JP2023179107A - 画像処理装置 - Google Patents

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悠 疇地
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Abstract

【課題】ネットワークに接続された意図しない画像処理装置により、ジョブデータに基づく処理が実行されるのを抑制する。【解決手段】プリンタ30のコントローラ35は、受信されたジョブデータに含まれるユーザIDが、メモリに登録されているか否かを判断し、ユーザIDがメモリに登録されていると判断すると、印刷処理部33によるジョブデータに基づく印刷処理を実行させる。一方、受信されたジョブデータに含まれるユーザIDがメモリに登録されていないと判断すると、印刷処理部33によるジョブデータに基づく印刷処理を待機させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介して接続された送信元からジョブデータを受信し、受信したジョブデータに基づいて処理部に処理を実行させる技術に関する。
特許文献1には、ネットワークを介して接続された画像処理装置にジョブデータを送信し、画像処理装置にジョブデータに基づく処理を実行させる技術が記載されている。具体的には、送信元の端末は、ネットワークに接続された画像処理装置に対して、ジョブデータを送信することで、画像処理装置に処理を実行させる。
特開2019-024254号公報
例えば、送信元の端末と、画像処理装置との距離が離れている場合や、ネットワーク上に複数の画像処理装置が接続されている場合に、ユーザが意図しない画像処理装置にジョブデータを送信してしまう場合がある。このような場合、ユーザは、画像処理装置による処理が実行されたことを認識した後に、初めて、意図しない画像処理装置にジョブデータを送信したことを気づくこととなる。
本発明は、上記課題に鑑みたものであり、ネットワークに接続された意図しない画像処理装置により、ジョブデータに基づく処理が実行されるのを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために本実施形態で開示された画像処理装置では、通信インタフェースと、メモリと、コントローラと、ジョブデータに基づく処理を実行する処理部と、を備えている。コントローラは、通信インタフェースを介して、ネットワークに接続された外部装置から送信されたジョブデータを受信する受信処理を実行し、ジョブデータには、受信されたジョブデータの送信元を識別する識別情報を含んでおり、コントローラは、識別情報をメモリに登録可能とすることが可能であり、受信されたジョブデータに含まれる識別情報が、メモリに登録されているか否かを判断する登録判断処理と、受信されたジョブデータに含まれる識別情報がメモリに登録されていると判断すると、処理部にジョブデータに基づく処理を実行させる画像処理と、受信されたジョブデータに含まれる識別情報がメモリに登録されていないと判断すると、処理部にジョブデータに基づく処理を待機させる待機処理と、を実行する。
上記構成では、ジョブデータに含まれる識別情報がメモリに登録されていれば、処理部にジョブデータに基づく処理を実行させる。一方、識別情報がメモリに登録されていなければ、処理部にジョブデータに基づく処理を待機させる。これにより、送信元の装置を操作するユーザが意図していない画像処理装置にジョブデータを送信した場合でも、画像処理装置が処理を待機することで、ジョブデータの送信後に、送信元のユーザにジョブデータの送信先を改めて確認する時間を与えることができる。その結果、ユーザが利用を意図していない画像処理装置により、ジョブデータに基づく処理が実行されるのを抑制することができる。
本発明によれば、ユーザが利用を意図していない画像処理装置により、ジョブデータに基づく処理が実行されるのを抑制することができる。
画像処理システムの構成図である。 管理テーブルを説明する図である。 端末に表示されるトップ画面を説明する図である。 端末とプリンタとの間で実行される処理を説明するタイミングチャートである。 図4のT13で実行される処理の手順を説明するフローチャートである。 登録情報を説明する図である。
(第1実施形態)
本実施形態に係る画像処理システムを、図面を参照しつつ説明する。
図1に示す画像形成システム100は、端末10と、プリンタ30と、サーバ50とを備えている。端末10と、プリンタ30と、サーバ50とはネットワーク200に接続されている。なお、ネットワーク200には、プリンタ30以外にも、他の画像処理装置の一例であるプリンタ40が接続されている。本実施形態では、ネットワーク200は、インターネットであってもよいし、ローカルエリアネットワーク(LAN)であってもよいし、LANとインターネットとの組み合わせであってもよい。また、ネットワーク200は、有線の他、無線でもよいし有線と無線の組み合わせにより構成されていてもよい。
端末10は、スマートフォンやタブレット端末である。端末10は、バス11と、コンピュータ12と、メモリ13と、ユーザIF17と、通信IF20とを備えている。これらの構成要素は、バス11を介して互いに通信可能に接続されている。IFは、インタフェースの略称である。
