JP2023505721A - 防護装置、及びこの防護装置の製造方法 - Google Patents

防護装置、及びこの防護装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、ユーザを防護するための防護装置10,110に関する。防護装置10は、第1のメッシュ部分18,118及び第2のメッシュ部分19,119を有するメッシュ構造体11,111と、複数のタイ要素5とを有し、前記第1のメッシュ部分18,118及び前記第2のメッシュ部分19,119は、互いに対向するとともに、複数のタイ要素5によって互いに接続され、第1のメッシュ部分、第2のメッシュ部分、及びタイ要素は、メッシュ構造体11,111の1つ以上の内側ハウジングを画定する。防護装置10,110は、前記内側ハウジングのうちの1つ以上の内側ハウジング内に配置されるケーシング本体40,42,43を含み、前記ケーシング本体は、メッシュ構造体11,111の1つ以上の内側ハウジング内で収縮状態及び膨張状態をとるように構成される。

Description

本開示は、一般に、ユーザを防護するための防護装置(protective device)に言及する。この防護装置は、着用できる防護装置であることが好ましい。防護装置は膨張可能要素を含み、この膨張可能要素は、膨張状態で、スポーツ及び/又は作業活動及び/又は任意の他の活動中に、乗客、自動車の搭乗者又は同様のユーザを衝撃及び/又は転倒から防護するように構成される。
既知の防護装置は、例えば、欧州特許第3291697号に記載されるものである。そのような装置は、作用(アクティブ)膨張状態と、収縮休止状態とを呈する傾向がある膨張可能要素を含む。膨張可能要素は、メッシュから形成された、すなわち編物によって形成された本体を含む。前記メッシュ本体は、内部領域、又は面積、又はチャンバを画定する、閉じた又は少なくとも管状の構造体である。この内部チャンバは、メッシュ本体の両側部分を互いに接続する複数の接合糸によって少なくとも部分的に占められる。単一のメッシュ本体を形成するという事実は、製造廃棄物を抑制し、製造時間を最小限に抑えるという利点を有する。実際に、接合糸及びメッシュは、1台の編機で機械加工され得る。接合糸は、メッシュ本体の両側部分に接続される単一の糸の一部である。特に、糸は、メッシュ本体の第1の部分と第2の部分との間を交互に連続的に通過する。
また、膨張可能要素は、一定期間にわたって膨張流体を収容できるようにする、外部に配置された防水壁も含む。壁は、例えば、それらのそれぞれの周縁に沿って互いに固定される第1のシート又は第1の壁、及び第2のシート又は第2の壁である。前記第1及び第2のシートは、メッシュ本体を外側又は表面で覆って裏打ち(補強)する。
このように形成された膨張可能要素は、多くの観点から非常に有利であるが、それにもかかわらず、それが組み込まれる又は挿入される衣服(garment)において常に適切な蒸散を可能にしないという欠点を有する。特に、収縮状態にある膨張可能要素は、換気空気の適切な通過を可能にしない一種のバッグをユーザの身体の周りに作り出す可能性がある。この問題を克服するために、収縮状態で膨張可能要素を折り畳み、膨張状態で膨張可能要素を拡張させてより伸長した姿勢をとらせ、それにより、膨張可能要素が休止位置にあって使用されていないときに蒸散が少ない面積を最小限となるようにすることが提案されてきた。この解決策でさえ、多くの観点から有利であるが、膨張可能要素を収縮位置に置くことが常に可能であるとは限らず、いずれにせよ、膨張時に膨張可能要素の膨張の制御が必要であるため、幾つかの欠点がある。
欧州特許第3291697号 国際出願PCT/IB2009/055512 国際出願PCT/IT2009/000547 国際公開第2016178143号 国際公開第2017163196号
本開示の根底にある技術的課題は、既知の技術の欠点を克服し、より大きな蒸散を可能にし、且つ/又は、更なる利点を達成することができる、ユーザを防護するための防護装置を提供すること、及び、この個人用防護装置を含む衣服を提供することにある。
この課題は、それぞれの独立請求項に係る、ユーザを防護するための防護装置、防護衣服又は衣服用の付属品、並びに、防護装置を製造するための製造方法によって解決される。
本開示の対象の二次的な特徴は、それぞれの従属請求項に規定される。
