JP2023183087A - 用紙搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙の搬送不良の発生を防止することが可能な用紙搬送装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】用紙搬送装置は、用紙に画像を形成する画像形成部に対応するように配置され、用紙を吸着して搬送する第1搬送ベルトと、用紙の搬送方向における第1搬送ベルトの下流側に配置され、第1搬送ベルトから受け渡された用紙を吸着して搬送する第2搬送ベルトと、を備え、第2搬送ベルトは、用紙を吸着する吸着力を、搬送方向と直交する用紙幅方向で変更することが可能な吸着部を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、用紙搬送装置および画像形成装置に関する。
従来、搬送ベルトなどの搬送面に載置された搬送される用紙に対し、インク吐出部に設けられたノズルからインクを吐出して所望のパターンで着弾させることで、用紙に画像を形成する画像形成部を備えたが知られている。このインジェト記録装置では、画像形成部の下流側に乾燥部が配置されるとともに、画像形成部と乾燥部との間に用紙を吸着させて搬送する上流側用紙搬送ベルト及び下流側用紙搬送ベルトが配置されている。
例えば、上流側用紙搬送ベルトと下流側用紙搬送ベルトとの間に中間ベルトが配置され、中間ベルトの搬送用プーリーが小径である用紙搬送装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、用紙幅方向の中央が浮き上がる反りを生じた用紙を搬送ベルトに密着させるように、用紙幅方向の中央部に用紙を吸引するための吸引孔が配置された用紙搬送装置が開示されている(例えば、特許文献2を参照)。
国際公開第2019/116788号 特開2009-234017号公報
ところで、上記のインクジェット記録装置では、上流側用紙搬送ベルトから下流側用紙搬送ベルトへ用紙を受け渡す際に、一時的に用紙が吸着されない区間を通過するため、再吸着する際の用紙のしわなどの吸着不良が発生するという問題点があった。
特許文献1に記載の用紙搬送装置では、中間ベルトの搬送用プーリーを小径にしたことで、上流側用紙搬送ベルトと中間ベルトとの間の用紙を吸着できない区間を小さくするとともに、中間ベルトと下流側用紙搬送ベルトとの間の用紙を吸着できない区間を小さくして、吸着不良の発生を抑えることが可能となるが、吸着できない区間が2箇所に増えるため、用紙のしわや浮きなどの吸着不良が発生する原因となりうる。
また、特許文献2に記載の用紙搬送装置では、用紙幅方向の中央部が浮き上がる反りを前提で考えられており、用紙幅方向の端部のみ偏った変形等には対応することができないため、用紙の搬送不良が発生するという問題点があった。
本発明の目的は、用紙の搬送不良の発生を防止することが可能な用紙搬送装置および画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明における用紙搬送装置は、
用紙に画像を形成する画像形成部に対応するように配置され、前記用紙を吸着して搬送する第1搬送ベルトと、
前記用紙の搬送方向における前記第1搬送ベルトの下流側に配置され、前記第1搬送ベルトから受け渡された前記用紙を吸着して搬送する第2搬送ベルトと、
を備え、
前記第2搬送ベルトは、前記用紙を吸着する吸着力を、前記搬送方向と直交する用紙幅方向で変更することが可能な吸着部を有する。
本発明における画像形成装置は、
上記の用紙搬送装置を備え、
上記の用紙搬送装置により搬送される前記用紙に画像を形成する画像形成部と、
を備える。
本発明によれば、用紙の搬送不良の発生を防止することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す側面図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る第2吸着部および測定部を概略的に示す側面図である。 本実施の形態に係る第2吸着部および測定部を概略的に示す平面図である。 本実施の形態に係る第2搬送ベルトを概略的に示す平面図である。 変形例1に係る第2吸着部および測定部を概略的に示す側面図である。 変形例1に係る第2吸着部および測定部を概略的に示す平面図である。 変形例2に係る第2搬送ベルトを概略的に示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態におけるインクジェット画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す側面図である。また、図2は、画像形成装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、インクジェット方式で用紙Sにインク像(以下「画像」という)を形成する画像形成装置本体2と、用紙Sの搬送方向における画像形成装置本体2の上流側に配置された給紙部3と、同下流側に配置された排紙部4と、を備える。なお、以下の説明で、用紙Sの搬送方向を単に「搬送方向」という。また、搬送方向と直交する方向を「用紙幅方向」という。