ユーザIF17は、操作キー18や、タッチパネル19を備えている。タッチパネル19は、ユーザによるタッチ(操作)を検出するタッチセンサを有しており、タッチセンサによる検出結果に応じた信号を出力する。なお、本実施形態における「タッチ」とは、入力媒体をタッチパネル19の表示画面に接触させる操作全般を含む。また、入力媒体をタッチパネル19との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させることを、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。なお、入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。
通信IF20は、所定の通信プロトコルに準拠して、端末10をネットワーク200に接続する。通信IF20は、例えば、IEEEの802.11の規格、及びそれに準ずる規格に基づいて、Wi-Fi(R)(登録商標)方式の無線通信を行うことが可能とされている。また、通信IF20は、プリンタ30との間でBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を行うものであってもよい。なお、通信IF20は、基地局を介した移動通信システムを利用した無線通信を行うものであってもよい。
メモリ13には、ユーザID、デバイスID、不図示のOS(Operating Systemの略称)や、アプリケーションプログラム14が記憶されている。ユーザID及びデバイスIDは、それぞれ、サーバ50による印刷サービスの提供を受けるにあたり、ユーザ及びデバイスを識別するための情報であり、詳しくは後述する。コンピュータ12は、OSの実行下において、アプリケーションプログラム14を実行することにより、サーバ50による印刷サービスの提供を受けることができる。
以下では、アプリケーションプログラムを、単に、「アプリケーション」とも記載する。また、プログラムを実行するコンピュータのことを、単にプログラム名でも記載する場合がある。例えば、「アプリケーション14が」という記載は、「アプリケーション14を実行するコンピュータ12が」ということを意味する場合がある。プリンタ30、サーバ50についても同様である。ユーザIDは、端末10のユーザを固有に特定するための情報であり、具体的には、アプリケーション14を特定するための情報である。デバイスIDは、端末10が操作可能なデバイスであるプリンタ30を固有に特定するための情報である。
なお、本実施形態では、主に、プログラムに記述された命令に従ったコンピュータの処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、コンピュータやコントローラの処理を表している。コンピュータによる処理は、OSを介したハードウェア制御も含む。なお「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、各プログラムが要求することなくデータを受信するという処理も、「データを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能な形式で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。
次に、プリンタ30について説明する。なお、プリンタ40の構成は、プリンタ30と同様であるため説明を省略する。プリンタ30は、バス31、通信IF32、印刷処理部33、ユーザIF34、コントローラ35、メモリ36、収容部37、インクタンク38を備えている。プリンタ30を構成する各部は、バス31を介して通信可能に接続されている。
通信IF32は、端末10における通信IF20と同様である。ユーザIF34は、端末10におけるユーザIF17と同様であり、タッチパネルや、物理キーとしての操作キーを備えている。
印刷処理部33は、シートやディスクなどの被記録媒体に画像を印刷するプリント動作を実行する。印刷処理部33は、記録媒体としてのインクを被記録媒体に吐出するインクジェット方式のユニットであり、不図示の印刷ヘッドと、印刷ヘッドを主走査方向に往復動作させるキャリッジとを有している。収容部37は、インクを貯留するインクタンク38が収容される部位である。収容部37に収容されたインクタンク38は、印刷処理部33に接続され、印刷処理部33の印刷ヘッドにインクを供給する。本実施形態においてインクは4種類あり(シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラック)、インクタンク38は、インクの種類毎に複数設けられている。インクタンク38は、収容部37に固定されており、着脱することが不可能である。インクタンク38のインクが少なくなると、ユーザは、ベンダに対してインクタンク38に注入するインクの入ったボトルをサーバ50に発注することも可能である。また、プリンタ30は、交換可能なカートリッジを装着する構成であってもよい。
