するために、例えば、ロッドまたは平坦な材料からなる支持装置(ここでは不図示)が、モータ34とハウジング2との間の接続を行う必要がある。
自立性案内要素16は、円周にわたって均一に配設され、ハウジング2の内側の流れ案内壁において、インペラ22またはそのブレードの外側端の下流直下に延在している。
ハウジング2は、外側拡散部10の流出側端に流出側縁25を有し、そこから、空気がファン1から動作中に流出する。
インペラブレード22には、いわゆる、ウイングレット20、つまり、特別な幾何構造体がその外側端に設けられ、このウイングレット20は、軸流ファン1のノイズ放射および/またはその効率に関して、ハウジング近傍のインペラブレード22の外側領域における流れに好影響を及ぼす。
図5は、側面かつファン軸を通る平面断面における図4のハウジング2を有する軸流ファン1を示す。
自立性案内要素16が、本図ではほぼ左から右への方向である流れ方向においてインペラ19、またはハブリング21に取り付けられているそのインペラブレード22と直接的に接続されていることを見ることができる。
図6は、ハウジング2の内壁における自立性案内要素16の領域が拡大して示され、さらなる参照符号を付されている、図5の詳細図を示す。
インペラ19のインペラブレード22は、そのウイングレット20を有し、径方向の外側端に見て取ることができる。
インペラブレード22は、円筒状の流れ通過領域11にハウジング2から離隔して延在しているため、動作中にインペラ19が接触することは排除される。
そのため、幅d12を有する径方向の間隙が、インペラブレード22とハウジング2の壁との間に形成されており、これを通して空気の規則的な戻り流れ(漏れ流れ)が実際の流れ方向に逆らって発生する。
その結果、円周方向に非常に高速の成分と流れ方向に低速の成分とを有する流れ領域が、インペラブレード22の領域におけるハウジング2の壁近傍に局所的に生じる。
この流れ領域は、高い流れ損失およびノイズ放射を誘発し、特に、下流の外側拡散部10のブロック効果を引き起こす可能性がある。
これら損失を、インペラブレード22の非常に近くであってインペラブレード22の下流に位置する自立性案内要素16により大きく縮小させることができる。
これら自立性案内要素16は、円周方向の速度成分の一部を軸方向の速度成分へと変換し、つまり、局所流れをより軸方向へと方向付けている。
これにより、幅d12を有する径方向の間隙の領域における戻り流れ領域の縮小と、従って、損失、ノイズ発生および外側拡散部10により、外側へと画定されている下流の拡散部の(一部)ブロックの縮小が達成される。
自立性案内要素16は、幅d12を有するかそこを過ぎてからは幅d12に小さい係数を乗算した幅のみを有するインペラの径方向の間隙の領域において、径方向に非常に局所的にのみ延在する。
実際、自立性案内要素16は、ハウジング2の壁から測定される高さh23を有している。
h23のd12に対する比率は、0.8~3の範囲である。
ハウジング2の壁における自立性案内要素16とインペラブレード22との間の軸方向の距離は、空隙幅d12の8倍未満である。
本実施形態において、自立性案内要素16は、外側拡散部10の領域に延在する。
他の実施形態において、自立性案内要素16は、円筒状の流れ通過領域11にも延在してよい。
本実施形態において、自立性案内要素16が円筒状の流れ通過領域11に延在している場合、ワンピース鋳造ハウジング2の取り外しは、難しくなる。
取り外し領域(不図示)が一体化され、これにより、追加の摺動部材を必要とせずに、開閉工具を用いてファン軸に平行な取り外し方向に取り外すことが可能になる。
本発明によると、自立性案内要素16は、ハウジング2の壁の領域における激しい旋回流をより軸方向へと偏向させる。
他の実施形態においては、他の幾何的解決手段も考えられ、自立性案内要素は、例えば、ハウジングの輪郭に、例えば凹部または凸部等の形状でさらに組み込まれている。
この流れの影響は、インペラブレードとハウジングとの間の径方向の間隙の漏れ流れとの相互作用が発生するハウジング壁の近傍かつインペラブレードの直近傍においてのみ生じることが重要である。
図7は、本発明に係る、案内装置を有していないハウジング2のさらなる実施形態の、流出側から見た斜視図を示す。
ここで、自立性案内要素16は、ハウジング2の内壁の円周にわたって略均一に配設されている。
その流れ案内内壁において、ハウジング2は、入口ノズル9と、円筒状の流れ通過領域11と、ハウジング2の流出側縁25で終端する外側拡散部10とを本質的に有している。
図8は、図7のハウジング2の、軸26を通る平面断面における側面図を示す。
自立性案内要素16は、円筒状の流れ通過領域11と外側拡散部10との間の移行領域にほぼ配置されており、このことは、自立性案内要素16が、円筒状の流れ通過領域11と外側拡散部10との間の境界にまたがって延在していることを意味しており、移行領域が、流れ方向視で徐々に径方向に拡幅していることを特徴としている。
本実施形態においては、外側拡散部10の輪郭の一方向の開口角度は、約12°であり、有利には、6°~18°である。
図9は、個別的で自立性案内要素16の領域が、拡大して示され、さらなる参照符号を付されている、ファン軸の領域における図8の詳細図を示す。
