JP2023177662A - Icタグ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】屈曲などの外力を繰り返し受けてもアンテナの破損を防止することができる、ICタグ及びその製造方法を提供する。【解決手段】本発明に係るICタグは、ICチップ2と、ICチップ2に格納される情報を電気的に送受信するアンテナ3と、ICチップ2及びアンテナ3を支持するシート状の基材1と、基材1との間で、ICチップ2及びアンテナ3を覆う誘電体である樹脂製の保護層4と、を備え、基材1の引張弾性率[GPa]及び保護層4の引張弾性率[GPa]が、基材1の引張弾性率をX軸、保護層4の引張弾性率をY軸として、次式(1)(2)(3)(4)(5)で示す5つの線で囲まれる領域内に規定される構造である。X=0.8 …(1)X=8 …(2)Y=0.03 …(3)Y=X0.4…(4)Y=0.01×X2…(5)【選択図】図2

Description

本発明は、ICタグ及びその製造方法に関する。
近年、ICタグの1種として、インレットと呼ばれるプラスチックや紙からなるベースシート上に電波通信用のアンテナパターンとICチップが搭載された構成のものが提案されている。そして、このようなインレットを、樹脂で封止したものを物品へ取り付けたり、物品へ埋め込むことで物品の管理に使用されている。
国際公開第2009/011041号公報
ところで、上記のようなICタグは、屈曲などの外力を受けるような過酷な環境で使用されることがあり、これによって、アンテナを保護する樹脂の剥離が生じ、アンテナが破損されるおそれがある。アンテナの破損が生じると通信性能が低下したり、あるいは通信が不能になることもある。特に、衣服やリネンなどに用いられるランドリータグは、繰り返しの洗濯や乾燥機による乾燥に対する耐久性が必要とされる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、屈曲などの外力を繰り返し受けてもアンテナの破損を防止することができる、ICタグ及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るICタグは、ICチップと、前記ICチップに格納される情報を電気的に送受信するアンテナと、前記ICチップ及び前記アンテナを支持するシート状の基材と、前記基材との間で、前記ICチップ及び前記アンテナを覆う誘電体である樹脂製の保護層と、を備え、前記基材の引張弾性率[GPa]及び前記保護層の引張弾性率[GPa]が、前記基材の引張弾性率をX軸、前記保護層の引張弾性率をY軸として、次式(1)(2)(3)(4)(5)で示す5つの線で囲まれる領域内に規定される構造である。
X=0.8 …(1)
X=8 …(2)
Y=0.03 …(3)
Y=X0.4 …(4)
Y=0.01×X …(5)
本発明に係るICタグの製造方法は、シート状の基材上に、ICチップ、及び前記ICチップに格納される情報を電気的に送受信するアンテナを形成するステップと、前記基材上に、前記ICチップ及び前記アンテナを覆うように、誘電体であるシート状の樹脂材料を配置するステップと、前記樹脂材料を加熱しつつ押圧することで、前記基材上で前記ICチップ及び前記アンテナに沿う保護層を形成するステップと、を備え、前記基材の引張弾性率[GPa]及び前記保護層の引張弾性率[GPa]が、前記基材の引張弾性率をX軸、前記保護層の引張弾性率をY軸として、次式(1)(2)(3)(4)(5)で示す5つの線で囲まれる領域内に規定されるように、前記基材及び前記樹脂材料を選定する。
X=0.8 …(1)
X=8 …(2)
Y=0.03 …(3)
Y=X0.4 …(4)
Y=0.01×X …(5)
本発明に係るICタグ及びその製造方法によれば、耐屈曲性を向上することができる。
本発明に係るICタグの一実施形態を示す平面図である。 図1のICタグの断面図である。 図1のICタグの他の例を示す断面図である。 ICタグの屈曲試験を示す図である。 基材の引張弾性率をX軸、保護層の引張弾性率をY軸として、屈曲試験の結果を示したグラフである。
<1.ICタグの概要>
以下、本発明に係るICタグの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るICタグの平面図、図2は図1の断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態に係るICタグは、矩形状に形成されたシート状の基材1と、この基材1上に配置されたICチップ2及びアンテナ3と、これらICチップ2及びアンテナ3を覆う矩形状に形成された保護層4と、を備えている。以下、これら各部材について詳細に説明する。
