JP2023503062A - Hivにおける治療活性を有する置換複素環 - Google Patents

Hivにおける治療活性を有する置換複素環 Download PDF

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Abstract

式Iまたは式IIにより表されるような置換複素環置換ピロールカルボキサミド化合物が本明細書で提供される。そのような化合物、またはその薬学的に許容される塩は、HIV感染および関連する症状の治療において使用することができる。【選択図】図1

Description

(政府支援)
本発明は、国立衛生研究所により付与された助成金番号R01AI104416による政府支援を受けて行われた。政府は本発明について一定の権利を有する。
(関連出願)
本出願は、2019年11月19日に出願された米国仮特許出願番号第62/937,665に基づき優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に援用される。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)はAIDSを引き起こすことが知られている。ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)の細胞侵入プロセスは、その表面エンベロープ糖タンパク質gp120が宿主細胞のプライマリーレセプターCD4に結合したときに始まると考えられている。この結合は、宿主細胞のコレセプター(セカンダリー)CCR5またはCXCR4への結合を促進するgp120の立体構造変化のトリガーとなる。HIV-1のgp120を標的とした薬剤はまだ見つかっていない。
本明細書で開示されるのは、抗HIV化合物およびそれらを利用したHIV感染症の治療方法である。概して、化合物は複素環式置換ピロールカルボキサミドである。
いくつかの実施形態では、抗HIV化合物は、式(I)
Figure 2023503062000002
により表されるか、またはその薬学的に許容される塩であって、
いくつかの実施形態では、
、R、R、およびRの各々は、独立してHまたはC1-3アルキルであり、
17は、HまたはCHであり、
は、
Figure 2023503062000003
であり、
*はピロリル環との結合点を示し、
、R、R、およびRの各々は、H、CH、ハロゲン、またはCFであり、
は、Hまたはハロゲンであり、
10は、H、ハロゲン、CF、OCH、またはOCFであり、
は、
Figure 2023503062000004
であり、
*は式Iの骨格との結合点を示し、
11、R12、R13、R14、R15、R16、R19、およびR20の各々は、独立して、H、CHOH、CHCHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHである。
いくつかの実施形態では、抗HIV化合物は、式(II)
Figure 2023503062000005
により表されるか、またはその薬学的に許容される塩であって、
いくつかの実施形態では、
Wは、CまたはNであり、
X、Y、およびZは、独立してCHまたはNであり、W、X、Y、またはZの少なくとも1つはNであり、W、X、Y、またはZの2つ以上がNである場合、XおよびY、またはXおよびZのみが両方ともNであり、
、R、およびRの各々は、独立してHまたはCHであり、
10は、XがNである場合はHであり、XがCHである場合はHまたはOCHであり、
は、
Figure 2023503062000006
であり、
*は式IIの骨格との結合点を示し、
11、R12、R13、R14、R15、R16、R19、およびR20の各々は、独立して、H、CHOH、CHCHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHであり、
17はHまたはCHであり、
18は、WがNである場合は存在せず、WがCである場合はH、CH、Cl、F、CHF、CHF、またはCFである。
いくつかの実施形態は、式(I)、式(II)で表される化合物、またはそれらの種もしくは亜属を含む抗ウイルス組成物等の医薬組成物を含む。
いくつかの実施形態は、式Iまたは式IIの化合物は、閾値より大きい選択指数(SI=CC50/IC50)を有し、いくつかの実施形態では、閾値は100、200、300、または400である。別の実施形態は、閾値より小さいSIを有する主題の化合物を除外し、いくつかの実施形態では、閾値は20、30、40、50、60、または70である。
いくつかの実施形態では、式Iまたは式IIの化合物は、閾値より小さいIC50を有し、いくつかの実施形態では、閾値は20、15、10、5、2、1、0.5、または0.2μMである。別の実施形態は、閾値より大きいIC50を有する主題の化合物を除外し、いくつかの実施形態では、閾値は1、2、3、5、10、または15μMである。
いくつかの実施形態では、式Iまたは式IIの化合物は、閾値より大きいCC50を有し、いくつかの実施形態では、閾値は60、70、80、90、100、110、120、130、または140μMである。別の実施形態は、閾値より小さいCC50を有する主題の化合物を除外し、いくつかの実施形態では、閾値は70、60、50、40、30μMである。
いくつかの実施形態は、HIVウイルスに感染しているヒトに主題の化合物を投与することを含む、HIVを阻害する方法を含む。
いくつかの実施形態は、HIVウイルスに感染しているヒトに主題の化合物を投与することを含む、HIV感染を治療する方法を含む。
治療方法に対応するさらなる実施形態は、HIV感染等の治療のための医薬の製造における主題の化合物の使用、またはHIV感染等において使用するための主題の化合物を含む。
さらなる実施形態は、実施例5および6(以下)に開示される合成スキームに従った主題の化合物の調製方法を含む。
対照および主題の化合物の存在下における、HIV-1NL4-3/ADA(CD4依存性ウイルス)によるCD4陰性Cf2Th-CCR5細胞の感染性を示す。
本明細書で開示されるのは、HIV感染の治療または予防のために有用な化合物、およびそれらの化合物の使用方法である。本明細書で開示される化合物のいくつかは、gp120を標的とし、gp120の宿主細胞受容体CD4への結合を阻害する。いくつかの実施形態では、本明細書で開示される化合物は、gp120によるCCR5への結合を促進せず、それによりHIVのCD4陰性細胞への侵入を促進しない。
別段の明示がない限り、化合物、またはアリール等の化学構造的特徴が「任意に置換される」と言及されている場合、置換基を有しない(すなわち、非置換)特性、またはその特性が1以上の置換基を有することを意味する「置換された」特性を示す。「置換基」という用語は、親化合物または構造特性における1以上の水素原子を置換する部分を含む。「置換する」という用語は、本明細書において便宜のために使用されているに過ぎず、ある原子を別のもので置換することにより化合物が形成されることを要求しているのではない。
便宜のために、「分子量」という用語は、完全な分子でなくても、分子の部分または一部における原子の原子量の和を示すために、分子の部分または一部に関して使用される。置換基がアニオン性またはカチオン性である場合、共有結合した原子は分子量に計上される。対イオンが存在し得るが、それらは分子量の決定には含まれない。したがって、-CO Naは、約67Daではなく約44Daの分子量を有すると考えられる。
本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語は、二重結合または三重結合を含まない、炭素および水素から構成される部分である。アルキルは、直鎖アルキル、分岐アルキル、またはそれらの組み合わせであってもよく、いくつかの実施形態では1~35個の炭素原子を含み得る。いくつかの実施形態では、アルキルはC1-10直鎖アルキル、たとえば、メチル(-CH)、エチル(-CHCH)、n-プロピル(-CHCHCH)、n-ブチル(-CHCHCHCH)、n-ペンチル(-CHCHCHCHCH)、n-ヘキシル(-CHCHCHCHCHCH)等のC1-3アルキルもしくはC1-6アルキル;またはC(たとえばイソプロピル)、C(たとえば分岐ブチル異性体)、C11(たとえば分岐ペンチル異性体)、またはC13(たとえば分岐ヘキシル異性体)等のC3-6分岐アルキルを含み得る。本明細書で使用される場合、C1-3アルキルは、メチル(C)、エチル(C)、もしくはプロピル基(C)、またはそれらの任意の組み合わせを意味する。プロピルは、n-プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、またはそれらの任意の部分集合であり得る。
本明細書で使用される場合、「アリール」という用語は、フェニル、ナフチル等の少なくとも1つの芳香環を有する環または環系である。
「ヘテロアリール」という用語は、環または環系に1個い状のヘテロ原子を有する「アリール」をいう。「ヘテロアリール」の例には、限定されないが、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、フリル、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル、ピロリル、イミダゾリル、インドリル、キノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル等が含まれ得る。
本明細書で使用される場合、「ハロゲン」という用語は、Cl、F、Br、またはIを含むことができる。いくつかの実施形態は、これらの種の1つ以上を特に含む。いくつかの実施形態では、ハロゲンは、Cl、F、もしくはI;ClもしくはF;Cl;F;またはIに限定される。いくつかの実施形態は、これらの種の1つ以上を特に除外する。
本明細書で提供される化合物には、ナトリウム、カリウム、アンモニウム塩等の薬学的に許容される塩、ならびに全体が参照により本明細書に援用されるRemington’s Pharmaceutical Sciences第17版、Mack出版社、イーストン、Pa、1985、1418ページ、およびJournal of Pharmaceutical Science、66、2(1977)にみられる薬学的に許容される塩が含まれ得る。本明細書で提供される化合物は、エステルプロドラッグ等のプロドラッグ;多形体、溶媒和物、水和物等の代替固体形態;互変異性体;または化合物が本明細書に記載されるように使用される条件下で本明細書に記載される化合物に迅速に変換される任意の他の化学種の形態もとり得る。
いくつかの実施形態では、本明細書で開示される化合物は、式I
Figure 2023503062000007
で表される構造を有するか、またはその薬学的に許容される塩であり、R基は以下のように定義される。
いくつかの実施形態では、本明細書で開示される化合物は、式II
Figure 2023503062000008
で表される構造を有するか、またはその薬学的に許容される塩であり、W、X、Y、Z、およびR基は以下のように定義される。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、Rは、独立してH、またはC1-3アルキルである。いくつかの実施形態では、RはHである。いくつかの実施形態では、Rはメチルである。いくつかの実施形態では、Rはエチルである。いくつかの実施形態では、Rはプロピルである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、Rは、独立してH、またはC1-3アルキルである。いくつかの実施形態では、RはHである。いくつかの実施形態では、Rはメチルである。いくつかの実施形態では、Rはエチルである。いくつかの実施形態では、Rはプロピルである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、Rは、独立してH、またはC1-3アルキルである。いくつかの実施形態では、RはHである。いくつかの実施形態では、Rはメチルである。いくつかの実施形態では、Rはエチルである。いくつかの実施形態では、Rはプロピルである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、Rは、独立してH、またはC1-3アルキルである。いくつかの実施形態では、RはHである。いくつかの実施形態では、Rはメチルである。いくつかの実施形態では、Rはエチルである。いくつかの実施形態では、Rはプロピルである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、Rは、
Figure 2023503062000009
であり、*は式Iのピロリル環との結合点を示す。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、Rは、独立してH、ハロゲン、CH、またはCFである。いくつかの実施形態では、RはHである。いくつかの実施形態では、Rはハロゲン、または上記で定義したようなその任意の部分集合である。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、Rは、独立してHまたはハロゲンである。いくつかの実施形態では、RはHである。いくつかの実施形態では、Rはハロゲン、または上記で定義したようなその任意の部分集合である。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、Rは、独立してH、ハロゲン、CH、またはCFである。いくつかの実施形態では、RはHである。いくつかの実施形態では、Rはハロゲン、または上記で定義したようなその任意の部分集合である。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、Rは、独立してH、ハロゲン、CH、またはCFである。いくつかの実施形態では、RはHである。いくつかの実施形態では、Rはハロゲン、または上記で定義したようなその任意の部分集合である。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、Rは、独立してH、ハロゲン、CH、またはCFである。いくつかの実施形態では、RはHである。いくつかの実施形態では、Rはハロゲン、または上記で定義したようなその任意の部分集合である。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R10は、独立してH、ハロゲン、OCH、CF、またはOCFである。いくつかの実施形態では、R10はHである。いくつかの実施形態では、R10はハロゲン、または上記で定義したようなその任意の部分集合である。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、Rは、
Figure 2023503062000010
であり、*は式IまたはIIの骨格との結合点を示す。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R
Figure 2023503062000011
である場合、R
Figure 2023503062000012
である。これらの実施形態のいくつかは、Rのこれらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、Rのこれらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R
Figure 2023503062000013
である場合、R
Figure 2023503062000014
である。これらの実施形態のいくつかは、Rのこれらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、Rのこれらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R
Figure 2023503062000015
である場合、R
Figure 2023503062000016
である。これらの実施形態のいくつかは、Rのこれらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、Rのこれらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R11は、独立して、H、CHOH、CHCHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHである。いくつかの実施形態では、R11はHである。いくつかの実施形態では、R11はCHOHである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R12は、独立して、H、CHOH、CHCHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHである。いくつかの実施形態では、R12はHである。いくつかの実施形態では、R12はCHOHである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
いくつかの実施形態では、R12がHである場合、R11はHである。いくつかの実施形態では、R12がHでない場合、R11はHである。いくつかの実施形態では、R12がCHOHである場合、R11はHである。いくつかの実施形態では、R12がHである場合、R11はCHOHである。いくつかの実施形態では、R12がCH(OH)CHOHである場合、R11はHである。いくつかの実施形態では、R12がHである場合、R11はCH(OH)CHOHである。いくつかの実施形態では、R12がCHOHである場合、R11はCHOHである。いくつかの実施形態では、R12がHである場合、R11は(CHOHである。いくつかの実施形態では、R12が(CHOHである場合、R11はHである。いくつかの実施形態では、R12がHである場合、R11は(CHOHである。いくつかの実施形態では、R12が(CHOHである場合、R11はHである。R11およびR12の置換基のさらなる組み合わせは、さらなる実施形態を構成する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R13は、独立して、H、CHOH、(CHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHである。いくつかの実施形態では、R13はHである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R14は、独立して、H、CHOH、(CHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHである。いくつかの実施形態では、R14はHである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
いくつかの実施形態では、R14がHである場合、R13はHである。いくつかの実施形態では、R14がHでない場合、R13はHである。いくつかの実施形態では、R14がCHOHである場合、R13はHである。いくつかの実施形態では、R14がHである場合、R13はCHOHである。いくつかの実施形態では、R14がCH(OH)CHOHである場合、R13はHである。いくつかの実施形態では、R14がHである場合、R13はCH(OH)CHOHである。いくつかの実施形態では、R14がCHOHである場合、R13はCHOHである。いくつかの実施形態では、R14がHである場合、R13は(CHOHである。いくつかの実施形態では、R14が(CHOHである場合、R13はHである。いくつかの実施形態では、R14がHである場合、R13は(CHOHである。いくつかの実施形態では、R14が(CHOHである場合、R13はHである。R13およびR14の置換基のさらなる組み合わせは、さらなる実施形態を構成する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R15は、独立して、H、CHOH、(CHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHである。いくつかの実施形態では、R15はHである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R16は、独立して、H、CHOH、(CHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHである。いくつかの実施形態では、R16はHである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R17は、独立して、HまたはCHである。いくつかの実施形態では、R17はHである。いくつかの実施形態では、R17はCHである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
式II等の任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、WはCまたはNである。いくつかの実施形態では、WはCである。いくつかの実施形態では、WはNである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
式II等の任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、X、Y、およびZの各々は、独立してCHまたはNであり、ただし、任意の化合物において、W、X、Y、およびZのうち、XおよびYのみ、またはXおよびZのみが両方Nである。したがって、W、X、Y、およびZに関して、いくつかの実施形態では、WのみがN、XのみがN、YのみがN、XおよびYがN、またはXおよびZがNである。いくつかの実施形態では、XがNである場合のみZはNである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上または組み合わせを特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上または組み合わせを特に除外する。
式II等の任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、WがCである場合、R18は、独立して、H、CH、Cl、F、CHF、CHF、またはCFであるか、またはWがNである場合、R18は存在しない。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。これらの実施形態のいくつかでは、R18はHではない。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R19は、独立して、H、CHOH、(CHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHである。いくつかの実施形態では、R19はHである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
任意の関連する構造の表現に関して、ある実施形態では、R20は、独立して、H、CHOH、(CHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHである。いくつかの実施形態では、R20はHである。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に含む。これらの実施形態のいくつかは、これらの種の1つ以上を特に除外する。
いくつかの実施形態では、R20がHである場合、R19はHである。いくつかの実施形態では、R20がHでない場合、R19はHである。いくつかの実施形態では、R20がCHOHである場合、R19はHである。いくつかの実施形態では、R20がHである場合、R19はCHOHである。いくつかの実施形態では、R20がCH(OH)CHOHである場合、R19はHである。いくつかの実施形態では、R20がHである場合、R19はCH(OH)CHOHである。いくつかの実施形態では、R20がCHOHである場合、R19はCHOHである。いくつかの実施形態では、R20がHである場合、R19は(CHOHである。いくつかの実施形態では、R20が(CHOHである場合、R19はHである。いくつかの実施形態では、R20がHである場合、R19は(CHOHである。いくつかの実施形態では、R20が(CHOHである場合、R19はHである。R19およびR20の置換基のさらなる組み合わせは、さらなる実施形態を構成する。
いくつかの実施形態では、式Iまたは式IIの化合物は、
Figure 2023503062000017
Figure 2023503062000018
Figure 2023503062000019
、またはその薬学的に許容される塩であり得る。上記の構造の各々に関して、いくつかの実施形態では、化合物はRエナンチオマーであり、いくつかの実施形態では、化合物はSエナンチオマーであり、いくつかの実施形態では、化合物はRおよびSエナンチオマーの混合物(すなわちラセミ体)であり、いくつかの実施形態では、立体化学は特定されていない。これらの化合物の各部分集合は、別個の実施形態を構成する。いくつかの実施形態は、これらの種の1つ以上を特に含む。いくつかの実施形態は、これらの種の1つ以上を特に除外する。
いくつかの実施形態では、式Iまたは式IIの化合物は、化合物の少なくとも90、95、97、98、99、99.9、または99.99パーセントがSエナンチオマーである。いくつかの実施形態では、式Iまたは式IIの化合物は、化合物の少なくとも90、95、97、98、99、99.9、または99.99パーセントがRエナンチオマーである。
式IおよびIIの化合物等の本明細書に記載される化合物(以下、「主題の化合物」(複数または単数)ともいう)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の阻害剤として、またはHIVに関連する疾患、障害、および症状を治療するために使用され得る。また、主題の化合物は、(複素)HIV阻害手段、HIV侵入阻害手段等ともいう。少なくとも1つの主題の化合物を含む医薬組成物は、HIV-1感染で苦しんでいる、またはHIV-1感染の影響を受けやすい個体に投与され得る。さらなる実施形態では、主題の化合物は、HIV感染を根絶、減少、遅延化する方法、HIV感染に関連するウイルス負荷量を減少させる方法、HIV感染の再発を低減する方法、HIV感染による生理的な悪影響を低減する方法、HIV感染による臓器障害の寛解を誘導する方法、HIV感染症に対する長期間の抗ウイルス療法による生理的影響を減少させる方法、HIV潜伏感染している対象のHIV感染を予防的に治療する方法において、それを必要とする対象に投与される。これらの実施形態の観点では、HIV感染はHIV-1感染である。
「治療する」または「治療」という用語は、ヒトまたは他の動物における疾患またはその観点の診断、緩和、または予防を含む任意の種類の治療行為、またはヒトまたは他の動物の身体の任意の構造または任意の機能に影響する行為を広く含む。治療行為には、本明細書に記載される医薬、剤形、および医薬組成物の、特に本明細書で開示される様々な方法による、医療専門家、患者自身、または任意の他者による患者への投与が含まれる。治療行為には、医師、医師の助手、診療看護師等の医療専門家の命令、指示、および助言が含まれ、それらは他の医療専門家または患者自身を含む任意の他者により実行される。いくつかの実施形態では、治療行為は、保険会社または薬局給付管理会社などによって行われ得るように、医薬品の保険適用を承認する、代替医薬品の適用を拒否する、医薬品処方箋に医薬品を含める、または代替医薬品を除外する、または医薬品を使用する金銭的インセンティブを提供する等、特定の医薬品またはその組み合わせが状態の治療のために選ばれることを奨励、誘導または義務付け、その医薬品が実際に使用され、それにより利益を得ることを含むこともできる。いくつかの実施形態では、治療行為には、病院、診療所、健康維持組織、医療行為または医師グループなどによって確立され得るような方針または診療基準によって、ある状態の治療のために特定の医薬品が選択され、その医薬品が実際に使用され、それにより利益を得ることを奨励、誘導、または義務付けることも含むことができる。
本明細書で使用される場合、「HIVの阻害」という用語は、ウイルス産生の量を減少させることを意味する(ウイルスの産生を完全に遮断することを含む)。したがって、HIVの阻害には、初感染もしくは細胞から細胞への伝染、または感染細胞におけるウイルスの産生もしくは感染細胞からのウイルスの放出を、予防または低減させることが含まれ得る。
主題の化合物を含む医薬組成物(以下、「主題の組成物」(複数または単数)という)において使用するための適切な添加剤には、所望の剤形に応じて、たとえば、1種以上の担体、結合剤、充填剤、ビヒクル、崩壊剤、界面活性剤、分散もしくは懸濁補助剤、濃厚化剤もしくは乳化剤、等張剤、防腐剤、潤滑剤等、またはそれらの組み合わせが含まれ得る。Remington’s Pharmaceutical Sciences、第16版、E.W.Martin(Mack出版社、イーストン、Pa.、1980)は、薬学的に許容される組成物の製造において使用される様々な担体、およびそれらの調製のために知られる技術を開示している。この文献は、その全体が参照により本明細書に援用される。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される」は、試薬または組成物が、想定される患者集団における意図された用途に応じた医薬品としての使用を妨げるであろう薬剤または混入物ではない、またはそのようなものを含まないことを示す。HIV感染は主にヒトの疾患であるため、(いくつかの実施形態では、他の動物、たとえば非ヒト霊長類の治療が除外されないが)米国食品医薬品局、または他の管轄区域の抗ウイルス剤についての対応する当局の基準は、好ましい実施形態における医薬品の受容性を評価する上で関連性があるであろう。そのような事項には、特に作用機序に関係なく急性毒性がないこと、または少なくともその毒性が治療上の有益性との関係で軽微であるか無視できるものであること、外来感染性物質で汚染されている可能性のある試薬に暴露されないこと、発癌性物質がないこと、無菌状態または滅菌されていることが含まれるであろう。
主題の組成物は、限定されないが、非経口、静脈内、皮内、皮下、経口、吸入、経皮、局所、経粘膜、直腸、大槽内、膣内、腹腔内、頬側、および眼内を含む任意の所望の送達経路のために製剤化され得る。
ある観点では、非経口、皮内、または皮下製剤は、滅菌された注射可能な水性または油性の懸濁液であり得る。許容されるビヒクル、溶液、懸濁液、および溶媒には、限定されないが、水または他の滅菌された希釈剤;生理食塩水;リンガー溶液;塩化ナトリウム;モノまたはジグリセリド等の固定油;オレイン酸等の脂肪酸;ポリエチレングリコール;グリセリン;プロピレングリコールまたは他の合成溶媒;ベンジルアルコール等の抗細菌剤;アスコルビン酸等の抗酸化剤;エチレンジアミン四酢酸等のキレート剤;酢酸塩、クエン酸塩、またはリン酸塩等の緩衝液;および塩化ナトリウムまたはデキストロース等の張性を調節するための薬剤が含まれ得る。