コントローラ35は、CPUや、ASIC(Application Specific Integrated Circuitの略称)等により構成されており、印刷処理部33及びユーザIF34の各動作を制御する。メモリ36は、各種のプログラムや、データが記憶されている。メモリ36は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリが組み合わされて構成されていてもよい。また、メモリ36は、コンピュータであるコントローラ35が読み取り可能なストレージ媒体を含んでいてもよい。ストレージ媒体とは、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。
メモリ36には、不図示のファームウェアが記憶されている。コントローラ35は、ファームウェアを実行することにより、プリント処理を実行することができる。メモリ36には、印刷サービスで用いられる情報が記憶されている。具体的には、デバイスIDと、印刷可能枚数と、登録情報39とが記憶されている。デバイスIDは、プリンタ30を識別する情報であり、端末10のメモリ13に記憶されたデバイスIDと同じ情報である。印刷可能枚数については後述する。登録情報39の詳細については後述する。なお、メモリ36には、プリンタ30により実行された印刷処理の履歴を示す履歴情報が記憶されていてもよい。
次に、サーバ50の構成について説明する。サーバ50は、本実施形態の印刷サービスを提供するサーバである。サーバ50は、バス51と、通信IF52と、コンピュータ53と、メモリ54とを備えている。サーバ50を構成する各部は、バス51を介して通信可能に接続されている。サーバ50は、端末10に対して、印刷サービスの提供を行うことが可能なサーバである。サーバ50は、一つの装置で構成されていなくともよく、複数のプリンタ30を管理する管理サーバを備えていてもよい。また、サーバ50が、管理サーバとしての機能を備えていてもよい。
サーバ50のメモリ54には、制御プログラム55と、管理テーブルKTとが記憶されている。制御プログラム55は、コンピュータ53に印刷サービスを提供するための処理を実行させるプログラムである。管理テーブルKTは、図2に示すように、コンピュータ53が、印刷サービスを提供するにあたって必要な情報が記憶されたテーブルである。管理テーブルKTは、印刷サービスを利用するユーザに関する情報として、ユーザIDと、パスワードとが対応付けて記憶されている。ユーザIDと、パスワードとは、ユーザがアプリケーション14を利用する際に使用するものである。
管理テーブルKTには、デバイスであるプリンタ30に関する情報として、印刷可能枚数と、デバイスIDと、アクティベーション情報と、デバイス設定とが、ユーザIDに関連づけて記憶されている。印刷可能枚数は、プリンタ30によって課金を伴う印刷を実行可能なシートの枚数を示し、インクタンク38に収容されたインクの残容量とは異なる値を示す情報である。アクティベーション情報は、サーバ50に対してプリンタ30の初期設定が完了しているか否かを示す情報である。アクティベーション情報が、オン状態「〇」に設定された場合にプリンタ30による印刷の実行が許容され、オフ状態「×」に設定された場合にプリンタ30による印刷の実行が規制されることを示すものである。デバイス設定は、プリンタ30の機能および各機能の設定(用紙サイズ、カラー、倍率等)を示すものである。これ以外にも、管理テーブルKTに、プリンタ30で消費されたインクの累積量を示す累積インク消費量が記憶されていてもよい。
次に、画像形成システム100を用いた印刷サービスについて説明する。ユーザは、端末10を操作することで、ベンダに対して印刷サービスの利用を申し込む。ベンダは、ユーザからの申し込みを受けると、ユーザに対してプリンタ30を送付する。ベンダからユーザに送付されるプリンタ30には、ユーザに対して付与された所定の印刷可能枚数以上(例えば2000枚+α枚)の印刷をするために必要な量のインクが充填されている。具体的には、印刷サービスの提供を受ける場合、端末10のアプリケーション14は、サーバ50に対して、メモリ13に記憶されているデバイスIDと共に、アクティベーション情報を要求する。アプリケーション14は、アクティベーション情報の要求とともに、送信元である端末10のユーザIDを特定可能なトークンをサーバ50に送信するものであってもよい。
サーバ50の制御プログラム55は、端末10からのアクティベーション情報の要求を受信すると、管理テーブルKT上で、端末10から送信されたデバイスIDに関連付けられたアクティベーション情報を返信する。アプリケーション14は、サーバ50から送信されたアクティベーション情報を受信する。端末10のアプリケーション14は、初期設定により、サーバ50から所定枚数分の印刷可能枚数を取得する。端末10は、印刷可能枚数が所定枚数に達するまで、プリンタ30に対して印刷を実行させることができる。本実施形態では、所定枚数は「0」である。
次に、ユーザが印刷サービスを利用する場合、ユーザは、ユーザIF17を操作して、アプリケーション14を起動させる。アプリケーション14は、ユーザIF17に対する操作に応じて、ユーザが利用を望むサービスの選択指示を受付る。この例では、ユーザが、課金型の印刷サービスの選択操作を行ったものとする。アプリケーション14は、課金型の印刷サービスの選択操作を受付ると、図3に示すトップ画面60を、タッチパネル19に表示させる。
