JP2023501193A - 調理器具 - Google Patents

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Abstract

本願は、調理器具を提供する。該調理器具は、内鍋アセンブリ(100)と、内鍋アセンブリ(100)に設けられる第1結合器(102)と、内鍋アセンブリ(100)が取り外し可能に設けられる取付用キャビティを有する外鍋(106)と、内鍋アセンブリ(100)及び外鍋(106)のうちの一方に設けられる位置合わせ部材(104、105)と、内鍋アセンブリ(100)及び外鍋(106)のうちの他方に設けられる収容溝(108、109)であって、位置合わせ部材(104、105)が内部に取り付けられるように構成される収容溝(108、109)と、外鍋(106)に設けられ、第1結合器(102)に挿着されるように構成される第2結合器(110)と、を含む。位置合わせ部材(104、105)を収容溝(108、109)に取り付けることにより、内鍋アセンブリ(100)と外鍋(106)との嵌合に対して位置制限を行い、それにより、位置合わせ部材(104、105)が収容溝(108、109)に位置するとき、内鍋アセンブリ(100)上の第1結合器(102)と外鍋(106)上の第2結合器(110)とが互いに挿着されて、調理器具の通電を実現し、内鍋アセンブリ(100)を外鍋(106)に正確に取り付けることが容易になる。【選択図】図1

Description

本願は、2020年01月07日に中国特許庁に提出された、出願番号が202010015172.1であり、発明の名称が「調理器具」である中国特許出願の優先権を主張し、その内容の全てを援用することにより本願に取り入れる。
本願は、キッチン用家電技術分野に関し、具体的には、調理器具に関する。
関連技術において、内鍋と釜本体とが接続して通電することを実現するために、内鍋の底部に加熱管が集積された電気圧力鍋に上下結合器を設置する必要があり、実際の使用において、上下結合器の位置合わせが正確でない場合があり、内鍋を入れる際に、上結合器が下結合器の他の位置にぶつかって、上下結合器が電気的に接続できなくなり、同時に、上結合器が下結合器にぶつかることにより、上下結合器が破損する。
本願は、従来技術又は関連技術における技術的問題のうちの少なくとも1つを解決することを目的とする。
そのため、本願の第1態様は、調理器具を提供する。
これに鑑みて、本願の第1態様によれば、調理器具を提供し、内鍋アセンブリと、内鍋アセンブリに設けられる第1結合器と、内鍋アセンブリが取り外し可能に設けられる取付用キャビティを有する外鍋と、内鍋アセンブリ及び外鍋のうちの一方に設けられる位置合わせ部材と、内鍋アセンブリ及び外鍋のうちの他方に設けられる収容溝であって、位置合わせ部材は収容溝内に取り付けるのに適するように構成される収容溝と、外鍋に設けられ、第1結合器との挿着に適するように構成される第2結合器と、を含む。
本願にて提供される調理器具は、内鍋アセンブリ、第1結合器、位置合わせ部材、外鍋、収容溝及び第2結合器を含み、外鍋には取付用キャビティが設けられており、内鍋アセンブリは取付用キャビティ内に取り外し可能に設けられ、位置合わせ部材は内鍋アセンブリ及び外鍋のうちの一方に設けられ、収容溝は内鍋アセンブリ及び外鍋のうちの他方に設けられ、かつ、位置合わせ部材は収容溝内に取り付けるのに適するように構成され、位置合わせ部材を収容溝に取り付けることで内鍋アセンブリと外鍋との嵌合に対して位置制限を行うことにより、位置合わせ部材が収容溝に位置する場合、内鍋アセンブリ上の第1結合器と外鍋上の第2結合器とが互いに挿着されて、調理器具の通電が実現され、内鍋アセンブリを外鍋に正確に取り付けることが容易になる。本願にて提供される調理器具は、内鍋アセンブリ及び外鍋のうちの一方に位置合わせ部材を設置し、内鍋アセンブリ及び外鍋のうちの他方に収容溝を設置することにより、内鍋アセンブリを外鍋に置いて加熱する際に、位置合わせ部材を収容溝に置いて、内鍋アセンブリと外鍋との嵌合に対する位置制限を実現することにより、内鍋アセンブリに設けられた第1結合器と外鍋に設けられた第2結合器とが所定の位置まで挿着でき、内鍋アセンブリを置く際に、第1結合器と第2結合器とが所定の位置まで挿着されているか否かを意識的に判断する必要がなく、内鍋アセンブリを外鍋に正確に取り付けやすく、ユーザの使用体験を向上させる。
本願の上記の技術的手段に係る調理器具は、下記の付加的な技術的特徴をさらに有してもよい。
上記の技術的手段において、さらに、位置合わせ部材はハンドルを含み、ハンドルの数は複数であり、収容溝は、外鍋の上面から下方に凹んで形成され、ハンドルにフィットするように構成された第1凹溝を含む。
当該技術的手段において、位置合わせ部材は、複数のハンドルを含み、収容溝はハンドルにフィットする第1凹溝を含み、それにより、ハンドルを第1凹溝に置くことにより、内鍋アセンブリと外鍋との嵌合に対する位置制限を実現でき、かつ、ハンドルは、内鍋アセンブリの取り出しを容易にする機能も有し、具体的には、ハンドルは断熱材料又は熱伝導性の悪い材料で製造されることが好ましく、内鍋アセンブリの熱がハンドルに伝達されることを回避でき、ハンドルを設置することにより、調理が終了した後に直接内鍋アセンブリを持ち上げることができ、ユーザの待つ時間を短縮させる。さらに、第1凹溝は、外鍋の上面から下方に凹んで形成されるように構成され、第1凹溝が加工しやすくなり、製品の生産効率を向上させるとともに、ユーザがハンドルを第1凹溝から持ち上げることを容易にし、さらに、第1凹溝がハンドルにフィットするように設置することにより、ハンドルを第1凹溝に置く操作が簡単になり、ユーザが内鍋アセンブリを取り出し及び置く操作のステップを簡素化し、ハンドルが第1凹溝に嵌合するように設置することにより、内鍋アセンブリと外鍋との嵌合に対して位置制限を行い、第1結合器及び第2結合器が迅速で、正確に所定の位置まで挿着できることを保証し、さらに、調理器具の正常な動作が実現される。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、位置合わせ部材は、内鍋アセンブリの底部及び取付用キャビティの底壁のうちの一方に設けられる突出ブロックをさらに含み、収容溝は、内鍋アセンブリの底部及び取付用キャビティの底壁のうちの他方に設けられる第2凹溝をさらに含む。
当該技術的手段において、位置合わせ部材は突出ブロックをさらに含み、収容溝は第2凹溝をさらに含むため、突出ブロックを第2凹溝に置くことにより、内鍋アセンブリと外鍋との嵌合に対して一層位置制限を行うことができ、突出ブロックと第2凹溝とが嵌合するように設置することにより、内鍋アセンブリと外鍋との嵌合に対して位置制限を行い、ハンドルと第1凹溝との隙間が大きい状態で、第1結合器及び第2結合器が迅速で、正確に所定の位置まで挿着できることを一層保証でき、さらに、調理器具の正常な動作が実現される。具体的には、突出ブロックは内鍋アセンブリの外底壁に設置でき、第2凹溝は取付用キャビティの底壁上に設置できるか、又は、突出ブロックは取付用キャビティの底壁に設置でき、第2凹溝は内鍋アセンブリの外底壁に設置できる。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、位置合わせ部材は、内鍋アセンブリの底部に設けられる突出ブロックを含み、突出ブロックの数は複数であり、収容溝は、取付用キャビティの底壁に設けられる第2凹溝を含み、収容溝は、突出ブロックにフィットする。
当該技術的手段において、位置合わせ部材は、複数の突出ブロックを含み、収容溝は第2凹溝を含むため、突出ブロックを第2凹溝に置くことにより、内鍋アセンブリと外鍋との嵌合に対する位置制限を実現でき、突出ブロックと第2凹溝とが嵌合するように設置することにより、内鍋アセンブリと外鍋との嵌合に対して位置制限を行い、第1結合器及び第2結合器が迅速で、正確に所定の位置まで挿着できることを保証でき、さらに、調理器具の正常な動作が実現される。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、外鍋の底壁は、外周側の段差面及び中央部の沈下段差を含み、沈下段差の側壁が凹んで第2凹溝を形成し、内鍋アセンブリが外鍋内に嵌め込むように、内鍋アセンブリの底壁の形状は外鍋の底壁の形状にフィットし、突出ブロックが段差面に支持可能とされるように、突出ブロックと内鍋アセンブリの中心との間の最大距離が段差面の半径よりも大きい。