非経口、皮内、または皮下適用のための養液または懸濁液には、以下:注射用の水等の滅菌された希釈剤、生理食塩水溶液、固定油、ポリエチレングリコール、グリセリン;プロピレングリコールまたは他の合成溶媒;ベンジルアルコールまたはメチルパラベン等の抗細菌剤;アスコルビン酸または重硫酸ナトリウム等の抗酸化剤;エチレンジアミン四酢酸等のキレート剤;酢酸塩、クエン酸塩、またはリン酸塩等の緩衝液、および塩化ナトリウムまたはデキストロース等の張性を調節するための薬剤の1種以上の成分が含まれ得る。pHは、塩酸または水酸化ナトリウム等の酸または塩基で調整することができる。非経口製剤は、ガラス製または プラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入され得る。
注入使用に適した医薬組成物には、滅菌した注入可能な水溶液または分散液の即時調製のための、滅菌した水性溶液または分散液および滅菌粉末が含まれ得る。静脈内投与のための適切な担体には、限定されないが、生理食塩水、静菌水、CREMOPHOR EL(BASF、パーシッパニー、NJ)、またはリン酸緩衝生理食塩水(PBS)が含まれ得る。溶媒または分散媒には、たとえば、水、エタノール、ポリオール(たとえば、グリセロール、プロピレングリコール、および液体ポリエチレングリコール等)、およびそれらの適切な混合物が含まれ得る。適切な流動性は、たとえば、レシチン等のコーティングの使用により、散布の場合は必要な粒子サイズの維持により、および界面活性剤の使用により維持することができる。微生物の増殖の予防は、様々な抗細菌剤および抗真菌剤、たとえば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、アスコルビン酸、チメロサール等により達成することができる。組成物には、たとえば、糖;マンニトール等のポリアルコール;ソルビトール;または塩化ナトリウム等の等張剤が含まれ得る。注入可能な組成物の吸収作用の延長は、たとえば、モノステアリン酸アルミニウムまたはゼラチン等の吸収を遅らせる薬剤の添加により増大させることができる。
経口組成物には、不活性希釈剤または可食担体が含まれ得る。これらはゼラチンカプセルに封入されたり、または錠剤に圧縮されたりしてもよい。錠剤、丸薬、カプセル、トローチ等には以下の成分、またはそれに類する化合物が含まれ得る:微結晶セルロース、トラガカントゴム、ゼラチン等の結合剤;澱粉、乳糖等の賦形剤;アルギン酸、プリモジェル(Primogel)、コーンスターチ等の崩壊剤;ステアリン酸マグネシウム等の潤滑剤;コロイド状二酸化ケイ素等の滑剤;ショ糖またはサッカリン等の甘味料;またはペパーミント、サリチル酸メチル、オレンジフレーバー等の香料。
経口または注入投与に加えて、全身投与は経粘膜手段または経皮手段によるものであってもよい。経粘膜または経皮投与のために浸透剤が使用され得る。そのような浸透剤は当分野で知られており、たとえば、合成洗剤、胆汁酸塩、フシジン酸誘導体が含まれる。経皮投与には、生体活性剤が含まれてもよく、当分野で一般的に知られるような軟膏、膏薬、ゲル、またはクリームに製剤化され得る。経粘膜投与は、点鼻薬または坐薬の使用により行われる。
主題の化合物は、適切な用量レジメンに従った治療有効量で投与され得る。当業者に理解されるように、要求される正確な量は、対象の種、年齢および一般的な条件、感染の重度、特定の薬剤、および投与方法に基づいて対象により変わる。いくつかの実施形態では、所望の治療効果を得るために、対象の体重に基づき約0.01mg/kg~約50mg/kgの主題の化合物(医薬組成物中に潜在)が、1日1回以上投与される。別の実施形態では、所望の治療効果を得るために、対象の体重に基づき約0.001mg/kg~約25mg/kgの主題の化合物が、1日1回以上投与される。
主題の化合物の1日の総用量は、健全な医学的判断の範囲内で主治医により決定され得る。特定の患者または対象についての特定の治療有効用量レベルは、治療される疾患およびその疾患の重度;使用する特定の化合物の作用;使用する特定の組成物;患者または対象の年齢、体重、一般的な健康、性別、および食物;使用する特定の化合物の投与時間、投与経路、排泄速度;治療期間;使用する特定の化合物と組み合わせて、または同時に使用する薬剤;および医学の分野でよく知られる他の要因を含む様々な要因に依存する。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるHIV感染の治療方法は、式IもしくはIIの化合物のいずれか1つ、またはその薬学的に許容される塩を、HIVに感染しているヒトに投与することを含む。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるHIV感染の治療方法は、化合物1~70(表1を参照)のいずれか1つ、またはその薬学的に許容される塩を、HIVに感染しているヒトに投与することを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の特定の主題の化合物が特に含まれる。たとえば、いくつかの実施形態は、化合物8もしくは33、またはその両方が特に含まれる。いくつかの実施形態では、1つ以上の特定の主題の化合物が特に除外される。たとえば、いくつかの実施形態は、化合物39~48、またはその任意の部分集合を特に除外する。
(実施例)
(実施例1.抗ウイルス剤のスクリーニング)
主題の化合物のHIV-1阻害活性および細胞毒性を評価した。確立された手順に従い、TZM-bl指標細胞に偽ウイルスHIV-1HXB2を感染させることにより、シングルサイクルアッセイで抗HIV-1活性を評価した((F.Curreli,Y.D.Kwon,D.S.Belov,R.R.Ramesh,A.V.Kurkin,A.Altieri,P.D.Kwong,A.K.Debnath,J Med Chem2017,60,3124-3153;本アッセイの実施および解釈について教示するすべてについて、参照により本明細書に援用される)。抗HIV活性および細胞毒性に関する結果は、IC50、CC50、および選択指数(SI=CC50/IC50)として表され、式IおよびIIに従った例示的な化合物について表1に示す。
表1の全ての化合物は、HIVに対する有意な阻害活性を示す。これらの化合物のうち、化合物17~18、20、36、および39~48だけが、10μMを超えるIC50を有し、16μMを超えるものはなかった。化合物1、5、7~12、21~22、24、26、28、および33は、1μM未満のIC50を有した。これらの化合物のうち、化合物9、11~12、および23~24だけが50μM未満のCC50を有した。化合物1~2、13~20、27、29~30、39~42、および47~78は、100μMを超えるCC50を有した。これらの化合物のうち、化合物17~20、36、39~48だけが20未満のSIを有した。化合物1、7~10、21~22、および33は、100を超えるSIを有した。
比較物質A
Figure 2023503062000020
は、IC50=0.089、CC50=21.9、およびSI=246であり、
比較物質B
Figure 2023503062000021
は、IC50=0.27、CC50=34、およびSI=126であった。比較物質AおよびBに見られるようなフェニル環と比べて、表1中、式IIを例示する48の化合物の大多数について、6員環はピリジニル環である。これは、ピリジニル環の「N」の位置に関係なく、細胞毒性をかなり改善することが確認された。抗ウイルス活性は、6員環およびピロール環の他の置換基に依存しており、たとえば、RのCH基は抗ウイルス活性を向上させるが、毒性に有害な影響を与えなかった。
18の電子吸引性置換基は、ほとんどの場合、抗ウイルス力を向上させるか、または活性を維持する。しかし、その位置にCHなどの電子供与性置換基を導入すると、抗ウイルス活性がかなり低下した(化合物19~20)。フッ素は電子吸引性置換基であるが、R18に存在すると活性を低下させたが、その理由はサイズが小さいからであると思われる。注目すべきは、ピリジンの「N」原子がYまたはWの位置にある場合(表1の構造を参照)、抗ウイルス力が劇的に低下したことである。同様に、R10のより大きい基も抗ウイルス活性に悪影響を及ぼしたが、これは、狭い疎水性キャビティにおける立体的な制限に起因すると考えられる。
チアゾール環および末端アミン近傍の置換は、通常、抗ウイルス活性よりも毒性に大きな影響があった。R11の位置へのCHOHまたはその高級同族体の導入(化合物15~34)は、一般的に細胞毒性を改善するが、R11、および別途R12に分岐アルコール基(CHOHCHOH)を導入すると、活性が失われた(それぞれ化合物29~30および13~14)。これらの化合物の細胞毒性は低いままである(より高いCC50値)。(CHOH(化合物25~26)および(CHOH(化合物27~28)等の長鎖アルコール基を導入すると、抗ウイルス活性は実質的に低下しないことが確認された。しかし、RおよびRにCH基を導入する等のいくつかのケースで、細胞毒性がいくらか高く、一般的に抗ウイルス力は維持されたが、これらの化合物の細胞毒性は高かった(化合物9~12および23~24)。
Figure 2023503062000022
Figure 2023503062000023
Figure 2023503062000024
Figure 2023503062000025
Figure 2023503062000026
Figure 2023503062000027
Figure 2023503062000028
Figure 2023503062000029
Figure 2023503062000030
(実施例2.HIV-1 Env偽型参照ウイルスのラージパネルに対する多環式の主題の化合物の抗ウイルス活性)
化合物8および33は、サブタイプA、B、C、Dの臨床単離株、およびA/D、A2/D、AGを含むサブタイプAの組換え(Arec)HIV-1クローンの49のHIV-1クローンの選択に基づいて、HIV-1 Env偽型のパネルに対して評価された。これらの化合物は、1μM未満の抗HIV-1活性を示し(表2)、全体的なIC50の平均は上述の疑似ウイルスHIV-1HXB2アッセイでみられたものと非常に似ていた。
Figure 2023503062000031
Figure 2023503062000032
(実施例3.多環式化合物はHIV-1のCD-4陰性細胞への侵入を増強しない)
化合物Cは、CCR5の結合を促進し、CCR5を発現するHIV-1のCD-4陰性細胞への侵入を増強する、侵入アゴニストであることが知られている(Curreli, F. et al., Antimicrob Agents Chemother 58:5478-5491, 2014; Schon, A. et al., Biochemistry 45:10973-10980, 2006)。主題の化合物がこの望ましくない特性を示すか、および侵入アンタゴニストとしてふるまうかどうかを試験するために、CD4陰性かつCCR5陽性の細胞であるCf2TH-CCR5に、段階的な濃度の化合物8および33の存在下で、組換えCD4依存型HIV-1ADAウイルスを感染させた。化合物Cは対照として使用した。
Figure 2023503062000033
96穴組織培養プレートに6×10細胞/ウェルでCD4陰性Cf2TH-CCR5細胞を入れ、一晩インキュベートした。過去に説明されているように、細胞に、ルシフェラーゼ発現組換えCD4依存型擬似ウイルスHIV-1ADAを感染させた(Si, Z. et al., Proc Natl Acad Sci U S A 101:5036-5041, 2004)。簡単にいうと、一晩のインキュベーションに続き、段階的濃度の主題の化合物または対照化合物で30分間前処理したHIV-1ADA擬似ウイルスのアリコートを細胞に加え、48時間培養した。細胞をPBSで洗浄し、40μlの細胞溶解試薬で溶解した。溶解物を白色の96穴プレートに移し、100μlのルシフェラーゼアッセイ試薬と混合した。ルシフェラーゼ活性を速やかに測定し、非処理の対照と比較した相対感染を得た。相対ウイルス感染量は、化合物の存在下で検出される感染量を、化合物の非存在下で検出される感染量で割ったものである。
化合物CはCf2Th-CCR5細胞の感染を増大させたが、化合物8も化合物33も、これらの細胞におけるHIV-1感染を増大させず、これは、HIV-1侵入アンタゴニスト特性がこれらの化合物に維持されていたことを示す(図1)。
(実施例4.アッセイ手順)
(擬似ウイルスの調製)
シングルサイクル感染が可能な疑似ウイルスを、過去に説明されているように調整した(Curreli, F. et al., Antimicrob Agents Chemother 58:5478-5491, 2014)。簡単にいうと、5×106のHEK293T細胞を、pSG3Δenv DNAまたはpNL4-3.Luc.R-.E-DNAを有するHIV-1 Env欠失プロウイルスバックボーンプラスミド、およびFuGENE HD(Promega)を有するHIV-1 Env発現プラスミドを含む同量の溶液でトランスフェクションした。Env発現プラスミドpVPack-VSV-G、MLV gag-pol発現プラスミドpVPack-GP、pFB-lucプラスミド、およびFuGENE HDの組み合わせをHEK293T細胞にトランスフェクションすることにより、VSV-G擬似ウイルスを調製した。トランスフェクションの2日後に擬似ウイルスを含む上清を回収し、濾過し、ティター(titter)し、保存した。
(抗ウイルス活性の測定)
TZM-bl細胞におけるシングルサイクル感染アッセイ。ラボで適応させたHIV-1HXB-2(X4)のEnvを発現するHIV-1疑似ウイルスを、TZM-bl細胞に感染させることによりシングルサイクル感染アッセイでの主題の化合物の抗HIV-1活性を評価した。また、多様な臨床分離株のパネルから得たEnvを発現する多数のHIV-1疑似型ウイルスに対して主題の化合物を、過去に説明されているように試験した(Curreli, F. et al., Antimicrob Agents Chemother 58:5478-5491, 2014)。この目的のために、96穴組織培養プレートに1×10/ウェルでTZM-bl細胞を入れ、培養した。一晩のインキュベーションの後、HIV-1擬似ウイルスのアリコートを段階的な濃度の主題の化合物で30分間前処理し、細胞に加えた。3日間のインキュベーションの後、細胞を洗浄して溶解した。20μlの溶解物を白色プレートに移し、ルシフェラーゼアッセイ試薬と混合した。Tecan infinite M1000リーダーでルシフェラーゼ活性を速やかに測定し、GraphPad Prismソフトウェアを用いて化合物による阻害の割合、およびIC50(半数最大阻害濃度値)を算出した。
(細胞毒性の評価)
TZM-bl細胞。製造者の取扱説明書に従って比色法CellTiter96(登録商標) AQueous One Solution Cell Proliferation Assay(MTS)(Promega)を用いて、多環式小分子のTZM-bl細胞における細胞毒性を決定した。簡単に言うと、96穴組織培養プレートに1×10/ウェルでTZM-bl細胞を入れ、37℃で培養した。一晩のインキュベーションの後、段階的な濃度の化合物100μlとともに細胞をインキュベートし、3日間培養した。MTS試薬を細胞に加え、37℃で4時間インキュベートした。490nmの吸光度を記録した。細胞毒性の割合、およびCC50(50%細胞毒性濃度)値を上述のように算出した。
(Cf2Th-CCR5細胞でのアッセイ)
CD4陰性のCf2Th-CCR5細胞に、ルシフェラーゼを発現する組換えCD4依存性疑似ウイルスHIV-1ADAを、過去に説明されているように感染させた(F. Curreli, Y. D. Kwon, D. S. Belov, R. R. Ramesh, A. V. Kurkin, A. Altieri, P. D. Kwong, A. K. Debnath, J Med Chem 2017, 60, 3124 - 3153)。簡単に言うと、96穴組織培養プレートに6×10細胞/ウェルでCf2Th-CCR5細胞を入れた。一晩のインキュベーションの後、擬似ウイルスHIV-1ADAのアリコートを段階的な濃度の多環式小分子で30分間前処理し、細胞に加え、48時間培養した。細胞をPBSで洗浄し、40μlの細胞溶解試薬で溶解した。溶解物を白色96穴プレートに移し、100μlのルシフェラーゼアッセイ試薬と混合した。ルシフェラーゼ活性を速やかに測定し、未処理の対照に対する相対感染率を得た。相対ウイルス感染率は、化合物の存在下で検出された感染量を、化合物の非存在下で検出された感染量で割った値である。
(実施例5.合成方法)
(実施例5.1)
スキーム1 酸の合成
Figure 2023503062000034
(実施例5.2 鈴木カップリングのための一般手順A)
適当な臭化物(50mmol、1当量)を含む養液に、窒素雰囲気下でTHF-HO(1:1、100mL)中の(1-(tert-ブトキシカルボニル)-1H-ピロール-2-イル)ボロン酸(50mmol、1当量)、NaCO(100mmol、2等量)、およびPd(PhP)Cl(1mol%)を加えた。混合物を還流で8~15時間撹拌した(TLCコントロール)。室温に冷却した後、水(50mL)およびCHCl(50mL)を加えた。有機層を分離し、CHCl(3×50mL)で水層を抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。溶出剤としてヘキサン-EtOAc混合物を用いたフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、所望の化合物を得た。一般手順Aに従って化合物S1a~hを得た。
(実施例5.3 Tert-ブチル2-(5-メチルピリジン-2-イル)-1H-ピロール-1-カルボキシラート(S1a))
Figure 2023503062000035
溶出剤:Hex-EtOAc(10:1~5:1)、Rf=0.2(5:1、Hex-EtOAc)。収率=63%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.37(s,9H)、2.34(s,3H)、6.22(t,J=3.3Hz,1H)、6.36(dd,J=3.2,1.7Hz,1H)、7.28(d,J=8.1Hz,1H)、7.33(dd,J=3.2,1.8Hz,1H)、7.48(dd,J=7.9,1.8Hz,1H)、8.42-8.45(m,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=18.3、27.6(3C)、83.5、110.5、115.3、123.2、123.2、131.3、134.2、136.3、149.2、149.3、150.2
(実施例5.4 Tert-ブチル2-(5-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピロール-1-カルボキシラート(S1b))
Figure 2023503062000036
溶出剤:Hex-EtOAc(20:1~10:1)、Rf=0.3(10:1、Hex-EtOAc)。収率=84%。
H NMR(CDCl, 400 MHz): δ= 1.41 (s, 9 H), 6.25 (t, J=3.3 Hz, 1 H), 6.43 (dd, J=3.3, 1.7 Hz, 1 H), 7.34 - 7.38 (m, 2 H), 7.66 (dd, J=8.4, 2.5 Hz, 1 H), 8.57 (d, J=2.4 Hz, 1 H)
13C NMR(CDCl,100 MHz):δ=27.8(3C)、84.1、110.8、116.3、124.0、124.3、130.2、133.1、135.6、147.8、149.2、 151.0
(実施例5.5 Tert-ブチル2-(5-フルオロピリジン-2-イル)-1H-ピロール-1-カルボキシラート(S1c))
Figure 2023503062000037
溶出剤:Hex-EtOAc(20:1~10:1)、Rf=0.3(10:1,Hex-EtOAc)。収率=68%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.39(s,9H)、6.23(t,J=3.3Hz,1H)、6.39(dd,J=3.3,1.7Hz,1H)、7.35(dd,J=3.2,1.7Hz,1H)、7.39(d,J=1.8Hz,1H),7.40-7.42(m,1H)、8.47(t,J=1.7Hz,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=27.7(3С)、83.9、110.6、115.8、122.7(d,J=18.6Hz)、123.6、124.6(d,J=4.2Hz)、133.1、137.0(d,J=23.8Hz)、149.2(d,J=1.5Hz)、149.3、158.4(d,J=256.0Hz)
(実施例5.6 Tert-ブチル2-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-1-カルボキシラート(S1d))
Figure 2023503062000038
溶出剤:Hex-EtOAc(20:1~10:1)、Rf=0.3(Hex-EtOAc)。収率=65%。
H NMR(CDCl,400MHz):1.42(s,9H)、6.28(t,J=3.3Hz,1H)、6.54(dd,J=3.4,1.7Hz,1H)、7.40(dd,J=3.2,1.7Hz,1H)、7.54(d,J=8.2Hz,1H)、7.92(dd,J=8.3、2.2Hz,1H)、8.87(s,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=27.6(3C)、84.3、110.9、117.3、122.8、123.8(q,J=272.0Hz)、124.4(q,J=33.0Hz)、124.8、132.9(q,J=3.5Hz)、133.0、145.8(q,J=4.1Hz)、149.1、156.0(q,J=1.5Hz)
(実施例5.7 Tert-ブチル2-(6-クロロピリミジン-3-イル)-1H-ピロール-1-カルボキシラート(S1e))
Figure 2023503062000039
溶出剤:Hex-EtOAc(20:1~10:1)、Rf=0.4(10:1,Hex-EtOAc)。収率=76%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.44(s,9H)、6.25-6.29(m,2H)、7.33(d,J=8.2Hz,1H)、7.41(t,J=2.5Hz,1H)、7.66(dd,J=8.2,2.5Hz,1H)、8.38(d,J=2.3Hz,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=27.8(3C)、84.6、111.1、116.1、123.1、123.8、129.3、130.0、139.4、149.0、149.5, 150.0
(実施例5.8 Tert-ブチル2-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-1H-ピロール-1-カルボキシラート(S1f))
Figure 2023503062000040
溶出剤:Hex-EtOAc(30:1~20:1)、Rf=0.5(30:1,Hex-EtOAc)。収率=84%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.43(s,9H)、6.30(t,J=3.3Hz,1H)、6.32-6.35(m,1H)、7.45(dd,J=3.2,1.8Hz,1H)、7.68(d,J=8.1Hz,1H)、7.86(dd,J=8.1,1.8Hz,1H)、8.72(d,J=1.7Hz,1H)
13C NMR(CDCl,400MHz):δ=27.7(3C)、84.8、111.3、116.8、119.5(q,J=2.8Hz)、121.8(q,J=273.9Hz)、124.3、130.0、133.2、137.3、146.3(q,J=34.8Hz)、148.9、150.0
(実施例5.9 Tert-ブチル2-(6-(トリフルオロメチル)ピリダジン-3-イル)-1H-ピロール-1-カルボキシラート(S1g))
Figure 2023503062000041
溶出剤:Hex-EtOAc(20:1~5:1)、Rf=0.4(5:1,Hex-EtOAc)。収率=61%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.45(s,9H)、6.35(t,J=3.4Hz,1H)、6.73(dd,J=3.4,1.6Hz,1H)、7.48(dd,J=3.2,1.7Hz,1H)、7.75-7.79(m,2H)
13C NMR(CDCl,400MHz):δ=27.8(3C)、85.1、111.6、119.2、121.7(q,J=274.2Hz)、122.8(q,J=2.4Hz)、125.8、127.7、129.9、148.9、149.5(q,J=35.0Hz)、157.2
(実施例5.10 Tert-ブチル2-(5-クロロピリミジン-2-イル)-1H-ピロール-1-カルボキシラート(S1h))
Figure 2023503062000042
溶出剤:Hex-EtOAc(30:1~20:1)、Rf=0.5(30:1,Hex-EtOAc)。収率=58%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.44(s,9H)、6.26(t,J=3.3Hz,1H)、6.78(dd,J=3.4,1.7Hz,1H)、7.35(dd,J=3.1,1.7Hz,1H)、8.67(s,2H)
13C NMR(CDCl,400MHz):δ=27.8(3C)、84.3、110.9、118.8、125.7、128.4、131.8、149.2、155.2(2C)、158.8
(実施例5.11 Boc脱保護のための一般手順B
MeOH(15mL、2M溶液)中のBoc保護化合物(30mmol)を含む溶液に、MeOH(45mL)中の1M HCl溶液を一度に加えた。混合物を還流で7~8時間撹拌した。室温に冷却した後、溶媒を蒸発させた。その後、10%KCO水溶液(50mL)を注意深く加え(COの発生)、混合物をCHCl(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物を精製することなく次のステップで使用した。化合物S2a~hを一般手順Bに従って合成した。
(実施例5.12 5-メチル-2-(1H-ピロール-2-イル)ピリジン(S2a))
Figure 2023503062000043
収率=94%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=2.33(s,3H)、6.31-6.35(m,1H)、6.72-6.75(m,1H)、6.89-6.91(m,1H)、7.48(dd,J=8.2,1.9Hz,1H)、7.53(d,J=8.1Hz,1H)、8.27-8.38(m,1H)、10.73(br.s.,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=18.2、106.8、109.9、118.1、119.9、129.9、131.8、137.4、148.5、148.9
(実施例5.13 5-クロロ-2-(1H-ピロール-2-イル)ピリジン(S2b))
Figure 2023503062000044
収率=92%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=6.31-6.34(m,1H)、6.71-6.74(m,1H)、6.92(td,J=2.6,1.4Hz,1H)、7.50(d,J=8.6Hz,1H)、7.60(dd,J=8.6,2.4Hz,1H)、8.42(d,J=2.2Hz,1H)、9.90(br.s.,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=107.9、110.6、118.9、120.5、128.3、130.7、136.4、147.7、148.9
(実施例5.14 5-フルオロ-2-(1H-ピロール-2-イル)ピリジン(S2c))
Figure 2023503062000045
収率=93%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=6.33(dd,J=6.2,2.7Hz,1H)、6.66-6.71(m,1H)、6.88-6.94(m,1H)、7.38(td,J=8.5,2.8Hz,1H)、7.56(dd,J=8.8,4.3Hz,1H)、8.35(d,J=2.8Hz,1H),9.96(br.s.,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=107.1、110.3、119.1(d,J=4.1Hz)、120.2、123.9(d,J=19.3Hz)、130.9、136.7(d,J=23.9Hz)、147.4(d,J=3.2Hz)、157.8(d,J=253.2Hz)
(実施例5.15 2-(1H-ピロール-2-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン(S2d))
Figure 2023503062000046
溶出剤:Hex-EtOAc(20:1~10:1)、Rf=0.5(10:1,Hex-EtOAc)。収率=88%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=6.32-6.37(m,1H)、6.80-6.86(m,1H)、6.94-7.03(m,1H)、7.61(d,J=8.4Hz,1H)、7.83(dd,J=8.4,2.1Hz,1H)、8.71(s,1H)、9.74(br.s.,1H)
13C NMR(CDCl3,100MHz):δ=109.6、111.0、117.6、121.6、122.9(q,J=33.0Hz)、124.0(q,J=271.6Hz)、130.5、133.7(q,J=3.5Hz)、146.1(q,J=4.4Hz)、153.5(q,J=1.5Hz)
(実施例5.16 2-クロロ-5-(1H-ピロール-2-イル)ピリジン(S2e))
Figure 2023503062000047
収率=93%。
H NMR(CDCl,400 MHz):δ=6.33-6.37(m,1H)、6.57-6.60(m,1H)、6.94-6.98(m,1H)、7.32(d,J=8.4Hz,1H)、7.74(dd,J=8.3,2.6Hz,1H)、8.52(d,J=2.4Hz,1H)、8.84(br.s.,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=107.9、110.6、120.8、124.5、127.4、128.2、134.2、144.6
(実施例5.17 5-(1H-ピロール-2-イル)-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(S2f))
Figure 2023503062000048
収率=92%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=6.29-6.41(m,1H)、6.64-6.74(m,1H)、6.92-7.04(m,1H)、7.63(d,J=8.2Hz,1H)、7.89(dd,J=8.2,1.8Hz,1H)、8.82(d,J=1.8Hz,1H)、9.32(br.s.,1H)
13C NMR(CDCl,400MHz):δ=109.2、111.0、120.9(q,J=2.9Hz)、121.8、121.8(q,J=273.7Hz)、127.2、131.5、131.7、144.7(q,J=35.1Hz)、144.9
(実施例5.18 3-(1H-ピロール-2-イル)-6-(トリフルオロメチル)ピリダジン(S2g))
Figure 2023503062000049
