JP2023181545A - 空調機 - Google Patents

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Jun Furukawa
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Abstract

【課題】空調設備の施工に要する作業工数の削減及びメンテナンス性の向上を図る。【解決手段】空調機器を設置する施工方法は、機内を通過する空気の温度を調整する既製の空調機器の空気経路上に配設される空調部品を既製の空調機器に組付可能に加工する製作工程と、空調部品を既製の空調機器に組付けて一体化する組付工程と、既製の空調機器と機外の空調設備とを、既製の空調機器に一体化された空調部品を通じて連結する連結工程と、を有する。【選択図】図15

Description

本発明は、施工方法に関する。
地球温暖化に伴って空調の重要性は高まり、空調設備の施工及びメンテナンスのコスト削減が求められている。さらに、昨今の少子高齢化により労働人口は減少し、施工及びメンテナンスの人員を確保することが困難となっている。空調設備の施工及びメンテナンスの合理化を図るため、様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平05-272778号公報
空調設備は、作業性の悪い空調機械室又は天井等の限られた空間内に設置されるため、順序立てた手順により施工される。ビル等の大型施設の空調設備では、例えば、空調機械室内に空調機器(AHU、Air Handling Unit)が設置される。空調機器の据付後には、各種センサの取付け配線作業及びケーブルラックの設置等の作業が発生する。既存の空調設備の更新では、既存設備と施工仕様を揃えるための加工作業も発生するため、空調設備の施工における作業工数の削減及び工期短縮が求められていた。また、各種センサは、空調機器の機外に取付けられるため、空調機械室等の限られた空間内では、メンテナンススペースの確保が制限されていた。
そこで、本発明は、空調設備の施工に要する作業工数の削減及びメンテナンス性の向上を図ることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、空気経路上に配設される空調部品を既製の空調機器に組付けて一体化し、既製の空調機器と機外の空調設備とを、当該空調部品を通じて連結することにした。
詳細には、本発明は、空調機器を設置する施工方法であって、機内を通過する空気の温度を調整する既製の空調機器の空気経路上に配設される空調部品を既製の空調機器に組付可能に加工する製作工程と、空調部品を既製の空調機器に組付けて一体化する組付工程と、既製の空調機器と機外の空調設備とを、既製の空調機器に一体化された空調部品を通じて連結する連結工程と、を有する。
空調部品は、例えば、空調機器と空調ダクトとを連結するチャンバ、機内に組付けられる各種センサ、可変風量(VAV、Variable Air Volume)装置である。空調機器は、例えば、各室内の空調をするファンコイルユニット(FCU Fan Coil Unit)、空調機械室内に据付けられ各FCUに冷温水を供給するAHUが例示される。上記の施工方法であれば、空調部品を既製の空調機器に組付け、当該空調部品を通じて機外の空調設備と連結することで、空調設備の施工に要する作業工数の削減を図ることができる。
また、製作工程は、空気経路を通過する空気の状態を計測するセンサ、又は空気経路を
通過する空気の風量を制御する装置を空調部品として、既製の空調機器に組付可能に加工するものであってもよい。このような施工方法であれば、各種空調部品を予め機内に組付けることで、空調機器の据付後、機外に各種空調部品を設置するための計装工事にかかる時間は短縮される。また、各種空調部品は、機内に組付けられるため、機外配線が減少し、空調機械室等の限られた空間内においてメンテナンススペースの確保が容易になる。
また、組付工程は、既製の空調機器内の空気経路上に棒状部材を配設し、空調部品を、棒状部材を介して既製の空調機器に組付けて一体化するものであってもよい。このような施工方法であれば、棒状部材でセンサを支持することができ、各種センサの設置、更新が容易になる。
本発明によれば、空調設備の施工に要する作業工数の削減及びメンテナンス性の向上を図ることが可能となる。
