JP2023505072A - 血管カテーテル用のガイドデバイス - Google Patents

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Abstract

ガイドワイヤ上に挿入される血管カテーテル用のガイドデバイス。血管カテーテルの孔を通過し、その遠位端から延びるテーパ状構成要素を含むガイドデバイス。テーパ状構成要素は、テーパ状構成要素がガイドワイヤに沿って移動することができるように、ガイドワイヤが通過することができる開口を有する。押し出し手段は、テーパ状構成要素から延び、血管カテーテルの近位端を越えて延びるように構成される。テーパ状構成要素は、第1のセクション、第2のセクション、および第3のセクションを含む。第1のセクションは、テーパ状構成要素の近位端と第2のセクションとの間に配置され、第2のセクションは、第1のセクションと第3のセクションとの間に配置され、第3のセクションは、第2のセクションとテーパ状構成要素の遠位端との間に配置される。第1のセクションは円筒で、第2のセクションおよび第3のセクションは円錐形である。第2のセクションのテーパは第3のセクションのテーパとは異なる。

Description

本発明は、血管カテーテル用のガイドデバイスに関し、特に、血管を通るカテーテルの改善された通過を容易にすることができるガイドデバイスに関する。
動脈疾患は、現在、英国および世界における主要な死因である。これは、脂肪沈着物の蓄積(アテローム性動脈硬化症)に起因する狭窄が原因で発生する。冠状動脈は心臓の表面に沿って走り、心筋に血液を供給する。例えば、冠状動脈性心疾患に関連する狭窄は、血流を制限し、これにより、心筋の重要な酸素供給が不足する可能性がある。冠状動脈や他の動脈にアクセスするには、医師は血管系にカテーテルを挿入する必要がある。冠状動脈へのアクセスのために、最も一般的な血管介入として、カテーテルは従来、大腿動脈を介して挿入されていた。最近では、橈骨動脈を使用することがより一般的になっている。冠状動脈性心疾患を治療するための最も一般的な処置は、冠状動脈形成術または経皮的冠動脈インターベンション(PCI)(一般に「ステント留置術」として知られている)と呼ばれる。
このような処置では、冠状動脈の狭窄は、X線ガイド下で造影剤を注入することによって識別される。バルーンを膨らませて狭窄を緩和し、ステント(金属メッシュ管)を挿入する。ステントは動脈を開いたままにする働きをし、血流が回復する。英国では、年間約100,000件のPCI処置が実施されている。
カテーテルは、造影剤、ならびに、ワイヤ、バルーン、およびステントを含む血管形成器具を送達するために使用される。血管カテーテルは、その技術的要求により、比較的硬い材料で作られ、円筒形の管に形成されることが多い。腕の動脈を通して血管カテーテルを前進させると、いわゆる「かみそり効果」が生じることが多く、血管カテーテルの縁が動脈の壁をこする。これは患者にとって苦痛であり、動脈が痙攣を起こし、引っ掛かりや深刻な出血の合併症を引き起こす可能性がある。
痙攣または引っ掛かりが発生する場合に、患者には鎮静薬、鎮痛剤(例えば、アヘン剤)および動脈拡張薬の組み合わせが投与されるが、処置がしばしば遅れる。状況によっては、処置は別の動脈を介して行われるか、完全に放棄される必要がある。代わりに大腿動脈を介して処置を行う場合、出血や重大な合併症のリスクがさらに高まる。
先行技術は、これらの問題のいくつかから生じるリスクの低減を促進するために特定の解決策を提供するが、そのような解決策は、しばしば高価なデバイスを必要とする。さらに、多くの先行技術の解決策は、標準器具と互換性がなく、特定のカテーテルハードウェアとのみ互換性があるため、特定のカテーテルで使用するために適切なものを選択できるようにするために複数のデバイスが必要である。
本発明の特定の実施形態の目的は、先行技術に関連する少なくともいくつかの不利な点を克服することである。
本発明の第1の態様によれば、ガイドワイヤ上に挿入される血管カテーテル用のガイドデバイスが提供され、ガイドデバイスは、
血管カテーテルの孔を通過し、その遠位端から延びるテーパ状構成要素であって、
テーパ状構成要素がガイドワイヤに沿って移動することができるようにガイドワイヤが通過することができる開口を有する、テーパ状構成要素と、
テーパ状構成要素から延び、血管カテーテルの近位端を越えて延びるように構成された押し出し手段と、を含み、
テーパ状構成要素は、第1のセクション、第2のセクション、および第3のセクションを含み、第1のセクションは、テーパ状構成要素の近位端と第2のセクションとの間に配置され、第2のセクションは、第1のセクションと第3のセクションとの間に配置され、第3のセクションは、第2のセクションとテーパ状構成要素の遠位端との間に配置され、
第1のセクションは円筒であり、第2のセクションおよび第3のセクションは円錐形であり、第2のセクションのテーパは第3のセクションのテーパとは異なる。
特定の実施形態では、第2のセクションは、凸状円錐セクションであり得る。第3のセクションは、凹状円錐セクションであり得る。特定の実施形態では、第1のセクションの近位端は、テーパ状構成要素の近位端と一致し得る。第1のセクションの直径は、テーパ状構成要素の最大直径であってもよい。特定の実施形態では、第3のセクションの遠位端は、テーパ状構成要素の遠位端と一致し得る。テーパ状構成要素の最小直径は、第3のセクションの遠位端と一致し得る。
ガイドワイヤに沿ったテーパ状構成要素の動きは、押し出し手段の動きによって、血管カテーテルの近位端を越えて近位方向に制御可能であり得る。
ガイドデバイスは、ガイドデバイスを血管カテーテルの近位端に取り外し可能に接続するための、押し出し手段に接続可能なコネクタを備え得る。コネクタは、押し出し手段を回転させることなく、コネクタを血管カテーテルの近位端に接続することを可能にするように構成されたフリーホイール機構を備え得る。特定の実施形態では、コネクタは、押し出し手段に接続可能な本体と、カテーテルに接続するためのフリーホイールリングとを備えることができる。フリーホイールリングは、コネクタの本体に対して軸方向に制限され得、コネクタの本体の周りを自由に回転することができる。リムは、コネクタの本体に対して遠位方向にフリーホイールリングを制限し得る。コネクタは、押し出し手段に沿って移動可能であり得る。
特定の実施形態では、押し出し手段は、非円形の断面を有し得る。押し出し手段の断面は、複数の辺を有し得る。押し出し手段の断面は4つの辺を有し得る。隣接する辺の長さが異なり得る。隣接する辺の間の角は丸みを帯び得る。特定の実施形態では、複数の辺は、第1の湾曲した辺を含み得る。第1の湾曲した辺は、テーパ状構成要素の近位端の外面の円周の一部と一致し得る。
特定の実施形態では、ガイドデバイスは、開口を通してアクセス可能な内孔を備え得る。押し出し手段の複数の辺は、テーパ状構成要素の内孔の円周の一部と一致する第2の湾曲した辺を含み得る。
特定の実施形態では、押し出し手段は、押し出し手段に半径方向に隣接するガイドワイヤの一部が、使用中の手術者に見えるままであることを可能にするように配置され得る。
本発明の第2の態様によれば、ガイドワイヤ上に挿入される血管カテーテル用のガイドデバイスが提供され、ガイドデバイスは、
血管カテーテルの孔を通過し、その遠位端から延びるテーパ状構成要素であって、テーパ状構成要素がガイドワイヤに沿って移動することができるようにガイドワイヤが通過することができる開口を有する、テーパ状構成要素と、
非円形の断面を有し、テーパ状構成要素から延び、血管カテーテルの近位端を越えて延びるように構成された押し出し手段と、を含み、
ガイドワイヤに沿ったテーパ状構成要素の動きは、押し出し手段の動きによって、血管カテーテルの近位端を越えて制御可能である。
特定の実施形態では、押し出し手段の断面は、複数の辺を有し得る。押し出し手段の断面は4つの辺を有し得る。隣接する辺の長さが異なり得る。隣接する辺の間の角は丸みを帯び得る。特定の実施形態では、複数の辺は、第1の湾曲した辺を含み得る。第1の湾曲した辺は、テーパ状構成要素の近位端の外面の円周の一部と一致し得る。