当該技術的手段において、外鍋の底壁は、外周側の段差面及び中央部の沈下段差を含み、沈下段差の側壁が凹んで第2凹溝を形成し、内鍋アセンブリの底壁の形状は外鍋の底壁の形状にフィットし、両者の形状は類似し、内鍋アセンブリが外鍋の内部まで嵌め込むことを保証し、内鍋アセンブリを外鍋に嵌合して使用することを保証し、突出ブロックが段差面に支持可能とされるように、突出ブロックと内鍋アセンブリの中心との間の最大距離が段差面の半径よりも大きく、つまり、第1結合器と第2結合器との位置合わせが正確でない場合、突出ブロックと第2凹溝との位置合わせも正確でなく、内鍋アセンブリを収容室に入れる際に、突出ブロックが段差面に当接して、内鍋アセンブリを入れることができず、第1結合器と第2結合器とが分離して、第1結合器と第2結合器とがぶつかって損傷することを回避する。
内鍋アセンブリを外鍋に入れる際に、第1結合器と第2結合器との位置合わせが正確であると、突出ブロックが第2凹溝に挿入し、内鍋アセンブリが外鍋にスムーズに入れられ、第1結合器が第2結合器に挿入して、通電接続が実現されることを理解できる。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、突出ブロックが第2凹溝内に位置する場合、突出ブロックと第2凹溝との間の径方向隙間は0.1mm以上2mm以下である。
当該技術的手段において、突出ブロックと第2凹溝との間の径方向隙間は0.1mm以上2mm以下であると限定し、当該範囲内で、一方では、突出ブロックと第2凹溝との間の径方向隙間が大きすぎることを回避でき、突出ブロックが第2凹溝の径方向に対して揺れないことを保証し、つまり、内鍋アセンブリが径方向に移動することによって第1結合器と第2結合器との位置合わせが正確でないことを防止し、他方では、突出ブロックと第2凹溝との間の径方向隙間が小さすぎることを回避でき、内鍋アセンブリを外鍋に置きやすく、また、内鍋アセンブリを外鍋に置くか又は取り出す過程で、ぶつかることによる突出ブロック及び第2凹溝の摩損も回避でき、調理器具の耐用性を向上させる。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、第1結合器及び第2結合器の両者の一方は複数の電極針を含み、他方は複数の電極溝を含み、内鍋アセンブリは、位置合わせ部材が収容溝に位置する場合、電極針が電極溝に挿入して通電が実現される。
当該技術的手段において、第1結合器及び第2結合器の両者の一方は複数の電極針を含み、他方は複数の電極溝を含み、内鍋アセンブリは、位置合わせ部材を収容溝に置く際に、電極針が電極溝に挿入して通電が実現され、第1結合器と第2結合器とが所定の位置まで挿着することを一層保証し、それにより、第2結合器と第1結合器との嵌合で、調理器具の正常な動作を保証できる。かつ、第1結合器及び第2結合器の両者の一方は複数の電極針を含み、他方は複数の電極溝を含むように設置することにより、内鍋を洗浄する際に、リング状電極が被水した後、各リングの電極の間で導電のリスクが高いという関連技術の問題を解決して、内鍋を洗浄した後、電極間の導電による安全事故のリスクを低減することができる。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、複数の電極針は同心の円周に配置され、複数の電極針はペアで存在し、各ペアの電極針は円周の円心に沿って対称に配置され、複数の電極溝は同心の円周に配置され、複数の電極溝はペアで存在し、各ペアの電極溝は円周の円心に沿って対称に配置され、複数の電極針は複数の電極溝と1対1に対応する。
当該技術的手段において、複数の電極針は同心の円周に配置されているとともに、ペアで存在し、かつ、各ペアの電極針は円周の円心に沿って対称に配置されているため、ペアで存在する2つの電極針を区別する必要がなく、複数の電極溝は同心の円周に配置されているとともに、ペアで存在し、かつ、各ペアの電極溝は円周の円心に沿って対称に配置されているため、ペアで存在する2つの電極溝を区別する必要がなく、複数の電極針は複数の電極溝と1対1に対応し、複数の電極針と複数の電極溝とはペアでかつ対称に設けられるため、ハンドルを第1凹溝に嵌合する場合、左右を区別する必要がなく、つまり、内鍋アセンブリを外鍋に正常に置いても、180°回転して外鍋に置いても、第1結合器と第2結合器とが接続して通電することを実現でき、意識的に位置を合わせることを必要とせず、内鍋アセンブリを外鍋に正確に取り付けやすく、調理器具の動作を保証し、ユーザの操作体験を向上させる。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、位置合わせ部材はハンドルを含む場合、ハンドルの数は2つであり、2つのハンドルは内鍋アセンブリの両側に対称に設けられるか、又は、位置合わせ部材は突出ブロックを含む場合、突出ブロックの数は2つであり、2つの突出ブロックは内鍋アセンブリの中心軸に沿って対称に配置されている。
当該技術的手段において、位置合わせ部材はハンドルを含む場合、ハンドルの数を2つに一層限定し、2つのハンドルは内鍋アセンブリの両側に対称に設けられ、つまり、内鍋アセンブリの外側壁には、2つのハンドルが対称に設けられており、ユーザが両側から内鍋アセンブリを持ち上げやすく、内鍋アセンブリの取り出しを容易にし、かつ、ハンドルと第1凹溝とが嵌合する際に、左右を区別する必要がなく、つまり、内鍋アセンブリを外鍋に正常に置いても、180°回転して外鍋に置いても、第1結合器と第2結合器とが接続して通電することを実現でき、意識的に位置を合わせることを必要とせず、内鍋アセンブリを外鍋に正確に取り付けることが容易になる。又は、位置合わせ部材は突出ブロックを含む場合、突出ブロックの数を2つに一層限定し、2つの突出ブロックは内鍋アセンブリの中心軸に沿って対称に配置され、つまり、内鍋アセンブリの底壁には、内鍋アセンブリの中心軸に沿って2つの突出ブロックが対称に設けられているため、突出ブロックと第2凹溝とが嵌合する際に、左右を区別する必要がなく、つまり、内鍋アセンブリを外鍋に正常に置いても、180°回転して外鍋に置いても、突出ブロックが第2凹溝に位置するようにすることができ、意識的に位置を合わせることを必要とせず、内鍋アセンブリを外鍋に正確に取り付けやすく、調理器具の動作を保証し、ユーザの操作体験を向上させる。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、複数の電極針は第1円周に配置され、複数の電極溝は第2円周に配置され、第1円周と第2円周とは直径が同じであるか、又は、複数の電極針は直径の異なる複数の第1円周に配置され、複数の電極溝は直径の異なる複数の第2円周に配置され、複数の第1円周の直径は複数の第2円周の直径と1対1に対応して等しい。
当該技術的手段において、複数の電極針は第1円周に配置され、つまり、複数の電極針はいずれも同一の円周に配置され、複数の電極溝は第2円周に配置され、つまり、複数の電極溝はいずれも同一の円周に配置され、第1円周と第2円周とは直径が同じであり、位置合わせ部材を収容溝に取り付けることで内鍋アセンブリと外鍋との嵌合に対して位置制限を行うことを実現できるため、位置合わせ部材が収容溝に位置する場合、内鍋アセンブリ上の第1結合器の電極針と外鍋上の第2結合器の電極溝とが互いに接触して通電が実現でき、内鍋を外鍋に正常に置いても、180°回転して外鍋に置いても、意識的に位置を合わせることを必要とせず、第1結合器と第2結合器とが接続して通電することを実現できることを一層保証し、調理器具の正常な動作が実現される。又は、複数の電極針は直径の異なる複数の第1円周に配置され、複数の電極針はペアで存在するため、各ペアの電極針が同一の円周に配置されていることを保証するだけで、ペアで存在する2つの電極針を区別する必要がなくなり、複数の電極溝は直径の異なる複数の第2円周に配置され、複数の電極溝はペアで存在するため、各ペアの電極溝が同一の円周に配置されていることを保証するだけで、ペアで存在する2つの電極溝を区別する必要がなくなる。さらに、複数の第1円周の直径は複数の第2円周の直径と1対1に対応して等しく、位置合わせ部材を収容溝に取り付けることで内鍋アセンブリと外鍋との嵌合に対して位置制限を行うことを実現できるため、位置合わせ部材が収容溝に位置する場合、内鍋アセンブリ上の第1結合器の電極針と外鍋上の第2結合器の電極溝とが互いに接触して通電が実現でき、内鍋を外鍋に正常に置いても、180°回転して外鍋に置いても、意識的に位置を合わせることを必要とせず、第1結合器と第2結合器とが接続して通電することを実現できることを一層保証し、調理器具の正常な動作が実現される。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、第1結合器は、複数の電極針が配置されている円周の中心に位置する第1接地電極をさらに含み、第2結合器は、複数の電極溝が配置されている円周の中心に位置する第2接地電極をさらに含み、第1結合器と第2結合器とが挿着する場合、第1接地電極と第2接地電極とを当接させる。