図1は、共用チャンバを例示する右上側からの斜視図である。 図2は、図1の共用チャンバを左上側から見た斜視図である。 図3は、共用チャンバのスライド式フランジの構成を例示する斜視図である。 図4は、施工前後における図2のA-A線で切断した共用チャンバの部分断面図である。 図5は、共用チャンバと空調ダクトとの取合いを調整する施工例を説明する図である。 図6は、共用チャンバを取付けたAHUの平面図及び側面図の一例である。 図7は、共用チャンバを取付けたAHUの平面図及び側面図の変形例である。 図8は、共用チャンバを取付けたAHUの平面図及び側面図の変形例である。 図9は、実施形態に係る共用チャンバを使用した場合の工数削減効果を説明する図である。 図10は、FCUの左下側からの斜視図である。 図11は、FCUのドレンパン開閉前後における左側面図である。 図12は、FCUと点検口との位置関係を例示する図である。 図13は、実施形態に係るFCUを使用した場合の工数削減効果を説明する図である。 図14は、比較例及び実施形態に係る空調部品の設置位置を比較する図である。 図15は、ハイブリッド空調機に対する空調部品の組付けを例示する図である。 図16は、ハイブリッド空調機の施工工程を例示する図である。 図17は、ハイブリッド空調機を使用した場合の工数削減効果を説明する図である。 図18は、ハイブリッド空調機を使用した場合の原価削減効果を説明する図である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様を例示したものであり、本願発明の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
大型施設の空調設備では、空気の温度や湿度を調節する空調機器、例えばAHUは、専用の機械室等に設置される。AHUは、空調ダクトを介して、外気を機内に取り込んだり、温度調節等をした空気を送風したりする。また、AHUは、部屋ごとに設置される空調機器、例えばFCUに冷温水を供給する。FCUは、熱交換器、送風機、エアフィルタ等を内蔵し、AHUから供給される冷温水の流量を制御することで、部屋ごとの温度調整をすることが可能である。
AHU又はFCU等の空調機器と空調ダクトとの間の空気経路上には、騒音を吸収したり、空気を混合又は分岐させたりする目的で箱状のチャンバが接続される。また、空気経路上には、空調機器の機内、チャンバ、空調ダクトを流通する空気の温度又は湿度等を計測する各種センサ、給気のための送風量を調節するVAV装置等の空調部品が設置される。
本実施形態では、空調設備の施工において、既製の空調機器を設置場所に据付ける前に、チャンバや各種センサ等の空調部品は、既製の空調機器に組付けて一体化させる。なお、空調機器は、複数の空調ダクトに接続される場合、空調ダクトごとに複数のチャンバに接続される。本実施形態では、チャンバの内部を空気経路ごとに仕切ることで、複数のチャンバを一体化した共用チャンバを空調機器に組付けるようにしてもよい。
このように空調部品を空調機器に組付けて一体化させてから、空調機器を設置場所に据付けることで、空調機器の据付け後に空調部品を接続又は設置するための作業工数は削減される。また、空調部品を予め既製の空調機器に組付けておくことで、限られたスペースでの作業又は高所での作業が低減され、作業効率及び安全性は向上する。
<共用チャンバ>
図1は、共用チャンバを例示する右上側からの斜視図である。また、図2は、図1の共用チャンバを左上側から見た斜視図である。共用チャンバ20は、AHUとAHU外部との空気の流通経路となる空調ダクト(図示せず)に接続される開口部21aから開口部21d(以下、総称して開口部21ともいう)を有する筐体である。共用チャンバ20は、AHUの上面に載置して設置される。AHUの上面には、屋内に空気を供給するための給気口、外気を取り入れるための外気口、屋内の空気を取り込むための還気口、空気を建物の外に排出するための排気口が設けられている。共用チャンバ20は、AHUの上面に設けられた給気口、外気口、還気口及び排気口とそれぞれ連通する連通口22aから連通口22d(以下、総称して連通口22ともいう)を有する。
図1の例では、共用チャンバ20の内部は、セパレータ23a及びセパレータ23bによって空間S1から空間S3に仕切られる。空間S1は、開口部21a及び連通口22aを有し、セパレータ23aによって空間S2と仕切られる。空間S2は、開口部21b、開口部21c、連通口22b及び連通口22cを有し、セパレータ23a及びセパレータ23bによってそれぞれ空間S1及び空間S3と仕切られる。さらに空間S2は、開口部21bから流入する外気を連通口22bまで流通させる経路と、開口部21cから流出入する還気を連通口22cまで流通させる経路とに、図示しないセパレータにより仕切られる。空間S3は、開口部21d及び連通口22dを有し、セパレータ23bによって空間S2と仕切られる。共用チャンバ20は、内部を仕切ることにより、給気、外気及び還気、排気ごとに個別の空気経路を形成する。給気、外気及び還気、排気ごとに個別のチャンバを設けることなく、1つの筐体の内部を仕切って共用チャンバ20とすることで、部品点数は減少し、施工の合理化を図ることが可能となる。
なお、空気経路を形成する筐体の形状、開口部21の位置及び形状、連通口22の位置及び形状、セパレータ23a及びセパレータ23bの配置は、図1及び図2の例に限られ
ず、AHUの型式又は設置場所等に応じて適宜変更可能である。また、共用チャンバ20は、開口部21aから開口部21dのそれぞれにおいて、図3に示すように、空調ダクトに連結するための連結部材及び押え枠を備える。
図3は、共用チャンバのスライド式フランジの構成を例示する斜視図である。共用チャンバ20は、筐体24、連結部材25、押え枠26を備える。筐体24は、空調ダクトの接続面に開口部21を有し、連結部材25及び押え枠26を介して、空調ダクトに接続される。