特定の実施形態では、ガイドデバイスは、開口を通してアクセス可能な内孔を備え得る。押し出し手段の複数の辺は、テーパ状構成要素の内孔の円周の一部と一致する第2の湾曲した辺を含み得る。
ガイドデバイスは、ガイドデバイスを血管カテーテルの近位端に取り外し可能に接続するための、押し出し手段に接続可能なコネクタを備え得る。特定の実施形態では、コネクタは、押し出し手段を回転させることなく、コネクタを血管カテーテルの近位端に接続することを可能にするように構成されたフリーホイール機構を備え得る。特定の実施形態では、コネクタは、押し出し手段に接続可能な本体と、カテーテルに接続するためのフリーホイールリングとを備えることができる。フリーホイールリングは、コネクタの本体に対して軸方向に制限され得、コネクタの本体の周りを自由に回転することができる。リムは、コネクタの本体に対して遠位方向にフリーホイールリングを制限し得る。コネクタは、押し出し手段に沿って移動可能であり得る。
特定の実施形態において、テーパ状構成要素は、第1のセクション、第2のセクション、および第3のセクションを含み得る。第1のセクションは、テーパ状構成要素の近位端と第2のセクションとの間に配置され得る。第2のセクションは、第1のセクションと第3のセクションとの間に配置され得る。第3のセクションは、第2のセクションとテーパ状構成要素の遠位端との間に配置され得る。第1のセクションは円筒であり得る。第2のセクションおよび第3のセクションは円錐形であり得、第2のセクションのテーパは第3のセクションのテーパとは異なる。
特定の実施形態では、第2のセクションは、凸状円錐セクションであり得る。第3のセクションは、凹状円錐セクションであり得る。特定の実施形態では、第1のセクションの近位端は、テーパ状構成要素の近位端と一致し得る。第1のセクションの直径は、テーパ状構成要素の最大直径であってもよい。特定の実施形態では、第3のセクションの遠位端は、テーパ状構成要素の遠位端と一致し得る。テーパ状構成要素の最小直径は、第3のセクションの遠位端と一致し得る。
特定の実施形態では、押し出し手段は、押し出し手段に半径方向に隣接するガイドワイヤの一部が、使用中の手術者に見えるままであることを可能にするように配置され得る。
本発明の第3の態様によれば、ガイドワイヤ上に挿入される血管カテーテル用のガイドデバイスが提供され、ガイドデバイスは、
血管カテーテルの孔を通過し、その遠位端から延びるテーパ状構成要素であって、テーパ状構成要素がガイドワイヤに沿って移動することができるようにガイドワイヤが通過することができる開口を有する、テーパ状構成要素と、
テーパ状構成要素から延び、血管カテーテルの近位端を越えて延びるように構成された押し出し手段と、
ガイドデバイスを血管カテーテルの近位端に取り外し可能に接続するためのコネクタと、を含み、
コネクタは、押し出し手段に接続可能であり、押し出し手段を回転させることなく、コネクタを血管カテーテルの近位端に接続することを可能にするように構成されたフリーホイール機構を備え、
ガイドワイヤに沿ったテーパ状構成要素の動きは、押し出し手段の動きによって、血管カテーテルの近位端を越えて制御可能である。
特定の実施形態では、コネクタは、押し出し手段に接続可能な本体と、カテーテルに接続するためのフリーホイールリングとを備えることができる。フリーホイールリングは、コネクタの本体に対して軸方向に制限され得、コネクタの本体の周りを自由に回転することができる。リムは、コネクタの本体に対して遠位方向にフリーホイールリングを制限し得る。コネクタは、押し出し手段に沿って移動可能であり得る。
特定の実施形態では、押し出し手段は、非円形の断面を有し得る。押し出し手段の断面は、複数の辺を有し得る。押し出し手段の断面は4つの辺を有し得る。隣接する辺の長さが異なり得る。隣接する辺の間の角は丸みを帯び得る。特定の実施形態では、複数の辺は、第1の湾曲した辺を含み得る。第1の湾曲した辺は、テーパ状構成要素の近位端の外面の円周の一部と一致し得る。
特定の実施形態では、ガイドデバイスは、開口を通してアクセス可能な内孔を備え得る。押し出し手段の複数の辺は、テーパ状構成要素の内孔の円周の一部と一致する第2の湾曲した辺を含み得る。
特定の実施形態において、テーパ状構成要素は、第1のセクション、第2のセクション、および第3のセクションを含み得る。第1のセクションは、テーパ状構成要素の近位端と第2のセクションとの間に配置され得る。第2のセクションは、第1のセクションと第3のセクションとの間に配置され得る。第3のセクションは、第2のセクションとテーパ状構成要素の遠位端との間に配置され得る。第1のセクションは円筒であり得る。第2のセクションおよび第3のセクションは円錐形であり得、第2のセクションのテーパは第3のセクションのテーパとは異なる。
特定の実施形態では、第2のセクションは、凸状円錐セクションであり得る。第3のセクションは、凹状円錐セクションであり得る。特定の実施形態では、第1のセクションの近位端は、テーパ状構成要素の近位端と一致し得る。第1のセクションの直径は、テーパ状構成要素の最大直径であってもよい。特定の実施形態では、第3のセクションの遠位端は、テーパ状構成要素の遠位端と一致し得る。テーパ状構成要素の最小直径は、第3のセクションの遠位端と一致し得る。
特定の実施形態では、押し出し手段は、押し出し手段に半径方向に隣接するガイドワイヤの一部が、使用中の手術者に見えるままであることを可能にするように配置され得る。
本発明の第1、第2および第3の態様のいずれにおいても、テーパ状構成要素は、低摩擦の外面を有し得る。特定の実施形態では、低摩擦の外面は、親水性外面を含み得る。
特定の実施形態では、押し出し手段は、テーパ状構成要素から延びるワイヤを含み得る。
特定の実施形態では、テーパ状構成要素は、10cmから30cmの間、および任意選択で14cmから25cmの間の軸方向長さを有し得る。特定の実施形態では、テーパ状構成要素は、約20cmの軸方向長さを有し得る。
押し出し手段は、任意選択で、テーパ状構成要素から少なくとも60cm、少なくとも70cm、少なくとも80cm、少なくとも90cm、または少なくとも100cm延びることができる。
特定の実施形態では、開口は、直径が0.46mm(0.018”)、0.64mm(0.025”)、0.81mm(0.032”)、0.89mm(0.035”)、0.97mm(0.038”)、または1.10mm(0.043”)であるガイドワイヤが通過することができるようなサイズにすることができる。
テーパ状構成要素は、3.00mm未満、2.7mm未満、2.29mm未満、2.0mm未満、1.7mm未満、または1.35mm未満である最大直径を有し得る。特定の実施形態では、最大外径は、テーパ状構成要素の近位端と一致し得、テーパ状構成要素は、テーパ状構成要素の遠位端における最小外径から最大外径までテーパ状になり得る。
ガイドデバイスは、放射線不透過性材料をさらに含み得る。特定の実施形態において、テーパ状構成要素は、放射線不透過性材料を含み得る。非限定的な実施形態において、放射線不透過性材料は、硫酸バリウムであり得る。特定の実施形態では、ガイドデバイスは、1つまたは複数のマーカをさらに含み得る。1つまたは複数のマーカは、透視スクリーニング下でのガイドデバイスの一部の位置を示すための1つまたは複数の放射線不透過性マーカを含み得る。1つまたは複数の放射線不透過性マーカをテーパ状構成要素上に配置することができる。代替の実施形態では、1つまたは複数のマーカが、例えば、ガイドデバイスの展開された長さを示すために、押し出し手段上に提供され得る。特定の実施形態では、ガイド手段は、テーパ状構成要素の遠位端をX線および他の医療画像技術に認識されるようにするインクまたは物理的バンドを含み得る。
特定の実施形態では、テーパ状構成要素は、プラスチック材料を含み得る。
特定の実施形態では、押し出し手段は、金属および/またはプラスチック材料を含み得る。
本発明の別の態様によれば、