当該技術的手段において、第1結合器に第1接地電極を設置し、第2結合器に第2接地電極を設置し、第1接地電極を複数の電極針が配置されている円周の中心に設置し、第2接地電極を複数の電極溝が配置されている円周の中心に設置することにより、第1結合器がどの方向から第2結合器に挿入しても、第1接地電極と第2接地電極とを接触させることができ、つまり、ハンドルを収容溝に置くことにより、第1接地電極と第2接地電極とを当接させることを実現でき、意識的に位置を合わせることを必要とせず、第1結合器と第2結合器とが所定の位置まで挿着することを一層保証し、かつ、第1接地電極及び第2接地電極の設置により、調理器具の使用安全性を向上させることができる。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、第1凹溝の溝壁とハンドルの縁との間の距離の値の範囲は0.2mm~6mmである。
当該技術的手段において、第1凹溝の溝壁とハンドルの縁との間の距離の値の範囲を0.2mm~6mmに限定し、当該範囲内で、一方では、第1凹溝の溝壁とハンドルの縁との間の距離が大きすぎることを回避でき、ハンドルを第1凹溝に置く際に、ハンドルが第1凹溝に対して揺れないことを保証し、つまり、内鍋アセンブリの周方向への回転による第1結合器と第2結合器との位置合わせが正確でないことを防止する。他方では、第1凹溝の溝壁とハンドルの縁との間の距離が小さすぎることも回避でき、ハンドルを第1凹溝に置く際に、ぶつかりによるハンドル及び第1凹溝の摩損を回避でき、さらに、調理器具の耐用年数を延ばす。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、内鍋アセンブリの側壁と取付用キャビティの内側壁との間の距離の値の範囲は0.1mm~6mmである。
当該技術的手段において、内鍋アセンブリの側壁と取付用キャビティの内側壁との間の距離の値の範囲を0.1mm~6mmに限定し、当該範囲内で、一方では、内鍋アセンブリの側壁と取付用キャビティの内側壁との間の距離が大きすぎることを回避でき、内鍋アセンブリが外鍋に対して揺れないことを保証し、つまり、内鍋が径方向に移動することによって第1結合器と第2結合器との位置合わせが正確でないことを防止し、他方では、内鍋アセンブリの側壁と取付用キャビティの内側壁との間の距離が小さすぎることを回避でき、内鍋アセンブリを外鍋に置くか又は取り出す過程で、ぶつかりによる内鍋アセンブリ及び取付用キャビティの摩損を回避し、調理器具の耐用性を向上させる。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、調理器具は、外鍋の底壁に設けられる取り付け構造をさらに含み、第2結合器は、取り付け構造に位置し、取り付け構造は第2結合器を支持するのに適するように構成される。
当該技術的手段において、外鍋には、取り付け構造が設けられ、第2結合器は取り付け構造に位置し、かつ、取り付け構造は第2結合器を支持でき、第2結合器の組み付けに対する位置制限、固定及び支持を行い、第2結合器の取り付け位置を保証できるため、第2結合器の組み付けは簡単で、第1結合器と第2結合器とが所定の位置まで挿着することを保証でき、調理器具の内部構造の整然とした配置が実現され、構造の干渉現象が発生せず、そして、第2結合器が内鍋の下向きに圧着する衝撃力を受けて下方に変位することを回避する。
さらに、取り付け構造は外鍋と一体成形された一体型構造であってもよく、一体型構造は、良い機械的特性を有するので、外鍋と取り付け構造との間の接続強度を高めることができ、また、製品の加工効率を向上させ、製品の加工コストを下げるために、外鍋と取り付け構造とを一体に製造して、量産することができ、かつ、外鍋と取り付け構造とを一体成形された一体型構造に設計することにより、調理器具の一体性を向上させ、部品点数を減らし、取り付けプロセスを減らし、取り付け効率を向上させ、調理器具の取り付けがより便利で確実になる。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、取り付け構造は、外鍋の底壁に設けられる取付用穴と、取付用穴の外周に設けられ、外鍋の底壁に突設され、第2結合器を支持する止めリブと、止めリブに突設される位置決めボスと、を含む。
当該技術的手段において、外鍋の底壁に取付用穴が設けられ、取付用穴の外周に止めリブが設けられ、止めリブは外鍋の底壁に突設され、止めリブは第2結合器を支持できるため、第2結合器は、止めリブにより外鍋に固定され、止めリブは構造が簡単で、生産しやすく、外鍋の生産プロセスを簡素化することができ、生産効率を向上させる。さらに、止めリブの高さは0.5mm~5mmであってもよく、当該範囲内で、止めリブの高さが適切であり、止めリブ及び外鍋の加工生産が容易になるだけでなく、止めリブが第2結合器の取り付けに支持機能を果たすことも確保できる。
また、止めリブに位置決めボスが設けられ、第2結合器が外鍋上で回転することを効果的に防止し、第2結合器の取り付けの安定性を確保する。さらに、位置決めボスの高さは1mm~10mmであってもよく、当該範囲内で、位置決めボスの高さが適切であるため、位置決めボス及び外鍋の加工生産が容易になり、生産効率を向上させる。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、第2結合器は、結合器ハウジングと、結合器ハウジングに設けられ、取付用穴を貫通して外鍋の底壁の外側に係合するバックルと、結合器ハウジングの外周壁に設けられ、止めリブに当接する支持部と、を含み、支持部には、第2結合器の軸方向に沿って支持部を貫通する切口が設けられ、位置決めボスは切口に位置する。
当該技術的手段において、第2結合器は、結合器ハウジング、バックル及び支持部を含み、バックルは結合器ハウジングに設けられ、第2結合器を取り付ける際に、バックルは、取付用キャビティの内部から外鍋の底壁に設けられる取付用穴を貫通して外鍋の底壁の外側に係合し、つまり、第2結合器は上から下にかけて外鍋に取り付けられるため、第2結合器の取り付けが容易になる。さらに、結合器ハウジングの外周壁には支持部が設けられており、支持部は止めリブに当接し、つまり、止めリブは支持部の下方に位置して、支持部を支持する機能を果たし、さらに、止めリブは第2結合器の支持部とバックルとの間に挟まれるため、支持部及びバックルと止めリブとの嵌合により第2結合器の取り付けが実現される。
また、支持部には、第2結合器の軸方向に沿って支持部を貫通する切口が設けられ、止めリブに位置決めボスが設けられ、第2結合器が外鍋に組み付けられると、位置決めボスは切口に位置し、それにより、第2結合器の外鍋上での回転を防止する機能を果たし、第2結合器の取り付けの安定性を確保する。
さらに、支持部の高さは1mm~10mmであってもよく、当該範囲内で、支持部の高さが適切であり、支持部及び結合器ハウジングの加工生産が容易になるだけでなく、支持部が十分な強度を有することも確保でき、内鍋の第2結合器ヘの圧力に耐えることができて破断、破損しにくくなり、そのため、止めリブと嵌合して第2結合器を支持する機能を果たす。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、内鍋アセンブリは、内鍋と、内鍋の底壁に設けられる加熱部材と、内鍋の底部に設けられるとともに、内鍋に接続されるアンダーカバーとを含み、突出ブロックはアンダーカバーに設けられ、内鍋の底壁とアンダーカバーとが一緒に囲んで密閉空洞を形成し、加熱部材は密閉空洞内に設けられるとともに、第1結合器に電気的に接続され、第1結合器は、少なくとも一部が密閉空洞の内部に位置する。
当該技術的手段において、アンダーカバーは内鍋の底部に設けられて、内鍋の底壁とアンダーカバーとが囲んで密閉空洞を形成し、突出ブロックはアンダーカバーに設けられ、突出ブロックの加工が容易になり、加熱部材は密閉空洞内に設けられ、かつ、加熱部材は第1結合器に電気的に接続され、内鍋の使用中に、第1結合器と第2結合器とを嵌合して使用し、さらに、加熱部材に電気を供給し、加熱部材の動作により熱が生成されて、調理空洞内の食べ物が調理され、第1結合器の一部の構造は密閉空洞内に位置し、内鍋の電気部品も同様に当該密閉空洞内に位置する。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、内鍋は、鍋本体と、鍋本体と加熱部材との間に設けられ、加熱部材及び第1結合器がそれぞれ接続される底板とを含む。
当該技術的手段において、鍋本体と加熱部材との間には、底板が設けられており、かつ、加熱部材及び第1結合器はいずれも底板に設けられる。一方では、底板により、加熱部材及び第1結合器と鍋本体との直接接続を回避でき、加熱部材と第1結合器との接続プロセスによる鍋本体への損害を回避するとともに、加熱部材と第1結合器との接続難易度を低下させる。他方では、底板により、加熱部材と鍋本体との直接接触を回避できるため、加熱部材によって生成される熱を、底板を介して鍋本体に伝達して、鍋本体の底部が均一に加熱されることを保証し、調理効果を保証する。