連結部材25は、通気孔251及びフランジ252を有する。通気孔251は、空調ダクトに流れ込む空気又は空調ダクトから取り込む空気が流通する空気経路を形成する。通気孔251は、空調ダクト内との間で空気の流出入が可能であればよく、図3に示すように断面が矩形の筒状である場合に限られない。図3の筒状部材は、例えば、円筒状であってもよく、また、筒状部材を設けずに空調ダクトの端面がフランジ252に接合されるようにしてもよい。フランジ252は、筐体24の空調ダクトの接続面にスライド可能に当接される。連結部材25は、通気孔251が空調ダクトの接続面に設けられた開口部21と重なり合う範囲で、空調ダクトの接続面上をスライドさせることができる。空調ダクトの位置は、現場での施工の際、開口部21との間でずれを生ずる場合がある。このため、連結部材25は、空調ダクトと接続可能な位置にスライドさせた状態で、押え枠26によって固定することで、ずれを解消することができる。
押え枠26は、通気孔251の外周よりも大きく、フランジ252の外周よりも小さい挿通孔261を有する。押え枠26は、連結部材25を空調ダクトと接続可能な位置にスライドさせた状態で、連結部材25のフランジ252の外周を押さえて固定される。
なお、空調ダクトと開口部21との間で流出入する空気が漏れないように密閉するため、押え枠26の外縁に沿って、フランジ252との間及び空調ダクトの接続面との間に、パッキン27a及びパッキン27bを取り付けてもよい。
図4は、施工前後における図2のA-A線で切断した共用チャンバの部分断面図である。図4の左側の図は、施工前の共用チャンバ20の部分断面図である。また、図4の右側の図は、施工後の共用チャンバ20の部分断面図である。まず、連結部材25のフランジ252が、筐体24の空調ダクト30との接続面に当接される。次に、押え枠26が、挿通孔261に連結部材25を挿通させ、フランジ252を押さえる。連結部材25は、空調ダクト30に接続可能な位置にスライドさせて、固定する位置が調整される。連結部材25を固定する位置を調整した後、押え枠26は、フランジ252を押さえた状態で、例えば、ボルト28により筐体24に固定される。なお、図4の例では、押え枠26の外縁にパッキン27a及びパッキン27bが取付けられている。パッキン27aは、連結部材25のフランジ252と押え枠26との間を密封する。パッキン27bは、筐体24の空調ダクト30との接続面と押え枠26との間を密封する。
図5は、共用チャンバと空調ダクトとの取合いを調整する施工例を説明する図である。図5において、図4と同じ構成については、同じ符号を付すことにより説明を省略する。また、図5において、パッキン27a及びパッキン27bの図示は省略される。
図5の左側の図は、連結部材25の筒部の中心軸X1と、共用チャンバ20に接続される空調ダクト30の断面の中心軸X2とがずれていることを示す。図5の左側の図において、連結部材25の筒部の中心軸X1は、共用チャンバ20の開口部の中心軸に一致する。連結部材25のフランジ252は、筐体24の空調ダクト30との接続面上をスライド可能である。また、連結部材25は、押え枠26の挿通孔261の範囲内で移動可能であ
る。共用チャンバ20と空調ダクト30との取合いを調整するため、図5の左側の図において、連結部材25は、矢印Yの向きにスライドされる。図5の右側の図に示されるように、連結部材25は、中心軸X1が中心軸X2に一致する位置までスライドされ、空調ダクト30に接続される。このように、連結部材25の筒部の中心軸X1(即ち、共用チャンバ20の開口部の中心を通る軸)と、空調ダクト30の断面の中心軸X2とがずれている場合であっても、現場での施工時に取合いを調整して、共用チャンバ20と空調ダクト30とを接続することが可能である。
<共用チャンバの取付け>
図6は、共用チャンバを取付けたAHUの平面図及び側面図の一例である。図6の上側に平面図、下側に側面図が示される。共用チャンバ20は、AHU10の上面に載置して取付けられる。AHU10の上面には給気口11a、外気口11b、還気・還気排気口11c及び排気口11d(以下、総称して制気口11ともいう)が設けられている。還気・還気排気口11cは、共用チャンバ20内のセパレータ23の位置に応じて還気口と還気排気口に分かれるようにしてもよい。共用チャンバ20(筐体24)は、制気口11のそれぞれに対応する連通口22aから連通口22dを有する。共用チャンバ20の内部は、給気、外気、還気、排気がそれぞれ個別の経路を流通するようにセパレータ23によって仕切られる。共用チャンバ20内の還気経路は、さらに、図示しないセパレータにより、還気が流入する経路と還気が流出する経路に仕切られてもよい。なお、共用チャンバ20は、セパレータ23で仕切って製作されても良く、複数のチャンバを組み合わせて一体化して製作されてもよい。給気用の空調ダクト30aは、筐体24の開口部21aに連結され、AHU10の給気口11aから送風される給気を屋内に送風する。外気用の空調ダクト30bは、筐体24の開口部21bに連結され、屋外から取り込んだ外気は、AHU10の外気口11bに送風される。開口部21cは、図示しない還気用の空調ダクト30に連結され、屋内から取り込んだ還気は、AHU10の還気・還気排気口11cに送風される。開口部21dは、図示しない排気用の空調ダクト30に連結され、AHU10の排気口11dから排出される排気は、屋外に排出される。