収率=95%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=6.25-6.29(m,1H)、7.07-7.14(m,2H)、8.10(d,J=9.0Hz,1H)、8.20(d,J=9.0Hz,1H)、12.15(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=110.5、112.7、122.0(q,J=273.5Hz)、122.9、124.2、124.8(q,J=2.2Hz)、126.9、147.3(q,J=33.7Hz)、154.8
(実施例5.19 5-クロロ-2-(1H-ピロール-2-イル)ピリミジン(S2h))
Figure 2023503062000050
収率=90%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=6.20(s,1H)、6.93(d,J=1.8Hz,1H)、6.97(s,1H)、8.78(s,2H)、11.77(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=110.1、112.3、123.2、125.7、129.4、155.6(2C)、157.1
(実施例5.20 アシル化のための一般手順C)
先のステップの粗ピロール(1当量)をCHCl(0.5M溶液)に溶解し、ピリジン(1.2等量)を加え、続いてTFAA(1.2等量)を滴下して加えた。添加完了後、混合物を1時間撹拌し、溶媒を蒸発させた。水中の生成物を粉砕し、沈殿物を濾過し、水で2回洗浄し、フィルター上で乾燥させた。一般手順Cに従って化合物S3a~hを得た。
(実施例5.21 2,2,2-トリフルオロ-1-(5-(5-メチルピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-イル)エタノン(S3a))
Figure 2023503062000051
収率=89%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.34(s,3H)、7.05(d,J=4.2Hz,1H)、7.28(dd,J=3.9,1.9Hz,1H)、7.75(dd,J=8.0,1.4Hz,1H)、8.09(d,J=8.1Hz,1H)、8.49-8.52(m,1H)、12.87(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=17.8、111.8、117.0(q,J=290.3Hz)、120.6、122.9(q,J=3.5Hz)、126.1、133.4、137.8、142.6、145.3、149.8、168.1(q,J=35.0Hz)
(実施例5.22 1-(5-(5-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-イル)-2,2,2-トリフルオロエタノン(S3b))
Figure 2023503062000052
収率=94%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=7.09(dd,1H)、7.29(dt,J=4.1,2.0Hz,1H)、8.07(dd,J=8.6,2.5Hz,1H)、8.23(d,J=8.6Hz,1H)、8.69(d,J=2.4Hz,1H)、13.04(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=112.5、117.0(q,J=290.25Hz)、122.0、122.7(q,J=3.5Hz)、126.6、130.7、137.0、141.5、146.7、148.3、168.5(q,J=35.0Hz)
(実施例5.23 2,2,2-トリフルオロ-1-(5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-イル)エタノン(S3c))
Figure 2023503062000053
収率=91%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=7.04(dd,J=4.1,2.3Hz,1H)、7.28(dt,J=4.1,2.0Hz,1H)、7.87(td,J=8.8,2.9Hz,1H)、8.27(dd,J=8.9,4.4Hz,1H)、8.65(d,J=2.8Hz,1H)、12.96(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=112.0、117.0(q,J=289.9Hz)、122.4(d,J=4.8Hz)、122.7(q,J=3.5Hz)、124.1(d,J=19.0Hz)、126.4、138.0(d,J=24.5Hz)、141.8、144.9(d,J=3.9Hz)、158.7(d,J=256.2Hz)、168.3(q,J=35.0Hz)
(実施例5.24 2,2,2-トリフルオロ-1-(5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-イル)エタノン(S3d))
Figure 2023503062000054
収率=92%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=7.19(dd,J=4.0,2.2Hz,1H)、7.27-7.32(m,1H)、8.33(dd,J=8.4,1.7Hz,1H)、8.40(d,J=8.3Hz,1H)、8.99(s,1H)、13.19(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=113.7、117.2(q,J=289.8Hz)、120.9、122.7(q,J=1.5Hz)、124.0(q,J=271.5Hz)、124.5(q,J=32.2Hz)、127.5、135.1、141.2、146.7、152.0、169.1(q,J=34.4Hz)
(実施例5.25 1-(5-(6-クロロピリジン-3-イル)-1H-ピロール-2-イル)-2,2,2-トリフルオロエタノン(S3e))
Figure 2023503062000055
収率=87%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=7.08(dd,J=4.2,2.4Hz,1H)、7.33(dt,J=4.1,2.0Hz,1H)、7.64(d,J=8.4Hz,1H)、8.43(dd,J=8.4,2.6Hz,1H)、9.02(d,J=2.4Hz,1H)、13.14(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=111.9、117.1(q,J=289.9Hz)、123.2(q,J=3.3Hz)、124.5、125.5、126.8、137.0、139.1、147.6、150.2、168.3(q,J=35.0Hz)
(実施例5.26 2,2,2-トリフルオロ-1-(5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-1H-ピロール-2-イル)エタノン(S3f))
Figure 2023503062000056
収率=93%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=7.14(d,J=4.3Hz,1H)、7.26-7.33(m,1H)、7.96(d,J=8.3Hz,1H)、8.61(dd,J=8.2,1.8Hz,1H)、9.32(d,J=1.7Hz,1H)、13.24(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=112.6、116.9(q,J=289.8Hz)、120.8(q,J=2.2Hz)、121.6(q,J=273.7Hz)、122.9(q,J=3.7Hz)、127.2、129.1、135.1、138.4、145.7(q,J=34.4Hz)、147.7、168.5(q,J=35.1Hz)
(実施例5.27 2,2,2-トリフルオロ-1-(5-(6-(トリフルオロメチル)ピリダジン-3-イル)-1H-ピロール-2-イル)エタノン(S3g))
Figure 2023503062000057
収率=85%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=7.34-7.39(m,2H)、8.39(d,J=9.0Hz,1H)、8.70(d,J=9.0Hz,1H)、13.50(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=114.1、116.7(q,J=289.8Hz)、121.6(q,J=274.0Hz)、122.3(q,J=3.1Hz)、125.4(q,J=2.0Hz)、125.5、128.0、137.8、149.2(q,J=34.1Hz)、153.8、169.1(q,J=35.4Hz)
(実施例5.28 1-(5-(5-クロロピリミジン-2-イル)-1H-ピロール-2-イル)-2,2,2-トリフルオロエタノン(S3h))
Figure 2023503062000058
収率=86%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=7.10(d,J=3.9Hz,1H)、7.24(s,1H)、8.97(s,2H)、13.07(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=114.2、116.7(q,J=289.8Hz)、122.2(q,J=2.9Hz)、127.2、129.2、139.6、155.3、156.2(2C)、168.7(q,J=35.1Hz)
(実施例5.29 ハロホルム反応のための一般手順D)
適切なトリフルオロエタノン(1当量)を、ジオキサン-HO混合物(1:1、0.5M溶液)中のNaOH(5当量)の溶液に加えた。得られた反応混合物を20時間還流させ、室温に冷却した。濃塩酸水溶液(~12M、5当量)を滴下して加えた。得られた沈殿を濾過し、HOで洗浄し、フィルター上で乾燥させた。一般手順Dに従って化合物S4a~hを得た。
(実施例5.30 5-(5-メチルピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸(S4a))
Figure 2023503062000059
収率=82%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.28(s,3H)、6.77-6.84(m,2H)、7.61(dd,J=8.1,2.1Hz,1H)、7.88(d,J=8.1Hz,1H)、8.38(d,J=1.8Hz,1H)、11.69(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=17.9、109.2、116.5、119.1、124.8、131.6、136.4、137.6、147.1、149.7、162.0
(実施例5.31 5-(5-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸(S4b))
Figure 2023503062000060
収率=73%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=6.78-6.93(m,2H)、7.94(dd,J=8.6,2.4Hz,1H)、8.06(d,J=8.6Hz,1H)、8.58(d,J=2.2Hz,1H)、11.96(br.s.,1H)、12.57(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=110.3、116.2、120.3、125.8、128.8、135.0、136.8、147.9、148.2、161.8
(実施例5.32 5-(5-フルオロピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸(S4c))
Figure 2023503062000061
収率=85%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=6.80-6.85(m,2H)、7.74(td,J=8.8,2.9Hz,1H)、8.08(dd,J=8.8,4.3Hz,1H)、8.53(d,J=2.8Hz,1H)、11.86(br.s.,1H)、12.52(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=109.7、116.3、120.6(d,J=4.4Hz)、124.1(d,J=18.8Hz)、125.1、135.4、137.4(d,J=24.0Hz)、146.4(d,J=3.7Hz)、158.0(d,J=253.4Hz)、161.8
(実施例5.33 5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸(S4d))
Figure 2023503062000062
収率=80%。
H NMR(DMSO-d6,400MHz):δ=6.76-6.95(m,1H)、6.95-7.08(m,1H)、8.12-8.31(m,2H)、8.89(s,1H)、12.18(br.s.,1H)、12.71(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d6,100MHz):δ=111.7、116.3、119.0、122.7(q,J=32.2Hz)、124.0(q,J=272.2Hz)、126.7、134.4(q,J=3.7Hz)、134.8、146.2(q,J=4.4Hz)、153.1、161.8
(実施例5.34 5-(6-クロロピリジン-3-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸(S4e))
Figure 2023503062000063
収率=91%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=6.73-6.89(m,2H)、7.52(d,J=8.4Hz,1H)、8.29(dd,J=8.4,2.6Hz,1H)、8.90(d,J=2.4Hz,1H)、12.26(br.s.,1H)、12.51(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=109.2、116.4、124.2、125.5、127.1、132.0、135.7、146.3、148.2、161.8
(実施例5.35 5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸(S4f))
Figure 2023503062000064
収率=80%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=6.84-6.87(m,1H)、6.87-6.90(m,1H)、7.85(d,J=8.3Hz,1H)、8.45(dd,J=8.3,1.5Hz,1H)、9.20(d,J=1.2Hz,1H)、12.40(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=110.5、116.6、120.9(q,J=2.9Hz)、243.9(q,J=273.7Hz)、126.5、130.8、131.8、133.5、144.2(q,J=33.7Hz)、146.7、161.9
(実施例5.36 5-(6-(トリフルオロメチル)ピリダジン-3-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸(S4g))
Figure 2023503062000065
収率=87%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=6.91(dd,J=3.9,2.3Hz,1H)、7.20(dd,J=3.9,2.4Hz,1H)、8.27(d,J=9.0Hz,1H)、8.57(d,J=9.0Hz,1H)、12.55(br.s.,1H)、12.83(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=112.7、116.4、121.9(q,J=273.7Hz)、123.9、125.1(q,J=2.2Hz)、127.9、131.7、148.2(q,J=33.7Hz)、154.7、161.6
(実施例5.37 5-(5-クロロピリミジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸(S4h))
Figure 2023503062000066
収率=75%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=6.81(d,J=3.7Hz,1H)、6.96(d,J=3.7Hz,1H)、8.87(s,2H)、11.63(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=112.7、115.7、127.4、128.1、132.9、155.9(2C)、156.2、161.7
(実施例5.38)
(スキーム2 5-(2-メトキシピリジン-4-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸の合成)
Figure 2023503062000067
(実施例5.39 Tert-ブチル2-(2-フルオロピリジン-4-イル)-1H-ピロール-1-カルボキシラート(S5))
Figure 2023503062000068
一般手順Aに従って化合物S5を得た。収率=67%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.45(s,9H)、6.24-6.27(m,1H)、6.36(dd,J=3.3,1.7Hz,1H)、6.88-6.91(m,1H)、7.14-7.17(m,1H)、7.41(dd,J=3.2,1.7Hz,1H)、8.16(d,J=5.2Hz,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=27.7、84.9、109.0(d,J=38.3Hz)、111.2、117.0、121.6(d,J=3.9Hz)、124.8、131.2(d,J=3.9Hz)、146.6(d,J=15.5Hz)、147.1(d,J=8.9Hz)、148.8、163.6(d,J=237.2Hz)
(実施例5.40 2-メトキシ-4-(1H-ピロール-2-イル)ピリジン(S6))
Figure 2023503062000069
一般手順Bに従って化合物S6を得た。収率=92%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=3.96(s,3H)、6.31-6.36(m,1H)、6.68-6.74(m,1H)、6.78(d,J=1.2Hz,1H)、6.93(s,1H)、6.99(dd,J=5.5,1.5Hz,1H)、8.11(d,J=5.5Hz,1H)、8.89(br.s.,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=53.7、103.8、109.0、110.7、112.3、121.0、129.3、142.4、147.3、165.1
(実施例5.41 2,2,2-トリフルオロ-1-(5-(2-メトキシピリジン-4-イル)-1H-ピロール-2-イル)エタノン(S7))
Figure 2023503062000070
一般手順Cに従って化合物S7を得た。収率=78%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=3.88(s,3H)、7.10(dd,J=4.2,2.4Hz,1H)、7.28(dt,J=4.0,1.9Hz,1H)、7.46(s,1H)、7.54(dd,J=5.4,1.4Hz,1H)、8.21(d,J=5.4Hz,1H)、13.12(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=53.4、106.5、112.4、114.0、116.9(q,J=290.1Hz)、122.8(q,J=3.5Hz)、126.8、139.6、140.2、147.7、164.5、168.5(q,J=35.0Hz)
(実施例5.42 5-(2-メトキシピリジン-4-イル)-1H-ピロール-2-カルボン酸(S8))
Figure 2023503062000071
一般手順Cに従って化合物S8を得た。収率=93%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=3.86(s,3H)、6.80-6.84(m,1H)、6.84-6.88(m,1H)、7.35(s,1H)、7.43(dd,J=5.5,1.4Hz,1H)、8.11(d,J=5.5Hz,1H)、12.26(br.s.,1H)、12.56(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=53.2、104.9、110.2、113.2、116.2、125.9、133.5、141.3、147.2、161.7、164.5
(実施例5.43 メチル2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-ヨードブト-2-エノアート(R4)の合成)
メチル2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ブト-2-エノアート(R3)
Figure 2023503062000072
乾燥アセトニトリル(300mL)中のN-Boc酸メチルエステルR1(69.59g、1当量)の溶液にDMAP(3.64g、0.1等量)を加え、次いでジ-tert-ブチルジカーボナート(65.0g、1.0等量)を室温で高速撹拌しながら加えた。すべての反応物質が消費されるまで、TLC(ジエチルエーテル/n-ヘキサン、1:1)により反応をモニターした。その後TMG(3.44mL、0.1等量)を加え、撹拌し続け、次いでTLCで反応をモニターした。すべての反応物質が消費されたら、減圧下で蒸発させて、CHCl(300mL)および5%HCl(200mL)の間に分けられた残渣を得た。有機相をNaHCOで十分に洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を除去し、対応するN-Boc-デヒドロアミノ酸メチルエステルを得た。M=63.88g。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.48(s,9H)、1.82(d,J=7.2Hz,3H)、3.78(s,3H)、6.00(br.s,1H)、6.69(q,J=7.0Hz,1H)
メチル2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-ヨードブト-2-エノアート(R4)
Figure 2023503062000073
フラスコに、デヒドロアミノ酸誘導体R3(63.88g、48.4mmol)、KCO(81.7g、2等量)およびTHF(400mL)を入れた。I(90.9g, 1、2当量)を加え、反応混合物を還流で~4時間加熱した。系が室温に冷却された後、反応混合物をNa2SO3の10%溶液(100mL)でクエンチした。混合物をCHCl(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(溶出剤 ヘキサン/EtOAc、10:1)に供した。M=52.2g。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.47(s,9H)、2.74(s,3H)、3.83(s,3H)、6.17(br.s,1H)。
(実施例5.44)
(スキーム3 5-(5-置換-2-イル)-3-メチル-1H-ピロール-2-カルボン酸およびNa塩の合成(*)S16だけのために行われる酸性化ステップ)
Figure 2023503062000074
(実施例5.45 5-(トリフルオロメチル)-2-((トリメチルシリル)エチニル)ピリジン(S9))
Figure 2023503062000075
EtN(265mL)中の2-ブロモ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン(30g;133mmol、1当量)の溶液を含む、磁気スターラーバーを備える加圧容器中に、TMS-アセチレン(26.07g、36.8mL、265mmol、2当量)、Pd(PhP)Cl(0.93g;1mol%)、CuI(0.51g;2mol%)をアルゴン雰囲気下で加えた。これを50~60℃に加熱し、混合物をこの温度で6~8時間加熱した(TLCコントロール)。水(500mL)を加え、ヘキサン(3×150mL)で抽出した。合わせた抽出物を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ロータリーエバポレーターで溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー(溶出剤:ヘキサン-EtOAc、30:1、Rf=0.5(ヘキサン-EtOAc 30:1中))を用いて残渣を精製した。M=15.6g。収率=48%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=0.28(s,9H)、7.55(d,J=8.2Hz,1H)、7.87(dd,J=8.2,2.2Hz,1H)、8.81(s,1H)
13C NMR(CDCl,400MHz):δ=-0.4(3C)、98.2、102.5、123.3(q,J=272.2Hz)、125.6(q,J=33.3Hz)、126.9、133.4(q,J=3.1Hz)、146.5、146.8(q,J=3.8Hz)
(実施例5.46 5-クロロ-2-((トリメチルシリル)エチニル)ピリジン(S10))
Figure 2023503062000076
EtN(210mL)中の2-ブロモ-5-クロロピリジン(20g;104mmol、1当量)の溶液を含む、磁気スターラーバーを備える加圧容器中に、TMS-アセチレン(20.42g、28.8mL、208mmol、2当量)、Pd(PhP)Cl(0.73g;1mol%)、CuI(0.4g;2mol%)をアルゴン雰囲気下で加えた。これを50~60℃に加熱し、混合物をこの温度で6~8時間加熱した(TLCコントロール)。水(500mL)を加え、ヘキサン(3×150mL)で抽出した。合わせた抽出物を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ロータリーエバポレーターで溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー(溶出剤:ヘキサン-EtOAc、30:1、Rf=0.4(ヘキサン-EtOAc 30:1中))を用いて残渣を精製した。M=16.7g。収率=74%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=0.27(s,9H)、7.40(d,J=8.4Hz,1H)、7.62(dd,J=8.4,2.4Hz,1H)、8.52(d,J=2.4Hz,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=-0.3(3c)、96.1、102.6、127.8、131.5、135.9、141.0、148.9
(実施例5.47 1-Tert-ブチル2-メチル3-メチル-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-1,2-ジカルボキシラート(S11))
Figure 2023503062000077
DMF(200mL)中のS9(9.81g、40mmol、1当量)の溶液に、三フッ化トリエチルアミン(1.98g、2mL、12mmol、0.3当量)を加え、アルゴン雰囲気下で1時間撹拌した。その後、メチル(E)-2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3-ヨード-ブト-2-エノアート(13.75g、1当量)、Pd(PhP)Cl(1.42g;5mol%)、CuI(0.77g;10mol%)およびCsCO(26.27g;80mmol、2等量)をアルゴン雰囲気下で加えた。これを70~80℃に加熱し、混合物をこの温度で10~15時間加熱した(TLCコントロール)。水(300mL)を加え、EtO(3×150mL)で抽出した。合わせた抽出物を水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。ヘキサン-EtOAc混合物(20:1)を溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。M=7.1g。収率46%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.64(s,9H)、2.34(s,3H)、3.89(s,3H)、6.52(s,1H)、7.64(d,J=8.1Hz,1H)、7.89(d,J=7.8Hz,1H)、8.73(br.s.,1H)
13C NMR(CDCl,400MHz):δ=13.1、27.4(3C)、51.5、85.1、114.1、120.5、123.1、123.6(q,J=272.2Hz)、124.3(q,J=32.9Hz),129.2、133.2、133.6(q,J=2.9Hz)、145.1(q,J=4.4Hz)、149.9、152.5、161.2
(実施例5.48 1-Tert-ブチル2-メチル5-(5-クロロピリジン-2-イル)-3-メチル-1H-ピロール-1,2-ジカルボキシラート(S12))
Figure 2023503062000078
DMF(310mL)中のS10(13.1g、62mmol、1当量)の溶液に、三フッ化トリエチルアミン(3.01g、3.05mL、12mmol、0.3当量)を加え、アルゴン雰囲気下で1時間撹拌した。その後、メチル(E)-2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3-ヨード-ブト-2-エノアート(21.31g、1当量)、Pd(PhP)Cl(1.32g;3mol%)、CuI(1.2g;10mol%)およびCsCO(40.7g;125mmol、2等量)をアルゴン雰囲気下で加えた。これを70~80℃に加熱し、混合物をこの温度で10~15時間加熱した(TLCコントロール)。水(300mL)を加え、EtO(3×150mL)で抽出した。合わせた抽出物を水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。M=8.95g。収率41%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.61(s,9H)、2.33(s,3H)、3.87(s,3H)、6.41(s,1H)、7.49(d,J=8.5Hz,1H)、7.65(dd,J=8.5,2.4Hz,1H)、8.45(d,J=2.1Hz,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=13.3、27.5(3С)、51.6、85.1、113.2、122.0、122.4、129.5、130.5、133.9、136.3、147.3、147.8、150.1、161.4