図3に示されるトップ画面60には、プリントアイコン61と、チャージアイコン62と、本体設定アイコン63とを含んでいる。プリントアイコン61は、印刷サービスにおいて、プリンタ30に印刷を実行させる場合に、ユーザによる操作を受付けるアイコンである。チャージアイコン62は、サーバ50からチャージ枚数を購入する場合に、ユーザによる操作を受付けるアイコンである。本体設定アイコン63は、プリンタ30に対する各種設定情報を変更する場合に、ユーザによる操作を受付けるアイコンである。
アプリケーション14は、トップ画面60上で、プリントアイコン61が操作されたことを検出すると、タッチパネル19に印刷実行画面を表示させる。印刷実行画面は、印刷部数や、印刷設定の入力操作を受付る画面である。アプリケーション14は、印刷実行画面に対して印刷処理の実行操作を受付ると、プリンタ30に対してジョブデータを送信し、プリンタ30に印刷処理を実行させる。印刷サービスにおいて、プリンタ30による印刷処理が行われる毎に、管理テーブルKTに記憶された印刷可能枚数が減算されていく。そして、管理テーブルKTに記憶された印刷可能枚数が「0」になった場合、プリンタ30は、インクタンク38内のインク残存の有無に関わらず印刷を行うことができなくなる。また、ユーザが初期費用の支払いにより付与された所定の印刷可能枚数を超えて印刷を行いたい場合は、サーバ50に対して課金を行うことで、新たな追加枚数を購入し、印刷可能枚数を増加させることができる。この場合、ユーザは、トップ画面60上で、チャージアイコン62を操作することで、サーバ50に対して、印刷可能枚数の追加を購入することが可能となる。以下、新たに購入する追加枚数をチャージ枚数という。ユーザがチャージ枚数をサーバ50から購入することで、印刷可能枚数が0よりも大きな値となり、プリンタ30は印刷を再開することが可能となる。
次に、ユーザが印刷サービスを利用する場合に、アプリケーション14とプリンタ30のコントローラ35との間で実行される処理を、図4を用いて説明する。ユーザが、図3に示すトップ画面60で、プリントアイコン61を操作すると、端末10は、印刷実行画面を表示させる。ユーザによる印刷実行画面に対する操作に従って、端末10は、ジョブデータを、プリンタ30に送信する。ジョブデータには、印刷対象となる画像データや、各種の設定パラメータに応じた印刷コマンド、更にはジョブデータの送信元を示すユーザIDを含んでいる。このユーザIDは、端末10を固有に識別する認証情報であり、本実施形態では、サーバ50が管理する管理テーブルKTに登録されたユーザIDと同じ情報である。
プリンタ30のコントローラ35は、端末10からのジョブデータを受信すると、時刻10(以下では、時刻を単に「T」とも記載する)で、ジョブデータを受信する受信処理を行う。
T12では、特定条件を満たしているか否かを判断する。本実施形態では、特定条件は、プリンタ30を課金モードで使用していることである。例えば、プリンタ30は、印刷サービスで利用されていれば、メモリ36に記憶されたモードフラグを、課金モードを示す値に設定している。課金モードは、課金に応じて、印刷処理部33にジョブデータに基づく処理を実行させるモードであり、印刷サービスは課金モードに該当する。特定条件を満たすと判断すると(T12:YES)、T13に進む。
なお、課金を伴うことなくプリンタ30を使用している場合、モードフラグは「非課金モード」を示す値に設定されている。例えば、ユーザが、ベンダとの間の契約が終了した後も、プリンタ30に印刷処理を実行させる場合は、モードフラグは、「非課金モード」を示す値に設定されている。この場合、コントローラ35は、特定条件を満たさないと判断し(T12:NO)、T26に進む。T26で実行される処理については後述する。
T13に進む場合、ジョブデータに含まれるユーザIDを用いて、登録判断処理を行う。登録判断処理は、ジョブデータの送信元の装置が登録済みであるか否かに応じて、印刷処理を直ちに実行するか、印刷処理を中断して待機するかを判断するための処理である。図5は、T13での登録判断処理の手順を説明するフローチャートである。まずは、ジョブデータに含まれるユーザIDが登録されていない場合を例に説明を行う。
ステップ10(以下では、ステップを「S」とも記載する)では、ジョブデータに含まれていたユーザIDを取得する。本実施形態では、ユーザIDにより、ジョブデータの送信元となる端末を判断している。ジョブデータのヘッダ領域には、識別情報や、印刷設定情報が含まれている。識別情報は、ジョブデータの送信元である装置(ここでは、端末10)を識別する情報であるユーザIDを含んでいる。印刷設定情報は、アプリケーション14により、ジョブデータが作成された際に指定される情報であり、ジョブ名称、ジョブデータの作成日時、進展印刷の有無、カラー種別(例えば、カラー、モノクロ)、解像度、明るさ、印刷される文字の文字コードの種類、排出トレイの指定を含む。
S11では、S10で取得されたユーザIDが、登録情報39に登録済みであるか否かを判断する。図6に示すように、メモリ36に記憶された登録情報39は、ジョブデータの送信元を示すユーザIDと、最終印刷日時と、待機処理を毎回実行するか否かを示す情報である毎回実行フラグとを関連付けて登録している。