ユーザを防護するための本開示に係る防護装置は、第1のメッシュ部分と第2のメッシュ部分とを含むメッシュ構造体を有し、第1のメッシュ部分及び第2のメッシュ部分は、互いに対向するとともに、1つ以上のハウジングを画定するように複数のタイ要素(tie element;連結要素)によって互いに接続される。更に、膨張可能要素は、第1のメッシュ部分と第2のメッシュ部分との間で、内側領域内、したがって、前記1つ以上のハウジング内に収容された少なくとも1つの膨張可能なケーシング本体を有する。膨張可能なケーシング本体は、好ましくは、バルーンと同様の単純な単層構造である。より詳細には、ケーシング本体は、弾性材料から形成される可撓性の、好ましくは単層の伸長可能な本体であることが好ましい。
収縮状態において、ケーシング本体は、自由領域を決定するために、それぞれのハウジング内で利用可能な空間よりも小さい空間を占める(又は塞ぐ)。このように、実際にはメッシュ構造体によって画定される自由領域は、防護装置が使用されるときに蒸散を可能にする。
言い換えると、ケーシング本体は、収縮状態ではハウジングの第1の領域を占め、膨張状態ではハウジングの第2の領域を占める。第1の領域は、収縮状態の膨張可能要素を収容する傾向があり、第2の領域は、収縮状態の膨張可能要素を欠く、又は膨張可能要素がない。第2の領域は、膨張状態の膨張可能要素を受け、収縮状態から収縮状態への膨張段階で、ケーシング本体を収容するために第1の領域に向かって開いている。実際に、ケーシング本体は、膨張することにより、それが利用可能な全ての空間を占めるまで、及びそれがメッシュ構造体及び本質的に「それを抑制する」タイ要素によって阻止されるまで、ハウジング内で可能な限り拡張する。
言い換えると、前述の技術的課題は、メッシュ構造体を膨張させるとともにメッシュ構造体を膨張可能な構造体にするために膨張されるようになっているケーシング本体をその内部に収容するメッシュ構造体によって解決され得る。メッシュ構造体は、ケーシング本体の膨張を抑制する。収縮状態のケーシング本体は、第2の領域内に防護装置のための更なる層を形成しない。第2の領域は、例えば収縮状態から膨張状態への膨張段階で膨張可能要素を受けるために、膨張状態でのみケーシング本体を収容し、第1の領域に向かって開いている。
したがって、防護装置は衣服の一部分に収納され得る。この部分は、バスト(首領域、胸領域、肩関節領域、背中、腕)などの身体の一部分を纏う衣服の部分として理解されるべきである。衣服の一部分は、蒸散又は通気開口を有するなどの特定の特性を衣服に与える傾向がある所定の繊維技術にしたがって形成される。したがって、防護装置の第2の領域は、衣服に収納された時点で、衣服蒸散と通気を確保できるようにする。
防護装置は、好ましくは、第1の収縮状態と第2の膨張状態との間で膨張可能なケーシング本体を膨張させるために膨張可能なケーシング本体に接続されるガス源を更に含む。
したがって、膨張可能なケーシング本体は可撓性の本体であり、この本体は、膨張状態で、この状態を少なくとも1回、所定の期間にわたって維持する。好ましくは、この本体は、膨張ガスを透過させない本体である。この場合、ケーシング本体を収縮させるために通気弁が設けられる。ケーシング本体は、好ましくは管状体である又は管状部分を含み、好ましくは高い膨張能力を有する。
ハウジングは、ケーシング本体の挿入を促進するために好ましくはチャネル形状である。
先に予期されたように、収縮状態において、ケーシング本体は、メッシュ部分間で最小の空間を占めることができ、したがって、衣類又は衣服の物品の最大の通気を可能にする。好ましくは非常に弾性があって拡張可能な材料から形成されるとともに少なくとも一定の時間にわたって気密性を確保できる本体がケーシング本体として使用され得る。この本体は、例えば、ラテックス、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミドの膜又はフィルムである。膨張は、衝撃の瞬間又はそれが必要とされるときに起こる。
膨張可能なケーシング本体が膨張されたとき、ケーシング本体は、タイ要素に張力がかけられるまで、それが収容されたハウジングの全て又は殆ど全てを占めることが好ましい。タイ要素の最大張力は、第1のメッシュ部分と第2のメッシュ部分との間の想定し得る最大距離を決定する。このようにして、膨張可能要素、すなわち少なくとも作用膨張形態及び休止収縮形態を呈するように構成された要素を、メッシュ部分及びケーシング本体が画定する防護装置が得られる。
メッシュ部分は、膨張可能要素の外側に相当し、また膨張可能なケーシング本体は、膨張可能要素の内側に相当する。したがって、好適には、膨張可能な構成要素を過度に硬化させ得る外壁がない。場合により、おそらく最小寸法の補強層があり得る。