各開口部21は、図3に示す連結部材25及び押え枠26を介して、それぞれに対応する空調ダクトに接続される。連結部材25は、開口部21が設けられた空調ダクトとの接続面上をスライドさせることできる。このため、従来は空調ダクトとチャンバとの取合いの寸法を計測してからチャンバを製作していたが、本実施形態の共用チャンバ20は、連結部材25を空調ダクトとの接続が可能な位置にスライドさせることで、現場での施工の際に、取合いを調整することができる。
また、従来、給気口11a、外気口11b、還気・還気排気口11c及び排気口11dは、天井から吊り下げられた個別のチャンバに接続されていた。本実施形態では、個別のチャンバを一体化し、給気口11a等に連通する連通口22aから連通口22dの位置に応じて内部が仕切られた共用チャンバ20がAHU10に載置される。したがって、施工に要する工数は削減され、施工の合理化が図られる。
図7は、共用チャンバを取付けたAHUの平面図及び側面図の変形例である。図7の上側に平面図、下側に側面図が示される。図7の例では、共用チャンバ20は、給気口11aと図示しない給気用の空調ダクト30との間に設置されるチャンバ、及び外気口11b、還気・還気排気口11c及び排気口11dとの間に設置されるチャンバの2つのチャンバに分けられる。また、外気口11b、還気・還気排気口11c及び排気口11dとの間に設置されるチャンバの内部は、例えば図7に示すセパレータ23によって、外気、還気、排気がそれぞれ個別の経路を流通するように仕切られる。開口部21dは、排気用の空調ダクト30dに連結される。他の構成要素については、配置が異なる点以外は図6と同様であるため、同一の番号を付して説明を省略する。
図8は、共用チャンバを取付けたAHUの平面図及び側面図の変形例である。図8の上側に平面図、下側に側面図が示される。図8の例では、図7と同様に、共用チャンバ20は、給気口11aと図示しない給気用の空調ダクト30との間に設置されるチャンバ、及び外気口11b、還気・還気排気口11c及び排気口11dとの間に設置されるチャンバの2つのチャンバに分けられる。また、外気口11b、還気・還気排気口11c及び排気口11dとの間に設置されるチャンバの内部は、例えば図8に示すセパレータ23によって、外気、還気、還気排気、排気がそれぞれ個別の経路を流通するように仕切られる。この場合、還気・還気排気口11cは、還気口と還気排気口に分かれているものとする。開口部21cは、還気用の空調ダクト30dに連結される。
図7及び図8に示す共用チャンバ20は、チャンバの一部を一体化してAHU10の上面に取付けられるため、個別のチャンバを天井から吊り下げて設置し各制気口11と接続する場合よりも、施工に要する作業工数は削減される。なお、共用チャンバ20の内部は、図1、図6から図8に例示される場合に限られず、給気、外気、還気、排気がそれぞれ個別の経路を流通するように仕切られていればよい。また、共用チャンバ20は、給気、外気、還気、排気がそれぞれ流通する複数のチャンバを一体化して製作されてもよい。
図9は、実施形態に係る共用チャンバを使用した場合の工数削減効果を説明する図である。まず、AHU10の在来施工による施工フローについて説明する。在来施工では、AHU10の給気口11a等の各制気口11は、天井から吊り下げられた個別のチャンバに接続される。躯体工事では、チャンバを設置するためのインサートが打込まれる(A01)。ダクト工事では、各チャンバは、先行して天井に吊り込まれる(A02)。その後、AHU10は、搬入据付けされる(A03)。各チャンバは、AHU10の給気口11a等の各制気口11に接続して設置され、空調ダクトとの取合い寸法取りが実施される(A04)。寸法取りをした取合いに応じて、AHU10に設置されたチャンバに接続される空調ダクトが製作される(A05)。未施工の残りの空調ダクトが接続される(A06)。空調ダクトの接続部に対し、断熱材を設置する保温工事が実施される(A07)。
次に、実施形態に係る共用チャンバ20を使用する場合の施工フローについて説明する。共用チャンバ20は、天井から吊り下げるのではなく、AHU10上に設置され、AHU10と共に搬入据付けされる(A11)。即ち、在来施工におけるA01、A02、A04、A05の各工程は不要となり、共用チャンバ20が設置されたAHU10の搬入据付け(A11)の1工程に削減される。未施工の残りの空調ダクトを接続する工事(A12)、及び空調ダクトの接続部の保温工事(A13)は、それぞれ在来施工のA06及びA07の工程と同様である。