(給紙部3、排紙部4)
給紙部3は、用紙Sを積載し、積載された用紙Sを上から1枚ずつ画像形成装置本体2に給送(給紙)する機能を有する(図1中の右側の矢印を参照)。一方、排紙部4は、画像形成装置本体2から排出された画像形成済みの用紙Sを積載し整列させるスタッカーとしての機能を有する。
(画像形成装置本体2)
画像形成装置本体2は、インクジェットヘッド102(本発明の「インク吐出部」に対応する)等(図2を参照)が搭載されたヘッドユニット10(本発明の「画像形成部」に対応する)と、給紙部3から供給された用紙Sを画像形成装置本体2内で搬送するための搬送部20(本発明の「用紙搬送装置」に対応する)と、用紙S上の画像を乾燥(用紙Sに定着)させるための乾燥部30と、測定部60と、を備える。
(搬送部20)
搬送部20は、搬送経路の適所に配置された複数の搬送ローラーR、アライナー5、ヘッドユニット10の下方に配置された第1搬送ベルト21、および、第1搬送ベルト21の下流に配置された第2搬送ベルト25等を備える。
アライナー5は、搬送方向における第1搬送ベルト21の上流側に配置されている。アライナー5は、給紙部3から供給された用紙Sまたは後述する反転搬送路RPを経て反転された用紙Sの姿勢および用紙幅方向の端部の位置を整列させる(矯正ないし補正する)機能を有する。
第1搬送ベルト21は、搬送方向の上流側(図1の右側)に配置された従動ローラー22と、搬送方向の下流側(図1の左側)に配置された駆動ローラー23と、に架け渡されている。第1搬送ベルト21は、制御部40の制御の下、搬送駆動部51(図2を参照)の図示しない第1駆動モーターの駆動力が駆動ローラー23に伝達されることにより、図1中の反時計方向に回転し、その載置面(上面)に供給される用紙Sを搬送する。また、第1搬送ベルト21は、用紙Sを吸着する第1吸着部70を備える。第1吸着部70の詳細については後述する。
第2搬送ベルト25は、搬送方向の上流側(図1の右側)に配置された従動ローラー26と、搬送方向の下流側(同左側)に配置された駆動ローラー27と、に架け渡されている。第2搬送ベルト25は、制御部40の制御の下、搬送駆動部51(図2参照)の図示しない第2駆動モーター(図示せず)の駆動力が駆動ローラー27に伝達されることにより、図1中の反時計方向に回転し、その載置面(上面)に供給される用紙Sを搬送する。また、第2搬送ベルト25は、第1搬送ベルト21から受け渡された用紙Sを吸着する第2吸着部80を備える。第2吸着部80の詳細については後述する。以下の説明で、第1搬送ベルト21および第2搬送ベルト25において、載置面(上面)を「表面」といい、載置面(上面)と反対の面(下面)を「裏面」という。
(ヘッドユニット10)
ヘッドユニット10は、第1搬送ベルト21に対向するインク吐出面に設けられたノズル開口部から、第1搬送ベルト21によって搬送される用紙Sに対してインク滴(図1を参照)を吐出して画像を用紙S上に形成する。
一具体例では、図1に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクにそれぞれ対応する4つのヘッドユニット10が第1搬送ベルト21の回転方向上流側からY,M,C,Kの色の順に所定の間隔で並ぶように配列されている。
各ヘッドユニット10は、インクジェットヘッド102(図2を参照)を備える。インクジェットヘッド102には、インクを貯留する圧力室と、圧力室の壁面に設けられた圧電素子と、ノズルとを各々有する複数の記録素子が設けられている。この記録素子は、圧電素子を変形動作させる駆動信号が入力されると、圧電素子の変形により圧力室が変形して圧力室内の圧力が変化し、圧力室に連通するノズルからインクを吐出する。
インクジェットヘッド102に含まれるノズルの図1の紙面に垂直な方向(以下、「直交方向」と称する)についての配置範囲は、第1搬送ベルト21により搬送される用紙Sのうち画像が形成される領域の直交方向の幅をカバーしている。
ヘッドユニット10は、画像形成時には第1搬送ベルト21(または駆動ローラー23の回転軸)に対して位置が固定されて用いられる。すなわち、この画像形成装置1は、シングルパス方式のインクジェット画像形成装置である。
一具体例では、インクジェットヘッド102から用紙Sに吐出されるインクとして、当該用紙Sに供給されるエネルギー量、この例では乾燥部30から供給されるエネルギー量、に応じて粘度が変化するインク(水系インク)が用いられる。かかる水系インクとしては、アルコール類などの水溶性の有機溶媒が含有されるインク、例えば水性染料インクまたは溶剤水系インクを使用することができる。