具体的には、鍋本体にはステンレス製内鍋が採用され、底板にはアルミニウム製底板が採用される。底板は溶接又はねじにより鍋本体に固定され、第1結合器はねじにより底板に固定される。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、調理器具は、さらに、内鍋に設けられるセンサと、第1結合器に設けられ、センサを固定するのに適するように構成される押さえ板とを含む。
当該技術的手段において、センサは内鍋に設けられ、押さえ板は第1結合器に設けられるとともに、センサを固定するのに適するように構成され、具体的には、センサは、温度センサであってもよく、センサと内鍋アセンブリとが密接するように、押さえ板でセンサに圧力を加え、センサと内鍋アセンブリとの接触が強固で、密着することを保証でき、さらに、内鍋アセンブリの内部媒体の温度が迅速で正確にセンサに伝達されて、センサが温度を正確に測定することを保証し、製品の性能を向上させる。
上記のいずれか1つの技術的手段において、さらに、調理器具は、さらに、底板に設けられ、底板の底壁から下方へ延伸する固定柱と、第1結合器に設けられ、固定柱が挿設される固定穴と、第1結合器と底板とを接続するために、固定穴を貫通して固定柱に接続される接続部材とを含む。
当該技術的手段において、底板に底板の底壁から下方へ延伸する固定柱が設けられ、第1結合器に固定穴が設けられ、固定柱は固定穴に挿設され、接続部材は固定穴を貫通して固定柱に接続され、それにより、第1結合器は、接続部材により底板に固定され、第1結合器と底板との間の接続を強固にすることができるだけでなく、第1結合器の取り付け及び取り外しが容易になる。
なお、本願の説明において、本願に言及された「調理器具」は、本願の技術的手段を適用できる、食べ物を調理できるいずれの調理器具を含み、圧力鍋、電気炊飯器を含むが、これらに限定されない。
本願の付加的な態様及び利点について、一部は以下に説明され、一部は、以下の説明で明らかになるか、又は本願の実践を通じて理解できる。
本願の上記の及び/又は付加的な態様及び利点は、以下の図面を参照した実施例の説明から明らかになり、容易に理解できる。
本願の一実施例に係る調理器具の構造を示す模式図である。 図1に示す実施例の調理器具のA部分を示す部分拡大図である。 本願の一実施例に係る調理器具の別の構造を示す模式図である。 図3に示す実施例の調理器具のB部分を示す部分拡大図である。 本願の一実施例に係る調理器具の外鍋の構造を示す模式図である。 本願の一実施例に係る調理器具の内鍋アセンブリの構造を示す模式図である。 本願の一実施例に係る調理器具の外鍋の別の構造を示す模式図である。 図7に示す実施例の調理器具のC部分を示す部分拡大図である。 本願の一実施例に係る調理器具の第2結合器の構造を示す模式図である。 本願の一実施例に係る調理器具を示す分解図である。 本願の一実施例に係る調理器具の一部の構造を示す模式図である。 本願の別の実施例に係る調理器具の外鍋の構造を示す模式図である。 本願の別の実施例に係る調理器具の内鍋アセンブリの構造を示す模式図である。 本願の別の実施例に係る調理器具の一部を示す分解図である。 本願の別の実施例に係る調理器具の他の一部を示す分解図である。 本願の別の実施例に係る調理器具の一構造を示す模式図である。 図16に示す実施例の調理器具のD部分を示す部分拡大図である。
本願の上記の目的、特徴及び利点をよりよく理解できるようにするために、以下、図面及び具体的な実施形態を参照しながら、本願を一層詳細に説明する。なお、矛盾しない限り、本願の実施例及び実施例の特徴を互いに組み合わせてもよい。
以下の説明では、本願の十分な理解のために多くの具体的な詳細が記載されているが、本願は本明細書に説明されたものと異なる他の形態で実施されてもよいため、本願の保護範囲は、以下に開示される具体的な実施例によって限定されるものではない。
以下、図1~図17を参照しながら、本願の一部の実施例にて提供される調理器具について説明する。
実施例1
図1及び図3に示すように、本願の第1態様によれば、本願は、内鍋アセンブリ100、第1結合器102、位置合わせ部材、外鍋106、収容溝及び第2結合器110を含む調理器具を提供する。
具体的には、外鍋106には取付用キャビティが設けられており、内鍋アセンブリ100は取付用キャビティ内に取り外し可能に設けられ、位置合わせ部材は内鍋アセンブリ100及び外鍋106のうちの一方に設けられ、収容溝は内鍋アセンブリ100及び外鍋106のうちの他方に設けられ、かつ、位置合わせ部材は収容溝内に取り付けるのに適するように構成され、位置合わせ部材を収容溝に取り付けることで内鍋アセンブリ100と外鍋106との嵌合に対して位置制限を行うことにより、位置合わせ部材が収容溝に位置する場合、内鍋アセンブリ100上の第1結合器102と外鍋106上の第2結合器110とが互いに挿着されて、調理器具の通電が実現され、内鍋アセンブリ100を外鍋106に正確に取り付けることが容易になる。本願にて提供される調理器具は、内鍋アセンブリ100及び外鍋106のうちの一方に位置合わせ部材を設置し、内鍋アセンブリ100及び外鍋106のうちの他方に収容溝を設置することにより、内鍋アセンブリ100を外鍋106に置いて加熱する際に、位置合わせ部材を収容溝に置いて、内鍋アセンブリ100と外鍋106との嵌合に対する位置制限を実現することにより、内鍋アセンブリ100に設けられた第1結合器102と外鍋106に設けられた第2結合器110とが所定の位置まで挿着でき、内鍋アセンブリ100を置く際に、第1結合器102と第2結合器110とが所定の位置まで挿着されているか否かを意識的に判断する必要がなく、内鍋アセンブリ100を外鍋106に正確に取り付けやすく、ユーザの使用体験を向上させる。
実施例2
図1及び図10に示すように、本願の一具体的な実施例において、さらに、位置合わせ部材は2つのハンドル104を含み、収容溝はハンドル104にフィットする第1凹溝108を含み、2つのハンドル104は内鍋アセンブリ100の両側に対称に設けられ、つまり、内鍋アセンブリ100の外側壁には、2つのハンドル104が対称に設けられているため、ハンドル104を第1凹溝108に置くことにより、内鍋アセンブリ100と外鍋106との嵌合に対する位置制限を実現でき、かつ、ハンドル104は、内鍋アセンブリ100の取り出しを容易にする機能も有し、具体的には、ハンドル104は断熱材料又は熱伝導性の悪い材料で製造されることが好ましく、内鍋アセンブリ100の熱がハンドルに伝達されることを回避でき、ハンドル104を設置することにより、調理が終了した後に直接内鍋アセンブリ100を持ち上げることができ、ユーザの待つ時間を短縮させる。さらに、第1凹溝108は、外鍋106の上面から下方に凹んで形成されるように構成され、第1凹溝108が加工しやすくなり、製品の生産効率を向上させるとともに、ユーザがハンドル104を第1凹溝108から持ち上げることを容易にし、さらに、第1凹溝108がハンドル104にフィットするように設置することにより、ハンドル104を第1凹溝108に置く操作が簡単になり、ユーザが内鍋アセンブリ100を取り出し及び置く操作のステップを簡素化し、ハンドル104が第1凹溝108に嵌合するように設置することにより、内鍋アセンブリ100と外鍋106との嵌合に対して位置制限を行い、第1結合器102及び第2結合器110が迅速で、正確に所定の位置まで挿着できることを保証し、さらに、調理器具の正常な動作が実現される。
図11に示すように、上記のいずれか1つの実施例において、さらに、第1凹溝108の溝壁とハンドル104の縁との間の距離はLであり、Lの値の範囲を0.2mm~6mmに限定し、当該範囲内で、一方では、第1凹溝108の溝壁とハンドルの縁との間の距離が大きすぎることを回避でき、ハンドル104を第1凹溝108に置く際に、ハンドル104が第1凹溝108に対して揺れないことを保証し、つまり、内鍋アセンブリ100の周方向への回転による第1結合器102と第2結合器110との位置合わせが正確でないことを防止する。他方では、第1凹溝108の溝壁とハンドル104の縁との間の距離が小さすぎることも回避でき、ハンドル104を第1凹溝108に置く際に、ぶつかりによるハンドル104及び第1凹溝108の摩損を回避でき、さらに、調理器具の耐用年数を延ばす。
実施例3
上記の実施例2に加え、さらに、図12、図13及び図14に示すように、位置合わせ部材は、内鍋アセンブリ100の底部及び取付用キャビティの底壁のうちの一方に設けられる突出ブロック105をさらに含み、収容溝は、内鍋アセンブリ100の底部及び取付用キャビティの底壁のうちの他方に設けられる第2凹溝109をさらに含む。