基材1は、引張弾性率が0.8GPa~8GPaである材料で形成されている。引張弾性率が0.8GPa~8GPaであれば、基材1を構成する材料は特には限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂などで形成することができる。また、基材1の厚みは、例えば、25~200μmとすることが好ましく、50~150μmとすることがさらに好ましい。
また、以下では、説明の便宜のため、図1に示すように、基材1及び保護層4の長手方向の辺を第1辺101、第2辺102と称し、短手方向の辺を第3辺103、第4辺104と称することとする。したがって、これらの辺は、第1辺101,第3辺103,第2辺102,及び第4辺104の順で連結されている。
ICチップ2は、メモリ機能を有する公知のものであり、導体で形成されたダイポールアンテナ3と、電気的に接続されている。
本実施形態では、一例として、図1に示すようなダイポールアンテナが用いられる。すなわち、このダイポールアンテナ3は、基材1の長手方向の中央付近に配置されたインピーダンス整合部31と、このインピーダンス整合部31から基材1の長手方向に延びる一対のダイポール部32と、を備えている。インピーダンス整合部31は、第1~第4辺を有する矩形の枠状に形成されている。より詳細には、インピーダンス整合部31の第1辺311は基材1の第1辺101からやや離れた位置に配置され、第2辺312は、基材1の第2辺102に沿うように配置されている。すなわち、インピーダンス整合部31は、第1辺311,第3辺313,第2辺312,及び第4辺314がこの順で連結されている。そして、ICチップ2は、インピーダンス整合部31の第1辺311の中央付近あるいはそこからややずれた位置に配置されている。
ダイポール部32は、左右対称な形状であるため、図1の左側のみ説明する。ダイポール部32は、インピーダンス整合部31における第1辺311から、基材1の第1辺101側に延び、そこから基材1の第1辺101、第3辺103、及び第2辺102に沿うように延び、さらに、インピーダンス整合部31の第3辺313に沿うように矩形状に枠を形成した後、その内側で渦状に延びている。なお、ダイポールアンテナ3の厚みは、特には限定されないが、5~20μmとすることができる。
ダイポールアンテナ3を構成する材料は特には限定されないが、例えば、銀、銅、アルミニウムにより形成することができる。銀を用いる場合には、銀を含有する銀ペーストをスクリーン印刷により基材1上に塗布することで、ダイポールアンテナ3を形成することができる。一方、銅やアルミニウムを用いる場合には、エッチングにより、ダイポールアンテナ3を形成することができる。また、ICチップ2は、接着剤でアンテナ3に固定したり、あるいは、電子部品用の公知のフリップチップ実装などでアンテナ3に固定することができる。なお、ICチップ2の厚みは、特には限定されないが、100~150μmとすることができる。
以上のようなダイポールアンテナ3により、例えば、UHF帯の電波によってICチップ2に格納される情報を送受信することができる。
保護層4は、引張弾性率が、基材1の引張弾性率[GPa]をX軸、保護層4の引張弾性率[GPa]をY軸としたグラフにおいて、Y=0.03の線以上、かつ、Y=0.01×Xの線以上の領域で、かつ、Y=X0.4の線以下の領域の数値となるように設定される。
言い換えると、基材1の引張弾性率及び保護層4の引張弾性率が、基材1の引張弾性率[GPa]をX軸、保護層4の引張弾性率[GPa]をY軸として、次式(1)(2)(3)(4)(5)で示す5つの線で囲まれる領域内に規定される。
X=0.8 …(1)
X=8 …(2)
Y=0.03 …(3)
Y=X0.4 …(4)
Y=0.01×X …(5)
このような保護層4は、誘電体である樹脂材料で形成される。保護層4は、例えば、アクリル系熱硬化性樹脂、エステル系熱硬化性樹脂、エポキシ系熱硬化性樹脂、またはポリイミド系熱硬化性樹脂を主成分とする材料で形成することができる。例えば、エポキシ系熱硬化性樹脂を採用する場合には、ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、シクロペンタジエン型エポキシ樹脂などを用いることができる。その他のアクリル系熱硬化性樹脂、エステル系熱硬化性樹脂、及びポリイミド系熱硬化性樹脂を採用する場合であっても、特には限定されず、種々の材料を採用することができる。また、保護層4は、ダイポールアンテナ3及びICチップ2を覆うことができればよいが、基材1からの厚みは、例えば、25~150μmとすることが好ましく、50~100μmとすることがさらに好ましい。なお、引張弾性率の測定は、IPC-TM-650とすることができる。
<2.ICタグの製造方法>