また、用紙Sとしては、普通紙や塗工紙といった紙のほか、布帛またはシート状の樹脂など、表面に着弾したインクを定着させることが可能な種々の媒体を用いることができる。
次に、主として図2を参照して、画像形成装置1における他の主要な機能構成を説明する。画像形成装置1は、ヘッドユニット10が有するヘッド駆動部101およびインクジェットヘッド102と、制御部40と、搬送駆動部51と、入出力インターフェース52とを備える。なお、図示しないが、画像形成装置1は、ユーザー操作の受け付け、画像形成装置1の各種の設定や状態を表示するためのタッチパネルなどの操作表示部を備えることができる。
ヘッド駆動部101は、制御部40の制御に基づいてインクジェットヘッド102の記録素子に対して適切なタイミングで画像データに応じて圧電素子を変形動作させる駆動信号を出力することにより、インクジェットヘッド102のノズルから画像データの画素値に応じた量のインクを吐出させる。
(制御部40)
制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)、RAM42(Random Access Memory)、ROM43(Read Only Memory)および記憶部44を有する。
CPU41は、ROM43に記憶された各種制御用のプログラムや設定データを読み出してRAM42に記憶させ、当該プログラムを実行して各種の演算処理を行う。また、CPU41は、画像形成装置1の全体動作を統括制御する。
RAM42は、CPU41に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。なお、RAM42は、不揮発性メモリーを含んでいてもよい。
ROM43は、CPU41により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM43に代えて、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられてもよい。
記憶部44には、入出力インターフェース52を介して外部装置200から入力された印刷ジョブ(印刷枚数などの種々のユーザー設定情報を含む画像形成指示)および当該印刷ジョブに係る画像データが記憶される。記憶部44としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)が用いられ、また、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などが併用されてもよい。
搬送駆動部51は、制御部40から供給される制御信号に基づいて上述した第1駆動モーター、第2駆動モーター等に駆動信号を供給して第1搬送ベルト21および第2搬送ベルト25を所定の速度およびタイミングで回転させる。また、搬送駆動部51は、制御部40から供給される制御信号に基づいて搬送ローラーR(図1を参照)を回転させる図示しない搬送モーターに駆動信号を供給して、搬送ローラーRを所定の速度およびタイミングで回転させる。
入出力インターフェース52は、外部装置200と制御部40との間のデータの送受信を媒介する。入出力インターフェース52は、例えば各種シリアルインターフェース、各種パラレルインターフェースのいずれか、または、これらの組み合わせで構成される。
外部装置200は、例えばパーソナルコンピューターであり、入出力インターフェース52を介して印刷ジョブおよび画像データ等を制御部40に供給する。
(乾燥部30)
用紙Sは、第2搬送ベルト25によって図1中の左方向に搬送される。このとき、制御部40は、乾燥部30を駆動する。乾燥部30は、赤外線照射部であって、画像形成部すなわちヘッドユニット10のインクジェットヘッド102によって画像が形成(すなわちインクが着弾)された用紙Sの画像形成面に赤外線を照射する。
図1に示す構成例では、乾燥部30は、定着部の一部をなし、上記のように用紙Sの画像形成面に赤外線を照射することにより、用紙S上の(画像)を乾燥させて用紙Sに定着させる役割を担う。乾燥部30は、赤外線照射部に代えて、又は、赤外線照射部とともに、紫外線を照射する紫外線照射部、レーザー光を照射するレーザー照射部でもよく、又は、用紙S上の画像形成面に熱風を吹き付けて、用紙S上の画像を乾燥させるドライヤーでもよい。つまり、乾燥部30は、赤外線照射部、赤外線照射部、レーザー照射部、および、ドライヤーなどの用紙S上の画像を乾燥させる乾燥手段を有する。これらの乾燥手段は単独で用いられてもよく、組み合わせて用いられてもよい。