(実施例5.49 メチル3-メチル-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキシラート(S13))
Figure 2023503062000079
CHCl(50ml)中のS11(5.87g、15mmol、1当量)の溶液に、TFA(11g、7.4mL、76mmol、5当量)を一度に加え、混合物を一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、10%KCO水溶液を加え、混合物をCHCl(3×100mL)で抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。ヘキサン-EtOAc混合物(10:1)を溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。M=3.96g。収率91%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=2.40(s,3H)、3.90(s,3H)、6.62(d,J=2.8Hz,1H)、7.61(d,J=8.3Hz,1H)、7.87(dd,J=8.4,2.1Hz,1H)、8.76(s,1H)、10.01(br.s.,1H)
13C NMR(CDCl,400MHz):δ=12.8、51.4、112.1、118.4、121.5、123.7(q,J=272.2Hz)、124.1(q,J=32.9Hz)、129.6、132.4、133.8(q,J=3.7Hz)、146.4(q、J=4.4Hz)、152.1、161.6
(実施例5.50 メチル5-(5-クロロピリジン-2-イル)-3-メチル-1H-ピロール-2-カルボキシラート(S14))
Figure 2023503062000080
CHCl(100ml)中のS12(8.25g、24mmol、1当量)の溶液に、TFA(13.4g、9.9mL、118mmol、5当量)を一度に加え、混合物を一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、10%KCO水溶液を加え、混合物をCHCl(3×100mL)で抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。ヘキサン-EtOAc混合物(10:1)を溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。M=5.76g。収率98%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=2.38(s,3H)、3.88(s,3H)、6.50(d,J=2.6Hz,1H)、7.46(d,J=8.4Hz,1H)、7.62(dd,J=8.5,2.4Hz,1H)、8.45(d,J=2.2Hz,1H)、9.89(br.s.,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=12.9、51.4、110.9、119.8、120.7、129.7、129.9、132.7、136.5、147.4、148.2、161.7
(実施例5.51 ナトリウム3-メチル-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキシラート(S15))
Figure 2023503062000081
ジオキサン-HO(1:1、30mL)混合物中のS13(3.96g、14mmol、1当量)の溶液に、NaOH(0.61g、15mmol、1.1当量)を一度に加え、反応混合物を還流で10~12時間撹拌した(TLCコントロール)。混合物を10~20mLの容積に蒸発させ、沈殿物を濾過し、エーテル(2×50mL)で洗浄し、減圧下で乾燥させた。M=3.21g。収率79%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.28(s,3H)、6.72(s,1H)、7.92(d,J=8.6Hz,1H)、8.01(d,J=8.6Hz,1H)、8.75(s,1H)、10.34(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=12.8、113.1、118.0、121.0(q,J=32.2Hz)、122.5、124.2(q,J=271.5Hz)、127.8、131.3、133.7(q,J=2.2Hz)、145.8(q,J=3.7Hz)、153.9、167.1
(実施例5.52 5-(5-クロロピリジン-2-イル)-3-メチル-1H-ピロール-2-カルボン酸(S16))
Figure 2023503062000082
ジオキサン-HO(1:1、60mL)混合物中のS14(5.7g、22mmol、1当量)の溶液に、NaOH(1.06g、25mmol、1.1当量)を一度に加え、反応混合物を還流で10~12時間撹拌した(TLCコントロール)。その後、その後、同量のHCl(12M、2.08mL、1.1 当量)を加えてナトリウム塩溶液を酸性にし、沈殿物を濾過した。M=5.1g。収率95%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.29(s,3H)、6.70(s,1H)、7.89(d,J=8.3Hz,1H)、7.98(d,J=8.4Hz,1H)、8.53(s,1H)、11.28(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=12.8、112.2、120.2、123.1、126.9、128.5、132.2、136.7、147.8、148.2、163.1
(実施例5.53)
(スキーム4 アリルアリル(2-アミノ-2-(4-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1-ヒドロキシエチル)チアゾール-2-イル)エチル)カルバマート(S23-fSおよびS23-fRの合成)
Figure 2023503062000083
先行研究と同様に、絶対配置SのアリルN-アリル-N-[(2E)-2-tert-ブチルスルフィニルイミノエチル]カルバマートの立体制御付加から得られるすべてのエナンチオマー化合物はfS記述子で指定され、絶対配置RのアリルN-アリル-N-[(2E)-2-tert-ブチルスルフィニルイミノエチル]カルバマートの立体制御付加から得られるすべてのエナンチオマー化合物はfR記述子で指定されることに留意されたい[Eur J Med Chem. 2018 Jun 25;154:367-391. doi: 10.1016/j.ejmech.2018.04.062. Epub 2018 May 12.]。
(実施例5.54 チアゾール-5-カルバルデヒド(S17))
Figure 2023503062000084
CHCl(100mL)中のDMSO(16.96g、15.4mL、217mmol、2.5当量)の溶液を、CHCl(100mL)中の塩化オキサリル(13.23g、8.94mL、104mmol、1.2当量)の溶液に、-70~-80℃で滴下して加えた。得られた溶液を10分間撹拌し、CHCl(100mL)中のアルコール(10g、87mmol、1当量)の溶液を同じ温度で滴下して加えた。15分後、EtN(35.15g、48.3mL、347mmol、4当量)を滴下して加え、5分後に反応混合物を室温に加熱した。反応混合物を水(300mL)でクエンチし、層が分離した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した(両方の温度は45~50℃未満)。フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc、3:1)により精製し、やや褐色の油としてアルデヒドを得た。M=7.05g。収率72%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=8.48(s,1H)、9.07(s,1H)、10.04(d,J=1.0Hz,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=139.4、151.6、160.1、182.3
(実施例5.55 5-ビニルチアゾール(S18))
Figure 2023503062000085
THF(70ml)中のPhMeI(25.74g、64mmol、1.1当量)の懸濁液に、tBuOK(7.16g、64mmol、1.1当量)を一度に加えた。混合物を1時間還流し、室温に冷却した。水槽で冷却しながら、THF(50ml)中のアルデヒドS17(6.55g、58mmol、1当量)を滴下して加えた。溶媒を蒸発させ(槽温度は35℃未満)、残渣をエーテル中で粉砕し、濾過した。濾過物を蒸発させ、粗生成物をヘキサン-EtOAc混合物(3:1)を溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した(Rf=0.5(ヘキサン-EtOAc3:1中))。M=4.79g。収率74%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=5.29(d,J=10.9Hz,1H)、5.57(d,J=17.3Hz,1H)、6.82(dd,J=17.3,10.9Hz,1H)、7.74(s,1H)、8.63(s,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=117.2、126.5、138.0、141.6、151.7
(実施例5.56 1-(チアゾール-5-イル)エタン-1,2-ジオール(S19))
Figure 2023503062000086
アセトン-水(4:1、50mL)中のアルケンS18(4.7g、42mmol、1当量)の溶液に、NMO一水和物(6.29g、47mmol、1.1当量)およびオスミウム(VI)酸カリウム二水和物(0.16g、1mol%)を一度に加えた。混合物を10~12時間還流し(TLCコントロール)、室温に冷却した。溶媒を蒸発させ、粗生成物を、純粋なEtOAcを溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した(Rf=0.2(EtOAc中))。M=2.83g。収率46%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=3.44-3.50(m,1H)、3.51-3.58(m,1H)、4.85(q,J=5.6Hz,1H)、5.00(t,J=5.8Hz,1H)、5.80(d,J=4.7Hz,1H)、7.77(s,1H)、8.96(s,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=
(実施例5.57 5-(2,2,3,3,8,8,9,9-オクタメチル-4,7-ジオキサ-3,8-ジシラデカン-5-イル)チアゾール(S20))
Figure 2023503062000087
アルコールS19(2.83g、19 mmol、1当量)、DMF(50mL)の溶液に、イミダゾール(5.31g、78mmol、4当量)を一度に加え、続いてTBSCl(8.81g、58mmol、3当量)を少しずつ加えた。反応混合物を50~60℃で一晩撹拌し、室温に令薬師、水(100ml)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を水(50mL)、塩水(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて油を得、これを、ヘキサン-EtOAc(10:1)を溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した(Rf=0.3(10:1ヘキサン-EtOAc中))。M=5.87g。収率80%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=-0.02-0.03(m,9H)、0.10(s,3H)、0.87(s,9H)、0.89(s,9H)、3.58(dd,J=9.9,6.3Hz,1H)、3.75(dd,J=9.9,5.9Hz,1H)、5.01(t,J=6.1Hz,1H)、7.76(s,1H)、8.73(s,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=-5.4、-5.4、-4.9、-4.7、18.3、18.5、25.8(3C)、26.0(3C)、69.2、70.4、139.6、141.7、152.6
(実施例5.58 1,2-付加のための一般手順E)
適切なチアゾール(1.3当量)をTHF(1M)に溶解し、-78℃に冷却した。この温度で、n-BuLi(2.5M、1.4当量)を窒素雰囲気下で滴下して加えた。反応混合物を-78℃で20分間撹拌し、適切なイミン(1当量)をTHF(1M)の溶液として滴下して加えた。反応混合物をゆっくり(~1時間)と0℃に加温し、水(チアゾール1gあたり5mL)に注いだ。2相の混合物をCHCl(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、蒸発させて褐色の油を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製した。溶出剤:ヘキサン/EtOAc(10:1、5:1、1:1、0:1)
(実施例5.59 アミン脱保護のための一般手順F)
AcCl(1.5当量)をMeOHに滴下して添加することにより、1M HCl-MeOH溶液を調製した。得られた溶液を周囲温度に冷却し、適切な保護化合物(1当量)が入ったフラスコに加えた。溶解後、反応混合物を1時間撹拌し、蒸発させ、CHClに溶解し、10%KCO水溶液で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させ、シリカに載せた。CHCl/MeOH(50:1)で溶出し、黄色の油として純粋なアミンを得た。
(実施例5.60 TBDPS-保護のための一般手順G)
ジオール(1当量)をCHCl(1gあたり10mL)に溶解し、イミダゾール(1.2当量)を一度に加え、続いてTBDPSCl(1.1当量)を少しずつ加えた。反応混合物を一晩撹拌し、水(1gあたり10ml)で希釈し、CHCl(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて油を得、これをヘキサン-EtOAc(1:1および0:1)を溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
(実施例5.61 アリルアリル(2-アミノ-2-(4-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1-ヒドロキシエチル)チアゾール-2-イル)エチル)カルバマート(S23-fSおよびS23-fR))
Figure 2023503062000088
一般手順E、F、およびGに順次従って、化合物S23-fSおよびS23-fRを得た(化合物S21、S22は十分に純粋であると考えられ、さらなる精製をせずに次のステップで使用した)。
S23-fS:M=2.94g。収率(3つのステップの後)=30%。
S23-fR:M=1.81g。収率(3つのステップの後)=27%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.08(s,9H)、2.43(br.s.,3H)、3.51-4.00(m,6H)、4.40-4.54(m,1H)、4.60(d,J=4.2Hz,2H)、5.03(dd,J=7.1,4.1Hz,1H)、5.07-5.17(m,2H)、5.20(dd,J=10.5,1.3Hz,1H)、5.29(dd,J=17.2,1.4Hz,1H)、5.67-5.83(m,1H)、5.85-5.98(m,1H)、7.36-7.49(m,6H)、7.55(s,1H)、7.61-7.68(m,4H)
(実施例5.62)
(スキーム5 アリルN-アリル-N-[2-アミノ-2-[4-[2-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ-1-ヒドロキシ-エチル]チアゾール-2-イル]エチル]カルバマート(S32fRおよびS32fS)の合成)
Figure 2023503062000089
(実施例5.63 2-(チアゾール-4-イル)酢酸メチル(S24))
Figure 2023503062000090
この化合物(S24)は、公表されている手順[Praveen, A.S., Yathirajan, H.S., Narayana, B. et al. Med Chem Res (2014) 23: 259. https://doi.org/10.1007/s00044-013-0629-x]に従って調製した。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=3.72(s,3H)、3.89(s,2H)、7.24(d,J=1.8Hz,1H)、8.76(d,J=1.9Hz,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=36.6、52.2、116.1、149.5、152.8、170.7
(実施例5.64 2-(チアゾール-4-イル)エタノール(S25))
Figure 2023503062000091
THF(480mL)中のエステルS24の溶液(0.481molを、THF(480mL)中のLiAlH4(0.500mmol、1.0当量)の懸濁液に0℃で滴下して加えた。反応混合物を0℃で60分間撹拌した。その後、EtOAc(100mL)、水(37mL)、10%NaOH(37mL)溶液、および水(74mL)を連続的に加えてクエンチした(温度は0℃を超えてはならない)。沈殿物を濾過し、THFで数回洗浄した。濾過物を蒸発させてS25を得、これをさらに精製することなく使用した。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=3.03(t,J=5.9Hz,2H)、3.43(br.s.,1H)、3.93(t,J=5.9Hz,2H)、7.04-7.05(m,1H)、8.74(d,J=2.0Hz,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=33.9、61.5、114.1、152.8、155.2
(実施例5.65 2-(チアゾール-4-イル)エチルメタンスルホナート(S26))
Figure 2023503062000092
不活性窒素雰囲気下、0℃に保った無水ジクロロメタン(6mL)中の対応するアルコールS25(2.14mmol)およびトリエチルアミン(0.36mL、2.59mmol)に、塩化メシル(2.31mmol)を加えた。激しい攪拌および窒素雰囲気下で3時間反応させ、最初の1時間は反応を0℃で維持し、続いて室温に加熱した。その後、養液をジクロロメタン(3×30mL)で抽出し、併せた有機抽出物を10%HCl水溶液、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得られた残渣を、ジクロロメタン、続いてクロロホルムで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーにより分離し、所望のO-メシル化誘導体を回収した。収率:78%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=2.89(s,3H)、3.24(t,J=6.5Hz,2H)、4.56(t,J=6.5Hz,2H)、7.13(d,J=1.3Hz,1H)、8.76(d,J=1.8Hz,1 H)
(実施例5.66 4-ビニルチアゾール(S27))
Figure 2023503062000093
DCM(50mL)中のS26(7.41mmol)およびTEA(5mL)の混合物に、DBU(5mL)を0℃でゆっくりと加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、その後50mLのDCMで希釈し、2N HCl×3回および塩水×1回で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して乾燥させた。残渣を分取TLCにより精製し、S27を得た。収率:58%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=5.39(dd,J=10.9,1.5Hz,1H)、6.09(dd,J=17.3,1.5Hz,1H)、6.77(dd,J=17.3,10.9Hz,1H)、7.14(d,J=1.8Hz,1H)、8.76(d,J=1.8Hz,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=114.9、116.9、129.5、152.9、155.1
(実施例5.67 1-(チアゾール-4-イル)エタン-1,2-ジオール(S28))
Figure 2023503062000094
アセトン-水(4:1、50mL)中のアルケンS27(42mmol、1当量)の溶液に、NMO一水和物(47mmol、1.1当量)およびオスミウム(VI)酸カリウム二水和物(0.16g、1 mol%)を一度に加えた。混合物を10~12時間還流し(TLCコントロール)、室温に冷却した。溶媒を蒸発させ、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤:EtOAc)により精製した。収率:70%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=3.77(dd,J=11.4,7.2Hz,1H)、3.91(dd,J=11.5,3.4Hz,1H)、4.72(br.s.,1H)、4.99(dd,J=6.9,3.3Hz,1H)、5.25(br.s.,1H)、7.32(d,J=1.9Hz,1H)、8.71(d,J=2.0Hz,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=66.4、71.3、115.2、153.6、157.5
(実施例5.68 4-(2,2,3,3,8,8,9,9-オクタメチル-4,7-ジオキサ-3,8-ジシラデカン-5-イル)チアゾール(S29))
Figure 2023503062000095
アルコールS28(19mmol、1当量)、DMF(50mL)の溶液に、イミダゾール(5.31g、78mmol、4当量)を一度に加え、続いてTBSCl(8.81g、58mmol、3当量)を少しずつ加えた。反応混合物を50~60℃で一晩撹拌し、室温に冷却し、水(100mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を水(50mL)、塩水(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて油を得、これをヘキサン-EtOAc(10:1)を溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。収率=78%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=-0.01-0.04(m,9H)、0.11(s,3H)、0.86(s,9H)、0.90(s,9H)、3.68(dd,J=10.2,7.2Hz,1H)、3.93(dd,J=10.2,3.8Hz,1H)、5.03(dd,J=7.0,3.6Hz,1H)、7.28(d,J=1.9Hz,1H)、8.75(d,J=2.1Hz,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=-5.3、-5.2、-4.8、-4.5、18.4、18.5、26.0(3C)、26.1(3C)、68.5、73.8、114.8、152.3、159.3
(実施例5.69 アリルN-アリル-N-[2-[4-[1,2-ビス[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ]エチル]チアゾール-2-イル]-2-(tert-ブチルスルフィニルアミノ)エチル]カルバマート(S30))
Figure 2023503062000096
一般手順Eに従って化合物S30-fRおよびS30-fSを得た。
(実施例5.70 アリルN-アリル-N-[2-アミノ-2-[4-(1,2-ジヒドロキシエチル)チアゾール-2-イル]エチル]カルバマート(S31))
Figure 2023503062000097
一般手順Fに従って化合物S31-fRおよびS31-fSを得た。
(実施例5.71 アリルN-アリル-N-[2-アミノ-2-[4-[2-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ-1-ヒドロキシ-エチル]チアゾール-2-イル]エチル]カルバマート(S32))
Figure 2023503062000098
一般手順Gに従って化合物S32-fRおよびS32-fSを得た。
(実施例5.72)
(スキーム6 Tert-ブチル(2-アミノ-2-(4-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)チアゾール-2-イル)プロピル)カルバマート(S37))
Figure 2023503062000099
化合物S33の合成は先に報告されている(Eur J Med Chem. 2018 Jun 25;154:367-391. doi: 10.1016/j.ejmech.2018.04.062. Epub 2018 May 12.)。
(実施例5.73 1-(4-(((Tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)チアゾール-2-イル)エタノン(S34))
Figure 2023503062000100
THF(210mL)中のチアゾールS33(49.06g、214mmol、1当量)の溶液に、BuLi(2.5Minhexane、85.55mL、1.2当量)を-70℃、アルゴン雰囲気下で滴下して加えた。添加終了後、混合物を10分間撹拌し、その後THF(50mL)中のN-メトキシ-N-メチル-アセトアミド(24.26g、235mmol、1.1当量)を滴下して加えた。得られた混合物を一晩撹拌し、NHClの飽和養液(400mL)に注いだ。有機層が分離し、水性溶液をCHCl(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水(200mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物を、ヘキサン-EtOAc(10:1)を溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。M=44.39g。収率=76%。
H NMR:(CDCl,400MHz)δ=0.12(s,6H)、0.94(s,9H)、2.67(s,3H)、4.90(d,J=1.1Hz,2H)、7.54(t,J=1.1Hz,1H)
13C NMR:(CDCl,100MHz)δ=-5.3(2С)、18.5、26.0(3С)、26.1、62.2、121.5、159.7、166.8、191.8
(実施例5.74 2-アミノ-2-(4-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)チアゾール-2-イル)プロパンニトリル(S35))
Figure 2023503062000101
MeOH-NH(330mL)中のS34(44.39g、164mmol、1当量)の溶液に、NaCN(16.0g、327mmol、2当量)およびNHCl(35.0g、654mmol、4当量)を加えた。混合物を4~5日間撹拌し、その後水(600ml)を加え、DCM(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水(200mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗生成物を、ヘキサン-EtOAc(3:1)を溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。化合物はラセミ型で得られた。M=16.46g。収率=34%。
H NMR:(CDCl,400MHz)δ=0.12(s,6H)、0.95(s,9H)、1.92(s,3H)、2.42(br.s.,2H)、4.86(d,J=1.2Hz,2H)、7.21(t,J=1.2Hz,1H)
13C NMR:(CDCl,100MHz)δ=-5.3(2С)、18.4、26.0(3С)、30.3、52.6、62.3、114.8、121.9、158.2、170.6
(実施例5.75 2-(4-(((Tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)チアゾール-2-イル)プロパン-1,2-ジアミン(S36))
Figure 2023503062000102
EtO(55mL)中のS35(16.46g、55mmol、1当量)の溶液を、EtO(55mL)中のLiAlH(6.31g、166mmol、3当量)の溶液に、-10℃で滴下して加えた。反応混合物を0℃で12時間撹拌した。これを、水(7mL)、10%NaOH(7mL)溶液,および水(7mL)を連続的に加えてクエンチした(温度は0℃を超えてはならない)。沈殿物を濾過し、EtOで数回洗浄した。濾液を蒸発させてジアミンS36を得、これを、純粋なEtOAcおよびNH飽和CHCl-MeOH(10:1)を溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。M=9.13g。収率=55%。
H NMR:(CDCl,400MHz)δ=0.09(s,6H)、0.92(s,9H)、1.46(s,3H)、1.61(br.s.,4H)、2.76(d,J=12.8Hz,1H)、3.15(d,J=12.8Hz,1H)、4.81(d,J=1.2Hz,2H)、7.06(t,J=1.2Hz,1H)
13C NMR:(CDCl,100MHz)δ=-5.2(2С)、18.5、26.0(3С)、28.1、53.9、58.1、62.5、113.5、157.3、179.8
(実施例5.76 Tert-ブチル(2-アミノ-2-(4-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)チアゾール-2-イル)プロピル)カルバマート(S37))
Figure 2023503062000103
CHCl(300ml)中のジアミンS36(9.13g、30mmol、1当量)の溶液に、CHCl(300ml)中のBocO(6.93g、32mmol、1.05当量)の溶液を、0℃で滴下して加えた。混合物を一晩撹拌し、その後溶媒を蒸発させた。組成性物を精製することなく次のステップで使用した。M=12.1g。収率=100%。
H NMR:(CDCl,400MHz)δ=0.11(s,6H)、0.94(s,9H)、1.42(s,9H)、1.48(s,3H)、1.85(br.s.,2H)、3.43-3.60(m,2H)、4.80(d,J=1.2Hz,2H)、5.07(br.s.,1H)、7.09(t,J=1.2Hz,1H)
13C NMR:(CDCl,100MHz)δ=-5.2(2С)、18.5、26.0(3С)、28.2、28.5(3С)、51.6、57.5、62.4、79.6、114.2、156.6、157.1、179.1
(実施例5.77)
(スキーム7 抗HIV-1阻害剤1~48の合成)
Figure 2023503062000104