S10で、ジョブデータから取得されたユーザIDが、登録情報39に登録されたユーザIDと一致すれば(S11:YES)、ユーザIDは登録されているとして、S12に進む。なお、本実施形態では、S11で、各ユーザIDが完全一致する場合に、ユーザIDが登録済みであると判断する。この例では、ユーザIDが登録情報39に登録されていないため、S15に進む。
S15では、状態フラグを「待機する」に設定する。状態フラグは、後述する待機処理を実行するか否かを示す情報である。図4のT14に進み、メモリ36に記憶されている状態フラグが「待機する」に設定されているか否かを判断する。状態フラグが「待機する」に設定されているため(T14:YES)、T15に進み、印刷処理を中断して、待機状態になる待機処理を行う。この待機処理では、印刷処理部33による印刷処理の実行が中断される。
T16では、プリンタ30が、印刷処理を中断して待機中であることを示す通知を、端末10に送信する。端末10は、プリンタ30からの通知を受けると、T17で、タッチパネル19にプリンタ30が、印刷処理を中断しており待機中であることを示す画面を表示させる。ユーザは、T17で表示された画面に対して、中断中の印刷処理の中止や、実行の再開を指示する操作を行うことができる。
まずは、T17でタッチパネル19に表示された画面に対して、ユーザが、印刷処理の中止を指示する操作を行った場合を説明する。例えば、ユーザが、端末10に表示された画面上で、プリンタ30に対して誤ってジョブデータを送信したことに気づいた場合に、印刷処理の中止を指示する操作を行う。
T18では、アプリケーション14は、印刷処理の中止指示を、プリンタ30に送信する。プリンタ30のコントローラ35は、中止指示を受信すると、待機処理を解除するとともに、T19で、中断した印刷処理を中止するための中止処理を行う。具体的には、コントローラ35は、解析途中のジョブデータをメモリ36から破棄することで、印刷処理部33による印刷処理を中止させる。
次に、T17で端末10に表示された画面に対して、ユーザが中断した印刷処理の再開を指示する操作を行った場合を説明する。T20では、アプリケーション14は、印刷処理の再開指示を、プリンタ30に送信する。プリンタ30のコントローラ35は、再開指示を受信すると、T21で、待機処理を解除するとともに、中断した印刷処理を再開する。
T22では、コントローラ35は、ジョブデータに含まれるユーザIDを登録情報39に登録するか否かを確認する確認通知を、端末10に送信する。端末10は、確認通知を受信すると、T23で、ユーザIF17に確認画面を表示する。この確認画面は、ジョブデータに含まれているユーザIDを、登録情報39に登録するか否かの指示を受付る画面である。ユーザがユーザIF17に表示された画面上で、ジョブデータに含まれているユーザIDを登録させる操作を行うと、T24で、端末10は、ジョブデータに含まれるユーザIDを登録情報39に登録させるための登録通知をプリンタ30に送信する。
プリンタ30のコントローラ35は、登録通知を受信すると、T25で、ジョブデータに含まれるユーザIDを、プリンタ30の登録情報39に登録する登録処理を実行する。T25で実行される登録処理では、印刷ジョブデータに含まれている未登録のユーザIDを登録情報39に登録する。また、新たに登録されたユーザIDに関連付けて、今回、T21で実行した印刷処理の時刻を示す、「最終印刷日時」が登録情報39に登録される。なお、T23でユーザIF17に表示された確認画面上で、待機処理を毎回実行することを示す情報を指定する操作を受付るものであってもよい。この場合、T25の登録処理において、新たに登録されたユーザIDに関連付けて、待機処理を毎回実行することを示す情報が登録情報39に登録される。
登録情報39への「ユーザID」、「最終印刷日時」、「待機処理を毎回実行することを示す情報」の登録は、例えば、端末10に表示された印刷設定画面上で行うこともできる。印刷設定画面は、ユーザがトップ画面60において、本体設定アイコン63が操作されことを契機に、端末10に表示される画面である。
次に、上述した、T25での登録処理により、印刷ジョブデータに含まれるユーザIDが登録情報39に登録された場合を例に説明を行う。T13で実行される登録判断処理において、ユーザIDが登録済みであれば(S11:YES)、S12に進み、S10で取得されたユーザIDを含むジョブデータを用いた印刷処理において、前回の実行から今回の実行までの間隔が、所定期間以内であるか否かを判断する。具体的には、登録情報39においてユーザIDに関連付けられた最終印刷日時から現在の時刻までの期間が、所定期間以内であれば、S12を肯定判断し、S13に進む。「所定期間」としては、例えば、1年を用いることができるが、これ以外にも、例えば、半年等、S12で判断に用いる値を適宜設定すればよい。一方、S12を否定判断すると、S15に進み、状態フラグを「待機する」に設定する。これは、同じ端末10から送信された印刷ジョブデータにおける印刷処理の実行間隔が空き過ぎているため、ユーザに確認を行わせるためである。