メッシュ構造体、又は、好ましくはメッシュ布地構造体、又は、メッシュ部分という表現は、広い意味で、実際のメッシュ、或いは更には布地、網をも意味する。或いは、メッシュ構造体はいわゆるシャトル織り材料又は針で縫われた材料(不織布)となり得る。重要なのは、メッシュ構造体が穿孔構造体である又はケーシング本体の周りに張力をかけることができ且つ空気又は他のガスが通過できるようにするフレーム又はケージを作成できることである。したがって、メッシュ構造体は、ケーシング本体の拡張を封じて阻止する又は抑制するケージ構造体と見なされるべきである。したがって、タイ要素を伴う2つのメッシュ部分を含む構造体又は本体を適切に成形し、場合によりチャンバ自体内のタイ要素の位置にしたがってタイ要素に異なる長さを与えることによって、膨張状態の膨張可能要素によってとられる形状を事前に決定することができる(2つのメッシュ間の距離と2つのメッシュ部分の周辺形状との両方に関して)。
メッシュ構造体は、抵抗、可撓性、色、糸や編み糸の種類などの点で幅広い多様性を伴う、ユーザにとってより簡単にカスタマイズされ得る構造体となり得る。
また、タイ要素という用語は、広義の要素、すなわち、膨張可能なケーシング本体が膨張されるときに2つのメッシュ部分間で張力がかけられる要素を意味する。タイ要素はステッチにもなり得る。
或いは、タイ要素は、糸又は布地片又はリボンであってもよく、言い換えると、タイ要素は、メッシュ構造体のメッシュ部分を接続する分割壁となり得る。前記分割壁に張力をかけることもできる。タイ要素は、タイ要素の第1のグループがタイ要素の第2のグループに対して交差状態で又は斜め状態で配置されるように配置され得る。
タイ要素をステッチ又はトップステッチとして形成することもできる。
したがって、縫い目構造を伴うメッシュ部分(シャトル織り又は針で縫われた材料(不織布)を含む)を提供できる。ケーシング本体の第1の収縮状態は、膨張可能要素の休止収縮状態に対応し、また、ケーシング本体の第2の膨張状態は、膨張可能要素の作用膨張状態に対応する。したがって、第1のメッシュ部分及び第2のメッシュ部分は、タイ要素と共に、膨張可能なケーシング本体の膨張を封じ込めるためのケージ又はフレームとして作用する。ケーシング本体は、実際には、膨張時にメッシュ布地構造体の内側から被覆するが、収縮状態では弛んでいる。
言い換えると、タイ要素の少なくとも部分的な張力の状態は、膨張可能要素の作用膨張形態及びタイ要素の少なくとも部分的な緩みの状態及び一般に弛み状態に対応し、また、メッシュ構造体は、膨張可能要素の休止収縮構成に対応することに留意すべきである。したがって、1つ又は複数のケーシング本体は、収縮状態のメッシュ構造体の内側領域に隙間を伴って配置される。
このようにして、好ましくは、ケーシング本体に張力がかかると、膨張可能要素全体に張力がかかる。このように、ハウジングの形状、ケーシング本体の形状、タイ要素の長さ、メッシュ部分の形態を適切に較正することにより、膨張可能要素の最終形状を事前に計算することができる。
膨張状態において、ケーシング本体は、少なくとも部分的に接触して第1のメッシュ部分及び第2のメッシュ部分を裏打ち(すなわち補強)する。
第1のメッシュ部分及び第2のメッシュ部分は、タイ要素と共に、ケーシング本体を伴って、膨張可能要素の最終的な形状を決定する。例えば、膨張可能要素は、略平坦で板状的な最終形状に達することができる。
更に、形状制御のおかげで、膨張可能要素は、膨張状態の膨張可能要素の形状に共役する形状を有する膨張可能要素とは独立する他の装置又は防護要素に容易に結合され得る。
更なる利点は、タイ要素が、かさを減らすべく膨張状態の膨張可能要素の限られた拡張を確保し、特に限られた厚さを確保し、同時に、ユーザにとって適切な防護を確保するという事実にある。
それは実際には膨張可能な装置であるため、この解決策は特に有利である。
この縮小されたサイズは、膨張可能要素の偶発的な膨張の場合に、車両を運転している間のユーザの不快感及びリスクを低減できるようにする。言い換えると、膨張可能要素の抑制された拡張は、ユーザによる車両の制御に影響を及ぼさず、したがって、事故のリスクを示さない。
他の利点は、膨張可能要素の形状を制御することによって、膨張可能要素を膨張させるのに必要なガスの量も制御できる(特に抑制できる)という事実にある。
本開示の好ましい態様によれば、可能な限り平坦な構造を有するべく、ハウジングが互いに並んで配置され、それにより、ケーシング本体の一部は、メッシュ構造体内で互いに並んでいる又は複数のケーシング本体が互いに並んでいる。言い換えると、メッシュ構造体は、互いに並んで配置される複数のハウジングを含む単一の構造体である。これらの並んだハウジングを取るために、メッシュ構造体は、複数のハウジングを形成するように適切に配置された内側の分離壁又は隔壁を有する。