我々の先の仕事に記載された方法を用いて、アミンS38~S40を調製した。同様に、適切なチアゾール誘導体から出発し、先に報告されたもの[Eur J Med Chem. 2018 Jun 25;154:367-391. doi: 10.1016/j.ejmech.2018.04.062. Epub 2018 May 12]と同様のプロトコールに従って、アミンS41~S43を合成した。一方、適切なチアゾールから出発して、先に報告された手順[ChemMedChem. 2018 Nov 6;13(21):2332-2348. doi: 10.1002/cmdc.201800534. Epub 2018 Oct 19.]に従って、アミンS44およびS45を合成した。
すべてのalloc保護された中間体は、一般手順H[Eur J Med Chem. 2018 Jun 25;154:367-391. doi: 10.1016/j.ejmech.2018.04.062. Epub 2018 May 12]に従って後処理され、対応するalloc生成物(1a~48a)は、特性評価せずに直接次の捨てプで使用した。R基ならびにX、Y、Z、およびW原子は表1の通りである。
(実施例5.78 アミドカップリングのための一般手順H)
DIPEA(1当量)を適切な酸(1当量)に加え、続いてDMF(酸1gあたり10mL)、その後HBTU(1等量)を加えた。得られた溶液を10分間撹拌し、DMF(アミン1gあたり10mL)中の適切なアミン(1当量)に、数回に分けて加えた。反応混合物を一晩撹拌し、DMFを蒸発させ、残渣をDCM(粗生成物1gあたり50mL)に溶解し、5%NaOH水溶液および10%酒石酸溶液(粗生成物1gあたり25mL)で連続的に洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させ、シリカに乾燥ロードした。ヘキサン/EtOAc(1:1、その後純粋なEtOAc)で溶出して標的化合物を得た。生成物は解析せずに次のステップで使用した。
(実施例5.79 脱保護のための一般手順I)
MeOH(0.1M溶液)中の保護された化合物(1当量)およびN,N-ジメチルバルビツール酸(NDMBA、3当量)を含む養液に、PPh(10mol%)を窒素雰囲気下で加え、続いてPd(dba)(5mol%)を加えた。混合物を還流で1日撹拌した。冷却後、50mLのDCMを加え、有機相を10%水性KCO(50mL)で振とうして未反応のNDMBAを除去した。有機層が分離し、水層をDCM/EtOH(~4:1、(2~4)×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(溶出剤:DCM/MeOH(NH、~7Mで飽和)、10:1)により精製し、やや褐色または黄色がかった固体としてアミンを得た。
(実施例5.80)
(スキーム8 抗HIV-1阻害剤57~62の合成)
Figure 2023503062000105
(実施例5.81 2-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)チアゾール(2))
適切なアルコール1(13.27g、117mmol、1当量)、DMF(120mL)の溶液に、イミダゾール(10.4g、152mmol、1.3当量)を一度に加え、続いてTBSCl(21.21g、141mmol、1.2当量)を少しずつ加えた。反応混合物を50~60℃で一晩撹拌し、室温に冷却し、水(250mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相を水(100mL)、塩水(100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて油を得、これをフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤:ヘキサン-EtOAc 20:1~10:1、Rf=0.4(ヘキサン-EtOAc 10:1中))により精製した。M=24.82g。収率=92%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=0.13(s,6H)、0.96(s,9H)、4.99(s,2H)、7.27(d,J=3.2Hz,1H)、7.72(d,J=3.2Hz,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=5.3(2C)、18.4、25.9(3C)、63.4、118.6、142.6、173.5
(実施例5.82 アリルアリル(2-アミノ-2-(2-(ヒドロキシメチル)チアゾール-5-イル)エチル)カルバマート(3))
(R-およびS-エナンチオマー(fRおよびfS)の合成のための実験手順)
チアゾール2(8g、35mmol、1.05当量)をTHF(35mL)に溶解し、-78℃に冷却した。この温度で、n-BuLi(ヘキサン中2.5M、13.95mL、1.05当量)を窒素雰囲気下で滴下して加えた。反応混合物を-78℃で20分間撹拌し、適切なR-またはS-イミン(9.51g、33mmol、1当量)をTHF(1M、35mL)中の溶液として滴下して加えた。反応混合物をゆっくりと(~1時間)0℃に加熱し、水(150mL)に注いだ。有機層が分離し、水層をCHCl(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて褐色の油を得、これをフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤:ヘキサン-EtOAc 5:1~0:1勾配、Rf=0.6(EtOAc中))により精製した。この生成物を解析せずに使用した。
MeOH(50ml)中の先のステップの保護されたチアゾールの溶液に、MeOH(100mL)の1M溶液を一度に加えた。混合物を2~3時間撹拌し、溶媒を蒸発させた。残渣を水)50mL)に溶解し、CHCl(2×50mL)で抽出した。その後、固体KCOを注意して加え(COが発生)、pH10~12にした。CHCl(4×50mL)で水から生成物を抽出し、合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて純粋なアミンを得た。
3-fR:M=3.95g。収率(2つのステップの後)=39%。
3-fS:M=4.04g。収率(2つのステップの後)=40%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.23(br.s.,2H)、3.27-3.37(m,2H)、3.72(dd,J=16.2,5.3Hz,1H)、3.82-3.93(m,1H)、4.31-4.55(m,3H)、4.65(s,2H)、5.04-5.14(m,2H)、5.16(dd,J=10.5,1.5Hz,1H)、5.24(dd,J=17.2,1.4Hz,1H)、5.66-5.80(m,1H)、5.81-5.95(m,1H)、6.00(br.s.,1H)、7.48(s,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=(48.2,48.6)、50.0、(54.0,54.9)、61.0、65.3、(116.1,116.6)、(116.7,116.9)、133.4、(133.7,134.0)、138.1、143.3、(155.1,155.5)、172.2
(実施例5.83 一般手順J)
DIPEA(1当量)を適切な酸(1当量)に加え、続いてDMF(酸1gあたり10mL)、その後HBTU(1当量)を加えた。得られた溶液を5分間撹拌し、DMF(アミン1gあたり10mL)中の適切なアミン(1当量)の溶液に数回に分けて加えた。反応混合物を一晩撹拌し、DMFを蒸発させ、残渣をDCM(50mL)に溶解し、5%NaOH水溶液、および10%酒石酸またはクエン酸水溶液(50mL)で連続的に洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させ、シリカに乾燥ロードした。ヘキサン/EtOAc(1:1、その後純粋なEtOAc)で溶出して標的化合物を得た。生成物は解析せずに次のステップで使用した。
(実施例5.84 一般手順K)
MeOH(50mL)中の保護された化合物(5mmol)およびN,N-ジメチルバルビツール酸(NDMBA、15mmol、3当量)を含む養液に、PPh(10mol%)を窒素雰囲気下で加え、続いてPd(dba)(5mol%)を加えた。混合物を還流で1日撹拌した。冷却後、50mLのDCMを加え、有機相を10%水性KCO(50mL)で振とうして未反応のNDMBAを除去した。有機層が分離し、水層をDCM/EtOH(~4:1)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製し、やや褐色または黄色がかった固体としてアミンを得た。
(実施例5.85 N-(2-アミノ-1-(2-(ヒドロキシメチル)チアゾール-5-イル)エチル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド)
Figure 2023503062000106
一般手順JおよびKに従って、アミン3および酸4から化合物57および58を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した(2回)。溶出剤1:CHCl-MeOH(NH、~7Mで飽和)、10:1および5:1、溶出剤2:CHCl-MeOH、3:1および1:1。以前報告された方法(Curreli et al., J. Med. Chem. 2020, 63, 4, 1724-1749)に従って、酸4を調製した。
57;(R):M=670mg。収率=35%(2つのステップの後)。rt=1.093min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=412Da。
58;(S):M=771mg。収率=36%(2つのステップの後)。rt=1.101min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=412Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.86(br.s.,2H)、2.98(d,J=6.7Hz,2H)、4.65(s,2H)、5.17-5.25(m,1H)、5.98(br.s.,1H)、6.93(d,J=3.9Hz,1H)、7.03(d,J=3.9Hz,1H)、7.58(d,J=0.7Hz,1H)、8.12(d,J=8.5Hz,1H)、8.19(dd,J=8.6,2.2Hz,1H)、8.69(d,J=8.0Hz,1H)、8.87-8.90(m,1H)、11.86(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=46.9、50.0、61.0、111.2、114.0、118.9、122.3(q,J=32.3Hz)、124.0(q,J=271.8Hz)、129.6、133.0、134.4(q,J=3.3Hz)、139.0、139.6、146.0(q,J=4.1Hz)、153.2、159.5、172.5
(実施例5.86 N-(2-アミノ-1-(2-(ヒドロキシメチル)チアゾール-5-イル)エチル)-5-(5-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド)
Figure 2023503062000107
一般手順JおよびKに従って、アミン3および酸5から化合物59および60を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した(2回)。溶出剤1:CHCl-MeOH(NH、~7Mで飽和)、10:1および5:1、溶出剤2:CHCl-MeOH、3:1および1:1。以前報告された方法に従って酸5を調製した。
59;(R):M=537mg。収率=41%(2つのステップの後)。rt=1.009min。純度=94%。LC-MS:m/z[M+H]=378Da。
60;(S):M=576mg。収率=44%(2つのステップの後)。rt=1.008min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=378Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.67(br.s.,2H)、2.96(d,J=6.8Hz,2H)、4.64(d,J=4.3Hz,2H)、5.15-5.23(m,1H)、5.97(t,J=4.7Hz,1H)、6.88(s,2H)、7.57(d,J=0.6Hz,1H)、7.91-7.98(m,2H)、8.58(dd,J=1.9,1.3Hz,1H)、8.62(d,J=8.0Hz,1H)、11.86(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=46.9、49.9、61.0、109.6、113.9、120.3、128.4、128.6、133.2、136.8、138.9、139.7、147.6、148.4、159.6、172.4
(実施例5.87 N-(2-アミノ-1-(2-(ヒドロキシメチル)チアゾール-5-イル)エチル)-3-メチル-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド)
Figure 2023503062000108
一般手順JおよびKに従って、アミン3および酸6から化合物61および62を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した(2回)。溶出剤1:CHCl-MeOH(NH、~7Mで飽和)、10:1および5:1、溶出剤2:CHCl-MeOH、3:1および1:1。以前報告された方法に従って酸6を調製した。
61;(R):M=240mg。収率=22%(2つのステップの後)。rt=1.200min。純度=95%。LC-MS:m/z[M+H]=426Da。
62;(S):M=170mg。収率=16%(2つのステップの後)。rt=1.204min。純度=95%。LC-MS:m/z[M+H]=426Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.30(s,3H)、3.01(d,J=6.7Hz,2H)、4.64(s,2H)、5.23(dd,J=13.9,6.9Hz,1H)、5.99(br.s,1H)、6.87(s,1H)、7.59(s,1H)、8.02(d,J=8.4Hz,1H)、8.17(dd,J=8.6,2.1Hz,1H)、8.73(d,J=7.6Hz,1H)、8.85(s,1H)、11.95(br.s,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=13.0、46.2、48.9、60.9、113.3、118.9、122.2(q,J=32.1Hz)、124.0(q,J=271.8Hz)、124.7、127.1、130.8、134.4(q,J=3.3Hz)、139.1、139.4、145.8(q,J=4.1Hz)、153.1、160.5、172.6
(実施例5.88)
(スキーム9 化合物63~68の合成)
Figure 2023503062000109
スキーム3(上述)に従って、酸(スキーム9の枠内に記載された4~6)を調製した。
(実施例5.89 4-ブロモチアゾール-2-カルバルデヒド(8))
n-BuLi(51.5mL、1.05当量)を、-80℃、窒素雰囲気下で、乾燥ジエチルエーテル(100mL)中の二臭化物7(29.79g、1当量)の懸濁液に加えた。懸濁液を-80℃で1時間撹拌した後、乾燥DMF(10.43mL、1.1当量)を加えた。-80℃でさらに1時間後、反応混合物を室温に加熱した。希釈HCl(1M、2.1当量)を加え、混合物を15分間撹拌した。分離後、水層をジエチルエーテルで抽出した。有機層を水、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。ロータリーエバポレーターで濃縮し、薄茶色の固体として粗生成物を得た(Rf=0.5(SiO、ヘキサン/酢酸エチル=3:1))。粗生成物を、ヘキサン-EA混合物を溶出剤(5:1、その後3:1)として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。収量12.71g(および3gのアルコール)。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=7.68(d,J=1.2Hz,1H)、9.95(d,J=1.2Hz,1H)
(実施例5.90 (4-ブロモチアゾール-2-イル)メタノール(9))
NaBH(3g、1.2当量)を、MeOH(120mL)中のアルデヒド8(12.71g、1当量)の撹拌溶液に氷浴中で加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。その後、溶媒を半分の容量まで蒸発させ、飽和NHCl(50mL)水溶液を残渣に加え、DCM(3×100mL)で抽出した。真空下で溶媒を蒸発させて所望の化合物を得、これをさらに精製せずに次のステップで使用した。収量11.6g。スペクトラルデータは化合物9について過去に報告されたものと一致した(Fabrice et al., J. Med. Chem., 2007, 50, 14, 3256-3266)。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=4.02(br.s.,1H)、4.94(s,2H)、7.20(s,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=61.8、117.0、124.4、173.0
(実施例5.91 4-ブロモ-2-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)チアゾール(10))
適切なアルコール(16.09g、83mmol、1当量)、DMF(100mL)の溶液に、イミダゾール(7.9g、116mmol、1.4当量)を一度に加え、続いてTBSCl(16.25g、108mmol、1.3当量)を少しずつ加えた。反応混合物を50~60℃で一晩撹拌し、室温に冷却し、水(200mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相を水(100mL)、塩水(100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて油を得、これをフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤:ヘキサン-EtOAc 20:1~10:1、Rf=0.3(ヘキサン-EtOAc 20:1中))により精製した。M=22.1g。収率=86%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=0.13(s,6H)、0.95(s,9H)、4.94(s,2H)、7.18(s,1H)
13C NMR(CDCl,100MHz):δ=-5.4(2C)、18.4、25.8(3C)、63.1、116.6、124.4、174.7
(実施例5.92 アリルアリル(2-アミノ-2-(2-(ヒドロキシメチル)チアゾール-4-イル)エチル)カルバマート(11))
チアゾール10(10g、32mmol、1.05当量)をEtO(30mL)に溶解し、-78℃に冷却した。この温度で、n-BuLi(ヘキサン中2.5M、12.97mL、1.05当量)を窒素雰囲気下で滴下して加えた。反応混合物を-78℃で20分間撹拌し、適切なR-またはS-イミン(8.85g、31mmol、1当量)をEtO(1M、30mL)中の溶液として滴下して加えた。反応混合物をゆっくりと(~1時間)0℃に加熱し、水(150mL)に注いだ。有機層が分離し、水をCHCl(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて褐色の油を得、これをカラムクロマトグラフィー(溶出剤:ヘキサン-EtOAc 5:1~0:1勾配、Rf=0.2(ヘキサン-EtOAc 1:1中))により精製した。この生成物を解析せずに使用した。
MeOH(50ml)中の先のステップの保護されたチアゾールの溶液に、MeOH(100mL)の1M溶液を一度に加えた。混合物を2~3時間撹拌し、溶媒を蒸発させた。残渣を水)50mL)に溶解し、CHCl(2×50mL)で抽出した。その後、固体KCOを注意して加え(COが発生)、pH10~12にした。CHCl(4×50mL)で水から生成物を抽出し、合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて純粋なアミンを得た。
11-fR:M=5.36g。収率(2つのステップの後)=58%。
11-fS:M=4.97g。収率(2つのステップの後)=54%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.90(br.s.,2H)、3.27-3.49(m,2H)、3.68(d,J=15.2Hz,1H)、3.85(dd,J=16.4,4.3Hz,1H)、4.07-4.16(m,1H)、4.42-4.56(m,2H)、4.69(s,2H)、5.01-5.12(m,2H)、5.16(d,J=10.5Hz,1H)、5.27(dd,J=15.5,12.2Hz,1H)、5.66-5.80(m,1H)、5.83-5.95(m,1H)、6.07(br.s.,1H)、7.32(d,J=6.9Hz,1H)
13C NMR(DMSO-d、100MHz):δ=49.8、(50.9、51.2)、(52.6、53.4)、60.9、65.1、113.6、(115.9、116.4)、(116.6、116.7)、133.5、(133.9、134.2)、(155.2、155.5)、(159.4、159.5)、173.6
(実施例5.93 N-(2-アミノ-1-(2-(ヒドロキシメチル)チアゾール-4-イル)エチル)-3-メチル-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド)
Figure 2023503062000110
一般手順JおよびKに従って、アミン11および酸6から化合物63および64を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した(2回)。溶出剤1:CHCl-MeOH(NH、~7Mで飽和)、10:1および5:1、溶出剤2:CHCl-MeOH、3:1および1:1。以前報告された方法に従って酸6を調製した。
63;(R):M=80mg。収率=25%(2つのステップの後)。rt=1.206min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=426Da。
64;(S):M=90mg。収率=27%(2つのステップの後)。rt=1.214min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=426Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.30(s,3H)、2.96(dd,J=13.0,8.0Hz,1H)、3.04(dd,J=13.1,5.1Hz,1H)、4.70(s,2H)、5.10-5.18(m,1H)、6.06(br.s,1H)、6.87(s,1H)、7.39(s,1H)、8.03(d,J=8.5Hz,1H)、8.17(dd,J=8.5,2.1Hz,1H)、8.67(d,J=8.1Hz,1H)、8.86(s,1H)、12.00(br.s,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=13.1、44.9、51.4、60.9、113.4、114.9、118.9、122.1(q,J=32.6Hz)、124.0(q,J=271.8Hz)、125.0、127.0、130.7、134.3(q,J=3.3Hz)、145.8(q,J=4.0Hz)、153.2、155.5、160.5、174.1
(実施例5.94 N-(2-アミノ-1-(2-(ヒドロキシメチル)チアゾール-4-イル)エチル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド)
Figure 2023503062000111
一般手順JおよびKに従って、アミン11および酸4から化合物65および66を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した(2回)。溶出剤1:CHCl-MeOH(NH、~7Mで飽和)、10:1および5:1、溶出剤2:CHCl-MeOH、3:1および1:1。以前報告された方法に従って酸4を調製した。
65;(R):M=764mg。収率=52%(2つのステップの後)。rt=1.148min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=412Da。
66;(S):M=886mg。収率=50%(2つのステップの後)。rt=1.135min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=412Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=.61(br.s.,2H)、2.92(dd,J=13.0,7.6Hz,1H)、2.98-3.05(m,J=13.0,5.4Hz,1H)、4.71(s,2H)、5.06-5.14(m,1H)、6.04(br.s.,1H)、6.93(d,J=3.8Hz,1H)、7.03(d,J=3.9Hz,1H)、7.36(s,1H)、8.10(d,J=8.5Hz,1H)、8.19(dd,J=8.6,2.0Hz,1H)、8.64(d,J=8.2Hz,1H)、8.88(s,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.8、53.1、60.9、111.1、114.1、114.6、118.8、122.2(q,J=32.3Hz),124.0(q,J=271.8Hz)、129.9、132.8、134.4(q,J=3.1Hz)、145.9(q,J=4.1Hz)、153.3、156.2、159.5、173.8
(実施例5.95 N-(2-アミノ-1-(2-(ヒドロキシメチル)チアゾール-4-イル)エチル)-5-(5-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド)
Figure 2023503062000112
一般手順JおよびKに従って、アミン11および酸5から化合物67および68を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した(2回)。溶出剤1:CHCl-MeOH(NH、~7Mで飽和)、10:1および5:1、溶出剤2:CHCl-MeOH、3:1および1:1。以前報告された方法に従って酸5を調製した。
67;(R):M=619mg。収率=47%(2つのステップの後)。rt=1.042min。純度=95%。LC-MS:m/z[M+H]=378Da。
68;(S):M=523mg。収率=40%(2つのステップの後)。rt=1.048min。純度=96%。LC-MS:m/z[M+H]=378Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.55(br.s.,2H)、2.91(dd,J=13.0,7.6Hz,1H)、2.96-3.04(m,J=13.1,5.4Hz,1H)、4.71(s,2H)、5.04-5.13(m,1H)、6.04(br.s.,1H)、6.85-6.92(m,2H)、7.34(s,1H)、7.93(d,J=1.5Hz,2H)、8.54-8.62(m,2H)、11.84(br.s.,1H)
(実施例5.96)
(スキーム10 化合物69~70の合成)
Figure 2023503062000113
スキーム1(上述)により酸(4)を調製した。
(実施例5.97 アリルアリル(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(2-(ヒドロキシメチル)チアゾール-4-イル)エチル)カルバマート(12))
アミン11(1当量)をTHF(0.1M)に溶解し、続いてBocO(1.1当量)を一度に加えた。反応混合物を一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
12-fR:M=1.02g。収率=71%。
13-fS:M=1.03g。収率=56%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.43(s,9H)、3.38-4.13(m,5H)、4.44-4.69(m,2H)、4.86(d,J=3.8Hz,2H)、4.96-5.49(m,5H)、5.67-6.00(m,3H)、7.12(s,1H)
(実施例5.98 アリルアリル(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(2-ホルミルチアゾール-4-イル)エチル)カルバマート(13))
出発アルコール12(1当量)をCHCl(0.5M)中に懲戒し、デス・マーチン試薬(1.2当量)を一度に加えた。混合物を室温で3~4時間(TLCコントロール)撹拌した。飽和NaHCO(50mL)を加え、有機層を分離させた。水をCHCl(3x50mL)で抽出し、合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、蒸発させた。粗生成物を、ヘキサン-EtOAcを溶出剤(3:1,Rf=0.2(混合物中))として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
13-fR:M=0.68g。収率=85%。
13-fS:M=0.83g。収率=81%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.43(s,9H)、3.46-4.00(m,4H)、4.39-4.70(m,2H)、5.03-5.44(m,5H)、5.65-6.00(m,3H)、7.51-7.63(m,1H)、9.94(d,J=1.2Hz,1H)
(実施例5.99 4-(8-アリル-2,2-ジメチル-4,9-ジオキソ-3,10-ジオキサ-5,8-ジアザトリデケン-12-エン-6-イル)チアゾール-2-カルボン酸(14))
水、t-BuOH、およびTHF(1:3:3、0.2M)シクロヘキサン(8当量)の混合物中のアルデヒド13(1当量)の溶液に、第一リン酸カリウム(3当量)、その後NaClO(3当量)を順番に加えた。4時間後、反応が完了し、水(100mL)で希釈した。水溶液をEtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をでNaSO乾燥させ、溶媒を蒸発させた。粗生成物をさらに精製せずに次のステップで使用した。
14-fR:M=0.60g。収率=85%。
13-fS:M=0.58g。収率=67%。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.36(s,9H)、3.43-3.90(m,4H)、4.41-4.61(m,2H)、4.92-5.37(m,5H)、5.62-5.98(m,2H)、7.13-7.51(m,2H)