詳細な図示を省略するが、乾燥部30は、赤外線ヒータの熱源および熱風を吹き出す吹出ノズルなどの乾燥手段を備え、これらの乾燥手段は制御部40の制御の下に稼働する。かかる構成は、例えば、特開2009-243701号公報に記載された構成と同様な公知の構成であるため、詳細を省略する。
かくして、図1に示す構成例では、上記の乾燥部30によって、用紙Sの画像形成面(上面)に形成された画像(インク像)を定着させる。画像が定着された用紙Sは、印刷ジョブの設定が片面印刷である場合には、図1中に示す搬送経路P1を経て、画像形成面を上に向けた状態で排紙部4に排紙される。一方、印刷ジョブの設定が両面印刷である場合、制御部40による図示しないゲートの切り替え制御により、当該用紙Sは、図1中に示す搬送経路P2を経て、画像形成装置本体2内の下側に配置された反転搬送路RPでいわゆる推知バック動作が行われる。かかるスイッチバック動作後は、用紙Sは、その先後端すなわち進行方向の前後が逆になるように搬送される。この後、用紙Sは、図1中に示す逆「S」字状の搬送路を経て、アライナー5およびヘッドユニット10に連なる搬送路に戻される。このとき、用紙Sは、未印刷面である第2面を上にした状態となっている。この後の処理は上述した片面印刷の場合と同様であり、所定のそれぞれの行程が行われた後、搬送経路P1を経て、第2面を上に向けた状態で排紙部4に排紙される。
(第1吸着部70)
第1吸着部70は、第1搬送ベルト21に対応して配置される。第1搬送ベルト21は、表面側のエアを裏面側へ通す複数の吸引孔(図示せず)を有する。用紙幅方向において、複数の吸引孔の穴径は互いに同じである。以下の説明で、第1吸着部70によりエアが吸引される方向を「エア吸引方向」という。
第1吸着部70は、用紙幅方向で空間的に連続する吸着室71(図3を参照)を有する。なお、用紙幅方向で空間的に連続するとは、仕切や壁などがなく、空間的に連続することをいう。吸着室71のエア吸引方向の上流側は第1搬送ベルト21の裏面側の空間に連通する。吸着室71のエア吸引方向の下流側には、例えばファンである吸引力発生部75(図2を参照)が配置されている。なお、吸引力発生部75は、ブロア、ポンプ等でもよい。制御部40は、吸引力発生部75を駆動する。吸引力発生部75は、吸着室71、吸引孔を介して第1搬送ベルト21の表面側のエアを吸引する。これにより、吸着室71の吸着力によって用紙Sが第1搬送ベルト21に吸着される。第1搬送ベルト21は、用紙Sを吸着して搬送する。
(測定部60)
次に、第2吸着部80について図3および図4を参照して説明する。図3は、本実施の形態に係る第2吸着部および測定部を概略的に示す側面図である。図4は、本実施の形態に係る第2吸着部および測定部を概略的に示す平面図である。
図3に示すように、測定部60は、第1搬送ベルト21の搬送方向下流側端の上方位置に配置されている。測定部60は、用紙Sの吸湿度を測定する。測定部60は、例えば、用紙Sの温度および吸湿度を測定する公知の温湿度センサである。なお、測定部60が配置される位置は、これに限定されず、第1搬送ベルト21から第2搬送ベルト25に受け渡される用紙Sの吸湿度を測定できる位置であればよい。
図4に示すように、第1搬送ベルト21における用紙幅方向の中央部に測定部60が配置されている。また、第1搬送ベルト21における用紙幅方向の両端部のそれぞれに測定部60が配置されている。
(第2吸着部80)
図4に示すように、第2吸着部80は、第2搬送ベルト25に対応して配置される。第2吸着部80は、用紙幅方向で空間的に分離する複数(ここでは、3個)の吸着室81を有する。なお、用紙幅方向で空間的に分離するとは、仕切や壁などで空間的に分離することをいう。第2搬送ベルト25における用紙幅方向の中央部に吸着室81が配置されている。第2搬送ベルト25における用紙幅方向の両端部のそれぞれに吸着室81が配置されている。
図5は、本実施の形態に係る第2搬送ベルトを概略的に示す平面図である。第2搬送ベルト25は、表面側のエアを裏面側へ通す複数の吸引孔HL(図5を参照)を有する。用紙幅方向の端部に配置される吸引孔HLの穴径は、用紙幅方向の中央部に配置される吸引孔HLの穴径よりも小さい。図5に穴径が大きい方の吸引孔HL1、穴径が小さい方の吸引孔HL2を示す。複数の吸引孔HL1が搬送方向に列状に配置されている。また、複数の吸引孔HL2が搬送方向に列状に配置されている。
第2搬送ベルト25における用紙幅方向の中央部には、2列の吸引孔HL1が配置されている。第2搬送ベルト25における用紙幅方向の両端部のそれぞれには、2列の吸引孔HL2が配置されている。以下の説明で、第2吸着部80によりエアが吸引される方向を「エア吸引方向」という。