内側の仕切り又は壁は、メッシュ構造体内で互いに平行な複数のハウジング又はチャネルを得るように互いに平行となり得る。
好ましくは、メッシュ構造体は、複数の並んだチャネルを含むとともに、それぞれのチャネルごとにケーシング本体を含む。チャネルは、この開示に係るハウジングの機能を有する。ケーシング本体は、好ましくは管状の形状を有する。したがって、ケーシング本体がそれぞれのチャネル/ハウジング内に配置された時点で、各チャネルは、ケーシング本体によって占められる第1の領域と、膨張状態のケーシング本体を収容するようになっている自由な第2の領域とを有する。チャネルは互いに並んで配置されるため、膨張状態では、個々のケーシング本体が互いに押圧し、全体的に板状構造を有する膨張した本体のクッションを形成する。
チャネルを形成するために、例えば、タイ要素は、複数の並んだハウジングを画定するべくタイ要素の複数の列を成して整列されて前記第1のメッシュ部分と前記第2のメッシュ部分との間に配置される。好ましくは、タイ要素の複数の列のうちのタイ要素の各列は、複数のタイ要素を有する。ケーシング本体は、タイ要素の列間のそれぞれのハウジング内に配置されるように成形される。
本開示の好ましい態様によれば、少なくとも部分的な伸張状態で、タイ要素は、タイ要素の列の延在方向に対して略垂直な展開方向に沿って伸長する。本開示の他の好ましい態様によれば、少なくとも部分的な伸張状態において、タイ要素の同じ列に属するタイ要素は、互いに略平行に配置される。
本開示の好ましい態様によれば、膨張可能なケーシング本体は、手の形状又は櫛の形状を成し、したがって、タイ要素間に配置される複数の部分を有する。
有効な実施例において、ケーシング本体は、例えば、タイ要素間において蛇行(serpentine)態様で又は木の形状で挿入された管状体又は導管体として形成される。
更なる実施例では、複数の膨張可能なケーシング本体が提供され、それぞれのケーシング本体はメッシュ部分と対向するメッシュ部分との間に収容される。
第1のメッシュ部分及び第2のメッシュ部分は、実際には、膨張可能なケーシング本体が内部に配置される膨張可能要素の層を画定する。本開示の一実施例において、膨張可能要素は、膨張可能要素の第2の層を画定するために、第1のメッシュ部分及び第2のメッシュ部分と重なり合う少なくとも第3のメッシュ部分を有する。メッシュ間の空間をあまり占有せずに、膨張可能要素の最終的な形状を標的態様で制御するために、ケーシング本体の一部を2つの層間で交互に配置し、それにより、通気を確保することができる。
したがって、本開示に係る膨張可能要素は、防護装置の高度なモジュール性及び構造的ニーズへの適応に役立つことが分かる。
本開示の対象物の更なる利点、特徴及び使用方法は、非限定的な実例として提示される、その実施例の以下の詳細な説明から明らかになる。しかしながら、各実施例が上記に列挙された利点の1つ以上を提示できることは明らかである。しかしながら、各実施例は、列挙された全ての利点を同時に提示する必要はない。
添付図面の図について言及する。
本開示の一実施例に係る防護装置の部分断面概略図である。 本開示の一実施例に係る防護装置の概略図である。 膨張状態の図1Aの防護装置の線II-IIに沿う概略断面図である。 更なる実施例に係る膨張状態の図1Aの防護装置の線II-IIに沿う概略断面図である。 収縮状態の図1Aの防護装置の線II-IIに沿う概略断面図である。 更なる実施例に係る収縮状態の図1Aの防護装置の線II-IIに沿う概略断面図である。 本開示の一実施例に係る防護装置の部分断面概略図である。 個人的な防護装置を含む衣服の図である。 更なる実施例に係る膨張状態の図1Aの防護装置の線II-IIに沿う概略断面図である。 更なる実施例に係る膨張状態の図1Aの防護装置の線II-IIに沿う概略断面図である。 本開示に係る装置の筐体の概略図である。
添付の図1~10を参照すると、参照数字10,100は、本開示のそれぞれの実施例にしたがった本開示に係る個人的な防護装置を示す。この装置は着用可能な防護装置であることが好ましい。
実施例は、主に、以下で記載されるように説明される布地メッシュ構造体11,111の点で異なる。同じ構造を有する同一の構成要素の場合、2つの防護装置が同一の参照数字を保持する。
個人的な防護装置10,110は、第1の休止状態又は収縮状態と、第2の作用状態又は膨張状態とを実質的にとることができる膨張可能要素12,112を有する。膨張方法については、明細書本文において後ほど説明する。