上記のように構成されたICタグは、種々の方法で形成することができるが、例えば、以下の方法により形成することができる。まず、基材1上に、上述したスクリーン印刷やエッチングなどの方法で、ダイポールアンテナ3を形成する。そして、このダイポールアンテナ3上に、上述した方法により、ICチップ2を固定する。次に、基材1と同じ大きさで、保護層4となるシート状の樹脂材料を、基材1上でダイポールアンテナ3及びICチップ2を覆うように配置する。続いて、この樹脂材料をプレートによって加熱しつつ押圧する。これにより、樹脂材料は、ダイポールアンテナ3及びICチップ2の形状に沿うように変形しつつ、これらを覆うように基材1に接着される。こうして、ICタグが完成する。
<3.特徴>
以上のように、本実施形態によれば、0.8GPa~8GPaの引張弾性率を有する基材1に、ダイポールアンテナ3が形成され、このダイポールアンテナ3上にICチップ2が固定される。基材1の引張弾性率が小さすぎると、基材1が柔らかくなりすぎ、屈曲によりダイポールアンテナ3が断線したり基材1から剥離し易くなるため、本実施形態においては、このようなダイポールアンテナ3の断線や剥離を防止するために、基材1の引張弾性率を0.8GPa以上としている。また、基材1の引張弾性率が大きすぎると、基材1が硬くなりすぎ、屈曲を受けたときに割れやすくなるため、本実施形態においては、このような割れを防止するため、基材1の引張弾性率を8GPa以下としている。
さらに、本実施形態によれば、保護層4の引張弾性率[GPa]を、基材1の引張弾性率[GPa]をX軸、保護層4の引張弾性率[GPa]をY軸としたグラフにおいて、Y=0.03の線以上、かつ、Y=0.01×Xの線以上の領域で、かつ、Y=X0.4の線以下の領域の数値となるように設定する。基材1の引張弾性率に対して、保護層4の引張弾性率が小さく、Y=0.01×Xの線よりも保護層4の引張弾性率が小さい場合、繰り返しの屈曲により基材1と保護層4との界面に剥離が生じ易くなることが分かった。また、基材1の引張弾性率に対して、保護層4の引張弾性率が大きく、Y=X0.4の線よりも保護層4の引張弾性率が大きい場合にも、繰り返しの屈曲により基材1と保護層4との界面に剥離が生じ易くなることが分かった。基材1の引張弾性率に対する保護層4の引張弾性率を、Y=0.01×Xの線以上、かつ、Y=X0.4の線以下とすることで、繰り返しの屈曲による基材1と保護層4との界面の剥離を防止することができ、ダイポールアンテナ3の破損を防止することができる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。そして、以下に示す複数の変形例は適宜組合わせることが可能である。
<4-1>
上記実施形態では、ダイポールアンテナ3及びICチップ2を保護層4のみで覆っているが、図3に示すように、保護層4の上に、さらにシート状のカバー5を設けることもできる。このようなカバー5は、例えば、基材1と同様の材料で形成することができる。また、カバー5の引張弾性率は、例えば、0.8GPa~8GPa、厚みは、例えば、25~200μmとすることが好ましく、50~150μmとすることがさらに好ましい。ここで、カバー5の引張弾性率が8GPa以上であると、屈曲した際に割れる可能性があり、0.8GPa以下であると保護層4の変形を抑制する効果が小さくなるためである。また、基材1と保護層4との界面と同様に、保護層4とカバー5との界面の剥離も抑制される。
カバー5は、例えば、次のように設けることができる。まず、基材1上にダイポールアンテナ3及びICチップ2を形成し、その上に、保護層4用の樹脂材料と、カバー5用の樹脂材料をこの順で重ね合わせる。そして、カバー5用の樹脂材料をプレートによって加熱しつつ押圧する。これにより、保護層4用の樹脂材料に熱及び圧力が作用し、ダイポールアンテナ3及びICチップ2の形状に沿うように変形しつつ、これらを覆うように基材1に接着される。さらに、カバー5用の樹脂材料は、保護層4に接着される。こうして、図3に示すようなICタグが完成する。このようなカバー5を設けると、保護層4が覆われるため、屈曲時に保護層4が受ける応力をカバー5に分散することができる。その結果、ICタグの耐屈曲性能を向上することができる。
<4-2>
上述したダイポールアンテナ3の形状は一例であり、種々の形状にすることができる。また、アンテナ3上のICチップ2の位置も特には限定されない。さらに、アンテナ3は、種々のものを用いることができ、上記のようなダイポールアンテナを用いたもの以外に、パッチアンテナを用いたものでもよい。すなわち、アンテナ3の形状等は特には限定されず、種々の形態が可能である。
<4-3>
ICタグの形状、つまり、基材1、保護層4、及びカバー5の形状も特には限定されず、上記のような長尺状のほか、矩形状、円形状、多角形状など、用途に合わせて種々の形状にすることができる。また、基材1、保護層4、及びカバー5を同形状にしなくてもよい。