高拡大かつ(投影視による)軸近傍領域の図であるため、ハウジング2の壁の略平面断面が見られる。
自立性案内要素16は、少なくとも略丸みを帯びている流入縁13と、そこ以外の形状と比較すると薄い、出口縁14とを有している。
断面視において、自立性案内要素16は、略エアホイルの輪郭形状を有している。
他の実施形態において、他の断面輪郭も可能であり、例えば、略一定の厚さを有する薄い輪郭が可能である。
自立性案内要素16は、翼弦長さs31を有し、軸方向延在部分I32を有している。
値に関して、I32は、小さく、例えば、インペラ直径の0.2%~5%またはインペラブレードの軸方向延在部分の10%~60%である。
翼弦長さs31は、I32よりも約1.2~2倍の大きさである。
鋳造工具からハウジング2を簡単に取り外し可能となるように、円周方向視において、隣接する自立性案内要素16は、重なり合わない。
流入角度α27は、流入縁13に割り当てられている。
これは、そこにおける翼弦37またはその接線方向の延長線と軸26に平行な線との間の局所角度である。
流出角度β28は、流出縁14に割り当てられている。
これは、そこにおける骨格線37またはその接線方向の延長線と軸26に平行な線との間の局所角度である。
流出角度β28は、流入角度α27よりも小さく、少なくとも20°だけ小さい。
その結果、旋回流は、軸方向により偏向されることになる。
この場合、自立性案内要素16は、前端24を有している。
図10は、自立性案内要素16の領域が拡大して示され、さらなる参照符号を付されている、ハウジング2の壁上部を通る断面の領域における図8のさらなる詳細図を示す。
自立性案内要素16は、鋭くない自由端24を有している。
断面図において、自立性案内要素16の略高さに沿って見ると、自立性案内要素16は、略矩形の輪郭を有している。
その一方、ハウジング2の壁に対して丸みを帯びた移行領域17が形成されることが有利である。
図11は、自立性案内要素16に第1タイプのウイングレット38aがその開放端に設けられている、本発明に係るハウジング2のさらなる実施形態を、図10の実施形態と同様の詳細図で示す。
自立性案内要素16の開放端において、1mm~3mmの厚さを有する輪郭が、自立性案内要素16の凹部側に向かって突出している。
断面図において、自立性案内要素16の略高さに沿って見ると、自立性案内要素16は、略L字状の輪郭を有している。
図12は、自立性案内要素16に第2タイプのウイングレット38bがその開放端に設けられている、本発明に係るハウジング2のさらなる実施形態を、図10の実施形態と同様の詳細図で示す。
自立性案内要素16の凸状湾曲側において、自立縁に向かって、1つのタイプの面取りが形成されていることにより、自立性案内要素16は、ほぼその開放端に向かう点へと先細りする。
その一方、外側端において、自立性案内要素16は、完全に先細りであるのではなく、非常に細い、端部では厚みを有する端が設けられている。
図13は、自立性案内要素16に第3タイプのウイングレット38cがその開放端に設けられている、本発明に係るハウジング2のさらなる実施形態を、図10の実施形態と同様の詳細図で示す。
自立性案内要素16の凹状湾曲側において、自立縁に向かって、1つのタイプの丸み付けが形成されていることにより、自立性案内要素16は、その開放端に向かって四分円の丸みを有しているようにみえる。
自立性案内要素16の凸状側の縁は、少なくとも略先細りのままである。
本発明に係るハウジングを有する本発明に係るファンのさらなる実施形態に関して繰り返しを避けるため、明細書の一般部分および添付の特許請求の範囲が参照される。
最後に、本発明に係るファンおよび本発明に係るハウジングの上述した実施形態は、特許請求される特徴を説明することのみに用いられるのであって、これを例示的な実施形態に限定するものではないことが明示的に指摘される。
1・・・ファン
2・・・ハウジング
3・・・内側案内ブレード
3a・・・外側案内ブレード
4・・・案内装置の内側ハブリング
5・・・案内装置の外側ハブリング
6・・・外側流れ通過領域
7・・・内側流れ通過領域
8・・・内側ハブリング内側の収容領域
9・・・入口ノズル
10・・・外側拡散部
11・・・ハウジングの円筒状の流れ通過領域
12・・・インペラの径方向の間隙の幅d
13・・・自立性案内要素の流入縁
14・・・自立性案内要素の流出縁
15・・・案内装置
16・・・自立性案内要素
17・・・ハウジングへの自立性案内要素の移行領域
18・・・案内装置とのモータの固定具
19・・・インペラ
20・・・インペラブレードのウイングレット
21・・・インペラの内側ハブリング
22・・・インペラブレード
23・・・自立性案内要素の高さh
24・・・自立性案内要素の前端
25・・・ハウジングの流出側縁
26・・・ファンの軸
27・・・自立性案内要素の流入角度α
28・・・自立性案内要素の流出角度β
29・・・インペラ用領域
30・・・インペラとのモータの固定具
31・・・自立性案内要素の翼弦長さs
32・・・自立性案内要素の軸方向延在部分I
34・・・モータ
37・・・接線方向の延長線を有する、自立性案内要素の骨格線