(実施例5.100 アリルアリル(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(2-((2-ヒドロキシエチル)カルバモイル)チアゾール-4-イル)エチル)カルバマート(15))
DIPEA(1当量)を酸14(1当量)に加え、続いてDMF(酸1gあたり10mL)、その後HBTU(1当量)を加えた。得られた溶液を5分間撹拌し、DMF(アミン1gあたり10mL)中の適切なアミン(1当量)の溶液に数回に分けて加えた。反応混合物を一晩撹拌し、DMFを蒸発させ、残渣をDCM(50mL)に溶解し、5%NaOH水溶液、および10%酒石酸またはクエン酸水溶液(50mL)で連続的に洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させ、シリカに乾燥ロードした。生成物は精製および解析せずに次のステップで使用した。
(実施例5.101 アリルアリル(2-アミノ-2-(2-((2-ヒドロキシエチル)カルバモイル)チアゾール-4-イル)エチル)カルバマート(16))
MeOH(10ml)中の先のステップの保護されたチアゾール15の溶液に、MeOH(100mL)の1M溶液を一度に加えた。混合物を2~3時間撹拌し、溶媒を蒸発させた。残渣を水)50mL)に溶解し、CHCl(2×50mL)で抽出した。その後、固体KCOを注意して加え(COが発生)、pH10~12にした。CHCl(4×50mL)で水から生成物を抽出し、合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて純粋なアミンを得た。
16-fR:M=0.36g。収率(2つのステップの後)=52%。
16-fS:M=0.30g。収率(2つのステップの後)=60%。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=1.63-2.03(m,3H)、3.45-4.00(m,8H)、4.30-4.69(m,3H)、5.02-5.40(m,4H)、5.66-5.98(m,2H)、7.35-7.79(m,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.8、53.0、60.9、109.6、114.0、114.6、120.3、128.4、129.0、133.0、136.8、147.5、148.5、156.2、159.6、173
(実施例5.102 4-(2-アミノ-1-(5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド)エチル)-N-(2-ヒドロキシエチル)チアゾール-2-カルボキサミド)
Figure 2023503062000114
一般手順JおよびKに従って、アミン16および酸4から化合物69および70を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した(2回)。溶出剤1:CHCl-MeOH(NH、~7Mで飽和)、10:1および5:1、溶出剤2:CHCl-MeOH、3:1および1:1。以前報告された方法に従って酸4を調製した。
69;(R):M=82mg。収率=17%(2つのステップの後)。rt=1.200min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=469Da。
70;(S):M=72mg。収率=18%(2つのステップの後)。rt=1.137min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=469Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.50(s,2H)、2.97(dd,J=13.1,7.3Hz,1H)、3.09(dd,J=13.2,5.3Hz,1H)、3.35-3.39(m,2H)、3.48-3.54(m,2H)、4.80(t,J=4.9Hz,1H)、5.13-5.20(m,1H)、6.94(d,J=3.9Hz,1H)、7.04(d,J=3.9Hz,1H)、7.74(s,1H)、8.10(d,J=8.5Hz,1H)、8.15-8.22(m,J=8.7,2.3Hz,1H)、8.53(t,J=6.1Hz,1H)、8.65(d,J=7.9Hz,1H)、8.88(s,1H)、11.97(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=41.8、45.7、53.2、59.5、111.2、114.2、118.9、120.8、122.3(q,J=32.3Hz)、124.0(q,J=271.8Hz)、129.8、132.9、134.5(q,J=3.3Hz)、146.0(q,J=4.4Hz)、153.3、157.9、159.2、159.6、163.5
(実施例6.化合物合成)
(実施例6.1 N-(2-アミノ-1-(5-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(1&2))
Figure 2023503062000115
一般手順HおよびIに従って、アミンS39および酸S4bから化合物1および2を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
1;(fR):M=507mg。収率=33%(2つのステップの後)。rt=1.035min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=378Da。
2;(fS):M=335mg。収率=33%(2つのステップの後)。rt=1.022min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=378Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.68(br.s.,2H)、2.97(dd,J=13.2,7.9Hz,1H)、3.11(dd,J=13.3,5.3Hz,1H)、4.59(d,J=4.2Hz,2H)、5.12-5.20(m,1H)、5.46(t,J=5.3Hz,1H)、6.88-6.94(m,2H)、7.54(s,1H)、7.89-8.01(m,2H)、8.52-8.64(m,1H)、8.80(d,J=7.5Hz,1H)、11.89(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.8、54.7、55.8、109.7、114.3、120.4、128.4、128.5、133.4、136.9、139.1、140.1、147.6、148.4、160.0、171.8
HRMS(ESI) calcd for C1617ClNS[M+H]378.0786、found378.0787
(実施例6.2 N-(2-アミノ-1-(5-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-クロロピリジン-2-イル)-3-メチル-1H-ピロール-2-カルボキサミド(3&4))
Figure 2023503062000116
一般手順HおよびIに従って、アミンS39および酸S16から化合物3および4を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
3;(fR):M=412mg。収率=26%(2つのステップの後)。rt=1.112min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=392Da。
4;(fS):M=284mg。収率=18%(2つのステップの後)。rt=1.140min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=392Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.31(s,3H)、3.00(dd,J=13.2,8.1Hz,1H)、3.13(dd,J=13.3,5.1Hz,1H)、4.60(s,2H)、5.13-5.23(m,1H)、5.49(br.s.,1H)、6.76(s,1H)、7.55(s,1H)、7.82-7.87(m,1H)、7.92-7.96(m,1H)、8.59(d,J=2.3Hz,1H)、8.76(d,J=7.5Hz,1H)、11.80(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=13.1、45.7、54.2、55.8、111.9、120.4、123.5、127.2、128.4、131.2、136.9、139.1、140.1、147.4、148.3、160.8、172.0
HRMS(ESI) calcd for C1719ClNS[M +H]392.0942、found392.0942
(実施例6.3 N-(2-アミノ-1-(5-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(5&6))
Figure 2023503062000117
一般手順HおよびIに従って、アミンS39および酸S4dから化合物5および6を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
5;(fR):M=262mg。収率=38%(2つのステップの後)。rt=1.260min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=412Da。
6;(fS):M=162mg。収率=24%(2つのステップの後)。rt=1.265min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=412Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=3.02(dd,J=13.2,7.8Hz,1H3.15(dd,J=13.4,5.4Hz,1H4.62(s,2H5.15-5.26(m,1H5.51(br.s.,1H6.99(d,J=3.9Hz,1H7.05(d,J=3.9Hz,1H7.56(s,1H8.12(d,J=8.4Hz,1H8.19(dd,J=8.6,2.1Hz,1H8.81-8.97(m,2H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.8、54.7、55.8、111.2、114.3、118.9、122.4(q,J=32.1Hz)、124.0(q,J=271.5Hz)、129.4、133.1、134.4(q,J=3.2Hz)、139.1、140.1、146.0(q,J=4.0Hz)、153.2、159.9、171.7
HRMS(ESI) calcd for C1717S[M+H]412.1050、found412.1048
(実施例6.4 N-(2-アミノ-1-(5-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-3-メチル-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(7&8))
Figure 2023503062000118
一般手順HおよびIに従って、アミンS39およびナトリウム塩S15から化合物7および8を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
7;(fR):M=358mg。収率=40%(2つのステップの後)。rt=1.202min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=426Da。
8;(fS):M=253mg。収率=28%(2つのステップの後)。rt=1.208min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=426Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.93(br.s.,2H)、2.33(s,3H)、3.00(dd,J=13.2,8.0Hz,1H)、3.12(dd,J=13.3,5.1Hz,1H)、4.61(s,2H)、5.13-5.22(m,1H)、5.50(br.s.,1H)、6.91(s,1H)、7.56(s,1H)、8.00(d,J=8.4Hz,1H)、8.19(dd,J=8.5,2.1Hz,1H)、8.80(d,J=7.2Hz,1H)、8.89(s,1H)、12.00(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=13.1、45.7、54.2、55.8、113.4、119.0、122.3(q,J=32.4Hz)、124.0(q,J=271.8Hz)、124.6、127.3、130.9、134.4(q,J=3.3Hz)、139.1、140.1、145.8(q,J=4.1Hz)、153.1(q,J=1.1Hz)、160.8、171.8
HRMS(ESI) calcd for C1819S[M+H]426.1206、found426.1216
(実施例6.5 N-(2-アミノ-1-(5-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)-2-メチルプロピル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(9&10))
Figure 2023503062000119
一般手順HおよびIに従って、アミンS45および酸S4dから化合物9および10を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(20:1および10:1)。
9;(fR):M=434mg。収率=25%(2つのステップの後)。rt=1.204min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=440Da。
10;(fS):M=252mg。収率=15%(2つのステップの後)。rt=1.218min。純度=96%。LC-MS:m/z[M+H]=440Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.10(s,3H)、1.14(s,3H)、4.63(s,2H)、5.29(d,J=4.9Hz,1H)、5.51(br.s.,1H)、6.96(d,J=3.9Hz,1H)、7.05(d,J=3.8Hz,1H)、7.58(s,1H)、8.11(d,J=8.4Hz,1H)、8.20(dd,J=8.4,2.2Hz,1H)、8.64(d,J=7.2Hz,1H)、8.88-8.92(m,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=27.6、28.3、52.8、55.8、59.7、111.2、115.1、119.1、122.4(q,J=32.2Hz)、124.0(q,J=272.1Hz)、129.3、133.2、134.5(q,J=3.2Hz)、138.7、140.3、145.9(q,J=4.1Hz)、153.3、159.4、169.9
HRMS(ESI) calcd for C1921S[M+H]440.1363、found440.1359
(実施例6.6 N-(2-アミノ-1-(5-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)-2-メチルプロピル)-3-メチル-5-(5-(トリフルオロ-メチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(11&12))
Figure 2023503062000120
一般手順HおよびIに従って、アミンS45およびナトリウム塩S15から化合物11および12を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(20:1および10:1)。
11;(fR):M=609mg。収率=32%(2つのステップの後)。rt=1.268min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=454Da。
12;(fS):M=674mg。収率=33%(2つのステップの後)。rt=1.306min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=454Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.09(s,3H)、1.14(s,3H)、2.32(s,3H)、4.63(d,J=3.5Hz,2H)、5.28(s,1H)、5.45-5.56(m,1H)、6.91(s,1H)、7.58(s,1H)、8.00(d,J=8.4Hz,1H)、8.19(dd,J=8.6,2.2Hz,1H)、8.50(br.s.,1H)、8.86-8.92(m,1H)、12.24(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=13.4、27.6、28.1、52.9、55.8、59.2、113.6、119.2、122.3(q,J=32.3Hz)、124.0(q,J=271.8Hz)124.5、127.5、131.0、134.4(q,J=3.1Hz)、138.7、140.3、145.8(q,J=4.1Hz)、153.2、160.4、170.1
HRMS(ESI) calcd for C2023S[M+H]454.1519、found454.1519
(実施例6.7 N-(2-アミノ-1-(5-(1,2-ジヒドロキシエチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(13&14))
Figure 2023503062000121
一般手順H、I、および下記のTBDPS切断に順番に従って、アミンS23および酸S4dから化合物13および14を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および50:1)。
TBDPS切断:THF(0.1M)中のTBDPS保護された化合物(1当量)の溶液に、THF(0.1M)中のTBAF三水和物(1.1当量)の溶液を一度に加えた。混合物を室温(TLCコントロール)で1~2時間撹拌し、濃縮した。NHで飽和したCHCl-MeOH混合物(5:1および3:1)を溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
化合物13および14は、不斉炭素aの絶対配置が13はfR、14はfSである2つの単一化合物のジアステレオ混合物として得られることに留意する。
13;(fR):M=221mg。収率=27%(2つのステップの後)。rt=1.107min。純度=97%。LC-MS:m/z[M+H]=442Da。
14;(fS):M=485mg。収率=41%(2つのステップの後)。rt=1.160min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=442Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.99(dd,1H)、3.13(dd,J=13.2,5.2Hz,1H)、3.42(ddd,J=10.7,5.7,2.4Hz,1H)、3.50(dd,J=10.8,6.1Hz,1H)、4.75(t,J=5.8Hz,1H)、4.96(br.s.,1H)、5.14-5.24(m,1H)、5.71(br.s.,1H)、6.98(d,J=3.9Hz,1H)、7.05(d,J=3.9Hz,1H)、7.57(s,1H)、8.13(d,J=8.4Hz,1H)、8.20(dd,J=8.6,2.1Hz,1H)、8.83-8.93(m,2H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=(45.8、45.8)、54.6、66.7、(68.1、68.1)、111.3、114.3、119.0、122.4(q,J=32.3Hz)、124.0(q,J=271.8Hz)、129.4、133.2、134.5(q,J=3.3Hz)、(138.6、138.6)、(141.4、141.4)、146.0(q,J=4.1Hz)、(153.2、153.2)、159.9、(171.0、171.1)
HRMS(ESI) calcd for C1819S[M+H]442.1155、found442.1155
(実施例6.8 N-(2-アミノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(15&16))
Figure 2023503062000122
一般手順HおよびIに従って、アミンS38および酸S4bから化合物15および16を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
15;(fR):M=518mg。収率=34%(2つのステップの後)。rt=1.074min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=378Da。
16;(fS):M=381mg。収率=25%(2つのステップの後)。rt=1.079min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=378Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.73(br.s.,2H)、2.99(dd,J=13.2,7.8Hz,1H)、3.12(dd,J=13.2,5.3Hz,1H)、4.54(s,2H)、5.17-5.24(m,1H)、5.30(br.s.,1H)、6.85-6.97(m,2H)、7.29(s,1H)、7.89-8.00(m,2H)、8.59(s,1H)、8.83(d,J=7.7Hz,1H)、11.91(br.s.,1H)
13C NMR](DMSO-d,]100]MHz):]δ=]45.8、54.3、59.8、109.7、114.2、114.3、120.4、128.4、128.6、133.5、136.9、147.6、148.4、157.7、160.0、172.0
HRMS(ESI) calcd for C1617ClNS[M+H]378.0786、found378.0786
(実施例6.9 N-(2-アミノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-フルオロピロリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(17&18))
Figure 2023503062000123
一般手順HおよびIに従って、アミンS38および酸S4cから化合物17および18を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
17;(fR):M=420mg。収率=31%(2つのステップの後)。rt=0.987min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=362Da。
18;(fS):M=325mg。収率=24%(2つのステップの後)。rt=1.001min。純度=96%。LC-MS:m/z[M+H]=362Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.78(br.s.,2H)、2.99(dd,J=13.2,7.8Hz,1H)、3.12(dd,J=13.2,5.3Hz,1H)、4.54(d,J=3.0Hz,2H)、5.17-5.24(m,1H)、5.30(br.s.,1H)、6.84(d,J=3.9Hz,1H)、6.92(d,J=3.8Hz,1H)、7.28(s,1H)、7.77(td,J=8.8,2.9Hz,1H)、7.99(dd,J=8.9,4.4Hz,1H)、8.55(d,J=2.9Hz,1H)、8.80(d,J=7.8Hz,1H)、11.82(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.9、54.4、59.8、109.0、114.1、114.2、120.6(d,J=4.6Hz)、124.3(d,J=19.0Hz)、128.0、133.7、137.0(d,J=24.0Hz)、146.6(d,J=3.7Hz)、157.7、157.9(d,J=252.5Hz)、160.1、172.1
HRMS(ESI) calcd for C1617FNS[M+H]362.1081、found362.1080
(実施例6.10 N-(2-アミノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-メチルピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(19&20))
Figure 2023503062000124
一般手順HおよびIに従って、アミンS38および酸S4aから化合物19および20を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
19;(fR):M=357mg。収率=35%(2つのステップの後)。rt=0.829min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=358Da。
20;(fS):M=254mg。収率=25%(2つのステップの後)。rt=0.773min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=358Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.71(br.s.,2H)、2.30(s,3H)、2.99(dd,J=13.2,7.8Hz,1H)、3.12(dd,J=13.2,5.3Hz,1H)、4.54(s,2H)、5.16-5.25(m,1H)、5.32(br.s.,1H)、6.81(d,J=3.8Hz,1H)、6.90(d,J=3.8Hz,1H)、7.29(s,1H)、7.63(dd,J=8.2,2.0Hz,1H)、7.79(d,J=8.1Hz,1H)、8.41(d,J=1.7Hz,1H)、8.82(d,J=7.8Hz,1H)、11.78(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=17.8、46.0、54.5、59.8、108.3、114.0、114.3、118.7、127.4、131.0、134.6、137.4、147.2、149.2、157.6、160.0、172.2
HRMS(ESI) calcd for C1720S[M+H]358.1332、found358.1337
(実施例6.11 N-(2-アミノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(21&22))
Figure 2023503062000125
一般手順HおよびIに従って、アミンS38および酸S4dから化合物21および22を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
21;(fR):M=410mg。収率=41%(2つのステップの後)。rt=1.269min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=412Da。
22;(fS):M=312mg。収率=32%(2つのステップの後)。rt=1.266min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=412Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=3.00(dd,J=13.2,7.8Hz,1H)、3.14(dd,J=13.2,5.3Hz,1H)、4.55(s,2H)、5.18-5.26(m,1H)、5.32(br.s.,1H)、6.98(d,J=3.8Hz,1H)、7.05(d,J=3.9Hz,1H)、7.29(s,1H)、8.13(d,J=8.4Hz,1H)、8.20(dd,J=8.6,1.7Hz,1H)、8.84-8.96(m,2H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.9、54.4、59.8、111.2、114.1、114.3、118.9、122.3(q,J=32.2Hz)、124.0(q,J=272.2Hz)、129.4、133.1、134.4(q,J=2.9Hz)、146.0(q,J=3.7Hz)、153.2、157.7、159.8、171.8
HRMS(ESI) calcd for C1717S[M+H]412.1050、found412.1056
(実施例6.12 N-(2-アミノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)-2-メチルプロピル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(23&24))
Figure 2023503062000126
一般手順HおよびIに従って、アミンS44および酸S4dから化合物23および24を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(20:1および10:1)。
23;(fR):M=321mg。収率=26%(2つのステップの後)。rt=1.248min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=440Da。
24;(fS):M=208mg。収率=17%(2つのステップの後)。rt=1.234min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=440Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.08(s,3H)、1.13(s,3H)、4.57(s,2H)、5.10-5.50(m,2H)、6.96(d,J=3.9Hz,1H)、7.05(d,J=3.9Hz,1H)、7.32(s,1H)、8.09(d,J=8.4Hz,1H)、8.18(dd,J=8.6,2.1Hz,1H)、8.65(d,J=7.2Hz,1H)、8.87-8.91(m,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=27.5、28.3、52.8、59.4、59.8、111.2、114.4、115.1、119.1、122.4(q,J=32.2Hz)、124.0(q,J=271.6Hz)、129.3、133.2、134.5(q,J=3.2Hz)、145.9(q,J=4.1Hz)、153.3、157.3、159.4、169.9
HRMS(ESI) calcd for C1921S[M+H]440.1363、found440.1359
(実施例6.13 N-(2-アミノ-1-(4-(2-ヒドロキシエチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(25&26))
Figure 2023503062000127
一般手順HおよびIに従って、アミンS41および酸S4dから化合物25および26を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
25;(fR):M=490mg。収率=43%(2つのステップの後)。rt=1.198min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=426Da。