当該実施例において、位置合わせ部材は突出ブロック105をさらに含み、収容溝は第2凹溝109をさらに含むため、突出ブロック105を第2凹溝109に置くことにより、内鍋アセンブリ100と外鍋106との嵌合に対して一層位置制限を行うことができ、突出ブロック105と第2凹溝109とが嵌合するように設置することにより、内鍋アセンブリ100と外鍋106との嵌合に対して位置制限を行い、ハンドル104と第1凹溝108との隙間が大きい状態で、第1結合器102及び第2結合器110が迅速で、正確に所定の位置まで挿着できることを一層保証でき、さらに、調理器具の正常な動作が実現される。具体的には、突出ブロック105は内鍋アセンブリ100の外底壁に設置でき、第2凹溝109は取付用キャビティの底壁上に設置できるか、又は、突出ブロック105は取付用キャビティの底壁に設置でき、第2凹溝109は内鍋アセンブリ100の外底壁に設置できる。
実施例4
図12~図17に示すように、本願の具体的な一実施例において、さらに、位置合わせ部材は、内鍋アセンブリ100の底部に設けられる突出ブロック105を含み、突出ブロック105の数は2つであり、2つの突出ブロック105は内鍋アセンブリ100の中心軸に沿って対称に配置され、収容溝は、取付用キャビティの底壁に設けられる第2凹溝109を含み、収容溝は、突出ブロック105にフィットする。
当該技術的手段において、図12、図13及び図14に示すように、位置合わせ部材は、突出ブロック105を含み、収容溝は第2凹溝109を含むため、突出ブロック105を第2凹溝109に置くことにより、内鍋アセンブリ100と外鍋106との嵌合に対する位置制限を実現でき、突出ブロック105と第2凹溝109とが嵌合するように設置することにより、内鍋アセンブリ100と外鍋106との嵌合に対して位置制限を行い、第1結合器102及び第2結合器110が迅速で、正確に所定の位置まで挿着できることを保証でき、さらに、調理器具の正常な動作が実現される。具体的には、突出ブロック105の数は2つであり、2つの突出ブロック105は内鍋アセンブリ100の中心軸に沿って対称に配置され、つまり、内鍋アセンブリ100の底壁には、内鍋アセンブリ100の中心軸に沿って2つの突出ブロック105が対称に設けられているため、突出ブロック105と第2凹溝109とが嵌合する際に、左右を区別する必要がなく、つまり、内鍋アセンブリ100を外鍋106に正常に置いても、180°回転して外鍋106に置いても、突出ブロック105が第2凹溝109に位置するようにすることができ、意識的に位置を合わせることを必要とせず、内鍋アセンブリ100を外鍋106に正確に取り付けやすく、調理器具の動作を保証し、ユーザの操作体験を向上させる。
上記の実施例3又は実施例4に加え、さらに、図12及び図15に示すように、外鍋106の底壁は、外周側の段差面107及び中央部の沈下段差を含み、沈下段差の側壁が凹んで第2凹溝109を形成し、内鍋アセンブリ100の底壁の形状は外鍋106の底壁の形状にフィットし、両者の形状は類似し、内鍋アセンブリ100が外鍋106の内部まで嵌め込むことを保証し、内鍋アセンブリ100を外鍋106に嵌合して使用することを保証し、突出ブロック105が段差面107に支持可能とされるように、突出ブロック105と内鍋アセンブリ100の中心との間の最大距離が段差面107の半径よりも大きく、つまり、第1結合器102と第2結合器110との位置合わせが正確でない場合、突出ブロック105と第2凹溝109との位置合わせも正確でなく、内鍋アセンブリ100を収容室に入れる際に、突出ブロック105が段差面107に当接して、内鍋アセンブリ100を入れることができず、第1結合器102と第2結合器110とが分離して、第1結合器102と第2結合器110とがぶつかって損傷することを回避する。
内鍋アセンブリ100を外鍋106に入れる際に、第1結合器102と第2結合器110との位置合わせが正確であると、突出ブロック105が第2凹溝109に挿入し、内鍋アセンブリ100が外鍋106にスムーズに入れられ、第1結合器102が第2結合器110に挿入して、通電接続が実現されることを理解できる。
上記の実施例3又は実施例4に加え、さらに、図16及び図17に示すように、突出ブロック105と第2凹溝109との間の径方向隙間Nは0.1mm以上2mm以下であると限定し、当該範囲内で、一方では、突出ブロック105と第2凹溝109との間の径方向隙間Nが大きすぎることを回避でき、突出ブロック105が第2凹溝109の径方向に対して揺れないことを保証し、つまり、内鍋アセンブリ100が径方向に移動することによって第1結合器102と第2結合器110との位置合わせが正確でないことを防止し、他方では、突出ブロック105と第2凹溝109との間の径方向隙間Nが小さすぎることを回避でき、内鍋アセンブリ100を外鍋106に置きやすく、また、内鍋アセンブリ100を外鍋106に置くか又は取り出す過程で、ぶつかることによる突出ブロック105及び第2凹溝109の摩損も回避でき、調理器具の耐用性を向上させる。
図3に示すように、上記のいずれか1つの実施例に加え、さらに、内鍋アセンブリ100の側壁と取付用キャビティの内側壁との間の距離はMであり、Mの値の範囲を0.1mm~6mmに限定し、当該範囲内で、一方では、内鍋アセンブリ100の側壁と取付用キャビティの内側壁との間の距離が大きすぎることを回避でき、内鍋アセンブリ100が外鍋106に対して揺れないことを保証し、つまり、内鍋が径方向に移動することによって第1結合器102と第2結合器110との位置合わせが正確でないことを防止し、他方では、内鍋アセンブリ100の側壁と取付用キャビティの内側壁との間の距離が小さすぎることを回避でき、内鍋アセンブリ100を外鍋106に置くか又は取り出す過程で、ぶつかりによる内鍋アセンブリ100及び取付用キャビティの摩損を回避し、調理器具の耐用性を向上させる。
実施例5
上記のいずれか1つの実施例において、さらに、第1結合器102及び第2結合器110の両者の一方は複数の電極針112を含み、他方は複数の電極溝114を含み、内鍋アセンブリ100は、位置合わせ部材を収容溝に置く際に、電極針112が電極溝114に挿入して通電が実現され、第1結合器102と第2結合器110とが所定の位置まで挿着することを一層保証し、それにより、第2結合器110と第1結合器102との嵌合で、調理器具の正常な動作を保証できる。
図5及び図6に示すように、上記のいずれか1つの実施例において、さらに、複数の電極針112は同心の円周に配置されているとともに、ペアで存在し、かつ、各ペアの電極針112は円周の円心に沿って対称に配置されているため、ペアで存在する2つの電極針112を区別する必要がなく、複数の電極溝114は同心の円周に配置されているとともに、ペアで存在し、かつ、各ペアの電極溝114は円周の円心に沿って対称に配置されているため、ペアで存在する2つの電極溝114を区別する必要がなく、複数の電極針112は複数の電極溝114と1対1に対応し、複数の電極針112と複数の電極溝114とはペアでかつ対称に設けられるため、ハンドル104を収容溝に嵌合する場合、左右を区別する必要がなく、つまり、内鍋アセンブリ100を外鍋106に正常に置いても、180°回転して外鍋106に置いても、第1結合器102と第2結合器110とが接続して通電することを実現でき、意識的に位置を合わせることを必要とせず、内鍋アセンブリ100を外鍋106に正確に取り付けやすく、調理器具の動作を保証し、ユーザの操作体験を向上させる。
図5及び図6に示すように、具体的な一実施例において、さらに、第1結合器102に、電極針A1121、電極針B1122、電極針C1123、電極針D1124、及び第1接地電極116の5つの電極針112を設置してもよく、対応して、第2結合器110に、電極溝a1141、電極溝b1142、電極溝c1143、電極溝d1144、及び第2接地電極118の5つの電極溝114を設置してもよい。
具体的には、使用者が内鍋アセンブリ100をある方向に沿って外鍋106に入れる際に、収容溝で位置合わせ部材(即ち、ハンドル104)に対して位置制限を行い、内鍋アセンブリ100が下に移動して、第1結合器102が第2結合器110と接触し、電極針112が電極溝114に挿入し、このとき、電極針A1121が電極溝a1141に嵌合し(又は、電極針A1121が電極溝b1142に嵌合)、電極針B1122が電極溝b1142に嵌合し(又は、電極針B1122が電極溝a1141に嵌合)、電極針C1123が電極溝c1143に嵌合し(又は、電極針C1123が電極溝d1144に嵌合)、電極針D1124が電極溝d1144に嵌合し(又は、電極針D1124が電極溝c1143に嵌合)、第1接地電極116が第2接地電極118に嵌合して、正常な通電が実現される。