上記のようなガイドデバイスと、
血管カテーテルと、を含むキットが提供され、
ガイドデバイスのテーパ状構成要素は、血管カテーテルの孔を通過し、その遠位端から延びるように構成される。
キットは、ガイドワイヤをさらに含むことができ、テーパ状構成要素の開口は、テーパ状構成要素がガイドワイヤに沿って移動することができるように、それを通るガイドワイヤの通過を可能にし得る。
本発明の別の態様によれば、
上記のようなガイドデバイスと、
ガイドワイヤと、を含むキットが提供され、
テーパ状構成要素の開口は、テーパ状構成要素がガイドワイヤに沿って移動することができるように、それを通るガイドワイヤの通過を可能にし得る。
本発明の実施形態は、添付の図面を参照して以下にさらに説明される。
本発明の実施形態によるガイドデバイスの概略側面図である。 カテーテルと共に使用される本発明の実施形態によるガイドデバイスの概略側面図である。 本発明の実施形態によるガイドデバイスの一部の概略側面図である。 カテーテルおよびガイドワイヤと共に使用される本発明の実施形態によるガイドデバイスの一部の概略側面図である。 本発明の実施形態によるガイドデバイスの概略断面図である。 本発明の実施形態によるガイドデバイスの押し出し手段の概略断面図である。 本発明の実施形態によるガイドデバイス用のコネクタの遠位端の概略断面図である。 本発明の実施形態によるガイドデバイス用のコネクタの概略側面図である。 本発明の実施形態によるガイドデバイス用のコネクタの分解概略側面図である。
図1Aおよび図1Bは、本発明の実施形態によるガイドデバイス10の概略側面図を示す。ガイドデバイス10は、末梢血管(例えば、橈骨動脈)を通る血管カテーテルの改善された通過を容易にすることができる。
ガイドデバイス10は、近位端10aと遠位端10bとの間の長手方向軸100に沿って延びる。本明細書全体を通して、前方または遠位方向(および同様のもの)への言及は、長手方向軸100に平行で遠位端10bに向かう方向(または近位端10aから離れる方向)に関する。同様に、後方または近位方向(および同様のもの)への言及は、長手方向軸100に平行で近位端10aに向かう方向(または遠位端10bから離れる方向)に関する。軸方向等への言及は、長手方向軸100に平行な方向に関する。半径方向等への言及は、長手方向軸100に直交して延びる方向に関するものであり、半径方向外向きの位置は、半径方向内向きの位置よりも長手方向軸100からさらに離れている。円周方向等への言及は、概念上の円の円周(一部または全周)をたどる経路に関し、その円の平面が長手方向軸100に直交して延びるものである。
ガイドデバイス10は、近位端12aから遠位端12bまで概ね長手方向軸100に沿って延びるテーパ状構成要素12を備える。図に示される非限定的な実施形態では、テーパ状構成要素12の遠位端12bは、ガイドデバイス10の遠位端10bと一致している。テーパ状構成要素12は、その遠位端12bの最小直径から遠位端12bの後方のより大きな直径までテーパ状になる(すなわち、直径が増加する)。特定の実施形態では、最大直径は、テーパ状構成要素12の近位端12aと一致し得る。
特定の実施形態では、テーパの形状は、近位端12aと遠位端12bとの間のテーパ状構成要素12に沿って変化する。図2に示される実施形態では、テーパ状構成要素12は、第1のセクション15、第2のセクション17、および、第3のセクション19を含む。各セクションは異なる形状をとる。しかしながら、テーパ状構成要素12の最終的な外側プロファイルは、長手方向軸100に平行な方向に沿って連続している。第1のセクション15は、テーパ状構成要素12の近位端12aと第2のセクション17との間に配置されている。図2に示される実施形態では、第1のセクション15は円筒の形をとる。すなわち、第1のセクションの断面は、その長さに沿って実質的に均一である。第1のセクション15の近位端は、テーパ状構成要素12の近位端12aと一致し得る。特定の実施形態では、第1のセクション15の直径は、テーパ状構成要素12の最大直径であり得る。第2のセクション17は、第1のセクション15と第3のセクション19との間に配置される。図2に示される実施形態では、第2のセクション17は、凸状円錐の形をとる。つまり、円錐のテーパのプロファイルは凸状曲線に従う。凸状円錐の断面の直径は、減少率を増加させながら減少する。第2のセクション17の最大直径は、第2のセクション17の近位端と一致し、第2のセクションの直径は、遠位方向に減少する。特定の実施形態では、第2のセクション17の近位端の直径は、第1のセクション15の直径に等しくてもよい。第3のセクション19は、第2のセクション17とテーパ状構成要素12の遠位端12bとの間に配置されている。図2に示す実施形態では、第3のセクションは凹状円錐の形をしている。つまり、円錐のテーパのプロファイルは凹状曲線に従う。凹状円錐の断面の直径は、減少率を減少させながら減少する。第3のセクション19の最大直径は、第3のセクションの近位端と一致し、第3のセクション19の直径は、遠位方向に減少する。特定の実施形態では、第3のセクション19の近位端の直径は、第2のセクション17の遠位端の直径に等しくてもよい。第3のセクション19の遠位端は、テーパ状構成要素12の遠位端12aと一致し得る。特定の実施形態では、テーパ状構成要素12の最小直径は、第3のセクション19の遠位端の直径であり得る。テーパ状構成要素12の上記の形状は、先行技術と比較して改善された柔軟性を提供し、それが血管を効果的にナビゲートすることを可能にする。結果として、特定の実施形態では、テーパ状構成要素12は、その長さに沿って材料または材料特性(例えば、硬度)を変える必要なしに製造され得る。
他の実施形態では、テーパ状構成要素は、必要な柔軟性を提供することができる任意の代替の形状をとることができる。代替の実施形態では、テーパ状構成要素は、異なる数のセクションを含み得る。例えば、第4のセクションは、第3のセクションから遠位に延びることができる。第4のセクション(図示省略)は、円筒の形をとることができる。追加的または代替的に、第5のセクションは、第1のセクションから近位に延びることができる。第5のセクション(図示省略)は、円筒の形をとることができる。特定の実施形態では、追加のセクションは、第1のセクション15と第2のセクション17との間、及び、第2のセクション17と第3のセクション19との間、の少なくとも一方に配置され得る。さらに、各セクションの形状は異なる形をとることができる。第2のセクション17は、円錐の形をとることができる(すなわち、円錐のテーパのプロファイルは直線に従う)。あるいは、第2のセクション17は、凹状円錐の形をとることができ、または第2のセクション17は、丸みのあるテーパまたは放物線状のテーパを有することができる。第3のセクション19は、円錐の形をとることができる(すなわち、円錐のテーパのプロファイルは直線に従う)。あるいは、第3のセクション19は、凸状円錐の形をとることができ、または第3のセクション19は、丸みのあるテーパまたは放物線状のテーパを有することができる。特定の実施形態では、第2のセクション17のテーパは、第3のセクション19のテーパとは異なり得る。例えば、第2のセクション17のテーパは、長手方向軸100に対して第3のセクション19のテーパよりも(少なくとも部分的に)急勾配であり得る。
テーパ状構成要素12は、その遠位端12bに開口13を含む。テーパ状構成要素12は、テーパ状構成要素12の内孔13aが開口13を通してアクセス可能であるように中空である。テーパ状構成要素12の内孔13aは、テーパ状構成要素12の近位端12aまで延び、その結果、それは、近位端12aからもアクセス可能である。したがって、内孔13aは、テーパ状構成要素12のすべてのセクションを通って延びる。内孔13aは、テーパ状構成要素12の近位端12aから遠位端12bまで一定の直径を有し得る。内孔13aは、テーパ状構成要素12の近位端12aの第2の開口13bを通してアクセス可能である。壁12cは、テーパ状構成要素12の内孔13aと近位端12aの外面との間に延びることができる。特定の実施形態では、壁12cの少なくとも一部は、長手方向軸100に実質的に垂直であり得る。追加的または代替的に、壁12cの少なくとも一部は、長手方向軸100に対して傾斜していてもよい。したがって、壁12cは、第2の開口13bのためのテーパ状開口を提供することができる。