S12を肯定判断した場合、S13に進み、登録情報39に、S10で取得されたユーザIDに関連づけて、待機処理を毎回実行すること示す情報が登録されているか否かを判断する。待機処理を毎回実行するが「する」に設定されていれば、コントローラ35は、印刷処理の実行の都度、待機処理を必ず実行させるため、S15に進む。一方、待機処理を毎回実行するが「しない」に設定されていれば、コントローラ35は、印刷処理の実行の都度、待機処理を毎回実行しないため、S14に進み、状態フラグを「待機しない」に設定する。
登録情報39に登録された待機処理を毎回実行することを示す情報が、付加情報の一例である。なお、待機処理を毎回実行することを示す情報は、例えば、上述した端末10に表示された印刷設定画面上で、「する」、「しない」の設定を切換えることができる。
図4のT14で、状態フラグが「待機する」に設定されているか否かを判断する。状態フラグが「待機する」に設定されていれば(T14:YES)、上述したように、T15~T25の一連の処理を行う。
そして、端末10からの指示に応じて、中断中の印刷処理を中断する(T19)か、再開する(T21)か、が切換えられる。
一方、状態フラグが「待機しない」に設定されていれば(T14:NO)、T26に進む。T26では、印刷処理部33にジョブデータを用いた印刷処理を実行させる。即ち、ジョブデータの送信元が、登録情報39に登録されたユーザIDにより特定できるため、印刷処理を待機することなく実行させる。上述のように、T12で特定条件を満たさないと判断した場合も、T26に進み、印刷処理部33に印刷処理を実行させる。
T27では、メモリ36に記憶された登録情報39を更新する。具体的には、ユーザIDが登録情報39に登録されている場合、ユーザIDに関連付けて、最終印刷日時を更新する。なお、特定条件を満たさない場合(T12:NO)、ユーザIDが登録情報39に登録されていなくとも、T26に進み印刷処理が実行される場合がある。この場合、T27では、登録情報39が更新されない。
以上説明した本実施形態では、以下の効果を奏することができる。プリンタ30のコントローラ35は、受信されたジョブデータに含まれるユーザIDが、メモリ36に登録されていると判断すると、印刷処理部33によるジョブデータに基づく印刷処理を実行させる。一方、コントローラ35は、受信されたジョブデータに含まれるユーザIDがメモリ36に登録されていないと判断すると、印刷処理部33によるジョブデータに基づく処理を待機する。これにより、送信元のユーザが意図していないプリンタ30にジョブデータを送信した場合でも、ジョブデータの送信後に、送信元のユーザにジョブデータの送信先を改めて確認する時間を与えることができ、意図しないプリンタ30により、ジョブデータに基づく処理が実行されるのを抑制することができる。
コントローラ35は、印刷処理の待機中に、ジョブデータに基づく処理の中止指示を受付ると、印刷処理部33による待機中のジョブデータに基づく印刷処理の実行を中止させ、ジョブデータに含まれるユーザIDを登録情報39に登録しない。これにより、受信されたジョブデータに含まれるユーザIDが登録されていない場合に、このジョブデータに基づく処理を中止することで、意図しないプリンタ30により、ジョブデータに基づく処理が実行されるのを防止することができる。また、中止したジョブの送信元のユーザIDは登録情報39に登録しないので、当該ユーザがジョブデータの再度送信しても、送信元のユーザにジョブデータの送信先を改めて確認する時間を与えることができる。
コントローラ35は、印刷処理の待機中に、ジョブデータに基づく処理の実行指示を受付ると、印刷処理部33に、待機中のジョブデータに基づく処理を再開させる。これにより、待機後の印刷処理をユーザの意思に応じて柔軟に再開又は中止することができる。
コントローラ35は、印刷処理の中断中に、ユーザIDを登録情報39に登録するための指示を受付け、受付た指示に基づいて、ユーザIDを登録情報39に登録することが可能である。これにより、今回受信されたジョブデータに含まれるユーザIDが登録情報39に登録されていない場合でも、ユーザが、印刷処理が待機されたことを認識して、このユーザIDを登録することが可能となる。そのため、次回、プリンタ30は端末10からジョブデータを受信した場合に、印刷処理を待機することなく、直ちに実行することができる。
コントローラ35は、ユーザIDがメモリ36に登録されていても、今回のジョブデータを受信した日時が、受信されたジョブデータに含まれるユーザIDに関連付けられている前回の実行日時から、所定期間よりも長く経過している場合は、印刷処理を待機する。これにより、過去にユーザIDが登録されていても、送信元のユーザが、久しぶりにジョブデータをプリンタ30に送信した場合は、印刷処理を待機し、送信元のユーザに送信先の確認を行う時間を与えることができる。
コントローラ35は、ジョブデータに含まれるユーザIDがメモリ36に登録されていても、ユーザIDに待機処理を毎回実行することを示す情報が関連付けられていれば、印刷処理を待機する。これにより、受信されたジョブデータに含まれるユーザIDがメモリ36に登録されていても、ジョブデータの受信毎に待機処理を実行することが、ユーザにより設定されていれば、待機処理を行うこととした。
コントローラ35は、特定条件を満たす(T12:YES)と判断した場合に、登録判断処理を実行し、特定条件を満たさないと判断した場合に、受信されたジョブデータに含まれるユーザIDが登録情報39に登録されていなくとも、印刷処理部33に印刷処理を実行させる。これにより、特定条件を満たす場合に限り、ユーザIDの登録の有無が判断されるため、不必要に登録の有無の判断や、印刷処理が待機されるのを抑制することができる。