本開示の一実施例において、膨張可能要素12,112は、ジャケットのような形状にすることができ、ユーザの身体の上部領域又はバストを取り囲む傾向がある。いかなる形状にしたがって膨張可能要素12を形成することを妨げるものは何もない。
膨張可能要素12,112は、第1のメッシュ部分18,118と第2のメッシュ部分19,119とを有するメッシュ布地構造体11,111を含み、この場合、2つのメッシュ部分は互いに対向している。
メッシュ布地構造体11は、本開示において参照によりそれらの全体が本願に組み入れられる国際出願PCT/IB2009/055512及び国際出願PCT/IT2009/000547に記載される技術にしたがって形成され得る、或いは、メッシュ布地構造体111は、本開示において参照によりそれらの全体が本願に組み入れられる国際公開第2016178143号又は国際公開第2017163196号に記載される技術にしたがって形成され得る。言い換えると、メッシュ布地構造体は、これらの特許出願に記載されるように、メッシュ及びタイ要素によって形成される、糸を伴うメッシュ布地構造体であることが好ましい。これらの特許出願に関する最も大きな違いは、ここで説明する膨張可能要素が、前述の特許出願に記載されたものと同じ外部ガス封じ込め壁を有さないという事実にある。
より詳細には、例えば、国際出願PCT/IB2009/055512の技術によれば、メッシュ構造体11は、外周に沿って接合される第1のメッシュ部分18及び第2のメッシュ部分19を有する。国際公開第2016178143号の技術によれば、メッシュ構造体111は、単一の本体で形成されるメッシュケーシング本体の一部である第1のメッシュ部分118及び第2のメッシュ部分119を有する。本特許出願に関連するのは、第1のメッシュ部分118,18及び第2のメッシュ部分19,119が互いに対向して複数のタイ要素5によって互いに接続されるという事実である。
好ましくは、タイ要素5は、タイ要素5の複数の列24を成して整列されて前記第1のメッシュ部分18と前記第2のメッシュ部分19との間に配置される。列24を成した配置は、糸配置のより良い調整及び膨張可能要素の拡張の更なる制御、並びに、複数の並んだハウジングの形成を可能にする。したがって、メッシュ構造体11,111には、チャネルの形状を成すハウジングがある。
膨張可能要素の拡張を更に良好に制御するために、作用状態において、膨張可能要素2が膨張状態にあるとき、タイ糸5は、それぞれの列24において互いに平行であり、列の方向に対して実質的に直交する。糸は、縁部領域でより短いことが好ましく、すなわち、糸は、それらが縁部領域に近づくにつれて長さが減少する。
本開示の一態様によれば、膨張可能要素12,112は、第1のメッシュ部分18,118と第2のメッシュ部分19,119との間の1つ以上のハウジング内に配置されてガス源15又は膨張源に接続される膨張可能なケーシング本体40,42,43を有する。図1の実施例によれば、膨張可能なケーシング本体40は、手又は櫛の形状を有し、タイ要素5の列間に挿入される膨張可能なケーシング本体40の複数の部分40aを含む。図6の実施例によれば、膨張可能なケーシング本体42は、管状の形状を有し、タイ要素間に蛇行態様で挿入される。図10の実施例において、ケーシング本体は木の形状を有し、すなわち、ケーシング本体は、側枝を有し、メッシュ構造体11,111のチャネル間にも挿入される。
ケーシング本体40,42,43は、膨張可能要素2,102の休止状態中では収縮状態にあり、想定し得る最小の空間を占有し、したがって、メッシュ部分18,19,118,119間で空気の通過を可能にする。膨張の瞬間に、ケーシング本体40,42,43は、タイ要素及びメッシュ部分に張力がかけられるまで膨張し、したがって、膨張可能要素の最大張力を得る。メッシュ布地構造体11,111は、実際には、膨張状態でケーシング本体40,42,43のための格納ケージとして作用する。
ケーシング本体40,42,43及びタイ要素5は、膨張可能なケーシング本体40,42,43の挿入及び所望の最終形状の達成を可能にするのに適した方法で選択されて配置され得ることが理解されるべきである。
タイ要素5の列間に並んでいる複数の部分40aを伴う膨張可能なケーシング本体40,42,43を設けるという事実は、膨張状態の様々な部分40aがメッシュ部分18,118,19,119によって阻止されて並んでとどまることを余儀なくされるという事実に起因して、膨張可能要素の略平坦な最終形態を得ることができるようにする。