複数の吸着室81のそれぞれのエア吸引方向の上流側は第2搬送ベルト25の裏面側の空間に連通する。複数の吸着室81のそれぞれのエア吸引方向の下流側には、例えばファンである吸引力発生部85(図2を参照)が配置されている。なお、吸引力発生部85は、ブロア、ポンプ等でもよい。制御部40は、吸引力発生部85を駆動する。吸引力発生部85は、吸着室81、吸引孔HLを介して第2搬送ベルト25の表面側のエアを吸引する。これにより、吸着室81の吸着力によって用紙Sが第2搬送ベルト25に吸着される。第2吸着ベルト25は、用紙Sを吸着して搬送する。
以上の構成により、第2搬送ベルト25における用紙幅方向の中央部に配置された吸着室81は、第2搬送ベルト25における用紙幅方向の中央部に配置された複数の吸引孔HL1を介して、用紙Sの用紙幅方向の中央部を吸着する。第2搬送ベルト25における用紙幅方向の両端部のそれぞれに配置された吸着室81は、第2搬送ベルト25における用紙幅方向の両端部のそれぞれに配置された複数の吸引孔HL1を介して、用紙Sの用紙幅方向の両端部を吸着する。吸着室81のそれぞれが用紙Sを吸着する吸着圧が均一である場合であっても、吸引孔HL1の穴径が吸引孔HL2の穴径よりも大きいため、用紙Sの用紙幅方向の中央部を吸着する吸着力は、用紙Sの用紙幅方向の両端部を吸着する吸着力よりも大きくなる。換言すれば、第2搬送ベルト25は、用紙Sを吸着する吸着力を用紙幅方向で変更することが可能となる。
上記実施の形態では、用紙Sを吸着する吸着力を用紙幅方向で変更するために、吸着室81のそれぞれが用紙Sを吸着する吸着圧を均一とし、かつ、吸引孔HL1の穴径を吸引孔HL2の穴径よりも大きくしたが、本発明はこれに限らない。例えば、第2搬送ベルト25における用紙幅方向の中央部に配置された吸着室81が用紙Sを吸着する吸着圧と、第2搬送ベルト25における用紙幅方向の中央部に配置された吸着室81が用紙Sを吸着する吸着圧とを互いに異ならせてもよい。なお、吸着室81が用紙Sを吸着する吸着圧を互いに異ならせる場合、第2搬送ベルト25における用紙幅方向の中央部に配置された吸引孔HLの穴径と、第2搬送ベルト25における用紙幅方向の両端部に配置された吸引孔HLの穴径とを互いに同じにしてもよく、互いに異ならせてもよい。
ところで、用紙Sの吸湿度が高いほど、用紙Sの変形などの吸着不良が発生し易い、ということが、一般に知られている。
そこで、複数の吸着室81は、測定部60により測定された用紙Sの吸湿度に基づいて吸着室81の吸着力を制御する。
なお、複数の吸着室81は、用紙幅方向において吸湿度が互いに異なる場合、吸湿度の高い箇所に対応する吸着室81の吸着力を吸湿度の低い箇所に対応する吸着室81の吸着力よりも大きくするように制御してもよい。例えば、用紙Sの用紙幅方向の中央部の吸湿度が用紙Sの用紙幅方向の両端部の吸湿度よりも高い場合、用紙Sの用紙幅方向の中央部に配置される吸着室81の吸着力を、用紙Sの用紙幅方向の両端部に配置される吸着室81の吸着力よりも大きくするように制御する。これにより、用紙Sの用紙幅方向の中央部の吸湿度が高く、中央部が浮き上がる反りが生じた場合でも、吸着力を大きくすることで、用紙Sの用紙幅方向の中央部の反りが軽減されるため、用紙Sの吸着不良の発生を防止することが可能となる。
なお、用紙Sの吸湿度が高い場合において、用紙Sを吸着する吸着圧が高いと、用紙Sに吸引孔HLの型がつくことで、画像の品質低下が生じる場合がある。そこで、本実施の形態では、用紙Sに吸引孔HLの型がつかなくするため、吸着圧を例えば8.0kPa以下とする。ただし、吸着圧を下げ過ぎると、用紙Sを吸着することが困難となるため、吸着圧を例えば0.5以上とする。以上により、第2吸着部80は、吸着圧を0.5Kpaから0.8kPaの範囲で制御することが好ましい。
上記実施の形態では、第2搬送ベルト25に対応して乾燥部30が配置されたものを示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2搬送ベルト25が中継ベルトである場合、第2搬送ベルト25に対応して乾燥部30が配置されなくてもよい。この場合、第2搬送ベルト25の位置よりも搬送方向下流側に乾燥部30が配置される。
また、上記実施の形態では、吸引孔HLが第2搬送ベルト25に設けられている。つまり、吸引孔HLが第2搬送ベルト25に直接的に設けられている。しかし、本発明はこれに限定されない。例えば、第2搬送ベルト25が吸着板を有し、吸着板は、吸引孔HLを有し、第2搬送ベルト25の裏側に配置され、第2搬送ベルト25に複数の貫通孔が設けられてもよい。この場合、吸引力発生部85は、吸着室81、吸引孔HLおよび貫通孔を介して第2搬送ベルト25の表面側のエアを吸引する。
(本実施の形態に係る搬送部20の効果)
本実施の形態に係る搬送部20は、用紙Sに画像を形成する画像形成部に対応するように配置され、用紙Sを吸着して搬送する第1搬送ベルト21と、用紙Sの搬送方向における第1搬送ベルト21の下流側に配置され、第1搬送ベルト21から受け渡された用紙Sを吸着して搬送する第2搬送ベルト25と、を備え、第2搬送ベルト25は、用紙Sを吸着する吸着力を、搬送方向と直交する用紙幅方向で変更することが可能な第2吸着部80を有する。