コントローラ35は、印刷処理部33による印刷処理に課金が伴う場合、印刷処理を待機し、ユーザに送信先を確認する時間を与えることとした。これにより、課金の伴う不要な処理が実行されることを抑制することができる。
(第1実施形態の変形例)
コントローラ35は、図4のT12において、ネットワーク200にプリンタ30以外の画像処理装置が接続されていれば、特定条件を満たす(T12:YES)として、S13に進み、登録判断処理を実行してもよい。具体的には、コントローラ35は、自装置が接続されているネットワーク200に探索パケットをブロードキャストする。そのため、探索パケットは、ネットワーク200に接続された全ての画像処理装置に送信される。図1の例では、ネットワーク200にプリンタ40が接続されているため、プリンタ40は、プリンタ30から送信された探索パケットを受信する。プリンタ40は、探索パケットを受信すると、探索パケットの送信元であるプリンタ30に対して、自装置のIPアドレスを含む応答パケットを送信する。プリンタ30のコントローラ35は、応答パケットを受信することによって、ネットワーク200に接続された画像処理装置(この例では、プリンタ40)の存在を認識することができ、特定条件を満たすと判断する。
上記構成では、送信元のユーザが、同一ネットワークに接続されたプリンタに対して、ジョブデータを送信する対象の選択を誤った可能がある場面において、送信元のユーザに送信先を確認する時間を与えることができる。
コントローラ35は、図4のT12において、ジョブデータにより指定される印刷枚数が所定枚数(例えば、1枚)よりも多い場合に、特定条件を満たすと判断してもよい。この場合、T12で、コントローラ35は、ジョブデータの解析結果から、印刷枚数を特定する。そして、特定された印刷枚数が所定枚数以下であれば、T12を否定判断して、T26に進み、印刷処理を開始する。一方、コントローラ35は、特定された印刷枚数が所定枚数よりも多ければ(T12:YES)、T13に進み、ユーザIDが登録されていないことを条件に、待機処理を実行する。これにより、印刷枚数が少なく、印刷を行っても悪影響が少ないと考慮される場面では、直ちに印刷処理を実行させることとした。
また、特定条件として、「課金の伴う印刷サービスの利用」、「ネットワーク200に複数の画像処理装置が接続されている」、「印刷枚数が所定枚数よりも多い」ことのうち、2つ以上を組み合わせるものであってもよい。
(その他の実施形態)
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上述した実施形態では、画像処理装置をプリンタ30により説明した。画像処理装置は、印刷処理以外の処理を実行可能な複合機であってもよい。画像処理装置が複合機である場合において、処理部が実行する処理には、印刷処理の他、スキャン処理、FAX処理等であってもよく、課金サービスは、課金に応じてスキャン処理を実行するサービスや、課金に応じてFAX処理を実行するサービスであってもよい。
上述した実施形態では、画像形成システム100は、印刷可能量として、印刷可能枚数を使用した。これに代えて、印刷サービスで、使用可能なインク量や、インクの打ち込み回数、更には使用可能なシート長さを、印刷可能量として用いてもよい。また、プリンタ30は、課金の伴う印刷サービスで利用される以外にも、課金の伴わない印刷サービスで利用されるものであってもよい。
プリンタ30が備える印刷処理部33は、感光体にトナー像を形成し、形成されたトナー像を被記録媒体に転写する電子写真方式のユニットであってもよい。この場合、印刷ユニットには、インクタンク38に代えて、トナーが貯留されたトナーカートリッジが接続されている。
10…端末、30…プリンタ、33…印刷処理部、35…コントローラ、39…登録情報

Claims (11)

  1. 通信インタフェースと、
    メモリと、
    コントローラと、
    ジョブデータに基づく処理を実行する処理部と、を備え、
    前記コントローラは、
    前記通信インタフェースを介して、ネットワークに接続された外部装置から送信されたジョブデータを受信する受信処理を実行し、前記ジョブデータには、受信された前記ジョブデータの送信元を識別する識別情報を含んでおり、
    前記コントローラは、
    前記識別情報を前記メモリに登録可能な登録処理と、
    受信された前記ジョブデータに含まれる前記識別情報が、前記メモリに登録されているか否かを判断する登録判断処理と、
    受信された前記ジョブデータに含まれる前記識別情報が前記メモリに登録されていると判断すると、前記処理部に前記ジョブデータに基づく処理を実行させる画像処理と、
    受信された前記ジョブデータに含まれる前記識別情報が前記メモリに登録されていないと判断すると、前記処理部に前記ジョブデータに基づく処理を待機させる待機処理と、
    を実行する画像処理装置。
  2. 前記待機処理では、前記ジョブデータに基づく処理の待機中に、前記ジョブデータに基づく処理の中止指示を受付け可能であり、