図8のような別の実施例では、第1のメッシュ部分118及び第2のメッシュ部分119と重ね合わされる第3のメッシュ部分120が設けられる。この第3のメッシュ部分120は、膨張可能要素の第2の層を形成できるようにし、したがって、膨張可能なケーシング本体40,42,43のための複数のハウジングを利用可能にするとともに、メッシュ布地構造体11,111内における膨張可能なケーシング本体又はその部分の配置の更に大きな変動性を可能にする。
また、本開示は、上記で規定された防護装置10,110を有する防護衣服50にも関連する。防護装置10,110を衣服のポケット内に収納することができる。
したがって、衣服のポケットは、防護装置10,110のためのカバーを形成する。例えば、ポケットは、衣服の被覆外層と内層又はライニングとの間に形成され得る。或いは先と同様に、防護装置は、実際のポケットを伴うことなく、被覆外層の下方に簡単に固定され得る。
被覆層は、使用時、実質的に個人的な防護装置上にわたって配置される。被覆層は、多層構造として理解することもできる。
この場合、衣服は、多層構造であってもよい被覆外層を含む。衣服の外層は、好適には、通気性のある材料から形成され得る、或いは、穴又は通気開口を含むことができる。言い換えると、一般に、衣服は、通気性のある材料から、及び/又は、衣服を通じた空気の通過を可能にする、すなわち、通気を可能にする材料から形成することができ、例えば、衣服は、穿孔材料であり、又は、1つ以上の通気開口を有する。言い換えると、衣服は、好ましくは、蒸散及び/又は通気を可能にするのに適した材料から形成される1つ以上の部分を有する。収縮状態のケーシング本体がメッシュ構造体の一部のみを占めるという事実の主な利点は、まさに、膨張可能要素の存在が衣服の蒸散及び通気の特性に影響を与えないという事実にある。
このように、膨張可能要素が非作用状態にあり、実際には使用されていない場合、ケーシング本体は、衣服の限られた領域でのみ、限られた方法で衣服に更なる層を形成する。衣服の残りの部分(メッシュ構造体の第2の領域)では、ケーシング本体が更なる層を形成しない。したがって、衣服は、衣服を作るために選択された層の組み合わせによって決定される独自の特性と技術的特性を維持でき、前述のように、それらの層は通気又は蒸散に適し得る。そのような層は、例えば、防護装置のライニング及び被覆面を含む。
また、本開示は、ユーザを防護するための防護装置10,110を形成するための方法にも関連する。
この方法は、
-作用膨張形態及び休止収縮形態をとるように構成される膨張可能要素12,112を用意するステップであって、少なくとも1つの内側ハウジングを画定するために、前記膨張可能要素12が、第1のメッシュ部分18と、第1のメッシュ部分18,119と対向する第2のメッシュ部分19,119とを有する、ステップと、
-1つ以上の内側ハウジングを画定するように複数のタイ要素5を用いて前記第1のメッシュ部分18を前記第2のメッシュ部分19に接続するステップと、
-内側ハウジング内にケーシング本体40,42,43を配置し、好ましくはケーシング本体40,42,43をガス源に接続して、ケーシング本体を膨張状態に膨張させるステップと、
を含む。
好ましくは、収縮状態において、ケーシング本体40,42,43は、第1の空間又は第1の領域を占め、この場合、前記収縮状態において、前記少なくとも1つのハウジングの第2の領域又は第2の空間は、前記ケーシング本体を欠いており、また、前記膨張状態では、ケーシング本体が拡張して第2の領域又は第2の空間を占める。
好ましくは、複数のタイ要素5を用いて第1のメッシュ部分18を第2のメッシュ部分19に接続するステップは、タイ要素の複数の列24を成して整列させるタイ要素5を配置することによって実行され、この場合、タイ要素5の各列24は複数のタイ要素5を有し、また、ケーシング本体が列24間に配置される。
実際に、ケーシング本体は、外部の防水壁を必要とせずに、メッシュ構造体11,111を内側から覆う。
膨張に関連して、ケーシング本体40,42,43を膨張させるために、ユーザ又は彼/彼女が走行している車両による落下及び/又はスリップ及び/又は予期せぬ衝撃の場合に、防護装置10,110は、例えばガス源15、例えばヘリウムなどの圧縮された冷ガスの缶などに動作可能に接続された適切な活性化手段(図示せず)と協働する傾向がある。缶には、それぞれの遮断弁(図示せず)を設けることができる。
或いは、膨張流体源は、火工品又はハイブリッド・タイプ、又は、当技術分野で知られている他のタイプのガス発生器を有することができる。