上記の構成により、用紙Sを吸着する吸着力を、用紙幅方向で変更することが可能であるため、用紙Sのしわや浮きなどの吸着不良が発生し易い箇所を、吸着力を上げることで、浮きなどが軽減され、用紙Sが第2搬送ベルト25に吸着されるため、用紙Sの搬送不良の発生を防止することが可能となる。
また、上記の実施の形態に係る搬送部20では、第2搬送ベルト25は、用紙Sを載置する表面側のエアを当該表面とは反対の裏面側へ通す複数の吸引孔HLを有し、用紙幅方向の端部に配置される吸引孔HL2の穴径は、用紙幅方向の中央部に配置される吸引孔HL1の穴径よりも小さい。これにより、用紙Sを吸着するときの吸引圧が同じであっても、穴径の大きい中央部がより大きな吸着力で吸引されることで、中央部の浮きが軽減されるため、吸引圧を抑えたままで、用紙Sに対する吸引性を上げることが可能となる。
また、上記の実施の形態に係る搬送部20では、第2吸着部80は、用紙幅方向において空間的に互いに分離する複数の吸着室81を有し、吸着力が変更されるように、複数の吸着室81のそれぞれの吸着力を変更する。これにより、例えば、用紙Sの用紙幅方向において浮きや変形などの吸着不良が発生し易い箇所や、反対に吸着不良が発生し難い箇所に応じて吸着力を変更することで、用紙Sが第2搬送ベルトに浮きなく吸着される。
また、上記の実施の形態に係る搬送部20では、複数の吸着室81は、用紙Sの吸湿度に基づいて吸着力を制御する。これにより、用紙Sの吸湿度が高い場合、吸着室81の吸着力を上げることで、用紙Sが第2搬送ベルト25に浮きなく吸着される。
また、上記の実施の形態に係る搬送部20では、第2搬送ベルト25に対応するように配置され、画像が形成された用紙Sを乾燥させる乾燥部30をさらに備える。用紙Sの吸湿度は、乾燥度合いによって変化する。したがって、乾燥度合いに基づいて吸着室81の吸着力を制御することで、用紙Sが第2搬送ベルト25に浮きなく吸着される。
また、上記の実施の形態に係る搬送部20では、ヘッドユニット10は、ノズルを有し、ノズルからインクを用紙Sに対し吐出して所望のパターンで着弾させることで、用紙Sに画像を形成するインクジェットヘッド102(インク吐出部)を備える。着弾したインクによって、用紙Sに浮きや変形等が生じる場合があるが、生じる浮きや変形等の程度に応じて吸着室81の吸着力を制御することで、用紙Sが第2搬送ベルト25に浮きなく吸着される。
(変形例1)
次に、上記実施の形態の変形例に係る搬送部20について説明する。なお、変形例の説明では、上記実施の形態と異なる構成を主に説明し、同じ構成についてはその説明を省略する。図6は、変形例1に係る第2吸着部および測定部を概略的に示す側面図である。図7は、変形例1に係る第2吸着部および測定部を概略的に示す平面図である。
上記実施の形態では、第2搬送ベルト25において、搬送方向の上流側端部から下流側端部までの領域に複数の吸着室81のそれぞれが配置されている。
変形例1では、図6および図7に示すように、第2搬送ベルト25において、搬送方向の上流側端部に複数の吸着室81のそれぞれが配置され、複数の吸着室81よりも搬送方向の下流側に、用紙幅方向において空間的に連続する第2吸着室82が配置されている。
上記構成により、搬送方向の上流側端部に複数の吸着室81が配置されているため、用紙Sを用紙幅方向で浮きなく吸着することが可能となる。また、搬送方向の上流側端部に配置される複数の吸着室81よりも搬送方向の下流側に、第2吸着室82が配置されているため、第2搬送ベルト25の搬送方向の中央部から下流側の吸着力が均一となる。用紙Sを均一な吸着力で吸着することが可能となる。第2搬送ベルト25の中央部から下流側の領域は、搬送方向の上流側の領域と比べて用紙Sの浮きなどの付着不良が発生し難い領域であるため、第2搬送ベルト25の搬送方向の中央部から下流側において、吸着力を均一にしても、浮きなどの付着不良が発生しない。
(変形例2)
図8は、変形例2に係る第2吸着部を概略的に示す平面図である。
上記実施の形態では、第2搬送ベルト25は、用紙Sを載置する表面側のエアを当該表面とは反対の裏面側へ通す複数の吸引孔HLを有し、用紙幅方向の端部に配置される吸引孔HLの穴径は、用紙幅方向の中央部に配置される吸引孔HLの穴径よりも小さい。これに対して、図8に示すように、変形例2では、用紙幅方向の端部に配置される吸引孔HLの穴密度は、用紙幅方向の中央部に配置される吸引孔HLの穴密度よりも低くしてもよい。