26;(fS):M=368mg。収率=32%(2つのステップの後)。rt=1.153min。純度=98%。LC-MS:m/z[M+H]=426Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.85(t,J=6.9Hz,2H)、3.01(dd,J=13.2,7.8Hz,1H)、3.15(dd,J=13.2,5.1Hz,1H)、3.71(t,J=6.8Hz,2H)、4.69(br.s.,1H)、5.19-5.27(m,1H)、6.99(d,J=3.8Hz,1H)、7.05(d,J=3.8Hz,1H)、7.18(s,1H)、8.12(d,J=8.4Hz,1H)、8.19(dd,J=8.4,1.7Hz,1H)、8.89(s,2H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=34.9、46.0、54.6、60.2、111.2、114.1、114.3、118.9、122.3(q,J=32.4Hz)、124.0(q,J=271.8Hz)、129.4、133.1、134.4(q,J=3.3Hz)、146.0(q,J=4.2Hz)、153.2(q,J=1.1Hz)、154.1、159.9、171.3
HRMS(ESI) calcd for C1819S[M+H]426.1206、found426.1204
(実施例6.14 N-(2-アミノ-1-(4-(3-ヒドロキシプロピル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(27&28))
Figure 2023503062000128
一般手順HおよびIに従って、アミンS42および酸S4dから化合物27および28を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
27;(fR):M=483mg。収率=34%(2つのステップの後)。rt=1.226min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=440Da。
28;(fS):M=727mg。収率=39%(2つのステップの後)。rt=1.220min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=440Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.73-1.83(m,2H)、2.71(t,J=7.7Hz,2H)、2.99(dd,J=13.2,7.9Hz,1H)、3.13(dd,J=13.2,5.1Hz,1H)、3.44(t,J=6.3Hz,2H)、4.50(br.s.,1H)、5.17-5.24(m,1H)、6.98(d,J=3.9Hz,1H)、7.06(d,J=3.9Hz,1H)、7.14(s,1H)、8.13(d,J=8.5Hz,1H)、8.21(dd,J=8.5,2.1Hz,1H)、8.84-8.94(m,2H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=27.6、32.1、46.0、54.6、60.2、111.2、113.1、114.3、118.9、122.3(q,J=32.4Hz)、124.0(q,J=271.8Hz)、129.4、133.1、134.4(q,J=3.1Hz)、146.0(q,J=4.2Hz)、153.2、156.6、159.9、171.5
HRMS(ESI) calcd for C1921S[M+H]440.1363、found440.1377
(実施例6.15 N-(2-アミノ-1-(4-(1,2-ジヒドロキシエチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(29&30))
Figure 2023503062000129
一般手順H、I、およびTBDPS切断(下記)に順番に従って、アミンS32および酸S4dから化合物29および30を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および50:1)。
TBDPS切断:THF(0.1M)中のTBDPS保護された化合物(1当量)の溶液に、THF(0.1M)中のTBAF三水和物(1.1当量)の溶液を一度に加えた。混合物を室温(TLCコントロール)で1~2時間撹拌し、濃縮した。NHで飽和したCHCl-MeOH混合物(5:1および3:1)を溶出剤として使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
化合物29および30は、不斉炭素aの絶対配置が29はfR、30はfSである2つの単一化合物のジアステレオ混合物として得られることに留意する。
29;(fR):M=358mg。収率=29%(2つのステップの後)。rt=1.143min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=442Da。
30;(fS):M=238mg。収率=19%(2つのステップの後)。rt=1.124min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=442Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=3.00(ddd,J=13.2,7.8,2.1Hz,1H)、3.10-3.18(m,1H)、3.49(ddd,J=10.9,7.1,2.0Hz,1H)、3.71(dt,J=10.9,4.1Hz,1H)、4.65(dd,J=6.8,4.2Hz,1H)、4.72(br.s.,1H)、5.16-5.26(m,1H)、5.35(br.s.,1H)、6.98(d,J=3.9Hz,1H)、7.05(d,J=3.9Hz,1H)、7.29-7.32(m,1H)、8.13(d,J=8.4Hz,1H)、8.20(dd,J=8.6,2.1Hz,1H)、8.84-8.94(m,2H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.7、54.3、(65.8、65.9)、(71.3、71.4)、111.3、114.3、(114.5、114.5)、118.9、121.9(q,J=32.4Hz)、124.0(q,J=271.8Hz)、129.4、133.2、134.5(q,J=3.3Hz)、146.0(q,J=4.2Hz)、153.2(q,J=1.1Hz)、(158.4、158.5)、(159.9、159.9)、(171.5、171.5)
HRMS(ESI) calcd for C1819S[M+H]442.1155、found442.1172
(実施例6.16 N-(1-アミノ-2-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)プロパン-2-イル)-3-メチル-5-(5-(トリフルオロメチル)-ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(31))
Figure 2023503062000130
一般手順HおよびIに従って、アミンS37およびナトリウム塩S15から化合物31(ラセミ体)を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(20:1および10:1)。
M=190mg。収率=12%。rt=1.271min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=440Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.74(s,3H)、2.25(s,3H)、2.92(d,J=13.2Hz,1H)、3.12(d,J=13.2Hz,1H)、4.51(d,J=5.1Hz,2H)、5.26(t,J=5.7Hz,1H)、6.88(s,1H)、7.21-7.23(m,1H)、7.99(d,J=8.4Hz,1H)、8.18(dd,J=8.6,2.3Hz,1H)、8.28(s,1H)、8.86-8.89(m,1H)、12.02(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=13.1、23.5、51.8、59.9、60.5、113.5、113.8、119.0、122.2(q,J=32.3Hz)、122.6、125.4、126.5、130.6、134.4(q,J=3.3Hz)、145.8(q,J=4.1Hz)、153.2(q,J=1.3Hz)、156.8、160.5、176.6
HRMS(ESI) calcd for C1819S[M+H]440.1363、found440.1373
(実施例6.17 N-(1-アミノ-2-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)プロパン-2-イル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(32))
Figure 2023503062000131
一般手順HおよびIに従って、アミンS37および酸S4dから化合物32(ラセミ体)を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl/MeOH(10:1および5:1)。
M=332mg。収率=38%。rt=1.205min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=426Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.76(s,3H)、2.94(d,J=13.3Hz,1H)、3.14(d,J=13.3Hz,1H)、4.52(s,2H)、5.29(br.s.,1H)、6.90(d,J=3.9Hz,1H)、7.04(d,J=3.9Hz,1H)、7.23(s,1H)、8.10(d,J=8.4Hz,1H)、8.19(dd,J=8.6,2.2Hz,1H)、8.40(s,1H)、8.85-8.92(m,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=23.5、51.7、59.9、60.6、111.2、113.8、114.3、118.9、122.3(q,J=32.3Hz)、124.0(q,J=271.8Hz)、130.0、132.9、134.4(q,J=3.1Hz)、145.9(q,J=4.2Hz)、153.3、156.9、159.6、176.4
HRMS(ESI) calcd for C1819S[M+H]426.1206、found426.1217
(実施例6.18 N-(2-アミノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-3-メチル-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(33&34))
Figure 2023503062000132
一般手順HおよびIに従って、アミンS38およびナトリウム塩S15から化合物33および34を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
33;(fR):M=248mg。収率=33%(2つのステップの後)。rt=1.333min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=426Da。
34;(fS):M=162mg。収率=22%(2つのステップの後)。rt=1.328min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=426Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.33(s,3H)、3.00(dd,J=13.2,7.7Hz,1H)、3.12(dd,J=13.3,5.1Hz,1H)、4.55(s,2H)、5.18-5.26(m,1H)、5.34(br.s.,1H)、6.90(s,1H)、7.29(s,1H)、7.98(d,J=8.6Hz,1H)、8.17(dd,J=8.6,2.2Hz,1H)、8.81(d,J=6.8Hz,1H)、8.86-8.90(m,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=13.1、46.1、54.4、59.8、113.4、114.0、119.0、122.3(q,J=32.2Hz)、124.0(q,J=272.1Hz)、124.6、127.3、130.9、134.4(q,J=3.2Hz)、145.8(q,J=4.1Hz)、153.1、157.7、160.7、172.2
HRMS(ESI) calcd for C1819S[M+H]426.1206、found426.1213
(実施例6.19 N-(2-アミノ-1-(4,5-ビス(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(35&36))
Figure 2023503062000133
一般手順HおよびIに従って、アミンS40および酸S4dから化合物35および36を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(15:1および3:1)。
35;(fR):M=468mg。収率=38%(2つのステップの後)。rt=1.221min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=442Da。
36;(fS):M=290mg。収率=24%(2つのステップの後)。rt=1.225min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=442Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.99(dd,J=13.1,7.9Hz,1H)、3.07-3.15(dd,J=13.2,5.3Hz,1H)、4.46(s,2H)、4.65(s,2H)、5.08(br.s.,1H)、5.12-5.19(m,1H)、5.45(br.s.,1H)、6.97(d,J=3.9Hz,1H)、7.05(d,J=3.9Hz,1H)、8.13(d,J=8.4Hz,1H)、8.20(dd,J=8.6,2.0Hz,1H)、8.84-8.91(m,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.5、54.1、55.1、57.4、111.2、114.3、118.9、122.3(q,J=32.1Hz)、129.4、133.1、134.4、134.5、136.3、145.9、146.0、150.8、153.2、159.8、169.0
HRMS(ESI) calcd for C1819O3S[M+H]442.1155、found442.1151
(実施例6.20 N-(2-アミノ-1-(チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(37&38))
Figure 2023503062000134
一般手順HおよびIに従って、アミンS43および酸S4dから化合物37および38を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
37;(fR):M=220mg。収率=30%(2つのステップの後)。rt=1.230min。純度=95%。LC-MS:m/z[M+H]=382Da。
38;(fS):M=342mg。収率=45%(2つのステップの後)。rt=1.236min。純度=96%。LC-MS:m/z[M+H]=382Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=3.03(dd,J=13.2,7.8Hz,1H)、3.16(dd,J=13.2,5.3Hz,1H)、5.22-5.31(m,1H)、6.98(d,J=3.8Hz,1H)、7.06(d,J=3.8Hz,1H)、7.61(d,J=3.2Hz,1H)、7.77(d,J=3.2Hz,1H)、8.13(d,J=8.5Hz,1H)、8.20(dd,J=8.5,2.0Hz,1H)、8.80-9.01(m,2H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.9、54.5、111.2、114.2、118.9、119.6、122.3(q,J=32.4Hz)、124.0(q,J=271.8Hz)、129.3、133.1、134.4(q,J=3.3Hz)、142.4、145.9(q,J=4.1Hz)、153.2(q,J=1.3Hz)、159.8、172.1
HRMS(ESI) calcd for C1615OS[M+H]382.0944、found382.0952
(実施例6.21 N-(2-アミノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(6-クロロピリジン-3-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(39&40))
Figure 2023503062000135
一般手順HおよびIに従って、アミンS38および酸S4eから化合物39および40を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
39;(fR):M=375mg。収率=24%(2つのステップの後)。rt=1.044min。純度=96%。LC-MS:m/z[M+H]=378Da。
40;(fS):M=387mg。収率=28%(2つのステップの後)。rt=0.999min。純度=100。LC-MS:m/z[M+H]=378Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.72(br.s.,2H)、2.99(dd,J=13.2,7.9Hz,1H)、3.13(dd,J=13.2,5.3Hz,1H)、4.52(s,2H)、5.16-5.23(m,1H)、5.28(br.s.,1H)、6.76(d,J=3.9Hz,1H)、7.04(d,J=3.9Hz,1H)、7.27(s,1H)、7.51(d,J=8.5Hz,1H)、8.25(dd,J=8.5,2.6Hz,1H)、8.61(d,J=8.1Hz,1H)、8.86(d,J=2.4Hz,1H)、12.07(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.5、54.2、59.8、108.7、112.8、114.1、124.2、127.3、128.3、130.6、135.3、146.0、147.8、157.6、160.4、172.2
HRMS(ESI) calcd for C1617ClNS[M+H]378.0786、found378.0786
(実施例6.22 N-(2-アミノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(41&42))
Figure 2023503062000136
一般手順HおよびIに従って、アミンS38および酸S4fから化合物41および42を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
41;(fR):M=240mg。収率=33%(2つのステップの後)。rt=1.246min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=412Da。
42;(fS):M=290mg。収率=40%(2つのステップの後)。rt=1.262min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=412Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=3.03(dd,J=13.2,7.8Hz,1H)、3.16(dd,J=13.2,5.4Hz,1H)、4.55(s,2H)、5.20-5.28(m,1H)、5.36(br.s.,1H)、6.93(d,J=3.9Hz,1H)、7.11(d,J=3.9Hz,1H)、7.30(s,1H)、7.88(d,J=8.3Hz,1H)、8.47(dd,J=8.3,1.7Hz,1H)、8.71(d,J=7.8Hz,1H)、9.22(d,J=1.6Hz,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.6、54.4、59.8、109.9、113.0、114.2、120.8(q,J=2.6Hz)、121.9(q,J=273.5Hz)、129.2、130.4、130.9、132.9、143.7(q,J=33.9Hz)、146.3、157.7、160.4、172.1
HRMS(ESI) calcd for C1717S[M+H]412.1050、found412.1054
(実施例6.23 N-(2-アミノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(6-(トリフルオロメチル)ピリダジン-3-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(43&44))
Figure 2023503062000137
一般手順HおよびIに従って、アミンS38および酸S4gから化合物43および44を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
43;(fR):M=322mg。収率=42%(2つのステップの後)。rt=1.095min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=413Da。
44;(fS):M=193mg。収率=25%(2つのステップの後)。rt=1.065min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=413Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=3.01(dd,J=13.1,7.8Hz,1H)、3.14(dd,J=13.2,5.3Hz,1H)、4.55(s,2H)、5.20-5.28(m,1H)、5.32(br.s.,1H)、7.03(d,J=3.9Hz,1H)、7.22(d,J=3.9Hz,1H)、7.30(s,1H)、8.24(d,J=9.0Hz,1H)、8.48(d,J=9.0Hz,1H)、8.97(d,J=7.1Hz,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.7、54.3、59.8、112.7、114.2、114.4、121.8(q,J=273.7Hz)、124.0、125.2(q,J=1.7Hz)、130.1、130.6、148.1(q,J=33.9Hz)、154.5、157.7、159.7、171.6
HRMS(ESI) calcd for C1616S[M+H]413.1002、found413.1000
(実施例6.24 N-(2-アミノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(5-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(45&46))
Figure 2023503062000138
一般手順HおよびIに従って、アミンS38および酸S4hから化合物45および46を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(10:1および5:1)。
45;(fR):M=186mg。収率=24%(2つのステップの後)。rt=1.078min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=379Da。
46;(fS):M=124mg。収率=16%(2つのステップの後)。rt=1.099min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=379Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=2.99(dd,J=13.2,7.8Hz,1H)、3.12(dd,J=13.3,5.3Hz,1H)、4.55(s,2H)、5.16-5.26(m,1H)、5.31(br.s.,1H)、6.91(d,J=3.8Hz,1H)、6.99(d,J=3.8Hz,1H)、7.29(s,1H)、8.90(s,2H)、8.97(d,J=7.2Hz,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=46.1、54.5、59.8、112.5、114.1、114.9、127.3、129.7、132.2、155.9(2C)、156.3、157.7、159.5、171.8
HRMS(ESI) calcd for C1516ClNS[M+H]379.0738、found379.0745
(実施例6.25 N-(2-アミノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)チアゾール-2-イル)エチル)-5-(2-メトキシピリジン-4-イル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド(47&48))
Figure 2023503062000139
一般手順HおよびIに従って、アミンS38および酸S8から化合物47および48を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィーを用いて化合物を精製した。溶出剤:NHで飽和したCHCl-MeOH(20:1および10:1)。
47;(fR):M=485mg。収率=32%(2つのステップの後)。rt=0.838min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=374Da。
48;(fS):M=423mg。収率=28%(2つのステップの後)。rt=0.839min。純度=100%。LC-MS:m/z[M+H]=374Da。
H NMR(DMSO-d,400MHz):δ=1.74(br.s.,2H)、3.00(dd,J=13.1,7.9Hz,1H)、3.14(dd,J=13.2,5.3Hz,1H)、3.85(s,3H)、4.54(s,2H)、5.18-5.25(m,1H)、5.30(br.s.,1H)、6.87(d,J=3.9Hz,1H)、7.03(d,J=3.9Hz,1H)、7.29(t,J=1.0Hz,1H)、7.30(d,J=0.9Hz,1H)、7.41(dd,J=5.5,1.4Hz,1H)、8.10(d,J=5.4Hz,1H)、8.66(d,J=7.9Hz,1H)、12.07(br.s.,1H)
13C NMR(DMSO-d,100MHz):δ=45.7、53.2、54.5、59.8、104.5、109.8、112.9、113.1、114.1、128.7、132.1、141.5、147.2、157.6、160.4、164.5、172.2
HRMS(ESI) calcd for C1720S[M+H]374.1281、found374.1281
(特定の実施形態のリスト)
以下の実施形態のリストは、本明細書で説明される、幅、組み合わせおよびサブ組み合わせ、発明のクラス等に関して本明細書で説明する実施形態の多様性を例示するものであるが、本明細書でサポートされるすべての実施形態の徹底的な列挙を意図したものではない。
実施形態1.
式(I)の化合物:
Figure 2023503062000140
または薬学的に許容される塩であって、
いくつかの実施形態では、
、R、R、およびRの各々は、独立して、HまたはC1-3アルキルであり、
17は、HまたはCHであり、
は、
Figure 2023503062000141
であり、
*はピロリル環との結合点を示し、
、R、R、およびRの各々は、H、CH、ハロゲン、またはCFであり、
はHまたはハロゲンであり、
10はH、ハロゲン、CF、OCH、またはOCFであり、
は、
Figure 2023503062000142
であり、
*は式Iの骨格との結合点を示し、
11、R12、R13、R14、R15、R16、R19、およびR20の各々は、独立して、H、CHOH、CHCHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHである、
化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態2.
式(II)の化合物:
Figure 2023503062000143
または薬学的に許容される塩であって、
いくつかの実施形態では、
WはCまたはNであり、
1)任意の化合物においてXおよびYのみ、またはXおよびZのみが両方ともNであり、かつ2)W、X、Y、またはZの少なくとも1つがNであるという条件の下、X、Y、およびZはCHまたはNであり、
、R、およびRの各々は、独立して、HまたはCHであり、
10は、XがNの場合はHであり、XがCHの場合はHまたはOCHであり、
は、
Figure 2023503062000144
であり、
*は式IIの骨格との結合点を示し、
11、R12、R13、R14、R15、R16、R19、およびR20の各々は、独立して、H、CHOH、CHCHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHであり、
17は、HまたはCHであり、
18は、WがNの場合は存在せず、WがCの場合はH、CH,Cl、F、CHF、CHF、またはCFである、
化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態3.
はHである、実施形態1または2の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態4.
はC1-3アルキルである、実施形態1または2の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態5.
はHである、実施形態1~4のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態6.
はC1-3アルキルである、実施形態1~4のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態7.
はHである、実施形態1~6のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態8.
はC1-3アルキルである、実施形態1~6のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態9.
はHである、実施形態1~8のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態10.
はC1-3アルキルである、実施形態1~8のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態11.
17はHである、実施形態1~10のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態12.
17はCHアルキルである、実施形態1~10のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態13.