使用者が内鍋アセンブリ100を別の方向(上記の方向から180°回転)に沿って外鍋106に入れる際に、収容溝で位置合わせ部材(即ち、ハンドル104)に対して位置制限を行い、内鍋アセンブリ100が下に移動して、第1結合器102が第2結合器110と接触し、電極針112が電極溝114に挿入し、このとき、電極針A1121が電極溝b1142に嵌合し(又は、電極針A1121が電極溝a1141に嵌合)、電極針B1122が電極溝a1141に嵌合し(又は、電極針B1122が電極溝b1142に嵌合)、電極針C1123が電極溝d1144に嵌合し(又は、電極針C1123が電極溝c1143に嵌合)、電極針D1124が電極溝c1143に嵌合し(又は、電極針D1124が電極溝d1144に嵌合)、第1接地電極116が第2接地電極118に嵌合して、正常な通電が実現される。使用者が内鍋アセンブリ100を正確に持って、位置合わせ部材(即ち、ハンドル)を収容溝に入れる際に、左右を区別する必要がなく、意識的に位置を合わせることを必要とせず、第1結合器102と第2結合器110とが接続して通電することを実現でき、操作体験を向上させる。
上記の具体的な実施例に加え、第1結合器102が電極針112、電極針A1121、電極針B1122、電極針C1123及び電極針D1124の4つを含むように設置することもでき、対応して、第2結合器110も、電極溝114、電極溝a1141、電極溝b1142、電極溝c1143、及び電極溝d1144の4つを含むように設置することができ、つまり、第1結合器102及び第2結合器110のいずれにも接地電極を設置せず、同様に、使用者は2つの方向に沿って内鍋アセンブリ100を外鍋106に入れることができ、収容溝で位置合わせ部材(即ち、ハンドル104)に対して位置制限を行い、内鍋アセンブリ100が下に移動して、第1結合器102と第2結合器110との各々の電極(接地電極以外)の挿着方法は、上記の具体的な実施例と同じであり、ここでは一一具体的に説明しないが、同様に、正常な通電が実現できる。使用者が内鍋アセンブリ100を正確に持って、位置合わせ部材(即ち、ハンドル)を収容溝に入れる際に、左右を区別する必要がなく、意識的に位置を合わせる必要もなく、第1結合器102と第2結合器110とが接続して通電することを実現でき、操作体験を向上させる。
さらに、上記の具体的な実施例において、第1結合器102において、電極針A1121及び電極針B1122は、それぞれ加熱部材128の両極(又はセンサ204の両極)に接続され、電極針C1123及び電極針D1124は、それぞれ、センサ204の両極(又は加熱部材128の両極)に接続される。
別の具体的な実施例において、さらに、第1結合器102及び第2結合器110にそれぞれ2つの電極が設けられている場合、使用者が内鍋アセンブリ100をある方向に沿って外鍋106に入れる際に、収容溝で位置合わせ部材(即ち、ハンドル)に対して位置制限を行い、内鍋アセンブリ100が下に移動して、第1結合器102が第2結合器110と接触し、電極針112が電極溝114に挿入し、このとき、電極針A1121が電極溝a1141に嵌合し(又は、電極針A1121が電極溝b1142に嵌合)、電極針B1122が電極溝b1142に嵌合し(又は、電極針B1122が電極溝a1141に嵌合)、正常な通電が実現される。使用者が内鍋アセンブリ100を正確に持って、位置合わせ部材(即ち、ハンドル)を収容溝に入れる際に、左右を区別する必要がなく、意識的に位置を合わせる必要もなく、第1結合器102と第2結合器110とが接続して通電することを実現でき、操作体験を向上させる。
さらに、第1結合器102の電極針A1121及び電極針B1122は、それぞれ加熱部材128の両極に接続される。
図5及び図6に示すように、上記のいずれか1つの実施例において、さらに、複数の電極針112は第1円周に配置され、つまり、複数の電極針112はいずれも同一の円周に配置され、複数の電極溝114は第2円周に配置され、つまり、複数の電極溝114はいずれも同一の円周に配置され、第1円周と第2円周とは直径が同じであり、位置合わせ部材を収容溝に取り付けることで内鍋アセンブリ100と外鍋106との嵌合に対して位置制限を行うことを実現できるため、位置合わせ部材が収容溝に位置する場合、内鍋アセンブリ100上の第1結合器102の電極針112と外鍋106上の第2結合器110の電極溝114とが互いに接触して通電が実現でき、内鍋アセンブリ100を外鍋106に正常に置いても、180°回転して外鍋106に置いても、意識的に位置を合わせることを必要とせず、第1結合器102と第2結合器110とが接続して通電することを実現できることを一層保証し、調理器具の正常な動作が実現される。
又は、複数の電極針112は直径の異なる複数の第1円周に配置され、複数の電極針112はペアで存在するため、各ペアの電極針112が同一の円周に配置されていることを保証するだけで、ペアで存在する2つの電極針112を区別する必要がなくなり、複数の電極溝114が直径の異なる複数の第2円周に配置され、複数の電極溝114はペアで存在するため、各ペアの電極溝114が同一の円周に配置されていることを保証するだけで、ペアで存在する2つの電極溝114を区別する必要がなくなり、さらに、複数の第1円周の直径は複数の第2円周の直径と1対1に対応して等しく、位置合わせ部材を収容溝に取り付けることで内鍋アセンブリ100と外鍋106との嵌合に対して位置制限を行うことを実現できるため、位置合わせ部材が収容溝に位置する場合、内鍋アセンブリ100上の第1結合器102の電極針112と外鍋106上の第2結合器110の電極溝114とが互いに接触して通電が実現でき、内鍋アセンブリ100を外鍋106に正常に置いても、180°回転して外鍋106に置いても、意識的に位置を合わせることを必要とせず、第1結合器102と第2結合器110とが接続して通電することを実現できることを一層保証し、調理器具の正常な動作が実現される。
図5及び図6に示すように、上記のいずれか1つの実施例において、さらに、第1結合器102は、複数の電極針112が配置されている円周の中心に位置する第1接地電極116をさらに含み、第2結合器110は、複数の電極溝114が配置されている円周の中心に位置する第2接地電極118をさらに含み、第1結合器102に第1接地電極116を設置し、第2結合器110に第2接地電極118を設置し、第1接地電極116を複数の電極針112が配置されている円周の中心に設置し、第2接地電極118を複数の電極溝114が配置されている円周の中心に設置することにより、第1結合器102がどの方向から第2結合器110に挿入しても、第1接地電極116と第2接地電極118とを接触させることができ、つまり、ハンドル104を収容溝に置くことにより、第1接地電極116と第2接地電極118とを当接させることを実現でき、意識的に位置を合わせることを必要とせず、第1結合器102と第2結合器110とが所定の位置まで挿着することを一層保証し、かつ、第1接地電極116及び第2接地電極118の設置により、調理器具の使用安全性を向上させることができる。
さらに、第1接地電極116及び第2接地電極118はあっても、なくてもよい。
具体的には、第1結合器102及び第2結合器110に5つの電極が設けられている場合、即ち、第1接地電極116及び第2接地電極118を設置する場合、電極針A1121と電極針B1122とが第1接地電極116に対して対称であり、電極針C1123と電極針D1124とが第1接地電極116に対して対称であり、電極溝a1141と電極溝b1142とが第2接地電極118に対して対称であり、電極溝c1143と電極溝d1144とが第2接地電極118に対して対称であり、第1結合器102及び第2結合器110に4つの電極が設けられている場合、即ち、接地電極を設置しない場合、電極針A1121と電極針B1122とは、同一の円に位置するとともに円心に対して対称であり、電極針C1123と電極針D1124とは、同一の円に位置するとともに円心に対して対称であり、電極溝a1141と電極溝b1142とは、同一の円に位置するとともに円心に対して対称であり、電極溝c1143と電極溝d1144とは、同一の円に位置するとともに円心に対して対称である。
実施例6
図7に示すように、上記のいずれか1つの実施例において、さらに、調理器具は、外鍋106の底壁に設けられる取り付け構造228をさらに含み、第2結合器110は、取り付け構造228に位置し、取り付け構造228は第2結合器110を支持するのに適するように構成される。
当該実施例において、外鍋106には、取り付け構造228が設けられ、第2結合器110は取り付け構造228に位置し、かつ、取り付け構造228は第2結合器110を支持でき、第2結合器110の組み付けに対する位置制限、固定及び支持を行い、第2結合器110の取り付け位置を保証できるため、第2結合器110の組み付けは簡単で、第1結合器102と第2結合器110とが所定の位置まで挿着することを保証でき、調理器具の内部構造の整然とした配置が実現され、構造の干渉現象が発生せず、そして、第2結合器110が内鍋の下向きに圧着する衝撃力を受けて下方に変位することを回避する。