各膨張缶の遮断弁の開放は、好ましくは、車両/運転手システムの状態の検出にしたがって、制御ユニットによって制御され、例えば、前記制御ユニットは、車両(又は運転者)と一体の加速度センサ及び同じセンサによって生成される信号の処理ユニットによって、落下事象のタイムリーな識別及びこれの信頼できる予測を可能にする落下予測システムを実装することができる。
或いは、本開示に係る装置は、ユーザによって駆動される車両に接続される起動ケーブルを使用する用途を見出すこともでき、このケーブルは、例えば落下又は予期せぬ衝撃の後に、車両からユーザまでの距離にしたがって膨張可能要素の膨張を制御する。ケーブルの使用は、特に乗馬部門で使用される。
いずれの場合でも、前述の活性化・膨張手段は、本発明に係る防護装置に組み込まれ得る又はその外部に位置され得る。
活性化方法は、装置の効果的な動作にとって特に重要な側面であるが、これ以上詳細には説明せず、予期せぬ衝撃からの個人の防護の技術の当業者に本質的に既に知られている方法であることに留意すべきである。
以上、本開示の対象をその実施例に関連して説明してきた。同じ発明の核心に関連する他の実施例が存在する場合があり、それらの実施例が全て以下に提供される特許請求項の保護の範囲内にあることが理解されるべきである。

Claims (19)

  1. ユーザを防護するための防護装置(10,110)であって、前記防護装置(10)は、第1のメッシュ部分(18,118)及び第2のメッシュ部分(19,119)を有するメッシュ構造体(11,111)と、複数のタイ要素(5)とを有し、前記第1のメッシュ部分(18,118)及び前記第2のメッシュ部分(19,119)は、互いに対向し、且つ前記複数のタイ要素(5)によって互いに接続され、前記第1のメッシュ部分、前記第2のメッシュ部分、及び前記タイ要素は、前記メッシュ構造体(11,111)の1つ以上の内側ハウジングを画定し、
    前記防護装置(10,110)は、前記1つ以上の内側ハウジングのうちの少なくとも1つの内側ハウジング内に配置されるケーシング本体(40,42,43)を含み、前記ケーシング本体は、前記メッシュ構造体(11,111)の前記少なくとも1つの内側ハウジング内で収縮状態及び膨張状態を呈するように構成され、前記収縮状態において、前記ケーシング本体(40,42,43)は第1の空間又は第1の領域を占め、前記収縮状態において、前記少なくとも1つのハウジングの第2の領域又は第2の空間にはケーシング本体がなく、前記膨張状態において、前記ケーシング本体は前記第2の領域又は第2の空間を占める、防護装置(10,110)。
  2. 前記膨張状態において、前記ケーシング本体は、少なくとも部分的に接触して前記メッシュ構造体(11,111)を内側から裏打ちするように構成され、且つ/又は、前記メッシュ構造体が前記防護装置(10,110)の外部構造体である、請求項1に記載の防護装置(10,110)。
  3. 前記膨張状態において、前記ケーシング本体は、前記ハウジングの前記第2の領域又は第2の空間、及び前記第1の領域又は第1の空間を完全に占める、請求項1又は2に記載の防護装置。
  4. 前記ケーシング本体の前記収縮状態は、前記メッシュ構造体(11,111)及び前記タイ要素(5)の弛緩状態に対応し、また前記ケーシング本体の前記膨張状態は、前記タイ要素(5)と前記第1のメッシュ部分(18,118)及び前記第2のメッシュ部分(19,119)との少なくとも部分的に張力がかけられた状態に対応する、請求項1から3のいずれか一項に記載の防護装置(10,110)。
  5. 前記タイ要素は、前記第1のメッシュ部分(18,118)と前記第2のメッシュ部分(19,119)との間に複数のハウジングを画定し、また前記ケーシング本体(40,42,43)は複数の部分(40a)を有し、前記複数の部分(40a)のそれぞれが前記ハ複数のウジングのうちの対応するハウジング内に配置される、請求項1から4のいずれか一項に記載の防護装置(10,110)。
  6. 前記ハウジングは、チャネルの形状を有し、且つ互いに並んで配置され、前記複数のハウジングのそれぞれが、対応するケーシング本体又はケーシング本体部分を収容するようになされ、前記膨張状態において、前記ケーシング本体は互いにぶつかるように膨張されて、板状構造体を形成する、請求項1から5のいずれか一項に記載の防護装置(10,110)。
  7. 前記ケーシング本体(40,42,43)は、手又は櫛又は木の形状を有し、或いは蛇行態様で配置された管状形状を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の防護装置(10,110)。