Figure 2023503062000145
である、実施形態1~12のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態14.
はHである、実施形態13の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態15.
はCHである、実施形態13の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態16.
はCFである、実施形態13の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態17.
はハロゲンである、実施形態13の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態18.
はHである、実施形態13~17のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態19.
はハロゲンである、実施形態13~17のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態20.

Figure 2023503062000146
である、実施形態1~12のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態21.
はHである、実施形態20の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態22.
はCHである、実施形態20の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態23.
はCFである、実施形態20の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態24.
はハロゲンである、実施形態20の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態25.

Figure 2023503062000147
である、実施形態1~12のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態26.
はHである、実施形態25の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態27.
はCHである、実施形態25の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態28.
はCFである、実施形態25の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態29.
はハロゲンである、実施形態25の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態30.

Figure 2023503062000148
である、実施形態1~12のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態31.
はHである、実施形態30の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態32.
はCHである、実施形態30の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態33.
はCFである、実施形態30の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態34.
はハロゲンある、実施形態30の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態35.

Figure 2023503062000149
である、実施形態1~12のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態36.
10はHである、実施形態35の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態37.
10はOCHである、実施形態35の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態38.
10はCFである、実施形態35の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態39.
10はOCFである、実施形態35の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態40.
10はハロゲンである、実施形態35の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態41.

Figure 2023503062000150
である、実施形態1~40のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態42.
11はHである、実施形態41の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態43.
11はCHOHである、実施形態41の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態44.
11はCHCHOHである、実施形態41の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態45.
11は(CHOHである、実施形態41の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態46.
11はCH(OH)CHOHである、実施形態41の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態47.
12はHである、実施形態41~46のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態48.
12はCHOHである、実施形態41~46のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態49.
12はCHCHOHである、実施形態41~46のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態50.
12は(CHOHである、実施形態41~46のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態51.
12はCH(OH)CHOHである、実施形態41~46のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態52.

Figure 2023503062000151
である、実施形態1~40のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態53.
13はHである、実施形態52の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態54.
13はCHOHである、実施形態52の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態55.
13はCHCHOHである、実施形態52の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態56.
13は(CHOHである、実施形態52の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態57.
13はCH(OH)CHOHである、実施形態52の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態58.
14はHである、実施形態52~57のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態59.
14はCHOHである、実施形態52~57のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態60.
14はCHCHOHである、実施形態52~57のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態61.
14は(CHOHである、実施形態52~57のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態62.
14はCH(OH)CHOHである、実施形態52~57のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態63.

Figure 2023503062000152
である、実施形態1~40のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態64.
15はHである、実施形態63の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態65.
15はCHOHである、実施形態63の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態66.
15はCHCHOHである、実施形態63の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態67.
15は(CHOHである、実施形態63の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態68.
15はCH(OH)CHOHである、実施形態63の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態69.

Figure 2023503062000153
である、実施形態1~40のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態70.
16はHである、実施形態69の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態71.
16はCHOHである、実施形態69の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態72.
16はCHCHOHである、実施形態69の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態73.
16は(CHOHである、実施形態69の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態74.
16はCH(OH)CHOHである、実施形態69の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態75.

Figure 2023503062000154
である、実施形態1~40のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態76.
19はHである、実施形態75の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態77.
19はCHOHである、実施形態75の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態78.
19はCHCHOHである、実施形態75の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態79.
19は(CHOHである、実施形態75の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態80.
19はCH(OH)CHOHである、実施形態75の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態81.
20はHである、実施形態75~80のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態82.
20はCHOHである、実施形態75~80のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態83.
20はCHCHOHである、実施形態75~80のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態84.
20は(CHOHである、実施形態75~80のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態85.
20はCH(OH)CHOHである、実施形態75~80のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態86.
式(III)の化合物:
Figure 2023503062000155
または薬学的に許容される塩であって、
いくつかの実施形態では、
WはCまたはNであり、
1)任意の化合物においてXおよびYのみ、またはXおよびZのみが両方ともNであり、かつ2)W、X、Y、またはZの少なくとも1つがNであるという条件の下、X、Y、およびZはCHまたはNであり、
、R、およびRの各々は、独立して、HまたはCHであり、
10は、XがNの場合はHであり、XがCHの場合はHまたはOCHであり、
11およびR12の各々は、独立して、H、CHOH、(CHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHであり、
17は、HまたはCHであり、
18は、WがNの場合は存在せず、WがCの場合はH、CH,Cl、F、CHF、CHF、またはCFである、
化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態87.
はHである、実施形態86化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態88.
はCHである、実施形態86化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態89.
はHである、実施形態86~88のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態90.
はCHである、実施形態86~88のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態91.
はHである、実施形態86~90のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態92.
はCHである、実施形態86~90のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態93.
11はHである、実施形態86~92のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態94.
11はCHOHである、実施形態86~92のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態95.
11は(CHOHである、実施形態86~92のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態96.
11は(CHOHである、実施形態86~92のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態97.
11はCH(OH)CHOHである、実施形態86~92のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態98.
12はHである、実施形態86~97のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態99.
12はCHOHである、実施形態86~97のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態100.
12は(CHOHである、実施形態86~97のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態101.
12は(CHOHである、実施形態86~97のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態102.
12はCH(OH)CHOHである、実施形態86~97のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態103.
17はHである、実施形態86~102のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態104.
17はCHである、実施形態86~102のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態105.
WはNであり、R18は存在しない、実施形態86~104のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態106.
WはCである、実施形態86~104のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態107.
18はHである、実施形態106の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態108.
18はCHである、実施形態106の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態109.
18はClである、実施形態106の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態110.
18はFである、実施形態106の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態111.
18はCHFである、実施形態106の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態112.
18はCHFである、実施形態106の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態113.
18はCFである、実施形態106の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態114.
XはNである、実施形態86~113のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態115.
W、X、Y、およびZのうち、XのみがNであり、R10はHである、実施形態86~113のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態116.
W、X、Y、およびZのうち、XおよびYのみがNであり、R10はHである、実施形態86~113のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態117.
W、X、Y、およびZのうち、XおよびZのみがNであり、R10はHである、実施形態86~113のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態118.
XはCHである、実施形態86~113のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態119.
10はHである、実施形態118の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態120.
10はOCHである、実施形態118の化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態121.
1-3アルキルはメチルである、実施形態1~120のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態122.
1-3アルキルはエチルである、実施形態1~120のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態123.
1-3アルキルはプロピルである、実施形態1~120のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態124.
ハロゲンは、Cl、F、Br、またはIである、実施形態1~123のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態125.
ハロゲンは、Cl、F、またはIである、実施形態1~123のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態126.
ハロゲンは、ClまたはFである、実施形態1~123のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態127.
ハロゲンは、Clである、実施形態1~123のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態128.
ハロゲンは、Fである、実施形態1~123のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態129.
Sエナンチオマーである、実施形態1~128のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態130.
Rエナンチオマーである、実施形態1~128のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態131.
RおよびSエナンチオマーの混合物である、実施形態1~128のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩。
実施形態132.
実施形態1~131のいずれか1つの化合物。
実施形態133.
実施形態1~131のいずれか1つの薬学的に許容される塩。
実施形態134.
実施形態1~133のいずれか1つの化合物、または薬学的に許容される塩を含む、組成物。
実施形態135.
1種以上の担体、結合剤、充填材、ビヒクル、崩壊剤、界面活性剤、分散もしくは懸濁補助剤、濃厚化剤もしくは乳化剤、等張剤、防腐剤、潤滑剤、または他の添加剤を
さらに含む、実施形態134の組成物。
実施形態136.
治療有効量の化合物、薬学的に許容される塩、または実施形態1~135のいずれか1つの組成物を投与することを含む、HIVの阻害を必要とするヒトのHIVを阻害する方法。
実施形態137.
治療有効量の化合物、薬学的に許容される塩、または実施形態1~135のいずれか1つの組成物を、HIV感染の治療を必要とするヒトに投与することを含む、HIV感染を治療する方法。
実施形態138.
治療有効量の化合物、薬学的に許容される塩、または実施形態1~135のいずれか1つの組成物を、HIV感染の根絶、減少、遅延化を必要とするヒトに投与することを含む、HIV感染を根絶、減少、遅延化する方法。
実施形態139.
治療有効量の化合物、薬学的に許容される塩、または実施形態1~135のいずれか1つの組成物を、HIV感染に関連するウイルス負荷量の減少を必要とするヒトに投与することを含む、HIV感染に関連するウイルス負荷量を減少させる方法。
実施形態140.
治療有効量の化合物、薬学的に許容される塩、または実施形態1~135のいずれか1つの組成物を、HIV感染の再発の低減を必要とするヒトに投与することを含む、HIV感染の再発を低減する方法。
実施形態141.
治療有効量の化合物、薬学的に許容される塩、または実施形態1~135のいずれか1つの組成物を、HIV感染による生理的な悪影響の低減を必要とするヒトに投与することを含む、HIV感染による生理的な悪影響を低減する方法。
実施形態142.
治療有効量の化合物、薬学的に許容される塩、または実施形態1~135のいずれか1つの組成物を、HIV感染による臓器障害の寛解を必要とするヒトに投与することを含む、HIV感染による臓器障害の寛解を誘導する方法。
実施形態143.
治療を必要とする対象のHIV感染を予防的に治療する方法であって、前記対象はHIV潜伏感染しており、治療有効量の化合物、薬学的に許容される塩、または実施形態1~135のいずれか1つの組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
実施形態144.
HIV感染の治療に使用するための、実施形態1~135のいずれか1つの化合物、薬学的に許容される塩、または組成物。
実施形態145.
HIV感染を治療するための医薬の製造における、実施形態1~135のいずれか1つの化合物、薬学的に許容される塩、または組成物の使用。
実施形態146.
HIVはHIV-1である、実施形態136~145のいずれか1つの方法、使用のための化合物、薬学的に許容される塩、もしくは組成物、または使用。
実施形態136および138~143の各々は、実施形態144~146により、実施形態137の修正と同様の方法で修正され得ることは明らかである。実施形態3~85および87~133は、式(I)、(II)、および(III)に含まれる置換基および代替形態をどのように特定の種および亜属に組み合わせることができるかを示す。すべての可能な選択肢が明示的に列挙されているわけではなく、開示された他の置換基を同様の方法で組み合わせ得る。同様に、代替的な実施形態を組み合わせて、より大きな亜属を形成することができる。
前述の説明は、本明細書に記載の化合物を製造および使用するために採用することができる具体的な方法および組成物を詳述し、考えられる最良の態様を表すものである。しかし、所望の薬学的特性を有するさらなる化合物を類似の方法で調製することができること、および開示の化合物は、異なる出発化合物から異なる化学反応を経て得ることもできることは、当業者にとって明らかである。同様に、異なる医薬組成物を調製し、使用しても、実質的に同じ結果が得られる場合がある。したがって、上記は本文中に詳細に記載されているが、特許請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
特に明記しない限り、明細書および特許請求の範囲で使用される成分量、分子量、反応条件などの量を表すすべての数字は、すべての事例において、「約」という用語によって加減されると理解されるべきである。したがって、反対に示されない限り、本明細書および添付する特許請求の範囲に示す数値パラメータは、本発明によって得られようとする所望の特性に応じて変動し得る近似値である。少なくとも、等価物としての適用を特許請求の範囲に限定しようとするものではなく、各数値パラメータは、報告された有効数字の数に照らして、通常の丸め手段を適用することによって、少なくとも解釈されるべきである。本発明の広い範囲を示す数値範囲およびパラメータは近似値であるにもかかわらず、特定の実施例で示す数値は、可能な限り正確に報告されている。ただし、いかなる数値にも、それぞれの試験測定で見られる標準偏差から必然的に生じる誤差が本質的に含まれている。
本発明を説明する文脈で(特に以下の請求項の文脈で)使用される用語「a」、「an」、「the」、および類似の言及は、別段の記載がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、単数形および複数形の両方をカバーすると解釈されるべきである。本明細書における値の範囲の列挙は、単に、範囲内に含まれるそれぞれの個別の値を個々に言及するための略記法として機能することを意図している。本明細書で別段の記載がない限り、個々の値は、本明細書で個々に列挙されているかのように、本明細書に組み込まれる。本明細書に記載されるすべての方法は、本明細書に別段の記載がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で実行することができる。本明細書で提供されるあらゆる全ての実施例、または例示的な言語(例えば、「のような」)の使用は、本発明をよりよく明らかにすることを意図しており、別途請求項に記載された発明の範囲を限定するものではない。本明細書中の記載は、本発明の実施に不可欠な、請求項以外の要素を示すものと解釈されるべきではない。
本明細書に開示した本発明の代替要素または実施形態のグループ化は、限定として解釈されるべきではない。各グループの構成要素は、個別に、またはグループの他の構成要素または本明細書で見られる他の要素との任意の組み合わせで参照され、主張され得る。利便性や特許性の理由から、グループの1以上の構成要素が、グループに含まれるか、またはグループから削除されることが予想される。そのような包含または削除が発生した場合、本明細書は変更されたグループを含むものと見なされ、添付の特許請求の範囲で使用されるマーカッシュグループのすべての記載を満たす。
本明細書では、発明者が知る本発明を実施するための最良の形態を含む、本発明のいくつかの実施形態について説明する。もちろん、これらの説明された実施形態の変形は、前述の説明を読めば当業者に明らかであろう。発明者は、当業者がそのような変形を適切に使用することを期待し、発明者は、本明細書に具体的に記載した以外の方法で本発明を実施することを意図している。したがって、本発明は、適用される法律によって許可されるように、添付の特許請求の範囲に記載された主題の変更および同等物の一切を含む。さらに、考えうるあらゆる変形をした上述の要素の組み合わせは、本明細書に別段の記載がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、本発明に含まれる。
本明細書に開示された実施形態のいくつかは、「からなる」または「本質的にからなる」という文言の使用により、特許請求の範囲においてさらに限定され得る。請求項中で使用される場合、出願時ものであれ、補正によって追加されたものであれ、「からなる」という移行句は、請求項で指定されていない要素、ステップ、または成分を除外する。「から本質的になる」という移行句は、請求項の範囲を、特定の材料またはステップ、および基本的かつ新規の特徴(複数可)に実質的に影響しないものに限定する。そのようにクレームされた本発明の実施形態は、本明細書において本質的または明示的に記載され、可能になる。
さらに、本明細書全体を通じて、多数の特許および印刷刊行物を参照している。上記の各引用文献および印刷刊行物は、その全体が、個別に本明細書に援用される。
最後に、本明細書に開示された実施形態は、本発明の原理を例示するものであることを理解すべきである。採用され得る他の変更は、本発明の範囲内である。したがって、限定ではなく実施例として、本発明の代替構成を本明細書の教示に従って利用することができる。したがって、本発明は、示され、記載されたとおりに正確に限定されるものではない。
(付記)
(付記1)
式(I)の化合物:
Figure 2023503062000156
またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
、R、R、およびRの各々は、独立してHまたはC1-3アルキルであり、
17は、HまたはCHであり、
は、
Figure 2023503062000157
であり、
*は結合点を示し、
、R、R、およびRの各々は、H、CH、ハロゲン、またはCFであり、
は、Hまたはハロゲンであり、
10は、H、ハロゲン、CF、OCH、またはOCFであり、
は、
Figure 2023503062000158
であり、
*は結合点を示し、
11、R12、R13、R14、R15、R16、R19、およびR20の各々は、独立して、H、CHOH、CHCHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHである、
化合物、またはその薬学的に許容される塩。
(付記2)
式(II)の構造を有する化合物:
Figure 2023503062000159
またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
Wは、CまたはNであり、
X、Y、およびZは、独立して、CHまたはNであり、W、X、Y、またはZの少なくとも1つはNであり、W、X、Y、またはZの2つ以上がNである場合、XおよびY、またはXおよびZのみが両方ともNであり、
、R、およびRの各々は、独立してHまたはCHであり、
10は、XがNである場合はHであり、XがCHである場合はHまたはOCHであり、
は、
Figure 2023503062000160
であり、
*は結合点を示し、
11、R12、R13、R14、R15、R16、R19、およびR20の各々は、独立して、H、CHOH、(CHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHであり、
17はHまたはCHであり、
18は、WがNである場合は存在せず、WがCである場合はH、CH、Cl、F、CHF、CHF、またはCFである、
付記1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
(付記3)
Figure 2023503062000161
Figure 2023503062000162
Figure 2023503062000163
である、付記2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
(付記4)
付記1~3のいずれか1つに記載の化合物を含む、組成物。
(付記5)
付記1~3のいずれか1つに記載の化合物、および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
(付記6)
治療を必要とする対象におけるHIVを阻害する方法であって、治療有効量の付記1~3のいずれか1つに記載の化合物、付記4に記載の組成物、または付記5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
(付記7)
治療を必要とする対象におけるHIV感染を治療する方法であって、治療有効量の付記1~3のいずれか1つに記載の化合物、付記4に記載の組成物、または付記5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
(付記8)
治療を必要とする対象におけるHIV感染を根絶、減少、または遅延化する方法であって、治療有効量の付記1~3のいずれか1つに記載の化合物、付記4に記載の組成物、または付記5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
(付記9)
治療を必要とする対象におけるHIV感染に関連するウイルス負荷量を減少させる方法であって、治療有効量の付記1~3のいずれか1つに記載の化合物、付記4に記載の組成物、または付記5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
(付記10)
治療を必要とする対象におけるHIV感染の再発を低減する方法であって、治療有効量の付記1~3のいずれか1つに記載の化合物、付記4に記載の組成物、または付記5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
(付記11)
治療を必要とする対象におけるHIV感染による生理的な悪影響を低減する方法であって、治療有効量の付記1~3のいずれか1つに記載の化合物、付記4に記載の組成物、または付記5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
(付記12)
治療を必要とする対象におけるHIV感染による臓器障害の寛解を誘導する方法であって、治療有効量の付記1~3のいずれか1つに記載の化合物、付記4に記載の組成物、または付記5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
(付記13)
治療を必要とする対象におけるHIV感染症に対する長期間の抗ウイルス療法による生理的影響を減少させる方法であって、治療有効量の付記1~3のいずれか1つに記載の化合物、付記4に記載の組成物、または付記5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
(付記14)
治療を必要とする対象におけるHIV感染を予防的に治療する方法であって、前記対象はHIV潜伏感染に苦しんでおり、治療有効量の付記1~3のいずれか1つに記載の化合物、付記4に記載の組成物、または付記5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
(付記15)
付記1~3のいずれか1つに記載の化合物、付記4に記載の組成物、または付記5に記載の医薬組成物、およびそれらの使用説明書を含む、キット。

Claims (15)

  1. 式(I)の化合物:
    Figure 2023503062000164
    またはその薬学的に許容される塩であって、
    式中、
    、R、R、およびRの各々は、独立してHまたはC1-3アルキルであり、
    17は、HまたはCHであり、
    は、
    Figure 2023503062000165
    であり、
    *は結合点を示し、
    、R、R、およびRの各々は、H、CH、ハロゲン、またはCFであり、
    は、Hまたはハロゲンであり、
    10は、H、ハロゲン、CF、OCH、またはOCFであり、
    は、
    Figure 2023503062000166
    であり、
    *は結合点を示し、
    11、R12、R13、R14、R15、R16、R19、およびR20の各々は、独立して、H、CHOH、CHCHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHである、
    化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  2. 式(II)の構造を有する化合物:
    Figure 2023503062000167
    またはその薬学的に許容される塩であって、
    式中、
    Wは、CまたはNであり、
    X、Y、およびZは、独立して、CHまたはNであり、W、X、Y、またはZの少なくとも1つはNであり、W、X、Y、またはZの2つ以上がNである場合、XおよびY、またはXおよびZのみが両方ともNであり、
    、R、およびRの各々は、独立してHまたはCHであり、
    10は、XがNである場合はHであり、XがCHである場合はHまたはOCHであり、
    は、
    Figure 2023503062000168
    であり、
    *は結合点を示し、
    11、R12、R13、R14、R15、R16、R19、およびR20の各々は、独立して、H、CHOH、(CHOH、(CHOH、またはCH(OH)CHOHであり、
    17はHまたはCHであり、
    18は、WがNである場合は存在せず、WがCである場合はH、CH、Cl、F、CHF、CHF、またはCFである、
    請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  3. Figure 2023503062000169
    Figure 2023503062000170
    Figure 2023503062000171
    である、請求項2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物を含む、組成物。
  5. 請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
  6. 治療を必要とする対象におけるHIVを阻害する方法であって、治療有効量の請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物、請求項4に記載の組成物、または請求項5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
  7. 治療を必要とする対象におけるHIV感染を治療する方法であって、治療有効量の請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物、請求項4に記載の組成物、または請求項5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
  8. 治療を必要とする対象におけるHIV感染を根絶、減少、または遅延化する方法であって、治療有効量の請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物、請求項4に記載の組成物、または請求項5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
  9. 治療を必要とする対象におけるHIV感染に関連するウイルス負荷量を減少させる方法であって、治療有効量の請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物、請求項4に記載の組成物、または請求項5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
  10. 治療を必要とする対象におけるHIV感染の再発を低減する方法であって、治療有効量の請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物、請求項4に記載の組成物、または請求項5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
  11. 治療を必要とする対象におけるHIV感染による生理的な悪影響を低減する方法であって、治療有効量の請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物、請求項4に記載の組成物、または請求項5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
  12. 治療を必要とする対象におけるHIV感染による臓器障害の寛解を誘導する方法であって、治療有効量の請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物、請求項4に記載の組成物、または請求項5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
  13. 治療を必要とする対象におけるHIV感染症に対する長期間の抗ウイルス療法による生理的影響を減少させる方法であって、治療有効量の請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物、請求項4に記載の組成物、または請求項5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
  14. 治療を必要とする対象におけるHIV感染を予防的に治療する方法であって、前記対象はHIV潜伏感染に苦しんでおり、治療有効量の請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物、請求項4に記載の組成物、または請求項5に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
  15. 請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物、請求項4に記載の組成物、または請求項5に記載の医薬組成物、およびそれらの使用説明書を含む、キット。
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