さらに、取り付け構造228は外鍋106と一体成形された一体型構造であってもよいし、一体型構造は、良い機械的特性を有するので、外鍋106と取り付け構造228との間の接続強度を高めることができ、また、製品の加工効率を向上させ、製品の加工コストを下げるために、外鍋106と取り付け構造228とを一体に製造して、量産することができ、かつ、外鍋106と取り付け構造228とを一体成形された一体型構造に設計することにより、調理器具の一体性を向上させ、部品点数を減らし、取り付けプロセスを減らし、取り付け効率を向上させ、調理器具の取り付けがより便利で確実になる。
図7及び図8に示すように、さらに、取り付け構造228は、取付用穴226、止めリブ120、及び位置決めボス122を含む。外鍋106の底壁に取付用穴226が設けられ、取付用穴226の外周に止めリブ120が設けられ、止めリブ120は外鍋106の底壁に突設され、止めリブ120は第2結合器110を支持できるため、第2結合器110は、止めリブ120により外鍋106に固定され、止めリブ120は構造が簡単で、生産しやすく、外鍋106の生産プロセスを簡素化することができ、生産効率を向上させる。さらに、止めリブ120の高さは0.5mm~5mmであってもよく、当該範囲内で、止めリブ120の高さが適切であり、止めリブ120及び外鍋106の加工生産が容易になるだけでなく、止めリブ120が第2結合器110の取り付けに支持機能を果たすことも確保できる。
また、止めリブ120に位置決めボス122が設けられ、第2結合器110が外鍋106上で回転することを効果的に防止し、第2結合器110の取り付けの安定性を確保する。さらに、位置決めボス122の高さは1mm~10mmであってもよく、当該範囲内で、位置決めボス122の高さが適切であるため、位置決めボス122及び外鍋106の加工生産が容易になり、生産効率を向上させる。
図9に示すように、上記のいずれか1つの実施例において、さらに、第2結合器110は、結合器ハウジング230、バックル124及び支持部126を含み、バックル124は結合器ハウジング230に設けられ、第2結合器110を取り付ける際に、バックル124は、取付用キャビティの内部から外鍋106の底壁上の取付用穴226を貫通して外鍋106の底壁の外側に係合し、つまり、第2結合器110は上から下にかけて外鍋106に取り付けられるため、第2結合器110の取り付けが容易になる。さらに、結合器ハウジング230の外周壁には支持部126が設けられており、支持部126は止めリブ120に当接し、つまり、止めリブ120は支持部126の下方に位置して、支持部126を支持する機能を果たし、さらに、止めリブ120は第2結合器110の支持部126とバックル124との間に挟まれるため、支持部126及びバックル124と止めリブ120との嵌合により第2結合器110が実現される。
また、支持部126には、第2結合器110の軸方向に沿って支持部126を貫通する切口232が設けられ、止めリブ120に位置決めボス122が設けられ、第2結合器110が外鍋106に組み付けられると、位置決めボス122は切口232に位置し、それにより、第2結合器110の外鍋106上での回転を防止する機能を果たし、第2結合器110の取り付けの安定性を確保する。さらに、位置決めボス122の高さは1mm~10mmであってもよく、当該範囲内で、位置決めボス122が切口232に挿設できるのに十分な高さを有することを確保し、それにより、切口232に嵌合して第2結合器110の回転を制限する機能を果たす。
ここで、図8及び図9に示すように、位置決めボス122及び切口232の数は複数で、1対1に対応し、複数の位置決めボス122は間隔をおいて止めリブ120に設けられ、複数の切口232は間隔をおいて支持部126に配置され、つまり、複数の位置決めボス122及び複数の切口232を設置でき、複数の位置決めボス122と複数の切口232とは1対1に対応し、つまり、各位置決めボス122は切口232に挿設され、複数の位置決めボス122と複数の切口232との嵌合により、第2結合器110が外鍋106上で回転することを一層防止でき、第2結合器110の取り付けの安定性を確保する。
さらに、支持部126の高さは1mm~10mmであってもよく、当該範囲内で、支持部126の高さが適切であり、支持部126及び結合器ハウジング230の加工生産が容易になるだけでなく、支持部126が十分な強度を有することも確保でき、内鍋アセンブリ100の第2結合器110への圧力に耐えることができて破断、破損しにくくなり、そのため、止めリブ120と嵌合して第2結合器110を支持する機能を果たす。
図1及び図6に示すように、上記のいずれか1つの実施例において、さらに、内鍋アセンブリは、内鍋と、内鍋の底壁に設けられる加熱部材128と、内鍋の底部に設けられるとともに、内鍋に接続されるアンダーカバー200とを含み、突出ブロック105はアンダーカバー200に設けられ、内鍋の底壁とアンダーカバー200とが一緒に囲んで密閉空洞を形成し、加熱部材128は密閉空洞内に設けられるとともに、第1結合器102に電気的に接続され、第1結合器102は、少なくとも一部が密閉空洞の内部に位置する。
当該実施例において、アンダーカバー200は内鍋の底部に設けられて、内鍋の底壁とアンダーカバー200とが囲んで密閉空洞を形成し、突出ブロック105はアンダーカバー200に設けられ、突出ブロック105の加工が容易になり、加熱部材128は密閉空洞内に設けられ、かつ、加熱部材128は第1結合器102に電気的に接続され、内鍋の使用中に、第1結合器102と第2結合器110とを嵌合して使用し、さらに、加熱部材128に電気を供給し、加熱部材128の動作により熱が生成されて、調理空洞内の食べ物が調理され、第1結合器102の一部の構造は密閉空洞内に位置し、内鍋の電気部品も同様に当該密閉空洞内に位置する。
図1及び図2に示すように、上記のいずれか1つの実施例において、さらに、鍋本体と加熱部材128との間には、底板202が設けられており、かつ、加熱部材128及び第1結合器102はいずれも底板202に設けられる。一方では、底板202により、加熱部材128及び第1結合器102と鍋本体との直接接続を回避でき、加熱部材128と第1結合器102との接続プロセスによる鍋本体への損害を回避するとともに、加熱部材128と第1結合器102との接続難易度を低下させる。他方では、底板202により、加熱部材128と鍋本体との直接接触を回避できるため、加熱部材128によって生成される熱を、底板202を介して鍋本体に伝達して、鍋本体の底部が均一に加熱されることを保証し、調理効果を保証する。
具体的には、鍋本体にはステンレス製内鍋が採用され、底板202にはアルミニウム製底板が採用される。底板202は溶接又はねじにより鍋本体に固定され、第1結合器102はねじにより底板202に固定される。
図3及び図4に示すように、上記のいずれか1つの実施例において、さらに、調理器具は、さらに、内鍋に設けられるセンサ204と、第1結合器102に設けられ、センサ204を固定するのに適するように構成される押さえ板とを含む。
当該実施例において、センサ204は内鍋に設けられ、押さえ板は第1結合器102に設けられるとともに、センサ204を固定するのに適するように構成され、具体的には、センサ204は、温度センサであってもよく、センサ204と内鍋アセンブリ100とが密接するように、押さえ板でセンサ204に圧力を加え、センサ204と内鍋アセンブリ100との接触が強固で、密着することを保証でき、さらに、内鍋アセンブリ100の内部媒体の温度が迅速で正確にセンサ204に伝達されて、センサ204が温度を正確に測定することを保証し、製品の性能を向上させる。
図3及び図4に示すように、上記のいずれか1つの実施例において、さらに、底板202に底板202の底壁から下方へ延伸する固定柱206が設けられ、第1結合器102に固定穴208が設けられ、固定柱206は固定穴208に挿設され、接続部材は固定穴208を貫通して固定柱206に接続され、それにより、第1結合器102は、接続部材により底板202に固定され、第1結合器102と底板202との間の接続を強固にすることができるだけでなく、第1結合器102の取り付け及び取り外しが容易になる。
具体的には、接続部材は、ねじであってもよく、ねじを用いて接続すると取り付けが容易になり、コストを節約し、製造プロセスを簡素化し、生産効率を向上させ、かつ、その後の取り外しとメンテナンスが容易になる。
本願の説明において、特に明記しない限り、「複数」という用語は2つ又は2つ以上を指し、「上」、「下」などの用語で示す方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本願を説明しやすく、説明を簡単にするためだけに用いられ、示される装置又はアセンブリが必ずしも特定の方位を有し、特定の方位で構築及び操作されなければならないことを指示又は暗示することではないことを理解されるべきであり、そのため、本願を限定するものとして理解すべきではない。「接続」、「取り付ける」、「固定」などの用語はいずれも広義に理解されるべきであり、例えば、「接続」は固定的に接続されてもよいし、取り外し可能に接続されてもよいし、又は一体的に接続されてもよく、直接的に連結されても、中間の介在物を介して間接的に連結されてもよい。当業者であれば、具体的な状況に基づいて本願における上記用語の具体的な意味を理解することができる。