ガイドデバイス10はまた、テーパ状構成要素12から後方に延びる押し出し手段14(例えば、押し出し構成要素または構成要素の組立体の形態の押し出し器)を備える。押し出し手段14は、テーパ状構成要素12の近位端12aの軸方向前方にあるテーパ状構成要素12上の位置から延びでもよい。押し出し手段14は、テーパ状構成要素12の溝に挿入されてもよい。押し出し手段14は、押し出し手段14がテーパ状構成要素12から血管外(および体外)へ近位方向に延びる場合、血管を通してテーパ状構成要素12を前方および後方の両方に動かすのに十分な剛性がある。そのような剛性にもかかわらず、押し出し手段14は、それが血管を通過するときに血管の輪郭を曲げて追従することができるように、十分に柔軟でもある。
ガイドデバイス10は、押し出し手段14に接続されたコネクタ18をさらに含む。コネクタ18は、血管の外側からの押し出し手段14のより容易な取り扱いおよび移動を促進することができる。コネクタ18は、ガイドデバイス10を血管カテーテル22の近位端22bに取り外し可能に接続するように構成され得る。
図1Bおよび図3を参照すると、使用中、ガイドデバイス10は、テーパ状構成要素12の少なくとも一部が血管カテーテル22の遠位端22bから延びるように、血管カテーテル22の孔を通過する。図1Bおよび図3の概略側面図では、血管カテーテル22は、本発明の図示された実施形態の理解を助けるために半透明として示されている。テーパ状構成要素の長さに対する血管カテーテルの図示された長さは、実施形態の理解を容易にするために、図では短縮されている。血管カテーテルという用語は、血管(すなわち、動脈または静脈)で使用するための任意の適切なカテーテルを指す。テーパ状構成要素12および血管カテーテル22にはガイドワイヤ(図示省略)が通され、これにより、ガイドワイヤが、テーパ状構成要素12の開口13を通過し、テーパ状構成要素12の内孔13aを通過し、血管カテーテル22の孔を通過する。そのような構成では、ガイドワイヤは、テーパ状構成要素12の遠位端12bから前方に、血管カテーテル22の近位端(図示省略)から後方に延びる。
血管カテーテル22の近位端の後方で、ガイドワイヤおよび押し出し手段14は、互いに並んで延びる。したがって、押し出し手段14の軸方向の動きは、ガイドワイヤ20に沿ったテーパ状構成要素12の軸方向の動きを引き起こす。使用中、ガイドワイヤは、血管カテーテル22の近位端が血管の外側に留まっている間、血管カテーテル22の通過をガイドすることができるように、血管内に配置することができる。テーパ状構成要素12が血管カテーテル22の遠位端22bを越えて延びる場合、テーパ状構成要素12は、血管内の血管カテーテル22を導く。したがって、血管内の血管カテーテル22の通過は、テーパ状構成要素12によって容易にされ、それにより、血管の内層との相互作用におけるカテーテル22の近位端22bの前縁の「かみそり効果」を実質的に回避する。その結果、血管が痙攣に陥るリスクと同様に、血管カテーテル22が血管の壁を引っ掛けるリスクが減少する。その結果、患者の快適性が向上し得る。これらの利点は、橈骨動脈や上腕動脈(「かみそり効果」に関連する問題がより広く認められる)等の血管における処置(冠状動脈形成術や経皮的インターベンション(PCI)等)の成功率を高めるのに役立つことができ、大腿動脈等の他の血管での処置にわたって実行可能性を改善する。好ましい実施形態では、テーパ状構成要素12は、ガイドデバイス10が血管を通る血管カテーテル22の通過をガイドしている間、常に部分的に血管カテーテル22内に入っている。特定の実施形態では、テーパ状構成要素12の第1の部分15は、常に血管カテーテル22内に入っていてもよい。
特に、押し出し手段14は、長手方向軸100と同軸になるように延びず、一方、ガイドワイヤは、実質的に長手方向軸100に沿って延びる。その結果、押し出し手段14は、ガイドワイヤ20の経路と干渉しない。重要なことに、押し出し手段14は、押し出し手段14に半径方向で隣接するガイドワイヤの一部が、使用中の手術者に可視状態のままとなるように構成される(すなわち、押し出し手段14を使用して、テーパ状構成要素12をガイドワイヤ20に沿って動かす場合)。したがって、手術者は、ガイドワイヤ全体が不注意に血管内に前進しないことを確実にするように、ガイドワイヤを視界に維持することができる。
図に示される好ましい実施形態では、押し出し手段14は、ワイヤを押すことによってテーパ状構成要素12が血管内で前進することを可能にする剛性を有するワイヤを含む。代替の実施形態では、押し出し手段14は、テーパ状構成要素12を前進させることができ、押し出し手段14に半径方向で隣接するガイドワイヤの一部が使用中の手術者に可視状態のままとなることを可能にする任意の代替形態をとることができる。例えば、押し出し手段はロッドを含み得る。ワイヤまたはロッドは、小さな角度範囲にわたってガイドワイヤと半径方向に整列されるだけであり、したがって、露出したガイドワイヤ20を著しく視覚的に覆い隠すことなく、テーパ状構成要素12を押す(および引く)ための十分な手段を提供する。同様に、押し出し手段14の他の好ましい変形は、小さな角度範囲にわたってガイドワイヤと半径方向に整列され得る(例えば、180°未満、90°未満、45°未満、20°未満、10°未満、または5°未満)。押し出し手段14は、押し出し手段14の操作によって血管内のテーパ状構成要素12の前進を容易にするのに十分な剛性がある任意の適切な材料で作ることができる。特定の実施形態では、押し出し手段14は、金属で作ることができる(例えば、押し出し手段14がワイヤまたはロッドである場合)。
図4は、テーパ状構成要素12の近位端12aにおけるガイドデバイス10の実施形態の断面を示している。図4に示される実施形態では、押し出し手段14の遠位端は、壁12cから延びる。上記のように、壁12cは、テーパ状構成要素12の内孔13aと近位端12aの外面との間に延びる。壁12cの厚さは制限されている。例えば、6Fサイズのカテーテルでは、テーパ状構成要素は、最大直径が1.7mm未満であり、内孔径が約1.1mmであり、したがって、約0.3mmの厚さの壁を提供し、そこから押し出し手段が延びる。特定の実施形態では、押し出し手段14の断面40は、押し出し手段14のテーパ状構成要素12への接続を容易にするために非円形である。特定の実施形態では、非円形断面40は、実質的に、押し出し手段14の長さを横切る。例えば、非円形断面40は、押し出し手段14の長さの50%、60%、70%、80%、または90%を超えて横切っていてもよい。代替の実施形態では、断面は、押し出し手段14の長さに沿って変化し得る。非円形断面40は、厚さが制限された壁12cへの押し出し手段14の取り付けを改善する。非円形断面40を有する押し出し手段14は、断面プロファイルの異なる軸に沿って、異なる曲げ特性を有する。しかしながら、押し出し手段14は(その幅に対して)長く、使用中、ガイドカテーテルの内腔内に拘束されているので、テーパ状構成要素12の制御に対する押し出し手段14の異なる曲げ特性の影響は最小限であり、許容可能なレベル内である。特定の実施形態では、非円形断面40は、押し出し手段14の柔軟性および小さな断面プロファイルを維持しながら、押し出し手段14に格別の押しやすさを提供する。