上記構成により、用紙幅方向の中央部ほど穴密度を高くすることで、穴密度が高い中央部がより大きな吸着力で吸引されることで、中央部の浮きが軽減されるため、吸引圧を抑えたままで、用紙Sに対する吸引性を上げることが可能となる。なお、穴径が異なる吸引孔HLを有する上記実施の形態に係る搬送ベルト25の構成と穴密度の異なる吸引孔HLを有する変形例2に係る第2搬送ベルト25の構成とを組み合わせてもよい。つまり、用紙幅方向の端部に配置される吸引孔HLの穴径は、用紙幅方向の中央部に配置される吸引孔HLの穴径よりも小さく、かつ、用紙幅方向の端部に配置される吸引孔HLの穴密度は、用紙幅方向の中央部に配置される吸引孔HLの穴密度よりも低くしてもよい。
(変形例3)
上記実施の形態では、第2吸着部80は、用紙幅方向において吸湿度が互いに異なる場合、吸湿度の高い箇所に対応する吸着室81の吸着力を吸湿度の低い箇所に対応する吸着室81の吸着力よりも大きくなるように制御する。これに対して、変形例3では、第2吸着部80は、用紙Sに形成される画像データに基づいて、吸着室81の吸着力を制御してもよい。一般に多色刷りの箇所は一色刷りの箇所よりも浮きなどの吸着不良が発生し易い。画像データに基づいて吸着室81の吸着力を制御することで、吸着不良が発生し易い箇所に対して吸着室81の吸着力を大きくすることができるため、用紙Sを第2搬送ベルト25に浮きなく吸着させることが可能となる。
また、変形例3では、第2吸着部80は、用紙幅方向において、用紙Sに形成される画像の印字率が互いに異なる場合、印字率の高い箇所に対応する吸着室81の吸着力を印字率の低い箇所に対応する吸着室81の吸着力よりも大きくなるように制御してもよい。一般に印字率の高い箇所は印字率の低い箇所よりも浮きなどの吸着不良が発生し易い。印字率に基づいて吸着室81の吸着力を制御することで、吸着不良が発生し易い箇所に対して吸着室81の吸着力を大きくすることができるため、用紙Sが第2搬送ベルト25に浮きなく吸着される。
(変形例4)
用紙Sに浮きなどの吸着不良が発生する場合、その用紙Sが厚い分だけ、用紙Sを第2搬送ベルト25に留めるのに大きな力が必要となる。そこで、変形例4では、第2吸着部80は、用紙Sの厚みに基づいて、吸着室81の吸着力を制御する。用紙Sの厚みに基づいて吸着室81の吸着力を制御することで、厚い用紙Sに浮きなどの吸着不良が発生した箇所をより大きな吸着力で吸着することができるため、浮きが軽減され、用紙Sが第2ベルト25に浮きなく吸着される。
また、用紙Sの中央部に浮きなどの吸着不良が発生する場合、その用紙Sが厚い分だけ、用紙Sの中央部を第2搬送ベルト25に留めるのに大きな力が必要となる。一般に、その力は、用紙Sの端部を第2搬送ベルト25に留めるのに必要となる力よりも大きい。そこで、変形例4では、第2吸着部80は、用紙Sの厚みが大きいほど、用紙幅方向の中央部に位置する吸着室81の吸着力を大きくするように制御する。これにより、用紙Sを用紙幅方向の中央部と両端部とを同じように吸着させることが可能となる。
(変形例5)
用紙Sに浮きなどの吸着不良が発生する場合、その用紙Sの剛性が大きい分だけ、用紙Sを第2搬送ベルト25に留めるのに大きな力が必要となる。そこで、変形例5では、第2吸着部80は、用紙Sの剛性に基づいて、吸着室81の吸着力を制御する。用紙Sの剛性に基づいて吸着力を制御することで、剛性が高い用紙Sに浮きなどの吸着不良が発生した箇所をより高い吸着力で吸着することができるため、浮きが軽減され、用紙Sが第2ベルト25に浮きなく吸着される。
また、用紙Sの中央部に浮きなどの吸着不良が発生する場合、その用紙Sの剛性が大きいほど、用紙Sの中央部を第2搬送ベルト25に留めるのに大きな力が必要となる。一般に、その力は、用紙Sの端部を第2搬送ベルト25に留めるのに必要となる力よりも大きい。そこで、変形例5では、第2吸着部80は、用紙Sの剛性が大きいほど、用紙幅方向の中央部に位置する吸着室81の吸着力を大きくなるように制御する。これにより、用紙Sを用紙幅方向の中央部と両端部とを同じように第2搬送ベルト25に吸着させることが可能となる。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明の実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、用紙の搬送不良の発生を防止することが要求される用紙搬送装置を備えた画像形成装置に好適に利用される。
1 画像形成装置
2 画像形成装置本体
3 給紙部
4 排紙部
5 アライナー
10 ヘッドユニット(画像形成部)
20 搬送部
21 第1搬送ベルト
22 従動ローラー
23 駆動ローラー
25 第2搬送ベルト
26 従動ローラー
27 駆動ローラー
30 乾燥部
40 制御部
51 搬送駆動部
60 測定部
70 第1吸着部
71 吸着室
80 第2吸着部
81 吸着室
82 第2吸着室
101 ヘッド駆動部
102 インクジェットヘッド(インク吐出部)
RP 反転搬送路
R 搬送ローラー
S 用紙