本願の説明において、「一実施例」、「一部の実施例」、「具体的な実施例」などの記述は、当該実施例又は例示に記述された詳細の特徴、構造、材料又は特性が本願の少なくとも1つの実施例又は例示に含まれることを意図するものである。本願において、上記の用語に関する例示的な記述は必ずしも同じ実施例又は例示を言うものとは限らない。しかも、説明される詳細の特徴、構造、材料又は特性をいずれか1つ又は複数の実施例又は例示において適切な方法で組み合わせることができる。
上記の内容は、本願の好ましい実施例に過ぎず、本願を限定するものではなく、当業者であれば、本願に様々な修正や変更が可能である。本願の趣旨をしない範囲内でなされた全ての修正、均等置換、改良などは、いずれも本願の保護範囲に含まれるものとする。
図1から図17で符号と部材名称との対応関係は次のとおりである。
100…内鍋アセンブリ、102…第1結合器、104…ハンドル、105…突出ブロック、106…外鍋、107…段差面、108…第1凹溝、109…第2凹溝、110…第2結合器、112…電極針(1121…電極針A、1122…電極針B、1123…電極針C、1124…電極針D)、114…電極溝(1141…電極溝a、1142…電極溝b、1143…電極溝c、1144…電極溝d)、116…第1接地電極、118…第2接地電極、120…止めリブ、122…位置決めボス、124…バックル、126…支持部、128…加熱部材、200…アンダーカバー、202…底板、204…センサ、206…固定柱、208…固定穴、226…取付用穴、228…取り付け構造、230…結合器ハウジング、232…切口。

Claims (19)

  1. 内鍋アセンブリと、
    前記内鍋アセンブリに設けられた第1結合器と、
    前記内鍋アセンブリが取り外し可能に設けられた取付用キャビティを有する外鍋と、
    前記内鍋アセンブリ及び前記外鍋のうちの一方に設けられた位置合わせ部材と、
    前記内鍋アセンブリ及び前記外鍋のうちの他方に設けられた収容溝であって、前記位置合わせ部材が内部に取り付けられるように構成されている、収容溝と、
    前記外鍋に設けられ、前記第1結合器に挿着されるように構成されている第2結合器と、を含む、調理器具。
  2. 前記位置合わせ部材はハンドルを含み、前記ハンドルの数は複数であり、
    前記収容溝は、前記外鍋の上面から下方に凹んで形成され、前記ハンドルにフィットするように構成された第1凹溝を含む、請求項1に記載の調理器具。
  3. 前記位置合わせ部材は、前記内鍋アセンブリの底部及び前記取付用キャビティの底壁のうちの一方に設けられた突出ブロックをさらに含み、
    前記収容溝は、前記内鍋アセンブリの底部及び前記取付用キャビティの底壁のうちの他方に設けられた第2凹溝をさらに含む、請求項2に記載の調理器具。
  4. 前記位置合わせ部材は、前記内鍋アセンブリの底部に設けられた突出ブロックを含み、前記突出ブロックの数は複数であり、
    前記収容溝は、前記取付用キャビティの底壁に設けられた第2凹溝を含み、前記収容溝は、前記突出ブロックにフィットする、請求項1に記載の調理器具。
  5. 前記外鍋の底壁は、外周側の段差面及び中央部の沈下段差を含み、前記沈下段差の側壁が凹んで前記第2凹溝を形成し、
    前記内鍋アセンブリが前記外鍋内に嵌め込むように、前記内鍋アセンブリの底壁の形状は前記外鍋の底壁の形状にフィットし、
    前記突出ブロックが前記段差面に支持可能とされるように、前記突出ブロックと前記内鍋アセンブリの中心との間の最大距離は前記段差面の半径よりも大きい、請求項3又は請求項4に記載の調理器具。
  6. 前記突出ブロックが前記第2凹溝内に位置するとき、前記突出ブロックと前記第2凹溝との間の径方向隙間は0.1mm以上2mm以下である、請求項3又は請求項4に記載の調理器具。
  7. 前記第1結合器及び前記第2結合器の両者のうち一方は複数の電極針を含み、他方は複数の電極溝を含み、前記内鍋アセンブリは、前記位置合わせ部材が前記収容溝に位置するとき、前記電極針が前記電極溝に挿入されて通電が実現される、請求項3又は請求項4に記載の調理器具。
  8. 複数の前記電極針は同心の円周上に配置され、複数の前記電極針はペアで存在し、各ペアの前記電極針は円周の円心に沿って対称に配置され、
    複数の前記電極溝は同心の円周上に配置され、複数の前記電極溝はペアで存在し、各ペアの前記電極溝は円周の円心に沿って対称に配置され、
    複数の前記電極針は複数の前記電極溝と1対1に対応する、請求項7に記載の調理器具。
  9. 前記位置合わせ部材はハンドルを含む場合、前記ハンドルの数は2つであり、2つの前記ハンドルは前記内鍋アセンブリの両側に対称に設けられ、又は
    前記位置合わせ部材は突出ブロックを含む場合、前記突出ブロックの数は2つであり、2つの前記突出ブロックは前記内鍋アセンブリの中心軸に沿って対称に配置されている、請求項8に記載の調理器具。
  10. 複数の前記電極針は第1円周上に配置され、複数の前記電極溝は第2円周上に配置され、前記第1円周と前記第2円周とは直径が同じであるか、又は、
    複数の前記電極針は直径の異なる複数の第1円周上に配置され、複数の前記電極溝は直径の異なる複数の第2円周上に配置され、複数の前記第1円周の直径は複数の前記第2円周の直径と1対1に対応して等しい、請求項8に記載の調理器具。
  11. 前記第1結合器は、複数の前記電極針が配置されている円周の中心に位置する第1接地電極をさらに含み、
    前記第2結合器は、複数の前記電極溝が配置されている円周の中心に位置する第2接地電極をさらに含み、
    前記第1結合器が前記第2結合器に挿着されているとき、前記第1接地電極が前記第2接地電極に当接する、請求項8に記載の調理器具。
  12. 前記第1凹溝の溝壁と前記ハンドルの縁との間の距離は0.2mm~6mmである、請求項2に記載の調理器具。
  13. 前記内鍋アセンブリの側壁と前記取付用キャビティの内側壁との間の距離は0.1mm~6mmである、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の調理器具。
  14. 前記外鍋の底壁に設けられた取り付け構造をさらに含み、
    前記第2結合器は前記取り付け構造に位置し、
    前記取り付け構造は、前記第2結合器を支持するように構成され、
    前記取り付け構造は、
    前記外鍋の底壁に設けられた取付用穴と、
    前記取付用穴の外周に設けられ、前記外鍋の底壁に突設され、前記第2結合器を支持する止めリブと、
    前記止めリブに突設された位置決めボスと、を含む、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の調理器具。
  15. 前記第2結合器は、
    結合器ハウジングと、
    前記結合器ハウジングに設けられ、前記取付用穴を貫通して前記外鍋の底壁の外側に係合するバックルと、
    前記結合器ハウジングの外周壁に設けられ、前記止めリブに当接する支持部とを含み、前記支持部には、前記第2結合器の軸方向に沿って前記支持部を貫通する切口が設けられ、前記位置決めボスが前記切口に位置する、請求項14に記載の調理器具。
  16. 前記内鍋アセンブリは、
    内鍋と、
    前記内鍋の底壁に設けられた加熱部材と、
    前記内鍋の底部に設けられ、前記内鍋に接続されたアンダーカバーとを含み、前記突出ブロックは前記アンダーカバーに設けられ、前記内鍋の底壁と前記アンダーカバーとにより囲われて密閉空洞が形成されており、前記加熱部材は前記密閉空洞内に設けられ、前記第1結合器に電気的に接続され、前記第1結合器は、少なくとも一部が前記密閉空洞の内部に位置する、請求項3又は請求項4に記載の調理器具。
  17. 前記内鍋は、
    鍋本体と、
    前記鍋本体と前記加熱部材との間に設けられ、前記加熱部材及び前記第1結合器がそれぞれ接続された底板とを含む、請求項16に記載の調理器具。
  18. 前記内鍋に設けられたセンサと、
    前記第1結合器に設けられ、前記センサが固定されるように構成された押さえ板と、をさらに含む、請求項16に記載の調理器具。
  19. 前記底板に設けられ、前記底板の底壁から下方へ延伸する固定柱と、
    前記第1結合器に設けられ、前記固定柱が挿設された固定穴と、
    前記第1結合器と前記底板とを接続するように、前記固定穴を貫通して前記固定柱に接続された接続部材とをさらに含む、請求項17に記載の調理器具。
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