さらに、実施形態に係る共用チャンバ20を使用した場合に予想される効果について説明する。実施形態に係る共用チャンバ20を使用した場合には、工程の削減により、工数の削減及び日数の短縮が図られる。例えば、1台のAHU10を設置するための工数は約46%削減される。フロアごとに2台のAHU10を22フロアに設置する場合には、2台/フロア×22フロア=44台分の工数の約46%が削減されることになる。また、1フロアに2台のAHU10を設置する場合の日数は、8日から3日に短縮され、1フロアにつき約62%に相当する5日間の工期が短縮される。22フロアにそれぞれ2台のAHU10を設置する場合、5日/フロア×22フロア=110日(約3.5月分)の日数が低減されることが予想される。
上記共用チャンバを使用して空調機器の施工をすることで、空調機器に接続される空調ダクトごとに個別のチャンバを設置する場合と比較して、作業工数は削減される。また、空調機器を据付けた後に個別のチャンバを設置する場合には作業空間が限られるため、作
業効率は低下する。空調機器の据付け前に、空調機器に共用チャンバを組付けることで、空調機器への組付けにかかる時間は短縮される。さらに、共用チャンバの内部は、空調ダクトごとに空気経路が仕切られているため、空気は、相互に混合されることなく流通することができる。
<ファンコイルユニット>
図10は、FCUの左下側からの斜視図である。FCU40は、チャンバボックス41、熱交換器42、ファンユニット43、及びドレンパン44を備える。チャンバボックス41は、給気又は還気用の空調ダクトを接続するための空調ダクト接続口411を有する。熱交換器42は、AHU10から供給される冷温水が流れる冷水コイル及び温水コイルを筐体内部に収容する。冷水コイルは、水出口421及び水入口422に接続され、冷房時にAHU10との間で冷水を還流させる。温水コイルは、温水出口423及び温水入口424に接続され、暖房時にAHU10との間で温水を還流させる。ファンユニット43は、ファンモータ(図示せず)を内部に備える。ファンモータによって送風される空気は、熱交換器42の冷水コイル又は温水コイルによって温度調整され、チャンバボックス41及び空調ダクトを通して室内に送風される。
ドレンパン44は、FCU40の運転中は閉じられ、熱交換器42で生じる結露を受けて貯留する。ドレンパン44は、作業員によるメンテナンスの際、一辺がヒンジ等で熱交換器42の筐体の底面側に固定された状態で開けられる。作業員は、天井等の狭い空間においても、ドレンパン44を取り外すことなく、容易に清掃等のメンテナンスをすることができる。ドレンパン44は、ヒンジによって筐体に組付けられる位置とは反対側に、貯留された結露を排水するための排水口441を備える。FCU40の運転中にドレンパン44に貯留した結露は、ドレンパン44を開けると、排水口441の方へ流れ、排水口441から排水される。
図11は、実施形態に係るFCUのドレンパン開閉前後における左側面図である。ドレンパン44は、例えば、排水口441が設けられた位置に対向する辺において、ヒンジ等により熱交換器42の筐体に、開閉可能に固定される。ドレンパン44は、FCU40の運転中は閉じられて水平状態となり、熱交換器42で生じる結露を受けて貯留する。ドレンパン44を開けると、貯留した結露は排水される。
図12は、FCUと点検口との位置関係を例示する図である。図12はFCUの上面図を示しており、図10と同じ構成については、同じ符号を付すことにより説明を省略する。また、図12において、ファンユニット43は、内部にファンモータ431を備える。図12は、FCU40が天井空間内に設置され、FCU40をメンテナンスする際の出入口として、天井に点検口50が設けられている様子を示す。FCU40の施工及びメンテナンスは、天井に設けられる点検口50を介して実施される。天井内のスペースは限られているため、ドレンパン44をFCU40から取り外すことなく、FCU40に組付けられたドレンパン44の開閉によって清掃等のメンテナンスをすることで、点検口50からの作業性は向上する。
図13は、実施形態に係るFCUを使用した場合の工数削減効果を説明する図である。まず、FCU40の在来施工による施工フローについて説明する。在来施工ではFCU40は、チャンバボックス41とは一体化されておらず、チャンバボックス41とは別に設置される。躯体工事では、チャンバを設置するためのインサートが打込まれる(B01)。FCU40及びチャンバボックス41は、別個に搬入される(B02)。チャンバボックス41は、インサートによって支持され、FCU40に組付けられる(B03)。組付け部分は、保温工事が実施される(B04)。FCU40を吊込み(B05)、試運転用の仮設フィルタを取付け、メンテナンスのスペースが確保可能かを確認する(B06)。
試運転の後、仮設フィルタは撤去される(B07)。
次に、チャンバボックス41と一体化された実施形態に係るFCU40を使用する場合の施工フローについて説明する。FCU40は、予めチャンバボックス41と一体化され、さらに仮設フィルタを取付けた状態で施工される。即ち、FCU40の搬入後にチャンバボックス41を組み付けるB01からB04までの各工事は不要となり、チャンバボックス41と一体化されたFCU40の搬入(B11)の1工程に削減される。仮設フィルタは予めFCU40に取付けられているため、在来施工のB06の工程は省略される。FCU40が吊込まれると(B12)、試運転が実行される。在来施工のB07の工程と同様に、試運転の後、仮設フィルタは撤去される(B13)。