押し出し手段14は、テーパ状構成要素12への取り付けに適した任意の非円形断面40であって、テーパ状構成要素12をガイドワイヤ20に沿って前進させるために必要な剛性および柔軟性を提供可能な非円形断面40をとることができる。押し出し手段14はまた、使用中にガイドワイヤが見えるままであることを確実にする非円形の断面40をとることができる。押し出し手段14の断面40は、複数の辺を備え得る。例えば、断面40は4つの辺を有し得る。複数の辺のうちの1つまたは複数は、湾曲した辺であり得る。1つまたは複数の湾曲した辺は、凸状または凹状曲線であり得る。さらに、断面は、凸状の湾曲した辺および凹状の湾曲した辺を有し得る。特定の実施形態では、断面40は、例えば、内孔13aの円周の一部と一致する湾曲した辺を含み得る。代替的または追加的に、断面40は、テーパ状構成要素12の近位端12aの外面の円周の一部と一致する湾曲した辺を含み得る。断面40の複数の辺は、異なる長さを有する隣接する辺を含み得る。特定の実施形態では、押し出し手段14の断面40は、0.40mmから0.53mmの間の長さを有する第1の辺と、第1の辺に隣接し0.20mmから0.30mmの間の長さを有する第2の辺とを有し得る。特定の実施形態では、隣接する辺の間に明確に定義された角があり得る。あるいは、プロファイルの隣接する辺の間の角を丸くすることもできる。隣接する辺のペア間の角度は、90°、90°より大きい、または90°より小さい場合がある。
図5は、本発明の実施形態による、押し出し手段14の断面プロファイルの例を示している。しかしながら、押し出し手段14の断面40は、図5に示される実施形態に限定されない。さらに、特定の実施形態では、押し出し手段14の断面40は、押し出し手段14の長さに沿って変化し得る。押し出し手段14の断面40は、実質的に、長方形140、240、正方形340、または環状円弧440、740であり得る。特定の実施形態では、長方形、正方形、または環状円弧は、丸みを帯びた角240、440を有し得る。環状円弧440、740は、テーパ状構成要素12の内孔13aの円周の一部と一致する湾曲した辺441、741を含み得る。追加的または代替的に、環状円弧40d、40gは、テーパ状構成要素12の近位端12aの外面の円周の一部と一致する湾曲した辺442、742を含み得る。特定の実施形態では、押し出し手段14の断面40は、実質的に楕円形または卵形640であり得る。代替の実施形態では、押し出し手段14の断面40は、円形セグメント840を含み得る。円形セグメント840の湾曲した辺842は、テーパ状構成要素12の近位端12aの外面の円周の一部と一致し得る。特定の実施形態では、断面40は半円形であり得る。特定の実施形態では、押し出し手段14の断面40は、少なくとも1つの湾曲した辺542、942、1041を有する長方形のような形状540、940、1040であり得る。湾曲した辺542、942は、テーパ状構成要素12の近位端12aの外面の円周の一部と一致し得る。湾曲した辺1041は、テーパ状構成要素12の内孔13aの円周の一部と一致し得る。特定の実施形態では、長方形のような形状は、第1および第2の辺を含み得、第1および第2の辺のそれぞれの第1の端は、第3の辺の反対側の端に対して直角に接合される。第3の辺は第1および第2の辺より長くなり得る。第1および第2の辺の第2の端は、第4の辺が湾曲した辺である第4の辺の反対側の端に接合することができる。第4の辺は、凸状または凹状曲線であり得る。
押し出し手段14を使用してテーパ状構成要素12を血管カテーテル22内に前進させ、テーパ状構成要素12が血管カテーテル22の遠位端22bを越えて延びるようになると、コネクタ18は、ガイドデバイス10と血管カテーテル22とを取り外し可能に接続することができる。図6および図7は、本発明の実施形態によるコネクタ18を示している。ガイドデバイス10を血管カテーテル22に接続することにより、血管カテーテル22へのガイドデバイス10の過剰挿入を防ぐことができる。特に、ガイドデバイス10と血管カテーテル22との接続は、テーパ状構成要素12が血管カテーテル22の遠位端22bから延びる最大範囲を決定することとなる。さらに、ガイドデバイス10と血管カテーテル22との間の接続により、ガイドデバイス10と血管カテーテルは、ガイドワイヤ20に沿って1つとして集合的に(すなわち、それらの間の相対的な動きが最小で)移動する。
特定の実施形態では、コネクタ18は、ガイドデバイス10の近位端10aに、またはそれに向かって配置され得る。コネクタ18は、テーパ状構成要素12の近位端12aの後方の押し出し手段14に接続することができる。特定の実施形態では、コネクタ18は、様々な長さの血管カテーテル22と係合可能であるように、押し出し手段に沿って移動可能であり得る。
コネクタ18は、プッシュフィットおよびスナップフィットの配置を含むがこれらに限定されない任意の適切な固定機構によって、ガイドデバイス10を血管カテーテル22の近位端に取り外し可能に接続することができる。特定の実施形態では、コネクタは、血管カテーテル22に回転可能に接続可能であり得る。そのような実施形態では、コネクタ18は、フリーホイール機構を備える。フリーホイール機構は、押し出し手段14の回転を引き起こすことなく、コネクタ18を血管カテーテル22の近位端に接続することを可能にするように構成される。したがって、コネクタ18を回転させて血管カテーテル22に接続する場合、テーパ状構成要素12は、血管カテーテル22または血管内で回転しない。
図6から図8は、本発明によるコネクタ18の非限定的な実施形態を示している。図6および図7は、組み立てられた状態で押し出し手段14に接続されたコネクタ18を示し、一方、図8は、コネクタ18の分解側面図を示している。コネクタ18は、本体30、ロック管38、およびフリーホイールリング24を備える。組み立てられると、本体30およびフリーホイールリング24は、フリーホイール機構を形成する。
本体30は、近位端30aから遠位端30bまで本体30を通って延びる孔34を備える。孔34の中心軸は、ガイドデバイス10の長手方向軸100と一致する。本体30は、環状リム32を有する。リム32は、本体30の遠位端30bから近位方向に離隔させることができる。代替の実施形態では、リムは、本体30の遠位端30bにあり得る。リム32は、連続的であり得るか、または複数の別個の隆起したセクションを含み得る。本体30は、リム32から近位方向に離隔した肩部38を備える。肩部38は、本体30の周りに円周方向に延びる。肩部38は、連続的であり得るか、または複数の別個の隆起したセクションを含み得る。チャネル36は、リム32と肩部38との間に形成される。チャネル38は、フリーホイールリング24の一部を受け入れるように構成される。特定の実施形態では、本体30の近位端30aは、本体30を追加の構成要素に接続するためのねじ山35を含み得る。特定の実施形態では、本体30は、単一の射出成形であり得る。
フリーホイールリング24は、リング24の遠位端に内部空洞25を備える。内部空洞25は、カテーテル22の近位端に接続するためのねじ山26を備える。特定の実施形態では、内部空洞25は、雌のルアーねじ山(luer thread)を含み得る。フリーホイールリング24は、リング24の近位端に開口27を備える。開口は、フリーホイールリング24の近位壁を通って内部空洞25内に延びる。開口27は、本体30の近位端30bを受け入れるように構成される。開口27の直径は、環状リム32上にスナップフィットを形成し、環状リム32と肩部38との間に存在するように構成される。開口27の直径は、リム32の直径および肩部38の直径よりも小さい。
コネクタ18の組み立て中、本体30の近位端30bは、フリーホイールリング24の開口27を通して挿入される。フリーホイールリング24の開口27は、フリーホイールリング24がチャネル36内に保持されるように、リム32上に押される。したがって、組み立てられた状態では、フリーホイールリング24は、リム32および肩部38によって本体30に対して軸方向に制限されているが、本体30の周りを自由に回転することができる。フリーホイールリング24の回転軸は、長手方向軸100であり得る。
押し出し手段14は、ロック管28によって本体30に接続されている。ロック管28の外径は、本体30の孔34の直径よりも小さい。ロック管28の内径は、ガイドワイヤ(図示省略)の直径よりも大きい。