Claims (17)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成部に対応するように配置され、前記用紙を吸着して搬送する第1搬送ベルトと、
    前記用紙の搬送方向における前記第1搬送ベルトの下流側に配置され、前記第1搬送ベルトから受け渡された前記用紙を吸着して搬送する第2搬送ベルトと、
    を備え、
    前記第2搬送ベルトは、前記用紙を吸着する吸着力を、前記搬送方向と直交する用紙幅方向で変更することが可能な吸着部を有する、
    用紙搬送装置。
  2. 前記吸着部は、前記用紙幅方向において空間的に互いに分離する複数の吸着室を有し、前記複数の吸着室のそれぞれの前記用紙を吸着する吸着力を変更する、
    請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記用紙の吸湿度を測定する測定部をさらに備え、
    前記吸着部は、前記測定された前記吸湿度に基づいて前記吸着室の吸着力を制御する、
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記吸着部は、前記用紙幅方向において前記吸湿度が互いに異なる場合、前記吸湿度の高い箇所に対応する前記吸着室の吸着力を前記吸湿度の低い箇所に対応する前記吸着室の吸着力よりも大きくなるように制御する、
    請求項3に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記吸着部は、前記用紙に形成される画像データに基づいて、前記吸着室の吸着力を制御する、
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  6. 前記吸着部は、前記用紙幅方向において前記画像の印字率が互いに異なる場合、前記印字率の高い箇所に対応する前記吸着室の吸着力を前記印字率の低い箇所に対応する前記吸着室の吸着力よりも大きくなるように制御する、
    請求項5に記載の用紙搬送装置。
  7. 前記吸着部は、前記用紙の厚みに基づいて、前記吸着室の吸着力を制御する、
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  8. 前記吸着部は、前記用紙の厚みが大きいほど、前記用紙幅方向の中央部に位置する前記吸着室の吸着力を大きくするように制御する、
    請求項7に記載の用紙搬送装置。
  9. 前記吸着部は、前記用紙の剛性に基づいて、前記吸着室の吸着力を制御する、
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  10. 前記吸着部は、前記用紙の剛性の大きさいほど、前記用紙幅方向の中央部に位置する前記吸着室の吸着力を大きくするように制御する、
    請求項9に記載の用紙搬送装置。
  11. 前記吸着部は、前記用紙を吸着する吸着圧を0.5kPaから8.0kPaの範囲で制御する、
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  12. 前記吸着部は、前記第2搬送ベルトにおいて前記複数の吸着室よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記用紙幅方向において空間的に連続する第2吸着室を有する、
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  13. 前記第2搬送ベルトは、用紙を載置する表面側のエアを当該表面とは反対の裏面側へ通す複数の吸引孔を有し、
    前記用紙幅方向の端部に配置される前記吸引孔の穴径は、前記用紙幅方向の中央部に配置される前記吸引孔の穴径よりも小さい、
    請求項1に記載の用紙搬送装置。
  14. 前記第2搬送ベルトは、用紙を載置する表面側のエアを当該表面とは反対の裏面側へ通す複数の吸引孔を有し、
    前記用紙幅方向の端部に配置される前記吸引孔の穴密度は、前記用紙幅方向の中央部に配置される前記吸引孔の穴密度よりも低い、
    請求項1に記載の用紙搬送装置。
  15. 前記第2搬送ベルトに対応するように配置され、前記画像が形成された前記用紙を乾燥させる乾燥部をさらに備える、
    請求項1に記載の用紙搬送装置。
  16. 前記画像形成部は、ノズルを有し、前記ノズルからインクを前記用紙に対し吐出して所望のパターンで着弾させることで、前記用紙に画像を形成するインク吐出部を備える、
    請求項1に記載の用紙搬送装置。
  17. 請求項1に記載の用紙搬送装置を備え、
    前記用紙搬送装置により搬送される前記用紙に画像を形成する画像形成部と、
    を備える、画像形成装置。
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