さらに、チャンバボックス41と一体化された実施形態に係るFCU40を使用した場合に予想される効果について説明する。チャンバボックス41と一体化された実施形態に係るFCU40を使用した場合には、工程の削減により、工数の削減及び日数の短縮が図られる。例えば、FCU40を30台設置するための工数は、約59%削減される。また、FCU40を30台設置するための日数は、7.2日から3.2日に短縮され、約55%に相当する4日の工期が短縮されることが予想される。
上記FCUは、空調機器にチャンバボックス41及びドレンパン44等の空調部品を組付けた状態で天井等に据付けられるため、空調機器を据付けた後、空調部品を設置する場合よりも、施工に要する作業工数は削減される。また、高所での作業が削減されるため、安全性が確保される。さらに、ドレンパン44は、ヒンジを介して開閉可能に組付けられており、天井の点検口から、清掃及び結露の排水等のメンテナンス作業をする際の作業効率は向上する。
<ハイブリッド空調機>
大型施設における空調機器の更新工事は、短期間で実施されることが求められる。従来、各種センサ及びVAV装置等の空調部品は、空調機器10が据付けられた後、据付け後の空調機器に組付けられていた。空調部品の配線作業は、電配管及びケーブルラックの加工を要する。また、据付け後の空調機器に空調部品を組付ける場合、限られたスペースでの作業となるため時間がかかる場合がある。さらに、空調部品は、空調機器10の上部に設置されるため、足場の設置にも時間がかかる場合があった。そこで、本実施形態において、各種センサ等の空調部品は、空調機器10の据付け前に、空調機器10に組付けるようにした。予め空調部品が組付けられた空調機器10は、以下、ハイブリッド空調機ともいう。
図14は、比較例及び実施形態に係る空調部品の設置位置を比較する図である。図14の左側の図は、従来の空調部品の設置位置を例示する。露点温度センサ61、温湿度センサ62、CO濃度計63、VAV装置64等の空調部品は、空調機器10の据付け後に、空調機器10の機外上部に設置される。限られた空間での配線作業は、作業効率が悪く、機内に設置する場合よりも使用される配線ケーブルの長さは長くなる。
一方、図14の右側の図は、本実施形態における空調部品の設置位置を例示する。ハイブリッド空調機10Aでは、露点温度センサ61、温湿度センサ62、CO濃度計63、VAV装置64は、ハイブリッド空調機10Aの機内に組付けられている。ハイブリッド空調機10Aは、空調部品を組付けた後、空調機械室等に据付けられるため、据付け後に空調部品を組付ける場合よりも、作業工数は削減される。
図15は、ハイブリッド空調機に対する空調部品の組付けを例示する図である。露点温度センサ61、温湿度センサ62、CO濃度計63、VAV装置64は、ハイブリッド
空調機10Aが空調機械室等に据付けられる前に、ハイブリッド空調機10Aの機内に組付けられる。ハイブリッド空調機10Aの機内には、各空調部品を支持するためのセンサ取付用短管65が配設される。各空調部品は、センサ取付用短管65に組付けられる。
なお、各種センサは、機内を流れる空気の状態を計測するセンサであり、機内の空気経路上に組付けられる。また、VAV装置64は、送風量を変えることにより冷暖房能力を調節するための装置であり、機内の空気経路上に組付けられればよい。センサ取付用短管65は、「棒状部材」の一例である。
図16は、ハイブリッド空調機の施工工程を例示する図である。図16に示す工程は、既存施設において空調設備を更新する際の更新工程である。点線で囲まれた部分は、従来の施工工程のうち、本実施形態に係るハイブリッド空調機10Aの施工工程で不要となった工程である。
例えば、ハイブリッド空調機10Aは、各種空調部品が予め機内に組付けられるため、ハイブリッド空調機10Aの据付後、機外に各種空調部品を設置するための計装工事にかかる時間は短縮される。計装工事の時間短縮により、ダクト工事、配管工事、保温工事等の他の工事は、従来の6時30よりも遅い時間から始めることができる。したがって、早朝の工事が不要となり、早出による時間外の割増労務費は削減される。
また、電配管事前加工、ラック及び配管の設置、各種機器の取付け、配線結線等の計装工事が不要となるため、これらの計装工事後に実施されていたダクト配管の保温及び盤内結線は、前倒しで実施することができる。また、各種計装工事にかかる工数の削減により、時間内に工事をすることができ、早出や残業による時間外の割増労務費は削減される。さらに、各工事を担当する業種間で作業の錯綜が低減され、安全と品質の管理が容易になるとともに、各工事の効率化が図られる。
図17は、ハイブリッド空調機を使用した場合の工数削減効果を説明する図である。図17の例では、ハイブリッド空調機10Aを採用した場合に、温湿度・露店温度・COセンサの設置(工程(1))の作業に要する工数を1として、各作業に要する工数が算出される。従来施工の場合、温湿度・露店温度・COセンサの設置(工程(1))、外気VAV用配線・配管・結線(工程(2))、及び機外配線・配管・ラック取付(工程(4))の作業に要する工数は、それぞれ2、2、8と想定される。なお、機内に空調部品を組付けるために実施される機内配線・支持金物取付(工程(3))、及びVAV他ダクト材取付(工程(5))の作業は発生しないため、工数は0となっている。在来施工の場合、工数の総計は12となる。