  8. 前記タイ要素(5)は、タイ要素(5)の複数の列(24)に整列されて前記第1のメッシュ部分(18,118)と前記第2のメッシュ部分(19,119)との間に配置される、請求項1から7のいずれか一項に記載の防護装置(10,110)。
  9. タイ要素(5)の前記複数の列のうちのタイ要素(5)の各列(24)が複数のタイ要素(5)を有し、少なくとも部分的な伸張状態において、タイ要素(5)の同じ列(24)に属する前記タイ要素(5)が互いに略平行に配置される、請求項6に記載の防護装置(10)。
  10. 前記ケーシング本体の膨張状態は、前記膨張可能要素の防護の膨張状態に対応し、収縮状態は、前記膨張可能要素の休止状態に対応し、前記収縮状態において、前記少なくとも1つのハウジングの前記第2の領域は、前記少なくとも1つのハウジングの前記第2の領域を通る前記第1のメッシュ部分と前記第2のメッシュ部分との間の空気の通過を可能にする傾向がある、請求項1から9のいずれか一項に記載の防護装置(10,110)。
  11. 前記膨張可能なケーシング本体に接続されたガス源(15)又は膨張源を有する、請求項1から10のいずれか一項に記載の防護装置(10,110)。
  12. 前記装置が、着用可能な装置である請求項1から11のいずれか一項に記載の装置、又は、ユーザにおける請求項1から11のいずれか一項に記載の前記装置の使用。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の防護装置(10)を有する防護衣服(50)又は衣類付属品。
  14. 前記防護衣服(50)が被覆層を有し、前記被覆層は、通気性材料であり、又は蒸散開口を含み、前記被覆層は、前記1つ以上のハウジングの前記第1の領域及び前記第2の領域を覆う、請求項12に記載の防護衣服(50)。
  15. ユーザを防護するための防護装置(10)を作るための方法であって、
    第1のメッシュ部分(18,118)、及び前記第1のメッシュ部分(18,118)と対向する第2のメッシュ部分(19,119)を有するメッシュ構造体(11,111)と、前記第1のメッシュ部分(18,118)及び前記第2のメッシュ部分(19,119)を接続する複数のタイ要素(5)とを提供するステップであって、前記第1のメッシュ部分(18,118)、前記第2のメッシュ部分(19,119)及び前記複数のタイ要素(5)は、前記メッシュ構造体(11,111)内に1つ以上のハウジングを画定する、ステップと、
    前記メッシュ構造体(11,111)と共に膨張可能要素(12,112)を形成するように前記ハウジングのうちの少なくとも1つのハウジング内にケーシング本体(40,42,43)を配置するステップと、
    前記ケーシング本体(40,42,43)を第1の収縮動作状態から第2の膨張動作状態へと膨張させるステップであって、前記収縮状態において、前記ケーシング本体(40,42,43)は第1の空間又は領域を占め、前記収縮状態において、前記少なくとも1つのハウジングの第2の領域又は第2の空間には前記ケーシング本体がなく、前記膨張状態において、前記ケーシング本体は前記第2の領域又は第2の空間を占める、ステップと
    を含む、方法。
  16. 前記ケーシング本体は、前記タイ要素(5)及び前記メッシュ構造体(11,111)に張力がかけられるまで、並びに/又は前記ケーシング本体が前記第1のメッシュ部分(18,118)及び前記第2のメッシュ部分(19,119)に対して少なくとも部分的に付着するまで膨張される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記タイ要素(5)は、複数の並んだハウジングを形成するように配置され、前記ケーシング本体の複数の部分又は複数のケーシング本体が互いに並んで配置され、前記膨張状態において、ケーシング本体の複数の部分又は複数のケーシング本体は、板状構造体を形成するように互いに押し合う、請求項15又は16に記載の方法。
  18. 前記ケーシング本体は、前記メッシュ構造体に張力がかけられ且つ前記メッシュ構造体(11,111)が前記ケーシング本体の更なる拡張を抑制して妨げるまで膨張される、請求項15から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記収縮状態において、前記少なくとも1つのハウジングの前記第2の領域は、前記第2の領域を通る前記第1のメッシュ部分と前記第2のメッシュ部分との間の空気通過を可能にする、請求項15から18のいずれか一項に記載の方法。
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