押し出し手段14の本体30への接続中に、押し出し手段14は、本体30の孔34に挿入される。ロック管28はまた、ロック管28および押し出し手段14を本体30内にしっかりと保持するために接着剤を用いて、本体30の孔34に挿入される。ロック管28は、長手方向軸100に対して半径方向にオフセットされた位置に押し出し手段14を保持する。これは、長手方向軸100から半径方向にオフセットされた位置でテーパ状構成要素12から延びる押し出し手段14に対応する。
コネクタ18が組み立てられ、押し出し手段14が本体30に接続されると、フリーホイールリング24を回転させて、コネクタ18を血管カテーテル22の近位端に接続することができる。フリーホイールリング24は本体30に対して回転するので、血管カテーテル22への接続によって押し出し手段14を回転させない。結果として、テーパ状構成要素12は、ガイドデバイス10がカテーテルに接続されているとき、血管カテーテル22または血管内で回転されない。したがって、コネクタ18は、テーパ状構成要素12の回転を回避しながら、ガイドデバイス10と血管カテーテル22との間の確実な接続を提供する。
血管カテーテル22が血管内の所望の位置に前進されると、コネクタ18を血管カテーテル22から切り離すことができ、押し出し手段14を後方に引っ張って、ガイドワイヤ20に沿って血管からガイドデバイス10を引き抜いて、血管カテーテル22を所定の位置に残すことができる。有利なことには、ガイドデバイス10を使用して、標準的な挿入処置中に動脈が痙攣するリスクを低減することができる。これは、制限された動脈、曲がりくねった動脈、または痙攣性の動脈があると、カテーテルの前進を継続するために標準のガイドワイヤを取り外し追加の構成要素を挿入しなければならない特定の先行技術の方法とは対照的である。
血管内の血管カテーテル22を、前進するカテーテルの前でガイドするのを支援することに加えて、ガイドデバイス10は、引っ掛かりまたは痙攣が発生し、血管内のガイドワイヤに沿った血管カテーテル22の通過が妨害されているかもしれず、血管カテーテル22のさらなる前進が阻害または防止され得る場合の処置を、「救助」するために使用することができる。そのような状況では、ガイドデバイス10は、ガイドワイヤに沿って、血管カテーテル22の孔を通って前進し得、その結果、テーパ状構成要素12は、血管カテーテル22の遠位端22bから突出する。次に、テーパ状構成要素12は、血管を拡張して、血管内の血管カテーテル22の前方への前進を容易にし、および/またはこれに関連する患者が経験する痛みおよび不快感を軽減することができる。さらに、本発明の特定の実施形態によるガイドデバイスは、デバイスが、ガイドカテーテルの導入器として使用することができ、組み合わせが、シースレスカテーテルとして知られ、あらゆるメーカーのカテーテルやガイドワイヤで使用できるという点で普遍的であり得るため、シースを介して、またはシースなしで使用することができる。
特定の好ましい実施形態では、テーパ状構成要素12は、低摩擦の外面を有し得る。血管壁との低摩擦インターフェースにより、血管内のテーパ状構成要素のよりスムーズな移動が容易になる。特定の実施形態において、任意の潤滑性および/または親水性の外面は、そのような低摩擦の外面を提供し得る。特定の実施形態では、親水性の外面は、テーパ状構成要素12に適用される親水性コーティングによって提供され得る。代替の実施形態では、親水性の外面は、テーパ状構成要素12の表面トポグラフィー(例えば、テーパ状構成要素12の親水性特性を与えることができる複数の溝、くぼみ、または他の表面特徴)によって提供され得る。
テーパ状構成要素12は、任意の適切な材料で作製され得る。特定の実施形態では、テーパ状構成要素12は、プラスチック材料を含む。追加的または代替的に、テーパ状構成要素12は、血管内で使用中に変形可能であり得る弾性材料を含み得る。テーパ状構成要素12は、単一の材料から形成することができる。
特定の実施形態では、テーパ状構成要素14は、最大30cmの軸方向長さを有する。特定の実施形態では、テーパ状構成要素14は、1cmから30cmの間、または14cmから25cmの間の軸方向長さを有し得る。特定の実施形態では、テーパ状構成要素14は、約14cmの軸方向長さを有する。テーパ状構成要素14は、必要な柔軟性を提供するのに適した任意の軸方向長さを有することができる。
ガイドデバイス10が6Fカテーテルと共に使用される場合、テーパ状構成要素12は、14cmの軸方向長さを有し得、テーパ状構成要素の遠位端12bと円筒形の第1のセクション15との間の軸方向長さが10cmおよび軸方向長さが4cmの円筒形の第1のセクション15を有する。第2のセクション17は、円錐のテーパが半径2000mmから4000mmの間の円の弧に一致する凸状円錐であり得る。追加的または代替的に、第3のセクション19は、円錐のテーパが半径2000mmから4000mmの間の円の弧に一致する凹状円錐であり得る。
特定の実施形態では、テーパ状構成要素12の最大直径(例えば、非圧縮状態)は、それが挿入されるカテーテルの内径よりも小さい。テーパ状構成要素は、3.00mm未満、2.7mm未満、2.29mm未満、2.0mm未満、1.7mm未満、または1.35mm未満の最大直径を有し得る。例えば、8Fカテーテルの場合、最大直径は2.29mm未満であり得、7Fカテーテルの場合、最大直径は2.0mm未満であり得るか、または6Fカテーテルの場合、最大直径は1.7mm未満であり得る。熟練した読者は、この文脈において、「F」がフレンチゲージシステムを指し、1Fが直径1.3mmに相当することを理解するであろう。
様々なガイドワイヤ20と互換性を持たせるために、特定の実施形態では、開口13および29は、直径が約0.5mmから1mmの間であり、例えば直径が0.46mm(0.018”)、0.64mm(0.025”)、0.81mm(0.032”)、0.89mm(0.035”)、0.97mm(0.038”)、または1.10mm(0.043”)である、ガイドワイヤの通過を可能にするようなサイズにすることができる。特定の非限定的な実施形態では、開口13は、テーパ状構成要素12が直径0.36mm(0.014”)を有するガイドワイヤ(例えば、血管形成ワイヤ)を通過することを可能にするために、0.36mm(0.014”)より大きくてもよい。
ガイドデバイス10は、様々な既知の血管カテーテル22および/またはガイドワイヤ20と寸法的に互換性があり、そうでなければ使用に適し得る。単一サイズのガイドデバイス10は、異なる長さの様々な血管カテーテル22で使用可能であることが好ましい。特定の血管カテーテル22と寸法的に互換性を持たせるために、テーパ状構成要素12が血管カテーテル22の遠位端22bから突出する位置にあるとき、押し出し手段14は、血管カテーテル22の近位端を越えて後方に延びなければならない。特定の実施形態では、押し出し手段14は、テーパ状構成要素12から少なくとも60cm、少なくとも70cm、少なくとも80cm、少なくとも90cm、または少なくとも100cm延びることができる。特定の実施形態では、押し出し手段14は、ガイドデバイス10の展開された長さを示すために、1つまたは複数のマーカ16(図1を参照)を提供され得る。例えば、特定のマーカ16がカテーテル22の近位端に近接すると、ガイドデバイス10(したがって血管カテーテル22)が展開された長さをマーカ16から推定することができる。特定の非限定的な実施形態において、マーカは、視覚的マーカおよび/または放射線不透過性マーカ(例えば、タングステンまたはバリウム)等の非視覚的マーカを含み得る。特定の実施形態では、1つまたは複数のマーカは、押し出し手段14に限定されない、ガイドデバイス10上の任意の適切な位置に提供され得る。遠位先端から約2mmの放射線不透過性マーカは、透視スクリーニング下でのデバイスの遠位端の位置を示し得る。
本発明は、添付の特許請求の範囲で定義される。誤解を避けるために、本発明は必ずしも上記で論じた特定の特徴および寸法に限定されない。熟練した読者はまた、上記で論じた特徴(および寸法)が網羅的ではなく、異なる特徴および/または寸法を有する本発明の実施形態を実現することができることを理解するであろう。