ハイブリッド空調機10Aを採用した場合、工程(1)、工程(2)及び工程(4)の作業に要する工数は、それぞれ1、1、2と想定される。在来施工では、各種空調部品は、ハイブリッド空調機10Aの据付け後、ハイブリッド空調機10Aの上部に設置される。このため、工程(1)、工程(2)及び工程(4)での作業は、高所作業となり、不安定な姿勢での作業となる。一方、ハイブリッド空調機10Aでは、据付け前に、各種空調部品が機内に組付けられるため、在来施工よりも作業性は向上する。また、ラックの取付け等、一部の作業が不要となるため、ハイブリッド空調機10Aを採用した場合、工程(1)、工程(2)及び工程(4)の作業に係る工数は低減される。機内に各種空調部品を組付けるために実施される工程(3)及び工程(5)の作業に要する工数は、それぞれ1と想定されるため、ハイブリッド空調機10Aを採用した場合、工数の総計は6となる。即ち、図17に示される例では、ハイブリッド空調機10Aを採用した場合、従来施工の場合と比較して約50%の工数低減が見込まれる。
図18は、ハイブリッド空調機を使用した場合の原価削減効果を説明する図である。図18は、図17に示す工程(1)から工程(5)に対し、原価の削減効果を示す。図18の例では、ハイブリッド空調機10Aを採用した場合に、工程(2)の作業にかかる原価を100として、各作業にかかる原価が算出される。従来施工の場合、工程(1)、工程(2)及び工程(4)の作業にかかる原価は、それぞれ1300、200、1500であると想定される。工程(3)及び工程(5)に対する費用は発生しないため、在来施工の場合、原価の合計は3000となる。
ハイブリッド空調機10Aを採用した場合、工程(1)、工程(2)及び工程(4)にかかる原価は、それぞれ300、100、100であると想定される。ハイブリッド空調機10Aを採用した場合、作業性が向上し、機外配線に使用される部材の一部が不要となるため、工程(1)、工程(2)及び工程(4)にかかる原価は低減される。機内に各種空調部品を組付けるために実施される工程(3)及び工程(5)にかかる原価は、それぞれ100、200と想定されるため、ハイブリッド空調機10Aを採用した場合、原価の合計は1500となる。即ち、図18に示される例では、ハイブリッド空調機10Aを採用した場合、従来施工の場合と比較して、原価は約50%の低減が見込まれる。
各種センサ等を、空調機器10の据付け前に組付けておくことで、空調機器10の機外に各種センサ等を設置する場合に配設される配線ケーブル、及び配線ケーブルを収容するケーブルラックは不要となり、作業工数及び原価の削減が図られる。また、各種空調部品は、機内に組付けられるため、機外配線が減少し、空調機械室等の限られた空間内においてメンテナンススペースの確保が容易になる。
10・・空調機器、AHU:10A・・ハイブリッド空調機:11・・制気口:11a・・給気口:11b・・外気口:11c・・還気・還気排気口:11d・・排気口:20・・共用チャンバ:21,21a,21b,21c,21d・・開口部:22,22a,22b,22c,22d・・連通口:23,23a,23b・・セパレータ:24・・筐体:25・・連結部材:251・・通気孔:252・・フランジ:26・・押え枠:261・・挿通孔:27a,27b・・パッキン:30,30a,30b,30c,30d・・空調ダクト:40・・FCU:41・・チャンバボックス:411・・空調ダクト接続口:42・・熱交換器:43・・ファンユニット:431・・ファンモータ:44・・ドレンパン:441・・排水口:61・・露点温度センサ:62・・温湿度センサ:63・・CO濃度計:64・・VAV装置:65・・センサ取付用短管

Claims (8)

  1. 空気を取り入れる口と空気を給気する口とを備え、機内を通過する空気の温度を調整する空調機器を設置する施工方法であって、
    前記空調機器の機内の空気経路上に配設される空調部品を前記空調機器の機内に組付ける部材を前記空調機器の機内に配設する製作工程と、
    前記空調機器の空気経路上に配設される空調部品であって、空気を取り入れるチャンバと空気を給気するチャンバとを含む空調部品を前記空調機器に組付けて一体化する組付け工程であって、当該組付け工程は、前記空気を取り入れるチャンバを前記空調機器に載置して前記空気を取り入れる口に設置し、前記空気を給気するチャンバを前記空調機器に載置して前記空気を給気する口に設置し、前記空気を取り入れるチャンバと前記空気を給気するチャンバとをそれぞれ前記空調機器と一体化する工程と、前記部材を介して、前記空気経路を通過する空気の状態を計測するセンサを前記空調部品として前記空調機器の機内の空気経路上に組付ける、又は前記空気経路を通過する空気の風量を制御する風量制御装置を前記空調部品として、前記空調機器の機内の空気経路上に組付ける工程と、を含む組付け工程と、