以下、本発明の実施例について説明する。但し、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<1.サンプルの準備>
以下のように、サンプル1~50に係るICタグを準備した。表1に、サンプル1~50の作製に用いた基材の材料、引張弾性率、厚さを示す。表2に、サンプル1~50の作製に用いた保護層の材料、引張弾性率、厚さを示す。基材と保護層の組み合わせを変え、表3に示すサンプル1~50を作製した。サンプル1~50において、基材の大きさ、ICチップ、及びダイポールアンテナは同じである。すなわち、33.5mm×7.5mmの矩形の表1に示す材料の基材上に、図1に示すように、10μmの厚みの銀ペースト製のアンテナを形成し、接着剤によりICチップを固定した。そして、表2に示す材料の保護層により、アンテナ及びICチップを覆った。
Figure 2023177662000002
Figure 2023177662000003
Figure 2023177662000004
<2.屈曲試験>
ICタグの長手方向の両側を保持し、図4(a)に示すように、チップ側が凸となるように1000回屈曲させた。さらに、図4(b)に示すように、チップ側が凹となるように1000回屈曲させた。そして、基材と保護層との間に剥離が生じなかったものをA、基材と保護層との間に剥離が生じたものをBと評価した。結果を表3に示した。
図5は、基材の引張弾性率[GPa]をX軸、保護層の引張弾性率[GPa]をY軸として、屈曲試験の結果を示したグラフである。X軸は基材の引張弾性率[GPa]を対数で示し、Y軸は保護層の引張弾性率[GPa]を対数で示し、サンプル1~50の屈曲試験の結果をプロットで示した。チップ側凸1000回屈曲、チップ側凹1000回屈曲とも、基材と保護層との間に剥離が生じなかったA評価の場合を○でプロットし、チップ側凸1000回屈曲、チップ側凹1000回屈曲の少なくともいずれか一方で基材と保護層との間に剥離が生じたB評価の場合を×でプロットした。
基材の引張弾性率[GPa]及び保護層の引張弾性率[GPa]が、次式(1)(2)(3)(4)(5)で示す5つの直線で囲まれる領域内に規定されるサンプルにおいて、チップ側凸1000回屈曲、チップ側凹1000回屈曲とも、基材と保護層との間に剥離が生じなかったことが確認され、屈曲を繰り返し受けた場合の耐屈曲性が高いことが分かった。
X=0.8 …(1)
X=8 …(2)
Y=0.03 …(3)
Y=X0.4 …(4)
Y=0.01×X …(5)
本発明に係るICタグは、屈曲を繰り返し受けた場合の耐屈曲性が高いので、繰り返しの洗濯や乾燥機による乾燥に対する耐久性が必要とされる、衣服やリネンなどに用いられるランドリータグに特に適している。また、繰り返しの洗濯や薬品処理に晒される、レンタル用のマット、モップにも好適に用いられる。
1 基材
2 ICチップ
3 アンテナ(ダイポールアンテナ)
4 保護層
5 カバー

Claims (2)

  1. ICチップと、
    前記ICチップに格納される情報を電気的に送受信するアンテナと、
    前記ICチップ及び前記アンテナを支持するシート状の基材と、
    前記基材との間で、前記ICチップ及び前記アンテナを覆う誘電体である樹脂製の保護層と、
    を備え、
    前記基材の引張弾性率[GPa]及び前記保護層の引張弾性率[GPa]が、前記基材の引張弾性率をX軸、前記保護層の引張弾性率をY軸として、次式(1)(2)(3)(4)(5)で示す5つの線で囲まれる領域内に規定される構造である、ICタグ。
    X=0.8 …(1)
    X=8 …(2)
    Y=0.03 …(3)
    Y=X0.4 …(4)
    Y=0.01×X …(5)
  2. シート状の基材上に、ICチップ、及び前記ICチップに格納される情報を電気的に送受信するアンテナを形成するステップと、
    前記基材上に、前記ICチップ及び前記アンテナを覆うように、誘電体であるシート状の樹脂材料を配置するステップと、
    前記樹脂材料を加熱しつつ押圧することで、前記基材上で前記ICチップ及び前記アンテナに沿う保護層を形成するステップと、
    を備え、
    前記基材の引張弾性率[GPa]及び前記保護層の引張弾性率[GPa]が、前記基材の引張弾性率をX軸、前記保護層の引張弾性率をY軸として、次式(1)(2)(3)(4)(5)で示す5つの線で囲まれる領域内に規定されるように、前記基材及び前記樹脂材料を選定する、ICタグの製造方法。
    X=0.8 …(1)
    X=8 …(2)
    Y=0.03 …(3)
    Y=X0.4 …(4)
    Y=0.01×X …(5)

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