本明細書の説明および特許請求の範囲全体を通して、「備える」および「含む」という言葉およびそれらの変形は、「含むがこれらに限定されない」を意味し、それらは他の部分、添加剤、構成要素、整数またはステップを除外することを意図していない(および除外しない)。本明細書の説明および特許請求の範囲全体を通して、文脈上別段の必要がない限り、単数形は複数形を包含する。特に、不定冠詞が使用される場合、文脈上別段の必要がない限り、本明細書は単数性だけでなく複数性も考慮していると理解されるべきである。「構成要素」という言葉は、モノリシックな特徴に限定されず、特定の実施形態では、マルチピース配置に関連し得る。
本発明の特定の態様、実施形態または例に関連して説明される特徴、整数、特性、化合物、化学部分または基は、それと互換性がない場合を除き、本明細書に記載される他の任意の態様、実施形態または例に適用可能であると理解されるべきである。本明細書に開示されているすべての特徴(付随するすべての特許請求の範囲、要約および図面を含む)、および/またはそのように開示されている任意の方法もしくはプロセスのすべてのステップは、そのような特徴および/またはステップの少なくとも一部が相互に排他的である組み合わせを除いて、任意の組み合わせで組み合わせることができる。本発明は、前述の任意の実施形態の詳細に限定されない。本発明は、本明細書(付随するすべての特許請求の範囲、要約および図面を含む)に開示される特徴の任意の新規のもの、もしくは任意の新規の組み合わせ、またはそのように開示される任意の方法もしくはプロセスのステップの任意の新規のもの、もしくは任意の新規の組み合わせに及ぶ。
読者の注意は、本出願に関連して本明細書と同時にまたは本明細書の前に提出され、本明細書で公的検査に公開されているすべての論文および文書に向けられ、そのようなすべての論文および文書の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (55)

  1. ガイドワイヤ上に挿入される血管カテーテル用のガイドデバイスであって、前記ガイドデバイスは、
    前記血管カテーテルの孔を通過し、その遠位端から延びるテーパ状構成要素であって、
    前記テーパ状構成要素が前記ガイドワイヤに沿って移動することができるように前記ガイドワイヤが通過することができる開口を有する、テーパ状構成要素と、
    前記テーパ状構成要素から延び、前記血管カテーテルの近位端を越えて延びるように構成された押し出し手段と、
    を含み、
    前記テーパ状構成要素は、第1のセクション、第2のセクション、および第3のセクションを含み、前記第1のセクションは、前記テーパ状構成要素の近位端と前記第2のセクションとの間に配置され、前記第2のセクションは、前記第1のセクションと前記第3のセクションとの間に配置され、前記第3のセクションは、前記第2のセクションと前記テーパ状構成要素の遠位端との間に配置され、
    前記第1のセクションは円筒であり、前記第2のセクションおよび前記第3のセクションは円錐形であり、前記第2のセクションのテーパは前記第3のセクションのテーパとは異なる、ガイドデバイス。
  2. 前記第2のセクションが凸状円錐セクションである、請求項1に記載のガイドデバイス。
  3. 前記第3のセクションが凹状円錐セクションである、請求項1または2に記載のガイドデバイス。
  4. 前記第1のセクションの近位端が前記テーパ状構成要素の前記近位端と一致し、任意選択で、前記第1のセクションの直径が前記テーパ状構成要素の最大直径である、請求項1から3のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  5. 前記第3のセクションの遠位端が前記テーパ状構成要素の前記遠位端と一致し、任意選択で、前記テーパ状構成要素の最小直径が前記第3のセクションの前記遠位端と一致する、請求項1から4のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  6. 前記ガイドワイヤに沿った前記テーパ状構成要素の動きは、前記押し出し手段の動きによって、前記血管カテーテルの前記近位端を越えて近位方向に制御可能である、請求項1から5のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  7. 前記ガイドデバイスを前記血管カテーテルの前記近位端に取り外し可能に接続するための、前記押し出し手段に接続可能なコネクタを備える、請求項6に記載のガイドデバイス。
  8. 前記コネクタは、前記押し出し手段を回転させることなく、前記コネクタを前記血管カテーテルの前記近位端に接続することを可能にするように構成されたフリーホイール機構を備える、請求項7に記載のガイドデバイス。
  9. 前記コネクタは、前記押し出し手段に接続可能な本体と、前記カテーテルに接続するためのフリーホイールリングとを備える、請求項8に記載のガイドデバイス。
  10. 前記フリーホイールリングは、前記コネクタの前記本体に対して軸方向に制限され、前記コネクタの前記本体の周りを自由に回転することができる、請求項9に記載のガイドデバイス。
  11. 前記コネクタの前記本体に対して遠位方向に前記フリーホイールリングを制限するためのリムを含む、請求項10に記載のガイドデバイス。
  12. 前記コネクタは、前記押し出し手段に沿って移動可能である、請求項7から11のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  13. 前記押し出し手段が非円形の断面を有する、請求項6から12のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  14. 前記押し出し手段の前記断面が複数の辺を有し、任意選択で、前記押し出し手段の前記断面が4つの辺を有する、請求項13に記載のガイドデバイス。
  15. 隣接する辺が異なる長さである、請求項14に記載のガイドデバイス。
  16. 隣接する辺の間の角が丸みを帯びている、請求項14または15に記載のガイドデバイス。
  17. 前記複数の辺が第1の湾曲した辺を含む、請求項14から16のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  18. 前記第1の湾曲した辺が、前記テーパ状構成要素の前記近位端の外面の円周の一部と一致する、請求項17に記載のガイドデバイス。
  19. 前記開口を通してアクセス可能な内孔を備える、請求項1から18のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  20. 前記複数の辺が、前記テーパ状構成要素の前記内孔の円周の一部と一致する第2の湾曲した辺を含む、請求項14に従属する場合の請求項19に記載のガイドデバイス。
  21. ガイドワイヤ上に挿入される血管カテーテル用のガイドデバイスであって、前記ガイドデバイスは、
    前記血管カテーテルの孔を通過し、その遠位端から延びるテーパ状構成要素であって、前記テーパ状構成要素が前記ガイドワイヤに沿って移動することができるように前記ガイドワイヤが通過することができる開口を有する、テーパ状構成要素と、
    非円形の断面を有し、前記テーパ状構成要素から延び、前記血管カテーテルの近位端を越えて延びるように構成された押し出し手段と、
    を含み、
    前記ガイドワイヤに沿った前記テーパ状構成要素の動きは、前記押し出し手段の動きによって、前記血管カテーテルの前記近位端を越えて制御可能である、ガイドデバイス。
  22. 前記押し出し手段の前記断面が複数の辺を有し、任意選択で、前記押し出し手段の前記断面が4つの辺を有する、請求項21に記載のガイドデバイス。
  23. 隣接する辺が異なる長さである、請求項22に記載のガイドデバイス。