    前記空気を取り入れるチャンバと前記空気を給気するチャンバとが一体化された前記空調機器を設置場所に搬入する搬入工程と、
    前記搬入工程で搬入された、前記空気を取り入れるチャンバと前記空気を給気するチャンバとが一体化された前記空調機器と機外の空調設備とを、前記空調機器に一体化された前記空気を取り入れるチャンバおよび前記空気を給気するチャンバを通じて連結する連結工程と、を有する、
    施工方法。
  2. 空気を取り入れる口と空気を給気する口とを備え、機内を通過する空気の温度を調整する空調機器を設置する施工方法であって、
    前記空調機器の機内の空気経路上に配設される空調部品を前記空調機器の機内に組付ける部材を前記空調機器の機内に配設する製作工程と、
    前記空調機器の空気経路上に配設される空調部品であって、空気を取り入れるチャンバと空気を給気するチャンバとを含む空調部品を前記空調機器に組付けて一体化する組付け工程であって、当該組付け工程は、前記空気を取り入れるチャンバを前記空調機器に載置して前記空気を取り入れる口に設置し、前記空気を給気するチャンバを前記空調機器に載置して前記空気を給気する口に設置し、前記空気を取り入れるチャンバと前記空気を給気するチャンバとをそれぞれ前記空調機器と一体化する工程と、前記部材を介して、前記空気経路を通過する空気の状態を計測するセンサを前記空調部品として前記空調機器の機内の空気経路上に組付ける、又は前記空気経路を通過する空気の風量を制御する風量制御装置を前記空調部品として、前記空調機器の機内の空気経路上に組付ける工程と、を含む組付け工程と、
    前記空気を取り入れるチャンバと前記空気を給気するチャンバとが一体化された前記空調機器を設置場所に据付する据付工程と、
    前記据付工程で据付された、前記空気を取り入れるチャンバと前記空気を給気するチャンバとが一体化された前記空調機器と機外の空調設備とを、前記空調機器に一体化された前記空気を取り入れるチャンバおよび前記空気を給気するチャンバを通じて連結する連結工程と、を有する、
    施工方法。
  3. 空気を取り入れる口と空気を給気する口とを備え、機内を通過する空気の温度を調整する空調機器を設置する施工方法であって、
    前記空調機器の機内の空気経路上に配設される空調部品を前記空調機器の機内に組付ける部材を前記空調機器の機内に配設する製作工程と、
    前記空調機器の空気経路上に配設される空調部品であって、空気を取り入れるチャンバと空気を給気するチャンバとを含む空調部品を前記空調機器に組付けて一体化する組付け工程であって、当該組付け工程は、前記空気を取り入れるチャンバを前記空調機器に載置して前記空気を取り入れる口に設置し、前記空気を給気するチャンバを前記空調機器に載置して前記空気を給気する口に設置し、前記空気を取り入れるチャンバと前記空気を給気するチャンバとをそれぞれ前記空調機器と一体化する工程と、前記部材を介して、前記空気経路を通過する空気の状態を計測するセンサを前記空調部品として前記空調機器の機内の空気経路上に組付ける工程、及び前記空気経路を通過する空気の風量を制御する風量制御装置を前記空調部品として、前記空調機器の機内の空気経路上に組付ける工程と、を含む組付け工程と、
    前記空気を取り入れるチャンバと前記空気を給気するチャンバとが一体化された前記空調機器を設置場所に据付する据付工程と、
    前記据付工程で据付された、前記空気を取り入れるチャンバと前記空気を給気するチャンバとが一体化された前記空調機器と機外の空調設備とを、前記空調機器に一体化された前記空気を取り入れるチャンバおよび前記空気を給気するチャンバを通じて連結する連結工程と、を有する、
    施工方法。
  4. 前記製作工程は、前記部材が前記空調機器内の前記空気経路上に配設された棒状部材であり、該棒状部材を前記空調機器の機内に配設する工程であり、
    前記組付け工程においては、前記空調部品を、前記棒状部材を介して前記空調機器に組付けて一体化する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の施工方法。
  5. 前記据付工程は、前記空調機器を天井に据付ける工程である、
    請求項2または3に記載の施工方法。
  6. 前記組付け工程は、前記空気経路を通過する空気の状態を計測する
    センサとして露点温度センサを、前記空調部品として、
    前記空調機器の機内の空気経路上に組付ける工程を含む、
    請求項1から5の何れか一項に記載の施工方法。
  7. 前記組付け工程は、前記空気経路を通過する空気の状態を計測する
    センサとして温湿度センサを、前記空調部品として、
    前記空調機器の機内の空気経路上に組付ける工程を含む、
    請求項1から5の何れか一項に記載の施工方法。
  8. 前記組付け工程は、前記空気経路を通過する空気の状態を計測する
    センサとしてCOセンサを、前記空調部品として、
    前記空調機器の機内の空気経路上に組付ける工程を含む、
    請求項1から5の何れか一項に記載の施工方法。
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