38a・・・自立性案内要素のウイングレット
39b・・・自立性案内要素のウイングレット
39c・・・自立性案内要素のウイングレット

Claims (18)

  1. ファン、好ましくは、軸流ファンまたは斜流ファンに用いるハウジングであって、
    前記ファンが、インペラと少なくとも1つの流れ通過領域とを備え、
    複数の個別的で自立性案内要素が、前記インペラまたは前記インペラのインペラブレードの下流直下に、前記ハウジングの外側領域において設けられていることを特徴とする、ハウジング。
  2. 前記自立性案内要素が、前記ハウジングの内壁上または前記ハウジングの内壁内に直接的に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のハウジング。
  3. 前記自立性案内要素が、前記ハウジングの内壁に、凹部および凸部の組み合わせにより形成されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のハウジング。
  4. 前記自立性案内要素が、前記ハウジングの内壁に一体化されていることを特徴とする、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のハウジング。
  5. 前記ハウジングが、一体化された自立性案内要素と共に合成樹脂の射出成形または鋳造により形成されていることを特徴とする、請求項4に記載のハウジング。
  6. 前記自立性案内要素が、金属または合成樹脂からなり、前記ハウジングの内壁に接着されていることを特徴とする、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のハウジング。
  7. 前記自立性案内要素の数が、20~100、好ましくは、30~90、特に、40~70の範囲であることを特徴とする、請求項1~請求項6のいずれか1項に記載のハウジング。
  8. 前記ハウジングの内壁の前記自立性案内要素が、互いに対して等間隔に前記ハウジングの内壁の円周にわたって配置されていることを特徴とする、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載のハウジング。
  9. 前記自立性案内要素が、前記ハウジングの内壁の円周にわたって非均一に配設されていることを特徴とする、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載のハウジング。
  10. 案内装置の2つの支持案内ブレードの間において複数の自立性案内要素、例えば、4個~12個の自立性案内要素が前記ハウジングの内壁から径方向に本質的に突出するように、前記自立性案内要素の位置が、前記案内装置の支持案内要素と交替することを特徴とする、請求項9に記載のハウジング。
  11. 前記自立性案内要素が、同一の構成からなり、同一の角度で前記ハウジングの内壁から突出していることを特徴とする、請求項1~請求項10のいずれか1項に記載のハウジング。
  12. 前記インペラが配置される略円筒状の流れ領域を有する略円状の断面を有している前記ハウジングであって、
    前記自立性案内要素が、前記円筒状の領域の終点または下流の、好ましくは、拡幅する拡散部領域の始点または前記領域の間の移行部に形成されていることを特徴とする、請求項1~請求項11のいずれか1項に記載のハウジング。
  13. 前記自立性案内要素が、前記ハウジングの内壁から、前記インペラのインペラブレードと前記ハウジングの内壁との間の円環状の間隙の幅よりも僅かに小さくまたは僅かに大きく、径方向に延在し、
    前記自立性案内要素の高さの前記円環状の間隙の幅に対する比率が、0.8~3.0の範囲であってよく、
    前記ハウジングの内壁における前記自立性案内要素と前記インペラのインペラブレードとの間の軸方向の距離が、前記円環状の空隙の前記幅の8倍未満であってよいことを特徴とする、請求項1~請求項12のいずれか1項に記載のハウジング。
  14. 前記自立性案内要素が、やや丸みを帯びた流入縁と、やや薄い流出縁とを有していることを特徴とする、請求項1~請求項13のいずれか1項に記載のハウジング。
  15. 前記自立性案内要素が、ファン軸と同軸のシリンダジャケットの断面において、略エアホイルまたはインペラブレードの輪郭形状を有していることを特徴とする、請求項1~請求項14のいずれか1項に記載のハウジング。
  16. 隣接する自立性案内要素が、ある程度の傾斜に基づく、ファン軸に直交する平面への投影視において、重なり合わないかまたは少なくとも互いに対して僅かな間隔を有していることを特徴とする、請求項1~請求項15のいずれか1項に記載のハウジング。
  17. 前記自立性案内要素が、鋭くない、角張った、丸みを帯びた、面取りされたまたは角度を付けられた開放端を有していることを特徴とする、請求項1~請求項16のいずれか1項に記載のハウジング。
  18. 請求項1~請求項17のいずれか1項に記載の特徴を有する前記ハウジングを特徴とする、軸流ファンまたは斜流ファンである、ファン。
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