  24. 隣接する辺の間の角が丸みを帯びている、請求項22または23に記載のガイドデバイス。
  25. 前記複数の辺が第1の湾曲した辺を含む、請求項22から24のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  26. 前記第1の湾曲した辺が、前記テーパ状構成要素の近位端の外面の円周の一部と一致する、請求項25に記載のガイドデバイス。
  27. 前記開口を通してアクセス可能な内孔を備える、請求項21から26のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  28. 前記複数の辺が、前記テーパ状構成要素の前記内孔の円周の一部と一致する第2の湾曲した辺を含む、請求項22に従属する場合の請求項27に記載のガイドデバイス。
  29. 前記ガイドデバイスを前記血管カテーテルの前記近位端に取り外し可能に接続するための、前記押し出し手段に接続可能なコネクタを備える、請求項21から28のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  30. 前記コネクタは、前記押し出し手段を回転させることなく、前記コネクタを前記血管カテーテルの前記近位端に接続することを可能にするように構成されたフリーホイール機構を備える、請求項29に記載のガイドデバイス。
  31. 前記コネクタは、前記押し出し手段に接続可能な本体と、前記カテーテルに接続するためのフリーホイールリングとを備える、請求項30に記載のガイドデバイス。
  32. 前記フリーホイールリングは、前記コネクタの前記本体に対して軸方向に制限され、前記コネクタの前記本体の周りを自由に回転することができる、請求項31に記載のガイドデバイス。
  33. 前記コネクタの前記本体に対して遠位方向に前記フリーホイールリングを制限するためのリムを含む、請求項32に記載のガイドデバイス。
  34. 前記コネクタは、前記押し出し手段に沿って移動可能である、請求項29から33のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  35. ガイドワイヤ上に挿入される血管カテーテル用のガイドデバイスであって、前記ガイドデバイスは、
    前記血管カテーテルの孔を通過し、その遠位端から延びるテーパ状構成要素であって、前記テーパ状構成要素が前記ガイドワイヤに沿って移動することができるように前記ガイドワイヤが通過することができる開口を有する、テーパ状構成要素と、
    前記テーパ状構成要素から延び、前記血管カテーテルの近位端を越えて延びるように構成された押し出し手段と、
    前記ガイドデバイスを前記血管カテーテルの前記近位端に取り外し可能に接続するためのコネクタと、
    を含み、
    前記コネクタは、前記押し出し手段に接続可能であり、前記押し出し手段を回転させることなく、前記コネクタを前記血管カテーテルの前記近位端に接続することを可能にするように構成されたフリーホイール機構を備え、
    前記ガイドワイヤに沿った前記テーパ状構成要素の動きは、前記押し出し手段の動きによって、前記血管カテーテルの前記近位端を越えて制御可能である、ガイドデバイス。
  36. 前記コネクタは、前記押し出し手段に接続可能な本体と、前記カテーテルに接続するためのフリーホイールリングとを備える、請求項35に記載のガイドデバイス。
  37. 前記フリーホイールリングは、前記コネクタの前記本体に対して軸方向に制限され、前記コネクタの前記本体の周りを自由に回転することができる、請求項36に記載のガイドデバイス。
  38. 前記コネクタの前記本体に対して遠位方向に前記フリーホイールリングを制限するためのリムを含む、請求項37に記載のガイドデバイス。
  39. 前記コネクタが前記押し出し手段に沿って移動可能である、請求項35から38のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  40. 前記押し出し手段が非円形の断面を有する、請求項35から39のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  41. 前記押し出し手段の前記断面が複数の辺を有し、任意選択で、前記押し出し手段の前記断面が4つの辺を有する、請求項40に記載のガイドデバイス。
  42. 隣接する辺が異なる長さである、請求項41に記載のガイドデバイス。
  43. 隣接する辺の間の角が丸みを帯びている、請求項41または42に記載のガイドデバイス。
  44. 前記複数の辺が第1の湾曲した辺を含む、請求項41から43のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  45. 前記第1の湾曲した辺が、前記テーパ状構成要素の近位端の外面の円周の一部と一致する、請求項44に記載のガイドデバイス。
  46. 前記開口を通してアクセス可能な内孔を備える、請求項35から45のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  47. 前記複数の辺が、前記テーパ状構成要素の前記内孔の円周の一部と一致する第2の湾曲した辺を含む、請求項41に従属する場合の請求項46に記載のガイドデバイス。
  48. 前記テーパ状構成要素が、第1のセクション、第2のセクション、および第3のセクションを含み、前記第1のセクションは、前記テーパ状構成要素の近位端と前記第2のセクションとの間に配置され、前記第2のセクションは、前記第1のセクションと前記第3のセクションとの間に配置され、前記第3のセクションは、前記第2のセクションと前記テーパ状構成要素の遠位端との間に配置され、
    前記第1のセクションは円筒であり、前記第2のセクションおよび前記第3のセクションは円錐形であり、前記第2のセクションのテーパは前記第3のセクションのテーパとは異なる、請求項21から47のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  49. 前記第2のセクションが凸状円錐セクションである、請求項48に記載のガイドデバイス。
  50. 前記第3のセクションが凹状円錐セクションである、請求項48または49に記載のガイドデバイス。
  51. 前記第1のセクションの近位端が前記テーパ状構成要素の前記近位端と一致し、任意選択で、前記第1のセクションの直径が前記テーパ状構成要素の最大直径である、請求項48から50のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  52. 前記第3のセクションの遠位端が前記テーパ状構成要素の前記遠位端と一致し、任意選択で、前記テーパ状構成要素の最小直径が前記第3のセクションの前記遠位端と一致する、請求項48から51のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  53. 前記押し出し手段は、前記押し出し手段に半径方向に隣接する前記ガイドワイヤの一部が使用中の手術者に見えるままであることを可能にするように配置される、請求項1から52のいずれか1項に記載のガイドデバイス。
  54. キットであって、
    請求項1から53のいずれか1項に記載のガイドデバイスと、
    血管カテーテルと、
    を含み、
    前記ガイドデバイスの前記テーパ状構成要素は、前記血管カテーテルの孔を通過し、その遠位端から延びるように構成される、キット。
  55. キットであって、
    請求項1から53のいずれか1項に記載のガイドデバイスと、
    ガイドワイヤと、
    を含み、
    前記テーパ状構成要素の前記開口は、前記テーパ状構成要素が前記ガイドワイヤに沿って移動することができるように、それを通る前記ガイドワイヤの通過を可能にし得る、キット。
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