    前記コントローラは、前記中止指示を受付ると、前記処理部に前記待機中の前記ジョブデータに基づく処理の実行を中止させ、前記ジョブデータに含まれる前記識別情報を前記メモリに登録しない、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記待機処理では、前記ジョブデータに基づく処理の待機中に、前記ジョブデータに基づく処理の実行指示を受付け可能であり、
    前記コントローラは、前記待機処理の実行中に、前記実行指示を受付ると、前記処理部に前記待機中の前記ジョブデータに基づく処理を再開させる、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記登録処理では、
    受信された前記ジョブデータに含まれる前記識別情報が前記メモリに登録されていないことを判断すると、受信された前記ジョブデータに含まれる前記識別情報を前記メモリに登録するための指示を受付け、
    受付けた指示に基づいて、前記識別情報を前記メモリに登録することが可能である、請求項1~3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記コントローラは、
    受信された前記ジョブデータに含まれる前記識別情報が前記メモリに登録済みであれば、登録済みの前記識別情報に関連付けて、前記ジョブデータに基づく処理が実行された実行日時を前記メモリに記憶し、
    前記待機処理では、前記識別情報が前記メモリに登録されていても、今回の前記ジョブデータを受信した日時が、受信された前記ジョブデータに含まれる前記識別情報に関連付けられている前回の前記実行日時から、所定期間よりも長く経過している場合は、前記処理部に、今回受信された前記ジョブデータに基づく処理を待機させる、請求項1~3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記コントローラは、登録された前記識別情報に関連付けて、付加情報を前記メモリに記憶しており、前記付加情報は、前記ジョブデータを受信するたびに前記待機処理を実行するか否かを示す情報であり、
    前記待機処理では、受信された前記ジョブデータに含まれる前記識別情報が前記メモリに登録されていても、前記識別情報に前記待機処理の実行を示す前記付加情報が関連付けられていれば、前記処理部に、前記ジョブデータに基づく処理を待機させる、請求項1~3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記コントローラは、
    特定条件を満たすか否かを判断する特定条件判断処理を実行し、
    前記特定条件を満たすと判断した場合に、前記登録判断処理を実行し、
    前記特定条件を満たさないと判断した場合に、受信された前記ジョブデータに含まれる前記識別情報が前記メモリに登録されていなくとも、前記処理部に受信された前記ジョブデータに基づく処理を実行させる、請求項1~3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記コントローラは、
    課金モードへの設定と、非課金モードへの設定とを切換え可能であり、前記課金モードは、課金に応じて、前記処理部に前記ジョブデータに基づく処理を実行させるモードであり、非課金モードは、課金をすることなく前記処理部に前記ジョブデータに基づく処理を実行させるモードであり、
    前記特定条件判断処理では、前記課金モードが設定されている場合に、前記特定条件を満たすと判断し、非課金モードが設定されている場合に、前記特定条件を満たさないと判断する、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記コントローラは、前記通信インタフェースを介して接続されたネットワークに接続されている他の画像処理装置の有無を判断可能であり、
    前記特定条件判断処理では、前記ネットワークに接続されている他の画像処理装置が存在しない合に、前記特定条件を満たさないと判断し、
    前記ネットワークに接続されている前記他の画像処理装置が存在する場合に、前記特定条件を満たすと判断する、請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記処理部は、前記ジョブデータに基づいてシートに画像を印刷し、
    前記特定条件判断処理では、
    前記ジョブデータで指定される印刷枚数が所定枚数以下であると判断すると、前記特定条件を満たさないと判断し、
    前記ジョブデータで指定される印刷枚数が前記所定枚数よりも多いと判断すると、前記特定条件を満たすと判断する、請求項7に記載の画像処理装置。
  11. 前記処理部は、前記ジョブデータに基づいて原稿から画像を読み取り、
    前記特定条件判断処理では、
    前記ジョブデータで指定される読取枚数が所定枚数以下であると判断すると、前記特定条件を満たさないと判断し、
    前記ジョブデータで指定される読取枚数が前記所定枚数よりも多いと判断すると、前記特定条件を満たすと判断する、請求項7に記載の画像処理装置。
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